JP2015230733A - 半導体装置 - Google Patents

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一行 森重
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Abstract

【課題】冗長救済回路における寄生容量の増大を防ぐ。【解決手段】半導体装置は、第1回路が形成される第1領域と、第1回路の出力信号を受信する第2回路が形成される第2領域と、第3回路が形成される第3領域と、第3回路の出力信号を受信する第4回路が形成される第4領域と、それぞれが第1方向に延伸し第1ないし第4領域とは異なる高さに配置される第1アドレス信号線領域および第2アドレス信号配線領域とを備え、第1領域および第2領域は第1方向に直交する第2方向に並んで配置され、第3領域および第4領域は第1領域および第2領域と平行に第2方向に並んで配置され、第1領域および第4領域は第1アドレス信号配線領域と交差し第2アドレス信号配線領域と交差しない位置に配置され、第2領域および第3領域は第2アドレス信号配線領域と交差し第1アドレス信号配線領域と交差しない位置に配置される。【選択図】図6

Description

本発明は、半導体装置に関し、特に、不良のあるメモリセルを冗長セルによって置換可能な半導体記憶装置に関する。
DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の半導体記憶装置において、微細化技術の向上に伴い、大容量化が進んでいる。しかしながら、微細化が進むに従って、結晶欠陥や不純物などに起因するメモリアレイ内のメモリセルの不良が増加する傾向にある。
メモリセルの不良を救済するために、メモリチップ内に予め予備のメモリセルを設けておき、不良となったメモリセルをロウ単位またはカラム単位で置き換える方式が実用化されている。例えば、特許文献1には、アンチヒューズ素子等の電気ヒューズ素子を用いることにより、パッケージ封止後において不良となったメモリセルを置換可能とした半導体記憶装置が記載されている。
特開2013−196711号公報
上記特許文献の全開示内容は、本書に引用をもって繰り込み記載されているものとする。以下の分析は、本発明者によってなされたものである。
一般的に、複数のアンチヒューズ回路を備えた冗長救済回路は、アドレス入力比較回路と、それが出力する信号を論理演算する論理回路と、で構成され、これらの回路は、図1で後述されるように、1つのレイアウトパターンを繰り返して配置される。そして、外部から供給されるアドレス信号を供給する外部アドレス信号線と、アンチヒューズ回路が記憶するアドレス信号を供給するヒューズアドレス信号線とは、図1で後述されるように、冗長救済回路を構成する回路レイアウト上を、配線される。
上述の外部アドレス信号線は、メモリセルへの書き込み等のアクセス動作毎に外部からアドレスが供給されるため、供給されるアドレス情報に起因して、信号レベルが頻繁に変わる傾向がある。また、上述の外部アドレス信号線だけではなく、内部信号線の中にも、アクセス動作毎に供給されるアドレス情報に起因して信号レベルが頻繁に変わるものがある。
他方、上述のヒューズアドレス信号線は、ヒューズ回路が記憶するアドレスであるので、一旦、アドレスが決定されると、その後、信号レベルが固定される。ヒューズアドレス信号線は、上述の外部アドレス信号線と異なり、信号レベルが頻繁に動くことが無い。
信号レベルが頻繁に変わる外部アドレス信号線のような配線をより短くすると共に、信号レベルが固定されるヒューズアドレス信号線のような配線をより長くするようなレイアウトにすることで、消費電流を削減する効果が得られる事が考慮されるが、一般的な冗長救済回路のレイアウトは、1つのレイアウトパターンの繰り返し配置であるため、これを考慮及び適用しておらず、消費電流の観点で最適化されていない。
本発明の第1の態様に係る半導体装置は、第1の回路が形成される第1の領域と、前記第1の回路が出力する信号を受信する第2の回路が形成される第2の領域と、第3の回路が形成される第3の領域と、前記第3の回路が出力する信号を受信する第4の回路が形成される第4の領域と、それぞれが第1の方向に延伸すると共に前記第1ないし第4の領域とは異なる高さに配置される第1のアドレス信号線領域および第2のアドレス信号配線領域と、を備え、前記第1の領域および第2の領域は、前記第1の方向に直交する第2の方向に並んで配置され、前記第3の領域および前記第4の領域は、前記第1の領域および前記第2の領域と平行に前記第2の方向に並んで配置され、前記第1の領域および前記第4の領域は、前記第1のアドレス信号配線領域と交差すると共に前記第2のアドレス信号配線領域と交差しない位置に配置され、前記第2の領域および前記第3の領域は、前記第2のアドレス信号配線領域と交差すると共に前記第1のアドレス信号配線領域と交差しない位置に配置される。
本発明に係る半導体装置によると、冗長救済回路においてアドレス信号を供給する配線を最適化し、消費電流を削減することが可能となる。
関連技術に係る冗長救済回路のレイアウトを示す平面図である。 関連技術に係る冗長救済回路の構成を示す断面図である。 実施形態に係る半導体装置の構成を例示するブロック図である。 第1の実施形態に係る半導体装置における冗長救済回路およびポンプ回路の構成例示するブロック図である。 第1の実施形態に係る半導体装置におけるアンチヒューズ回路の構成を例示する回路図である。 第1の実施形態に係る半導体装置における冗長救済回路のレイアウトを例示する平面図である。 第1の実施形態に係る半導体装置における冗長救済回路の構成を例示する断面図である。 第1の実施形態に係る半導体装置における冗長救済回路のレイアウトとP/N分離位置との関係を例示する平面図である。 第2の実施形態に係る半導体装置における冗長救済回路およびポンプ回路の構成を例示するブロック図である。 第2の実施形態に係る半導体装置におけるアンチヒューズアレイの構成を例示する回路図である。 第2の実施形態に係る半導体装置における冗長救済回路のレイアウトを例示する平面図である。 第3の実施形態に係る半導体装置における冗長救済回路およびポンプ回路の構成を例示するブロック図である。 第3の実施形態に係る半導体装置における冗長救済回路のレイアウトを例示する平面図である。
