JP2015502428A - 洗浄可能な粘弾性軟質ポリウレタンフォーム - Google Patents
洗浄可能な粘弾性軟質ポリウレタンフォーム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015502428A JP2015502428A JP2014543858A JP2014543858A JP2015502428A JP 2015502428 A JP2015502428 A JP 2015502428A JP 2014543858 A JP2014543858 A JP 2014543858A JP 2014543858 A JP2014543858 A JP 2014543858A JP 2015502428 A JP2015502428 A JP 2015502428A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- koh
- isocyanate
- fraction
- hydroxyl number
- oxide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G18/00—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
- C08G18/06—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
- C08G18/28—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the compounds used containing active hydrogen
- C08G18/2805—Compounds having only one group containing active hydrogen
- C08G18/2815—Monohydroxy compounds
- C08G18/283—Compounds containing ether groups, e.g. oxyalkylated monohydroxy compounds
- C08G18/2835—Compounds containing ether groups, e.g. oxyalkylated monohydroxy compounds having less than 5 ether groups
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G18/00—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
- C08G18/06—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
- C08G18/28—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the compounds used containing active hydrogen
- C08G18/40—High-molecular-weight compounds
- C08G18/48—Polyethers
- C08G18/4804—Two or more polyethers of different physical or chemical nature
- C08G18/4812—Mixtures of polyetherdiols with polyetherpolyols having at least three hydroxy groups
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G18/00—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
- C08G18/06—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
- C08G18/28—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the compounds used containing active hydrogen
- C08G18/65—Low-molecular-weight compounds having active hydrogen with high-molecular-weight compounds having active hydrogen
- C08G18/66—Compounds of groups C08G18/42, C08G18/48, or C08G18/52
- C08G18/6666—Compounds of group C08G18/48 or C08G18/52
- C08G18/667—Compounds of group C08G18/48 or C08G18/52 with compounds of group C08G18/32 or polyamines of C08G18/38
- C08G18/6674—Compounds of group C08G18/48 or C08G18/52 with compounds of group C08G18/32 or polyamines of C08G18/38 with compounds of group C08G18/3203
- C08G18/6677—Compounds of group C08G18/48 or C08G18/52 with compounds of group C08G18/32 or polyamines of C08G18/38 with compounds of group C08G18/3203 having at least three hydroxy groups
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G2110/00—Foam properties
- C08G2110/0008—Foam properties flexible
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G2110/00—Foam properties
- C08G2110/0041—Foam properties having specified density
- C08G2110/005—< 50kg/m3
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G2110/00—Foam properties
- C08G2110/0041—Foam properties having specified density
- C08G2110/0058—≥50 and <150kg/m3
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G2110/00—Foam properties
- C08G2110/0083—Foam properties prepared using water as the sole blowing agent
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
- Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
Abstract
本発明は、少なくとも1dm3/秒の空気流量値を有する粘弾性軟質ポリウレタンフォームを生成するための方法であって、(a)ポリイソシアネートを、(b)イソシアネート反応性基を有するポリマー化合物、(c)任意選択で、鎖延長剤および/または架橋剤、(d)任意選択で、100mg KOH/gから500mg KOH/gのヒドロキシル価を有する1つのイソシアネート反応性基を有する化合物、(e)触媒、(f)発泡剤、ならびに任意選択で、(g)添加剤と混合して反応混合物を形成し、それを軟質ポリウレタンフォームに変換する工程を含み、イソシアネート反応性基を有するポリマー化合物(b)は、(b1)90mg KOH/gから300mg KOH/gのヒドロキシル価を有し、3から6官能性出発分子に基づき、アルキレンオキシド含量を基準として80wt%から100wt%のプロピレンオキシド分率を有する少なくとも1種のポリアルキレンオキシドを10wt%から40wt%、(b2)10mg KOH/gから60mg KOH/gのヒドロキシル価を有し、2から4官能性出発分子に基づき、アルキレンオキシド含量を基準として80wt%から100wt%のプロピレンオキシド分率を有する少なくとも1種のポリアルキレンオキシドを5wt%から20wt%、(b3)10mg KOH/gから55mg KOH/gのヒドロキシル価を有し、2から4官能性出発分子に基づき、アルキレンオキシド含量を基準として70wt%から100wt%のエチレンオキシド分率を有する少なくとも1種のポリアルキレンオキシドを10wt%から50wt%、ならびに(b4)50mg KOH/gから200mg KOH/gのヒドロキシル価を有し、2官能性出発分子に基づき、アルキレンオキシド含量を基準として80wt%から100wt%のエチレンオキシド分率を有する少なくとも1種のポリアルキレンオキシドを0wt%から20wt%含み、化合物b1)からb4)の分率は、イソシアネート反応性基を有するポリマー化合物(b)の全質量を基準として、少なくとも80wt%である方法に関する。本発明は、さらに、そのような方法により得ることができる、少なくとも1dm3/秒の空気流量値を有する粘弾性ポリウレタンフォーム、ならびに、マットレスおよびクッションのためのそのようなポリウレタンフォームの使用に関する。
