JP2015228592A - 画像処理装置、および、コンピュータプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】第1の画像と第2の画像との合成位置を決定する精度の低下を抑制する。
【解決手段】第1の画像内の基準領域の画像が第2の画像内の対応領域の画像と同じ位置に配置されるように第1の画像と第2の画像とが合成された合成画像を表す合成画像データを生成する。判定領域が、画素値のバラツキが大きいことを示す第1バラツキ条件を満たす場合には、類似度が基準以上である1つの特定の候補領域が見つかるまで、他の候補領域の選択と、他の候補領域に関する類似度の算出と、を実行し、類似度が基準以上である特定の候補領域を、対応領域として決定する。判定領域が第1バラツキ条件を満たさない場合には、複数の候補領域の選択と複数の候補領域に関する複数の類似度の算出とを実行し、類似度が基準以上である2以上の候補領域のうち、類似度が最も高い特定の候補領域を対応領域として決定する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、第1の画像と第2の画像とが合成された画像を表す合成画像データを生成する技術に関する。
第1の画像と第2の画像とが合成された画像を表す合成画像データを生成する技術が知られている。例えば、特許文献1に開示された技術では、一度には読み取れない大きさの原稿を、スキャナを用いて2回に分けて読み取ることによって、第1の画像を表すスキャンデータと、第2の画像を表すスキャンデータと、が取得される。そして、2個のスキャンデータを用いて、第1の画像と第2の画像とが合成された画像を表す出力画像データが生成される。第1の画像と第2の画像とを合成する位置は、パターンマッチングを用いて決定される。
特開平4−290066号公報
しかしながら、上記技術では、2個のスキャンデータによって表される画像がどのような画像であっても、同じ画像処理によって、第1の画像と第2の画像とが合成される。この結果、第1の画像と第2の画像との合成位置を決定する精度が低下する可能性があった。
本発明の主な利点は、第1の画像と第2の画像とが合成された合成画像を表す合成画像データを生成する際に、第1の画像と第2の画像との合成位置を決定する精度の低下を抑制することである。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の適用例として実現することが可能である。
[適用例1]画像処理装置であって、第1の画像を表す第1の画像データと、第2の画像を表す第2の画像データと、を取得する取得部と、前記第2の画像内の探索領域の中から前記第2の画像内の一部の領域である候補領域を選択して、前記第1の画像内の一部の領域である基準領域と、前記第2の画像内の選択された前記候補領域と、の間の類似度を算出することによって、前記類似度が基準以上である特定の候補領域を、前記基準領域に対応する対応領域として決定する決定部と、前記第1の画像データと前記第2の画像データとを用いて、前記基準領域の画像が前記対応領域の画像と同じ位置に配置されるように前記第1の画像と前記第2の画像とが合成された合成画像を表す合成画像データを生成する生成部と、を備え、(A)前記探索領域および前記基準領域を含む特定領域のうちの判定領域が、画素値のバラツキが大きいことを示す第1バラツキ条件を満たす第1の場合には、前記決定部は、前記類似度が前記基準以上である1つの前記特定の候補領域が見つかるまで、他の候補領域の選択と、前記他の候補領域に関する前記類似度の算出と、を実行し、前記類似度が前記基準以上である前記特定の候補領域を、前記対応領域として決定し、(B)前記判定領域が前記第1バラツキ条件を満たさない第2の場合には、前記決定部は、複数の前記候補領域の選択と、前記複数の候補領域に関する複数の前記類似度の算出と、を実行し、前記類似度が前記基準以上である2以上の候補領域のうち、前記類似度が最も高い前記特定の候補領域を前記対応領域として決定する、画像処理装置。
この構成によれば、判定領域が第1バラツキ条件を満たさない場合には、類似度が基準以上である複数の候補領域のうち類似度が最も高い候補領域が対応領域として決定されるので、合成画像における第1の画像と第2の画像との合成位置を決定する精度の低下を抑制することができる。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、画像処理方法および画像処理装置、それらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体(例えば、一時的ではない記録媒体)、等の形態で実現することができる。
実施例における画像処理システムの構成を示すブロック図である。 画像処理システム1000の動作を示すシーケンス図である。 原稿の一例を示す図である。 UI画面の一例を示す図である。 スキャン画像の一例を示す図である。 合成画像30の一例を示す図である。 対応領域決定処理の一例のフローチャートである。 第1バラツキ条件の判定の概略図である。 バラツキ画素と非バラツキ画素とを説明する図である。 候補領域について説明する図である。 第1バラツキ条件を満たさない原稿の一例を示す図である。 スキャン画像の一例を示す図である。 候補領域の例を示す説明図である。 第1バラツキ条件の判定処理の別の実施例の概略図である。 第1バラツキ条件の判定処理の別の実施例のフローチャートである。 第1バラツキ条件の判定処理の別の実施例のフローチャートである。 対応領域決定処理の別の実施例のフローチャートの一部と概略図である。 対応領域決定処理の別の実施例のフローチャートの一部である。
A.第1実施例:
A−1:画像処理システム1000の構成
図1は、実施例における画像処理システムの構成を示すブロック図である。画像処理システム1000は、画像処理装置としてのサーバ400と、複合機200と、を備えている。サーバ400は、インターネット70に接続されており、複合機200は、LAN(Local Area Network)80を介して、インターネット70に接続されている。この結果、サーバ400と複合機200は、LAN80とインターネット70とを介して、通信可能である。また、LAN80には、複合機200のユーザのパーソナルコンピュータ500が接続されていても良い。
サーバ400は、CPU410と、DRAMなどの揮発性記憶装置420と、ハードディスクドライブやフラッシュメモリなどの不揮発性記憶装置430と、インターネット70などのネットワークに接続するためのインタフェースを含む通信部480と、を備えている。揮発性記憶装置420には、CPU410が処理を行う際に生成される種々の中間データを一時的に格納するバッファ領域421が設けられている。不揮発性記憶装置430には、コンピュータプログラム431と、UIデータ群433と、が格納されている。
