JP2015506127A - 無線ドッキングシステムを使用するオーディオシステムのためのミキサーの構成及び制御のための方法及び装置 - Google Patents

無線ドッキングシステムを使用するオーディオシステムのためのミキサーの構成及び制御のための方法及び装置 Download PDF

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Abstract

複数のドッキングステーションを備えるオーディオシステムにおいて、1つ以上のポータブルユーザデバイスからのオーディオ信号をミキシングする効率性は、システム内の他のドッキングステーションと関連付けられたアクティブなミキサーの存在を検出するコントローラを含むドッキングステーションによって達成される。システム内の他のドッキングホストと関連付けられたアクティブなミキサーが検出されない場合、コントローラは、自身に関連付けられたミキサーを起動する。自身に関連付けられたミキサーが起動されると、ドッキングステーション内のコントローラは、自身に関連付けられたミキサーを、入力信号を供給するためにオーディオサウンドシステムと、また、間接的に1つ以上のポータブルデバイスの出力と接続させる。また、所定のイベントが発生した際に、あるドッキングステーションから同じシステム内の他のドッキングステーションにミキシングを移動させることも開示される。

Description

本発明は、一般的には無線通信の分野に関連し、より具体的には、複数のポータブルユーザデバイスからの音声信号を、オーディオシステムによる再生のためにミキシング(合成)することに関する。
ドッキングは、ポータブルデバイスをドッキングステーションに結合(接続)させる。結合は、有線接続又は無線接続を介して生じ得る。Apple iPod(登録商標)等用に市販されているドッキングステーションは、ドッキングステーションと物理的に又は場合によっては無線でドッキングされたポータブルデバイスから出力されるオーディオ信号を再生するオーディオシステムと接続又は一体化され得る。かかるドッキングステーションの、良く知られた最新のバージョンにおいては、単一のドッキングステーションに対して複数のポータブルユーザデバイス(Apple iPod(登録商標)等)を物理的にドッキングすることができ、内蔵オーディオミキサー又は外部オーディオミキサーを用いることにより、デバイスの出力オーディオ信号、さらに任意で外部ソースからの出力オーディオ信号をミキシングできる。かかるドッキングステーションの例は、米国特許第7,095,867号(Schul et al.)(単一のポータブルデバイス及び外部オーディオソース用のドッキングステーション;ステーションは内蔵オーディオミキサーによってミキシングを行う)、米国特許出願公開第2009/0238381号(Morey)(複数のポータブルデバイス用のドッキングステーション;ステーションは内蔵オーディオミキサーによってミキシングを行う)、及びActiveManiaによって発行されたActiveManiaのアコースティックデジタルオーディオシステムに関する技術文献(複数のポータブルデバイス用のドッキングステーション、ステーション及び他の外部オーディオデバイスに接続された外部オーディオミキサーがミキシングを行う)に開示されている。
オーディオミキシング回路の存在は、回路がドッキングステーションから分離されているにせよ、ドッキングステーションに内蔵されているにせよ、オーディオシステムにおけるより大きなフットプリント、及び大きなシステムパワーバジェットを要求する。かかるオーディオシステムにおいて複数の別々のドッキングステーションが用いられ、各ドッキングステーションが独自の内蔵オーディオミキサー回路を有する場合、各ドッキングステーションは自らの出力をオーディオシステムに供給するために自らのオーディオミキサーを駆動しなければならないので、システムパワーバジェットが増加する。供給された出力は、オーディオシステム上での提供のために外部オーディオミキサーを用いてミキシングされる。このタイプのシステムは、空間及び電力の使用、いずれにおいても非効率的である。
本発明の原理によれば、複数のドッキングステーションを用いるオーディオシステムにおいて、1つ以上のポータブルユーザデバイスからのオーディオ信号をミキシングする効率性が達成される。本発明の原理において、ドッキングステーションは、システム内の他のドッキングステーションと関連付けられたアクティブなミキサーの存在を検出するコントローラを含む。システムにおいて、他のドッキングホストに関連付けられたアクティブなミキサーが検出されない場合、コントローラは、自身に関連付けられたミキサーを起動する。自身に関連付けられたミキサーが起動されると、ドッキングステーション内のコントローラは、自身に関連付けられたミキサーを、入力信号を供給するためにオーディオサウンドシステムと、また、間接的に1つ以上のポータブルデバイスの出力と接続させる。
また、所定のイベントが発生した際の1つのドッキングステーションから同じシステム内の他のドッキングステーションへのミキシングの移動も同じコントローラを使用することによって達成される。ドッキングステーションが所定のイベントの発生を検出すると、ドッキングステーションは他のドッキングステーションと通信して、ミキサーの移動を実行する。その後、コントローラは、自身が関連付けられたドッキングステーション内のミキサーを停止し、一方で、他のドッキングステーションは自身のミキサーを起動する。新たに起動されたミキサーは、オーディオサウンドシステムに接続され、ドッキングされたポータブルデバイスから間接的に入力を受信するように制御される。前者のドッキングステーションのコントローラは、ドッキングされたポータブルデバイスからのオーディオ信号を新たに起動されたミキサーに再接続する。
全ての実施形態において、ドッキングステーションは、ホスト間通信バス等の通信経路を介して互いに通信できる。このシステムにおいては、無線及び有線通信が使用可能である。
添付の図面、及び以下の記載において、1つ以上の実施形態の詳細が述べられる。ある態様で説明されていたとしても、実施形態は、多様な態様で構成又は具現化され得ることは明らかであろう。例えば、実施形態は方法として実施されてもよいし、動作のセットを実行するよう構成された装置として具現化されてもよいし、又は動作のセットを実行するための命令を記憶するコンピュータ読み取り可能媒体として具現化されてもよい。以下の詳細な説明、並びに添付の図面及び特許請求の範囲より、他の側面及び特徴が明らかになるであろう。
上記及び他の特徴及び利点、並びにそれらを達成する方法は、以下の本発明の実施形態の記載、及び添付の図面を参照することによって、より明らかになり、より深く理解されるであろう。
図1は、本発明の原理に基づいて実現された、ドッキングステーションを介してポータブルデバイスに接続されたオーディオシステムを示すシステムブロック図を示す。 図2は、図1のシステムにおいて任意で使用され得るポータブルデバイスの詳細を示す。 図3は、図1のシステム内のドッキングステーション及びドッキングされたポータブルユーザ間でアクティブなミキサー機能を検出、起動、及び移動するために用いられる例示的な方法を示す。 図4は、図1のシステム内のドッキングステーション及びドッキングされたポータブルユーザ間でアクティブなミキサー機能を検出、起動、及び移動するために用いられる例示的な方法を示す。
本明細書で述べられる例示的な実施形態は、本発明の好ましい実施形態を例示し、かかる例示的な実施形態は、如何なる意味でも本発明の範囲を限定すると解されるべきではない。
