JP2015232414A - 収納庫 - Google Patents

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石橋 郁夫
Ikuo Ishibashi
郁夫 石橋
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Abstract

【課題】収納容器内を仕切る仕切部の奥側に引き出し式の扉に連動された収納容器の十分な引き出し量の確保と引き出し用レールの変形を抑えた収納庫を提供する。
【解決手段】収納容器を備えた収納室を構成する庫本体と、前記収納容器を取着可能な支持フレーム37を備え、前記収納室を開閉可能にする引き出し式の扉24と、前記支持フレームに取着した係合部と、前記庫本体に取着するとともに、前記扉の引き出しに伴い前記係合部と係合して前記収納容器を前後方向に出し入れするレール部を形成したレール部材34とを備え、前記レール部材の上部であって、前記係合部との係合を解除し、前記レール部から前記扉を取り外し可能とする切欠き部33cと、を備えた。
【選択図】図3

Description

この発明の実施形態は収納庫に関する。
従来、冷蔵庫にあっては、冷蔵室、野菜室、製氷室、小冷凍室、および大冷凍室等の貯蔵室を備えている。これらのうち、野菜室と、製氷室、小冷凍室、および大冷凍室は、内部に貯蔵容器を備えている。その貯蔵容器が貯蔵品を収容した状態では、それぞれ前面の扉とともに名室から引き出されるようになっている。このため、各室にはそれぞれ両側面部にレールが設けられており、各貯蔵容器はその各レールに沿って引き出されるようになっている。
しかしながら、扉側レール上部に貯蔵容器を取り出すための切欠き部が形成されている。扉開閉時の摺動部分には、レールの切欠き部手前で停止させる必要から、扉の引き出量に制限を与える要因となっていた。特に、庫本体内の仕切部の奥側にレールがある場合は、仕切部に奥行きがあるため、従来のレール形状では十分な引き出量が確保できなくなる、という課題があった。
また、扉側のレール部分に切欠きがあることで、引き出した状態で収納室がレールに力を与えるときに、レールが変形し、扉の位置が下がってしまう、という品質上の課題もあった。
特開2004−20162号公報
この発明が解決しようとする課題は、収納容器内を仕切る仕切部の奥側に引き出し式の扉に連動された収納容器の十分な引き出し量の確保と引き出し用レールの変形を抑えた収納庫を提供することにある。
実施形態の収納庫は、収納容器を備えた収納室を構成する庫本体と、前記収納容器を取着可能な支持フレームを備え、前記収納室を開閉可能にする引き出し式の扉と、前記支持フレームに取着した係合部と、前記庫本体に取着するとともに、前記扉の引き出しに伴い前記係合部と係合して前記収納容器を前後方向に出し入れするレール部を形成したレール部材とを備え、前記レール部材の上部であって、前記係合部との係合を解除し、前記レール部から前記扉を取り外し可能とする切欠き部と、を備えた。
収納庫にかかる第1の実施形態を示す冷蔵庫全体の概略的に示す斜視図である。 第1の実施形態の主要部の縦断面図である。 第2の実施形態の主要部の縦断正面図である。 第1の実施形態の主要部斜視図である。 第1の実施形態の主要部斜視図である。 第1の実施形態の主要部斜視図である。 第1の実施形態の主要部分解斜視図である。 第1の実施形態の主要部分解斜視図である。 第1の実施形態の扉引き出し前の状態を示す図である。 第1の実施形態の扉引き出し後の状態を示す図である。 第1の実施形態の扉取り出し前の状態を示す図である。 第1の実施形態の扉取り出し後の状態を示す図である。 第2の実施形態について説明するための図である。 第2の実施形態について説明するための図である。 第2の実施形態について説明するための図である。 第3の実施形態について説明するための図である。 図12の要部斜視図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下で説明する図面で、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返す説明は省略する。
(第1の実施形態)
