JP2015230068A - 軸受及び軸受メンテナンス方法 - Google Patents

軸受及び軸受メンテナンス方法 Download PDF

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Abstract

【課題】軸受軌道内の古いグリースを効率的に除去可能な軸受及び軸受メンテナンス方法を提供する。【解決手段】軸受1は、外輪軌道21及び内輪軌道11によって形成される空間A内で保持器40に回転可能に支持され、空間Aの周方向断面形状と略同一形状の板状部材を含む回転部材60と、空間Aにグリースを供給する供給口22と、空間Aからグリースを排出する排出口51と、を備える。板状部材は、前記外輪20及び前記内輪10の軸と同一の方向の中心軸に対して回転可能に保持器40に支持される。【選択図】図1

Description

本発明は、軸受及び軸受メンテナンス方法に関し、詳しくは、効率よくグリースの交換作業ができる軸受及びグリースの交換方法に関する。
グリースは、外輪又は内輪と転動体が接触する部分における金属接触の防止、摩擦又は磨耗の低減、疲れ寿命の延長等を目的として、軸受内の外輪と内輪によって形成される空間に封入される。グリースは、外部から進入した水分や泥、酸化等が原因となって劣化するので、場合により、定期的に新しいものに交換するメンテナンスが必要である。
軸受内のグリースを交換する方法としては、外輪又は内輪に形成されたグリースの供給口から軸受内に新しいグリースを注入し、軸受内に残存する古いグリースをグリース排出口から押しだすことにより、グリースを新しいものと交換する方法がある(例えば、特許文献1)。このメンテナンス方法では、軸受の内部のグリースがある程度新しいものに置き換わると、グリース排出口から排出されるグリースが、徐々に古いものから新しいものに変わってくる。そのため、排出されるグリースが古いものから新しいものに変わった時点で、軸受の外輪と内輪によって形成される空間内が新しいグリースで充填されていると判断し、新しいグリースの供給を終了する。
特開2007−100902号公報
上述のグリース交換方法では、グリース排出口から排出されるグリースが古いものから新しいものになった時点で、内部が新しいグリースで充填されていると判断し、グリースの供給を終了する。そのため、例えば古いグリースが軸受の軌道面にこびりついている場合、新しいグリースで軌道面等にこびりついた古いグリースを押し出すことができず、軸受内に古いグリースが残ったままの状態になることがある。
上記の問題点を鑑みて、本発明は、グリース交換時に軸受軌道内の古いグリースを効率的に除去することができる軸受を提供することを目的とする。また、本発明は、軸受軌道内の古いグリースを効率的に除去可能な軸受メンテナンス方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決する本発明の実施の形態に係る軸受は、内周に外輪軌道が形成された外輪と、外輪よりも内方(軸心方向)に配置され、外周に内輪軌道が形成された内輪と、外輪軌道及び内輪軌道によって形成される空間内で転動する複数の転動体と、空間内に配置され、複数の転動体を保持する保持器と、空間内で保持器に回転可能に支持され、空間の周方向断面形状と略同一形状の板状部材を含む回転部材と、を備える。板状部材は、外輪及び内輪の軸と同一の方向の中心軸に対して回転可能に保持器に支持される。
また、上記の課題を解決する本発明の実施の形態に係る軸受メンテナンス方法は、上記の軸受をメンテナンスする方法であって、回転部材を空間内で回転させ、板状部材の板面が外輪及び内輪の径方向に対して略平行となる位置に回転部材を配置する工程と、外輪及び内輪のうち一方を、他方に対して回転させる工程と、を備える。
本発明によれば、軸受が空間内で保持器に回転可能に支持され、空間の周方向断面形状と略同一形状の板状部材を含む回転部材を備えるので、板状部材の板面が外輪及び内輪の径方向に対して略平行となる位置に回転部材を回転させ、さらに、外輪及び内輪を相対的に回転させることによって、回転部材が外輪軌道や内輪軌道にこびりついた古いグリースを掻き出すことができる。従って、軸受軌道内の古いグリースを効率的に除去することができる。
図1は、軸受の平面図である。 図2は、図1のII−II線における断面図である。 図3は、回転部材の斜視図である。 図4は、図1のIV−IV線における断面図である。 図5は、ロッドを回転させる操作の説明図である。 図6は、軸受のメンテナンス方法の説明図である。 図7は、変形例にかかる回転部材の側面図である。 図8は、変形例にかかる回転部材の正面図である。 図9は、変形例にかかる軸受の一部分を拡大して示す平面図である。
[実施の形態]
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。図中同一又は相当部分には、同一符号を付して、その説明は繰り返さない。
図1は、本発明の実施の形態による軸受1を示す。この明細書において、軸受1の回転中心軸方向(以下、単に「軸方向」とも称する。)が上下方向であるとして説明する。従って、図1は、軸受1の平面図である。また、図2は、図1のII−II線における断面図である。
[軸受の全体構成]
軸受1は、いわゆる玉軸受である。軸受1は、例えば、空港で航空機の離発着を管制する航空管制用レーダーの主軸を支持する。軸受1は、外輪20と、内輪10と、複数の転動体30と、保持器40とを備える。
[内輪]
内輪10は、円環形状を有する。内輪10には、例えば、航空管制用レーダーの主軸が挿入されて取り付けられる。内輪10の中心軸線は、軸受1の回転中心軸線と一致する。
内輪10は、内輪軌道面11を含む。内輪軌道面11は、内輪10の外周面10aに形成されている。内輪軌道面11は、略一定の幅寸法で回転中心軸周りの周方向(以下、単に「周方向」とも称する。)に連続して形成されている。つまり、内輪軌道面11は、回転中心軸周りで全周に亘って形成されている。