無線ドッキングは無線通信技術を使用して、携帯電話、ポータブルコンピュータ、及び他のスマートデバイス等のポータブルデバイスのための、典型的には固定又は静止型のドッキング環境を提供する。無線ドッキング環境は、ドッキングステーション110を介して、ポータブルデバイス120に例えばオーディオシステム101、表示画面、キーボード、マウス、記憶メディア、及び入力/出力ポート等のシステム及び周辺デバイスへのアクセスを与え、これらのうちの一部又は全てを使用して、ドッキングされたポータブルデバイスのためのアプリケーションの体験及び生産性を向上することができる。ドッキングステーションは、ポータブルデバイスに、有線又は無線ローカルエリアネットワーク(LAN)等のネットワーク(図示なし)へのアクセスさえ与えてもよく、この場合、ドッキングステーション120は関連付けられたドッキングステーション110及びアクセスポイント(図示なし)を介して、ローカルネットワーク内のクライアントデバイス(図示なし)に無線で接続される。
ポータブルユーザデバイス120は、ドッキー又は無線ドッキーと呼ばれることがある。ドッキングステーション110は、無線ドッキングホスト、又は単純にホストと呼ばれることもある。ドッキーとドッキングステーションとの間のドッキングは無線でも有線でもよい。図中の接続線は、デバイス間の通信接続の様態を表し、無線又は有線接続として実現される。オーディオサウンドシステム101等のシステム及び周辺機器(デバイス)は、一般的には、有線接続、無線接続、又はペアリング等、何らかの通信方式によって入力/出力ポートを介してドッキングステーションに接続される。
以下の記載において、「無線ドッキング環境」という用語が使用され得る。この用語は、無線ドッキングステーション、及び、あらゆる周辺機器、デバイス、入力若しくは出力ポート、システム、又はネットワーク等、ドッキングステーションに接続される、若しくはドッキングステーションからアクセスできるあらゆるものを含む。
Bluetooth(登録商標)、及びWi-Fi Directを含むWi-Fi等の無線通信技術は、ポータブルデバイスとドッキングステーションとの間の無線ドッキング及びアンドッキング(切り離し)の正常な動作に必要とされる通信能力の全て又は一部を提供できる。アプリケーションによっては、ある無線通信技術が他の利用可能な技術より有利な場合がある。例えば、Bluetooth(登録商標)のバンド幅は、高品質且つ低遅延の遠隔表示出力、及びUSB周辺機器への一般アクセスのためには不十分であると考えられる。したがって、一定の条件下では、Bluetooth(登録商標)とWi-Fi Directとの組み合わせを用いて無線ドッキング及びアンドッキングの異なる側面を実現することが有利な場合がある。
Wi-Fiピアツーピア(P2P)としても知られるWi-Fi Directは、外部無線アクセスポイントを要することなくデバイス間のピアツーピアWi-Fi通信を確立するための新たな通信規格である。無線ドッキングシステムにおいて、Wi-Fi Directは、ポータブルデバイスとドッキングステーションとの間の主要接続及び通信経路として使用することができる。これらの通信技術は、本明細書で説明される無線ドッキングシステムを実現するために用いられる技術の例である。本発明の原理から逸脱することなく、他の技術も使用することができる。例えば、本明細書に記載される全ての技術の実施にあたり、Bluetooth(登録商標) Low Energy(BTLE)及びMIMOアンテナシステムを含む追加の通信技術を使用してもよいことを理解されたい。
2011年11月23日に出願された同時係属中の米国特許出願第61/563,141号、“Method and Apparatus for Configuration and Control of Wireless Docking”(代理人整理番号2011P00809US)は、ポータブルデバイス120及びドッキングステーション110の簡略化された実施例を示す。この文献は、参照によりその全てが本明細書に明確に組み込まれる。ポータブルデバイス120は、送受信機(図示なし)、プロセッサ/コントローラ212、構成情報を記憶するのに適したメモリ(図示なし)、ドライバ情報、デバイスアプリケーション、及びアンテナ(図示なし)を含む。これらの要素の全てが、本明細書に明確に組み込まれる上記の同時係属出願に示されている。デバイス制御及び運転は、送受信機とメモリとの間に接続されるコントローラプロセッサを介して提供される。送受信機は、送信及び受信を含む無線通信能力を提供する。送受信機はアンテナに接続されている。多くのアプリケーション(又は場合)において1つのアンテナが適切であるが、ポータブルデバイスは、シングル又はデュアルモードキャパシティで動作する2つ以上のアンテナを有してもよい。また、ポータブルデバイスアプリケーションは、限定はされないが、例えばドッキング処理、アンドッキング処理、並びに、オーディオサウンドシステムに接続されたドッキングステーション間でのオーディオミキシング(合成)の検出、開始、及び移動等のオーディオミキシングに関連する処理を含む。また、オーディオ信号ミキシング(合成)は、ポータブルユーザデバイス内の専用の制御可能ミキサー要素によって提供されてもよい。
ドッキングステーション110は、送受信機(図示なし)、プロセッサ/コントローラ112、構成情報を記憶するのに適したメモリ(図示なし)、ドライバ情報、デバイスアプリケーション、入力/出力ポート(図示なし)、及びアンテナ(図示なし)を含む。これらの要素は全て、本明細書に明確に組み込まれる上記の同時係属出願に示されている。ドッキングステーション制御及び運転は、送受信機とメモリとの間に接続されるコントローラプロセッサを介して提供される。送受信機は、ドッキングステーションの送信及び受信を含む無線通信能力を提供する。送受信機はアンテナに接続される。多くのアプリケーション(又は場合)において、1つのアンテナが適切であるが、ドッキングステーション110は、シングル又はデュアルモードキャパシティで動作する2つ以上のアンテナを有してもよいことが理解されるであろう。また、ドッキングステーションのアプリケーションは、限定はされないが、例えばドッキング処理、アンドッキング処理、並びに、ドッキングステーション間でのオーディオミキシングの検出、起動、及び移動を含む、オーディオミキシングに関連する処理を含む。オーディオ信号ミキシングは、ドッキングステーション内の専用の制御可能なミキサー要素によって提供されてもよい。ドッキングステーションは、周辺デバイス及びシステムへの接続、例えば入力/出力ポートを介したオーディオサウンドシステム101への接続を実現するので、ドッキングステーションメモリは、各周辺デバイスへの接続を確立して維持するためのドライバをさらに含む。入力/出力ポートは、無線ドッキング環境内の周辺デバイスと接続するために十分な数の接続ポート、例えば入力ポート、出力ポート、及び双方向ポート等を提供する。ドッキングステーションの出力ポートとオーディオサウンドシステムの入力との間の接続線は実線で示されているが、この接続は、上記のように無線接続、有線接続、又はペアリングにより実現できることが理解されるであろう。
ポータブルユーザデバイスのドッキングステーションに対するドッキング及びアンドッキングの方法は当該分野において周知であるため、ここでは詳しく説明しない。ドッキング及びアンドッキングの例示的なプロセスが、参照により本明細書に明確に組み込まれる上記同時係属出願に開示されている。ポータブルデバイスが、ドッキングのために選択される無線ドッキング環境の一部として考えらえるオーディオシステム101等の1つ以上のデバイスへのドッキングステーションを介したアクセスを有するとき、ポータブルデバイスは「ドッキングされている」、すなわちドッキングされた状態にあると考えられる。無線ドッキング環境からポータブルデバイスを切り離したい場合、アンドッキング動作が開始される。ポータブルデバイスが、上記周辺デバイスへのドッキングステーションを介したアクセス又は接続を有さないとき、ポータブルデバイスは「アンドッキングされている」、すなわちアンドッキングされた状態にあると考えられる。
