JP2015507460A - 歯を備える可動要素のパッシブインデックス処理 - Google Patents

歯を備える可動要素のパッシブインデックス処理 Download PDF

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Abstract

【課題】カウンタのロックを確実に行う。【解決手段】駆動フェーズの際、駆動要素(2)は可動要素(1)の一つの歯(11、11i、11i+1、11i+2、11i+3、11i+4)と係合し、復帰フェーズの際、駆動要素(2)は可動要素(1)に対してずれるように構成されている。第一のインデックス要素(4)は、可動要素(1)の二つの歯(11、11i、11i+1、11i+2、11i+3、11i+4)によって位置決めされることを目的とした第一のインデックスフィンガ(41)を含む。第一のインデックス要素(4)はアクチュエータ要素(3)に接続されており、その結果、アクチュエータ要素(3)は駆動要素(2)および第一のインデックスフィンガ(41)を同時に移動させることで、可動要素(1)のパッシブロックを実現する。【選択図】図1

Description

本発明は、電子機械式マイクロシステム(MEMS)の分野、および特に、時計用途および科学機器専用のマイクロ歯(可動要素)付きロータを備えるMEMSマイクロモータのロックならびに歯(可動要素)付きロータ(カウンタ)の噛み合わせを使用した構造変形の検出およびパッシブな機械的記憶化専用のMEMSマイクロセンサのロックに関するものである。
MEMSマイクロテクノロジによって従来の製造技術と比較すると極めて小さいサイズの機械的モチーフを構造化することが可能である。それによって、特に高角度分解能を有するステッピングMEMSマイクロモータの分野、ならびに構造体の健全度管理専用のMEMSセンサの分野において、各々本来の用途があるマイクロ歯付きロータおよび/またはカウンタを構造化することができる。
高角度(または線形)分解能を有するMEMSマイクロモータは、クォーツ時計ならびに高精度の位置決めを必要とする用途のための科学機器に用途がある。この技術は物質のマイクロ構造化(すなわちマイクロメートル歯)の可能性を利用する。
さらに、これらのマイクロモータは、駆動機関としてLAVETモータを使用する従来技術の装置よりも極めて優れた応力モータを開発するという利点を示す。MEMSマイクロモータの負荷特性によって、スピードの減速によりトルクモータを増幅させる役目の歯車装置を使用する必要がなく、機械的負荷(針...)の直接駆動を確実にすることができる。
スピード減速を行う歯車の放棄は、運動学的連鎖の効率の改善を、そして、続いて、エネルギー自給の改善を誘発する。しかしながら、ロータ(可動要素)に直接達する機械的負荷の直接あるいはほぼ直接の駆動は、時計が衝撃および/または余計な加速をこうむるときロータの不都合なロック解除の危険性を引き起こす。スピード減速装置に組み合わされたLAVETモータの場合、歯車の不可逆性は衝撃または余計な加速の場合の負荷(針...)の安定性を保証しているので、この危険の可能性は存在しない。
構造体の健全度管理専用のパッシブMEMSマイクロセンサは、また、マイクロ歯付きロータの形態をとる、余計な機械的または熱的事象(衝撃、変形、膨張...)のパッシブカウンタを使用する。作動原理は、機械的または熱的外力をこうむる構造体の表面にパッシブセンサを導入し(エネルギー供給無し)、次に歯列の噛み合いによって、監視下の構造体がこうむる構造的変形を記録することからなる。
したがって、変形に関する予め決められた閾値を超えるとき、監視下の構造体は、マイクロ歯付きカウンタの歯の噛み合いによって機械的に読み取られて記憶された変形を、センサに転送する。構造体がこうむる変形のタイプ(引張、圧縮、屈曲...)にかかわらず、当然、作動原理は有効なままである。
しかし、MEMSマイクロモータの場合と同様に、前記カウンタは、記録すべき変形と、いかなる場合でもカウンタの歯を越えることの原因になるべきではない衝撃または余計な加速とを区別するために、不都合な加速の際に、ロータ(カウンタ)のロックを保証する必要がある。
このような状況の中で、本発明は、ステッピングMEMSマイクロモータのロータのロックおよび/またはマイクロ歯付き歯車の不都合な脱インデックス処理を誘発する余計な運動をこうむることがあるカウンタ(すなわち、センサ)のロックを保証するメカニズムの使用に関する。
本発明は、
‐歯を有し、動かされることを目的とした可動要素と、
‐可動要素を移動の向きへ動かすために、可動要素の歯と係合することを目的とした駆動要素と、
‐少なくとも二つのフェーズ、駆動フェーズおよび復帰フェーズに応じて駆動要素を移動させるために、交互運動を生むのに適したアクチュエータ要素と、
を備える装置を提案するものである。
駆動フェーズの際、可動要素を押すか、または、引っ張るために、駆動要素は可動要素の少なくとも一つの歯と係合する。
駆動無しの復帰フェーズの際、可動要素の少なくとも一つの別の歯と係合するために、駆動要素は可動要素に対してずれる。
