JP2015229832A - 穿孔ナビゲーション装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 装薬孔をより適切な位置に穿孔可能な穿孔ナビゲーション装置を提供する。
【解決手段】 コントローラは、現在穿孔作業の対象となっている切羽(現在切羽)の1つ前に穿孔作業の対象となっていた切羽(直前切羽)を含む他の切羽の岩盤の強度を取得する。続いて、コントローラは、取得した強度から現在切羽の岩盤の強度を推定する。続いて、コントローラは、記憶している発破パターンのうちから、取得した強度に対応する発破パターンを選択する。続いて、コントローラは、選択した発破パターンが表す計画孔の位置、及び予測装薬孔の位置を切羽の正面図に重ね合わせてモニターに表示する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、穿孔機と、穿孔機の位置及び姿勢を変更可能なブームとを備えた穿孔装置を用いて行われる、切羽への装薬孔の穿孔作業を支援する穿孔ナビゲーション装置に関する。
従来、この種の穿孔ナビゲーション装置としては、例えば、特許文献1に記載の技術がある。特許文献1に記載の技術では、予め計画された穿孔位置(以下、「計画穿孔位置」とも呼ぶ)と、ブームの関節部の作動量の検出データから予測される穿孔位置(以下、「予測穿孔位置」とも呼ぶ)とを画面上に重ねて表示する。それゆえ、オペレータは、計画穿孔位置と予測穿孔位置とを認識できる。これにより、特許文献1に記載の技術では、計画穿孔位置と同一の位置への装薬孔の穿孔作業を支援可能になっている。
特開平10−96627号公報
ところで、このような穿孔ナビゲーション装置では、一般に、計画穿孔位置を定める発破パターンをオペレータが経験や勘で選択している。そのため、計画穿孔位置と同一の位置に装薬孔を穿孔できたとしても、切羽を適切に発破掘削できない可能性があった。
本発明は、上記のような点に着目してなされたもので、装薬孔をより適切な位置に穿孔可能な穿孔ナビゲーション装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、穿孔機と、穿孔機の位置及び姿勢を変更可能なブームとを備えた穿孔装置を用いて行われる、切羽への装薬孔の穿孔作業を支援する穿孔ナビゲーション装置であって、切羽の岩盤の強度と、その強度の岩盤を発破掘削するための複数の装薬孔である計画孔の位置を表す発破パターンとを対応付けて記憶する発破パターン記憶部と、現在穿孔作業の対象となっている切羽の1つ前に穿孔作業の対象となっていた切羽を含む他の切羽の岩盤の強度を取得する岩盤強度取得部と、前記岩盤強度取得部で取得した強度から現在穿孔作業の対象となっている切羽の岩盤の強度を推定する現在強度推定部と、発破パターン記憶部で記憶している発破パターンのうちから、現在強度推定部で推定した強度に対応する発破パターンを選択する発破パターン選択部と、現在の位置及び姿勢から穿孔機で穿孔した場合に切羽に穿孔されると予測される装薬孔である予測装薬孔の位置を算出する装薬孔位置算出部と、発破パターン選択部で選択した発破パターンが表す複数の計画孔の位置、及び装薬孔位置算出部で算出された予測装薬孔の位置を切羽の正面図に重ね合わせて表示する装薬孔位置表示部と、を備えることを特徴とする。
本発明の他の態様は、穿孔機と、穿孔機の位置及び姿勢を変更可能なブームとを備えた穿孔装置を用いて行われる、切羽への装薬孔の穿孔作業を支援する穿孔ナビゲーション装置であって、現在穿孔作業の対象となっている切羽の1つ前に穿孔作業の対象となっていた切羽を含む他の切羽の岩盤の強度を取得する岩盤強度取得部と、前記岩盤強度取得部で取得した強度から現在穿孔作業の対象となっている切羽の岩盤の強度を推定する現在強度推定部と、岩盤強度推定部で推定した強度の岩盤を発破掘削するための複数の装薬孔である計画孔の位置を表す発破パターンを生成する発破パターン生成部と、現在の位置及び姿勢から穿孔機で穿孔した場合に切羽に穿孔されると予測される装薬孔である予測装薬孔の位置を算出する装薬孔位置算出部と、発破パターン生成部で生成した発破パターンが表す複数の計画孔の位置、及び装薬孔位置算出部で算出された予測装薬孔の位置を切羽の正面図に重ね合わせて表示する装薬孔位置表示部と、を備えることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、現在穿孔作業の対象となっている切羽(以下、「現在切羽」とも呼ぶ)の1つ前に穿孔作業の対象となっていた切羽(以下、「直前切羽」とも呼ぶ)を含む他の切羽の岩盤の強度から現在切羽の岩盤の強度を推定し、推定した強度に対応する発破パターンを選択する。それゆえ、例えば、直前切羽の岩盤と現在切羽の岩盤とが連続し、現在切羽の岩盤の強度と直前切羽の岩盤の強度とがほぼ同一である場合に、適切な発破パターンを選択できる。これにより、装薬孔をより適切な位置に穿孔できる。
