JP2015501750A - ガイドレール上で転動するローラを具備するガイドユニットのための、脱線防止及び復線のための安全装置 - Google Patents

ガイドレール上で転動するローラを具備するガイドユニットのための、脱線防止及び復線のための安全装置 Download PDF

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Abstract

脱離防止安全システムは、側部それぞれに、対応するローラ(13)と共に回転しない一の側部要素(33)と、下側部分(51)がレールヘッドの下方に延在している下側位置と下側部分がレールから横方向に離隔している上側位置との間において回動するように連接されている少なくとも1つの傾斜フラップ(49)とを備えている。フラップの回動軸(55)が、上向きに傾斜しており、下側位置において下側部分(51)の上方においてフラップの後方部分に配置されている。このフラップを下側位置に維持する下向きの復帰力であって、復帰力より大きい上向きの力が下側部分に作用する場合に当該フラップを上側位置に向かって回動させる復帰力が、フラップに作用する。

Description

本発明は、例えば地面に敷設されたガイドレール上で転動する1つ以上のローラによって案内される道路車両のガイドシステムのための、再係合機能を具備する脱離防止安全システムに関する。
優位には、ガイドシステムがガイドレールから偶発的に係合解除された場合に、本発明における脱離防止安全システムの動作が、脱離防止安全機能を発揮させるために、下向きの力を発生させ、ガイドシステムをガイドレールの周囲に再係合させるための保持部分を開放した後に、ガイドレールの上側部分の周囲に自動的に再係合するための段階を開始する。
本発明は、一連のガイドローラによってガイドレールに沿って案内される都市型公共交通車両にとって特に適切であるが、他の用途を排除する訳ではない。
公共交通車両の案内を確実にするために、案内されたこの種の公共交通車両は、例えば公共交通車両の経路に沿って地面に敷設された連続するガイドレールに継続的に追従するガイドシステムを有している。
当該ガイドシステムは、例えばガイドレールのヘッドの上側部分に設けられた軌道上で転動するガイドローラを含んでいる。ガイドローラは、V字状に傾斜しているか、又は水平軸を具備すると共に垂直に立っている。ガイドレールは、突出側部を具備するレールヘッドを備えており、突出側部それぞれの下方には、凹所が形成されている。
車両及びその乗員の安全を確保するためには、車両が移動する際に、車両に装着されたガイドシステムとガイドレールとの接触、すなわちガイドローラとその転動軌道との接触を確実にする必要がある。
このために、従来におけるガイドローラは、下向きの弾性復帰力によって、例えば1つ以上のバネを具備するアームや重力を利用したガイドヘッドの復帰によって、ガイドレールを押圧していた。
このようなシステムは一般的な環境では十分であるが、力がガイドシステムの反対方向に作用する下向きの力を越えるような例外的な場合も存在する。このような力が、ガイドシステムをガイドレールの上方に持ち上げ、ガイドシステムを案内領域から除外する。ガイドローラは、ガイドレールから脱離するように揚重し、車両が前進した場合に脱線が生じる場合がある。
例えば何らかの物体がガイドレールに又はレールヘッドの側面の溝に位置する場合に、このような溝が存在するならば、このような状況が起きる場合がある。
実際には、自然曝露及び案内軌道の周囲環境に起因して、ガイドレール及び/又はその横方向溝は、植物、氷、雪、石や他の異物のような、偶発的に存在するあらゆる種類の物体によって、妨害行為によって、又はその後にガイドローラの通過を阻害し、ガイドローラを揚重し、ガイドレールから係合解除するような起こり得るあらゆる事態によって局所的に阻害又は妨害される。
ガイドローラを揚重し、ガイドシステムをガイドレールの案内領域から外すことによって、大問題を引き起こす受け入れることができない危険が生じる。特に、ガイドシステムが脱線し、その後の車両が自身の軌道から外れる恐れがある。
これら車両のガイドシステムの揚重及び脱離を防止するために、従来技術には、外面でローラを覆っていると共に周囲延長部で終端しているフランジを具備するガイドローラが存在する。
従来技術に基づいてガイドローラと一体に製造された、又はガイドローラに固定された当該フランジは、上述のガイドローラと同時に回転する。
ガイドローラの動作位置では、フランジの周囲延長部それぞれが、レールヘッドの対応する突出側部の下方において、ガイドレールの上部の下に形成された凹所に係合し、ローラに揚重力が作用した場合には、ガイドシステムの脱離に抵抗する。
しかしながら、これらフランジは、車両が前進する場合にガイドローラと共に回転するので、フランジが横方向の力の影響を受けてガイドレールの側面に当接するようになった場合に、脱離に対する当該フランジの動的な保持が比較的弱い。本発明は、このようにフランジを回転させないで、横方向の力が作用した場合に、当該フランジの回転を軌道のリムを押圧する一定の支持力に置き換えるものである。
さらに、従来技術に基づくガイドシステムは、ガイドシステムをガイドレールから係合解除した場合に、再係合するための手段を有していない。
特許文献1は、傾斜ローラを具備するガイドシステムのための脱離防止安全システムを開示していることが知られている。
当該装置では、ローラそれぞれが、回転中に固定されているフェアリング部分を有している。フェアリング部分のベースは、ガイドシステムに作用する任意の脱離力に抵抗するように利用位置においてガイドレールの対応する突出側部の下方に延在している、下側延長部を有している。
従来技術におけるフランジとは異なり、フェアリング部分は、ガイドローラと共に回転せず、回転中であっても固定されている。従って、本発明におけるガイドシステムを脱離させるのに必要な力は、咬合減少が解消されるので、一層大きなものである。
しかしながら、当該脱離防止システムは、フランジを具備する従来のシステムよりコスト高であるが優位であるが、依然として欠点を有している。
このことは、例外的な環境では、当該脱離防止システムがガイドレールから取り外し可能とされるである。
例えばガイドレールのヘッドが局所的に損傷した場合に、又は、ガイドレールが摩耗した場合に、車両の経路が不完全に若しくは断続的になるので、このような状況は起こり得る。
また、脱離防止システムの固定されたフェアリング部分は、大きな垂直力が作用した場合に下側延長部において非常に大きな力及び応力を受けるので、摩耗、歪み、又は捩じれが生じている場合がある。この場合には、例えば石、岩屑や氷のような例外的な障害物が車両のホイールの下方に又はガイドレール近傍の間隙に衝突した際に、ガイドシステムに作用する垂直力によって、車両がガイドレールから係合解除される。
このような状況では、従来技術に基づく脱離防止システムは、ガイドレールの周囲に自動的に再係合するための手段を有していない。さらに不利ないことには、フェアリング部分の固定された下側延長部が存在しないので、ガイドレールの周囲に対するガイドシステムの再係合が阻害される。従って、ガイドシステムは自身の機能を発揮させることはできない。車両が案内されないので、その結果として、事故の危険性が大きい。
仏国特許第2910423号明細書
本発明の目的は、従来技術の欠点を有しない固定されたフェアリング部分を具備する脱離防止安全システムを提供することである。
