JP6467585B2 - 空中像および虚像表示装置 - Google Patents
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Description
(i)AIプレート(Aerial Imaging plate:登録商標)
AIプレートと称する従来技術(i)は特許文献1に記載される光学結像装置であり、透明平板の内部に、該透明平板の一方側の面に垂直に多数かつ帯状の平面光反射部を並べて形成した第1および第2の光制御パネルを用い、該第1および第2の光制御パネルのそれぞれの一面側を、前記平面光反射部を直交させて向かい合わせたことを特徴としている。
(ii)インテル方式
インテル方式と称する従来技術(ii)は、例えば図8に示すように、焦点距離f1のフライアイレンズと焦点距離f2のフライアイレンズとを背中合わせにしてなるマルチレンズシートの二枚を左右対称に積層して一方を入射側レンズシート、他方を出射側レンズシートとしている。入射側レンズシートの入射側、出射側はそれぞれ焦点距離f1、f2の側とし、出射側レンズシートの入射側、出射側はそれぞれ焦点距離f2、f1の側とする。そして、1/a+1/b=1/f1、b=f2を満たす距離a、bを次のとおり使用する。すなわち入射側レンズシートの入射面と出射側レンズシートの出射面との面間隔は2bにとり、液晶ディスプレイ等で表示される原画像を入射側レンズシートの入射面から距離aの位置に配置する。このインテル方式では、原画像の一部からの光が入射側レンズシートを通って、入射側レンズシートの入射面から距離bの位置に中間像を結像し、該中間像からの光は出射側レンズシートを通って出射側レンズシートの出射面から距離aだけ離間した空中位置に原画像の正立等倍像を結像する。なお、フライアイレンズをなす個々のレンズ要素は、複眼を構成する個々の単眼に相当し、これらレンズ要素からの正立等倍像が互いにオーバーラップしても問題は無い。
(iii)両側テレセントリック方式
両側テレセントリック方式と称する従来技術(iii)は、例えば図9に示すように、焦点距離f1のレンズと焦点距離f2のレンズを用い、焦点距離f1のレンズと焦点距離f2のレンズとをレンズ主平面間距離f1+f2として配置し、焦点距離f1のレンズから距離f1を隔てた画像表示デバイスが表示する原画像からの光を、焦点距離f1のレンズ、焦点距離f2のレンズに順次通し、結像の主光線が互いに平行な状態として、焦点距離f2のレンズから出射側に距離f2を隔てた位置に空中像を結像させる。この空中像を見ることができる位置は、ハッチングで示した無限遠三角形視域の内側に限られる。なお、前記焦点距離f1、f2のレンズの各々は、屈折率が一様な一体物のレンズである単レンズに限らず、複数の単レンズを組み合わせてなる複合レンズ(合成レンズもしくは組み合わせレンズとも称される)であってもよい。前記複合レンズの焦点距離とは、前記複合レンズと光学的に等価である単レンズの焦点距離を意味する。
〔1〕 原画像表示手段にて表示した原画像からの光を、焦点距離がf1の入射側レンズと焦点距離がf2の出射側レンズとを両レンズの主平面間距離をほぼf1+f2として配置してなる光学ユニットの前記入射側レンズと前記出射側レンズに順次通して前記原画像に相似な形の空中像および虚像を選択的に生成する空中像および虚像表示装置であって
前記空中像または虚像を視うる視域を定める入射側レンズのレンズ瞳の拡大像、等倍像、または縮小像である空間結像アイリス面を結像させ、前記空中像または虚像の生成位置を変化させるか、または、空中像から虚像まで連続的に生成位置を変化させても、前記空中像または虚像のサイズと、前記空間結像アイリス面のサイズおよび位置を不変にする構造的手段を有することを特徴とする空中像および虚像表示装置。
記