実施形態に係る穿孔ナビゲーション装置Aが搭載される穿孔装置4の概略構成を表す概念図である。 発破パターン記憶部25が記憶している発破パターンを表す図である。 コントローラ29が実行する穿孔支援処理を表すフローチャートである。 予測装薬孔3bの位置及び計画孔3aの位置の画像データを表す図である。 演算処理部32が実行する強度検出処理を表すフローチャートである。 変形例において、コントローラ29が実行する穿孔支援処理を表すフローチャートである。
本発明に係る穿孔ナビゲーション装置Aの実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態に係る穿孔ナビゲーション装置Aは、爆薬による発破掘削を行うための装薬孔3の穿孔作業を支援するための穿孔支援システムSに適用したものである。
(構成)
図1に示すように、穿孔支援システムSは、装薬孔3を切羽2に穿孔するための作業用車両(以下、「穿孔装置4」とも呼ぶ)に搭載した穿孔ナビゲーション装置Aと、現場事務所が有する収集サーバBと、を備える。穿孔装置4としては、例えば、ドリルジャンボ(商標)を採用できる。穿孔ナビゲーション装置Aと収集サーバBとは、通信路を介して情報の送受信を行う。通信路としては、例えば、無線LAN(Local Area Network)網がある。
(穿孔装置4の構成)
穿孔装置4は、移動台車5と、移動台車5上に取り付けられたブーム6と、ブーム6に取り付けられて穿孔機7を搭載するガイドセル8と、を備える。
ブーム6は、ブーム6を水平方向に揺動させるブームスイング9と、ブーム6を前後に進退動させるブームスライド10と、ガイドセル8を水平方向に揺動させるガイドスイング11と、ガイドセル8を垂直方向に揺動させるガイドチルト12と、ガイドセル8を前後に進退動させるガイドスライド13と、を備える。これにより、ブーム6は、穿孔装置4のオペレータの操作に応じて、穿孔機7の位置及び姿勢を変更可能となっている。
穿孔機7は、先端部に穿孔用ビットが設けられた穿孔ロッド14と、穿孔ロッド14の後端部に打撃を付与するドリフタ15と、を備える。また、穿孔機7には、穿孔機7を前後(穿孔ロッド14の軸方向)に進退動させるフィーダ16が配置される。これにより、穿孔機7は、オペレータの操作に応じて、穿孔ロッド14の後端部にドリフタ15で打撃を付与し、且つ、前方向に移動することで、切羽2に装薬孔3を穿孔可能となっている。
これにより、オペレータは、穿孔装置4を操作し、穿孔ロッド14の先端を切羽2に押し当てる動作と、穿孔ロッド14の後端部に打撃を付与すると共に穿孔機7を前方向に移動させる動作とを繰り返すことで、切羽2に複数の装薬孔3を穿孔可能となっている。
(穿孔ナビゲーション装置Aの構成)
穿孔ナビゲーション装置Aは、水平角検出部17、18と、垂直角検出部19と、進退量検出部20、21と、ナビ装置作動スイッチ22と、切羽切替スイッチ23と、穿孔状態検出部24と、発破パターン記憶部25と、装薬孔位置記憶部26と、装置側通信部27と、モニター28と、コントローラ29と、を備える。
水平角検出部17は、ブームスイング9に配置され、ブーム6の水平方向への揺動角を検出する。そして、水平角検出部17は、検出結果をコントローラ29に出力する。水平角検出部18は、ガイドスイング11に配置され、ガイドセル8の水平方向への揺動角を検出する。そして、水平角検出部18は、検出結果をコントローラ29に出力する。
垂直角検出部19は、ガイドチルト12に配置され、ガイドセル8の垂直方向への揺動角を検出する。そして、垂直角検出部19は、検出結果をコントローラ29に出力する。
進退量検出部20は、ブームスライド10に配置され、ブーム6の前後方向への進退量を検出する。そして、進退量検出部20は、検出結果をコントローラ29に出力する。進退量検出部21は、フィーダ16に配置され、ガイドセル8の前後方向への進退量を検出する。そして、進退量検出部21は、検出結果をコントローラ29に出力する。
ナビ装置作動スイッチ22は、穿孔ナビゲーション装置Aの作動開始時にオペレータに押圧させるスイッチである。そして、ナビ装置作動スイッチ22は、オペレータが押圧すると、穿孔ナビゲーション装置Aの作動開始信号をコントローラ29に出力する。
切羽切替スイッチ23は、穿孔作業の対象とする切羽2を切り替え、切り替え後の切羽2への穿孔作業の開始時にオペレータに押圧させるスイッチである。そして、切羽切替スイッチ23は、オペレータが押圧すると、切羽切替信号をコントローラ29に出力する。