コンピュータプログラム431、および、UIデータ群433は、例えば、サーバ400の管理者によって、インターネット70を介してサーバ400にアップロードされることにより、サーバ400にインストールされる。または、コンピュータプログラム431、および、UIデータ群433は、例えば、DVD−ROMなどに格納された形態で提供され、サーバ400の管理者によって、サーバ400にインストールされても良い。CPU410は、コンピュータプログラム431を実行することにより、後述する画像処理を実現する。
複合機200は、CPU210と、DRAMなどの揮発性記憶装置220と、フラッシュメモリやハードディスクドライブなどの不揮発性記憶装置230と、プリンタ部240と、スキャナ部250と、タッチパネルやボタンなどの操作部260と、液晶ディスプレイなどの表示部270と、外部機器と通信を行う通信部280と、を備えている。例えば、通信部280は、LAN80などのネットワークに接続するためのインタフェースや、外部記憶装置(例えば、USBメモリ)と接続するためのインタフェースを含んでいる。
揮発性記憶装置220には、CPU210が処理を行う際に生成される種々のデータを一時的に格納するバッファ領域221が設けられている。不揮発性記憶装置230には、制御プログラム231が格納されている。
プリンタ部240は、インクジェット方式やレーザー方式などの印刷方式を用いて印刷を実行する。スキャナ部250は、光電変換素子(例えば、CCD、CMOS)を用いて光学的に原稿を読み取ることによってカラー画像やグレー画像を表すスキャンデータを生成する。スキャナ部250は、例えば、いわゆるフラットベッド式の原稿台を備えている。なお、原稿台の長手方向のサイズは、ISO(International Organization for Standardizationの略称)216で定められている紙の寸法を規定するA4サイズの長手方向の長さである297mmより少しだけ(例えば、数センチ)長いサイズである。そして、原稿台の短手方向のサイズは、ANSI/ASME(American National Standards Institute/American Society of Mechanical Engineersの略称)Y14.1で定められている紙の寸法を規定するレターサイズの短手方向の長さである215.9mmより少しだけ(例えば、数センチ)長いサイズである。本実施例では、1回で読み取ることができる原稿の最大サイズは、A4サイズより大きくA3サイズ(ISOで定められている紙の寸法)より小さいサイズである。具体的には、スキャナ部250は、長手方向の長さがA4サイズの長手方向の長さより少しだけ長く、かつ、短手方向の長さがレターサイズの短手方向の長さより少しだけ長い原稿を読み取り、当該原稿のサイズの画像を表す画像データを生成する。このために、後述するように、A3サイズの原稿の長手方向の中央付近が重複するように、A3サイズの原稿を2回に分けて読み取ることができる。
CPU210は、制御プログラム231を実行することにより、複合機200の制御を実行する。例えば、CPU210は、プリンタ部240やスキャナ部250を制御して、コピー処理、印刷処理、スキャン処理などを実行する。さらに、CPU210は、サーバ400にアクセスして、サーバ400が提供するサービスを利用するサービス利用処理を、実行することができる。
A−2:画像処理システム1000の動作
図2は、画像処理システム1000の動作を示すシーケンス図である。このシーケンス図の処理は、複合機200が、サーバ400が提供する画像生成サービスの利用指示を、ユーザから受け付けた場合に開始される。この画像生成サービスは、詳細は後述するが、複数個のスキャンデータによって表される複数個のスキャン画像を合成するサービスである。複数個のスキャンデータは、詳細は後述するが、例えば、1回で読み取り可能なサイズより大きなサイズの原稿を、複数回に分けて読み取ることによって生成される。以下、図中では、処理を示す符号として、文字「S」と、文字「S」に続く数字と、を組み合わせた符号を用いる。
処理が開始されると、S5では、複合機200のCPU210は、サービス開始要求を、サーバ400に対して送信する。サーバ400のCPU410は、サービス開始要求を受信すると、UIデータ群433(図1)から画像生成サービスの提供に必要なUIデータを選択し、該UIデータを複合機200に対して送信する(S10)。UIデータは、具体的には、ユーザインタフェース画面(以下、UI画面)を表す画面データと、制御データと、を含む。この制御データは、例えば、UI画面を利用して複合機200が所定の処理(具体的には、後述するS15のスキャン処理)を行うために必要な各種のデータを含む。例えば、制御データは、UI画面(例えば、後述する図4)を介して受け付けたユーザの指示に基づいて、複合機200が実行すべき処理(例えば、サーバ400へのスキャンデータの送信)を行うために必要な情報(例えば、スキャンデータの送信先アドレス)を含む。
S15では、CPU210は、受信したUIデータに基づいて、複数個のスキャンデータを生成するスキャン処理を実行する。本実施例のスキャン処理では、CPU210は、ユーザが用意した原稿を2回に分けて読み取ることによって、2個のスキャンデータを生成する。本実施例のスキャンデータは、RGBの各成分の値(例えば、0〜255の256階調の値)を画素ごとに含むRGB画像データである。
図3は、本実施例で用いられる原稿の一例を示す図である。図3の原稿10のサイズは、スキャナ部250が1回で読み取り可能なサイズ(本実施例では、A4サイズより少し大きなサイズ)の約2倍のサイズ(本実施例では、A3サイズ)である。
図4は、UI画面の一例を示す図である。先ず、CPU210は、図4のUI画面UG1を表示部270に表示する。例えば、UI画面UG1は、原稿台への原稿10の適切な設置を促すメッセージMS1と、スキャンボタンSBと、キャンセルボタンCBと、を含んでいる。ユーザは、UI画面UG1に従って、原稿10の左側の約半分の領域10L(図3)を読み取ることができるように、原稿10を原稿台に設置し、スキャンボタンSBを押下する。スキャンボタンSBの押下に応じて、CPU210は、スキャナ部250を制御して原稿を読み取ることによって、左側スキャンデータを生成する。
図5は、スキャン画像の一例を示す図である。図5(A)には、左側スキャンデータによって表される左側スキャン画像20Lが示されている。左側スキャン画像20Lは、原稿10の左側の約半分の領域10L(図3)を示す左側原稿画像HILと、余白WBLと、を含んでいる。
次に、CPU210は、所定のUI画面(図示省略)を表示部270に表示する。このUI画面は、UI画面UG1と同様に、原稿台への原稿10の適切な設置を促すメッセージと、スキャンボタンと、キャンセルボタンと、を含んでいる。ユーザは、UI画面に従って、原稿10の右側の約半分の領域10R(図3)を読み取ることができるように、原稿10を原稿台に設置し、スキャンボタンを押下する。CPU210は、スキャンボタンの押下に応じて、スキャナ部250を制御して原稿を読み取ることによって、右側スキャンデータを生成する。