装置は、また、第一のインデックス要素を含む。第一のインデックス要素は、可動要素の移動の向きおよび反対向きで、駆動要素によって制御されずに移動することを防止するために、可動要素の二つの歯の間にある空間内に断続的に位置決めさることを目的とした第一のインデックスフィンガを含む。
第一のインデックス要素はアクチュエータ要素に接続されており、その結果、アクチュエータ要素は駆動要素および第一のインデックスフィンガを同時に移動させる。
したがって、可動要素のパッシブロックが実現される。
駆動フェーズの際、第一のインデックスフィンガはアクチュエータ要素によって可動要素の二つの歯の間の空間の外に移動されることがあるが、復帰フェーズの際、第一のインデックスフィンガはアクチュエータ要素によって可動要素の別の二つの歯の間の別の空間内に位置決めされる。
ある特定の一実施態様では、アクチュエータ要素は固定部分および固定部分に対する可動部分を含むことがあり、駆動要素およびインデックス要素は可動部分に接続される。
第一のインデックス要素は、
‐自由端である第一の端部およびアクチュエータ要素に接続された第二の端部を含む第一の梁、および、
‐自由端である第一の端部および装置の固定フレームに接続された端部を含む第二の梁、
を含むことがある。
第一の梁および第二の梁は各々の自由端部によって二つの梁の間が接続され、その結果、アクチュエータ要素によって駆動される第一の梁の移動は第二の梁の屈曲を引き起こし、それにより、第一のインデックスフィンガが可動要素に対して移動する。
したがって、駆動要素が作動するとすぐに、その駆動要素は、モータがこうむる不都合な衝撃の際に、ロータをパッシブにロックする役目のインデックスフィンガの同時引込みを引き起こす。
また別の実施態様では、アクチュエータ要素は縦方向に沿って延びるプレートを含むことがある。プレートは二つの薄板を含み、支持部材に固定された少なくとも二つの可撓性横材によって二つの薄板の間が接続されており、その結果、支持部材の圧縮または引張による変形は、プレートの縦方向に平行な移動方向において、他方の薄板に対する一方の薄板の移動を生む。
薄板各々は近位端部および遠位端部を含むことがあり、その近位端部には支持部材への固定のための固定要素を含む。可撓性横材は、一方の薄板の遠位端部を他方の薄板の近位端部に接続する。
装置は、薄板の一つに固定された作動基部をさらに含むことがあり、可動要素はプレートの他方の薄板に回転自在に固定されている。作動基部は、そのとき、基部、作動要素およびインデックス要素を含む。
作動要素は梁を含むことがあり、梁は薄板の移動方向に平行に延び、その自由端部に駆動歯を配する。そのとき、インデックス要素は第一の梁を含み、第一の梁は薄板の移動方向に平行に延び、その自由端部にインデックスフィンガを配するものであり、そして、インデックス要素は第二の梁を含み、第二の梁は、第一の梁の自由端部からおよび反対向きに、薄板の移動方向に平行に延び、その自由端部に接触面を持つ。そのとき、第二の薄板は、第一のインデックスフィンガを可動要素から離すために、薄板が互いに対して動かされる際、接触面によって接触されることを目的としたストッパを含む。
したがって、この装置によって、構造体がこうむる変形の監視において利用されるMEMSマイクロセンサのカウンタをパッシブにロックすることができる。
その他の特徴、目的および利点は、非限定的な例として示した添付図面を参照して行う下記の説明から明らかになるであろう。
図1は単一のインデックス要素を有する装置のその初期位置での第一の実施態様を概略的に図示している 図2乃至図5は、図1の装置の動作の際の様々な位置において、該装置を概略的に図示している。 図6乃至図10は、単一のインデックス要素を有する装置の第二の実施態様を概略的に図示している。 図11は二つのインデックス要素を有する装置のその初期位置での第三の実施態様を概略的に図示している。 図12乃至図15は、図11の装置の動作の際の様々な位置において、該装置を概略的に図示している。
単一のインデックス要素を有する装置
単一のインデックス要素を有する装置を図1〜10を参照して下記に説明する。
装置は、歯11を有する、動かされることを目的とした可動要素1、および、可動要素1を移動の向きへ動かすために、可動要素1の歯11と係合することを目的とした駆動要素2を含む。
装置は、また、駆動要素2を移動させるために、交互運動を生むのに適したアクチュエータ要素3を含む。
装置は、また、アクチュエータ要素が静止状態のときの可動要素1のあらゆる余計な(すなわち望ましくない)移動を防ぐために、可動要素1の二つの歯11間に含まれる空間内に断続的に位置決めされることを目的としたインデックスフィンガ41を配するインデックス要素4を含む。
インデックス要素4はアクチュエータ要素3に接続され、その結果、アクチュエータ要素3は駆動要素2およびインデックスフィンガ41を同時に移動させる。
交互運動の発生は少なくとも二つのフェーズ、すなわち、駆動フェーズおよび復帰フェーズを含む。
駆動フェーズの際、可動要素1を押すまたは引っ張るために、駆動要素2は可動要素の少なくとも一つの歯11と係合する。
例えば、インデックスフィンガ41はアクチュエータ要素3によって可動要素1の二つの歯11の間の空間の外に移動される。
駆動無しの復帰フェーズの際、可動要素1の少なくとも一つの別の歯11と係合するために、駆動要素2は可動要素1に対してずれる。
