JP2015506371A - (1r,4r)7−オキソ−2−アザビシクロ[2.2.2]オクタ−5−エンおよびその誘導体 - Google Patents

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Abstract

本発明は、好ましくは実質的に鏡像異性体に富む形態の新規の(1R,4R)7−オキソ−2−アザビシクロ[2.2.2]オクタ−5−エンおよびその誘導体、その中間体、およびその合成のプロセスを提供する。【選択図】なし

Description

本発明は(1R,4R)7−オキソ−2−アザビシクロ[2.2.2]オクタ−5−エンならびにその誘導体を提供する。そのような化合物は、イソキヌクリデン部分を含む薬学的に重要な化合物に容易に変換される。一実施形態において、本発明の7−オキソ−2−アザビシクロ[2.2.2]オクタ−5−エン化合物は、実質的に鏡像異性体に富む形態にある。本発明はまた、そのような7−オキソ−2−アザビシクロ[2.2.2]オクタ−5−エン化合物を調製する、ならびにそこで使用される新規の中間体を調製するプロセスを提供する。
多くの医薬品化合物が、天然物の構造を映している。特に、天然物の特定の態様が有益な特性を増強するためにおよび/または不利益な特性を極小化するために修正される。医薬品活性の一部またはすべてを与える天然物の部分は、「薬理作用団」と称される。天然に見られる強力な薬理作用団の例は、構造的に複雑なキラルのイソキヌクリデン部分であり、コア構造:
Figure 2015506371
を有し、ここで、
Figure 2015506371
は、非水素置換基を示す。この構造は、イボガアルカロイドなどの薬理学的に活性な天然物に一般的である。
特に実質的に鏡像異性体として純粋な形態の、イソキヌクリデン部分を含む化合物を合成することは、難しい課題である。これまでに、ボアカンギンなどの天然に存在するその前駆体の1つから、従来通りイボガインなどのイボガアルカロイドが調製されていた。ボアカンギンは植物から得られるが、その供給が限定され、供給品の品質が予測不能である。
薬学的に活性な薬剤として使用されるものなどの構造的に複雑なイソキヌクリデン部分を含む天然にない化合物を合成することもまた難しい。5−HT3配位子としての天然にないイソキヌクリデンについては、IriepaらのBioorg. Med. Chem. Lett. 12, 2002, 189〜192を参照のこと。またカルボキシル置換イソキヌクリデン環またはそのカルボキシル置換の誘導体の様々な複雑な化合物を開示しているGlickらの米国特許第6,211,360号明細書も参照のこと。
本明細書において、1R,4R立体化学を有する新規の7−オキソ−2−アザビシクロ[2.2.2]オクタ−5−エンおよびその誘導体が提供され、これはイソキヌクリデン部分を有する実質的により複雑な化合物に変換することができる。一実施形態において、これらの化合物(ならびにその中間体)は、実質的に鏡像異性体として純粋な形態で提供され、例えば5−HT3配位子(上記Iriepaらを参照のこと)に見られるようなイソキヌクリデン部分を含む、様々な薬理学的に活性な生成物への入口を提供する。
本明細書においてまた、好ましくは実質的に鏡像異性体に富む形態の、7−オキソ−2−アザビシクロ[2.2.2]オクタ−5−エン誘導体、およびその中間体を調製するプロセスが提供される。
R,R7−オキソ−2−アザビシクロ[2.2.2]オクタ−5−エンのN−保護された五員環状ケタールである化合物10
Figure 2015506371
のCDCl中のHNMRスペクトルを説明する。
R,R7−オキソ−2−アザビシクロ[2.2.2]オクタ−5−エンの五員環状ケタールである化合物11
Figure 2015506371
のCDCl中のHNMRスペクトルを説明する。
本発明は、1R,4R7−オキソ−2−アザビシクロ[2.2.2]オクタ−5−エンおよびその誘導体ならびにそれらを調製するプロセスに関する。本発明をより詳細に記載する前に、以下の用語が定義される。
本明細書および添付された特許請求の範囲において使用される場合、単数形「a」、「an」、および「the」とは、文脈がほかに明確に指示しなければ、複数の指示物を含む。したがって、例えば、「塩」への言及は、複数のそのような塩をも含む。
定義
本明細書において使用される場合、「アルケニル」とは2から10の炭素原子および少なくとも1から3個までの炭素−炭素二重結合を有するヒドロカルビル基を指す。アルケニルの例は、ビニル、アリル、ジメチルアリルなどを含む。
本明細書において使用される場合、「アルコキシ」とは−O−アルキルを指す。
本明細書において使用される場合、「アルキル」とは1から10個の炭素原子、より好ましくは1から6個の炭素原子、さらに好ましくは1−4個の炭素原子を有するヒドロカルビル基を指す。アルキル基は直鎖または分岐炭素連鎖を含んでいてもよい。この用語は、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、n−デシルなどの基によって例示される。
本明細書において使用される場合、「アルキニル」とは、2から10個の炭素原子および少なくとも1から2個までの炭素−炭素三重結合を有するヒドロカルビル基を指す。ジメチルプロパルギルアルキニルの例は、エチニル、プロパルギルなどを含む。
本明細書において使用される場合、「アミノ」とは−NRを指し、ここで、RおよびRはそれぞれ、独立して水素、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−C10アリール基、C−Cシクロアルキル、C−C10ヘテロアリールおよびC−Cヘテロシクリルである。