完全な理解のために、物理的ドッキングの概念と論理的ドッキングの概念とを区別することが好ましい。ポータブルデバイスが、ドッキングパッド上に載置されている場合、クレードル内に配置されている場合、又は、ドッキングステーション若しくはドッキング環境と関係付けられた(物理的に境界が示されているか、又はある境界内に存在することが単純に把握されている)領域内にユーザによって配置されている場合、ポータブルデバイスは、ドッキングステーションに物理的にドッキングされていると言うことができる。ポータブルデバイスが物理的にドッキングされた状態になると、この発生によりドッキングアクションが引き起こされ得り、ポータブルデバイスが論理的にもドッキングされる。ポータブルデバイスが物理的ドッキング状態から解除されたとしても、ポータブルデバイスが論理的ドッキング状態から解除されるとは限らない。
物理的ドッキングは、いくつかの理由のためにユーザによって実行される可能性があり、複数の理由が同時に存在してもよい。当然ながら、物理的ドッキングは論理的ドッキングを開始するために実行され得る。また、物理的ドッキングは、例えば電話を充電パッド又は充電器に設置する場合のように、ポータブルデバイスを有線(接触による)又は無線(非接触)充電のために確実に電源に接続するために実行され得る。さらに、物理的ドッキングは、ポータブルデバイスと1つ以上のドッキングステーションとの間の通信、さらに、ポータブルデバイスと、ドッキングステーションを介して接続されている周辺デバイスとの間の通信の品質を向上させるために実行され得る。ポータブルデバイスをドッキングステーションに近づけることにより、信号品質(すなわち、SNR等)、通信速度及び遅延等を改善することができる。最後に、物理的ドッキングは、ドッキング内のセキュリティ機構への入力として見ることができ、ドッキング処理をより安全に進行すること、及び/又は、遠距離から論理的にドッキングを行う場合にユーザに求められるいくつかのセキュリティダイアログステップをドッキングプロセスから省略することを可能にする。ドッキングパッド又はドッキングクレードルへのポータブルデバイスの設置は、ポータブルデバイス及びドッキングステーションによる信頼の証と解釈することができる。セキュリティダイアログステップは、ポータブルデバイスとドッキングステーションとの間でのピンコード認証、又はパスワード若しくはチャレンジ交換等を含み得る。
物理的ドッキングの検出は、ドッキングステーション若しくはポータブルデバイスによって、又は両デバイスが実行する動作の組み合わせにより提供され得る。ポータブルデバイスの物理的ドッキングの検出は、機械的センサ又は電気的センサを用いるドッキングステーション内の検出要素によって、電気的接触又は無線手段を介して実行できる。
オーディオ出力システム101は場所Lに存在する。オーディオサウンドシステム101は、アナログオーディオケーブルを用いた接続、又はネットワークを介してストリーミングオーディオを供給する接続等の接続を介して他のデバイスから入力オーディオ信号を受信することができる。通常、追加の能力が無い場合、オーディオサウンドシステムは、一度に、1つのかかる接続を介して受信されたオーディオを出力することができる。
図1に示されるように、場所Lに、1つ以上のホストドッキングステーション110−1及び110−2とともに、1つ以上のユーザ120−1〜120−3が存在してもよい。ポータブルデバイスはホストドッキングステーションとドッキングし、オーディオサウンドシステムへの接続を介してオーディオを送信することにより、オーディオソースとして振る舞う。本発明は、オーディオ再生の管理に伴うユーザの不便性、特に、オーディオが1つのソースから異なるソースに切り替えられる際の不便性を最小にする。また、本発明は、オーディオシステムにオーディオ入力を供給しているポータブルユーザデバイスの1つ以上が場所Lから除去された状況、場所Lに存在しない状況、単純にオフ状態に切り替えられた状況、又は低電力スタンバイ若しくは休止(スリープ)状態にある状況に対応するための処理を確立する。これは、上記のイベントのいずれかが起こった際、オーディオ接続のハンドオーバのためにユーザが調整を行う必要性を排除する。本発明は、場所Lにおけるドッキング環境内のオーディオシステム又は周辺デバイスが共有するいくつかのプロパティを活用する。
本発明を、以下の無線ドッキングの例示的環境において説明する。場所Lに存在するとき、ポータブルユーザデバイスB、C、及びDは、それぞれが、関連付けられるホスト/ドッキングステーション上で各自のドッキング環境とドッキングすることにより、間接的にオーディオサウンドシステム101と接続される。ホスト/ドッキングステーションには、オーディオサウンドシステムが、仮想の「共有」デバイスVA113として実質的に存在する。本明細書において、本発明は、各ポータブルデバイスが、単一のドッキング環境(例えば、ドッキングステーション110−2参照)をサポートする特定のドッキングステーションとドッキングすることを前提として主に説明されるが、ドッキングステーションは、ドッキングステーション110−1によって示されるように、複数のドッキング環境を並行してサポートしてもよく、この場合、各ユーザデバイスは、単一のドッキングステーションに属する各自のドッキング環境内でドッキングされる。単一のドッキングステーション上での複数のドッキング環境の存在は、これらのエンティティを確立する結合構成ファイル(joint configuration file)を用いることにより実現できる。
図1は、本発明の原則に基づいて実現される例示的な実施形態を示す。図1は、システム100のブロック図を示す。システム100は、システム100内にドッキングホスト110を介してドッキングされる1つ以上のポータブルユーザデバイス120からのオーディオ信号をミキシングし、ミキシングされた信号は、オーディオサウンドシステム101に入力され、表現される。説明を容易にするために、オーディオサウンドシステム101は、通常、一度に1つだけのソースからのオーディオ信号を再生できると仮定する。本実施形態における1つのドッキングホスト内のミキサーによって出力された合成オーディオ信号は、元々は1つ以上のドッキングポータブルユーザデバイスによって生成されたものではあるが、単一のオーディオソースから発せられたと考えることができる。
システム100内には、互いに及びオーディオサウンドシステム101に通信結合される少なくとも2つのドッキングホスト110が存在する。ドッキングホスト間の通信結合は、接続130を介して実行される。接続130は、有線又は無線のホスト間通信バスとして実現されてもよい。好ましい実施例において、接続130は、Wi-Fiバックボーンインフラネットワークによって実現されてもよい。ホスト間通信バスは、場所Lにおける無線及び他のネットワーク接続デバイスにインターネットアクセスを提供するWi-Fi接続と同じものとして実現されてもよい。当該者にとって周知な他の実施例も、ホスト間通信バスとして考慮される。
ドッキングホスト110を構成する上記要素に加えて、各ドッキングホスト110は、ドッキングホストとドッキングされる各ポータブルユーザデバイスに対して、オーディオサウンドシステムの仮想実在を少なくとも1つ作成するための要素(例えば、VA113)、オーディオサウンドシステム101への入力としてオーディオ出力信号をミキシングするための要素(例えば、ミキサー114)、及びシステム100内の他のドッキングホストに関連付けられたアクティブな(すなわち、起動されている)ミキシング手段の存在を検出するための要素(例えば、コントロール112)を含む。
