JP2008539808A - 標的の身体表面を介した放射線治療の機器、方法およびキット - Google Patents

標的の身体表面を介した放射線治療の機器、方法およびキット Download PDF

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Abstract

放射線アプリケータ(100)を使用して標的身体表面を治療する方法および装置について説明する。放射線アプリケータは、送出アプリケータと組み合わせた放射線源(102)を含む。アプリケータは、患者が例えば衣類の下の標的区域にアプリケータを適用できるようにする低い輪郭を有する。アプリケータ(100)は、1つまたは複数タイプの放射線を1つまたは複数の期間にわたって与えるために1つまたは複数の放射線源を使用するように構成することができる。また、アプリケータ(100)は、いつ治療上望ましい量の放射線が送出されたかを判断するために、フィードバックループで構成することができる。

Description

本出願は、2005年10月5日に出願され、参照により全体が本明細書に組み込まれる2005年6月15日出願の米国暫定特許出願第60/690,792号に対して35USCセクション120により優先権を主張する第11/244,812号の部分継続出願でもある。
本出願は、2005年6月14日に出願され、これも参照により全体が本明細書に組み込まれる2005年3月14日出願の米国暫定特許出願第60/661,688号に対して35USCセクション120により優先権を主張する第11/152,946号の部分継続出願でもある。
本発明は、標的の身体表面に放射線を送出する機器および方法に関し、皮膚科治療方法および装置および眼科的治療方法および装置を含む。本発明は標的身体表面に放射線を送出するデバイスを製造する方法にも関する。また、本発明は乾癬、アトピー性皮膚炎、接触性皮膚炎、白斑、脂漏性皮膚炎および皮膚癌などの皮膚、爪、および目の疾患を治療する方法および装置を含む。
光の治療的使用は、様々な医学的状態の治療に効果的であることが判明している。例えば、乾癬および白斑の治療のように、医学的用途に紫外線(「UV」)光への全身露光が使用されている。紫外線レーザおよびランプは、損傷および傷跡の治療のために皮膚の比較的局所的な領域を照明するように設計されてもいる。
米国の500万人の成人が乾癬を患っていると推定される。乾癬は5つの種類に分類される。斑状、滴状、逆性、膿疱性および紅皮症である。乾癬は、手、脚、頭皮などを含む様々な位置に発生し得る。例えば、最も一般的な形態である斑状乾癬は、銀白色のかさぶたで覆われ、隆起した赤い炎症性損傷を特徴とする。これは通常、肘、膝、頭皮および下背に見られるが、皮膚の任意の区域で発生し得る。乾癬の滴状形態は、皮膚の小さく赤い個々の斑点に似ている。滴状損傷は通常、胴体および肢に現れる。これらの斑点は通常、斑状乾癬の損傷ほど厚くも、堅くもない。
白斑は、メラニン細胞(皮膚の色素作成細胞)、粘膜および網膜が破壊される色素形成障害である。その結果、身体の様々な部分に皮膚の白い斑が現れる。世界の人口の1から2%(4000から5000万人)が白斑であり、そのうち200〜500万人が米国にいると推定される。
アトピー性皮膚炎は湿疹と呼ばれることの方が一般的であり、皮膚に影響する慢性(長期の)疾患である。アトピー性皮膚炎では、皮膚は非常に痒くなる。引っ掻き行動は赤み、膨張、ひび割れ、「滲出性」透明流体、および最後には瘡蓋形成およびスケーリングを引き起こす。65歳未満のアメリカ人500万人がアトピー性皮膚炎を有すると推定される。脂漏性皮膚炎は、主に頭皮および顔面で発生する脂性かさぶた、堅く黄色い斑、および痒みを特徴とする。接触性皮膚炎は、アレルギ性または非アレルギ性の性質の疾患であるが、ほとんど常に免疫を仲介にし、米国だけで数百万人を襲っている。これは職業病の主要な原因であると考えられ、数十万ドルの健康管理費になる。
毎年、100万人以上が皮膚癌と診断され、アメリカ人5人に1人が一生のうちに1回皮膚癌になると推定される。皮膚癌は、黒色腫、基底細胞癌、扁平上皮癌、および光線性角化症に分類される。黒色腫は、最も重篤な形態の皮膚癌であるが、早期に治療すれば治癒することができる。基底細胞癌は最も一般的なタイプの皮膚癌である。皮膚癌は、特に放射線治療によって治療することができる。
光および/または紫外線を送出する様々な機器が知られている。例えば、Kemenyその他に帰されるPhototherapeutical Apparatusと題したPCT出願第WO03/013653号(Kemenyその他に帰されるPhototherapeutical Method and System for the Treatment of Inflammatory and Hyperproliferative Disorders of the Nasal Mucosaと題した米国特許公報第US2004/0030368号も参照;Fisetに帰されるSkin Tanning and Light Therapy Incorporating Light Emitting Diodesと題した第WO2005/000389号(Lanoueに帰されるHyperspectral Imaging Workstation Having Visible/Near-Infrared and Ultraviolet Image Sensorsと題した米国特許公報第2004/0232339号も参照)である。Russellに帰されるFlexible Illuminators for Phototherapyと題した米国特許第6,290,713号、Weckworthに帰されるMethod and Apparatus for the Repigmentation of Human Skinと題された米国特許公報第2004/0176824号、Eckhardtその他に帰されるMethod and Apparatus for Sterilizing or Disinfecting A Region Through a Bandateと題した米国特許第6,730,113号、Chenその他に帰されるConformal Patch for Administering Light Therapy to Subcutaneous Tumorsと題した米国特許第6,096,066号、およびWhitehurstに帰されるTherapeutic Light Source and Methodと題した米国特許第6,645、230号。包帯または包帯剤を提供する様々な機器も知られている。例えばPlantingaその他に帰されるDressingと題した米国特許第2,992,644号、Yeremianに帰されるStabilized Non-Adherent Dressingと題した第3,416,525号、Glattに帰されるBandage Constructionと題した第3,927,669号、Cowdenに帰されるWound Protective Deviceと題した第4,126,130号、McKnightその他に帰されるWound Dressingと題した第4,561,435号、Safersteinその他に帰されるHemostatic Adhesive Bandageと題した第4,616,644号、Lengyelその他に帰されるBlister Bandageと題した第4,671,266号、Jensenに帰されるBandageと題した第4,901,714号、Porilliに帰されるMulti-Function Wound Protection Bandage and Medicant Delivery System with Simultaneous Variable Oxygenerationと題した第5,336,209号、Baranitskyに帰されるAdhesive Bandageと題した第5,954,679号、Beallに帰されるProtective Non Occlusive Wound Shieldと題した第6,343,604B1号、Levinに帰されるProtective Bandages Including Force-Transmission-Impeding Members Thereofと題した第6,384,294B1号、およびMashikoその他に帰されるAdhesive Film for Adhesive Bandage Using Said Adhesive Filmと題した米国特許出願公開第2001/0028943A1号、Carlsonに帰されるSelf-Adhering Friction Reducing Liner and Method of Useと題した米国特許出願公開第2002/0128580A1号、Augustineその他に帰されるTreatment Apparatus with a Heater Adhesively Joined to the Bandageと題した米国特許出願公開第2002/0183813A1号、Levinに帰されるBandage Including Perforated Gelと題した米国特許出願公開第2003/0199800A1号、McGowanその他に帰されるWound Dressing Impervious to Chemical and Biological Agentsと題した米国特許出願公開第2003/0163074A1号、Margiottaに帰されるTopical Anesthetic-Antiseptic Patchと題した米国特許出願公開第2003/0143264A1号、Haddockその他に帰されるTextured Breathable Films and Their Use as Backing Material for Bandagesと題した米国特許出願公開第2004/0087884A1号、Ceaに帰されるHypoallergenic Bandageと題した米国特許出願公開第2004/0049144A1号、Grosethその他に帰されるPhotodynamic Therapy Lampと題した米国特許出願公開第2004/0260365号、およびWrightその他に帰されるAdhesive Bandage for Protection of Skin Surfaceと題した米国特許出願公開第2005/0010154A1号を含む。
本発明は、身体の標的部分を照射するような構成である複数の光源および/または放射線源を有する光力学的または放射線治療装置に関する。
本発明の実施形態は、約300nmと約320nmの間のピーク波長で発光するような構成である複数の光源と、患者が着用し、光源からの光が患者の皮膚区域に到達できるようにする方法で光源を支持するような構成である光源支持構造と、光源を操作するような構成である制御装置と、光源に電力を提供するような構成である電源とを備える光力学的治療装置を含む。制御装置は、自動的または半自動的に光源の動作を制御するように構成することができる。
本発明の実施形態は、標的範囲の1つまたは複数のピーク波長で発光するような構成であり、そのように構成される1つまたは複数の光源と、患者が着用し、光源からの光が患者の標的身体表面に到達できるようにする方法で光源を支持するような構成であり、そのように構成される光源送出構造と、光源を操作するような構成である制御装置と、光源に電力を提供するような構成である電源とを備える光力学的治療装置を含む。
本発明の別の実施形態は、人体の標的表面に接触するような構成である基質と、人体の標的表面区域に放射線を送出し、基質と係合するような構成である第1放射線源と、基質と一体化され、放射線源によって送出される放射線の継続時間または量のうち少なくとも一方を制御するような構成である制御装置とを備え、標的の身体表面に放射線治療を施すような構成である放射線治療機器を含む。
放射線アプリケータは、基質(例えば標的身体表面に対して放射線を提示するために放射線源が配置された織物細片などの層)に結合された1つまたは複数の放射線源を含んでよい。1つの実施形態では、制御装置および電源も基質に結合される。別の実施形態では、制御装置および電源のサイズは、放射線アプリケータが携帯可能で、例えば患者の手で保持せずに快適に着用されるようなサイズである。実施形態では、放射線アプリケータは独立式であり、動作するために外部の非携帯式機器に取り付ける必要がない。
さらに別の実施形態では、(放射線源を支持する)基質は可撓性である。実施形態では、放射線アプリケータは包帯のように着用し、放射線源は基質(例えばBandaid(登録商標)タイプの包帯のガーゼパッドに類似した構造)全体より小さい基質の領域内および/または上に配置される。さらに、基質は、放射線アプリケータを標的身体表面に快適に保持するために接着区間を含むことができる。さらに別の実施形態では、放射線源を含む領域のサイズは、治療される典型的な障害の予想されるサイズに基づくが、対照的に基質全体のサイズは、放射線アプリケータが治療される身体にしっかり取り付けられることを保証するのに十分なほど大きい最小サイズに基づく。
さらに他の実施形態では、放射線源のいずれも、任意のある時にオンである放射線源の数が、基質上に存在する放射線源の全数より少ないようにオンおよびオフに切り換えることができる。実施形態では、使用されるデューティサイクルおよび任意のある時にオンである放射線源の数は、電源の電力容量に基づく。実施形態では、デューティサイクルおよびオンである放射線源の数は、放射線源の冷却要件、指定された治療および/または患者が快適であると分かることが予想される温度範囲に基づく。別の実施形態では、所望の動作シーケンスを提供するために患者または医師のプログラム通りに、放射線源の幾つかが全くオンに切り換えられない。というのは、例えば身体の治療が必要な区域が、放射線源の区域より小さいからである。放射線アプリケータは、特定の身体および/または患者への放射線量を較正するか、基質に沿って放射線強度を変更する較正モードも有することができる。
本発明のさらに別の実施形態では、複数の光源を皮膚区域に取り付けることと、患者が着用する電源から光源に電力を提供することと、約300nmと約320nmの間にピーク波長を有する光を1つまたは複数の光源から皮膚区域へと提供することとを含む、患者の皮膚区域に光治療を施す方法が提供される。方法の実施形態は、患者の皮膚区域に光治療を提供することを含むことができ、光を提供するステップは、約308nmと約312nmの間にピーク波長を有する光を1つまたは複数の光源から皮膚区域に提供することを含む。方法の他の実施形態では、1つまたは複数の光源の第1および第2セットから患者の皮膚区域へと光治療が提供され、光を提供するステップは、第2セットの光源からではなく、第1セットの光源から光を提供することと、第1セットからではなく、第2セットの光源から光を提供することとを含む。追加の方法は、第1セットの光源から光を提供することを含むことができ、これは約100mJ/cmと約600mJ/cmの間のエネルギ線量を第1セットの光源から供給することを含む。これらの方法を実行する間に、光を提供する継続時間を監視することもできる。また、光源を較正して、治療エネルギ線量を提供することができる。
本発明のさらに別の実施形態では、放射線治療機器を人体の標的区域に適用することと、人体の標的表面区域の照射を監視することと、紅斑が存在するかを評価することと、放射線治療機器の最小紅斑線量を設定することとを含む、人体の標的表面区域を較正する方法が提供される。
本発明のさらに別の実施形態では、放射線治療機器を人体の標的区域に適用することと、人体の標的表面区域の状態を監視することと、紅斑が存在するかを評価することと、放射線治療機器の最小紅斑線量を設定することとを含む、人体の標的表面区域を較正する方法が提供される。
本発明のさらに別の実施形態では、放射線治療機器を人体の標的区域に適用することと、人体の標的表面区域の照射を監視することとを含む、人体の標的表面区域を治療する方法が提供される。
治療を必要とする人体の標的区域を治療するキットも提供される。キットは、人体の標的表面に接触するような構成である基質、人体の標的表面区域に放射線を送出し、基質と係合するような構成である放射線源、および放射線源によって送出される放射線の継続時間または量のうち少なくとも一方を制御するような構成である制御装置を有する第1放射線治療機器と、人体の標的表面と接触するような構成である基質、人体の標的表面区域に放射線を送出し、基質と係合するような構成である放射線源、および放射線源によって送出される放射線の継続時間または量のうち少なくとも一方を制御するような構成である制御装置を有する第2放射線治療機器とを備える。
本発明の実施形態は、約250nmと約320nmの間の第1ピーク波長の光を発するような構成である第1光源と、第1ピーク波長と同じ、またはそれと異なる第2ピーク波長で光を発するような構成である第2光源と、患者に適用され、光源からの光が患者の指定された身体表面に到達できるようにする方法で光源を支持するような構成である光源支持構造と、安全および治療限界内で自動的または半自動的に光源を操作するような構成である制御装置と、制御装置を通して光源に電力を提供するような構成である電源とを備える光線療法治療装置を含む。幾つかの実施形態では、本発明は、最小紅斑線量を送出するような構成である光源を含む。他の実施形態では、装置は、指定された区域に光を送出し、指定された線量を送出した後にオフに切り換わり、かつ/または放射線機器を監視するような構成であり、そのように構成されるプログラム可能な光源を提供するような構成である。さらに他の実施形態では、光源は光を送出するような構成であり、そのように構成され、光はUVA、青色、黄色、白色、および赤外線で構成されたグループから選択される。さらに他の実施形態では、光源は、強力なパルス状白色光を送出するような構成であり、そのように構成される。また、光源は、赤外線光または任意の他の望ましい光の組合せとの組合せで強力なパルス状白色光を送出するような構成であり、そのように構成することができる。
