JP2015229835A - 排液トラップ - Google Patents

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慶介 永井
Keisuke Nagai
慶介 永井
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Abstract

【課題】排水に含まれる固形の塵に依存することなく、下水管の臭気が室内に伝播することを防止できる排液トラップを提供する。【解決手段】排液トラップ100は、消泡筒104、椀103、フロート105、規制部材(内方突出部103c)を有する。消泡筒は、管状に形成し、上方から流入する排水Wを下方に流通させる。椀は、消泡筒を底面から離間させた状態で収容し、消泡筒から流通される排水を貯留しつつ、上部の外縁103eから排水を外部に排出する。フロートは、消泡筒と椀との間に配設され、排水によって上下方向に移動しつつ、消泡筒と椀との間を閉塞自在としている。内方突出部は、フロートが椀の底面から離間した位置よりも下方に移動することを規制する。フロートは、椀に貯留された排水の減少に伴って下方に移動して内方突出部に当接しつつ消泡筒と椀との間を閉塞し、椀に貯留された排水の増加に伴って上方に移動して内方突出部から離間する。【選択図】図3

Description

本発明は、例えば下水管の内部の臭気が室内に伝播することを防止する排液トラップに関する。
従来から、例えば下水管の内部の臭気が室内に漏れることを防止しつつ排水するような、いわゆる排水トラップがある。一般的な排水トラップは、椀に相当する貯留部材と消泡筒に相当する流通部材の間に排水を満たす構成によって、下水管の内部の臭気が室内に漏れること防止している。ところが、貯留部材と流通部材の間に満たされ臭気の流通を防止している排水が、送風や自然乾燥等によって減少または枯渇した場合、下水管の内部の臭気が貯留部材と流通部材の間を通って室内に漏れ出してしまう。
そこで、例えば、臭気の流通を封止している排水が蒸発等した場合に、その排水に浮かんでいた環状閉鎖具を下降させて、容器に相当する貯留部材の底部に対して環状閉鎖具を着座させることによって、貯留部材と流通部材の間を閉塞し、下水管の内部の臭気の流通を封止する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2010−48030号公報
しかしながら、上記の排水トラップの構成では、排水に含まれている固形の塵が貯留部材の底部に沈殿してしまうと、貯留部材と流通部材の間を十分に閉塞することが難しい。固形の塵は、その上面が平坦となるように、貯留部材の底部に沈殿するとは限らない。すなわち、環状閉鎖具と固形の塵の隙間から、下水管の内部の臭気が漏れ出してしまう虞がある(例えば、特許文献1参照。)。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、排液に含まれている固形の塵に依存することなく、例えば下水管の内部の臭気が室内に伝播することを防止できる排液トラップの提供を目的とする。
上記目的を達成する本発明に係る排液トラップは、流通部材、貯留部材、閉塞部材、および規制部材を有する。前記流通部材は、管状に形成し、上方から流入する流体を下方に流通させる。前記貯留部材は、前記流通部材の少なくとも一部を底面から離間させた状態で収容し、前記流通部材から流通される前記流体を貯留しつつ、上部の外縁から前記流体を外部に排出する。前記閉塞部材は、前記流通部材と前記貯留部材との間に配設され、前記流体によって上下方向に移動しつつ、前記流通部材と前記貯留部材との間を閉塞自在としている。前記規制部材は、前記閉塞部材が前記貯留部材の底面から離間した位置よりも下方に移動することを規制する。ここで、前記閉塞部材は、前記貯留部材に貯留された前記流体の減少に伴って下方に移動して、前記規制部材に当接しつつ、前記流通部材と前記貯留部材との間を閉塞する。一方、前記閉塞部材は、前記貯留部材に貯留された前記流体の増加に伴って上方に移動して、前記規制部材から離間する。
