JP2015510071A - 可変圧縮比エンジン - Google Patents

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Abstract

本発明によれば、可変圧縮比エンジンは、シリンダヘッドおよび制御シャフトにより直接接合されたクランクケースを含み、それによって制御シャフトとシリンダヘッドとの間の連結部の使用が除外される。本発明は、製造費が低く、大量生産の適用に最適な小さいサイズである。本発明の好ましい実施形態では、制御シャフトは、軸受の主要セットおよび軸受の偏心セットを含む。軸受の主要制御シャフトセットは、クランクケース組立体内に直接装着され、偏心制御シャフト軸受は、シリンダヘッド組立体内に直接装着される。シリンダヘッド毎に1つのみの制御シャフトが存在し、制御シャフトとシリンダヘッド組立体との間に連結部はない。また可変圧縮比機構は、エンジンが作動しているときに、シリンダヘッド組立体が整合から外れて回転することを防止するために、モーメント持続手段を含む。モーメント持続手段は、エンジンシリンダを中心に装着されるブッシングである。ブッシングは、エンジンが作動しているときに、シリンダヘッド組立体を整合に保持するために必要とされるモーメント持続手段を提供し、またシリンダヘッド組立体がブッシング上に摺動できる置換手段も提供する。置換手段は、圧縮比を調節する際にシリンダヘッド組立体がクランクケースに対して移動できるために必要とされる。【選択図】図3

Description

本出願は、2012年2月9日に出願された米国特許仮出願第61/633,402号に関する。
可変圧縮比は、乗用車、軽量トラックおよび他の車両に使用される往復動ピストン内燃機関の燃料効率を著しく増加させることができる。本発明は、エンジン圧縮比を調節するための偏心制御シャフトを有する可変圧縮比機構に関する。
偏心制御シャフトを有するエンジンは、Per Gillbrandによる米国特許第5,611,301号および第5,562,069号に示されている。米国特許第5,562,069号を参照すると、クランクケース(4)は、シリンダヘッド組立体(2)にヒンジシャフト(20)で連結されている。ヒンジシャフト(20)の使用により、シリンダヘッド組立体(2)が圧縮比を調節するためにクランクケース(4)に対して傾くことが可能になる。また制御シャフト(56)は、クランクケース(4)内に装着される。エンジンは、シリンダヘッド組立体(2)毎に1つのみの制御シャフト(56)を有する。エンジンは、シリンダヘッド組立体(2)内に装着されたまっすぐな第2のシャフト(52)、および制御シャフト(56)を第2のシャフト(52)に連結させる複数の連結部(50)を含む。制御シャフト(56)が回転すると、連結部(50)を移動させることにより、第2のシャフト(52)も移動させ、シリンダヘッド組立体(2)をクランクケース(4)に対して傾けさせ、エンジンの圧縮比の変化をもたらす。エンジンは、少なくとも1つの連結部(50)が制御シャフト(56)をシリンダヘッド組立体(2)に連結させることを特徴とする。エンジンは、ヒンジシャフト(20)をエンジンの中に摺動させてクランクケース(4)とシリンダヘッド組立体(2)を連結させることにより、また第2のシャフト(52)をエンジンの中に摺動させて連結部(50)とシリンダヘッド組立体(2)を連結させることによって組み立てられる。制御シャフト(56)は、偏心部を含み、制御シャフト(56)が完全な組立体に摺動するのを防止する。したがって、連結部は、連結部(50)が制御シャフト(56)上に組み立てられてもよいように、取外し可能な軸受キャップ(60)を含む。
機械加工および組立公差は、Gillbrandによって教示された可変圧縮比機構に関する問題である。特に、ヒンジシャフト(20)、制御シャフト(56)および第2のシャフト(52)は、エンジンの耐久作動に並行しなければならない。加えて、エンジンが作動し高い機械的負荷に曝されているときに、シャフトは忠実であり続けなければならない。シャフトの精密な整合の実現は達成可能だが、不要な巨大なクランクケースが必要とされ、厳密な機械加工公差の実現には比較的費用が掛かる。エンジンは、多くの連結部およびヒンジジョイントを有し、これも製造および整合の費用に加えられる。
エンジンに関する別の問題は、圧縮比を変更するのに必要とされる傾斜角度を最小にするために、ヒンジシャフト(20)は、クランクシャフト(6)およびシリンダ(10)の中心軸から比較的遠くに配置されることである。ヒンジシャフト(20)および制御シャフト(56)をシリンダの中心軸から比較的遠くに配置することにより、クランクケース(4)およびシリンダヘッド組立体(2)の両方に高いモーメント力がもたらされる。高いモーメント力は、不要な巨大で重いクランクケースの必要性をさらに増加する。重量および複雑性を最小にするために直列型エンジンの配置が利用されるが、クランクケースは依然として巨大である。