(C1) 原画像表示手段の位置は、焦点距離f1の入射側レンズ前焦点面から入射側レンズより入射側に遠ざかる方向に入射側レンズのレンズ瞳の位置から(f1/f2)(f1+f2)の位置までの間で固定、または、この間の少なくとも一部区間内で連続的に移動可能である。
(C2) d2≧(1+(f2/f1))d0+d1 …(1)
ここで、f1は入射側レンズの焦点距離、f2は出射側レンズの焦点距離、d0は原画像のサイズ、d1は入射側レンズのレンズ瞳の径、d2は出射側レンズのレンズ瞳の径である。
記
(C1) 原画像表示手段の位置は、焦点距離f1の入射側レンズより入射側に遠ざかる方向に入射側レンズのレンズ瞳の位置から(f1/f2)(f1+f2)の位置で固定である。
(C2) d2≧(f2/f1)d0 …(2)
ここで、f1は入射側レンズの焦点距離、f2は出射側レンズの焦点距離、d0は原画像のサイズ、d2は出射側レンズのレンズ瞳の径である。
記
(C1) 原画像表示手段の位置は、焦点距離f1の入射側レンズより入射側に遠ざかる方向に入射側レンズのレンズ瞳の位置から(f1/f2)(f1+f2)の距離にある位置から((f1/f2)(f1+f2))+a1,(a1≧0)の位置までの間で固定、または、この間の少なくとも一部区間内で連続的に移動可能である。
(C2) d0<d1の時
d2≧((f1+f2)/f1(1+f1/(a1+f1 2/f2)))(d1+d0 f1/(a1+f1 2/f2))−d1(a1≧0) …(3−1)
d0≧d1の時
d2≧(f2/f1)d0 …(3−2)
ここで、f1は入射側レンズの焦点距離、f2は出射側レンズの焦点距離、d0は原画像のサイズ、d1は入射側レンズのレンズ瞳の径、d2は出射側レンズのレンズ瞳の径、a1は距離である。
記
(C1) 原画像表示手段の位置は、焦点距離f1の入射側レンズより入射側に遠ざかる方向に入射側レンズのレンズ瞳の位置から(f1/f2)(f1+f2)の距離にある位置から((f1/f2)(f1+f2))+a1,(0≦a1≦∞)の位置までの間で固定、または、この間の少なくとも一部区間内で連続的に移動可能である。
(C2) d0<d1の時
d2≧(f2/f1)d1 …(4)
ここで、f1は入射側レンズの焦点距離、f2は出射側レンズの焦点距離、d1は入射側レンズのレンズ瞳の径、d2は出射側レンズのレンズ瞳の径、a1は距離である。
記
(C1) 原画像表示手段の位置は、焦点距離f1の入射側レンズ前焦点面から入射側レンズに接近する方向に距離a2,(0≦a2≦f1)の位置までの間で固定、または、この間の少なくとも一部区間内で連続的に移動可能である。
(C2) d2≧d1+(f1+f2)(((d0+d1)/(f1−a2))−(d1/f1)) …(5)
ここで、f1は入射側レンズの焦点距離、f2は出射側レンズの焦点距離、d0は原画像のサイズ、d1は入射側レンズのレンズ瞳の径、d2は出射側レンズのレンズ瞳の径、a2は距離である。
記
(C1) 原画像表示手段の位置は、焦点距離f1の入射側レンズの入射側表面から、無限遠の位置までの間で固定、または、この間の少なくとも一部区間内で連続的に移動可能である。
(C2)
d2≧(1+(f2/f1))d0+d1 …(1)
d2≧(f2/f1)d0 …(2)
d0<d1の時
d2≧((f1+f2)/f1(1+f1/(a1+f1 2/f2)))(d1+d0 f1/(a1+f1 2/f2))−d1(a1≧0) …(3−1)
d0≧d1の時 d2≧(f2/f1)d0 …(3−2)
d0<d1の時 d2≧(f2/f1)d1 …(4)
d2≧d1+(f1+f2)(((d0+d1)/(f1−a2))−(d1/f1))(0≦a2≦f1) …(5)
ここで、f1は入射側レンズの焦点距離、f2は出射側レンズの焦点距離、d0は原画像のサイズ、d1は入射側レンズのレンズ瞳の径、d2は出射側レンズのレンズ瞳の径、a1,a2は距離である。
