JP2015507496A - 調整可能なカッターポートサイズを有する硝子体切除プローブ - Google Patents

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Abstract

硝子体切除プローブおよびそれに関するシステムが、本明細書で開示される。本開示は、調整可能な切断ポートサイズを有する種々の例示的な硝子体切除プローブを説明する。切断ポートのサイズを調整するための種々の例示的な特徴が説明される。さらに、本開示は、硝子体切除プローブが動作中である間にカッターポートのサイズを調整するための実施例を提供する。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2011年12月20日に出願の米国仮特許出願第61/577,989号の利益を主張し、参照することにより本明細書に組み込まれる。
本開示は、眼科用顕微手術器具に関する。特に、本開示は、ユーザが選択可能なカッターポートサイズを有する、硝子体網膜の外科用器具、例えば硝子体切除プローブを対象とする。
硝子体切除プローブは、網膜を覆う硝子体液および膜等の眼組織を除去するために、硝子体網膜の手術中に使用される。これらのプローブは、組織を引き込み、切開するためのポートを有する。ポートを一定量開き、組織をポートの中へ引き込み、ポートを閉じ、組織を切断し、そして、組織を吸引する。この動作は、所望の組織を除去するために繰り返すことができる。
一態様によれば、本開示は、硝子体切除プローブを説明し、該硝子体切除プローブは、筐体と、筐体の第1の端部から長手方向に延在するカッターと、内側切断部材を往復運動させるように動作可能な振動子と、調整可能なポートのサイズを制限するように動作可能なストロークリミッタと、ストロークリミッタの一部分と筐体の一部分との間に配置される付勢部材とを含み得る。カッターは、筐体に連結される外側切断部材と、外側切断部材内で摺動可能な内側切断部材とを含み得る。内側切断部材は、後退位置と伸長位置との間で摺動可能であり得る。カッターはまた、調整可能なポートを含み得る。調整可能なポートのサイズは、内側切断部材が完全後退位置にあるときに、外側切断部材の中に形成される開口の縁部および内側切断部材の端面によって画定され得る。
本開示の別の態様は、硝子体切除プローブを包含し、該硝子体切除プローブは、筺体と、筐体の第1の端部から延在するカッターと、筐体の中に形成される、第1の空気チャンバと、内側切断部材に連結され、第1の空気チャンバを第1のチャンバ部分および第2のチャンバ部分に二分する、第1の隔膜と、筐体の中に形成される、第2の空気チャンバとを含み得る。第1のチャンバ部分は、第1の通路と流体連通し得、第2のチャンバ部分は、第2の通路と流体連通し得る。第1の通路および第2の通路は、完全後退位置と完全伸長位置との間で第1の隔膜および内側切断部材を振動させるために、第1のチャンバ部分および第2のチャンバ部分に、それぞれ、交互に第1の空気圧を伝達するように適合され得る。硝子体切除プローブはまた、第2の空気チャンバを第3のチャンバ部分および第4のチャンバ部分に二分する、第2の隔膜と、第2の隔膜に連結され、それとともに移動可能である、ストロークリミッタとを含み得る。硝子体切除プローブはまた、第3のチャンバ部分の中に配置される、付勢要素を含み得る。さらに、硝子体切除プローブはまた、第4のチャンバ部分と連通している第3の通路を含み得る。第3の通路は、第2の空気圧に比例する量だけ第2の隔膜を変位させるために、第2の空気圧を第4のチャンバ部分に伝達するように適合され得る。
本開示のさらなる態様は、硝子体切除プローブのカッターポートサイズを制限する方法を包含する。方法は、完全伸長位置と完全後退位置との間で外側切断部材に対して内側切断部材を振動させることと、内側切断部材に対するストロークリミッタの位置を変更することと、内側切断部材の完全後退位置を画定するために、内側切断部材の一部分をストロークリミッタの一部分と接触させることと、を含み得る。外側切断部材に対する完全後退位置での内側切断部材の位置は、カッターポートサイズを画定する。
種々の態様は、以下の特徴の1つ以上を含み得る。チャンバは、筐体の中に形成され得、ストロークリミッタは、チャンバ内に配置され得る。ストロークリミッタは、流体圧に応じて、硝子体切除プローブの長手方向軸に沿って変位可能であり得る。付勢部材は、ばねであり得る。ばねは、コイルばねであり得る。内側切断部材は、コイルばねによって画定される長手方向通路を通って延在し得る。ストロークリミッタは、筐体に対して移動可能であり得、かつ内側切断部材の完全後退位置を画定する選択された位置で、内側切断部材に接触するように動作可能であり得る。内部アセンブリが含まれ得る。内部アセンブリは、内側切断部材と、管状部材と、内側切断部材および管状部材を接続する中空連結部とを含み得る。中空連結部の一部分は、選択された位置でストロークリミッタに接触するように動作可能であり得る。
隔膜は、チャンバ内に配置され得、該チャンバを第1のチャンバ部分および第2のチャンバ部分に二分し得、隔膜の外周は、筺体に連結され、隔膜の内周は、移動可能な要素に連結される。ストロークリミッタは、隔膜とともに、画定された位置まで長手方向に移動可能であり得る。隔膜は、第2のチャンバ部分の中の空気圧に応じて、移動可能であり得る。空気圧は、移動可能な要素を画定された位置まで移動させるために、選択された圧力に変更可能であり得る。隔膜は、流体圧に応じて移動可能であり得、隔膜に連結され得る。付勢部材は、ストロークリミッタの変位とは反対の方向に付勢力を印加するように動作可能であり得る。流体圧は、空気圧であり得る。
隔膜は、その外周に沿って、およびその内周に沿って、筐体に連結され得る。ストロークリミッタは、内周と外周との間の場所で隔膜に連結され得る。ストロークリミッタは、内部通路を画定する中空円筒部分を含み得、内側切断部材は、内部通路を通って延在し得る。
チャンバは、筐体の中に形成され得、振動子は、チャンバの中に配置される隔膜を含み得る。隔膜の外周は、筐体に連結され得、隔膜の内周は、内側切断部材に連結され得る。隔膜は、チャンバを第1のチャンバ部分および第2のチャンバ部分に二分し得る。隔膜は、第1のチャンバ部分および第2のチャンバ部分に交互に印加される流体圧に応じて振動可能であり得る。
種々の態様は、以下の特徴の1つ以上を含み得る。ストロークリミッタは、第2の空気圧の変動によって、選択された場所に移動可能であり得る。内部アセンブリは、内側切断部材と、管状部材と、中空連結部とを含み得る。中空連結部は、内側切断部材と管状部材との間に配置され、それらを接続し得る。内部アセンブリは、第1の隔膜の中に形成される孔、および第2の隔膜の中に形成される孔を通って延在し得、内部アセンブリは、硝子体切除プローブの動作中に吸引した物質が通過するように適合される、連続的な中央通路を画定し得る。ストロークリミッタは、第1の接触面を含み得る。中空連結部は、第2の接触面を含み得、第1の接触面と第2の接触面との接触は、内側切断部材の完全後退位置を画定し得る。
第2の空気圧の変更は、ストロークリミッタの位置を変更して、内側切断部材の完全後退位置を変更することによってポートのサイズを変化させ得る。付勢部材は、ばねであり得る。ばねは、コイルばねであり得る。内側切断部材は、コイルばねによって画定される長手方向通路を通って延在し得る。第2の隔膜の外周および内周は、筐体に連結され得る。ストロークリミッタは、内周と外周との間の場所で第2の隔膜に連結され得る。付勢部材は、筐体とストロークリミッタとの間で、第3のチャンバ部分の中に配置され得、付勢部材は、第2の空気圧に逆らう付勢力をストロークリミッタに印加するように適合され得る。
種々の態様は、加えて、以下の特徴の1つ以上を含み得る。完全伸長位置と完全後退位置との間で、外側切断部材に対するストロークリミッタの位置を変更することは、流体圧を、ストロークリミッタに連結される隔膜の表面に印加することを含み得る。流体圧を、ストロークリミッタに連結される隔膜の表面に印加することは、ストロークリミッタを内側切断部材の一部分に向かって変位させることを含み得る。内側切断部材に対するストロークリミッタの位置を変更することは、ストロークリミッタを内側切断部材の一部分に向かって変位させるために、第1の力をストロークリミッタに印加することを含み得る。ストロークリミッタを内側切断部材の部分に向かって変位させるために、第1の力をストロークリミッタに印加することは、流体圧を、ストロークリミッタに連結される隔膜の表面に印加することを含み得る。第1の力とは反対の第2の力が、ストロークリミッタに印加され得る。第1の力とは反対の第2の力をストロークリミッタに印加することは、ばね反力をストロークリミッタに印加することを含み得る。
本開示の1つ以上の実現例の詳細は、添付図面および下の説明で記述される。他の特徴、目的、および利点は、以下の説明、図面、および特許請求の範囲から明らかになるであろう。
例示的な外科用コンソールを示す図である。 調整可能なサイズの切断ポートを有するカッターを有する、例示的な硝子体切除プローブを示す図である。 硝子体切除プローブのカッターが眼の後区の中へ延在する、眼の断面図である。 異なるサイズを有するカッターポートを示す硝子体切除カッターの詳細断面図である。 異なるサイズを有するカッターポートを示す硝子体切除カッターの詳細断面図である。 異なるサイズを有するカッターポートを示す硝子体切除カッターの詳細断面図である。 異なるサイズを有するカッターポートを示す硝子体切除カッターの詳細断面図である。 異なるサイズを有するカッターポートを示す硝子体切除カッターの詳細断面図である。 圧電モータによって調整可能なユーザが制御可能なカッターポートサイズを有する、例示的な硝子体切除プローブの断面図である。 図9の例示的な硝子体切除プローブの一部分の詳細断面図である。 斜面を有するストロークリミッタを含む例示的な硝子体切除プローブの断面図である。 硝子体切除プローブの中心線を中心に、図11で示される図から90オフセットした面に沿った、図11で示される例示的な硝子体切除プローブの断面図である。 図11および図12の例示的な硝子体切除プローブの例示的なストロークリミッタの斜視図である。 斜面を有するストロークリミッタを含む、別の例示的な硝子体切除プローブの断面図である。 斜面を有するストロークリミッタを含む、別の例示的な硝子体切除プローブの断面図である。 吸引した材料が通過するための導管を示す、図14の例示的な硝子体切除プローブの斜視図である。 図14A、14B、および図15の例示的な硝子体切除プローブの例示的なストロークリミッタの斜視図である。 ポートサイズを調整するためのラックアンドピニオンデバイスを含む、例示的な硝子体切除プローブを示す図である。 ポートサイズを調整するためのラックアンドピニオンデバイスを含む、例示的な硝子体切除プローブを示す図である。 ポートサイズを調整するためのラックアンドピニオンデバイスを含む、例示的な硝子体切除プローブを示す図である。 ポートサイズを調整するためのラックアンドピニオンデバイスを含む、例示的な硝子体切除プローブを示す図である。 カッターポートサイズを調整するためのラックアンドピニオンデバイスを含む、別の例示的な硝子体切除プローブを示す図である。 カッターポートサイズを調整するためのラックアンドピニオンデバイスを含む、別の例示的な硝子体切除プローブを示す図である。 カッターポートサイズを調整するためのラックアンドピニオンデバイスを含む、別の例示的な硝子体切除プローブを示す図である。 ストロークリミッタの位置を調整するように動作可能な例示的な装置を示す、図21〜図23の例示的なプローブの横断面図である。 図21〜図24の例示的なプローブの例示的な装置の断面図である。 カッターポートサイズを調整するための流体学的に動作するステッパモータを含む、別の例示的な硝子体切除プローブを示す図である。 カッターポートサイズを調整するための流体学的に動作するステッパモータを含む、別の例示的な硝子体切除プローブを示す図である。 カッターポートサイズを調整するための流体学的に動作するステッパモータを含む、別の例示的な硝子体切除プローブを示す図である。 カッターポートサイズを調整するための流体学的に動作するステッパモータを含む、別の例示的な硝子体切除プローブを示す図である。 カッターポートサイズを調整するための流体学的に動作するステッパモータを含む、別の例示的な硝子体切除プローブを示す図である。 カッターポートサイズを調整するための流体学的に動作するステッパモータを含む、別の例示的な硝子体切除プローブを示す図である。 カッターポートサイズを調整するための流体学的に動作するステッパモータを含む、別の例示的な硝子体切除プローブを示す図である。 カッターポートサイズを調整するために流体圧を利用する、別の例示的な硝子体切除プローブを示す図である。 カッターポートサイズを調整するために流体圧を利用する、別の例示的な硝子体切除プローブを示す図である。 カッターポートサイズを調整するためのパンケーキモータを含む、別の例示的な硝子体切除プローブを示す図である。 カッターポートサイズを調整するためのパンケーキモータを含む、別の例示的な硝子体切除プローブを示す図である。 プローブに載置されるモータを利用してカッターポートサイズを調整するための、別の例示的な硝子体切除プローブを示す図である。 ユーザが調整可能なカッターポートサイズを有する硝子体切除プローブとともに使用する例示的なコンソールの概略図である。 調整可能なカッターポートサイズを有する、別の例示的な硝子体切除プローブを示す図である。 調整可能なカッターポートサイズを有する、別の例示的な硝子体切除プローブを示す図である。 本明細書で説明される例示的なプローブの1つ以上とともに利用され得る、例示的な内部アセンブリを示す図である。
本開示は、組織を除去するための可変サイズのポートを含む、顕微手術器具を説明する。特に、本開示は、例えば後区眼科手術で使用される、ユーザが選択可能な、可変サイズのポートを有する、眼科用硝子体切除プローブを説明する。外科医等の開業医は、切断効率および組織の流動性を最大にするために、プローブのポートサイズを制御することができる。ポートサイズの変更は、数多くの方法で達成され得る。例えば、ポートサイズは、流体学的(例えば、空気圧的または液圧的に)、機械的に、電気的に、手動的に、またはそれらの任意の組み合わせによって調整され得る。いくつかの実現例は、ポート開口のサイズを制御するために、機械的ストッパを利用し得る。他の実装例において、ポート開口のサイズは、流体学的に制御され得る。下で述べられる実施例は、眼科用外科的手技に関して説明されるが、本開示は、そのように限定されない。むしろ、提供される実施例は、単に実施例であり、本開示の範囲は、可変サイズのポートが望ましくなり得る、または可変サイズのポートが適合され得る、任意の外科用器具に適用可能であり得る。さらに、本明細書で説明されるプローブの態様(例えば、プローブカッターの一部分またはストロークリミッタ)の流体作動は、空気によるものとして本明細書で説明される。しかしながら、そのような説明は、一例として提供されているに過ぎない。したがって、そのような説明は、液圧作動も包含するものと理解されたい。