図1は、収納庫に関する第1の実施形態について説明するための冷蔵庫全体の構成を概略的に示す斜視図である。図2は、図1主要部の縦断面図である。
図1において、冷蔵庫の全容を示している。縦長箱状の庫本体11は、内部に、上方より順に、冷蔵室12,野菜室13,製氷室14並びに小冷凍室15(図2参照)、大冷凍室16を備えている。冷蔵室12、野菜室13、製氷室14、小冷凍室15、大冷凍室16は、貯蔵室である。これら室12〜16のうち、冷蔵室12の内部には、棚17が複数段に設けられている。その他の室13〜16の内部には、それぞれ貯蔵容器18〜21(貯蔵容器20は図2参照)が設けられている。
庫本体11の手前には、室12〜16の各貯蔵品出入口である前面の開口部をそれぞれに封止するための扉22〜26を備えている。これらの扉22〜26のうち、冷蔵室扉22は開き戸式扉である。その他の扉23〜26は、上記各貯蔵容器18〜21とともに、各室13〜16からそれぞれに引き出される引き出し式扉である。また、庫本体11と各扉22〜26は、いずれも断熱壁で構成される。
図2は、製氷室14と小冷凍室15を主に示している。製氷室14と小冷凍室15は、左右の横並びの状態で配置されている。製氷室14および小冷凍室15の両前面の開口部と大冷凍室16の前面の開口部との間は、前仕切部27で仕切られている。前仕切部27は、庫本体11の左右の両側壁間にわたるもので、製氷室14の前面の開口部と大冷凍室16の前面の開口部との間の部分を示している。
また、製氷室14および小冷凍室15との間は、横仕切部28により仕切られている。横仕切部28は、製氷室14および小冷凍室15と野菜室13との間を仕切る仕切部29から下方に延びた下端が自由端とされる。そして、横仕切部28の下方であって、且つ前仕切部27の裏側(陰の部分)に位置する部位には、レール部材30が組み付けられている。
レール部材30は、断熱材である例えばプラスチックにより型成形したものである。図4に示すように、前後に長い四角柱の梁状を成し、前仕切部27の裏面から製氷室14および小冷凍室15との間の奥行全長にわたって組み付けられている。また、このレール部材30の幅は、図2に示すように、横仕切部28の厚みより大きく形成されている。レール部材30の両側には、前仕切部27の裏側に位置してレール部31,32が、レール部材30の全長にわたり溝状にそれぞれ形成されている。
製氷室14側のレール部31は、断面コ字形に形成されている。小冷凍室15側のレール部32は、断面逆コ字形に形成されている。また、製氷室14側の庫本体11の内壁面部には、レール部31に対向して、図5に示す断面逆コ字形のレール部33を形成した対向レール部材34が組み付けられている。このようにして、レール部31と対向する内壁面部にレール部33が構成される。
また、小冷凍室15側の庫本体11の内壁面部には、レール部32に対向して、図6に示す断面コ字形のレール部35を形成した対向レール部材36が組み付けられている。このようにして、レール部32と対向する内壁面部にレール部35が構成される。
レール部33は、前仕切部27の裏側に配置されている。レール部35は、前仕切部27の裏側に配置されている。レール部33,35は、レール部31,32と同じ高さで、前仕切部27の裏面から製氷室14および小冷凍室15のほぼ最奥部まで達する長さで設けられている(図3参照)。
図4に示すように、レール部31の前端部31aは、レール部材30の長手方向の一端面30a近傍まで形成されている。レール部31の後端部31bは、レール部材30の長手方向の他端面30b近傍まで形成されている。レール部32の前端部32aは、レール部材30の長手方向の一端面30a近傍まで形成されている。レール部32の他端32bは、レール部材30の長手方向の他端面30b近傍まで形成されている。
図5に示すように、レール部33の前端部33aは、レール部材34の長手方向の一端面34a近傍まで形成されている。レール部33の後端部33bは、レール部材34の長手方向の他端面34b近傍まで形成されている。
図6に示すように、レール部35の前端部35aは、レール部材36の長手方向の一端面36a近傍まで形成されている。レール部35の後端部35bは、レール部材36の長手方向の他端面36b近傍まで形成されている。