<実施形態1>
第1の実施形態に係る半導体装置について、図面を参照して説明する。
図3は、第1ないし第3の実施形態による半導体装置10の構成を例示するブロック図である。
半導体装置10は、DDR4(Double Data Rate 4)型のシンクロナスDRAM(Dynamic Random Access Memory)であり、外部端子として、クロック端子11a、11b、コマンド端子12a〜12d、アドレス端子13、データ入出力端子14、および、電源端子15v、15sを備えている。
クロック端子11a、11bは、それぞれ、相補の外部クロック信号CK、CKBを受信して内部クロック生成回路21に供給する。内部クロック生成回路21は内部クロック信号ICLKを生成し、生成した内部クロック信号ICLKをDLL回路22および各種内部回路に供給する。DLL回路22は、内部クロック信号ICLKを受信して出力用の内部クロック信号LCLKを生成し、生成した内部クロック信号LCLKをデータ入出力回路80に供給する。
コマンド端子12a〜12dは、ロウアドレスストローブ信号RAS、カラムアドレスストローブ信号CAS、ライトイネーブル信号WEおよびチップセレクト信号CSなどからなるコマンド信号CMDを受信して、コマンドデコーダ31に供給する。コマンドデコーダ31は、内部クロック信号ICLKに同期して、コマンド信号の保持、デコード、および、カウントなどを行うことによって、各種内部コマンドICMDを生成する。
アドレス端子13は、複数ビットからなるアドレス信号ADDを受信して、アドレスラッチ回路41に供給する。アドレスラッチ回路41は、供給されたアドレス信号ADDを、内部クロック信号ICLKに同期してラッチする。アドレスラッチ回路41は、ラッチしたアドレス信号ADDのうち、ロウアドレスXAをロウデコーダ51に供給すると共に、カラムアドレスYAをカラムデコーダ52に供給する。また、アンチヒューズ素子へのプログラミング時には、アドレスラッチ回路41は、冗長アドレスRAを冗長アドレスデコーダ55に供給する。
ロウデコーダ51は、ロウアドレスXAに基づいて、メモリセルアレイ60に含まれるいずれかのワード線WLを選択する。
ロウデコーダ51は、アンチヒューズ回路1X、ラッチ回路2X、アドレス比較回路3X、および、EOR回路4Xを備えている。ただし、アンチヒューズ回路1Xは、ロウデコーダ51内に設けられることに限定されず、チップ内の別の領域に設けられていてもよい。
アンチヒューズ回路1Xは、情報を保持する不揮発性記憶素子であり、例えば、ヒューズ回路、ヒューズ素子、アンチヒューズ素子としてもよい。特に、アンチヒューズ回路1Xは、不良アドレス等の情報を記憶する。不良のあるワード線WLに対応するロウアドレスXAが入力されると、当該ワード線WLの代わりに冗長ワード線RWLが選択される。これにより、不良のあるメモリセルMCの代わりに冗長メモリセルRMCにアクセスすることができる。
アンチヒューズ回路1Xは、不良のあるワード線WLのロウアドレスXAを記憶する。ラッチ回路2Xは、アンチヒューズ回路1Xから出力されたロウアドレスXAをラッチすし、アドレス比較回路3Xに供給する。アドレス比較回路3Xは、アクセスが要求されたロウアドレスXAとアンチヒューズ回路1Xに記憶されたロウアドレスXAを比較し、比較結果をEOR回路4Xに出力する。EOR回路4Xは、アドレス比較回路3Xによる比較結果に応じて、冗長ワード線RWLを選択するためのヒット信号を生成する。アンチヒューズ制御回路54および冗長アドレスデコーダ55は、アンチヒューズ回路1Xおよびラッチ回路2Xの動作を制御する。
メモリセルアレイ60は、互いに交差するワード線WLおよびビット線BLと、ワード線WLとビット線BLの交点に配置されるメモリセルMCとを備えている。ビット線BLは、センスアンプ列53内の対応するセンスアンプSAに接続されている。
カラムデコーダ52は、カラムアドレスYAに基づいて、ビット線BLを選択する。
カラムデコーダ52は、アンチヒューズ回路1Y、ラッチ回路2Y、アドレス比較回路3Y、および、EOR回路4Yを備えている。アンチヒューズ回路1Yは、カラムデコーダ52内に設けられることに限定されず、チップ内の別の領域に設けられていてもよい。さらに、アンチヒューズ回路1Xおよび1Yは、アレイ状に配置される複数のアンチヒューズで構成されてもよい。
アンチヒューズ回路1Yは、情報を記憶する不揮発性記憶素子であり、例えば、ヒューズ回路、ヒューズ素子、アンチヒューズ素子であってもよい。特に、アンチヒューズ回路1Yは、不良アドレス情報等を記憶する。不良のあるビット線BLに対応するカラムアドレスYAが入力されると、当該ビット線BLの代わりに冗長ビット線RBLが選択される。これにより、不良のあるメモリセルMCの代わりに冗長メモリセルRMCにアクセスすることができる。
アンチヒューズ回路1Yは、不良のあるビット線BLのカラムアドレスYAを記憶する。ラッチ回路2Yは、アンチヒューズ回路1Yから出力されたカラムアドレスYAをラッチし、アドレス比較回路3Yに供給する。アドレス比較回路3Yは、アクセスが要求されたカラムアドレスYAとアンチヒューズ回路1Yに記憶されたカラムアドレスYAを比較し、比較結果をEOR回路4Yに出力する。EOR回路4Yは、アドレス比較回路3Yによる比較結果に応じて、冗長ビット線RBLを選択するためのヒット信号を生成する。アンチヒューズ制御回路54および冗長アドレスデコーダ55は、アンチヒューズ回路1Yおよびラッチ回路2Yの動作を制御する。
カラムデコーダ52によって選択されたビット線BLまたは冗長ビット線RBLは、センスアンプSAおよびメインI/O配線MIOを介してメインアンプ70に接続される。リード動作時において、メインアンプ70は、メインI/O配線MIOを介してメモリセルから読み出されたリードデータを増幅してリードライトバスRWBSに供給する。一方、ライト動作時において、メインアンプ70は、リードライトバスRWBSを介して供給されたライトデータをメインI/O配線MIOに供給する。