上記のように構成した排液トラップによれば、貯留部材に貯留されている流体が送風や自然乾燥等によって減少または枯渇しても、貯留部材の底面から離間した位置よりも下方に移動することを規制された閉塞部材によって、貯留部材の底面の状態に依存することなく流通部材と貯留部材との間を閉塞することができる。したがって、排液トラップは、排液に含まれている固形の塵に依存することなく、外部の気体が貯留部材および流通部材を介して内部に流通することを防止できる。すなわち、排液トラップは、例えば下水管の内部の臭気が室内に伝播することを防止できる。
実施形態に係る排液トラップを構成部材毎に分解して示す分解斜視図である。 排液トラップを示す断面図である。 排液トラップの動作を示す断面図である。
以下、添付した図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。図面における各部材の大きさや比率は、説明の都合上誇張され実際の大きさや比率とは異なる場合がある。図3において、一点鎖線で表す矢印Fは排水Wの流れを示し、二点鎖線で表す矢印Sは臭気の流れを示している。
(実施形態)
先ず、排液トラップ100の各構成部材(筐体101〜排水継手112)について、図1および図2を参照しながら順に説明する。
図1は、排液トラップ100を構成部材毎に分解して示す分解斜視図である。図2は、排液トラップ100を示す断面図である。
筐体101は、椀103の外縁103eから排出された排水Wを、下水管に流通させる。筐体101は、椀103から排水継手112の各構成部材を収容または支持する。筐体101は、例えば、トラップ本体と称され、洗濯機が載置されるいわゆる防水パンに埋設される。筐体101は、下部が閉塞された円筒形状に形成され、上部の上端101aから椀103等を挿入して収容する。筐体101は、外周面から側方に向かって円筒形状に突出した形成された排出部101bを備えている。排出部101bの先端に開口した排出口101cは、椀103から排出された排水Wを、下水管に流通させる。
スリップパッキン102は、U字状パッキン109と目皿受110の間を密封する。スリップパッキン102は、例えば、伸縮性を備えたゴムからなり、上下方向に扁平であってリング状に形成されている。
椀103は、消泡筒104の少なくとも一部を底面103aから離間させた状態で収容し、消泡筒104から流通される排水Wを貯留しつつ、上部の外縁103eから、筐体101の排出口101cを介して、排水Wを外部に排出する。椀103は、貯留部材に相当する。椀103は、下部が閉塞された円筒形状に形成され、上部の上端101aから消泡筒104、フロート105、フロートストッパー106、および封水筒107等を挿入して収容している。椀103は、側面103bの上部に複数の開口103dを備え、その開口103dの下端に外縁103eを備えている。椀103は、側面103bの下部と上部を垂直に形成し、側面103bの中央部を傾斜させて形成されている。側面103bの下部は、側面103bの上部と比較して、その径を小さく形成している。すなわち、椀103は、側面103bの中央部において、内面から内方に突出した内方突出部103cを形成している。内方突出部103cは、規制部材の一の形態に相当し、フロート105が椀103の底面103aから離間した位置よりも下方に移動することを規制する。
消泡筒104は、管状に形成し、上方から流入する排水Wを下方に流通させる。消泡筒104は、流通部材に相当する。消泡筒104は、上部104aおよび下部104bが開放した円筒形状に形成している。消泡筒104の下部104bは、椀103の底面103aから離間させた状態で、椀103に収容している。消泡筒104の上部104aは、排水継手112の他端部112bを挿通させている。消泡筒104は、排水継手112から流入される排水Wを、椀103に流通させる。
