JP2015511083A - マルチフローhsdpa通信ネットワークにおけるサービングセル変更中のデータ損失を低減するためのシステムおよび方法 - Google Patents

マルチフローhsdpa通信ネットワークにおけるサービングセル変更中のデータ損失を低減するためのシステムおよび方法 Download PDF

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Abstract

ワイヤレス通信のための方法および装置が、ダウンリンクキャリアアグリゲーションが可能なワイヤレス通信ネットワークにおけるモビリティイベント中のデータ損失の低減をもたらし得る。本開示のいくつかの態様は、サービングセル変更の前と後の両方で、同じUEのためのサービングセルとしてノードBが活動するときに、フローに対応するデータを、ノードBにおける少なくとも1つのバッファで維持することを実現する。本開示の別の態様は、バッファされたデータを、サービングセル変更前にUEのためのサービングセルとして活動するノードBから、サービングセル変更後にUEのためのサービングセルとして活動するノードBに転送することを実現する。

Description

関連出願の相互参照
[0001]本出願は、その内容全体が参照により本明細書に組み込まれている、「System and Method for Reducing Data Loss During a Serving Cell Change in a Multi−flow HSPDA Communication Network」と題し、2012年3月8日に米国特許商標局に出願された特許仮出願第61/608,433号の優先権および利益を主張するものである。
[0002]本開示の態様は、概して、ワイヤレス通信システムに関し、より詳細には、キャリアアグリゲーションのためのダウンリンク用に構成されたシステムにおけるサービングセル変更に関する。
[0003]ワイヤレス通信ネットワークは、電話、ビデオ、データ、メッセージング、ブロードキャストなどの様々な通信サービスを提供するために広く展開されている。そのようなネットワークは、通常、多元接続ネットワークであり、利用可能なネットワークリソースを共有することによって、複数のユーザのための通信をサポートする。そのようなネットワークの一例は、UMTS地上波無線アクセスネットワーク(UTRAN)である。UTRANは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によってサポートされる第3世代(3G)携帯電話技術である、ユニバーサルモバイル電気通信システム(UMTS)の一部として規定された無線アクセスネットワーク(RAN)である。UMTSは、グローバルシステムフォアモバイルコミュニケーション(GSM(登録商標))技術の後継であり、現在、広帯域符号分割多元接続(W−CDMA)、時分割符号分割多元接続(TD−CDMA)、および時分割同期符号分割多元接続(TD−SCDMA)など、様々なエアインターフェース規格をサポートする。UMTSは、高速パケットアクセス(HSPA)など、拡張型3Gデータ通信プロトコルもサポートし、このプロトコルは、より高いデータ転送速度と容量とを、関連するUMTSネットワークに提供する。
[0004]モバイルブロードバンドアクセスに対する需要が高まり続けるにつれて、モバイルブロードバンドアクセスに対する増大する需要を満たすためだけでなく、モバイル通信のユーザエクスペリエンスを進化および向上させるためにも、研究および開発がUMTS技術を進化させ続けている。
[0005]一例として、マルチフローHSDPAが最近導入されており、マルチフローHSDPAでは複数のセル(単一の基地局または複数の基地局によって提供される)が、移動局への高速ダウンリンク通信を、同じ周波数キャリア内で、それらのセルからの送信を移動局がアグリゲートできるように実現することができる。比較的新しいシステムとして、このシステムでは、DC−HSDPAなどの他のダウンリンクキャリアアグリゲーションシステムでは対処されなかった可能性のある様々な問題が生じる。したがって、システムレベルアーキテクチャ、パケットフロー制御、モビリティなどに関する問題を識別し、そうした問題に対処する必要がある。
[0006]以下で、そのような態様を基本的に理解するために、本開示の1つまたは複数の態様の簡略化された概要を提示する。この概要は、本開示のすべての企図された特徴の包括的な概要ではなく、本開示のすべての態様の主要または重要な要素を識別するものでも、本開示のいずれかまたはすべての態様の範囲を定めるものでもない。その唯一の目的は、後で提示されるより詳細な説明への導入として、本開示の1つまたは複数の態様のいくつかの概念を簡略化された形で提示することである。
[0007]一実施形態によれば、本開示は、マルチフローHSPDA通信ネットワークにおけるサービングセル変更中のデータ損失が低減されるワイヤレス通信の方法を提供する。本方法において、それぞれ第1のサービングセルと第2のサービングセルとを提供する少なくとも第1の基地局と第2の基地局とを利用しているユーザ機器(UE)に対し、UEにおいてアグリゲートされるダウンリンクフローがRNCから送信される。サービングセルは、1つまたは複数の異なるノードBおよび1つまたは複数の異なる周波数/キャリアからのものであり得る。次に、サービングセル変更がRNCによって実行されてよく、この場合に第1の基地局または第2の基地局は、UEに対するサービングセルとしての活動を続ける。サービングセル変更前のフローに対応するデータは、サービングセル変更後にUEに送信するための活動サービングセルの待ち行列内で維持され得る。第1のサービングセルおよび第2のサービングセルのセル品質は、活動サービングセルを選択するために最強から最弱までランク付けされる。活動サービングセルは1次サービングセルであり、非選択サービングセルは2次サービングセルである。
[0008]サービングセル変更を実行する前に、第1のサービングセルおよび第2のサービングセルのセル品質をランク付けした報告がUEから受信されてよく、この場合、ランク付けされたセル品質による最強のセル品質に基づいて活動サービングセルが選択され、活動サービングセルは1次サービングセルであり、非選択サービングセルは2次サービングセルである。さらに、1つまたは複数の基地局によって提供された1つまたは複数の近隣サービングセルのセル品質がランク付けされ得る。モビリティイベントの発生時に、近隣サービングセルが、近隣セルのセル品質が1次サービングセルまたは2次サービングセルのセル品質よりも強いときに、UEに関連するアクティブセットに追加され得る。サービング変更があるとき、サービングセル変更前のフローに対応するデータを、サービングセル変更後にUEに送信するための活動サービングセルの待ち行列内で維持するよう求める命令が、活動サービングセルに送られ得る。
[0009]モビリティイベントは、所定のしきい値に達し、所定の時間にわたり所定のしきい値を維持する特定のサービングセルのEc/I0のUE測定値、または所定のしきい値を下回り、所定の時間にわたり所定のしきい値を維持する特定のサービングセルのEc/I0の測定値であり得る。モビリティイベントの発生時に、1つまたは複数の近隣サービングセルからの近隣サービングセルが、近隣セルのセル品質が1次サービングセルまたは2次サービングセルのセル品質よりも強いときに、UEに関連するアクティブセットに追加される。
[0010]一態様によれば、近隣サービングセルのセル品質が1次サービングセルのセル品質を上回るときに、1次サービングセルを近隣サービングセルに置き換えることによって、1次サービングセル変更が実行され得る。次いで、近隣サービングセルは新しい1次サービングセルになる。さらに、1次サービングセルのセル品質が2次サービングセルのセル品質を上回るときに、2次セルを1次サービングセルに置き換えることによって、2次サービングセル変更が実行され得る。1次サービングセルは新しい2次サービングセルになる。フローに対応するデータは、新しい1次サービングセルの待ち行列内で維持され、フローに対応するデータは、2次サービングセルの待ち行列からフラッシュされる。
[0011]一態様によれば、2次サービングセルのセル品質が1次サービングセルのセル品質を上回るときに、1次サービングセルを2次サービングセルに置き換えることによって、1次サービングセル変更が実行され得る。次いで、2次サービングセルは新しい1次サービングセルになる。さらに、近隣サービングセルのセル品質が2次サービングセルのセル品質を上回るときに、2次セルを近隣サービングセルに置き換えることによって、2次サービングセル変更が実行され得る。近隣サービングセルは新しい2次サービングセルになる。フローに対応するデータは、新しい1次サービングセルの待ち行列内で維持され、フローに対応するデータは、2次サービングセルの待ち行列からフラッシュされる。
[0012]一態様によれば、近隣サービングセルのセル品質が1次サービングセルのセル品質を上回るときに、1次サービングセルを近隣サービングセルに置き換えることによって、1次サービングセル変更が実行され得る。次いで、近隣サービングセルは新しい1次サービングセルになる。フローに対応するデータは、新しい1次サービングセルの待ち行列内で維持され、フローに対応するデータは、1次サービングセルの待ち行列からフラッシュされる。
[0013]一態様によれば、第2のサービングセルのセル品質が所定のしきい値を下回るときに、2次サービングセルは、UEに関連するアクティブセットから除去される。フローに対応するデータは、2次サービングセルの待ち行列からフラッシュされる。
[0014]一態様によれば、2次サービングセルのセル品質が1次サービングセルのセル品質を上回るときに、1次サービングセルを2次サービングセルに置き換えることによって、1次サービングセル変更が実行され得る。次いで、2次サービングセルは新しい1次サービングセルになる。次いで、1次サービングセルのセル品質が所定のしきい値を下回るときに、1次サービングセルは、UEに関連するアクティブセットから除去される。フローに対応するデータは、1次サービングセルの待ち行列からフラッシュされる。
[0015]別の実施形態によれば、本開示は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。本装置は、それぞれ第1のサービングセルと第2のサービングセルとを提供する少なくとも第1の基地局と第2の基地局とを利用しているユーザ機器(UE)に対し、UEにおいてアグリゲートされるダウンリンクフローを送信するための手段と、サービングセル変更を実行するための手段であって、第1の基地局または第2の基地局が、UEに対するサービングセルとしての活動を続ける、手段と、サービングセル変更前のフローに対応するデータを、サービングセル変更後にUEに送信するための活動サービングセルの待ち行列内で維持するための手段とを備え得る。サービングセル変更を実行する前に、本装置は、第1のサービングセルおよび第2のサービングセルのセル品質をランク付けした報告をUEから受信するための手段であって、ランク付けされたセル品質による最強のセル品質に基づいて活動サービングセルが選択され、活動サービングセルは1次サービングセルであり、非選択サービングセルは2次サービングセルである、手段をさらに備え得る。報告は、モビリティイベントの発生時の、1つまたは複数の基地局によって提供された1つまたは複数の近隣セルのセル品質のランク付けをさらに含み得、モビリティイベントの発生時に、近隣セルが、近隣セルのセル品質が1次サービングセルまたは2次サービングセルのセル品質よりも強いときに、UEに関連するアクティブセットに追加される。
[0016]さらに、装置は、サービングセル変更前のフローに対応するデータを、サービングセル変更後にUEに送信するための活動サービングセルの待ち行列内で維持するよう求める命令を活動サービングセルに送るための手段を含み得る。
[0017]別の実施形態によれば、本開示は、マルチフローHSPDA通信ネットワークにおけるサービングセル変更中のデータ損失を低減するように構成されたデバイス上で動作可能なコンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラム製品を提供する。本コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータに、それぞれ第1のサービングセルと第2のサービングセルとを提供する少なくとも第1の基地局と第2の基地局とを利用しているユーザ機器(UE)に対し、UEにおいてアグリゲートされるダウンリンクフローを送信させるための命令と、コンピュータに、サービングセル変更を実行させるための命令であって、第1の基地局または第2の基地局が、UEに対するサービングセルとしての活動を続ける、命令と、コンピュータに、サービングセル変更前のフローに対応するデータを、サービングセル変更後にUEに送信するための活動サービングセルの待ち行列内で維持させるための命令とを備え得る。本コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータに、それぞれ第1のサービングセルと第2のサービングセルとを提供する少なくとも第1の基地局と第2の基地局とを利用しているユーザ機器(UE)に対し、UEにおいてアグリゲートされるダウンリンクフローを送信させるための命令と、コンピュータに、サービングセル変更を実行させるための命令であって、第1の基地局または第2の基地局が、UEに対するサービングセルとしての活動を続ける、命令と、コンピュータに、サービングセル変更前のフローに対応するデータを、サービングセル変更後にUEに送信するための活動サービングセルの待ち行列内で維持させるための命令とをさらに備え得る。
