JP2015509399A - 医療装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

医療装置、及び、医療装置を操作する方法を開示する。この医療装置は、患者の治療すべき領域に向けて光線を照射するための光線源と、上記光線源を、治療すべき上記領域に対して所定の位置に置くために、上記患者が装着するように設けられる取付け要素と、上記患者が上記装置を装着しているか否かを示す信号を提供するために設けられるセンサ要素と、上記センサ要素からの上記信号を受け、そして、上記患者が上記装置を装着しているか否かを決定し、そして、上記患者が上記装置を装着している間の、上記光線源の光線の照射に係る継続時間を示す継続時間データを決定するために設けられる少なくとも1つのコントローラとを備える。

Description

この発明は、医療装置及び方法に関するものである。本発明は、特に、治療を必要とする患者の目や他の領域に光線を向けるための顔面マスク、包帯、ギプス等の医療装置、及び、この種の医療装置を操作する方法に関するものであるが、これに限定されるものではない。
様々な治療及び美容の目的のために、光線療法が用いられている。この療法は、大半の場合、特定の波長の光の照射を用いて、患者に適用することを含んでいる。光線療法は、肝炎(A型、B型又はC型)、細菌感染症、創傷、前がん症状、季節性情動障害(SAD)等の慢性感染症を治療するために用いられ、肌の若返り術等の、様々な皮膚科学的及び美容の目的で用いられ、また、例えば、糖尿病性黄斑浮腫、未熟児網膜症、ウェット型又はドライ型加齢性黄斑変性症、及び、糖尿病性網膜症等の様々な眼疾患を治療するために用いられる。
糖尿病性網膜症は、目の内部の網膜の損傷が起こる疾患であり、これは、糖尿病が原因で起こる。即ち、糖尿病性網膜症は、微小血管の網膜の変化の結果生じるものであり、そこでは、高血糖により誘発される壁内の周皮細胞死と、基底膜の肥厚とによって、目の内部の血管壁の損傷が起こる。この損傷により、血液網膜関門の構造が変化し、網膜の血管も以前にも増して透過性を帯びるようになる。目の内部の血管等の微小血管は、特に、血糖値の制御不全の影響を受け易い。グルコース及び/又はフルクトースの過剰蓄積は、網膜中の血管を損傷する。損傷した血管では、液体や脂質が黄斑上に漏れる可能性が高い。従って、この疾患は、視覚障害を引き起こし、究極的に失明する可能性がある。この疾患は、睡眠中に目又は瞼にある程度の光を照射することで、目の完全な暗順応を阻止することによって治療することができる。その理由は、暗順応の間、目は増加した酸素濃度を必要とし、従って、血管は、暗順応の間、これまで以上に働かなければならないからである。従って、目の完全な暗順応を阻止することによって、血管のストレスがなくなり、徐々に回復される。糖尿病性網膜症については、目の暗順応の感度に対応する、好ましくは約460から550nmの間の波長を有する光を、目や瞼に照射する。勿論、他の疾病や疾患については、他の波長範囲が用いられる場合がある。
患者に、睡眠中に装着されるマスク型の装置を提供することによって、目の領域に光線を照射することが有益であることが知見されたが、このマスクは、目の領域を覆って、患者の頭部全体に被せて取り付けられ、光線照射源を、目の領域に収容するように構成されている。光線源は、例えば、電子発光エミッタ、発光手段、発光セル(LEC)、発光電気化学セル(LEEC)、発光ダイオード、即ち、有機発光ダイオードであってもよく、目の領域に向けて光を照射するように構成されている。この光線は、目の桿体視細胞を刺激し、この桿体視細胞を過分極及び脱感作に至らしめ、これによって、新陳代謝率を低下し、従って、その結果として、網膜内の酸素消費量が降下する。
国際公開第2011/135362号は、電磁放射線を患者の目の内部に向けるための光線治療装置を開示している。少なくとも1つの有機半導体光線照射手段のオン又はオフを切り替えるための患者の入力(オン/オフ切替え)によって、光線治療を開始し、又は、停止することができる。上述した有機半導体光線照射手段、即ち、その各々は、好ましくは、有機発光ダイオード(OLED)を含む。有益な点として、有機発光ダイオードからの熱出力は、従来の発光ダイオード(LED)によって発生するものよりも小さい。有機発光ダイオードはまた、従来の発光ダイオードよりも大きい表面積に亘って光を照射し、これは、光線が、患者の瞼及び瞳孔を通って、目の網膜に到達するように正しく導かれることを確保するのに役立つ。上述した有機発光ダイオード、即ち、その各々によって照射された電磁放射線が、上述した有機発光ダイオード、即ち、その各々が、患者の目、即ち、その各々に対して所定の位置に置かれた状態で、患者の少なくとも1つの目に向けられるように、上述した有機発光ダイオード、即ち、その各々は、マスク、ゴーグル又はバイザーに取り付けられる。このマスク、ゴーグル又はバイザーは、上述した有機発光ダイオード、即ち、その各々を患者の顔面又は頭部に取り付けるための取付けストラップ又は他の手段を備えていることが好ましい。
国際公開第2011/135362号に開示された光線治療装置は、電力供給装置と、有機発光ダイオードへの電力の供給を制御するためのコントローラとを含んでいてもよい。これにより、治療計画の一部としての光線に晒す時間及び強度を変化させるための柔軟性がもたらされる。有機発光ダイオードの継続時間及び動作の条件をメモリに記憶していてもよい。加えて、この装置の周囲の環境を感知するための、例えば、日中に有機発光ダイオードの動作をオフにし、又は、患者の体温や動き考慮するためのセンサ手段を設けてもよい。
しかしながら、患者によっては、指示された治療の投薬量及び/又は、治療計画に従うという意味において、彼らのかかりつけの医者、医師、又は、他のアドバイザーの指示を守らず、そして/又は、薬や装置に添付された患者用の情報説明書に従うことがあることは一般に知られている。
