JP2015230278A - ガス検知器 - Google Patents
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Abstract
Description
当該妨害成分の全てが第一酸化触媒部によって処理されない場合、残りの妨害成分は内側筐体における第二酸化触媒部に到達する。このとき、第二酸化触媒部に導入された妨害成分は第二酸化触媒部と反応して分解および吸着される。
図1〜3に示したように本発明のガス検知器Xは、被検知ガスと接触するガス感応部12を有するガス検知素子10を備える。当該ガス検知素子10は、二重の筐体51,52に収容されており、二重の筐体51,52における外側の外側筐体51は、被検知ガスを導入するガス導入口20と、妨害成分を反応および吸着させる第一酸化触媒部31を備える。
二重の筐体51,52における内側の内側筐体52は、妨害成分を反応および吸着させる第二酸化触媒部32を備える。
外側筐体51の一端には被検知ガスを導入する開口部であるガス導入口20が形成されている。また、外側筐体51の内部におけるガス導入口20の側には第一酸化触媒部31が配設してある。ガス導入口20および第一酸化触媒部31の間には、防爆用の金網21が配設してある。
上述した実施形態において、第二酸化触媒部32は、第一触媒手段30Aの下流に第二触媒手段30Bを備えた場合を示したが、このような態様に限らず、第一触媒手段30Aの上流側にも第二触媒手段30Bを備えてもよい。
上述した実施形態において、第一酸化触媒部31における第一触媒手段30Aの担体を繊維状活性炭とし、第二酸化触媒部32における第一触媒手段30Aの担体を粉末状活性炭とする場合について説明した。しかし、このような態様に限定されず、第一酸化触媒部31における第一触媒手段30Aの担体を粒状活性炭とし、第二酸化触媒部32における第一触媒手段30Aの担体が粉末状活性炭としてもよい。
台所で使用する環境を想定し、本発明の熱線型半導体式ガス検知器X(本発明例1〜5)の性能(シロキサン化合物耐久性)を調べた。導入するガスは、トルエン125ppm+パラジクロロベンゼン125ppm+OMCTS(シロキサンガス)5ppmを有する混合ガスとした。比較センサ(比較例1〜8)についても同様の試験を行った。
センサ駆動は、パルス駆動(30秒周期ごとに0.1秒だけセンサ素子を500℃付近に加熱し、メタンガスを検知)とし、メタン警報設定濃度は3000ppmとした。
第二酸化触媒部32におけるPt担持粉末状活性炭のPt担持量は5〜15重量%とするのが好ましく、本実施例では10重量%とした。
貴金属担持量(重量%)は、繊維状活性炭(あるいは粒状)よりも粉末状活性炭の方を大きくするのがよい。
Pt担持シリカアルミナのPt担持量は2〜15重量%が好ましく、本実施例では3重量%とした。
図4に示したように本発明例2〜4では、第二酸化触媒部32において、上流側および下流側の第二触媒手段30Bは、それぞれPt担持粉末状シリカアルミナ(7.5mg)を使用した。
また、第二比較部34において、比較例1,3〜7は三層構造(粉末状シリカアルミナ、粉末状活性炭、粉末状シリカアルミナの順)とし、比較例2は一層構造(粉末状活性炭)とし、比較例8は二層構造(粉末状シリカアルミナ、粉末状活性炭の順)とした。尚、第二比較部34において貴金属を担持させる場合は何れもPtを担持させた。
比較例1は、第一比較部33および第二比較部34(三層構造)の何れも貴金属を担持していないため、330日程度で警報濃度の下限値(メタン警報設定濃度の1/3(1000ppm))を下回った。
比較例2は、第二比較部34(一層構造)において貴金属を担持させたが、第一比較部33において貴金属を担持しておらず、390日程度で警報濃度の下限値を下回った。
比較例3は、第二比較部34(三層構造)において貴金属を担持させたが、第一比較部33において貴金属を担持しておらず、630日程度で警報濃度の下限値を下回った。