傾斜を収容するために、エンジンはまた、丈の高いクランクケース壁(24)、およびクランクケース(4)とシリンダヘッド組立体(2)との間に可撓性のあるガスケット(44)を含む。エンジンに関する別の問題は、クランクケースの頂部に固定されない丈の高いクランクケース壁(24)、およびクランクケース内にノイズを含まない大きいガスケット(44)によるノイズおよび振動である。
シリンダヘッド組立体毎に1つの制御シャフトを有する別のエンジンは、Manousos Pattakosによる米国特許第8,166,929号に示されている。該エンジンも、連結部(15)が制御シャフト(13)をシリンダヘッド組立体(9)に連結させることを特徴とする。制御シャフト(13)は、モーメント力を最小にするために、概してシリンダの中心軸と一直線に配置される。しかし、エンジンに関する問題は、非常に巨大なシリンダヘッドが連結部および制御シャフトをシリンダヘッド内に収容することを必要とされることである。制御シャフトは、連結部に余地を提供するために、燃焼室ルーフのはるか上に、かつシリンダの頂部から遠く離れて配置される。重量および複雑性を最小にするために直列型エンジンの配置が利用されるが、クランクケースは依然として巨大である。エンジンは、比較的高いエンジンの高さを有し、これは一部の自動車内に包括することを実現困難にさせる。エンジンに関する別の問題は、多数の偏心軸受および連結部が存在することであり、これは製造および整合の費用を増大させる。
2つの制御シャフトを有するエンジンは、Daisuke Akihisaによる米国特許第7,047,917号に示されている。第7,047,917号に示された可変圧縮比機構に関する問題は、2つの制御シャフトの精密な整合が、エンジンの耐久作動に必要とされ、精密な整合の実現には費用が掛かることである。エンジンに関する第2の問題は、多数の偏心軸受が存在することであり、これは製造および整合の費用を増大させる。重量および複雑性を最小にするために直列型エンジンの配置が利用されるが、クランクケースは依然として比較的巨大である。
本発明によれば、可変圧縮比エンジンは、シリンダヘッドおよび制御シャフトにより直接接合されたクランクケースを含み、それによって制御シャフトとシリンダヘッドとの間の連結部の使用が除外される。本発明は、製造費が低く、大量生産の適用に最適な小さいサイズである。
本発明の好ましい実施形態では、制御シャフトは、軸受の主要セットおよび軸受の偏心セットを含む。軸受の主要制御シャフトセットは、クランクケース組立体内に直接装着され、偏心制御シャフト軸受は、シリンダヘッド組立体内に直接装着される。シリンダヘッド毎に1つのみの制御シャフトが存在し、制御シャフトとシリンダヘッド組立体との間に連結部はない。また可変圧縮比機構は、エンジンが作動しているときに、シリンダヘッド組立体が整合から外れて回転することを防止するために、モーメント持続手段を含む。本発明の一実施形態では、モーメント持続手段は、エンジンシリンダを中心に装着されるブッシングである。ブッシングは、エンジンが作動しているときに、シリンダヘッド組立体を整合に保持するために必要とされるモーメント持続手段を提供し、またシリンダヘッド組立体がブッシング上に摺動できる置換手段も提供する。置換手段は、圧縮比を調節する際にシリンダヘッド組立体がクランクケースに対して移動できるために必要とされる。
エンジンは、クランクケースとシリンダヘッド組立体との間を封止するための封止を含む。ガータ封止または他のタイプの封止を使用して、好ましくは同一表面、またはブッシングのようにシリンダヘッド組立体上の軸受レースに沿って摺動してもよい。本発明の封止システムの利点には、低費用、高い信頼性、およびノイズの抑制が含まれる。
本発明の可変圧縮比機構の重要な恩恵は、そのサイズが小さく重量が軽いことである。制御シャフトは、バルブステム間に装着され、シリンダの頂部付近で燃焼室ルーフに近接される。シリンダの頂部付近に制御シャフトを配置することは、可変圧縮比機構の頑強性および剛性にとって有益である一方で、小型で軽量なエンジンも提供する。取外し可能な軸受および溝付きシャフトを有する制御シャフトを任意に使用して、制御シャフトをシリンダの頂部に実際的であるほど近傍に配置してもよい。制御シャフトの配置を妥協する、または大きい重量のシリンダヘッド構造を義務付けるために、シリンダヘッド組立体と制御シャフトとの間に連結部はない。