国際公開第2011/135362号に記載された光線治療装置に関しては、患者が、この装置を、例えば、医者が処方した正しい方法で(例えば、正しい期間の間、及び、正しい日数の間、等)実際に使用するかは保証できるものではない。
本発明の目的は、上述した問題を少なくとも部分的に軽減することにある。
本発明の第一の態様によれば、医療装置であって、患者の治療すべき領域に向けて光線を照射するための光線源と、上記光線源を、治療すべき上記領域に対して所定の位置に置くために、上記患者が装着するように設けられる取付け要素と、上記患者が上記装置を装着しているか否かを示す信号を提供するために設けられるセンサ要素と、上記センサ要素からの上記信号を受け、そして、上記患者が上記装置を装着しているか否かを決定し、そして、上記患者が上記装置を装着している間の、上記光線源の光線の照射に係る継続時間を示す継続時間データを決定するために設けられる少なくとも1つのコントローラとを備える医療装置が提供される。
本発明の第二の態様によれば、患者の治療すべき領域に向けて光線を照射するための治療装置を操作する方法であって、患者が上記装置を装着しているか否かを示す信号を提供するために設けられるセンサ要素を操作する工程と、上記センサ要素からの上記信号をコントローラに供給する工程と、上記患者が上記装置を装着している間の、光線源の光線の照射に係る継続時間を示す継続時間データを、上記センサ要素からの上記信号を利用して決定する工程とを含む方法が提供される。
本発明のある実施形態によれば、この装置を患者が利用している期間を、この装置そのものが表示することができるという利益がもたらされる。
本発明のある実施形態によれば、医者又は他の監視業務の人間が監視するために、この装置の患者の使用を記録し、そして/又は送信することができるという利益がもたらされる。従って、場合によっては、治療計画の患者の遵守の度合いを求めることができ、このような遵守の度合いが監視されることを認識している患者が、この治療計画に実際に従おうとする高い意欲を持ち、これにより、指示に係る治療計画の遵守を改善することができる。
本発明のある実施形態によれば、この装置の患者の使用に対応するデータを記憶し、そして/又は、(患者のかかりつけの医者によって操作されるような)受信機に、継続的に、断続的に又は要求に応じて送信することができるという利益がもたらされる。
本発明の実施形態を、添付図面を参照しながら以下に更に記載する。添付図面において
光線治療装置の分解斜視図を示している。 別の光線治療装置を示している。 本発明の実施形態に係る光線治療装置を概略的に示している。 本発明の実施形態に係る光線治療装置の一部を取り除いた図である。 本発明の実施形態に係る光線治療装置において、容量センサがどのように利用されているかを示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る光線治療装置の動作を示すフローチャートである。 他の光線治療装置を示している。 他の形態に係る顔面マスクを示している。 更に他の形態に係る顔面マスクを示している。 これらの図面においては、同様の符号番号は同様の構成要素を示している。
国際公開第2011/135362号に記載された装置のある構成要素を、本発明と共に使用してもよい。国際公開第2011/135362号の内容を、引用によりここに組み入れるものとする。
図1に示すように、国際公開第2011/135362号に開示された光線治療装置の分解斜視図は、患者の目の付近に位置される支持体(取付け部)4、6を備えており、この支持体4、6の各々は、それぞれの有機発光ダイオード14、16を支持している。当然のことながら、他の光線照射手段を用いた場合であっても、これらの有機発光ダイオードは上述した理由により特に様々な利点を有している。糖尿病性網膜症の治療に関しては、460nmから550nmの範囲内で、480nmから500nmの中心波長を有する光線を照射する有機発光ダイオードが特に適していることが知見されている。その理由は、睡眠中の患者の瞼8、10によって、光線にフィルターが掛けられるときに、約510nmの中心波長を有する光線は、患者の網膜に到達し、これは、糖尿病性網膜症の治療に特に有効であるからである。又は、約670nmの中心波長を有する光線は、例えば、ドライ型加齢性黄斑変性症に有用である。勿論、他の波長や他の照射光は、他の疾患を治療するのに有用である。また当然のことながら、光線の照射量に関する治療計画は、光線治療が行われる時間、その期間の周波数、及び(一平方メートル当たりのカンデラ−cd/mで測定される)光線の輝度を含む場合もある。勿論、他の疾患はこれと異なる、光線の照射量に関する治療計画を必要とする場合がある。調節可能なストラップ12は、有機発光ダイオード14、16間の間隔が、患者の目の間の間隔と一致するように、支持体4、6を共に連結している。取付けストラップ18は、この装置を患者の頭部に固定する。これらの有機発光ダイオード14、16は、少なくとも1つの凹部22内に収容された少なくとも1つのバッテリー20を動力源としており、スイッチ24によって駆動される。