図1は、本開示の範囲内の例示的な外科用コンソール(同じ意味で「コンソール」と称される)10を示す。外科用コンソールは、Alcon Laboratories、Inc.,6201 South Freeway、Fort Worth、Texas 76134 U.S.A.によって製造される、Constellation(登録商標)外科用コンソール等の、硝子体網膜外科用コンソールであり得る。コンソール10は、1つ以上のポート20を含み得る。ポート20の1つ以上は、例えば、眼に対する流体の注入および/または潅注を提供するために、または眼から物質を吸引するために利用され得る。コンソール10はまた、コンソール10の1つ以上の動作を確立または変化させる等のために、コンソール10とのインターフェースをとるためのディスプレイ30を含み得る。いくつかの事例において、ディスプレイ30は、ディスプレイ30の画面に触れることによってコンソール10と相互作用するための、タッチセンサ式画面を含み得る。硝子体切除プローブ等のプローブは、眼組織を切開し、眼から眼組織を吸引するためのポート20に連結され得る。
図2は、例示的な硝子体切除プローブ40を示す。プローブ40は、カッター50を含む。図3で図示されるように、網膜外科的手技等の眼科用外科的手技中に、カッター50は、眼70の強膜100を通して切開部90に配置されるカニューレ80等を通して、眼70の後区60の中へ挿入されて、眼組織を除去し、吸引し得る。例えば、網膜外科的手技中に、カッター50は、眼70の後区60の中へ挿入されて、硝子体液(同じ意味で「硝子体」と称される)110、後区60によって画定される容積を占めるゼリーのような物質を除去し得る。カッター50はまた、網膜または他の組織を覆っている膜を除去するために使用され得る。
図4〜図8は、種々のサイズに調整されるポート120を有する、例示的なカッター50の詳細断面図を示す。例示的なカッター50は、中空外側切断部材130を含み得る。外側切断部材130は、開口115を含む。カッター50はまた、外側切断部材130内に同軸配列され得、その中で摺動可能である、中空内側切断部材140を含み得る。内側切断部材140はまた、切断縁部150を含み得る。切断縁部150および開口115は、ポート120を画定し得る。したがって、例えば、開口115に対する切断縁部150の位置は、ポート120のサイズを画定し得る。ポート120のサイズは、例えば内側切断部材140の完全後退位置によって変動し得る。
動作中に、組織は、ポート120を通してカッター50の中へ進入し得、内側切断部材140が外側切断部材130内で往復運動するときに、切断縁部150によって切開され得る。組織は、内側切断部材140が外側切断部材130内で伸長し、開口115を閉じたとき(図8を参照されたい)に、切断縁部150によって切開され得る。切開した組織を吸引するために、カッター50の内部チャネル160内で真空も発生させ得る。
いくつかの実現例において、内側切断部材140は、外側切断部材130内で、空気圧で往復運動する。しかしながら、本開示は、そのように限定されない。むしろ、カッター50は、他の方法で動作され得る。例えば、カッター50は、電気的に、液圧的に、または任意の数の他の方法で、動作され得る。したがって、実現例の1つ以上において、カッター50を動作させるために空気圧を利用することの説明は、単に一実施例として提供され、限定することを意図しない。
眼科用外科的手技中に、ポート120のサイズを変化させることが望ましくなり得る。例えば、ポートサイズは、切断効率および組織の流動性を最大にするために変化され得る。さらに、調整可能なポートサイズを有するカッターは、例えば、互いに独立したデューティサイクル、切断速度、およびポート開口の変更を提供する。図4〜図8は、異なるサイズに調整されるポート120を有する、カッター50を示す。例えば、図4は、100パーセントに調整したポート120のサイズを示し、図5は、約75パーセントでのポート120のサイズを示し、図6は、約50パーセントでのポート120のサイズを示し、図7は、約25パーセントでのポート120のサイズを示す。図8は、閉構成のポート120を示す。図4〜図8は、75%、50%、25%でのポートサイズ、および閉構成を示しているが、これらのポートサイズは、限定することを意図しない。むしろ、プローブのポートサイズが任意の所望のサイズに調整され得ることは、本開示の範囲内である。
いくつかの実現例において、プローブは、ポートサイズを変更するために、圧電リニアモータを含み得る。図9は、例示的なプローブ900の部分断面図を示す。プローブ900は、内部チャンバ904を画定する筺体902と、振動子またはモータ906とを含み得る。外側切断部材130は、筐体902に固定して連結され得る。モータ906は、チャンバ910の中に配置される、隔膜908を含み得る。隔膜908の外周940は、プローブ900の中に形成される溝942の中で保持され得る。チャンバ910は、空気圧を隔膜908の第1の表面914に連通するための第1の通路912と、空気圧を隔膜908の第2の表面918に連通するための第2の通路916とを含み得る。第1の通路912と第2の通路916との間の交互の空気圧は、隔膜908を反対方向に変位させ、隔膜908を振動させる。
本明細書で説明されるプローブは、隔膜を含み得るモータを有するように説明されるが、本開示は、そのように限定することを意図しない。むしろ、内側切断部材/内部アセンブリを振動させるように動作可能な任意のデバイスが使用され得る。したがって、本明細書で説明されるプローブは、単に実施例として提供される。
内側切断部材140は、隔膜908に連結される。結果的に、内側切断部材140は、外側切断部材130に対してプローブ900内で振動される。いくつかの事例において、内側切断部材140は、管920および中空連結部922によって隔膜906に連結され得る。内側切断部材140、中空連結部922、および管920は、内部アセンブリ924を形成し、眼から流体、組織、および他の物質を吸引するために利用され得る通路925を画定する。いくつかの事例において、内部アセンブリ924は、中空連結部を除外し得る。したがって、いくつかの事例において、管920および内側切断部材140は、溶接、締まり嵌め、ねじ込み接続によって、または任意の他の好適な様式等で、直接連結され得る。あるいは、管920は、取り除かれ得、その結果、内側切断部材140は、所望の長さで形成され得る。したがって、いくつかの事例において、内部アセンブリ924は、連結部922および/または管920を含む場合もあれば、または含まない場合もある。
チャンバ910からの流体の通過を防止するために、および/または大幅に低減させるために、シール944、946、948、および950が含まれ得る。シール944、946、948、950の1つ以上は、互いに類似し得る。他の事例において、シールの1つ以上は、異なり得る。他の実現例は、説明されるシールよりも多い、少ない、またはそれとは異なるシールを含み得る。いくつかの実現例において、シール944〜950はまた、内部アセンブリ924の移動に対して低い抵抗性を提供し得る。いくつかの事例において、シール944〜950は、Oリングであり得る。しかしながら、シール944〜950は、任意の好適なシールであり得る。他の事例では、静止屈曲性シールが使用され得る。すなわち、その外周および内周を有するシールが、プローブの筐体に固定される。静止屈曲性シールは、構成要素間の封止を維持しながら、該構成要素の相対的移動を提供する。
プローブ900はまた、ストロークリミッタ960を含み得る。ストロークリミッタ960は、ねじ面962を含む。ストロークリミッタ960は、内部スリーブ964の中でねじ込み可能に保持される。内部スリーブ964は、ストロークリミッタ960のねじ面962に協働的に係合する、内側ねじ面966を含む。ストロークリミッタ960はまた、歯車付表面970を含み得る。いくつかの事例において、歯車付表面970は、ストロークリミッタ960の長手方向軸974に平行な方向に延在する、複数の歯車の歯972を含み得る。
プローブ900はまた、圧電リニアモータ(同じ意味で、「圧電モータ」と称される)926を含み得る。いくつかの実現例において、圧電モータ926は、超音波リニアアクチュエータであり得る。圧電モータ926は、筐体902内に固着され得る。例えば、圧電モータ926は、筐体902の中に形成される差込口927内で保持され得る。いくつかの事例において、圧電モータ926は、締結具、接着剤、締まり嵌め、保持用クリップ、または任意の他の所望の様式で、筐体902内に固定され得る。動力は、筐体902を通って延在するケーブル928を介して、圧電モータ926に提供され得る。いくつかの実現例において、ケーブル928は、外科用コンソールに連結され得る。いくつかの事例において、圧電モータ926は、New Scale Technologies,Inc.,(121 Victor Heights Parkway、Victor、New York 14564)によって製造される、SQL−1.8−6 SQUIGGLE(登録商標)圧電リニアモータであり得る。しかしながら、他のタイプの圧電モータが使用され得、それらは、本開示の範囲内である。
圧電モータ926は、親ねじ930およびそれに連結される歯車976を含み得る。歯車976は、同様に長手方向軸974に平行な方向に延在する複数の歯車の歯980を有する、歯車付表面978を含み得る。複数の歯車の歯972は、複数の歯車の歯980と噛み合う。
第1の位相オフセットでのAC駆動電圧信号の印加は、親ねじ930を第1の方向に回転させる。第1の位相オフセットとは異なる第2の位相オフセットでのAC駆動電圧信号の印加は、親ねじ930を第1の方向とは反対の第2の方向に回転させる。動作中に、圧電モータ926は、親ねじ930を第1または第2の方向に回転させ、その結果、歯車976を回転させる。歯車976は、その結果、噛み合い歯車の歯972、978により、ストロークリミッタ960を回転させる。親ねじ930の第1または第2の方向の回転に応じて、ストロークリミッタ960は、ねじ面962および966の協働的な係合により、内部スリーブ964に対して、伸長(すなわち、ストロークリミッタ960が、矢印932の方向に移動する)または後退(すなわち、ストロークリミッタ960が、矢印934の方向に移動する)のうちの1つを生じる。ストロークリミッタ960および歯車976は、噛み合い歯車の歯972、980の長手方向の配向のため、互いに対して長手方向に摺動するように構成される。
ストロークリミッタ960の表面937は、内側切断部材140の完全後退位置を画定するために、連結部922の表面936に係合し得る。圧電モータ926に印加されるAC駆動電圧信号に応じて、ストロークリミッタ960の位置が変化し、移動可能な部材931が例えば連結部922に係合する場所が変化する。結果的に、圧電モータ926に印加されるAC駆動電圧を介してストロークリミッタ960の位置を調整することによって、内側切断部材140の矢印934の方向の移動量が変更され得、それによって、ポート120のサイズが変化する。内側切断部材140の矢印934の方向の移動は、例えば図4〜図8で示されるポート120の開口に対応することに留意されたい。
いくつかの事例において、ユーザは、例えば、プローブ900に提供される制御部、プローブ900が連結される外科用コンソールに提供される制御部、または外科用コンソールに連結される入力デバイス等の入力デバイスと相互作用することによって、ストロークリミッタ960の位置および、したがって、ポートサイズを調整し得る。例示的な入力デバイスとしては、外科用コンソールに連結される、タッチ画面、ボタン、スライダ、フットスイッチ、または他の入力デバイスが挙げられ得る。他の入力デバイスも使用され得る。制御入力は、ケーブル928を介して、圧電モータ926に伝送され得る。
ストロークリミッタは、連結部922に係合するように説明されるが、ストロークリミッタ960は、プローブ900の他の部品に係合するように適合され得る。他の事例では、内部アセンブリ924の別の部分がストロークリミッタ960に係合し得る。例えば、管920または内側切断部材140が、ストロークリミッタ960の表面937に係合し得る。さらに他の事例では、例えば、図10で示されるように、カラー1000が管920に連結され得、ストロークリミッタ960の表面937がカラー1000の表面1002に接触して、ポート120のサイズを画定し得る。本明細書で説明される他の例示的なプローブの1つ以上では、カラー1000に類似するカラーも使用され得る。さらに、いくつかの事例では、連結部922が完全に取り除かれ得、内側切断部材140が別の方法で管920に連結され得る。例えば、内側切断部材140は、溶接、締まり嵌め、ねじ込み接続によって、または任意の他の好適な様式で、管920に直接連結され得る。さらに、図10で示される構成は、図9で示される例示的なプローブ900に限定されず、本明細書で説明される例示的なプローブのいずれかに組み込まれ得る。すなわち、本明細書で説明される他の例示的なプローブの1つ以上は、ストロークリミッタに係合するための、カラー1000に類似し得るカラーを含み得る。
プローブ900は、圧電モータ926を含むように上で説明されるが、任意の好適な回転駆動モータが使用され得る。例えば、いくつかの実現例において、硝子体切除プローブは、ステッパモータを含み得る。他の実現例では、ポートサイズを調整するために、トーションばねに逆らって作用するDCモータが使用され得る。これらは、単に実施例として提供される。したがって、ポートサイズを調整するために、他の回転駆動デバイスが利用され得る。
本明細書で開示される他の例示的なプローブは、主にポートサイズの調整に関連する特徴に関して説明される。したがって、例示的なプローブの他の態様は、プローブ900に関して上で説明される1つ以上の態様と類似し得る。例えば、本明細書で説明されるプローブの1つ以上の外側切断部材は、プローブの筐体に固定して取り付けられ得る。また、例示的なプローブの1つ以上は、プローブ900に類似する例示的なプローブ内の1つ以上の場所に、類似するシールを含み得る。1つ以上の他の特徴も類似し得る。
図11〜図13は、別の例示的なプローブ1100を示す。図11は、プローブ1100の断面図であり、図12は、図11で示される面とは異なる面に沿ったプローブ1100の部分断面図である。例えば、図12で示される断面図は、長手方向軸1174を中心に90度オフセットしたものであり得る。図12は、プローブ1100のポート120のサイズを制御するための内部構成要素を示す。プローブ1100は、上で論じられるプローブ900に類似し得る。故に、プローブ1100は、チャンバ1110の中に配置される、モータ1106を含み得る。モータ1106は、流体チャンバ1110の中に配置される、隔膜1108を含み得る。隔膜1108は、筐体1102内で保持され得る。図11で示されるように、プローブ900に類似して、第1の通路1112および第2の通路1116は、プローブ1100の中に形成され、隔膜1108を振動させるために、空気圧を隔膜1108の両側に連通するように動作可能である。図11および図12は、プローブ1100が隔膜を有するモータを含むように示しているが、他のタイプのモータが使用され得る。すなわち、プローブ1100は、内側切断部材140を振動させるように動作可能な任意の好適なモータを含み得る。