ポータブルユーザデバイス120がドッキングホストにドッキングされると、ドッキングホスト内に仮想オーディオサウンドシステム実在113が作成される。図1に示す例においては、それぞれのドッキング環境に対して、オーディオサウンドシステム101の仮想実在113が個別にドッキングホスト内に作成される。ポータブルデバイス120−1(B)は、左側のVA113を含むドッキング環境内のドッキングホスト110−1とドッキングし、ポータブルデバイス120−1からの出力オーディオ信号は、実体化されたVA113に結合される。ポータブルデバイス120−2(C)は、右側のVA113を含むドッキング環境内のドッキングホスト110−1とドッキングし、ポータブルデバイス120−2からの出力オーディオ信号は、実体化されたVA113に結合される。ポータブルデバイス120−3(D)は、自分の実体化VA113を含むドッキング環境内のドッキングホスト110−2とドッキングし、ポータブルデバイス120−3からの出力オーディオ信号は、実体化されたVA113に結合される。各ドッキングホスト110は、関連付けられたドッキング環境内のオーディオシステム101の適切な実体化仮想実在113にポータブルデバイス出力オーディオ信号を結合する。
仮想オーディオ実在VA113は、ドッキングしているユーザデバイスに対して、実際のオーディオサウンドシステム101へのオーディオ出力インターフェイスとなるように定められ、この出力インターフェイスは、「ミキシング/共有」セマンティックスを含む。これらのセマンティックスの「共有」部分は、オーディオシステムに単一のデバイスが直接接続される場合の機能と同じ機能を、全てのポータブルユーザデバイス120が同時に共有できることを意味する。言い換えれば、オーディオシステム101自体が無線ドッキング無しにかかる共有使用を許容できるように実現されていないとしても、オーディオ出力デバイス101上でサウンドを生成できる能力が、各ポータブルユーザデバイスに付与される。上記セマンティックスの「ミキシング」部分は、望ましい場合は、全てのポータブルユーザデバイスからのオーディオ信号がミキシング(加重)されることによってオーディオシステムが共有され、同時オーディオ信号を全て一斉に聞くことができることを意味する。ユーザインターフェイス又はユーザマニュアルにおいて、VAを実際に表現する場合、ここで用いられる「ミキシング/共有セマンティックス」等の技術用語は、より簡単で、場合によってはより厳密でない用語又はピクトグラムに置き換えて、仮想オーディオデバイスVAがドッキング環境内に存在し、特定の実際のオーディオサウンドシステム101と関連付けられていることをユーザに伝えることが好ましい。いくつかの実施形態において、ドッキングシステムは、いくつかの別々のオーディオ出力デバイスをグループにまとめて、全てのデバイスVAが関連付けられる単一のオーディオサウンドシステム101として機能させることが可能でもよい。例えば、別々のオーディオデバイスのかかるグループ化又は統合の一例は、TVのスピーカと、「ホームシアター」スタイルの自立オーディオシステムのスピーカとをグループ化して、より強固なサウンドシステムにすることによって実現され得る。VA113がオーディオシステム101の機能を有し、各ユーザデバイスが、自身のオーディオ信号に対してミュート、音量制御、及びイコライゼーション等の機能を備えることが考えられる。
ミキサー114は、コントローラ112によって制御可能に起動される。通常、ドッキングホスト110内のミキサーは、多様なドッキングホスト110に接続された1つ以上のポータブルユーザデバイスからのオーディオ信号を合成し、オーディオサウンドシステム101のための入力オーディオ信号を生成するために使用される。また、ドッキングホスト110−2、及び場所Lにおける他のドッキングホスト(図示なし)も制御可能に起動されるミキサーを含むが、停止中又は非アクティブ状態であるため、ドッキングステーション110−2のブロック図には示されない。特定のドッキングホストにおいてミキサーが起動されると、当該ミキサーは、オーディオシステムに制御可能に結合され得る。ミキサーが停止中の場合、オーディオシステム101には結合されない。
図1に示す例示的な実施形態において、ミキサー114は、ポータブルユーザデバイスB(120−1)、C(120−2)、及びD(120−3)からの出力オーディオ信号を結合する。ポータブルデバイス及びそれらの特定のVA113の間に制御可能な接続が確立される。ポータブルユーザデバイスD(120−3)からのオーディオ信号は、ホスト間通信バス130を介してドッキングホスト110−2からドッキングホスト110−1に伝達され、そしてドッキングホスト110−1内のミキサー114に接続されるように図示されている。
ここで、コントロール112は、制御要素又はコントローラを指す。コントロール112は、システム100内の他のドッキングホストに関連付けられたアクティブ状態のミキシング要素の存在を検出するために用いられる。言い換えれば、ドッキングホスト110−1内のコントロール112は、場所Lに存在する他のドッキングホスト110−2等内にアクティブ状態のミキサー114が存在するか否かを検出する。また、コントロール112は、システム内の他のドッキングホストにおいてアクティブ状態のミキサーが検出されない場合、自身に関連付けられたミキサー114を起動する。よって、ドッキングホスト110−1内のコントロール112が他のドッキングホストにおいてアクティブなミキサー114の存在を検出できない場合、コントロール112は、ドッキングホスト110−1内のミキサー114を制御可能に起動する。ドッキングホスト110−1内の自身に関連付けられたミキサー114が起動されると、コントロール112は、所属するドッキングホスト110−1内のミキサー114を、入力信号を供給するためにオーディオサウンドシステム101に、また、所属するドッキングホスト110−1内の少なくとも1つのオーディオサウンドシステムの仮想実在VA113の出力に接続させる。
また、コントロール112は、所属するドッキングホストとは異なる、オーディオサウンドシステム101と通信結合された他のドッキングホストにおいてアクティブなミキサー114が発見された場合、自身が関連付けられたミキシング要素114の起動を抑制する。システム100内の他のドッキングホストにおいてアクティブなミキサー114が検出されると、コントロール112は、例えば、所属するドッキングホスト(ドッキングホスト110−1)内の少なくとも1つの仮想実在VA113からの出力を、アクティブ状態にあると検出されたミキサー114に通信結合する。
最後のポータブルユーザデバイスが、関連付けられたドッキングホストからのアンドッキングを開始しているとき、ドッキングホストに接続されたまま電源が切られるとき、又はドッキングホストが休止状態又はオフ状態にあるとき、ミキシングを、当該ドッキングホストからシステム100内の他のドッキングホストに移さなければならない場合がある。コントロール112は、1つ以上のポータブルデバイス120が、コントロール112が所属するドッキングホスト110からのアンドッキングを開始しているか否かを検出する。上記のような1つ以上の所定のイベントが検出されると、コントロール112はホスト間通信バス130を介して他のドッキングホストと通信し、ミキシングの移動を実行する。補足として、所定のイベントは、最後のポータブルユーザデバイスが、関連付けられたドッキングホストからのアンドッキングを開始していることを検出;最後のポータブルユーザデバイスが、関連付けられたドッキングホストに接続されたまま電力ダウン(例えば、低電力休止モードへの電力ダウン、又はオフ状態への完全な電力ダウン等)を開始していることを検出;及び、関連付けられたドッキングホストの低電力状態又はオフ状態への電力ダウンの検出、のうちの1つ以上を含むことに留意されたい。これらのイベントの1つ以上が検出され、ドッキングホストのミキサーがアクティブ状態にある場合、他のドッキングホストが自身のミキサー114を制御可能に起動して、ミキサー出力をオーディオシステムに制御可能に結合すると、コントローラ112は、関連付けられたミキサー114を停止し、オーディオシステム101から切り離す。このようにすることで、システム100内のドッキングホストによって制御される自動ハンドオーバ機構によって、ミキシングがユーザの介入なく移動される。この技術は、従来技術のシステムによっては提供されないシステムリソース節約、電力節約、及びシステム効率を提供する。