[外輪]
外輪20は、円環形状を有する。外輪20は、例えば、航空管制用レーダーのハウジングに取り付けられる。外輪20は、内輪10に対して相対的に回転可能である。外輪20は、回転中心軸線に直交する方向(以下、単に「径方向」とも称する。)において、内輪10の外方に位置する。外輪20の中心軸線は、軸受1及び内輪10の回転中心軸線と一致する。
外輪20は、外輪軌道面21を含む。外輪軌道面21は、外輪20の内周面20aに形成される。外輪軌道面21は、内輪軌道面11と径方向で対向している。外輪軌道面21は、略一定の幅寸法で周方向に連続して形成されている。つまり、外輪軌道面21は、回転中心軸線周りで全周に亘って形成されている。
内輪軌道面11と外輪軌道面21によって形成される空間Aは、後述する転動体30及び保持器40が配置される空間となる。
外輪20には、軸受1の外部と空間Aとを連通する供給口22が形成されている。供給口22は、軸受1の外部から空間A内にグリースを供給する際に用いられる。供給口22は、図示しないが、栓等により開閉可能となっている。
[転動体]
複数の転動体30は、内輪10と外輪20との間に配置される。具体的には、複数の転動体30は、空間A、つまり、内輪軌道面11と外輪軌道面21とで形成される軌道内に配置される。複数の転動体30は、保持器40により、周方向に等間隔に配置される。
転動体30は、球形の玉転動体である。
[保持器]
保持器40は、空間Aに配置される。保持器40の全体としての中心軸線は、軸受1、内輪10及び外輪20の回転中心軸線と一致している。
保持器40は、複数の転動体30を保持する。具体的には、保持器40は、複数のポケット41を有する。複数のポケット41は、周方向に等間隔に形成されている。複数のポケット41の各々には、1つの転動体30が収容される。その結果、複数の転動体30は、図1に示すように、周方向で等間隔に配置される。
[シール材]
図1及び図2に示すように、内輪10と外輪20には、空間Aを外部から封止する環状のシール材50が設けられている。シール材50は、軸受1の上面と下面の両方にそれぞれ設けられている。シール材50は、内周端及び外周端のいずれか一方が内輪10及び外輪20のいずれか一方に固定され、他方が内輪10及び外輪20の他方に接触するように設けられている。例えば、図2においては、上方のシール材50は、内周端50aが内輪10の外周面10aに固定されている一方、外周端50bが外輪20の図2における上面20bに接触している。また、図2の下方のシール材50は、外周端50cが外輪20の内周面20aに固定されている一方、内周端50dが内輪10の図2における下面10bに接触している。シール材50がこのように設けられていることにより、外部から空間Aに水や泥等が侵入するのが抑制される。シール材50は、例えば、NBR(アクリロニトリルブタジエンゴム)等の合成ゴム等の弾性体で形成されている。
シール材50のうち、内輪10または外輪20に固定されないで接触している部分(図2における外周端50b、内周端50d)は、外力等を加えることによって、内輪10または外輪20と非接触となるように変形させることができる。シール材50の一部を内輪10または外輪20と非接触となるように変形することにより、空間Aと軸受1との外部とを連通する連通口が生じる。この連通口が、空間Aから外部にグリースを排出する際に用いられる排出口51(図5を参照。)となる。
[回転部材]
保持器40の複数のポケット41のうちの一つには、図1に示すように、転動体30が配置される代わりに、回転部材60が設けられている。図3は、回転部材60の斜視図である。また、図4は、図1のIV−IV線における断面図である。
回転部材60は、板状部材であり、外輪軌道面11及び内輪軌道面12によって形成される空間Aの周方向断面形状と略相似の形状である。つまり、回転部材60は、略円形の板状部材である。また、回転部材60の直径の大きさは、転動体30の直径の大きさとほぼ同一である。すなわち、回転部材60は、空間Aの周方向断面と略同一形状である。ただし、ここでの「略同一形状」は、空間Aの周方向断面形状よりもわずかに小さい相似形状であることを意味する。具体的には、例えば、回転部材60の直径が、空間Aの断面形状の径よりも、0.1〜1mm程度小さい相似形状となっている。
回転部材60は、例えば、金属で形成されている。回転部材60を構成する金属としては、例えば、SPCC、SUS等が挙げられる。なお、回転部材60が、ポリアミド66(ナイロン66)等の樹脂等で形成されていてもよい。ただし、回転部材60に所定の剛性を付与する観点からは、回転部材60は金属で構成されていることが好ましい。
回転部材60の内輪10及び外輪20の軸と同一方向の中心軸に沿って、ロッド61(回転軸)が回転部材60を貫通している。つまり、ロッド61は、内輪10及び外輪20の軸方向に延びている。ロッド61は、回転部材60に固定されている。ロッド61は、図4に示すように、ロッド長さ方向を軸として回転可能なように、保持器40に支持されている。
図3に示すように、ロッド61の軸方向の一方の端面には、溝62(凹部)が形成されている。溝62は、ロッド61の径方向に延びるように形成されている。溝62は、例えばマイナスドライバーの先端部分を係合可能な大きさである。
なお、図3ではロッド61が回転部材60に対して貫通した状態を示しているが、回転部材を回転できるように設けられていれば貫通している必要はない。例えば、ロッド61が回転部材60の上面に接着されていてもよい。また、ロッド61の端面の溝62は、ロッド61の一方の端部だけではなく、ロッド61の両方の端部に形成されていてもよい。
上記説明した軸受1は、供給口22から空間Aにグリースを注入して空間A内をグリースで充填させた状態で用いられる。この軸受1の作動時には、回転部材60は、図1に示すように、周方向に沿った状態に維持されている。
