JP2004313213A - 光治療器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の眼科領域のレーザ治療は、高反応レベルレーザを用いた外科的療法であり大きな設備や高度な技術を必要とした。またドライアイの疾患に対しては人工涙液の点眼、涙点プラグや、眼鏡に装着する保湿用のカバー等があるが、いずれも本質的に涙の分泌を促進するものではなかった。本発明では低反応レベルの光治療の細胞活性化反応を用い涙腺を刺激して涙の分泌を促進する光治療器を提供する。
【解決手段】眼部装着用器具と、器具に配設された発光素子を有しかつ先端より低反応レベルのコヒーレント光を照射する単数又は左右2個の治療用プローブを備え、プローブは先端が眼窩外上部の涙腺近傍に当接する位置に眼部装着用器具から突設されかつ、光の照射は位置調節とタッチセンサによりまぶた上部の涙腺近傍に特定して行われ、眼球を照射せず安全に施療することができる。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、眼科における低反応レベルの光治療器具に係り、特に涙の分泌促進に係る疾患の治療器具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、眼科領域のレーザ治療は、光凝固作用による網膜症、網膜剥離等の治療や、微少切開による緑内障治療や、角膜の薄削による近視の矯正等が知られているが、これらはすべて高反応レベルレーザを用いた外科的療法であり、ターゲットとなる細胞を正確に変異させる必要があるため大がかりな設備や高度な技術を必要としている。
また、乾性角結膜炎(ドライアイ)の患者に対し眼の乾きを抑える方法は、人工涙液等の点眼、涙点プラグや、眼鏡に装着する保湿用のカバー(モイスチャーエイド)等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ドライアイの対処としては本質的に涙の分泌を促進するものではない。
そこで、外科的療法以外の低反応レベルでの光治療の細胞活性化の反応を用い、涙腺を刺激することにより、涙の分泌を促進する光治療器を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記に鑑み本発明者等は鋭意研究、実験の結果次の手段によりこの問題を解決した。
(1)眼部装着用器具と、該器具に配設された発光素子を有しかつ先端よりコヒーレント光を照射する単数又は左右2個の治療用プローブを備え、
かつ、該治療用プローブが、その先端が眼窩外上部の涙腺近傍に当接する位置に前記眼部装着用器具から突設されてなることを特徴とする光治療器具。
(2)発光素子が半導体発光素子であることを特徴とする前項(1)に記載の光治療器具。
(3)発光素子が半導体発光素子に光学素子を配設してなることを特徴とする前項(1)に記載の光治療器具。
(4)眼部装着用器具が、眼鏡型であることを特徴とする前項(1)〜(3)のいずれか1項に記載の光治療器具。
(5)眼部装着用器具が、頭部装着用バンドと、その前頭部分より突設された眼鏡状器具であることを特徴とする前項(1)〜(3)のいずれか1項に記載の光治療器具。
(6)治療用プローブ先端の照射光を、涙腺近傍に当接し照射するための治療プローブの位置調節が、治療用プローブの発光先端部に配設され、まぶた上部の涙腺近傍に当接したことを検知するタッチセンサと、
前記、眼部装着用器具による治療用プローブの上下位置の調節機構並びに、
前記配設された眼部装着用器具の前面外側から治療用プローブの位置を左右に調節できる機構を備えてなることを特徴とする前項(1)〜(5)のいずれか1項に記載の光治療器具。
(7)治療用プローブの発光先端部が、涙腺の近傍に当接したことを検知するタッチセンサからの信号によって、治療用プローブから照射光の照射が開始され、一定時間照射後タイマーによって断になることを特徴とする前項(1)〜(6)のいずれか1項に記載の光治療器具。
(8)治療用プローブから照射される光線の波長帯が、470nm〜930nmであることを特徴とする前項(1)〜(7)のいずれか1項に記載の光治療器具。
(9)治療用プローブから照射される光線の波長帯が、500nm〜850nmであることを特徴とする前項(1)〜(7)のいずれか1項に記載の光治療器具。
(10)治療用プローブから照射される光線が低反応レベル(ただし、5mW以上が望ましい)のものであることを特徴とする前項(1)〜(9)のいずれか1項に記載の光治療器具。
(11)制御器が、治療用プローブの電源部とタッチセンサの回路部と治療用プローブ間を接続するケーブル及び電源スイッチを有し、かつ携帯型で身体の一部に収納又は付設できるものであることを特徴とする前項(1)〜(10)のいずれか1項に記載の光治療器具。