図2に示すように、コントロール212、オーディオシステム101の仮想実在213、及びミキサー214は、全て1つ以上のユーザデバイス220内に実現されてもよい。これらの要素は、上記したドッキングホスト110内の対応する要素と実質的に同様に動作する。この追加機能を有するポータブルデバイスが、同じ又は同様の機能を有するドッキングホストとドッキングされる場合、ドッキングホスト又はポータブルデバイスが全ての機能を提供してもよいし、相補的に各部を共有して上記のようなシステムの全機能を構成してもよい。
本発明に係る要素の動作は、例示的なシナリオを参照することによって、より良く理解されるであろう。システム100の場所Lは、家族部屋又はリビングルームでもよく、オーディオサウンドシステム101は、ホームシアター若しくは大画面テレビに内蔵される高品質サウンドシステム、又は自立サウンドシステムである。この環境において、この例では、部屋には複数の人がおり、各人が各自オーディオ再生可能なポータブルデバイスを有しているとする。例えば、各人はスマートフォン、ラップトップ若しくはネットブックコンピュータ、タブレットPC、又はMP3プレイヤー等を有してもよい。例えば、これらの人々のうちの一人が、インターネット上で見つけた音楽ビデオを全員に対して再生することによって、室内の他の人々とマルチメディアコンテンツを共有したい場合が考えられ、この場合、マルチメディアコンテンツのオーディオ部分(音声部分)が高品質サウンドシステム101を介して再生される。かかる例示的な状況において、音楽ビデオのマルチメディアコンテンツの映像部分は、ビデオを見つけた人のタブレットPCを全員で見ることによって共有され得る。
始めからシステム100内にドッキングされているポータブルデバイスは存在せず、ドッキングホスト110−1及び110−2は、低電力又は休止モードにあると仮定する。音楽ビデオを見せたいと思っている人は、部屋に入ると、ポータブルユーザデバイス120−1をドッキングホスト110−1上でドッキング環境E1内にドッキングしようと試みる。デバイス120−1は、ドッキングホスト110−1を起動させ、ドッキングホスト110−1を介してE1とドッキングする。ホスト110−1は、オーディオシステム101の仮想実在としてドッキング環境E1内にVA113を立ち上げる。続いて、ドッキングホスト110−1はホスト間通信バス130を使用して、他のホスト110−2等が既にミキサー114を作成しているか否かを検出する。他のドッキングホストの1つ以上から応答を受信するか、又はドッキングホストが低電力休止モードにある場合は応答を受信しないことによって、ドッキングホスト110−1は、場所Lのシステム100内の他のホストではミキサーが起動されていないことを検出する。次に、ドッキングホスト110−1はミキサー114を自ら制御可能に起動し、ミキサーを、オーディオシステム101及びオーディオシステム101の仮想実在VA113からのオーディオ出力信号に制御可能に接続する。このようにすることで、ポータブルデバイス120−1上の音楽ビデオのオーディオ部分をオーディオシステム101によって提供して、全員で楽しむことができる。
ポータブルデバイスD(120−3)を有する人が場所Lに入ると、この人は自身のデバイスが環境E3にドッキングされることを望む。なぜなら、ともにドッキングホスト110−1に含まれるドッキング環境E1又はE2においては利用できない周辺デバイス、システム、又はネットワークをE3が含むことが明らかだからである。その後、ポータブルデバイスDはドッキングホスト110−2を起動させ、ドッキングホスト110−2上で環境E3内にドッキングする。ホスト110−2は、オーディオシステム101の仮想実在としてドッキング環境E3内にVA113を立ち上げる。続いて、ドッキングホスト110−2はホスト間通信バス130を使用して、他のホスト110−1等が既にミキサー114を作成しているか否かを検出する。この時点でドッキングホスト110−1は既にミキサー114を起動しており、その旨をドッキングホスト110−2に応答する。他のドッキングホスト内でアクティブなミキサーの存在を検出すると、ドッキングホスト110−2は、単純に、環境E3内のVA113の出力をホスト間通信バス130を介してドッキングホスト110−1内のミキサー114に接続する。
ポータブルデバイスCがドッキングホスト110−1内のドッキング環境E2とドッキングしようと試みると、ドッキングホスト110−1は自身のミキサーが起動されていることを検出するため、オーディオ出力はドッキング環境E2内のVA113を介してミキサー114に接続される。ポータブルデバイスCからのオーディオ信号は、ポータブルデバイスB及びDからのオーディオ出力信号と合成される。
ここで、ポータブルデバイスCがドッキングホスト110−1から既にアンドッキングされ、ポータブルデバイスBがドッキングホスト110−1からのアンドッキング(又は電力ダウン)を開始しようとしており、一方で、ポータブルデバイスDはまだドッキングホスト110−2にドッキングされていると仮定する。この時点で、ドッキングホスト110−1は、ドッキングホスト110−2がドッキングホスト110−1内のミキサー114をまだ使用しているが、自身に接続される(アクティブ状態の)ポータブルユーザがもはや存在しないことを検出する。したがって、ドッキングホスト110−1は、ドッキングホスト110−2にミキサーを移動したいことを伝える。ドッキングホスト110−2は、ドッキングホスト110−2上の環境E3内のVA113からのドッキングホスト110−1内のミキサー114への接続を切断することによって応答する。続いて、ドッキングホスト110−1は、ミキサー114からオーディオシステム101への接続を解除し、ドッキングホスト110−1内のミキサー114の動作を停止し、ミキサー114と、ポータブルデバイス120−1(B)と接続されている環境E1内のVA113との間の接続を解除する(順番はこの通りでなくてもよい)。ドッキングホスト110−2は自身のミキサー114を起動し、ミキサー114の出力をオーディオシステム101に接続する。続いて、ドッキングホスト110−2は、同ドッキングホスト上のドッキング環境E3内のオーディオシステムの仮想実在VA113をこのホスト上の新たに起動されたミキサー114に接続する。これらの動作が完了すると、ドッキングホスト110−1も電力ダウン又は低電力休止モードに入ることができる。このシナリオにおいて、ポータブルユーザデバイスDのオーディオ再生がわずかに中断される可能性があるが、もたらされるエネルギー節約及びシステムリソース節約からすれば、これは許容可能であると考えられる。
上記の例示的なシナリオにおいて、さらに、ポータブルユーザデバイスBがアクティブ状態でドッキングホスト110−1に接続されている状況において、ドッキングホスト110−1がエネルギー節約のために少なくとも低電力休止モードに移行できると決定することをさらに仮定してもよい。この変更されたシナリオにおいて、ドッキングホスト110−1内のミキサー114は停止されるので、ドッキングホスト110−1は、ポータブルデバイスBのドッキング環境E1内のVA113のミキサー114との接続を切断しなければならず、そしてドッキング環境E1内のVA113の出力をドッキングホスト110−2内の新たに起動されたミキサー114に接続させなければならない。これらのシナリオにおいて、オーディオシステムは2つの同時の接続又は接続試行に確実に直面せず、これは特に、オーディオシステム101がUPnPデバイスである場合に有利である。