リードライトバスRWBSは、データ入出力回路80に接続されている。データ入出力回路80は、リードライトバスRWBSを介してパラレルに読み出されたリードデータDQをデータ入出力端子14からシリアルに出力する。また、データ入出力回路80は、データ入出力端子14を介してシリアルに入力されたライトデータDQをリードライトバスRWBSにパラレルに供給する。
電源端子15v、15sは、それぞれ、電源電位VDDおよび接地電位VSSが供給される。電源端子15v、15sは、電源回路90に接続されている。電源回路90は、電源電位VDDおよび接地電位VSSに基づき、各種の内部電位を生成する。
電源回路90が生成する内部電位は、内部電位VPP、VARY、VPERIなどを含む。内部電位VPPは、電源電位VDDを昇圧することによって生成される電位であり、主にロウデコーダ51において用いられる。内部電位VARYは、電源電位VDDを降圧することによって生成される電位であり、主にセンスアンプ列53において用いられる。内部電位VPERIは、電源電位VDDを降圧することによって生成される電位であり、大部分の回路ブロックにおいて電源電位として用いられる。
電源回路90は、内部電位VPPをポンプ回路100にも供給される。ポンプ回路100は、アンチヒューズ回路1X、1Yに対するコネクト動作時およびロード動作時に用いる各種電位を生成する。ここで、「コネクト動作」とは、アンチヒューズ素子の両端間に高電圧を印加することによって絶縁破壊するプログラミング動作をいう。アンチヒューズ素子が絶縁破壊されているか否かは、「ロード動作」によって判定される。
図4は、図1に示した半導体装置10におけるアンチヒューズ回路1X、1Yおよびポンプ回路100の構成を例示する説明するブロック図である。
図4を参照すると、アンチヒューズ回路1X、1Yは、ロード回路110、および、コネクト回路120を備えている。
ロード回路110は、アンチヒューズ素子を含む回路ブロックであり、コネクト動作時およびロード動作時に使用される。コネクト回路120およびラッチ回路2X、2Yは、それぞれコネクト動作時およびロード動作時に使用される。
ロード動作は、アンチヒューズ制御回路54から供給されるプリチャージ信号PREBおよびロード信号LOADTによって制御される。アンチヒューズ制御回路54は、半導体装置10の初期化時に活性化されるリセット信号RSTBと、コネクト動作のベリファイ動作時に活性化されるベリファイ信号VRFYによって制御される。
コネクト動作は、冗長アドレスデコーダ55から供給されるセレクト信号RSETおよび冗長アドレスRAによって制御される。冗長アドレスデコーダ55は、コネクト動作時に、冗長アドレスRA(不良のあるワード線WLまたは不良のあるビット線BLのアドレス)を受信し、受信した冗長アドレスRAをデコードすることによって、コネクト対象となるアンチヒューズ回路1X、1Yに冗長アドレスRAを供給する。
ラッチ回路2X、2Yは、ロード動作時においてアンチヒューズ素子から読み出された情報をセンスするとともに、センスされた情報をラッチすることにより、判定信号である不良アドレス情報AFBLBを生成する。ラッチ回路2X、2Yは、生成した不良アドレス情報AFBLBを、アドレス比較回路3X、3Yに供給する。アドレス比較回路3X、3Yは、不良アドレス情報AFBLBとロウアドレスXAまたはカラムアドレスYAを比較し、両者が一致するか否かを示す情報をEOR回路4X、4Yに出力する。両者が不一致(ミスヒット)である場合、EOR回路4X、4Yは、ロウアドレスXAまたはカラムアドレスYAに基づいてワード線WLまたはビット線BLを選択する信号を生成する。一方、不良アドレス情報AFBLBとロウアドレスXAまたはカラムアドレスYAが一致(ヒット)する場合、EOR回路4X、4Yは、冗長ワード線RWLまたは冗長ビット線RBLを選択する信号を生成する。
ポンプ回路100は、ポジティブポンプ101、ネガティブポンプ102、103、電源スイッチ104、105、および、基準電位発生回路106を備えている。
ポジティブポンプ101は、内部電位VPPを用いたポンピング動作によって高電位VPPCを生成する回路である。高電位VPPCは、例えば、5.0Vである。ポジティブポンプ101は、生成した高電位VPPCを電源スイッチ104に供給する。電源スイッチ104は、プログラム信号PGPTに基づき、高電位VPPCおよび電源電位VDDのいずれか一方を電源配線VPPSVに供給する。電源配線VPPSVは、コネクト回路120に接続されている。
ネガティブポンプ102、103は、内部電位VPPを用いたポンピング動作によって負電位VBBC、VBBLをそれぞれ生成する回路である。負電位VBBC、VBBLは同電位であり、例えば、−1.0Vである。ネガティブポンプ102、103は、生成した負電位VBBC、VBBLを電源スイッチ105に供給する。電源スイッチ105は、プログラム信号PGNTに基づき、負電位VBBC、VBBLのいずれか一方を電源配線VBBSVに供給する。電源配線VBBSVは、ロード回路110に接続されている。一例として、電源配線VBBSVは、1アンチヒューズ素子AFが1ビットを記憶する構成において、複数のアンチヒューズ素子AFに共通に接続される構成としてもよい。
基準電位発生回路106は、バンドギャップリファレンス電位VBGRに基づいてリファレンス電位VREFを生成する。バンドギャップリファレンス電位VBGRは、プロセスばらつき、温度変化、電圧変化などに依存しない一定電位である。基準電位発生回路106は、リファレンス電位VREFを、バイアス発生回路150に含まれる差動アンプ151の非反転入力ノード(+)に供給する。差動アンプ151の出力ノードは、抵抗素子152を介して反転入力ノード(−)にフィードバックされている。差動アンプ151は、出力ノードからラッチ回路2X、2Yにバイアス電位BIASを供給する。
図5は、図2に示したアンチヒューズ回路1X、1Yにおけるロード回路110およびコネクト回路120、ならびに、ラッチ回路2X、2Yの回路構成を例示する回路図である。