図12を再度参照すると、プローブ1100はまた、内部アセンブリ1124を含み得る。内部アセンブリ1124は、上で説明される内部アセンブリ924に類似し得る。この実施例において、内部アセンブリ1124は、内側切断部材140と、連結部1122と、延長部1118とを含む。内側切断部材140の端部は、連結部1122の内部の中へ受け取られ得る。さらに、内部アセンブリ1124は、通路1103を画定する。いくつかの事例において、内側切断部材140および連結部1122の内部は、通路1103を画定する。通路1103は、末端部1105を含む。
図12は、延長部1118と内側切断部材140との間に延在する連結部1122を示しているが、他の事例において、連結部1122は、取り除かれ得る。他の事例において、連結部1122は、延長部1118の一体部分を形成し得る。さらに他の事例において、内側切断部材140は、延長部1118まで延在し、それに連結され得る。したがって、説明される実現例は、単に一実施例として提供される。
開口1107は、管1120の中に形成され得、導管1109は、連結部1122に連結され得る。導管1109によって画定される通路1111は、通路1103と連通している。したがって、内部アセンブリ1124を通して吸引される物質は、導管1109を介して、プローブ1100から運び出され得る。導管1109は、管または任意の他の好適な導管から形成され得る。連結部1122が取り除かれる実現例では、内側切断部材が連結部1122に類似して構成され得る。すなわち、内側切断部材140は、末端部と、内側切断部材によって形成される通路と導管1109の通路1111との間の連通を提供する、末端部に近接して内側切断部材140の中に形成される開口とを有し得る。
さらに他の実現例において、図41で示されるように、内部アセンブリ1124は、内側切断部材140と、管1120と、および延長部1118とを含み得る。内側切断部材140の端部は、管1120の通路1103の中へ受け取られ得、管1120は、延長部1118と接合され得る。いくつかの事例において、管1120は、延長部1118の一体部分を形成し得る。
プローブ1100はまた、ストロークリミッタ1160と、圧電モータ1126とを含み得る。延長部1118は、モータ1106を通って延在し、それに連結される。示される実現例の場合、延長部1118は、隔膜1108に連結される。プローブ1100はまた、空気チャンバ1110内に配置される、シール1121を含み得る。シール1121は、延長部1118の周囲で封止を提供し得、それによって、流体の通過を防止し得、および/または大幅に低減させ得る。シール1121は、Oリングシールまたは任意の他の好適なタイプのシールであり得る。他の実現例は、説明されるシールよりも多い、少ない、またはそれとは異なるシールを含み得る。
延長部1118は、第1の端面1123と、第2の端面1125とを含み得る。延長部1118は、管1120に連結され得る。いくつかの事例において、例えば、第1の端面1123は、内側切断部材140の末端部1105と接触し得る。いくつかの事例において、第1の端面1123は、溶接、接着剤、圧入によって、または任意の他の好適な様式で、末端部1105に連結され得る。したがって、モータ1106が振動すると、内側切断部材140、管1120、および延長部1118が、それに応じて矢印1132および1134の方向に振動する。
いくつかの実現例において、延長部1118は、管形状を有し得る。しかしながら、他の実現例において、延長部1118は、他の形状を有し得る。例えば、延長部1118の外面は、複数の小面によって画定され得る。さらに、いくつかの実現例において、第2の端面1125は、半球状であり得る。しかしながら、第2の端面1125は、平坦であり得、または任意の他の好適な形状を有し得る。
圧電モータ1126は、上で説明される圧電モータ926に類似し得る。他の事例において、圧電モータ1126は、上でも説明されるモータ等の、他の回転駆動モータと置き換えられ得る。動力は、ケーブル1128を介して、圧電モータ1126に提供され得る。ケーブル1128は、筐体902を通って延在し得る。
圧電モータ1126は、親ねじ1130を含み得る。親ねじ1130の両端部は、筐体1102の中に形成される陥凹部1170内で回転可能に保持され得る。したがって、親ねじ1130は、陥凹部1170内で回転可能であるが、別の場合には、筐体1102に対して固定される。圧電モータ1126は、ストロークリミッタ1160に連結され得る。例示的なプローブ1100の圧電モータ1126が、第1の通路1112および第2の通路1116の中心線を通る面に実質的に垂直に配置されるように示されるが、この構成は、単に一実施例として提供される。したがって、圧電モータ1126は、プローブ1100の第1の通路1112および第2の通路1116または他の部分に対して他の方法で配向され得る。よって、図11〜図13で示される例示的なプローブ1100は、単に一実施例として提供される。
図13を参照すると、ストロークリミッタ1160は、両側にレベル表面1166、1168がある傾斜部分1164を有する、接触面1162を含み得る。いくつかの事例において、接触面1162は、溝1169を画定し得る。延長部1118の端部1125は、溝1169内で受け取られ得、その中で摺動可能であり得る。
圧電モータ1126に対する第1の位相オフセットのAC駆動電圧信号の印加は、親ねじ1130を第1の方向に回転させ、よって、ストロークリミッタ1160は、矢印1136の方向に移動する。第2の位相オフセットのAC駆動電圧信号の印加は、親ねじ1130を第1の方向とは反対の第2の方向に回転させ、よって、ストロークリミッタ1160は、矢印1138の方向に移動する。動作中に、ストロークリミッタ1160が矢印1136の方向に移動するにつれて、接触面1162の傾斜部分1164の勾配のため、内側切断部材140の矢印1134の方向の移動が増加する(そして、ポート120のサイズが増加する)。レベル面1168が延長部1118の端部1125に隣接して存在するまで、ストロークリミッタ1160が矢印1136の方向に移動するにつれて、内側切断部材140の矢印1134の方向の移動は、増加し続ける(ポート120のサイズも増加し続ける)。代替として、ストロークリミッタ1160が矢印1138の方向に移動するにつれて、接触面1162の傾斜部分1164の勾配のため、内側切断部材140の矢印1134の方向の移動が減少する(そして、ポート120のサイズが減少する)。レベル面1166が延長部1118の端部1125に隣接して存在するまで、ストロークリミッタ1160が矢印1138の方向に移動するにつれて、内側切断部材140の矢印1134の方向の移動は、減少し続ける(ポート120のサイズも減少し続ける)。
接触面1162は、図11で示される配向を有するが、他の実現例において、接触面1162の配向は、逆にされ得、ポート120のサイズに対する影響は、ストロークリミッタ1160の矢印1136、1138の方向の移動に関して上で説明される影響と反対になり得る。
ユーザは、上で説明される様式に類似する様式で、ストロークリミッタ1160の位置を調整し得る。すなわち、いくつかの事例において、ユーザは、プローブ自体、プローブ1100が連結される外科用コンソール、または入力デバイス、のうちの1つ以上に提供される1つ以上の制御部と相互作用し得る。上で説明されるタイプの入力デバイスが使用され得る。制御信号、例えば上で説明されるタイプのAC駆動電圧信号は、ケーブル1128を介して、圧電モータ1126に伝送され得る。ストロークリミッタ1160の位置は、外科的手技の前、その間、またはその後の1つ以上の時点で調整され得る。
図14A、14B、および図15は、別の例示的なプローブ1400を示す。図14Aは、図14Bで示される断面図を画定する面に沿ったものとは異なる、プローブ1400を通る面に沿った、例示的なプローブ1400の詳細断面図である。例えば、図14Aで示される断面は、図14Bで示される断面図から、軸1474を中心に約90°オフセットされ得る。
図14Aおよび14Bで示されるように、プローブ1400は、上で説明されるプローブ1100に類似し得る。プローブ1100に類似して、プローブ1400は、チャンバ1410の中に配置される、モータ1406を含み得る。いくつかの事例において、モータ1406は、隔膜1408を含み得る。他の事例において、モータ1406は、隔膜を含まない場合がある。したがって、モータ1406は、内側切断部材140を振動させるように動作可能な任意のタイプのデバイスであり得る。
図14Aおよび14Bで示されるように、隔膜1408は、空気チャンバ1410の中に配置され得る。流体がチャンバ1410の中へ入ること、またはそこから出ること防止するために、および/または大幅に低減させるために、シール1446が含まれ得る。2つのシールが示されるが、いくつかの実現例において、プローブ1400には、より多い、より少ないシールが含まれ得、または、いかなるシールも含まれ得ない。上で説明されるように、隔膜1408を振動させるために、空気圧が、通路1412および1416を介して、隔膜1408の両側に印加され得る。延長部1418も含まれ得る。延長部1418は、上で説明される延長部1118に類似し得、内部アセンブリ1424の一部を形成し得る。したがって、いくつかの事例において、内部アセンブリ1424は、内側切断部材140と、連結部1422と、延長部1418とを含み得る。いくつかの実現例において、内側切断部材140の端部は、連結部1422の中へ受け取られ、それに固定され得る。いくつかの事例では、延長部1118の端部も、連結部1422の中へ受け取られ得る。いくつかの事例において、連結部1422は、延長部1418と一体的であり得る。さらに他の実現例において、連結部1422は、取り除かれ得る。したがって、いくつかの事例において、内側切断部材140は、延長部1418に直接連結され得る。
図示される実施例において、延長部1418は、空胴1403と、開口1407とを含み得る。吸引した物質は、内側切断部材140によって形成される管腔1451、延長部1418によって形成される空胴1403を通過し、開口1407を通り、そして、導管1409の通路1411を通ってプローブ1400の外に出得る。導管1409は、上で説明される導管1109に類似し得る。さらに、延長部1118に類似して、延長部1418は、隔膜を通って延在し、それに連結され得、よって、印加された空気圧に応じて隔膜1408が振動すると、延長部1418が、矢印1432および1434の方向に振動する。空気圧は、導管1412、1416を介して、プローブ1400の中へ隔膜1408に伝えられ得る。
ストロークリミッタ1460も含まれ得る。ストロークリミッタ1460は、プローブ1400の筐体1402の中に形成されるチャンバ1470の中に配置され得る。いくつかの実現例において、ストロークリミッタ1460は、隔膜1408の両側に流体圧を連通する通路を画定する導管1412、1416の間に配置され得る。しかしながら、他の実現例において、ストロークリミッタ1460は、プローブ1400内の他の場所の中に位置付けられ得る。
ストロークリミッタ1460は、チャンバ1475内で摺動可能に受け取られる、ピストン1472を含み得る。シール1476は、ピストン1472とチャンバ1475の内面1478の間に配置されることができる。シール1476は、本明細書で説明されるシールの1つ以上に類似し得、ピストン1472と内部表面1478との間の流体の通過を防止し得、および/または大幅に低減させ得る。付勢部材1480は、ストロークリミッタ1460の中に形成される陥凹部1482内で受け取られる。付勢部材1480は、ストロークリミッタ1460とチャンバ1470の内面1484との間に配置される。いくつかの事例において、付勢部材1480は、コイルばね等のばねであり得る。しかしながら、付勢部材1480は、付勢力をストロークリミッタ1460に印加するように動作可能な任意の弾性部材であり得る。
プローブ1400はまた、開口1486を介してチャンバ1475と連通している、通路1484を含み得る。いくつかの事例において、空気圧は、ピストン1472を変位させるために、通路1484を通し、開口1486を通し、そして、チャンバ1475の中へ伝達され得る。他の事例では、液圧が印加され得る。チャンバ1475に伝達される圧力が増加するにつれて、ストロークリミッタ1460が矢印1438の方向に変位する。また、チャンバ1475内の圧力が増加するにつれて、付勢部材1480が圧縮され得る。チャンバ1475内の圧力が減少するにつれて、付勢要素1480の付勢力が、ストロークリミッタ1460を矢印1436の方向に圧迫する。チャンバ1470内のストロークリミッタ1460の変位は、印加圧力が付勢部材1480の付勢力と平衡したときに止まる。
ストロークリミッタ1160に類似して、ストロークリミッタ1460はまた、レベル部分1466と1468との間に配置される傾斜部分1464を含み得る、接触面1462を含み得る。いくつかの事例において、図16で示されるように、接触面1462は、それに沿って延在する溝1469を画定し得る。しかしながら、他の事例において、接触面1462は、平坦または実質的に平坦であり得る。延長部1118の端部1425は、溝1469内で受け取られ、その中で摺動可能であり得る。
動作中に、ストロークリミッタ1460が矢印1438の方向に移動すると、接触面1462の傾斜部分1464の勾配のため、内側切断部材140の矢印1434の方向の移動が減少する(そして、ポート120のサイズが減少する)。レベル面1466が延長部1418の端部1425に隣接して存在するまで、ストロークリミッタ1460が矢印1438の方向に移動するにつれて、内側切断部材140の矢印1434の方向の移動は、減少し続ける(ポート120のサイズも増加し続ける)。代替として、ストロークリミッタ1460が矢印1136の方向に移動するにつれて、接触面1462の傾斜部分1464の勾配のため、内側切断部材140の矢印1434の方向の移動が増加する(そして、ポート120のサイズが減少する)。レベル面1468が延長部1418の端部1425に隣接して存在するまで、ストロークリミッタ1460が矢印1136の方向に移動するにつれて、内側切断部材140の矢印1434の方向の移動は、増加し続ける(ポート120のサイズも増加し続ける)。