本発明の別の実施形態は、約250nmと約320nmの間のピーク波長で光を発するような構成である光源と、患者の体外に適用し、光源からの光が患者の標的身体表面に到達できるようにする方法で光源を支持するような構成である光源支持構造と、光源を操作するような構成である制御装置と、光源に電力を提供するような構成である着用可能な電源とを備える光線療法治療装置を含む。幾つかの実施形態では、本発明は、最小紅斑線量を提供するような構成である光源を含む。他の実施形態では、機器は、指定された区域に光を送出し、指定された線量を送出した後にオフに切り換わり、かつ/または放射線機器を監視するような構成であり、そのように構成されるプログラム可能な光源を提供するような構成である。さらに他の実施形態では、光源は光を送出するような構成であり、そのように構成され、光はUVA、青色、黄色、白色、および赤外線で構成されたグループから選択される。さらに他の実施形態では、光源は、強力なパルス状白色光を送出するような構成であり、そのように構成される。また、光源は、赤外線光または任意の他の望ましい光の組合せとの組合せで強力なパルス状白色光を送出するような構成であり、そのように構成することができる。また、光源は、赤外線光と組み合わせた強力なパルス状白色光を送出するような構成であり、そのように構成することができる。
本発明のさらに別の実施形態は、約255nmと約320nmの間のピーク波長で光を発するような構成である光源と、患者の体外に適用し、光源からの光が患者の標的身体表面に到達できるようにする方法で光源を支持するような構成である光源支持構造と、光源を操作するような構成である制御装置と、光源に電力を提供するような構成である電源とを備える光線療法治療装置を含む。
本発明の1つの実施形態による方法は、着用可能な電源、放射線源および制御装置を含むような構成であり、そのように構成される放射線療法機器を標的身体表面に適用するステップと、放射線を放射線源から標的身体表面の第1部分に送出するステップと、放射線を送出するステップ中に、治療線量に関して放射線源から標的身体表面の第1部分への放射線出力を制御するステップとを含む標的身体表面の治療を含む。方法は、LED、またはUV LEDなどの適切な放射線源を使用して実行することができる。幾つかの実施形態では、方法は、治療線量を最小紅斑線量に関連させることによって実行される。また、放射線量を制御するステップは、放射線量をオフに切り換える、かつ/または放射線量をオンに切り換えることを含むことができる。放射線治療機器は、放射線または光を標的身体表面に適用するような構成であり、そのように構成される着用可能な品目または任意の機器でよい。さらに、放射線を送出するステップは、定時放射線量を送出することを含むことができる。放射線量は、100mJ/cmと3J/cmの間で標的身体表面の任意の部分に送出することができる。場合によっては、295nmと315nmの間の波長で標的身体表面の部分に放射線量を送出することが望ましい。他の実施形態では、標的身体表面の任意の部分に送出される放射線量は、295nmと315nmの間の第1波長、および340nmと400nmの間の第2波長を有する。さらに他の実施形態では、標的身体表面の任意の部分に送出される放射線量は、約700nmより大きい波長を有する。方法は、光感作剤を投与するステップを含むこともできる。また、方法は、放射線を指定された区域に適用するために放射線機器をプログラムするステップを含むことができる。幾つかの実施形態では、方法はさらに、指定された線量を適用した後に、オフに切り換えるように放射線機器をプログラムするステップを含むことができる。さらに、放射線機器を監視するステップを、所望に応じて方法に含めることができる。標的身体表面の任意の部分に送出される放射線量は、赤外線、強力なパルス状光、白色光およびその組合せから選択することができる。方法のいずれかに適切な放射線源は、例えばUVA、青色、黄色、白色および赤外線光を送出するように構成された放射線源を含む。方法は、所望に応じて複数の光、パルス状光を送出することを含むこともできる。さらに、機器は、機器のサブセットから光を送出するようにプログラムする、例えば治療すべき指定区域に対応する機器の区域を形成することができる。
本発明の別の実施形態は、着用可能な電源、放射線源、および制御装置を含むような構成であり、そのように構成される放射線治療機器を標的身体表面に適用するステップと、放射線を放射線源から標的身体表面の第1部分に送出するステップと、放射線を送出するステップ中に、治療線量に関連して放射線源から標的身体表面の第1部分への放射線出力を制御するステップと、標的身体表面の第1部分への放射線量を減少させるステップと、標的身体表面の第2部分への放射線量を増加させるステップとを含む標的身体表面治療方法を含む。方法の実施形態によると、放射線源はLEDでよい。適切なLEDは、例えばUVA、青色、黄色、白色および赤外線光を送出するように構成することができる。250nmと320nmの間でピーク波長を送出するUV LEDも適切である。この方法を実行する場合、最小紅斑線量は、治療線量に関連するか、相関することができる。さらに、機器は、提供される放射線量を変更するために、放射線源を減少させるかオフに切り換える、または放射線源を増加させるかオンに切り換えるような構成にすることができる。機器は、放射線または光を標的身体表面に適用するような構成であり、そのように構成された着用可能な品目または任意の機器でよい。方法の幾つかの実施形態では、標的身体表面の任意の部分に送出される放射線量は1mJ/cmと3J/cmの間である。他の実施形態では、標的身体表面の任意の部分に送出される放射線出力は、295nmと315nmの間、340nmと400nmの間、または約700nmより大きい波長を有する。幾つかの実施形態では、光感作剤を投与することが望ましい。他の実施形態では、放射線機器は、指定された区域に放射線を適用するか、指定された線量を適用した後に、オフに切り換えるようにプログラムされる。他の実施形態では、放射線機器を監視する。さらに他の実施形態では、標的身体表面の任意の部分に送出される放射線量は赤外線光、パルス状白色光、白色光または任意の他の適切な光である。また幾つかの実施形態では、送出される光は、赤外線光と組み合わせた白色光など、光の組合せでよい。
光線療法治療機器は、ピーク波長で光を発するような構成である複数の光源と、患者に適用されるような構成であり、さらに光源からの光が患者の指定された身体表面に到達できるようにする方法で光源を支持するような構成である支持構造と、複数の光源のサブセットを可変的に作動させるような構成である制御装置とを備える。
本発明のさらに別の実施形態では、目を治療するキットが提供される。キットは、遮光部分があるコンタクトレンズと、ピーク波長で光を発するような構成である光源を備える光線療法治療機器と、光源からの光が患者の区域に到達できるようにする方法で光源を支持するような構成である光源支持構造と、光源に電力を提供するような構成である電源とを備える。キット内に設けた光源は、紫外線光を発するような構成であり、そのように構成することができ、ブロック部分は紫外線光を遮断する。
本明細書で言及した全ての公報、特許および特許出願は、個々の各公報、特許または特許出願が参照により限定的かつ個々に示されるのと同じ程度まで、参照により本明細書に組み込まれる。
本発明の新規の特徴は添付の特許請求の範囲で詳細に述べられる。本発明の原理を使用する例示的実施形態について述べる以下の詳細な説明、および添付図面を参照することにより、本発明の特徴および利点がさらによく理解される。
医学的治療のために身体の標的部分の照射に使用される放射線アプリケータを開示する。実施形態では、放射線アプリケータによって送出される放射線は、紫外線光である。他の実施形態では、放射線アプリケータによって他の形態の放射線を送出することができる。
図1は、身体の標的表面を放射線で治療する放射線アプリケータ100を示す。当業者には認識されるように、身体の標的表面は、放射線アプリケータが適用される身体表面の部分を含む。標的身体表面の少なくとも一部は、損傷などの放射線療法が適用される区域を含む。放射線療法が適用される標的身体表面の部分を、治療表面区域または指定表面区域と呼ぶことができる。当業者にさらに認識されるように、治療表面区域は、標的身体表面を備える区域のサイズおよび形状と一致するか、一致しないサイズおよび形状でよい。したがって、治療または指定表面区域のサイズおよび形状は両方とも、標的身体表面のサイズおよび形状と同じ、または実質的に同じでよい。あるいは、治療または指定表面区域のサイズおよび形状は、本発明の範囲から逸脱することなく、標的身体表面より小さいか、大きくてもよい。
放射線アプリケータ100は、少なくとも第1側および第2側、または上側および底側を有し、一方側が標的身体表面に適用され、他方側は通常、適用されない。標的表面は通常、放射線を与えることが望ましい皮膚などの露出部分または表面である。放射線アプリケータ100は、各々が少なくとも第1側および第2側を有する1つまたは複数の放射線源102(例えば102a〜102n)、およびこれも第1側および第2側を有し、その上に電極を形成するか作成する層または材料の形態でよい基質104を含んでよい。好ましい実施形態では、複数の放射線源102を設ける。放射線源とは、放射線の実際の源を指し、放射線源を基質および他の放射線源とは別個に操作できるようにするエネルギ源を伴う構造的要素を含むことができる。例えば(以下で検討するように)放射線源が光源である場合、放射線源102はヘッダ、電極、反射形体、集束形体、自身上に回路および/または熱伝達形体を含むマウント、およびサブマウントを含んでよい。さらなる実施形態では、放射線アプリケータ100は、(図3に図示されたような)基質104の表面積より小さい表面積を有する領域106を有する。当業者には認識されるように、放射線アプリケータ100は、図1に図示した構成要素を全部有する必要はない、かつ/または図1に図示された構成要素に加えて、またはその代わりに他の構成要素を含んでよい。例示のために、放射線アプリケータ100の幾何学的輪郭は、長方形の輪郭(例えば長さが幅より大きい)を有するように図示されている。当業者には認識されるように、本発明の範囲から逸脱することなく、幾何学的または非幾何学的(例えばランダム)な他の輪郭を使用することができる。アプリケータ100の様々な層および要素は、それぞれが隣接する層および/または要素と表面同士で接触するように構成することができる。
放射線源102は、皮膚の露出表面のような身体の標的部分に照射することによって障害、病気または疾患を治療するために使用されるUV光、白色光および/または赤外線光などの様々なタイプの放射線のいずれも生成することができる。乾癬、接触性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、白斑、脂漏性皮膚炎、座瘡、セルライト、望ましくない体毛、望ましくない血管、および皮膚癌などの様々な皮膚状態を、以上で検討したように様々な波長の光で治療することができる。例えば乾癬を治療する場合、放射線源102は1つまたは複数のピークに295〜320nm、300〜305nm、308〜315nm、またはその波長の組合せを含むUVB範囲の波長を有する光を発することができる。ソラレン(PUVA)で乾癬を治療する場合は、UVA範囲の光を発する放射線源を使用することが望ましい。例えば320nmと340nmの間、341nmと360nmの間および/または361nmと390nmの間である。また、任意の波長の組合せを有する任意の数の放射線源102があってよい。
複数のタイプの放射線を送出することができる放射線源を提供することが望ましい。例えば、アトピー性皮膚炎は、例えばUVB波長とUVA波長の組合せなどを使用する機器で治療することができる。したがって、代替的に基質104内に、第1放射線タイプまたは波長を送出可能な放射線源102を、第1放射線タイプまたは波長とは異なる第2または後続の放射線タイプまたは波長を送出可能な放射線源102と組み合わせて設けることが望ましいことがある。当業者には認識されるように、本発明の範囲から逸脱することなく、追加の波長または放射線源を含めることができ、したがって本発明は2つの放射線タイプの送出に制限されない。
感染性障害も放射線源で治療することができる。例えば、感染性障害を治療する場合、254〜270nmまたは270〜295nmの範囲の波長を有するものを含め、比較的短い波長が有利であることが判明した。認識されるように、様々な放射線源102(例えば102a〜102n)の間の様々な点線は、必要に応じて、または所望に応じて点線の領域と点線間の領域とに広がる位置に任意の数の放射線源があってもよいことを示す。
別の実施形態では、放射線源102(例えば102a〜102n)は、例えば白色光(500〜750nm)、赤外線光、マイクロ波、無線周波放射線および/または他の電磁波長、またはその組合せを生成する。熱は(赤外線光を介して)、捻挫および筋肉損傷の治癒を促進することがあり、追加的に、実際に治癒しなくても健康の感覚を生成することができる。赤外線波長は780nmから10ミクロンの波長を含む。赤外線光を使用して、身体上で開いた表面の傷の治癒を補助するか、身体表面への血流を増加させることもできる。幾つかの実施形態では、光線療法または光力学的治療の効力を改善するために、赤外線光を使用して、身体表面への局所的血流を増加させることができる。幾つかの実施形態では、赤外線光は、永久的または半永久的な脱毛をもたらす毛嚢の破壊に使用することができ、セルライトも赤外線波長で治療することができる。可視範囲中央(例えば約500〜650nm)の光の他の波長を使用して、座瘡、しわ、または他の望ましくない斑点を治療することができ、白色光波長も光若返りおよび/またはセルライト除去に使用することができる。光の幾つかの波長(例えば450〜460nmの波長を有する)は、乳児のビリルビンカウントの低下など、様々な障害の治療に効果的である。1つの実施形態では、身体表面の障害の治療に放射線源102を使用する。別の実施形態では、放射線源102は、身体の表面下に貫通する形態の放射線(例えば光の波長)を発し、身体の表面下の障害の治療に放射線源102を使用する。幾つかの実施形態では、幾つかの放射線源が、他の放射線源102とは異なるレベルまで貫通する形態の放射線を発する。幾つかの実施形態では、放射線源102で光力学的治療を開始する。光感作剤によってほぼ全ての波長を適用することができる。例えば、光感作剤を皮膚の障害に適用し、次に例えば機器を皮膚に近づけるか、接触させることによって、または機器を皮膚に置くことによって、放射線機器を長期間にわたって障害に適用することができ、時間は、損傷を治療するために必要な放射線量にとって十分である。機器が携帯性である場合、患者は医師のオフィスで待つ必要がなく、医師は冗長な治療を手作業で施すのに貴重な時間を費やす必要がない。光力学的治療は、携帯性光源(例えば機器100)および全身に投与するか、損傷に注入するか、損傷のすぐ近傍に配置する(例えばクリーム)ことができる光感作剤を含むことができる。例えば、光感作剤を適用し、次に放射線アプリケータを、光感作剤を活性化するだけの時間にわたって区域に適用することができる。また、放射線機器は、貯蔵所から、または機器自体の内容から光感作剤を放出する。例えば、レブリンは、光若返り治療で黄色い光との組合せで使用される光感作剤である。
1つの実施形態では、全部の放射線源102が作動時に放射線の同じピーク波長および/またはスペクトルを生成する。別の実施形態では、様々な放射線源102が様々なスペクトルの放射線を生成する、かつ/または様々なピーク波長を有する。実施形態では、放射線源102が全て同じであるか、幾つかが他と異なるかにかかわらず、生成される放射線のスペクトルは、治療中の障害のタイプに従って光の波長または波長の組合せを調節できるように、調節することができる。光学分散剤を使用する幾つかの実施形態では、複数の放射線源を組み合わせて、所定のスペクトル出力にすることができる。これらの実施形態では、1つまたは複数の放射線源を様々な時間にオンまたはオフに切り換えることによって、スペクトルを調整することができる。
放射線源102は電源を必要とする。電源を含む実施形態について、例えば図3、図5Cおよび図6Aに関連して検討する。電源は、携帯式(例えば着用可能であるか、機器に統合可能など)であるか、非携帯式(例えばテーブルトップ式、壁のコンセント、または他の方法でコードを介して機器に接続するなど)でよい。あるいは、電源を必要としない放射線源102もある。例えば、放射線源102は蛍光または化学ルミネセンスを介して光を生成することができる。別の実施形態では、放射線源102は太陽電池によって電力供給することができる。あるいは、放射線源102は、アルファ、ベータおよび/またはガンマ粒子を放出する放射性材料を含んでよい。例えば、放射線源102は特定タイプの癌の治療に有用なP−32、In−111、放射性同位体、セシウム137および/または別の放射性材料の円盤でよい。追加の放射線源は、マイクロ波放出体、電磁放出体、および無線周波放出体を含むことができる。
