JP2015232626A - 画像表示装置 - Google Patents

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Mutsumi Shinoi
むつみ 篠井
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Katsunori Ebara
克典 江原
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Abstract

【課題】空間結像アイリス面のサイズと観察領域とをディスプレイの使用目的に合わせて調整でき、かつ空中に浮いた画像表示をも得る画像表示装置を提供する。
【解決手段】1又は複数枚のレンズよりなり合成焦点距離がf1である2つのレンズ群のうち何れか一方を入射側レンズ1、他方を出射側レンズ2とし、これら入射側レンズ1と出射側レンズ2の主平面1A、2A間距離をf1±20%以内に設定し、入射側レンズ1の主平面入射側に1次画像3を結像する画像表示デバイスを設置して1次画像3の位置情報を角度情報に変換し、出射側レンズ2の主平面を焦点距離f2の反射型ミラー8の前焦点面部8Aに設定して出射側レンズの変換出力情報である角度情報を位置情報に変換し、反射型ミラー8の出射側の空中の後焦点面部8Bに1次画像3の相似形像である2次画像9を結像させ、かつ2次画像9の出射側に無限遠三角形型の観察領域20を形成させる構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像表示装置に関し、特に、狭視野角であっても差し支えない場合に、画像を観察しようとする一人の人間の目の位置に全画像情報の光を集中させるようにして消費電力を格段に低減した空中結像型の画像表示装置に関する。
近年、低消費電力化が重要になってきており、ディスプレイにおいても重要な課題である。一般的ディスプレイである、液晶ディスプレイ(略して、LCD)、プラズマディスプレイおよび有機ELディスプレイは、何れもその表示面からあらゆる方向に光を拡散し、空間に光をばら撒いているが、実際に利用されるのは、人間の目の瞳孔である2〜8mmの開口に入る光のみであり、観察者が一人だけである場合、光利用効率は、表示面からの光全体が拡散する立体角範囲(半球面)に対する、観察者の目に向かって拡散する立体角範囲(半球面内のごく一部の領域)の面積比で1/1000〜1/10000と非常に悪い。
そこで、画像を観察しようとする一人の人間の目(またはその近傍)の位置のみに全画像情報の光を、角度的、空間的に均一に集めた光学面を空間に結像させ、この中から、画像を見る方式のディスプレイ(例えば、特許文献1「アイリス面空間結像制御型画像表示装置」参照)により1/10〜1/100程度の超低消費電力化が実現できる。
さらに、近年、没入感や立体的表示のため、空中に浮いた画像表示が着目されている。これに関する技術として、物体の画像を表示する表示手段と、前記表示手段に表示された画像を前記表示手段の外部空間に浮遊させる画像浮遊手段とからなり、前記画像浮遊手段は、前記表示手段からの距離にかかわらず、前記表示手段に表示された画像と等倍率の正立像または倒立像を前記表示手段の外部空間に結像させる等倍結像光学系でなる空間浮遊像表示装置であって、前記等倍結像光学系は、焦点距離がfであるn+1枚(nは1以上の整数)のレンズと、焦点距離がfであるn枚のレンズからなり、かつ、前記焦点距離がfのレンズまたは前記焦点距離がfのレンズのいずれか一方、または両方が、可変焦点レンズであり、前記焦点距離がfのレンズと前記焦点距離がfのレンズとは、交互に配置され、かつ、等間隔で配置されており、隣り合う2枚の前記レンズの間隔dは、k個の前記レンズを通過した光の結像の倍率をMとしたときに下記数式(5)乃至数式(8)で表される漸化式、
=−Mk−1/(dk−1−Lk−1) …(5)
=1 …(6)
=1/{1/(f2−(k mod2)−1/(dk−1−Lk−1)} …(7)
=0(@k=0)、d(@k≠0) …(8)
において、Mk=2n+1=1または−1を満たし、かつ、Lに依存しない値とすることを特徴とする空間浮遊像表示装置(特許文献2の請求項1参照)が提案されている。
特開2013−025052号公報 特許第4503484号公報
