JP2015229327A - 画像処理装置、画像処理方法および画像記録装置 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法および画像記録装置 Download PDF

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肇 永井
中島 芳紀
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Abstract

【課題】インクの吐出量に応じて発生する渦気流による濃度むらを抑制した画像記録装置を提供する。
【解決手段】記録許容率の偏りが相対的に小さいマスクパターンAと記録許容率の偏りが相対的に大きいマスクパターンBのいずれのマスクパターンを適用するかを記録デューティに応じて決定する。
【選択図】図11

Description

本発明は画像処理装置、画像処理方法および画像記録装置に関する。
インクを吐出するための複数の吐出口を配列した吐出口列を有する記録ヘッドを記録媒体上の単位領域に対して複数回走査させながらインクを吐出する記録走査を行い、単位領域上に画像を形成する、いわゆるマルチパス記録方式が従来より知られている。
このようなマルチパス記録方式では、記録ヘッドの1回の走査におけるインクの吐出量が多い場合、吐出口列の端部側から中央側に向かって気流(以下、自己気流とも称する)が発生することが知られている。この自己気流により、吐出口列の端部の吐出口から吐出されたインク滴が吐出口列の中央側に引き寄せられ、記録された画像において白すじが表れる場合がある。これに対し、特許文献1には、吐出口列の端部側に配置された吐出口からのインクの吐出量を中央側に配置された吐出口からのインクの吐出量よりも少なくすることにより、上記の白すじの発生を抑制すると記載されている。
一方、近年の吐出口の高密度化や走査速度の高速化に伴って、上述の自己気流と、記録ヘッドと記録媒体を支持するプラテンとの間に流入する気流(以下、流入気流とも称する)と、の影響により、インクを吐出する際に記録ヘッドとプラテンの間に乱流(渦気流)が発生する虞があることが知られている。このような渦気流の影響により、インクの吐出に付随して発生する小インク滴(以下、サテライトとも称する)の着弾位置にずれが発生し、記録された画像に濃度むらが生じてしまう場合がある。特許文献2には、高い記録率で記録する領域と低い記録率で記録する領域を記録媒体上に吐出口列の配列方向に沿って交互に形成することにより、上記の渦気流の発生を抑制すると記載されている。
特開2002−096455号公報 特開2006−192892号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、吐出口列の端部に近い吐出口からも高い記録率にて記録される場合があるため、自己気流による白すじの発生を十分に抑制できない場合があることがわかった。
更に、単位領域に対する1回の走査当たりのインクの吐出量に応じて上述の渦気流の強さが異なり、強い渦気流が発生した場合において濃度むらが特に顕著に発生する虞があることがわかった。
本願発明は上記の課題を鑑みて為されたものであり、インクの吐出量に応じて発生する渦気流を抑制し、濃度むらの低下を好適に抑制した記録を行うことを目的とするものである。
そこで、本発明は、インクを吐出するための複数の吐出口が所定方向に配列された吐出口列を有する記録ヘッドと、記録媒体と、を相対的に走査させ、N(N≧3)回の前記相対的な走査のそれぞれにおいて、前記吐出口列を前記所定方向に沿って分割してなるN個の吐出口群のそれぞれから前記記録媒体上の単位領域内の複数の画素相当の画素領域それぞれへのインクの吐出または非吐出を定める記録データにしたがってインクを吐出することにより前記単位領域に画像を記録するために、インクの吐出を許容する記録許容画素とインクの吐出を許容しない非記録許容画素とが配置されたマスクパターンを用いて前記単位領域に対応する画像データに基づき、前記記録データを生成するための処理を行う画像処理装置であって、所定領域へのインクの吐出量に関する情報を取得する第1の取得手段と、前記所定領域に記録する画像に応じた、前記所定領域内の複数の前記画素領域のそれぞれに対するインクの吐出または非吐出を定める吐出用データを取得する第2の取得手段と、前記N回の走査のそれぞれにおける前記N個の吐出口群のそれぞれに対応するN個の第1の前記マスクパターンと、前記N回の走査のそれぞれにおける前記N個の吐出口群のそれぞれに対応するN個の第2の前記マスクパターンと、のうち、前記所定領域に対応する前記吐出用データに対して適用するN個の前記マスクパターンを決定する決定手段と、前記決定手段により決定された前記N個のマスクパターンと、前記第2の取得手段により取得された前記吐出用データと、に基づいて、前記N回の走査のそれぞれでの記録に用いられるN個の前記記録データを生成する生成手段と、を有し、それぞれのマスクパターンに配置された記録許容画素と非記録許容画素の数の和に対する記録許容画素の数の比率である記録許容率に関し、前記N個の第1のマスクパターンのうちの記録許容率が最大である前記マスクパターンと記録許容率が最小である前記マスクパターンにおける記録許容率の差は、前記N個の第2のマスクパターンのうちの記録許容率が最大である前記マスクパターンと記録許容率が最小である前記マスクパターンにおける記録許容率の差よりも小さく、前記決定手段は、前記第1の取得手段により取得された前記情報が示す前記所定領域に対するインクの吐出量に基づいて、前記N個のマスクパターンを決定することを特徴とする
本発明に係る画像処理装置、画像処理方法および画像記録装置によれば、インクの吐出量に応じて発生する渦気流を抑制し、濃度むらの低下を好適に抑制した記録を行うことが可能となる。
実施形態に係る画像記録装置の斜視図である。 実施形態に係る画像記録装置の内部機構の側面図である。 実施形態に係る記録ヘッドの模式図である。 一般的なマルチパス記録方式を説明するための図である。 一般的なマルチパス記録方式で適用するマスクパターンの模式図である。 実施形態における記録制御系を説明するための図である。 実施形態に係るマスクパターンを示す模式図である。 実施形態に係るマスクパターンを示す模式図である。 記録デューティに応じた渦気流の発生を説明するための図である。 記録デューティに応じた渦気流の発生を説明するための図である。 実施形態におけるデータの処理過程を示す図である。 実施形態におけるマスクパターンの決定の一例を説明するための図である。 実施形態におけるマスクパターンの設定方法を説明するための図である。 実施形態におけるデータの処理過程を示す図である。 実施形態におけるマスクパターンの決定の一例を説明するための図である。 実施形態におけるデータの処理過程を示す図である。 実施形態における閾値の決定方法を説明するための図である。
以下に図面を参照し、本発明の第1の実施形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係る画像記録装置1000の内部の構成を部分的に示す斜視図である。また、図2は本発明の第1の実施形態に係る画像記録装置1000の内部の構成を部分的に示す側面図である。