本明細書において使用される場合、「アリール」とは、単一環(例えば、フェニル)を、または結合点が芳香族炭素原子にある限り芳香族であってもそうでなくてもよい(例えば、2−ベンゾオキサゾリノン、2H−1,4−ベンゾオキサジン−3(4H)−オン−7−イルなど)複数の縮合した環(例えば、ナフチルまたはアントリル)を有する6から14個の炭素原子の芳香族炭素環式基を指す。
本明細書において使用される場合、「C」とはx個の炭素原子を有する基を指し、ここで、xは整数であり、例えば、Cアルキルは4個の炭素原子を有するアルキル基を指す。
本明細書において使用される場合、「シクロアルキル」とは、単一環を、または結合点がシクロアルキル炭素原子にある限り芳香族であってもヘテロ原子を含んでいてもよい複数の縮合した環を有する3から10個の炭素原子の環状ヒドロカルビル基を指す。例として、シクロアルキルは、アダマンチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロオクチルなどを含む。シクロアルキル環は、好ましくは飽和しているが、1−2個の炭素−炭素二重結合を含むシクロアルキル環も、環が芳香族ではない限り、企図される。
本明細書において使用される場合、「キラルルイス酸」とは、例えば、ルイス酸に結合することができるキラル化合物と共有結合した錯体形成するルイス酸を指す。そのようなルイス酸は、チタン(IV)、および他のそのような金属のハライドおよびアルコキシドを含む。適切なキラル化合物は、binol、taddolのなどの様々なジオールおよびアミノアルコールなどを含み、当業界で周知である。
本明細書において使用される場合、「含むこと」または「含む」という用語は、組成物および方法は記述された要素を含むが、しかしそれ以外を除外しないことを意味するように意図される。「本質的に〜からなる」とは、組成物および方法を定義するために使用されるとき、指定の目的の組み合わせに対していかなる本質的な趣旨のそれ以外の要素も除外することを意味するものとする。したがって、本質的に、本明細書において定義される要素からなる組成物は、請求する発明の基本的および新規の特性(複数可)に実質的に影響しない、それ以外の材料またはステップを除外しない。「〜からなる」とは、それ以外の成分および実質的な方法のステップを除外することを意味するものとする。これらの移行用語のそれぞれで定義される実施態様は、本発明の範囲内である。
本明細書において使用される場合、「ee」とは鏡像異性体過剰率を指し、(e−e)%として表され、ここでeおよびeは2つの鏡像異性体である。例えば、eの%が95でeの%が5である場合、e鏡像異性体は90%のeeで存在する。鏡像異性体の混合物中の鏡像異性体のeeは、核磁気共鳴シフト試薬に基づくキラルランタニドの使用、例えばキラルヒドロキシ酸、アミノ酸などのキラル化合物を用いる誘導体の形成などの、当業者に周知の様々な方法に従って求められる。例えば、円二色性、旋光度などの様々な物理的測定も鏡像異性体の混合物のeeを求めるのに有用である。
本明細書において使用される場合、−COH「エステル」とは、−COを指し、ここで、Rは1〜3個のC−C10アリール基で場合によって置換されたC−C10アリールおよびC−Cアルキルからなる群から選択される。
本明細書において使用される場合、「ハロ」とはF、Cl、BrまたはIを指す。
本明細書において使用される場合、「ヘテロアリール」とは、環が少なくとも5、最大14個の環原子、または好ましくは5−10個の環原子を有することを条件として、環内に1から10個の炭素原子および酸素、窒素、硫黄からなる群から選択される1から4個のヘテロ原子の芳香族基を指し、ここで、ヘテロアリールの窒素および/または硫黄原子(複数可)は、場合によって酸化されている(例えば、N−オキシド、−S−(O)−または−S(O))。そのようなヘテロアリール基は、単一環(例えば、ピリジルまたはフリル)を、または結合点が芳香族ヘテロアリール基の原子によることを条件として、芳香族であってもなくてもよく、および/またはヘテロ原子を含んでいてもよい複数の縮合した環(例えば、インドリジニルまたはベンゾチエニル)を有することができる。ヘテロアリールの例は、ピリジル、ピロリル、インドリル、チオフェニル、フリルなどを含む。
本明細書において使用される場合、「ヘテロシクリル」または複素環は、環が少なくとも3、最大14個、または好ましくは5−10個の環原子を有することを条件として、環内に1から10個の炭素原子および酸素、窒素、硫黄からなる群から選択される1から4個のヘテロ原子のシクロアルキル基を指し、ここで、ヘテロアリールの窒素および/または硫黄原子(複数可)は、場合によって酸化されている(例えば、N−オキシド、−S−(O)−または−S(O))。そのようなヘテロシクリル基は、単一環を、または結合点が非芳香族ヘテロシクリル基の原子を通ることを条件として、ヘテロ原子を含まなくてもよい、および/またはアリールまたはヘテロアリール部分を含んでいてもよい複数の縮合した環を有することができる。ヘテロシクリルの例は、ピロリジニル、ピペラジニル、ピペラジニルなどを含む。ヘテロシクリル環は好ましくは飽和しているが、1−2個の炭素−炭素二重結合を含むヘテロシクリル環も、環が芳香族ではないことを条件として、企図される。
本明細書において使用される場合、「オレフィンメタセシス試薬」とは、以下に概略的に示されるような閉環オレフィンメタセシスのために、好ましくは触媒量で、用いられる周知の試薬を指す。
Figure 2015506371
例示のオレフィンメタセシス試薬は、様々な市販の、例えば、Sigma−Aldrichからの、
Figure 2015506371
などのグラブス触媒:または
Figure 2015506371
などのその固定化版を含むがこれらに限定されない。特定の実施形態において、
Figure 2015506371
