JP2015509521A - 中性環境において良好な抵抗性を有する医薬保護コーティングの製造 - Google Patents
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Abstract
Description
パラセタモール、ジクロフェナク、アセクロフェナク、イブプロフェン、ケトプロフェン、フルルビプロフェン、アセチルサリチル酸、レバセチルメタドール及びオキシコドンなどの鎮痛薬及び抗リウマチ薬;
プロメタジン、ドネペジル、モダフィニル、ネファゾドン、レボキセチン、セルチンドール及びセルトラリンなどの向精神薬;
エリスロマイシン、ロキシスロマイシン、クラリスロマイシン、グレパフロキサシン、シプロフロキサシ、レボフロキサシン、スパルフロキサシン、トロバフロキサシン及びネビラピンなどの抗生物質;
プロプラノロール、メトプロロール、ビソプロロール及びネビボロールなどのベータブロッカー;
メトホルミン、ミグリトール及びレパグリニドなどの抗糖尿病薬;
ジフェンヒドラミン、フェキソフェナジン及びミゾラスチンなどのH1抗ヒスタミン薬;
シメチジン、ファモチジン、ロキサチジン、ニザチジン、チクロピジン、セチリジン及びラニチジンなどのH2抗ヒスタミン薬;
硝酸チアミン及び硫酸キニジン、アミロプリロース(Amyloprilose)HCl、プソイドエフェドリンHCl、シルデナフィル、トピラメート、グラニセトロン、レバミピド、キニーネHClなどのビタミン。
ガラス転移温度:Tg
Demin.水:脱塩水
全ての実施例において、使用されたポリマーは、ポリマーAと呼ばれるポリマーであった。ポリマーAの調製は、WO 2009/016258の実施例1に類似して実施された。
K値は、NMPにおいて重量で0.1%濃度で測定した。ポリマーは、9+/-0.3のpHを有する水性分散体として、又は噴霧乾燥粉末として使用した。一次分散体の平均粒径は、127nmであった。ガラス転移温度は、20°K/分の加熱速度でDSCにより測定した。最低造膜温度は、プラス/マイナス5℃の測定正確度の範囲内でTgに対応した。
Ludipress(登録商標):94.4重量%のラクトース、3.2重量%のKollidon 30(USP)及び3.4重量%のKollidon CL(USP)を含む自由流動性顆粒
Kollidon(登録商標)CL-F:クロスポビドン
Avicel(登録商標)PH102:微結晶セルロース、平均粒子直径100μm
シメチコン:平均鎖長さが200〜350のジメチルシロキサン単位のジメチコンとシリカゲルとの混合物のCTFA名称
Aerosil(登録商標)200:微粉シリカ
[実施例1](比較例)
1000mlの、固形分30重量%を有するポリマーAの水性分散体を、6.5gの、重量で85%濃度のリン酸と、撹拌しながら混合した。これは、8mol%の中和度に相当する。この部分的に中和された噴霧懸濁液を噴霧塔において噴霧乾燥した。ここでの霧化は、1.4mmの二材料ノズルを介して3.0barの霧化圧で実施した。乾燥ガスを、噴霧乾燥機の投入域に接線方向で通過させ、乾燥した生成物をサイクロンで分離した。流入空気温度は107℃であり、流出空気温度は56℃であった。粉末の平均粒径は30μmであった。100gの噴霧乾燥生成物を水に分散させ、パドル撹拌機を60分間用いて撹拌することにより、固形分20%の噴霧懸濁液を得た。光散乱による粒径の測定は、130nmと450nmの両方に最大を有する二峰性分布を示した。
5.1gのシュウ酸を500mlの脱塩水に溶解し、1000mlの、固形分30重量%を有するポリマーAの水性分散体に、撹拌しながら組み込んだ。これは、8mol%の中和度に相当する。この部分的に中和された噴霧懸濁液を噴霧塔において実施例1に類似して噴霧乾燥した。