図5を参照すると、ロード回路110は、接続ノードAFNと電源配線VBBSVの間に接続されたアンチヒューズ素子AFと、接続ノードAFNとラッチ回路2X、2Y内のセンスノードAFBLとの間に挿入されたNチャネル型MOSトランジスタ111を備えている。
アンチヒューズ素子AFは、初期状態において絶縁されており、コネクト動作によって両端間に高電圧が印加されると絶縁破壊され、導通状態となる。図5は、1個のアンチヒューズ素子AFに対応する回路を示す。したがって、図5に示す回路は、半導体装置10内にアンチヒューズ素子AFの数だけ設けられる。アンチヒューズ素子AFの必要数は、記憶可能な冗長アドレス数×冗長アドレスのビット数である。その他、イネーブルビット用にもアンチヒューズ素子AFが必要となる場合がある。
トランジスタ111は、アンチヒューズ素子AFとセンスノードAFBLとの接続を制御するためのスイッチである。トランジスタ111のゲート電極には、ロード信号LOADTが供給される。また、トランジスタ111の基板は、電源配線VBBSVに接続されている。
ロード信号LOADTは、ロード動作時においてハイレベルに活性化される信号である。ロード動作時には、センスノードAFBLは、アンチヒューズ素子AFを介して電源配線VBBSVに接続される。
コネクト回路120は、電源配線VPPSVと接続ノードAFNとの間に接続されたPチャネル型MOSトランジスタ121を備えている。トランジスタ121のゲート電極は、セレクト信号RSETおよび冗長アドレスRAの対応するビットを受けるNANDゲート回路122の出力信号を受ける。セレクト信号RSETは、冗長アドレスごとに割り当てられる信号であり、記憶可能な冗長アドレス数がM+1個存在する場合には、M+1ビットのセレクト信号RSETが用いられる。所定のセレクト信号RSETに対応したコネクト動作時において、冗長アドレスRAの対応するビットの論理レベルがハイレベルである場合、アンチヒューズ素子AFは電源配線VPPSVに接続されて絶縁破壊される。
ラッチ回路2X、2Yは、Pチャネル型MOSトランジスタ130およびNチャネル型MOSトランジスタ132からなるインバータ回路と、判定回路であるインバータ回路133が循環接続された構成を備える。インバータ回路133の入力ノードは、センスノードAFBLに接続される。トランジスタ130のソースは、内部電位VPERIが供給され、トランジスタ132のソースは、接地電位VSSが供給される。内部電位VPERIは、例えば、1.0Vである。インバータ回路133の動作電源についても、内部電位VPERIおよび接地電位VSS間の電圧(例えば、1.0V)が用いられる。
Pチャネル型のバイアストランジスタ134は、トランジスタ130とセンスノードAFBLとの間に接続される。バイアストランジスタ134のゲート電極は、バイアス電位BIASを受け、トランジスタ130、134からなる電流制御回路は、バイアス電位BIASに応じてセンスノードAFBLに流れるセンス電流の電流量を制御する。
Pチャネル型のプリチャージトランジスタ135は、内部電位VPERIが供給される電源配線とセンスノードAFBLの間に接続される。プリチャージトランジスタ135のゲート電極は、プリチャージ信号PREBを受ける。プリチャージ信号PREBがロウレベルに活性化すると、センスノードAFBLは、VPERIレベル(例えば、1.0V)にプリチャージされる。
ここで、図1が参照される。
図1は、関連技術に係る冗長救済回路のレイアウトを示す平面図である。図1は、一例として、不良となったメモリセルをワード線単位で救済するための冗長救済回路の構成を示す。
図1では、複数のアンチヒューズ回路を備えた冗長救済回路は、アドレス入力比較回路と、それが出力する信号を論理演算する論理回路と、で構成され、これらの回路は、1つのレイアウトパターンを繰り返して配置される。
そのため、図1で開示される冗長救済回路は、信号レベルが頻繁に変わる外部アドレス信号線や内部信号配線をより短くすると共に、信号レベルが固定されるヒューズアドレス信号線をより長くするようなレイアウトになっていなく、消費電流の観点で最適化されていない。
次に、アレイ状に配置された複数のアンチヒューズ回路を備えた冗長救済回路に対して、アドレス信号を供給する場合、アドレス信号を供給するための信号線による寄生容量が問題となりうる。
図1を参照すると、冗長救済回路は、同一のレイアウトから成る複数のセル300と、EOR(排他的論理和:exclusive OR)回路4Xを備えている。各セル300は、アンチヒューズ(AF)回路1X、ラッチ回路2X、および、アドレス比較回路3Xを備えている。
図1において、横方向の矢印付の実線は、ロウアドレスXAのビットXA<i>(i=0〜8)を供給するアドレス信号線Xiを示す。ここでは、ロウアドレスXAを9ビットXA<0>〜XA<8>とする。一方、縦方向の実線は、アドレス信号線Xi(i=0〜8)を経由して供給されたアドレス信号XAのビットXA<i>を、セル内のアドレス比較回路3Xiに供給するタングステン配線5−iを示す。また、図1における矢印付の破線は、内部信号を表す。
AF回路1Xi(i=0〜8)は、不良メモリセルが存在するワード線に相当するロウアドレス(以下、「冗長ロウアドレス」という。)RAのうちの対応するビットRA<i>を保持する。ここでは、冗長ロウアドレスRAを9ビットRA<0>〜RA<8>とする。ラッチ回路2Xi(i=0〜8)は、AF回路1Xiから出力された冗長ロウアドレスRAのビットRA<i>をアドレス比較回路3Xiに出力する。アドレス比較回路3Xi(i=0〜8)は、ラッチ回路2Xiから出力された冗長ロウアドレスRAのビットRA<i>とアドレス信号線Xiから供給されたロウアドレスXA(=XA<0>〜XA<8>)のビットXA<i>を比較し、比較結果をEOR回路4Xに出力する。EOR回路4Xは、アドレス比較回路3X0〜3X8による比較結果に基づいて、AF回路1X0〜1X8が保持する冗長ロウアドレスRAと、アドレス信号線X0〜X8から供給されたロウアドレスXAとが一致するか否かを判定し、両アドレスが一致する場合、ワード線上に設けられたメモリセルの代わりに冗長ワード線上に設けられたメモリセルをアクセスするためのヒット(Hit)信号を出力する。