本発明の可変圧縮比機構を、直列型エンジン、V型エンジンおよび水平方向に対向するピストンエンジンを含む、多数の異なるエンジン構成に実施してもよい。本発明の一実施形態では、エンジンは2つのみのシリンダを有し、一般にボクサーエンジンの配置と呼ばれる、概ね水平に対向するピストンの配置を有する。本発明によれば、ボクサーエンジンにおける制御シャフトは、短く頑強であり、1対のみの主要制御シャフトの軸受、および1対のみの偏心軸受を有することにより、持続可能な機械加工および組立公差が容易になり、製造費が低くなり、頑強で小型で軽量な可変圧縮比エンジンをもたらす。好ましくは、クランクケースは、クランクケースの前半がクランクシャフトの前端部上に摺動し、クランクケースの後半がクランクシャフトの後半上に摺動する、クラムシェル構造を有し、2つの半分の部分は、一緒にボルトで固定されて低費用の頑強なクランクケース構造を形成する。好ましくは、前半のクランクケースおよび後半のクランクケースは、主要制御シャフト軸受を捕捉し収納する電機子を含み、軽量で非常に低費用のクランクケース構造を生み出す。
本発明が適用される、エンジンの概略構成を示す図である。 図1に似ているが、クランクケースを取り除いた前部を示す図である。 図2に似ているが、エンジンの内部を示すために、シリンダヘッド鋳造を取り除き、シリンダの一部を切り取った図である。 エンジンの低圧縮比設定を示す部分断面図である。 エンジンの中圧縮比設定を示す部分断面図である。 エンジンの高圧縮比設定を示す部分断面図である。 制御シャフトの構造を示す、エンジンの部分断面図である。 図3に似ているが、圧縮可能な封止を示し、後部主軸受および後部主軸受の支持構造を示すためにクランクケースの一部を切り取った図である。
図1、2および3は、本発明による可変圧縮比機構を有するエンジン2を示すことを意図する。図2は、図1に似ているが、クランクケースの一部を示し、可変圧縮比機構をより詳細に示すためにシリンダヘッドが取り除かれている。エンジン2は、少なくとも1つのシリンダ4を有する。図3は、図2に似ているが、本発明の可変圧縮比機構をより良好に示すために、シリンダ4の一部を切り取って示されている。またシリンダヘッドの鋳造は、可変圧縮比機構をより良好に示すために隠されている。
エンジン2は、シリンダ4内で往復運動をするために装着されたピストン6、およびクランクケース組立体8を有する。クランクシャフト10は、クランクケース8内に回転可能に装着され、クランクシャフト10は、それを中心にクランクシャフト10がクランクケース8内で回転する、クランクシャフトの軸12を画定する。エンジン2は、少なくとも1つの連結ロッド14を有し、ピストン6をクランクシャフト10に連結させる。またエンジン2は、シリンダ4を封止するためのシリンダヘッド16、およびシリンダヘッド組立体18を有する。シリンダヘッド16およびシリンダ4は、シリンダヘッド組立体18の一部である。シリンダヘッド16は、高圧燃焼ガスをシリンダ4内に封止する。シリンダヘッド16およびシリンダ4は、一緒に組み立てられてもよく、または同じ鋳造の一部であってもよい。クランクシャフト10は、少なくとも1つの前部主軸受17および1つの後部主軸受19を有する。玉軸受が示されているが、ジャーナル軸受および他のタイプのころ軸受を本発明に従って任意に使用してもよい。
本発明の好ましい実施形態によれば、エンジン2は制御シャフト20を有する。制御シャフト20は、制御シャフトの軸24を画定する1つまたは複数の主要制御シャフト軸受22を有し、制御シャフト20は、偏心軸受の軸28を画定する1つまたは複数の偏心軸受26を有する。偏心軸受の軸28は、制御シャフトの軸24から第1の離隔距離30を有する。本発明によれば、エンジン2は、シリンダヘッド組立体18毎に離隔距離30をもつ1つのみの制御シャフト20を有する。主要制御シャフト軸受22は、クランクケース組立体8内に装着され、偏心軸受26は、シリンダヘッド組立体18をエンジン2の作動中にクランクケース8上に保持するために、シリンダヘッド組立体18内に装着される。本発明によれば、偏心軸受26とシリンダヘッド組立体18との間に連結部はない。本発明によれば、偏心軸受26はシリンダヘッド組立体18内に収納され、主要制御シャフト軸受22は、クランクケース組立体8内に収納される。
次に図3および4を参照すると、本発明によれば、エンジン2は、シリンダヘッド組立体18がエンジン2の作動中に制御シャフトの軸24を中心に回転するのを防止するために、より詳細には、圧縮比が調節されていないときに、シリンダヘッド組立体18が制御シャフトの軸24を中心に動くことを防止するために、モーメント持続手段32をさらに含む。モーメント持続手段32は、圧縮比の調節中に偏心軸受26が過剰負荷される、またはシリンダヘッド組立体18内に固着させるのを防ぐために、置換手段34をさらに含む。より詳細には、置換手段34は、圧縮比の調節中に偏心軸受26のクランクケース8における再配置を可能にする。より詳細には、置換手段34は、圧縮比の調節中に偏心軸受の軸28のクランクケース8における移動および再配置を可能にする。
シリンダ4は、ピストン6がシリンダ4内で往復運動をするために概ね円筒形の内部を有する。シリンダ4の外部は、任意に異なる形状および構造を有してもよい。シリンダ4は、任意に単一の鋳造片であってもよく、または同様のタイプの材料または異なるタイプの材料で形成されたシリンダライナーを含んでもよい。