国際公開第2011/135362号は、有機発光ダイオードを顔面マスクに取り付けるための、様々な代替的な実施形態を開示している。この顔面マスクは、柔軟性を有する材料から形成してもよい。この顔面マスクは、図1に示したストラップ18に類似したストラップによって取り付けてもよく、又は、例えば、患者の眼窩又は顔面に貼付けにより取り付けてもよい。その代わりに、有機発光ダイオードを、頭部ストラップを介して患者の頭部に取り付けられるバイザーに組み込むことも可能である。図2は、マスクの形態を取った国際公開第2011/135362号に開示された代替的な光線治療装置を示している。このマスクは、患者の顔面の形状に一致する柔軟性を有する部分30を備えている。この柔軟性を有する部分30は広がって、ストラップ32を形成しており、これらのストラップ32は、患者の頭部の周りに広がるか、又は、孔34を通した患者の耳に取り付けられる。有機発光ダイオード14、16は、これらが患者の目に近接して位置されるように、柔軟性を有するマスクに組み込まれている。図2は、この装置の動作を制御して、使用者の睡眠の阻害を最小限にするために、例えば、周囲の光のレベル、患者の体温又は動きを感知するための1又は2以上のセンサ36を更に示している。
本発明は、国際公開第2011/135362号に開示された光線治療装置の改良を含む光線治療装置を提供するものである。上述したように、患者によっては、医者が処方した治療計画に正しく従わない場合がある。特に、患者によっては、この装置を正しく装着せず、又は、例えば、その治療期間の間で、処方された光線に完全に曝されるに至る以前に、この装置を取り外して、この装置を全く装着しない場合がある。本発明は、この装置がいつ装着されたか、又は、どの位長く装着されたかを検出することによって、治療計画の遵守の度合いを監視することを可能にするものである。これにより、正しく光線に曝されることを患者に提供したか否かを判断することが可能になる。
ここで、図3を参照すると、これは、本発明の実施形態に係る装置100の構成要素を概略的に示している。当然のことながら、図3の目的は、本発明の実施形態に係る装置の主たる複数の機能的なユニットを示すことであり、この装置の実際の構造において如何なる限定を与えるものではない。しかしながら、このような1つの構造は、例えば、図1又は図2に示された構造である。この装置100は、少なくとも1つの光線源102、例えば、少なくとも1つの電子発光エミッタ、この場合は、有機発光ダイオードを備えている。光線源102、即ち、各光線源は、患者の目(又は、治療されるべき他の領域)に対して所定の位置に置かれるように、マスク、ゴーグル、バイザー、若しくは、他のこの種の支持構造体、又は、取付け体内に配置され、又は、その上に配置されてもよい。この支持構造体は、例えば、図1及び2に概略的に示されており、国際公開第2011/135362号に記載された通りであるので、これについては、ここには更に記載しない。この装置は、プロセッサ104と、バッテリー106(又は、他の動力源、例えば、電源ワイヤがこの装置100に結合されることを可能にする電源供給ソケット)とを更に備えている。このバッテリー106は、プロセッサ104及び光線源102に結合されて、これらの双方への電力の供給を可能にする。プロセッサ104は、光線源102に結合されて、この光線源の動作を制御し、特に、処方に係る治療計画に従って、光線源102をオンオフさせる。この装置は、プロセッサ104に結合されたメモリ108を更に備えている。このメモリ108は、プロセッサ104を制御するための指示と、治療計画に関するデータ、例えば、光線源102が照射する電磁放射線の強度とを記憶するように構成されている。
図3は、プロセッサ104に結合された遵守センサ110を更に示している。この遵守センサは、患者がこの装置100を装着しているか否かを示す信号を、プロセッサ104に供給するように構成されている。以下に更に詳細に記載した一実施形態においては、遵守センサ110は、容量センサを備えており、これは、そのセンサの静電容量を示す信号をプロセッサ104に供給するように構成されており、この静電容量を読み取って、このセンサが、皮膚に近接、又は、接触している(これは、この装置100を装着していることを示す)か否か、又は、このセンサが、空気に近接、又は、接触している(これは、この装置100を装着していないことを示す)か否かを決定することができる。図3は、プロセッサ104に連結されたクロック回路112を更に示している。このクロック回路112は、タイミング信号を供給して、プロセッサ104が、この装置100が装着されていた継続時間、又は、この装置を取り付け、若しくは、取り外したそれぞれの時間、又は、その双方を演算することを可能にする。装置が装着された時、及び/又は、継続装着時間に関するデータ(以下、遵守データ)を、メモリ108に記憶してもよい。代替的に、又は、付加的に、遵守データを、プロセッサ104から、他の手段に送信するための出力回路114に送ってもよい。例えば、この出力回路は、無線周波(RF)送信機であってもよく、これは、遵守データを、患者のコンピュータに無線で、又は、かかりつけの医者のコンピュータに直接的又は間接的に送信して、患者の治療計画の遵守の度合いを監視することができるように構成されている。代替的に、出力回路114を用いて、遵守データをメモリから周期的に、例えば、患者が医者を訪れた際に、ダウンロードすることも可能である。
患者がこの装置を装着した時、及び/又は、継続装着時間を受動的に記録することに加えて、遵守センサ110からの信号を利用して、光線源の制御において、プロセッサ104を補助してもよい。これにより、この装置100が装着されているときのみに、光線源102が作動することを確保することができる。加えて、装置100が装着されている間に光線に晒される継続時間を監視して、照射時間に関して処方された照射時間に至った時点で、更に光線に晒されることを阻止するように、即ち、光線源をオフに切り替えるのに適するようにプロセッサ104を構成してもよい。マスクを装着することは、遵守データの一部を形成する場合がある一方で、使用の継続期間に関するデータは、患者が、有機発光ダイオードから光に晒されていることを記録したデータである。この装置が装着された時を監視することによって、本発明の数々の実施形態は、処方に係る治療計画に応じた特定の光線の照射を、患者の片方の目、両目、又は、他の領域に自立的に供給することが可能な装置を提供するものである。本発明の数々の実施形態は、処方に係る治療計画の遵守の度合いを記録し、監視する能力を更に提供するものである。