フロート105は、消泡筒104と椀103との間に配設され、排水Wによって上下方向に移動しつつ、消泡筒104と椀103との間を閉塞自在としている。フロート105は、閉塞部材に相当する。フロート105は、例えば、排水Wよりも比重が小さいニトリルゴムからなり、環状に形成されている。フロート105は、外周面105aを平坦に形成し、下方から上方にかけて傾斜している。フロート105が降下すると、その外周面105aは、椀103の内方突出部103cに当接する。フロート105は、外周面105aと同様に、内周面105bを平坦に形成し、下方から上方にかけて傾斜している。フロート105が上昇すると、その内周面105bは、封水筒107の上部の斜面107dに当接する。ここで、フロート105は、椀103に貯留された排水Wの減少に伴って下方に移動して、例えば内方突出部103cに対して当接しつつ、消泡筒104と椀103との間を閉塞する。この場合、フロート105は、例えば内方突出部103cに対して重力方向と交差した方向から面接触する。一方、フロート105は、椀103に貯留された排水Wの増加に伴って上方に移動して、例えば内方突出部103cから離間する。この場合、フロート105は、椀103の外縁103eの位置よりも上方に移動する。
フロートストッパー106は、封水筒107の下部107bに接続され、フロート105の下方に対する移動を規制している。フロートストッパー106は、規制部材の他の形態に相当する。フロートストッパー106は、例えば、円筒形状に形成されている。フロートストッパー106の上部106aは、フロート105が降下した場合、フロート105の下部を支持して、それよりも下方に移動しないように規制する。フロートストッパー106の下部106bは、内方に向かって屈折して形成され、封水筒107の下部107bに接合している。フロートストッパー106の下部106bは、椀103の底面103aから離間している。フロートストッパー106の外面を、フロート105の下方に面接触させている。したがって、封水筒107が椀103に対して傾いたり位置がずれたりして取り付けられたとしても、その影響を受けることなく、フロートストッパー106によってフロート105との隙間を密閉しつつ移動を規制することができる。
封水筒107は、消泡筒104と椀103との間に配設され、その上部107aを椀103に接続している。封水筒107は、中間部材に相当する。封水筒107は、その上部107aを側方に傾斜するように形成しつつ、円筒形状に形成されている。封水筒107と椀103との間に、フロート105が配設されている。封水筒107の下部107bは、椀103の底面103aから離間した状態で、フロートストッパー106が接続されている。封水筒107の外面107cに沿って、フロート105が上下方向に移動する。
平状パッキン108は、封水筒107の上部107aと目皿受110の下部110bの間を密封する。平状パッキン108は、例えば、伸縮性を備えたゴムからなり、上下方向に扁平であってリング状に形成されている。
U字状パッキン109は、目皿受110の上部110aと椀103の上部の間を密封する。U字状パッキン109は、例えば、伸縮性を備えたゴムからなり、上下方向に扁平であってリング状に形成されている。さらに、U字状パッキン109は、径方向の外方から内方にかけて円弧状の溝が形成されている。
目皿受110は、上部110aから挿入した目皿111を保持する。目皿受110は、例えば、円筒形状に形成している。目皿受け110の上部110aは、側方に向かってリング状に突出させている。目皿受110の下部110bは、椀103に挿入して固定している。
目皿111は、洗濯機が載置されるいわゆる防水パンに溜った排水W等を消泡筒104に排出する。目皿111は、例えば、円盤形状に形成されている。目皿111は、上部から下部にかけて複数の貫通溝が形成されている。目皿111は、貫通溝を介して、排水W等を排出する。目皿111の中央に開口した貫通孔は、排水継手112の他端部112bを挿入している。
排水継手112は、例えば洗濯機の排水ホースを接続し、その排水ホースから排出される排水Wを消泡筒104に誘導する。排水継手112は、例えば、円筒形状であって中央部分を屈曲させて形成している。排水継手112の一端部112aは、洗濯機の排水ホースの内部に挿入している。排水継手112の一端部112aに対向した他端部112bは、目皿111および目皿受110に挿通し、かつ、消泡筒104の内部に挿入している。
次に、排液トラップ100の動作について、図3を参照しながら順に説明する。
図3は、排液トラップ100の動作を示す断面図である。図3において、一点鎖線で表す矢印Fは排水Wの流れを示し、二点鎖線で表す矢印Sは臭気の流れを示している。