(12)光治療器具の電源が、商用交流電源又は蓄電池であることを特徴とする前項(1)〜(11)のいずれか1項に記載の光治療器具。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の光治療器具の治療効果は、低反応レベルのコヒーレント光の光刺激が、涙腺細胞を活性化することにより涙の分泌を促進する。この効果によりドライアイに対し有効な治療効果をもたらす。
また、コヒーレント光の発振は、センサを用いることにより照射面が皮膚と接触している時にのみコヒーレント光が照射されるように作動するため、眼球を直接照射することはなく、安全に施療することができる。
以下、図面に基づき、発明の実施の形態を説明する。
【0006】
図1は、本発明の眼部装着用眼鏡型の光治療器具を装着したときの外観斜視図である。
図において、1は光治療器具、2は眼鏡のつる、3は眼鏡型器具、5は左右位置移動及び締着具、5’はワッシャー、6は左右スライド溝、7は眼鏡部、9は患者、11はまぶた、を示す。
図示したように、患者は眼鏡型器具3を装着すると眼鏡部7の内側に突設された治療用プローブ4(図2)が、まぶた11の上部涙腺の位置の前方にセットされる。
【0007】
図2は、眼鏡型器具の外観図で、(イ)は平面図、(ロ)正面図、(ハ)右側面図で、図3は、図2(イ)のA−A’断面図、を示す。
図において、10は眼鏡上縁部、4は治療用プローブ、12はプローブ外筒、13は発光部筐体、14はタッチセンサ、16は締着ひも、17は調節具、18はプローブ制御及び信号ケーブル、19は照射レンズ、20は鼻基部支持具を示す。
眼鏡型器具3を装着し、前記上下左右の位置調整により治療用プローブ4が前記涙腺の前方にセットされると、
プローブ外筒12内に配設されている発光部筐体13は常時はバネ材21(図4の(ロ))により外方(まぶた側)に付勢されているが、まぶた11の上部涙腺の位置における押力により元に戻される。
上記により治療用プローブ4は適正な圧力により治療ゾーンに当接し、前記照射レンズ19の先端部から光が照射される。
そして、この際、治療用プローブ4の照射レンズ19の先端部の周辺に配設されている2本のタッチセンサ14(図4、図10)の先端部は、当接している皮膚面を、抵抗をもつ導電体として閉回路を形成しタッチ信号を発信する。
この信号は、左、右の前記涙腺近傍から発信される。
【0008】
上記の信号はプローブ制御及び信号ケーブル18経由、制御器25(図5)に送られ、電源投入可能指令により、直流電源36、あるいは電池36’(図10)をONにすることができる。
従って、当該涙腺近傍に当接したことを確認後、光が照射されるので安全に操作することができる。
なお、眼鏡は透明、半透明、非透明のいずれでもよい。
【0009】
図4は、治療用プローブの組立図で、(イ)図は正面図、(ロ)図は(イ)図のB−B’断面図、(ハ)図は背面図である。
以下に、その機構と作用を説明する。
図において、21はバネ材、22は半導体レーザ発光素子、23は制御回路基板、24はストッパ、32は外筐端折り曲げ、33はプローブ外筒底板、34はネジ棒、34’はメスネジを示す。
図4の(ロ)図に示したように、発光部筐体13内には、直列にコヒーレントな半導体レーザ発光素子22と照射用レンズ19と制御回路基板23が配設されており、発光部筐体13がプローブ外筒12の内側に、バネ材21によって摺動可能に収納されている。
そして常時は、発光部筐体13は前記バネ材21により外側(まぶた側)に付勢されており、一定距離になると、発光部筐体13の外側に配設されたストッパ24が外筐端折り曲げ32の内側に当たり停止している。
【0010】
また、前記治療用プローブ4の外筒12の底部と、眼鏡部7の内面とは、左右スライド溝6を介して連結されている。
即ち、左右位置移動及び締着具5の底部はワッツャー5’を介して先端部に刻設されたネジ棒34が固着されており、前記眼鏡部7に設けられた左右スライド溝6を貫通してネジ棒34の先端部のオスネジは、プローブ外筒底板33に刻設されたメスネジ34’と、浅深自在に嵌合される。
最初、眼鏡型器具3を装着し上下の位置の調整後、前記左右位置移動及び締着具5のネジ棒34の嵌合を浅くし、左右スライド溝6に沿って治療用プローブ4を左又は右に移動させて所定位置に合わせた後、前記左右位置移動及び締着具5のネジ棒34の嵌合を深くし締着する。
【0011】
図5は、制御器の外観斜視図である。
図において、25は制御器、26は電源スイッチ(キー付き)、27は電源供給部及び制御回路部、28は外部接続ケーブル、29は信号線及び電源供給ケーブル、30は商用電源接続ケーブルを示す。