本発明の一実施形態によれば、エンジン2は、シリンダ4の周囲の軸受レース40、およびクランクケース8内に装着または収納されたブッシング42を含む。軸受レース40は、シリンダ4上に組み立てられてもよく、またはシリンダ4上に直接形成されてもよい。好ましくは、軸受レース40は、シリンダ4の周囲に概ね円筒形を有する。本発明によれば、シリンダ4はブッシング42の内部に装着され、ブッシング42は軸受レース40上に搭載される。ブッシング42は、軸受レース40上に摺動可能に装着されることにより、エンジンの圧縮比を調節するために、シリンダヘッド組立体18をクランクケース8に対して移動させることが可能になる。より詳細には、用語摺動可能に装着されるとは、ブッシング42が軸受レース40上に摺動できることを意味する。ブッシング42は、シリンダヘッド組立体18を拘束し、シリンダヘッド組立体18がエンジン2の作動中に制御シャフトの軸24を中心に回転するのを防止し、より詳細には、ブッシング42は、圧縮比が調節されていないときに、シリンダヘッド組立体18が制御シャフトの軸24を中心に動くことを防止する。本発明によれば、ブッシング42は、モーメント持続手段32および置換手段34の両方を提供する。任意に、ブッシング42はシリンダヘッド組立体18内に収納されてもよく、軸受レース40はクランクケース組立体8(図示せず)内に配置されてもよく、ブッシング42の外側表面は、レース40の内側表面上に支持される。任意に、連結部(図示せず)を使用して、モーメント持続手段32および置換手段34を提供してもよく、連結部は、シリンダヘッド組立体18に連結する第1のピン、およびクランクケース組立体8に連結する第2のピンを有する。任意の連結部は、制御シャフト20に連結されないことを特徴とする。
図4、5および6は、エンジン2の一部の断面図を示す。図4は、エンジン2の低圧縮比設定を示し、図5は、中圧縮比設定を示し、図6は、高圧縮比設定を示す。次に図5を参照すると、ブッシング42は、軸受レース40と接触する冠面44を有する。冠面44は、中圧縮比設定中にシリンダ4がブッシング42に対して傾くことを可能にする。シリンダ4はシリンダの中心軸45を有し、ブッシング42はブッシングの中心軸47を有する。中圧縮比設定中に、シリンダの中心軸45はブッシングの中心軸47から離れて傾く。好ましくは、本発明によれば、ブッシング42、または別法としてモーメント持続手段32を、シリンダの中心軸45とブッシングの中心軸47との間の最大傾斜角度を最小にするために、シリンダ4の下半分上に、より詳細には、クランクシャフトの軸12に最も近いシリンダ4の下半分上に配置する。ブッシング42を有さないエンジンにおいては、中心軸47は、最高圧縮比設定におけるシリンダの中心軸と定義される。
好ましくは、エンジン2は、クランクケース8とシリンダヘッド組立体18との間を封止するために封止46を含む。好ましくは、封止46は軸受レース40に封止接触し、好ましくは、封止46は、軸受レース40に摺動可能な封止接触を有することにより、圧縮比を変えてシリンダヘッド18を動かすことが可能になる。二次的レースを任意に使用して、クランクケース8とシリンダヘッド組立体18との間に封止を形成できるが、封止およびブッシング42の支持の両方のために軸受レース40を使用することにより、費用をより低くする。好ましくは、封止46を、封止およびレースの製造費を最小にするために、シリンダ4の周囲に概ね円筒形のレース上に搭載させる。好ましくは、本発明によれば、封止46は、封止46と軸受レース40との間の不整合を最小にするために、ブッシング42に概ね隣接した場所を有する。封止46と軸受レース40との間の不整合は、傾斜角度を最小にすることにより、また封止46をブッシング42付近またはブッシング42に概ね隣接して配置することにより、本発明に従って最小にされる。
次に図8を参照すると、封止46は、任意にOリングまたは別のタイプの圧縮可能な封止48であってもよい。封止Oリングの断面を示すために、図8では封止46の一部が切り取られている。圧縮可能な封止48は、クランクケース8上の第1の封止表面41とシリンダヘッド組立体18またはシリンダ4上の第2の封止表面43との間に、圧縮比を変えて弾性的に変形することにより封止を形成する。好ましくは、圧縮可能な封止48は、概して個々のシリンダ4を包囲する。任意に、圧縮可能な封止48は、2つ以上のシリンダを包囲してもよい。例えば、単一のOリングを任意に使用して、水平方向に対向する4シリンダボクサーエンジン内の2つの隣接したシリンダを封止してもよい。好ましくは、圧縮可能な封止48は、シリンダ4上の封止表面43とクランクケース8上の封止表面41との間の不整合を最小にするために、ブッシング42に概ね隣接した場所、またはブッシング42付近の場所を有する。
また可撓性のあるガスケットを使用して、クランクケース8とシリンダヘッド組立体18との間、例えば、封止されるチェーン駆動室(図示せず)を必要とする、チェーン駆動カムシャフトを有するエンジン内に封止を提供してもよい。