図3(A)に示すように、排液トラップ100は、椀103の内部に排水Wが十分に貯留されている場合、フロート105が排水Wに浮かんでいる状態で、排水Wが椀103の外縁103eから溢れ出す。このとき、フロート105は、椀103の外縁103eの位置よりも上方に移動し、その内周面105bを封水筒107の上部の斜面107dに当接させている。矢印Fに示すように、排水継手112から椀103に流入した排水Wは、その椀103の外縁103eから筐体101に溢れ出した後、その筐体101の排出口101cから下水管に排出される。
図3(B)に示すように、排液トラップ100は、椀103の内部に貯留された排水Wが減少した場合、フロート105が排水Wに浮かんでいる状態で下方に移動する。このとき、フロート105は、封水筒107の外面107cに沿って下方向に移動する。排水Wは、椀103の外縁103eから溢れ出していない。
図3(C)に示すように、排液トラップ100は、椀103の内部に貯留された排水Wが内方突出部103cの位置よりも少ない場合、または椀103に貯留された排水Wが枯渇した場合、フロート105が内方突出部103cに対して面接触して停止し、消泡筒104と椀103との間を閉塞する。さらに、フロートストッパー106は、フロート105に当接し、それよりも下方に移動しないように規制しつつ、フロート105と封水筒107との間を密閉している。矢印Sに示すように、臭気は、筐体101の排出口101cからフロート105まで到達した後、そのフロート105に阻まれることから、消泡筒104を介して室内に漏れ出すことがない。
上述した実施形態によれば、以下の構成によって作用効果を奏する。
(1)排液トラップ100は、流通部材(消泡筒104)、貯留部材(椀103)、閉塞部材(フロート105)、および規制部材(例えば内方突出部103c)を有している。消泡筒104は、管状に形成し、上方から流入する流体(排水W)を下方に流通させる。椀103は、消泡筒104の少なくとも一部を底面103aから離間させた状態で収容し、消泡筒104から流通される排水Wを貯留しつつ、上部の外縁103eから排水Wを外部に排出する。フロート105は、消泡筒104と椀103との間に配設され、排水Wによって上下方向に移動しつつ、消泡筒104と椀103との間を閉塞自在としている。例えば内方突出部103cは、フロート105が椀103の底面103aから離間した位置よりも下方に移動することを規制する。ここで、フロート105は、椀103に貯留された排水Wの減少に伴って下方に移動して、例えば内方突出部103cに当接しつつ、消泡筒104と椀103との間を閉塞する。一方、フロート105は、椀103に貯留された排水Wの増加に伴って上方に移動して、例えば内方突出部103cから離間する。
このような構成の排液トラップ100によれば、椀103に貯留されている排水Wが送風や自然乾燥等によって減少または枯渇しても、椀103の底面103aから離間した位置よりも下方に移動することを規制されたフロート105によって、椀103の底面103aの状態に依存することなく、消泡筒104と椀103との間を閉塞することができる。したがって、排液トラップ100は、排水Wに含まれている固形の塵に依存することなく、外部の気体が椀103および消泡筒104を介して内部に流通することを防止できる。すなわち、排液トラップ100は、例えば下水管の内部の臭気が室内に伝播することを防止できる。
(2)さらに、フロート105は、環状に形成した構成としてもよい。
このような構成の排液トラップ100によれば、環状に形成したフロート105によって、椀103の全周と消泡筒104の全周を閉塞することができる。したがって、排液トラップ100は、椀103の全周にわたる外縁103eから排水Wを十分に排出しつつ、その全周をフロート105によって十分に閉塞することができる。さらに、排液トラップ100は、フロート105を長方体形状ではなくて環状に形成することによって、フロート105が他の構成部材に挟まったり落ち込んだりすることを防止できる。同様に、フロート105を長方体形状ではなくて環状に形成することによって、フロート105が排水Wから不規則に押圧されたとしても、フロート105の姿勢が大きく崩れることを防止できる。したがって、排液トラップ100は、フロート105を安定的に動作させて、椀103と消泡筒104を互いに精度良く閉塞することができる。