6.7gのコハク酸を500mlの脱塩水に溶解し、1000mlの、固形分30重量%を有するポリマーAの水性分散体に、撹拌しながら組み込んだ。これは、8mol%の中和度に相当する。この部分的に中和された噴霧懸濁液を噴霧塔において実施例1に類似して噴霧乾燥した。
12.1gのクエン酸二水素ナトリウムを500mlの脱塩水に溶解し、1000mlの、固形分30重量%を有するポリマーAの水性分散体に、撹拌しながら組み込んだ。これは、8mol%の中和度に相当する。この部分的に中和された噴霧懸濁液を噴霧塔において実施例1に類似して噴霧乾燥した。
168.5mlの1モル硫酸を500mlの脱塩水に溶解し、1000mlの、固形分30重量%を有するポリマーAの水性分散体に、撹拌しながら組み込んだ。これは、8mol%の中和度に相当する。この部分的に中和された噴霧懸濁液を噴霧塔において実施例1に類似して噴霧乾燥した。
7.4gのグルタル酸を500mlの脱塩水に溶解し、1000mlの、固形分30%を有するポリマーAの水性分散体に、撹拌しながら組み込んだ。これは、8mol%の中和度に相当する。この部分的に中和された噴霧懸濁液を噴霧塔において実施例1に類似して噴霧乾燥した。
15.9gのステアリン酸を500mlの脱塩水に溶解し、1000mlの、固形分30%を有するポリマーAの水性分散体に、撹拌しながら組み込んだ。これは、8mol%の中和度に相当する。この部分的に中和された噴霧懸濁液を噴霧塔において実施例1に類似して噴霧乾燥した。
3.4mlの酢酸を500mlの脱塩水に溶解し、1000mlの、固形分30%を有するポリマーAの水性分散体に、撹拌しながら組み込んだ。これは、8mol%の中和度に相当する。この部分的に中和された噴霧懸濁液を噴霧塔において実施例1に類似して噴霧乾燥した。
6.5gのフマル酸を500mlの脱塩水に溶解し、1000mlの、固形分30%を有するポリマーAの水性分散体に、撹拌しながら組み込んだ。これは、8mol%の中和度に相当する。この部分的に中和された噴霧懸濁液を噴霧塔において実施例1に類似して噴霧乾燥した。
6.5gのフマル酸を500mlの脱塩水に溶解し、1000mlの、固形分30重量%を有するポリマーAの水性分散体に、撹拌しながら組み込んだ。これは、8mol%の中和度に相当する。この部分的に中和された分散体を、霧化が1.4mmの二材料ノズルを介して0.3MPaの霧化圧で実施されるFSD噴霧塔において噴霧乾燥した。流入空気温度は110℃であり、流出空気温度は57℃であった。微細画分を噴霧乾燥の間に分離し、噴霧ノズルの前に再び吹き込み、それにより280μmの平均粒径を有する噴霧乾燥粒子を得た。
6.7gのコハク酸を500mlの脱塩水に溶解し、1000mlの、固形分30重量%を有するポリマーAの水性分散体に、撹拌しながら組み込んだ。これは、8mol%の中和度に相当する。この部分的に中和された分散体をFSD噴霧塔において実施例10に類似して噴霧乾燥した。粉末の平均粒径は312μmであった。
7.4gのグルタル酸を500mlの脱塩水に溶解し、1000mlの、固形分30重量%を有するポリマーAの水性分散体に、撹拌しながら組み込んだ。これは、8mol%の中和度に相当する。この部分的に中和された分散体をFSD噴霧塔において実施例10に類似して噴霧乾燥した。粉末の平均粒径は295μmであった。
1000mlの、固形分30重量%を有するポリマーAの水性分散体を、霧化が1.4mmの二材料ノズルを介して0.3MPaの霧化圧で実施されるFSD噴霧塔において噴霧乾燥した。流入空気温度は127℃であり、流出空気温度は59℃であった。微細画分を噴霧乾燥の間に分離し、噴霧ノズルの前に再び吹き込み、それにより220μmの平均粒径を有する噴霧乾燥粒子を得た。