[軸受のメンテナンス方法]
軸受1のメンテナンスとして、定期的に、グリースを新しいものに交換するメンテナンスが必要である。軸受1の使用に伴って、空間Aに封入されたグリースが劣化すると、グリースの潤滑性が低下し、空間Aを構成する内輪軌道面11や外輪軌道面21が磨耗してしまう等の問題が生じるからである。
グリースの交換は、以下の手順によって行う。
まず、図5に示すように、軸受1の上面及び下面の2つのシール材50のうち、ロッド61の端面に溝62が形成されている方に設けられたシール材50の一部を捲り上げ、内輪10又は外輪20と非接触の状態にする。そして、シール材50を捲り上げてできた隙間に、マイナスドライバー70を挿入し、ロッド61の溝62に噛み合わせる。なお、環状のシール材50のうちのどの部分にロッド61が存在するかは、シール材50を捲り上げてできた隙間から目視によって確認する。なお、シール材50を捲り上げてできた隙間に挿入可能であって、且つ溝62に係合可能な形状を有する部材であれば、マイナスドライバー70以外を用いてもよい。
溝62にマイナスドライバー70を噛み合わせた後、ドライバー70を回して、ロッド61及び回転部材60を回転させる。この操作により、回転部材60は、図6に示すように、内輪10及び外輪20の径方向に対して略平行となる。つまり、回転部材60が空間Aを2分するように位置づけられる。
続いて、内輪10と外輪20を、相対的に少なくとも1回転するように、外輪20に対して内輪10を回転させる。このとき、回転部材60の外縁部が内輪軌道面11及び外輪軌道面21に接触した状態で、内輪10を外輪20に対して相対回転することとなる。そのため、内輪軌道面11及び外輪軌道面21にこびりついた古いグリースが、回転部材60の周縁部分で掻き取られる。なお、外輪20のハウジングへの固定を解除した状態でメンテナンスを行っている場合は、内輪10を外輪20に対して回転させることによって内輪10と外輪20とを相対的に回転させてもよい。
内輪軌道面11及び外輪軌道面21にこびりついた古いグリースを掻き取った後は、再びマイナスドライバー70を用いてロッド61を回転させ、回転部材60が周方向に沿って配置されるように調整する(図1及び図6を参照。)。そして、供給口22から新しいグリースを注入する。新しいグリースを注入するのに伴って、古いグリースが押し出され、排出口51を通って、空間Aから外部に排出される。グリース交換の工程においては、シール材50は空間Aから押し出されるグリースによって捲り上げられる。古いグリースの排出と共に、前工程において掻き出された、内輪軌道面11及び外輪軌道面21にこびりついていたグリースも、排出口51から空間Aの外部に押し出されることとなる。
古いグリースの外部への押し出しが完了したら、新しいグリースの注入を停止する。これにより、グリースの交換が完了となる。なお、古いグリースの押し出しが完了したことは、排出口51から押し出されるグリースの色が古いグリースの色から新しいグリースの色に変化することを目視で確認して判断することができる。
上記の構成の軸受において軸受のメンテナンス(グリースの交換)を行うと、従来、外部に排出することが非常に困難であった掻き出すことができなかった内輪軌道面11及び外輪軌道面21にこびりついた古いグリースを、容易に、空間Aの外部に排出することができる。
[変形例]
上記の実施形態では、回転部材60が平坦な板状部材であると説明したが、特にこれに限定されない。例えば、図7に示す側面図のように、回転部材の周縁部分63に向かうにつれて厚みが増した形状であってもよい。周縁部分63に向かうにつれて回転部材60の厚みが増す形状とすることで、周縁部分63がやや鋭角となり、内輪軌道面11及び外輪軌道面21にこびりついた古いグリースを効率よく掻き出すことができる。
また、上記の実施形態では、回転部材60が単一の材料で形成されていると説明したが、特にこれに限定されない。例えば、図8に示すように、回転部材60の周縁部分60Aとその内側の部分60Bとが別の材料で形成されていてもよい。その場合、周縁部分60Aが樹脂で、内側部分60Bが金属で形成されていることが好ましい。内輪軌道面11及び外輪軌道面21に接触する周縁部分60Aを樹脂とすることで、回転部材60Aと内輪軌道面11及び外輪軌道面21との接触による磨耗を抑制することができる。また、内側部分60Bを金属で形成することにより、回転部材60の剛性を維持することができる。
上記の実施形態では、シール材50の一部を捲り上げてできた隙間にマイナスドライバー70を挿入し、ロッド61を回転させるとして説明したが、特にこれに限定されない。例えば、図9に示すように、シール材50の一部に開閉可能な穴52を設けた構成としておいてもよい。この場合、穴52を開放してロッド61と位置合せをし、穴52から挿入したマイナスドライバー70を溝62と噛み合わせることとしてもよい。
上記の実施形態では、ロッド61の先端に形成された溝62が径方向に延びるように形成されていると説明したが、特にこれに限定されない。例えば、ロッド61の先端に、十字状の溝が形成されていてもよく、六角レンチを係合可能な六角形の凹部が形成されていてもよい。
以上、上述した実施の形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。よって、本発明は上述した実施の形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形態を適宜変形して実施することが可能である。
本発明は、軸受及びそのメンテナンス方法について有用であり、詳しくは、効率よくグリースの交換作業ができる軸受及びグリースの交換方法について有用である。
A 空間
10 内輪
11 内輪軌道面
20 外輪
21 外輪軌道面
22 供給口
30 転動体
40 保持器
51 排出口
60 回転部材
61 ロッド(回転軸)
62 溝(凹部)