(3)さらに、フロート105は、例えば内方突出部103cに対して面接触する構成としてもよい。
このような構成の排液トラップ100によれば、フロート105が内方突出部103cに対して線接触する構成と比較して、フロート105を内方突出部103cに対して面接触させることによって、フロート105と椀103との密閉性を向上させることができる。したがって、排液トラップ100は、例えば下水管の内部の臭気が室内に伝播することをより効果的に防止できる。
(4)さらに、フロート105は、例えば内方突出部103cに対して重力方向と交差した方向から面接触する構成としてもよい。
このような構成の排液トラップ100によれば、フロート105が内方突出部103cに対して当接するように面接触する構成と比較して、フロート105の自重を利用し、そのフロート105を内方突出部103cに押圧するように面接触させることによって、フロート105と椀103との密閉性を非常に効果的に向上させることができる。したがって、排液トラップ100は、例えば下水管の内部の臭気が室内に伝播することを、非常に効果的に防止できる。
(5)さらに、フロート105は、椀103の外縁103eの位置よりも上方に移動自在とした構成としてもよい。
このような構成の排液トラップ100によれば、フロート105が椀103に貯留された排水Wの増加に伴って上方に移動したときに、フロート105が排水Wの排出を阻害することなく、椀103の全周にわたる外縁103eから排水Wを十分に排出させることができる。
(6)さらに、フロート105は、排水Wよりも比重が小さい構成としてもよい。
このような構成の排液トラップ100によれば、フロート105を排水Wに浮上させた状態で、そのフロート105を排水Wの水位に応じて上下に移動させることができる。したがって、排液トラップ100は、フロート105が排水Wから付勢されなくても、フロート105を上方に移動させて排水Wの排出を促すことができる。特に、このような構成の排液トラップ100は、排水Wの流量が少なかったり水圧が低かったりして、その排水Wを用いてフロート105を十分に押圧して上方に移動させることが難しい場合に、効果的である。
(7)さらに、規制部材は、椀103の内面から内方に突出した内方突出部103cとした構成としてもよい。
このような構成の排液トラップ100によれば、内方突出部103cからなる非常に簡便な構成の規制部材によって、フロート105が椀103の底面103aから離間した位置よりも下方に移動することを確実に規制することができる。
(8)さらに、消泡筒104と椀103との間に配設され、椀103に接続する中間部材(封水筒107)を、有する構成としてもよい。フロート105は、封水筒107と椀103との間に配設されている。
このような構成の排液トラップ100によれば、封水筒107によって、フロート105を、消泡筒104の外形状に依存することなく、より任意の形状によって形成することができる。さらに、排液トラップ100は、排水継手112を接続した消泡筒104が傾斜していたり、排水Wの流入によって消泡筒104が振動したりしても、その消泡筒104に起因することなく、フロート105を安定的に動作させることができる。
(9)さらに、フロート105は、封水筒107の外面107cに沿って上下方向に移動する構成としてもよい。
このような構成の排液トラップ100によれば、椀103に接続され姿勢が安定している封水筒107の外面107cに沿って、フロート105を上下方向に移動させることができる。したがって、排液トラップ100は、封水筒107を用い、フロート105を安定的に上下方向に移動させることができる。
以上、本発明における好適な実施形態を説明したが、これらは本発明を説明するための例示であり、本発明の範囲をこれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。したがって、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態とは異なる種々の態様で実施することができる。すなわち、本発明は、特許請求の範囲に記載された構成に基づき様々な改変が可能であり、それらについても本発明の範疇である。