5.3gのコハク酸を1000mlの脱塩水に溶解し、次に250gの、実施例13の噴霧乾燥粉末を、パドル撹拌機を使用して撹拌しながら組み込んだ。これは、8mol%の中和度に相当する。60分間の再分散時間の後、平均粒径は165nmであった。
5.9gのグルタル酸を1000mlの脱塩水に溶解し、次に250gの、実施例13の噴霧乾燥粉末を、パドル撹拌機を使用して撹拌しながら組み込んだ。これは、8mol%の中和度に相当する。60分間の再分散時間の後、平均粒径は174nmであった。
6.5gのフマル酸を500mlの脱塩水に溶解し、1000mlの、固形分30重量%を有するポリマーAの水性分散体に、撹拌しながら組み込んだ。これは、8mol%の中和度に相当する。この部分的に中和された分散体をFSD噴霧塔において実施例10に類似して噴霧乾燥した。粉末の平均粒径は280μmであった。
6.7gのコハク酸を500mlの脱塩水に溶解し、1000mlの、固形分30重量%を有するポリマーAの水性分散体に、撹拌しながら組み込んだ。これは、8mol%の中和度に相当する。この部分的に中和された分散体をFSD噴霧塔において実施例10に類似して噴霧乾燥した。粉末の平均粒径は312μmであった。
7.4gのグルタル酸を500mlの脱塩水に溶解し、1000mlの、固形分30重量%を有するポリマーAの水性分散体に、撹拌しながら組み込んだ。これは、8mol%の中和度に相当する。この部分的に中和された分散体をFSD噴霧塔において実施例10に類似して噴霧乾燥した。粉末の平均粒径は295μmであった。
27.6gのラウリル硫酸ナトリウム及び14.7gのフマル酸を1500mlの脱塩水に溶解し、3000mlの、固形分30重量%を有するポリマーAの水性分散体に、撹拌しながら組み込んだ。これは、6mol%の中和度に相当する。この部分的に中和された噴霧懸濁液を噴霧塔において噴霧乾燥した。ここでの霧化は、1.4mmの二材料ノズルを介して0.3MPaの霧化圧で実施した。乾燥ガスを、噴霧乾燥機の投入領域に接線方向で通過させ、乾燥した生成物をサイクロンで分離した。流入空気温度は112℃であり、流出空気温度は59℃であった。粉末の平均粒径は37μmであった。
粉末A
1000mlの、固形分30重量%を有するポリマーAの水性分散体を、噴霧塔において噴霧乾燥した。ここでの霧化は、1.4mmの二材料ノズルを介して0.3MPaの霧化圧で実施した。乾燥ガスを、噴霧乾燥機の投入域に接線方向で通過させ、乾燥した生成物をサイクロンで分離した。流入空気温度は109℃であり、流出空気温度は58℃であった。粉末の平均粒径は33μmであった。
105.1gの酒石酸を500mlの脱塩水に溶解し、1000mlの、固形分30重量%を有するポリマーの水性分散体に、撹拌しながら組み込んだ。これは、100mol%の中和度に相当する。この噴霧懸濁液を噴霧塔において粉末Aに類似して噴霧乾燥した。
14.2gのセバシン酸を500mlの脱塩水に懸濁し、100mlの、固形分30重量%を有するポリマーAの水性分散体に、撹拌しながら組み込んだ。これは、100mol%の中和度に相当する。
50gのPEG6000、200gのタルク、9gの二酸化チタン及び9gの酸化鉄赤をTurbulaミキサーにおいて混合し、次にピンミルにおいて粉砕した。この混合物を250gの脱塩水に懸濁し、平均粒径187μmを有する顆粒を作製するように、Diosna造粒によって、500gの実施例10により調製されたポリマー粉末に適用した。
500gの実施例11により調製されたポリマー粉末を、3gのレシチン、6gのステアリン酸及び150gのタルクとTurbulaミキサーで混合し、次に圧縮機で更に加工した。この方法で製造されたフレークを粉砕し、次に脱塩水に再分散した。光散乱による粒径の測定は、181nmに最大を有する単峰性分布を示した。