次に図3〜6を参照すると、エンジン2は、クランクケース8内に第1の通過経路36を有する。通過経路36は、それに沿って偏心軸受の軸28がクランクケース8内で圧縮比を変えて移動する経路である。通過経路36上の偏心軸受の軸28の場所は、図4、5および6を見て分かるように、異なる圧縮比値において異なる。
ブッシング42は、基準面49を有する。基準面49は、ブッシングの中心軸47に垂直であり、基準面49は、概してブッシング42の中央部を通過する。シリンダの中心軸45と基準面49の交点は、シリンダヘッド組立体18内に点51を画定する。シリンダヘッド組立体18内の点51の場所は、 図4、5および6を見て分かるように、異なるエンジン圧縮比値によって異なる。エンジン2のすべての圧縮比設定に対する点51の配列は、シリンダヘッド組立体18内の第2の通過経路38を画定する。エンジン2は、エンジン圧縮比の調節のために、第1の通過経路36および第2の通過経路38を有する。本発明によれば、第1の通過経路36は、第2の通過経路38と異なる場所および異なる形状の両方を有する。
次に図1〜7を参照すると、エンジン幅が小さくパッケージ寸法が小さいことは、大量生産のエンジンに非常に望ましい。加えて、制御シャフト20をシリンダ4に実際的であるほど接近して配置することは、エンジンの頑強性を最大にするために非常に望ましい。任意に、制御シャフト20は、シリンダヘッド16における制御シャフト20の組立に対して取外し可能な軸受59を含む。より詳細には、取外し可能な軸受59により、より頑強でより小型の可変圧縮比エンジンを提供するために、制御シャフト20がシリンダ4により接近して配置可能になる。
エンジン2は、少なくとも1つの弁バネ52を有する少なくとも1つの呼気弁50、および少なくとも1つの弁バネ52を有する少なくとも1つの排気弁54を含む。呼気弁50、弁バネ52および排気弁54は、シリンダヘッド16内に配置される。好ましくは、制御シャフト20は、制御シャフト20がバネ52に接触せずに自由に回転するために、少なくとも1つの弁バネ52から間隔を空けた溝付きシャフト56を含む。溝付きシャフト56により、より頑強でより小型の可変圧縮比エンジンを提供するために、制御シャフト20がシリンダ4により接近して配置可能になる。
次に図6を参照すると、エンジン2は、弁が閉じているときに呼気弁50の外端部および排気弁54の外端部を通過する、基準面55を含む。基準面55は、偏心軸受の軸28に平行である。シリンダ4はシリンダ端部5を有し、シリンダ端部5は、シリンダ4の燃焼端部に配置される。好ましくは、本発明によれば、偏心軸受の軸28および第2の通過経路38は、エンジンのパッケージ寸法を最小にし、エンジンの剛性を最大にするために、基準面55とシリンダ端部5との間に配置される。好ましくは、偏心軸受の軸28および第2の通過経路38は、エンジンの剛性を最大にするために、呼気弁50と排気弁54との間に配置される。
次に図1〜4および図8を参照すると、クランクケース8は、好ましくは、制御シャフト軸受22を支持するために、少なくとも1つの電機子58を含む。好ましくは、本発明によれば、電機子58は、シリンダヘッド16内に制御シャフト20を設置し支持するために、ピストン6を超えて延在する。任意に、電機子58は、電機子58内に制御シャフト20を設置するために、軸受キャップ60を含む。
好ましくは、クランクケース8は、前部電機子64を有する前部構造62、および後部電機子68を有する後部構造66を含み、前部構造62は、前部主軸受17を支持するために前部主軸受支持構造70を含み、後部構造66は、後部主軸受19を支持するために後部主軸受支持構造72を含む。本発明の一実施形態によれば、クランクケース8は、前部構造62および後部構造66の剛性の組立体を含み、前部電機子64および後部電機子68は、シリンダヘッド組立体18をエンジン2の作動中にクランクケース8上に保持するために、制御シャフト軸受22を収納する。電機子58、64および68は、 図1〜4および図8に示したようにクランクケースの鋳造の一部であってもよく、またはクランクケースの鋳造上に組み立てられてもよい。
本発明の一実施形態では、エンジン2は、一般にボクサーエンジンの配置と呼ばれる、概ね水平に対向するピストンの配置を有する。より詳細には、エンジン2は第2のシリンダヘッド組立体18bを有し、第2のシリンダヘッド組立体18bは、第1のシリンダヘッド組立体18の反対側のクランクシャフト10上に概して配置される。180クランク角度離間したシリンダは、正確に水平方向に対向するピストンの配置を提供する。概ね水平方向に対向するピストンの配置は、本発明に特定されており、それによって、自動車または他のタイプの車両内に改良されたパッケージを提供するために、180クランク角度未満離間したシリンダの使用が可能になる。任意に、エンジン2は、V型エンジンの配置を有してもよい。好ましくは、第2のシリンダヘッド組立体18bは、第2の制御シャフト軸受22bを有する第2の制御シャフト軸受20bを有する。前部構造62は、第2の前部電機子64bをさらに含み、後部構造66は、第2の後部電機子68bをさらに含む。第2の前部電機子64bおよび第2の後部電機子68bは、第2のシリンダヘッド組立体18bをエンジン2が作動中にクランクケース8上に保持するために、第2の制御シャフト軸受22bを収納する。