容量センサは、遵守センサ110を構成するために使用することができるもので、第1回目にセンサの静電容量の第1測定を行い、その後、第2回目に、このセンサの静電容量の第2測定を行うことによって作動する。容量センサが空気に曝されると、このセンサの周囲の自然変異に起因して、静電容量が著しく変化する。逆に、容量センサが、患者の皮膚と接触し、又は、これに近接していると、この静電容量はより安定した状態に維持される。その結果として、センサの静電容量の第1及び第2測定値が(所定の許容範囲内で)相互に近似している場合には、これは、このセンサが患者の皮膚と接触し、又は、これに近接していることを示(し、従って、この装置が装着されていることを示)す。2つの測定値が上述した所定の許容範囲を超えて大きく離れている場合には、これは、この装置が装着されていないことを示す。一実施態様においては、容量センサは、(このセンサの周囲に応じて上述したように変化する)その静電容量によって決定される周波数で、周期的に充電し、放電する。この容量センサは、この周期的な信号をプロセッサ104に送信することができる。クロック112から受信した一定のタイミング信号に対して比較することによって、このセンサからの信号の周波数を求め、それ以前に読み取った数値と比較して、この装置が装着されているか否かを判断することができる。
遵守センサ110を構成する容量センサの代替案は、温度センサや、超音波センサや、光ダイオードや、例えば、装置を取り付けるためのストラップに結合され(て、この装置を着ける場合に、このストラップが伸びるときの歪みを測定し)、又は、この装置の他の部分に結合され、この装置を付けるときの曲げを測定することができる歪みゲージや、血中酸素濃度モニターを含む。実際問題として、この装置を装着しているか否かの判断材料を提供することができる、当業界で公知の如何なるセンサを用いてもよい。特に、容量センサを用いる場合には、マスクのそれぞれの側に1つずつ設けられる2つのセンサ、マスクの周囲に間隔を開けて配置される3つのセンサ、又は、4つのセンサ等の複数の容量センサを用いて、患者の様々な顔面の形状の変化に適合するように構成することが望ましい。例えば、患者によっては、これらの複数のセンサのすべてを、患者の顔面に接触させなくてもよい。顔面の形状には、遺伝的な特徴や、血統に起因して、驚くほど数多くの違いがある。実施形態によっては、センサが患者の皮膚と接触し、又は、これに近接していることを記録して、この装置が正しく装着されているか否かを判断するために、1つの容量センサを用いれば十分な場合がある。又は、すべてのセンサ、即ち、所定数の複数のセンサが、これらが患者の皮膚と接触し、又は、これに近接していることを記録して、この装置が正しく装着されているか否かを判断することが必要な場合がある。センサの数が多ければ、より信頼性のある結果を得るために役立つ。
上述したように、遵守データを、この装置100内で、メモリ108に記憶してもよく、又は、遵守データを、この装置100から、継続的に、又は、断続的に、又は、その双方で送信してもよい。データ、例えば、遵守データをある手段(例えば、コンピュータ)に送信する方法は、機械同士の監視(M2M)として公知である。第1の例示的な実施形態においては、メモリ108内に記憶された遵守データを、周期的に、例えば、患者が医者を訪れた際に、この装置から無線で引き出すことができるように、出力回路114は、無線自動識別(RFID)チップであってもよい。この装置は、場合により、(バッテリー106を用いるのではなく)誘導を利用して、このFRIDチップを誘導で作動させる再充電素子を含んでいてもよい。
第2の例示的な実施形態において、出力回路114は、遵守データを、携帯電話又はコンピュータ等の関連機器に送信するように構成されたブルートゥース(RTM)送信機を備えていてもよく、この関連機器においては、このデータを、記憶し、又は、例えば、治療計画の患者の遵守の度合いを監視する責任を有する医者や他の人に最終的に送信してもよい。当然のことながら、更なる変更も可能であり、例えば、この装置への有線接続を用いることも可能である。有線接続は、例えば、USBを介したもの、ファイヤーワイヤー(登録商標)、サンダーボルト(登録商標)又はライトニング(登録商標)であってもよい。又は、データを、「Li−Fi」(可視光線を用いた通信の伝送)を介して通信してもよい。
特に、マスクと相互作用するように形成されたアプリケーション(即ち、「アプリ」)を、このマスクの使用に関する情報を記憶するようにプログラムされた携帯電話(セルラー電話)にインストールしてもよい。例えば、このアプリケーションは、(例えば、装着の合計持続時間及び装着の特定回数を含む)マスクの装着履歴を記録し、そして/又は、患者が何時マスクを装着する必要があるかを患者に告げるための注意喚起を設定するように構成されていてもよい。このアプリケーションはまた更に、データを、治療計画の患者の遵守の度合いを監視する責任を有する医者や他の人に送信するものでもよい。当然のことながら、同様の性能を有するソフトウェアを用いて、何らかのパーソナルコンピュータ、タブレット型コンピュータ、又は、適宜の電子機器にインストールする際に、同一の機能を提供してもよい。マスクからのデータを、何らかの無線又は有線手段を介して、(何らかの適宜の電子機器にインストールされた)アプリケーション及び/又はソフトウェアに送信してもよい。
機械同士の監視(M2M)は、(例えば、家庭や病院における)短距離無線通信を利用するものでもよく、これは、パーソナル・エリア・ネットワーク(例えば、ブルートゥース(登録商標)、ジグビー(登録商標)、MyWi(登録商標)、又は、ローカルエリア・ネットワーク(例えば、ワイ−ファイ))を介して構成されるものでもよい。