本発明における脱離防止安全システムは、優位には、脱離防止安全システムが偶発的に係合解除された場合にガイドシステムがガイドレールの周囲に自動的に再係合するための手段を備えている。
再係合手段は、アクチュエータによって制御される場合がある。この実施例は、例えば車両が両方向に案内される道路車両である場合に有用である。アクチュエータは、意図的にガイドレールから係合解除されるようにフラップの開きを制御する。
このような技術的問題を解決するために、本発明は、凹所を介してレールの本体と接続した突出側部を具備するガイドレールヘッドの上側部分に沿って転動するように構成されている1つ以上のローラを備えている、道路車両用ガイドシステムのための脱離防止安全システムを提供する。
当該ガイドシステムは、ガイドヘッドをガイドレールのヘッドに対して維持している屈曲可能な接続部を介して車両に接続されている。
脱離防止安全システムが、少なくとも1つのガイドローラと共に回転しない側部要素を側部それぞれに備えており、ガイドローラの下側部分が、ガイドシステムを脱離させる力を相殺するために、利用時に対応する凹所の下方に配置されるように構成されている。
本発明では、側部要素それぞれが、ガイドレールに向かって下方に傾斜している少なくとも1つのフラップ、又は傾斜した軌道内のフラップを備えている。この傾斜は非常に重要である。それは、フラップの回動軸を傾斜させることによって得られる。フラップは、下側安全位置と上側再係合位置との間において回動するように連接されている。下側安全位置では、下側部分が、ガイドシステムの脱離に抵抗するように、利用時にガイドレールの対応する凹所の下方に延在しており、上側再係合位置では、下側部分が、利用時にガイドレールの対応する側部から横方向に離隔させ、これによりフラップが、ガイドレールを垂直方向に通過し、ガイドシステムが、ガイドレールに対して再係合及び係合解除される。
このために、フラップの回動軸は、ガイドレールに向かって上向きに傾斜しており、これにより当該フラップが降下した場合に、ガイドレールの本体に向かう係合軌道を当該フラップに付与することができる。好ましくは、それは、車両の移動方向に関してフラップの後方部分に配置されている。
フラップが下側安全位置に位置している場合に、回動軸が、ガイドレールの突出縁部の下方に延在しているフラップの下側部分の上方に位置している。
従って、フラップの2つの特徴的な部分が存在する。すなわち、フラップの下側部分がガイドレールのヘッドを係留する通常走行位置である下側安全位置と、フラップの下側部分同士がレールヘッドの通過を可能とする程度に十分に分離されている上側再係合位置とである。
本発明では、傾斜フラップ−唯一の傾斜フラップであるが−は、傾斜フラップを下側安全位置に維持するための下向きの復帰力であって、下向きの復帰力より大きい上向きの再係合力が少なくとも1つのフラップの下側部分に作用した場合に上側再係合位置に向かうフラップの回動を可能とする下向きの復帰力を受ける。
この復帰力は、フラップを閉安全位置に維持するように拘束するが、フラップの自重による単なる重力駆動の復帰であり、フラップの形状と回動ピンの位置決めによって意図的に付与される。
また、このような効果を高める弾性復帰力が存在する。例えば、側部要素それぞれが、好ましくはバネ式の少なくとも1つのスラスト弾性手段を備えており、当該スラスト弾性手段は、下向きの復帰力を少なくとも1つの傾斜フラップに作用させる。
しかしながら、この復帰力は、ガイドシステムを車両に結合している接続部がガイドレールに向かって作用させる圧力又はガイドヘッドの自重が作用させる圧力より小さい。
従って、本発明は、ガイドシステムをガイドレールの周りに再係合させるための自動的な手段であって、脱離防止安全システムがレールの上方を通過するとすぐに自動的に動作する自動的な普段を提供する。
本発明の好ましい実施例では、傾斜フラップのベースは、車両の案内を阻害する案内軌道上の物体を排出する嘴状の形態とされる。
優位には、これらフラップのベースが回動軸位の下方に位置している場合には、当該回動軸が車両の移動方向においてフラップの後方に位置しているので、このことは、一のフラップがレールの溝内にある異物に衝突した場合に衝撃が−当該フラップのベースにおいて−後方に向かう水平力を作用させる。言い換えれば、フラップの連接軸の下方に作用する。従って、この力は、当該フラップを下向きに−下側安全位置に向かって−回動させるようになっているので、ガイドヘッドの脱離が防止される。従って、レールの溝内に存在する物体に衝突することによって、本発明における脱離防止安全システムが閉じられるので、安全を保つことができる。
本発明の他の利点では、傾斜フラップの回動特性によって、脱離防止安全システムは、非常に容易に取り外すことができず、又は少なくとも退避可能とされるので、特に定期的に交換する必要があるタイヤを具備する傾斜ローラを含んでいる、後方に配置されたガイドシステムの部品に対するアクセスが非常に容易になる。
従って、メンテナンス作業は、従来技術に基づく脱離防止システムより迅速かつ容易に実施することができる。
本発明の他の特徴及び利点については、添付図面に関する発明の詳細な説明を精査することによって明らかとなるだろう。
本発明における脱離防止安全システムを具備する一連の傾斜ガイドローラの概略的な斜視図である。 下側安全位置に位置すると共にガイドレールと係合された状態における、本発明における脱離防止安全システムを具備する傾斜ローラガイドを備えているガイドシステムの概略的な正面図である。 下側安全位置に位置すると共にガイドシステムに取り付けられた状態における、本発明における脱離防止安全システムの基本的な実施例である両方とも傾斜しているフラップ及びローラの側面図である。 図3に表わす装置の上面図である。 傾斜ガイドローラの回転軸を通過する平面V−Vにおける、図3に表わす装置の断面図である。 傾斜フラップの回動軸を通過する平面VI−VIにおける、図3に表わす装置の断面図である。 図3に表わす装置の傾斜フラップ単独の側面図である。 メンテナンスの準備が整った下側安全位置に位置する、傾斜フラップを具備する傾斜ガイドローラの側面図である。 利用位置に位置している、すなわちガイドレールと係合している、図3に表わす装置の正面図である。 利用位置に位置している、すなわちガイドレールと係合している、図3に表わす装置の側面図である。 図3に表わす装置の自動再係合の逐次的な手順ステップを表わす正面図である。 図3に表わす装置の自動再係合の逐次的な手順ステップを表わす側面図である。 図3に表わす装置の自動再係合の逐次的な手順ステップを表わす正面図である。 図3に表わす装置の自動再係合の逐次的な手順ステップを表わす側面図である。 図3に表わす装置の自動再係合の逐次的な手順ステップを表わす正面図である。 図3に表わす装置の自動再係合の逐次的な手順ステップを表わす側面図である。 図3に表わす装置の自動再係合の逐次的な手順ステップを表わす正面図である。 図3に表わす装置の自動再係合の逐次的な手順ステップを表わす側面図である。 図3に表わす装置の自動再係合の逐次的な手順ステップを表わす正面図である。 図3に表わす装置の自動再係合の逐次的な手順ステップを表わす側面図である。 下側安全位置に位置すると共にガイドシステムに取り付けられた状態における、本発明における脱離防止安全システムの第2の実施例の側面から見た斜視図である。 図21に表わす装置の側部要素のうち一の側部要素の2つの傾斜フラップ単独の後面図である。 利用位置に位置する、すなわちガイドレールと係合している、図21に表わす装置の正面図である。 