Description
本発明は、少なくとも1dm3/秒の空気流量値を有する粘弾性軟質ポリウレタンフォームを生成するための方法であって、(a)ポリイソシアネートを、(b)イソシアネート反応性基を有するポリマー化合物、(c)任意選択で、鎖延長剤および/または架橋剤、(d)任意選択で、100mgKOH/gから500mgKOH/gのヒドロキシル価を有する1つのイソシアネート反応性基を有する化合物、(e)触媒、(f)発泡剤、ならびに任意選択で、(g)添加剤と混合して反応混合物を形成し、それを軟質ポリウレタンフォームに変換する工程を含み、イソシアネート反応性基を有するポリマー化合物(b)は、(b1)90mgKOH/gから300mgKOH/gのヒドロキシル価を有し、3から6官能性出発分子に基づき、アルキレンオキシド含量を基準として80wt%から100wt%のプロピレンオキシド分率を有する少なくとも1種のポリアルキレンオキシドを10wt%から40wt%、(b2)10mgKOH/gから60mgKOH/gのヒドロキシル価を有し、2から4官能性出発分子に基づき、アルキレンオキシド含量を基準として80wt%から100wt%のプロピレンオキシド分率を有する少なくとも1種のポリアルキレンオキシドを5wt%から20wt%、(b3)10mgKOH/gから55mgKOH/gのヒドロキシル価を有し、2から4官能性出発分子に基づき、アルキレンオキシド含量を基準として70wt%から100wt%のエチレンオキシド分率を有する少なくとも1種のポリアルキレンオキシドを10wt%から50wt%、ならびに(b4)50mgKOH/gから200mgKOH/gのヒドロキシル価を有し、2官能性出発分子に基づき、アルキレンオキシド含量を基準として80wt%から100wt%のエチレンオキシド分率を有する少なくとも1種のポリアルキレンオキシドを0wt%から20wt%含み、化合物b1)からb4)の分率は、イソシアネート反応性基を有するポリマー化合物(b)の全質量を基準として、少なくとも80wt%である方法に関する。本発明は、さらに、そのような方法により得ることができる、少なくとも1dm3/秒の空気流量値を有する粘弾性ポリウレタンフォーム、ならびに、マットレスおよびクッションのためのそのようなポリウレタンフォームの使用に関する。
粘弾性軟質ポリウレタンフォームは、近年、ますますその重要性が高まっている。それらは、具体的には、張り材、枕、マットレスの生産、または、例えばカーペットのバックフォーミングまたはインプレイスキャビティフォーミングにおける振動減衰に使用される。粘弾性フォームは、圧縮後のその緩やかな回復が注目されている。
現在、2つの異なる群の粘弾性フォームがあり、これらは気泡構造および粘弾性のメカニズムが異なる。
いわゆる空気(物理的)粘弾性フォーム(pVE)は、空気流量値が非常に低い有孔気泡膜を備える独立気泡軟質PUフォームである。圧縮されると、空気はフォームの気泡から搾り出される。圧縮が解除されると、空気流量値により、フォームがその元の形状に緩和され得る速度が制限される。したがって、回復時間は、中でも、軟質PUフォームの細孔/連続気泡含量の程度に依存する。軟質PUフォームの独立気泡含量が高い程、回復はより遅い。
空気粘弾性を有するポリウレタンフォームの例は、既に文献および特許文書において幅広く記載されている。1989年まで遡ると、DE3942330は、粘弾性固体伝播音減衰特性を有する軟質ポリウレタンフォームを生成するための方法、およびそれに使用されるポリオキシアルキレン−ポリオール混合物を記載している。
粘弾性特性は、様々な様式で達成され得る。US6391935、EP908478およびWO2005/003206は、それぞれ、モノオールの使用、環式およびヘテロ環式成分の使用、ならびにある特定の鎖延長剤の使用を記載している。
特許文書に共通しているのは、ポリエーテルオール混合物の主要な割合が、非常に親水性の構成要素、特にポリエチレンオキシド単位から構築されていることである。さらに、ポリウレタンフォームの気泡は、圧倒的に有孔独立気泡であり、したがって、粘弾性効果は、主として気泡膜の低い空気流量値によるものである。
引用文献に記載されている空気粘弾性ポリウレタンフォームは、高い独立気泡含量が空気交換を大きく制限するという欠点を有する。空気交換がないと、例えば人間の身体から熱を除去することができず、発汗の増加をもたらし、また、例えば人間の汗から、または洗浄からの湿った空気を除去することができない。さらに、高い割合の親水性ポリオールは、フォームが非常に親水性であり、水を吸収する傾向を有し、それを再び放出するのが非常に遅く、したがって膨潤する傾向を有することを意味する。これらの粘弾性ポリウレタンフォームのさらなる欠点は、その低い機械的強度であり、より具体的には、特に引張強度の低い値に反映され、これは湿潤状態ではさらに悪化する。
さらに、フォームの高い親水性は、例えば汗の形態での、またはフォームを洗濯しようとした場合の高い水吸収をもたらす。水は、有孔気泡中、およびフォームの親水性マトリックス中に通過して、フォームの著しい膨潤を引き起こし得る。これらのフォームは、その低い空気流量値により、非破壊的に乾燥させることができない。
これらの湿潤フォームを乾燥させようとする試みは、多くの場合、気泡膜を破裂または断裂させ、これは、粘弾性挙動の喪失およびフォーム骨格の破壊をもたらす。
いわゆる構造的または化学的粘弾性軟質ポリウレタンフォーム(cVE)は、その室温付近のガラス転移温度が注目されている。そのようなcVEフォームは、連続気泡であるが粘弾性となり得る。
ここで、回復時間は、特定のポリエーテルポリオール組成物、およびある程度自由に選択可能なイソシアネート成分を使用することにより制御される。連続気泡フォームは、空気交換を可能にし、改善された微気候を提供するため、特にマットレスおよび枕に期待される特別な快適性のために有利である。
連続気泡の構造的粘弾性軟質フォーム(cVE)の例は、既に特許文書および文献において幅広く記載されている。US7022746は、10〜12℃での損失弾性率tanδの最大値と共に、最大3.9dm3/秒のASTM3574G−95空気流量値を有する連続気泡粘弾性フォームを記載している。改善された機械的特性をその目的の中に含むこの参考文献は、さらに、37kPaから60kPaの引張強度を有する粘弾性ポリウレタンフォームを記載している。この参考文献では、2種の主要なポリオールが使用されており、それぞれ30〜70wt%の質量分率を有し、一方のポリオールは、70〜100wt%の範囲のエチレンオキシド構成要素からなり、第2のポリオールは、70〜100%の範囲のプロピレンオキシド構成要素からなる。結果として、このフォームは、エチレンオキシド系ポリオールによってのみ得られたフォームよりも疎水性であることが最小限に抑えられるが、特にこれらのフォームの水中での膨潤性および引張強度は、さらに改善が必要である。
DE102997061883は、連続気泡であると言われているスラブストックフォーム系を記載しているが、これは、製造後にまず屈曲されなければならない。使用されるポリオールは、本質的に、ほぼ半々のPOおよびEO構成要素で構築されたポリオールである。
DE102997061883のフォームは、生産された状態では独立気泡であり、機械的屈曲後に初めて気泡膜が破裂してある程度連通する。この特許文書には、いかなる測定されたDIN空気流動値も列挙されていないが、独自の測定において350mm水柱の空気抵抗が見出され、非常に低い空気流量を示唆していることが述べられている。さらに、DE102997061883によるフォームは、36kPaの非常に低い引張強度を示す。
これらの欠点は、特定のポリオールを使用することにより補正されると言われている。WO2008002435は、ビスフェノールAに対して開始されたポリエーテルオールの使用を記載しており、これは、引張強度の増加を提供するはずであるが、得られたフォームは、最大65kPaの引張強度しか示さない。
EP1960452は、明確に低減された分率の親水性ポリオールを含む調製法を記載している。当業者には、これがフォームの明確により低い水吸収およびより低い膨潤をもたらすことが予期される。特許文書において示唆されている軟質フォームは、確かに、僅か4〜7%という低減された水中膨潤を示す。同様に、先行技術において示唆されている親水性軟質フォームは、その湿った媒体中の約40%の膨潤性のために好適でないことが述べられている。特許文書において列挙されているフォームはまた、最大63kPaの低い引張強度しか示さず、したがって、低い水吸収にもかかわらず高い機械的負荷に適合しない。