テレヘルスとは、遠隔通信テクノロジーを介して、健康に関するサービス及び/又は情報を提供することをいう(当然のことながら、これは、他の場所では他の名称で知られている場合がある)。テレケアは同様のシステムであり、そこでは、患者が助けを必要とする場合に警報を発することによって、この患者が監視センターと連絡されている。本発明のマスクを、このようなシステムと結合して、健康を監視し、そして/又は、データを何らかの必要な場所に送信することができる。(例えば、家庭から、異なる場所にいる医者まで等の)例えば、長距離に亘る監視のために、これらのシステムを利用して、インターネットを介して通信を提供してもよい。
ここで図4を参照すると、ここには、本発明の実施形態に係る光線治療装置の一部を取り除いた図が示されている。特に、図4は、プリント回路基板(PCB)120を示しており、これは、(それぞれの目に1つずつの、2つの有機発光ダイオードを有する装置用として)複数の有機発光ダイオード102を支持しており、これはまた、図2、8又は9に示す形状のアイマスクに合致して取り付けられ、又は、その内側に配置されるような形状を有している。領域Aは、マスクが使用者の顔面に取り付けられたときに、この使用者の鼻が位置する場所全体を示している。図4は、プロセッサ104及び4つの別々の容量センサ110を示しており、これらの容量センサは、このプリント回路基板120の周囲に間隔を開けて配置される複数の順守センサを構成する。これらの容量センサは、このプリント回路基板からフラップとして伸びており、これらのフラップは、使用者の顔面により折り畳み可能である。ここには、複数の有機発光ダイオード及びプロセッサ104への電力の供給を制御するための電源トランジスタチップ122も示されている。図4に示された実施形態においては、単一のプロセッサ104が使用されており、これは、図3に示されたクロック112、メモリ108及び出力手段114の機能を付加的に実行する。当然のことながら、図4に示されたプリント回路基板を、全体として、各種の構成要素を使用者に対して位置付けするための取付け手段と考えてもよい。このプリント回路基板を、マスク構造体内で、図2に示されるようなマスクのデザインに組み込み、又は、マスク構造体に貼り付けることも可能である。従って、マスク構造体そのものは、取付け手段と考えてよい。プリント回路基板構造上に主たる複数の電子部品を形成することは、簡単で、より費用効率が高い製造プロセスを実現可能にすることに役立つ。勿論、当然のことながら、プリント回路基板、即ち、取付け手段は、適切な顔面マスクと整合するための如何なる適切な形状を有していてもよい。プリント回路基板、即ち、取付け手段は、例えば、包帯やギプスに使用される場合、上述とは異なるレイアウトやデザインを有していてもよい。
ここで図5を参照すると、ここには、プロセッサ104内で容量順守センサ110からの出力を判断することによって、患者がこの装置100を装着中であるか否かを決定するプロセスが、フローチャートの形で示されている。工程S2で、プロセッサ104は、スイッチオンの状態にして微小電流を容量センサ110に流し、この電流は、容量センサ110の1つの端子に結合されたプロセッサピンに供給される。工程S4で、クロック回路112によって制御されるタイマがリセットされ、スタートする。工程S6で、プロセッサは、容量センサ全域に亘って充電及び放電される電圧の振動数をカウントしながら、30mS(ミリ秒)間待機する。工程S8で、30mSに達した時点で、タイマは停止し、振動数を読み取る。工程S10で、容量センサがスイッチオンされているか否かがチェックされる。即ち、容量センサからのこれまでの読取り値が、この装置が装着されていることを示しているか否かをチェックする。容量センサがオンの場合には、これは、センサのこれまでの記録された状態は、この装置が装着されていない(センサが皮膚と接触していない)ことを示している。この容量センサがオンの場合には、次いで、工程S12で、30mS間の間にカウントされた振動数が、これまでの測定値の平均よりも著しく低いか否かをチェックする。容量センサが、皮膚に接触、又は、近接している場合には、容量性負荷が増加し、これにより、振動数が低下する。プロセッサは、カウントに係る振動数が所定の比率又は合計による平均値よりも低いか否かを調べる。回答が「はい」の場合、これは、患者がこの装置を装着しており、これにより、センサが皮膚に接触していることを意味する。従って、工程S14で、センサの状態はオフに設定される。この状態の変化を利用して、患者がこの装置を装着した時、及び/又は、継続装着時間を示す、メモリ108内に保持された情報を更新し、又は、出力手段114に送ることができる。状態の変化が起きた場合、工程S16で、作動中の平均値はリセットされ、新たな平均値計算が新たな読取りによって開始する。工程S18では、容量センサへの電力の供給がオフに切り替えられて、電力を節約する。電力を節約するために、順守の度合いの監視作用を、周期的に作動しているとき、例えば、一秒間の1回のみに設定して、大部分の時間の間、この装置を節電モードにしてもよい。工程S12で、カウントに係る振動数が平均値よりも著しく小さくない(即ち、これと同一、又は、これよりも大きい)と判断される場合には、患者がこの装置を継続して装着していないと判断する。工程S20で、30mS間の平均振動数が更新される。即ち、所定回数のこれまでの測定値の平均値を新たな測定値で更新し、これにより、センサが、静電容量の条件が徐々に変化する流れを保持することが可能になる。次いで、このプロセスは、工程S18に戻る。