図5(B)には、右側スキャンデータによって表される右側スキャン画像20Rが示されている。右側スキャン画像20Rは、原稿10の右側の約半分の領域10R(図3)を示す右側原稿画像HIRと、余白WBRと、を含んでいる。
ここで、図3の原稿10の横方向の中央部CAを表す画像は、左側スキャン画像20Lの右端に沿った領域と、右側スキャン画像20Rの左端に沿った領域と、の両方に含まれている。すなわち、図5にハッチングで示すように、左側スキャン画像20Lは、原稿10の中央部CAを表す画像CILを含み、右側スキャン画像20Rは、原稿10の中央部CAを表す画像CIRを含んでいる。これは、例えば、UI画面や複合機200の説明書などによって、原稿10の中央部CAが、右側スキャンデータの生成時と左側スキャンデータの生成時との両方で読み取られるように、原稿10を原稿台に設置するように、ユーザに指示することによって、実現される。なお、左側スキャン画像20L内の画像CILと、右側スキャン画像20R内の画像CIRとは、ともに原稿10の中央部CAを表しているが、ユーザによって原稿台に設置された原稿10の位置、スキャナ部250の光電変換素子の特性などによって、面積や色などに多少の差は、生じ得る。
図2のS20では、CPU210は、右側スキャン画像20Rを表す右側スキャンデータと、左側スキャン画像20Lを表す左側スキャンデータと、をサーバ400に対して送信する。この結果、S25にて、サーバ400のCPU410は、右側スキャンデータと、左側スキャンデータと、取得して、バッファ領域421に格納する。
S35では、CPU410は、対応領域決定処理を実行する。対応領域決定処理は、右側スキャン画像20R(図5(B))内の一部の領域である基準領域RA1に対応する左側スキャン画像20L(図5(A))内の対応領域CPを決定する処理である。本実施例では、基準領域RA1は、右側スキャン画像20R内の予め決められた領域である。基準領域RA1に対応する対応領域CPは、次のように定義できる。右側スキャン画像20R内の基準領域RA1内に表されている原稿10の一部分を特定部分画像SPT(図3)とする。基準領域RA1に対応する対応領域CPは、左側スキャン画像20Lにおいて、原稿10の特定部分画像SPTを表す領域である。対応領域CPは、左側スキャン画像20L内の探索領域内から決定される。後述するように、対応領域CPとしては、基準領域RA1の画像に類似する画像を表す領域が、採用される。なお、対応領域決定処理の詳細は、後述する。
S40では、CPU410は、合成処理を実行する。合成処理では、右側スキャンデータと左側スキャンデータとを用いて、右側スキャン画像20R内の右側原稿画像HIRと、左側スキャン画像20L内の左側原稿画像HILとが合成された合成画像を表す合成画像データが生成される。
図6は、合成画像の一例を示す図である。図6の合成画像30において、右側原稿画像HIRと左側原稿画像HILとは、右側原稿画像HIR内の基準領域RA1と、左側原稿画像HIL内の対応領域CPとが、同じ位置に配置されるように、合成される。合成画像30において、右側原稿画像HIRと左側原稿画像HILとが互いに重なり合う領域内の画素の値には、例えば、右側原稿画像HIR(右側スキャン画像20R)内の画素の値が優先的に採用される。これによって、右側原稿画像HIRと左側原稿画像HILとが合成されて、図3の原稿10を表す合成画像30が生成される。なお、CPU410は、合成画像30の輪郭形状が矩形状になるように縁の一部を削除するトリミング処理を行ってもよい。
なお、後述する対応領域決定処理において、基準領域RA1に対応する対応領域CPを決定できなかった場合には、所定の処理が実行される。例えば、機械的に、左側スキャン画像20Lの右端の辺と、右側スキャン画像20Rの左端の辺とが、接するように、2個のスキャン画像が合成された合成画像を表す合成画像データが生成される(図示省略)。
図2のS45では、CPU410は、生成された合成画像データを複合機200に対して送信する。複合機200のCPU210は、合成画像データを受信すると、受信した合成画像データを不揮発性記憶装置230に格納するとともに、ユーザに合成画像データを受信したことを通知する。ユーザは、合成画像データを、任意の用途に利用可能である。例えば、複合機200は、ユーザの指示に基づいて、合成画像データを用いて、合成画像30を印刷することができる。
以上説明した画像処理システム1000によれば、一の原稿10(図3)からそれぞれ別の領域を読み取ることによって得られる複数個の画像データ(具体的には、右側スキャンデータと左側スキャンデータ)を用いて、一の原稿10を表す合成画像データを生成することができる。
次に、図2のS35の対応領域決定処理について説明する。図7は、対応領域決定処理の一例のフローチャートである。S110では、CPU410は、第1バラツキ条件が満たされるか否かを判定する。図8は、第1バラツキ条件の判定の概略図である。図8の左部には、左側スキャン画像20Lと、左側スキャン画像20L中の探索領域SA1と、が示されている。また、図中には、右方向を正方向とするX軸と、下方向を正方向とするY軸とが示されている。X軸は、左側スキャン画像20Lの右端の辺Srに垂直な横方向に延びる軸を示し、Y軸は、左側スキャン画像20Lの右端の辺Srに平行な縦方向に延びる軸を示している。以下、X軸の方向を、X方向とも呼び、Y軸の方向を、Y方向とも呼ぶ。
本実施例では、CPU410は、探索領域SA1の画像を用いて、第1バラツキ条件が満たされるか否かを判定する。本実施例では、探索領域SA1は、対応領域CPを探索するための探索領域の初期領域であり、左側スキャン画像20L中の予め決められた領域である(初期探索領域SA1とも呼ぶ)。本実施例では、初期探索領域SA1は、左側スキャン画像20Lの右端の辺Srに沿った矩形領域であり、辺Srに垂直な方向の幅は、所定幅W1である。この辺Srは、左側スキャン画像20Lの矩形状の輪郭を形成する4本の辺のうちの右側スキャン画像20Rに接合される辺Srである(接合辺Srとも呼ぶ)。図5(A)に示すように、初期探索領域SA1は、原稿10(図3)の中央部CAを表す画像CILの少なくとも一部を含むように、構成されている。
図8の右側には、処理領域PAが示されている。CPU410は、探索領域SA1中の後述するバラツキ領域を、処理領域PAを用いて探索する。処理領域PAは、矩形領域である。処理領域PAのX方向の幅は、探索領域SA1のX方向の幅W1と同じである。処理領域PAのY方向の長さは、基準領域RA1(図5(B))のY方向の長さと同じである。このような処理領域PAを用いることによって、バラツキ領域を適切に探索でき、そして、処理速度が長くなることを抑制できる。CPU410は、処理領域PAが探索領域SA1からはみ出ないように、処理領域PAの位置を、探索領域SA1の上端から下端まで1画素ずつ移動させる。そして、CPU410は、処理領域PAの各位置において、処理領域PAの画像を解析してバラツキ画素の割合を算出する。