接触面1462は、図14で示される配向を有するが、他の実現例において、接触面1462の配向は、逆にされ得、ポート120のサイズに対する影響は、ストロークリミッタ1460の矢印1436、1438の方向の移動に関して上で説明される影響と反対になり得る。
プローブ1400の残部は、本明細書で説明されるプローブのいずれか1つに類似し得、それに類似して動作し得る。例えば、モータの一部として隔膜を利用する実現例の場合、隔膜1408は、隔膜1408の対向面に対する流体圧(例えば、空気圧または液圧)の交互の印加等によって振動され得る。隔膜1408の振動は、内部アセンブリ1424を動作させて、組織を切断し得る。切断された組織は、内側切断部材140の管腔1451、空胴1403、および導管1409の通路1411を介して吸引され得る。
さらに、ピストン1472に印加される空気圧は、上で説明される様式に類似する様式で、ユーザによって調整され得る。例えば、ユーザは、プローブ1400、外科用コンソール、または入力デバイスのうちの1つ以上に提供される制御部と相互作用し得る。
図17〜図21は、別の例示的なプローブ1700を示す。プローブ1700は、流体チャンバ1710の中に配置される、モータ1706を含み得る。いくつかの実現例において、モータ1706は、上で説明される隔膜に類似する、隔膜1708を含み得る。しかしながら、他の実現例において、モータ1708は、振動を発生させるように動作可能な任意の他の好適なデバイスであり得る。流体圧は、導管1712、1716を介して、隔膜1708に伝えられ得る。物質は、導管1709を介して、プローブ1700から吸引され得る。加えて、モータ1706は、上で説明される様式に類似する様式で動作して、内部アセンブリ1724を振動させ得る。内部アセンブリ1724は、延長部1718と、連結部1722と、内側切断部材140とを含み得る。内部アセンブリ1724は、他の構成を有し得る。すなわち、内部アセンブリ1724は、本明細書で説明される他の内部アセンブリの1つ以上に類似し得る。延長部1718は、筐体1702の少なくとも一部分を通って延在し得る。延長部1718は、一方の端部で隔膜1708に連結され得る。したがって、内部アセンブリ1718は、隔膜1708によって振動され得る。プローブ1700はまた、筺体1702と延長部1718とストロークリミッタ1726との間の流体の通過を防止するために、および/または大幅に低減させるために、シール1740を含み得る。
ポート120のサイズを(例えば、図4〜図8で示されるように)制御するために、プローブ1700は、ストロークリミッタ1726を含み得る。ストロークリミッタ1726は、開口1744を通って延在し得る。開口1744を画定する内壁1746は、ストロークリミッタ1726の外側に形成される対応するねじ面1703を係合する、ねじ面1701を有し得る。したがって、ストロークリミッタ1726は、第1の方向に回転したときに矢印1732の方向に移動し(すなわち、伸長し)、第1の方向とは反対の第2の方向に回転したときに矢印1734の方向に移動される(すなわち、後退される)。ポート120のサイズは、内部アセンブリ1724がストロークリミッタ1726に接触する場所によって画定される。したがって、ストロークリミッタ1726の矢印1734の方向の後退は、ストロークリミッタ1726と内部アセンブリ1724との間の距離を増加させ、それによって、ポート120のサイズを増加させる。ストロークリミッタ1726の矢印1732の方向の伸長は、ストロークリミッタ1726と内部アセンブリ1724との間の距離を減少させ、それによって、ポート120のサイズを減少させる。いくつかの事例において、ストロークリミッタ1726は、内部アセンブリ1724の一部分に接触し得るが、本範囲は、そのように限定されない。例えば、他の事例において、ストロークリミッタ1726は、モータ1706の一部分に接触し得る。例えば、モータとして隔膜を利用するいくつかの事例において、ストロークリミッタ1726は、隔膜1708に接触し得る。ストロークリミッタ1726はまた、その周辺に沿って形成される複数の歯1750を有する、歯車1748を含み得る。
ストロークリミッタ1726は、ラックアンドピニオン装置1752を介して、伸長または後退し得る。装置1752は、シャフト1756上で旋回可能なピニオン歯車1754と、ピストン1762の表面1760に形成されるラック歯車1758とを含み得る。図18および図19を参照すると、ピニオン歯車1754は、その周辺に形成される複数の歯1764を含み得る。表面1760に形成される複数の歯1766は、ピニオン歯車1754の複数の歯1764に係合する。
図19を参照すると、ピストン1762は、筐体1770の中に形成されるチャンバ1768の中に存在する。付勢部材1772は、筐体1770とピストン1762との間で、チャンバ1768の中に配置され得る。いくつかの事例において、付勢部材1762は、コイルばね等のばねであり得る。シール1763は、ピストン1762とチャンバ1768の内面との間の封止を形成するために、ピストン1762の溝1765の中に配置され得る。シール1763は、本明細書で説明される他のシールの1つ以上に類似し得、流体圧がチャンバ1768の中へ導入される部分1774からの流体の通過を防止し得、および/または大幅に低減させ得る。
流体圧(例えば、空気圧または液圧)は、チャンバ1768の部分1774に導入され得る。流体圧は、導管1776(図20で示される)を通して導入され得る。流体圧が、チャンバ1768内で、付勢部材1772によって印加される付勢力を超えて増加すると、ピストン1762が矢印1736の方向に変位する。ピストン1762の矢印1736の方向の変位は、噛み合い歯車の歯により、ピニオン歯車1754を、シャフト1756を中心に矢印1778の方向に回転させる。ピニオン歯車1754の回転は、歯車1748(および、したがって、ストロークリミッタ1726)の矢印1780の方向の回転を生じさせる。例示的な実現例において、ストロークリミッタ1726の矢印1780の方向回転は、ねじ面1701、1703の噛み合いのため、ストロークリミッタ1726を矢印1732の方向に伸長させ得る。その結果、ストロークリミッタ1726と内部アセンブリ1724との間の距離が減少する。結果的に、ポート120のサイズが低減される。
チャンバ1768の部分1774内の流体圧の低減は、付勢部材1772に、ピストン1762を矢印1738の方向に変位させ、ピニオン歯車1754を矢印1782の方向に回転させる。これが、今度は、歯車1748および、したがって、ストロークリミッタ1726を、1784の方向に回転させる。いくつかの実現例において、ストロークリミッタ1726の矢印1784の方向の回転は、ねじ面1701、1703の噛み合いのため、ストロークリミッタ1726を、矢印1734の方向に後退させ得る。ストロークリミッタ1726の矢印1734の方向の移動は、ストロークリミッタ1726と内部アセンブリ1724との間の距離を増加させる。結果的に、ポート120のサイズが増加する。
図17〜図21は、例示的なプローブ1700を示すが、プローブ内での長手方向の移動を生じさせるための、ストロークリミッタ1726の特定方向の回転は、内壁1746およびストロークリミッタ1726の係合ねじ山1701および1703の方向をそれぞれ逆にすることによって、逆にされ得ることを理解されたい。さらに、ストロークリミッタ1726が伸長または後退する速度は、係合ねじ山1701、1703のピッチによって変更され得る。なおさらに、ストロークリミッタ1726が伸長または後退する速度は、例えばピニオン歯車1754と歯車1748との間の歯車比を調整することによって選択され得る。
プローブ1700は、他の点において、本明細書で説明される例示的なプローブの1つ以上に類似し得る。さらに、ストロークリミッタ1726の位置を調整するためのユーザ入力は、上で説明される様式に類似する様式で入力され得る。
図22〜図24は、別の例示的な硝子体切除プローブ2200を示す。図22は、図23で示される断面図を画定する面に沿ったものとは異なる、プローブ2200を通る面に沿った、例示的なプローブ2200の断面図である。例えば、図22で示される断面は、図23で示される断面図から、軸2274を中心に約90°オフセットされ得る。いくつかの点において、プローブ2100は、プローブ1700に類似し得る。例えば、プローブ2200は、チャンバ2210の中に配置される、モータ2206を含み得る。いくつかの事例において、モータ2206は、その縁部で筐体2202に連結される、隔膜2208を含み得る。隔膜2208を振動させるために、空気圧が、通路2212および2216を介して、隔膜2208の両側に印加され得る。しかしながら、他の事例において、モータ2206は、隔膜を含まない場合がある。
内部アセンブリ2224(本明細書で説明される内部アセンブリの1つ以上に類似し得る)は、モータ2206を通って延在し、それに連結される。示される実施例において、内部アセンブリ2224は、隔膜2208に連結される。したがって、モータ2206の動作は、内部アセンブリ2224をプローブ2200内で振動させる。内部アセンブリ2224は、物質がプローブ2200から吸引され得る、通路2225を画定する。プローブ2200はまた、ストロークリミッタ2226と、上で説明される装置1752に類似する、装置2252とを含み得る。ストロークリミッタ2226は、開口2244を通って延在し、上の例示的なプローブ1700に類似して、ストロークリミッタ2226は、開口2244を画定する内壁2246にねじによって係合し得る。したがって、ストロークリミッタ2226が軸2274を中心に回転すると、ストロークリミッタ2226は、矢印2232の方向への伸長または矢印2234の方向への後退のうちの1つを行う。さらに、内部アセンブリ2224は、ストロークリミッタ2226の中に形成される通路2229を通って延在する。結果的に、吸引した物質は、図17で示されるプローブ1700の導管1709を通して画定される経路等の代替の経路を必要とすることなく、通路2225を通過し、吸入導管2205を通過し得る。
ストロークリミッタ2226はまた、隔膜2208に接触するように動作可能である、端面2227を含み得る。したがって、ストロークリミッタ2226が、プローブ2200内で伸長または後退されると、隔膜2208およびストロークリミッタ2226が互いに接触する場所が変化し、それによって、ポート120のサイズが調整される。プローブ2200はまた、上で説明されるシールに類似し得る、シール2240を含み得る。
装置2252は、プローブ2200内のストロークリミッタ2226の位置を調整するために使用され得る。装置2252は、装置1752に類似し得、それに類似する様式で動作し得る。したがって、図25を参照すると、流体圧(例えば、空気圧または液圧)は、筐体2270の中に形成されるチャンバ2268の部分2274の中へ導入され得る。流体圧が増加するにつれて、ピストン2262が、付勢部材2272からの付勢力に逆らって矢印2236の方向に移動して、ピニオン歯車2254を、例えば噛み合い歯車により、第1の方向2278に回転させる。ピニオン歯車2254の第1の方向2278の回転は、噛み合い歯車のため、ストロークリミッタを方向2280に回転させる。流体圧が低減し、付勢部材2272からの付勢力がピストン2262を矢印2238の方向に移動させると、ピニオン歯車2254が第2の方向2282に移動し、ストロークリミッタ2226を矢印2284の方向に移動させる。したがって、装置2252は、ストロークリミッタ2226を回転させるように動作可能であり、それによって、ストロークリミッタ2226に、ストロークリミッタ2226と筺体2202との間のねじ係合により、プローブ2200内で、伸長または後退のうちの1つを生じさせる。
ストロークリミッタ2226の位置を調整するためのユーザ入力は、上で説明される様式に類似する様式で入力され得る。
図26〜図27は、別の例示的な硝子体切除プローブ2600を示す。下で論じられるように、プローブ2600は、ストロークリミッタ2626の位置を調整するために、ステッパモータ2670を利用する。下で説明される実施例において、ステッパモータは、空気圧で動作するステッパモータである。しかしながら、他の実現例では、他のタイプのステッパモータが使用され得る。例えば、電動式ステッパモータが使用され得る。したがって、空気式ステッパモータに関して説明される例示的なプローブ2600は、単に一実施例として提供され、限定することを意図しない。故に、他のタイプのステッパモータが本開示の範囲内に含まれる。
図27の断面図で示されるように、プローブ2600は、内部アセンブリ2624と、ストロークリミッタ2626と、本明細書で説明されるモータの1つ以上に類似するモータ2606とを含む。内部アセンブリ2624は、モータ2606に連結され、それとともに振動し得る。また、示されるように、内部アセンブリ2624は、連結部2622を含む。しかしながら、上で説明されるように、内部アセンブリ2624は、他の構成を有し得る。例えば、連結部2622は、取り除かれ得、内側切断部材140が管2620に直接連結され得る。加えて、ストロークリミッタ2626に接触して(例えば、図4〜図8で示されるように)ポートのサイズを画定する接触面を提供するために、図10で示されるカラーに類似して、カラーが管2620の周りに配置され得る。
ストロークリミッタ2626は、上で論じられるストロークリミッタ960に類似し得る。すなわち、ストロークリミッタ2626はねじ面2662を含み得、ストロークリミッタ2626は、内部スリーブ2664内でねじ込み可能に保持され得る。ねじ面2662は、内部スリーブ2626の内側ねじ面2666に協働的に係合し得る。したがって、ストロークリミッタ2626が第1の方向に回転すると、ストロークリミッタ2626が矢印2632の方向に移動し得る。代替として、ストロークリミッタ2626は、第1の方向とは反対の第2の方向に回転すると、矢印2634の方向に移動し得る。ストロークリミッタ2626の矢印2632および2634の方向の移動は、それぞれ、ポート120のサイズを減少または増加させるように作用する。
図28は、図27の線A−Aに沿った、例示的なプローブ2600の断面である。図28を参照すると、いくつかの実現例において、ステッパモータ2670は、筐体2672と、偏心歯車2674と、第1のピストン2676と、第2のピストン2678と、第1の付勢要素2680と、第2の付勢要素2682とを含む。偏心歯車2674は、開口2675と、接触面2686とを含む。内歯車付表面2684は、開口2675を画定する内面に形成される。偏心歯車2674は、筐体2672内に形成される開口2688内に配置され、長手方向軸2686に対して垂直な面内の開口2688の中で移動可能である。いくつかの事例において、偏心歯車2674は、丸みを帯びた縁部2690を有し得る。丸みを帯びた縁部2690は、その中での偏心歯車2674の移動量を制限するために、開口2688の内面に接触し得る。なおさらに、いくつかの事例において、偏心歯車2674は、支柱2694を受け取る、複数の開口2692を含み得る。支柱および開口の配設は、開口2688内で偏心歯車2672を保持する一方で、開口2688内での偏心歯車2674の移動も提供するために使用され得る。