同様に、工程S10で、センサの現状がオフである(これは、センサが最後にチェックされたときに、患者がこの装置を装着していたことを示す)と判断される場合には、工程S22で、30mS間にカウントされた振動数が、これまでの測定値の平均値よりも著しく高いか否かをチェックする。回答が「はい」の場合、これは、患者がこの装置を取り外していたことを意味する。従って、工程S24で、センサの状態をオンにセットする。工程S16で、作動中の平均値はリセットされ、新たな平均値計算が新たな読取りによって開始し、そして、工程S18では、容量センサへの電力の供給がオフに切り替えられて、電力を節約する。工程S22で、カウントに係る振動数が平均値よりも著しく高くない(即ち、これと同一、又は、これよりも低い)と判断される場合には、患者がこの装置を継続して装着していると判断する。工程S26で、30mS間の平均振動数が更新され、このプロセスは、工程S18に戻る。
ここで、図6を参照すると、ここには、本発明の実施形態に係る光線治療装置の主な処理ループが、フローチャートの形で示されている。図6におけるこのフローチャートは、図5のフローチャートの場合と同様に、電力の供給がなくなるまで、連続したループとして作用する。図5と同様に、図6の動作は、1秒にほぼ1回、電源の出力を下げ、低電力で比較的低い32kHzのクロックを用いることによって、電力を節約するように構成されている。各サイクルの出力を上げる際に、このプロセッサは、図5に示された複数の容量センサの値を読み取り、記憶された遵守データを更新し(又は、新たな遵守データを送信し)、次いで、再び出力を下げるように構成されている。
工程S30で、プロセッサは、上述した有機発光ダイオード、即ち、各有機発光ダイオードがその時点でオンであるか否かをチェックする。複数の有機発光ダイオードがオンである場合、この装置の出力を低下することはできず、従って、工程S32で、プロセッサは、1.1秒間待機する。出力の低下が可能である場合(例えば、有機発光ダイオードがスイッチオンされていない場合)には、オンの状態に切り替え、容量センサ、即ち、各容量センサの測定を工程S36で行う前に、工程S34で、プロセッサは、1.1秒間出力を低下させる。工程S38で、プロセッサは、この装置のマスクの左側における少なくとも1つのセンサ、及び、その右側における少なくとも1つのセンサが、この装置が装着されていることを示しているか否かを判断する。このプロセッサはまた、処方に係る、その照射時間に亘る光線の照射を満たすために、更なる光線の照射が必要であるか否かをも判断する。双方の質問に対する回答が「はい」の場合には、工程S40で、有機発光ダイオード、即ち、各有機発光ダイオードはスイッチオンの状態にされ、又は、そのままオンの状態に維持される。少なくとも1つの質問に対する回答が「いいえ」の場合には、工程S42で、有機発光ダイオード、即ち、各有機発光ダイオードはスイッチオフの状態にされる。工程S44で、このプロセスは、タイマを更新して、マスクが装着されていた継続時間並びに/若しくは時、及び/又は、マスクが装着されていた間に光線が照射されていた継続時間並びに/若しくは時を記録する。次いで、このプロセスは、工程S30に戻る。
本発明の更なる実施形態を図7a及び7bに示す。装置200は、上述した実施形態の一般的原理を組み入れているが、これは、必要とされる使用者の領域全体に亘って包帯として装着されるように構成されている。ここでは、この装置は、患者の腕201に使用されている。この包帯は、公知の方法で、腕201に巻き付けられ、又は、貼付けによって取り付けてもよい。図7bの断面図に示されるように、この装置200は、柔軟性を有する外側層202を含んでいるが、これは、例えば、患者が快適なように柔らかい綿であってもよい。この装置200はまた、光線源204を含んでおり、これは、この例では、使用状態において装置の皮膚と接触する側に設けられた有機発光ダイオードである。この光線源は、上述したプロセッサ104と同様に機能することができるコントローラ(図示せず)に接続されている。同様に、このコントローラもまた、上述したように、装置200の使用を監視するための遵守センサに接続されている。容易にするために、この有機発光ダイオード204、コントローラ及びセンサを、上述した外側層202上に効率的に積層可能なプリント配線基板205上に形成してもよい。図5及び6に関する方法と同様の方法で、遵守の度合いを監視することができる。任意に、患者の快適性の改善に役立つように、更なる内側層を含んでもよい。この層は、光線の照射の妨げにならないように、少なくとも有機発光ダイオードの領域内で適度に透過性を有していてもよい。
上記において詳述したデザインに様々な変更を行うことが可能である。例えば、図3に示した別個の機能を有する構成要素のうちの少なくとも幾つかの数を、それらの機能を単一のプロセッサに統合することによって減少させることが可能である。本発明を、必要なハードウェア又はソフトウェアに実装してもよいことは当業者であれば明らかである。
光線源を有機発光ダイオードとして上述したが、これは、電子発光エミッタ、発光手段、発光セル(LEC)、発光電気化学セル(LEEC)、発光ダイオード、又は、同様のデバイスであってもよい。
個別の間欠測定について上述したが、当然のことながら、光線の照射、即ち、使用者による装着の連続的に監視することも可能である。
顔面マスクとして実施される場合の本発明の装置は、図1又は図2に示すような一般的な形で具体化され、又は、他の同様の形で具体化されて、光線源を目の領域に適切に配置するが、この装置は、本発明の上述した特徴を含むものである。図8は、他の形態に係る顔面マスク80を示しており、これは、上述した本発明の構成要素を支持するための、単一のストラップ又は複数のストラップ82と、顔面部分84とを有している。図9は、更に他の形態に係る顔面マスク90を示しており、これは、単一のストラップ又は複数のストラップ92と、顔面部分94とを有している。このストラップ(単数又は複数)92は、マスク80と比較して、顔面部分94の下方の位置で(図面に示された方向に、通常の使用状態で)、この顔面部分94に結合されている。ストラップ(単数又は複数)92の相対位置を下げることによって、ストラップ(単数又は複数)は、使用時に使用者の鼻が位置するところの領域Aの開口部96に近づけて設けられる。そのようなものとして、マスク90を頭部に位置させる際に、ストラップ(単数又は複数)92が作用して、開口部96の幅を増大させる。これは、平均的な鼻、及び/又は頭部よりも大きいものを有する使用者に有用である。