図9は、バラツキ画素と非バラツキ画素とを説明する図である。CPU410は、処理領域PA内の複数個の画素を1個ずつ注目画素TPとして選択して、注目画素TPを中心とする横3画素×縦3画素分の領域FL内の画素を用いて、注目画素TPのバラツキ値Vを算出する。まず、図9の式に示すように、CPU410は、注目画素TPのRGBの値(R0、G0、B0)と、周囲の8個の画素のRGBの値(Rn、Gn、Bn)のそれぞれと、の差分ΔVnを算出する。nは、注目画素TPの周囲の8個の画素を識別する1〜8までの番号であり、図9の領域FL内の各画素に付された番号である。CPU410は、図9に式で示すように、算出された8個の差分ΔVnの合計値を、注目画素TPのバラツキ値Vとして算出する。注目画素TPのバラツキ値Vが、所定の閾値Vth以上である場合には、注目画素TPは、バラツキ画素に分類され、所定の閾値Vth未満である場合には、注目画素TPは、非バラツキ画素に分類される。
CPU410は、処理領域PAの画素数に対するバラツキ画素の数の割合(バラツキ画素割合と呼ぶ)が所定の閾値THx(例えば、50%)を超えるまで、処理領域PAの移動とバラツキ画素割合の算出とを繰り返す。処理領域PAの画像におけるバラツキ画素割合が所定の閾値THxを超える場合、CPU410は、処理領域PAがバラツキ領域であると判定する。図8中では、初期探索領域SA1内のバラツキ領域に、ハッチングが付されている。処理領域PAがバラツキ領域であると判定された場合、CPU410は、バラツキ領域のY方向側に隣接する位置に処理領域PAを移動させ、Y方向に向かって新たなバラツキ領域を探索する。このように、CPU410は、探索領域SA1の全体からバラツキ領域を探索する。なお、処理領域PAのY方向の長さは探索領域SA1のY方向の長さよりも短い。このように、探索領域SA1よりも小さい処理領域PAを用いることによって、探索領域SA1内のバラツキ領域を、適切に探索できる。
CPU410は、初期探索領域SA1の画素数に対するバラツキ領域の画素数の割合であるバラツキ領域割合が、所定の第1バラツキ基準値(例えば、50%)未満である場合には、第1バラツキ条件が満たされないと判定する。第1バラツキ条件が満たされないことは、探索領域SA1の画像が、画像によって表される対象物の色や形状等の変化に乏しい画像であることを示している。この場合、左側スキャン画像20Lにおいて、特定部分画像SPT(図3)を表す領域以外にも、基準領域RA1の画像に類似する画像を表す領域が存在する可能性が高い。一方、バラツキ領域割合が第1バラツキ基準値以上である場合には、CPU410は、第1バラツキ条件が満たされると判定する。第1バラツキ条件が満たされることは、探索領域SA1の画像が、画像によって表される対象物の色や形状等の変化に富む画像であることを示している。この場合、左側スキャン画像20Lにおいて、特定部分画像SPT(図3)を表す領域以外に、基準領域RA1の画像に類似する画像を表す領域が存在する可能性が低い。第1バラツキ条件の判定結果は、後述するS150で利用される。なお、図5(A)、図8の左側スキャン画像20Lが処理される場合には、第1バラツキ条件が満たされることとして、説明を行う。また、図8の実施例では、第1バラツキ条件の判定に用いられる判定領域は、探索領域SA1である。
図7のS120では、CPU410は、探索領域SA1(図5(A))から候補領域を選択する。図10は、探索領域SA1から選択され得る候補領域について説明する図である。候補領域の形状およびサイズは、基準領域RA1(図5(B))に応じて決定される。まず、基準領域RA1と同じ形状およびサイズを有する枠NPが、探索領域SA1の少なくとも一部と重なるように、探索領域SA1に対して配置される。そして、枠NP内の領域のうち、探索領域SA1と重なる領域が候補領域として特定される。
図10(A)の枠NPaは、最も右側かつ上側に配置される枠である。この枠NPaの左上の画素Paの座標を(k、1)とする。なお、画素Paの座標(k、1)は、対応領域決定処理の説明の便宜のために用いる座標である。後述する画素Pb〜Pdの座標についても同様である。画素Paの横方向(X軸方向)の位置は、探索領域SA1の右端の画素の横方向の位置と同じである。画素Paの縦方向(Y軸方向)の位置は、探索領域SA1の上端の画素より所定長(具体的には、50〜100画素分の長さ)だけ上方に位置している。したがって、図10(A)においてハッチングで示すように、枠NPa内の領域のうち、左端の1本の画素のライン上に位置する複数個の画素の下側の一部分の領域が、探索領域SA1と重なっている。
図10(B)の枠NPbは、最も右側かつ下側に配置される枠である。この枠NPbの左上の画素Pbの座標を(k、m)とする。画素Pbの横方向の位置は、探索領域SA1の右端の画素の横方向の位置と同じである。画素Pbの縦方向の位置は、探索領域SA1の下端の画素より所定長だけ上方に位置している。したがって、図10(B)においてハッチングで示すように、枠NPb内の領域のうち、左端の1本の画素のライン上に位置する複数個の画素の上側の一部分の領域が、探索領域SA1と重なっている。
図10(C)の枠NPcは、最も左側かつ上側に配置される枠である。この枠NPcの左上の画素Pcの座標を(1、1)とする。画素Pcの横方向の位置は、探索領域SA1の左端の画素の横方向の位置と同じである。画素Pcの縦方向の位置は、探索領域SA1の上端の画素より所定長だけ上方に位置している。したがって、図10(C)においてハッチングで示すように、枠NPc内の領域のうち、下側の一部分の領域が探索領域SA1と重なっている。
図10(D)の枠NPdは、最も左側かつ下側に配置される枠である。この枠NPdの左上の画素Pdの座標を(1、m)とする。画素Pdの横方向の位置は、探索領域SA1の左端の画素の横方向の位置と同じである。画素Pcの縦方向の位置は、探索領域SA1の下端の画素より所定長だけ上方に位置している。したがって、図10(D)においてハッチングで示すように、枠NPc内の領域のうち、上側の一部分の領域が探索領域SA1と重なっている。
候補領域を特定するために配置される枠NPの左上の画素の座標は、(p、q)で表される(k×m)個の座標の中から、順次に選択される。ここで、pは、1以上k以下の任意の整数であり、qは、1以上m以下の任意の整数である。したがって、探索領域SA1には、(k×m)個の枠NPが配置可能である。換言すれば、探索領域SA1内には、(k×m)個の候補領域が特定可能である。