DE10352100は、水中での粘弾性フォームの膨潤挙動に関連し、改善された加水分解および劣化特性を有する空気粘弾性フォームを記載している。また、広い温度範囲にわたり粘弾性特性があるフォームが記載されている。これは、10〜60wt%のアクリレートポリオールの使用により達成される。水中膨潤性は4%であり、tanδ曲線は、広い温度範囲にわたる粘弾性挙動を裏付けている。引張強度は報告されていない。アクリレートポリオールの使用の欠点は、高額であること、および特にアクリレートの高い放出であり、これは不快にも臭気により認識され得る。これらのフォームはまた、さらに、列挙された欠点と共に高い独立気泡含量を示す。
WO2007/144272は、イソシアネート成分としてTDIを含む疎水性粘弾性連続気泡スラブストックフォームを記載している。高い割合のポリマーポリエーテルオール(グラフトポリエーテル)を含むポリオール成分が使用される。欠点は、40〜60kPaと報告されている低い引張強度、および僅か30〜60L/分の低い空気流量値である。
現在、再生可能な原材料に基づく化学修飾または非修飾ポリエーテルオールまたはモノオールの使用が、新たに出願された特許出願においてしばしば話題となっている。これらのいわゆるバイオポリオールは、EP1981926、WO2009/106240、さらにWO2009/032894において、粘弾性連続気泡フォームの部門における使用が見出されている。ここでも、低い引張強度が欠点であり、引用された特許文書のいずれにおいても、70kPaが報告されている最大値である。
Kunststoffhandbuch、第7巻、Polyurethanes、Gunter Oertel編、Carl−Hanser−Verlag、Munich、第3版、1993年、第5章、Flexible polyurethane foams
本発明は、本質的に慣例的なポリオールを使用することにより、優れた空気流量値および高い引張強度を有する粘弾性軟質ポリウレタンフォームを提供することをその目的とする。本発明は、さらに、特に市販の洗濯機において、慣例的な粉末洗剤を用い、60℃までの温度で非破壊的に洗浄することができ、その後、粘弾性特性が洗浄および乾燥により失われることなく乾燥させることができるポリウレタンフォームを提供することをその目的とする。
我々は、驚くべきことに、この目的が、少なくとも1dm3/秒の空気流量値を有する粘弾性軟質ポリウレタンフォームを生成するための方法であって、(a)ポリイソシアネートを、(b)イソシアネート反応性基を有するポリマー化合物、(c)任意選択で、鎖延長剤および/または架橋剤、(d)任意選択で、100mg KOH/gから500mg KOH/gのヒドロキシル価を有する1つのイソシアネート反応性基を有する化合物、(e)触媒、(f)発泡剤、ならびに任意選択で、(g)添加剤と混合して反応混合物を形成し、それを軟質ポリウレタンフォームに変換する工程を含み、イソシアネート反応性基を有するポリマー化合物(b)は、(b1)90mg KOH/gから300mg KOH/gのヒドロキシル価を有し、3から6官能性出発分子に基づき、アルキレンオキシド含量を基準として80wt%から100wt%のプロピレンオキシド分率を有する少なくとも1種のポリアルキレンオキシドを10wt%から40wt%、(b2)10mg KOH/gから60mg KOH/gのヒドロキシル価を有し、2から4官能性出発分子に基づき、アルキレンオキシド含量を基準として80wt%から100wt%のプロピレンオキシド分率を有する少なくとも1種のポリアルキレンオキシドを5wt%から20wt%、(b3)10mg KOH/gから55mg KOH/gのヒドロキシル価を有し、2から4官能性出発分子に基づき、アルキレンオキシド含量を基準として70wt%から100wt%のエチレンオキシド分率を有する少なくとも1種のポリアルキレンオキシドを10wt%から50wt%、ならびに(b4)50mg KOH/gから200mg KOH/gのヒドロキシル価を有し、2官能性出発分子に基づき、アルキレンオキシド含量を基準として80wt%から100wt%のエチレンオキシド分率を有する少なくとも1種のポリアルキレンオキシドを0wt%から20wt%含み、化合物b1)からb4)の分率は、イソシアネート反応性基を有するポリマー化合物(b)の全質量を基準として、少なくとも80wt%である方法により達成されることを見出した。
本発明の連続気泡粘弾性軟質ポリウレタンフォームは、−10℃から40℃の温度範囲内、好ましくは0℃から35℃の範囲内、より好ましくは10℃から35℃の範囲内、特に15℃から30℃の範囲内の損失弾性率tanδの絶対最大値を特徴とする。損失弾性率tanδの絶対最大値は、ASTM D 4065−99ガラス転移温度に対応する。本発明の粘弾性ポリウレタンフォームは、さらに、20%未満のDIN EN ISO 8307復元力および高い減衰挙動を有し、これは、少なくとも0.2、好ましくは少なくとも0.4、より好ましくは少なくとも0.5の20℃におけるtanδ値に反映される。tanδは、DIN EN ISO 6721−1、DIN EN ISO 6721−2、DIN EN ISO 6721−7に沿って、0.3%の変形での、1Hzの周波数および−80℃から+200℃の温度範囲における動的機械分析(DMA)を使用して決定される。温度プログラムは、5℃のステップで行われる。
本発明の粘弾性ポリウレタンフォームはまた、少なくとも1.0dm3/秒、好ましくは少なくとも1.2dm3/秒、より好ましくは少なくとも1.4dm3/秒、特に少なくとも1.5dm3/秒のDIN EN ISO 8307空気流量値を示す。本発明による軟質ポリウレタンフォームの密度は、150g/l未満、好ましくは20g/lから100g/ln範囲内、より好ましくは30g/lから80g/lの範囲内、特に40g/lから60g/lの範囲内である。
有用なポリイソシアネートa)は、原則的に、単独または組み合わせて、分子内に2つ以上のイソシアネート基を有する任意の既知の化合物を含む。ジイソシアネートが好ましい。本発明の方法は、好ましくは、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、トリレンジイソシアネート(TDI)、またはMDI−TDI混合物を使用する。
使用されるジフェニルメタンジイソシアネートは、2,2’−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートもしくは4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートからなる群から選択されるモノマージフェニルジイソシアネート、または2つもしくは3つ全ての異性体の混合物、および1つもしくは複数のモノマージフェニルメタンジイソシアネートとジフェニルメタンジイソシアネートの多核同族体との混合物であってもよい。ジフェニルメタンジイソシアネート(a1)の20℃における粘度は、好ましくは200mPas未満、より好ましくは150mPas未満、より好ましくは100mPas未満である。2,2’−ジフェニルメタンジイソシアネートの割合は、ポリイソシアネート(a)の全質量を基準として5wt%未満であることが特に好ましい。
TDIが使用される場合、これは通常、使用される2,4−および2,6−異性体の混合物である。80%の2,4および60%の2,6 TDIならびに35%の2,4および35%の2,6 TDIを含む市販の混合物が、特に好ましい。
純粋なイソシアネートの代わりに、またはこれらとブレンドして、いわゆる修飾イソシアネートがしばしば使用される。これらの修飾イソシアネートは、例えば、ポリイソシアネートへの基の組み込みにより形成され得る。そのような基の例は、ウレタン、アロファネート、カルボジイミド、ウレトンイミン、イソシアヌレート、尿素およびビウレット基である。
特に好ましいのは、ウレタン基で修飾されたポリイソシアネートであり、これらのポリイソシアネートは、典型的には、2個以上のイソシアネート反応性水素原子を有する化合物が不足した状態でイソシアネートを反応させることにより調製される。それらから形成される化合物は、しばしば、NCOプレポリマーと呼ばれる。2個以上のイソシアネート反応性水素原子を有する使用される化合物は、好ましくは、イソシアネート反応性基(b)ならびに/または鎖延長剤および/もしくは架橋剤(c)を有するポリマー化合物である。
同様に、特に好ましいのは、カルボジイミド含有またはウレトンイミン含有ポリイソシアネートであり、これは、イソシアネート同士の特異的触媒反応により形成される。TDIおよびMDlの混合物もまた使用され得る。
イソシアネート反応性基を有するポリマー化合物(b)は、少なくとも450g/mol、より好ましくは460g/molから12000g/molの範囲内の数平均分子量を有し、分子当たり2個以上のイソシアネート反応性水素原子を有する。イソシアネート反応性基を有するポリマー化合物(b)は、好ましくは、2から8、特に2から6、好ましくは2から4の官能性、および400g/molから3000g/molの範囲内、好ましくは1000g/molから2500g/molの範囲内の平均等価分子量を有するポリエステルアルコールおよび/またはポリエーテルアルコールを含む。ポリエーテルアルコールが特に使用される。