任意の付加的特徴として、本発明の装置は、この装置上における液体の存在の有無を検出するための1又は2以上の水分検出器を含んでいてもよい。内蔵された水分検出器を用いて、使用者がこの装置を湿潤環境に曝したか否か、例えば、この装置を飲み物やバスタブに落としたか否かを判断し、これにより、この装置の損傷に関する信頼性を確認することに役立つ。
上述した構成に対する代替案として、この装置上の使用者の入力制御機器としての、容量センサ等の付加的なセンサが設けられているところの医療装置を提供することもできる。この容量センサは、この装置の起動を開始するために使用者が押圧するボタン状であってもよい。次いで、このボタンを押圧してから10秒等の所定の時間の長さ内に、使用者は、この装置を、(他の複数の容量センサ110によって確認される)治療されるべき領域に取り付けることになる。このような使用者作動型のセンサを組み込むことによって、この装置は、監視に先立って、この装置のスイッチを入れるという、使用者の故意の行為を要求するようになる。これは、この装置が何時オンの状態になって、光線を照射したか(例えば、特別なチェック)を積極的に確認することに役立ち、また、特別な治療計画を使用者が遵守する必要性を積極的に強化することに役立つ。
他の代替案においては、この装置のセンサ要素は、例えば、この装置のある位置に設けられた赤外線送信機と、この装置の他の位置に設けられた光検出器又はダイオードとを含む光送受信手段の形態であってもよい。適切には、この送信機及び受信機を、顔面マスクの鼻が位置する領域の一方の側にそれぞれ配置して、このマスクを使用者の顔面に装着することによって、使用者の鼻が、送信機からの赤外線が、受信機の位置で受信されることを阻止するように構成される。即ち、このマスクが装着されると、赤外線照射の「見通し線」が、この鼻によって阻止される。これにより、受信機は、判断材料(例えば、信号)を提供して、信号を上述と同様の方法でコントローラに提供することによって、マスクが使用者の顔面に配置されているか否か、場合によっては、マスクが使用者の顔面にどの位長い間配置されているかを監視することができる。このような構成を、上述した遵守センサ110の代わりに使用し、又は、上述した容量センサ等の1又は2以上の遵守センサに加えて、使用してもよい。このような構成を提供することによって、例えば、顔面マスクは装着され、又は、これが皮膚と依然として接触してはいるものの、目の上方に上がってしまった場合のように、使用者が、意図的に、又は、不注意に、「システムを欺く」ことを防止することに役立つ。
上述した機能に加えて、本発明に係る装置をまた、特別な所定の照射計画、例えば、治療時間の長さ及び治療回数(例えば、10日間に8時間の治療)、及び、光線の強度/輝度レベルと共にプログラムしてもよい。適切には、この強度は、例えば、(使用者がこの装置に慣れ、又は、眠り始めるときのように)治療期間の初期の段階における輝度レベルよりも小さい値に可変であり、治療期間の次の段階では、更に大きい輝度レベルに増加する。
更なる変形例においては、本発明の装置を、照射計画に関する指示を受信するように設計してもよく、この照射計画は、医者又は他の指導者によって設定されてもよい。指示を受信する工程は、この装置からの情報の上述した送信の場合と逆であってもよい。例えば、入力情報を受信し、信号をプロセッサ104に送信する無線周波受信機を含んでいてもよい。このとき、このプロセッサは、指示に従って光線源107を制御してもよい。これは、患者の照射計画を、例えば、患者の健康状態が改善されるに従って、徐々に変更する必要がある場合に有用である場合がある。
上述した本発明によれば、この装置が患者の所定の位置に取り付けられるときに、光線の照射計画を患者に自動的に配信することができる。患者がこの装置を何時、どの位長い間装着しているかを監視することによって、完全な照射計画が患者に配信されているか否かを監視することができ、即ち、この照射計画の患者の遵守の度合いを監視することができる。
上述した実施形態の何れかに関連して記載した特徴は、異なる実施形態間で交互に適用可能であることは当業者にとって明らかである。上述した実施形態は、本発明の様々な特徴を示すための一例である。
この明細書における発明の詳細な説明及び特許請求の範囲全体を通して、用語「を備える(comprise)」及び「含む(contain)」、並びに、それらの変化形は、「を含むが、これに限定されるものではない」ことを意味し、そして、これらの用語は、他の部分、添加物、成分、整数、又は、工程を排除すること(及び、排除しないこと)を意図するものではない。この明細書における発明の詳細な説明及び特許請求の範囲全体を通して、文脈上他の意味に解すべき場合を除き、単数形の表現は、複数形のものを含むものとする。特に、不定冠詞を用いている場合には、文脈上他の意味に解すべき場合を除き、単数形のもの及び複数形のものを考慮しているものとして、明細書を解釈すべきである。