ピストン2676、2678は、筐体2672内に形成される円筒2696内で摺動可能である。ピストン2676、2678は、溝2699の中へ受け取られるシール2698を含み得る。シール2698は、本明細書で説明される他のシールに類似し得、流体の通過を防止する、および/または大幅に低減させるように動作可能であり得る。流体圧は、開口2700を介して、円筒2696の中へ導入され得る。いくつかの実現例において、流体圧は、導管2702(図26で示される)を介して、円筒2696に供給され得る。いくつかの事例において、流体圧は、空気圧である。他の事例において、流体圧は、液圧であり得る。さらに、上で説明されるように、ステッパモータは、電動式であり得る。
ストロークリミッタ2626は、内部駆動歯車2604を含み得る。内部駆動歯車2604は、歯車付表面2606を含む。内部駆動歯車2604は、開口2675内で受け取られる。開口2675は、内部駆動歯車2604の直径よりも大きい直径を有し得る。内部駆動歯車2604の歯車付表面2606の一部分は、内歯車付表面2684の一部分に係合する。歯車付表面2606および2684を画定する歯は、長手方向に配設される。すなわち、歯は、軸2686に平行して配向され得る。したがって、(下で説明されるように)ストロークリミッタ2626が矢印2632、2634の方向に移動するにつれて、ストロークリミッタ2626は、内歯車2672に対して移動することができる。ストロークリミッタ1626の位置を調整するためのユーザ入力は、上で説明される様式に類似する様式で入力され得る。
図29〜図32は、例示的なステッパモータ2670の動作を示す。図29を参照すると、流体圧が第1のピストン2676に印加されるにつれて、ピストン2676は、第1の付勢要素2680によって偏心歯車2674に印加される付勢力に打ち勝ち、偏心歯車2674を矢印2708の方向に変位させる。偏心歯車2674の矢印2708の方向の変位は、偏心歯車2574の歯車付表面2684、2606および内部駆動歯車2604をそれぞれ2710で互いに係合させる。
図30で示されるように、流体圧が第2のピストン2678に印加されるにつれて、偏心歯車2674が矢印2712の方向に移動して、内部駆動歯車2604を矢印2714の方向に回転させる。図31を参照すると、流体圧が第1のピストン2676から解放されるにつれて、第1の付勢要素2680によって偏心歯車2674が矢印2716の方向に変位し、さらに、内部駆動歯車2604を矢印2714の方向にさらに回転させる。図32を参照すると、流体圧が第2のピストン2678から除去されると、第2の付勢要素2682が、偏心歯車2674を矢印2718の方向に圧迫し、よって、偏心歯車2674が初期位置に戻る。
その結果、内部駆動歯車2684は、定義された量だけ矢印2714の方向に回転する。このプロセスは、内部駆動歯車2684を矢印2714の方向にさらに回転させて、ストロークリミッタ2726の所望の回転量を達成するために繰り返され得る。代替として、上で説明されるプロセスは逆にされ得、よって、内部駆動歯車2684(および、したがって、ストロークリミッタ2626)は、矢印2714とは反対の方向に回転する。その結果、ポート120のサイズは、プローブ2600内でストロークリミッタ2626に伸長または後退のうちの1つを生じさせるために、ストロークリミッタ2626を交互の方向に回転させることによって、慎重に制御され得る。さらに、ストロークリミッタ2626はまた、第1のピストン2676および第2のピストン2678が作動する速度によって制御され得る。ユーザは、上で説明される様式に類似する様式で、プローブ2600、プローブ2600が連結されるコンソール、または入力デバイスと相互作用することによって、ストロークリミッタ2626の位置を調整し得る。
なおさらに、他の実現例において、第1の付勢要素2680および第2付勢要素2682は、追加的なピストンと置き換えられ得る。そのような実現例において、ピストンに対する流体圧の印加は、上で説明される様式に類似する様式で、内部駆動歯車2684の回転を制御するために使用され得る。したがって、いくつかの実現例において、ピストンは、付勢力または復元力を提供して、内部駆動歯車2684を対向するピストンの力とは反対の方向に変位させるために利用され得る。さらに他の実現例では、内部駆動歯車2684および、結果的にストロークリミッタ2626の回転を制御するために、3つ以上の流体学的に動作するピストンが使用され得る。
図33および図34は、ストロークリミッタの位置を調整するために加圧ガスを利用する、別の例示的なプローブ3300の部分断面図を示す。図34は、図33で示される断面図を画定する面に沿ったものとは異なる、プローブ3300を通過する面に沿った、例示的なプローブ3300の詳細断面図である。例えば、図33で示される断面は、図34で示される断面図から、軸3301を中心に約90°オフセットされ得る。
図33を参照すると、例示的なプローブ3300は、筐体3302と、内部アセンブリ3324とを含む。内部アセンブリ3324は、本明細書で説明される他の内部アセンブリの1つ以上に類似し得る。示される実施例において、内部アセンブリ3324は、内側切断部材140と、中空連結部3322と、管3320とを含む。しかしながら、内部アセンブリ3324は、そのように限定されず、異なるように構成され得る。内部アセンブリ3324は、モータ3306に連結され得、該モータは、上で説明されるモータ(例えば、モータ906、1106、1406、1606、および2506)の1つ以上に類似する様式で動作し得る。例えば、モータ3306は、第1のチャンバ3310の中に配置される、隔膜3308を含み得る。隔膜3308は、第1のチャンバ3310を、第1のチャンバ部分3311および第2のチャンバ部分3313に二分する。第1の通路3312は、第1のチャンバ部分3311と連通し、第2の通路3316は、第2のチャンバ部分3313と連通している。加圧ガスは、隔膜3308を振動させるために、第1の通路3312および第2の通路3316を通して交互に印加され得、それによって、内部アセンブリ3324を振動させる。
プローブ3300はまた、第2のチャンバ3360と、ストロークリミッタ3326と、隔膜3327とを含み得る。いくつかの事例において、隔膜3327は、外周3331で、および内周3333で、筐体3302に連結され得る。ストロークリミッタ3326は、外周3331と内周3333との間の場所で、隔膜3327に連結され得る。
隔膜3327は、第2のチャンバ3360を二分して、第1のチャンバ部分3362および第2のチャンバ部分3364を形成する。隔膜3327は、第1のチャンバ部分3362と第2のチャンバ部分3364との間の圧力差に応じて、ストロークリミッタ3326を、筐体3302に対して長手方向に移動させる。付勢部材3366は、ストロークリミッタ3326と筺体3302の一部分との間の第1のチャンバ部分3362の中、またはストロークリミッタ3326に対して静止しているプローブ3300の他の部分の中に配置され得る。いくつかの事例において、付勢部材3366は、ばねである。付勢部材3366は、ストロークリミッタ3326を矢印3334の方向に圧迫する付勢力を提供する。例えば、いくつかの事例において、付勢部材3366は、コイルばねである。しかしながら、付勢部材3366は、そのように限定されず、ストロークリミッタ3326に付勢力を提供するように動作可能な任意の好適な部材であり得る。
図34を参照すると、空気圧は、通路3370を介して、第2のチャンバ部分3364の中へ導入され、そこから解放され得る。したがって、空気圧は、ストロークリミッタ3326を所望の場所に位置付けるために、通路3370を介して、隔膜3327に印加され得る。第1のチャンバ部分3362とプローブ3300の外部との間に流体連通を提供するために、それらの間にオリフィス3309が形成され得る。オリフィス3309は、隔膜3327およびストロークリミッタ3326が第2のチャンバ3360内を移動するときに、第1のチャンバ3362の中へ入る、およびそこから外へ出る空気の移動を可能にする。したがって、オリフィス3309は、第1のチャンバ部分3362における真空の形成を防止し、それによって、ストロークリミッタ3326が、隔膜3327の移動に応じて移動することを可能にする。他の事例において、オリフィス3309は、取り除かれ得、第1のチャンバ部分3362の中の空気は、プローブ3300の1つ以上の構成要素の間に形成される空隙を通って入ること、および出ることを可能にされ得る。さらに、ストロークリミッタ3326を位置付けるために第2のチャンバ部分3364に印加される空気圧は、モータ3306を動作させるために利用される空気圧とは独立に印加され得る。
空気圧は、隔膜3327に作用し、ばね3366の付勢力に逆らって、力をストロークリミッタ3326に印加する。ストロークリミッタ3326は、ストロークリミッタ3326に印加される力がばね3366によって印加される付勢力を超えたときに変位され得る。ばね3366のばね定数は、任意の所望のばね定数であり得る。例えば、ばね3366のばね定数は、所望の空気圧でストロークリミッタを矢印3332の方向に変位させるように選択され得る。
図示した実施例において、内部アセンブリ3324および、したがって、内側切断部材140の移動は、中空連結部3322とストロークリミッタ3326との間の接触によって制限される。内側切断部材140のストロークおよび、結果的に、ポートサイズ120は、ストロークリミッタ3326が矢印3332の方向に移動するにつれて低減される。逆に、内側切断部材140のストロークおよびポートサイズ120は、ストロークリミッタ3325の矢印3334の方向の移動によって増加する。
第2のチャンバ部分3364の中の空気圧が減少すると、ばね3366からのばね力が、隔膜3327に作用する空気圧によって印加される力に打ち勝ち、ストロークリミッタ3326を矢印3334の方向に移動させる。したがって、ストロークリミッタ3326の位置は、ガスの圧力に基づいて所望の位置に調整され得る。このため、所与の空気圧の場合、ストロークリミッタ3326は、所与の量だけ変位し得、実質的にその位置に留まり得る。より高いガス圧力は、より多い量だけストロークリミッタ3326を矢印3332の方向に変位させ得る。同様に、より低いガス圧力は、より少ない量だけストロークリミッタ3326を矢印3334の方向に移動させ得る。したがって、ストロークリミッタ3326の位置および、結果的に、カッターポートのサイズは、ガスの圧力に基づいて制御され得る。
プローブ3300はまた、1つ以上のシール3350を含み得る。3つのシール3350が示されるが、より多い、またはより少ないシール3350が使用され得る。さらに他の事例において、シール3350は、取り除かれ得る。シール3350は、気密または実質的に気密封止を提供し得る。
したがって、動作中に、ストロークリミッタ3326の所望の位置を維持するために、所望のカッターポートサイズに対応する空気圧が、通路3370を介して、第2のチャンバ部分3364の中へ導入され、その中で維持され得る。ばね3366は、付勢力をストロークリミッタ3326に提供し得る。第2のチャンバ部分3364に印加される空気圧は、ストロークリミッタ3326の位置の変化が所望されるときに変更され得る。例えば、例えばストロークリミッタ3326を矢印3332の方向に移動させることによってカッターポートサイズを低減させるために、印加される空気圧を増加させ得る。代替として、例えばストロークリミッタ3326を矢印3334の方向に移動させることによってカッターポートサイズを増加させるために、印加される空気圧を減少させ得る。なおさらに、いくつかの事例において、いかなる空気圧も第2のチャンバ部分3364に印加されない場合があり、それは、最大量開いたポートを提供する。本明細書で説明される他のプローブに類似して、ユーザは、例えば、プローブ3300、プローブ3300が連結される外科用コンソール、または外科用コンソールに連結される入力デバイス等の入力デバイス、のうちの1つ以上に提供される制御部と相互作用することによって、ストロークリミッタ3326の位置および、したがって、ポートサイズを調整し得る。
図39および図40は、別の例示的なプローブ3900を示す。図39および図40は、異なる面に沿った例示的なプローブ3900の断面図を示す。例えば、図39および図40で示される断面図は、長手方向軸3901を中心に互いから90度オフセットしたものであり得る。
プローブ3900は、筐体3902と、内部アセンブリ3924とを含み得る。内部アセンブリ3925は、内側切断部材140と、管3920と、中空連結部3922とを含み得る。カラー3921も管3920に連結され得る。カラー3321は、内部アセンブリ3924および、したがって、内側切断部材140のストローク量を制限するために、ストロークリミッタ3926(ストロークリミッタ3926の端面3923等)と相互作用し得る。内部アセンブリ3925は、モータ3906に連結され得、該モータは、上で説明されるモータ(例えば、モータ906、1106、1406、1606、および2506)の1つ以上に類似する様式で動作し得る。例えば、モータ3906は、第1のチャンバ3910の中に配置される、隔膜3908を含み得る。隔膜3908は、第1のチャンバ3910を、第1のチャンバ部分3911および第2のチャンバ部分3913に二分する。第1の通路3912は、第1のチャンバ部分3911と連通し、第2の通路3916は、第2のチャンバ部分3913と連通している。加圧ガスは、隔膜3908を振動させるために、第1の通路3912および第2の通路3916を通して交互に印加され得、それによって、内部アセンブリ3925を振動させる。
プローブ3900はまた、第2のチャンバ3960と、ストロークリミッタ3926と、隔膜3927とを含み得る。いくつかの事例において、隔膜3927は、外周3931で、および内周3933で、筐体3902に連結され得る。ストロークリミッタ3926は、外周3931と内周3933との間の場所で、隔膜3927に連結され得る。
隔膜3927は、第2のチャンバ3960を二分して、第1のチャンバ部分3962および第2のチャンバ部分3964を形成する。隔膜3927は、第1のチャンバ部分3962と第2のチャンバ部分3964との間の圧力差に応じて、ストロークリミッタ3326を、筐体3902に対して長手方向に移動させる。付勢部材3966は、ストロークリミッタ3926と筺体3902の一部分との間の第1のチャンバ部分3962の中、またはストロークリミッタ3926に対して静止しているプローブ3900の他の部分の中に配置され得る。いくつかの事例において、付勢部材3966は、ばねである。付勢部材3966は、ストロークリミッタ3926を矢印3934の方向に圧迫する付勢力を提供する。例えば、いくつかの事例において、付勢部材3966は、コイルばねである。しかしながら、付勢部材3966は、そのように限定されず、ストロークリミッタ3926に付勢力を提供するように動作可能な任意の好適な部材であり得る。