利用位置に位置する、すなわちガイドレールと係合している、図21に表わす装置の側面図である。 図21に表わす装置の自動再係合の逐次的な手順ステップを表わす正面図である。 図21に表わす装置の自動再係合の逐次的な手順ステップを表わす側面図である。 図21に表わす装置の自動再係合の逐次的な手順ステップを表わす正面図である。 図21に表わす装置の自動再係合の逐次的な手順ステップを表わす側面図である。 図21に表わす装置の自動再係合の逐次的な手順ステップを表わす正面図である。 図21に表わす装置の自動再係合の逐次的な手順ステップを表わす側面図である。 図21に表わす装置の自動再係合の逐次的な手順ステップを表わす正面図である。 図21に表わす装置の自動再係合の逐次的な手順ステップを表わす側面図である。 上側再係合位置に位置する傾斜フラップの平面を通過する図29に表わす断面XXXIII−XXXIIIにおける、図21にらわす装置の断面図である。 下側安全位置に位置する傾斜フラップの平面を通過する図31に表わす断面XXXIV−XXXIVにおける、図21にらわす装置の断面図である。
本発明における脱離防止安全システムについて、図1〜図24を参照しつつ詳述する。様々な図面における等しい部品には、同一の参照符号が付されている。
さらに、発明の詳細な説明では、頂部(top)、底部(bottom)、下側(lower)、及び上側(upper)等に関する概念は、様々な図面に適合する方向に従って定義されている。
同様に、前方(front)及び後方(rear)は、車両の進行方向に従って定義されている。
本発明における脱離防止安全システムは、例えば図1に表わすガイドシステム(1)のために実施可能とされる。
2つの回動式アーム(4,5)を介して車両に取り付けられている回動式取付部(3)に回動可能に取り付けられているガイドヘッド(2)と、例えばバネ(7)、ピストン、又は単なる重力駆動による復帰を利用した下向きの弾性力を発生させる接続部(6)とが図示されている。この自動車両アセンブリは、ガイドヘッド(2)を支持している。ガイドヘッド(2)は、変形可能な平行四辺形状の形態とされ、多数の回動可能な関節を有していると共に、2つの回転式アーム(8,9)を利用して復帰するようになっている。
言うまでもなく、この機械式取付回転アセンブリは、本発明の技術的範囲から逸脱することなく、任意の等しいシステム又は別の機能的に等しいシステムに置き換えることができる。
図示されたガイドヘッド(2)は、取付部(12)に装着されている2つの転がり軸受アセンブリ(10,11)を備えている。転がり軸受アセンブリ(10,11)それぞれが、軸受(17,18)、好ましくは円錐ころ軸受が取り付けられたシャフト(15,16)を介して回転可能とされる、傾斜ガイドローラ(13,14)それぞれを備えている。
好ましくは、傾斜ガイドローラ(13,14)は、複合材料から作られたタイヤ(21,22)を具備する軽量化されたリムタイプ(19,20)とされる。
この軸受アセンブリ(10,11)は、例えば図面に表わすタイプの地面に敷設されたガイドレール(23)に沿って案内するためのシステムを構成している。ガイドレール(23)は、2つの突出側部(25,26)を有しているヘッド(24)を備えている。突出側部(25,26)はそれぞれ、突出側部(25,26)それぞれがガイドレール(23)の本体(31)に結合されている領域内において、当該ガイドシステムの傾斜ガイドローラ(13,14)のための傾斜した転動軌道(27,28)をその頂部に有しており、凹所(29,30)をその底部に有している。
図示の如く、ガイドシステム(1)は、本発明における自動式又は操作式再係合機能を具備する脱離防止安全システム(32)を備えている。
側部それぞれにおいて、側部要素(33,34)が、ガイドヘッド(2)に取り付けられているが、対応する傾斜ガイドローラ(13,14)と共には回転しない。
図3〜図20に表わす本発明の基本的な実施例では、側部要素(33,34)それぞれが、傾斜フラップ(36,35)を含んでいる。
一の基本的な実施例では、2つの傾斜フラップ(35,36)のうち一方の傾斜フラップのみが回転可能とされ、他方の傾斜フラップは固定された状態のままである。
これら傾斜フラップ(35,36)は、対応する傾斜ガイドローラ(13,14)の下側部分に隣り合って位置決めされている。これら傾斜フラップ(35,36)は、互いに向かってすなわちガイドレール(23)に向かって下方に傾斜している。
当該システムは、単一の垂直ローラのために機能するが、V字状に傾斜配置された2つのガイドローラが設けられている場合には、好ましくは、傾斜フラップ(35,36)の傾斜は対応する傾斜ローラ(13,14)の傾斜と略同一であるが、僅かに大きければ優位である。当該システムがガイドシステムを脱離させる力を相殺する必要がある場合に摩擦に対して良好に耐えるためである。言うまでもなく、傾斜フラップ(35,36)の回転軸線の傾斜が重要である。
好ましくは、これら傾斜フラップ(35,36)は、図示の如く前方の角部が平頭になっているか否かに関わらず、任意の適切な形状をした略平面であり、その全体形状は、例えば矩形状、三角状、又は六角状の形状とされる。
言うまでもなく、傾斜フラップ(35,36)の肉厚は、利用時に負荷が最も大きい領域において一層大きくなっている。
好ましくは、傾斜フラップ(35,36)は、傾斜ガイドローラ(13,14)の下側部分を覆っている包囲形態を有している。従って、傾斜フラップ(35,36)は、自身の脱離防止機能に加えて、特に転動時における物体の排出及び排出から傾斜ガイドローラ(13,14)を保護することができる。
従って、これら傾斜フラップ(35,36)の前方部分は、例えばフェアリングの形態で、湾曲カバー(37,38)に至るまで延在している。重力駆動にすぎない下向きの復帰の場合には、この形態は、下向きの復帰力を増大させる。すなわち、傾斜フラップ(35,36)が、当該システムの閉位置である下側安全位置に至るまで復帰する。
しかしながら、好ましくは、傾斜ガイドローラ(13,14)は、その頂部において囲まれていない状態を維持するので、自然換気とタイヤ(21,22)の摩耗についての視覚的な検査とをすることができる。
これら傾斜フラップ(35,36)の下側部分(39,40)それぞれが、ガイドシステム(1)を脱離させるように作用する力に抵抗するようにガイドレール(23)の対応する突出側部(25,26)の下方で係合することによって、脱離防止用爪として機能するようになっている。
傾斜フラップ(35,36)は、ガイドレールの溝内に存在する任意の物体を持ち上げ排出することによって、石や岩屑に対抗する排障器という付加的な機能も発揮することができる。このために、対称構造とされる実施例の場合には、優位には、傾斜フラップ(35,36)の下側部分(39,40)の前方端部又は傾斜フラップ(35,36)の下側部分(39,40)の前方端部及び後方端部は、例えば嘴状突起(41)として形成されている。
傾斜フラップ(35,36)それぞれが、ローラ取付アセンブリ(10,11)のための取付部(12)内に回動可能に係合する回動ピン(42,43)を介して回動可能に連接している。好ましくは、回動ピン(42,43)は、傾斜フラップ(35,36)の後方において囲まれている。
回動ピン(42,43)は、車両の移動方向に関して傾斜フラップ(35,36)の後方において上向きに傾斜している。