例えば、インデックスフィンガ41はアクチュエータ要素3によって可動要素1の別の二つの歯11の間の別の空間内に位置決めされる。
装置は、また、駆動要素2による可動要素1の移動の向きと反対向きへの可動要素1の移動を防ぐために、逆止要素6を含むことがある。
この逆止要素6はブレーキであることがあり、ブレーキは、駆動歯による可動要素1の移動の向きにおける移動が可能であるように調整された摩擦力を及ぼすのに対し、可動要素1の反対向きへの移動は防止される。ブレーキは例えば可動要素を構成するロータの軸上に配置される。
逆止要素はまた逆止フィンガ付き要素であることもある。この場合、逆止要素6は逆止歯61を備える梁63を含むことがある。逆止歯61は二つの歯の間に配され、また二つの歯が可動要素1の移動の向きに移動するとき歯11上をスライドするのに、かつ可動要素1の移動の向きと反対向きに移動するとき歯11をブロックするのに適合している。
逆止要素6のそのような概念は当業者には周知であり、ここでは詳細に説明しない。
櫛形構造体を備える装置
図1を参照して、第一の実施例を以下に記載する。
この装置の例は、仏国特許第2874907号明細書に記載のタイプのアクチュエータ要素を含む。
アクチュエータ要素3は固定部分および可動部分を含む。固定部分および可動部分は櫛形(英語の呼称「comb drive」で公知)構造体を共に形成する。
櫛形構造体は、典型的に、歯がそれらの厚みを上回るただひとつの距離で離れている二つのコームを含む。第一のコームの歯は第二のコームの歯の間に配される。
二つのコームの間に電圧が印加されるとき、静電力が生まれ、コームの歯が他方のコームの歯の間に相互侵入することによってコームの歯を他方のコームの歯に近づけようとし、これによって二つのコームの歯の重なりの増加を引き起こす。コームの一つが固定されているとき、他方のコームが動かされる。
駆動要素2は梁23を含み、その一方の端部は櫛形構造体の可動部分3に接続されており、他方の端部は駆動歯21に接続されている。駆動フェーズの際、駆動歯21は可動要素1の二つの歯11間に配される。櫛形構造体の可動部分3が移動するとき、この構造体はまた可動要素1の移動の方向および向きに沿って駆動歯21を移動させる。そのとき、駆動歯21は、駆動歯21がその間に配置される歯11の一つを介して可動要素1を押すまたは引っ張る。
駆動要素2はアクチュエータ要素3の可動部分に接続されることがある。したがって、可動部分が動かされるとき、駆動要素2もまた動かされる。
インデックス要素4は二つの梁43、45を含むことがある。第一の梁43は自由端である第一の端部および、例えば可動部分によってアクチュエータ要素3に接続された第二の端部を含む。
第二の梁45は自由端である第一の端部および装置の固定フレーム9に接続された第二の端部を含む。
第一および第二の梁43、45はその自由端部によって二つの梁の間が接続される。
したがって、アクチュエータ要素3によって駆動される第一の梁43の移動は第二の梁45の屈曲を引き起こし、それにより、インデックスフィンガ41が可動要素1に対して移動する。
駆動フェーズの開始時、インデックス要素4のインデックスフィンガ41は可動要素1の二つの歯11の間の空間に配されている。駆動フェーズの際、可動要素1が動かされることができるように、インデックス要素4のインデックスフィンガ41はアクチュエータ要素3によって可動要素1の二つの歯11の間の空間の外に移動する。
次に復帰フェーズが続き、その間インデックスフィンガ41はアクチュエータ要素3によって可動要素1の別の二つの歯の間の別の空間に位置決めされる。
一般的に、可動要素1の歯11に111、112、・・・11i、11i+1、11i+2・・・と番号を付し、駆動フェーズの開始時に、インデックスフィンガ41が歯11i+1および11i+2の間の空間に配されると、そのときこのインデックスフィンガはこれらの歯の外に移動して、次に復帰フェーズの際には歯11i+2および11i+3の間の空間に配される。
櫛形構造体を備える単一のインデックス要素を有する装置の動作
櫛形構造を備える単一のインデックス要素を有する装置の動作を下記に図1〜5を参照して説明する。
装置の動作は、ここでは可動要素1として歯車を含む装置で明示される。初期位置は、アクチュエータ要素3の櫛形間に印加される電圧が存在しない位置とされる。可動要素1の移動の向きは、矢印Fによって示される。
図1に明示された初期位置では、アクチュエータ要素3の櫛形間にいかなる電圧も印加されていないので、アクチュエータ要素3の可動部分は静止状態である。
この静止状態では、駆動要素2の駆動歯21は可動要素1の二つの歯11iおよび11i+1の間に配置された空間内に位置決めされる。
インデックス要素4のインデックスフィンガ41は二つの歯11i+1および11i+2の間に配置された空間内に位置決めされる。インデックスフィンガ41は、アクチュエータ要素3が静止状態のとき、例えば、装置が衝撃を受けた際、可動要素1が制御されずに矢印Fの向きおよび反対向きに移動することを防止する。
逆止要素6の逆止歯61は、可動要素1の歯11i+2および11i+3の間に配置された空間に位置決めされる。