システム100の動作において、ドッキングホストが互いに協力して、UPnPデバイスに対して一度に1つだけの接続又は接続試行が実行されることを保証することは有利であると考えられている。UPnPに適用される規格は、2つのデバイスが単一のUPnPデバイスに同時にオーディオを送信しようとする場合(例えば、1つのドッキングホストがUPnPオーディオシンクとネットワーク接続を結んでオーディオを送信しようと試みる一方、同時に、他のドッキングホストがUPnPデバイス(例えばオーディオシステム101)との接続を既に確立しており、オーディオを送信している場合)に何が起こるかを明確且つ厳密に規定しないため、これは、かかるシステムの予測可能な動作を維持することができる。UPnPデバイスは、1つのドッキングホストによる接続試行を拒絶するかもしれないし、最初のドッキングホストとの確立された接続からのデータの受信を止めるかもしれないし、場合によっては2つのオーディオストリームを混合するかもしれない。結果は不明瞭である。よって、本発明がドッキングホスト間の上記プロトコルを維持することによって、あらゆる不確かさを回避できる。
以下で説明される図3及び図4は、本発明の原理を具現化する例示的な方法を示す。両図に示されるそれぞれの方法において実行されるステップに関するさらなる詳細は、図1及び図2と関連して上述された特定のシステム要素の説明から得ることができる。
ステップ201において、現在のドッキングホストによって、現在の又は他のドッキングホストにおけるアクティブなミキサーの存在が検出される。アクティブなミキサーが現在のホストとは異なるホストにおいて検出された場合、ステップ202は、方法の制御をステップ203に進める。現在のホスト以外のドッキングホストにおいてアクティブなミキサーが検出されなかった場合(又は現在のドッキングホスト内にアクティブなミキサーが検出された場合)、ステップ202は、方法の制御をステップ205に進める。
ステップ203において、現在のドッキングホスト内のミキサーの起動が抑制される。ステップ204において、現在のホスト上のオーディオシステムの仮想実在VAからの出力オーディオ信号が、他のドッキングホスト上の検出されたアクティブなミキサーの入力に接続される。
ステップ205において、現在のドッキングデバイス内のミキサーがまだ起動されていない場合、現在のドッキングデバイス内のミキサーが起動される。ステップ206において、ミキサーが既にアクティブ状態であった場合を除き、新たに起動されたミキサーはオーディオシステムの入力に接続される。ステップ207において、現在のホスト上のオーディオシステムの仮想実在VAの出力がミキサー入力に接続される。処理はこの時点で終了し、システムに他のポータブルユーザデバイスがドッキングするまで停止する。
ステップ301において、所定のイベントの発生が検出される。所定のイベントは上記した通りである。所定のイベントは、ポータブルユーザデバイスのアンドッキング又は電力ダウン、及びドッキングステーションの低電力休止モードへの電力ダウンを含む。所定のイベントが発生していない場合、ステップ302は制御をステップ301に戻す。所定のイベントが発生した場合、制御はステップ303に移される。
ステップ303において、イベント発生を検出した現在のドッキングホストが、ミキサー動作を自身から他のホストに移動させる。この時点で、現在のドッキングホスト内のミキサーは停止され、また入力及び出力の両方において接続切断され、他のドッキングホスト内で新たなミキサーが起動される。ステップ304において、現在のドッキングホスト上のポータブルデバイスがアクティブなままである場合、ミキサー入力信号は他のホスト内のミキサーに接続される。現在のドッキングホスト上のポータブルデバイスがアンドッキングされるか、又は電力ダウンにより非アクティブ化される場合、現在のホストから他のホストへのミキサー信号の再接続は必要ない。後者の場合、他のホストからのミキサー入力信号のみが新たに起動されたミキサーに接続、及び場合によっては再接続される。
ドッキングステーションは、ポータブルデバイスの外形に完全に又は部分的に一致するクレードルでもよく、又はかかるクレードルを含んでもよい。ドッキングステーションは、電気パッド、又は1つ以上のポータブルデバイスの設置に適した表面として実現されてもよい。かかるパッドは、現在市販されている無線充電パッドと同様に実現されてもよい。ポータブルデバイスがパッドの表面上又は近傍に配置されると、ドッキングステーションとドッキングすることができる。
また、ドッキングステーションは完全に一体化されたデバイスとして実現されてもよいし、クレードル及び主要部等、複数の部品に分割されていてもよい。この実施形態において、ドッキングステーションの主要部は、パソコン又はコントローラ/プロセッサ及びメモリ等の内部又は外部ハードウェア及びソフトウェアを使用して、デバイス知能、動作、及び周辺接続を提供してもよい。周辺接続は、有線又は無線通信接続として実現されてもよい。
ドッキングステーションは、ポータブルデバイスの電力を補充する充電要素を含んでもよい。充電は、ポータブルデバイスとの有線(接触による)又は無線(非接触)の結合を介して実行されてもよい。
本明細書に記載される全ての例及び条件的な文言は、当該技術分野を発展させるために発明者らによって提供される本発明の原理及び概念に対する読者の理解を補助する教示的な目的を意図したものであり、具体的に記載された例及び条件に限定されないと解されるべきである。また、本発明の原理、側面、及び本発明の原理の実施形態、並びに、それらの具体例を説明する本明細書の記載の全てが、それらの構造的及び機能的均等物を含むものとする。さらに、かかる均等物は、現在知られている均等物及び将来開発されるであろう均等物、すなわち、構造とは無関係に、同じ機能を実行するあらゆる要素を含むものとする。
当業者は、図中のブロック図は、本発明の原理を具現化する例示的なシステム要素及び/又は回路の概念図を表していることを理解するであろう。同様に、あらゆるフローチャート、フロー図、状態移行図、及び疑似コード等はコンピュータ読み取り可能媒体において実質的に表現可能な多様な処理を表しており、コンピュータ又はプロセッサが明示されていない場合であっても、コンピュータ又はプロセッサによって実行され得ることが理解されるであろう。
図中に示される多様な要素の機能は、専用のハードウェア、又は適当なソフトウェア及びソフトウェアを実行可能なハードウェアによって提供されてもよい。プロセッサによって提供される場合、機能は、単一の専用プロセッサ、単一の共有プロセッサ、又は一部が共有され得る複数の個別のプロセッサによって提供されてもよい。また、用語「プロセッサ」又は「コントローラ」が明示的に用いられている場合、ソフトウェアを実行できるハードウェアのみに言及していると解されるべきではなく、限定はされないが、デジタル信号プロセッサ(DSP)ハードウェア、ソフトウェアを記憶するための読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、及び他の不揮発性メモリを含むことを意味し得る。
本明細書で説明される方法は、プロセッサによって実行される命令によって実現されてもよく、かかる命令は、例えば集積回路、ソフトウェア担体、又は、例えばハードディスク、コンパクトなフロッピー(登録商標)ディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、若しくは読み取り専用メモリ(ROM)等の他の記憶装置等のプロセッサ読み取り可能媒体上に記憶されてもよい。命令は、プロセッサ読み取り可能媒体上に具現化されたアプリケーションプログラムを形成してもよい。明らかではあるが、プロセッサは、例えば処理を実行するための命令を有するプロセッサ読み取り可能媒体を含んでもよい。かかるアプリケーションプログラムは、任意の適切なアーキテクチャを有する機構にアップロードされ、実行されてもよい。好ましくは、機構は、1つ以上の中央処理ユニット(CPU)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、及び入力/出力(I/O)インターフェイス等のハードウェアを有するコンピュータプラットフォーム上に実装される。コンピュータプラットフォームは、オペレーティングシステム及びマイクロコードをさらに有してもよい。本明細書に記載される多様な処理及び機能は、CPUによって実行され得る、マイクロコードの一部、アプリケーションプログラムの一部、又はそれらの任意の組み合わせでもよい。また、追加のデータ記憶ユニット及び印刷ユニット等、多様な他の周辺ユニットがコンピュータプラットフォームに接続されてもよい。