傾斜フラップ(35,36)は、従って、それぞれの平面内において、傾斜している回動軸(42,43)を中心として回動可能とされる。
傾斜フラップ(35,36)が互いに向かって且つ垂直方向下方に向かって傾斜しており、回動ピン(42,43)の軸線も傾斜しているので、このような状態において、傾斜フラップ(35,36)がそれぞれの平面内において回動した場合には、傾斜フラップ(35,36)の下側部分(39,40)同士の距離が、傾斜フラップ(35,36)が下方に回動したときに小さくなり、傾斜フラップ(35,36)が上向きに回動したときに大きくなる。
従って、この回動を通じて、傾斜フラップ(35,36)は、2つの限界位置、すなわち図9及び図10に表わす下側安全位置と図17及び図18に表わす上側再係合位置とに到達する。
下側安全位置では、傾斜フラップ(35,36)の下側部分(39,40)が互いに向かって移動する。利用時には、下側部分(39,40)は、ガイドレール(23)の対応する突出側部(25,26)の下方に延在しており、ガイドレール(23)の凹所(29,30)に至るまで延在している。
下側安全位置では、傾斜フラップ(35,36)は、ガイドシステム(1)の脱離部分に対向しており、傾斜フラップ(35,36)の協働作用によって所望の脱離防止及び脱落防止のための安全装置を実現している。
上側再係合位置では、傾斜フラップ(35,36)の下側部分(39,40)は互いから離隔している。利用時には、下側部分(35,36)は、横方向においてガイドレール(23)の突出側部(25,26)から離隔している。従って、ガイドレール(23)のヘッド(24)は、下側部分(35,36)の間を通過することができるので、ガイドシステム(1)は、ガイドレール(23)の周囲に再係合される。このことについては以下に説明する。
好ましくは、回動軸(42,43)は、車両の前方移動方向における傾斜フラップ(35,36)の後方部分に、例えば実施例に図示するように傾斜フラップ(35,36)が略四角状の形態又は略六角状の形態の場合には傾斜フラップ(35,36)の後方コーナー(44)に配置されている。
回動軸(42,43)は傾斜している。傾斜フラップ(35,36)の係合/係合解除のための経路を得ることを希望する場合には、回動軸(42,43)の向きが重要である。
従って、障害物や石屑に対して衝突した場合には、傾斜フラップ(35,36)は、下方に回動するように構成されている。このことは、傾斜フラップ(35,36)の下側部分(39,40)を移動させ、これにより、脱離防止安全システム(32)によるガイドヘッド(2)の係留を向上させるという効果を有している。
好ましくは、傾斜フラップ(35,36)はそれぞれ、丸い形態又は多角形状の形態から成る切欠孔(45,46)を有している。切欠孔(45,46)は、例えば対応する傾斜ガイドローラ(13,14)のシャフト(15,16)の位置に配置されている。
従って、優位には、傾斜ガイドローラ(13,14)のシャフト(15,16)はそれぞれ、これら切欠孔(45,46)のうち一の切欠孔を通過し、対応する傾斜フラップ(35,36)を越えて延在している。
シャフト(15,16)は、回転可能に固定されているので、脱離防止安全システム(32)の両方の特徴的で極端な位置において、傾斜フラップ(35,36)を回動させるための移動制限部材として機能する。実際には、シャフト(15,16)は両方とも、切欠孔(45,46)の上側リム(47)をシャフト(15,16)の上側部分に対して当接させることによって、傾斜フラップ(35,36)の下側安全位置において、下側の移動制限部材として機能すると共に、切欠孔(45,46)の下側リム(48)をシャフト(15,16)の下側部分に対して当接させることによって、傾斜フラップ(35,36)の上側再係合位置において、上側移動制限部材として機能する。
優位には、シャフト(15,16)は、横方向の力が発生した場合に
傾斜フラップ(35,36)の分離を制限するための支持点として機能する。このことは、横方向の力が傾斜フラップの下側部分に作用した場合に、傾斜フラップが屈曲するように構成されているためである。対応する傾斜ガイドローラのシャフト(15,16)は、傾斜フラップの回動に連動して形成される凹所に加えて、シャフト(15,16)の肩部で対応する傾斜ガイドローラを保持する。
言うまでもなく、傾斜フラップ(35,36)が、本発明における脱離防止安全システム(32)を適切に動作させるための移動を実現するように、これら切欠孔(45,46)の形状及び寸法は、シャフト(15,16)の形状及び寸法に従った適切なものとされる。また、当該移動を阻害しないように、傾斜ガイドローラのシャフト(15,16)の肩部と対応する傾斜フラップ(35,36)との間には、小さい間隙が存在する必要がある。
言うまでもなく、本発明は、このタイプの移動制限部材に限定される訳ではない。当業者であれば、脱離防止安全システムの2つの特徴的な制限位置を確立することができる、多くの他の回転可能に固定された移動制限手段を考案することができる。例えば、当業者は、ローラ取付アセンブリ(10,11)の取付部(12)から揚重する固定式移動制限部材を考案することができる。
また、当業者は、横方向に屈曲される際における窪みを大きくするために、例えば傾斜フラップの前方に且つ回転軸線の反対側にスライド装置を設けることを考案することができる。
[発明の概要]で述べたように、脱離防止安全システム(32)は、容易に取り外し可能とされるか、又は格納可能とされる。図8から理解されるように、シャフト(15)を取り外すと、傾斜フラップ(35)が完全に下方に回動するので、傾斜フラップ(35)は移動制限部材によって保持されず、傾斜ガイドローラ(13)に直接アクセスすることができるようになる。
図21に表わす本発明における第2の実施例では、側部要素(33,34)それぞれが、1つではなく2つの傾斜フラップ、すなわち前方フラップ(49)及び後方フラップ(50)を備えている。
説明を単純化するために、脱離防止安全システム(32)の第1の側部要素(33)のみについて、以下に説明する。第2の側部要素(34)も、同一の機能を実現するために同様の部品から構成されていることに留意すべきである。
前方フラップ(49)及び後方フラップ(50)はそれぞれ、略三角状の全体形状とされ、基本的な実施例における単一の傾斜フラップ(35又は36)と略同一の形状を有しているように、互いの延長線上に且つ反対方向に位置決めされている。
前方フラップ(49)及び後方フラップ(50)の下側部分(51,52)それそれが、ガイドレール(23)の対応する突出側部(25又は26)の下方に係止され、これによりガイドヘッド(2)に作用する引抜力に抵抗することによって、引抜防止爪として機能する。
前方フラップ(49)及び後方フラップ(50)についての図示の三角状の実施形態では、下側部分(51,52)が、前方フラップ(49)の後方下側の角部の領域及び後方フラップ(50)の前方下側の角部の領域に特に対応している。
また、排障器として機能させるために、前方フラップ(49)の下側部分(51)の前方端部及び/又は後方フラップ(50)の下側部分(52)の後方端部は、嘴状突起(53,54)として形成されている。
前方フラップ(49)及び後方フラップ(50)それぞれが、当該フラップの後方に至るまで延在していると共に取付部(12)に回動可能に係合している傾斜回動軸(55,56)それぞれを介して、個々に且つ独立して回動可能に連接されている。