駆動フェーズの際、アクチュエータ要素3の可動部分は矢印Fの向きに移動する。駆動要素2はアクチュエータ要素3の可動部分に直接接続されているので、同様に矢印Fの向きに移動し、図2に示すように可動要素1の歯11iと接触する。この期間、インデックス要素4の第二の梁45は湾曲し始め、したがって、インデックスフィンガ41を持ち上げる。
図3では、アクチュエータ要素3の可動部分は矢印Fの向きにさらに移動し、インデックス要素4のインデックスフィンガ41の可動要素1の歯11i+1および11i+2の外への移動を引き起こし、それによって、可動要素1が動かされることができる。実際、アクチュエータ要素3の可動部分がさらに移動するとき、そのアクチュエータ要素はインデックス要素4の第二の梁45に固定して接続されているインデックス要素4の第一の梁43を引っ張り、そのとき、可動要素1の歯11から遠い第二の梁45の湾曲を生じさせる。
また、アクチュエータ要素3の可動部分の移動は、押されることまたは可動要素1の歯11iが駆動要素2の駆動歯21によって引っ張られることにより、可動要素1の駆動も引き起こす。その間に可動要素1の歯11i+3は逆止要素6の逆止歯61の下方をスライドする。
復帰フェーズの際(図4)、アクチュエータ要素3の櫛形の間に印加される電圧はもはや存在しなくなり、アクチュエータ要素3の可動部分はそのスタート位置に戻る。
アクチュエータ要素3の可動部分がそのスタート位置に戻るとき、インデックス要素4のインデックスフィンガ41は可動要素1の歯11i+2および11i+3の間に配置される空間に位置決めされるようになる。同時に、駆動要素2の駆動歯21は歯11i+1の上をスライドし、一方逆止フィンガ61は歯11i+3とストッパによって矢印Fの向きと反対向きへの可動要素1の運動を防止する。
復帰フェーズの終点(図5)で、装置のすべての要素は可動要素1の歯を1増分した初期位置(図1)と同じ位置に戻る。
変形可能な支持部材に固定されたプレートを備える単一のインデックス要素を有する装置
第二の実施例を図6〜10を参照して下記に説明する。
この実施例では、アクチュエータ要素3は変形可能な支持部材8に固定されたプレート32である。プレート32は、変形可能な支持部材8が加えかつこうむる変形と同様に変形する。プレート32は対称中心を有する。プレート32は縦方向に延びた二つの薄板321、322を含み、その薄板はプレート32の対称中心の両側に配列された少なくとも二つの可撓性横材323、324(図6〜10では四つ)によって二つの薄板の間が接続されている。さらに、二つの薄板321、322の各々は、その端部の一つに配列された固定要素3213、3223によって変形可能な支持部材8上に固定されている。
説明の便宜上、固定要素の最も近接した端部(さらに隣接領域)は、以下、近位端部3211、3221と名づける。同様に、固定要素の最も離れた端部(さらに隣接領域)は、以下、遠位端部3212、3222と名づける。
二つの薄板321、322は四つの可撓性横材323、324によって、横材323の対が第一の薄板321の近位端部3211を第二の薄板322の遠位端部3222に接続し、他方の横材324の対が第一の薄板321の遠位端部3212を第二の薄板322の近位端部3221に接続するようにして、二つの薄板の間が接続される。そのとき、プレート32は、支持部材8の圧縮、引張または屈曲による変形に反応する機械的な発振装置を形成する。
プレート32の伸長と同時進行して圧縮または引張による変形が変形可能な支持部材8に加えられるとき、プレート32は同様に圧縮または引張による変形をこうむり、二つの薄板321、322はそれらの縦方向の伸長に平行な移動方向に沿って互いに並進移動される。加えられた変形が圧縮であるとき、二つの薄板321、322は、それらの遠位端部3212、3222が互いに離れるように移動する。逆に、加えられた変形が引張であるとき、二つの薄板321、322は、それらの遠位端部3212、3222が互いに近づくように移動する。
薄板321の他方の薄板322に対する相対的な移動幅は固定要素3213および3223を互いに隔てる距離Dによって決定される。
この応用例では、作動基部7は第一の薄板321に可動式に載置され、可動要素1は第二の薄板322に回転式に載置されている。
作動基部7は、基部71、作動要素2およびインデックス要素4によって構成される。
作動要素2は梁23を含み、梁23は薄板の移動方向に平行に延び、その自由端部に駆動歯21を配する。
インデックス要素4は第一の梁43を含み、第一の梁43は薄板の移動方向に平行に延び、その自由端部にインデックスフィンガ41を配する。第二の梁45は第一の梁43の自由端部からおよび反対向きに、薄板の移動方向に平行に延び、その自由端部に接触面47を持つ。
第二の薄板322は、二つの薄板321、322が互いに対して動かされるとき、接触面47が接触するストッパ3225を含む。装置の静止状態で接触面47およびストッパ3225を隔てる距離は、可動要素1の歯11間の空間、インデックスフィンガ41の幅、および、駆動歯21と可動要素1の駆動すべき歯との間の初期の遊びに対して、可動要素1の二つの歯11を隔てる空間の外でのインデックスフィンガ41の移動が、駆動歯21が可動要素1を完全に一ピッチ移動させる前に実施されるように選択される。
さらに、装置は逆止要素(図示せず)を含むことがある。