前述の「全画像情報の光を、角度的、空間的に均一に集めた光学面」を、「空間結像アイリス面」とよぶことにする。空間結像アイリス面のサイズを小さく設定すると、超低消費電力が実現するが、見える範囲(観察領域と云う)が狭くなる。逆に、空間結像アイリス面のサイズを大きく設定すると、低消費電力が実現しにくくなるが、観察領域が広くなる。このトレードオフをディスプレイの使用目的に合わせて有効に活用すると、大きな低消費電力効果が期待できる。例えば、ディスプレイに対し見る位置が略決まっている車載用のヘッドアップディスプレイ(HUDと略称する)や、テレビ電話用の画像表示装置には、前記トレードオフの有効活用が大きな低消費電力効果を発揮するであろう。さらに、近年、没入感や立体的表示のため、空中に浮いた画像表示が着目されている。これに対しても、前記トレードオフの有効活用により、大きな低消費電力効果が期待できる。
しかしながら、空間結像アイリス面のサイズと観察領域とをディスプレイの使用目的に合わせて調整できて大きな低消費電力化に寄与し、かつ、空中に浮いた画像表示をも得る技術は、これまでのところ提案されていない。
尚、特許文献2の技術は、等倍の空中像のみに限定しており、拡大(あるいは縮小)した空中像について記載がない。さらに、構造として焦点距離f1であるn+1枚(nは1以上の整数)のレンズと、焦点距離がfであるn枚のレンズからなり、この焦点距離fのレンズと焦点距離がfのレンズとは、交互にかつ等間隔で配置されている。しかも其処に云う焦点距離がfのレンズは、光学システムを薄型にするための(負の焦点距離の)レンズであるにすぎない。したがって、特許文献2の技術では、空間結像アイリス面のサイズと観察領域とをディスプレイの使用目的に合わせて調整することは不可能である。
そこで、本発明では、空間結像アイリス面のサイズと観察領域とをディスプレイの使用目的に合わせて調整でき、かつ空中に浮いた画像表示をも得る画像表示装置を提供することを課題(発明が解決しようとする課題)とする。
本発明は、本発明者らが前記課題を解決するために鋭意検討を重ねた成果であり、その要旨は以下のとおりである。
(1) 1枚又は複数のレンズよりなり合成焦点距離が焦点距離fである2つのレンズ群のうち何れか一方を入射側レンズ、他方を出射側レンズとし、これら入射側レンズと出射側レンズの主平面間距離をf±20%以内に設定し、前記入射側レンズの主平面入射側に1次画像を結像する画像表示デバイスを設置して、前記1次画像の位置情報を角度情報に変換し、前記出射側レンズの主平面を、焦点距離fの反射型ミラーの前焦点面部に設定して、前記出射側レンズの変換出力情報である角度情報を位置情報に変換し、前記反射型ミラーの出射側の空中の後焦点面部に、前記1次画像の相似形像である2次画像を結像させ、かつ、前記2次画像の出射側に、無限遠三角形型の観察領域を形成させる構成としたことを特徴とする画像表示装置。(これを本発明[1]と云う)
(2) 上記(1)において、前記入射側レンズ、前記出射側レンズ及び前記画像表示デバイスの相対位置関係を不変として、前記出射側レンズの主平面を、前記反射型ミラーの前焦点面部よりも後方に変位させることにより、前記2次画像の出射側に、前記無限遠三角形型のときよりもより前記2次画像に近づいた、無限遠五角形型またはダイヤモンド型の観察領域を形成させる構成としたことを特徴とする画像表示装置。(これを本発明[2]と云う)
(3) 上記(1)又は(2)において、前記反射型ミラーを、透明な光学材質かつドーム型形状の光学素子からなるものとしたことを特徴とする上記(1)または(2)に記載の画像表示装置。(これを本発明[3]と云う)
(4) 上記(3)において、前記画像表示装置を、車載用ヘッドアップディスプレイとしたことを特徴とする画像表示装置。(これを本発明[4]と云う)
(5) 上記(3)において、前記反射型ミラーの裏面側に、前記空中像および前記観察領域をカメラ視野内とするテレビカメラを設置し、かつ前記裏面側を前記テレビカメラの開口部以外は遮光材料で覆って、前記画像表示装置を、視線一致テレビ電話用ディスプレイとしたことを特徴とする画像表示装置。(これを本発明[5]と云う)
(6) 上記(1)〜(5)において、前記入射側レンズの主平面入射側に1次画像を結像する画像表示デバイスを、液晶パネルと該液晶パネルの液晶背面を照明するバックライトとで構成したことを特徴とする画像表示装置。(これを本発明[6]と云う)