図40を参照すると、空気圧は、通路3970を介して、第2のチャンバ部分3964の中へ導入され、そこから解放され得る。したがって、空気圧は、ストロークリミッタ3926を所望の場所に位置付けるために、通路3970を介して、隔膜3927に印加され得る。プローブ3900は、第1のチャンバ部分3962とプローブ3900の外部との間に流体連通を提供するために、それらの間に形成される、オリフィス3309に類似するオリフィス3909を含み得る。他の事例において、オリフィス3909は、取り除かれ得、空気は、プローブ3900の1つ以上の構成要素の間に形成される1つ以上空隙を通って第2のチャンバ部分3960に入ること、およびそこから出ることを可能にされ得る。さらに、ストロークリミッタ3926を位置付けるために第2のチャンバ部分3964に印加される空気圧は、モータ3906を動作させるために利用される空気圧とは独立に印加され得る。
プローブ3900はまた、示される場所の1つ以上にシール3950を含み得る。4つのシール3950が示されるが、より多い、またはより少ないシール3950が使用され得る。さらに他の事例において、シール3950は、取り除かれ得る。シール3950は、気密または実質的に気密の封止を提供し得る。
プローブ3900は、上で説明されるプローブ3300に類似した様式で動作し得る。したがって、ストロークリミッタ3926の所望の位置を維持するために、所望のカッターポートサイズに対応する空気圧が、通路3970を介して、第2のチャンバ部分3964の中へ導入され、その中で維持され得る。ばね3966は、付勢力をストロークリミッタ3926に提供し得る。第2のチャンバ部分3964に印加される空気圧は、ストロークリミッタ3926の位置の変化が所望されるときに変更され得る。例えば、例えばストロークリミッタ3926を矢印3932の方向に移動させることによってカッターポートサイズを低減させるために、印加される空気圧を増加させ得る。代替として、例えばストロークリミッタ3926を矢印3934の方向に移動させることによってカッターポートサイズを増加させるために、印加される空気圧を減少させ得る。なおさらに、いくつかの事例において、いかなる空気圧も第2のチャンバ部分3964に印加されない場合があり、それは、最大量開いたポートを提供する。本明細書で説明される他のプローブに類似して、ユーザは、例えば、プローブ3900、プローブ3900が連結される外科用コンソール、または外科用コンソールに連結される入力デバイス等の入力デバイス、のうちの1つ以上に提供される制御部と相互作用することによって、ストロークリミッタ3926の位置および、したがって、ポートサイズを調整し得る。
図35は、ストロークリミッタ3526がパンケーキモータ3528を含む、別の例示的なプローブ3500を示す。上で説明されるプローブの1つ以上に類似して、プローブ3500は、モータ3506を含む。モータ3506は、内部アセンブリ3525を振動させるための隔膜3508を含み得る。隔膜3508は、上で説明される様式に類似する様式で作動され得る。例えば、隔膜3508は、通路3512および3516を介して、空気圧を隔膜3508に交互に印加することによって、振動され得る。しかしながら、モータ3506は、振動を発生させるように動作可能な任意のデバイスであり得る。
ストロークリミッタ3526は、パンケーキモータ3528と、ストッパねじ3530とを含む。パンケーキモータ3528は、隔膜3508に対するストッパねじ3530の場所を調整するように動作可能である。この変化は、隔膜3508がストッパねじ3530に接触する場所を変更し、それによって、カッターポートサイズを変更する。ポートサイズを調整するためのストロークリミッタ3526の移動は、ユーザ等によって、所望に応じて変更され得る。例示的なユーザとしては、外科医、医師、または他の要員が挙げられ得る。
図36で示されるように、パンケーキモータ3600は、平坦で略円盤状の固定子3602と、回転子3604とを有する、一群のモータのいずれかである。示されるように、図示される実施例において、回転子3604は、円形様式で配設される複数の楔形の磁石3606を含む。対向する磁石3606は、反対の極性を有する。固定子3602は、複数の磁石3606を覆うように構成される、複数の固定子コイル3608を含む。固定子3602はまた、1つ以上の運動検出センサ3607を含み得る。例えば、いくつかの事例において、1つ以上センサ3607は、ホール効果センサであり得る。ホール効果センサは、回転子3604が回転しているかどうかを検出し、回転している場合に、回転子の回転3604の方向を検出するように動作可能である。示されるように、センサ3607は、固定子コイル3608によって画定される領域内に配置される。さらに、図36は、センサ3607が、1つおきの固定子コイル3607のこの領域内に配置され得ることを示す。しかしながら、本範囲は、そのように限定されない。むしろ、回転および/または回転方向を判定するように動作可能な任意のセンサが使用され得る。さらに、任意の数のセンサが使用され得る。
組み立てられると、固定子3602および回転子3604は、同軸配列で積層される。回転子3604は、電流が固定子コイル3608を選択的に通過すると、段階的な様式で回転する。さらに、回転子3604の回転方向は、電流が固定子コイル3608を通過する方向に基づいて選択され得る。
図35に戻ると、パンケーキモータ3528は、空胴3536の中に配置され、長手方向軸3501を中心に、内部アセンブリ3524と同軸配列で配設され得る。いくつかの実現例において、ストッパねじ3530は、ストッパねじ3530の内周に連結されるスリーブ3538によって、パンケーキモータ3528の回転子3604と摺動的に係合し得る。したがって、ストッパねじ3530は、固定子3604とともに回転するように動作可能である一方で、長手方向軸3501に沿って回転子3604に対して摺動可能である。ストッパねじ3530の外周面3540は、嵌合ねじ山等によって、筐体3502の内面3542に嵌め合い係合する。したがって、ストッパねじ3530が回転子3604によって回転されると、外周面3540および内面3542の嵌合ねじ山が協働して、ストッパねじ3530を、回転子3604の回転方向に応じて、矢印3532または3534の方向に移動させる。
ストッパねじ3530の矢印3532の方向の移動は、ストッパねじ3530を隔膜3508のより近くに配置する。故に、隔膜3508の矢印3534の方向のより小さい変位は、隔膜3508をストッパねじに係合させ、低減されたポートサイズをもたらす。代替として、ストッパねじ3530の矢印3534の方向の移動は、隔膜3508の矢印3534の方向のより大きい変位をもたらし、それによって、ポートサイズを増加させる。ユーザは、例えば上で説明される様式に類似する様式で、ストッパねじ3530の位置を調整し得る。
図37は、別の例示的なプローブ3700の一部分の断面図を示す。プローブ3700は、本明細書で説明される他のプローブの1つ以上に類似し得、筐体3702と、モータ3706とを含み得る。いくつかの事例において、モータ3706は、本明細書で説明される他の隔膜の1つ以上に類似し得る、隔膜3708を含み得る。隔膜3708は、空気圧の交互の印加に応じて振動し得る。しかしながら、モータ3706は、隔膜を含まない場合がある。むしろ、モータ3706は、振動を発生させるように動作可能な任意のデバイスであり得る。
プローブ3700はまた、内部アセンブリ3724を含み得る。内部アセンブリ3724は、延長部3718と、カプラ3722と、内側切断部材140とを含み得る。内側切断部材140は、通路3703を画定し、末端部3705を有する。通路3703は、導管3709の中に形成される通路3711と連通している。通路3703および通路3711は、眼から外に組織および流体等の物質を通過させるように協働する。内部アセンブリ3724の構成要素は、単一片として移動するように連結される。内部アセンブリ3724は、延長部3718を介して、隔膜3708に連結される。
プローブ3700はまた、ストロークリミッタ3726を含む。ストロークリミッタ3726は、プローブ3700の筐体3702の中に形成されるボア3727を通って延在する。ストロークリミッタ3726は、ボア3727の内面に形成される対応するねじ面3731に噛み合い係合するように適合される、外側ねじ面3729を含み得る。いくつかの事例では、例えばストロークリミッタ3726と筐体3702との間の封止を形成するために、シール3740も含まれ得る。
プローブ3700はまた、モータ3714を含み得る。電気的接続部は、ケーブル3715を介して、モータ3714に提供され得る。モータ3714は、そのシャフト3735に連結される、カプラ3733を含み得る。カプラ3733は、ストロークリミッタ3726の端部3736に連結するように動作可能である。したがって、モータ3714のシャフト3735が回転すると、ストロークリミッタ3726も回転する。いくつかの事例において、カプラ3733は、ストロークリミッタ3726の端部3736の中に形成される陥凹部3738の中へ受け取られる。いくつかの事例において、陥凹部3738およびカプラ3733は、スプライン接続を形成し得る。したがって、スプライン接続により、ストロークリミッタ3726は、カプラ3733とともに、またはその回転に応じて双方が回転するように動作可能である一方で、カプラ3733に対して矢印3732、3734の方向に移動することもできる。しかしながら、カプラ3733は、任意の他の様式で、ストロークリミッタ3726に連結され得、該様式は、ストロークリミッタ3726が、カプラ3733またはシャフト3735とともに、またはその回転に応じて回転することを可能にするように動作可能である一方で、ストロークリミッタ3726が、カプラ3733および/またはシャフト3735に対して矢印3732、3734の方向に移動することも可能にするように動作可能である。さらに他の事例において、カプラ3733は、取り除かれ得、ストロークリミッタ3726は、スプライン接続または上で説明される任意の他のタイプの接続等を介して、シャフト3735に連結され得、ストロークリミッタ3726は、シャフト3735とともに、またはその回転に応じて回転するように動作可能である一方で、シャフト3735に対して矢印3732、3734の方向に移動するようにも動作可能である。
いくつかの事例において、プローブ3700はまた、ストロークリミッタ3726とモータ3714との間に配置される、歯車対を含み得る。例えば、いくつかの実現例では、6対1の比率の歯車対が、モータ3714と組み合わせて使用され得る。歯車対は、モータ3714に対するストロークリミッタ3726の回転量を調節するために利用され得る。すなわち、歯車対は、モータ3714の回転に対するストロークリミッタ3726の回転量を低減または増加させるために使用され得る。
動作中に、いくつかの実現例によれば、モータ3714がシャフト3735を第1の方向に回転させると、ストロークリミッタ3726も回転する。ストロークリミッタ3726が第1の方向に回転すると、ストロークリミッタ3726は、ストロークリミッタ3726とボア3727との間のねじ込み接続により、伸長し得る(すなわち、矢印3732の方向に移動し得る)。ストロークリミッタ3726が矢印3732の方向に移動するにつれて、ストロークリミッタ3726の端面3710が内部アセンブリ3724の一部分に接触する場所が変化する。例えば、いくつかの事例において、ストロークリミッタ3726は、延長部3718の端部に接触し得る。他の事例において、ストロークリミッタ3726の端面3710は、隔膜3708の一部分に接触し得る。したがって、ストロークリミッタ3726の位置の変化は、ストロークリミッタ3726が内部アセンブリ3724または隔膜3718の一部分に接触する場所を変更する。結果的に、内部アセンブリ3724の矢印3734の方向のストロークが減少し、プローブ3700の低減したポートサイズをもたらす。
代替として、シャフト3735が、第1の方向とは反対の第2の方向に回転すると、ストロークリミッタ3726も第2の方向に回転する。ストロークリミッタ3726の第2の方向の回転は、ストロークリミッタ3726を後退させる(すなわち、矢印3734の方向に移動させる)。結果的に、内部アセンブリ3724の矢印3734の方向のストロークが増加し、それによって、プローブ3700のポートサイズが増加する。したがって、ストロークリミッタ3726は、伸長または後退して、プローブ3700のポートサイズを制御し得る。
さらに他の実現例において、シャフト3735の第1の方向の回転は、ストロークリミッタ3726の反対方向の回転を生じさせ得る。例えば、上で論じられるタイプの歯車対等の歯車対は、シャフト3735とストロークリミッタ3726との間に配置され得、よって、シャフト3735のある方向の回転は、ストロークリミッタ3726の反対方向の回転をもたらす。
いくつかの事例において、ケーブル3715は、外科用コンソールに連結され得る。また、いくつかの事例において、モータ3714は、ステッパモータであり得る。例えば、いくつかの実現例において、モータ3714は、MicroMo Electronics(14881 Evergreen Avenue、Clearwater、Florida)によって製造される、ADM 0620シリーズステッパモータであり得る。しかしながら、他のタイプのモータまたは回転デバイスが使用され得る。例えば、回転を与えるために、機械的または流体学的に作動されるデバイスが使用され得る。さらに他の回転デバイスも使用され得る。
ストロークリミッタ3726の場所を変更することは、延長部3718がストロークリミッタ3712に接触する場所を変更し、それによって、ポートサイズを変更する。本明細書で説明される他のプローブに類似して、例えば医師等のユーザは、外科的手技の前、その間、またはその後の1つ以上の時点で、ポートサイズを調整し得る。ユーザは、プローブ3700、プローブ3700に連結される外科用コンソール、または外科用コンソールに連結される、タッチ画面、ボタン、スライダ、フットスイッチ、または他の入力デバイス等の周辺デバイス、のうちの1つ以上に提供され得る制御部と相互作用することによって、ポートサイズを調整し得る。ストロークリミッタ3712を動作させるための信号および/または動力は、ケーブル3715を介して、プローブ3700に供給され得る。さらに、本明細書で説明される他の例示的なプローブの1つ以上に対するユーザ入力は、上で説明される様式に類似する様式で実現され得る。