穿孔状態検出部24は、穿孔機7(ドリフタ15)に配置され、穿孔機7(ドリフタ15)が動作しているか否か、つまり、切羽2に装薬孔3の穿孔が行われているか否かを検出する。そして、穿孔状態検出部24は、検出結果をコントローラ29に出力する。
発破パターン記憶部25は、図2(a)(b)(c)に示すように、切羽2の岩盤の強度と、その強度の岩盤を発破掘削するための複数の装薬孔3(以下、「計画孔3a」とも呼ぶ)の位置を表す発破パターンとを対応付けて記憶する。切羽2の岩盤の強度としては、例えば、「高」「中」「低」の三段階を採用できる。具体的には、発破パターン記憶部25は、3つの発破パターンを記憶している。発破パターンとしては、例えば、計画孔3aの穿孔開始位置、穿孔さし角、穿孔長、及び発破順序を表すものがある。図2では、発破パターンにおける、計画孔3aの穿孔開始位置を「○」形状で表す。穿孔開始位置としては、例えば、切羽面における装薬孔3の開口部の位置がある。また、穿孔さし角としては、例えば、切羽面に対して装薬孔3の穿孔方向がなす角がある。さらに、発破順序としては、例えば、装薬孔3に装填する爆薬を何番目に爆発させるのかを表す数値がある。
また、3つの発破パターンのそれぞれは、切羽2の岩盤の強度(「高」「中」「低」)に対応付けられている。ここで、強度「高」に対応付けられている発破パターンの計画孔3aの数>強度「中」に対応付けられている発破パターンの計画孔3aの数>強度「低」に対応付けられている発破パターンの計画孔3aの数、となっている。すなわち、切羽2の岩盤の強度が高いほど、計画孔3aの数が多い発破パターンに対応付けられている。
装薬孔位置記憶部26は、穿孔が完了している装薬孔3(以下、「既設装薬孔3c」とも呼ぶ)の位置を記憶する。
装置側通信部27は、収集サーバBが送信した情報(後述する強度情報)を通信路を介して取得し、コントローラ29に出力する。また、装置側通信部27は、コントローラ29が生成した情報(後述する穿孔情報)を通信路を介して収集サーバBに送信する。
モニター28は、オペレータから視認可能な位置に配置され、コントローラ29が生成した画像データ(計画孔3aを切羽2の正面図に重ねた画像データ等)を表示する。
コントローラ29は、A/D(Analog to Digital)変換回路、D/A(Digital to Analog)変換回路、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)等から構成した集積回路を備える。ROMは、各種処理を実現するプログラムを記憶している。CPUは、ROMが記憶しているプログラムに従って各種処理を実行する。CPUは、ナビ装置作動スイッチ22が穿孔ナビゲーション装置Aの作動開始信号を出力すると、ROMが記憶しているプログラムに従って穿孔支援処理を実行する。穿孔支援処理では、CPUは、装置側通信部27を介して、収集サーバBから強度情報を取得する。続いて、CPUは、発破パターン記憶部25に記憶されている複数の発破パターンのうちから、取得した強度情報(強度)に対応付けられている発破パターンを選択する。そして、CPUは、選択した発破パターンと、水平角検出部17、18、垂直角検出部19、進退量検出部20、21、ナビ装置作動スイッチ22及び切羽切替スイッチ23と穿孔状態検出部24が出力した検出結果とに基づき、切羽2への装薬孔3の穿孔作業を支援するための画像をモニター28に表示する。また、CPUは、装置側通信部27を介して、穿孔装置4の動作に応じて変化する物理量を収集サーバBに送信する。
(収集サーバBの構成)
収集サーバBは、サーバ側通信部30と、強度情報記憶部31と、演算処理部32と、を備える。
サーバ側通信部30は、装置側通信部27が送信した情報(穿孔情報)を通信路を介して取得し、演算処理部32に出力する。また、サーバ側通信部30は、演算処理部32が生成した情報(強度情報)を、通信路を介して穿孔ナビゲーション装置Aに送信する。
強度情報記憶部31は、切羽2の岩盤の強度の情報(以下、「強度情報」とも呼ぶ)を記憶する。強度情報のそれぞれには、穿孔作業の対象となる複数の切羽2のうちから、切羽2を一意に識別するための識別子(以下、「切羽ID」とも呼ぶ)が対応付けられている。