本発明によれば、空間結像アイリス面のサイズと観察領域とをディスプレイの使用目的に合わせて調整でき、かつ空中に浮いた画像表示をも得ることができて、狭視野角でも差支えない車載用HUDやテレビ電話等の用途において、大きな低消費電力効果を発揮できる画像表示装置が実現する。また、本発明によれば、テレビ電話用途において通話者同士の視線が互いに一致するようになり、従来では解消できなかった視線不一致による違和感が解消できると云う効果もある。
本発明の第1例を示す概略図である。 本発明による低消費電力効果の評価方法を示す説明図である。 本発明の第2例を示す概略図である。 本発明の第3例を示す概略図である。 本発明の第4例を示す概略図である。 本発明の第5例を示す概略図である。
図1は、本発明の第1例を示す概略図である。この第1例は、本発明[1]及び[3](本発明[3]の本発明[1]従属部)を実施するための形態の例である。
図1に示すように、第1例では、1枚又は複数のレンズよりなり合成焦点距離が焦点距離fである2つのレンズ群のうち何れか一方(1つのレンズ群)を入射側レンズ1、他方(もう1つのレンズ群)を出射側レンズ2とし、これら入射側レンズ1と出射側レンズ2の主平面1A、2A間距離をf±20%以内の中の最も好適な値であるfに設定した。ここで、「f±20%以内」とは、「0.8f〜1.2fの範囲内」を意味し、又、20%を変数化してα%(α≧0)としたとき、「f±α%以内」とは、「(1-α/100)f〜(1+α/100)fの範囲内」を意味する。尚、本発明[1]において、入射側レンズ1と出射側レンズ2の主平面1A、2A間距離は、好ましくはf±10%以内、更に好ましくはf±5%以内である。
そして、前記入射側レンズ1の主平面1A入射側に1次画像3を結像する画像表示デバイス6を設置して、前記1次画像3の位置情報を前記入射側レンズ1で角度情報に変換した。尚、第1例では、1次画像3の結像位置を、主平面1Aまでの距離が0.2f以内の入射範囲内の位置とした。
そして、前記出射側レンズ2の主平面2Aを、焦点距離fの反射型ミラー8の前焦点面部8Aに設定して、前記入射側レンズ1の変換出力情報である角度情報を位置情報に変換し、前記反射型ミラー8(詳しくは、反射型ミラー8のミラー中心位置での接平面)の出射側の空中の後焦点面部8Bに、前記1次画像3の相似形像である2次画像9を結像させ、かつ、前記2次画像9の出射側に、無限遠三角形型の観察領域20を形成させる構成とした。尚、ここに云う「無限遠三角形」とは一辺が無限遠方に位置する三角形のことである。
尚、本発明において、「前焦点面部」、「後焦点面部」とは夫々、前焦点面、後焦点面までの距離(「面域距離」と云う)が0±0.5f以内である範囲内を意味する。前記面域距離は、好ましくは0±0.3f以内、更に好ましくは0±0.1f以内である。ここで、「±」は「+」が入射側、出射側の何れか一方、「−」が他方である。
又、第1例では、前焦点面部8Aは前焦点面までの距離を0(前焦点面に一致)とし、後焦点面部8Bは後焦点面までの距離を0(後焦点面に一致)とした。
第1例において、画像表示デバイス6は、1次画像3の光源であるプロジェクター4と、1次画像3の結像媒体である拡散フィルム5とを有する。プロジェクター4は、入射光を1次画像3として拡散フィルム5の入射面上に結像させ、拡散フィルム5は、1次画像の入射光を拡散角度=±15°(=±θ)の角度範囲内に均一に拡散出射する。入射側レンズ1および出射側レンズ2には、直径=10cm、焦点距離f=10cm、Fナンバー=1のレンズを用いた。入射側レンズ1は、1次画像3からの拡散角度=±15°の均一拡散光全てを拾い、位置情報を角度情報に変換した、平行光を出射する。ここで、「平行光」と云うときの「平行」とは、幾何学的平行(真平行)だけでなく、同一平面内で二直線が交差し、その鋭角側交差角が10°以内である状態(準平行)も含む概念である。
焦点距離fの反射型ミラー8には、本発明[3]に係る透明な光学材質かつドーム型形状の光学素子を用いた。本発明[3]に云う「透明な」とは、透過率が4〜96%であることを意味する。尚、この透過率は、好ましくは、4〜70%である。又、反射率は、吸収率を無視すれば、反射率=100(%)−透過率(%)、である。