図に示される要素は多様な形態のハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はそれらの組み合わせとして実現できると理解されたい。好ましくは、これらの要素は、プロセッサ、メモリ、及び入力/出力インターフェイスを含み得る、1つ以上の適切にプログラミングされた汎用デバイス上のハードウェア及びソフトウェアの組み合わせとして実現される。また、本明細書に記載される実施例は、例えば方法若しくはプロセス、装置、又はソフトウェアプログラムとして実現され得る。単一の実施の形式(例えば、方法としてのみ説明される)の文脈でのみ説明されたとしても、説明された特徴の実施例は他の形式(例えば、装置又はプログラム)でも実施され得る。装置は、上述のように実現され得る。方法は、例えばプロセッサ(例えばコンピュータ、マイクロプロセッサ、集積回路、又はプログラム可能論理デバイス等の汎用処理デバイスを指す)等の装置において実現され得る。
また、図中の構成要素及び方法の一部はソフトウェアによって実現され得るため、システム要素又はプロセス機能ブロック間の実際の接続は、本発明の原理がプログラミングされる態様に応じて異なり得る。本明細書の教示に基づいて、当業者は、本発明の原理の上記及び類似の実施形態又は構成を予期することができるであろう。
複数の実施形態が説明された。しかし、多様な変形が可能なことが理解されるであろう。例えば、異なる実施形態の要素を、組み合わせる、追加する、改良する、又は除去する等することにより、他の実施形態を作成してもよい。また、当業者は、開示の構造及びプロセスを他の構造及び/又はプロセスによって置換してもよく、得られる実施形態は、開示の実施形態と少なくとも実質的に同じ機能を少なくとも実質的に同じ方法で実行して、少なくとも実質的に同じ結果が得られることを理解するであろう。特に、本明細書において、添付の図面を参照して例示的な実施形態を説明してきたが、本発明の原理は厳密にそれらの実施形態に限定されず、当業者によって、本発明の原理の範囲又は趣旨から逸脱することなく、多様な変更及び改変を成し得ると理解されたい。したがって、これら及び他の実施形態が本願によって考慮され、また、特許請求の範囲に含まれる。

Claims (15)

  1. システム内にドッキングされた1つ以上のポータブルユーザデバイスからのオーディオ信号をミキシングするためのシステムであって、前記システムは、
    オーディオサウンドシステムと、
    互いに通信接続された少なくとも2つのドッキングホストとを含み、各ドッキングホストは、
    前記ドッキングホストにドッキングされた各個別のポータブルユーザデバイスに対して前記オーディオサウンドシステムの仮想実在を少なくとも1つ作成し、各ポータブルユーザデバイスからのオーディオ出力信号を、前記各個別のポータブルユーザデバイスが関連付けられている前記オーディオサウンドシステムの前記仮想実在に接続する手段と、
    前記システム内にドッキングされた前記1つ以上のポータブルユーザデバイスのそれぞれからのオーディオ出力信号に応答して、前記オーディオ出力信号を前記オーディオサウンドシステムの入力としてミキシングするミキシング手段であって、前記ミキシング手段は制御可能に起動され、前記オーディオサウンドシステムに制御可能に接続される、前記ミキシング手段と、
    前記システム内の他のドッキングホストに関連付けられたアクティブなミキシング手段の存在を検出する制御手段であって、前記制御手段は、さらに、前記システム内の他のドッキングホストに関連付けられたアクティブなミキシング手段が検出されない場合、自身に関連付けられたミキシング手段を起動し、前記自身に関連付けられたミキシング手段を起動した後、前記ミキシング手段を、前記オーディオサウンドシステムに前記入力信号を供給するために前記オーディオサウンドシステムに、また、前記関連付けられたドッキングホスト内の前記オーディオサウンドシステムの前記少なくとも1つの仮想実在の出力に接続させる、前記制御手段とを含む、システム。
  2. 前記各ドッキングホスト内の前記制御手段は、前記1つ以上のポータブルユーザデバイス、又は前記関連付けられたドッキングホストが所定のイベントを開始しているか否かを検出し、
    前記少なくとも1つの所定のイベントの発生が検出されると、前記制御手段は、他のドッキングホストと通信してミキシングの移動を実行し、
    前記制御手段は、前記他のドッキングホストが自身のミキシング手段を制御可能に起動し、前記オーディオサウンドシステムに制御可能に接続すると、前記関連付けられたミキシング手段を停止し、前記オーディオサウンドシステムから切り離し、
    前記所定のイベントは、
    最後のポータブルユーザデバイスが、前記関連付けられたドッキングホストからのアンドッキングを開始していること、
    最後のポータブルユーザデバイスが、前記関連付けられたドッキングホストに接続されたまま電力ダウン動作を開始していること、及び
    前記関連付けられたドッキングホストの低電力又はオフ状態運転への電力ダウン、のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記ドッキングホスト内の前記制御手段は、前記オーディオサウンドシステムに通信接続された他のドッキングホストにおいてアクティブなミキシング手段が発見された場合、自身に関連付けられたミキシング手段の起動を抑制する、請求項1に記載のシステム。
  4. 前記他のドッキングホスト内の前記ミキシング手段がアクティブであると検出されると、前記制御手段は、前記関連付けられたドッキングホスト内の前記少なくとも1つの仮想実在からの前記出力を、前記他のドッキングホスト内のアクティブであると検出された前記ミキシング手段と通信接続させる、請求項3に記載のシステム。
  5. 前記少なくとも2つのドッキングホストは、バックボーンネットワークを介して互いに通信接続されている、請求項2に記載のシステム。
  6. 前記1つ以上のポータブルユーザデバイスのうちの少なくとも1つは、
    前記ドッキングホストにドッキングされた前記少なくとも1つのポータブルユーザデバイスに対して前記オーディオサウンドシステムの仮想実在を少なくとも1つ作成し、前記少なくとも1つのポータブルユーザデバイスからのオーディオ出力信号を、各ポータブルユーザデバイスが関連付けられている前記オーディオサウンドシステムの前記仮想実在に接続する手段と、
    前記システム内にドッキングされた前記1つ以上のポータブルユーザデバイスのそれぞれからのオーディオ出力信号に応答して、前記オーディオサウンドシステムの入力として前記オーディオ出力信号をミキシングするミキシング手段であって、前記ミキシング手段は制御可能に起動され、前記オーディオサウンドシステムに制御可能に接続される、前記ミキシング手段と、
    前記システム内の他のドッキングホスト又は他のポータブルユーザデバイス内のアクティブなミキシング手段の存在を検出する制御手段であって、前記制御手段は、さらに、アクティブなミキシング手段が検出されなかった場合、自身に関連付けられたミキシング手段を起動し、前記自身に関連付けられたミキシング手段を起動した後、前記ミキシング手段を、前記オーディオサウンドシステムに前記入力信号を供給するために前記オーディオサウンドシステムに、また、前記オーディオサウンドシステムの前記少なくとも1つの仮想実在の出力に接続させる、前記制御手段と