ポリエーテルアルコールは、既知の方法によって、通常はH官能性出発物質へのアルキレンオキシド、特にエチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドの触媒付加により、またはテトラヒドロフランの縮合により得ることができる。アルキレンオキシドが使用される場合、生成物は、ポリアルキレンオキシドポリオールとしても知られる。有用なH官能性出発物質は、特に、多官能性アルコールおよび/またはアミンを含む。好ましいのは、水、二価アルコール、例えばエチレングリコール、プロピレングリコールまたはブタンジオール、三価アルコール、例えばグリセロールまたはトリメチロールプロパン、およびさらにより多価のアルコール、例えばペンタエリスリトール、糖アルコール、例えばスクロース、グルコースまたはソルビトールを使用することである。好ましいアミンは、10個までの炭素原子を有する脂肪族アミン、例えばエチレンジアミン、ジエチレントリアミン、プロピレンジアミン、さらにアミノアルコール、例えばエタノールアミンまたはジエタノールアミンである。使用されるアルキレンオキシドは、好ましくは、エチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドであり、一方軟質ポリウレタンフォームの調製に使用されるポリエーテルアルコールは、鎖末端に付加されたエチレンオキシドブロックを有することが多い。アルキレンオキシドの付加反応に有用な触媒は、水酸化カリウムが工業的に最も重要なものであることから、特に塩基性化合物を含む。ポリエーテルアルコール中の不飽和構成物質のレベルが低い場合、複金属または多金属シアン化物化合物、いわゆるDMC触媒も、触媒として使用され得る。粘弾性軟質ポリウレタンフォームは、特に2および/または3官能性ポリアルキレンオキシドポリオールを使用して生成される。
2個以上の活性水素原子を有する有用な化合物は、さらに、例えば、2個から12個の炭素原子を有する有機ジカルボン酸、好ましくは8個から12個の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸、および2個から12個の炭素原子、好ましくは2個から6個の炭素原子を有する多価アルコール、好ましくはジオールから得ることができる、ポリエステルポリオールを含む。有用なジカルボン酸は、例えば、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、デカンジカルボン酸、マレイン酸、フマル酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸および異性体ナフタレンジカルボン酸を含む。アジピン酸の使用が好ましい。ジカルボン酸は、個別にだけでなく、互いに混合して使用され得る。遊離ジカルボン酸の代わりに、対応するジカルボン酸誘導体、例えば、1個から4個の炭素原子を有するアルコールのジカルボン酸エステル、またはジカルボン酸無水物を使用することもできる。
2つ以上のヒドロキシル基を有するアルコール、特にジオールの例は、エタンジオール、ジエチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、ジプロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,10−デカンジオール、グリセロールおよびトリメチロールプロパンである。好ましいのは、エタンジオール、ジエチレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオールまたはそれらの2種以上の混合物、特に1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオールおよび1,6−ヘキサンジオールの混合物を使用することである。さらに、ラクトン、例えばε−カプロラクトン、またはヒドロキシカルボン酸、例えばω−ヒドロキシカプロン酸およびヒドロキシ安息香酸から形成されるポリエステルポリオールを使用することができる。ジプロピレングリコールの使用が好ましい。
イソシアネート反応性基を有するポリマー化合物(b)は、(b1)90mg KOH/gから300mg KOH/gのヒドロキシル価を有し、3から6官能性出発分子に基づき、アルキレンオキシド含量を基準として80wt%から100wt%のプロピレンオキシド分率を有する少なくとも1種のポリアルキレンオキシドを10wt%から40wt%、(b2)10mg KOH/gから60mg KOH/gのヒドロキシル価を有し、2から4官能性出発分子に基づき、アルキレンオキシド含量を基準として80wt%から100wt%のプロピレンオキシド分率を有する少なくとも1種のポリアルキレンオキシドを5wt%から20wt%、(b3)10mg KOH/gから55mg KOH/gのヒドロキシル価を有し、2から4官能性出発分子に基づき、アルキレンオキシド含量を基準として70wt%から100wt%のエチレンオキシド分率を有する少なくとも1種のポリアルキレンオキシドを10wt%から50wt%、ならびに(b4)50mg KOH/gから200mg KOH/g、好ましくは56〜200mg KOH/gのヒドロキシル価を有し、2官能性出発分子に基づき、アルキレンオキシド含量を基準として80wt%から100wt%のエチレンオキシド分率を有する少なくとも1種のポリアルキレンオキシドを0wt%から20wt%、好ましくは1〜20wt%含み、全て、イソシアネート反応性基を有するポリマー化合物(b)の全質量を基準とする。
イソシアネート反応性基を有するポリマー化合物(b)として、ポリエーテルポリオールのみを使用することが好ましい。ここで、本発明の目的のために、イソシアネート反応性基を有するポリマー化合物(b)が、全てイソシアネート反応性基を有するポリマー化合物(b)の全質量を基準として、ポリエーテルオール(b1)から(b4)を80wt%以上、好ましくは85wt%以上、より好ましくは90wt%以上、特に95wt%以上で含むことが不可欠である。本発明の特に好ましい実施形態において、イソシアネート反応性基を有するポリマー化合物(b)は、ポリエーテルオール(b1)から(b4)に加えて、イソシアネート反応性基を有するさらなる任意のポリマー化合物を含有しない。
本発明のポリエーテルオールは、出発物質とは別に、本質的にエチレンオキシドおよびプロピレンオキシド単位のみを含むことが、特に好ましい。ここで、「本質的に」とは、少量の他のアルキレンオキシド単位が不都合とはならないことを意味するものとして理解されたい。エチレンオキシドまたはプロピレンオキシド単位以外のアルキレンオキシド単位の分率は、全てアルキレンオキシド単位の全質量を基準として、好ましくは5wt%未満、より好ましくは1wt%未満、特に0wt%である。
使用される鎖延長剤および/または架橋剤(c)は、400g/mol未満、好ましくは60g/molから350g/molの範囲内の分子量を有する物質であり、鎖延長剤は、2個のイソシアネート反応性水素原子を有し、架橋剤は、3個以上のイソシアネート反応性水素原子を有する。これらは、個別に、または混合物の形態で使用され得る。好ましいのは、400未満、より好ましくは60から300の範囲内、特に60から150の範囲内の分子量を有するジオールおよび/またはトリオールを使用することである。可能であるのは、例えば、2個から14個、好ましくは2個から10個の炭素原子を有する、脂肪族、脂環式および/または芳香族ジオール、さらには芳香族構造を有するジオール、例えば、エチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,10−デカンジオール、o−ジヒドロキシシクロヘキサン、m−ジヒドロキシシクロヘキサン、p−ジヒドロキシシクロヘキサン、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、好ましくは1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオールおよびビス(2−ヒドロキシエチル)ヒドロキノン、トリオール、例えば1,2,4−トリヒドロキシシクロヘキサン、1,3,5−トリヒドロキシシクロヘキサン、グリセロールおよびトリメチロールプロパン、ならびに、エチレンオキシドおよび/または1,2−プロピレンオキシドに基づく低分子量ヒドロキシル含有ポリアルキレンオキシド、ならびに、出発分子としての上述のジオールおよび/またはトリオールである。鎖延長剤(d)としての使用に特に好ましいのは、モノエチレングリコール、1,4−ブタンジオールおよび/またはグリセロールである。
鎖延長剤、架橋剤またはそれらの混合物が使用される場合、それらが使用される量は、有利には、成分(b)および(c)の質量を基準として0.1wt%から20wt%の範囲内、好ましくは0.5wt%から10wt%の範囲内、特に0.8wt%から5wt%の範囲内である。