第1例では、本発明[3]に係る光学素子の例として、透過率=50%、直径(2r)=1.5mのアクリル半球ドーム(以下、「アクリル半球ドーム8」とも云う)を用いた。このアクリル半球ドーム8の焦点距離fは、f=2r/4=37.5cmとなる。
よって、図1のように、アクリル半球ドーム8の前焦点面部8A(第1例では、アクリル半球ドーム8のドーム中心位置での接平面から入射側に焦点距離f=37.5cmだけ離れた平面である)に、出射側レンズ2(焦点距離f=10cm)を設置すると、入射側レンズ1の変換出力情報である位置情報が、出射側レンズ2により角度情報に変換され、アクリル半球ドーム8からアクリル半球ドーム8の出射側の空中の後焦点面部8B(第1例では、アクリル半球ドーム8のドーム中心位置での接平面から出射側に焦点距離f=37.5cmだけ離れた平面である)に、1次画像3の相似形像として、1次画像3に対する拡大倍率=f/fである2次画像9(以下、空中像9とも云う)が結像する。
空中像9の両端のうちの、一端の結像に与る光の主光線10と、他端の結像に与る光の主光線11とは、アクリル半球ドーム8の前焦点面部8A内の同一点から出射し、主光線10、11夫々を拡散中心とする光はアクリル半球ドーム8の反射エリア13、14夫々で反射される。反射された後において、主光線10、11は互いに平行光をなす。反射された後の主光線10、11夫々を拡散中心とする光は、主光線10、11夫々を拡散中心として集光角θ2で拡散してくる。よって、平行光をなすこれら2本の主光線10、11夫々を拡散中心として集光角θ2で拡散してくる二系統の光の交わる領域が、空中像9の全体を見ることができる観察領域であり、第1例では、図1に示すような無限遠三角形型の観察領域20を形成する。
よって、第1例では、図1に示すとおり、観察者は、その目がこの無限遠三角形型の観察領域20内にあるときに限り、空中像9の全体を綺麗に見ることができ、それ以外では空中像9全体を見ることができない。
つまり、第1例の画像表示装置は、見える領域を限定することによる低消費電力化を実現する空中結像型のHUD、例えば本発明[4]に係る車載用HUDである。
ここで、本発明による低消費電力効果(省エネ効果)の評価方法を、図2を用いて説明する。図2において、θは、図1の空中像9の集光角θ2に相当する角度である。尚、集光角は結像角とも云う。
一般のLCD等のディスプレイでは、完全拡散(画面から全方位に満遍なく拡散)をするので、拡散立体角は、半球面(大円半径r)の面積S1(S=2πr)をrで除した、2πである。これに対し、本発明に係る、集光角θの空中像では、拡散範囲が頂角θの直円錐領域に限定されるので、拡散立体角は、前記半球面の大円中心を頂点とする頂角θ、高さr超の直円錐体と前記半球面との重なり部の面積S(S=π[rθ]≒π[r・tanθ])をrで除した、πtan2θである。尚、ここでの近似「≒」は、曲面を平面で近似したことを指す。
したがって、省エネ効果は、S/S=(1/2)tan2θ、となる。
ここで、シースルー性重視のHUDを考えると、ガラスのように透明なHUDが理想である。よって、反射率4%の場合でも、同じ電力で、LCDと同じ明るさを実現するには、(1/2)tan2θ=0.04 より、θ=15.8°となる。
よって写りこみも少なく、前方が明るく見える明るい表示の車載用HUDを提供するには、第1例(図1)において集光角θ2≦15.8°で設計すればよい。
第1例(図1)では前述のとおり、θ=15°、f=10cm、f=37.5cmであり、これらの値をエタンデュー保存則による処の、fθ=fθ2、なる関係式に代入すると、θ2=4°となる。よって、(1/2)tan2θ2=1/409 となる。これは、本発明[1]において、反射型ミラー8の反射率=100%(透過率=0%)である場合(本発明[3]の範囲外である場合)、LCDと比べて、1/409の電力で同じ明るさの画像を見得ることになる。
本発明[3]を車載用HUDとした本発明[4]の場合、反射型ミラー8の透過率を第1例の0%に代えて、透明(透過率=4〜96%)の上限である96%としたとき、反射率は4%であるので、省エネ効果は反射型ミラー8の反射率が100%である場合との対比で1/25に落ちるが、それでも、LCDと比べて、1/16.36の電力で同じ明るさの画像を見ることができ、超低消費電力を実現できた。