本発明の別の実施形態では、エンジンは2つのみのシリンダ4を有し、概ね水平に対向するピストンのボクサーエンジンの配置を有する。本発明によれば、ボクサーエンジンにおける制御シャフト20は、短く頑強であり、1対のみの主要制御シャフト軸受22、および1対のみの偏心軸受26を有することにより、持続可能な機械加工および組立公差が容易になり、製造費が低くなり、頑強で小型で軽量な可変圧縮比エンジンをもたらす。
本発明の一実施形態では、エンジン2は、2つ以下のシリンダ4を有し、シリンダヘッド組立体18は、1つのみのシリンダ4を有し、それによって費用を低くし、耐久性のある可変圧縮比エンジンを提供する。好ましくは、エンジン2は、概ね水平方向に対向するピストンの配置をさらに有し、第2のシリンダヘッド組立体18bは、シリンダヘッド組立体18の反対側のクランクシャフト10上に概して配置され、第2のシリンダヘッド組立体18bは、第2の制御シャフト軸受22bを有する第2の制御シャフト20bを有し、両方のシリンダヘッド組立体内に可変圧縮を提供する。
本発明の一実施形態では、エンジン2は、機械加工および整合の費用を最小にするために、シリンダヘッド組立体18毎に1対のみの主要制御シャフト軸受22を有する。また本発明の一実施形態では、エンジン2は、シリンダヘッド組立体18毎に1対のみの偏心軸受26を有し、それによって機械加工および整合の費用が最小になる。この実施形態は、2シリンダボクサーエンジンに、また4シリンダボクサーエンジンなどの複数の隣接シリンダを有するエンジンにも実用的であり得る。
次に図1を参照すると、本発明の別の実施形態では、エンジン2は、制御シャフト20を回転させるために第1のアクチュエータ74、ならびに第2の制御シャフト20bを回転させるために第2のアクチュエータ74bを有する、第2のシリンダヘッド組立体18bおよび第2の制御シャフト20bを含む。本発明によれば、第2のアクチュエータ74bは、制御シャフト20に対して第2の制御シャフト20bの独立した動きを制御するために、独立制御手段76を含んでもよく、または任意にエンジン2は、制御シャフト20に対するのと同じ動きを第2の制御シャフト20bに概して提供するために、制御手段76を有してもよい。任意に、2つのシリンダヘッド組立体に対する圧縮比の範囲は異なってもよく、例えば、離隔距離30は、第2の制御シャフト20bに対するより制御シャフト20に対する方が大きくてもよい。任意に、一方のシリンダヘッドは、可変圧縮比を有してもよく、他方のシリンダヘッドは、固定圧縮比を有してもよい。
本発明によれば、エンジン2は、最大および最小圧縮比で圧縮比ロックアップを有し、より一般的には、エンジン2は、第1の圧縮比設定で圧縮比ロックアップを有する。より詳細には、本発明によれば、圧縮比ロックアップは、制御シャフト20に作用するモーメント力がエンジン2の作動中に比較的小さいように、主要制御シャフトの軸24に対して偏心軸受の軸28を配置させることによって提供される。

Claims (23)

  1. 少なくとも1つのシリンダ(4)、前記シリンダ(4)内で往復運動をするために装着されたピストン(6)、クランクケース組立体(8)、クランクケース(8)内に回転可能に装着されたクランクシャフト(10)であって、前記クランクシャフト(10)は、それを中心に前記クランクシャフト(10)が前記クランクケース(8)内で回転するクランクシャフトの軸(12)を画定する、クランクシャフト(10)、前記ピストン(6)を前記クランクシャフト(10)に連結する連結ロッド(14)、前記シリンダ(4)を封止するためのシリンダヘッド(16)、ならびにシリンダヘッド組立体(18)であって、前記シリンダヘッド(16)および前記シリンダ(4)は、前記シリンダヘッド組立体(18)の一部であり、前記クランクシャフト(10)は、少なくとも前部主軸受(17)および後部主軸受(19)を有する、シリンダヘッド組立体(18)を有するエンジン(2)と、
    制御シャフトの軸(24)を画定する1つまたは複数の主要制御シャフト軸受(22)を有し、偏心軸受の軸(28)を画定する1つまたは複数の偏心軸受(26)を有する制御シャフト(20)であって、前記偏心軸受の軸(28)は、前記制御シャフトの軸(24)から第1の離間距離(30)を有し、前記エンジン(2)は、前記シリンダヘッド組立体(18)毎に前記離隔距離(30)をもつ1つのみの前記制御シャフト(20)を有する、制御シャフト(20)であって、