比較例4は、第一比較部33において貴金属を担持したが、第二比較部34(三層構造)において貴金属を担持しておらず、360日程度で警報濃度の下限値を下回った。
比較例5は、第一比較部33において貴金属を担持し、第二比較部34(三層構造)における中間層にて貴金属を担持したが、570日程度で警報濃度の下限値を下回った。
比較例6は、第一比較部33において貴金属を担持し、第二比較部34(三層構造)における上層および中間層にて貴金属を担持したが、660日程度で警報濃度の下限値を下回った。
比較例7は、第一比較部33において貴金属を担持し、第二比較部34(三層構造)における中間層および下層にて貴金属を担持したが、690日程度で警報濃度の下限値を下回った。
比較例8は、第一比較部33において貴金属を担持し、第二比較部34(二層構造)において貴金属を担持させたが、710日程度で警報濃度の下限値を下回った。
また、本発明例2〜4のように、第一酸化触媒部31における第一触媒手段30Aを何れも貴金属担持繊維状活性炭とし、第二酸化触媒部32をPt担持粉末状シリカアルミナ、Pt担持粉末状活性炭、Pt担持粉末状シリカアルミナの順で三層構造とすることで、720日程度においてもメタン警報設定濃度の下限値以上(本発明例2:2200ppm、本発明例3:1300ppm、本発明例4:1700ppm)を維持していた。特に、第一酸化触媒部31および第二酸化触媒部32の何れにおいてもPtを担持させることで、最も高いシロキサン耐久性を示した。
被検知ガス(メタンガス)に対するガス応答性を調べた。
上述した本発明例1〜5および比較例1〜4のセンサにおいて、メタンガス12500ppmに対して応答に要する時間を計測した。センサ駆動は実施例1と同様の条件で行った。結果を表3に示した。
尚、比較例2の応答性が著しく低いのは、Pt担持活性炭の比表面積に起因する。本発明例1〜5ではPt担持活性炭に加えて、Pt担持活性炭よりも比表面積の小さい固体酸触媒に属するシリカアルミナを用いることで、優れた吸着性・耐久性に加えて、高い応答性を実現している。
10 ガス検知素子
12 ガス感応部
20 ガス導入口
31 第一酸化触媒部
32 第二酸化触媒部
51 外側筐体
52 内側筐体
Claims (7)
- 被検知ガスと接触するガス感応部を有するガス検知素子を備えたガス検知器であって、
前記ガス検知素子を収容する二重の筐体を備え、
前記二重の筐体における外側の外側筐体は、被検知ガスを導入するガス導入口と、妨害成分を反応および吸着させる第一酸化触媒部を備え、
前記二重の筐体における内側の内側筐体は、前記妨害成分を反応および吸着させる第二酸化触媒部を備えたガス検知器。 - 前記第一酸化触媒部が、担体に貴金属を担持させた酸化触媒である第一触媒手段を備え、
前記第二酸化触媒部が、前記第一触媒手段、および、当該第一触媒手段における前記担体とは異なる担体に貴金属を担持させた酸化触媒である第二触媒手段を、被検知ガスの導入方向からこの順に備えた請求項1に記載のガス検知器。 - 前記第二酸化触媒部が、前記第一触媒手段の上流側にも前記第二触媒手段を備えた請求項2に記載のガス検知器。
- 前記第一触媒手段における前記担体がカーボン系材料である請求項2又は3に記載のガス検知器。
- 前記第一酸化触媒部における前記第一触媒手段の担体が繊維状活性炭であり、前記第二酸化触媒部における前記第一触媒手段の担体が粉末状活性炭である請求項4に記載のガス検知器。
- 前記第一酸化触媒部における前記第一触媒手段の担体が粒状活性炭であり、前記第二酸化触媒部における前記第一触媒手段の担体が粉末状活性炭である請求項4に記載のガス検知器。
- 前記第二触媒手段における前記担体が固体酸触媒である請求項2〜6の何れか一項に記載のガス検知器。
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