[0018]別の実施形態によれば、本開示は、マルチフローHSPDA通信ネットワークにおけるサービングセル変更中のデータ損失を低減するように構成された装置を提供する。本デバイスは、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリとを備えることができ、少なくとも1つのプロセッサは、それぞれ第1のサービングセルと第2のサービングセルとを提供する少なくとも第1の基地局と第2の基地局とを利用しているユーザ機器(UE)に対し、UEにおいてアグリゲートされるダウンリンクフローを送信することと、サービングセル変更を実行することであって、第1の基地局または第2の基地局が、UEに対するサービングセルとしての活動を続ける、実行することと、サービングセル変更前のフローに対応するデータを、サービングセル変更後にUEに送信するための活動サービングセルの待ち行列内で維持することとを行うように構成される。少なくとも1つのプロセッサは、最強のセル品質を有する活動サービングセルを選択するために、第1のサービングセルおよび第2のサービングセルのセル品質をランク付けすることであって、活動サービングセルは1次サービングセルであり、非選択サービングセルは2次サービングセルである、ランク付けすることと、モビリティイベントのために、1つまたは複数の近隣基地局によって提供された1つまたは複数の近隣サービングセルを監視することと、モビリティイベントの発生時に、1つまたは複数の近隣サービングセルからの近隣サービングセルを、近隣セルのセル品質が1次サービングセルまたは2次サービングセルのセル品質よりも強いときに、UEに関連するアクティブセットに追加することとを行うようにさらに構成される。
[0019]処理システムを採用する装置のためのハードウェア実装形態の一例を示すブロック図。 [0020]ワイヤレス通信システムの一例を概念的に示すブロック図。 [0021]ユーザプレーンおよび制御プレーンのための無線プロトコルアーキテクチャの一例を示す概念図。 [0022]アクセスネットワークの一例を示す概念図。 [0023]イベント1A手順を示すコールフロー図。 [0024]イベント1B手順を示すコールフロー図。 [0025]イベント1D手順を示すコールフロー図。 [0026]従来型のHSDPAまたはDC−HSDPAネットワークにおけるデータフローを示す概略図。 [0027]マルチフローHSDPAネットワークの一部分を示す概略図。 [0028]マルチフローHSDPAネットワークにおけるデータフローを示す概略図。 [0029]マルチフローHSDPAネットワークにおいて使用するユーザ機器の一部分を示すブロック図。 [0030]一例による、最良の1次サービングセルおよび2次サービングセルの測定イベントであるイベント1D’に関するノード間の信号伝達の一部を示す簡略化されたコールフロー図。 [0031]一例による、最良の1次サービングセルおよび2次サービングセルの測定イベントであるイベント1Dに関するノード間の信号伝達の一部を示す簡略化されたコールフロー図。 [0032]一例による、最良の1次サービングセルおよび2次サービングセルの測定イベントであるイベント1Dに関するノード間の信号伝達の一部を示す簡略化されたコールフロー図。 [0033]一例による、最良の1次サービングセルおよび2次サービングセルの測定イベントであるイベント1Dに関するノード間の信号伝達の一部を示す簡略化されたコールフロー図。 [0034]一例による、最良の1次サービングセルの測定イベントであるイベント1Bに関するノード間の信号伝達の一部を示す簡略化されたコールフロー図。 [0035]一例による、最良の1次サービングセルの測定イベントであるイベント1Bに関するノード間の信号伝達の一部を示す簡略化されたコールフロー図。 [0036]マルチフローHSDPA通信ネットワークにおけるサービングセル変更中のデータ損失を低減するためのプロセスを示すフローチャート。
[0037]添付の図面とともに以下で説明される、発明を実施するための形態は、様々な構成を説明するものであり、本明細書に記載された概念が実施され得る唯一の構成を表すものではない。発明を実施するための形態は、様々な概念を完全に理解するための具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの概念はこれらの具体的な詳細なしに実施され得ることが当業者には明らかであろう。いくつかの例では、そのような概念を不明瞭にしないように、よく知られている構造および構成要素がブロック図の形式で示される。
[0038]図1は、処理システム114を採用する装置100のためのハードウェア実装形態の一例を示す概念図である。本開示の様々な態様によれば、要素、または要素の任意の部分、または要素の任意の組合せは、1つまたは複数のプロセッサ104を含む処理システム114を用いて実装され得る。プロセッサ104の例には、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、状態機械、ゲートロジック、個別ハードウェア回路、および本開示全体にわたって記載される様々な機能を実行するように構成された他の適切なハードウェアが含まれる。
[0039]この例では、処理システム114は、バス102によって概略的に表されたバスアーキテクチャを用いて実装され得る。バス102は、処理システム114の特定の適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続するバスとブリッジとを含むことができる。バス102は、(プロセッサ104によって概略的に表された)1つまたは複数のプロセッサと、メモリ105と、(コンピュータ可読媒体106によって概略的に表された)コンピュータ可読媒体とを含む、様々な回路を互いにリンクする。バス102はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧調整器、および電源管理の回路などの様々な他の回路をリンクすることができるが、これらの回路は当技術分野においてよく知られており、したがって、これ以上記載されない。バスインターフェース108は、バス102とトランシーバ110との間のインターフェースを提供する。トランシーバ110は、伝送媒体を介して様々な他の装置と通信するための手段を提供する。装置の種類に応じて、ユーザインターフェース112(たとえば、キーパッド、ディスプレイ、スピーカ、マイクロフォン、ジョイスティック)も提供され得る。
[0040]プロセッサ104は、バス102を管理することと、コンピュータ可読媒体106に記憶されたソフトウェアの実行を含む一般的な処理とを担当する。ソフトウェアは、プロセッサ104によって実行されたとき、処理システム114に、任意の特定の装置のための以下に記載される様々な機能を実行させる。コンピュータ可読媒体106はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ104によって操作されるデータを記憶するために使用され得る。
[0041]処理システム内の1つまたは複数のプロセッサ104はソフトウェアを実行することができる。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語などの名称にかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数などを意味すると広く解釈されたい。ソフトウェアはコンピュータ可読媒体106に常駐することができる。コンピュータ可読媒体106は非一時的コンピュータ可読媒体であり得る。非一時的コンピュータ可読媒体には、例として、磁気記憶デバイス(たとえば、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ)、光ディスク(たとえば、コンパクトディスク(CD)またはデジタル多用途ディスク(DVD))、スマートカード、フラッシュメモリデバイス(たとえば、カード、スティック、またはキードライブ)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能PROM(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、レジスタ、リムーバブルディスク、ならびにコンピュータによってアクセスされ、読み取られ得るソフトウェアおよび/または命令を記憶するための任意の他の適切な媒体が含まれる。コンピュータ可読媒体にはまた、例として、搬送波、伝送線路、ならびにコンピュータによってアクセスされ、読み取られ得るソフトウェアおよび/または命令を伝送するための任意の他の適切な媒体が含まれ得る。コンピュータ可読媒体106は、処理システム114内に常駐するか、処理システム114の外部にあるか、または処理システム114を含む複数のエンティティにわたって分散され得る。コンピュータ可読媒体106はコンピュータプログラム製品の中で具現化され得る。例として、コンピュータプログラム製品は、包装材料の中にコンピュータ可読媒体を含むことができる。当業者は、特定の適用例および全体的なシステムに課せられた全体的な設計制約に応じて、本開示全体にわたって提示される記載の機能をどのようにしたら最も良く実装することができるかを認識されよう。
[0042]本開示全体にわたって提示される様々な概念は、幅広い様々な電気通信システム、ネットワークアーキテクチャ、および通信規格にわたって実装され得る。次に図2を参照すると、限定しない説明のための例として、本開示の様々な態様がユニバーサルモバイル電気通信システム(UMTS)システム200を参照して示される。UMTSネットワークは、3つの対話ドメイン、コアネットワーク204と、無線アクセスネットワーク(RAN)(たとえば、UMTS地上波無線アクセスネットワーク(UTRAN))202と、ユーザ機器(UE)210とを含む。UTRAN202に利用可能ないくつかのオプションの中で、この例では、図示されたUTRAN202は、電話、ビデオ、データ、メッセージング、ブロードキャスト、および/または他のサービスを含む様々なワイヤレスサービスを可能にするためのW−CDMAエアインターフェースを採用することができる。UTRAN202は無線ネットワークサブシステム(RNS)207などの複数のRNSを含むことができ、RNSの各々は無線ネットワークコントローラ(RNC)206などのそれぞれのRNCによって制御される。ここで、UTRAN202は、図示されたRNC206とRNS207とに加えて、任意の数のRNC206とRNS207とを含むことができる。RNC206は、とりわけ、RNS207内で無線リソースを割り当て、再構成し、解放することを担当する装置である。RNC206は、任意の適切なトランスポートネットワークを使用して、直接物理接続、仮想ネットワークなどの様々なタイプのインターフェースを介して、UTRAN202内の他のRNC(図示せず)と相互接続され得る。
[0043]RNS207によってカバーされる地理的領域は、いくつかのセルに分割され得るし、無線トランシーバ装置が各セルをサービスする。無線トランシーバ装置は、UMTSの適用例では普通、ノードBと呼ばれるが、当業者によって、基地局(BS)、トランシーバ基地局(BTS)、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、アクセスポイント(AP)、または何らかの他の適切な用語で呼ばれることもある。明確にするために、3つのノードB208が各RNS207内に示されているが、RNS207は任意の数のワイヤレスノードBを含むことができる。ノードB208は、任意の数のモバイル装置に、コアネットワーク204へのワイヤレスアクセスポイントを提供する。モバイル装置の例には、携帯電話、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ラップトップ、ノートブック、ネットブック、スマートブック、携帯情報端末(PDA)、衛星無線、全地球測位システム(GPS)デバイス、マルチメディアデバイス、ビデオデバイス、デジタルオーディオプレーヤ(たとえば、MP3プレーヤ)、カメラ、ゲーム機、または任意の他の同様の機能デバイスが含まれる。モバイル装置は、UMTSの適用例では普通、ユーザ機器(UE)と呼ばれるが、当業者によって、移動局(MS)、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末(AT)、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、端末、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の適切な用語で呼ばれることもある。UMTSシステムでは、UE210は、ネットワークへのユーザの加入情報を含んでいる汎用加入者識別モジュール(USIM)211をさらに含むことができる。説明の目的で、いくつかのノードB208と通信中の1つのUE210が示される。順方向リンクとも呼ばれるダウンリンク(DL)は、ノードB208からUE210への通信リンクを指し、逆方向リンクとも呼ばれるアップリンク(UL)は、UE210からノードB208への通信リンクを指す。
[0044]コアネットワーク204は、UTRAN202などの1つまたは複数のアクセスネットワークとインターフェースすることができる。図示されたように、コアネットワーク204はUMTSコアネットワークである。しかしながら、当業者が認識するように、本開示全体にわたって提示される様々な概念は、UMTSネットワーク以外のタイプのコアネットワークへのアクセスをUEに提供するために、RAN、または他の適切なアクセスネットワークに実装され得る。
[0045]図示されたUMTSコアネットワーク204は、回線交換(CS)ドメインとパケット交換(PS)ドメインとを含む。回線交換要素の一部は、モバイルサービス交換センタ(MSC)、ビジタロケーションレジスタ(VLR)、およびゲートウェイMSC(GMSC)である。パケット交換要素は、サービングGPRSサポートノード(SGSN)と、ゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)とを含む。EIR、HLR、VLR、およびAuCのようないくつかのネットワーク要素は、回線交換ドメインとパケット交換ドメインの両方によって共有され得る。
[0046]図示された例では、コアネットワーク204は、MSC212とGMSC214とを用いて回線交換サービスをサポートする。いくつかの適用例では、GMSC214は媒体ゲートウェイ(MGW)と呼ばれる場合がある。RNC206などの1つまたは複数のRNCはMSC212に接続され得る。MSC212は、呼設定機能と、呼ルーティング機能と、UEモビリティ機能とを制御する装置である。MSC212はまた、UEがMSC212のカバレージエリア内にある間、加入者関係情報を含んでいるビジタロケーションレジスタ(VLR)を含む。GMSC214は、UEが回線交換ネットワーク216にアクセスするために、MSC212を介したゲートウェイを提供する。GMSC214は、特定のユーザが加入したサービスの詳細を反映するデータなどの加入者データを含んでいるホームロケーションレジスタ(HLR)215を含む。HLRはまた、加入者固有の認証データを含んでいる認証センタ(AuC)に関連付けられる。特定のUE向けの呼が受信されると、GMSC214はHLR215に問い合わせてUEのロケーションを決定し、そのロケーションをサービスする特定のMSCに呼を転送する。