200gのタルク、8gのインジゴチンレーキ及び11.9gのグルタル酸を500gの脱塩水に懸濁し、次に実施例11に類似した流動層プロセスにより、500gの実施例13により調製されたポリマー粉末に適用した。これは、8mol%の中和度に相当する。
100gのタルク、20gの酸化鉄赤及び5.2gのマロン酸を300gの脱塩水に懸濁し、Ultra-Turraxにより10,000rpmで15分間均質化した。この着色懸濁液を、1000mlの、固形分30重量%を有するポリマーAの水性分散体に、撹拌しながら組み込んだ。次にこの方法で調製された、7mol%の中和度を有する噴霧懸濁液を、霧化が1.4mmの二材料ノズルを介して0.30MPaの霧化圧で実施されるSBD噴霧塔において噴霧乾燥した。流入空気温度は135℃であり、流出空気温度は63℃であった。微細画分を噴霧乾燥の間に分離し、噴霧ノズルの前に再び吹き込み、それにより320μmの平均粒径を有する噴霧乾燥粒子を得た。
100gの実施例10により調製されたポリマー粉末を、50gのタルク及び4gのインジゴチンレーキとTurbulaミキサーで混合した。
100gの実施例13で調製されたポリマー粉末を、50gの極微粉砕タルク、4gのインジゴチンレーキ及び2.3gのセバシン酸とTurbulaミキサーで混合した。
100gの実施例11により調製されたポリマー粉末を、60gのタルク、6gの酸化鉄赤及び0.5gのレシチンとTurbulaミキサーで混合し、次にピンミルで粉砕した。
1000mlの、固形分30重量%を有するポリマーAの水性分散体を、霧化が1.4mmの二材料ノズルを介して0.3MPaの霧化圧で実施されるSBD噴霧塔において噴霧乾燥した。流入空気温度は110℃であり、流出空気温度は57℃であった。微細画分を噴霧乾燥の間に分離し、噴霧ノズルの前に再び吹き込み、それにより190μmの平均粒径を有する噴霧乾燥粒子を得た。
1000mlの、固形分30重量%を有するポリマーAの水性分散体を、霧化が1.4mmの二材料ノズルを介して0.3MPaの霧化圧で実施される噴霧塔において噴霧乾燥した。流入空気温度は112℃であり、流出空気温度は58℃であった。
1000mlの、固形分30重量%を有するポリマーAの水性分散体を、霧化が1.4mmの二材料ノズルを介して0.3MPaの霧化圧で実施されるFSD噴霧塔において噴霧乾燥した。流入空気温度は123℃であり、流出空気温度は54℃であった。微細画分を噴霧乾燥の間に分離し、噴霧ノズルの前に再び吹き込み、それにより211μmの平均粒径を有する噴霧乾燥粒子を得た。
1.3gのコハク酸、1.2gフマル酸及び1.6gの酒石酸を、150mlの脱塩水にそれぞれ溶解し、1000mlの、固形分30重量%を有するポリマーAの水性分散体に、撹拌しながら組み込んだ。これは、それぞれの場合において、1.5mol%の中和度に相当する。この部分的に中和された噴霧懸濁液を噴霧塔において実施例1に類似して噴霧乾燥した。
Claims (25)
- モノマーの重量比が35:65〜55:45のN,N-ジエチルアミノエチルメタクリレートとメチルメタクリレートのコポリマーに基づいた皮膜形成コーティング組成物から得られ、コポリマーが、C3〜C10-ジカルボン酸により部分的に中和されて存在する、医薬コーティング。
- コーティング組成物が、1〜20mg/cm2の適用量で適用され、4mg/cm2の適用量によるコーティングが、pH6.8の水性環境において30分後に少なくとも80%の活性成分の放出に対して抵抗性を有する、請求項1に記載のコーティング。
- コーティング組成物の適用量が2〜15mg/cm2である、請求項1又は2に記載のコーティング。
- 4〜12mg/cm2のコーティング組成物の適用量を有する、請求項1から3のいずれか一項に記載のコーティング。