図1に示した冗長救済回路において、アドレス信号線X0〜X8(1AL配線)を経由して供給されたアドレス信号XAを、各セル内のアドレス比較回路3X0〜3X8に供給するために、図1に示す縦方向のタングステン配線5−0〜5−8が用いられる。図1に示すように、アドレス信号線X0〜X8の配置に依らず、セル300内のAF回路1、ラッチ回路2およびアドレス比較回路3のレイアウトを同一とした場合、タングステン配線5の配線が冗長となり、寄生容量が生じるという問題がある。
例えば、図1のレイアウトにおいて、アドレス信号線X0を経由して供給されるアドレス信号XA<0>をアドレス比較回路3X0に供給するには、ラッチ回路2X0からアドレス比較回路3X0に跨るタングステン配線5−0を設ける必要がある。図2は、図1に示した冗長救済回路のA−A線における断面図である。図2を参照すると、アドレス信号線X0とタングステン配線5−0は、スルーホール314を介して電気的に接続される。また、アドレス比較回路3X0においてアドレス信号を受けるトランジスタ318のゲート電極320と、タングステン配線5−0は、コンタクト316を介して電気的に接続される。このとき、タングステン配線5−0は、少なくともアドレス信号線X0からX5に跨るように設ける必要がある。この場合のタングステン配線5−0は、例えば、アドレス比較回路3X0をアドレス信号線X0の直下に設けた場合等と比較して相対的に長くなり、タングステン配線5−0による寄生容量も相対的に大きくなる。
そのため、冗長救済回路において、アンチヒューズ素子、ラッチ回路およびアドレス比較回路から成るセルのレイアウトをセル300間で同一とした場合、アドレス信号を供給するための信号線(例えば、タングステン配線)による寄生容量が大きくなるという問題がある。
図6は、本実施形態の半導体装置における冗長救済回路のレイアウトを例示する平面図である。図6は、一例として、ロウ冗長救済(すなわち、不良のあるワード線を冗長ワード線に置き換えることによる救済)のための冗長救済回路の構成を示す。図6を参照すると、冗長救済回路は、互いに異なるレイアウトから成る複数のセル400−1〜400−3と、EOR(排他的論理和)回路4Xを備えている。各セルは、アンチヒューズ(AF)素子1X、ラッチ回路2X、および、アドレス比較回路3Xを備えている。
セル400−1においては、アンチヒューズ素子1X、ラッチ回路2X、アドレス比較回路3X0の順、すなわち、内部信号の流れと同一順に、セル内の要素が配置されている。一方、セル400−2においては、ラッチ回路2Xが形成される領域に挟まれるようにして、アドレス比較回路3Xを形成する領域が配置されている。また、セル400−3においては、セル400−1のレイアウトと比較すると、アドレス比較回路3Xを形成する領域とEOR回路4Xを形成する領域とが置換されている。
図6において、横方向の矢印付の実線は、ロウアドレスXA(ここでは、ロウアドレスXAを9ビットXA<0>〜XA<8>とする。)のビットXA<i>(i=0〜8)を供給するアドレス信号線Xiを示す。一方、縦方向の実線は、アドレス信号線Xi(i=0〜8)を経由して供給されたアドレス信号XAのビットXA<i>を、セル内のアドレス比較回路3Xiに供給するタングステン配線6−iを示す。また、矢印付の破線は、内部信号を表す。
AF素子1Xi(i=0〜8)は、不良の存在するワード線のロウアドレス(冗長ロウアドレス)RAのうちの対応するビットRA<i>を保持する。ここでは、冗長ロウアドレスを9ビットRA<0>〜RA<8>とする。ラッチ回路2Xi(i=0〜8)は、アンチヒューズ素子1Xiから出力された冗長ロウアドレスRAのビットRA<i>をアドレス比較回路3Xiに出力する。アドレス比較回路3Xi(i=0〜8)は、ラッチ回路2Xiから出力された冗長ロウアドレスRAのビットRA<i>とアドレス信号線Xiから供給されたロウアドレスXA(=XA<0>〜XA<8>)のビットXA<i>とを比較し、比較結果をEOR回路4Xに出力する。EOR回路4Xは、アドレス比較回路3X0〜3X8による比較結果に基づいて、アンチヒューズ素子1X0〜1X8が保持する冗長ロウアドレスRAと、アドレス信号線X0〜X8から供給されたロウアドレスXAとが一致するか否かを判定し、両アドレスが一致する場合、ワード線WL上に設けられたメモリセルの代わりに冗長ワード線RWL上に設けられたメモリセルをアクセスするための信号としてヒット(Hit)信号を出力する。
図6に示す冗長救済回路において、アドレス信号線X0〜X8(1AL配線)を経由して供給されたアドレス信号XAを、各セル内のアドレス比較回路3X0〜3X8に供給するために、図6に示す縦方向のタングステン配線6−0〜6−8が用いられる。図6に示すように、アドレス信号線X0〜X8の配置に応じて、セル400−1〜400−3内のAF素子1X、ラッチ回路2Xおよびアドレス比較回路3Xのレイアウトを別個のレイアウトとした場合、タングステン配線6の配線長を関連技術の半導体装置の冗長救済回路(図1)におけるタングステン配線5の配線長と比較して短くすることができ、寄生容量を削減することが可能となる。
例えば、図6のレイアウトにおいて、アドレス信号線X3を経由して供給されるアドレス信号XA<3>をアドレス比較回路3X0に供給するには、アドレス比較回路3X0が形成される領域に対して比較的短いタングステン配線5−0を設けるだけで十分である。
図6で開示される冗長救済回路は、信号レベルが頻繁に変わる外部アドレス信号線や内部信号配線をより短くすると共に、信号レベルが固定されるヒューズアドレス信号線をより長くするようなレイアウトになっている。図6で開示される冗長救済回路は、消費電流の観点で最適化されている。