などの市販の(例えばStremChemicals,Incからの)モリブデン系のSchrock触媒もまたオレフィンメタセシス試薬として有用である。
本明細書において使用される場合、「保護基」または「Pg」とは、官能基に結合された場合、結果として得られた保護された官能基を、化合物の他の部分に行われる反応および対応する反応条件に対して不活性にし、脱保護条件下で反応させて元の官能基を再生することができる周知の官能基を指す。保護基は、分子の残基と適合するように選択される。一実施形態において、保護基は、例えばここに記載される合成の間に−NH−または−NH−部分を保護する「アミン保護基」である。アミン保護基の例は、例えば、ベンジル、アセチル、オキシアセチル、カルボニルオキシベンジル(Cbz)、Fmocなどを含む。別の実施形態において、保護基は、ここに記載される合成中にヒドロキシル官能基を保護する「ヒドロキシ保護基」である。ヒドロキシル保護基の例は、例えば、ベンジル、p−メトキシベンジル、p−ニトロベンジル、アリル、トリチル、ジメチルシリルエーテルなどのジアルキルシリルエーテル、およびトリメチルシリルエーテル、トリエチルシリルエーテルおよびt−ブチルジメチルシリルエーテルなどのトリアルキルシリルエーテル、ベンゾイルなどのエステル、アセチル、フェニルアセチル、ホルミル、クロロアセチル、ジクロロアセチル、トリクロロアセチル、トリフルオロアセチルなどのモノ−、ジ−およびトリハロアセチル、メチル、エチル、2,2,2−トリクロロエチル、アリルおよびベンジルなどのカルボナートを含む。ケト保護基の例は、直鎖および環状のケタールおよびシフ塩基を含む。当業者が理解するように、これらの1種または複数の保護基もまたアミン保護基として有用である。アミン、ヒドロキシおよびケト保護基の追加の例は、標準参考文献著作、Greene and Wuts, Protective Groups in Organic Synthesis., 2d Ed., 1991, John Wiley & Sons、およびMcOmie Protective Groups in Organic Chemistry, 1975, Plenum Pressなどに見られる。本明細書において開示されるヒドロキシル、−NH−、−NH−およびケト基を保護および脱保護する方法は、当業界で、特に上記のGreeneおよびWuts、ならびにその中に引用された参考文献に見つけることができる。
本明細書において使用される場合、「シリル」とはSi(Rを指し、ここで、各Rは独立してC−CアルキルまたはC−C10アリル基である。
「実質的に鏡像異性体に富む」、「実質的に鏡像異性体として純粋な」および文法的にその等価物は、少なくとも95%ee、好ましくは98%ee、またはより好ましくは99%eeを有する鏡像異性体混合物の鏡像異性体を指す。
本発明の化合物
一態様において、本発明は、式(I)もしくは(Ia):
Figure 2015506371
の化合物またはその塩を提供する
[式中、
は、水素、−CO11、−COR12、−C(R13およびアミン保護基からなる群から選択され、
11は、C−C10アリール、C−Cシクロアルキル、C−C10ヘテロアリール、C−Cヘテロシクリル、ハロ、アミノ、−N、ヒドロキシ、C−Cアルコキシ、シリル、ニトロ、シアノおよびCOHまたはそのエステル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−C10アリール、C−C10ヘテロアリール、C−CシクロアルキルおよびC−Cヘテロシクリルから選択される1〜3個の置換基で場合によって置換されたC−Cアルキルからなる群から選択され、
12およびR13は、水素、C−C10アリール、C−Cシクロアルキル、C−C10ヘテロアリール、C−Cヘテロシクリル、ハロ、アミノ、−N、ヒドロキシ、C−Cアルコキシ、シリル、ニトロ、シアノおよびCOHまたはそのエステル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−C10アリール、C−C10ヘテロアリール、C−CシクロアルキルおよびC−Cヘテロシクリルから選択される1〜3個の置換基で場合によって置換されたC−Cアルキルからなる群から独立して選択され、
およびRは、独立して水素、ヒドロキシ、C−Cアルキル、C−CアルケニルおよびC−Cアルキニル、−SR21または−OR22であり、ここで、RおよびRの少なくとも1つ、好ましくはRが非水素置換基であることを条件として、前記アルキル、アルケニルまたはアルキニル基は、ケト、ハロ、C−Cアルコキシ、アミノ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、−NHCOCH、−Nおよび−COHまたはそのエステルからなる群から選択される1〜3個の置換基で場合によって置換され、または
およびRは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、ケト(C=O)基、シフ塩基(=NR24)、式=CR2526のビニリデン部分を形成し、または、式:
Figure 2015506371
の五〜六員の環状のケタールまたはチオケタールを形成し、
各R21は、C−C10アリール、C−Cシクロアルキル、C−C10ヘテロアリール、C−Cヘテロシクリル、ハロ、アミノ、−N、ヒドロキシ、C−Cアルコキシ、シリル、ニトロ、シアノおよびCOHまたはそのエステル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−C10アリール、C−C10ヘテロアリール、C−CシクロアルキルおよびC−Cヘテロシクリルから選択される1〜3個の置換基で場合によって置換されたC−Cアルキルから独立して選択され、