本発明の特別な態様、実施形態又は実施例に関連して記載された特徴、整数、特性、化合物、化学的な部分又は基は、これらと矛盾しない限り、ここに記載された他の態様、実施形態又は実施例に適用可能なものであると解釈すべきである。この明細書(添付した請求項、要約、及び、図面を含む)に開示された特徴のすべて、及び/又は、このように開示された方法又はプロセスの工程のすべては、これらの特徴及び/又は工程のうちの少なくとも幾つかが相互に排除されるところの組合せを除き、如何なる組合せにおいて結合されてもよい。本発明は、何れかの上述した実施形態の詳細部分に限定されるものではない。本発明は、この明細書(添付した請求項、要約、及び、図面を含む)に開示された特徴のうちの何れか新規な1つ、又は、何れか新規な組合せにまで、又は、このように開示された方法又はプロセスの工程のうちの何れか新規な1つ、又は、何れか新規な組合せにまで及ぶものとする。
本願に関して、この明細書と同時に、又は、これよりも前に提出されたものであって、この明細書と共に公衆の閲覧に付されたすべての文書及び書類に読者の注意は向けられるものであり、これらのすべての文書及び書類の内容は、引用により、ここに組み込まれるものとする。

Claims (20)

  1. 医療装置であって、
    患者の治療すべき領域に向けて光線を照射するための光線源と、
    前記光線源を、治療すべき前記領域に対して所定の位置に置くために、前記患者が装着するように設けられる取付け要素と、
    前記患者が前記装置を装着しているか否かを示す信号を提供するために設けられるセンサ要素と、
    前記センサ要素からの前記信号を受け、そして、前記患者が前記装置を装着しているか否かを決定し、そして、前記患者が前記装置を装着している間の、前記光線源の光線の照射に係る継続時間を示す継続時間データを決定するために設けられる少なくとも1つのコントローラと
    を備える医療装置。
  2. 前記コントローラは、更に、前記光線源の作動を制御するために設けられる、請求項1に記載した医療装置。
  3. 前記コントローラは、前記光線源の前記作動を制御して、前記センサ要素から受けた前記信号が、前記患者が前記装置を装着していることを示しているときに、光線が照射されるように設けられる、請求項2に記載の医療装置。
  4. 前記取付け要素は、前記光線源を、前記患者の少なくとも1つの目に対して所定の位置に置くために、患者の顔面又は頭部に取り付けられるように設けられるマスク、ゴーグル又はバイザーを含む、請求項1から3の何れか1つに記載した医療装置。
  5. 前記光線源は、有機発光ダイオード(OLED)を含む、請求項1から4の何れか1つに記載した医療装置。
  6. 前記光線源は、患者が前記装置を用いているときに、各々の有機発光ダイオードが、前記患者の少なくとも1つの目に対して所定の位置に置かれるように、前記取付け要素によって支持された一対の有機発光ダイオードを含む、請求項4を引用する請求項5に記載した医療装置。
  7. 前記患者が前記装置を装着しているか否かを示す信号を提供するために設けられた少なくとも1つの更なるセンサ要素を更に含む、請求項1から6の何れか1つに記載した医療装置。
  8. 前記センサ要素、即ち、各センサ要素は、容量センサを含み、前記容量センサは、患者が前記装置を装着しているときに、前記容量センサが、前記患者の皮膚に近接して位置するように、前記取付け要素によって支持されている、請求項1から7の何れか1つに記載した医療装置。
  9. 前記センサ要素、即ち、各センサ要素は、光送受信手段を含み、患者が前記装置を装着しているときに、受信器が光送信器からの光を受信しないように、前記取付け要素によって支持されている、請求項1から8の何れか1つに記載した医療装置。
  10. 前記コントローラは、前記光線源を制御するように設けられて、所定の光線照射量を超えていない場合に限り、前記患者が前記装置を装着していることを、前記センサ要素から受信した前記信号が示しているときに、光線が照射される、請求項1から9の何れか1つに記載した医療装置。
  11. 前記継続時間データを記憶するために設けられるメモリ部分を更に備える、請求項1から10の何れか1つに記載した医療装置。
  12. 前記継続時間データを送信するために設けられる出力回路を更に備える、請求項1から11の何れか1つに記載した医療装置。
  13. 前記出力回路は、前記継続時間データを関連するRFID(無線自動識別装置)受信器に送信するために設けられるRFID(無線自動識別装置)回路を備える、請求項10に記載した医療装置。
  14. 患者の治療すべき領域に向けて光線を照射するための治療装置を操作する方法であって、
    患者が前記装置を装着しているか否かを示す信号を提供するために設けられるセンサ要素を操作する工程と、
    前記センサ要素からの前記信号をコントローラに供給する工程と、
    前記患者が前記装置を装着している間の、光線源の光線の照射に係る継続時間を示す継続時間データを、前記センサ要素からの前記信号を利用して決定する工程と
    を含む方法。
  15. 前記センサ要素から受けた前記信号が、前記患者が前記装置を装着していることを示しているときに、前記光線源が光線を照射するように、前記光線源を制御する工程を更に含む、請求項14に記載した方法。
  16. 前記光線源を、前記患者が装着するように設けられた取付け要素によって支持して、前記光線源を、前記患者の治療すべき領域に対して所定の位置に置く、請求項14又は15に記載した方法。
  17. 前記継続時間データを記憶する工程を更に含む、請求項14から16の何れか1つに記載した方法。
  18. 前記装置から送信するために、前記継続時間データを出力する工程を更に含む、請求項14から17の何れか1つに記載した方法。
  19. 添付図面を参照して以上に記載したものと実質的に同一の装置。
  20. 添付図面を参照して以上に記載したものと実質的に同一の方法。
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