[0047]図示されたコアネットワーク204は、サービングGPRSサポートノード(SGSN)218とゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)220とを用いてパケット交換データサービスもサポートする。汎用パケット無線サービス(GPRS)は、標準の回線交換データサービスで利用可能な速度よりも速い速度で、パケットデータサービスを提供するように設計されている。GGSN220は、パケットベースネットワーク222へのUTRAN202用の接続を提供する。パケットベースネットワーク222は、インターネット、プライベートデータネットワーク、または何らかの他の適切なパケットベースネットワークであり得る。GGSN220の主要機能は、パケットベースネットワーク接続をUE210に提供することである。データパケットは、SGSN218を介してGGSN220とUE210との間で転送され得るし、SGSN218は、主に、MSC212が回線交換ドメインで実行するのと同じ機能をパケットベースドメインで実行する。
[0048]UTRANエアインターフェースは、W−CDMA規格を利用するシステムなどの、スペクトラム拡散直接シーケンス符号分割多元接続(DS−CDMA)システムであり得る。スペクトラム拡散DS−CDMAは、チップと呼ばれる擬似ランダムビットのシーケンスによる乗算によって、ユーザデータを拡散する。UTRAN202用のW−CDMAエアインターフェースは、そのようなDS−CDMA技術に基づいており、さらに周波数分割複信(FDD)を必要とする。FDDは、ノードB408とUE210との間のアップリンク(UL)およびダウンリンク(DL)に対して異なる搬送周波数を使用する。DS−CDMAを利用し、時分割複信(TDD)を使用するUMTS用の別のエアインターフェースは、TD−SCDMAエアインターフェースである。本明細書に記載された様々な例はW−CDMAエアインターフェースに言及する場合があるが、基礎をなす原理はTD−SCDMAエアインターフェースまたは他の適切なエアインターフェースに等しく適用可能であることを、当業者は認識されよう。
[0049]高速パケットアクセス(HSPA)エアインターフェースは、UE210とUTRAN202との間の3G/W−CDMAエアインターフェースに対する一連の強化を含むことができ、より大きいスループットを可能にし、ユーザの待ち時間が低減される。以前の規格の他の変更の中でも、HSPAは、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)と、共有チャネル送信と、適応変調コーディングとを利用する。HSPAを定義する規格には、HSDPA(高速ダウンリンクパケットアクセス)、およびHSUPA(拡張アップリンクすなわちEULとも呼ばれる、高速アップリンクパケットアクセス)が含まれる。
[0050]ワイヤレス電気通信システムでは、通信プロトコルアーキテクチャは、特定の適用例に応じて様々な形態をとり得る。たとえば、3GPP UMTSシステムでは、シグナリングプロトコルスタックは、非アクセス層(NAS)とアクセス層(AS)とに分割される。NASは、UE210とコアネットワーク204との間の信号伝達(図2参照)のために上位レイヤを提供し、回線交換プロトコルとパケット交換プロトコルとを含むことができる。ASは、UTRAN202とUE210との間の信号伝達のために下位レイヤを提供し、ユーザプレーンと制御プレーンとを含むことができる。ここで、ユーザプレーンすなわちデータプレーンはユーザトラフィックを搬送し、制御プレーンは制御情報(すなわち、信号伝達)を搬送する。
[0051]図3を参照すると、ASは3つのレイヤ、レイヤ1、レイヤ2、およびレイヤ3で示される。レイヤ1は最下位レイヤであり、様々な物理レイヤ信号処理機能を実装する。レイヤ1は、本明細書では物理レイヤ306と呼ばれる。レイヤ2(L2レイヤ)308と呼ばれるデータリンクレイヤは物理レイヤ306の上にあり、物理レイヤ306を介したUEとノードBとの間のリンクを担当する。
[0052]レイヤ3で、RRCレイヤ316はUEとRNCとの間の信号を伝達する制御プレーンを扱う。RRCレイヤ316は、上位レイヤのメッセージを経路選択し、ブロードキャストおよびページングの機能を扱い、無線ベアラを確立し構成する、などのためのいくつかの機能エンティティを含む。
[0053]図示されたエアインターフェースでは、L2レイヤ308はサブレイヤに分割される。制御プレーンでは、L2レイヤ308は2つのサブレイヤ、媒体アクセス制御(MAC)サブレイヤ310と無線リンク制御(RLC)サブレイヤ312とを含む。ユーザプレーンでは、L2レイヤ308はパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)サブレイヤ314をさらに含む。図示されていないが、UEは、ネットワーク側のPDNゲートウェイにおいて終端されるネットワークレイヤ(たとえば、IPレイヤ)と、接続の他端(たとえば、ファーエンドUE、サーバなど)において終端されるアプリケーションレイヤとを含む、L2レイヤ308の上のいくつかの上位レイヤを有することができる。
[0054]PDCPサブレイヤ314は、様々な無線ベアラと論理チャネルとの間の多重化を提供する。PDCPサブレイヤ314はまた、無線送信オーバーヘッドを低減するための上位レイヤデータパケット用のヘッダ圧縮と、データパケットを暗号化することによるセキュリティと、ノードBの間のUEに対するハンドオーバサポートとを提供する。
[0055]RLCサブレイヤ312は、確認応答モード、非確認応答モード、および透過モードのデータ転送を全般的にサポートし、上位レイヤデータパケットの分割および再構築と、損失データパケットの再送信と、データパケットの並べ替えとを提供して、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)に起因する異常受信を補償する。すなわち、RLCサブレイヤ312は、失敗したパケットの再送信を要求し得る再送信機構を含む。ここでは、RLCサブレイヤ312が、一定の最大回数の再送信または送信時間切れの後、正しくデータを配信することができていない場合、上位レイヤはこの状況を通知され、RLC SDUは処分され得る。
[0056]さらに、RNC206(図2参照)におけるRLCサブレイヤは、RLCプロトコルデータユニット(PDU)のフローを管理するためのフロー制御機能を含むことができる。たとえば、RNCは、ノードBに送るデータの量を決定することができ、データをバッチに分割することと、たとえばDC−HSDPAシステムまたは多地点HSDPAシステムにおけるダウンリンクアグリゲーションの場合に複数のノードBの間でそれらのバッチまたはパケットを分配することとを含め、その割振りの詳細を管理することができる。
[0057]MACサブレイヤ310は、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化を提供する。MACサブレイヤ310はまた、UEの間の1つのセル内の様々な無線リソース(たとえば、リソースブロック)を割り振ること、ならびにHARQ動作を担当する。MACサブレイヤ310は、限定はしないが、MAC−dエンティティおよびMAC−hs/ehsエンティティを含む様々なMACエンティティを含むことができる。
[0058]UTRAN202は、本開示に従って利用され得るRANの一例である。図4を参照すると、例として、かつ限定せずに、UTRANアーキテクチャにおけるRAN400の簡略化された概略図が示される。システムは、セル402と、セル404と、セル406とを含む複数のセルラー領域(セル)を含み、その各々は1つまたは複数のセクタを含むことができる。本開示では、「セル」という用語は、一般に、UEとノードBとの間の通信チャネルを指すことができ、文脈によってはセクタを含み得る。セルは、(たとえば、カバレージエリアにより)地理的に定義され得るし、かつ/または周波数、スクランブリングコードなどに従って定義され得る。すなわち、図示された地理的に定義されたセル402、404、および406は、たとえば、様々なスクランブリングコードを利用することによって、各々複数のセルにさらに分割され得る。たとえば、セル404aは第1のスクランブリングコードを利用することができ、セル404bは、同じ地理的領域にあり同じノードB444によってサービスされるが、第2のスクランブリングコードを利用することによって区別され得る。
[0059]セクタに分割されたセルでは、セル内の複数のセクタはアンテナのグループによって形成され得るし、各アンテナはセルの一部分におけるUEとの通信を担当する。たとえば、セル402では、アンテナグループ412、414、および416は各々異なるセクタに対応することができる。セル404では、アンテナグループ418、420、および422は各々異なるセクタに対応する。セル406では、アンテナグループ424、426、および428は各々異なるセクタに対応する。
[0060]セル402、404、および406は、各セル402、404、または406のうちの1つまたは複数のセクタと通信することができる、いくつかのUEを含むことができる。たとえば、UE430および432はノードB442と通信することができ、UE434および436はノードB444と通信することができ、UE438および440はノードB446と通信することができる。ここで、各ノードB442、444、446は、それぞれのセル402、404、および406内のすべてのUE430、432、434、436、438、440に、コアネットワーク204(図2参照)へのアクセスポイントを提供するように構成される。
[0061]ソースセル404aとの通話中に、または任意の他の時間に、UE436は、ソースセル404aの様々なパラメータならびにセル404b、406、および402などの近隣セルの様々なパラメータを監視することができる。さらに、これらのパラメータの品質に応じて、UE436は、近隣セルのうちの1つまたは複数とのあるレベルの通信を維持することができる。この時間中に、UE436は、アクティブセット、すなわち、UE436が同時に接続されるセルのリストを維持することができる(すなわち、ダウンリンク専用物理チャネルDPCHまたはフラクショナルダウンリンク専用物理チャネルF−DPCHをUE436に現在割り当てているUTRAセルが、アクティブセットを構成することができる)。ここで、アクティブセットにおけるセルは、UEへのソフトハンドオーバ接続を形成することができる。UEはさらに、UEが測定し得るが、信号強度がアクティブセット中に含められるほど高くはないセルのリストを含む、近隣セットまたは監視対象セットを含むことができる。
[0062]アクティブセットの管理は、RNCとUEとの間のいくつかの無線リソース制御(RRC)メッセージの使用を通じて可能になり得る。たとえば、アクティブセットに含めるセルの選択は、ネットワークによってシステム情報ブロック(SIB)に設定され得るいくつかのUE測定値に依存し得る。
[0063]たとえば、UEは、UEの監視対象セットにおける各セルによって送信されたパイロット信号(たとえば、共通パイロットチャネルCPICH)の信号強度とノイズフロアとの比(Ec/I0)を測定することができる。すなわち、UEは、近接セルのEc/I0を判断することができ、これらの測定値に基づいてセルをランク付けすることができる。
[0064]セルのランク付けが変わったとき、または任意の他の報告トリガもしくは測定イベント(以下でさらに詳細に説明する)が発生した場合、UEは、このイベントを報告するためのいくつかのRRCメッセージをRNCに送ることができる。したがって、RNCはUEのアクティブセットを変更する決定を下し、アクティブセットの変更を指示するRRCメッセージ(すなわち、アクティブセット更新メッセージ)をUEに送ることができる。次いでRNCは、UEとの通信用にセルを構成するためにノードBアプリケーション部分(NBAP:Node B Application Part)信号伝達を利用して、たとえばIubインターフェース経由で、それぞれの1つまたは複数のノードBと通信することができる。最後に、RNCは、物理チャネル再構成(PCR)メッセージなどのさらなるRRCメッセージを利用してUEと通信することができ、UEからのPCR完了のRRC応答は、再構成の成功を示す。
[0065]1つの報告トリガは、1次CPICHがUEの報告範囲に入ったときに生じ得る。すなわち、特定のセルのEc/I0が特定または所定のしきい値(たとえば、1次サービングセルのEc/I0を一定のdB数だけ下回る値)に達し、そのレベルを一定時間にわたり維持して、アクティブセットにセルを追加するのが適切であり得るとき、イベント1Aと呼ばれる報告イベントが発生し得る。図5は、イベント1Aに関するノード間の信号伝達の一部を示す簡略化されたコールフロー図である。このコールフロー図および後続のコールフロー図では、時間は全般的に、図の上から下に進むが、多くの場合、図示された信号シーケンスは、唯一の可能なシーケンスであることが意図されておらず、本開示の様々な態様に従って他のシーケンスが利用されてよい。さらに、コールフロー図の右辺のシーケンス番号は、説明を容易にするために付されているにすぎず、各時間番号は、瞬間から数秒までの任意の合理的な時間間隔を表し得る。
[0066]図示の例では、時間(1)においてUE502は、セル2の測定値がしきい値を超え、報告範囲に入ったと判断しており、したがって、UE502は、イベント1Aを含み、セル2、506を識別するRRC測定報告メッセージを送信することができる。応答して、時間(2)においてRNC508は、UE502との無線リンクをセットアップするために、NBAP信号伝達を利用してIubインターフェース経由でセル2、506と通信することができる。時間(3)においてRNC508は、セル2、506をUE502のアクティブセットに追加することを指示するRRCアクティブセット更新メッセージをUE502に送ることができる。UE502は時間(4)において、アクティブセット更新を完了させて、RNC508にRRCアクティブセット更新完了メッセージで応答することができる。