〔8〕 前記入射側レンズおよび前記出射側レンズの少なくとも一方は一部または全部がフレネルレンズまたは、反射型凹面鏡および反射型透明凹面鏡からなることを特徴とする〔1〕〜〔7〕のいずれか一つに記載の空中像および虚像表示装置。
〔9〕 前記原画像を前記入射側レンズの主平面に対し傾けたことを特徴とする〔1〕〜〔8〕のいずれか一つに記載の空中像および虚像表示装置。
〔10〕 前記入射側レンズと前記出射側レンズの光軸同士を互いにずらしたことを特徴とする〔1〕〜〔9〕のいずれか一つに記載の空中像および虚像表示装置。
〔11〕 前記空中像および虚像のいずれか一方を車載用モニタ映像へ応用したことを特徴とする〔1〕〜〔10〕のいずれか一つに記載の空中像および虚像表示装置。
〔12〕 前記空中像を非接触の操作パネル映像へ応用したことを特徴とする〔1〕〜〔10〕のいずれか一つに記載の空中像および虚像表示装置。
〔13〕 前記空中像をセキュリティが必要な操作画面映像へ応用したことを特徴とする〔1〕〜〔10〕のいずれか一つに記載の空中像および虚像表示装置。
〔14〕 前記原画像表示手段として、画像表示デバイス、印刷用シート、刻印用プレートのいずれかを用いたことを特徴とする〔1〕〜〔13〕のいずれか一つに記載の空中像および虚像表示装置。
〔15〕 前記入射側レンズと前記出射側レンズの間にハーフミラーを斜めに設置し、前記光学ユニットを折り曲げるか、もしくは折り曲げない状態で、前記ハーフミラーの背面側にカメラを設置して、前記空中像を目線一致テレビ電話システムや顔認証ディスプレイの使用者映像へ応用したことを特徴とする〔1〕〜〔10〕のいずれか一つに記載の空中像および虚像表示装置。
ここで、f1は入射側レンズの焦点距離、f2は出射側レンズの焦点距離、d0は原画像のサイズ、d1は入射側レンズのレンズ瞳の径、d2は出射側レンズのレンズ瞳の径である。
すなわち、原画像表示手段の位置は、焦点距離f 1 の入射側レンズ1の前焦点面1Aから入射側レンズ1より入射側に遠ざかる方向に入射側レンズ1のレンズ瞳の位置からf 1 +a=f 1 +f 1 2 /f 2 =(f 1 /f 2 )(f 1 +f 2 )の位置までの間で固定、または、この間の少なくとも一部区間内で連続的に移動可能である。
d2≧(f2/f1)d0 …(2)
となるが、(1)式の右辺値((1)式によるd2の下限に相当)は、(2)式の右辺値((2)式によるd2の下限に相当)よりも大きくて、(1)式によるd2の限定範囲は(2)式によるd2の限定範囲よりも狭いので、設計は(1)式の条件で行えば良い。
d0≧d1の時は、焦点距離f2のレンズのレンズ瞳の径d2が下記の条件をみたすことである。
d0<d1の時とd0≧d1の時とで条件が異なる理由を説明する。
(3−1)式において、X=f1/(a1+(f1 2/f2))とおくと、
d2≧((f1+f2)/f1)((d1+d0X)/(1+X))−d1 …(3−3)
となる。(3−3)式中の第一項の中の(d1+d0X)/(1+X)をF(X)とする。
F(X)をXで微分すると次式となる。
d0−d1は定数であり分母の(1+X)2は常に正であるので、F(X)は、d0−d1の符号により単調増加関数か、単調減少関数となる。
F(X)をa1で微分すると次式となる。
d1−d0は定数であり分母の(a1+(f1 2/f2)+f1)2は常に正であるので、F(X)は、a1の変化に対しd1−d0の符号により単調増加関数か、単調減少関数となる。
ここでa1を0→∞と変化させると、X=f1/(a1+(f1 2/f2))は、f2/f1→0と変化する。
この範囲内での(3−3)式右辺は
d2≧((f1+f2)/f1)((d1+d0X)/(1+X))−d1=(f1+f2)/f1)F(X)−d1 …(3−7)