イソシアネート反応性基を有するポリマー化合物に加えて、任意選択で、イソシアネート反応性基を1つだけ有する1種または複数の化合物(d)を使用することも可能である。これらの化合物は、例えば、ポリエーテル、ポリエステルまたはポリエーテル−ポリエステル等に基づくモノアミン、モノチオールおよび/またはモノアルコールである。例えば、使用されるモノアルコールは、より好ましくは、単官能性出発分子、例えばエチレングリコールモノメチルエーテルに基づき得られたポリエーテルモノオールである。これらは、上述のポリエーテルオールと同様に、出発分子へのアルキレンオキシドの重合により得ることができる。ポリエーテルモノオールは、好ましくは、高い割合の第一OH基を有する。唯一のアルキレンオキシドとしてエチレンオキシドを使用してポリエーテルモノオールを調製することが特に好ましい。好ましいモノオールは、さらに、芳香族基を有する化合物を含む。1つのイソシアネート反応性基を有する化合物の数平均分子量は、好ましくは50g/molから1000g/molの範囲内、より好ましくは80g/molから300g/molの範囲内、特に100g/molから200g/molの範囲内である。1つのイソシアネート反応性基を有する化合物(d)が使用される場合、それらは、イソシアネート反応性基を有するポリマー化合物(b)およびイソシアネート反応性基を1つだけ有する化合物(d)の全質量を基準として、好ましくは0.1wt%から5wt%、より好ましくは0.5wt%から4.5wt%の割合で使用される。
粘弾性ポリウレタンフォームを調製するための有用な触媒(e)は、好ましくは、成分(b)、(c)および任意選択で(d)のヒドロキシル含有化合物とポリイソシアネート(a)との反応、ならびに/またはイソシアネートと水との反応を大きく促進する化合物である。例は、アミジン、例えば2,3−ジメチル−3,4,5,6−テトラヒドロピリミジン、第三級アミン、例えばトリエチルアミン、トリブチルアミン、ジメチルベンジルアミン、N−メチルモルホリン、N−エチルモルホリン、N−シクロヘキシルモルホリン、N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン、N,N,N’,N’−テトラメチルブタンジアミン、N,N,N’,N’−テトラメチルヘキサンジアミン、ペンタメチルジエチレントリアミン、テトラメチルジアミノエチルエーテル、ビス(ジメチルアミノプロピル)尿素、ジメチルピペラジン、1,2−ジメチルイミダゾール、1−アザビシクロ−(3,3,0)−オクタン、好ましくは1,4−ジアザビシクロ−(2,2,2)−オクタンおよびアルカノールアミン化合物、例えばトリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、N−メチルジエタノールアミン、N−エチルジエタノールアミンおよびジメチルエタノールアミンである。同様に好ましいのは、有機金属化合物、好ましくは有機スズ化合物、例えば有機カルボン酸のスズ(II)塩、例えば酢酸スズ(II)、オクタン酸スズ(II)、エチルヘキサン酸スズ(II)およびラウリン酸スズ(II)、ならびに有機カルボン酸のジアルキルスズ(IV)塩、例えば二酢酸ジブチルスズ、ジラウリン酸ジブチルスズ、マレイン酸ジブチルスズおよび二酢酸ジオクチルスズ、さらにカルボン酸ビスマス、例えばネオデカン酸ビスマス(III)、2−エチルヘキサン酸ビスマスおよびオクタン酸ビスマス、またはそれらの混合物である。有機金属化合物は、単独で、または好ましくは強塩基性アミンと組み合わせて使用され得る。成分(b)がエステルである場合、アミン触媒のみを使用することが好ましい。
好ましいのは、成分(b)の質量を基準として0.001wt%から5wt%、特に0.05wt%から2wt%の触媒または触媒の組合せを使用することである。
ポリウレタンフォームは、さらに、1種または複数の発泡剤(f)の存在下で生成される。発泡剤(f)のために、化学作用性発泡剤および/または物理作用性化合物を使用することが可能である。化学発泡剤は、イソシアネートと反応して気体生成物を形成する化合物、例えば水またはギ酸である。物理発泡剤は、ポリウレタン合成の反応物質中に溶解または乳化されており、ポリウレタン形成の条件下で気化する化合物である。その例は、炭化水素、ハロゲン化炭化水素および他の化合物、例えばパーフルオロ化アルカン、例えばパーフルオロヘキサン、クロロフルオロカーボン、ならびにエーテル、エステル、ケトンおよび/またはアセタール、例えば4個から8個の炭素原子を有する(環式)脂肪族炭化水素、ヒドロフルオロカーボン、例えばSolkanes(登録商標)365 mfc、または気体、例えば二酸化炭素である。1つの好ましい実施形態において、使用される発泡剤は、水を含む、より好ましくは水のみを含む、これらの発泡剤の混合物である。
好ましい実施形態において、物理発泡剤(f)のレベルは、存在する場合、全て成分(a)から(g)の全質量を基準として、1wt%から20wt%、特に5wt%から20wt%の範囲内であり、水の量は、好ましくは、0.5wt%から8wt%、より好ましくは0.8wt%から6wt%、特に1wt%から5wt%の範囲内である。
有用な補助剤および/または添加剤(g)は、例えば、表面活性物質、フォーム安定剤、気泡調節剤、外部および内部離型剤、充填剤、顔料、染料、難燃剤、帯電防止剤、加水分解調整剤、さらに静真菌剤および静菌剤を含む。
使用される出発材料に関するさらなる詳細は、例えば、Kunststoffhandbuch、第7巻、Polyurethanes、Gunter Oertel編、Carl−Hanser−Verlag、Munich、第3版、1993年、第5章、Flexible polyurethane foamsに見出される。
本発明の粘弾性ポリウレタンフォームを生成するために、イソシアネート反応性基を有するポリマー化合物(b)、任意選択で使用される鎖延長剤および/または架橋剤(c)、任意選択で使用される、100mg KOH/gから500mg KOH/gのヒドロキシル価を有するイソシアネート反応性基を1つだけ有する化合物(d)、触媒(e)、発泡剤(f)、さらに任意選択で使用される補助剤および/または添加剤(g)は、典型的には混合されて、いわゆるポリオール成分を形成し、その形態でポリイソシアネートa)と反応される。
本発明の粘弾性ポリウレタンフォームを生成するために、ポリイソシアネートプレポリマーは、列挙された発泡剤、触媒ならびに補助剤および/または添加剤(ポリオール成分)の存在下で、イソシアネート反応性基を有するポリマー化合物と反応される。ここで、混合比は、成分(b)および(f)、さらに存在する場合には(c)および(d)の反応性水素原子の合計に対するポリイソシアネート(a)のNCO基の等量比が、好ましくは0.65から1.2:1の範囲内、好ましくは0.7から1.1:1の範囲内、特に0.1から1:1の範囲内となるように選択される。ここで、1:1の比は、100のイソシアネート指数に対応する。
本発明のポリウレタンフォームは、好ましくは、単発のプロセスにより、例えば高圧または低圧技術を使用して生成される。フォームは、開放または密閉金型内で得ることができ、または、ベルトラインへの、もしくはフォームブロックを生成するためのトラフ内への反応混合物の連続適用により得ることができる。
上述のように、ポリオール成分がポリイソシアネートa)と共に生成され発泡される、いわゆる2成分プロセスにより進行させることが特に有利である。成分は、好ましくは、15℃から120℃、好ましくは20℃から80℃の範囲内の温度で混合され、金型内またはベルトライン上に導入される。金型内の温度は、通常、15℃から120℃、好ましくは30℃から80℃の範囲内である。
本発明の粘弾性軟質ポリウレタンフォームの密度は、150g/l未満、好ましくは20g/lから100g/lの範囲内、より好ましくは30g/lから80g/lの範囲内、特に40g/lから60g/lの範囲内である。
本発明の軟質ポリウレタンフォームは、好ましくは、特に車両組立てにおける防護および減衰要素、例えばカーペット裏地コーティングとして、座るもしくは横になるための布張りされた家具、例えば整形外科および/もしくは医学部門におけるマットレスもしくはクッション、または靴の中敷に使用される。さらなる使用分野は、自動車安全部品、支持領域、アームレスト、および家具部門および自動車工学における同様の部品の使用分野である。粘弾性成分は、さらに、防音および吸音に使用される。本発明の軟質ポリウレタンフォームをマットレスおよびクッションに使用することが特に好ましい。
本発明の粘弾性ポリウレタンフォームは、卓越した機械的特性、特に引張強度および破断時伸びの優れた値を特徴とする。本発明の粘弾性ポリウレタンフォームは、同時に、1dm3/秒を超える優れた空気流量値を有する。本発明の粘弾性ポリウレタンフォームは、洗浄可能であり、市販の家庭用洗濯機において、慣例的な粉末洗剤を用い、60℃までの温度で、特に粘弾性および機械的特性、例えば引張強度および破断時伸びの破綻および著しい障害を伴わずに、洗浄および乾燥させることができる。
以下の例は、本発明を例示する。
実施例1および2