[0067]別の報告トリガは、1次CPICHが報告範囲から出たときに生じ得る。すなわち、特定のセルのEc/I0が特定または所定のしきい値(たとえば、1次サービングセルのEc/I0を一定のdB数だけ下回る値)を下回り、そのレベルを一定時間にわたり維持して、アクティブセットからセルを除去するのが適切であり得るとき、イベント1Bと呼ばれる報告イベントが発生し得る。図6は、イベント1Bに関するノード間の信号伝達の一部を示す簡略化されたコールフロー図である。図示の例では、時間(1)においてUE502は、セル2、506が報告範囲から出たと判断している。したがって、UE502は、イベント1Bを含み、セル2 506を識別するRRC測定報告メッセージを送信することができる。応答して、時間(2)においてRNC508は、セル2 506をアクティブセットから除去することを指示するRRCアクティブセット更新メッセージをUE502に送信することができる。次いで時間(3)において、UE502はRNC508に対し、アクティブセットが更新されたことを示すRRCアクティブセット更新完了メッセージで応答することができる。次いで時間(4)において、RNC508は、セル2 506とUE502との間の無線リンクを削除するために、NBAP信号伝達をIubインターフェース経由でセル2 506に送信することができる。
[0068]アクティブセットが満杯であり、アクティブセットの外にある候補セルの1次CPICHがアクティブセット中の最弱のセルの1次CPICHを上回って、アクティブセット中の最弱のセルを候補セルに置き換えるのが適切であり得るときに、別の報告トリガが生じ得る。ここでは、イベント1Cと呼ばれる報告イベントが発生し、無線リンクの追加と除去との組合せを引き起こし得る。イベント1Cは、実質的にイベント1Aとイベント1Bとの組合せであり、当業者に知られているので、本明細書には詳細な説明は含まれない。
[0069]3GPP規格ファミリーのリリース5では、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)が導入された。HSDPAは、いくつかのUEによって共有され得る高速ダウンリンク共有チャネル(HS−DSCH)を、そのトランスポートチャネルとして利用する。HS−DSCHは、3つの物理チャネルである、高速物理ダウンリンク共有チャネル(HS−PDSCH)、高速共有制御チャネル(HS−SCCH)、および高速専用物理制御チャネル(HS−DPCCH)によって実装される。
[0070]HS−DSCHは1つまたは複数のHS−SCCHに関連付けられ得る。HS−SCCHは、HS−DSCHの伝送に関するダウンリンク制御情報を搬送するために利用され得る物理チャネルである。UEはHS−SCCHを連続的に監視して、そのデータをいつHS−DSCHから読み込むかを決定し、割り当てられた物理チャネルで使用される変調方式を決定する。
[0071]HS−PDSCHは、いくつかのUEによって共有され得る物理チャネルである。HS−PDSCHは、4位相シフトキーイング(QPSK)と、16直交振幅変調(16−QAM)と、多重符号伝送とをサポートすることができる。
[0072]HS−DPCCHは、UEからのフィードバックを搬送して、そのスケジューリングアルゴリズムにおいてノードBを支援することができるアップリンク物理チャネルである。フィードバックは、チャネル品質インジケータ(CQI)と、前のHS−DSCH伝送の肯定応答または否定応答(ACK/NAK)とを含むことができる。
[0073]HSDPAと以前に規格化された回線交換エアインターフェースとの間のダウンリンク上の1つの差異は、HSDPA内にソフトハンドオーバがないことである。このことは、HSDPAチャネルがHSDPAサービングセルと呼ばれる単一のセルからUEに送信されることを意味する。ユーザが移動するにつれて、または1つのセルが別のユーザに好ましくなるにつれて、HSDPAサービングセルは変化する場合がある。それでも、UEは関連付けられたDPCH上のソフトハンドオーバ内にいることができ、複数のセルから同じ情報を受信する。
[0074]Rel.5のHSDPAでは、任意のインスタンスで、UEは、Ec/I0のUE測定値によるアクティブセット内の最強のセルである1つのサービングセルを有する。3GPP TS25.331のRel.5で規定されたモビリティ手順によれば、HSPDAサービングセルを変更するための無線リソース制御(RRC)信号伝達メッセージは、現在のHSDPAサービングセル(すなわち、ソースセル)から送信され、そのセルはUEがより強いセル(すなわち、ターゲットセル)になると報告するセルではない。
[0075]すなわち、HSDPAに関する上述したイベント1Aおよびイベント1Bに対処する報告トリガに加えて、近隣セル(アクティブセット内にある場合もない場合もある)が、Ec/I0のUE測定値によるサービングHS−DSCHセルの品質を上回るときに、別の報告トリガが生じ得る。この場合、サービングHS−DSCHセルを再選択するのが適切であり得る。図7は、最良のサービングHS−DSCHセルの測定イベントであるイベント1Dに関するノード間の信号伝達の一部を示す簡略化されたコールフロー図である。図示の例では、時間(1)においてセル1 504は、サービングHS−DSCHセルとして始まる。時間(2)においてUE502は、セル2、506がそのCPICH Ec/I0の点でセル1、504を上回ると判断し得る。したがって、UE502は、イベント1Dを含み、セル2 506を識別するRRC測定報告メッセージを送信することができる。応答して、時間(3)においてRNC508は、UE502との無線リンクをセットアップするために、NBAP信号伝達を利用してIubインターフェース経由でセル2 506に信号伝達を送信することができる。時間(4)においてRNC508は、セル2、506が新しいサービングHS−DSCHセルになるようなサービングセル変更を指示するRRCトランスポートチャネル再構成要求をUE502に送ることができる。次いでUE502は時間(5)において、RNC508にRRCトランスポートチャネル再構成完了メッセージで応答することができる。時間(6)においてRNCは、セル1 504における無線リンクセットアップを削除するために、NBAP信号伝達を利用することができる。こうして、時間(7)において、HSDPAサービスが新しいサービングHS−DSCHセル、すなわちセル2、506で始まり得る。
[0076]周波数間ハンドオーバにはいくつかの差異が存在し得るが、当業者に知られているように、それらは概ね本開示の範囲外であるので、本明細書では説明しない。
[0077]図8は、それぞれのノードにおけるサブレイヤの一部を示す、ノードB804を通過するRNC802とUE806との間のHSDPAネットワークにおけるダウンリンク経路の概略図である。ここでは、RNC802は、図2に示されているRNC206と同じであってよく、ノードB804は、図2に示されているノードB208と同じであってよく、UE806は、図2に示されているUE210と同じであってよい。RNC802は、たとえばRLCサブレイヤを含むMAC−d以上のプロトコルレイヤを格納する。高速チャネルのために、MAC−hs/ehsレイヤがノードB804に格納される。さらに、ノードB804のPHYレイヤは、たとえばHS−DSCHを介してUE806のPHYレイヤと通信するためのエアインターフェースを提供する。
[0078]UE806の側から、MAC−dエンティティは、すべての専用トランスポートチャネル、MAC−c/sh/mエンティティ、およびMAC−hs/ehsエンティティへのアクセスを制御するように構成される。さらに、UE806の側から、MAC−hs/ehsエンティティは、HSDPA固有機能を扱い、HS−DSCHトランスポートチャネルへのアクセスを制御するように構成される。上位レイヤは、2つのエンティティ、MAC−hsまたはMAC−ehsのいずれがHS−DSCH機能を扱うために適用されるかを設定する。
[0079]3GPP規格のリリース8は、デュアルセルHSDPA(DC−HSDPA)を導入しており、これは、隣接するデュアル5MHzダウンリンクキャリアをUEがアグリゲートすることを可能にする。デュアルキャリア手法は、マルチキャリア場所において、ダウンリンクデータレートを引き上げ、効率性を改善する。概して、DC−HSDPAは1次(アンカー)キャリアと2次キャリアとを利用し、1次キャリアは、ダウンリンクデータ送信用のチャネルとアップリンクデータ送信用のチャネルとを提供し、2次キャリアは、ダウンリンク通信用のHS−PDSCHおよびHS−SCCHの第2のセットを提供する。
[0080]DC−HSDPAでは、ダウンリンクキャリアは一般に同じセルによって提供され、モビリティは1次キャリアに基づく。したがって、そのモビリティ手順は概ね、単一キャリアHSDPAに利用されるモビリティ手順と同じである。ただし、すべてのセルがDC−HSDPAをサポートし得るとは限らないので、ターゲットセルへのハンドオーバの後、単一キャリアを使用するのか、それともデュアルキャリアを使用するのかを示す追加情報がRRCハンドオーバメッセージングに含まれ得る。ここで、DC−HSDPA対応ノードBへのハンドオーバに関するRRCメッセージにおける情報要素(IE)は、ターゲットセルにおける2次キャリアの周波数またはキャリアに関する情報を含むことができる。
[0081]本開示のいくつかの態様によれば、ソフトアグリゲーションと呼ばれ得る別の形態のキャリアアグリゲーションが、ダウンリンクキャリアアグリゲーションをもたらし、この場合、それぞれのダウンリンクキャリアは、同じ周波数キャリアを利用する。ソフトアグリゲーションは、単一キャリアネットワークにおけるDC−HSDPAに対する同様の利得を実現しようとする。
[0082]図9は、本開示のいくつかの態様による、ソフトアグリゲーションのための例示的なシステムを示している。図9では、2つ以上のセル914および916の間に地理的重複があることがあり、それによりUE910は少なくとも一定の時間期間にわたり複数のセルによってサービスされ得る。したがって、本開示によるワイヤレス電気通信システムは、単一の周波数チャネルで複数のセルからHSDPAサービスを提供することができ、それによりUEは、アグリゲーションを実行することができる。ここでは、UEは、1次サービングセルおよび少なくとも1つの2次サービングセルからのダウンリンクをアグリゲートすることができる。たとえば、2つ以上のセルを利用するセットアップは、マルチフローHSDPA(MF−HSDPA)、多地点協調HSDPA(CoMP HSDPA)、または単に多地点HSDPAと呼ばれ得る。各セルが同じ周波数キャリアでHSDPAデータを提供する2つのセルを利用する1つの特定の構成は、単一周波数デュアルセルHSDPA(SF−DC−HSDPA)と呼ばれることがある。ただし、他の専門用語も自由に利用され得る。このようにして、セル境界にいるユーザ、ならびにシステム全体は、高スループットから恩恵を受けることができる。様々な例では、異なるセルが同じノードBによって提供されることがあり、または異なるセルが不同のノードBによって提供されることがある。すなわち、セルは、1つまたは複数の異なるノードBおよび1つまたは複数の異なる周波数/キャリアからのものであり得る。
[0083]図9に示されている方式では、2つのノードB902および904の各々は、それぞれダウンリンクセル906および908を提供し、この場合、これらのダウンリンクセルは実質的に同じキャリア周波数にある。もちろん、すでに説明したように、別の例では、ダウンリンクセル906とダウンリンクセル908の両方が、同じノードBの異なるセクタから提供されることがある。UE910は、ダウンリンクセルを受信してアグリゲートし、アップリンクチャネル912を提供し、アップリンクチャネル912は、ノードB902および904の一方または両方によって受信され得る。UE910からのアップリンクチャネル912は、フィードバック情報、たとえば、対応するダウンリンクセル906および908に関するダウンリンクチャネル状態に対応するフィードバック情報を提供することができる。
[0084]図8に関して上述した従来型のHSDPA対応UE806と比較して、DC−HSDPA対応UEは、2つの受信チェーンを有し、各受信チェーンは、異なるキャリアからHSデータを受信するために使用され得る。マルチフローHSDPA対応UEでは、複数の受信チェーンに異なるセルからHSデータを受信させる場合、単一キャリアネットワークにおいてアグリゲーションからの恩恵の少なくとも一部は実現され得る。
[0085]本開示のいくつかの態様では、アグリゲートされるセルは、UEのアクティブセット内のセルに制限され得る。これらのセルは、ダウンリンクチャネル品質に従って判定された、アクティブセット内の最強のセルであり得る。最強のセルが異なるノードB場所に存在する場合、この方式は「ソフトアグリゲーション」と呼ばれ得る。アグリゲートされる最強のセルが同じノードB場所に存在する場合、この方式は「よりソフトなアグリゲーション」と呼ばれ得る。
[0086]よりソフトなアグリゲーションは、評価し実施するのが比較的単純である。しかしながら、よりソフトなハンドオーバ内のUEの割合は限られていることがあるので、よりソフトなアグリゲーションからの利得も相応して限られていることがある。よりソフトなアグリゲーションと比較して、ソフトアグリゲーションは、より大きい恩恵をもたらす可能性を有する。ただし、アップリンクオーバーヘッドチャネルパフォーマンスおよび異常配信に関係する様々な懸念事項がある。
[0087]両方のセルが単一のノードBによって提供される従来型のDC−HSDPAまたはマルチフローHSDPAシステム(すなわち、よりソフトなアグリゲーション)では、2つのセルは、図8に示されている従来型のHSDPAシステムとほぼ同じ方法で同じMAC−ehsエンティティを共有することができる。その構成では、ダウンリンクデータは単一のノードB場所からUE806に来るので、UE806におけるRLCエンティティは一般に、パケットがそれぞれのRLCシーケンス番号に従って順番に送られると想定し得る。したがって、受信されたパケットのシーケンス番号にギャップがあれば、それはパケット障害によって引き起こされたと理解されてよく、RNCにおけるRLCエンティティは単に、欠落したシーケンス番号に対応するすべてのパケットを再送信し得る。
[0088]本開示の一態様では、図10に示されるように、RNC1002が、複数のノードB1004および1006にパケットを提供するマルチリンクRLCサブレイヤを含むことができ、各ノードBは、UE1008にダウンリンクHS送信を提供する。したがって、UEはダウンリンクアグリゲーション、たとえばマルチフローHSDPAに対応可能であり得る。ここで、UE1008は複数のMACエンティティを含むことができ、複数のMACエンティティの各々は、対応するノードB場所からの異なるサービングセル(たとえば、1次サービングセルおよび2次サービングセル)に対応する。たとえば、UE1008における1つのMACエンティティは、1次サービングセルを提供する第1のノードB1004に対応することができ、UE1008における第2のMACエンティティは、2次サービングセルを提供する第2のノードB1006に対応することができる。もちろん、様々な理由で、特定のノードBと特定のMACエンティティのペアリングは時間の経過とともに変わることがあり、図は1つの可能な例にすぎない。