ところで、空中像9の観察者は、空中像9に目をさらに近づけて観察したい場合もあり、その場合には、図1の観察領域20を空中像9にさらに接近させた状態(さらなる近接視状態)とする必要がある。このさらなる近接視状態において、観察領域20が無限遠三角形型以外の形状型になっても特に問題はない。このさらなる近接視状態は、本発明[2]により容易に実現できる。
図3、図4は夫々、本発明の第2例、第3例を示す概略図である。第2例(図3)は、本発明[2]及び[3](本発明[3]の本発明[2]従属部)において、観察領域20が無限遠五角形型である場合を実施するための形態の例であり、第3例(図4)は、本発明[2]及び[3]において、観察領域20がダイヤモンド型である場合を実施するための形態の例である。
第2例(図3)及び第3例(図4)は、第1例において、入射側レンズ1、出射側レンズ2及び画像表示デバイス6の三つを図1のとおり組み合わせてなる光学系(以下、1次光学系と云う)を、出射側レンズ2の主平面2Aが、アクリル半球ドーム8の前焦点面部8Aよりも後方(光進路の上流側)の、アクリル半球ドーム8のドーム中心位置での接平面までの距離がfよりも大きい距離aである平面内に位置するように、移動させ、以て、空中像9の出射側に、前記無限遠三角形型のときよりもより空中像9に近づいた、無限遠五角形型(第2例)またはダイヤモンド型(第3例)の観察領域を形成させる構成とし、それ以外は第1例と同様とした。尚、ここに云う「無限遠五角形」とは一辺が無限遠方に位置する五角形のことであり、又、「ダイヤモンド」とは不等辺四角形のことである。
このように、本発明では、メカ的に1次光学系を移動させることにより、図1(第1例)から図3(第2例)そして図4(第3例)への変化が可能である。
第2例(図3)では、第1例(図1)と比べ、空中像9の両端夫々を通過する主光線10、11は、アクリル半球ドーム8の前焦点面部8Aより遠い位置の同じ点から出ているため、図1におけるような平行光とはならず、集光して交わることになる。
これにより、図3の観察領域20では、空中像9に最も近い頂点を、図1の無限遠三角形型のときよりもさらに空中像9に接近させることができる。図3では、無限遠まで観察領域が続くため、無限に離れても、空中像9を見ることができる無限遠五角形型の観察領域20(以下、無限遠五角形視域とも云う)が形成される場合を示している。この無限遠五角形視域は、空中像9を見ることができる奥行き方向の範囲が比較的近くから無限遠まで広がった、最も広い観察領域を形成できる。
この無限遠五角形視域の形成条件は、本発明者らの研究結果より、「空間結像アイリス面サイズ>空中像サイズ」であることが分かっている。この条件を式で示すと、「(b/a)d>(f/f)d…[式1]」となる。ここで、aはアクリル半球ドーム8のドーム中心位置における接平面(以下、基準面と云う)から出射側レンズ2の主平面2Aまでの距離、bは基準面から空中像9の両端夫々を通る主光線10、11が集光して交わる点までの距離、dは1次画像3のサイズ、dは出射側レンズ2の直径(Fナンバー=1の時のみd=dであり、一般にはd≠dである)、fは入射側レンズ1の焦点距離(=出射側レンズ2の焦点距離)、fはアクリル半球ドーム8の焦点距離である。
これにより、設計やメカによる視域可変システムが可能である。尚、空中像9の拡大倍率f/fや、空中像9の結像位置(基準面から距離fだけ離れた位置。図1、図3、図4参照)は変化しないため、観察領域20の形状の独立制御が可能である。又、集光角θも不変なため、省エネ効果にも影響しないと云う長所をも有している。
第3例(図4)は、第2例(図3)と比べ、1次光学系をさらに後方に移動して、出射側レンズ2の主平面2Aからアクリル半球ドーム8までの距離aを第2例(図3の)のときよりさらに大きくしたものであり、空中像9の両端夫々を通過する主光線10、11が、アクリル半球ドーム8の前焦点面部8Aよりさらに遠い位置の同じ点から出ているため、第2例(図3)のときよりもより空中像9に近い位置で集光して交わる。