組み付けられた状態で対向関係にあるレール部31とレール部33は、対称的な形状に形成されている。組み付けられた状態で対向関係にあるレール部32とレール部35は、対称的な形状に形成されている。
レール部31の後端部31b側の上部は、レール部31の幅よりやや大きい幅の切欠き部31cが形成されている。レール部32の後端部32b側の上部は、レール部32の幅よりやや大きい幅の切欠き部32cが形成されている。レール部33の後端部33b側の上部は、レール部33の幅よりやや大きい幅の切欠き部33cが形成されている。レール部35の後端部35b側の上部は、レール部35の幅よりやや大きい幅の切欠き部35cが形成されている。
図7は、製氷室貯蔵容器19と、製氷室貯蔵容器19用の支持フレーム37、および製氷室扉24を示す。
製氷室貯蔵容器19は、ほぼ直方体状の箱形で、例えばプラスチックの成型品で形成されている。また、支持フレーム37は、製氷室貯蔵容器19の外形とほぼ同等の大きさの平面コ字形で、例えば鋼板やプラスチックなどの成型品を組み立てて構成されている。この支持フレーム37の左右両側部の後部から下方には、摺動部材としての脚部38が設けられている。支持フレーム37の左右両側部の前部から内側には、扉取付部39が設けられている。
図8は、小冷凍室貯蔵容器20と、小冷凍室貯蔵容器20用の支持フレーム40、および小冷凍室扉25を示す。
小冷凍室貯蔵容器20は、ほぼ直方体状の箱形で、例えばプラスチックの成型品で形成されている。また、支持フレーム40は、小冷凍室貯蔵容器20の外形とほぼ同等の大きさの平面コ字形で、例えば鋼板やプラスチック成型品で構成されている。この支持フレーム40の左右両側部の後部から下方には、脚部41が設けられている。支持フレーム40の左右両側部の前部から内側には、扉取付部42が設けられている。
この構成で、支持フレーム37には、製氷室貯蔵容器19が載置され、扉取付部39に製氷室扉24が取り付けられている。また、支持フレーム40には、小冷凍室貯蔵容器20が載置され、扉取付部42に小冷凍室扉25が取り付けられている。
その上で、図2、図3に示すように、支持フレーム37の脚部38は、レール部33とレール部31とに挿入されている。支持フレーム40の脚部41は、レール部35とレール部32とに挿入されている。また、フレーム受け部43は、製氷室14側で前仕切部27の上面に突設して形成されている。フレーム受け部43は、支持フレーム37の左右両側部を摺動自在に受けるようにしている。同様に小冷凍室15側で前仕切部27の上面に突設した図示しないフレーム受けで支持フレーム40の左右両側部を受けるようにしている。
図7に示すように、平行する支持フレーム37の下方の脚部38近傍には、摺動部44が取着されている。摺動部44は、支持フレーム37の一部を突設させて形成してもよいし、例えば硬質の合成樹脂による成形品を取着してもよい。摺動部44は、脚部38がレール部31,33を移動可能な状態で、レール部材30の上面30c上を摺動して製氷室扉24が前後方向にスムーズに移動可能になるように構成している。
また、図8に示すように、平行する支持フレーム40の下方の脚部38近傍には、摺動部45が取着されている。摺動部45は、支持フレーム37の一部を突設させて形成してもよいし、例えば硬質の合成樹脂による成形品を取着してよい。摺動部45は、脚部41がレール部31,33を移動可能な状態で、レール部材30の上面30c上とレール部材36の上面36c上を摺動して小冷凍室扉25が前後方向にスムーズに移動可能になるように構成している。
このように構成された製氷室貯蔵容器19の、まず引き出しについて図9A,図9Bを参照して説明する。
まず、図9Aにおいて、製氷室扉24を、矢印A方向に庫本体11から引き出す。すると、製氷室扉24の引き出しにともない、脚部38はレール部33,31を摺動する。同時に摺動部44は、レール部材34の上面34cとレール部材30の上面30c上を、それに支持フレーム37は、フレーム受け部43上を摺動する。
これにより、製氷室貯蔵容器19は、図9Bの状態に製氷室14から手前に引き出すことができる。
次に、製氷室貯蔵容器19の取り外しについて、図10A、図10Bを参照して説明する。