基質104は多くの形態をとることができる。基質104は、布地の細片でよい材料片などの任意の適切な材料でよい。基質104は例えば中実、メッシュまたはネットでよい。基質104は、肢に巻き付けるか、別の身体部分に配置することができる可撓性材料でよい。1つの実施形態では、基質104は包帯である。例えば、基質104は、標的身体表面に接触する表面などの基質の一表面の少なくとも一部に接着層を有してよい。あるいは、基質104は接着層を有さない。別の実施形態では、基質104は、靴下、手袋、セーター、スキーマスク、ヘッドバンド、アームバンド、レッグバンドなどの衣類品目でよい。幾つかの実施形態では、基質104は患者適合性である。基質104が患者適合性でない場合は、基質をさらに患者適合性材料で覆うことができる。当業者には認識されるように、基質104は、放射線治療を身体表面に施すような構成であり、そのように構成された任意の材料、表面または機器でよい。
別の実施形態では、基質104は可撓性ではなく、剛性であり、包帯に取り付けるか、包帯内で巻き付けることによって、治療中の身体の部分に保持される。基質104が剛性か可撓性にかかわらず、ストッキング、手袋または周辺衣類などの別個の基質を使用して、基質104を身体の標的部分に保持することができる。
基質104は不透明、透明、半透明、反射性であるか、光散乱材料で作成することができる。放射線源102(例えば102a〜102n)は、基質104上に配置することができる。例えば放射線源102は、基質104の表面に取り付ける、かつ/または基質104内に一体形成する(例えば完全な、一体化した放射線アプリケータ100を提供するために基質内に埋め込むか、形成する)ことができる。あるいは、放射線源の一部分を、材料の外側(例えば損傷または標的身体表面に面していない材料の側)に取り付けることができ、放射線源の他方側(例えば発光側)を基質の内側(例えば損傷に面する材料の側)に取り付ける。この実施形態では、放射線源のハウジングが基質104を横断し、損傷がある身体の領域に面していない基質104の表面に沿って、電力が供給される。基質104は、身体への放射線アプリケータ100の確実な取り付けを容易にするサイズおよび/または形状でよい。実施形態では、放射線アプリケータ100は、外部接続機構なしに患者が着用することができる。実施形態では、放射線アプリケータ100は独立式でよい。独立式および/または(例えば接着性包帯の形態の)外部接続機構なしで着用可能な放射線アプリケータ100を作成すると、放射線アプリケータ100を携帯式にすることが容易になる。他の仕事を実行している間、または睡眠中に他の衣類の下で患者が着用できる携帯式アプリケータは、例えば患者の生活の質およびコンプライアンスに関して、多くの利点を有することができる。
領域106は、放射線源102(例えば102a〜102n)が配置された基質104の領域である。領域106は、基質104の表面積より小さい表面積を有することができる。基質領域106は、特定タイプの障害(損傷など)の典型的発生から影響を受ける(身体の)全ての部分、または有意の部分を覆うことが予想されるサイズおよび/または形状でよい。あるいは、領域106は、特定タイプの障害の典型的発生から影響を受ける身体の部分より小さいと予想されるサイズおよび/または形状でよい。1つの実施形態では、基質領域106は、放射線源102の位置によってのみ画定されるが、それ以外は基質104の残りの部分と構造的に同一である。別の実施形態では、領域106は、領域106を基質104の残りの部分から区別する1つまたは複数の構造的特徴を有してよい。1つの実施例では、基質104は形状が長方形であり、任意選択で丸まった隅部を有し、領域106は、基質104のほぼ全幅に延在する基質104の中心部分に配置されるが、基質104の長さの1/3未満または1/4未満しか延在しない。この実施例のさらなる実施形態では、基質104は可撓性であり、治療中の身体に接着するために領域106の外側の部分108に接着剤を有するが、領域106の内側には接着剤がない。領域106はBandaid(登録商標)タイプの包帯のガーゼパッドと同様の構造でよい。この実施例では、領域106および基質104は、切り傷または擦り傷を覆うために包帯のガーゼパッド領域と同様のサイズである。例えば、領域106はガーゼパッドを含んでよく、放射線源102、制御装置302(以下で検討)および/または電源304(以下で検討)のうち任意の1つ、その組合せ、またはその全てをガーゼパッドの上に配置する、その背後に配置する、かつ/またはその中に埋め込むことができる。
当業者には認識されるように、制御装置は放射線の送出を自動的に(つまり使用者が介入せず)または半自動的に(最小限または限られた使用者の介入がある状態で)制御するような構成であり、そのように構成することができる。制御装置は、送出される放射線の量、放射線が送出される時間および送出される放射線のタイプを制御するような構成であり、そのように構成することができる。さらに、制御装置は、例えば送出される放射線のタイプおよび/または量を変更または変化させることによって、治療法を提供するような構成であり、そのように構成することができる。制御装置は、本明細書の教示に基づいて認識されるように、フィードバックに応答して施される治療法を動的に制御するような構成でもあり得る。
基質領域106は、基質104の残りの部分には存在しない放射線源102に対する保護層を含んでよい。領域106内では、基質104は冷却を促進するか、放射線源102のスペクトル出力を調整する構造的形体などの追加的要素または形体を有してよく、例えば基質104は、UV光の場合のアルミのように、付着した反射層を含むことができる。あるいは、基質104は、熱伝達を促進するために表面積を増加させる表面形体を含む。他の要素および形体は、アプリケータの少なくとも一部で放射線アプリケータ100の全部または一部を貫通する孔(図示せず)を選択的に提供することを含むが、それに制限されない。さらに別の実施形態では、領域106は、放射線源102を支持する着脱式材料の部片でよい。着脱式基質領域106があることにより、各セットが異なる障害または障害のセットを治療するように設計された複数の異なるセットの放射線源102で、同じ基質104を使用することができる。別の実施形態では、材料が領域106を覆う。この材料は、放射線源102からの放射線に対して透明である使い捨て材料で、治療後に廃棄され、これによって機器の汚れを懸念せずに、領域106内の機器を再使用することができる。別の実施形態では、基質領域106がなくてよく、放射線源102が基質104全体に一様に分布してよい。
図2Aは、治療中の身体200の一部の例、例えば皮膚層などの人体の標的部分を示す。身体部分200の治療中に、放射線アプリケータ100を身体部分200の損傷202上に配置する。損傷202は、光などの放射線の照射によって少なくとも部分的に治療可能であると予想される不健康または望ましくない組織表面のパッチでよい。(損傷202は、図2Aでは点線で図示されている。というのは、損傷202は放射線アプリケータ100の下、特に領域106の下にあるからである。)身体部分200は、身体の任意の標的表面、例えば皮膚のように身体の外部、内部、または外側/内側に露出した部分である。例えば部分200は、患者の肢(例えば腕)または手の皮膚の一部でよい。図2Aの実施形態では、基質104は1つの不透明層であり、放射線源102(例えば102a〜102n)は、基質104の一方側に配置される。その結果、放射線源102(例えば102a〜102n)は点線で図示され、基質104で妨げられずに損傷202を照射するように、放射線源102が基質104と損傷202の間にあることを示す。図1と同様に、放射線源102間の様々な点線は、点線の領域に広がり、点線の間にある位置に任意の数の放射線源があってよいことを示す。図2Aは、基質104が1つの不透明な細片である実施形態を示すが、放射線アプリケータ100の任意の他の実施形態を使用することができる。
基質104が放射線源102に対して透明または半透明である場合は、基質104を放射線源102と損傷202の間に配置することができる。基質104を放射線源102と損傷202の間に配置することの利点は、放射線源102を空気に曝露したままでよいことであり、これは放射線源102の受動的および/または能動的(例えば熱電冷却機器)冷却を容易にすることができる。フィンまたは他の熱拡散、熱分散および/または放熱要素などの追加の構造的要素を、基質104に取り付けるか、その上に製造することができ、また電極または他の伝導路を基質104に適用するか、その上に製造することができる。化学的沈着または蒸着プロセスなどのプロセスを使用して、熱伝導または導電材料を基質104に付着させることができる。あるいは、放射線源102は、発光面を基質104と損傷202の間に配置するように、材料を横断するような構成でよく、電気接続と発熱構成要素は、熱を損傷202から(および/または電気を放射線源102に向け)基質104を通して、次に周囲大気へと配向するような要素である。また、基質104は、例えば放射線源102から発する放射線を散乱または集束することによって、損傷202の一様な放射を容易にする要素および/または構造的形体を含むことができる。散乱構造の1つの実施例は、その外面および放射線源102に面する表面の一方または両方が粗面加工するか表面模様を付けた基質である。散乱構造の別の実施例は、基質とは異なる屈折率を有する粒子(例えば酸化チタンおよび/または酸化アルミ)が埋め込まれた基質である。損傷202を均一に照射するために、散乱構造の任意の1つ、任意の組合せ、または全部を基質104内(および/または他の層)内に含めることができる。
放射線源102を基質104と損傷202の間に配置することの利点は、生成された放射線のうち損傷202に入射する割合が高くなることである。その結果、放射線源102と損傷202の間に介在する基質104がない方が、介在する位置に基質104がある場合より、出力効率が高くなることがある。
図2Bは、皮膚270の層などの標的身体表面を示す。皮膚の層は、角質層250、淡明層252、顆粒層254、胚芽層256、258および真皮260で構成される。損傷202は、例示のために全層にまたがるように図示されている。しかし当業者には認識されるように、損傷から影響を受ける皮膚の層は、皮膚に伴う医学的状態のタイプおよび範囲、例えば乾癬、接触性皮膚炎、白斑、座瘡、アトピー性皮膚炎、セルライト、加齢に伴うコラーゲンの弛緩、および皮膚癌によって決定される。この図では、放射線源102が損傷202の近傍になるように、放射線アプリケータ100を治療すべき標的身体表面上に配置する。以上および以下で説明するように、放射線アプリケータは、単独で、または組み合わせて損傷内の様々な深さに放射線を与えることができる多数の放射線発生器を含むことができる。例えば、赤外線波長を使用して、損傷のより深い部分まで貫通し、紫外線波長を使用して、損傷のより表面の部分まで貫通することができる。光感作剤をさらに使用して、貫通の深さを調節することができる。例えば、赤色光を吸収する光感作剤を損傷の表面に適用する場合は、次に損傷の表面部分を赤色光で治療する。この実施形態では、光が光感作剤を活性化する深さは、光感作剤が配置される深さ、またはそれが吸収されるレベルによって決定される。光感作剤を皮膚の2mm下に注入した場合は、皮膚のより表面的な層で光が吸収されないとすると、光がこの層で吸収される。
図3は、放射線アプリケータ100の実施例のブロック図を示す。図1と同様に、図3は放射線源102(例えば102a〜102n)、基質104、および領域106を示す。また、図3は制御装置302、電源304、および電気コネクタ306を示す。他の実施形態では、放射線アプリケータ100は、図3に関連する構成要素の全部は有さない、かつ/または図3で例示のために図示された構成要素に加えて、またはその代わりに他の構成要素を有してよい。
放射線源102、基質104および領域106については、図1および図2Aから図2Bに関連して説明されている。制御装置302は、放射線源102を制御するプロセッサおよび/または専用回路を含んでよい。制御装置302はマイクロコントローラでよい。例えば、制御装置302は、5cm未満、4cm未満、3cm未満、2cm未満、または1cm未満の幅および/または長さを有してよい。以上で検討したように、制御装置302は、放射線源102を制御するような構成であり、そのように構成することができ、放射線源102にどの程度長く、および/またはどの放射線源102に電源投入するかを制御することができる。追加的または代替的に、制御装置302は、放射線源102の放射線の波長、周波数および/または強度を制御することができる。また、制御装置302は、機器100に関連して損傷または周囲の皮膚の状態に関するリアルタイム情報を中継する反射率センサ(図示せず)からのフィードバックを統合することができる。制御装置302はさらに、放射線アプリケータ100の外側にある機器(例えばコンピュータ、携帯情報端末などの無線または有線機器)からプログラムされる機能を有する。
実施形態では、制御装置302は、治療を施している時間を追跡し続けるという作業から患者および/または医師を解放することができる。例えば、制御装置302は、個々の各放射線源102および/または複数の各放射線源102グループが使用された時間の総量を追跡することができる。つまり、各放射線源102を周期的にオンおよびオフに切り換えることができ、制御装置302またはタイマ(図示せず)は、任意の放射線源がオンになっている時間の総量および/または総エネルギを追跡し続けることができる。幾つかの実施形態では、制御装置は、機器の携帯性を促進する。したがって、患者に与えられる線量を医師または患者が監視していない場合は、治療区域に送出される線量が高すぎる可能性がある。制御装置があれば、個々の放射線源がオンになっている長さおよび/または個々の放射線源に関連する放射線源のグループがオンになっている長さを追跡し続けながら、様々なグループの放射線源102を一緒に、別個にオンおよびオフに切り換えるか、全く切り換えないことがある(というのは、放射線源のグループおよびグループ内の個々の放射線源は、同じ時間の量だけオンになっていると予想されるからである)。幾つかの実施形態では、パッチにコンピュータインタフェースを設け、したがって患者または医師は1つまたは複数の標的区域で特定の線量を達成するために、コンピュータインタフェースをプログラムし、その後にパッチをプログラムする。例えば、コンピュータインタフェースの使用者は、治療される領域および与えられる線量を決定する。この方法は、身体表面の特定の(例えば病気の)位置に特定の線量が与えられることを保証する。この方法で、理想的な毒性と効力との比率を獲得することができる。
特定の1つまたはグループの放射線源102が所定の治療線量のエネルギを送出したら、放射線制御装置302はオフに切り換えるか、他の方法で与える線量102を減少させる。治療線量の放射線は、特定の治療セッション中の最大または最大よりわずかに少ない許容線量であると判断されている放射線の量でよい。許容とは、皮膚に加えた紫外線光の場合、日焼けを意味することがある。あるいは、治療線量の放射線とは、特定の障害または特定の治療セッションにとって適切であると判断された放射線の量でよい。当業者には認識されるように、障害によって治療線量が異なることがある。例えば、幾つかの皮膚障害において、治療線量が閾値下の最少紅斑量(MED)でよい。別の実施例として、全ての放射線源102または全ての放射線102グループが身体部分200に100〜600mJ/cmを(その紫外線光を例えば295〜320nmの範囲で)送出した場合に、治療線量に到達する。その結果、全ての放射線源102グループが100〜600mJ/cmを部分200に送出すると、その領域の治療は終了する。
本発明の放射線治療を加える方法は、治療すべき身体表面を視覚化するステップと、治療すべき身体表面を機器インタフェースでマッピングするステップと、放射線治療を加えるべき身体表面の区域を描写するステップと、コンピュータインタフェースを介して位相幾何学的線量マップを放射線治療機器にプログラムするステップと、位相幾何学的線量マップが下にある治療中の病気と位置合わせされる方向で、放射線治療機器を身体表面に適用するステップと、機器を身体表面に適用した後、放射線治療機器が自動的に機能できるようにするステップとを含む。
幾つかの実施形態では、線量を連続的に治療領域に加え、最大治療線量が治療を誘導する。例えば、最大線量を超えることができない時間を規定することができる。皮膚を例にすると、30秒の期間、12時間の期間、24時間の期間、48時間の期間、またはその間の任意の期間、または患者または医師が選択する他の時間にわたって、MED、MEDの一部、または複数のMEDを身体領域に与えることができ、線量を長期間にわたって与える場合は、(例えば皮膚の)紅斑を全て回避できることも想像することができる。この期間の後、同じ領域または別の領域に別の線量を与える。他の実施形態では、損傷がある領域に送出される線量は、損傷がない領域の中毒量を超えることができる。というのは、放射線機器は、別の領域に対して1つの領域に放射線を選択的に与えることができ、適用領域は医師または患者が機器にプログラムすることができる。例えば乾癬の場合、乾癬斑がある領域に送出できる線量は、例えば2倍、3倍、4倍、5倍、6倍、7倍、8倍、9倍または10倍だけ最少紅斑線量を超えることができる。というのは乾癬領域は、正常な皮膚よりも放射線に対する抵抗力が高いからである。既存の大部分の機器では、非治療領域を回避しながら治療領域を画定することは不可能である。通常は、健康な領域ではなく、不健康な領域に放射線を与えることは、機器のオペレータの責任である。