この装置は、有利には圧縮、引張および/または屈曲応力をこうむる構造体の監視用に使用される。
例えば、この装置は橋の支柱に固定されることができ、そのとき、支柱は支持部材8を形成する。可動要素1の歯11のピッチは、振幅が与えられた支柱(したがって橋)がこうむる圧縮変形の監視を可能にするように選択される。例えば、可動要素1の歯11のピッチが10μmのとき、検出可能な最小の変形は10μmの振幅である。橋に負荷が加わるとき(車両の通行)、支柱は圧縮変形をこうむる。この負荷が、支柱を少なくとも10μm圧縮変形するように大きいとき、そのとき、可動要素1を10μmのピッチで移動するために、アクチュエータ要素3が作動要素2を介して可動要素1に影響を及ぼす。
別の例では、この装置は引張の作用を受けるケーブルクレーンに固定されることができ、ケーブルが支持部材8を形成する。可動要素1の歯11のピッチは、振幅が与えられたケーブルがこうむる引張変形の監視を可能にするように選択される。例えば、可動要素1の歯11のピッチが30μmのとき、検出可能な最小の変形は30μmの振幅である。ケーブルクレーンの端に負荷がかけられるとき、ケーブルは引張変形をこうむる。この負荷が、ケーブルを少なくとも30μm引張変形するように大きいとき、そのとき、可動要素1を30μmのピッチで移動するために、アクチュエータ要素3が作動要素2を介して可動要素1に影響を及ぼす。
変形可能な支持部材に固定されたプレートを備える単一のインデックス要素を有する装置の動作
変形可能な支持部材に固定されたプレートを備える単一のインデックス要素を有する装置の動作を下記に図6〜10を参照して説明する。
第一の応用例では、装置は支持部材8の引張変形を監視するようにセットアップされる(図8、9および10を参照)。
装置の動作は、ここでは可動要素1として歯車を含む装置で明示される。初期位置は、変形可能な支持部材に生じる変形が存在しない位置とされる。可動要素1の移動の向きは、矢印Fによって示される。
初期位置では、変形可能な支持部材にいかなる変形も生じていないので、アクチュエータ要素3の可撓性横材323、324は静止状態である。
この静止状態では、駆動要素2の駆動歯21は可動要素1の二つの歯11iおよび11i+1の間に配置される空間に位置決めされる。
インデックス要素4のインデックスフィンガ41は二つの歯11i+1および11i+2の間に配置される空間に位置決めされる。インデックスフィンガ41は、例えば装置が衝撃を受けた際、可動要素1が制御されずに矢印Fの向きおよび反対向きに移動することを防止する。
逆止要素の逆止歯(図面に示さず)は、可動要素1の二つの歯の間に配置される別の空間に位置決めされる。
駆動フェーズの際、引張力が変形可能な支持部材8に加えられる。引張力の方向は薄板の移動方向に沿っている。二つの薄板321、322は、それらの遠位端部3212、3222が互いに接近するように互いに対して移動する。
この相対的な運動の結果は、矢印Fの向きへの基部71の移動である。駆動要素2は基部71に直接接続されているので、同様に矢印Fの向きに移動し、可動要素1の歯11iと接触するに至る。次に、駆動要素2の移動は、押されることまたは可動要素1の歯11iが駆動要素2の駆動歯21によって引っ張られることにより、可動要素1の駆動を次に引き起こす。基部71および可動要素1の移動幅は支持部材8の変形と、二つの固定要素3213、3223を隔てる距離Dとの両方によって変化する。
この期間、インデックス要素4の接触面47はストッパ3225の方向に、そこに接触するまで移動する。そのとき、ストッパ3225は接触面47、すなわち、インデックス要素4の第二の梁45の自由端部の移動を制限する。そのとき、インデックス要素4の第一および第二の梁43、45は湾曲しながら変形し、したがって、インデックスフィンガ41を可動要素1の歯11i+1および11i+2の間の空間の外へ持ち上げる。
同時に、逆止要素が逆止歯を含むとき、可動要素1の歯は逆止要素の逆止歯の下方をスライドする。復帰フェーズの際、変形可能な支持部材8への引張力は取り除かれる。そのとき、二つの薄板321、322は互いに対して移動し、静止位置に戻るように、それらの遠位端部3212、3222が互いに離れる。
この相対的な運動の結果は、矢印Fの向きとは反対向きにおける基部71の移動である。駆動要素2は基部71に直接接続されているので、同様に矢印Fの向きと反対向きに移動し、可動要素1の歯11i+1と接触するに至り、歯11i+1および11i+2の間に位置決めされるために、歯11i+1の上をスライドする。
この期間、インデックス要素4の第一および第二の梁43、45は、それらの湾曲を減じながら静止位置に戻り、それによって、インデックスフィンガ41を低下させ、可動要素1の新たな二つの歯の間に挿入させる。それらの直線状の形状への復帰は、接触面47がストッパ3225と接触しなくなることと同時に起こる。インデックス要素4の梁43、45がそれらの静止位置に戻るとき、インデックスフィンガ41は可動要素1の二つの新たな歯の間に配列される。インデックス要素4は、その復帰フェーズの終点で装置の静止状態に到達するまで、薄板の移動方向に平行にその行程を続行する。