とかけ、右辺(f1+f2)/f1)F(X)−d1の値はaを0→∞と変化させると(f2/f1)d0→(f2/f1)d1と変化する。F(X)が単調増加関数または単調減少関数なので、変化の途中に極値を持たない。
よってd0<d1の時、(f2/f1)d0→(f2/f1)d1と単調増加、
d0≧d1の時(f2/f1)d0→(f2/f1)d1と単調減少する。
d2はこの変化のうち最大値以上であればよいので、
d0≧d1の時は、d2≧(f2/f1)d0 …(3−2)
d0<d1の時、a1が有限の値をとるので、
d2≧((f1+f2)/f1(1+f1/(a1+f1 2/f2)))(d1+d0 f1/(a1+f1 2/f2))−d1 …(3−1)
となる。
(4−1)式で興味深い結果として、右辺の値が空間結像アイリス面12のサイズと一致している。つまり、出射側レンズ2のレンズ瞳のサイズを空間結像アイリス面12のサイズに一致させると、d0<d1の時、空中虚像14の表示位置の制限がなくなる。
d2≧(f2/f1)d0 …(4−2)
と設定すれば、虚像ディスプレイ表示位置の制限をなくすことができ、
虚像14のサイズ(f2/f1)d0と、空間結像アイリス面12のサイズ(f2/f1)d1および、空間結像アイリス面12の結像位置すなわち出射側レンズ2の出射側に距離(f2/f1)(f1+f2)だけ離れた位置の全3つの条件を固定したまま、空中虚像14の位置のみを、焦点距離f2のレンズの主平面から入射側に無限遠方まで連続的に変化させることができることになる。
ここで、f1は入射側レンズの焦点距離、f2は出射側レンズの焦点距離、d0は原画像のサイズ、d1は入射側レンズのレンズ瞳の径、d2は出射側レンズのレンズ瞳の径、a2は正の実数である。
d2≧(f2/f1)d0 … (2)
d0<d1の時、
d2≧((f1+f2)/f1(1+f1/(a1+f1 2/f2)))(d1+d0 f1/(a1+f1 2/f2))−d1 …(3−1)
d0≧d1の時は、d2≧(f2/f1)d0 …(3−2)
d0<d1の時 d2≧(f2/f1)d1 …(4−1)
d0≧d1の時 d2≧(f2/f1)d0 …(4−2)
d2≧d1+(f1+f2)(((d0+d1)/(f1−a2))−(d1/f1)) …(5)
上記(1)式〜(5)式の全てを満たすd2には、これら7つの不等式の右辺の値の最大値以上の範囲内の全てのd2が該当する。例えば(1)式と(2)式を考えると(1)式を満たしていれば(2)式は満たしていることが分かる。(3−1)式、(3−2)式、(4−1)式、(4−2)式および(5)式に関しては、実際のデバイスパラメータf1、f2、d0、d1、a1、a2により変化するので、(1)式〜(5)式の右辺をそれぞれ計算し、得られた7つの値のうち最大値以上にd2を設定すれば良い。
1A 入射側レンズの前焦点面
1C 入射側レンズの主平面
2 出射側レンズ(焦点距離f2のレンズ)
2C 出射側レンズの主平面
2B 出射側レンズの後焦点面
5 ハーフミラー
6 カメラ
10 原画像
11 空中像
12 空間結像アイリス面
13 空中実像
14 虚像
20、21 平行光
30 無限遠五角形視域
Claims (14)
- 原画像表示手段にて表示した原画像からの光を、焦点距離がf 1 の入射側レンズと焦点距離がf 2 の出射側レンズとを両レンズの主平面間距離をほぼf 1 +f 2 として配置してなる光学ユニットの前記入射側レンズと前記出射側レンズに順次通して前記原画像に相似な形の空中像および虚像を選択的に生成する空中像および虚像表示装置であって
前記空中像または虚像を視うる視域を定める入射側レンズのレンズ瞳の拡大像、等倍像、または縮小像である空間結像アイリス面を結像させ、前記空中像または虚像の生成位置を変化させるか、または、空中像から虚像まで連続的に生成位置を変化させても、前記空中像または虚像のサイズと、前記空間結像アイリス面のサイズおよび位置を不変にする構造的手段を有し、