画像記録装置内1000にはプラテン(支持部材)2が配置されており、このプラテン2には記録媒体3を吸着させて浮き上がらないようにするために多数の吸引孔34が形成されている。この吸引孔34はダクトと繋がっており、さらにダクトの下部に吸引ファン36が配置され、この吸引ファン36が動作することでプラテン2に対する記録媒体3の吸着を行っている。
キャリッジ6は、延伸して設置されたメインレール5に支持され、X方向(走査方向)に往復移動することが可能なように構成されている。キャリッジ6は、後述するインクジェット方式の記録ヘッド7を搭載している。なお、記録ヘッド7は、発熱体を用いたサーマルジェット方式、圧電素子を用いたピエゾ方式等、さまざまな記録方式を適用することが可能である。キャリッジモータ8は、キャリッジ6をX方向に移動させるための駆動源であり、その回転駆動力はベルト9でキャリッジ6に伝達される。
記録媒体3は、ロール状に巻かれた媒体23から巻き出すことで給送される。記録媒体3は、プラテン2の上でX方向と交差するY方向(搬送方向)に搬送される。記録媒体3は、先端をピンチローラ16と搬送ローラ11に挟持されており、搬送ローラ11が駆動することによって搬送が行われる。また、記録媒体3はプラテン2よりY方向の下流ではローラ31と排送ローラ32に挟持され、さらにターンローラ33を介して記録媒体3は巻取りローラ24に巻きつけられている。
図3は本実施形態で使用する記録ヘッドを示す。
記録ヘッド7は、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、グレー(Gy)、ライトシアン(Lc)、ライトマゼンタ(Lm)のインクをそれぞれ吐出する7つの吐出口列22K、22C、22M、22Y、22Gy、22Lc、22LmがX方向に並んで並列されることにより構成される。これらの吐出口列22K、22C、22M、22Y、22Gy、22Lc、22Lmのそれぞれは、インクを吐出する1280個の吐出口30が1200dpiの密度でY方向(所定方向)に配列されることで構成されている。なお、本実施形態における一つの吐出口30から一度に吐出されるインクの吐出量は約4.5plである。
これらの吐出口列22K、22C、22M、22Y、22Gy、22Lc、22Lmは、それぞれ対応するインクを貯蔵する不図示のインクタンクに接続され、インクの供給が行われる。なお、本実施形態にて用いる記録ヘッド7とインクタンクは一体的に構成されるものでも良いし、それぞれが分離可能な構成のものでも良い。
本実施形態では、マルチパス記録方式に従って画像を形成する。以下にマルチパス記録方式について詳細に説明する。
図4は4回の記録走査により記録媒体上の単位領域内に記録を行う際に用いる一般的なマルチパス記録方式について説明するための図である。
また、図5は上述のマルチパス記録方式におけるそれぞれの記録走査において適用するマスクパターンについて説明するための図である。
インクを吐出する吐出口列22に設けられたそれぞれの吐出口30は、副走査方向に沿って4つの吐出口群201、202、203、204に分割される。
各マスクパターン221、222、223、224はそれぞれ複数のインクの吐出を定める記録許容画素とインクの非吐出を定める非記録許容画素が配置されることで構成されている。図5において、黒く塗りつぶされている箇所が記録許容画素を、白抜けで表されている箇所が非記録許容画素を表している。記録許容画素では入力された画像データがインクの吐出を表す画像データである場合にインクを吐出する記録データとする。また、非記録許容画素では、インクの吐出を表す画像データが入力された場合であってもインクを吐出しない記録データとする。
なお、これらのマスクパターン221、222、223、224における記録許容画素は、それぞれ互いに異なる位置であり、且つ、それぞれの論理和が全画素となるような関係となる位置に配置されている。
ここで、各マスクパターン221、222、223、224内に配置された記録許容画素の数と非記録許容画素の数の和に対する記録許容画素の数の比率である記録許容率は、いずれも25%となる。
以下は記録媒体上にデューティが100%の画像(以下、ベタ画像とも称する)を形成する例について説明する。なお以下の説明では、記録媒体上における画素相当の領域を「画素領域」と称する。
1回目の記録走査では、記録媒体3上の領域211に対して吐出口群201からマスクパターン221に従ってインクが吐出される。この結果、記録媒体上では図6のAの黒色で示す画素領域にインクが吐出される。
次に、記録媒体3を記録ヘッド7に対してY方向の上流側から下流側にL/4の距離だけ相対的に搬送する。
この後に2回目の記録走査を行う。2回目の記録走査では、記録媒体上の領域211に対しては吐出口群202からマスクパターン222に、領域212に対しては吐出口群203からマスクパターン221に従ってインクが吐出される。この2回目の記録走査が行われた後、記録媒体3には図4のBの黒色で示す画素領域にインクが付与されたことになる。
以下、記録ヘッド7の記録走査と記録媒体3の相対的な搬送を交互に繰り返す。この結果、4回目の記録走査が行われた後には、記録媒体3のDの領域211ではすべての画素領域に対してインクの吐出が完了し、ベタ画像が形成される。
図6は、本実施形態における制御系の概略構成を示すブロック図である。主制御部300は、演算、選択、判別、制御などの処理動作を実行するCPU301と、CPU301によって実行すべき制御プログラム等を格納するROM302と、記録データのバッファ等として用いられるRAM303、および入出力ポート304等を備えている。また、ROM303には後述するマスクパターン等も合わせて格納されている。そして、入出力ポート304には、搬送モータ(LFモータ)309、キャリッジモータ(CRモータ)310、記録ヘッド7及び切断ユニットにおけるアクチュエータなどの各駆動回路305、306、307、308が接続されている。さらに、主制御部300はインターフェイス回路311を介してホストコンピュータであるPC312に接続されている。
次に、渦気流の発生原理についての推定メカニズムを説明する。記録ヘッドの走査によって記録ヘッド下面と記録媒体間に流入する気流(流入気流)とインクの吐出により発生する気流(自己気流)の干渉により発生する渦気流により、吐出されたインク滴(主滴)、および、付随して発生する小さなインク滴(サテライト)の記録媒体上への着弾が乱れることにより、濃度むらは発生する。特に、サテライトは体積が小さく、飛翔速度が遅いため、気流の影響を受けやすく着弾の乱れが大きくなる。
鋭意検討の結果、濃度むらの発生レベルは、渦気流の状態が強く影響しているとの推察が得られた。一般の画像記録装置の記録条件(記録ヘッドの走査速度や記録ヘッドとプラテンの間の距離)においては、流入気流と自己気流の強さが均衡する(自己気流の強さと流入気流の強さの差が小さい)条件にて渦気流の強さが不均一に変動しやすいことがわかった。このような領域では、主滴、およびサテライトの着弾の乱れが大きくなり、濃度むらが最も悪くなる。それに対し、相対的に自己気流が小さい、つまり、記録デューティが小さい条件では、渦気流が発生しないため、主滴、およびサテライトの着弾の乱れは小さく、濃度むらの程度は最も良好となる。逆に、相対的に自己気流が大きい、つまり、記録デューティが大きい条件では、渦気流が均一に発生するため、主滴、およびサテライトの着弾の乱れは比較的小さくなり、濃度むらは比較的良好となる。
上記の推察によると、濃度むらが顕著となるのは中間的な記録デューティ範囲であり、