[0089]したがって、RNC1002はマルチリンクRLCサブレイヤを含むことができ、この場合、フロー制御アルゴリズムが、たとえばIubインターフェース経由で、複数のRLCリンクを利用して複数のセルの間で(たとえば、ノードB1004および1006において)UE1008のためのパケットを割り振る。
[0090]図11は、本開示のいくつかの態様による、マルチフローHSDPAネットワークにおいて使用する例示的なUE1110の構成要素のいくつかを示す簡略化されたブロック図である。図では、UE1110は、SF−DC HSDPAネットワークまたはDF−DC HSDPAネットワークの場合のように、それぞれのダウンリンク信号を受信するための2つの受信アンテナを含む。ただし、本開示の範囲内でUE1110は、同じキャリア周波数で、または任意の適切な数の異なるキャリア周波数で、ダウンリンク信号を受信するための任意の数のアンテナを含むことができる。さらに、図示されたUE1110は、単一帯域ネットワークの例を示している。UEが2つ以上の帯域の各々で少なくとも1つのキャリアを受信するように構成されたマルチキャリアネットワークでは、UEは、当業者に知られているように、ダイプレクサなどのブロックをさらに含むことになる。
[0091]アンテナの各々に結合されるのは、それぞれのRFフロントエンド1102、1104であり得る。RFフロントエンドは、RFダウンコンバージョン、ローパスフィルタ処理などのような機能ブロックを含むことができる。次いでRFフロントエンドは、アナログデジタル変換器1106および1108に向かい(feed into)、アナログデジタル変換器1106および1108は、受信されたダウンリンクチャネルを、ベースバンドユニットまたはBBU1110によってさらに処理されるようにデジタル領域に変換することができる。BBU1110は、キャリア/アンテナ分離、ベースバンド検出器およびベースバンド復号器のような機能ブロックを含むことができ、これらの機能ブロックは、受信されたトランスポートブロックを、受信された情報に従ってさらに処理されるようにプロセッサ1112に提供するように構成される。いくつかの例では、プロセッサ1112は、図1に示されている処理システム114と同じであり得る。プロセッサ1112はさらに、1つまたは複数の送信機1114に結合されてよく、送信機1114は、適切なデュプレクサによる管理に従ってUEのアンテナのうちの1つまたは複数を利用することができる。プロセッサ1112はさらに、情報の処理に有益な情報を記憶するためのメモリ1118を利用することができる。
[0092]図9に示されているようなマルチフローHSDPAシステムのモビリティは、HSDPAまたはDC−HSDPAシステムのモビリティよりも幾分複雑であることがあり、その理由は、HSDPAまたはDC−HSDPAシステムが一般に、単一のノードB場所からそれぞれのHSダウンリンクチャネルを提供するのに対して、マルチフローHSDPAの場合、複数のノードB場所とのアクティブリンクがあり得ることにある。
[0093]上述したように、従来型のHSDPAまたはDC−HSDPAネットワークでは、UEは、単一のサービングセル(サービングHS−DSCHセルと呼ばれる)によって高速ダウンリンクを提供される。ハンドオーバまたはサービングセル変更の前、サービングHS−DSCHセルはソースセルと呼ばれ得る。サービングセル変更の後、サービングHS−DSCHセルが(たとえば、イベント1Dを通じて)ターゲットセルと呼ばれ得る別のセルに置き換えられたとき、ネットワークとUEの両方は一般に、フローに対応するバッファされたデータすべてをフラッシュする。たとえば、MACレイヤにおけるHARQバッファ内のデータがフラッシュされ得る。これはデータ損失につながり、一般に、上位レイヤ(たとえば、RLCまたはTCP)による損失データの追加の再送信を生じさせる。
[0094]同様に、従来型のノードB間SF−DC HSDPAでは、アンカー切替えが発生したとき(たとえば、1次サービングセルと2次サービングセルとが交換されたとき)、ネットワーク側およびUE側のHARQバッファがフラッシュされて、RLC/TCP再送信につながることがある。
[0095]したがって、本開示の様々な態様は、サービングセル変更手順中の上述のデータ損失を低減または解消することが可能な、ダウンリンクキャリアアグリゲーション用に構成されたワイヤレス通信ネットワーク、たとえば、マルチフローHSDPAネットワークにおいて動作可能なサービングセル手順を提供する。
[0096]たとえば、本開示のいくつかの態様では、マルチフローHSDPAネットワークにおいてアンカー切替えが発生したとき、ネットワークおよびUEはHARQバッファ内のデータを維持することができる。これは、上述のようにこのデータが一般にフラッシュされる従来型ネットワークとは対照的である。本開示のさらなる態様では、バッファされたデータパケットについて、HARQ IDおよびTSNは同じままとなる。
[0097]このようにして、バッファされたデータを維持することによって、HARQバッファ内のすべてのデータが、アンカー切替え後、新しいサービングセルからUEに送信され得る。したがって、サービングセル変更に関連するデータ損失が低減または解消され得る。
[0098]上述のアンカー切替えシナリオに関係する本開示の別の態様では、アンカー切替え時にそれぞれのバッファ内のデータを維持するのではなく、ソースセルおよびターゲットセルのそれぞれのバッファ内のデータが交換され得る。すなわち、ソースセルでバッファされたデータがターゲットセルに送信されてよく、ターゲットセルでバッファされたデータがソースセルに送信されてよい。図示の例として、図9を参照すると、ソースノードB902はそのバッファされたデータをIubインターフェース920経由でRNC918に送信することができ、RNC918は相応してその情報をIubインターフェース922経由でターゲットノードB904に転送することができる。さらに、ターゲットノードB904はそのバッファされたデータをIubインターフェース922経由でRNC918に送信することができ、RNC918は相応してその情報をIubインターフェース920経由でソースノードB902に転送することができる。このようにして、アンカー切替えの後、ノードB902および904は相応して、アンカーキャリアおよび2次キャリアに対応するフローを維持する形でデータをUE910に送信することができる。
[0099]本開示のさらなる態様では、上記のプロセスは、ダウンリンクキャリアアグリゲーション用に構成されたネットワーク、たとえばマルチフローHSDPAネットワークにおける他のモビリティイベントに適用されるように一般化され得る。たとえば、サービングセル変更について、サービングセル変更後もノードBがサービングHS−DSCHセルとしてとどまる場合に、ノードBおよびUEでバッファされたデータがフラッシュされるのではなく維持され得るパラダイムが確立され得る。一方、サービングセル変更手順の過程でサービングHS−DSCHセルとしてノードBが除去される場合、バッファされたデータはフラッシュされ得る。別の例では、バッファされたデータは、たとえばバックホール接続を利用して、別のノードBに転送されてよく、この場合、バッファされたデータの転送先となるノードBは、サービングセル変更後にサービングHS−DSCHセルとして機能する。
[00100]そのようなパラダイムは、1次サービングHS−DSCHセルもしくは2次サービングHS−DSCHセルをサービングセルセットから除去するとき、または1次サービングHS−DSCHセルもしくは2次サービングHS−DSCHセルをサービングセルセットに追加するときには当てはまり得る。もちろん、様々な例では、UEおよびネットワークの能力に従って、任意の1つまたは複数のキャリア周波数でUEにダウンリンクキャリアを提供する、任意の数のサービングHS−DSCHセルがあり得る。
[00101]下の表1は、例示的なSF−DC HSDPAネットワークのモビリティイベントのセットを示しており、2つのダウンリンクキャリアが、同じキャリア周波数を利用して、2つの不同のノードBによって任意の所与の時間に提供される。ただし、これは例にすぎず、サービングセルは、1つまたは複数の異なるノードBおよび1つまたは複数の異なる周波数/キャリアからのものであり得る。
[00102]表では、3つの異なるノードBがそれぞれX、Y、およびZとして指定されている。左側の列では、モビリティイベントまたはサービングセル変更の前、XおよびYと標示されたノードBがサービングセルとして活動することが示されている。これらの列のすぐ右には、モビリティイベントまたはサービングセル変更の後、どのノードBがサービングセルとして活動するかが示されている。最後に、表の右には、フラッシュされたフローに対応する1つまたは複数のバッファを有するノードBを表すセル指示子が示されている。上述のように、あるノードBが、サービングセル変更前にサービングセルとして活動し、サービングセル変更後もサービングセルとして活動する場合、そのバッファ、たとえばHARQバッファは、フラッシュされない。
Figure 2015511083
2次セルの変更(イベント1D’)
[00103]図12は、一例による、最良の1次サービングセルおよび2次サービングセルの測定イベントであるイベント1D’に関するノード間の信号伝達の一部を示す簡略化されたコールフロー図である。上記で説明したように、サービングセルは、1つまたは複数の異なるノードBおよび1つまたは複数の異なる周波数/キャリアからのものであり得る。
[00104]図示の例では、時間(1)において、セル1 1204は第1のサービングセルまたは1次サービングセルとして始まり、セル2 1206は第2のサービングセルまたは2次サービングセルとして始まる。セル3 1208は、UEがそのセル品質を監視し測定することができる近隣セルである。近隣セルは、アクティブセット内にある場合もない場合もある。時間(2)においてUE1202は、セル3 1208がそのセル品質(またはCPICH Ec/I0)の点でセル2 1206を上回るが、そのセル品質の点でセル1 1202を上回っていないと判断し得る。したがって、UE1202は、イベント1D’を含み、セル3、1208を識別するRRC測定報告メッセージを送信することができる。応答して、時間(3)においてRNC1210は、RRC測定報告メッセージを評価し、UE1202との無線リンクをセットアップするために、NBAP信号伝達を利用してIubインターフェース経由でセル3 1208に信号伝達を送信することができる。次いで時間(4)において、RNC1210は、セル2 1206とUE1202との間の無線リンクを削除し、フローに対応するセル2 1206内の待ち行列にバッファされたデータすべてをフラッシュするために、NBAP信号伝達をIubインターフェース経由でセル2 1206に送信することができる。時間(5)においてRNC1210は、セル3 1208が新しい2次サービングセルになる一方でセル1 1204が1次サービングセルとしてとどまるようなサービングセル変更を指示するRRCトランスポートチャネル再構成要求をUE1202に送ることができる。次いでUE1202は時間(6)において、RNC1210にRRCトランスポートチャネル再構成完了メッセージで応答することができる。こうして、時間(7)においてHSDPAサービスが、新しい2次サービングセルとしてのセル3 1208で始まり得る。
[00105]言い換えれば、モビリティイベント1D’が発生したとき、セル1 1204(1次サービングセルまたは上の表1のセルXである)は、アクティブセット内で最強のセルであるので、1次サービングセルとして機能し続け、セル3 1208(近隣サービングセルまたは上の表1のセルZである)は、セル2 1206(元の2次セルまたは上の表1のセルY)よりも強いサービングセルであるが、元の1次サービングセル、セル1 1204よりも弱いので、新しい2次サービングセルである。セル3 1208はセル2 1206よりも強いセルであるので、セル3 1208は2次サービングセルとしてセル2 1206に取って代わることができる。セル1 1204は、2次サービングセル変更後も1次サービングセルとしてとどまるので、セル1 1204およびUEでバッファされたデータは、フラッシュされるのではなく維持され得る。セル2 1206は、第2のサービングセルとしてセル3 1208に取って代わられており、もはやサービングセルとして活動していないので、セル2 1206に記憶されているバッファされたデータはフラッシュされる。
1次セルの変更(イベント1D)−第1の例
[00106]図13は、一例による、最良の1次サービングセルおよび2次サービングセルの測定イベントであるイベント1Dに関するノード間の信号伝達の一部を示す簡略化されたコールフロー図である。上記で説明したように、サービングセルは、1つまたは複数の異なるノードBおよび1つまたは複数の異なる周波数/キャリアからのものであり得る。
[00107]図示の例では、時間(1)において、セル1 1304は1次サービングセルとして始まり、セル2 1306は2次サービングセルとして始まる。セル3 1308は、UEがそのセル品質を監視し測定することができる近隣セルである。近隣セルは、アクティブセット内にある場合もない場合もある。時間(2)においてUE1302は、セル3 1308がそのセル品質(またはCPICH Ec/I0)の点でセル1 1304とセル2 1306とを上回る一方で、セル1 1304が依然としてセル2 1306のセル品質を上回ると判断し得る。したがって、UE 1302は、イベント1Dを含み、セル3 1308のセル品質がセル1 1304およびセル2 1306のセル品質を上回る一方で、セル1 1304のセル品質が依然としてセル2 1306のセル品質を上回ることを識別するRRC測定報告メッセージを送信することができる。応答して、時間(3)においてRNC1310は、RRC測定報告メッセージを評価し、UE1302との無線リンクをセットアップするために、NBAP信号伝達を利用してIubインターフェース経由でセル3 1308に信号伝達を送信することができる。次いで時間(4)において、RNC1310は、セル2 1306とUE1302との間の無線リンクを削除し、フローに対応するセル2 1306にバッファされたデータすべてをフラッシュするために、NBAP信号伝達をIubインターフェース経由でセル2 1306に送信することができる。時間(5)においてRNC1310は、セル3 1308が新しい1次サービングセルになる一方でセル1 1304が新しい2次サービングセルになるようなサービングセル変更を指示するRRCトランスポートチャネル再構成要求をUE1302に送ることができる。次いでUE1302は時間(6)において、RNC1310にRRCトランスポートチャネル再構成完了メッセージで応答することができる。こうして、時間(7)においてHSDPAサービスが、新しい1次サービングセルとしてのセル3 1308および新しい2次サービングセルとしてのセル1 1304で始まり得る。セル1 1304は、サービングセルとしてとどまる間、セル1 1304およびUEでバッファされたデータは、維持され得る、すなわちフラッシュされ得ない。