まず、図10Aにおいて、製氷室扉24を、下方の手前側を支点にして上方が手前に傾くようにして製氷室14全体を、矢印A1方向に回動する。この回動に伴い脚部38は、切欠き部31c,33cを通ってレール部31,33の位置から上方に抜け出す。
その後、脚部38は、矢印A2方向に製氷室扉24を引き出すことにより、レール部33,31上を摺動可能となる。さらに製氷室扉24を引き出すと脚部38は、前仕切部27上面に設けたフレーム受け部43に当接する。この当接の感触で製氷室扉24が庫本体11から外れる手前にあることを認識することができる。
このようにして製氷室扉24は、製氷室貯蔵容器19とともに図10Bの状態に製氷室14から手前に引き出すことができる。図10Bの状態にある製氷室扉24は、さらに引き出すことにより、庫本体11から分離して取り外すことができる。
取り出された製氷室扉24は、図10Aから図10Bの説明と逆の動作を行うことにより、庫本体11に収容することができる。すなわち、脚部38を前仕切部27の上面に乗せた状態で図10A矢印Aとは逆方向に製氷室扉24を押し込む。すると、脚部38は、レール部材34の上面34c上とレール部材30の上面30c上を摺動しながら移動する。脚部38は、切欠き部33c,31cに到達したところで、レール部33,31に位置する図9Aの状態となる。
ところで、製氷室扉24の取り出し用の切欠き部33c,31cは、レール部31,33の終端の位置である後端部33b,31bの位置に形成されている。このため、製氷室扉24が引き出された図9Bに示す状態では、レール部33,31の上方に切欠き部は形成されていない。このため、支持フレーム37に取着された脚部38は、レール部33,31から外れることはない。
切欠き部33c,31cは、後端部33b,31b側に形成されているため、図9Bに示すように、脚部38を前端部33a,31aまで移動させることが可能となる。脚部38の前端部33a,31aまでの移動の間隔Lは、レール部材34,30のほぼ全長にわたって確保することができる(図9A参照)。従って、製氷室貯蔵容器19は、その開放間隔を大きくすることができ、製氷室貯蔵容器19に収容された物品の出し入れをしやすくすることができる。
なお、通常の開け閉め動作では、製氷室扉24が図10Aの矢印A1方向に回動することはない。すなわち、脚部38が切欠き部31c,33cの上下方向に重なる位置に位置している場合でも、製氷室貯蔵容器19を含む製氷室扉24全体はほぼ均一に重力に引かれる力を受けるため、回動するおそれは無く、脚部38はレール部31,33の下面に接触する状態を維持する。このため、脚部38は、切欠き部31c,33cの位置でも円滑に移動可能となる。
上述した実施形態によると次のような作用効果を得る。
脚部がレール部の端に来るまで扉を開いてもレール部から外れることがないため、扉の引き出量を長く設定できる。また、扉を引き出した脚部の位置には、引き出したことによる摺動部分や脚部がレール部に力を与えても、近傍に切欠き部がないことから、レール部の変形を抑えることができる。
この実施形態では、扉の開放間隔を広げることができるため、貯蔵容器への物品の出し入れが容易なものとなる。また、扉を開く動作に移った以降は、レール部に切れ目がいなことからスムーズな開閉動作の実現が可能となる。
また、扉を閉塞した状態で、扉を取り外さない通常の引き出し動作を行うか、扉を取り外す引き出し動作を行うかを選択できる。このため、扉を取り外す際には、扉を長時間開放状態にすることなくスムーズに取り外しを行うことができ、貯蔵品への熱の影響を低減することができる。
(第2の実施形態)
図11A〜図11Cは、収納庫に関する第2実施形態について説明するため図である。
この実施形態は、レール部31の後端部31bよりも幅dだけ前端部31a側に切欠き部31cが形成されている。また、切欠き部33cは、レール部33の後端部33bよりも幅dだけ前端部33a側に形成されている。さらに、切欠き部31c,33cと脚部38が取り出せる位置にあることがわかるように、例えばフレーム受け部43に係合する位置合わせ部46が形成されている。フレーム受け部43と位置合わせ部46は、位置合わせ手段として構成している。