従って、傾斜している前方フラップ(49)及び後方フラップ(50)は、傾斜回動軸(55,56)を中心としてそれぞれの平面内で回動可能とされるので、2つの限界位置、すなわち下側安全位置及び上側再係合位置を得ることができる。図23及び図24に表わす下側安全位置では、前方フラップ(49)及び後方フラップ(50)の下側部分(51,52)が、ガイドレール(23)の対応する突出側部(25)の下方に延在している。図29及び図30に表わす上側再係合位置では、前方フラップ(49)及び後方フラップ(50)の下側部分(51,52)が、ガイドレール(23)の対応する突出側部(25)から横方向に離隔しており、ガイドシステム(1)と再係合可能とされる。
図示の好ましい実施例では、前方フラップ(49)の傾斜回動軸(55)は、前方フラップ(49)の前方部分に、好ましくは前方フラップ(49)の前方角部(57)に配置されており、後方フラップ(50)の回動軸(56)が、後方フラップ(50)の後方部分に、好ましくは後方フラップ(50)の後方角部(58)に配置されている。
従って、第1のフラップすなわち前方フラップ(49)が、障害物や石屑に対して正面から衝突した際に上向きに回動するように構成されており、第2のフラップすなわち後方フラップ(50)は、逆に下方に回動するように構成されている。このことは、第2の側部要素(34)に付随して、対応する後方フラップ(50)の下側部分(52)を後方フラップ(50)に向かって引き、これにより取り外しに対するガイドシステムの抵抗を高めるという効果を有している。
上述の基本的な実施例では、前方フラップ(49)及び後方フラップ(50)それぞれが、略半円状の形態をした切欠孔(59,60)を有している。例えば、切欠孔(59,60)は、−一例として−前方フラップ(49)の後方縁部(61)に開口しており、−他の例として−後方フラップ(50)の前方縁部(62)に開口している。
前方フラップ(49)及び後方フラップ(50)が利用位置に配置されている場合には、切欠孔(59,60)は互いに反対方向に延在しており、これにより対応する傾斜ガイドローラ(13,14)のシャフト(15又は16)が貫通して延在している開口部を形成している。
従って、図33及び図34に表わすように、シャフト(15又は16)は、2つの傾斜された前方フラップ(49)及び後方フラップ(50)が2つの制限位置に向かって回動することについての移動制限部材として機能する。
実際には、下側安全位置(図34)では、傾斜された前方フラップ(49)及び後方フラップ(50)は、切欠孔(59,60)の上側リム(63,64)に対して、及びシャフト(15)の上側部分に対して当接している。一方、上側再係合位置(図33)では、傾斜された前方フラップ(49)及び後方フラップ(50)は、切欠孔(59,60)の下側リム(65,66)に対して、及びシャフト(15)の下側部分に対して当接している。
脱離防止安全システム(32)の当該実施例も、容易に取り外し可能とされる。上述のように、当業者は、傾斜ガイドローラ(13,14)に直接アクセス可能とするために、容易にシャフト(15,16)を取り外し、側部要素(33,34)それぞれの前方フラップ(49)及び後方フラップ(50)を解放した後に、前方フラップ(49)及び後方フラップ(50)を下方に回動させる必要がある。
本発明では、傾斜フラップ(35,36,49,50)には、当該傾斜フラップを下側安全位置に維持する下向きの復帰力が作用する。
この復帰力は、フラップの自重によって発生する重力駆動による復帰にすぎない。このことは、図3〜図20に表わす基本的な実施例に当て嵌まる。
付加的な弾性復帰力が存在する場合もある。このために、側部要素(33,34)それぞれが、下向きの復帰力を少なくとも1つの傾斜フラップに作用させる弾性スラストシステム(67,68)それぞれを含んでいる。
弾性スラストシステム(67,68)は、本発明の第2の実施例を表わす図21〜図34に表わされる。
図示の実施例では、スラストバネ(69,70)が、対応する傾斜ガイドローラ(13,14)のシャフト(15,16)の端部に配設されている取付部(71)に装着されている。
スラストバネ(69,70)それぞれが、−例えば完全に沈降した(73)ピストン(72)(好ましくは、平坦な又は三角状のロッドを具備した)によって−対応する側部要素(33,34)の傾斜した前方フラップ(49)及び後方フラップ(50)の上側部分に対して当接しており、これにより対応する側部要素(33,34)を下方に拘束することによって、対応する側部要素(33,34)を下側安全位置に維持することができる。
2つの三角状のフラップを具備する図示の実施例では、スラストバネ(69,70)が、特に側部要素(33,34)それぞれの前方フラップ(49)の後方上側角部(74)の領域と後方フラップ(50)の前方上側角部(75)の領域との両方に当接している。従って、単一のバネ(69又は70)は、側部要素(33,34)それぞれのために設けられており、同時に、当該単一のバネが、側部要素(33,34)の2つのフラップに対して当接している。
しかしながら、好ましくは、前方フラップ(49)及び後方フラップ(50)それぞれのために単一のバネ、すなわち一の側部要素(33,34)について2つのバネを利用することができる。
好ましくは、これら圧縮バネ(69,70)は、対応する傾斜した前方フラップ(49)及び後方フラップ(50)と同一の傾斜で位置決めされている。これにより、1つ以上の軌道の基本平面(general plane)に対応している方向において、前方フラップ(49)及び後方フラップ(50)の少なくとも1つに下向きの圧力を作用させることができる。
本発明の好ましい実施形態では、スラストバネ(69,70)の取付部(71)は、当該システムの側面に延在している側壁(76)に至るまで対応する傾斜フラップを越えて伸長している。優位には、この側面(76)は、1つ以上の傾斜フラップの上側部分の側面についての、より具体的には、2つの三角状のフラップを具備する図示の実施例における前方フラップ(49)の後方上側角部(74)の側面と咬合フラップ(50)の前方上側角部(75)の側面とについての−好ましくは平坦な−支持壁として機能する。優位には、この圧力は、1つ以上の傾斜フラップの捩じれ抵抗を改善し、さらには、当該傾斜フラップは、回動軸(42,43,55,56)によって維持される。
すべての傾斜フラップ(35,36)又は(49,50)には、単に重力を通じて又は弾性スラストシステム(67,68)を介して下向きの復帰力が作用するが、すべての傾斜フラップ(35,36)又は(49,50)は、−ガイドシステム(1)を車両に結合している弾性力接続部(6)がガイドレールに向かって作用させる圧力又はガイドヘッドの自重による圧力と組み合わせて−ガイドシステム(1)をガイドレール(23)の上に及び周囲に自動的に再係合するための手段を構成している。脱離防止安全システム(32)がガイドレール(23)から係合解除されガイドレール(23)の上方を通過する場合に、再係合手段が自動的に動作する。
この自動再係合手段を機能させるために、フラップと、必要に応じて弾性スラスト手段(67,68)とは、復帰力の垂直方向下向き成分の合計が、ガイドシステム(1)を車両に結合している弾性力接続部(6)によって又はガイドヘッドの自重によってガイドレールに向かって作用される圧力より小さい状態を維持するような大きさとされる。
上述の手段によって、本発明における自動再係合機能を具備する脱離防止安全システム(32)の動作を実現することができる。基本的な実施例の場合については図9〜図20を参照して、及び、第2の実施例の場合については図23〜図34を参照して、当該動作を説明する。