[00108]言い換えれば、モビリティイベント1Dが発生したとき、セル1 1304(1次サービングセルまたは上の表1のセルXである)とセル2 1306(元の2次セルまたは上の表1のセルY)とが置き換えられる。セル1 1304は、セル3 1308(近隣サービングセルまたは上の表1のセルZである)に取って代わられ、今では2番目に強いセルであるセル1 1304は、新しい2次サービングセルとなり、セル2 1306に取って代わる。すなわち、セル3 1308が、セル1 1304に取って代わる新しい1次サービングセルとなる一方で、セル1 1304が、セル2 1306に取って代わる新しい2次サービングセルとなる。セル1 1304は2次サービングセルとして機能しているので、セル1 1304およびUEでバッファされたデータはフラッシュされるのではなく維持されてよく、セル2 1306は第2のサービングセルとしてセル1 1304に取って代わられ、もはやサービングセルとして活動していないので、セル2 1306に記憶されているバッファされたデータはフラッシュされる。
1次セルの変更(イベント1D)−第2の例
[00109]図14は、一例による、最良の1次サービングセルおよび2次サービングセルの測定イベントであるイベント1Dに関するノード間の信号伝達の一部を示す簡略化されたコールフロー図である。上記で説明したように、サービングセルは、1つまたは複数の異なるノードBおよび1つまたは複数の異なる周波数/キャリアからのものであり得る。
[00110]図示の例では、時間(1)において、セル1 1404は1次サービングセルとして始まり、セル2 1406は2次サービングセルとして始まる。セル3 1408は、UEがそのセル品質を監視し測定することができる近隣セルである。近隣セルは、アクティブセット内にある場合もない場合もある。時間(2)においてUE1402は、セル3 1408がそのセル品質(またはCPICH Ec/I0)の点でセル1 1404を上回る一方で、セル2 1406が依然としてセル3 1408のセル品質を上回ると判断し得る。したがって、UE1402は、イベント1Dを含み、セル3 1408のセル品質がセル1 1404のセル品質を上回る一方で、セル2 1406のセル品質が依然としてセル3 1408のセル品質を上回ることを識別するRRC測定報告メッセージを送信することができる。応答して、時間(3)においてRNC1410は、RRC測定報告メッセージを評価し、UE1402との無線リンクをセットアップするために、NBAP信号伝達を利用してIubインターフェース経由でセル3 1408に信号伝達を送信することができる。次いで時間(4)において、RNC1410は、セル1 1406とUE1402との間の無線リンクを削除し、セル1 1404がもはやサービングセルとして活動していないので、フローに対応するセル1 1406にバッファされたデータすべてをフラッシュするために、NBAP信号伝達をIubインターフェース経由でセル1 1404に送信することができる。時間(5)においてRNC1410は、セル2 1406が新しい1次サービングセルになる一方でセル3 1408が新しい2次サービングセルになるようなサービングセル変更を指示するRRCトランスポートチャネル再構成要求をUE1402に送ることができる。次いでUE1402は時間(6)において、RNC1410にRRCトランスポートチャネル再構成完了メッセージで応答することができる。こうして、時間(7)においてHSDPAサービスが、新しい1次サービングセルとしてのセル2 1406および新しい2次サービングセルとしてのセル3 1408で始まり得る。セル2 1406は、サービングセルとしてとどまる間、セル2 1406およびUEでバッファされたデータは、維持され得る、すなわちフラッシュされ得ない。
[00111]言い換えれば、モビリティイベント1Dが発生したとき、セル1 1404(1次サービングセルまたは上の表1のセルXである)とセル2 1406(元の2次セルまたは上の表1のセルY)とが置き換えられる。セル1 1404は、セル2 1406およびセル3 1408(近隣サービングセルまたは上の表1のセルZである)に取って代わられ、セル3 1408は、今では2番目に強いセルであり、新しい2次サービングセルとなり、セル2 1406に取って代わる。すなわち、セル2 1406が、セル1 1404に取って代わる新しい1次サービングセルとなる一方で、セル3 1408が、セル2 1406に取って代わる新しい2次サービングセルとなる。セル1 1404はもはやUEにサービスしていないので、セル1 1404でバッファされたデータはフラッシュされる一方で、セル2 1406およびUEに記憶されているバッファされたデータは維持され得る。
1次セルの変更(イベント1D)−第3の例
[00112]図15は、一例による、最良の1次サービングセルおよび2次サービングセルの測定イベントであるイベント1Dに関するノード間の信号伝達の一部を示す簡略化されたコールフロー図である。上記で説明したように、サービングセルは、1つまたは複数の異なるノードBおよび1つまたは複数の異なる周波数/キャリアからのものであり得る。
[00113]図示の例では、時間(1)において、セル1 1504は1次サービングセルとして始まり、セル2 1506は2次サービングセルとして始まる。セル3 1508は、UEがそのセル品質を監視し測定することができる近隣セルである。近隣セルは、アクティブセット内にある場合もない場合もある。時間(2)においてUE1502は、セル3 1508がそのセル品質(またはCPICH Ec/I0)の点でセル1 1504とセル2 1506とを上回る一方で、セル2 1506が今ではセル1 1502のセル品質を上回ると判断し得る。したがって、UE1502は、イベント1Dを含み、セル3 1508のセル品質がセル1 1504およびセル2 1506のセル品質を上回る一方で、セル2 1506のセル品質が今ではセル1 1508のセル品質を上回ることを識別するRRC測定報告メッセージを送信することができる。応答して、時間(3)においてRNC1510は、RRC測定報告メッセージを評価し、UE1502との無線リンクをセットアップするために、NBAP信号伝達を利用してIubインターフェース経由でセル3 1508に信号伝達を送信することができる。次いで時間(4)において、RNC1510は、セル1 1504とUE1502との間の無線リンクを削除し、セル1 1502がもはやサービングセルとして活動していないので、フローに対応するセル1 1502にバッファされたデータすべてをフラッシュするために、NBAP信号伝達をIubインターフェース経由でセル1 1504に送信することができる。時間(5)においてRNC1510は、セル3 1508が新しい1次サービングセルになる一方でセル2 1506が2次サービングセルとしてとどまるようなサービングセル変更を指示するRRCトランスポートチャネル再構成要求をUE1502に送ることができる。次いでUE1502は時間(6)において、RNC1510にRRCトランスポートチャネル再構成完了メッセージで応答することができる。こうして、時間(7)においてHSDPAサービスが、新しい1次サービングセルとしてのセル3 1508および2次サービングセルとしてとどまるセル2 1506で始まり得る。セル2 1506は、サービングセルとしてとどまる間、セル2 1506およびUEでバッファされたデータは、維持され得る、すなわちフラッシュされ得ない。
[00114]言い換えれば、モビリティイベント1Dが発生したとき、セル1 1504(1次サービングセルまたは上の表1のセルXである)が置き換えられ、セル2 1506(元の2次セルまたは上の表1のセルYである)は変更されていない。セル1 1504は、今では最強のセルであるセル3 1508(近隣サービングセルまたは上の表1のセルZである)に取って代わられる一方で、セル2 1506は、2次サービングセルとしてとどまる。すなわち、セル3 1508が、セル1 1504に取って代わる新しい1次サービングセルとなる一方で、セル2 1506が、2次サービングセルとしてとどまる。セル1 1504はもはやUEにサービスしていないので、セル1 1504でバッファされたデータはフラッシュされる一方で、セル2 1506およびUEに記憶されているバッファされたデータは維持され得る。
サービングセルの除去(イベント1B)−第1の例
[00115]図16は、一例による、最良の1次サービングセルの測定イベントであるイベント1Bに関するノード間の信号伝達の一部を示す簡略化されたコールフロー図である。上記で説明したように、サービングセルは、1つまたは複数の異なるノードBおよび1つまたは複数の異なる周波数/キャリアからのものであり得る。
[00116]図示の例では、時間(1)において、セル1 1604は1次サービングセルとして始まり、セル2 1606は2次サービングセルとして始まる。時間(2)においてUE1602は、セル1 1604が依然としてそのセル品質(またはCPICH Ec/I0)の点ですべての他のセルを上回ると判断し得る。したがって、UE1602は、イベント1Bを含み、セル1 1604のセル品質が依然としてセル2 1606のセル品質を上回ることを識別するRRC測定報告メッセージを送信することができる。さらに、セル2 1606のセル品質は、所定のしきい値を上回る、所定のしきい値を下回る、または報告範囲から出ていると判断され得る。応答して、時間(3)においてRNC1610は、RRC測定報告メッセージを評価し、セル2 1606とUE1602との間の無線リンクを削除し、フローに対応するセル2 1606にバッファされたデータすべてをフラッシュするために、NBAP信号伝達をIubインターフェース経由でセル2 1606に送信することができる。
[00117]言い換えれば、モビリティイベント1Bが発生したとき、セル1 1604(1次サービングセルまたは上の表1のセルXである)は1次サービングセルとしてとどまり、セル2 1606(元の2次サービングセルまたは上の表1のセルYである)は除去される、すなわち、セル2 1606とUEとのリンクが削除される。新しい2次サービングセルは割り当てられていない。セル2 1606はもはやUEにサービスしていないので、セル2 1606にバッファされたデータはフラッシュされる一方で、セル1 1604およびUEに記憶されているバッファされたデータは維持され得る。
サービングセルの除去(イベント1B)−第2の例
[00118]図17は、一例による、最良の1次サービングセルの測定イベントであるイベント1Bに関するノード間の信号伝達の一部を示す簡略化されたコールフロー図である。上記で説明したように、サービングセルは、1つまたは複数の異なるノードBおよび1つまたは複数の異なる周波数/キャリアからのものであり得る。
[00119]図示の例では、時間(1)において、セル1 1704は1次サービングセルとして始まり、セル2 1706は2次サービングセルとして始まる。時間(2)においてUE1702は、セル2 1706が今ではそのセル品質(またはCPICH Ec/I0)の点でセル1 1704とすべての他のセルとを上回ると判断し得る。したがって、UE1702は、イベント1Bを含み、セル2 1706のセル品質が今ではセル1 1704のセル品質を上回ることを識別するRRC測定報告メッセージを送信することができる。さらに、セル1 1704のセル品質は、所定のしきい値を上回る、所定のしきい値を下回る、または報告範囲から出ていると判断され得る。応答して、時間(3)においてRNC1710は、RRC測定報告メッセージを評価し、セル1 1704とUE1702との間の無線リンクを削除し、フローに対応するセル7 1704にバッファされたデータすべてをフラッシュするために、NBAP信号伝達をIubインターフェース経由でセル1 1704に送信することができる。時間(4)においてRNC1710は、セル2 1706が新しい1次サービングセルになり、セル1 1704とのリンクが削除されているようなサービングセル変更を指示するRRCトランスポートチャネル再構成要求をUE1702に送ることができる。次いでUE1702は時間(5)において、RNC1710にRRCトランスポートチャネル再構成完了メッセージで応答することができる。こうして、時間(6)においてHSDPAサービスが、新しい1次サービングセルとしてのセル2 1706で始まり得る。セル2 1706は、サービングセルとしてとどまる間、セル2 1706およびUEでバッファされたデータは、維持され得る、すなわちフラッシュされ得ない。
[00120]言い換えれば、モビリティイベント1Bが発生したとき、セル2 1706(2次サービングセルまたは上の表1のセルYである)は新しい1次サービングセルとなり、セル1 1704(元の1次サービングセルまたは上の表1のセルXである)は除去される、すなわち、セル1 1704とUEとのリンクが削除される。新しい2次サービングセルは割り当てられていない。セル1 1704はもはやUEにサービスしていないので、セル1 1704でバッファされたデータはフラッシュされる一方で、セル2 1706およびUEに記憶されているバッファされたデータは維持され得る。
[00121]図18は、マルチフローHSPDA通信ネットワークにおけるサービングセル変更中のデータ損失を低減するための、UTRANにおけるRNCで動作可能なプロセスを示すフローチャートである。