実施形態では、ある期間にわたって特定の治療を施すために、患者または医師が放射線アプリケータ100をプログラムすることができる。実施形態では、制御装置302は、放射線アプリケータ100を較正するようにプログラムされるか、放射線アプリケータ100が較正される較正モードを有することができる。例えば、治療する前に、(例えば患者によって患者の皮膚に含まれるメラニンの量が異なるので、光に対する感度が異なるせいで)患者に合わせて放射線アプリケータ100を較正することができる。
較正中に、放射線アプリケータ100は、部分202が患っている障害の影響を受けない身体の部分に配置される。例えば、放射線アプリケータ100は、通常は太陽光に曝露していない健康な皮膚の部分(例えば臀部領域)に配置される。次に、皮膚に加える放射線の線量を増加させる。24時間後に毛細管の膨張による皮膚表面の赤み、つまり紅斑を生成する線量を、最少紅斑線量(MED)と呼ぶ。制御装置302は、放射線アプリケータ100の下の様々な領域に与える線量を自動的に増加させるようにプログラムすることができる。24時間後、認識可能な紅斑、つまり赤みを有する領域によって、MEDが決定される。次に、患者のMEDを制御装置302にプログラムし、MEDまたはMEDよりわずかに少ない放射線量が、その特定の患者の較正線量になる。この機器構成は、病気の診断にも使用することができる。例えばこの病気の状態、つまり多形日光疹は、光への曝露でアレルギ反応が生じる病気である。通常、光へのアレルギ反応に必要な特定の波長および/または出力を診断するのは冗長なプロセスであり、多大な技術者の時間および装置を必要とする。放射線機器100を、幾つかの実施形態で診断に使用することができる。例えば、放射線機器100は、異なる波長の多数の放射線源を有することができ、それぞれが異なる波長帯で特定のエネルギを送出する。これで、放射線機器を、特定の時間にわたって機器の下の様々な身体表面区域に特定の波長および/または線量を送出するプログラムで、身体表面(例えば皮膚)に適用することができる。線量を送出した後、皮膚反応した領域は、反応した領域を観察することによって決定することができる。同様に、放射線機器を使用して、光感作性薬品、化粧品、機能性食品、および日焼け止めに対する身体の反応を決定することができる。日焼け止め化合物の場合は、放射線機器の下に様々な化合物を配置し、指定線量の放射線をパッチにプログラムすることができる。これらの診断実施形態の放射線アプリケータはさらに、豚、ラットまたはマウスなどの潜在的光感作性化合物の試験に使用されることが多い動物に適合するような構成にすることができる。
乾癬などの病気を治療するには、通常、線量をMEDに関連させる。例えば、治療の標準的コースは、3週間の治療で構成され、毎週3回で、各治療は患者が我慢できる程度に応じて1〜3MEDで構成される。治療区域を良好に制御することは、不可能ではないまでも困難であり、病気でない皮膚の幾つかの区域が治療を受けてしまう。罹患区域が受けることができる放射線の量を制限するのは、これらの区域である。さらに、罹患していないが、それでも放射線アプリケータの非特異性のせいで放射線に曝露する区域で、皮膚癌の危険性が増大する。さらに、次の治療の前に非罹患皮膚が治癒しなければならないという理由のみで、治療は1週間に3回施される。治療区域を損傷区域に制限することができる機器があれば、治療線量および/または頻度を増加させ、総治療時間を短縮することができるという点で有利である。さらに、患者が医師のオフィスにいる必要がない、またはそれ以外で治療の時間の予定を立てる必要がない機器は、多くの患者にとって非常に有利であり、その結果、患者が治療手順をさらに遵守し、患者治療の効率向上につながる。放射線アプリケータ100があれば、患者および/または医師が治療領域を微調整することができる。患者が機器を着用する実施形態では、患者は治療を受けるために実行中のこと(例えば労働、睡眠、運動など)を停止しなくてよい。
制御装置302が小さく抑えられた実施形態(例えば制御装置302がマイクロコントローラである実施形態)では、小さいサイズにより、放射線アプリケータ100を携帯性にすることが容易である。制御装置304は基質104上に配置してよい。実施形態では、制御装置302は基質104の一体部品である(例えば制御装置302を基質104に埋め込むことができる)。制御装置302は、放射線源102の一部が電源投入され、他は電源投入されないように、様々な放射線源102間で電力を切り換える。実施形態では、制御装置302は、全ての放射線源102を同時に電源投入することはない、または滅多にない。あるいは、制御装置302は、全ての放射線源102が同時には電源投入されない少なくとも多少の期間を有する。制御装置302が全ての時間、ほぼ全ての時間、ほとんどの時間、または少なくとも多少の時間に、少なくとも幾つかの放射線源102(しかし、必ずしも同じ放射線源102ではない)をオフに維持しない場合、電力を保持するために一部または全部の放射線源102をオンおよびオフに切り換える場合に必要な動作電流、発生する熱、および電源のサイズと比較して、非常に大きい電源を必要とすることに加えて、動作に必要な電流は非常に大きく、余分な熱を発生することがある。大型の電源および余分な熱散逸の要件は、放射線アプリケータの携帯性、および放射線アプリケータを着用できる容易さおよび/または快適性を制限する構成要素のサイズを必要とする。放射線源102の選択的起動および放射線源起動時間(例えばデューティサイクル)の継続時間は、電源の電力容量に基づき、これは放射線アプリケータの携帯性および独立性を維持するのに十分なほど小さく抑えられる。代替的または追加的に、放射線源102の任意の1つがオンに維持される時間量は、治療に役立つと予想される放射線の冷却要件および/または望ましい強度に基づく。代替実施形態では、動作中、動作前、または動作後に、放射線アプリケータ100を外部のコンピュータまたは外部制御装置に接続するか、治療中、治療前、または治療後に、遠隔ユニットによって少なくとも部分的に無線制御する。また、認識されるように、電源は耐水性または防水性ハウジング(図示せず)内に収容することができる。ハウジングは、電源に防湿性接続を提供する方法で、放射線アプリケータ100とハウジングの間のコネクタを接続することができるような方法で、放射線アプリケータ100に接続可能であるように構成することができる。
制御装置302にマイクロコントローラを使用すると、放射線アプリケータの構造を単純化することもできる。例えば、各放射線源(例えば102a)が、オフに切り換えられる前、および別の放射線源(102n)がオンに切り換えられる前に短期間だけオンである実施形態では、基質104による熱伝達は、全ての放射線源102(例えば102a〜102n)が連続的に運転される場合ほど大きい問題にならない。その結果、冷却のために放射線アプリケータ100を通して流体を給送する必要が一切ない。同様に、冷却のために基質104に穿孔する必要もない。
任意選択で、放射線アプリケータ100は、患者の身体表面が傷つけられたり、間もなく傷つけられたりするかを検出する1つまたは複数の検出器を含んでよい。例えば、放射線アプリケータ100は、紅斑を検出する1つまたは複数の検出器を含んでよい。検出器は、身体の標的部分の色、または身体の標的部分の色の変化(例えば皮膚の色)を検出することにより、紅斑を検出することができる。別の実施形態では、照射部分が放射線によって損傷していないことを保証するために、照射されている標的部分の色、水分および/または温度を検出する検出器がある。任意選択で、紅斑および/または放射線アプリケータ100が照射中の標的部分を傷つけたか、傷つけるかもしれないことを示す任意の他の状態を検出した後、制御装置302は、放射線源102(例えば102a〜102n)を自動的にオフに切り換えることができる。制御装置302は、治療中に、(例えば紅斑状態を検出した後に)照射されている領域の状態に関する1つまたは複数の検出器からの入力に応答して、較正ルーチンおよび/または安全形体の一部として、紅斑領域に関連する放射線源102をオフに切り換えることができる。
図3は、制御装置302が1つしかない実施例を示すが、複数の制御装置があってよい。源102または各グループの放射線源102の各放射線は、自身の制御装置を有してよい。他のローカルコントローラを制御する1つのマスタコントローラがある制御装置のシステムがあってよく、ローカルコントローラは個々の放射線源102および/またはそのグループを制御することができる。任意選択で、制御装置302は、特定の治療に従って、実行した較正に基づいてもよいプログラミング、パラメータの入力および/または制御装置302の設定に使用することができる1つまたは複数の入力ポートまたは入力機器を有することができる。プログラミング、入力パラメータおよび/または設定は、患者が入力する、医師が入力する、かつ/または較正および/または設定手順の一部として自動的に入力することができる。入力の例は、ブルートゥース(登録商標)、USB、光学的、または任意の他の有線または無線接続を含むが、それに制限されない。
図3に示すように、電源304が制御装置302に電力供給し、かつ/または放射線源102が設けられる。図3の実施例では、電源304は制御装置302を介して放射線源102に電力を供給する。電源304は1つまたは複数の電池、コンセントに差し込む電源および/または1つまたは複数の電池を充電する1つまたは複数の光電池でよい。電源304は、1つまたは複数の平坦な円盤形の電池を含んでよく、これは厚さが2または3ミリメートル未満で、直径が1または2センチメートル未満でよい。例えば、電源304は、1つまたは複数のリチウムイオン電池でよい。あるいは、電源304は例えば1つまたは複数のニッケルカドミウム単3および/または単4電池でよい。図3の実施例には電源が1つしか図示されていないが、放射線アプリケータ100内の複数の位置に配置された複数の電源があってよい。各放射線源102(例えば102a〜102n)またはその各グループは、自身の電源を有してよい。電源304は基質104に配置することができる。実施形態では、電源304は基質104の一体部品である(例えば電源304を基質104に埋め込むことができる)。別の実施形態では、電源304は1つまたは複数の太陽電池である。
放射線アプリケータ100の構成に応じて、機器の重量は例えば0.5gから200g、さらに好ましくは0.5gから100g、さらにより好ましくは0.5gから10gの範囲でよい。当業者には認識されるように、これらの重量範囲は、個人が許容できる妥当な重量を例示するものである。本発明の範囲から逸脱することなく、他の重量範囲を使用することができる。
電気接続部306は、制御装置302が放射線源102を制御できるように、放射線源102(例えば102a〜102n)を制御装置302に通信状態で接続する。電気接続部306は、電源304が放射線源102に電力を供給するように、制御装置302を介して電源304を放射線源102にも電気接続する。電気接続部306は、信号を個々の放射線源102に送信する母線を含んでよい。あるいは、電気接続部306は、個々の電気接続部の対を含んでよく、各対は1つまたは1グループの放射線源102を制御装置302に直接つなぐ。
電気接続部306は、個々に基質104に取り付けるか、フォトリソグラフィ、電気沈着、化学蒸着および/または物理蒸着のプロセスによって材料上に直接生成することができる。あるいは、電気接続部306を可撓性絶縁薄膜に埋め込み、次に薄膜全体を基質104に取り付ける。電気接続部306は、LED技術でよく知られているワイヤボンディングプロセスを使用して生成されたワイヤボンディング接続部でよい。これらの接続部は3次元であり、接続部の周囲の材料薄膜で保護することができる。可撓性薄膜の1つの代表的な例はシリコーン薄膜である。シリコーン薄膜は、コンピュータピンコネクタなどのコネクタにつながる線の埋め込みに使用することができる。母線および線を埋め込んだ後、放射線機器100または熱伝導薄膜である別の薄膜に、この薄膜を対合させることができる。2つの側(線がある薄膜とLEDがある薄膜)を相互に対合させると、機器は電気的に接続される。
図4は、制御装置302の実施例のブロック図を示す。制御装置302はプロセッサ402、記憶装置404、および信号発生器415を含んでよい。記憶装置404は、治療プログラム406、較正プログラム408および/または他のプログラム410を有してよい。記憶装置404はMED412および/または患者に以前に与えられた線量履歴などの他のパラメータを記憶することができる。制御装置302は、1つまたは複数の入力ポート414および1つまたは複数の出力ポート416も有してよい。他の実施形態では、制御装置302は、図4に関連する構成要素を全ては有さない、かつ/または図4に関連する構成要素に加えて、またはその代わりに他の構成要素を有してよい。
プロセッサ402は、以上で言及した治療プログラムおよび/または較正プログラムおよび/または他のプログラムを実行する。記憶装置404は、様々な異なるタイプの情報を記憶できる1つまたは複数の機械可読媒体を含んでよい。
機械可読媒体という用語は、プロセッサ402などの機械が読み取り可能である情報を保持することができる任意の媒体を指すために使用される。機械可読媒体の一例は、コンピュータ可読媒体である。記憶装置404の機械可読媒体は、記憶装置404を通して情報を転送するために必要な時間より長い期間にわたって情報を記憶することができるが、機械可読媒体という用語は、銅線および/または光ファイバのように、1つの位置から別の位置へと情報が移動中に、その情報を保持する媒体も含むことができる。
記憶装置404は、プロセッサ402が実行するプログラムおよび/またはこれらのプログラムが使用するパラメータを記憶する。本明細書では、プログラムという言葉は、1つまたは複数の命令を実行する場合に、プロセッサに作業の少なくとも一部を実行させる1つまたは複数の命令のグループを指すために使用される。図4の実施例では、記憶装置404は治療プログラム406および/または較正プログラム408および/または線量履歴プログラムを記憶することができる。治療プログラム406および較正プログラム408は、それぞれ図1から図3に関連して検討した治療および較正をプロセッサ402に実行させる1つまたは複数の命令を含む。記憶装置404は、任意選択である他のプログラム410も記憶することができる。他のプログラム410が存在する場合、それは医師または患者が入力した1つまたは複数の他のプログラムを含んでよい。治療プログラム406については、図8に関連してさらに検討し、較正プログラム408については、図7に関連してさらに検討する。
(図3に関連して検討したような)MED412および/または他のパラメータは、患者または医師が入力する、かつ/または自動的に決定かつ/または記憶することができる。プログラムおよび/またはパラメータを記憶装置404に入力するために、1つまたは複数の入力ポート414を1つまたは複数の入力機器に接続することができる。1つまたは複数の入力ポート414は、放射線アプリケータ100の較正に使用する1つまたは複数の検出器からの入力も受信することができる。1つまたは複数の入力ポート414は、制御装置302のプログラムに使用されるコンピュータまたは他の機械へのインタフェースとして使用可能でもよい。1つまたは複数の入力ポート414は、プログラム、MED、構成パラメータおよび/または他の情報を制御装置302にダウンロードするために使用可能でもよい。入力ポート414は、無線信号の入力ポート(例えばアンテナ)を含むことができる。あるいは、コンピュータまたは他の機械を1つまたは複数の入力ポート414に取り付けて、放射線源102を直接制御するか、制御装置302を介して放射線源102を制御するために使用することができる。
信号発生器415は、パルス幅、パルス高さおよび/またはパルス形状が変化する様々な異なる信号を生成することができる。信号発生器415は、電源304の容量に基づいて、および放射線源102(例えば102a〜102n)によって発生する熱の量に基づいて、オン状態および/または所望の治療中に異なるデューティサイクルを有する信号を生成することができる。信号発生器415は、プロセッサ402で制御することができる。信号発生器415は任意選択である。信号発生器415が存在しない実施形態では、プロセッサ402が放射線源102に直接対応する。
1つまたは複数の出力ポート416が制御装置302に関連し、電気接続部306を介して放射線源102に接続することができる。1つのまたは各グループの放射線源102に対して1つの出力ポート406があってよい。1つまたは複数の出力ポート416は、モニタおよび/またはディスプレイなどの1つまたは複数の出力機器に接続可能でよい。出力機器に接続することによって、記憶装置404に入力されたプログラムおよび/またはパラメータを見て、プロセッサ402のプログラミングおよび/または記憶装置404に記憶されたプログラムの1つのデバッグを補助することが可能である。信号発生器415が存在する場合、コンピュータまたは端末などの外部機器と通信するために、1つまたは複数の出力ポート416のうち幾つかを、信号発生器415の対応する出力部に接続することができ、1つまたは複数の出力ポート406のうち幾つかを、プロセッサ402に直接接続することができる。