その上下の記録デューティでは濃度むらは然程目立たない。
本実施形態では、単位領域に対して8回(N=8)の走査を行うことにより画像を記録する。なお、本実施形態は単位領域に対して3回以上(N≧3)以上の走査を行う形態であれば適用することができる。
ここで、本実施形態において上述の渦気流によって発生する濃度むらの程度について以下に詳細に記載する。
本実施形態では、記録ヘッドの走査速度:35iNch/sec、記録ヘッド下面―プラテン間隔:2.0mm、記録媒体:光沢紙の条件で記録を行う。発明者らの検討の結果、この条件の場合、記録デューティが6%〜10%の範囲に含まれる場合に渦気流が顕著に発生することが実験によりわかっている。
本実施形態では、上記の渦気流を鑑み、記録デューティに応じて記録データの生成に用い8回の走査のそれぞれに対応する8個のマスクパターンの組を切り替えて適用する。図7、図8は本実施形態で適用するマスクパターンを示す模式図である。なお、図7(a)〜(h)はそれぞれ1〜8回目の走査に対応するマスクパターンAを示している。また、図8(a)〜(h)はそれぞれ1〜8回目の走査に対応するマスクパターンBを示している。なお、図7、図8には簡単のための8画素×8画素の領域からなるマスクパターンを記載しているが、これはマスクパターンの繰り返し単位を示している。実際には図示のそれぞれのマスクパターンがX方向、Y方向に進むにしたがって繰り替えし用いられる。
ここで、図7(a)〜(h)に示すマスクパターンA121〜128それぞれの記録許容画素は互いに異なる位置であり、且つ、それぞれの記録許容画素の論理和が全画素となるような位置に配置されている。同様に、図8(a)〜(h)に示すマスクパターンB131〜138それぞれの記録許容画素は互いに異なる位置であり、且つ、それぞれの記録許容画素の論理和が全画素となるような位置に配置されている。したがって、ベタ画像に対応する2値データ(吐出用データ)が入力された場合、1回目から8回目までの記録走査によって記録媒体上の単位領域内のすべての吐出可能な位置にインクを付与することができる。
ここで、図7に示すマスクパターンA121〜128のそれぞれの記録許容率は互いにほぼ同じであり、いずれも12.5(=8/64×100)%となる。
一方、図8に示すマスクパターンB131〜138には、端部の吐出口群に対応するマスクパターンBであるほど記録許容比率が低くなるように定められている。具体的には、吐出口列の端部に位置する第1、第8の吐出口群に対応するマスクパターンB131、138の記録許容率は6.25(=4/64×100)%となる。また、第1、第8の吐出口群よりも吐出口列の中央側に位置する第2、第7の吐出口群に対応するマスクパターンB132、137の記録許容率は9.375(=6/64×100)%となる。また、第2、第7の吐出口群よりも吐出口列の中央側に位置する第3、第6の吐出口群に対応するマスクパターンB133、136の記録許容率は15.625(=10/64×100)%となる。更に、最も吐出口列の中央側に位置する第4、第5の吐出口群に対応するマスクパターンB134、135の記録許容率は18.75(=12/64×100)%となる。
ここで、上記のマスクパターンを適用して生成した記録データにおける各走査での記録率と渦気流による着弾乱れの影響について以下に詳細に説明する。
図9(a)は記録デューティが40%、70%、100%の2値データ(吐出用データ)に対しそれぞれ図7(a)〜(h)に示すマスクパターンAを適用して生成した記録データにおける各走査での記録率を示す図である。また、図9(b)は記録デューティが40%、70%、100%の2値データに対しそれぞれ図8(a)〜(h)に示すマスクパターンBを適用して生成した記録データにおける各走査での記録率を示す図である。
前述したように、マスクパターンA121〜128の記録許容率は12.5%である。そのため、40%の記録デューティの2値データにマスクパターンA121〜128を適用した場合、それぞれ記録率が5(=40×0.125)%の8つの記録データが生成される。同様にして、70%の記録デューティの2値データにマスクパターンA121〜128を適用した場合、それぞれ記録率が8.75(=70×0.125)%の8つの記録データが生成される。また、100%の記録デューティの2値データにマスクパターンA121〜128を適用した場合、それぞれ記録率が12.5(=100×0.125)%の8つの記録データが生成される。
ここで、前述したように、本実施形態における記録条件では記録デューティが6%〜10%の範囲に含まれる場合に渦気流が顕著に発生する。よって、マスクパターンA121〜128を適用した場合、記録デューティが40%、100%の2値データが入力された場合には渦気流はそれ程発生せず、着弾乱れによる濃度むらは発生しにくい。一方、記録デューティが70%の2値データが入力された場合、渦気流が顕著に発生し強い濃度むらが発生する虞がある。
一方、マスクパターンB131〜138の記録許容率は、吐出口群の位置が端部(第1、第8の吐出口群)から中央部(第4、第5の吐出口群)まで向かうにしたがって、6.25%、9.375%、15.625%、18.75%となる。
ここで、記録デューティが40%の2値データにマスクパターンB131〜138を適用した場合、吐出口群の位置が端部(第1、第8の吐出口群)から中央部(第4、第5の吐出口群)まで向かうにしたがって2.5(=40×0.0625)%、3.75(=40×0.09375)%、6.25(=40×0.15625)%、7.5(=40×0.1875)%となる記録データが生成される。そのため、8回の走査のうち3〜6回目の走査における第3〜第6の吐出口群からのインクの吐出において渦気流が顕著に発生する虞がある。ここで、3〜6回目の走査はインクの吐出量が相対的に多いため、該渦気流の影響により生じた濃度むらが記録される画像の画質を顕著に低下させる虞がある。
また、記録デューティが70%の2値データにマスクパターンB131〜138を適用した場合、吐出口群の位置が端部(第1、第8の吐出口群)から中央部(第4、第5の吐出口群)まで向かうにしたがって4.375(=70×0.0625)%、6.5625(=70×0.09375)%、10.9375(=70×0.15625)%、13.125(=70×0.1875)%となる記録データが生成される。そのため、8回の走査のうち2、4回目の走査におけるインクの吐出において渦気流が顕著に発生する虞がある。しかしながら、2、4回目の走査はインクの吐出量が相対的に少ないため、2、4回目の走査において渦気流により濃度むらが発生した場合であっても、該濃度むらが画像の画質に寄与する程度は小さい。
また、記録デューティが100%の2値データにマスクパターンB131〜138を適用した場合、吐出口群の位置が端部(第1、第8の吐出口群)から中央部(第4、第5の吐出口群)まで向かうにしたがって6.25(=100×0.0625)%、9.375(=100×0.09375)%、15.625(=100×0.15625)%、18.75(=100×0.1875)%となる記録データが生成される。そのため、8回の走査のうち1、2、7、8回目の走査におけるインクの吐出において渦気流が顕著に発生する虞がある。しかしながら、記録デューティが70%の2値データが入力された場合と同じように、1、2、7、8回目の走査はインクの吐出量が相対的に少ないため、渦気流により濃度むらが発生した場合であってもその影響は小さい。