後述するように、探索領域SA1からは、複数の候補領域が選択され得る。探索領域SA1内の(k×m)個の候補領域の選択順は、図10(A)〜図10(C)に矢印で示す通りである。(k×m)個の枠NPの中から、右上の端の枠NPa(図10(A))が最初に選択される。その後、1画素ずつ下方向に位置がずれた枠NPが、順次に選択される。そして、右下の端の枠NPb(図10(B))が選択されると、右上の端の枠NPaの位置から1画素だけ左方向にずれた枠NPが選択される。その後は、再び1画素ずつ下方向に位置がずれた枠NPが、順次に選択される。最後に選択される枠NPは、左下の端の枠NPd(図10(D))である。
このように、本実施例では、CPU410は、探索領域SA1の右端、すなわち、左側スキャン画像20L(図5(A))のうちの右側スキャン画像20Rに接合される辺Srに近い位置から、辺Srから遠い位置に向かって、候補領域の選択を進行する。
図7のS120では、CPU410は、処理対象の1個の候補領域(注目候補領域と呼ぶ)を選択する。S130では、CPU410は、注目候補領域と基準領域RA1との間の類似度を算出する。本実施例では、類似度は、注目候補領域内の画素の総数Ntに対する類似画素数SCの割合である(SC/Nt)。注目候補領域内の類似画素は、基準領域RA1内の対応する画素に対する画素値の差ΔVPが小さい画素である。注目候補領域内の注目画素に対応する基準領域RA1内の画素は、注目候補領域内の画像と基準領域RA1内の画像とを、注目候補領域を特定する際に用いた枠NPと、基準領域RA1の外縁とが一致するように重ねた場合に、注目画素と重なる基準領域RA1内の画素である。差ΔVPについては、以下の通りである。差ΔVPを算出すべき2個の画素のRGBの値を、(R1、G1、B1)と(R2、G2、B2)とする。差ΔVPは、3種類の成分値間の差分の絶対値の和で表される。すなわち、差ΔVPは、(R1−R2)の絶対値と、(G1−G2)の絶対値と、(B1−B2)の絶対値と、の合計値で表される。差ΔVPが所定の基準値TH1以下である画素が、類似画素である。以上のように算出される類似度(SC/Nt)が大きいほど、基準領域RA1と、注目候補領域とは、類似している。
S140では、CPU410は、類似度(SC/Nt)が、所定の閾値TH2以上であるか否かを判定する。類似度が閾値TH2以上であることは、注目候補領域が基準領域RA1に類似していることを示している。
類似度が閾値TH2未満である場合(S140:No)、すなわち、注目候補領域が基準領域RA1に類似していない場合、S170で、CPU410は、探索領域に含まれる全ての候補領域の処理が完了したか否かを判定する。未処理の候補領域が残っている場合(S170:No)、S180で、CPU410は、探索領域から新たな(他の)注目候補領域を選択する。そして、CPU410は、S130に移行し、新たな注目候補領域の処理を実行する。
類似度が閾値TH2以上である場合(S140:Yes)、S145で、CPU410は、注目候補領域を特定する情報を、基準領域RA1に類似する候補領域(類似候補領域と呼ぶ)を特定する情報として、記憶装置(例えば、揮発性記憶装置420、または、不揮発性記憶装置430)に格納する。類似候補領域を特定する情報(類似候補領域情報と呼ぶ)としては、例えば、候補領域の枠の左上の隅の画素の位置と候補領域の枠の横方向の幅と縦方向の高さとを表す情報を、採用可能である。
S150では、CPU410は、第1バラツキ条件(S110)が満たされるか否かを確認する。第1バラツキ条件が満たされる場合(S150:Yes)、S200で、CPU410は、S145で記憶された類似候補領域を、基準領域RA1に対応する対応領域として決定する。例えば、図5(A)の領域CPが、基準領域RA1に対応する対応領域として決定される。S210で、CPU410は、接合フラグを「オン」に設定し、そして、図7の処理を終了する。図2のS40では、接合フラグが「オン」である場合、CPU410は、図6で説明したように、基準領域RA1と対応領域CPとが同じ位置に配置されるように、右側原稿画像HIRと左側原稿画像HILとを合成する。
このように、初期探索領域SA1から基準領域RA1に類似する類似候補領域が探索される。そして、第1バラツキ条件が満たされる場合には、1つの類似候補領域が見つかるまで、他の候補領域の選択と選択された候補領域の類似度の算出とが実行される。そして、最初に見つかった類似候補領域が、基準領域RA1に対応する対応領域CPとして決定される。上述したように、第1バラツキ条件が満たされる場合には、探索領域SA1の画像が対象物の色や形状等の変化に富む画像であるので、最初に見つかった類似候補領域が、特定部分画像SPT(図3)を表す領域である可能性が高い。従って、CPU410は、最初に見つかった類似候補領域を対応領域CPとして用いることによって、適切な合成画像30(図6)を表す合成画像データを生成可能である。
次に、第1バラツキ条件が満たされない場合について、説明する。図11は、第1バラツキ条件を満たさない原稿の一例を示す図である。図3の原稿10との差異は、図11の原稿10xでは、中央部CAxの画像が対象物の色や形状等の変化に乏しい画像である点だけである。原稿10xの他の構成は、図3の原稿10の構成と、同じである。図12は、スキャン画像の一例を示す図である。図12(A)は、左側スキャンデータによって表される左側スキャン画像20xLを示している。左側スキャン画像20xLは、図11の原稿10xの左側の約半分の領域10xLを示す左側原稿画像HIxLと、余白WBxLと、を含んでいる。図12(B)は、右側スキャンデータによって表される右側スキャン画像20xRを示している。右側スキャン画像20xRは、図11の原稿10xの右側の約半分の領域10xRを示す右側原稿画像HIxRと、余白WBxRと、を含んでいる。右側スキャン画像20xR内の基準領域RA1は、右側スキャン画像20xR内の予め決められた領域であり、図5(B)の基準領域RA1と同じ領域である。図11の原稿10x内の特定部分画像SPTxは、図12(B)の右側スキャン画像20xRの基準領域RA1内の画像と同じ画像を表す部分である。
図13は、左側スキャン画像20xLから選択される候補領域の例を示す説明図である。ここで、第1候補領域SC1が、最初に見つかった類似候補領域であることとして、説明を行う。この第1候補領域SC1は、図11の特定部分画像SPTxを表す領域ではないが、第1候補領域SC1の類似度は、閾値TH2以上である。第1バラツキ条件が満たされない場合、中央部CAxの画像が対象物の色や形状等の変化に乏しい画像であるので、特定部分画像SPTxを表す領域とは異なる領域(例えば、特定部分画像SPTxの近くの領域)の類似度が、閾値TH2以上であり得る。
第1候補領域SC1が注目候補領域である場合、CPU410は、図7のS140で、類似度が閾値TH2以上であると判定し、S145で、注目候補領域(ここでは、第1候補領域SC1)を特定する情報を、類似候補領域情報として記憶装置に格納し、S150で、第1バラツキ条件が満たされないことを確認する。S160では、CPU410は、最初に見つかった類似候補領域に応じて探索領域を修正する。