図5Aは、放射線源500の実施例の略図を示す。放射線源500は、光源などの実際の放射線源502、および放射線源を機能できるようにする支持要素を含んでよい。例えば、放射線源が発光ダイオード(LED)である場合、支持要素はマウント504、ヘッダ506、リード線508およびリード線510を含んでよく、これらの支持要素を放射線源モジュールと呼ぶことができる。他の実施形態では、放射線源(または放射線源モジュール)500は、図5Aに関連する構成要素の全部は有さない、かつ/または図5Aに関連する構成要素に加えて、またはその代わりに他の構成要素を有してよい。さらに、当業者には認識されるように、これらの基本的構成要素の多くの変形が可能である。例えば、マウント504は、多くの形状、サイズ、厚さのいずれか、または酸化ベリリウム(BeO)、窒化アルミ(AlN)、アルミナ、アルミ、銅、鋼、MgF、または半導体(例えばシリコン)などの材料から作成することができる。リード線508、510は、当業者に認識されるように、銅、銀、金、合金、またはポリマから作成することができる。ヘッダ506は、様々な材料から作成するか、多くの形状に作成することができる。ヘッダ506は、ヘッダの表面積を増加させるためにフィンまたはへこみなどの熱伝達に必要な形体も含むことができる。ヘッダは、金属(例えばKovar(登録商標)というガラスと同様の熱膨張特性を有する鉄、ニッケルおよび/またはコバルトの合金、Westinghouse Electric & Manufacturing、ペンシルバニア州ピッツバーグ)を図1のアプリケータ104の一部である可撓性材料(例えばシリコーン)に直接付着させるか、成形することによっても、製造することができる。次に、ダイボンディング装置を使用して、放射線源を付着したKovarの上に配置し、その後にワイヤボンドまたははんだ付け溶接部を使用して、放射線源を電力回路に取り付けることができる。あるいは、ワイヤボンドも電着、化学蒸着または物理蒸着などの付着プロセスを使用して、可撓性表面(例えば図1の表面104)に付着させることもできる。
放射線源502は、表面マウントLED、またはLEDダイ、例えばUV LEDダイ、青色光LEDダイ、白色光表面マウント(SMD)、赤外線(IR)LEDまたはSMD、またはUV LED SMDでよい。別の実施例として、放射線源502は小型白熱電球、抵抗加熱器、またはマイクロ波、無線周波エネルギ、x線および/または無線周波光を発生する機器でよい。特に、放射線源502は、紫外線スペクトルの免疫抑制範囲または抗感染性範囲のエネルギを放出することができる。紫外線スペクトルの免疫抑制範囲に含まれる波長は、295nmから320nmおよび/または340nmから400nmの波長を含む。感染症を治療することが望ましい他の実施形態では、放射線源502は250〜300nmの範囲の紫外線光を放出することができる。
放射線源502が光源である実施形態では、マウント504は光源502を所定の位置に保持することができる。マウント504は、ヒートシンク、回路基板、またはヒートシンク上の回路基板(例えば比較的大きい表面積に熱を拡散する受動的ヒートシンク、または発光領域から熱を電気的に汲み出す能動的シンク)を含んでよい。回路基板(サブマウント)の1つの実施例は、酸化ベリリウム(BeO)または窒化アルミ(AlN)などの金でパターンを作成したセラミックであり、セラミックはヒートシンクとして、またはヒートシンクへと伝導される熱が通る伝導性が高い熱伝達要素として作用することができる。マウント504は、Kovar合金などの材料でよく、これはセラミック材料に加えてヒートシンクとして作用することができ、これ(Kovar合金)は非常に類似した熱膨張率を有するので、酸化ベリリウムまたは窒化アルミを結合する非常に良好な材料である。マウント504がヒートシンクを含む場合、マウント504は、光源502の過熱の可能性を低下させる、かつ/または光源502の寿命を延長させることができ、したがって光源502は、ヒートシンクがない場合よりも電気入力部当たりの光学的出力(効率)が高い状態で、より長くもつ。図5の実施例では、マウント504上に1つの光源502しかないが、各マウント504上に複数の光源があってよい。光源502(例えば個々の、または複数のUV LED)は、金と錫、鉛と錫などの共晶金属またははんだ、他の適用可能な共晶はんだ材料を使用して、マウント504に取り付ける(接合する)ことができる。任意選択で、マウント504は、光を散乱させるために表面模様を付ける(例えば粗面化する)か、光を鏡面反射するために研磨することができる。マウント504は、光源502からの光を集中、拡散、平行化、または分散するように成形することができる。マウント504は、平坦、凹状、または凸状でよい。マウント504が凹状または凸状である場合、マウント504は例えば楕円形、球形、または双曲線でよい。マウント504は、アルミまたはアルミ誘導体などの反射性金属で構成するか、それで被覆することができる。マウント504は追加的に、マウント504に付着させた3次元形体530を含むことができる(図5E)。
さらに、図5Eに関しては、放射線源を2つの3次元ピラー534の中心に示す。ピラーは、マウント505に付着させるか、別の手段で作成した後に取り付けることができる。典型的な取り付けプロセスは、圧入、共晶マウント、接着剤装着、超音波溶接、および光硬化を含む。装着要素530は、電気マウント、装着プロセス専用の材料、熱伝達を促進する材料、またはその組合せでよい。放射線源(例えば光源)は、放射線が3次元ピラー534から予め決定されたパターンで身体表面へと外側に反射または屈折するように、3次元ピラー534間に配置することができる。当業者には認識されるように、3次元ピラー534は、本発明の範囲から逸脱することなく、図示のピラー以外の様々な構成のいずれかを呈することができる。
放射線源または複数の個々の放射線源の周囲にピラー534を配置することの利点は、個々の放射線源からの放射線を付近にある他の放射線源から独立して捕捉できることである。このような配置構成は、光の抽出を最適化し、放射線を特定の方向に配向することができる。3次元ピラー534は、電着、化学蒸着、物理蒸着、マイクロ成形、電鋳、または当業者に知られている他の付着プロセスなどのプロセスを使用して、マウントの表面505に付着させることができる。1つの実施例では、マウント504は酸化ベリリウムまたは窒化アルミなどのセラミックから作成される。次に、標準的な物理蒸着プロセスを使用して、金などの伝導金属層または金と錫などの共晶金属をセラミックに付着させることができる。金などの伝導表面がセラミックに付着した状態で、光を反射、集束、集中、分散、または他の方法で調整する追加の形体を伝導性金属上に(例えば電鋳プロセスで)付着させることができる。別の実施例では、3次元形体を直接付着させず、別個の型に入れて生成し、次にこれをマウント504の表面505に加える。マウント504の表面パターンを共晶材料から作成する場合は、型をマウント表面に配置し、次にマウント504に熱を加える。熱は、共晶金属を型の中の3次元部片に溶接することができ、冷却後に型を除去し、3次元形体530が溶接されたマウント504が残る。3次元形体534を作製するこれらのプロセスの組合せも使用することができ、次に追加層532を3次元形体の頂部に付着させる。例えば、UVを反射するアルミをマウント504上の3次元形体534の頂部に付着させることができる。次に、これらのプロセスおよび/または構造の1つまたは全部を使用して、放射線源502から光を配向させる。
ヘッダ506は、光源502とマウント504が分離するのを防ぐことができる。図5Aから図5Eの実施例では、ヘッダ506は1つのマウント504しか有さないが、複数のマウント504があってよく、各マウントは1つの光源しか有さないか、複数の光源を有することができる。マウント504と同様に、ヘッダ506は、光源502からの光を(例えばアルミの反射層で)集中、拡散、平行化、分散、または他の方法で反射するように成形することができる。ヘッダ506は平坦、凹状、また凸状でよい。ヘッダ506が凹状または凸状である場合、ヘッダ506は例えば楕円形、球形、または双曲線でよい。あるいは、マウント504の成形および/または表面模様作成および/または特定の光学的特性を有するためのヘッダ506のパッケージングに加えて、またはその代わりに、別の光学的構成要素があってもよい。特に、この追加の光学的構成要素は、光源502からの光を集中、拡散、平行化、または分散するように成形することができる。追加の光学的構成要素は、平坦、(放射線を分散する)凹状、または放射線を集中する凸状でよい。追加の光学的構成要素が凹状または凸状である場合、追加の光学的構成要素は例えば楕円形、球形、または双曲線でよい。ヘッダ506は、マウント内に上述したような3次元の微細加工の構成要素も含むことができる。ヘッダに、同じ、または同様のプロセスを使用することができる。
実施形態では、マウント504およびヘッダ506は、相互に取り付けられた別個の構成要素である。別の実施形態では、マウント504およびヘッダ506が、同じ構成要素の2つの部分でよい、かつ/またはマウント504およびヘッダ506の一方のみを使用する。各マウント504上に、および/または各ヘッダ506内に複数の光源がある場合、光源が全部、同じスペクトルを有する、かつ/または同じピーク波長を伴ってよい。あるいは、同じマウント504および/または同じヘッダ506に配置された異なるスペクトルおよび/またはピーク波長を有する異なる光源でよい。
リード線508、510は、光源502を活性化し、光源502の点灯状態を維持するために、光源502に電力を供給する。さらに、リード線508、510は、放射線源502へと電気を運ぶ基質104上のさらに大きいリード線に接続することができる(例えばリード線508および510を電気接続部306に接続することができる)。当業者には認識されるように、リード線510、508は、マウント504に配置または接合した合金、共晶または非共晶金属から作成することができる。したがって、電源304からの電流は、制御装置302へと流れ、電気接続部306を通り、1つまたは複数の放射線源102へ(例えばリード線508および510へ、次にUV LEDなどの光源502へ)と流れ、その結果、UV光などの光が出力し、その後に生物学的効果を生じる。
図5Bは、放射線アプリケータ100の実施形態の断面図を示す。図5Bの実施形態は、可撓性基質104、光源502、マウント504、ヘッダ506、スペクトル調整装置512、および光学的患者インタフェース514を含む。他の実施形態では、放射線アプリケータ100は、図5Bに関連する構成要素の全部は有さない、かつ/または図5Bに関連する構成要素に加えて、またはその代わりに他の構成要素を有してよい。
基質104は、図1に関連して以上で、およびその他で検討されている。光源502、マウント504およびヘッダ506は、図5に関連して以上で検討されている。スペクトル調整装置512は、光源502を覆い、それを損傷から保護する、かつ/または放射線が損傷に到達する前に、1つまたは複数の方法でそれを調整することができる。スペクトル調整装置512は、領域106の全部または基質104の全部にわたって延在する材料の1つの連続層でよい。あるいは、スペクトル調整装置512は、材料のパッチの集まりでよく、各パッチは光源502などの少なくとも1つの光源からの放射線を調整する。この実施形態では、スペクトル調整装置512がパッチであり、個々に1つの光源を覆い、カバー513、ヘッダ506およびマウント504を含む光源全体を、材料104から個々に取り出し、次に材料104に再配置することができる。実施形態に応じて、スペクトル調整装置512は、光源502より大きいがマウント504より小さいか、それと等しい区域を覆うか、マウント504より大きいが、ヘッダ506より小さいか、それと等しい区域を覆うか、ヘッダ506より大きい区域を覆うが、隣接する放射線源のカバーに到達するほど十分には大きくなくてよい。
スペクトル調整装置512によって、放射線アプリケータ100はさらに着用が快適になる。というのは、身体部分に接触するスペクトル調整装置512の表面を、スペクトル調整装置512が存在しない場合の放射線アプリケータ100の表面より滑らかにできるからである。スペクトル調整装置512および基質104は、間に光源102を挟んだ2層の材料を形成することができる。スペクトル調整装置512は、(例えば250nmから320nmの紫外線光に対して)透明または半透明でよい材料の層でよく、基質104は、透明、不透明、半透明、または反射性でよい。基質104が反射性である場合、基質104は光を鏡面反射するか、散乱させることができる。基質104を反射性にすることにより、基質104が反射性でない場合と比較して、放射線アプリケータ100の効率が改善される。基質104とカバー513のいずれか、または両方を光散乱性材料にすることにより、基質104および/またはスペクトル調整装置512が光を散乱しない場合と比較して、照射の均一性を改善することができる。スペクトル調整装置512は、図2の基質104の検討に関連して以上で検討した構造のいずれかを使用して、光を散乱するようにすることができる。スペクトル調整装置512は、(これが、どの程度の放射線を吸収するか、または他の方法で患者に到達するのを防止するかに応じて)効率を低下させることがあるが、照射の均一性を改善する、かつ/または患者を楽にすることができる。
光学的患者インタフェース514は、放射線アプリケータ100が治療中の身体部分に接着するのを補助する接着剤でよい。光学的患者インタフェース514は、カバー513などの、放射線アプリケータ100の1つの表面を部分的または完全に覆う接着材料(例えばニカワ)の層でよい。放射線アプリケータ100が、例えば患者の皮膚の一部に付着する包帯である実施形態に、任意選択の接着剤514を含めてよい。任意選択の接着剤514は、図1に関連して検討した接着剤および/または基質104でよい。ニカワに加えて、患者インタフェース514は、損傷を防止する、かつ/または放射線アプリケータ100によって送出される放射線の治療効率を向上させるように設計された治療物質を組み込むことができる。潜在的に保護性の化合物の例は、酸化チタン、酸化亜鉛、および当業者によく知られている他の化合物を含む。効力を改善する化合物の例は光感作剤を含む。例えばソラレンの大きい分類、ポルフィリン族、および当技術分野でよく知られている他の光感作剤である。図5Cは、放射線アプリケータ100の実施形態の実施例のブロック図を示す。図5Cは、放射線源102a、102b、102e、102f、102iおよび102j、基質104、制御装置302、電源304、および電気接続部520(520a〜520tなど)を含む。他の実施形態では、放射線アプリケータ100は、図5Cに関連する構成要素の全部は有さない、かつ/または図5Cに関連する構成要素に加えて、またはその代わりに他の構成要素を有してよい。
放射線源102a、102e、102f、102iおよび102jは、図1および図5Aに関連して検討し、図5Cに示した放射線源102(例えば102a〜102n)のうち特定の放射線源または特定のグループである。放射線源102a、102fおよび102jの後の3つの点のセットは、任意の数の放射線源を表す。「e」と「f」、「i」と「j」などの文字の対は、「n」で表される数より小さい連続する数の対を表すが、放射線源102bと102eの間、放射線源102fと102iの間、および放射線源102jと102nの間には、任意の数の放射線源があってよい。基質104は、図1および図5Bに関連して、およびそれ以外で検討されている。制御装置302および電源304は、図3に関連して、およびそれ以外で検討されている。
電気接続部520(例えば520a〜520t)は、相互に対にされている。各対は、制御装置302と放射線源102(例えば102a〜102n)の1つとの間の回路を完成させる。電気接続部520a〜520nのパターンは、電気接続部306(図3)とは異なる。この実施形態では、各放射線源または放射線源のグループは、自身の接地または復帰電極を有し、制御装置302によって別個に制御することができる。
次に図5Dを参照すると、光学構成要素が内蔵された成形カバー513の拡大図が図示されている。この実施形態では、カバー513を放射線源上に配置し、次にこれが空間522内に属する。カバー513は成形部片、機械加工部片、リソグラフィで形成した部片、またはその組合せでよい。傾斜した窪み526は、成形部片の計画された形体である部片(カバー)の3次元構成要素を表す。層524は、傾斜した窪み526に付着させることができる任意選択の層である。層524は、反射性、屈折性、吸収性または拡散性でよく、カバー513の材料とは異なる屈折率を有する。拡散体528は、成形カバー513に任意選択で内蔵できる別の形体である。拡散体528は、源502を出た放射線をさらに配向、集束、拡散、または他の方法で調整するような構成である、およびそのように構成される形体である。1つまたは複数の突起530を、カバー513に付着または接着することができる。これらの突起530は、下にあるマウントへの熱伝達を向上させるか、結合を向上させるか、伝導を向上させるような構成であり、そのように構成することができる。カバー513は、放射線源522の1セットのみの空間を示しているが、カバー513には複数の放射線源を含められることが当業者には認識される。
図6Aは放射線アプリケータ600を示す。放射線アプリケータ600は、放射線源602a〜l、コード605a〜605mを有する基質604、制御装置606、および電源608を含む。他の実施形態では、放射線アプリケータ600は、図6Aの構成要素の全部は有さない、または図6Aの構成要素に加えて、もしくはその代わりに他の構成要素を有してよい。