[00122]まず、それぞれ第1のサービングセルと第2のサービングセルとを提供する少なくとも第1の基地局と第2の基地局とを利用しているユーザ機器(UE)に対し、UEにおいてアグリゲートされるダウンリンクフローがRNCから送信され得る(1802)。次いでRNCは、第1のサービングセルおよび第2のサービングセルのセル品質をランク付けした測定報告をUEから受信し得る(1804)。第1のサービングセルおよび第2のサービングセルのセル品質は、UEによって最強のサービングセルから最弱のサービングセルまでランク付けされ得る。
[00123]次に、RNCはサービングセル変更を実行することができ、この場合に第1の基地局または第2の基地局は、UEに対するサービングセルとしての活動を続ける(1806)。活動サービングセルは、ランク付けされたセル品質による最強のセル品質に基づいて選択されてよく、活動サービングセルは1次サービングセルであってよく、非選択サービングセルは2次サービングセルであってよい。
[00124]測定報告はまた、モビリティイベントの発生時の、1つまたは複数の基地局によって提供された1つまたは複数の近隣セルのセル品質のランク付けを含むことができる。モビリティイベントの発生時に、近隣セルが、近隣セルのセル品質が1次サービングセルまたは2次サービングセルのセル品質よりも強いときに、UEに関連するアクティブセットに追加され得る。
[00125]次に、サービングセル変更前のフローに対応するデータを、サービングセル変更後にUEに送信するための活動サービングセルの待ち行列内で維持するよう求める命令が、RNCによって活動サービングセルに送られ得る(1808)。
[00126]モビリティイベントの結果として、サービングセル変更が発生し得る。上述したように、モビリティイベントは、限定はしないが以下を含むことができる。(1)特定のセルのEc/I0のUE測定値が特定のしきい値に達し、そのレベルを一定時間にわたり維持して、アクティブセットにセルを追加するのが適切であり得る、(2)特定のセルのEc/I0のUE測定値が特定または所定のしきい値を下回り、そのレベルを一定時間にわたり維持して、アクティブセットからセルを除去するのが適切であり得る、および(3)近隣セル(アクティブセット内にある場合もない場合もある)が、Ec/I0のUE測定値によるサービングHS−DSCHセルの品質を上回る。
[00127]電気通信システムのいくつかの態様が、W−CDMAシステムを参照して提示されてきた。当業者なら容易に理解するように、本開示全体にわたって記載された様々な態様は、他の電気通信システム、ネットワークアーキテクチャ、および通信規格に拡張され得る。
[00128]例として、様々な態様は、TD−SCDMAおよびTD−CDMAなどの他のUMTSシステムに拡張され得る。様々な態様は、(FDD、TDD、または両モードでの)ロングタームエボリューション(LTE)、(FDD、TDD、または両モードでの)LTEアドバンス(LTE−A)、CDMA2000、エボリューションデータ最適化(EV−DO)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、IEEE802.11(Wi−Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、ウルトラワイドバンド(UWB)、Bluetooth(登録商標)、および/または他の適切なシステムを採用するシステムにも拡張され得る。採用された実際の電気通信規格、ネットワークアーキテクチャ、および/または通信規格は、特定の適用例およびシステムに課せられる全体的な設計制約に依存する。
[00129]以上の説明は、いかなる当業者も本明細書に記載された様々な態様を実行することを可能にするために提供される。これらの態様に対する様々な変更は当業者には容易に明らかであり、本明細書に定義された一般原理は他の態様に適用され得る。したがって、特許請求の範囲は、本明細書に示された態様に限定されるものではなく、特許請求の範囲の言い回しに矛盾しない全範囲を与えられるべきであり、単数形の要素への言及は、そのように明記されていない限り、「唯一無二」を意味するものではなく、むしろ「1つまたは複数」を意味するものである。別段に明記されない限り、「いくつか」という語は1つまたは複数を表す。項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」を指す語句は、個々のメンバーを含む、それらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「a、bまたはcのうちの少なくとも1つ」は、aと、bと、cと、aおよびbと、aおよびcと、bおよびcと、a、bおよびcとを包含するものである。当業者に知られている、または後で知られるようになる、本開示全体を通して記載された様々な態様の要素の構造的および機能的な均等物のすべては、参照により本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲によって包含されるものである。その上、本明細書に開示されたいかなることも、そのような開示が特許請求の範囲に明示的に列挙されているかどうかにかかわらず、公に供されるものではない。いかなるクレーム要素も、その要素が「手段」という語句を使用して明白に記載されていない限り、または方法クレームの場合には、その要素が「ステップ」という語句を使用して記載されていない限り、米国特許法第112条第6項の規定に基づいて解釈されるものではない。

Claims (38)

  1. ワイヤレス通信の方法であって、
    それぞれ第1のサービングセルと第2のサービングセルとを提供する少なくとも第1の基地局と第2の基地局とを利用しているユーザ機器(UE)に対し、前記UEにおいてアグリゲートされるダウンリンクフローを送信することと、
    サービングセル変更を実行することであって、前記第1の基地局または前記第2の基地局が、前記UEに対するサービングセルとしての活動を続けることと、
    前記サービングセル変更前の前記フローに対応するデータを、前記サービングセル変更後に前記UEに送信するための前記活動サービングセルの待ち行列内で維持するよう求める命令を前記活動サービングセルに送ることと、
    を備える方法。
  2. 前記第1のサービングセルおよび前記第2のサービングセルのセル品質をランク付けした報告を前記UEから受信することであって、前記ランク付けされたセル品質による最強のセル品質に基づいて前記活動サービングセルが選択されること
    をさらに備え、
    前記活動サービングセルは1次サービングセルであり、非選択サービングセルは2次サービングセルである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記報告は、モビリティイベントの発生時の、1つまたは複数の基地局によって提供された1つまたは複数の近隣セルの前記セル品質のランク付けをさらに含み、前記モビリティイベントの前記発生時に、近隣セルが、前記近隣セルの前記セル品質が前記1次サービングセルまたは前記2次サービングセルの前記セル品質よりも強いときに、前記UEに関連するアクティブセットに追加される、請求項2に記載の方法。
  4. 前記サービングセル変更前の前記フローに対応するデータを、前記サービングセル変更後に前記UEに送信するための前記活動サービングセルの待ち行列内で維持するよう求める命令を前記活動サービングセルに送ること
    をさらに備える、請求項3に記載の方法。
  5. 前記近隣サービングセルの前記セル品質が前記1次サービングセルの前記セル品質を上回るときに、前記1次サービングセルを前記近隣サービングセルに置き換えることによって、1次サービングセル変更を実行することであって、前記近隣サービングセルが新しい1次サービングセルになることと、
    前記1次サービングセルの前記セル品質が前記2次サービングセルの前記セル品質を上回るときに、前記2次セルを前記1次サービングセルに置き換えることによって、2次サービングセル変更を実行することであって、前記1次サービングセルが新しい2次サービングセルになることと、
    前記新しい1次サービングセルの待ち行列内で前記フローに対応する前記データを維持することと、
    前記2次サービングセルの待ち行列内の前記フローに対応する前記データをフラッシュすることと
    をさらに備える、請求項4に記載の方法。
  6. 前記2次サービングセルの前記セル品質が前記1次サービングセルの前記セル品質を上回るときに、前記1次サービングセルを前記2次サービングセルに置き換えることによって、1次サービングセル変更を実行することであって、前記2次サービングセルが新しい1次サービングセルになることと、
    前記近隣サービングセルの前記セル品質が前記2次サービングセルの前記セル品質を上回るときに、前記2次セルを前記近隣サービングセルに置き換えることによって、2次サービングセル変更を実行することであって、前記近隣サービングセルが新しい2次サービングセルになることと、
    前記新しい1次サービングセルの待ち行列内で前記フローに対応する前記データを維持することと、
    前記2次サービングセルの待ち行列内の前記フローに対応する前記データをフラッシュすることと
    をさらに備える、請求項4に記載の方法。
  7. 前記近隣サービングセルの前記セル品質が前記1次サービングセルの前記セル品質を上回るときに、前記1次サービングセルを前記近隣サービングセルに置き換えることによって、1次サービングセル変更を実行することであって、前記近隣サービングセルが新しい1次サービングセルになることと、
    前記新しい1次サービングセルの待ち行列内で前記フローに対応する前記データを維持することと、
    前記1次サービングセルの待ち行列内の前記フローに対応する前記データをフラッシュすることと
    をさらに備える、請求項4に記載の方法。
  8. 前記2次サービングセルの前記セル品質が所定のしきい値を下回るときに、前記UEに関連する前記アクティブセットから前記2次サービングセルを除去することと、
    前記2次サービングセルの待ち行列内の前記フローに対応する前記データをフラッシュすることと
    をさらに備える、請求項4に記載の方法。
  9. 前記2次サービングセルの前記セル品質が前記1次サービングセルの前記セル品質を上回るときに、前記1次サービングセルを前記2次サービングセルに置き換えることによって、1次サービングセル変更を実行することであって、前記2次サービングセルが新しい1次サービングセルになることと、
    前記1次サービングセルの前記セル品質が所定のしきい値を下回るときに、前記UEに関連する前記アクティブセットから前記1次サービングセルを除去することと、
    前記1次サービングセルの待ち行列内の前記フローに対応する前記データをフラッシュすることと
    をさらに備える、請求項4に記載の方法。
  10. 前記モビリティイベントは、所定のしきい値に達し、所定の時間にわたり前記所定のしきい値を維持する特定のサービングセルのEc/I0のUE測定値である、請求項4に記載の方法。
  11. 前記モビリティイベントは、所定のしきい値を下回り、所定の時間にわたり前記所定のしきい値を維持する特定のサービングセルのEc/I0のUE測定値である、請求項4に記載の方法。
  12. ワイヤレス通信のための装置であって、
    それぞれ第1のサービングセルと第2のサービングセルとを提供する少なくとも第1の基地局と第2の基地局とを利用しているユーザ機器(UE)に対し、前記UEにおいてアグリゲートされるダウンリンクフローを送信するための手段と、
    サービングセル変更を実行するための手段であって、前記第1の基地局または前記第2の基地局が、前記UEに対するサービングセルとしての活動を続ける手段と、
    前記サービングセル変更前の前記フローに対応するデータを、前記サービングセル変更後に前記UEに送信するための前記活動サービングセルの待ち行列内で維持するよう求める命令を前記活動サービングセルに送るための手段と、
    を備える装置。
  13. 前記第1のサービングセルおよび前記第2のサービングセルのセル品質をランク付けした報告を前記UEから受信するための手段であって、前記ランク付けされたセル品質による最強のセル品質に基づいて前記活動サービングセルが選択される手段
    をさらに備え、
    前記活動サービングセルは1次サービングセルであり、非選択サービングセルは2次サービングセルである、請求項12に記載の装置。
  14. 前記報告は、モビリティイベントの発生時の、1つまたは複数の基地局によって提供された1つまたは複数の近隣セルの前記セル品質のランク付けをさらに含み、前記モビリティイベントの前記発生時に、近隣セルが、前記近隣セルの前記セル品質が前記1次サービングセルまたは前記2次サービングセルの前記セル品質よりも強いときに、前記UEに関連するアクティブセットに追加される、請求項13に記載の装置。
  15. 前記サービングセル変更前の前記フローに対応するデータを、前記サービングセル変更後に前記UEに送信するための前記活動サービングセルの待ち行列内で維持するよう求める命令を前記活動サービングセルに送るための手段
    をさらに備える、請求項14に記載の方法。
  16. 前記近隣サービングセルの前記セル品質が前記1次サービングセルの前記セル品質を上回るときに、前記1次サービングセルを前記近隣サービングセルに置き換えることによって、1次サービングセル変更を実行するための手段であって、前記近隣サービングセルが新しい1次サービングセルになる手段と、
    前記1次サービングセルの前記セル品質が前記2次サービングセルの前記セル品質を上回るときに、前記2次セルを前記1次サービングセルに置き換えることによって、2次サービングセル変更を実行するための手段であって、前記1次サービングセルが新しい2次サービングセルになる手段と、
    前記新しい1次サービングセルの待ち行列内で前記フローに対応する前記データを維持するための手段と、
    前記2次サービングセルの待ち行列内の前記フローに対応する前記データをフラッシュするための手段と、
    をさらに備える、請求項15に記載の装置。
  17. 前記2次サービングセルの前記セル品質が前記1次サービングセルの前記セル品質を上回るときに、前記1次サービングセルを前記2次サービングセルに置き換えることによって、1次サービングセル変更を実行するための手段であって、前記2次サービングセルが新しい1次サービングセルになる手段と、
    前記近隣サービングセルの前記セル品質が前記2次サービングセルの前記セル品質を上回るときに、前記2次セルを前記近隣サービングセルに置き換えることによって、2次サービングセル変更を実行するための手段であって、前記近隣サービングセルが新しい2次サービングセルになる手段と、