図13には、初期の探索領域SA1と、修正済の探索領域SA2とが、示されている。修正済の探索領域SA2は、図7のS160で、第1候補領域SC1に応じて修正された領域である。図中の辺Srxは、左側スキャン画像20xLの矩形状の輪郭を形成する4本の辺のうちの右側スキャン画像20xRに接合される辺Srxである(接合辺Srxとも呼ぶ)。ハッチングが付された領域A1は、第1候補領域SC1が注目候補領域として選択されるよりも先に候補領域として選択済みの領域である(処理済領域A1と呼ぶ)。処理済領域A1内の部分PF1は、接合辺Srxから最も遠い部分である(最遠部分PF1と呼ぶ)。本実施例では、最も遠い部分PF1は、第1候補領域SC1の左端である。距離wは、処理済領域A1のうちの最遠部分PF1と接合辺Srxとの間の距離である。接合辺Srxからの距離が処理済距離w以下である領域の大部分が、処理済領域A1である(以下、距離wを、処理済距離wとも呼ぶ)。なお、左側スキャン画像20xL上の距離は、例えば、画素数で表される。
CPU410は、図10で説明したように、接合辺Srxに近い位置から、接合辺Srxに遠い位置に向かって、候補領域の選択を進行する。また、CPU410は、接合辺Srxからの距離が処理済距離wの2倍である直線BL2と、接合辺Srxとで挟まれる領域SA2を、修正済の探索領域SA2として採用する。直線BL2は、接合辺Srxと平行な直線である。特定部分画像SPTx(図11)を表す領域は、最初に見つかった類似候補領域(ここでは、第1候補領域SC1)の近傍に存在すると推定される。従って、処理済距離wの2倍程度の距離の範囲を新たな探索領域として採用することによって、特定部分画像SPTx(図11)を表す領域を探索可能と推定される。なお、図13の例に示すように、修正済探索領域SA2は、初期の探索領域SA1よりも小さくなり得る。この代わりに、修正済探索領域SA2が、初期の探索領域SA1よりも大きくなる場合もある。以後、探索領域として、修正済の探索領域SA2が用いられる。なお、図7のS160は、最初の類似候補領域が見つかった場合に、1回だけ実行される。
図7のS170で、CPU410は、探索領域(ここでは、修正済探索領域SA2)に含まれる全ての候補領域の処理が完了したか否かを判定する。未処理の候補領域が残っている場合(S170:No)、S180で、CPU410は、探索領域から新たな注目候補領域を選択する。新たな注目候補領域の選択は、図10で説明した手順と同じ手順に従って、行われる。そして、CPU410は、S130に移行し、新たな注目候補領域の処理を実行する。図13の例では、第1候補領域SC1に加えて、図11の特定部分画像SPTxを表す第2候補領域SC2が、類似候補領域である。
探索領域(ここでは、修正済探索領域SA2)内の全ての候補領域の処理が完了した場合(S170:Yes)、S185で、CPU410は、記憶装置の類似候補領域情報を参照して、少なくとも1つの類似候補領域が見つかったか否かを判定する。少なくとも1つの類似候補領域が見つかった場合(S185:Yes)、S190で、CPU410は、見つかった少なくとも1つの類似候補領域の中から最も類似度の高い候補領域を、対応領域CPxとして決定する。図13の例では、第2候補領域SC2の類似度は、第1候補領域SC1の類似度よりも高い。従って、第2候補領域SC2が、対応領域CPxとして決定される。S210で、CPU410は、接合フラグを「オン」に設定し、そして、図7の処理を終了する。図2のS40では、基準領域RA1と対応領域CPxとが同じ位置に配置されるように、右側スキャン画像20xR内の右側原稿画像HIxRと左側スキャン画像20xL内の左側原稿画像HIxLとが合成された合成画像(図示省略)を表す合成画像データが生成される。
このように、第1バラツキ条件が満たされない場合には、CPU410は、修正済探索領域SA2から類似度が所定の閾値TH2以上である類似候補領域を探索する(通常は、複数の(2以上の)類似候補領域が見つかる)。例えば、図13の例では、第1候補領域SC1と第2候補領域SC2が、類似候補領域である。そして、CPU410は、類似度が閾値TH2以上である複数の候補領域のうちの類似度が最も高い候補領域を、対応領域として決定する(図13の例では、第2候補領域SC2が対応領域CPxとして決定される)。従って、左側原稿画像HIxLと右側原稿画像HIxRとの合成位置を決定する精度の低下を抑制できる。
また、図13で説明したように、第1バラツキ条件が満たされない場合、CPU410は、探索領域のうちの接合辺Srxから最も遠い部分と接合辺Srxとの間の距離である探索距離が、処理済距離wの2倍となるように、探索領域を修正する(修正済探索領域SA2)。このように、左側スキャン画像20xLに適した修正済探索領域SA2が用いられるので、左側原稿画像HIxLと右側原稿画像HIxRとの合成位置を決定する精度の低下を抑制できる。
また、図7のS200で説明したように、第1バラツキ条件が満たされる場合には、最初に見つかった類似候補領域が、基準領域RA1に対応する対応領域CPとして決定される。すなわち、対応領域CPとしては、所定の閾値TH2以上の類似度を有する候補領域が、採用される。一方、図7のS190で説明したように、第1バラツキ条件が満たされない場合には、複数の類似候補領域の中から最も類似度の高い候補領域が、対応領域CPxとして決定される。従って、対応領域CPxとして決定される候補領域の類似度は、複数の類似候補領域の類似度のうちの最も低い類似度(最低候補類似度と呼ぶ)以上である。すなわち、対応領域CPxとしては、最低候補類似度(通常は、所定の閾値TH2よりも高い)以上の類似度を有する候補領域が、採用される。このように、第1バラツキ条件が満たされる場合と満たされない場合との間で、類似度の実質的な基準が異なっている。この結果、種々の画像を処理する場合に、左側原稿画像と右側原稿画像との合成位置を決定する精度の低下を抑制できる。
なお、類似候補領域が見つからない場合(S185:No)、S240で、CPU410は、接合フラグを「オフ」に設定して、図7の処理を終了する。図2のS40では、接合フラグが「オフ」である場合、上述したように、CPU410は、対応領域CPを決定できない場合のための所定の処理を実行する。
B.第2実施例:
図14は、第1バラツキ条件の判定処理(図7:S110)の別の実施例の概略図である。図8の判定処理との差異は、図14の第2実施例の処理領域PA2のY方向の長さが1画素分の長さである点だけである。処理領域PA2のX方向の幅は、探索領域SA1の幅W1と同じである。第1バラツキ条件の判定以外の処理は、図2、図7の実施例と同じである。また、画像処理に用いられる画像処理システムは、図1に示す画像処理システム1000と同じである。