表1に報告されるポリオール、触媒および添加剤を互いに混合して、ポリオール成分を形成したが、報告される量は質量部である。MKA 10−2/16混合ヘッドを備えたPuromatにおいて、約150バールで、報告される指数でポリオール成分をMDIイソシアネート混合物(ジフェニルメタンジイソシアネート混合物)と混合し、40×40×10cmの寸法を有する密閉可能な金型内に混合物を導入し、密閉金型内で軟質フォームに硬化させた。金型は60℃の温度を有し、離型時間は6分であった。
表1に報告されるポリオール、触媒および添加剤を互いに混合して、ポリオール成分を形成したが、報告される量は質量部である。MKA 10−2/16混合ヘッドを備えたPuromatにおいて、約150バールで、報告される指数でポリオール成分をMDIイソシアネート混合物(ジフェニルメタンジイソシアネート混合物)と混合し、40×40×10cmの寸法を有する密閉可能な金型内に混合物を導入し、密閉金型内で軟質フォームに硬化させた。金型は60℃の温度を有し、離型時間は6分であった。
フォームの機械的特性を、表に報告する。
ポリオール1 トリメチロールプロパンおよびプロピレンオキシドに基づくポリエーテルアルコール、ヒドロキシル価は160mg KOH/g
ポリオール2 グリセロール、プロピレンオキシドおよびエチレンオキシドに基づくポリエーテルアルコール、ヒドロキシル価は170mg KOH/g、ならびにエチレンオキシドおよびプロピレンオキシドの全質量を基準としたプロピレンオキシドの割合は約95wt%
ポリオール3 グリセロールおよびプロピレンオキシドに基づくポリエーテルアルコール、ヒドロキシル価は42mg KOH/g
ポリオール4 グリセロール、エチレンオキシドおよびプロピレンオキシドに基づくポリエーテルアルコール、ヒドロキシル価は42mg KOH/g、ならびにエチレンオキシドおよびプロピレンオキシドの全質量を基準としたエチレンオキシドの割合は約74wt%
ポリオール5 出発物質としてのエチレングリコールおよびエチレンオキシドに基づく ポリエーテルアルコール、ヒドロキシル価は188 mg KOH/g
モノオール モノオール、ヒドロキシル価は406mg KOH/g
架橋剤 グリセロール、ヒドロキシル価は1825mg KOH/g
安定剤1 Dabco(登録商標)DC 198 Air Products
触媒2 Jeffcat(登録商標)ZF10 − Huntsman製の組み込み可能なアミン触媒
触媒3 VP9357 − BASF SE製の組み込み可能なアミン触媒
触媒4 Dabco(登録商標)NE 1070 − Air Products製の組み込み可能なアミン触媒
イソ1 BASF SE製のMDI混合物、NCO含量32.8%、2,4’−MDI、4,4’−MDIおよびMDIの多核同族体
洗浄剤:Henkel製の市販のPersil(登録商標)洗濯洗剤
ポリオール2 グリセロール、プロピレンオキシドおよびエチレンオキシドに基づくポリエーテルアルコール、ヒドロキシル価は170mg KOH/g、ならびにエチレンオキシドおよびプロピレンオキシドの全質量を基準としたプロピレンオキシドの割合は約95wt%
ポリオール3 グリセロールおよびプロピレンオキシドに基づくポリエーテルアルコール、ヒドロキシル価は42mg KOH/g
ポリオール4 グリセロール、エチレンオキシドおよびプロピレンオキシドに基づくポリエーテルアルコール、ヒドロキシル価は42mg KOH/g、ならびにエチレンオキシドおよびプロピレンオキシドの全質量を基準としたエチレンオキシドの割合は約74wt%
ポリオール5 出発物質としてのエチレングリコールおよびエチレンオキシドに基づく ポリエーテルアルコール、ヒドロキシル価は188 mg KOH/g
モノオール モノオール、ヒドロキシル価は406mg KOH/g
架橋剤 グリセロール、ヒドロキシル価は1825mg KOH/g
安定剤1 Dabco(登録商標)DC 198 Air Products
触媒2 Jeffcat(登録商標)ZF10 − Huntsman製の組み込み可能なアミン触媒
触媒3 VP9357 − BASF SE製の組み込み可能なアミン触媒
触媒4 Dabco(登録商標)NE 1070 − Air Products製の組み込み可能なアミン触媒
イソ1 BASF SE製のMDI混合物、NCO含量32.8%、2,4’−MDI、4,4’−MDIおよびMDIの多核同族体
洗浄剤:Henkel製の市販のPersil(登録商標)洗濯洗剤
全体的密度はDIN EN ISO 845に従って、圧縮強度およびヒステリシスはDIN EN ISO 3386に従って、引張強度はDIN EN ISO 1798に従って、破断時伸びはDIN EN ISO 1798に従って、圧縮永久歪み(CS)はDIN EN ISO 1856に従って、復元力はDIN EN ISO 8307に従って、また空気流量値はDIN EN ISO 7231に従って測定した。
洗浄試験において、枕を事前に秤量および採寸し、市販の洗濯機(Bomann 9110)で、強力サイクルで40℃または60℃で枕カバーの内側を洗浄した。
試験によっては、Henkel製Persil(登録商標)を洗浄液に含めた(1カップ)。プログラムは、1000rpmでの脱水を含む。次いで、まだ湿り気を残した枕を秤量および採寸し、その後、空気循環炉内で室温または60℃で一定質量となるまで乾燥させ、次いで試験した。試験2eにおいては、枕をまとめて5回洗浄し、再び乾燥させた。乾燥後の枕は、視覚的に完璧であり、無傷の外皮構造を有し、亀裂または眼に見える欠陥を有さない。
65%の質量増加は、フォームが親水性であることを示す。それにもかかわらず、これは約9%しか膨潤せず、容易に乾燥し得る。乾燥後、フォームは同じ構造、ならびに同じ機械的および特に粘弾性特性を有する。
Claims (15)
- 少なくとも1dm3/秒の空気流量値を有する粘弾性軟質ポリウレタンフォームを生成するための方法であって、
a)ポリイソシアネートを、
b)イソシアネート反応性基を有するポリマー化合物、
c)任意選択で、鎖延長剤および/または架橋剤、
d)任意選択で、100〜500mgKOH/gのヒドロキシル価を有する1つのイソシアネート反応性基を有する化合物、
e)触媒、
f)発泡剤、ならびに任意選択で、
g)添加剤
と混合して反応混合物を形成し、それを軟質ポリウレタンフォームに変換する工程を含み、
イソシアネート反応性基を有するポリマー化合物(b)は、
b1)90mgKOH/gから300mgKOH/gのヒドロキシル価を有し、3から6官能性出発分子に基づき、アルキレンオキシド含量を基準として80wt%から100wt%のプロピレンオキシド分率を有する少なくとも1種のポリアルキレンオキシドを10wt%から40wt%、
b2)10mgKOH/gから60mgKOH/gのヒドロキシル価を有し、2から4官能性出発分子に基づき、アルキレンオキシド含量を基準として80wt%から100wt%のプロピレンオキシド分率を有する少なくとも1種のポリアルキレンオキシドを5wt%から20wt%、
b3)10mgKOH/gから55mgKOH/gのヒドロキシル価を有し、2から4官能性出発分子に基づき、アルキレンオキシド含量を基準として70wt%から100wt%のエチレンオキシド分率を有する少なくとも1種のポリアルキレンオキシドを10wt%から50wt%、及び
b4)50mgKOH/gから200mgKOH/gのヒドロキシル価を有し、2官能性出発分子に基づき、アルキレンオキシド含量を基準として80wt%から100wt%のエチレンオキシド分率を有する少なくとも1種のポリアルキレンオキシドを0wt%から20wt%含み、
化合物b1)からb4)の分率は、イソシアネート反応性基を有するポリマー化合物(b)の全質量を基準として、少なくとも80wt%である方法。 - モノオール(d)の分率が、イソシアネート反応性基を有するポリマー化合物(b)および1つのイソシアネート反応性基を有する化合物(d)の全質量を基準として、0.1wt%から5wt%である、請求項1に記載の方法。
- 化合物b1)からb4)の分率が、イソシアネート反応性基を有するポリマー化合物(b)の全質量を基準として、少なくとも95wt%である、請求項1または2に記載の方法。
- 粘弾性ポリウレタンフォームの引張強度が、少なくとも100kPaである、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
- 損失弾性率の絶対最大値が、15℃から30℃の温度範囲内にある、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
- ポリイソシアネート(a)が、ジフェニルメタンジイソシアネートを含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
- ポリイソシアネート(a)が、トルエンジイソシアネートを含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
- ポリイソシアネート(a)が、イソシアネートプレポリマーを含む、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
- 前記発泡剤(c)が、水を含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