逆止要素は、可動要素1の歯と共にストッパによって矢印Fの向きと反対向きへの可動要素1の運動を防止する。復帰フェーズの終点で、装置のすべての要素は可動要素1の歯を1増分した初期位置と同じ位置に戻る。
支持部材8の圧縮変形を監視するための第二の応用例が可能である(図6および7を参照)。そのとき、当業者は上記の記載、特に可動要素1を駆動するための様々な要素とそれらの形状、特に作動歯の形状を適合することができる。
本発明は、その上、上記の記載のこれらの二つの応用例に限定されるものではない。実際、当業者は、その記載を適合して、支持部材8の屈曲変形が可動要素1の移動を生むようにして、支持部材8の屈曲変形を監視することができるであろう。
二つのインデックス要素を備える装置
二つのインデックス要素を備える装置は、上記の櫛形構造を有する単一のインデックス要素を有する装置と同じである。追加した要素は、図11を参照して説明する。
二つのインデックス要素を備えるこの装置は第二のインデックス要素5をさらに含み、移動のフェーズの際、その移動の向きにおいて、駆動要素2による可動要素1の制御されない運動を防ぐために、第二のインデックス要素5は可動要素の二つの歯11の間に断続的に位置決めされることを目的とした第二のインデックスフィンガ51を有する。第二のインデックス要素5の第二のインデックスフィンガ51は、第一のインデックス要素4の第一のインデックスフィンガ41に対して逆のフェーズで移動される。
駆動フェーズの開始時、第二のインデックスフィンガ51は可動要素1の歯11の外に配される。駆動フェーズの間、第二のインデックスフィンガ51は可動要素1の二つの歯11の間の空間内、例えば、復帰フェーズの際に第一のインデックスフィンガ41が位置決めされることになる可動要素1の別の二つの歯11の間の空間内に位置決めされるように移動される。
復帰フェーズの際、第二のインデックスフィンガ51は可動要素1の二つの歯11の間の空間の外に移動して、好ましくは、第二のインデックスフィンガ51は第一のインデックスフィンガ41にその場所を譲る。
第二のインデックス要素5はアクチュエータ要素3と接続されることがあり、その結果、アクチュエータ要素3は駆動要素2および第二のインデックスフィンガ51を同時に移動させる。
第二のインデックス要素5は例えばアクチュエータ要素3の可動部分と接続されることがある。したがって、可動部分が動かされているとき、駆動要素2、第一のインデックス要素4および第二のインデックス要素5は同時に動かされる。
第二のインデックス要素5は、二つの梁53、55を含むことがある。第一の梁53は自由端である第一の端部および、例えば可動部分によってアクチュエータ要素3に接続された第二の端部を含む。
第二の梁55は自由端である第一の端部および装置の固定フレーム9に接続された第二の端部を含む。
第一および第二の梁53、55はそれらの自由端部によって二つの梁の間が接続される。
したがって、アクチュエータ要素3によって駆動される第一の梁53の移動は第二の梁55の屈曲を引き起こし、それにより、第二のインデックスフィンガ51が可動要素1に対して移動する。
二つのインデックス要素を有する装置の動作
二つのインデックス要素を有する装置の動作を下記に図11〜15を参照して説明する。
装置の動作は、ここでは可動要素1として歯車およびアクチュエータ要素3として櫛形構造を含む装置で明示される。初期位置は、アクチュエータ要素3の櫛形間に印加される電圧が存在しない位置とされる。可動要素1の移動の向きは矢印Fによって示され、反対向きにおいてアクチュエータ要素3は静止状態である。
図11に明示された初期位置では、アクチュエータ要素3の櫛形の間にいかなる電圧も印加されていないので、アクチュエータ要素3の可動部分は静止状態である。
この静止状態では、駆動要素2の駆動歯21は可動要素1の二つの歯11iおよび11i+1の間に配置される空間に位置決めされる。
第一のインデックス要素4の第一のインデックスフィンガ41は二つの歯11i+1および11i+2の間に配置される空間に位置決めされる。第一のインデックスフィンガ41は、可動要素1が制御されずに矢印Fの向きに移動することを防止する。
第二のインデックス要素5の第二のインデックスフィンガ51は可動要素1の歯11の外に位置決めされる。
逆止要素6の逆止歯61は、可動要素1の歯11i+3および11i+4の間に配置される空間に位置決めされる。
駆動フェーズのとき、アクチュエータ要素3の可動部分は矢印Fの向きに移動する。駆動要素2はアクチュエータ要素3の可動部分に直接接続されているので、同様に矢印Fの向きに移動し、図12に示すように可動要素1の歯11iと接触するに至る。この期間、第一のインデックス要素4の第二の梁45は湾曲し始め、したがって、第一のインデックスフィンガ41を持ち上げる。
図13では、アクチュエータ要素3の可動部分は矢印Fの向きにさらに移動し、第一のインデックス要素4の第一のインデックスフィンガ41の可動要素1の歯11i+1および11i+2の外への移動を引き起こし、それによって、可動要素1が動かされることができる。