    を含む、請求項1に記載のシステム。
  7. オーディオサウンドシステムと、少なくとも2つのドッキングホストとを含むシステム内で使用されるドッキングホストであって、前記ドッキングホストは、前記ドッキングホスト内にドッキングされる1つ以上のポータブルユーザデバイスからのオーディオ信号をオーディオシステムへの入力としてミキシングし、
    前記ドッキングホストにドッキングされた各個別のポータブルユーザデバイスに対して前記オーディオサウンドシステムの仮想実在を少なくとも1つ作成し、各個別のポータブルユーザデバイスからのオーディオ出力信号を、前記各ポータブルユーザデバイスが関連付けられている前記オーディオシステムの前記仮想実在に接続する手段と、
    前記システム内にドッキングされた前記1つ以上のポータブルユーザデバイスのそれぞれからのオーディオ出力信号に応答して、前記オーディオサウンドシステムの入力として前記オーディオ出力信号をミキシングするミキシング手段であって、前記ミキシング手段は制御可能に起動され、前記オーディオサウンドシステムに制御可能に接続される、前記ミキシング手段と、
    前記システム内の他のドッキングホストに関連付けられたアクティブなミキシング手段の存在を検出する制御手段であって、前記制御手段は、さらに、前記システム内の他のドッキングホストに関連付けられたアクティブなミキシング手段が検出されない場合、自身に関連付けられたミキシング手段を起動し、前記自身に関連付けられたミキシング手段を起動に応じて、前記ミキシング手段を、前記オーディオサウンドシステムに前記入力信号を供給するために前記オーディオサウンドシステムに、また、前記関連付けられたドッキングホスト内の前記オーディオサウンドシステムの前記少なくとも1つの仮想実在の出力に接続させる、前記制御手段と
    を含む、ドッキングホスト。
  8. 前記ドッキングホスト内の前記制御手段は、さらに、前記1つ以上のポータブルユーザデバイス又は前記ドッキングホストが所定のイベントを開始しているか否かを検出し、
    前記少なくとも1つの所定のイベントの発生が検出されると、前記制御手段は、他のドッキングホストと通信してミキシングの移動を行い、
    前記制御手段は、前記他のドッキングホストが自身のミキシング手段を制御可能に起動し、前記オーディオサウンドシステムに制御可能に接続すると、前記関連付けられたミキシング手段を停止して、前記オーディオサウンドシステムから切り離し、
    前記所定のイベントは、
    最後のポータブルユーザデバイスが、前記関連付けられたドッキングホストからのアンドッキングを開始していること、
    最後のポータブルユーザデバイスが、前記関連付けられたドッキングホストに接続されたまま電力ダウン動作を開始していること、及び
    前記ドッキングホストの低電力又はオフ状態運転への電力ダウン、のうちの少なくとも1つを含む、請求項7に記載のドッキングホスト。
  9. 前記ドッキングホスト内の前記制御手段は、前記オーディオサウンドシステムに通信接続された他のドッキングホストにおいてアクティブなミキシング手段が発見された場合、自身に関連付けられたミキシング手段の起動を抑制する、請求項7に記載のドッキングホスト。
  10. 前記他のドッキングホスト内の前記ミキシング手段がアクティブであると検出されると、前記制御手段は、前記関連付けられたドッキングホスト内の前記少なくとも1つの仮想実在からの前記出力を、前記他のドッキングホスト内のアクティブであると検出された前記ミキシング手段と通信接続させる、請求項9に記載のドッキングホスト。
  11. 前記ドッキングホストは、バックボーンネットワークを介して少なくとも1つの他のドッキングホストと通信接続される、請求項8に記載のドッキングホスト。
  12. オーディオサウンドシステム上での提供のために、少なくとも2つのドッキングホスト上でドッキングされる1つ以上のポータブルユーザデバイスからのオーディオ信号をミキシングするための方法であって、前記少なくとも2つのドッキングホストは互いに通信接続され、前記方法は、
    ドッキングホストにおいて、前記ドッキングホストにドッキングされた各個別のポータブルユーザデバイスに対して前記オーディオサウンドシステムの仮想実在を少なくとも1つ作成し、各個別のポータブルユーザデバイスからのオーディオ出力信号を、前記各ポータブルユーザデバイスが関連付けられている前記オーディオシステムの前記仮想実在に接続するステップと、
    前記ドッキングホストにおいて、前記システム内にドッキングされた前記1つ以上のポータブルユーザデバイスのそれぞれからのオーディオ出力信号に応答して、前記オーディオサウンドシステムの入力として前記オーディオ出力信号をミキシングするステップであって、前記ミキシングステップは制御可能に作動される、ミキシングステップと、
    前記ドッキングホストにおいて、前記システム内の他のドッキングホストに関連付けられたアクティブなミキシングステップの存在を検出するステップと、
    前記システム内の他のドッキングホストに関連付けられたアクティブなミキシングステップが検出されない場合、自身に関連付けられたミキシングステップを作動するステップと、
    前記自身に関連付けられたミキシングステップを作動した後、前記入力を前記オーディオサウンドシステムに接続し、前記関連付けられたドッキングホスト内の前記オーディオサウンドシステムの前記少なくとも1つの仮想実在の出力を前記ミキシングステップに供給するステップと
    を含む、方法。
  13. 前記オーディオサウンドシステムに通信接続された他のドッキングホストにおいてアクティブなミキシングステップが発見された場合、前記関連付けられたドッキングホストによる前記ミキシングステップの作動を抑制するステップをさらに含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記他のドッキングホストにおいてミキシングステップがアクティブであると検出されると、前記関連付けられたドッキングホスト内の前記少なくとも1つの仮想実在からの前記出力を、前記他のドッキングホスト内のアクティブであると検出された前記ミキシングステップの入力として通信接続する、請求項13に記載の方法。
  15. 前記1つ以上のポータブルユーザデバイス又は前記ドッキングホストが所定のイベントを開始しているか否かを前記ドッキングホストによって検出するステップと、
    前記少なくとも1つの所定のイベントの発生が検出されると、他のドッキングホストと通信して、前記ミキシングステップの前記ドッキングホストから前記他のドッキングホストへの移動を実行するステップと、
    前記ドッキングホスト内の前記ミキシングステップを停止するステップと、
    前記他のドッキングホストがミキシングステップを制御可能に作動し、前記他のドッキングホストによって生成された入力を前記オーディオサウンドシステムに制御可能に接続した後、前記入力を前記オーディオサウンドシステムから切り離すステップとを含み、
    前記所定のイベントは、
    最後のポータブルユーザデバイスが、前記関連付けられたドッキングホストからのアンドッキングを開始していること、
    最後のポータブルユーザデバイスが、前記関連付けられたドッキングホストに接続されたまま電力ダウン動作を開始していること、及び
    前記ドッキングホストの低電力又はオフ状態運転への電力ダウン、のうちの少なくとも1つを含む、請求項12に記載の方法。
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