図38は、本明細書で説明される硝子体切除プローブの1つ以上とともに使用され得る、例示的なコンソール3800の概略図を示す。コンソール10は、本明細書で説明されるコンソール3800に類似し得る。例示的な硝子体切除プローブ3816は、コンソール3800に連結されて示される。例示的な硝子体切除プローブ3816は、本明細書で説明される例示的な硝子体切除プローブのいずれかを代表し得る。コンソール3800は、プローブ3816に動力を提供するために使用され得る。いくつかの事例において、コンソール3800によって提供される動力は、空気動力であり得る。他の事例において、動力は、電力であり得る。さらに他の事例において、動力は、流体動力でもよい。しかしながら、さらに他の事例において、コンソール3800は、その動作のための任意の好適な動力をプローブ3816に提供し得る。コンソール3800はまた、コンソール3800が使用され得る外科的手技の他の態様を監視および/または制御するように動作可能であり得る。例えば、コンソール3800は、手術部位への流体の注入速度、手術部位からの流体の吸引を制御するように、ならびに1つ以上の患者のバイタルサインを監視するように動作可能であり得る。
コンソール3800は、プロセッサ3802と、メモリ3804と、硝子体切除プローブアプリケーション3806を含む1つ以上のアプリケーションとを含み得る。コンソール3800はまた、1つ以上の入力デバイス3808と、ディスプレイ3810等の1つ以上の出力デバイスとを含み得る。ディスプレイ3810は、下でさらに詳細に論じられる、グラフィカルユーザインターフェースまたはアプリケーションインターフェース(集合的に「GUI3812」と称される)を表示し得る。ユーザは、コンソール3800の1つ以上の特徴と相互作用するために、GUI3812とのインターフェースをとり得る。1つ以上入力デバイス3808としては、キーパッド、タッチ画面、マウス、足で操作する入力デバイス(例えば、フットスイッチ)、または任意の他の所望の入力デバイスが挙げられ得る。
加えて、コンソール3800は、操作部分3814を含み得る。いくつかの事例において、操作部分3814は、硝子体切除プローブ、吸引構成要素、ならびに1つ以上のセンサ、ポンプ、弁、および/または硝子体切除プローブ3816を動作させるための他の構成要素のための動力源を含み得る。硝子体切除プローブ3816は、インターフェースパネル3818を介して、コンソール3800の操作部分3814に連結され得る。
メモリ3804は、任意のメモリまたはモジュールを含み得、磁気媒体、光媒体、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、取り外し可能な媒体、または任意の他の好適なローカルもしくはリモートメモリ構成要素が挙げられるが、それらに限定されない、揮発性または不揮発性メモリの形態をとり得る。メモリ3804は、他のアイテムの中でも、硝子体切除プローブアプリケーション3806を含み得る。硝子体切除プローブアプリケーション3806は、硝子体切除プローブ3816のカッターのポートサイズ、カッターの速度、デューティサイクル、カッターのパルシング構成等の、硝子体切除プローブ3816の態様を操作するための命令を提供し得る。
メモリ3804はまた、クラス、フレームワーク、アプリケーション、バックアップデータ、ジョブ、または任意のパラメータ、変数、アルゴリズム、命令、規則、もしくはそれらへの参照を含む他の情報を記憶し得る。メモリ3804はまた、環境および/またはアプリケーション記述データ、1つ以上のアプリケーションのためのアプリケーションデータ、ならびに、仮想プライベートネットワーク(VPN)アプリケーションもしくはサービス、ファイアウォールポリシー、セキュリティもしくはアクセスログ、印刷もしくは他の報告ファイル、ハイパーテキストマークアップ言語(HTML)ファイルもしくはテンプレート、関連もしくは未関連のソフトウェアアプリケーションもしくはサブシステム、およびその他のものに関わるデータ、および他のデータ等の、他のタイプのデータを含み得る。結果的に、メモリ3804はまた、硝子体切除プローブアプリケーション3806等の、1つ以上のアプリケーションからのローカルデータリポジトリ等の、データのリポジトリとみなされ得る。メモリ3804はまた、硝子体切除プローブアプリケーション3806等の1つ以上のアプリケーションによって利用することができるデータを含み得る。
アプリケーション3806は、1つ以上のアルゴリズム等で受け取ったデータを利用して、結果または出力を決定するように動作可能な命令を含む、1つまたは一群のプログラムを含み得る。決定された結果は、コンソール3800の態様に影響を及ぼすために使用され得る。アプリケーション3806は、硝子体切除プローブ3816の態様を制御するための命令を含み得る。例えば、アプリケーション3806は、硝子体切除プローブ3816のカッターのポートサイズを制御するための命令を含み得る。例えば、アプリケーション3806は、操作部分3814の1つ以上の調整量を決定し得る。いくつかの事例において、アプリケーション3806は、入力デバイス3808から受け取る入力に基づいて、ポートサイズを決定し得る。調整は、操作部分3814等の、コンソール3800の1つ以上の構成要素に伝送される1つ以上の制御信号によって実現され得る。例示的なコンソール3800が示されるが、コンソール3800の他の実現例は、示されるものよりも多い、少ない、またはそれとは異なる構成要素を含み得る。
プロセッサ3802は、命令を実行し、データを操作して、コンソール3800の操作、例えば計算操作および論理操作を行うものであり、例えば、中央処理ユニット(CPU)、ブレード、特定用途向け集積回路(ASIC)またはフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)であり得る。図20は、コンソール3800の中に単一のプロセッサ3802を示すが、特定の必要性に従って複数のプロセッサ3802が使用され得、プロセッサ3802への言及は、適用可能な場合、複数のプロセッサ3802を含む。例えば、プロセッサ3802は、コンソール3800の種々の構成要素および/またはそれに連結されるデバイスからデータを受け取り、受け取ったデータを処理し、それに応じて、コンソール3800の構成要素および/またはそれに連結されるデバイスの1つ以上にデータを伝送するように適合され得る。図示される実施形態において、プロセッサ3802は、硝子体切除プローブアプリケーション3806を実行する。
さらに、プロセッサ3802は、それに連結される1つ以上の構成要素に制御信号を伝送し得、またはそこから信号を受け取り得る。例えば、プロセッサ3802は、受け取ったデータに応じて制御信号を伝送し得る。いくつかの実現例において、例えば、プロセッサ3802は、アプリケーション3806を実行し得、それに応じて、操作部分3814に制御信号を伝送し得る。
ディスプレイ3810は、情報を開業医等のユーザに表示する。いくつかの事例において、ディスプレイ3810は、情報を視覚的に表示するためのモニタであり得る。いくつかの事例において、ディスプレイ3810は、ディスプレイおよび入力デバイスの双方として動作し得る。例えば、ディスプレイ3810は、ユーザによるタッチまたはディスプレイとの他の接触がコンソール3800への入力を生成する、タッチセンサ式のディスプレイであり得る。ディスプレイ3810は、GUI3812を介して、ユーザに情報を提示し得る。
GUI3812は、ユーザが、アプリケーションまたは他のシステム情報を閲覧する等の任意の好適な目的で、コンソール3800とのインターフェースをとることを可能にするように動作可能なグラフィカルユーザインターフェースを含み得る。例えば、GUI3812は、硝子体網膜の外科的手技に関連する詳細情報および/または硝子体切除プローブ3816の動作態様を含む、医学的手技と関連付けられる情報を提供することができる。
全般的に、GUI3812は、コンソール3800によって受け取られる、提供される、またはその中で通信される情報の、効果的かつユーザフレンドリな提示をユーザに提供し得る。GUI3812は、ユーザによって操作される対話型フィールド、プルダウンリスト、およびボタンを有する、複数のカスタマイズ可能なフレームまたはビューを含み得る。GUI3812はまた、複数のポータルまたはダッシュボードを提示し得る。例えば、GUI3812は、ユーザが、硝子体切除プローブ3816と関連付けられるパラメータを入力し、定義することを可能にする、インターフェースを表示し得る。グラフィカルユーザインターフェースという用語は、1つ以上のグラフィカルユーザインターフェース、および特定のグラフィカルユーザインターフェースの表示のそれぞれを説明するために、単数形または複数形で使用され得ることを理解されたい。実際に、GUI3812への言及は、本開示の範囲を逸脱することなく、アプリケーション3806のフロントエンドまたは構成要素への言及を示し得る。したがって、GUI3812は、任意のグラフィカルユーザインターフェースを企図する。例えば、いくつかの事例において、GUI3812は、データを入力し、結果を効果的にユーザに提示するための、汎用ウェブブラウザを含み得る。他の事例において、GUI3812は、アプリケーション3806または他のシステムサービスの種々の特徴を表示するための、および/またはそれらと相互作用するためのカスタマイズした、またはカスタマイズ可能なインターフェースを含み得る。
いくつかの実現例において、コンソール3800は、ネットワーク3824を通じて、コンピュータ3822等の1つ以上のローカルまたはリモートコンピュータと通信し得る。ネットワーク3824は、コンソール3800と、コンピュータ3822等の任意の他のローカルまたはリモートコンピュータとの間の無線または有線通信を促進する。例えば、開業医は、アプリケーション3806と関連付けられるサービスを含む、コンソール3800の動作と関連付けられる構成、設定、および/または他の態様と相互作用するために、コンピュータ3822を使用し得る。ネットワーク3824は、企業のまたはセキュアなネットワークの全部または一部分であり得る。別の実施例において、ネットワーク3824は、有線または無線リンク全体にわたって、単にコンソール3800とコンピュータ3822との間のVPNであり得る。そのような例示的な無線リンクは、802.11a、802.11b、802.11g、802.20、WiMax、ZigBee、超広帯域、および数多くの他のものを介したものであり得る。単一のまたは連続するネットワークとして示されるが、ネットワーク3824は、ネットワーク3824の少なくとも一部分がコンソール3800、コンピュータ3822、および/または他のデバイスの間の通信を促進し得るのであれば、本開示に範囲を逸脱することなく、種々のサブネットワークまたは仮想ネットワークに論理的に分割され得る。
例えば、コンソール3800は、一方のサブネットワークを通してリポジトリ3826に通信可能に連結され得る一方で、もう一方のサブネットワークを通してコンピュータ3822に通信可能連結され得る。換言すれば、ネットワーク3824は、種々のコンピューティング構成要素間の通信を促進するように動作可能な、任意の内部もしくは外部の1つもしくは複数のネットワーク、サブネットワーク、またはそれらの組み合わせを包含する。ネットワーク3824は、例えばインターネットプロトコル(IP)パケット、フレームリレーフレーム、非同期転送モード(ATM)セル、音声、映像、データ、および他の好適な情報(集合的に、または同じ意味で「情報」と称される)を、ネットワークアドレス間で通信し得る。ネットワーク3824としては、1つ以上の、ローカルエリアネットワーク(LAN)、無線アクセスネットワーク(RAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、インターネットとして知られるグローバルコンピュータネットワークの全てもしくは一部分、および/または1つ以上の場所での任意の他の1つもしくは複数の通信システムが挙げられ得る。ある実施形態において、ネットワーク3824は、あるローカルまたはリモートコンピュータ3822を介して、ユーザがアクセス可能なセキュアネットワークであり得る。
コンピュータ3822は、任意の通信リンクを使用して、コンソール3800またはネットワーク3824と接続または通信するように動作可能な任意のコンピューティングデバイスであり得る。いくつかの事例において、コンピュータ3822は、コンソール3800と関連付けられる任意の適切なデータ等のデータを受け取り、伝送し、処理し、および記憶するように動作可能な電子コンピューティングデバイスを含み得る。コンピュータ3822はまた、GUI3828を含み得るか、または実行し得る。GUI3828は、GUI3812に類似し得る。コンソール3800に通信可能に連結される任意の数のコンピュータ3822があり得ることが理解されるであろう。さらに、図を簡単にするために、コンピュータ3822は、1人のユーザによって使用される観点で説明される。しかし、本開示は、多くのユーザが1つのコンピュータを使用し得ること、または1人のユーザが複数のコンピュータを使用し得ることを企図する。
本開示で使用されるように、コンピュータ3822は、パーソナルコンピュータ、タッチ画面端末、ワークステーション、ネットワークコンピュータ、キオスク、無線データポート、スマートフォン、携帯情報端末(PDA)、これらのもしくは他のデバイス内の1つ以上のプロセッサ、または任意の他の好適な処理デバイスを包含することを意図する。例えば、コンピュータ3822は、外部またはセキュアでないネットワークと無線で接続するように動作可能なPDAであり得る。別の実施例において、コンピュータ3822は、キーパッド、タッチ画面、マウス、または情報を受け付けることができる他のデバイス等の入力デバイス、およびデジタルデータ、視覚情報、またはGUI3828等のユーザインターフェースを含む、コンソール3800またはコンピュータ3822の動作と関連付けられる情報を伝える出力デバイスを含む、ラップトップコンピュータであり得る。入力デバイスおよび出力デバイスはどちらも、例えばディスプレイを通してコンピュータ3822のユーザからの入力の受け取りおよびユーザへの出力の提供の双方を行うために、磁気コンピュータディスク、CD−ROM、または他の好適な媒体等の、固定または取り外し可能な記憶媒体を含み得る。
上で説明されるように、アプリケーション3806は、硝子体切除プローブ3816の態様を制御するための命令を含み得る。例示的な態様としては、カッターの速度、カッターのポートサイズ、カッターのデューティサイクル、ならびに他のものが挙げられ得る。したがって、コンソール3800は、例示的な硝子体切除プローブ3816のポートサイズを制御するように動作可能であり得る。硝子体切除ポートサイズを制御することにおいて、ユーザは、入力デバイスを介した入力で、所望のポート開口サイズを示し得る。例えば、カッターのポートサイズは、入力デバイス3808を介して調整され得る。