図7は、図6に示した冗長救済回路のB−B線における断面図である。図7を参照すると、アドレス信号線X3とタングステン配線6−0は、スルーホール414を介して電気的に接続される。また、アドレス比較回路3X0においてアドレス信号を受けるトランジスタ418のゲート電極420とタングステン配線6−0は、コンタクト416を介して電気的に接続される。このとき、タングステン配線6−0を、スルーホール414からコンタクト416に跨るタングステン配線6−0を設ければ十分である。したがって、本実施形態の半導体装置によると、関連技術の半導体装置(図1)と比較して、タングステン配線を相対的に短くすることが可能となり、タングステン配線に起因する寄生容量を相対的に小さくすることができる。
本実施形態の冗長救済回路のように、セル間におけるレイアウトを別個にした場合、関連技術の冗長救済回路(図1)と比較して、内部信号を供給するための内部信号線の配線(図6の矢印付の破線参照)が冗長となる。図6を参照すると、例えば、セル400−2、400−3において、内部信号の流れる順序と回路の並び順が異なるため、関連技術と比較して内部信号線が冗長となっている。しかしながら、内部信号はアンチヒューズ素子に書き込みが行われた箇所においてのみ流れるため、内部信号が内部信号線を流れる頻度はアドレス信号がアドレス信号線およびタングステン配線を流れる頻度と比較して低い(例えば、1/50程度)。したがって、内部信号線が冗長になったとしても、アドレス信号を供給するためのタングステン配線を短くすることにより、全体としては、消費電流を削減することが可能となる。
また、図6のように、複数のレイアウトのセル400−1〜400−3を設けたことにより、P/N分離位置(Pチャネル領域とNチャネル領域を分離する位置)を変更すると、チップの面積増を招くおそれがある。そこで、発明者は、P/N分離位置を変更することなく、複数種類のセルのレイアウトを可能とする方法について検討した。
図8は、本実施形態に係る半導体装置における冗長救済回路のレイアウトとP/N分離位置との関係を例示する平面図である。図8を参照すると、セル400−1における領域422、424および426は、それぞれ、ラッチ回路2X、アドレス比較回路3X、および、EOR回路4Xを形成する領域を示す。一方、セル400−2における領域432および438は、それぞれ、アドレス比較回路3XおよびEOR回路4Xを形成する領域を示す。また、セル400−2における領域434の一部の領域と領域428は、ラッチ回路2Xを第1の回路(例えば、図5示したラッチ回路2X中のインバータ回路133)と第2の回路(ラッチ回路2Xからインバータ回路133を除いた回路)に分割したときの第1の回路を形成する領域を示し、領域434の残部の領域と領域436は、第2の回路を形成する領域を示す。さらに、セル400−3における領域442、444および446は、それぞれ、ラッチ回路2X、EOR回路4X、および、アドレス比較回路3Xを形成する領域を示す。
各セル400において、ラッチ回路2X、アドレス比較回路3X、および、EOR回路4Xを形成する領域を、図8のように配置することにより、P/N分離位置を変更することなく、複数種類のセルのレイアウトを共存させることができる。
以上のように、本実施形態の半導体装置によると、冗長救済回路において、アドレス信号を供給する配線を最適化し、消費電流を削減することが可能となる。
本実施形態の半導体装置によると、冗長救済回路において、アンチヒューズ素子、ラッチ回路およびアドレス比較回路から成るセルのレイアウトをセル間で異なるレイアウトとし、アドレス信号を供給するためのタングステン配線による寄生容量を削減することが可能となる。また、アドレス信号線の寄生容量が削減されることにより、アドレス信号を途中でバッファする素子のサイズを小さくすることができるため、結果として、チップサイズを削減することも可能となる。
<実施形態2>
次に、第2の実施形態に係る半導体装置について、図面を参照して説明する。
図9は、本実施形態に係る半導体装置における冗長救済回路(アンチヒューズアレイ170、ラッチアレイ131、アドレス比較回路3X、3Y、EOR回路4X、4Y)およびポンプ回路100の構成を例示するブロック図である。図9を参照すると、本実施形態においては、冗長救済回路は、アレイ状に配置されたアンチヒューズ回路を有するアンチヒューズアレイ170と、アレイ状に配置されたラッチ回路を有するラッチアレイ131を備えている。本実施形態では、アンチヒューズアレイ170と、後段のラッチアレイ131、アドレス比較回路3X、3Y、および、EOR回路4X、4Yとは、物理的に離間して配置されている。
また、本実施形態においては、第1の実施形態に係る半導体装置の構成(図4)から、バイアス発生回路150が削除され、さらに、ポンプ回路100からネガティブポンプ102および基準電位発生回路106が削除されている。また、電源スイッチ104、105の代わりに電源スイッチ107、108が用いられる。
電源スイッチ107は、プログラム信号PGTに応答して高電位VPPC(例えば、6.0V)、または、電源配線VBBSV上の負電位VBB(例えば、−1.0V)を選択し、選択した電位を電源配線VPPSVに出力する。電源スイッチ108は、プログラム信号PGTに応答して電源配線VBBSV上の負電位VBB(例えば、−1.0V)、または、内部電位VPP(例えば、3.0V)を選択し、選択した電位をコネクト信号AFREFとして出力する。その他の構成は、図2に示した第1の実施形態と同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図10は、アンチヒューズアレイ170の構成を例示する回路図である。図10を参照すると、アンチヒューズアレイ170は、アレイ状に配置された複数のロード回路110を備えている。図10に示す例では、複数のロード回路110が(N+1)行×(M+1)列のアレイを構成している。各行は、冗長アドレスRAの各ビットに対応する。一方、各列は、それぞれ1つの冗長アドレスRAに対応する。
アンチヒューズアレイ170は、行方向に配列された複数のロード回路110に対してそれぞれ共通に割り当てられた複数のコネクト回路120と、列方向に配列された複数のロード回路110に対してそれぞれ共通に割り当てられたドライバ回路191を備えている。ラッチアレイ131は、行方向に配列された複数のロード回路110に対してそれぞれ共通に割り当てられた複数のラッチ回路2X、2Yを備えている。