放射線アプリケータ600は、放射線アプリケータ100の一実施形態でよい。放射線源602a〜lは、放射線源102(例えば102a〜102n)および/または500のように、任意のタイプの放射線源でよい。基質604は、図1の基質104の実施形態でよい交差するコード605a〜mで作成したメッシュ(例えば可撓性ネット)でよい。例えば、基質604を構成する可撓性ネットは、高度に弾性である包帯でよい。放射線源602a〜lは、基質604の個々のコード605a〜mの交差部に配置することができる。代替実施形態では、放射線源602a〜602lを、コード605a〜605mのうち2本の交差部に配置することに加えて、またはそれに代わってコード605a〜605mの他の部分に配置してもよい。制御装置606は、制御装置304と同じでよく、電源608は電源304と同じでよい。コード605a〜mは、放射線源602a〜602lに給電および/または通信するために、制御装置606から放射線源602への通電および/または光通信を実行する電気接続部306および/または光ファイバを担持するか、含むことができる。コード605a〜605mの構成は、放射線源602a〜602lの背後に空気を通せることによって、放射線源602a〜602lを冷却することができる。この構成はさらに、コードの交差部間の間隔に順応性を与えることもできる。この方法で、放射線アプリケータ600の縁部に力を加えることによって材料(ノード)を引き離し、縁部が以前の間隔に復帰できた場合には、以前の間隔に復帰させることができる。図6Aの実施形態は、領域106などの領域を含まないが、代替実施形態では、基質604は領域106を含んでよい。
図6Bは放射線アプリケータ600の実施形態の実施例の断面図を示す。図6Bの実施形態は光源602k、マウント604k、コード605i、コード605j、ヘッダ606k、スペクトル調整装置612、および光学的患者インタフェース614を含む。他の実施形態では、放射線アプリケータ600は、図6Bに関連する構成要素の全部は有さない、かつ/または図6Bに関連する構成要素に加えて、もしくはその代わりに他の構成要素を有してよい。
光源602k、マウント604kおよびヘッダ606kは、放射線源602a〜602nのうち1つの光源、マウントおよびヘッダである。光源602k、マウント604kおよびヘッダ606kは、それぞれ光源502、マウント504およびヘッダ506の実施形態でよい。同様に、スペクトル調整装置612、および接着剤を含んでよい光学的患者インタフェース614は、それぞれスペクトル調整装置512および光学的患者インタフェース514の実施形態でよい。コード605iおよび605jは、コード605a〜605lのうち2本である。コード605iおよび605jは、マウント604kの下で相互に交差するコードの対である。
上記で検討したように、放射線アプリケータ600は、治療表面区域を覆うか、ほぼ覆うように、患者の標的身体表面に配置するような構成でよい。図6Cに示すように、放射線アプリケータ600は、放射線アプリケータ600が治療を施される損傷202を覆うように、標的身体表面に適用される。さらに、放射線アプリケータ600に関連する放射線源602、602’は、第1サブセットの放射線源(602)がオンである間に、残りの放射線源(602’)はオンではないように、選択的に起動することができる。図示のように、第1サブセットの放射線源602は、放射線源602が損傷202を治療できるように、放射線アプリケータ600内に配置される。当業者には認識されるように、第1セットの放射線源602はさらに、異なる治療線量を送出するように別個にプログラム可能であるサブセットに分割することができる。この実施形態は、例えば治療すべき損傷が、他の区域より多くの治療を必要とする区域を損傷内に有する場合に適切である(例えば、損傷の周辺領域は中心部分ほど治療を必要としない)。
S−ET(サウスカロライナ州コロンビア)からのUV LED(310nm)チップを、1つの放射線(この場合は光)源102aとして使用し、チップを金でパターンを形成した窒化アルミのサブマウントに装着し、さらにKovarヘッダに装着した。パターン形成は、カリフォルニア州フリーモントのAdvanced Thin Filmが実行した。チップを、サブマウントの金部分の一部に付着させた共晶金属層(例えば金と錫の合金)に結合させ、次にTO−46(当業者によく知られている)のヘッダパッケージに結合させた。光をスペクトル調整装置(例えばこの場合はレンズ)へと反射する働きをするアルミの反射体を、エポキシでヘッダに取り付けた。この実施例では、患者インタフェースがアセンブリに含まれていない。次に、放射線アプリケータを約14分間、皮膚に適用した。14分で、線量は、1平方センチメートルの領域を日焼けさせるのに十分であった(この領域は、310nmのMEDで350mJ/cmを必要とすると、以前に評価されている)。必要な電圧は約4.5ボルト、電流は約35ミリアンペアであり、したがって必要な光学的出力は340マイクロワット/cm(ある時間にわたるエネルギ)であり、これは150〜200ミリワットの電力に書き換えられる。この実験には、携帯用アルカリ乾電池(単3)の集まりを使用した。しかし、多くの異なる電池源を使用することができる。適切な電流を発生する任意の電源を使用することができる。以上で検討したように、電源は5〜100mAを発生するだけでよい。というのは、任意の時にLEDのうち特定のLEDまたはグループのみがオンに切り換えられるからである。この電力領域では、多くの一般的タイプの電源を使用することができる。例えば、単3、単4、B、単1、単2、9V、リチウム、リチウムイオン、炭酸亜鉛、アルカリ電池、充電式アルカリ電池、ニッケルカドミウム電池、ニッケル水素電池、ニッケル、鉄電池、ニッケル亜鉛燃料電池、ポリマ電池、太陽電池、または使用可能な任意の他の電池などである。したがって、これらのLEDチップから生成した放射線アプリケータは、基質に配線したこれらの機器の多くを含むことができる。0.5%の身体表面区域(約50cm)などの領域は、(例えば)50個のチップで照射し、15分間で7〜10ワットの電力を使用することができる。5〜10ワットの電力は、携帯用電池パックに含めることができ、50平方センチメートルに広がると、発生した熱は、温度を大きく上昇させずに散逸する。
別の実施例では、実施例1に関して説明した材料および技術を使用して、放射線アプリケータを作成した。しかし、UV LEDチップではなく、4個のLEDを含むUV LEDサブマウントを放射線源102(例えば102a〜102n)に使用した。この代替放射線源102の結果、約6ボルトの電圧で、80ミリアンペアの電流を使用し、約3.5分で2cmの区域が日焼けした。
実施例2の機器を、例えば約100cm(患者の身体表面積の約1%)という平均サイズの罹患面積を有する乾癬に適用すると、2cmサイズの放射線アプリケータを介して502cmのパッチに、1回に1つずつそれぞれ3.5分間治療線量を与えることにより、100cmの区域にわたって患者を日焼けさせることができる。放射線アプリケータ100は、紫外線光の治療線量をこれらの50個のパッチに約50×3.5分=175分、つまり3時間、送出することができる。この治療は、パッケージされた個々のLEDに電流を配向し、皮膚の各区域が放射線治療の治療線量以内の治療線量を受けることを保証する制御装置302によって可能になる。この実施例では、電池源からの出力は0.5から1.0ワットであり、これは上述した電源のいずれか、または光電池源によって容易に対応される。
この実施例では、カバー(例えば図5Dの513)をUV LED502上に直接適用した。GE Siliconesから入手可能な使用シリコーンのRTV615は、患者適合性、およびLED502の表面に良好に一致した屈折率のせいで選択された。この構成で実施例1の実験を繰り返すと、8分で日焼けが達成された。これは、この実験では光学的出力が612マイクロワットであることを示し、これは実験1に対して1.8倍の増加である。その結果の機器は、さらに快適に着用された。この実施例は、アプリケータと身体表面とのインタフェースを改善することに加えて、放射線源502の光学的出力を向上させるためにカバー513を使用できる方法を示す。図5Dから図5Eについて上述したように、カバー513およびマウント505上に、アプリケータからの放射線出力をさらに向上できる追加の構造的形体を含めることができる。
別の実施形態では、放射線アプリケータ100を、50個以上の第2実施例の放射線アプリケータ100、または第2実施例と同様であるが、50倍大きい1個の放射線アプリケータ100から構築する。その結果、これらの大型化したバージョンのいずれも、175分未満(例えば3.5分)で皮膚の平均サイズの乾癬パッチを治療することができた。さらに、LEDの効率は、当業者によく知られているように、時間とともに改善されると予想することができる。効率が改善されると、同じ臨床努力に対して必要とされるLEDを少なくすることができる。
図7Aから図7Bは、標的表面が目である場合の標的表面を治療する光学的治療機器の別の実施形態を示す。機器は、目の外表面の障害(例えばアレルギ性結膜炎)を治療するような構成である。アレルギ性結膜炎は、一般的な臨床問題であり、十分に受け入れられている治療は少ない。タクロリムス、マクロラインラクトンまたはカルシニューリン抑制剤(Josephその他のTopical Tacrolimus Ointment for Treatment of Refractory Anterior Segment Inflammatory Disorders(24(4) Cornea 24417-20)参照)の使用を含む免疫抑制体系が、アトピー性角結膜炎、慢性瀘胞性結膜炎、および眼瞼角結膜炎の治療に使用されてきた。紫外線光を使用し、不快を感じさせる抗源に対する炎症反応および免疫反応を抑制する局所的治療を提供することによって、アレルギ性結膜炎を治療することができる。目の光学治療機器は全体的に、紫外線光線が患者の水晶体または網膜に影響するのを防止するように構成される。ドライアイを含む他の病気状態も、シクロスポリンなどの免疫抑制剤に反応することが分かっている(例えばTan-Liuその他のOcular Pharmacokinetics and Safety of Cyclosporine, a Novel Topical Treatment for Dry Eye(44(3) Clin Pharmacokinetics 247-61(2005))参照)。強力なパルス状白色光、高強度青色光などの他の光線療法様式も、ドライアイおよびアレルギ性結膜炎の治療に使用することができる。
幾つかの実施形態では、光学治療機器700をスリットランプとともに使用して、鞏膜735(図7Aから図7B参照、結膜炎に影響される目の部分)のみが光(特に紫外線光)を吸収し、水晶体および網膜は吸収しないように、アレルギがある患者を治療する。光(UVまたは白色光)は、基本的に穴738を有する区域736または中心に光がない領域に集束する。図7Bは、スリットランプを通して調整された光の、平坦な表面に表れる投影図を示す。中心の穴738は全体的に、光が目に入る位置に対応し、光を領域736へと選択的に向けることにより、この領域を光線療法から除外することができる。別の実施形態(図7A)では、コンタクトレンズを設けて、領域736を生成する。コンタクトレンズの場合は、中心にUV保持領域を有さない紫外線光の光線を使用することができる。このような実施形態では、コンタクトレンズが領域736を生成し、瞳領域が紫外線光から除外される。
図8Aは、患者の身体表面(この場合は皮膚)842に適用された本発明の治療機器800の別の実施形態を示す。機器800は、患者の身体表面に光線療法を施すプローブである。これは、以上の機器のいずれかと相助作用的に使用することができる。光学的出力は、上記で示した機器のいずれか、または全部と同様であり、狭帯域、広帯域、(様々な波長領域の)狭帯域と広帯域の組合せ、または複数の狭帯域および/または広帯域および/または低出力または高出力白色光でよい。光源は、上述した構成のいずれかの光源のいずれかである。1つの実施例では、光源は、上述したように患者が容易に携帯でき、電池パックで通電するソリッドステート光源である。治療の線量は、光線治療機器を施す前に医師が一体のマイクロコントローラにプログラムすることができる。放射線源は単独で、または組み合わせて使用する。1つの実施形態では、放射線源をプローブ800の遠位端816に配置する。プローブは、純粋に受動的な先端826(例えば透過性外装)も含むことができる、または先端826が何らかの方法で光出力を変更することができる(例えば拡散性先端)。各スペクトル領域におけるプローブ800の出力は、幾つかの放射線源がオフで、他がオンであるように制御することができる。例えば、放射線源はプローブ800の端部に配置されるが、チップセット上の1つの放射線源を起動すると、プローブの出力は、放射線源からの放射線のみであり、またはプローブに追加の放射線源が含まれ、これで出力は複数の放射線源の出力になる。さらに、プローブを包帯に組み込み、包帯を通して標的領域を照明することができる。
治療機器800は、上述し、米国特許出願第11/152,946号で説明されているように、光力学的治療機器として複数の部分のいずれかと組み合わせて使用することもできる。図8の機器800は、以上の着用可能な機器と組み合わせて使用することもできる。治療機器800で治療可能な皮膚の病気は、白斑、乾癬、アトピー性皮膚炎、菌状息肉腫(T細胞リンパ腫)、皮膚癌、および感染症(例えば真菌感染症)を含むが、それに制限されない。機器800は、一体の光検出器も含んでよく、これは機器の出力を連続的に再調節するか、光線治療を施せるように、皮膚の病気状態を検出することができる。機器800は、本出願が優先権を主張する米国特許出願第11/152,946号の機器の熱伝導形体のいずれか、さらにGertnerその他により2006年1月25日に出願されたOptical Therapy Devices, Systems, Kits and Methods for Providing Therapy to a Body Cavityと題した米国特許出願第11/304,824号に記載された形体のいずれかも組み込むことができる。
図8Bは、皮膚障害を治療するための療法を施している間に、患者が着用するか、他の方法で取り付ける、患者が運ぶ、または患者に取り付けることができる機器に放射線源が組み込まれる治療機器800の別の実施形態を示す。図8Bに示す実施形態の機器800は、ブレスレットの形態を有するが、放射線源840は、患者の皮膚842を少なくとも部分的に覆うか、それと直接的または間接的に接触することができる材料に組み込むことができる。例えば、治療機器800は、包帯、毛布、任意の衣類、指輪、装身具、帽子、腕輪、シャツ、ソックス、下着、スカーフ、ヘッドバンド、パッチ、ガーゼパッド、または他の任意の着用可能な品目などの形態を有することができる。
別の実施形態では、幾つかの機器800、100(例えば包帯)をまとめるか、比較的大きい区域を治療するように適用する。1つの実施形態では、様々なサイズの包帯を有するキットが提供される。接着剤は、キットの構成要素および/または包帯の構成要素でよい。個々のサイズの包帯を相互に対合させて、様々な形状およびサイズの区域または損傷を照射することができる。このような「着用可能な」機器100で、患者は、他の作業を実行中か、睡眠中に障害(例えば乾癬)を治療することができ、時間および費用面で効果的な方法で、小さい、または大きい病気の区域を治療することができる。
このような局所的治療は、皮膚の広い区域に光を与える治療より安全でもある。というのは、乾癬ではない皮膚の部分が不必要に紫外線光に曝露することがあるからである。上述したLEDシステムでは、臨床要件に応じて広帯域および狭帯域の光線療法を皮膚に容易に施すことができる。また、治療のフィードバック制御のために、光検出器を治療機器100に組み込んでよい。永久的または半永久的光学治療機器100で、体内腔も治療することができる。例えば1つの実施形態では、光学治療機器100を耳管内またはその近傍に配置することによって、内耳感染症を治療する。
図8Cは、手または足指の爪に適用中の光学治療機器800を示す。このような場合、放射線源に適切な光学波長(例えば255〜320nm)を選択することにより、機器で爪の白癬感染症を治療することができる。図8Dは、爪床444の真菌感染症の治療に使用する光学治療機器800を示す。光学治療機器800は、包帯またはバンドエイド(登録商標)の形態を有する。このような機器800によって、患者は治療中に日常生活をすることができる。機器800は、上述した原理および方法を使用して構築される。機器800は、爪床の治療を改善するために、光感作剤または光力学物質との組合せで使用することができる。別の実施形態では、図8Cから図8Dに示す機器を使用して、爪の乾癬を治療し、この場合は通常、295nmと320nmの間の波長を使用する。
本明細書で開示した機器および放射線源は、乾癬または現在放射線で治療している他の皮膚障害(例えば白斑、皮膚T細胞リンパ腫、真菌感染症など)などの治療に使用することができる。乾癬の治療に好ましい作用スペクトルは約308〜311nmである。また、狭帯域放射線は通常、広帯域放射線より効果的である。乾癬損傷を治療する現在の体系および技術の1つの制限要素は、今日の市場で入手可能な典型的機器が大きく、高価であり、通常、患者が治療のために医師のオフィスを訪問する必要があることである。在宅治療機器は通常、局所的領域ではなく広い区域を治療するような構成である大型蛍光灯である。自宅でも、医師のオフィスでも、治療は患者の日常のスケジュールの時間をとる。また、通常は患者が治療を受けながら、他の作業をすることは困難である。さらに、現在の技術では、狭帯域光で皮膚の小さい区域を治療することは困難である。そのためにレーザを使用することがあるが、レーザは通常、高価であり、在宅治療機器としては実際的でない。