図10に記録デューティが40%、70%、100%の2値データのそれぞれにマスクパターンA、Bのそれぞれを適用して生成した記録データにしたがってインクを吐出した際に、渦気流による濃度むらが記録される画像の画質に対して寄与する程度をまとめて示す。
上述したように、40%、100%の記録デューティの2値データにマスクパターンAを適用した場合には渦気流が然程発生しないため、渦気流による濃度むらは殆ど発生しない(評価:◎)。一方、70%の記録デューティの2値データにマスクパターンAを適用した場合、全ての走査において渦気流が発生し易いため、濃度むらにより画質が低下する虞がある(評価:△)。
また、70%、100%の記録デューティの2値データにマスクパターンBを適用した場合、一部の走査で渦気流が発生する場合があるため濃度むらが発生する虞があるが、該一部の走査はインクの吐出量が相対的に少ない走査であるため、最終的に得られる画像に与える影響は小さい(評価:○)。一方、40%の記録デューティの2値データにマスクパターンBを適用した場合、インクの吐出量が相対的に多い走査にて渦気流が発生する場合があるため、濃度むらにより画質が低下する虞がある(評価:△)。
このように、端部からの吐出量が少なくなるようなマスクパターン(マスクパターンB)を用いた場合、記録デューティが相対的に低い場合において渦気流による濃度むらが顕著なものとなることがわかる。一方、吐出口群間における吐出量の差が小さいマスクパターンを用いた場合、記録デューティが中間程度の場合において渦気流による濃度むらが顕著になることもわかる。
以上の点を鑑み、本実施形態では、ある所定領域に対応する2値データの記録デューティが第1の閾値以下である場合に図7(a)〜(h)に示すマスクパターンAを選択して適用する。また、他の所定領域に対応する2値データの記録デューティが該第1の閾値よりも多い場合に図8(a)〜(h)に示すマスクパターンBを選択して適用する。なお、本実施形態では第1の閾値は50%であるものとする。
本実施形態におけるデータの処理過程について以下に詳細に記載する。
図11は本実施形態の画像処理部(主制御部300)における画像処理の過程を説明するためのフローチャートである。
色変換処理ステップS801では、画像入力部であるホストコンピュータ312から取得されたRGB形式の多値データが、記録に用いるインクの色に対応するCMYKLcLmGy形式の多値データに変換される。
次に、2値化処理ステップS802では、色変換処理ステップS801にて変換されたインクの色に対応する多値データのそれぞれに2値化処理を実行し、インクの色に対応する2値の画像データに展開される。2値化処理としては誤差拡散処理やディザ処理、濃度パターン処理等を実行することができる。この2値化処理により、ブラックインク、シアンインク、マゼンタインク、イエローインク、ライトシアンインク、ライトマゼンタインク、グレーインクのそれぞれを吐出するための2値データが生成される。
記録デューティ取得ステップS803では、1280画素×1280画素からなる所定領域ごとに2値化処理ステップS802により生成されたそれぞれのインクに対応する2値データの記録デューティを取得する。なお、本実施形態における所定領域は、後述する図12に示すように、Y方向には吐出口列22のY方向における長さとほぼ同じ長さを有し、且つ、X方向には記録媒体3を1280dpiごとに複数に分割してなる領域とほぼ同じ長さを有する。また、記録デューティに換算せず、所定領域内に吐出されるインクの量を直接取得しても良いし、所定領域毎の画像ドット数を既定の閾値ドット数を取得しても良い。
マスクパターン決定ステップS807では、記録デューティ取得ステップS803で取得された記録デューティ(インクの吐出量に関する情報)に基づき、図7に示すマスクパターンA121〜128と、図8に示すマスクパターンB131〜138のいずれを設定するかを所定領域ごとに決定する。具体的には、ある所定領域における記録デューティが50%以下である場合、該所定領域に対応する2値データはマスクパターンA設定ステップS804へと進み、図7(a)〜(h)に示すマスクパターンA121〜128が設定される。一方、ある所定領域における記録デューティが50%よりも多い場合、該所定領域に対応する2値データはマスクパターンB設定ステップS805へと進み、図8(a)〜(h)に示すマスクパターンB131〜138が設定される。
マスク処理ステップS806では、マスクパターンA設定ステップS804、マスクパターンB設定ステップS805において各所定領域に対応する2値データに設定されたマスクパターンを用いてマスクパターン処理を行い、それぞれのインクに関して8回の記録走査に分配された記録データを生成する。
このように生成された記録データに基づき、画像記録装置1000の記録ヘッド7からインクの吐出を実行し、画像を形成する。
図11に示すデータの処理過程のマスクパターン決定ステップS807における処理の一例を以下に詳細に記載する。
図12(a)はマスクパターン決定ステップS807に入力される2値データの一例を模式的に示す図である。図12(a)には、20%の記録デューティの1280画素(ピクセル)×1280画素からなる所定領域の複数からなる第1の領域91、40%の記録デューティの複数の所定領域からなる第2の領域92、60%の記録デューティの複数の所定領域からなる第3の領域93、80%の記録デューティの複数の所定領域からなる第4の領域94、100%の記録デューティの複数の所定領域からなる第5の領域95の5つの領域を有する2値データを示している。
本実施形態では、上述のように記録デューティが50%以下である場合にマスクパターンAを、記録デューティが50%よりも多い場合にマスクパターンBを選択して適用する。したがって、図12(a)に示す2値データが入力された場合、図12(b)に示すように、第1、第2の領域91、92に対応する2値データにはマスクパターンAが設定される。一方、第3、第4、第5の領域93、94、95に対応する2値データにはマスクパターンBが設定される。
図13は図12に示すようにマスクパターンが設定された場合における各走査において各吐出口群に対してどのような制御を行うかを模式的に示す図である。なお、図13では一例として図12における第1の領域91と第4の領域の境界部を示している。
第N記録走査、第(N+1)記録走査では、すべての吐出口群は記録デューティが80%の領域に対応するため、マスクパターンB131〜138が選択される。第(N+2)記録走査では、第1の吐出口群は記録デューティが20%の領域に対応するため、マスクパターンA121が選択され、第2から第8ノズル群は記録デューティが80%の領域に対応するため、マスクパターンB122〜128が選択される。以降の記録走査も同様に、吐出口群毎に対応する記録デューティによってマスクパターンが選択される。第(N+9)記録走査からは全てのノズル領域が画像デューティ20%の領域に対応するため、マスクパターンA121〜128が選択される。