演算処理部32は、A/D変換回路、D/A変換回路、CPU、ROM、及びRAM等から構成した集積回路を備える。ROMは、各種処理を実現するプログラムを記憶している。CPUは、ROMが記憶しているプログラムに従って各種処理を実行する。CPUは、収集サーバBに電源が投入されると、ROMに記憶しているプログラムに従って強度検出処理を実行する。強度検出処理では、CPUは、サーバ側通信部30を介して、強度情報を穿孔ナビゲーション装置Aに送信する。また、CPUは、サーバ側通信部30を介して、穿孔ナビゲーション装置Aから穿孔装置4の動作に応じて変化する物理量を取得する。続いて、CPUは、取得した物理量に基づき既設装薬孔3cの強度を算出する。そして、CPUは、算出した強度の情報(強度情報)を強度情報記憶部31に記憶する。
(穿孔支援処理)
次に、コントローラ29が実行する穿孔支援処理について図面を参照して説明する。
図3に示すように、ステップS101では、コントローラ29は、現在穿孔作業の対象となっている切羽2(以下、「現在切羽2」とも呼ぶ)に切羽IDを設定する。
続いてステップS102では、コントローラ29は、装置側通信部27を介して、現在穿孔作業の対象となっている切羽2(現在切羽2)の1つ前に穿孔作業の対象となっていた切羽2(以下、「直前切羽2」とも呼ぶ)の岩盤の強度情報(強度)を送信させる指令(以下、「強度情報送信指令」とも呼ぶ)と、直前切羽2の切羽IDとを収集サーバBに送信する。
続いてステップS103では、コントローラ29は、収集サーバBが直前切羽2の岩盤の強度情報(強度)を送信してくるまで待機する。具体的には、コントローラ29は、収集サーバBが送信した強度情報(強度)が装置側通信部27から出力されるまで待機し、収集サーバBが送信した強度情報(強度)が装置側通信部27から出力されると、ステップS104に移行する。
ステップS104では、コントローラ29は、装置側通信部27から出力された直前切羽2の岩盤の強度情報(収集サーバBが送信した強度情報(強度))を取得する。
続いてステップS105に移行して、コントローラ29は、ステップS104で取得した強度情報(強度)が表す強度から現在切羽2の岩盤の強度を推定する。具体的には、コントローラ29は、取得した強度情報が表す強度を現在切羽2の岩盤の強度とする。
なお、本実施形態では、直前切羽2の岩盤の強度情報(強度)のみを取得する例を示したが、他の構成を採用することもできる。例えば、直前切羽2を含む他の切羽2の岩盤の強度情報(強度)を取得する構成としてもよい。この場合、直前切羽2を含む他の切羽2の岩盤の強度の平均を現在切羽2の岩盤の強度とする構成としてもよい。また、直前切羽2を含む他の切羽2の岩盤の強度の変化傾向(例えば、増大傾向、減少傾向)を推定し、推定した変化傾向を考慮して現在切羽2の岩盤の強度を推定する構成としてもよい。
ステップS106では、コントローラ29は、発破パターン記憶部25が記憶している複数の発破パターンのうちから、ステップS105で推定した現在切羽2の岩盤の強度に対応する発破パターンを選択する。
ここで、直前切羽2の岩盤と現在切羽2の岩盤とが連続している場合、直前切羽2の岩盤の強度と現在切羽2の岩盤の強度とは、大きく異なることはまれで、むしろほぼ同一になる可能性が高いと考えられる。そのため、本実施形態では、取得した直前切羽2の岩盤の強度を現在切羽2の岩盤の強度として推定し、推定した現在切羽2の岩盤の強度に対応する発破パターンを、現在切羽2の発破掘削に用いる発破パターンとして選択する。
続いてステップS107に移行して、コントローラ29は、水平角検出部17、18、垂直角検出部19及び進退量検出部20、21が出力した検出結果を取得する。続いて、コントローラ29は、取得した検出結果に基づき穿孔機7の位置及び姿勢を検出する。
続いてステップS108に移行して、コントローラ29は、ステップS107で検出した穿孔機7の位置及び姿勢から穿孔機7で穿孔した場合に現在切羽2に穿孔されると予測される装薬孔3(以下、「予測装薬孔3b」とも呼ぶ)の位置を算出する。予測装薬孔3bの位置としては、例えば、切羽面における予測装薬孔3bの位置(すなわち、予測装薬孔3bの開口部の位置)を検出する。具体的には、コントローラ29は、穿孔機7の位置及び姿勢に基づき、穿孔ロッド14の位置及び姿勢を算出する。続いて、コントローラ29は、算出した穿孔ロッド14の位置及び姿勢に基づき、穿孔ロッド14の延長線と切羽面との交点を予測装薬孔3bの位置(予測装薬孔3bの開口部の位置)とする。
続いてステップS109に移行して、コントローラ29は、図4に示すように、ステップS108で算出した予測装薬孔3bの位置(予測装薬孔3bの開口部の位置)、及びステップS106で選択した発破パターンの計画孔3aの穿孔開始位置を現在切羽2の正面図に重ねた画像データを生成する。画像データには、予測装薬孔3bの位置と計画孔3aの位置とに加え、切羽面の外周と、予測装薬孔3b及び計画孔3aの穿孔さし角(不図示)と、発破順序が同一の計画孔3a同士を繋ぐ同時起爆線と、計画孔3aに設定された発破順序とを表示する。また、画像データには、予測装薬孔3bの位置と計画孔3aの穿孔開始位置とを互いに異なる形状及び色で表示する。例えば、予測装薬孔3bの位置を赤色の「△」形状で表示し、計画孔3aの穿孔開始位置を青色の「○」形状で表示する。