図9は、特定の患者および病気に合わせて放射線アプリケータ100を較正する方法900の実施例の流れ図を示す。方法900は、プログラム408の実施形態でよい。ステップ902で、システム900は治療中の病気に影響されていない身体の標的部分の照射を開始する。ステップ902は、電源304に電池を入れ、システム304をオンに切り換えることを含んでよい。ステップ902は、放射線アプリケータ100を較正モードに入れる、かつ/または放射線アプリケータ100をオンに切り換える命令を、制御装置302に入力することも含んでよい。ステップ904では、照射中の標的部分が照射されている長さおよび/または標的部分に送られている放射線の量を追跡し続けることにより、照射を監視する。ステップ904は、各放射線源102(例えば102a〜102n)がオン状態にある長さを計時する、かつ/または放射線アプリケータ100の出力サンプルを実際に測定することによって実行することができる。ステップ906では、照射されている部分の状態を監視する。監視は、検出器によって、または人間が照射中の部分の状態を定期的にチェックすることによって実行することができる。ステップ902、904および906は、どの順番で開始してもよい。標的部分の状態の実際の監視は、標的部分の照射中に、または照射を中断することによって実行される。
ステップ908では、ステップ906の監視に基づいて、照射中の標的部分が紅斑線量を受けたか(または治療すべき他の病気では、毒性および/または効力の他の指標)を決断する。実施形態では、ステップ908において、照射中の部分が紅斑線量を受けた時に、第1検出可能ポイントが、紅斑線量に到達したという決断を引き起こす。紅斑線量に到達していない場合は、ステップ902、904および906を引き続き実行することができる。紅斑線量に到達している場合は、方法900がステップ910へと進む。ステップ902、904、906および908は、特定の期間(例えば24時間)にわたって身体表面の様々な領域に与える放射線の線量を上昇させることによって実行してよい。各期間の後、紅斑がない場合は、期間を再度開始するが、送出される放射線の線量を、さらに高い量まで上昇(増加)させる。任意の期間の後に、紅斑がある場合は、方法がステップ910へと進む。ステップ910では、MEDを求め、将来に使用する場合、放射線アプリケータ100がMEDまたはそれより多少低い線量を送出するように、放射線アプリケータ100を構成する。いずれの場合も、MEDは各患者の皮膚タイプに合わせた内部較正として作用する。治療体系によっては、治療に複数のMEDが必要であるか、MEDの一部が必要である。MEDは、ステップ904と906の結果を比較することによって決定される。MEDは、放射線アプリケータ100を動作させる期間として、および任意選択で使用するデューティサイクルに関する情報を記録することによって表すことができる。あるいは、個々の各放射線源102(例えば102a〜102n)がオンのままであった総時間量を記録する。ステップ910は、MEDを紙に記録するだけであるか、MEDを記憶装置404に入力し、設定を制御装置302に入力することでよく、制御装置は、放射線アプリケータ100を止める前に、放射線アプリケータ100が電源投入されている長さ、または放射線源102(例えば102a〜102n)のいずれか1つがオンであってよい総時間を求める。
図10は、放射線アプリケータ100を使用する方法1000の実施例の流れ図を示す。方法1000は、プログラム406の実施形態でよい。ステップ1002で、放射線アプリケータ100をオンに切り換え、放射線アプリケータ100は身体の標的部分の一部を照射する。ステップ1002は、電気接続部306を介して電源304から制御装置302へと電流を送ることを含んでよい。ステップ1002は、プロセッサ402がプログラム406を実行することを含んでよく、これによって信号発生器405が信号を発生する。ステップ1002は、制御装置302が電気接続部306を介して発生した信号を送信し、これによって電源304が支持できる最大電力量に基づくサイクルに従って、放射線源102の幾つかをオンに切り換え、他の放射線源102をオフに切り換えることも含んでよい。ステップ1004では、照射を監視する。ステップ1004は、放射線アプリケータ100がオンであった長さを計時すること、および/または各放射線源102および/または各グループの放射線源102がオンであった長さを計時することを含んでよい。あるいは、ステップ1004は、放射線アプリケータ100がオンであった長さを計時することに加えて、またはそれに代わって、放射線アプリケータ100の出力の一部および/または標的部分の状態をサンプリングし、測定することを含んでよい。ステップ1006では、指定された線量を受け取った、かつ/または送出したかを判断する。指定された線量を受け取っていない、または送出していない場合は、ステップ1002および1004を続行することができる。指定された線量を受け取った、または送出した場合は、方法1000がステップ1008へと続き、ここで放射線アプリケータ100により標的部分の照射を終了する。様々な放射線源102(102a〜102n)が様々な時間にオンになっているので、様々な放射線源102(例えば102a〜102n)が様々な時間に指定の線量を送出している。その結果、ステップ1008は、指定された線量を送出したか、指定された線量を受け取っている区域に送出した個々の放射線源102、または放射線源102のグループを、選択的にオフに切り換えることを含んでよい。ステップ1008の後、方法1000は終了する。方法1000は、放射線アプリケータ100をオンに切り換え、放射線源が患者また医師によって決定された通りの線量を送出したと予想される期間が経過した後に、放射線アプリケータ100の各放射線源102を停止するタイマを設定することにより実現することができる。
図11は、放射線アプリケータ100を組み立てる方法1100の流れ図である。ステップ1102で、放射線源102を組み立てる。ステップ1104で、基質104を作製する。ステップ1106で、制御装置302を組み立てる。ステップ1108で、電源304を組み立てる。ステップ1110で、放射線源102、制御装置302および電源304を基質104に結合する。ステップ1110は、放射線源102、制御装置302および電源304を領域106に取り付けることを含んでよい。ステップ1112で、制御装置302と放射線源102を通信状態で相互に結合する。例えば、接続部306を基質104上に配置し、制御装置302、電源304および放射線源102に接続する。ステップ1102、1104、1106および1108は同時に、または相互に対して任意の順序で実行することができる。同様に、ステップ1110および1112は同時に、または相互に対して任意の順序で実行することができる。
1つの実施形態では、放射線機器は発光ダイオード(LED)であり、LEDと、身体表面とインタフェースをとるカバーとの間の材料は、LEDから発する光に対して透明である。1つの実施形態では、LEDは250〜365nmの範囲の波長の紫外線光を発する。LEDは、次にモジュール、つまり処理してより大きい機器へと入れることができる放射線源へと組み込まれるチップである。図12は、LEDチップ1205、チップカバー1215、チップサブマウント1225および基部235(産業ではヘッダと呼ばれることが多い)で構成された放射線源1200を示す。
基部1235は、チップおよび皮膚から熱を伝導するために高い熱伝導率の基質から生成することができる。基部は微細加工、成形または機械加工することができる。基部はさらに、最適な方法で熱を伝導するような構成でよい。例えば、基部上にフィン1240を作製、付着または接着することができる。別の実施形態では、電熱冷却装置を基部に取り付ける。基部はさらに、照射機器100の回路に填るように処理することができる。この実施形態では、放射性機器100の基質は、基部(およびモジュール)を容易に放射性機器に圧入できるように作成される。これで、携帯用照射機器は、制御装置とモジュール1200の間に電気通信を提供する接点を自身上に有する。
カバー1215は、機器から発する放射線に対して透明な材料から作成される。チップ1205が紫外線放射線を発する場合、カバー1215は、シリコーンまたはフッ化エチレンプロピレン(FEP)などの材料から生成することができる。(以上の実施例3で説明したように)2つの材料の境界における反射および光子の損失を最小限に抑えるように、カバー1215はチップの表面と光学的に一致することが好ましい。カバー1215はさらに、光がチップを出る時に、それを調整する働きをする追加のインタフェースを含むことができる。例えば、カバー材料(例えばエポキシ、シリコーン、水晶、FEP)は、光を拡散するインタフェースを有することができる。好ましい実施形態では、LEDは、約1mm以下の寸法の表面から光を発する紫外線LEDである。カバーは、光がマウント1225から少なくとも1cmの区域にわたって拡散するように、光を調整する。別の実施形態では、カバーは、光がこれより小さいマウントから0.4cmと1cmの間の区域にわたって拡散するように、光を調整する。別の実施形態では、1つのチップが光を4cm未満の区域に拡散する。さらに別の実施形態では、カバーは、光が1cmより大きい区域に広がるように調整する。調整された光は、均一にも、均一に近い状態にもなる必要がない。(例えば)1〜2cmを使用する場合、カバー1215は、約1〜3mm未満のマウントから0.5mmと約5mmの間の距離(LEDデバイスと皮膚の間の距離)で1〜2cmの領域に光を拡散することができる。
図13は、標的身体表面を治療する本発明の一実施形態による方法のステップを示す。最初に、標的身体表面に着用可能な電源、放射線源および制御装置を含むような構成であり、そのように構成される放射線治療機器を、身体1310に適用する。その後、放射線源からの放射線を、標的身体表面の第1部分に送出する1320。放射線源から標的身体表面の第1部分への放射線出力は、放射線送出ステップ中の治療線量に関連して制御される1330。出力を制御することにより、標的身体表面への放射線量を減少させることができる1340。また、出力を制御することにより、標的身体表面の第2部分への放射線量を増加させることができる1350。この方法は、LEDまたはUV LEDなどの適切な放射線源を使用して実行することができる。幾つかの実施形態では、治療線量を最少紅斑線量に関連させることにより、この方法を実行する。また、放射線量を減少させるステップは、放射線量をオフに切り換えることを含むことができ、同様に、放射線量を増加させるステップは、放射線量をオンに切り換えることを含むことができる。放射線治療機器は、着用可能な品目でよい。さらに、放射線を送出するステップは、計時した放射線量を送出することを含むことができる。放射線量は、100mJ/cmと3J/cmの間で標的身体表面の任意の部分に送出することができる。場合によっては、295nmと315nmの間の波長で標的身体表面の部分に放射線量を送出することが望ましいことがある。他の実施形態では、標的身体表面の任意の部分に送出される放射線量は、295nmと315nmの間の第1波長、および340nmと400nmの間の第2波長を有する。さらに他の実施形態では、標的身体表面の任意の部分に送出される放射線量は、約700nmを超える波長を有する。方法は、光感作剤を投与するステップを含むこともできる。また、方法は、放射線を指定の区域に与えるために放射線機器をプログラムするステップを含むことができる。幾つかの実施形態では、方法はさらに、指定の線量を与えた後にオフに切り換えるように、放射線機器をプログラムするステップを含むことができる。また、所望に応じて、放射線機器を監視するステップを方法に含めてよい。標的身体表面の任意の部分に送出される放射線量は、赤外線光、強力なパルス状光、白色光およびその組合せから選択することができる。
本発明で使用するために、様々なキットも想定される。例えば、患者には、様々なサイズおよび形状で、各サイズおよび形状が相互に填ることができる複数の放射線アプリケータを有するキットを提供することができる。アプリケータは、同じ放射線を同じ時間量にわたって提供するように構成するか、様々な放射線タイプおよび/または量および/または時間の構成を有するアプリケータであってよい。アプリケータは、相互に填り、さらにコンピュータプログラムと通信して治療のタイプ、品質、量および/または位置を予め画定された領域に合わせてカスタム化するような構成でよい。例えば、第1時間に第1品質の治療を、第2時間に第2品質の治療を提供することが望ましい場合、または治療を施す過程で必要な放射線の量および/または放射時間が変化すると予想される場合である。したがって、例えば第1時間量に第1放射線量を送出する能力を有する第1放射線アプリケータに、第2時間量に第2放射線量を送出する能力を有する第2放射線アプリケータを設けることができる。したがって、ある時間にわたって治療を徐々に増加させるか、ある時間にわたって治療を増加させ、次に減少させるか、ある時間にわたって治療を減少させる能力を有するキットを提供することができる。
本明細書では、本発明の好ましい実施形態を図示し、説明してきたが、このような実施形態は例示のためにのみ提供されていることが、当業者には明白である。本発明から逸脱することなく、当業者には多くの変形、変化および置換が思い浮かぶ。本明細書で説明した本発明の実施形態の様々な代替物を、本発明の実践の際に使用できることを理解されたい。添付の特許請求の範囲が本発明の範囲を定義し、それによって特許請求の範囲およびその同等物の範囲内にある方法および構造をカバーするものとする。
標的表面に放射線を与える放射線アプリケータの実施例を示す図である。 図1の放射線アプリケータを使用して治療されている身体の標的表面の実施例を示す図である。 図1の放射線アプリケータを使用して治療されている身体の標的表面の断面図である。 図1の放射線アプリケータの実施例のブロック図である。 制御装置のブロック図である。 図1から図3で使用した放射線源の実施例のブロック図である。 図3の放射線アプリケータの断面図である。 図1の放射線源の別の実施例を示す図である。 光学構成要素が内蔵された成形カバーの拡大図である。 放射線源から放射線を抽出するように最適化された3次元の幾何学的形状のマウントの拡大図である。 放射線アプリケータのさらに別の実施例を示す図である。 図6Aの放射線アプリケータの断面の実施例を示す図である。 標的身体表面内の指定された表面区域に放射線療法を施す放射線アプリケータを示す図である。 図7Aは、標的表面が目である場合に、標的表面を治療する光学療法機器の別の実施形態を示す図である。
図7Bは、標的表面が目である場合に、標的表面を治療する光学療法機器の別の実施形態を示す図である。
患者の皮膚に光学療法を施すような構成であり、そのように構成される光学療法機器を示す図である。 手首ブレスレットの形態の着用可能な光学療法機器を示す図である。 患者の指の爪に光学療法を施すような構成であり、そのように構成される光学療法機器を示す図である。 接着性包帯の形態の光学療法機器を示す図である。 特定の患者に合わせて放射線アプリケータを較正する方法の流れ図である。 放射線アプリケータを使用する方法の実施例の流れ図である。 放射線アプリケータを組み立てる方法の実施例の流れ図である。 放射線アプリケータに挿入可能であるモジュールの詳細図である。 光線療法を提供する方法の流れ図である。

Claims (104)

  1. 少なくとも1つの光源が約300nmと約320nmの間のピーク波長で光を発する複数の光源と、患者が着用し、前記光源からの光が前記患者の皮膚区域に到達できるような形態で、前記光源を支持する光源支持構造と、前記光源を操作する制御装置と、前記光源に電力を提供する電源とを備える光線療法治療装置。
  2. 前記少なくとも1つの光源が、約308nmと約312nmの間のピーク波長で光を発する、請求項1に記載の光線療法治療装置。
  3. 前記少なくとも1つの光源がLEDである、請求項1に記載の光線療法治療装置。
  4. 前記光源支持構造が、メッシュ、手を覆うように成形された材料、足を覆うように成形された材料、および肢に外接するように成形された材料のうち1つである、請求項1に記載の光線療法治療装置。
  5. 前記光源支持構造が、前記患者の皮膚に取り付けるような構成である、請求項1に記載の光線療法治療装置。
  6. さらに、前記光源支持構造に関連する接着剤を備える、請求項5に記載の光線療法治療装置。
  7. さらに弾性カバーを備える、請求項5に記載の光線療法治療装置。
  8. 前記制御装置が、前記複数の光源のうち少なくとも1つに別個に対応するような構成である、請求項1に記載の光線療法治療装置。
  9. 前記制御装置が、LEDの動作時間を監視するような構成である、請求項3に記載の光線療法治療装置。
  10. 前記電源が、前記患者によって着用されるような構成である、請求項1に記載の光線療法治療装置。
  11. 各光源が最少紅斑線量の0.5から5倍の範囲の総エネルギを、30秒から48時間の範囲の期間にわたって前記患者に提供するように、前記制御装置が前記電源からの前記出力を調整する、請求項1に記載の光線療法治療装置。
  12. 前記電源および各光源が、約100mJ/cmと約600mJ/cmの間の線量を供給する、請求項1に記載の光線療法治療装置。
  13. 前記電源が充電式である、請求項1に記載の光線療法治療装置。
  14. 標的身体表面に放射線治療を施す放射線治療機器であって、
    (i)人体の標的表面と接触する基質と、
    (ii)前記人体の前記標的表面区域に放射線を送出し、前記基質と係合する第1放射線源と、