以上記載したように、本実施形態によれば、記録デューティが相対的に低い2値データに対し、端部の吐出口群に対応するマスクパターンの記録許容率が小さくなるようなマスクパターンの組を適用した場合における渦気流の発生を好適に抑制できる。また、記録デューティが中間程度の2値データに対し、マスクパターン間の記録許容率の差が小さいマスクパターンの組を適用した場合における渦気流の発生もまた好適に抑制できる。これにより、渦気流よる濃度むらを効果的に抑制した記録を行うことが可能となる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、2値データの記録デューティと第1の閾値に応じて適用するマスクパターンを切り替える形態について記載した。
これに対し、本実施形態では、2値データの記録デューティ、第1の閾値および第1の閾値より大きい第2の閾値に応じて適用するマスクパターンを切り替える形態について記載する。
なお、前述した第1の実施形態と同様の部分については説明を省略する。
図10からわかるように、記録デューティが相対的に高い(100%)場合、図8に示すマスクパターンB131〜138を適用して記録データを生成すると渦気流により濃度むらが若干ながら発生する虞がある。
そこで、本実施形態では、記録デューティが第1の閾値以下である場合と、記録デューティが第1の閾値よりも大きい第2の閾値よりも高い場合において図7に示すマスクパターンAを選択する。一方、記録デューティが第1の閾値よりも高く、第2の閾値以下である場合に図8に示すマスクパターンBを選択する。なお、本実施形態では第1の閾値は50%、第2の閾値は90%であるものとする。
本実施形態におけるデータの処理過程について以下に詳細に記載する。
図14は本実施形態の画像処理部における画像処理の過程を説明するためのフローチャートである。
色変換処理ステップS901、2値化処理ステップS902、記録デューティ取得ステップS903、マスク処理ステップS908については、それぞれ図11に示す色変換処理ステップS801、2値化処理ステップS802、記録デューティ取得ステップS803、マスク処理ステップS806と同じであるため、説明を省略する。
マスクパターン決定ステップS904では、記録デューティ取得ステップS903で取得された記録デューティに基づき、図7に示すマスクパターンA121〜128と、図8に示すマスクパターンB131〜138と、のいずれのマスクパターンの組を設定するかを所定領域ごとに決定する。
具体的には、ある所定領域における記録デューティが50%以下である場合、該所定領域に対応する2値データはマスクパターンA設定ステップS905へと進み、図7(a)〜(h)に示すマスクパターンA121〜128が設定される。また、ある所定領域における記録デューティが50%よりも多く、90%以下である場合、該所定領域に対応する2値データはマスクパターンB設定ステップS906へと進み、図8(a)〜(h)に示すマスクパターンB131〜138が設定される。更に、ある所定領域における記録デューティが90%よりも多い場合、該所定領域に対応する2値データはマスクパターンB設定ステップS907へと進み、図7(a)〜(h)に示すマスクパターンB121〜128が設定される。
このように生成された記録データに基づき、画像記録装置1000の記録ヘッド7からインクの吐出を実行し、画像を形成する。
図14に示すデータの処理過程のマスクパターン決定ステップS807における処理の一例を以下に詳細に記載する。
図15(a)はマスクパターン決定ステップS807に入力される2値データの一例を模式的に示す図である。なお、図15(a)に模式的に示す2値データは図12(a)に模式的に示す2値データと同じである。
本実施形態では、記録デューティが50%以下である場合と、記録デューティが90%よりも高い場合にマスクパターンAを選択する。また、記録デューティが50%よりも多く、90%以下である場合にマスクパターンBを選択して適用する。したがって、図15(a)に示す2値データが入力された場合、図15(b)に示すように、第1、第2、第5の領域91、92、95に対応する2値データにはマスクパターンAが設定される。一方、第3、第4の領域93、94に対応する2値データにはマスクパターンBが設定される。
以上記載したように、本実施形態によれば、第1の実施形態に加えて記録デューティが相対的に高い2値データに対し、端部の吐出口群に対応するマスクパターンの記録許容率が小さくなるようなマスクパターンの組を適用した場合における渦気流の発生を更に抑制できる。これにより、渦気流よる濃度むらをより効果的に抑制することが可能となる。
(第3の実施形態)
第1、第2の実施形態では、記録ヘッドとプラテンの間の距離や記録ヘッドの走査速度等の記録条件が同じであり、流入気流の強さがほぼ一定である場合について記載した。
これに対し、本実施形態では上述の記録条件が変化し、流入気流の強さが異なる場合における処理について記載する。
なお、前述した第1、第2の実施形態と同様の部分については説明を省略する。
記録ヘッドの走査速度が速い場合や、記録ヘッドとプラテンの間の距離が短い場合、流入気流は強くなる。一方、上述したように、自己気流と流入気流がほぼ同じ強さで生じている場合に渦気流が強く発生することが実験的にわかっている。すなわち、流入気流が強いほど渦気流が顕著に発生する記録デューティの値は高くなることがわかる。
上記の点を鑑み、本実施形態では、記録ヘッドの走査速度や記録ヘッドとプラテン間の距離に応じて第1の閾値Th1と該第1の閾値Th1よりも大きい第2の閾値Th2を取得し、2値データの記録デューティと取得された第1、第2の閾値Th1、Th2とに応じて適用するマスクパターンの組を切り替える。
本実施形態におけるデータの処理過程について以下に詳細に記載する。
図16は本実施形態の画像処理部における画像処理の過程を説明するためのフローチャートである。
色変換処理ステップS1001、2値化処理ステップS1002、記録デューティ取得ステップS1003、マスク処理ステップS1008については、それぞれ図14に示す色変換処理ステップS901、2値化処理ステップS902、記録デューティ取得ステップS903、マスク処理ステップS908と同じであるため、説明を省略する。
本実施形態では、記録デューティ取得ステップS1003の後、閾値決定ステップS1009にて記録条件に応じて第1の閾値Th1、第2の閾値Th2を取得する。なお、具体的な決定応報については後述する。
マスクパターン決定ステップS1004では記録デューティ取得ステップS903で取得された記録デューティと閾値決定ステップS1009にて決定された第1、第2の閾値Th1、Th2とに基づき、図7に示すマスクパターンA121〜128と、図8に示すマスクパターンB131〜138と、のいずれのマスクパターンの組を設定するかを所定領域ごとに決定する。
すなわち、ある所定領域における記録デューティが第1の閾値Th1以下である場合、該所定領域に対応する2値データはマスクパターンA設定ステップS1005へと進み、図7(a)〜(h)に示すマスクパターンA121〜128が設定される。また、ある所定領域における記録デューティが第1の閾値Th1よりも多く、第2の閾値以下である場合、該所定領域に対応する2値データはマスクパターンB設定ステップS1006へと進み、図8(a)〜(h)に示すマスクパターンB131〜138が設定される。更に、ある所定領域における記録デューティが第2の閾値よりも多い場合、該所定領域に対応する2値データはマスクパターンB設定ステップS1007へと進み、図7(a)〜(h)に示すマスクパターンB121〜128が設定される。