Claims (4)

  1. 内周に外輪軌道が形成された外輪と、
    前記外輪よりも内方に配置され、外周に内輪軌道が形成された内輪と、
    前記外輪軌道及び前記内輪軌道によって形成される空間内で転動する複数の転動体と、
    前記空間内に配置され、前記複数の転動体を保持する保持器と、
    前記空間内で前記保持器に回転可能に支持され、前記空間の周方向断面形状と略同一形状の板状部材を含む回転部材と、
    前記空間にグリースを供給する供給口と、
    前記空間からグリースを排出する排出口と、
    を備え、
    前記板状部材は、前記外輪及び前記内輪の軸と同一の方向の中心軸に対して回転可能に前記保持器に支持される軸受。
  2. 請求項1に記載の軸受であって、さらに、
    前記回転部材は、前記外輪及び前記内輪の軸方向に延びる回転軸、
    を備え、
    前記回転軸が前記保持器に回転可能に支持される軸受。
  3. 請求項2に記載の軸受であって、
    前記回転軸は、
    前記回転軸の軸方向の一方の端面に凹部、
    を有する軸受。
  4. 請求項1に記載の軸受をメンテナンスする方法であって、
    前記回転部材を前記空間内で回転させ、前記板状部材の板面が前記外輪及び前記内輪の径方向に対して略平行となる位置に前記回転部材を配置する工程と、
    前記外輪及び前記内輪のうち一方を、他方に対して回転させる工程と、
    前記供給口から前記空間にグリースを供給する工程と、
    前記排出口からグリースを排出する工程と、
    を備える軸受メンテナンス方法。
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