各R22は、C−C10アリール、C−Cシクロアルキル、C−C10ヘテロアリール、C−Cヘテロシクリル、ハロ、アミノ、−N、ヒドロキシ、C−Cアルコキシ、シリル、ニトロ、シアノおよびCOHまたはそのエステル、C−CアルケニルおよびC−Cアルキニルからなる群から選択される1〜3個の置換基で場合によって置換されたC−Cアルキルからなる群から独立して選択され、
ここで、出現するXはいずれも酸素または硫黄のいずれかであり、
mは1、2、3または4であり、
nは1または2であり、
23は、C−CアルキルおよびC−C10アリールからなる群から選択され、
24は、C−C10アリールおよびC−C10ヘテロアリールからなる群から選択され、
25は、水素、C−Cアルキル、C−CアルケニルおよびC−Cアルキニルであり、ここで、前記アルキル、アルケニルまたはアルキニル基は、ケト、C−Cアルコキシ、アミノ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、−NHCOCHおよび−COHまたはそのエステルからなる群から選択される1〜3個の置換基で場合によって置換され、
26は水素またはC−Cアルキルであり、
およびRは、水素、ハロ、C−C10アリール、C−Cシクロアルキル、C−C10ヘテロアリール、C−Cヘテロシクリル、ハロ、アミノ、−N、ヒドロキシ、C−Cアルコキシ、シリル、ニトロ、シアノ、ビニル、エチニルおよびCOHまたはそのエステルからなる群から選択される1〜3個の置換基で場合によって置換されたC−Cアルキルから独立して選択され、
は、−O、−NH−および−NR61からなる群から選択され、
61は、水素およびアミン保護基からなる群から選択され、
前記アミン保護基は、−COCMe、−COBn、−CO−アリル、−Fmoc(フルオレニル(flurenyl)オキシメチル)、−COCF、Bn(CHPh)、−CHPhおよび−CPhからなる群から選択され、
ここで、前記シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールは、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−C10アリール、シクロアルキル、C−C10ヘテロアリール、C−Cヘテロシクリル、ハロ、アミノ、−N、ヒドロキシ、C−Cアルコキシ、シリル、ニトロ、シアノおよびCOHまたはそのエステルからなる群から選択される1〜3個の置換基で場合によって置換されている。]。
本明細書において使用される場合、塩とは、好ましくは無機酸または有機酸(カルボン酸またはスルホン酸など)の塩、および/またはアルカリ、アルカリ土類および様々なアンモニウム(テトラアルキルアンモニウム、ピリジニウム、イミダゾリウムなどを含む)塩を指す。酸塩の非限定的な例は、塩酸、臭化水素酸、リン酸、硫酸、メタンスルホン酸、亜リン酸、硝酸、過塩素酸、酢酸、酒石酸、乳酸、コハク酸およびクエン酸の塩を含む。
本明細書において使用される場合、本発明の化合物は、ケトエノール、−NH−CO−−N=COH−、および他のそのような互変異性体を含むがこれらに限定されないその互変異性体を含む。
別の実施形態において、化合物は式(II):
Figure 2015506371
であり、ここで、R、RおよびRは、上記式(I)のように定義される。
好ましい実施形態において、式(II)の化合物について、CRは、保護されたケトン、より好ましくは、環状のケタールまたはチオケタールである。これらの実施形態内では、好ましい実施形態において、Rは水素である。
別の実施形態において、化合物は式(II):
Figure 2015506371
であり、ここで、Rは、−CO11、−COR12、−C(R13、または別のアミン保護基である。別の実施形態において、R11およびR12は、独立してメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチルまたはtert−ブチルである。別の実施形態において、RはC−Cアルキル、C−CアルケニルまたはC−Cアルキニルであり、ここで、アルキル、アルケニルまたはアルキニル基は、ケト、ハロ、C−Cアルコキシ、アミノ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、−NHCOCH、−N、および−COHまたはそのエステルからなる群から選択される1〜3個の置換基で場合によって置換されている。別の実施形態において、Rはヒドロキシである。別の実施形態において、Rは水素である。
別の実施形態において、化合物は式(IIA):
Figure 2015506371
であり、ここで、R、R25およびR26は上記式(I)のように定義される。別の実施形態において、Rは、−CO11、−COR12、−C(R13および別のアミン保護基である。別の実施形態において、R11およびR12は、独立してメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチルまたはtert−ブチルである。別の実施形態において、R25は、C−Cアルキル、C−CアルケニルおよびC−Cアルキニルであり、ここで、アルキル、アルケニルまたはアルキニル基は、ケト、C−Cアルコキシ、アミノ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、−NHCOCHおよび−COHまたはそのエステルからなる群から選択される1〜3個の置換基で場合によって置換されている。一実施形態において、R26は水素である。
別の実施形態において、化合物は式(III):
Figure 2015506371
であり、ここで、Rは、上記式(I)のように定義され、好ましくは非水素置換基である。別の実施形態において、式(III)の化合物について、Rは、CO11または本明細書において定義される別のアミン保護基であり、R11はC−Cアルキルである。
別の実施形態において、本発明は、式:
Figure 2015506371