これにより、図4の観察領域20では、空中像9に最も近い頂点を、図3の無限遠五角形視域のときよりもさらに空中像9に接近させることができる。この場合、図4に示すように、観察領域20がダイヤモンド型となり、無限遠まで続かず、途中で消滅してしまう。よって、空中像9に非常に近い位置から空中像9の全体を見ることができるが、離れすぎると見えなくなる。このダイヤモンド型の観察領域20の形成条件は、本発明者らの研究の結果、「空中結像アイリス面サイズ<空中像サイズ」であることが分かっている。式で示すと、「(b/a)d<(f/f)d…[式2]」となる。ここで、a、b、d、d、f、fは[式1]のときと同義である。第3例と第2例とを切り替え可能とすることにより、設計やメカによる、適用範囲がより広い視域可変システムが可能である。
次に、本発明[5]について述べる。図5は、本発明の第4例を示す概略図である。この第4例は、本発明[5]における本発明[3]の本発明[1]従属部を実施するための形態の例である。
図5に示すように、第4例は、第1例(図1)において、アクリル半球ドーム8の裏面側に、空中像9および観察領域20をカメラ視野内とするテレビカメラ30を設置し、かつ前記裏面側をテレビカメラ30の開口部以外は遮光材料31で覆ったものである。遮光材料31としては、黒色塗装、黒色光吸収紙、黒色ビロード、黒色スポンジ、黒色マイクロ三角錐アレイ、黒色マイクロ四角錐アレイ、黒色マイクロ六角錐アレイなどが好ましく用いうる。
これにより、観察者は、空中像9を見るときには必ずその視線がテレビカメラ30の方に向くこととなる。従って、第4例の画像表示装置を少なくとも2つ用意し、2つのうち何れか1つ(装置Aと云う)ともう1つ(装置Bと云う)とを、装置Aのテレビカメラ30での撮影像が装置Bのプロジェクター4から投射されて装置B側の空中像9になり、かつ装置Bのテレビカメラ30での撮影像が装置Aのプロジェクター4から投射されて装置A側の空中像9になるように、相互に接続することで、装置A側の空中像9の一部になる装置B側の観察者(通話者Bと云う)と、装置B側の空中像9の一部になる装置A側の観察者(通話者Aと云う)とは、互いの視線が必然的に一致することとなる。
かくして、本発明[5]に係る画像表示装置は、通話者A、B同士が互いに相手方の目を見ながら通話することができる処の、視線一致テレビ電話用ディスプレイとすることができた。
次に、本発明[6]について述べる。
本発明[1]〜[5]の何れかに係る画像表示装置の第1例(図1)、第2例(図3)、第3例(図4)、第4例(図5)は、f<fである場合、1次画像を拡散フィルム上に結像させてから、f/f倍に拡大して空中に画像を結像させる方式である。ところで一般に1次画像は小さいサイズであり、高解像度の画像となっているが、この高解像度の画像の光を拡散フィルムで拡散すると、拡散フィルムの不可避的なにじみにより、画像の解像度は低下してしまう。さらに、拡散フィルム表面での細かい輝度バラツキがf/f倍に拡大して空中に画像を結像させるため、空中結像の画像(2次画像)に荒い輝度バラツキが重畳し、シンチレーションとよばれるノイズが発生する。これにより画質が低下してしまう。
この問題を解決するには、拡散フィルム上に1次画像を結像させる方式ではなく、本発明[6]に則り、液晶パネルで1次画像を表示し、前記液晶パネルの背面を照明するバックライトで光学特性を実現する方式が好ましい。さすれば、液晶パネル表示画像と空中結像間に拡散フィルムが介在しないので、上述した解像度の低下やシンチレーションの発生と云った問題を解決できる。
図6は、本発明[6]の一例として第5例を示しており、その構成は、第1例(図1)において、プロジェクター4に代えて、バックライト22(例えばLEDランプ光学系からなる)とし、このバックライト22で液晶背面を照明される液晶パネル21を、拡散フィルム5の後(出射側)に追設し、これらの変更点以外は第1例と同じ構成とした。
尚、バックライト22の具体例として挙げた前記LEDランプ光学系は、空間均一照射を実現するため、光学的ホモジェナイザーの機能を有している。代表的構成として2方式がある。第一方式は、LEDチップとライトパイプまたはロッドライクインテグレーターによる光学的均一面を、投射レンズ系により、液晶パネル背面の拡散フィルム5に拡大結像させ、空間的均一照射する方式であり、第二方式は、LEDチップと集光ランプ反射鏡およびレンズ系とフライアイレンズ2枚構成光学素子、さらに、液晶パネル背面へのインテグレーション用光学系による光学的ホモジェナイザー方式である。