    (iii)前記基質に統合され、前記放射線源によって送出される放射線の継続時間または量のうち少なくとも1つを制御する制御装置と、
    を備える放射線治療機器。
  15. 前記基質が可撓性基質である、請求項14に記載の放射線治療機器。
  16. さらに、電源を備える、請求項14に記載の放射線治療機器。
  17. 前記放射線源が前記標的表面区域に光を送出する、請求項14に記載の放射線治療機器。
  18. さらに、前記基質の第1表面の少なくとも一部上に接着層を備える、請求項14に記載の放射線治療機器。
  19. さらに、前記放射線源によって放射線が送出される間に、前記人体の前記標的表面区域を冷却する、請求項14に記載の放射線治療機器。
  20. 前記機器が携帯用である、請求項14に記載の放射線治療機器。
  21. 前記制御装置が、予め決定されたオン/オフのシーケンスで放射線を送出するように予めプログラムされる、請求項14に記載の放射線治療機器。
  22. 前記制御装置が、前記人体の前記標的表面区域からの情報を提供するセンサから、情報を受信する、請求項14に記載の放射線治療機器。
  23. 前記制御装置が、前記センサから受信した情報に応答して、前記人体の前記標的表面区域への放射線の前記送出を制御する、請求項22に記載の放射線治療機器。
  24. 500g未満の重量を有する、請求項16に記載の放射線治療機器。
  25. さらに冷却機器を備える、請求項14に記載の放射線治療機器。
  26. 前記人体の前記標的表面区域に放射線を送出する第2放射線源が設けられる、請求項14に記載の放射線治療機器。
  27. 前記第1放射線源が第1時間にわたって放射線を送出し、前記第2放射線源が第2時間にわたって放射線を送出する、請求項26に記載の放射線治療機器。
  28. 前記第1放射線源が第1量の放射線を送出し、前記第2放射線源が第2量の放射線を送出する、請求項26に記載の放射線治療機器。
  29. 前記第1放射線源が第1量の放射線および第2量の放射線を送出する、請求項14に記載の放射線治療機器。
  30. 前記放射線源が光源である、請求項14に記載の放射線治療機器。
  31. 前記光源がLEDである、請求項30に記載の放射線治療機器。
  32. 前記電源が前記患者によって着用されるような構成である、請求項16に記載の放射線治療機器。
  33. 前記電源が、30秒から48時間の期間にわたって各放射線源から前記患者へと最少紅斑線量の半分から3倍を供給するような構成である、請求項16に記載の放射線治療機器。
  34. 前記電源および前記放射線源が、約100mJ/cmと約600mJ/cmの間の線量を供給するような構成である、請求項16に記載の放射線治療機器。
  35. 前記電源が充電式である、請求項16に記載の放射線治療機器。
  36. 患者の皮膚区域に光線療法を提供する方法であって、
    前記皮膚区域に複数の光源を取り付けるステップと、
    前記患者が着用した電源から前記光源に電力を提供するステップと、
    1つまたは複数の前記光源から前記皮膚区域へと約295nmと約320nmの間のピーク波長を有する光を提供するステップと、
    を含む方法。
  37. 光を提供する前記ステップが、1つまたは複数の前記光源から前記皮膚区域へと約308nmと約312nmの間のピーク波長を有する光を提供することを含む、請求項36に記載の患者の皮膚区域に光線療法を提供する方法。
  38. 光源が、第1および第2セットの1つまたは複数の光源を備え、光を提供するステップが、前記第2セットの光源からではなく、前記第1セットの光源から光を提供するステップと、前記第1セットからではなく、前記第2セットの光源から光を提供するステップとを含む、請求項36に記載の患者の皮膚区域に光線療法を提供する方法。
  39. 前記第1セットの光源から光を提供する前記ステップが、30秒から48時間の範囲の期間にわたって前記第1セットの光源からMEDを供給するステップを含む、請求項38に記載の患者の皮膚区域に光線療法を提供する方法。
  40. 前記第2セットの光源から光を提供する前記ステップが、30秒から48時間の範囲の期間にわたって第2セットの光源からMEDの0.5倍と5倍の間の範囲の紅斑エネルギを供給するステップを含む、請求項39に記載の患者の皮膚区域に光線療法を提供する方法。
  41. 前記第1セットの光源から光を提供する前記ステップが、前記第1セットの光源から約100mJ/cmと約600mJ/cmの間のエネルギ線量を供給するステップを含む、請求項38に記載の患者の皮膚区域に光線療法を提供する方法。
  42. 前記第2セットの光源から光を提供する前記ステップが、前記第2セットの光源から約100mJ/cmと約600mJ/cmの間のエネルギ線量を供給するステップを含む、請求項41に記載の患者の皮膚区域に光線療法を提供する方法。
  43. さらに、光を提供する前記ステップの継続時間を監視するステップを含む、請求項36に記載の患者の皮膚区域に光線療法を提供する方法。
  44. さらに、治療線量のエネルギを送出するために、光源のエネルギ送出を較正するステップと、較正パラメータを光源制御装置にプログラムするステップとを含む、請求項36に記載の患者の皮膚区域に光線療法を提供する方法。
  45. 前記皮膚区域が皮膚治療区域を備え、前記較正ステップが、治療エネルギ線量を前記皮膚治療区域以外の皮膚試験区域に提供するステップを含む、請求項44に記載の患者の皮膚区域に光線療法を提供する方法。
  46. 治療エネルギ線量を皮膚試験区域に提供する前記ステップが、約24時間にわたって1つまたは複数の光源から前記皮膚試験区域に光を供給するステップを含む、請求項45に記載の患者の皮膚区域に光線療法を提供する方法。
  47. さらに、治療エネルギ線量を前記皮膚試験区域に提供する前記ステップ中に、光源エネルギ送出に関するパラメータを監視するステップを含む、請求項45に記載の患者の皮膚区域に光線療法を提供する方法。
  48. 前記治療エネルギ線量がMEDを含む、請求項45に記載の患者の皮膚区域に光線療法を提供する方法。
  49. 光線療法で人体の標的表面区域を治療する方法であって、
    (a)照射機器で治療すべき前記標的表面区域の範囲を画定するステップと、
    (b)放射線源が前記人体の前記画定された標的区域の少なくとも一部を照射しながら、画定されていない標的区域は照射しないように、放射線治療機器を適用するステップと、
    (c)前記人体の前記標的表面区域に適用される前記照射線量を監視するステップと、
    (d)指定された線量に到達したら、光線治療をオフに切り換えるステップと、
    を含む方法。
  50. 人体の標的表面区域を較正する方法であって、
    (a)前記人体の前記標的区域に放射線治療機器を適用するステップと、
    (b)前記人体の前記標的表面区域の状態を監視するステップと、
    (c)紅斑が存在するかを評価するステップと、
    (d)前記放射線治療機器の最少紅斑線量を設定するステップと、
    を含む方法。
  51. 人体の標的表面区域を治療する方法であって、
    (e)人体の標的表面に接触するような構成である基質と、前記人体の前記標的表面区域に放射線を送出し、前記基板と係合するような構成である第1放射線源と、前記基質に統合され、前記放射線源によって前記人体の前記標的区域に送出される放射線の継続時間または量のうち少なくとも1つを制御するような構成である制御装置とを有する放射線治療機器を適用するステップと、
    (f)前記人体の前記標的表面区域の前記照射を監視するステップと、
    を含む方法。
  52. 監視する前記ステップが、(a)前記標的表面区域の照射を監視するステップと、(b)前記標的表面区域の状態を監視するステップと、(c)紅斑が存在するかを評価するステップと、(d)プログラムした紅斑線量に到達したかを判断するステップとのうち少なくとも1つを含む、人体の標的表面区域を治療する方法。
  53. 治療を必要とする人体の標的区域を治療するキットであって、
    人体の標的表面に接触するような構成である基質と、前記人体の前記標的表面区域に放射線を送出し、前記基質と係合するような構成である放射線源と、前記放射線源によって送出される放射線の継続時間または量のうち少なくとも1つを制御するような構成である制御装置とを有する第1放射線治療機器と、
    人体の標的表面と接触するような構成である基質と、前記人体の前記標的表面区域に放射線を送出し、前記基質と係合するような構成である放射線源と、前記放射線源によって送出される放射線の継続時間または量のうち少なくとも1つを制御するような構成である制御装置とを有する第2放射線治療機器と、
    を備えるキット。
  54. (a)約250nmと約320nmの間のピーク波長で光を発する第1光源と、
    (b)ピーク波長で光を発する第2光源と、患者に適用されて、前記光源からの光が前記患者の指定された身体表面に到達できるような形態で前記光源を支持する支持構造と、
    (c)安全および治療限界内で前記光源を自動的または半自動的に操作する制御装置と、
    (d)前記制御装置を通して前記光源に電力を提供する電源と、
    を備える光線療法治療装置。
  55. 前記第1または第2光源が、最少紅斑線量に関連する光を送出する、請求項54に記載の光線療法治療装置。
  56. 前記第1または第2光源が、前記制御装置を通してプログラム可能であり、前記制御装置が、前記第1または第2光源から指定された区域への光送出を制御する、請求項54に記載の光線療法治療装置。
  57. 前記制御装置が、指定された線量の送出後に前記第1または第2光源をオフに切り換える構成である、請求項56に記載の光線療法治療装置。
  58. 前記制御装置が、前記光線療法治療装置によって送出される放射線量を監視する、請求項56に記載の光線療法治療装置。
  59. 前記光源が光を送出し、前記光が、UVA、青色、黄色、白色、および赤外線光で構成されたグループから選択される、請求項54に記載の光線療法治療装置。
  60. (a)約250nmと約320nmの間のピーク波長で光を発する光源と、
    (b)患者に外部から適用し、前記光源からの光が前記患者の標的身体表面に到達できる形態で前記光源を支持する支持構造と、
    (c)前記光源を操作する制御装置と、前記光源に電力を提供する着用可能な電源と、
    を備える光線療法治療装置。
  61. 前記光源が、前記最少紅斑線量に関連する線量を送出する、請求項60に記載の光線療法治療装置。
  62. 前記光源が、指定された区域に光を送出するプログラム可能な光源である、請求項60に記載の光線療法治療装置。
  63. 前記プログラム可能な光源が、指定された線量の送出後にオフに切り換えるようにされた、請求項62に記載の光線療法治療装置。
  64. 前記プログラム可能な光源が前記放射線機器を監視する構成である、請求項62に記載の光線療法治療装置。
  65. さらに第2光源を備え、前記第2光源が光を送出し、前記光がUVA、青色、黄色、白色、および赤外線光で構成されたグループから選択される、請求項60に記載の光線療法治療装置。
  66. 前記光源が、強力なパルス状白色光を送出する、請求項60に記載の光線療法治療装置。
  67. 前記光源が、赤外線光との組合せで強力なパルス状白色光を送出する、請求項60に記載の光線療法治療装置。
  68. 標的身体表面の指定された区域を治療する方法であって、
    (a)着用可能な電源、放射線源、および制御装置を含むような構成であり、そのように構成される放射線治療機器を前記標的身体表面に適用するステップと、
    (b)前記標的身体表面の少なくとも一部に治療放射線量を送出するステップと、
    (c)前記放射線送出ステップ中に、治療線量に関連して前記放射線源から前記標的身体表面の第1部分への放射線出力を制御するステップと、
    を含む方法。
  69. 前記放射線源がLEDを備える、請求項68に記載の方法。
  70. 前記放射線源が、UVA、青色、黄色、白色および赤外線光を送出するような構成であるLEDで構成されたグループから選択されたLEDを備える、請求項69に記載の方法。
  71. 前記LEDが、250nmと約320nmの間にピーク波長があるUV LEDを備える、請求項69に記載の方法。
  72. 前記放射線源が、光を送出するような構成であり、そのように構成され、前記光がUVA、青色、黄色、白色、および赤外線光で構成されたグループから選択される、請求項71に記載の方法。
  73. 前記標的身体表面の任意の指定区域に送出される前記治療線量が1mJ/cmと3J/cmとの間である、請求項71に記載の方法。
  74. 前記治療線量が最少紅斑線量に関連する、請求項68に記載の方法。
  75. 前記放射線出力を制御する前記ステップが、前記放射線の電力を遮断するステップを含む、請求項68に記載の方法。
  76. 前記放射線出力を制御する前記ステップが、前記放射線源に電力投入するステップを含む、請求項68に記載の方法。
  77. 前記放射線治療機器が着用可能な品目である、請求項68に記載の方法。
  78. さらに、放射線を指定区域に適用するために前記放射線機器をプログラムするステップを含む、請求項68に記載の方法。
  79. 前記標的身体表面の前記指定区域の任意の部分に送出される前記放射線出力が、295nmと315nmbの間の波長を有する、請求項68に記載の方法。
  80. 前記標的身体表面の前記指定区域に送出される前記放射線出力が、340nmt400nmの間のピーク波長を有する、請求項68に記載の方法。
  81. 前記放射線源が、UVA、青色、黄色、白色および赤外線光を送出するような構成であるLEDで構成されたグループから選択されたLEDを備える、請求項80に記載の方法。
  82. 前記標的身体表面の前記指定区域に送出される前記放射線出力が、約700nmを超える波長を有する、請求項68に記載の方法。
  83. 前記放射線源が、UVA、青色、黄色、白色および赤外線光を送出するような構成であるLEDで構成されたグループから選択されたLEDを備える、請求項82に記載の方法。
  84. さらに、光感作剤を投与するステップを含む、請求項68に記載の方法。
  85. さらに、指定線量を適用した後に、前記放射線機器をオフに切り換えるようにプログラムするステップを含む、請求項68に記載の方法。
  86. 前記標的身体表面の前記指定区域に送出される前記放射線量が、赤外線光と組み合わせた強力なパルス状白色光である、請求項68に記載の方法。
  87. それぞれがピーク波長で光を発する複数の光源と、患者に適用されて前記光源からの光が患者の指定された身体表面に到達できるような形態で前記光源を支持する支持構造と、前記複数の光源のサブセットを不定に起動する制御装置と、を備える光線療法治療装置。
  88. 起動された光源の前記サブセットが、治療すべき身体表面に隣接する、請求項87に記載の光線療法治療装置。
  89. 第1時点に起動された光源の前記サブセットが、第2時点で起動された光源のサブセットとは異なる、請求項87に記載の光線療法治療装置。
  90. 前記光源が、複数のピーク波長で光を発する、請求項87に記載の光線療法治療装置。
  91. 前記複数の光源が、第1ピーク波長で光を送出する第1グループの光源と、第2ピーク波長で光を送出する第2グループの光源とを備える、請求項87に記載の光線療法治療装置。
  92. 遮光部分があるコンタクトレンズと、ピーク波長で光を発するような構成である光源を備える光線療法治療装置と、前記光源からの光が患者の区域に到達できるような形態で前記光源を支持する光源支持構造と、前記光源に電力を提供する電源と、を備える目に治療を施すキット。
  93. 前記光源が紫外線光を発し、前記遮光部分が紫外線光を遮断する、請求項92に記載のキット。
  94. ピーク波長で光を発する第1光源と、患者と接触し、前記光源からの光が前記患者の標的身体表面区域に到達できるような形態で前記光源を支持する光源支持構造と、治療限界内で前記光源の自動動作を可能にする制御装置とを備える光線療法治療装置。
  95. さらに、着用可能な電源を備える、請求項94に記載の治療装置。
  96. さらに、複数の光源を備える、請求項95に記載の治療装置。
  97. 前記光源がLEDである、請求項96に記載の治療装置。
  98. 前記制御装置が、ソフトウェアプログラムを通して指定領域に治療線量を与える、請求項97に記載の治療装置。
  99. 前記制御装置が、少なくとも1つの光源への線量を増加させながら、少なくとも1つの他の光源への線量を減少させながら、特定領域に前記治療線量を与える、請求項94に記載の治療装置。
  100. 少なくとも1つのLEDが、250nmから320nmの範囲のピーク波長で光を発する、請求項97に記載の治療装置。
  101. 少なくとも1つのLEDが、320nmから400nmの範囲のピーク波長で光を発する、請求項97に記載の治療装置。
  102. 少なくとも1つのLEDが、400nmから500nmの範囲のピーク波長で光を発する、請求項97に記載の治療装置。
  103. 少なくとも1つのLEDが、600nmから700nmの範囲のピーク波長で光を発する、請求項97に記載の治療装置。
  104. 少なくとも1つのLEDが、700nmを超えるピーク波長で光を発する、請求項97に記載の治療装置。
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