- コポリマーが、非分岐鎖C3〜C10-ジカルボン酸により部分的に中和されて存在する、請求項1から4のいずれか一項に記載のコーティング。
- ジカルボン酸がフマル酸である、請求項1から5のいずれか一項に記載のコーティング。
- ジカルボン酸がアルカンジカルボン酸である、請求項1から6のいずれか一項に記載のコーティング。
- ジカルボン酸が、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸又はセバシン酸、リンゴ酸(2-ヒドロキシコハク酸)及び酒石酸(2,3-ジヒドロキシコハク酸)からなる群から選択される、請求項1から7のいずれか一項に記載のコーティング。
- コポリマーが、2〜15mol%まで部分的に中和されて存在する、請求項1から8のいずれか一項に記載のコーティング。
- コポリマーが、4〜10mol%まで部分的に中和されて存在する、請求項1から9のいずれか一項に記載のコーティング。
- 2を超える第一pKa値及び4を超える第二pKa値を有するジカルボン酸を含む、請求項1から8のいずれか一項に記載のコーティング。
- ジカルボン酸としてアジピン酸を含む、請求項9に記載のコーティング。
- コーティング組成物を粉末形態から再分散して調製される水性コーティング組成物を適用することにより得られる、請求項1から10のいずれか一項に記載のコーティング。
- 少なくとも一つの医薬活性成分を含み、活性成分の早期放出に抵抗性を有する剤形のコーティングのためのコーティング組成物を製造する方法であって、コーティング組成物が、モノマーの重量比が35:65〜55:45のN,N-ジエチルアミノエチルメタクリレートとメチルメタクリレートのコポリマーを、ポリマーとして含み、コーティング組成物中のコポリマーが、C3〜C10-ジカルボン酸により部分的に中和されている、方法。
- 皮膜形成ポリマーが、水性分散体中でジカルボン酸により部分的に中和されている、請求項14に記載の方法。
- 皮膜形成コポリマーが、粉末形態で部分的に中和されている、請求項14に記載の方法。
- 皮膜形成コポリマーが、2〜15mol%まで部分的に中和されて存在する、請求項14から16のいずれか一項に記載の方法。
- 皮膜形成コポリマーが、4〜10mol%まで部分的に中和されて存在する、請求項14から17のいずれか一項に記載の方法。
- コポリマーが、非分岐鎖C3〜C10-ジカルボン酸により部分的に中和されている、請求項14から18のいずれか一項に記載の方法。
- 使用されるジカルボン酸がアルカンジカルボン酸である、請求項14から19のいずれか一項に記載の方法。
- マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸又はセバシン酸、リンゴ酸(2-ヒドロキシコハク酸)及び酒石酸(2,3-ジヒドロキシコハク酸)からなる群から選択されるジカルボン酸が使用される、請求項14から20のいずれか一項に記載の方法。
- 使用されるジカルボン酸がアジピン酸である、請求項14から21のいずれか一項に記載の方法。
- 使用されるジカルボン酸がフマル酸である、請求項14から19のいずれか一項に記載の方法。
- 粉状コーティング組成物が、剤形への適用の前に、水に再分散される、請求項14から23のいずれか一項に記載の方法。
- pH6.8の水性環境において活性成分の早期放出に対して活性成分含有医薬剤形を保護するための、モノマーの重量比が35:65〜55:45のN,N-ジエチルアミノエチルメタクリレートとメチルメタクリレートのコポリマーに基づき、且つコポリマーがC3〜C10-ジカルボン酸により部分的に中和されて存在する医薬剤形への、請求項14から24のいずれか一項に記載のコーティング組成物の使用。
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