また、コントローラ29は、現在穿孔作業の対象となっている切羽2(現在切羽2)の既設装薬孔3cの位置を装薬孔位置記憶部26が記憶している場合には、既設装薬孔3cの位置(既設装薬孔3cの開口部の位置)もあわせて表示する。また、画像データには、既設装薬孔3cの位置を緑色の「+」形状で表示する。続いて、コントローラ29は、生成した画像データをモニター28に表示させる。これにより、モニター28は、予測装薬孔3bの位置と計画孔3aの位置とを表示する(既設装薬孔3cの位置を装薬孔位置記憶部26が記憶している場合には、既設装薬孔3cの位置もあわせて表示する)。
これにより、オペレータは、予測装薬孔3bの位置と計画孔3aの位置とを認識できる。それゆえ、計画孔3aの位置と同一の位置に装薬孔3を容易に穿孔できる。
続いてステップS110に移行して、コントローラ29は、穿孔装置4が装薬孔3の穿孔を開始したか否かを判定する。具体的には、コントローラ29は、穿孔状態検出部24が出力した検出結果に基づき、穿孔機7が穿孔動作を行っているか否かを判定する。そして、コントローラ29は、穿孔機7が穿孔動作を行っていると判定した場合には(Yes)、穿孔装置4が装薬孔3の穿孔を開始したと判定し、ステップS111に移行する。一方、コントローラ29は、穿孔機7が穿孔動作を行っていないと判定した場合には(No)、穿孔装置4が装薬孔3の穿孔を開始していないと判定し、ステップS107に戻る。
ステップS111では、コントローラ29は、水平角検出部17、18、垂直角検出部19、及び進退量検出部20、21が出力した検出結果に基づき、穿孔機7の位置及び姿勢を検出する。続いて、コントローラ29は、検出した穿孔機7の位置及び姿勢に基づき、穿孔を開始した装薬孔3の穿孔開始位置(穿孔用ビットの位置)を算出する。続いて、コントローラ29は、算出した穿孔開始位置を、穿孔が完了している装薬孔3(以下、「既設装薬孔3c」とも呼ぶ)の位置として装薬孔位置記憶部26に記憶した後、ステップS102に移行する。これにより、装薬孔位置記憶部26には、装薬孔3の穿孔が開始されるたびに、既設装薬孔3cの位置(既設装薬孔3cの開口部の位置)が記憶される。
続いてステップS112に移行して、コントローラ29は、穿孔装置4の動作に応じて変化する物理量(以下、「穿孔情報」とも呼ぶ)を検出する。穿孔情報としては、例えば、穿孔速度、穿孔エネルギー、穿孔圧力がある。本実施形態では、進退量検出部21が出力した進退量(穿孔ロッド14の前後方向への進退量)の時間微分値を算出し、算出した時間微分値(以下、「穿孔速度」とも呼ぶ)を穿孔情報として採用する。
続いてステップS113では、コントローラ29は、装置側通信部27を介して、ステップS101で設定した切羽ID(現在切羽2の切羽ID)、及びステップS112で検出した穿孔情報(穿孔速度)を収集サーバBに送信する。
続いてステップS114では、コントローラ29は、切羽切替スイッチ23が押圧されたか否かを判定する。具体的には、コントローラ29は、切羽切替スイッチ23が切羽切替信号を出力したか否かを判定する。そして、コントローラ29は、切羽切替スイッチ23が切羽切替信号を出力したと判定した場合には(Yes)、切羽切替スイッチ23が押圧されたと判定し、ステップS101に戻る。一方、コントローラ29は、切羽切替スイッチ23が切羽切替信号を出力していないと判定した場合には(No)、切羽切替スイッチ23が押圧されていないと判定し、ステップS107に戻る。
(強度検出処理)
次に、演算処理部32が実行する強度検出処理について図面を参照して説明する。
図5に示すように、ステップS201では、演算処理部32は、穿孔ナビゲーション装置Aが強度情報送信指令と切羽IDとを送信してくるまで待機する。具体的には、演算処理部32は、穿孔ナビゲーション装置Aが送信した強度情報送信指令と直前切羽2の切羽IDとがサーバ側通信部30から出力されるまで待機し、強度情報送信指令と直前切羽2の切羽IDとがサーバ側通信部30から出力されると、ステップS202に移行する。
続いてステップS202に移行して、演算処理部32は、サーバ側通信部30から出力された強度情報送信指令と切羽IDとを取得する(穿孔ナビゲーション装置Aが送信してきた強度情報送信指令と切羽IDとを取得する)。続いて、演算処理部32は、強度情報記憶部31が記憶している強度情報のうちから、取得した切羽IDに対応する強度情報、つまり、直前切羽2の岩盤の強度情報を読み出す。続いて、演算処理部32は、サーバ側通信部30を介して、読み出した強度情報を穿孔ナビゲーション装置Aに送信する。