このように生成された記録データに基づき、画像記録装置1000の記録ヘッド7からインクの吐出を実行し、画像を形成する。
図17は本実施形態における閾値決定ステップS1009にて用いるテーブルを示す図である。なお、本実施形態では記録条件として記録ヘッドの走査速度と記録ヘッドとプラテンの間の距離を考慮した制御を行うが、例えば記録媒体の種類や記録モードなど、他の記録条件を更に考慮した形態であっても良い。
本実施形態では、記録ヘッドとプラテンの間の距離は1.6mmまたは2.0mmのいずれかを設定することができる。これは、記録ヘッドとプラテンの間の距離を1.6mmにするか2.0mmにするかユーザーが直接設定する形態であっても良いし、例えば使用する記録媒体の種類に応じて記録ヘッドとプラテンの間の距離が自動的に設定される形態であっても良い。
また、本実施形態では、記録ヘッドの走査速度は35inch/secまたは40inch/secのいずれかを設定することができる。これは、ユーザーが走査速度を35inch/secと40inch/secのいずれにするかを直接設定しても良い。また、例えば高画質記録モードで記録を行う場合には走査速度を35inch/secに自動的に設定し、高速記録モードにて記録を行う場合には走査速度を40inch/secに自動的に設定する形態であっても良い。
ここで、上述のように、記録ヘッドとプラテンの間の距離が相対的に短い(1.6mm)場合、長い(2.0mm)場合に比べて流入気流は強くなる。そのため、渦気流が顕著になる条件、すなわち流入気流と自己気流がほぼ同じになる条件は記録デューティが高い側に遷移する。したがって、図17に示すように、本実施形態では記録ヘッドとプラテンの間の距離が相対的に短い場合には、相対的に長い場合に比べて第1、第2の閾値Th1、Th2ともに大きい値とする。
また、記録ヘッドの走査速度が相対的に速い(40inch/sec)場合には、遅い(35inch/sec)場合に比べて流入気流が強くなる。したがって、走査速度が速い場合には、記録ヘッドとプラテンの間の距離が相対的に短い場合と同様に渦気流が顕著になる条件は記録デューティが高い側に遷移する。そのため、走査速度が遅い場合に比べて第1、第2の閾値Th1、Th2ともに大きい値とする。
以上記載したように、本実施形態によれば、記録条件に応じて第1、第2の閾値を決定するため、流入気流が変化する場合であっても渦気流の発生を好適に抑制することができる。これにより、濃度むらを更に効果的に抑制できる。
なお、以上で説明した各実施形態では、記録デューティが低い場合に適用するマスクパターンAとして記録許容率が互いにほぼ等しいマスクパターンを記載したが、他の形態による実施も可能である。マスクパターンAは、マスクパターンBよりも記録許容率の偏りが小さいマスクパターンであれば良い。具体的には、単位領域に対するN回の走査にそれぞれ対応するN個のマスクパターンAとN個のマスクパターンBに関し、N個のマスクパターンAのうちの最大の記録許容率のマスクパターンAの記録許容率と最小の記録許容率のマスクパターンAの記録許容率の差が、N個のマスクパターンBのうちの最大の記録許容率のマスクパターンBの記録許容率と最小の記録許容率のマスクパターンBの記録許容率の差よりも小さい、という条件を満たしていれば良い。
また、以上で説明した各実施形態では、記録デューティが中間程度の場合に適用するマスクパターンBとして端部の吐出口群に対応するマスクパターンBの記録許容率が中央部の吐出口群に対応するマスクパターンBの記録許容率よりも低くなるようなマスクパターンを記載したが、他の形態による実施も可能である。上述のように、マスクパターンBはマスクパターンAよりも記録許容率の偏りが大きいという条件を満たしていれば良い。例えば、端部の吐出口群に対応するマスクパターンBの記録許容率が中央部の吐出口群に対応するマスクパターンBの記録許容率よりも高くなるようなマスクパターンであっても良い。
また、以上で説明した各実施形態では一般の画像記録装置の記録条件(記録ヘッドの走査速度、記録ヘッドとプラテンの間の距離)を想定したため、記録デューティが中間程度の際に渦気流が最も強く、且つ、不均一に発生する場合を記載した。しかしながら、記録条件によっては渦気流が顕著に発生する記録デューティが例えば低デューティの範囲である場合や、高デューティの範囲である場合も考えられる。そのような場合であっても、渦気流が顕著に発生する記録デューティの範囲において記録許容率の偏りが大きいマスクパターンを適用すれば本発明の効果を得ることができる。
また、以上に説明した各実施形態では、N個の第1、第2のマスクパターンのそれぞれにおける記録許容率は、1つのマスクパターン内においてほぼ一定である形態について記載したが、他の形態による実施も可能である。すなわち、1つのマスクパターン内において記録許容率が異なる形態であっても良い。この場合、1つのマスクパターン内における記録許容率の平均が本実施形態に記載した条件を満たしていれば良い。
また、各実施形態では加熱により生じる発泡のエネルギーによりインクの吐出を行ういわゆるサーマルジェット型のインクジェット記録装置および記録方法について記載した。しかし、本発明はサーマルジェット型のインクジェット記録装置に限定されるものではない。例えば圧電素子を利用してインクの吐出を行ういわゆるピエゾ型のインクジェット記録装置等、様々な画像記録装置に対して有効に適用できる。
また、各実施形態には画像記録装置を用いた画像記録方法について記載したが、各実施形態に記載の画像記録方法を行うためのデータを生成する画像処理装置または画像処理方法、プログラムを画像記録装置とは別体に用意する形態にも適用できる。また、画像記録装置の一部に備える形態にも広く適用できることは言うまでもない。
3 記録媒体
7 記録ヘッド
22 吐出口列
121〜128 第1のマスクパターン
131〜138 第2のマスクパターン
302 ROM

Claims (13)

  1. インクを吐出するための複数の吐出口が所定方向に配列された吐出口列を有する記録ヘッドと、記録媒体と、を相対的に走査させ、N(N≧3)回の前記相対的な走査のそれぞれにおいて、前記吐出口列を前記所定方向に沿って分割してなるN個の吐出口群のそれぞれから前記記録媒体上の単位領域内の複数の画素相当の画素領域それぞれへのインクの吐出または非吐出を定める記録データにしたがってインクを吐出することにより前記単位領域に画像を記録するために、インクの吐出を許容する記録許容画素とインクの吐出を許容しない非記録許容画素とが配置されたマスクパターンを用いて前記単位領域に対応する画像データに基づき、前記記録データを生成するための処理を行う画像処理装置であって、
    所定領域へのインクの吐出量に関する情報を取得する第1の取得手段と、
    前記所定領域に記録する画像に応じた、前記所定領域内の複数の前記画素領域のそれぞれに対するインクの吐出または非吐出を定める吐出用データを取得する第2の取得手段と、
    前記N回の走査のそれぞれにおける前記N個の吐出口群のそれぞれに対応するN個の第1の前記マスクパターンと、前記N回の走査のそれぞれにおける前記N個の吐出口群のそれぞれに対応するN個の第2の前記マスクパターンと、のうち、前記所定領域に対応する前記吐出用データに対して適用するN個の前記マスクパターンを決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定された前記N個のマスクパターンと、前記第2の取得手段により取得された前記吐出用データと、に基づいて、前記N回の走査のそれぞれでの記録に用いられるN個の前記記録データを生成する生成手段と、を有し、