の化合物またはその塩を提供する。別の実施形態において、化合物はR,R鏡像異性体である。別の実施形態において、化合物は実質的に鏡像異性体過剰(ee)である。
発明の方法
本発明の化合物は、本明細書において提供される新規のプロセスに、および出発物質および試薬の好適な置換に当業者に周知の合成法の明白な改変に、および/または本開示を読んで当業者に明らかになる以下の方法に従って調製される。
したがって、本発明の化合物は、本明細書に記載され説明される一般プロセスおよび手順を使用して容易に入手可能な出発物質から調製することができる。最適の反応条件は、使用する特定の反応体または溶媒に伴って変動し得るが、しかし、そのような条件は型通りの最適化手順によって当業者は求めることができる。
加えて、当業者には明らかであるが、従来の保護基は、特定の官能基が望まない反応を受けるのを防止することが必要となる場合がある。特定の官能基の保護および脱保護に適する条件だけでなく様々な官能基に適する保護基も、当業界で周知である。例えば、多数の保護基がT. W. GreeneおよびG. M. Wuts, Protecting Groups in Organic Synthesis, Third Edition, Wiley, New York, 1999、およびその中に引用された参考文献に記載されている。
以下の反応の出発物質は、一般に公知の化合物であるか、または公知の手順またはその容易に分かる改変によって調製することができる。例えば、出発物質の多くは、Aldrich Chemical Co. (Milwaukee, Wis., USA)、Bachem (Torrance, Calif., USA)、Emka−ChemceまたはSigma (St. Louis, Mo., USA)などの工業的供給業者から入手可能である。他は、Fieser and Fieser’s Reagents for Organic Synthesis, Volumes 1−15 (John Wiley and Sons, 1991)、Rodd’s Chemistry of Carbon Compounds, Volumes 1−5 and Supplementals (Elsevier Science Publishers, 1989)、Organic Reactions, Volumes 1−40 (John Wiley and Sons, 1991), March’s Advanced Organic Chemistry, (John Wiley and Sons, 4th Edition), and Larock’s Comprehensive Organic Transformations (VCH Publishers Inc., 1989)などの標準参考文献に記載されている手順または容易に分かるその改変によって調製されてもよい。そのプロセス態様の1つにおいて、本発明は、式(II)
Figure 2015506371
またはその塩の化合物を調製するプロセスを提供する。ここで、R、RおよびRは式(I)、またはここでいずれかの態様または実施形態のように定義され、そのプロセスは、式(II)の化合物またはその塩を与える条件下で式(IV):
Figure 2015506371
の化合物またはその塩を、0.1−10モル当量、好ましくは1モル当量未満のオレフィンメタセシス試薬と接触させる工程を含む。
そのような条件は、例えば塩素化溶剤(ジクロロメタンなど)などの適切な不活性溶媒、15℃から40℃の温度、および0.5時間から1日の反応時間の使用を含む。好ましくは、反応は、実質的な量の生成物を得るのに十分な時間行い、そのことは、薄層クロマトグラフィー、H核磁気共鳴(NMR)分光法などの型通りの方法の使用により確認することができる。生成物は単離し、場合によって液体クロマトグラフィー、結晶化、析出および減圧下での蒸留などの標準精製技法を使用して精製することができ、または、生成物はさらなる精製をせず続く反応のために使用されてもよい。
本発明のプロセスに従う本発明の化合物の合成は、概略的に以下に示される。
Figure 2015506371
プロセスの第1のステップは、キラル要素として、D−セリンメチルエステル(2)を使用し、塩基の存在下でトリホスゲンまたは別のホスゲン源と、さらにアリル化剤および別の塩基、好ましくは水素化物と反応させて、(R)−2−オキソオキサゾリジン−4−カルボン酸メチルエステル(3)を与える。好ましくは、その反応は、反応体および試薬に不活性の溶媒中で行われる。カルボキシル部分−セリンエステルを介して結合した固定化樹脂の使用はまた、水性の処理中に可能性のある生成物の損失を低減する出発物質として企図される。N−アリル化は、分子に必要なアルケン(3)の1つを導入する。
第2のアルケンはワインレブアミドの手順から生じ、その結果ビニルケトン(5)が得られる。それによって、化合物3は水性アルカリを使用して加水分解され、そのN−メトキシアミド(4)に変換される。エーテルまたはテトラヒドロフランなどの溶媒中、好ましくは−5〜10℃の温度で、化合物4をビニルマグネシウムブロミドなどのビニル陰イオン同等物と反応させて、化合物5が得られる。
5への第1のグラブスの反応によってキラルのオキサゾリジノン(6)が得られる。CuIなどの銅(I)塩の存在下でのビニルマグネシウムブロミドの共役付加、ケト基の保護、アルカリ性オキサゾリジン環切断、R−L(ここで、Lは、例えばハロ、メシラート、トシラート、他のそのような基などの脱離基である)を用いるアルキル化またはアシル化によって、化合物Vを与える。化合物Vはアルデヒドに選択的に酸化されて、化合物VIを与える。クロロクロム酸ピリジニウム、スワーン酸化、N−メチルモルホリン−Nオキシド(NMO)および過ルテニウム酸塩を含む様々な技術分野公知の酸化の方法が、選択酸化に有用である。テッベの試薬またはウィッティヒ反応を使用する化合物VIのオレフィン化によって1,5−ジビニル置換ピペリジン(IV)が得られる。化合物IVのグラブスの環化によって化合物IIが得られる。Rが水素であり、CRが:
Figure 2015506371
である場合、結果として得られた化合物、化合物10のHNMRは、図1に示される。
式(IIIA)および(IIIB)の化合物は、当業者に周知の、例えばアルキル陰イオン(R(−))、またはウィッティヒ試薬(PhP=CR2526)を用いる反応に従って、CRがケトである式(II)の化合物から合成される。RがOHである化合物は、脱水−水素化などの周知の反応によってRが水素である化合物に変換される。CRがC=CR2526である化合物に関して、これらは、水素化がアルファまたは底面から起こり、Rが水素である化合物を与えるように、当業者に周知の触媒水素化手順を用いて水素化することができる。
式(II)の化合物は下記に示すようにさらに加工することができる:
Figure 2015506371
二重結合のエポキシ化およびアジリジン化の方法は、当業者に周知であり、例えば、過カルボン酸などの過酸を用いて、また、例えばp−トルエンスルホンアミド(TsNH)および酸化剤を使用して遂行される。本明細書において提供されるものなどのアジリジンまたは保護されたアジリジンも、まずジェミナルアミノアルコールを形成し、アミンを保護し、アルコールを脱離基(上記を参照)に変換し、アミン保護を脱保護し、環化して当業者に周知の方法に従って保護することができるアジリジンを形成することによる多段法によって調製される。
より具体的には、化合物6は下記に概略的に説明される化合物1に変換される:
Figure 2015506371
ビニルマグネシウムブロミドの共役付加、オキサゾリジン環切断、およびケト基保護によって化合物7を与える。化合物7は、NMOおよび過ルテニウム酸テトラプロピルアンモニウムを使用して酸化されて、化合物8を与える。8のオレフィン化で1,5ジビニル置換ピペリジン(9)を与える。9のグラブスの環化によって、上記の1R,4R−2−アザビシクロ[2,2,2]オクタ−5−エン−7−オン(1)のカルボニル基およびNが保護された誘導体である光学活性な(10)を与える。化合物10のHNMRは図1に示される。10のN−保護基の脱保護によって化合物11を与え、そのNMRは図2に示される。10のカルボニル保護の脱保護は化合物1を与える。
本明細書において提供されるイソキヌクリデン化合物はまた、下記に概略的に説明されるディールス・アルダー反応を使用して合成される:
Figure 2015506371
容易に入手可能な化合物VIIとアクロレインとの間のディールス・アルダー反応は、キラルルイス酸触媒などのキラル触媒の存在下で化合物VIIIを与える。好ましい実施形態において、化合物VIIIは>99%eeで得られる。化合物VIII中のアルデヒド基は、様々な周知の方法に従って、カルボン酸に酸化され、エステル化されてメチルエステルなどのカルボキシルエステルを与える。化合物IXは、塩基(当業界で周知の、例えば、ヒンダードアミドおよびシラジド塩基など)の存在下でニトロソベンゼンと反応させることにより脱炭酸されてシフ塩基Xを与える。化合物Xは加水分解されて化合物IIIを与える。化合物IIIは、好都合には、上記に示すように本発明の他の化合物にさらに加工される。
より具体的には、下記に概略的に説明されるように、本発明の化合物、化合物15が合成される。
Figure 2015506371
N−カルボメトキシ−1,2−ジヒドロピリジンが出発物質として使用される。次亜塩素酸塩および2−メチル−2−ブテンが、−CHO基を−COH基に酸化するために使用される。
代替として、下記に概略的に説明されるように、化合物IIIは、キラル助剤を含有するアクリルアミドを使用して合成される:
Figure 2015506371
この目的に有用な様々なキラル助剤が当業界で周知であり、カンファー系助剤がもっぱら例証のために示されている。好ましい実施形態において、化合物XIは>99%eeで得られる。好ましくは、Rは本明細書において定義される非水素置換基である。
より具体的には、概略的に以下に説明されるように、本発明の化合物、化合物15は、出発物質としてN−カルボメトキシ−1,2−ジヒドロピリジンおよびルイス酸触媒としてTiClを使用して合成される。
Figure 2015506371
反応は、好ましくはこの開示を読めば当業者に明らかになる不活性溶媒中で、実質的な量の生成物を与えるのに十分な時間行われ、薄層クロマトグラフィー、H核磁気共鳴(NMR)分光法などの型通りの方法の使用により確認することができる。生成物は単離し、場合によって液体クロマトグラフィー、結晶化、析出および減圧下での蒸留などの標準精製技法を使用して精製することができ、または、生成物はさらなる精製をせず続く反応のために使用されてもよい。
有用性
本明細書において提供される化合物およびプロセスは、例えば米国特許第6,211,360号本明細書に記載されている薬学的に活性なイソキヌクリデン誘導体の合成において、および5−HT3配位子(上記Iriepaらを参照)として有用な天然に存在しないイソキヌクリデン誘導体の合成において有用性がある。

Claims (9)

  1. 式(I)もしくは(Ia)の化合物またはその塩:
    Figure 2015506371
    [式中、R1は、水素、−CO2R11、−COR12、−C(R13)3およびアミン保護基からなる群から選択され、