前記構造的手段は、前記原画像表示手段の位置が下記(C1)を満たし、かつ、前記出射側レンズのレンズ瞳の径が下記(C2)の(1)式を満たす構造であることを特徴とする空中像および虚像表示装置。
記
(C1) 原画像表示手段の位置は、焦点距離f1の入射側レンズ前焦点面から入射側レンズより入射側に遠ざかる方向に入射側レンズのレンズ瞳の位置から(f1/f2)(f1+f2)の位置までの間で固定、または、この間の少なくとも一部区間内で連続的に移動可能である。
(C2) d2≧(1+(f2/f1))d0+d1 …(1)
ここで、f1は入射側レンズの焦点距離、f2は出射側レンズの焦点距離、d0は原画像のサイズ、d1は入射側レンズのレンズ瞳の径、d2は出射側レンズのレンズ瞳の径である。 - 原画像表示手段にて表示した原画像からの光を、焦点距離がf 1 の入射側レンズと焦点距離がf 2 の出射側レンズとを両レンズの主平面間距離をほぼf 1 +f 2 として配置してなる光学ユニットの前記入射側レンズと前記出射側レンズに順次通して前記原画像に相似な形の空中像および虚像を選択的に生成する空中像および虚像表示装置であって
前記空中像または虚像を視うる視域を定める入射側レンズのレンズ瞳の拡大像、等倍像、または縮小像である空間結像アイリス面を結像させ、前記空中像または虚像の生成位置を変化させるか、または、空中像から虚像まで連続的に生成位置を変化させても、前記空中像または虚像のサイズと、前記空間結像アイリス面のサイズおよび位置を不変にする構造的手段を有し、
前記構造的手段は、前記原画像表示手段の位置が下記(C1)を満たし、かつ、前記出射側レンズのレンズ瞳の径が下記(C2)の(2)式を満たす構造であることを特徴とする空中像および虚像表示装置。
記
(C1) 原画像表示手段の位置は、焦点距離f1の入射側レンズより入射側に遠ざかる方向に入射側レンズのレンズ瞳の位置から(f1/f2)(f1+f2)の位置で固定である。
(C2) d2≧(f2/f1)d0 …(2)
ここで、f1は入射側レンズの焦点距離、f2は出射側レンズの焦点距離、d0は原画像のサイズ、d2は出射側レンズのレンズ瞳の径である。 - 原画像表示手段にて表示した原画像からの光を、焦点距離がf 1 の入射側レンズと焦点距離がf 2 の出射側レンズとを両レンズの主平面間距離をほぼf 1 +f 2 として配置してなる光学ユニットの前記入射側レンズと前記出射側レンズに順次通して前記原画像に相似な形の空中像および虚像を選択的に生成する空中像および虚像表示装置であって
前記空中像または虚像を視うる視域を定める入射側レンズのレンズ瞳の拡大像、等倍像、または縮小像である空間結像アイリス面を結像させ、前記空中像または虚像の生成位置を変化させるか、または、空中像から虚像まで連続的に生成位置を変化させても、前記空中像または虚像のサイズと、前記空間結像アイリス面のサイズおよび位置を不変にする構造的手段を有し、
前記構造的手段は、前記原画像表示手段の位置が下記(C1)を満たし、かつ、前記出射側レンズのレンズ瞳の径が下記(C2)の下記(3−1)式または(3−2)式を満たす構造であることを特徴とする空中像および虚像表示装置。
記
(C1) 原画像表示手段の位置は、焦点距離f1の入射側レンズより入射側に遠ざかる方向に入射側レンズのレンズ瞳の位置から(f1/f2)(f1+f2)の距離にある位置から((f1/f2)(f1+f2))+a1,(a1≧0)の位置までの間で固定、または、この間の少なくとも一部区間内で連続的に移動可能である。
(C2) d0<d1の時
d2≧((f1+f2)/f1(1+f1/(a1+f1 2/f2)))(d1+d0 f1/(a1+f1 2/f2))−d1 (a1≧0) …(3−1)