第2実施例の第1バラツキ条件の判定の処理は、図8の処理の処理領域PAを処理領域PA2に置換して得られる処理と同じである。すなわち、CPU410は、処理領域PA2(図14)が探索領域SA1からはみ出ないように、処理領域PA2の位置を、探索領域SA1の上端から下端まで1画素ずつ移動させる。そして、CPU410は、処理領域PA2の各位置において、処理領域PA2の画像を解析してバラツキ画素の割合を算出する。そして、CPU410は、探索領域SA1内のバラツキ領域を特定する。CPU410は、初期探索領域SA1の画素数に対するバラツキ領域の画素数の割合であるバラツキ領域割合が、第1バラツキ基準値(例えば、50%)未満である場合には、第1バラツキ条件が満たされないと判定する。一方、バラツキ領域割合が第1バラツキ基準値以上である場合には、CPU410は、第1バラツキ条件が満たされると判定する。
このように、第2実施例では、CPU410は、バラツキ領域を、図8の処理領域PAよりも小さい処理領域PA2を用いて特定するので、第1バラツキ条件が満たされるか否かの判定を適切に実行できる。なお、処理領域としては、図8の処理領域PAと図14の処理領域PA2とのいずれとも異なる領域を採用可能である。例えば、基準領域RA1と同じ大きさと形状の領域を、処理領域として採用してもよい。この場合の第1バラツキ条件の判定処理としては、例えば、以下の処理を採用可能である。CPU410は、処理領域を、図10で説明した枠と同様に、1画素ずつ移動させる。そして、CPU410は、処理領域の各位置において、処理領域の画像を解析してバラツキ画素の割合を算出する。 そして、CPU410は、探索領域SA1内のバラツキ領域を特定し、第1バラツキ条件が満たされるか否かを判定する。
C.第3実施例:
図15は、第1バラツキ条件の判定処理(図7:S110)の別の実施例のフローチャートである。図8の判定処理とは異なり、図15の実施例では、探索領域SA1と基準領域RA1との両方が用いられる。第1バラツキ条件の判定以外の処理は、図2、図7の実施例と同じである。また、画像処理に用いられる画像処理システムは、図1に示す画像処理システム1000と同じである。
S300では、CPU410は、基準領域RA1(図5(B))の画像を解析して基準領域RA1内のバラツキ画素の割合を算出する。バラツキ画素の特定方法は、図9で説明した方法と同じである。基準領域RA1のバラツキ画素の割合が所定の第1バラツキ基準値(例えば、50%)以上である場合(S300:Yes)、S330で、CPU410は、第1バラツキ条件が満たされると判定し、図15の処理を終了する。
基準領域RA1のバラツキ画素の割合が所定の第1バラツキ基準値未満である場合(S300:No)、S310で、CPU410は、初期の探索領域SA1の画像を解析してバラツキ領域割合を算出する。バラツキ領域割合の算出方法は、図7のS110での算出方法と同じである。探索領域SA1のバラツキ領域割合が第1バラツキ基準値以上である場合(S310:Yes)、S330で、CPU410は、第1バラツキ条件が満たされると判定し、図15の処理を終了する。
基準領域RA1のバラツキ画素の割合が第1バラツキ基準値未満であり、かつ、探索領域SA1のバラツキ領域割合が第1バラツキ基準値未満である場合(S300:No、S310:No)、S320で、CPU410は、第1バラツキ条件が満たされないと判定し、図15の処理を終了する。
このように、第3実施例の第1バラツキ条件の判定処理では、第1バラツキ条件の判定に用いられる判定領域が、探索領域SA1と基準領域RA1とを含んでいる。従って、探索領域SA1内の画素値のバラツキと基準領域RA1内の画素値のバラツキとに適した対応領域が決定されるので、左側原稿画像と右側原稿画像との合成位置を決定する精度の低下を抑制できる。例えば、基準領域RA1のバラツキ画素の割合が第1バラツキ基準値以上である場合には、基準領域RA1の画像が、対象物の色や形状等の変化に富む画像であるので、基準領域RA1とは異なる画像を表す領域が、誤って、対応領域として決定される可能性が小さい。従って、第1バラツキ条件が満たされると判定することによって、画像処理の負担を軽減しつつ、合成位置を決定する精度の低下を抑制できる。また、探索領域SA1のバラツキ領域割合が第1バラツキ基準値以上である場合には、探索領域SA1の画像が、対象物の色や形状等の変化に富む画像であるので、基準領域RA1とは異なる画像を表す領域が、誤って、対応領域として決定される可能性が小さい。従って、第1バラツキ条件が満たされると判定することによって、画像処理の負担を軽減しつつ、合成位置を決定する精度の低下を抑制できる。
D.第4実施例:
図16は、第1バラツキ条件の判定処理(図7:S110)の別の実施例のフローチャートである。図15の判定処理との差異は、基準領域RA1のバラツキ画素の割合の条件と、探索領域SA1のバラツキ領域割合の条件と、の組合せが異なる点だけである。
具体的には、第4実施例では、基準領域RA1のバラツキ画素の割合が第1バラツキ基準値以上であり(S400:Yes)、かつ、探索領域SA1のバラツキ領域割合が第1バラツキ基準値以上である(S410:Yes)場合、S420で、CPU410は、第1バラツキ条件が満たされると判定し、図16の処理を終了する。基準領域RA1のバラツキ画素の割合が第1バラツキ基準値未満である場合と(S400:No)、探索領域SA1のバラツキ領域割合が第1バラツキ基準値未満である場合(S410:No)とには、S430で、CPU410は、第1バラツキ条件が満たされないと判定し、図16の処理を終了する。
このように、第4実施例の第1バラツキ条件の判定処理では、第1バラツキ条件の判定に用いられる判定領域が、探索領域SA1と基準領域RA1とを含んでいる。従って、探索領域SA1内の画素値のバラツキと基準領域RA1内の画素値のバラツキとに適した対応領域が決定されるので、左側原稿画像と右側原稿画像との合成位置を決定する精度の低下を抑制できる。
なお、図16の実施例では、図15の実施例と比べて、第1バラツキ条件が満たされないと判定される可能性が高い。従って、図16の実施例では、対応領域の決定に、複数の類似候補領域が用いられる可能性が高い。この結果、左側原稿画像と右側原稿画像との合成位置を決定する精度の低下を抑制できる。
一方、図15の実施例では、図16の実施例と比べて、第1バラツキ条件が満たされると判定される可能性が高い。従って、図15の実施例では、対応領域として、最初に見つかった類似候補領域が採用される可能性が高い。この結果、画像処理の負担を軽減できる。
E.第5実施例:
図17(A)は、対応領域決定処理の別の実施例のフローチャートの一部であり、図17(B)は、処理の概略図である。図17(A)には、図7に示すフローチャートに追加されるS155が示されている。図7の対応領域決定処理との差異は、S155が追加される点だけである。追加されたS155の処理以外の処理は、図2、図7の実施例と同じである。また、画像処理に用いられる画像処理システムは、図1に示す画像処理システム1000と同じである。