    前記主要制御シャフト軸受(22)は、前記クランクケース組立体(8)内に装着され、前記偏心軸受(26)は、前記シリンダヘッド組立体(18)を前記エンジン(2)の作動中に前記クランクケース(8)上に保持するために、前記シリンダヘッド組立体(18)内に装着される、制御シャフト(20)と、
    前記シリンダヘッド組立体(18)が前記エンジン(2)の作動中に前記制御シャフトの軸(24)を中心に回転するのを制限するためのモーメント持続手段(32)であって、前記モーメント持続手段(32)は、圧縮比の調節中に前記クランクケース(8)内に前記偏心軸受の軸(28)の再配置が可能な置換手段(34)をさらに含む、モーメント持続手段(32)と
    のための可変圧縮比機構。
  2. 前記モーメント持続手段(32)は、ブッシング(42)であり、前記ブッシング(42)は、前記モーメント持続手段(32)および前記置換手段(34)を提供する、請求項1に記載の可変圧縮比機構。
  3. 前記シリンダ(4)の周囲に軸受レース(40)をさらに含み、
    前記モーメント持続手段(32)は、前記クランクケース(8)内に装着された前記ブッシング(42)であり、前記ブッシング(42)は、前記モーメント持続手段(32)および前記置換手段(34)を提供するために、前記軸受レース(40)上に摺動可能に装着される、請求項2に記載の可変圧縮比機構。
  4. 前記ブッシング(42)は、前記軸受レース(40)に接触する冠面(44)を有し、前記冠面(44)は、シリンダの中心軸(45)がブッシングの中心軸(47)から離れて傾くことを可能にする、請求項3に記載の可変圧縮比機構。
  5. 前記クランクケース(8)と前記シリンダヘッド組立体(18)との間を封止するために封止(46)をさらに含み、
    前記封止(46)は前記軸受レース(40)に封止接触し、前記封止(46)は前記軸受レース(40)に摺動可能な接触を有する、請求項3に記載の可変圧縮比機構。
  6. 前記封止(46)は、前記封止(46)と前記軸受レース(40)との間の不整合を最小にするために、前記ブッシング(42)に概ね隣接した場所を有する、請求項5に記載の可変圧縮比機構。
  7. 前記クランクケース(8)と前記シリンダヘッド組立体(18)との間を封止するために前記封止(46)をさらに含み、
    前記封止(46)は概して前記シリンダ(4)を包囲し、前記封止(46)は圧縮可能な封止(48)である、請求項1に記載の可変圧縮比機構。
  8. 前記封止(46)は、前記封止(46)と前記軸受レース(40)との間の不整合を最小にするために、前記ブッシング(42)に概ね隣接した場所をさらに有する、請求項7に記載の可変圧縮比機構。
  9. 前記クランクケース(8)内の第1の通過経路(36)であって、前記偏心軸受の軸(28)は、それに沿って前記偏心軸受の軸(28)が前記クランクケース(8)内を移動する前記第1の通過経路(36)を画定する、第1の通過経路(36)と、
    シリンダの中心軸(45)を有する前記シリンダ(4)と、ブッシングの中心軸(47)を有する前記ブッシング(42)であって、前記ブッシング(42)は基準面(49)をさらに有し、前記基準面(49)は前記ブッシングの中心軸(47)に垂直である、ブッシング(42)とをさらに有し、
    前記シリンダの中心軸(45)と前記基準面(49)の交点は、前記シリンダヘッド組立体(18)内に点(51)を画定し、前記シリンダヘッド組立体(18)内の前記点(51)の場所は、異なるエンジン圧縮比値によって異なり、
    前記エンジン(2)のすべての圧縮比設定に対する前記点(51)の配列は、前記シリンダヘッド組立体(18)内に第2の通過経路(38)を画定し、前記エンジン(2)は、エンジン圧縮比の調節のために前記第1の通過経路(36)および前記第2の通過経路(38)を有する、請求項2に記載の可変圧縮比機構。
  10. 前記制御シャフト(20)を前記シリンダヘッド(16)内に組み立てるために、取外し可能な軸受(59)を前記制御シャフト(20)上にさらに含む、請求項1に記載の可変圧縮比機構。
  11. 少なくとも1つの弁バネ(52)を有する少なくとも1つの呼気弁(50)、および少なくとも1つの弁バネ(52)を有する少なくとも1つの排気弁(54)をさらに含み、前記呼気弁(50)、前記弁バネ(52)および前記排気弁(54)は、前記シリンダヘッド(16)内に配置され、
    前記制御シャフト(20)は、前記制御シャフト(20)が前記バネ(52)に接触せずに自由に回転するために、少なくとも1つの弁バネ(52)から間隔を空けた溝付きシャフト(56)を含む、請求項1に記載の可変圧縮比機構。
  12. 前記呼気弁(50)の外端部および前記排気弁(54)の外端部を通過する基準面(55)であって、前記基準面(55)は前記偏心軸受の軸(28)に平行である、基準面(55)と、
    シリンダ端部(5)を有するシリンダ(4)であって、前記シリンダ端部(5)は、前記シリンダ(4)の燃焼端部に配置される、シリンダ(4)と、