上記電源供給部及び制御回路部27は、治療に適合する前記治療用プローブ4からの照射出力及び照射時間の設定回路を有しており、また電源スイッチ(キー付き)26は、使用者を特定するものである。
なお、電源に電池を使用するときは前記商用電源接続ケーブル30は不要である。そして光治療器具の制御器25の筐体は携帯型で身体の一部に収納又は付設できる形状であり、例えばポケット等に収納又はバンド等に着設してもよい。
【0012】
次に他の装着形態の光治療用器具の事例を示す。
図6は、バンド+眼鏡型の光治療器具を装着したときの外観斜視図である。
図において、8は連結具、15はバンドを示す。
図示したように、バンド15と眼鏡部7とは連結具8によって連結され、かつ眼鏡部7は前方に突出されており、そしてその内側に突設された治療用プローブ4がまぶた11の上部涙腺の位置の前方にセットされる。
図7は、バンド+眼鏡型の組立図で、(イ)図は平面図、(ロ)図は正面図、(ハ)図は右側面図を示す。
図8は図7(イ)図のA−A’断面図(背面図)を示す。
【0013】
上記の器具は、前述した眼鏡型とその作用操作は同様であるが装着法が異なる。
本器は頭部のバンド15によりその位置が調整固定され、鼻基部の支点を必要としないため、患者の鼻の高低によるセットのずれがなく、多くの患者に適用できる。治療用プローブ4の左右の位置調整は前述の眼鏡型と同様である。
【0014】
前記、図4の治療用プローブ4の組立図において、治療用プローブ4の発光素子がコヒーレントな半導体レーザの事例を説明したが、
発光素子がLED(発光ダイオード)等の場合はコヒーレントな光を得るために、発光素子と照射レンズ19の間に光学素子35を配設する。
図9は、発光素子に発光ダイオードを用いた場合の治療用プローブ4の縦断面である。
図において、31は発光ダイオード、35は光学素子(直線偏光素子又は右円偏光素子)を示す。
その他の構造については、前述した図4と同様である。
【0015】
図10は、本発明の光治療用器具のブロック図である。
図において、23は制御回路基板、26’は電池用電源スイッチ、36は直流電源、36’は電池、37はリレータイマー、38は限時接点、39はリレー、40は電源プラグ、41はタッチ信号検知リレー駆動部、42は接続コネクター接点、43はリレー接点、44はキーを示す。
電源スイッチ(キー付き)26は、キー44の挿入回転によりONになりロックされ、逆回転によりOFFになり、引き抜くことができるため、特定者の使用に限定される。
上記電源スイッチ(キー付き)26のONにより、直流電源36が動作すると、まずタッチ信号検知リレー駆動部41が作動する、そして、前記左右の治療用プローブ4の先端部のタッチセンサ14が、患者の治療ゾーンに当接され皮膚の表面抵抗を介して短絡されると、その信号は前記タッチ信号検知リレー駆動部41のアンド回路に入力されて出力は増幅されてリレー39を駆動し、そのリレー接点43がONになって、治療用プローブ4の制御回路基板23の励振回路を作動させ、半導体レーザ発光素子22を発光させる。そして、照射レンズ19よって所定の光束になり照射される。また、出力は励振回路の半固定調整部により、所定出力に設定することができる。
【0016】
以上の順序により治療用プローブ4の先端が治療ゾーンに当接されたことを確認後、リレー接点43をONにしレーザ光を発生させるため、安全に操作することができる。
また、上記リレー接点43がONで、リレータイマー37がONになり、所定の設定時間が経過すると、その限時接点38がOFFになり直流電源36がOFFになって、前記レーザ光の発生は停止され、一定時間の治療を実施することができる。
また、前記リレータイマーは37は、電源スイッチ(キー付き)26をキー44によって回転復帰させて(接点OFF)電源をOFFにし、最初の位置に戻るまでそのままの状態が保持され、その後再起動の状態に復帰する。
上記により電源スイッチ(キー付き)26の使用者を特定することができる。そして、治療用プローブ4と制御器25との間は、接続コネクター接点42を介して外部接続ケーブル28により接続されている。
さらに、前記直流電源36の代わりに電池36’を使用する場合は、前記リレー39の前に電池用電源スイッチ26’経由(仮想線)接続すればよい。
【0017】
次に本発明の光治療器具の治療効果の事例を示す。
対象者:
眼の乾き、疲れ、眼をあけていられない等の、いわゆるドライアイの症状を訴える23才(症例1)、33才(症例2)の男性2名、25才(症例3)の女
性1名の計3名。
使用機器:
疼痛緩快用半導体治療装置オーレイズ3D1(GaALAs半導体レーザ、波
長830nm、出力60mW)
治療:
中枢優先説に基づき、涙腺周囲を含め、レーザ照射を12分〜25分行った。効果の判定:
痛みの効果判定に用いられるPRS(Pain Rarefy Score)