この期間、アクチュエータ要素3の可動部分の矢印Fの向きへの移動は、第二のインデックスフィンガ51を歯11i+2および11i+3の間に配するために、第二のインデックス要素5の第二のインデックスフィンガ51の移動も生じさせる。第二のインデックスフィンガ51によって、矢印Fの向きにひとつの刻みでしか可動要素1の移動を許可しないことによって、可動要素1の回転を制御することができる。可動要素1がさらに移動する傾向があるとき、第二のインデックスフィンガ51は歯11i+3に対してストッパとなるに至る。
第一および第二のインデックスフィンガ41および51の移動は、逆のフェーズで行われる。これは、図11〜15に明示した実施例では、第一のインデックス要素4の第一の梁43を矢印Fの先端と同じ側に配置される縁部上のアクチュエータ要素3の可動部分に直接固定し、第二のインデックス要素5の第一の梁53を矢印Fの先端の反対側に位置決めされる縁部上のアクチュエータ要素3の可動部分に直接固定し、そして、第二の梁45および55を、フレーム9と各々第一の梁43および53に固定接続することによって可能になる。
したがって、アクチュエータ要素3の可動部分が矢印Fの向きに沿って移動するとき、その可動部分はその運動で第一の梁43および53を駆動する。インデックス要素4および5の梁は、そのとき、梁43、45および53、55を接続するレバーアームによって生まれる屈曲モーメントによって、
‐第一のインデックス要素4の梁を可動要素1の歯11から遠くへ、および、
‐第二のインデックス要素5の梁を可動要素1の歯11に向かって、
湾曲する。
また、アクチュエータ要素3の可動部分の移動は、可動要素1の歯11iが駆動要素2の駆動歯21によって押されるまたは引っぱられることにより、可動要素1の駆動も引き起こす。その間に可動要素1の歯11i+4は逆止要素6の逆止歯61の下方をスライドする。
復帰フェーズの際(図14)、アクチュエータ要素3の櫛形の間に印加される電圧はもはや存在しなくなり、アクチュエータ要素3の可動部分はそのスタート位置に戻る。
アクチュエータ要素3の可動部分がそのスタート位置に戻るとき、第一のインデックス要素4の第一のインデックスフィンガ41は可動要素1の歯11i+2および11i+3の間に配置される空間に位置決めされるようになる。同時に、駆動要素2の駆動歯21は歯11i+1の上をスライドし、そして、第二のインデックス要素5の第二のインデックスフィンガ51は可動要素1の歯11から遠くに移動され、一方逆止フィンガ61は歯11i+4を有するストッパによって矢印Fの向きと反対向きへの可動要素1の運動を防止する。
復帰フェーズの終点(図15)で、装置のすべての要素は可動要素1の歯を1増分した初期位置(図11)と同じ位置に戻る。
1 可動要素
2 駆動要素/作動要素
3 アクチュエータ要素
4 インデックス要素
6 逆止要素
8 支持部材
9 フレーム
11、11i、11i+1、11i+2、11i+3、11i+4
21 駆動歯
32 プレート
41、51 インデックスフィンガ
43、45、53、55 梁
61 逆止歯
321、322 薄板
323、324 横材

Claims (12)

  1. ‐歯(11、11i、11i+1、11i+2、11i+3、11i+4)を有し、動かされることを目的とした可動要素(1)と、
    ‐可動要素(1)を移動の向きへ動かすために、可動要素(1)の歯(11、11i、11i+1、11i+2、11i+3、11i+4)と係合することを目的とした駆動要素(2)と、
    ‐少なくとも二つのフェーズ、駆動フェーズおよび復帰フェーズに応じて駆動要素(2)を移動させるために、交互運動を生むのに適したアクチュエータ要素(3)と、
    駆動フェーズの際、可動要素(1)を押すか、または、引っ張るために、駆動要素(2)は可動要素(1)の少なくとも一つの歯(11、11i、11i+1、11i+2、11i+3、11i+4)と係合し、
    駆動のない復帰フェーズの際、可動要素(1)の少なくとも一つの別の歯(11、11i、11i+1、11i+2、11i+3、11i+4)と係合するために、駆動要素(2)は可動要素(1)に対してずれるものであり、
    ‐可動要素(1)の移動の向きまたは反対向きで、駆動要素によって制御されずに移動することを防止するために、可動要素(1)の二つの歯(11、11i、11i+1、11i+2、11i+3、11i+4)の間にある空間内に断続的に位置決めされることを目的とした第一のインデックスフィンガ(41)を含む第一のインデックス要素(4)と、
    を備える装置において、
    第一のインデックス要素(4)はアクチュエータ要素(3)に接続されており、その結果、アクチュエータ要素(3)は駆動要素(2)および第一のインデックスフィンガ(41)を同時に移動させることを特徴とする装置。
  2. 駆動フェーズの際、第一のインデックスフィンガ(41)はアクチュエータ要素(3)によって可動要素(1)の二つの歯(11、11i、11i+1、11i+2、11i+3、11i+4)の間の空間の外に移動され、および、
    復帰フェーズの際、第一のインデックスフィンガ(41)はアクチュエータ要素(3)によって可動要素(1)の別の二つの歯(11、11i、11i+1、11i+2、11i+3、11i+4)の間の別の空間内に位置決めされることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  3. アクチュエータ要素(2)は固定部分および固定部分に対する可動部分を備え、駆動要素(3)およびインデックス要素(4)は可動部分に接続されることを特徴とする、請求項1または2に記載の装置。