続いてステップS203に移行して、演算処理部32は、穿孔ナビゲーション装置Aが穿孔情報、つまり、穿孔が完了している切羽2(以下、「穿孔完了切羽2」とも呼ぶ)の穿孔時における穿孔情報と切羽IDとを送信してくるまで待機する。具体的には、演算処理部32は、穿孔ナビゲーション装置Aが送信した穿孔情報と切羽IDとがサーバ側通信部30から出力されるまで待機し、穿孔ナビゲーション装置Aが送信した穿孔情報と切羽IDとがサーバ側通信部30から出力されると、ステップS202に移行する。
ステップS204では、演算処理部32は、サーバ側通信部30から出力された穿孔情報と切羽IDとを取得する。続いて、演算処理部32は、取得した穿孔情報に基づき、穿孔完了切羽2の岩盤の強度を検出する。岩盤の強度の検出方法としては、公知の各種方法を採用できる。例えば、穿孔情報として穿孔速度が採用された場合、穿孔速度が遅いほど切羽2の岩盤の強度が高いと判定する方法がある。この方法では、穿孔速度が予め定めた第1設定値より大きい場合に、穿孔完了切羽2の岩盤の強度が「高」であると判定し、穿孔速度が予め定めた第2設定値(<第1設定値)未満である場合に、穿孔完了切羽2の岩盤の強度が「低」であると判定し、穿孔速度が第1設定値未満で且つ第2設定値以上である場合に、穿孔完了切羽2の岩盤の強度が「中」であると判定する。
ステップS205に移行して、演算処理部32は、ステップS204で検出した強度の情報(強度情報)を強度情報記憶部31に記憶させた後、ステップS201に戻る。強度情報には、ステップS204で取得した切羽IDを対応付ける。
(動作その他)
次に、穿孔支援システムSの動作について図面を参照して説明する。
発破掘削の実行中、オペレータが、穿孔作業の対象とする切羽2を切り替えるために、切羽切替スイッチ23を操作したとする。すると、穿孔ナビゲーション装置A(コントローラ29)が、切羽切替スイッチ23が押圧されたと判定する(図3のステップS114「Yes」)。続いて、穿孔ナビゲーション装置A(コントローラ29)が、現在穿孔作業の対象となっている切羽2(現在切羽2)に切羽IDを設定する(図3のステップS101)。続いて、穿孔ナビゲーション装置Aが、装置側通信部27を介して、強度情報送信指令と直前切羽2の切羽IDとを収集サーバBに送信する(図3のステップS102)。
強度情報送信指令が送信されると、収集サーバB(演算処理部32)が、送信された強度情報送信指令と直前切羽2の切羽IDとを取得する(図5のステップS201、S202)。続いて、収集サーバBは、強度情報記憶部31が記憶している強度情報のうちから、取得した切羽IDに対応する強度情報を選択する(図5のステップS202)。これにより、収集サーバBは、直前切羽2の岩盤の強度情報(強度。「高」、「中」、または「低」)を読み出す。続いて、収集サーバBは、サーバ側通信部30を介して、読み出した強度情報(強度)を穿孔ナビゲーション装置Aに送信する(図5のステップS202)。
強度情報(強度)が送信されると、穿孔ナビゲーション装置A(コントローラ29)が、送信された強度情報(強度)を取得する(図3のステップS103、S104)。続いて、穿孔ナビゲーション装置Aが、取得した強度情報が表す強度を現在切羽2の岩盤の強度として推定する(図3のステップS105)。続いて、穿孔ナビゲーション装置Aが、発破パターン記憶部25が記憶している複数の発破パターンのうちから、推定した現在切羽2の岩盤の強度に対応する発破パターンを選択する(図3のステップS106)。
続いて、穿孔ナビゲーション装置Aが、水平角検出部17、18、垂直角検出部19及び進退量検出部20、21が出力した検出結果に基づき、穿孔機7の位置及び姿勢を検出する(図3のステップS107)。続いて、穿孔ナビゲーション装置Aが、検出した位置及び姿勢から穿孔機7で穿孔した場合に切羽2に穿孔されると予測される装薬孔3(予測装薬孔3b)の位置(予測装薬孔3bの開口部の位置)を算出する(図3のステップS108)。続いて、穿孔ナビゲーション装置Aが、算出した予測装薬孔3bの位置、及び選択した発破パターンの計画孔3aの穿孔開始位置を現在切羽2の正面図に重ねた画像データを生成する(図3のステップS109)。続いて、穿孔ナビゲーション装置Aが、生成した画像データをモニター28に表示させる(図3のステップS109)。