    R11は、C6−C10アリール、C3−C8シクロアルキル、C2−C10ヘテロアリール、C3−C8ヘテロシクリル、ハロ、アミノ、−N3、ヒドロキシ、C1−C6アルコキシ、シリル、ニトロ、シアノおよびCO2Hまたはそのエステル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C6−C10アリール、C2−C10ヘテロアリール、C3−C8シクロアルキルおよびC3−C8ヘテロシクリルから選択される1〜3個の置換基で場合によって置換されたC1−C6アルキルからなる群から選択され、
    R12およびR13は、水素、C6−C10アリール、C3−C8シクロアルキル、C2−C10ヘテロアリール、C3−C8ヘテロシクリル、ハロ、アミノ、−N3、ヒドロキシ、C1−C6アルコキシ、シリル、ニトロ、シアノおよびCO2Hまたはそのエステル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C6−C10アリール、C2−C10ヘテロアリール、C3−C8シクロアルキルおよびC3−C8ヘテロシクリルから選択される1〜3個の置換基で場合によって置換されたC1−C6アルキルからなる群から独立して選択され、
    R2およびR3は、独立して水素、ヒドロキシ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニルおよびC2−C6アルキニル、−SR21または−OR22であり、ここで、R2およびR3の少なくとも1つ、好ましくはR2が非水素置換基であることを条件として、前記アルキル、アルケニルまたはアルキニル基は、ケト、ハロ、C1−C6アルコキシ、アミノ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、−NHCOCH3、−N3および−CO2Hまたはそのエステルからなる群から選択される1〜3個の置換基で場合によって置換され、または
    R2およびR3は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、ケト(C=O)基、シフ塩基(=NR24)、式=CR25R26のビニリデン部分を形成し、または、式:
    Figure 2015506371
    の五〜六員の環状のケタールまたはチオケタールを形成し、
    各R21は、C6−C10アリール、C3−C8シクロアルキル、C2−C10ヘテロアリール、C3−C8ヘテロシクリル、ハロ、アミノ、−N3、ヒドロキシ、C1−C6アルコキシ、シリル、ニトロ、シアノおよびCO2Hまたはそのエステル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C6−C10アリール、C2−C10ヘテロアリール、C3−C8シクロアルキルおよびC3−C8ヘテロシクリルから選択される1〜3個の置換基で場合によって置換されたC1−C6アルキルから独立して選択され、
    各R22は、C6−C10アリール、C3−C8シクロアルキル、C2−C10ヘテロアリール、C3−C8ヘテロシクリル、ハロ、アミノ、−N3、ヒドロキシ、C1−C6アルコキシ、シリル、ニトロ、シアノおよびCO2Hまたはそのエステル、C2−C6アルケニルおよびC2−C6アルキニルからなる群から選択される1〜3個の置換基で場合によって置換されたC1−C6アルキルからなる群から独立して選択され、
    出現するXはいずれも酸素または硫黄のいずれかであり、
    mは1、2、3または4であり、nは1または2であり、
    R23は、C1−C6アルキルおよびC6−C10アリールからなる群から選択され、
    R24は、C6−C10アリールおよびC2−C10ヘテロアリールからなる群から選択され、
    R25は、水素、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニルおよびC2−C6アルキニルであり、ここで、前記アルキル、アルケニルまたはアルキニル基は、ケト、C1−C6アルコキシ、アミノ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、−NHCOCH3および−CO2Hまたはそのエステルからなる群から選択される1〜3個の置換基で場合によって置換され、
    R26は水素またはC1−C6アルキルであり、
    R4およびR5は、水素、ハロ、C6−C10アリール、C3−C8シクロアルキル、C2−C10ヘテロアリール、C3−C8ヘテロシクリル、ハロ、アミノ、−N3、ヒドロキシ、C1−C6アルコキシ、シリル、ニトロ、シアノ、ビニル、エチニルおよびCO2Hまたはそのエステルからなる群から選択される1〜3個の置換基で場合によって置換されたC1−C6アルキルから独立して選択され、
    R6は、−O、−NH−および−NR61からなる群から選択され、
    R61は、水素およびアミン保護基からなる群から選択され、前記アミン保護基は、−CO2CMe3、−CO2Bn、−CO2−アリル、−Fmoc(フルオレニル(flurenyl)オキシメチル)、−COCF3、Bn(CH2Ph)、−CHPh2および−CPh3からなる群から選択され、
    ここで、前記シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールは、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C6−C10アリール、シクロアルキル、C2−C10ヘテロアリール、C3−C8ヘテロシクリル、ハロ、アミノ、−N3、ヒドロキシ、C1−C6アルコキシ、シリル、ニトロ、シアノおよびCO2Hまたはそのエステルからなる群から選択される1〜3個の置換基で場合によって置換されている。]。
  2. 請求項1に記載の化合物であって、R1、R2およびR3が請求項1のように定義される式(II)の化合物。
    Figure 2015506371
  3. R1が水素またはCO2R11であり、R11がC1−C6アルキルである、請求項2に記載の化合物。