    それぞれのマスクパターンに配置された記録許容画素と非記録許容画素の数の和に対する記録許容画素の数の比率である記録許容率に関し、前記N個の第1のマスクパターンのうちの記録許容率が最大である前記マスクパターンと記録許容率が最小である前記マスクパターンにおける記録許容率の差は、前記N個の第2のマスクパターンのうちの記録許容率が最大である前記マスクパターンと記録許容率が最小である前記マスクパターンにおける記録許容率の差よりも小さく、
    前記決定手段は、前記第1の取得手段により取得された前記情報が示す前記所定領域に対するインクの吐出量に基づいて、前記N個のマスクパターンを決定することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記決定手段は、前記第1の取得手段により取得された前記情報が示す前記所定領域に対するインクの吐出量が第1の量である場合に前記N個の第1のマスクパターンを前記N個のマスクパターンに決定し、前記第1の取得手段により取得された前記情報が示す前記所定領域に対するインクの吐出量が前記第1の量よりも多い第2の量である場合に前記N個の第2のマスクパターンを前記N個のマスクパターンに決定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記決定手段は、前記第1の取得手段により取得された前記情報が示す前記所定領域に対するインクの吐出量が前記第2の量よりも多い第3の量である場合に前記N個の第1のマスクパターンを前記N個のマスクパターンに決定することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記決定手段は、前記第1の取得手段により取得された前記情報が示す前記所定領域に対するインクの吐出量が第1の閾値以下である場合に前記N個の第1のマスクパターンを前記N個のマスクパターンに決定し、前記第1の取得手段により取得された前記情報が示す前記所定領域に対するインクの吐出量が前記第1の閾値よりも多い場合に前記N個の第2のマスクパターンを前記N個のマスクパターンに決定することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記決定手段は、前記第1の取得手段により取得された前記情報が示す前記所定領域に対するインクの吐出量が前記第1の閾値よりも多く、且つ、前記第1の閾値よりも大きい第2の閾値以下である場合に前記N個の第2のマスクパターンを前記N個のマスクパターンに決定し、前記第1の取得手段により取得された前記情報が示す前記所定領域に対するインクの吐出量が前記第2の閾値よりも多い場合に前記N個の第1のマスクパターンを前記N個のマスクパターンに決定することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記N個の吐出口群のうちの第1の吐出口群に対応する前記第2のマスクパターンにおける記録許容率は、前記N個の吐出口群のうちの前記第1の吐出口群よりも前記吐出口列の前記所定方向における端部から遠い第2の吐出口群に対応する前記第2のマスクパターンにおける記録許容率よりも低いことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記第1の吐出口群に対応する前記第1のマスクパターンにおける記録許容率は、前記第2の吐出口群に対応する前記第1のマスクパターンにおける記録許容率よりも低く、
    前記第2の吐出口群に対応する前記第2のマスクパターンにおける記録許容率は、前記第2の吐出口群に対応する前記第1のマスクパターンにおける記録許容率よりも高く、
    前記第1の吐出口群に対応する前記第2のマスクパターンにおける記録許容率は、前記第1の吐出口群に対応する前記第1のマスクパターンにおける記録許容率よりも低いことを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記N個の第1のマスクパターンのそれぞれにおける記録許容率は、互いにほぼ等しいことを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  9. 前記決定手段は、(i)前記記録ヘッドと記録装置内に設けられた前記記録媒体を支持する支持部材との距離が第1の距離であり、前記第1の取得手段により取得された前記情報が示す前記所定領域に対するインクの吐出量が第1の閾値以下である場合に前記N個の第1のマスクパターンを前記N個のマスクパターンに決定し、(ii)前記記録ヘッドと前記支持部材との距離が前記第1の距離であり、前記第1の取得手段により取得された前記情報が示す前記所定領域に対するインクの吐出量が前記第1の閾値よりも多い場合に前記N個の第2のマスクパターンを前記N個のマスクパターンに決定し、(iii)前記記録ヘッドと前記支持部材との距離が前記第1の距離よりも短い第2の距離であり、前記第1の取得手段により取得された前記情報が示す前記所定領域に対するインクの吐出量が前記第1の閾値よりも高い第3の閾値以下である場合に前記N個の第1のマスクパターンを前記N個のマスクパターンに決定し、(iv)前記記録ヘッドと前記支持部材との距離が前記第2の距離であり、前記第1の取得手段により取得された前記情報が示す前記所定領域に対するインクの吐出量が前記第3の閾値よりも多い場合に前記N個の第2のマスクパターンを前記N個のマスクパターンに決定することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 前記決定手段は、(i)前記記録ヘッドの走査の速度が第1の速度であり、前記第1の取得手段により取得された前記情報が示す前記所定領域に対するインクの吐出量が第1の閾値以下である場合に前記N個の第1のマスクパターンを前記N個のマスクパターンに決定し、(ii)前記記録ヘッドの走査の速度が前記第1の速度であり、前記第1の取得手段により取得された前記情報が示す前記所定領域に対するインクの吐出量が前記第1の閾値よりも多い場合に前記N個の第2のマスクパターンを前記N個のマスクパターンに決定し、(iii)前記記録ヘッドの走査の速度が前記第1の速度よりも速い第2の速度であり、前記第1の取得手段により取得された前記情報が示す前記所定領域に対するインクの吐出量が前記第1の閾値よりも高い第4の閾値以下である場合に前記N個の第1のマスクパターンを前記N個のマスクパターンに決定し、(iv)前記記録ヘッドの走査の速度が前記第2の速度であり、前記第1の取得手段により取得された前記情報が示す前記所定領域に対するインクの吐出量が前記第4の閾値よりも多い場合に前記N個の第2のマスクパターンを前記N個のマスクパターンに決定することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  11. インクを吐出するための複数の吐出口が所定方向に配列された吐出口列を有する記録ヘッドと、記録媒体と、を相対的に走査させ、N(N≧3)回の前記相対的な走査のそれぞれにおいて、前記吐出口列を前記所定方向に沿って分割してなるN個の吐出口群のそれぞれから前記記録媒体上の単位領域内の複数の画素相当の画素領域それぞれへのインクの吐出または非吐出を定める記録データにしたがってインクを吐出することにより前記単位領域に画像を記録するために、インクの吐出を許容する記録許容画素とインクの吐出を許容しない非記録許容画素とが配置されたマスクパターンを用いて前記単位領域に対応する画像データに基づき、前記記録データを生成するための処理を行う画像処理装置であって、