- 水の分率が、成分(a)から(f)の全質量を基準として、1wt%から5wt%である、請求項9に記載の方法。
- 反応混合物をポリウレタンフォームに硬化させる工程が、金型内で行われる、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
- 反応混合物が、フリーライズして発泡される、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
- 反応混合物が、密閉金型内で発泡される、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
- 請求項1から13のいずれか一項に従って得ることができる粘弾性軟質ポリウレタンフォーム。
- 車両内部における、またはマットレスおよびクッションのための、請求項14に記載の粘弾性ポリウレタンフォームの使用。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP11191757.1A EP2599810A1 (de) | 2011-12-02 | 2011-12-02 | Waschbare, viskoelastische Polyurethanweichschaumstoffe |
EP11191757.1 | 2011-12-02 | ||
PCT/EP2012/073671 WO2013079461A1 (de) | 2011-12-02 | 2012-11-27 | Waschbare, viskoelastische polyurethanweichschaumstoffe |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015502428A true JP2015502428A (ja) | 2015-01-22 |
Family
ID=47226179
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014543858A Withdrawn JP2015502428A (ja) | 2011-12-02 | 2012-11-27 | 洗浄可能な粘弾性軟質ポリウレタンフォーム |
Country Status (11)
Country | Link |
---|---|
EP (2) | EP2599810A1 (ja) |
JP (1) | JP2015502428A (ja) |
KR (1) | KR20140099310A (ja) |
CN (1) | CN104093773A (ja) |
CA (1) | CA2857609C (ja) |
DK (1) | DK2785775T3 (ja) |
ES (1) | ES2556053T3 (ja) |
IN (1) | IN2014CN04857A (ja) |
MX (1) | MX339744B (ja) |
PL (1) | PL2785775T3 (ja) |
WO (1) | WO2013079461A1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018510249A (ja) * | 2015-03-31 | 2018-04-12 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | ポリエーテルポリオール組成物 |
JP2020510127A (ja) * | 2017-03-15 | 2020-04-02 | コベストロ・エルエルシー | 温度感度が低減した改良粘弾性フォーム用ポリオール |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106243304A (zh) | 2015-06-11 | 2016-12-21 | 科思创聚合物(中国)有限公司 | 粘弹性网状聚氨酯泡沫及其制备方法 |
HUE060823T2 (hu) * | 2015-08-17 | 2023-04-28 | Evonik Operations Gmbh | Poliuretán rugalmas habok javított keménységgel |
US20180345838A1 (en) * | 2015-12-16 | 2018-12-06 | Bridgestone Corporation | Soft polyurethane foam and seat pad |
WO2017194340A1 (de) * | 2016-05-12 | 2017-11-16 | Basf Se | Klebefreier polyurethanweichschaumstoff |
MX2019008151A (es) * | 2017-01-17 | 2019-09-04 | Dow Global Technologies Llc | Mezclas de poliol utiles para la produccion de gomaespuma viscoelastica. |
CN110753710B (zh) * | 2017-06-27 | 2022-07-26 | 巴斯夫欧洲公司 | 具有改善的透气性的软质聚氨酯泡沫 |
JP2021532236A (ja) * | 2018-07-25 | 2021-11-25 | ビーエイエスエフ・ソシエタス・エウロパエアBasf Se | ポリウレタン発泡体を製造するためのシリコーン非含有の発泡安定剤 |
MX2021003258A (es) * | 2018-10-08 | 2021-05-12 | Dow Global Technologies Llc | Composiciones formuladas de poliol. |
CN110577625B (zh) * | 2019-09-30 | 2021-09-07 | 长华化学科技股份有限公司 | 透气慢回弹聚氨酯泡沫塑料及其制备方法和应用 |
CN112142942A (zh) * | 2020-09-24 | 2020-12-29 | 南通馨宇诺家居用品有限公司 | 一种可水洗抗菌防霉记忆绵及其应用 |
CN114262421A (zh) * | 2021-12-27 | 2022-04-01 | 武汉长嘉新材料有限公司 | 一种聚氨酯聚合物、制备方法及应用 |
Family Cites Families (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3942330A1 (de) | 1989-12-21 | 1991-06-27 | Basf Ag | Verfahren zur herstellung von flexiblen polyurethan-weichschaumstoffen mit viskoelastischen, koerperschalldaempfenden eigenschaften und hierzu verwendbare polyoxyalkylen-polyol-mischungen |
DE19744747A1 (de) | 1997-10-10 | 1999-04-15 | Basf Ag | Verfahren zur Herstellung von Polyurethan-Weichschaumstoffen |
DE19924804C5 (de) * | 1999-05-29 | 2009-02-12 | Basf Se | Verfahren zur Herstellung von schallabsorbierenden Polyurethanschäumen mit adhäsiver Oberfläche |
US6391935B1 (en) | 2000-01-31 | 2002-05-21 | Bayer Antwerp, N.V. | Viscoelastic polyurethane foams |
MXPA04005140A (es) | 2001-11-29 | 2004-08-11 | Huntsman Int Llc | Poliuretanos viscoelasticos. |
US20040266900A1 (en) | 2003-06-26 | 2004-12-30 | Raymond Neff | Viscoelastic polyurethane foam |
DE10352100A1 (de) | 2003-11-04 | 2005-06-02 | Basf Ag | Polyurethanschaumstoffe, enthaltend Acrylatpolyole |
DE102005058090A1 (de) | 2005-12-05 | 2007-06-06 | Basf Ag | Verfahren zur Herstellung von viskoelastischen Polyurethan-Weichschaumstoffen |
ATE432304T1 (de) | 2006-01-27 | 2009-06-15 | Basf Se | Verfahren zur herstellung von offenzelligen viskoelastischen polyurethan-weichschaumstoffen |