  4. R1が、−CO2R11、−COR12、−C(R13)3または別のアミン保護基であり、ここで、R11およびR12は上記請求項1に定義され、
    R2は、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニルまたはC2−C6アルキニルであり、ここで、前記アルキル、アルケニルまたはアルキニル基は、ケト、ハロ、C1−C6アルコキシ、アミノ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、−NHCOCH3、−N3および−CO2Hまたはそのエステルからなる群から選択される1〜3個の置換基で場合によって置換され、
    Z3はヒドロキシまたは水素である、
    請求項2に記載の化合物。
  5. 請求項1に記載の化合物であって、R1、R25およびR26が、上記式(I)のように定義される式(IIA)の化合物。
    Figure 2015506371

  6. Figure 2015506371
    の化合物またはその塩。
  7. R,R鏡像異性体である、請求項5に記載の化合物。
  8. 実質的に鏡像異性体過剰(ee)である、請求項7に記載の化合物の単離されたR,R鏡像異性体。
  9. 式(II)
    Figure 2015506371
    の化合物またはその塩を調製するプロセスであって
    [式中、R1は、水素、−CO2R11、−COR12、−C(R13)3およびアミン保護基からなる群から選択され、
    R11は、C6−C10アリール、C3−C8シクロアルキル、C2−C10ヘテロアリール、C3−C8ヘテロシクリル、ハロ、−N3、ヒドロキシ、C1−C6アルコキシ、シリル、ニトロ、シアノおよびCO2Hまたはそのエステル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C6−C10アリール、C2−C10ヘテロアリール、C3−C8シクロアルキルおよびC3−C8ヘテロシクリルからなる群から選択される1〜3個の置換基で場合によって置換されたC1−C6アルキルからなる群から選択され、
    R12およびR13は、水素、C6−C10アリール、C3−C8シクロアルキル、C2−C10ヘテロアリール、C3−C8ヘテロシクリル、ハロ、−N3、ヒドロキシ、C1−C6アルコキシ、シリル、ニトロ、シアノおよびCO2Hまたはそのエステル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C6−C10アリール、C2−C10ヘテロアリール、C3−C8シクロアルキルおよびC3−C8ヘテロシクリルからなる群から選択される1〜3個の置換基で場合によって置換されたC1−C6アルキルからなる群から独立して選択され、
    前記アミン保護基は、−CO2CMe3、−CO2Bn、−CO2−アリル、−Fmoc(フルオレニルオキシメチル)、−COCF3、Bn(CH2Ph)、−CHPh2および−CPh3からなる群から選択され、
    R2およびR3は、−SR21および−OR22からなる群から独立して選択され、または、R2およびR3は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、ケト(C=O)基を形成し、または式:
    Figure 2015506371
    の五〜六員環状のケタールまたはチオケタールを形成し、
    各R21は、C6−C10アリール、C3−C8シクロアルキル、C2−C10ヘテロアリール、C3−C8ヘテロシクリル、ハロ、アミノ、−N3、ヒドロキシ、アミノ、C1−C6アルコキシ、シリル、ニトロ、シアノおよびCO2Hまたはそのエステル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C6−C10アリール、C2−C10ヘテロアリール、C3−C8シクロアルキルおよびC3−C8ヘテロシクリルからなる群から選択される1〜3個の置換基で場合によって置換されたC1−C6アルキルから独立して選択され、
    各R22は、C6−C10アリール、C3−C8シクロアルキル、C2−C10ヘテロアリール、C3−C8ヘテロシクリル、ハロ、アミノ、−N3、ヒドロキシ、C1−C6アルコキシ、シリル、ニトロ、シアノおよびCO2Hまたはそのエステル、C2−C6アルケニルおよびC2−C6アルキニルからなる群から選択される1〜3個の置換基で場合によって置換されたC1−C6アルキルからなる群から独立して選択され、
    Xはいずれの出現でもOまたはSであり、
    mは1、2、3または4であり、
    nは1または2であり、
    R23は、C1−C6アルキルおよびC6−C10アリールからなる群から選択され、
    ここで、前記シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールは、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C6−C10アリール、C3−C8シクロアルキル、C2−C10ヘテロアリール、C3−C8ヘテロシクリル、ハロ、アミノ、−N3、ヒドロキシ、C1−C6アルコキシ、シリル、ニトロ、シアノおよびCO2Hまたはそのエステルからなる群から選択される1〜3個の置換基で場合によって置換されている。]、
    式(II)の化合物またはその塩を与える条件下で、プロセスがR1、R2およびR3が上記式(III)のように定義される式(IV)
    Figure 2015506371
    の化合物またはその塩を1モル当量未満のオレフィンメタセシス試薬と接触させる工程を含むプロセス。
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