を用い、痛みを主訴に置き換えて治療直後の改善度合いを判定した。
【0018】図11はPRSによる治療前及び治療後とを比較したグラフである。
縦軸には、最初の症状を10とし、症状なしを0とし、その間を5段階に区分し、横軸には、治療前(pre)治療後(post)間の経時変化をとった。
図示したように、症例1、症例2、症例3の3名とも、治療前(pre)の痛みの状態10に比し、症例1は6に、症例2は3に、症例3は5にそれぞれ痛みは軽減している。
上記は1回の治療結果であり、長期ではさらに症状の改善効果が得られる。
【0019】
【発明の効果】
1、本発明の請求項1の発明によれば、
眼部装着用器具と、該器具に配設された発光素子を有しかつ先端よりコヒーレント光を照射する1個又は左右2個の治療用プローブと、該治療用プローブが、先端がまぶた上部の涙腺近傍に当接する位置に、前記眼部装着用器具から突設されてなるため、従来の眼科における高反応レベルのレーザ照射による外科的療法以外の、低反応レベルのコヒーレント光による細胞活性化の反応を用いた涙腺刺激により患部の涙の分泌を促進させ、ドライアイ疾患に対し治療効果をもたらす。
また、コヒーレント光の照射は、位置調節とタッチセンサによってまぶた上部の皮膚上の涙腺近傍に特定して行われるため、眼球を直接照射することなく安全に施療することができる。
2、請求項2及び3の発明によれば、
発光素子が半導体発光素子であり、又は発光素子が半導体発光素子に光学素子を配設してなるため、例えばコヒーレントな半導体レーザ又は照射面に直線偏光素子又は右円偏光素子を配設してなる発光ダイオード等が使用でき、治療効果のある低反応レベルのコヒーレント光を容易に得ることができる。
【0020】
3、請求項4の発明によれば、
眼部装着用器具が眼鏡型であるため、既存の保護用眼鏡等を利用して作成することができ、眼科治療分野における小型軽量でかつ、操作が容易な光治療器具を提供することができる
4、請求項5の発明によれば、
眼部装着用器具が、頭部装着用バンドとその前頭部分より突設された眼鏡状器具よりなるため、頭部のバンドによりその位置が調整固定され、鼻基部の支点を必要としないため、患者の鼻の高低によるセットのずれがなく、多くの患者に適用でき、眼科治療分野における小型軽量でかつ、操作が容易な光治療器具を提供することができる。
5、請求項6の発明によれば、
治療用プローブ先端の照射光を、涙腺治療ゾーンに当接し照射するための治療プローブの位置調節が、治療用プローブの発光先端部に配設されたまぶた上部の涙腺近傍の皮膚に当接したことを検知するタッチセンサと、前記、眼部装着用器具による治療用プローブの上下位置の調節機構並びに、前記配設された眼部装着用器具の前面外側から治療用プローブの位置を左右に調節できる機構を備えてなるため、コヒーレント光の照射は位置調節とタッチセンサによってまぶた上部の皮膚上の涙腺近傍に特定して行われ、眼球を直接照射するおそれがなく安全に施療することができる。
【0021】
6、請求項7の発明によれば、
治療用プローブが涙腺の近傍に当接した信号を、タッチセンサから制御器に入力することによって、直流電源スイッチをONにすることができるようにしているため、治療用プローブが涙腺近傍の皮膚に当接したことを確認後、光が照射されるので安全に操作することができる。
また、リレータイマによって照射開始後、一定設定時間後には断になり、照射光の発生は停止されるため、適性な限定時間の治療を実施することができる。
7、請求項8及び9の発明によれば、
治療用プローブから照射される光線の波長帯が、470nm〜930nmであり、治療に適正な領域を広く選択することができ、また前記波長帯を、500nm〜850nmに選択することにより、より効果のある領域を選択することができる。
8、請求項10の発明によれば、
治療用プローブから照射される光線が低反応レベルのものであるため、身体の皮膚面からの緩やかな刺激で効果を発揮することができる。
9、請求項11の発明によれば、
制御器が、治療用プローブの電源部とタッチセンサの回路部と、治療用プローブ間を接続するケーブル及び使用者を特定する電源スイッチを有しており、
かつ携帯型で、身体の一部に収納又は付設できる形状であるため、例えばポケット等に収納又はバンド等に着設し操作することができる。
10、請求項12の発明によれば、
光治療器具の電源が、商用交流電源又は蓄電池であるため、所要に応じていずれかを選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の眼部装着用眼鏡型の光治療器具を装着したときの外観斜視図。
【図2】眼鏡型器具の外観図。
【図3】図2(イ)のA−A’断面図。
【図4】治療用プローブの組立図。
【図5】制御器の外観斜視図。