d0≧d1の時
d2≧(f2/f1)d0 …(3−2)
ここで、f1は入射側レンズの焦点距離、f2は出射側レンズの焦点距離、d0は原画像のサイズ、d1は入射側レンズのレンズ瞳の径、d2は出射側レンズのレンズ瞳の径、a1は距離である。 - 原画像表示手段にて表示した原画像からの光を、焦点距離がf 1 の入射側レンズと焦点距離がf 2 の出射側レンズとを両レンズの主平面間距離をほぼf 1 +f 2 として配置してなる光学ユニットの前記入射側レンズと前記出射側レンズに順次通して前記原画像に相似な形の空中像および虚像を選択的に生成する空中像および虚像表示装置であって
前記空中像または虚像を視うる視域を定める入射側レンズのレンズ瞳の拡大像、等倍像、または縮小像である空間結像アイリス面を結像させ、前記空中像または虚像の生成位置を変化させるか、または、空中像から虚像まで連続的に生成位置を変化させても、前記空中像または虚像のサイズと、前記空間結像アイリス面のサイズおよび位置を不変にする構造的手段を有し、
前記構造的手段は、前記原画像表示手段の位置が下記(C1)を満たし、かつ、前記出射側レンズのレンズ瞳の径が下記(C2)の(4)式を満たす構造であることを特徴とする空中像および虚像表示装置。
記
(C1) 原画像表示手段の位置は、焦点距離f1の入射側レンズより入射側に遠ざかる方向に入射側レンズのレンズ瞳の位置から(f1/f2)(f1+f2)の距離にある位置から((f1/f2)(f1+f2))+a1,(0≦a1≦∞)の位置までの間で固定、または、この間の少なくとも一部区間内で連続的に移動可能である。
(C2) d0<d1の時
d2≧(f2/f1)d1 …(4)
ここで、f1は入射側レンズの焦点距離、f2は出射側レンズの焦点距離、d1は入射側レンズのレンズ瞳の径、d2は出射側レンズのレンズ瞳の径、a1は距離である。 - 原画像表示手段にて表示した原画像からの光を、焦点距離がf 1 の入射側レンズと焦点距離がf 2 の出射側レンズとを両レンズの主平面間距離をほぼf 1 +f 2 として配置してなる光学ユニットの前記入射側レンズと前記出射側レンズに順次通して前記原画像に相似な形の空中像および虚像を選択的に生成する空中像および虚像表示装置であって
前記空中像または虚像を視うる視域を定める入射側レンズのレンズ瞳の拡大像、等倍像、または縮小像である空間結像アイリス面を結像させ、前記空中像または虚像の生成位置を変化させるか、または、空中像から虚像まで連続的に生成位置を変化させても、前記空中像または虚像のサイズと、前記空間結像アイリス面のサイズおよび位置を不変にする構造的手段を有し、
前記構造的手段は、前記原画像表示手段の位置が下記(C1)を満たし、かつ、前記出射側レンズのレンズ瞳の径が下記(C2)の(5)式を満たす構造であることを特徴とする空中像および虚像表示装置。
記
(C1) 原画像表示手段の位置は、焦点距離f1の入射側レンズ前焦点面から入射側レンズに接近する方向に距離a2,(0≦a2≦f1)の位置までの間で固定、または、この間の少なくとも一部区間内で連続的に移動可能である。
(C2) d2≧d1+(f1+f2)(((d0+d1)/(f1−a2))−(d1/f1)) …(5)
ここで、f1は入射側レンズの焦点距離、f2は出射側レンズの焦点距離、d0は原画像のサイズ、d1は入射側レンズのレンズ瞳の径、d2は出射側レンズのレンズ瞳の径、a2は距離である。 - 原画像表示手段にて表示した原画像からの光を、焦点距離がf 1 の入射側レンズと焦点距離がf 2 の出射側レンズとを両レンズの主平面間距離をほぼf 1 +f 2 として配置してなる光学ユニットの前記入射側レンズと前記出射側レンズに順次通して前記原画像に相似な形の空中像および虚像を選択的に生成する空中像および虚像表示装置であって