    前記新しい1次サービングセルの待ち行列内で前記フローに対応する前記データを維持するための手段と、
    前記2次サービングセルの待ち行列内の前記フローに対応する前記データをフラッシュするための手段と、
    をさらに備える、請求項15に記載の装置。
  18. 前記近隣サービングセルの前記セル品質が前記1次サービングセルの前記セル品質を上回るときに、前記1次サービングセルを前記近隣サービングセルに置き換えることによって、1次サービングセル変更を実行するための手段であって、前記近隣サービングセルが新しい1次サービングセルになる手段と、
    前記新しい1次サービングセルの待ち行列内で前記フローに対応する前記データを維持するための手段と、
    前記1次サービングセルの待ち行列内の前記フローに対応する前記データをフラッシュするための手段と、
    をさらに備える、請求項15に記載の装置。
  19. 前記2次サービングセルの前記セル品質が所定のしきい値を下回るときに、前記UEに関連する前記アクティブセットから前記2次サービングセルを除去するための手段と、
    前記2次サービングセルの待ち行列内の前記フローに対応する前記データをフラッシュするための手段と、
    をさらに備える、請求項15に記載の装置。
  20. 前記2次サービングセルの前記セル品質が前記1次サービングセルの前記セル品質を上回るときに、前記1次サービングセルを前記2次サービングセルに置き換えることによって、1次サービングセル変更を実行するための手段であって、前記2次サービングセルが新しい1次サービングセルになる手段と、
    前記1次サービングセルの前記セル品質が所定のしきい値を下回るときに、前記UEに関連する前記アクティブセットから前記1次サービングセルを除去するための手段と、
    前記1次サービングセルの待ち行列内の前記フローに対応する前記データをフラッシュするための手段と、
    をさらに備える、請求項15に記載の装置。
  21. コンピュータに、それぞれ第1のサービングセルと第2のサービングセルとを提供する少なくとも第1の基地局と第2の基地局とを利用しているユーザ機器(UE)に対し、前記UEにおいてアグリゲートされるダウンリンクフローを送信させるための命令と、
    コンピュータに、サービングセル変更を実行させるための命令であって、前記第1の基地局または前記第2の基地局が、前記UEに対するサービングセルとしての活動を続ける命令と、
    コンピュータに、前記サービングセル変更前の前記フローに対応するデータを、前記サービングセル変更後に前記UEに送信するための前記活動サービングセルの待ち行列内で維持するよう求める命令を前記活動サービングセルに送らせるための命令と、
    を備えるコンピュータ可読媒体
    を備えるコンピュータプログラム製品。
  22. 前記コンピュータ可読媒体が、
    コンピュータに、前記第1のサービングセルおよび前記第2のサービングセルのセル品質をランク付けした報告を前記UEから受信させるための命令であって、前記ランク付けされたセル品質による最強のセル品質に基づいて前記活動サービングセルが選択される命令
    をさらに備え、
    前記活動サービングセルは1次サービングセルであり、非選択サービングセルは2次サービングセルである、請求項21に記載のコンピュータプログラム製品。
  23. 前記報告は、モビリティイベントの発生時の、1つまたは複数の基地局によって提供された1つまたは複数の近隣セルの前記セル品質のランク付けをさらに含み、前記モビリティイベントの前記発生時に、近隣セルが、前記近隣セルの前記セル品質が前記1次サービングセルまたは前記2次サービングセルの前記セル品質よりも強いときに、前記UEに関連するアクティブセットに追加される、請求項22に記載の装置。
  24. 前記コンピュータ可読媒体が、
    コンピュータに、前記サービングセル変更前の前記フローに対応するデータを、前記サービングセル変更後に前記UEに送信するための前記活動サービングセルの待ち行列内で維持するよう求める命令を前記活動サービングセルに送らせるための命令
    をさらに備える、請求項23に記載の方法。
  25. 前記コンピュータ可読媒体が、
    コンピュータに、前記近隣サービングセルの前記セル品質が前記1次サービングセルの前記セル品質を上回るときに、前記1次サービングセルを前記近隣サービングセルに置き換えることによって、1次サービングセル変更を実行させるための命令であって、前記近隣サービングセルが新しい1次サービングセルになる命令と、
    コンピュータに、前記1次サービングセルの前記セル品質が前記2次サービングセルの前記セル品質を上回るときに、前記2次セルを前記1次サービングセルに置き換えることによって、2次サービングセル変更を実行させるための命令であって、前記1次サービングセルが新しい2次サービングセルになる命令と、
    コンピュータに、前記新しい1次サービングセルの待ち行列内で前記フローに対応する前記データを維持させるための命令と、
    コンピュータに、前記2次サービングセルの待ち行列内の前記フローに対応する前記データをフラッシュさせるための命令と、
    をさらに備える、請求項24に記載のコンピュータプログラム製品。
  26. 前記コンピュータ可読媒体が、
    コンピュータに、前記2次サービングセルの前記セル品質が前記1次サービングセルの前記セル品質を上回るときに、前記1次サービングセルを前記2次サービングセルに置き換えることによって、1次サービングセル変更を実行させるための命令であって、前記2次サービングセルが新しい1次サービングセルになる命令と、
    コンピュータに、前記近隣サービングセルの前記セル品質が前記2次サービングセルの前記セル品質を上回るときに、前記2次セルを前記近隣サービングセルに置き換えることによって、2次サービングセル変更を実行させるための命令であって、前記近隣サービングセルが新しい2次サービングセルになる命令と、
    コンピュータに、前記新しい1次サービングセルの待ち行列内で前記フローに対応する前記データを維持させるための命令と、
    コンピュータに、前記2次サービングセルの待ち行列内の前記フローに対応する前記データをフラッシュさせるための命令と、
    をさらに備える、請求項24に記載のコンピュータプログラム製品。
  27. 前記コンピュータ可読媒体が、
    コンピュータに、前記近隣サービングセルの前記セル品質が前記1次サービングセルの前記セル品質を上回るときに、前記1次サービングセルを前記近隣サービングセルに置き換えることによって、1次サービングセル変更を実行させるための命令であって、前記近隣サービングセルが新しい1次サービングセルになる命令と、
    コンピュータに、前記新しい1次サービングセルの待ち行列内で前記フローに対応する前記データを維持させるための命令と、
    コンピュータに、前記1次サービングセルの待ち行列内の前記フローに対応する前記データをフラッシュさせるための命令と、
    をさらに備える、請求項24に記載のコンピュータプログラム製品。
  28. 前記コンピュータ可読媒体が、
    コンピュータに、前記2次サービングセルの前記セル品質が所定のしきい値を下回るときに、前記UEに関連する前記アクティブセットから前記2次サービングセルを除去させるための命令と、
    コンピュータに、前記2次サービングセルの待ち行列内の前記フローに対応する前記データをフラッシュさせるための命令と、
    をさらに備える、請求項24に記載のコンピュータプログラム製品。
  29. 前記コンピュータ可読媒体が、
    コンピュータに、前記2次サービングセルの前記セル品質が前記1次サービングセルの前記セル品質を上回るときに、前記1次サービングセルを前記2次サービングセルに置き換えることによって、1次サービングセル変更を実行させるための命令であって、前記2次サービングセルが新しい1次サービングセルになる命令と、
    コンピュータに、前記1次サービングセルの前記セル品質が所定のしきい値を下回るときに、前記UEに関連する前記アクティブセットから前記1次サービングセルを除去させるための命令と、
    コンピュータに、前記1次サービングセルの待ち行列内の前記フローに対応する前記データをフラッシュさせるための命令と、
    をさらに備える、請求項24に記載のコンピュータプログラム製品。
  30. ワイヤレス通信のための装置であって、
    少なくとも1つのプロセッサと、
    前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと、を備え、
    前記少なくとも1つのプロセッサが、
    それぞれ第1のサービングセルと第2のサービングセルとを提供する少なくとも第1の基地局と第2の基地局とを利用しているユーザ機器(UE)に対し、前記UEにおいてアグリゲートされるダウンリンクフローを送信することと、
    サービングセル変更を実行することであって、前記第1の基地局または前記第2の基地局が、前記UEに対するサービングセルとしての活動を続けることと、
    前記サービングセル変更前の前記フローに対応するデータを、前記サービングセル変更後に前記UEに送信するための前記活動サービングセルの待ち行列内で維持するよう求める命令を前記活動サービングセルに送ることと、
    を行うように構成された、装置。
  31. 前記少なくとも1つのプロセッサが、
    前記第1のサービングセルおよび前記第2のサービングセルのセル品質をランク付けした報告を前記UEから受信することであって、前記ランク付けされたセル品質による最強のセル品質に基づいて前記活動サービングセルが選択されること
    を行うようにさらに構成され、
    前記活動サービングセルは1次サービングセルであり、非選択サービングセルは2次サービングセルである、請求項30に記載の装置。
  32. 前記報告は、モビリティイベントの発生時の、1つまたは複数の基地局によって提供された1つまたは複数の近隣セルの前記セル品質のランク付けをさらに含み、前記モビリティイベントの前記発生時に、近隣セルが、前記近隣セルの前記セル品質が前記1次サービングセルまたは前記2次サービングセルの前記セル品質よりも強いときに、前記UEに関連するアクティブセットに追加される、請求項31に記載の装置。
  33. 前記少なくとも1つのプロセッサが、
    前記サービングセル変更前の前記フローに対応するデータを、前記サービングセル変更後に前記UEに送信するための前記活動サービングセルの待ち行列内で維持するよう求める命令を前記活動サービングセルに送ること
    を行うようにさらに構成された、請求項32に記載の装置。
  34. 前記少なくとも1つのプロセッサが、
    前記近隣サービングセルの前記セル品質が前記1次サービングセルの前記セル品質を上回るときに、前記1次サービングセルを前記近隣サービングセルに置き換えることによって、1次サービングセル変更を実行することであって、前記近隣サービングセルが新しい1次サービングセルになることと、
    前記1次サービングセルの前記セル品質が前記2次サービングセルの前記セル品質を上回るときに、前記2次セルを前記1次サービングセルに置き換えることによって、2次サービングセル変更を実行することであって、前記1次サービングセルが新しい2次サービングセルになることと、
    前記新しい1次サービングセルの待ち行列内で前記フローに対応する前記データを維持することと、
    前記2次サービングセルの待ち行列内の前記フローに対応する前記データをフラッシュすることと、
    を行うようにさらに構成された、請求項33に記載の装置。
  35. 前記少なくとも1つのプロセッサが、
    前記2次サービングセルの前記セル品質が前記1次サービングセルの前記セル品質を上回るときに、前記1次サービングセルを前記2次サービングセルに置き換えることによって、1次サービングセル変更を実行することであって、前記2次サービングセルが新しい1次サービングセルになることと、
    前記近隣サービングセルの前記セル品質が前記2次サービングセルの前記セル品質を上回るときに、前記2次セルを前記近隣サービングセルに置き換えることによって、2次サービングセル変更を実行することであって、前記近隣サービングセルが新しい2次サービングセルになることと、
    前記新しい1次サービングセルの待ち行列内で前記フローに対応する前記データを維持することと、
    前記2次サービングセルの待ち行列内の前記フローに対応する前記データをフラッシュすることと、
    を行うようにさらに構成された、請求項33に記載の装置。
  36. 前記少なくとも1つのプロセッサが、
    前記近隣サービングセルの前記セル品質が前記1次サービングセルの前記セル品質を上回るときに、前記1次サービングセルを前記近隣サービングセルに置き換えることによって、1次サービングセル変更を実行することであって、前記近隣サービングセルが新しい1次サービングセルになることと、
    前記新しい1次サービングセルの待ち行列内で前記フローに対応する前記データを維持することと、
    前記1次サービングセルの待ち行列内の前記フローに対応する前記データをフラッシュすることと
    を行うようにさらに構成された、請求項33に記載の装置。
  37. 前記少なくとも1つのプロセッサが、
    前記2次サービングセルの前記セル品質が所定のしきい値を下回るときに、前記UEに関連する前記アクティブセットから前記2次サービングセルを除去することと、
    前記2次サービングセルの待ち行列内の前記フローに対応する前記データをフラッシュすることと
    を行うようにさらに構成された、請求項33に記載の装置。
  38. 前記少なくとも1つのプロセッサが、
    前記2次サービングセルの前記セル品質が前記1次サービングセルの前記セル品質を上回るときに、前記1次サービングセルを前記2次サービングセルに置き換えることによって、1次サービングセル変更を実行することであって、前記2次サービングセルが新しい1次サービングセルになることと、
    前記1次サービングセルの前記セル品質が所定のしきい値を下回るときに、前記UEに関連する前記アクティブセットから前記1次サービングセルを除去することと、
    前記1次サービングセルの待ち行列内の前記フローに対応する前記データをフラッシュすることと、
    を行うようにさらに構成された、請求項33に記載の装置。
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