このように、本実施形態では、現在穿孔作業の対象となっている切羽2(現在切羽2)の1つ前に穿孔作業の対象となっていた切羽2(直前切羽2)を含む他の切羽2の岩盤の強度を取得する。続いて、コントローラ29は、取得した強度から現在切羽2の岩盤の強度を推定する。続いて、コントローラ29は、発破パターン記憶部25で記憶している発破パターンのうちから、推定した強度に対応する発破パターンを選択する。続いて、コントローラ29は、選択した発破パターンが表す計画孔3aの位置、及び予測装薬孔3bの位置を切羽2の正面図に重ね合わせて表示する。これにより、現在穿孔作業の対象となっている切羽2(現在切羽2)の1つ前に穿孔作業の対象となっていた切羽2(直前切羽2)の岩盤の強度に対応する発破パターンを選択する。それゆえ、例えば、岩盤が連続し、現在切羽2の岩盤の強度と直前切羽2の岩盤の強度とがほぼ同一である場合に、適切な発破パターンを選択できる。これにより、装薬孔3をより適切な位置に穿孔できる。
ここで、オペレータが、穿孔装置4を操作し、穿孔機7(ドリフタ15)の穿孔動作を開始し、穿孔装置4から穿孔開始信号が出力されたとする。すると、コントローラ29が、穿孔装置4が装薬孔3の穿孔を開始したと判定する(図3のステップS110「Yes」)。続いて、穿孔ナビゲーション装置Aが、水平角検出部17、18、垂直角検出部19、及び進退量検出部20、21が出力した検出結果に基づき、穿孔を開始した装薬孔3の穿孔開始位置(穿孔用ビットの位置)を算出し、算出した穿孔開始位置を既設装薬孔3cの位置として装薬孔位置記憶部26に記憶する(図3のステップS111)。
続いて、穿孔ナビゲーション装置Aが、穿孔装置4の動作に応じて変化する物理量(穿孔情報)を検出する(図3のステップS112)。続いて、穿孔ナビゲーション装置Aが、装置側通信部27を介して、検出した穿孔情報(穿孔速度)と設定した穿孔ID(現在切羽2の穿孔ID)とを収集サーバBに送信する(図3のステップS113)。
送信パラメータが送信されると、収集サーバBが、送信された穿孔情報と切羽IDとを取得する(図5のステップS203、S204)。続いて、収集サーバBが、取得した穿孔情報に基づき穿孔完了切羽2の岩盤の強度を検出する(ステップS204)。続いて、収集サーバBが、検出した強度の情報(強度情報)を強度情報記憶部31に記憶させる(図5のステップS205)。強度情報には、取得した切羽IDを対応付ける。
本実施形態では、図1の穿孔機7が穿孔機を構成する。以下同様に、図1のブーム6がブームを構成する。また、図1の発破パターン記憶部25が発破パターン記憶部を構成する。さらに、図3のステップS104が岩盤強度取得部を構成する。また、図3のステップS105が現在強度推定部を構成する。さらに、図3のステップS106が発破パターン選択部を構成する。また、図3のステップS111が装薬孔位置算出部を構成する。さらに、図1のモニター28、図2のステップS109が装薬孔表示部を構成する。
(本実施形態の効果)
本実施形態に係る穿孔ナビゲーション装置Aは、次のような効果を奏する。
(1)本実施形態に係る穿孔ナビゲーション装置Aによれば、コントローラ29は、現在穿孔作業の対象となっている切羽2(現在切羽2)の1つ前に穿孔作業の対象となっていた切羽2(直前切羽2)を含む他の切羽2の岩盤の強度を取得する。続いて、コントローラ29は、取得した強度から現在切羽2の岩盤の強度を推定する。続いて、コントローラ29は、発破パターン記憶部25で記憶している発破パターンのうちから、推定した強度に対応する発破パターンを選択する。続いて、コントローラ29は、選択した発破パターンが表す計画孔3aの位置、及び予測装薬孔3bの位置を切羽2の正面図に重ね合わせてモニター28に表示する。
これにより、現在穿孔作業の対象となっている切羽2(現在切羽2)の1つ前に穿孔作業の対象となっていた切羽2(直前切羽2)を含む他の切羽2の岩盤の強度に対応する発破パターンを選択する。それゆえ、例えば、現在切羽2の岩盤と直前切羽2の岩盤とが連続し、現在切羽2の岩盤の強度と直前切羽2の岩盤の強度とがほぼ同一である場合に、適切な発破パターンを選択できる。これにより、装薬孔3をより適切な位置に穿孔できる。
(変形例)
なお、本実施形態に係る穿孔ナビゲーション装置Aは、現在穿孔作業の対象となっている切羽2(現在切羽2)の岩盤の強度を推定し、推定した強度の岩盤を発破掘削するための複数の装薬孔3(計画孔3a)の位置を表す発破パターンを生成する構成としてもよい。具体的には、本変形例では、図6に示すように、図3のステップS106に代えて、ステップS301が設けられている。また、ステップS109では、ステップS106で選択した発破パターンに代えて、ステップS301で生成した発破パターンを用いる。