複数のロード回路110のうち、行方向に配列された複数のロード回路110は、それぞれの接続ノードAFBLが共通接続されている。これにより、行方向に配列された複数のロード回路110は、対応するラッチ回路2X、2Yに共通に接続されることになる。図10においては、(N+1)個の接続ノードAFBLをAFBL<0>〜AFBL<N>と表記している。
複数のロード回路110のうち、列方向に配列された複数のロード回路110の選択は、ドライバ回路191によって行われる。ドライバ回路191は、対応するセレクト信号RSETおよびメインワード信号MWLRに基づいてプログラム信号WLPおよびリード信号WLRを生成し、これらの信号を列方向に配列された複数のロード回路110に共通に供給する。図10においては、(M+1)個のセレクト信号RSETをRSET<0>〜RSET<M>と表記し、(M+1)個のメインワード信号MWLRをMWLR<0>〜MWLR<M>と表記している。
メインワード信号MWLRは、ロード信号LOADTおよび対応するレジスタ回路192の出力信号を受けるANDゲート回路193によって生成される。レジスタ回路192は各列に対応して設けられており、図10に示すように縦続接続されることによってシフトレジスタを構成している。レジスタ回路192のクロックノードにはロードクロック信号LOADCLKが供給されており、これによりロードクロック信号LOADCLKのクロッキングに同期してラッチデータが順次シフトすることになる。また、これらレジスタ回路192は、ロード信号LOADTがロウレベルに非活性化されるとリセットされる。
図11は、本実施形態に係る半導体装置における冗長救済回路のレイアウトを例示する平面図である。図11を参照すると、本実施形態の冗長救済回路は、互いに異なるレイアウトを有する2種類のセル500−1〜500−3を備えている。本実施形態の冗長救済回路において、セル500−1〜500−3におけるラッチ回路2XからEOR回路4Xまでのレイアウトは、第1の実施形態の冗長救済回路(図6)のセル400−1〜400−3と同一である。すなわち、本実施形態のように、半導体装置がアンチヒューズアレイを備え、アンチヒューズアレイと後段のラッチアレイ(ラッチ回路群)とが物理的に離間している場合においても、ラッチ回路、アドレス比較回路およびEOR回路のレイアウトをセル間で異なるレイアウトとすることができる。
したがって、本実施形態の半導体装置においても、第1の実施形態の半導体装置と同様に、アドレス信号を供給するためのタングステン配線7−0〜7−8による寄生容量を削減することが可能となる。
<実施形態3>
次に、第3の実施形態に係る半導体装置について、図面を参照して説明する。
図12は、本実施形態に係る半導体装置における冗長救済回路(アンチヒューズアレイ170、ラッチアレイ131、アドレス比較回路3X、3Y、EOR回路4X、4Y)およびポンプ回路100の構成を例示するブロック図である。図12を参照すると、本実施形態においては、第2の実施形態と同様に、冗長救済回路が、アレイ状に配置されたアンチヒューズ回路を有するアンチヒューズアレイ170と、アレイ状に配置されたラッチ回路を有するラッチアレイ131を備えている。ただし、本実施形態では、第2の実施形態とは異なり、アンチヒューズアレイ170およびラッチアレイ131と、後段のアドレス比較回路3X、3YおよびEOR回路4X、4Yとが、物理的に離間して配置されている。
図13は、本実施形態に係る半導体装置における冗長救済回路のレイアウトを例示する平面図である。図13を参照すると、本実施形態の冗長救済回路は、互いに異なるレイアウトを有する2種類のセル600−1、600−2を備えている。セル600−1においては、アドレス比較回路3X、EOR回路4Xの順、すなわち、内部信号の流れと同一順となるように、アドレス比較回路3X0〜3X4が配置されている。一方、セル600−2においては、セル600−1のレイアウトと比較すると、アドレス比較回路3X5〜3X8を形成する領域とEOR回路4Xを形成する領域とが置換されている。
本実施形態のように、半導体装置がアンチヒューズアレイを備え、アンチヒューズアレイおよびラッチアレイ(ラッチ回路群)と、後段のアドレス比較回路およびEOR回路とが物理的に離間している場合においても、アドレス比較回路およびEOR回路の配置をセル間で異なる配置とすることができる。
したがって、本実施形態の半導体装置においても、第1の実施形態および第2の実施形態の半導体装置と同様に、アドレス信号を供給するためのタングステン配線8−0〜8−8による寄生容量を削減することが可能となる。
<変形例>
上記第1ないし第3の実施形態においては、アドレス比較回路を設ける領域を、ラッチ回路を設ける領域またはEOR回路を設ける領域との間で入れ替える場合について説明した。これらの実施形態の変形例として、さらに、アドレス比較回路を形成する領域をアンチヒューズ回路やアンチヒューズアレイを形成する領域と入れ替えるようにしてもよい。
なお、上記特許文献の全開示内容は、本書に引用をもって繰り込み記載されているものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態の変更・調整が可能である。また、本発明の全開示の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ、ないし、選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。特に、本書に記載した数値範囲については、当該範囲内に含まれる任意の数値ないし小範囲が、別段の記載のない場合でも具体的に記載されているものと解釈されるべきである。
1X、1Y、1X0〜1X8 アンチヒューズ回路
2X、2Y、2X0〜2X8 ラッチ回路
3X、3Y、3X0〜3X8 アドレス比較回路
4X、4Y EOR回路
5、5−0〜5−8、6、6−0〜6−8、7−0〜7−8、8−0〜8−8 タングステン配線
10 半導体装置
11a、11b クロック端子
12a〜12d コマンド端子