なお、幅dは、貯蔵物が製氷室扉24側に重い状態で貯蔵された場合、摺動中に切欠き部33c,35cから脚部38が外れる可能性がある。そこで、幅dとしては、製氷室貯蔵容器19の出入り方向の中間部より後端部31b,33b側とした。これにより、製氷室貯蔵容器19に貯蔵される貯蔵物の重量バランスに伴う脚部38がレール部31,33から離脱することを抑えることができる。
この実施形態での製氷室貯蔵容器19の取り出しについて説明する。まず、図11Aに示すように、製氷室扉24を、位置合わせ部46がフレーム受け部43に係合する位置まで手前に引く。位置合わせ部46とフレーム受け部43との係合は、脚部38が切欠き部31c,33cと上下方向で一致したこと、すなわち、その位置であれば、製氷室扉24を取り外すことが可能であることを意味する。この状態から製氷室扉24を、図11Bに示す矢印A2方向に回動する。
次に、製氷室扉24を、図11B矢印A3方向に引いた後に、矢印A4方向に持ち上げる。すると、脚部38は、切欠き部31c,33cよりも手前であってレール部材30の上面30c上とレール部材34の上面34c上に位置する。さらに製氷室扉24を引くと、脚部38は上面30c,34c上を摺動し、図11Cの状態となる。
これにより、図11Cの状態にある製氷室扉24は、製氷室14から前方に引き出すことができる。製氷室扉24は、さらに引き出すことにより、庫本体11から分離することができる。
取り出された製氷室扉24は、図11Aから図11Cの説明と逆の動作を行うことにより、庫本体11に収容することができる。すなわち、脚部38を前仕切部27の上面に乗せた状態で図11B矢印A3とは逆方向に製氷室扉24に押し込む。すると、脚部38は、レール部材30の上面30c上とレール部材34の上面34c上を摺動しながら移動する。脚部38は、切欠き部31c,33cに到達したところで、レール部31,33に位置する図11Aの状態となる。
この実施形態では、幅dだけ前端部31a側に切欠き部31cを形成したことから、図11Bの矢印A2に回動するときに下側に位置する扉26が邪魔にならない。このため製氷室扉24と扉26を必要以上に離す必要がなく、デザイン性の面での不利を解消することができる。
引き出し式扉23,26は、製氷室扉24、小冷凍室扉25の貯蔵容器に比して容量が大きい。第2の実施形態は、少し手前に扉を引き出した状態で取り出す動作を行うようにした。その分、回動させる支点は、貯蔵容器の出し入れ方向の中心側に近づくことになる。この実施形態は、製氷室扉24、小冷凍室扉25などの大きな容量の貯蔵容器への適用性がより優れたものとなる。
(第3の実施形態)
図12、図13は、収納庫に関する第2実施形態について説明するための図である。図13は、図12の要部斜視図である。
製氷室貯蔵容器19の側方には、支持フレーム121が形成されている。支持フレーム121には、ストッパー122が形成されている。ストッパー122は、切欠き部31c,33cと脚部38が一致する位置で製氷室貯蔵容器19の上面と対向する位置に形成されている。ストッパー122と製氷室貯蔵容器19の上面との間隔は、脚部38が切欠き部31c,33cから抜け出ることを防止できればよい。
すなわち、製氷室貯蔵容器19の上面191およびストッパー122の間隔S1と、レール部33の下面331およびレール部材34の上面34cの間隔S2は、S1<S2とした。そして、切欠き部31c,33cと脚部38が一致した位置では、脚部38が切欠き部31c,33cを抜け出る動きに対して、製氷室貯蔵容器19の上面191がストッパー122に当たり、抜け出る動きを阻止できる。切欠き部31c,33cと脚部38が一致しない位置での脚部38は、レール部33との係合関係を維持する。
このように、製氷室貯蔵容器19が支持フレーム121に取着されている状態での脚部38は、レール部33から抜け出ることはない。製氷室扉24は、製氷室貯蔵容器19が取り外されて初めて取り外しが可能となる。
なお、図12での切欠き部31c,33cの位置は、第1の実施形態としたが、第2の実施形態としてもよい。第2の実施形態の切欠き部31c,33cの場合のストッパー122の設置場所は、図12よりも製氷室扉24側となる。
なお、支持フレーム121およびストッパー122の位置は製氷室貯蔵容器19の側方には限られず、製氷室貯蔵容器19の後方に備える、あるいは、製氷室14の天井面から製氷室14側である下方に膨出する凸部を設けるなどしてストッパー機能を備えても良い。