ステップS301では、コントローラ29は、ステップS105で推定した強度の岩盤を発破掘削するための複数の装薬孔3(計画孔3a)の位置を表す発破パターンを生成する。発破パターンの生成方法としては、例えば、予め定められた発破パターン(以下、「基準パターン」とも呼ぶ)を発破パターン記憶部25に記憶させておき、取得した強度情報(強度)に基づき基準パターンを修正して発破パターンを生成する方法がある。
本変形例では、図1の穿孔機7が穿孔機を構成する。以下同様に、図1のブーム6がブームを構成する。また、図6のステップS104が岩盤強度取得部を構成する。さらに、図6のステップS105が現在強度推定部を構成する。また、図6のステップS301が発破パターン生成部を構成する。さらに、図6のステップS111が装薬孔位置算出部を構成する。また、図1のモニター28、図2のステップS109が装薬孔表示部を構成する。
(変形例の効果)
本変形例に係る穿孔ナビゲーション装置Aは、次のような効果を奏する。
(1)本変形例に係る穿孔ナビゲーション装置Aによれば、コントローラ29は、現在穿孔作業の対象となっている切羽2(現在切羽2)の1つ前に穿孔作業の対象となっていた切羽2(直前切羽2)を含む他の切羽2の岩盤の強度を取得する。続いて、コントローラ29は、取得した強度から現在切羽2の岩盤の強度を推定する。続いて、コントローラ29は、推定した強度の岩盤を発破掘削するための複数の装薬孔3(計画孔3a)の位置を表す発破パターンを生成する。続いて、コントローラ29は、生成した発破パターンが表す計画孔3aの位置、及び予測装薬孔3bの位置を切羽2の正面図に重ね合わせてモニター28に表示する。
これにより、現在穿孔作業の対象となっている切羽2(現在切羽2)の1つ前に穿孔作業の対象となっていた切羽2(直前切羽2)を含む他の切羽2の岩盤の強度に対応する発破パターンを選択する。それゆえ、例えば、現在切羽2の岩盤と直前切羽2の岩盤とが連続し、現在切羽2の岩盤の強度と直前切羽2の岩盤の強度とがほぼ同一である場合に、適切な発破パターンを選択できる。これにより、装薬孔をより適切な位置に穿孔できる。
6 ブーム
7 穿孔機
25 発破パターン記憶部
28 モニター
29 コントローラ

Claims (2)

  1. 穿孔機と、前記穿孔機の位置及び姿勢を変更可能なブームとを備えた穿孔装置を用いて行われる、切羽への装薬孔の穿孔作業を支援する穿孔ナビゲーション装置であって、
    切羽の岩盤の強度と、その強度の岩盤を発破掘削するための複数の装薬孔である計画孔の位置を表す発破パターンとを対応付けて記憶する発破パターン記憶部と、
    現在穿孔作業の対象となっている切羽の1つ前に穿孔作業の対象となっていた切羽を含む他の切羽の岩盤の強度を取得する岩盤強度取得部と、
    前記岩盤強度取得部で取得した強度から現在穿孔作業の対象となっている切羽の岩盤の強度を推定する現在強度推定部と、
    前記発破パターン記憶部で記憶している前記発破パターンのうちから、前記現在強度推定部で推定した強度に対応する前記発破パターンを選択する発破パターン選択部と、
    現在の位置及び姿勢から前記穿孔機で穿孔した場合に切羽に穿孔されると予測される装薬孔である予測装薬孔の位置を算出する装薬孔位置算出部と、
    前記発破パターン選択部で選択した前記発破パターンが表す複数の計画孔の位置、及び前記装薬孔位置算出部で算出された予測装薬孔の位置を切羽の正面図に重ね合わせて表示する装薬孔位置表示部と、を備えることを特徴とする穿孔ナビゲーション装置。
  2. 穿孔機と、前記穿孔機の位置及び姿勢を変更可能なブームとを備えた穿孔装置を用いて行われる、切羽への装薬孔の穿孔作業を支援する穿孔ナビゲーション装置であって、
    現在穿孔作業の対象となっている切羽の1つ前に穿孔作業の対象となっていた切羽を含む他の切羽の岩盤の強度を取得する岩盤強度取得部と、
    前記岩盤強度取得部で取得した強度から現在穿孔作業の対象となっている切羽の岩盤の強度を推定する現在強度推定部と、
    前記現在強度推定部で推定した強度の岩盤を発破掘削するための複数の装薬孔である計画孔の位置を表す発破パターンを生成する発破パターン生成部と、
    現在の位置及び姿勢から前記穿孔機で穿孔した場合に切羽に穿孔されると予測される装薬孔である予測装薬孔の位置を算出する装薬孔位置算出部と、
    前記発破パターン生成部で生成した前記発破パターンが表す複数の計画孔の位置、及び前記装薬孔位置算出部で算出された予測装薬孔の位置を切羽の正面図に重ね合わせて表示する装薬孔位置表示部と、を備えることを特徴とする穿孔ナビゲーション装置。
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