前記空中像または虚像を視うる視域を定める入射側レンズのレンズ瞳の拡大像、等倍像、または縮小像である空間結像アイリス面を結像させ、前記空中像または虚像の生成位置を変化させるか、または、空中像から虚像まで連続的に生成位置を変化させても、前記空中像または虚像のサイズと、前記空間結像アイリス面のサイズおよび位置を不変にする構造的手段を有し、
前記構造的手段は、前記原画像表示手段の位置が下記(C1)を満たし、かつ、前記出射側レンズのレンズ瞳の径が下記(C2)の(1)〜(5)式全てを満たす構造であることを特徴とする空中像および虚像表示装置。
記
(C1) 原画像表示手段の位置は、焦点距離f1の入射側レンズの入射側表面から、無限遠の位置までの間で固定、または、この間の少なくとも一部区間内で連続的に移動可能である。
(C2)
d2≧(1+(f2/f1))d0+d1 …(1)
d2≧(f2/f1)d0 …(2)
d0<d1の時
d2≧((f1+f2)/f1(1+f1/(a1+f1 2/f2)))(d1+d0 f1/(a1+f1 2/f2))−d1 (a1≧0) …(3−1)
d0≧d1の時 d2≧(f2/f1)d0 …(3−2)
d0<d1の時 d2≧(f2/f1)d1 …(4)
d2≧d1+(f1+f2)(((d0+d1)/(f1−a2))−(d1/f1))(0≦a2≦f1) …(5)
ここで、f1は入射側レンズの焦点距離、f2は出射側レンズの焦点距離、d0は原画像のサイズ、d1は入射側レンズのレンズ瞳の径、d2は出射側レンズのレンズ瞳の径、a1,a2は距離である。 - 前記入射側レンズおよび前記出射側レンズの少なくとも一方は一部または全部がフレネルレンズまたは、反射型凹面鏡および反射型透明凹面鏡からなることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の空中像および虚像表示装置。
- 前記原画像を前記入射側レンズの主平面に対し傾けたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の空中像および虚像表示装置。
- 前記入射側レンズと前記出射側レンズの光軸同士を互いにずらしたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の空中像および虚像表示装置。
- 前記空中像および虚像のいずれか一方を車載用モニタ映像へ応用したことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の空中像および虚像表示装置。
- 前記空中像を非接触の操作パネル映像へ応用したことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の空中像および虚像表示装置。
- 前記空中像をセキュリティが必要な操作画面映像へ応用したことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の空中像および虚像表示装置。
- 前記原画像表示手段として、画像表示デバイス、印刷用シート、刻印用プレートのいずれかを用いたことを特徴とする請求項1〜12のいずれか一つに記載の空中像および虚像表示装置。
- 前記入射側レンズと前記出射側レンズの間にハーフミラーを斜めに設置し、前記光学ユニットを折り曲げるか、もしくは折り曲げない状態で、前記ハーフミラーの背面側にカメラを設置して、前記空中像を目線一致テレビ電話システムや顔認証ディスプレイの使用者映像へ応用したことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の空中像および虚像表示装置。
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