この実施形態では、収納容器を外さない状態での扉の取り外しができないようにした。これにより扉が不用意に外れてしまうことによる商品落下を防止することが可能となる。
上記した各実施形態にのみ限定されるものではない。特にレール部材30は一本の梁状でなく、左右で分割形成したものを合わせて一本の梁状に構成するものであってもよい。また、レール部31〜33,35は、レール部材30並びに対向レール部材34,36にそれぞれ別の金属性等のレールを取り付けて設けていてもよい。
さらに、横仕切部28が庫本体11と別体で該庫本体11に組み付けられるものであれば、レール部材30はその横仕切部28と一体的に設けてもよい。
また、各実施形態では、製氷室扉24の取り出しについて説明した。同構成の小冷凍室扉25は、製氷室扉24と同じような取り出しが可能である。
脚部38は、レール部31〜33,35上を摺動させる摺動部材である。脚部38は、例えば上記特開2004−20162号公報の図3に示すような可動ローラを用いてもよい。この場合は、可動ローラの作用によりレール部31〜33,35の移動性の向上を図ることができるばかりか、可動ローラの作用により切欠き部31c〜33c,35cから可動ローラの取り出しも向上する。
また、上記実施形態では冷蔵庫の引き出し式の扉を例に挙げたが、引き出し式の扉であって通常の出し入れでは、本体から取り出せないが、扉とともに引き出しを傾けた場合は本体から外すことのできる構造のものであれば適用可能である。例えば、その引き出しが所定方向に傾けた場合のみ本体から取り出せる机やテーブルなどの引き出しが考えられる。この場合においてもこれまでよりも、より手前まで引き出しを引き出すことができることから、引き出しの中身の確認がしやすいものとなる。
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11 庫本体
14 製氷室
15 小冷凍室
16 大冷凍室
19 製氷室貯蔵容器
20 小冷凍室貯蔵容器
24 製氷室扉
25 小冷凍室扉
23,26 引き出し式の扉
27 前仕切部
28 横仕切部
29 仕切部
30,34,36 レール部材
30a,34a,36a 一端面
30b,34b,36b 他端面
30c,34c,36c 上面
31,32,33,35 レール部
31a,32a、33a,35a 前端部
31b,32b、33b,35b 前端部
31c,32c、33c,35c 切欠き部
37,40 支持フレーム
38.41 脚部(係合部)
39,42 扉取付部
43 フレーム受け部
44,45 摺動部
46 位置合わせ部
121 支持フレーム
122 ストッパー

Claims (6)

  1. 収納容器を備えた収納室を構成する庫本体と、
    前記収納容器を取着可能な支持フレームを備え、前記収納室を開閉可能にする引き出し式の扉と、
    前記支持フレームに取着した係合部と、
    前記庫本体に取着するとともに、前記扉の引き出しに伴い前記係合部と係合して前記収納容器を前後方向に出し入れするレール部を形成したレール部材とを備え、
    前記レール部材の上部であって、前記係合部との係合を解除し、前記レール部から前記扉を取り外し可能とする切欠き部と、を備えた収納庫。
  2. 前記切欠き部は、少なくとも前記収納容器の出し入れ方向の中間部より奥側に形成した、請求項1記載の収納庫。
  3. 前記係合部と前記切欠き部との上下方向の位置が一致したことを確認できる位置合わせ手段を備えた、請求項1または2記載の収納庫。
  4. 前記支持フレームの下側の奥側に前記レール部材上を摺動する摺動部と、前記仕切部上に形成し前記支持フレームを摺動するフレーム受け部とを備えた、請求項1乃至3の何れか一項記載の収納庫。
  5. 前記フレーム受け部は、前記摺動部材が前記レール部材上の摺動時に、前記摺動部材と当接する位置関係にある、請求項4記載の収納庫。
  6. 記係合部と前記レール部との係合は、前記収納容器を取り外した場合に解かれるようにした、請求項1乃至5の何れか一項記載の収納庫。
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