13 アドレス端子
14 データ入出力端子
15v、15s 電源端子
21 内部クロック生成回路
22 DLL回路
31 コマンドデコーダ
41 アドレスラッチ回路
51 ロウデコーダ
52 カラムデコーダ
53 センスアンプ列
54 アンチヒューズ制御回路
55 冗長アドレスデコーダ
60 メモリセルアレイ
70 メインアンプ
80 データ入出力回路
90 電源回路
100 ポンプ回路
101 ポジティブポンプ
102、103 ネガティブポンプ
104、105 電源スイッチ
106 基準電位発生回路
107、108 電源スイッチ
110 ロード回路
111、132 Nチャネル型MOSトランジスタ
120 コネクト回路
121、130、134、135 Pチャネル型MOSトランジスタ
122 NANDゲート回路
131 ラッチアレイ
133 インバータ回路
150 バイアス発生回路
151 作動アンプ
152 抵抗素子
170 アンチヒューズアレイ
191 ドライバ回路
192 レジスタ回路
193 ANDゲート回路
300、400−1〜400−3、500−1〜500−3、500−1、500−2、600−1、600−2 セル
314、414 スルーホール
316、416 コンタクト
320、420 ゲート電極
422、424、426、428、432、434、436、438、442、444、446 領域
AF アンチヒューズ素子
AFBL センスノード
AFN 接続ノード
BL ビット線
MC メモリセル
RA 冗長ロウアドレス
RBL 冗長ビット線
RWL 冗長ワード線
VPPSV、VBBSB 電源配線
WL ワード線
XA ロウアドレス
X0〜X8 アドレス信号線

Claims (8)

  1. 第1の回路が形成される第1の領域と、
    前記第1の回路が出力する信号を受信する第2の回路が形成される第2の領域と、
    第3の回路が形成される第3の領域と、
    前記第3の回路が出力する信号を受信する第4の回路が形成される第4の領域と、
    それぞれが第1の方向に延伸すると共に前記第1ないし第4の領域とは異なる高さに配置される第1のアドレス信号線領域および第2のアドレス信号配線領域と、を備え、
    前記第1の領域および第2の領域は、前記第1の方向に直交する第2の方向に並んで配置され、
    前記第3の領域および前記第4の領域は、前記第1の領域および前記第2の領域と平行に前記第2の方向に並んで配置され、
    前記第1の領域および前記第4の領域は、前記第1のアドレス信号配線領域と交差すると共に前記第2のアドレス信号配線領域と交差しない位置に配置され、
    前記第2の領域および前記第3の領域は、前記第2のアドレス信号配線領域と交差すると共に前記第1のアドレス信号配線領域と交差しない位置に配置される、
    ことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第1の回路は、第1の供給アドレスと第1の不良アドレスを比較する第1のアドレス比較回路であり、
    前記第2の回路は、前記第1のアドレス比較回路が出力する信号を受信する第1の論理演算回路であり、
    前記第3の回路は、第2の供給アドレスと第2の不良アドレスを比較する第2のアドレス比較回路であり、
    前記第4の回路は、前記第2のアドレス比較回路が出力する信号を受信する第2の論理演算回路である、
    請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第1の論理演算回路および前記第2の論理演算回路は、排他的論理和(EOR:Exclusive OR)回路を構成する、
    請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記第1の回路は、第1のアドレス情報をラッチする第1のラッチ回路であり、
    前記第2の回路は、前記第1のラッチ回路が出力する信号を受信する第1のアドレス比較回路であり、
    前記第3の回路は、前記第1のアドレス情報とは異なる第2のアドレス情報をラッチする第2のラッチ回路であり、
    前記第4の回路は、前記第2のラッチ回路が出力する信号を受信する第2のアドレス比較回路である、
    請求項1に記載の半導体装置。
  5. 第1のアンチヒューズ素子が形成される第1のアンチヒューズ素子領域と、
    第2のアンチヒューズ素子が形成される第2のアンチヒューズ素子領域と、をさらに備え、
    前記第1のアンチヒューズ素子領域、前記第1の領域および前記第2の領域は、この順に前記第2の方向に並んで配置され、
    前記第2のアンチヒューズ素子領域、前記第4の領域および前記第3の領域は、この順に前記第2の方向に並んで配置される、
    請求項1ないし3のいずれか1項に記載の半導体装置。
  6. 前記第1のアンチヒューズ素子領域は、前記第1の領域と離間して配置され、前記第2のアンチヒューズ素子領域は、前記第4の領域と離間して配置される、
    請求項5に記載の半導体装置。
  7. 前記第1のアンチヒューズ素子が出力する信号をラッチする第1のラッチ回路が形成される第1のラッチ回路領域と、
    前記第2のアンチヒューズ素子が出力する信号をラッチする第2のラッチ回路が形成される第2のラッチ回路領域と、をさらに備え、
    前記第1のラッチ回路領域は、前記第1のアンチヒューズ素子領域と前記第1の領域の間に前記第2の方向に並んで配置され、
    前記第2のラッチ回路領域は、前記第2のアンチヒューズ素子領域と前記第4の領域の間に前記第2の方向に並んで配置される、
    請求項5または6に記載の半導体装置。
  8. 前記第1のアンチヒューズ素子領域および前記第1のラッチ回路領域と、前記第1の領域とは、前記第2の方向に離間し、
    前記第2のアンチヒューズ素子領域および前記第2のラッチ回路領域と、前記第4の領域とは、前記第2の方向に離間している、
    請求項7に記載の半導体装置。
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