図9、図10、図23、及び図24は、通常利用状態における装置を表わす。この状態は、ガイドシステム(1)のガイドヘッド(2)が地面に敷設されたガイドレール(23)のヘッド(24)の傾斜された転動軌道(27,28)の上で転動する2つの傾斜ガイドローラ(13,14)を介してガイドレール(23)と係合されている状態において車両を安全に案内する場合に対応する。
この状態では、側部要素(33,34)の傾斜フラップ(35,36)又は(49,50)は、下側安全位置に位置しており、当該傾斜フラップの下側部分(39,40)又は(51,52)が、ガイドレール(23)の突出側部(25,26)の下方に延在している。
下側部分(39,40)同士の距離又は下側部分(51,52)と他方の側部要素の対応部品との距離は、ガイドレール(23)のヘッド(24)が当該距離を横断可能とされるには不十分である。従って、ガイドヘッド(2)は、ガイドレール(23)から係合解除され得ず、ガイドヘッド(2)の2つの傾斜ガイドローラ(13,14)は、ガイドレール(23)のヘッド(24)の傾斜した転動軌道(27,28)と転がり接触した状態に維持されている。
第1の場合においては、当該傾斜フラップを駆動させると共に当該傾斜フラップを下方に向かって傾斜させる自重によって、又は、第2の場合においては、傾斜フラップ(49,50)を断続的に支持すると共に当該傾斜フラップを下方に押し下げる弾性スラストシステム(67,68)によって、傾斜フラップ(35,36)又は(49,50)は、下側安全位置において一定に維持されている。
下側安全位置では、2つの側部要素(33,34)の傾斜フラップ(35,36)又は(49,50)は、ガイドシステム(1)の脱離に抵抗し、それらの結合作用によって所望の脱離防止安全機能を提供する。
例外的に、ガイドシステムがガイドレールから係合解除された場合に、本発明における脱離防止安全システム(32)の再係合手段は、自動的に動作するか、又は基本的な実施例では、図11〜図20に表わす手順によって、若しくは、第2の実施例では、図24〜図34に表わす手順によって動作する。
係合解除された場合には、ガイドヘッド(2)は、図11、図12、図25、及び図26に表わすようにレールヘッド(24)の上方に位置している。傾斜フラップ(35,36)の重量及び/又はスラストバネ(69,70)の圧力は、反作用力が作用することなく、傾斜フラップに作用する。このことは、傾斜フラップを下方に回動させ、当該傾斜フラップを下側安全位置に維持する。この状態では、傾斜フラップの下側部分(39,40,51,52)は、ガイドレールと係合されずに自身の対応部品に向かって駆動される。
ガイドヘッド(2)を車両に結合している接続部(6)がガイドヘッド(2)に力を作用させ、ガイドヘッド(2)をガイドレールに向かって押圧するに従って、ガイドヘッド(2)は、自動的に下方に押圧され、ガイドレール(23)に向かって再び降下する。
側部要素(33,34)の傾斜フラップ(35,36,49,50)が下側安全位置に位置しているので、下側部分(39,40)同士の距離又は下側部分(51,52)と他方の側部要素の対応部品との間における距離は、ガイドヘッド(2)が降下する際にガイドレール(23)のヘッド(24)が傾斜フラップ同士の間を通過可能とされるのに不十分である。
従って、図13、図14、図27、及び図28に表わすように、傾斜フラップ(35,36,49,50)の下側部分(39,40,51,52)は、レールヘッド(24)に対して、より具体的には、ガイドレール(23)の傾斜した転動軌道(27,28)に対して当接している。
従って、ガイドレールのヘッドは、より具体的には図示の実施例における傾斜した転動軌道(27,28)は、ガイドヘッド(2)の下向きの復帰力に抵抗する傾斜フラップ(35,36,49,50)の下側部分(39,40,51,52)に反力を作用させている。このような上向きの反力は、上向きの再係合力を構成しており、その大きさは、ガイドヘッドによって作用される復帰力の大きさに等しい。
設計上、傾斜フラップ(35,36,49,50)と、必要に応じて弾性スラストシステム(67,68)とは、傾斜フラップに作用する復帰力の垂直方向下向き成分の合計がガイドヘッド(2)の下向きの復帰力より小さい状態を維持するような大きさとされる。また、この合計は、レールヘッドが反作用させる再係合力より小さい。
このような再係合力は、傾斜フラップ(35,36,49,50)に継続的に作用する下向きの復帰力を相殺し、当該傾斜フラップの下側部分(39,40,51,52)を上向きに押す。従って、図15、図16、図29、及び図30に表わすように、ガイドヘッド(2)が下降するに従って、図17、図18、図29、及び図30に表わすように、傾斜フラップ(35,36,49,50)が上側再係合位置に到達するまで、傾斜フラップ(35,36,49,50)は上向きに回動される。
傾斜フラップの回動軸が傾斜しているので、傾斜フラップは開放される。回動軸が水平状態にある場合には、傾斜フラップが傾斜していたとしても、傾斜フラップは分離していない。
傾斜フラップ(35,36,49,50)がこのように上向きに回動することに起因して、且つ、当該傾斜フラップの回転軸が傾斜していることに起因して、側部要素(33,34)それぞれの下側部分(39,40,51,52)は、当該傾斜フラップが上側再係合位置に位置するまで、反対側に位置する自身の対応部品から徐々に離隔し、ガイドレール(23)のヘッド(24)が当該傾斜フラップ同士の間を通過するのに十分な間隔で離隔される。
特に垂直方向に立ったローラを具備するガイドシステムについては必須ではないが、傾斜した転動軌道(27,28)のガイドレール(23)のヘッド(24)が設けられていることは、優位である。傾斜した転動軌道(27,28)は、傾斜フラップを進行させつつ回動運動を誘起する傾斜部としての役割を果たすからである。
傾斜フラップ(35,36,49,50)が上側再係合位置に位置している場合には、ガイドレール(23)のヘッド(24)は、脱離防止安全システム(32)の側部要素(33,34)同士の間を通過可能とされ、ガイドヘッド(2)は、1つ以上のガイドローラ(13,14)がガイドレール(23)のヘッド(24)において当該ガイドローラの転動軌道(27,28)と再度接触するまで下向きに移動し続ける。
傾斜フラップ(35,36,49,50)の下側部分(39,40,51,52)がガイドレール(23)の突出側部(25,26)を越えて通過するとすぐに、当該傾斜フラップに作用する上向きの反力は消滅する。
上向きの再係合力が生じないので、傾斜フラップに継続的に作用する下向きの復帰力に抵抗する力は存在しない。図19、図20、図31、及び図32に表わすように、傾斜フラップの下側部分(39,40,51,52)がガイドレール(23)の突出側部(25,26)の下方に延在している状態において、傾斜フラップが下側安全位置に位置するまで、傾斜フラップの重量によって及び/又はスラストバネ(69,70)によって発生する当該復帰力によって、傾斜フラップは下向きに回動される。
従って、再係合が完了する。上述のように、ガイドシステム(1)は、再び通常案内状態になり、本発明における脱離防止安全システム(32)−脱離防止安全システム(32)の傾斜フラップ(35,36,49,50)が下側安全位置に保持されている−は、再度、所望の脱離防止安全機能を果たすことができる。