硝子体切除プローブ3816が、上で説明される圧電モータ926または1126に類似する圧電モータ等の圧電モータを含む事例において、ユーザは、入力デバイス3808を介して、カッターポートサイズを調整し得る。それに応じて、コンソールは、所望のポートサイズを達成するために、圧電モータに信号を出力し得る。例えば、ポートサイズの増加が指示された場合、コンソール3800は、AC電流を出力して、その親ねじの位置を変更させて、ポートサイズを増加させ得る。ポートサイズの減少が指示された場合、コンソール3800は、AC電流を出力して、親ねじの位置を変更させて、ポートサイズを減少させ得る。
硝子体切除プローブ3816が、ストロークリミッタ1460、1626、2226、2626、3326、または3926等の、空気圧によって調整可能なストロークリミッタを含む他の事例において、入力デバイス3808等を介した、ポートサイズを調整するためのユーザによる入力は、コンソール3800に、プローブ3816に印加される空気圧を変更させる。例えば、いくつかの事例において、ユーザによってポートサイズの減少が指示された場合、コンソール3800は、プローブ3816に供給される空気圧を増加させ得る。代替として、ポートサイズの増加が指示された場合、コンソール3800は、プローブ3816に供給される空気圧を減少させることによって応じ得る。他の事例において、圧力の増加は、ポートサイズの増加を生じさせ得る一方で、圧力の減少は、ポートサイズの減少を生じさせ得る。変更された空気圧は、ストロークリミッタの位置および、その結果、ポートサイズを調整するように動作可能である。
さらに他の事例において、硝子体切除プローブ3816は、上で説明されるパンケーキモータ3526またはモータ3714等の電気デバイスによって変更される、ストロークリミッタを含み得る。コンソール3800は、電気デバイスに印加される電圧または電流を変更することによって、ユーザ入力に応じて、硝子体切除プローブ3816のポートサイズを変更し得る。
実施例が上で提供されるが、それらは、単に実施例として提供され、本開示の範囲を制限することを意図しない。
いくつかの実現例において、入力デバイス3808は、有線または無線接続等を介して、コンソール3800に連結される、フットスイッチであり得る。外科医は、フットスイッチ上の制御部を操作することによってポートサイズを調整し得る。例えば、フットスイッチは、ある範囲内で旋回可能なペダルを含み得、外科医は、その範囲内でペダルを動かすことによってポートサイズを調整し得る。例えば、フットスイッチはまた、切断速度(例えば、内側切断部材130が往復運動される速度)、吸引速度(例えば、硝子体切除プローブを通して印加される吸引量)、およびデューティサイクルを調整するために、1つ以上のボタン等の他の制御部を含み得る。硝子体切除プローブのこれらの態様のいずれかは、他の態様とは独立に変更され得る。
本明細書では数多くの態様を説明してきたが、いくつかの実現例は、特徴の全てを含み得る一方で、他の実現例は、他の特徴を省略しながらいくつかの特徴を含み得ることを理解されたい。すなわち、種々の実現例は、本明細書で説明される特徴の1つ、いくつか、または全てを含み得る。
本明細書で説明される例示的なプローブの1つ以上は、空気圧という状況で説明されるが、本開示は、そのように限定されない。むしろ、本明細書で説明されるプローブの1つ以上は、例えば液圧的または電気的に動作され得、本開示の範囲は、プローブを動作させるこれらのならびに他の様式を包含することを意図する。
いくつかの実現例を説明してきた。それでも、本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく、種々の変更が行われ得ることが理解されるであろう。したがって、他の実現例は、以下の特許請求の範囲の範囲内である。

Claims (36)

  1. 硝子体切除プローブであって、
    筐体と、
    前記筐体の第1の端部から長手方向に延在する、カッターであって、
    前記筐体に連結される、外側切断部材と、
    前記外側切断部材内で摺動可能であり、後退位置と伸長位置との間で摺動可能である、内側切断部材と、
    調整可能なポートであって、前記調整可能なポートのサイズは、前記内側切断部材が完全後退位置にあるときに、前記外側切断部材の中に形成される開口の縁部および前記内側切断部材の端面によって画定される、調整可能なポートと、を備える、カッターと、
    前記内側切断部材を往復運動させるように動作可能な振動子と、
    前記調整可能なポートのサイズを制限するように動作可能なストロークリミッタと、
    前記ストロークリミッタの一部分と前記筐体の一部分との間に配置される付勢部材と、を備える、硝子体切除プローブ。
  2. 前記筐体の中に形成されるチャンバをさらに備え、前記ストロークリミッタは、前記チャンバ内に配置される、請求項1に記載の硝子体切除プローブ。
  3. 前記ストロークリミッタは、流体圧に応じて、前記硝子体切除プローブの長手方向軸に沿って変位可能である、請求項1に記載の硝子体切除プローブ。
  4. 前記付勢部材は、ばねである、請求項1に記載の硝子体切除プローブ。
  5. 前記ばねは、コイルばねである、請求項4に記載の硝子体切除プローブ。
  6. 前記内側切断部材は、前記コイルばねによって画定される長手方向通路を通って延在する、請求項5に記載の硝子体切除プローブ。
  7. 前記ストロークリミッタは、前記筐体に対して移動可能であり、かつ前記内側切断部材の完全後退位置を画定する選択された位置で、前記内側切断部材に接触するように動作可能である、請求項1に記載の硝子体切除プローブ。
  8. 内部アセンブリをさらに備え、前記内部アセンブリは、
    前記内側切断部材と、
    管状部材と、
    前記内側切断部材および前記管状部材を接続する、中空連結部と、を備え、
    前記中空連結部の一部分は、前記選択された位置で前記ストロークリミッタに接触するように動作可能である、請求項7に記載の硝子体切除プローブ。
  9. 前記内側切断部材によって形成される中央通路と、前記管状部材と、前記中空連結部と、をさらに備え、前記中央通路は、前記硝子体切除プローブの動作中に、吸引された材料の通過を可能にするように適合される、請求項8に記載の硝子体切除プローブ。
  10. 前記チャンバ内に配置され、該チャンバを第1のチャンバ部分および第2のチャンバ部分に二分する隔膜と、前記筐体に連結される前記隔膜の外周と、前記移動可能な要素に連結される前記隔膜の内周と、をさらに備え、
    前記ストロークリミッタは、前記隔膜とともに、画定された位置まで長手方向に移動可能であり、前記隔膜は、前記第2のチャンバ部分の中の空気圧に応じで移動可能であり、前記空気圧は、前記移動可能な要素を前記画定された位置まで移動させるために、選択された圧力に変更可能であり、
    前記内側切断部材の前記完全後退位置は、前記内側切断部材の一部分が前記画定された位置で前記ストロークリミッタに接触したときの、前記内側切断部材の位置の場所である、請求項2に記載の硝子体切除プローブ。
  11. 流体圧に応じて移動可能な隔膜をさらに備え、前記ストロークリミッタは、前記隔膜に連結される、請求項2に記載の硝子体切除プローブ。
  12. 前記隔膜は、前記チャンバを第1のチャンバ部分および第2のチャンバ部分に二分し、
    前記隔膜は、前記ストロークリミッタを変位させるために、前記第2のチャンバ部分の中へ導入される流体圧に応じて前記チャンバ内で移動可能であり、
    前記付勢部材は、前記ストロークリミッタの変位とは反対の方向に付勢力を印加するように動作可能である、請求項11に記載の硝子体切除プローブ。
  13. 前記流体圧は、空気圧である、請求項11に記載の硝子体切除プローブ。
  14. 前記隔膜は、その外周に沿って、およびその内周に沿って、前記筐体に連結される、請求項11に記載の硝子体切除プローブ。
  15. 前記ストロークリミッタは、前記内周と前記外周との間の場所で前記隔膜に連結される、請求項14に記載の硝子体切除プローブ。
  16. 前記ストロークリミッタは、内部通路を画定する中空円筒部分を備え、
    前記内側切断部材は、前記内部通路を通って延在する、請求項1に記載の硝子体切除プローブ。
  17. 前記筐体の中に形成されるチャンバをさらに備え、前記振動子は、前記チャンバの中に配置される隔膜と、前記筐体に連結される前記隔膜の外周と、前記内側切断部材に連結される前記隔膜の内周と、をさらに備える、請求項1に記載の硝子体切除プローブ。
  18. 前記隔膜は、前記チャンバを第1のチャンバ部分および第2のチャンバ部分に二分し、
    前記隔膜は、流体圧が前記第1のチャンバ部分および前記第2のチャンバ部分に交互に印加されることに応じて振動可能である、請求項17に記載の硝子体切除プローブ。
  19. 硝子体切除プローブであって、
    筐体と、
    前記筐体の第1の端部から延在するカッターであって、
    前記筐体に連結され、開端部および閉端部を備える、中空外側切断部材と、
    前記外側切断部材内で摺動可能であり、対向開端部、およびその第1の端部に第1の切断面を備える、中空内側切断部材と、
    前記外側切断部材の端部に近接して前記外側切断部材の中に形成される、開口であって、前記開口に進入する材料を切開するために、前記第1の切断部材と協働的な第2の切断面を有し、前記開口および前記第1の切断面がポートを画定し、前記ポートのサイズは、前記内側切断部材が完全後退位置であるときに、前記開口に対する前記第1の切断面の場所によって画定される、開口と、を備える、カッターと、
    前記筐体の中に形成される、第1の空気チャンバと、
    前記内側切断部材に連結され、前記第1の空気チャンバを第1のチャンバ部分および第2のチャンバ部分に二分する、第1の隔膜であって、前記第1のチャンバ部分は、第1の通路と流体連通し、前記第2のチャンバ部分は、第2の通路と流体連通し、前記第1の通路および前記第2の通路は、前記完全後退位置と前記完全伸長位置との間で前記第1の隔膜および前記内側切断部材を振動させるために、前記第1のチャンバ部分および前記第2のチャンバ部分に、それぞれ、交互に第1の空気圧を伝達するように適合される、第1の隔膜と、
    前記筐体の中に形成される、第2の空気チャンバと、
    前記第2の空気チャンバを第3のチャンバ部分および第4のチャンバ部分に二分する、第2の隔膜と、
    前記第2の隔膜に連結され、それとともに移動可能である、ストロークリミッタと、
    前記第3のチャンバ部分の中に配置される、付勢要素と、
    前記第4のチャンバ部分と連通し、第2の空気圧に比例する量だけ前記第2の隔膜を変位させるために、前記第2の空気圧を前記第4のチャンバ部分に伝達するように適合される、第3の通路と、を備える、硝子体切除プローブ。
  20. 前記ストロークリミッタは、前記第2の空気圧の変動によって、選択された場所に移動可能である、請求項19に記載の硝子体切除プローブ。
  21. 内部アセンブリをさらに備え、前記内部アセンブリは、
    内側切断部材と、
    管状部材と、
    前記内側切断部材と前記管状部材との間に配置され、それらを接合する、中空連結部と、を備え、前記内部アセンブリは、前記第1の隔膜の中に形成される孔、および前記第2の隔膜の中に形成される孔を通って延在し、前記内部アセンブリは、前記硝子体切除プローブの動作中に吸引した物質が通過するように適合される、連続的な中央通路を画定する、請求項19に記載の硝子体切除プローブ。
  22. 前記ストロークリミッタは、第1の接触面を備え、前記中空連結部は、第2の接触面を備え、前記第1の接触面と前記第2の接触面との接触は、前記内側切断部材の前記完全後退位置を画定する、請求項19に記載の硝子体切除プローブ。
  23. 前記第2の空気圧の変更は、前記ストロークリミッタの位置を変更して、前記内側切断部材の前記完全後退位置を変更することによって前記ポートの前記サイズを変化させる、請求項19に記載の硝子体切除プローブ。
  24. 前記付勢部材は、ばねである、請求項19に記載の硝子体切除プローブ。
  25. 前記ばねは、コイルばねである、請求項24に記載の硝子体切除プローブ。
  26. 前記内側切断部材は、前記コイルばねによって画定される長手方向通路を通って延在する、請求項25に記載の硝子体切除プローブ。
  27. 前記第2の隔膜の外周および内周は、前記筐体に連結される、請求項19に記載の硝子体切除プローブ。
  28. 前記ストロークリミッタは、前記内周と前記外周との間の場所で前記第2の隔膜に連結される、請求項27に記載の硝子体切除プローブ。
  29. 前記付勢部材は、前記筐体と前記ストロークリミッタとの間で、前記第3のチャンバ部分の中に配置され、前記付勢部材は、前記第2の空気圧に逆らう付勢力を前記ストロークリミッタに印加するように適合される、請求項19に記載の硝子体切除プローブ。
  30. 硝子体切除プローブのカッターポートサイズを制限する方法であって、
    完全伸長位置と完全後退位置との間で外側切断部材に対して内側切断部材を振動させるステップと、
    前記内側切断部材に対するストロークリミッタの位置を変更するステップと、
    前記内側切断部材の前記完全後退位置を画定するために、前記内側切断部材の一部分を前記ストロークリミッタの一部分と接触させるステップであって、前記外側切断部材に対する前記完全後退位置での前記内側切断部材の位置は、前記カッターポートサイズを画定する、ステップと、を含む、方法。
  31. 完全伸長位置と完全後退位置との間で、外側切断部材に対するストロークリミッタの位置を変更することは、流体圧を、前記ストロークリミッタに連結される隔膜の表面に印加することを含む、請求項30に記載の方法。
  32. 流体圧を、前記ストロークリミッタに連結される隔膜の表面に印加することは、前記ストロークリミッタを前記内側切断部材の一部分に向かって変位させることを含む、請求項31に記載の方法。
  33. 前記内側切断部材に対する前記ストロークリミッタの位置を変更することは、前記ストロークリミッタを前記内側切断部材の一部分に向かって変位させるために、第1の力を前記ストロークリミッタに印加することを含む、請求項31に記載の方法。
  34. 前記ストロークリミッタを前記内側切断部材の一部分に向かって変位させるために、第1の力を前記ストロークリミッタに印加することは、流体圧を、前記ストロークリミッタに連結される隔膜の表面に印加することを含む、請求項31に記載の方法。
  35. 前記第1の力とは反対の第2の力を前記ストロークリミッタに印加することをさらに含む、請求項33に記載の方法。
  36. 前記第1の力とは反対の第2の力を前記ストロークリミッタに印加することは、ばね反力を前記ストロークリミッタに印加することを含む、請求項35に記載の方法。
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