    前記所定領域に記録する画像に応じた、前記所定領域内の複数の前記画素領域のそれぞれに対するインクの吐出または非吐出を定める吐出用データを取得する取得手段と、
    前記N回の走査のそれぞれにおける前記N個の吐出口群のそれぞれに対応するN個の第1の前記マスクパターンと、前記N回の走査のそれぞれにおける前記N個の吐出口群のそれぞれに対応するN個の第2の前記マスクパターンと、のうち、前記所定領域に対応する前記吐出用データに対して適用するN個の前記マスクパターンを決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定された前記N個のマスクパターンと、前記取得手段により取得された前記吐出用データと、に基づいて、前記N回の走査のそれぞれでの記録に用いられるN個の前記記録データを生成する生成手段と、を有し、
    それぞれのマスクパターンに配置された記録許容画素と非記録許容画素の数の和に対する記録許容画素の数の比率である記録許容率に関し、前記N個の第1のマスクパターンのうちの記録許容率が最大である前記マスクパターンと記録許容率が最小である前記マスクパターンにおける記録許容率の差は、前記N個の第2のマスクパターンのうちの記録許容率が最大である前記マスクパターンと記録許容率が最小である前記マスクパターンにおける記録許容率の差よりも小さく、
    前記決定手段は、前記取得手段により取得された前記吐出用データと、前記N個の第1のマスクパターンと、に基づいて生成されたデータに基づいてインクを吐出した場合に生じる、インクの吐出により発生する気流である自己気流の強さと前記記録ヘッドの走査によって前記記録ヘッドと前記記録媒体の間に流入する気流である流入気流の強さの差が、前記取得手段により取得された前記吐出用データと、前記N個の第2のマスクパターンと、に基づいて生成されたデータに基づいてインクを吐出した場合に生じる前記自己気流の強さと前記流入気流の強さの差よりも大きい場合において、前記N個の第1のマスクパターンを前記N個のマスクパターンに決定することを特徴とする画像処理装置。
  12. インクを吐出するための複数の吐出口が所定方向に配列された吐出口列を有する記録ヘッドと、記録媒体と、を相対的に走査させ、N(N≧3)回の前記相対的な走査のそれぞれにおいて、前記吐出口列を前記所定方向に沿って分割してなるN個の吐出口群のそれぞれから前記記録媒体上の単位領域内の複数の画素相当の画素領域それぞれへのインクの吐出または非吐出を定める記録データにしたがってインクを吐出することにより前記単位領域に画像を記録するために、インクの吐出を許容する記録許容画素とインクの吐出を許容しない非記録許容画素とが配置されたマスクパターンを用いて前記単位領域に対応する画像データに基づき、前記記録データを生成するための処理を行う画像処理方法であって、
    所定領域へのインクの吐出量に関する情報を取得し、
    前記所定領域に記録する画像に応じた、前記所定領域内の複数の前記画素領域のそれぞれに対するインクの吐出または非吐出を定める吐出用データを取得し、
    前記N回の走査のそれぞれにおける前記N個の吐出口群のそれぞれに対応するN個の第1の前記マスクパターンと、前記N回の走査のそれぞれにおける前記N個の吐出口群のそれぞれに対応するN個の第2の前記マスクパターンと、のうち、前記所定領域に対応する前記吐出用データに対して適用するN個の前記マスクパターンを決定し、
    決定された前記N個のマスクパターンと、取得された前記吐出用データと、に基づいて、前記N回の走査のそれぞれでの記録に用いられるN個の前記記録データを生成する生成し、
    それぞれのマスクパターンに配置された記録許容画素と非記録許容画素の数の和に対する記録許容画素の数の比率である記録許容率に関し、前記N個の第1のマスクパターンのうちの記録許容率が最大である前記マスクパターンと記録許容率が最小である前記マスクパターンにおける記録許容率の差は、前記N個の第2のマスクパターンのうちの記録許容率が最大である前記マスクパターンと記録許容率が最小である前記マスクパターンにおける記録許容率の差よりも小さく、
    取得された前記情報が示す前記所定領域に対するインクの吐出量に基づいて、前記N個のマスクパターンを決定することを特徴とする画像処理方法。
  13. インクを吐出するための複数の吐出口が所定方向に配列された吐出口列を有する記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドと、記録媒体と、を相対的に走査させ、N(N≧3)回の前記相対的な走査のそれぞれにおいて、前記吐出口列を前記所定方向に沿って分割してなるN個の吐出口群のそれぞれから前記記録媒体上の単位領域内の複数の画素相当の画素領域それぞれへのインクの吐出または非吐出を定める記録データにしたがってインクを吐出することにより前記単位領域に画像を記録する記録制御手段と、
    所定領域へのインクの吐出量に関する情報を取得する第1の取得手段と、
    前記所定領域に記録する画像に応じた、前記所定領域内の複数の前記画素領域のそれぞれに対するインクの吐出または非吐出を定める吐出用データを取得する第2の取得手段と、
    前記N回の走査のそれぞれにおける前記N個の吐出口群のそれぞれに対応するN個の第1の前記マスクパターンと、前記N回の走査のそれぞれにおける前記N個の吐出口群のそれぞれに対応するN個の第2の前記マスクパターンと、のうち、前記所定領域に対応する前記吐出用データに対して適用するN個の前記マスクパターンを決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定された前記N個のマスクパターンと、前記第2の取得手段により取得された前記吐出用データと、に基づいて、前記N回の走査のそれぞれでの記録に用いられるN個の前記記録データを生成する生成手段と、を有する画像記録装置であって、
    それぞれのマスクパターンに配置された記録許容画素と非記録許容画素の数の和に対する記録許容画素の数の比率である記録許容率に関し、前記N個の第1のマスクパターンのうちの記録許容率が最大である前記マスクパターンと記録許容率が最小である前記マスクパターンにおける記録許容率の差は、前記N個の第2のマスクパターンのうちの記録許容率が最大である前記マスクパターンと記録許容率が最小である前記マスクパターンにおける記録許容率の差よりも小さく、
    前記決定手段は、前記第1の取得手段により取得された前記情報が示す前記所定領域に対するインクの吐出量に基づいて、前記N個のマスクパターンを決定することを特徴とする画像記録装置。
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JP2023093296A (ja) * 2021-12-22 2023-07-04 カシオ計算機株式会社 印刷装置、印刷制御方法及びプログラム

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