【図6】バンド+眼鏡型の光治療器具を装着したときの外観斜視図。
【図7】バンド+眼鏡型の組立図。
【図8】図7(イ)のA−A’断面図。
【図9】発光素子に発光ダイオードを用いた場合の治療用プローブの縦断面図。
【図10】本発明の光治療器具のブロック図。
【図11】PRSによる治療前及び治療後とを比較したグラフ。
【符号の説明】
1:光治療器具 2:眼鏡のつる
3:眼鏡型器具 4:治療用プローブ
5:左右位置移動及び締着具 5’:ワッシャー
6:左右スライド溝 7:眼鏡部
8:連結具 9:患者
10:眼鏡上縁部 11:まぶた
12:プローブ外筒 13:発光部筐体
14:タッチセンサ 15:バンド
16:締着ひも 17:調節具
18:プローブ制御及び信号ケーブル 19:照射レンズ
20:鼻基部支持具 21:バネ材
22:半導体レーザ発光素子 23:制御回路基板
24:ストッパ 25:制御器
26:電源スイッチ(キー付き) 26’:電池用電源スイッチ
27:電源供給部及び制御回路部 28:外部接続ケーブル
29:信号線及び電源供給ケーブル 30:商用電源接続ケーブル
31:発光ダイオード 32:外筐端折り曲げ
33:プローブ外筒底板 34:ネジ棒
34’:メスネジ 35:光学素子
36:直流電源 36’:電池
37:リレータイマー 38:限時接点
39:リレー 40:電源プラグ
41:タッチ信号検知リレー駆動部 42:接続コネクター接点
43:リレー接点 44:キー

Claims (12)

  1. 眼部装着用器具と、該器具に配設された発光素子を有しかつ先端よりコヒーレント光を照射する単数又は左右2個の治療用プローブを備え、
    かつ、該治療用プローブが、その先端が眼窩外上部の涙腺近傍に当接する位置に前記眼部装着用器具から突設されてなることを特徴とする光治療器具。
  2. 発光素子が半導体発光素子であることを特徴とする請求項1に記載の光治療器具。
  3. 発光素子が半導体発光素子に光学素子を配設してなることを特徴とする請求項1に記載の光治療器具。
  4. 眼部装着用器具が、眼鏡型であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の光治療器具。
  5. 眼部装着用器具が、頭部装着用バンドと、その前頭部分より突設された眼鏡状器具であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の光治療器具。
  6. 治療用プローブ先端の照射光を、涙腺近傍に当接し照射するための治療プローブの位置調節が、
    治療用プローブの発光先端部に配設され、まぶた上部の涙腺近傍に当接したことを検知するタッチセンサと、
    前記、眼部装着用器具による治療用プローブの上下位置の調節機構並びに、
    前記配設された眼部装着用器具の前面外側から治療用プローブの位置を左右に調節できる機構を備えてなることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の光治療器具。
  7. 治療用プローブの発光先端部が、涙腺の近傍に当接したことを検知するタッチセンサからの信号によって、治療用プローブから照射光の照射が開始され、一定時間照射後タイマーによって断になることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の光治療器具。
  8. 治療用プローブから照射される光線の波長帯が、470nmから930nmであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の光治療器具。
  9. 治療用プローブから照射される光線の波長帯が、500nmから850nmであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の光治療器具。
  10. 治療用プローブから照射される光線が低反応レベルのものであることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の光治療器具。
  11. 制御器が、治療用プローブの電源部とタッチセンサの回路部と治療用プローブ間を接続するケーブル及び電源スイッチを有し、かつ携帯型で身体の一部に収納又は付設できるものであることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の光治療器具。
  12. 光治療器具の電源が、商用交流電源又は蓄電池であることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の光治療器具。
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