    エンジンのパッケージ寸法を最小にし、エンジンの剛性を最大にするために、前記基準面(55)と前記シリンダ端部(5)との間に配置された前記偏心軸受の軸(28)とをさらに含む、請求項1に記載の可変圧縮比機構。
  13. 前記偏心軸受の軸(28)は、エンジンのパッケージ寸法を最小にし、エンジンの剛性を最大にするために、前記呼気弁(50)と前記排気弁(54)との間に配置される、請求項12に記載の可変圧縮比機構。
  14. 前記クランクケース(8)は、前記制御シャフト軸受(22)を支持するために、少なくとも1つの電機子(58)を含み、前記電機子(58)は、前記シリンダヘッド(16)内に前記制御シャフト(20)を設置し支持するために、前記ピストン(6)を超えて延在する、請求項1に記載の可変圧縮比機構。
  15. 前記電機子(58)内に前記制御シャフト(20)を設置するために、取外し可能な軸受キャップ(60)をさらに含む、請求項14に記載の可変圧縮比機構。
  16. 前記クランクケース(8)は、前部電機子(64)を有する前部構造(62)、および後部電機子(68)を有する後部構造(66)を含み、
    前記前部構造(62)は、前部主軸受(17)を支持するために前部主軸受支持構造(70)を含み、前記後部構造(66)は、前記後部主軸受(19)を支持するために後部主軸受支持構造(72)を含み、
    前記クランクケース(8)は、前記前部構造(62)および前記後部構造(66)の剛性の組立体を含み、
    前記前部電機子(64)および前記後部電機子(68)は、前記シリンダヘッド組立体(18)を前記エンジン(2)が作動中に前記クランクケース(8)上に保持するために、前記制御シャフト軸受(22)を収納する、請求項1に記載の可変圧縮比機構。
  17. 前記エンジン(2)は、2つ以下のシリンダ(4)を有し、前記シリンダヘッド組立体(18)は、1つのみのシリンダ(4)を有し、それによって費用を低くし、耐久性のある可変圧縮比エンジンを提供する、請求項1に記載の可変圧縮比機構。
  18. 前記エンジン(2)は、第2のシリンダヘッド組立体(18b)をさらに有し、
    前記エンジン(2)は、概ね水平方向に対向するピストンの配置をさらに有し、第2のシリンダヘッド組立体(18b)は、前記シリンダヘッド組立体(18)の反対側の前記クランクシャフト(10)上に概して配置され、第2のシリンダヘッド組立体(18b)は、第2の制御シャフト軸受(22b)を有する第2の制御シャフト(20b)を有する、請求項17に記載の可変圧縮比機構。
  19. 前記クランクケース(8)は、前記前部電機子(64)を有する前記前部構造(62)、および前記後部電機子(68)を有する前記後部構造(66)を含み、
    前記前部構造(62)は、前記前部主軸受(17)を支持するために前記前部主軸受支持構造(70)を含み、前記後部構造(66)は、前記後部主軸受(19)を支持するために前記後部主軸受支持構造(72)を含み、
    前記クランクケース(8)は、前記前部構造(62)および前記後部構造(66)の剛性の組立体を含み、
    前記前部電機子(64)および前記後部電機子(68)は、前記シリンダヘッド組立体(18)を前記エンジン(2)が作動中に前記クランクケース(8)上に保持するために、前記制御シャフト軸受(22)を収納し、
    前記前部構造(62)は、第2の前部電機子(64b)をさらに含み、前記後部構造(66)は、第2の後部電機子(68b)をさらに含み、
    第2の前部電機子(64b)および第2の後部電機子(68b)は、第2のシリンダヘッド組立体(18b)を前記エンジン(2)が作動中に前記クランクケース(8)上に保持するために、前記第2の制御シャフト軸受(22b)を収納する、
    請求項1に記載の可変圧縮比機構。
  20. 前記シリンダヘッド組立体(18)毎に1対のみの前記主要制御シャフト軸受(22)をさらに有し、それによって機械加工整合費が最小になる、請求項1に記載の可変圧縮比機構。
  21. 前記シリンダヘッド組立体(18)毎に1対のみの前記偏心軸受(26)をさらに有し、それによって機械加工整合費が最小になる、請求項1に記載の可変圧縮比機構。
  22. 前記制御シャフト(20)を回転させるための第1のアクチュエータ(74)、ならびに前記第2の制御シャフト(20b)を回転させるために第2のアクチュエータ(74b)を有する、前記第2のシリンダヘッド組立体(18b)および前記第2の制御シャフト(20b)をさらに含み、
    前記第2のアクチュエータ(74b)は、前記制御シャフト(20)に対して前記第2の制御シャフト(20b)の独立した動きを制御するために、独立制御手段(76)を含む、請求項1に記載の可変圧縮比機構。
  23. 第1の圧縮比設定で圧縮比ロックアップをさらに有する、請求項1に記載の可変圧縮比機構。
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