  4. 第一のインデックス要素(4)は、
    ‐自由端である第一の端部およびアクチュエータ要素(3)に接続された第二の端部を備える第一の梁(43)、および、
    ‐自由端である第一の端部および装置の固定フレーム(9)に接続された端部を備える第二の梁(45)、
    を備え、
    第一の梁(43)および第二の梁(45)は各々の自由端部によって二つの梁の間が接続され、その結果、アクチュエータ要素(3)によって駆動される第一の梁(43)の移動は第二の梁(45)の屈曲を引き起こし、それにより、第一のインデックスフィンガ(41)が可動要素(1)に対して移動することを特徴とする、請求項3に記載の装置。
  5. さらに可動要素(1)の二つの歯(11、11i、11i+1、11i+2、11i+3、11i+4)の間に断続的に位置決めされることを目的とした第二のインデックスフィンガ(51)を備える第二のインデックス要素(5)を備え、第二のインデックスフィンガ(51)は第一のインデックスフィンガ(41)とは逆のフェーズで移動されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一つに記載の装置。
  6. 駆動フェーズの際、第二のインデックスフィンガ(51)は、可動要素(1)の別の二つの歯(11、11i、11i+1、11i+2、11i+3、11i+4)の間の空間内、復帰フェーズの際に第一のインデックスフィンガ(41)が位置決めされることになることになる空間内に、位置決めされ、
    復帰フェーズの際、第二のインデックスフィンガ(51)は可動要素(1)の二つの歯(11、11i、11i+1、11i+2、11i+3、11i+4)の間の空間の外に移動されることを特徴とする、請求項5に記載の装置。
  7. 第二のインデックス要素(5)はアクチュエータ要素(3)にも接続されており、その結果、アクチュエータ要素(3)は駆動要素(2)および第二のインデックスフィンガ(51)を同時に移動させることを特徴とする、請求項5または6のいずれか一つに記載の装置。
  8. 第二のインデックス要素(5)は、
    ‐自由端である第一の端部およびアクチュエータ要素(3)に接続された第二の端部を備える第一の梁(53)、および、
    ‐自由端である第一の端部および装置の固定フレーム(9)に接続された端部を備える第二の梁(55)、
    を含み、
    第一の梁(53)および第二の梁(55)はそれらの自由端部によって二つの梁の間が接続され、その結果、アクチュエータ要素(3)によって駆動される第一の梁(53)の移動は第二の梁(55)の屈曲を引き起こし、それにより、第二のインデックスフィンガ(51)が可動要素(1)に対して移動することを特徴とする、請求項5〜7のいずれか一つに記載の装置。
  9. アクチュエータ要素(3)は、支持部材(8)に固定される、縦方向に沿って延びるプレート(32)を含み、
    プレート(32)は二つの薄板(321、322)を含み、二つの薄板は支持部材に固定され、少なくとも二つの可撓性横材(323、324)によって二つの薄板の間が接続されており、その結果、支持部材(8)の圧縮または引張による変形は、プレート(32)の縦方向に平行な移動方向において、他方の薄板に対する一方の薄板の移動を生むことを特徴とする、請求項1または2に記載の装置。
  10. 薄板(321、322)の各々は近位端部(3211、3221)および遠位端部(3212、3222)を含み、
    薄板(321、322)の各々はその近位端部(3211、3221)に支持部材(8)への固定のための固定要素(3213、3223)を含み、
    可撓性横材(323、324)は薄板(321、322)の遠位端部(3212、3222)を他方の薄板(322、321)の近位端部(3221、3211)に接続することを特徴とする、請求項9に記載の装置。
  11. さらに薄板(321)の一つに固定された作動基部(7)を含み、可動要素(1)はプレートの他方の薄板(322)に回転自在に固定されているものであり、
    作動基部(7)は、基部(71)、作動要素(2)およびインデックス要素(4)を含むことを特徴とする、請求項9または10に記載の装置。
  12. 作動要素(2)は、薄板の移動方向に平行に延びる、かつその自由端部に駆動歯(21)を配する梁(23)を含み、
    インデックス要素(4)は、薄板の移動方向に平行に延びる、かつその自由端部にインデックスフィンガ(41)を配する第一の梁(43)および第一の梁(43)の自由端部からおよび反対向きに、薄板の移動方向に平行に延びる、かつその自由端部に接触面(47)を持つ第二の梁(45)を含み、
    第二の薄板(322)は、第一のインデックスフィンガ(41)を可動要素(1)から離すために、薄板が互いに対して動かされる際、接触面(47)によって接触されることを目的としたストッパ(3225)を備えることを特徴とする、請求項11に記載の装置。
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