繰り返しになるが、本発明では、傾斜フラップの復帰バネ又は傾斜フラップそれぞれの復帰バネは、指令により開閉可能とされるアクチュエータに置き換えることができる。この実施例は、ガイドレールからの係合解除を意図的に実施したい場合に有用である。
言うまでもなく、本発明は、様々な図面で図解した上述の好ましい実施例に限定される訳ではない。当業者であれば、特許請求の範囲によって特定される発明の技術的範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能であり、他の実施例を考案することができるであろう。
1 ガイドシステム
2 ガイドヘッド
3 回動式取付部
4 回動式アーム
5 回動式アーム
6 接続部
7 バネ
8 回転式アーム
9 回転式アーム
10 軸受アセンブリ
11 軸受アセンブリ
12 取付部
13 傾斜ガイドローラ
14 傾斜ガイドローラ
15 シャフト
16 シャフト
17 軸受
18 軸受
19 リムタイプ
20 リムタイプ
21 タイヤ
22 タイヤ
23 ガイドレール
24 ヘッド
25 突出側部
26 突出側部
27 転動軌道
28 転動軌道
29 凹所
30 凹所
31 (ガイドレール23の)本体
32 脱離防止安全システム
33 側部要素
34 側部要素
35 傾斜フラップ
36 傾斜フラップ
37 湾曲カバー
38 湾曲カバー
39 (傾斜フラップ35の)下側部分
40 (傾斜フラップ36の)下側部分
41 嘴状突起
42 回動ピン(回動軸)
43 回動ピン(回動軸)
44 後方コーナー
45 切欠孔
46 切欠孔
47 (切欠孔45,46の)上側リム
48 (切欠孔45,46の)下側リム
49 前方フラップ(傾斜フラップ)
50 後方フラップ(傾斜フラップ)
51 (前方フラップ49の)下側部分
52 (後方フラップ50の)下側部分
55 傾斜回動軸
56 傾斜回動軸
57 (前方フラップ49の)前方角部
58 (後方フラップ50の)後方角部
59 切欠孔
60 切欠孔
61 (前方フラップ49の)前方縁部
62 (後方フラップ50の)後方縁部
67 弾性スラストシステム
68 弾性スラストシステム
69 スラストバネ
70 スラストバネ
71 取付部
72 ピストン
73
74 (前方フラップ49の)後方上側角部
75 (後方フラップ50の)前方上側角部
76 側壁

Claims (17)

  1. 道路車両のためのガイドシステム(1)のガイドヘッド(2)であって、
    前記ガイドヘッド(2)が、地面に敷設されたガイドレール(23)のヘッド(24)の上側表面において転動するように構成されている少なくとも1つのガイドローラ(13,14)と、前記ガイドレール(23)の本体(31)に形成された凹所(29,30)によって互いに接続されている側部(25,26)とを備えており、
    少なくとも1つのガイドローラ(13,14)が、前記ガイドシステム(1)の取付部(12)に設けられたシャフト(15,16)に取り付けられており、
    前記ガイドシステム(1)が、前記ガイドレール(23)と係合している場合に前記ガイドヘッド(2)の移動の影響を受けて変形可能とされる接続部(6)によって、前記道路車両に結合されており、前記ガイドレール(23)の前記ヘッド(24)と接触した状態を維持するように前記ガイドヘッド(2)を拘束しており、
    前記ガイドヘッド(2)が、脱離防止安全システム(32)を備えている、前記ガイドヘッド(2)において、
    前記脱離防止安全システム(32)が、少なくとも1つの前記ガイドローラ(13,14)と共に回転しない側部要素(33,34)を側部それぞれに備えており、前記ガイドローラ(13,14)の下側部分(39,40,51,52)が、前記ガイドシステム(1)を脱離させる力を相殺するために、利用時に前記ガイドレール(23)の対応する前記凹所(29,30)の下方に配置されるように構成されており、
    前記側部要素(33,34)のうち少なくとも1つの側部要素が、前記ガイドレール(23)に向かって下方に傾斜している少なくとも1つのフラップ(35,36,49,50)を備えており、少なくとも1つの前記フラップ(35,36,49,50)が、傾斜した回動軸(42,43,55,56)を中心として回動可能に連接されており、これにより前記傾斜した回動軸(42,43,55,56)が、下側安全位置と上側再係合位置との間において回動するようになっており、
    前記下側安全位置では、前記下側部分(39,40,51,52)が、前記ガイドシステム(1)の脱離に抵抗するように、利用時に前記ガイドレール(23)の対応する前記凹所(29,30)の下方に延在しており、
    前記上側再係合位置では、前記下側部分(39,40,51,52)が、利用時に前記ガイドレール(23)の対応する前記側部(25,26)から横方向に離隔され、これにより前記フラップ(35,36,49,50)が、前記ガイドレール(23)に対して垂直方向に通過し、前記ガイドシステム(1)が、前記ガイドレール(23)に対して再係合又は係合解除され、
    前記フラップ(35,36,49,50)を前記下側安全位置に維持する下向きの力であって、前記下向きの力より大きい上向きの力が少なくとも1つの前記フラップ(35,36,49,50)の前記下側部分(39,40,51,52)に作用した場合に、又は、前記フラップ(35,36,49,50)がアクチュエータによって回動された場合に、少なくとも1つの前記フラップ(35,36,49,50)を上側再係合位置に向かって回動させる前記下向きの力が、少なくとも1つの前記フラップ(35,36,49,50)に作用することを特徴とするガイドヘッド(2)。
  2. 少なくとも1つの前記フラップ(35,36,49,50)の前記傾斜した回動軸(42,43,55,56)が、前記ガイドレール(23)に向かって上向きに傾斜しており、前記フラップ(35,36,49,50)が前記下側安全位置に位置している場合に前記フラップ(35,36,49,50)の前記下側部分(39,40,51,52)の上方に位置していることを特徴とする請求項1に記載のガイドヘッド(2)。
  3. 少なくとも1つの前記フラップ(35,36,49,50)の前記傾斜した回動軸(42,43,55,56)が、前記道路車両の移動方向に関して少なくとも1つの前記フラップ(35,36,49,50)の後方に位置していることを特徴とする請求項1又は2に記載のガイドヘッド(2)。
  4. 少なくとも1つの傾斜した前記フラップ(35,36,49,50)に作用する下向きの力が、少なくとも1つの傾斜した前記フラップ(35,36,49,50)の自重によって生じる重力駆動による復帰力であるか、又はさらなる下向きの弾性復帰力によって大きくなっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のガイドヘッド(2)。
  5. 少なくとも1つの前記側部要素(33,34)が、スラストバネ(69,70)を、又は、さらなる下向きの弾性復帰力を作用させるための弾性スラスト手段(67,68)を備えていることを特徴とする請求項4に記載のガイドヘッド(2)。
  6. 少なくとも1つの傾斜した前記フラップ(35,36)が、前方の角部が平頭状になっているか否かに関わらず、略矩形状の、三角状の、又は三角状の形態をした略平坦なプレートとされることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のガイドヘッド(2)。