WO2007144272A1 (de) | 2006-06-14 | 2007-12-21 | Basf Se | Offenzellige viskoelastische polyurethan-weichschaumstoffe |
US20070299153A1 (en) | 2006-06-23 | 2007-12-27 | Hager Stanley L | Viscoelastic foams with slower recovery and improved tear |
MX2010002620A (es) | 2007-09-07 | 2010-05-21 | Dow Global Technologies Inc | Uso de compuestos con base en aceite natural de baja funcionalidad para mejorar espumas. |
DE102007061883A1 (de) | 2007-12-20 | 2009-06-25 | Bayer Materialscience Ag | Viskoelastischer Polyurethanschaumstoff |
EP2247667B1 (de) | 2008-02-27 | 2016-02-10 | Covestro Deutschland AG | Viskoelastischer polyurethanschaumstoff mit rizinusöl |
EP2159240A2 (de) * | 2008-09-01 | 2010-03-03 | Basf Se | Plastisch verformbare Polyurethanschaumstoffe |
WO2010046326A1 (de) * | 2008-10-24 | 2010-04-29 | Basf Se | Verfahren zur herstellung von viskoelastischen polyurethan-weichschaumstoffen |
-
2011
- 2011-12-02 EP EP11191757.1A patent/EP2599810A1/de not_active Ceased
-
2012
- 2012-11-27 MX MX2014006522A patent/MX339744B/es active IP Right Grant
- 2012-11-27 JP JP2014543858A patent/JP2015502428A/ja not_active Withdrawn
- 2012-11-27 ES ES12791188.1T patent/ES2556053T3/es active Active
- 2012-11-27 CN CN201280068885.8A patent/CN104093773A/zh active Pending
- 2012-11-27 IN IN4857CHN2014 patent/IN2014CN04857A/en unknown
- 2012-11-27 DK DK12791188.1T patent/DK2785775T3/en active
- 2012-11-27 WO PCT/EP2012/073671 patent/WO2013079461A1/de active Application Filing
- 2012-11-27 PL PL12791188T patent/PL2785775T3/pl unknown
- 2012-11-27 EP EP12791188.1A patent/EP2785775B1/de active Active
- 2012-11-27 KR KR1020147018239A patent/KR20140099310A/ko not_active Application Discontinuation
- 2012-11-27 CA CA2857609A patent/CA2857609C/en active Active
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018510249A (ja) * | 2015-03-31 | 2018-04-12 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | ポリエーテルポリオール組成物 |
US10766997B2 (en) | 2015-03-31 | 2020-09-08 | Dow Global Technologies Llc | Polyether polyol compositions |
JP2020510127A (ja) * | 2017-03-15 | 2020-04-02 | コベストロ・エルエルシー | 温度感度が低減した改良粘弾性フォーム用ポリオール |
JP7162609B2 (ja) | 2017-03-15 | 2022-10-28 | コベストロ・エルエルシー | 温度感度が低減した改良粘弾性フォーム用ポリオール |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CA2857609C (en) | 2020-02-18 |
ES2556053T3 (es) | 2016-01-12 |
MX339744B (es) | 2016-06-08 |
WO2013079461A1 (de) | 2013-06-06 |
CA2857609A1 (en) | 2013-06-06 |
PL2785775T3 (pl) | 2016-03-31 |
DK2785775T3 (en) | 2016-01-04 |
EP2785775B1 (de) | 2015-09-16 |
EP2599810A1 (de) | 2013-06-05 |
CN104093773A (zh) | 2014-10-08 |
EP2785775A1 (de) | 2014-10-08 |
KR20140099310A (ko) | 2014-08-11 |
IN2014CN04857A (ja) | 2015-09-18 |
MX2014006522A (es) | 2014-09-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2857609C (en) | Washable viscoelastic flexible polyurethane foams | |
US20130150476A1 (en) | Washable viscoelastic flexible polyurethane foams | |
JP5964879B2 (ja) | 気泡構造物及び粘弾性ポリウレタンフォーム | |
CN112218903B (zh) | 适合用作板绝热材料的硬质聚氨酯泡沫 | |
US8362098B2 (en) | Process for producing viscoelastic polyurethane foams | |
US20150031781A1 (en) | Additive for adjusting the glass transition temperature of visco-elastic polyurethane soft foams | |
JPWO2007099995A1 (ja) | 軟質ポリウレタンフォームおよびその製造方法 | |
US9150684B2 (en) | High resilience polyurethane foams comprising castor oil | |
EP2902426A1 (en) | Low-density foam and foam-based objects | |
AU704491B2 (en) | Polyol formulation for producing latex-like flexible polyurethane foam | |
US10723828B2 (en) | Tack-free polyurethane flexible foam | |
US10927212B2 (en) | Viscoelastic foams having high density | |
JP2023510702A (ja) | 柔らかく、回復時間が遅い洗浄可能なポリウレタン発泡体 | |
CN108368230B (zh) | 用于制造聚氨基甲酸酯泡沫的方法 | |
TW201329124A (zh) | 可洗之黏彈性可撓聚胺基甲酸酯發泡體 | |
TW201241028A (en) | Low-resilience soft polyurethane foam and method for producing same | |
KR101412506B1 (ko) | 폴리우레탄 발포체 조성물 및 이에 의한 폴리우레탄 발포체 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20151125 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20160602 |