例えば、実施形態では、排液トラップ100を、例えば下水管の内部の臭気が室内に伝播することを防止する構成として説明したが、このような構成に限定されることはない。すなわち、排液トラップ100は、外部の気体が内部に伝播することを防止する構成に広く適用することができる。
また、実施形態では、排液トラップ100を、排水Wを貯留しつつ外部に排出する構成として説明したが、このような構成に限定されることはない。すなわち、排液トラップ100は、排出する油や溶剤を貯留しつつ外部に排出する構成に広く適用することができる。
また、実施形態では、規制部材を、内方突出部103cの構成として説明したが、このような構成に限定されることはない。規制部材は、フロート105が椀103の底面103aから離間した位置よりも下方に移動することを規制するものであれば広く適用することができる。すなわち、規制部材は、例えば、フロートストッパー106としてもよいし、消泡筒104の外面から外方に突出させた突出部としてもよいし、封水筒107の外面から外方に突出させた突出部としてもよい。
100 排液トラップ、
101 筐体、
101a 上端、
101b 排出部、
101c 排出口、
102 スリップパッキン、
103 椀(貯留部材)、
103a 底面、
103b 側面、
103c 内方突出部、
103d 開口、
103e 外縁、
104 消泡筒(流通部材)、
104a 上部、
104b 下部、
105 フロート(閉塞部材)、
105a 外周面、
105b 内周面、
106 フロートストッパー、
106a 上部、
106b 下部、
107 封水筒(中間部材)、
107a 上部、
107b 下部、
107c 外面、
107d 斜面、
108 平状パッキン、
109 U字状パッキン、
110 目皿受、
110a 上部、
110b 下部、
111 目皿、
112 排水継手、
112a 一端部、
112b 他端部、
W 排水、
F 排水の流れ(一点鎖線で示す矢印)、
S 臭気の流れ(二点鎖線で示す矢印)。

Claims (9)

  1. 管状に形成し、上方から流入する流体を下方に流通させる流通部材と、
    前記流通部材の少なくとも一部を底面から離間させた状態で収容し、前記流通部材から流通される前記流体を貯留しつつ、上部の外縁から前記流体を外部に排出する貯留部材と、
    前記流通部材と前記貯留部材との間に配設され、前記流体によって上下方向に移動しつつ、前記流通部材と前記貯留部材との間を閉塞自在な閉塞部材と、
    前記閉塞部材が前記貯留部材の底面から離間した位置よりも下方に移動することを規制する規制部材と、を有し、
    前記閉塞部材は、
    前記貯留部材に貯留された前記流体の減少に伴って下方に移動して、前記規制部材に当接しつつ、前記流通部材と前記貯留部材との間を閉塞し、
    前記貯留部材に貯留された前記流体の増加に伴って上方に移動して、前記規制部材から離間する排液トラップ。
  2. 前記閉塞部材は、環状に形成した請求項1に記載の排液トラップ。
  3. 前記閉塞部材は、前記規制部材に対して面接触する請求項1または2に記載の排液トラップ。
  4. 前記閉塞部材は、前記規制部材に対して重力方向と交差した方向から面接触する請求項3に記載の排液トラップ。
  5. 前記閉塞部材は、前記貯留部材の前記外縁の位置よりも上方に移動自在とした請求項1〜4のいずれか1項に記載の排液トラップ。
  6. 前記閉塞部材は、流体よりも比重が小さい請求項1〜5のいずれか1項に記載の排液トラップ。
  7. 前記規制部材は、前記貯留部材の内面から内方に突出した内方突出部とした請求項1〜6のいずれか1項に記載の排液トラップ。
  8. 前記流通部材と前記貯留部材との間に配設され、前記貯留部材に接続する中間部材を、さらに有し、
    前記閉塞部材は、前記中間部材と前記貯留部材との間に配設された請求項1〜7のいずれか1項に記載の排液トラップ。
  9. 前記閉塞部材は、前記中間部材の外面に沿って上下方向に移動する請求項8に記載の排液トラップ。
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