  7. 少なくとも1つの傾斜した前記フラップ(35,36)が、少なくとも1つの前記ガイドローラ(13,14)の前記下側部分を覆っている形状とされることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のガイドヘッド(2)。
  8. 少なくとも1つの傾斜した前記フラップ(35,36)が、フェアリングの形態で、湾曲カバー(37,38)に至るまで延在していることを特徴とする請求項7に記載のガイドヘッド(2)。
  9. 少なくとも1つの傾斜した前記フラップ(35,36)の前記下側部分(39,40)の前方端部が、又は前方端部及び後方端部が、嘴状突起(41)として形成されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のガイドヘッド(2)。
  10. 少なくとも1つの傾斜した前記フラップ(35,36)が、前記シャフト(15,16)が貫通して延在している切欠(45,46)を有しており、
    前記シャフト(15,16)によって、少なくとも1つの前記ガイドローラ(13,14)が、前記取付部(12)に装着されており、前記シャフト(15,16)が、少なくとも1つの傾斜した前記フラップ(35,36)を越えて延在していることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載のガイドヘッド(2)。
  11. 前記シャフト(15,16)が、前記シャフト(15,16)の上側部分に対して前記切欠(45,46)の上側リム(47)を前記シャフト(15,16)の上側部分に対して当接させることによって、少なくとも1つの傾斜した前記フラップ(35,36)の前記下側安全位置において下側の移動制限部材として機能し、前記切欠(45,46)の下側リム(48)を前記シャフト(15,16)の下側部分に対して当接させることによって、少なくとも1つの傾斜した前記フラップ(35,36)の前記上側再係合位置において上側の移動制限部材として機能することを特徴とする請求項10に記載のガイドヘッド(2)。
  12. 前記側部要素(33,34)のうち少なくとも1つの側部要素が、2つの傾斜フラップを、すなわち前方フラップ(49)及び後方フラップ(50)を備えており、前記前方フラップ(49)及び前記後方フラップ(50)それぞれが、前記傾斜した回動軸(55,56)を中心として回動するように互いに独立した状態で連接しており、前記傾斜した回動軸(55,56)が、前記下側安全位置と前記上側再係合位置との間において回動するようになっており、
    前記下側安全位置では、前記傾斜フラップの下側部分(51,52)が、前記ガイドシステム(1)の脱離に抵抗するように、利用時に前記ガイドレール(23)の対応する前記凹所(29,30)の下方に延在しており、
    前記上側再係合位置では、前記下側部分(51,52)それぞれが、利用時に前記ガイドレール(23)の対応する前記側部(24,26)から横方向に離隔され、これにより前記下側部分(51,52)が、前記ガイドレール(23)に対して垂直方向に通過し、前記ガイドシステム(1)が、前記ガイドレール(23)に対して係合解除又は再係合可能とされ、
    前記前方フラップ(49)及び前記後方フラップ(50)を前記下側安全位置に維持する下向きの力であって、前記下向きの力より大きい上向きの力が前記前方フラップ(49)の前記下側部分(51)及び前記後方フラップ(50)の前記下側部分(52)に作用した場合に、又は、前記前方フラップ(49)及び前記後方フラップ(50)がアクチュエータによって回動された場合に、前記前方フラップ(49)及び前記後方フラップ(50)を前記上側再係合位置に至るまで回動させる前記下向きの力が、前記前方フラップ(49)及び前記後方フラップ(50)に作用することを特徴とする請求項1に記載のガイドヘッド(2)。
  13. 前記前方フラップ(49)及び前記後方フラップ(50)が、略三角状の全体形状とされ、単一の前記フラップ(35,36)の形態を再構成するように互いから且つ互いに反対方向に延在している状態で位置決めされていることを特徴とする請求項12に記載のガイドヘッド(2)。
  14. 前記前方フラップ(49)の前記傾斜した回動軸(55)が、前記前方フラップ(49)の前方部分に配置されており、
    前記後方フラップ(50)の前記傾斜した回動軸(56)が、前記後方フラップ(50)の後方部分に配置されていることを特徴とする請求項12又は13に記載のガイドヘッド(2)。
  15. 前記前方フラップ(49)及び前記後方フラップ(50)それぞれが、切欠(59,60)を有しており、
    一方の前記切欠(59)が、前記前方フラップ(49)の前方縁部(61)に向かって開放しており、
    他方の前記切欠(60)が、前記後方フラップ(50)の後方縁部(62)に向かって開放しており、
    これにより前記前方フラップ(49)及び前記後方フラップ(50)が利用位置に位置している場合に、前記切欠(59,60)が、互いに対して反対方向に延在しており、且つ、互いに一致しており、これにより、前記シャフト(15,16)が貫通して延在するための開口部が形成されており、少なくとも1つの前記ガイドローラ(13,14)が前記取付部(12)に装着されていることを特徴とする請求項12〜14のいずれか一項に記載のガイドヘッド(2)。
  16. 前記前方フラップ(49)の前記下側部分(51)の前方端部と前記後方フラップ(50)の前記下側部分(52)の後方端部とが、嘴状突起(53,54)に形成されていることを特徴とする請求項12〜15のいずれか一項に記載のガイドヘッド(2)。
  17. 前記側部要素(33,34)それぞれが、前記ガイドレール(23)に向かって下向きに傾斜している少なくとも1つの前記フラップ(35,36,49,50)を備えており、少なくとも1つの前記フラップ(35,36,49,50)が、前記傾斜した回動軸(42,43,55,56)を中心として回動可能に連接されており、前記傾斜した回動軸(42,43,55,56)が、下側安全位置と上側再係合位置との間において回動可能とされ、
    前記下側安全位置では、前記下側部分(39,40,51,52)が、前記ガイドシステム(1)の脱離に抵抗するように、利用時に前記ガイドレール(23)の対応する前記凹所(29,30)の下方に延在しており、
    前記上側再係合位置では、前記下側部分(39,40,51,52)が、利用時に前記ガイドレール(23)の対応する前記側部(25,26)から横方向に離隔され、これにより前記フラップ(35,36,49,50)が、前記ガイドレール(23)に対して垂直方向に通過し、前記ガイドシステム(1)が、前記ガイドレール(23)に対して再係合又は係合解除され、
    前記フラップを前記下側安全位置に維持する下向きの力であって、前記下向きの力より大きい上向きの力が少なくとも1つの前記フラップ(35,36,49,50)の前記下側部分(39,40,51,52)に作用した場合に、又は、前記フラップ(35,36,49,50)がアクチュエータによって回動された場合に、少なくとも1つの前記フラップ(35,36,49,50)を上側再係合位置に向かって回動させる前記下向きの力が、少なくとも1つの前記フラップ(35,36,49,50)に作用することを特徴とする請求項1に記載のガイドヘッド(2)。
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