本発明[6]では、上記第5例のように、バックライト22が、第1例に用いたのと同様の拡散特性(特定の入射角度域内の入射光を特定の拡散出射角度域内へ拡散出射させる拡散特性)を有する拡散フィルム5を介して、液晶パネル21の液晶背面を照明するよう構成することが、光の利用効率向上の観点から好ましい。
1 入射側レンズ
1A (入射側レンズの)主平面
2 出射側レンズ
2A (出射側レンズの)主平面
3 1次画像
4 プロジェクター
5 拡散フィルム
6 画像表示デバイス
8 反射型ミラー(例えば、アクリル半球ドーム)
8A (反射型ミラー8の)前焦点面部
8B (反射型ミラー8の)後焦点面部
9 2次画像(空中像)
10 空中像9の両端のうちの一端の結像に与る主光線
11 空中像9の両端のうちの他端の結像に与る主光線
12 プロジェクターの光軸
13 (主光線10を有する光の)反射エリア
14 (主光線11を有する光の)反射エリア
20 観察領域(本発明[1]では無限遠三角形型、本発明[2]では無限遠五角形型またはダイヤモンド型)
21 液晶パネル
22 バックライト
30 テレビカメラ
31 遮光材料
図1に示すように、第1例では、1枚又は複数のレンズよりなり合成焦点距離が焦点距離fである2つのレンズ群のうち何れか一方(1つのレンズ群)を入射側レンズ1(複数のレンズよりなるものも含む、以下同じ)、他方(もう1つのレンズ群)を出射側レンズ2(複数のレンズよりなるものも含む、以下同じ)とし、これら入射側レンズ1と出射側レンズ2の主平面1A、2A間距離をf±20%以内の中の最も好適な値であるfに設定した。ここで、「f±20%以内」とは、「0.8f〜1.2fの範囲内」を意味し、又、20%を変数化してα%(α≧0)としたとき、「f±α%以内」とは、「(1-α/100)f〜(1+α/100)fの範囲内」を意味する。尚、本発明[1]において、入射側レンズ1と出射側レンズ2の主平面1A、2A間距離は、好ましくはf±10%以内、更に好ましくはf±5%以内である。

Claims (6)

  1. 1枚又は複数のレンズよりなり合成焦点距離が焦点距離fである2つのレンズ群のうち何れか一方を入射側レンズ、他方を出射側レンズとし、これら入射側レンズと出射側レンズの主平面間距離をf±20%以内に設定し、前記入射側レンズの主平面入射側に1次画像を結像する画像表示デバイスを設置して、前記1次画像の位置情報を角度情報に変換し、前記出射側レンズの主平面を、焦点距離fの反射型ミラーの前焦点面部に設定して、前記出射側レンズの変換出力情報である角度情報を位置情報に変換し、前記反射型ミラーの出射側の空中の後焦点面部に、前記1次画像の相似形像である2次画像を結像させ、かつ、前記2次画像の出射側に、無限遠三角形型の観察領域を形成させる構成としたことを特徴とする画像表示装置。
  2. 請求項1において、前記入射側レンズ、前記出射側レンズ及び前記画像表示デバイスの相対位置関係を不変として、前記出射側レンズの主平面を、前記反射型ミラーの前焦点面部よりも後方に変位させることにより、前記2次画像の出射側に、前記無限遠三角形型のときよりもより前記2次画像に近づいた、無限遠五角形型またはダイヤモンド型の観察領域を形成させる構成としたことを特徴とする画像表示装置。
  3. 請求項1又は2において、前記反射型ミラーを、透明な光学材質かつドーム型形状の光学素子からなるものとしたことを特徴とする画像表示装置。
  4. 請求項3において、前記画像表示装置を、車載用ヘッドアップディスプレイとしたことを特徴とする画像表示装置。
  5. 請求項3において、前記反射型ミラーの裏面側に、前記空中像および前記観察領域をカメラ視野内とするテレビカメラを設置し、かつ前記裏面側を前記テレビカメラの開口部以外は遮光材料で覆って、前記画像表示装置を、視線一致テレビ電話用ディスプレイとしたことを特徴とする画像表示装置。
  6. 請求項1〜5において、前記入射側レンズの主平面入射側に1次画像を結像する画像表示デバイスを、液晶パネルと該液晶パネルの液晶背面を照明するバックライトとで構成したことを特徴とする画像表示装置。
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