第1バラツキ条件が満たされない場合(図7:S150:No)、CPU410は、図17(A)のS155で、未処理領域のバラツキ画素の割合を算出する。図17(B)には、左側スキャン画像20xL(図12(A))の一部が示されている。ここで、第1候補領域SC1が注目候補領域であり、第1候補領域SC1の類似度が閾値TH2以上であり(S140:Yes)、第1バラツキ条件が満たされない(S150:No)こととする。図中のハッチングが付された領域UPAは、探索領域SA1のうち、未だ候補領域として選択されていない領域である(未処理領域UPAと呼ぶ)。CPU410は、S155で、未処理領域UPAの画像を解析して未処理領域UPAにおけるバラツキ画素の割合を算出する。そして、CPU410は、未処理領域UPAが、バラツキ画素の割合が所定の第2バラツキ基準値(例えば、50%)以上であるという第2バラツキ条件を満たすか否かを判定する。未処理領域UPAが第2バラツキ条件を満たさない場合(S155:No)、CPU410は、図7のS160に移行する。そして、CPU410は、S180で、未処理領域UPAから新たな候補領域を選択して、選択した候補領域の処理を実行する。未処理領域UPAが第2バラツキ条件を満たす場合(S155:Yes)、CPU410は、未処理領域UPAからは新たな候補領域を選択せずに、図7のS190で、見つかった1以上の類似候補領域の中から最も類似度の高い候補領域を、対応領域として決定する。
以上のように、第5実施例では、未処理領域UPAの画素値のバラツキが第2バラツキ基準値と比べて小さい場合には、未処理領域UPAから類似候補領域が追加され得るので、左側原稿画像と右側原稿画像との合成位置を決定する精度の低下を抑制できる。また、未処理領域UPAの画素値のバラツキが第2バラツキ基準値以上である場合には、未処理領域UPAからは類似候補領域が見つからない可能性が高い。そこで、第5実施例では、CPU410は、未処理領域UPAから新たな候補領域を選択せずに、見つかった1以上の類似候補領域の中から最も類似度の高い候補領域を、対応領域として決定する。従って、画像処理の負担を軽減しつつ、合成位置の決定の精度の低下を抑制できる。なお、第2バラツキ基準値は、第1バラツキ基準値と異なっていても良い。
なお、図17(A)のS155は、図7のS160の後に実行されてもよい。すなわち、未処理領域UPAとしては、修正済探索領域(例えば、図13の修正済探索領域SA2)のうちの未処理の領域が用いられても良い。
F.第6実施例:
図18は、対応領域決定処理の別の実施例のフローチャートの一部である。図中には、図7に示すフローチャートに追加されるS162、S165、S167が示されている。図7の対応領域決定処理との差異は、S162、S165、S167が追加される点だけである。追加されたS162、S165、S167の処理以外の処理は、図2、図7の実施例と同じである。また、画像処理に用いられる画像処理システムは、図1に示す画像処理システム1000と同じである。
第1バラツキ条件が満たされない場合(S150:No)、CPU410は、S160で、最初に見つかった類似候補領域に応じて探索領域を修正し、S162で、類似度の閾値を、所定の閾値TH2から、最初に見つかった類似候補領域の類似度に、増大させる。例えば、図13の左側スキャン画像20xLの第1候補領域SC1が最初に見つかった類似候補領域である場合、類似度の閾値は、第1候補領域SC1の類似度に、増大される。これにより、次にS140(図7)が実行される場合には、類似度の基準として、閾値TH2に代えて増大済閾値が用いられる。なお、S160、S162は、最初の類似候補領域が見つかった場合に、1回だけ実行される。また、S160が、S162よりも後に実行されてもよい。
S165では、CPU410は、注目候補領域の類似度が増大済閾値を超えているか否かを判定する。注目候補領域の類似度が増大済閾値を超えていない場合(S165:No)、処理は、S170に移行する。なお、S162が実行された後の最初のS165では、注目候補領域の類似度は増大済閾値を超えていない。
注目候補領域の類似度が増大済閾値を超えている場合(S165:Yes)、注目候補領域は、最初に見つかった類似候補領域の類似度よりも高い類似度を有する類似候補領域である(高類似候補領域と呼ぶ)。例えば、図13の左側スキャン画像20xLの例では、第2候補領域SC2が、高類似候補領域であり得る。注目候補領域が高類似候補領域である場合、S167で、CPU410は、注目候補領域(すなわち、高類似候補領域)を、対応領域として決定する。そして、処理は、S210に移行する。
以上のように、第6実施例では、類似度が閾値TH2以上である類似候補領域(例えば、第1候補領域SC1)が見つかった場合に、見つかった類似候補領域の類似度よりも高い類似度を有する高類似候補領域(例えば、第2候補領域SC2)が見つかるまで、他の候補領域の選択と選択された候補領域の類似度の算出とが実行される。そして、高類似候補領域(例えば、第2候補領域SC2)が対応領域として決定される。このように、第1バラツキ条件が満たされない場合に、最初に見つかった類似候補領域よりも類似度が高い高類似候補領域が対応領域として用いられるので、合成位置の決定の精度の低下を抑制できる。また、図18の実施例では、1つの高類似候補領域が見つかった場合に、新たな候補領域が選択されずに、対応領域が決定される。従って、2以上の高類似候補領域が選択される場合と比べて、画像処理の負担を軽減できる。
G.変形例:
(1)図13の実施例において、修正済の探索領域の探索距離としては、処理済距離wの2倍に代えて他の値を採用可能である。適切な対応領域を決定するためには、例えば、修正済の探索領域の探索距離が、処理済距離wよりも大きく、かつ、処理済距離wの3倍以下となるように、探索領域を修正することが好ましい。
(2)図7のS110、S150で用いられる第1バラツキ条件としては、上記の条件に代えて他の種々の条件を採用可能である。例えば、CPU410は、探索領域SA1の画像に拘わらず、基準領域RA1内のバラツキ画素の割合が第1バラツキ基準値以上である場合に、第1バラツキ条件が満たされると判定してもよい。また、バラツキ画素と非バラツキ画素とを区別する方法としては、図9で説明した方法に代えて、他の種々の方法を採用可能である。例えば、差分ΔVnとして、輝度値の差分の絶対値を採用してもよい。輝度値は、予め決められた算出式(例えば、RGBの3個の成分値から、YCbCr色空間の輝度成分であるY成分を算出する算出式)を用いて、算出可能である。一般的には、第1バラツキ条件としては、画素値のバラツキが大きいことを示す種々の条件を採用可能である。また、第1バラツキ条件の判定に用いられる判定領域としては、探索領域および基準領域を含む特定領域のうちの少なくとも一部の領域を採用可能である。例えば、探索領域SA1の一部分(例えば、探索領域SA1のうちの辺Srに近い半分の部分)が、判定領域として採用されてもよい。また、図17の実施例の第2バラツキ条件としても、同様に、画素値のバラツキが大きいことを示す種々の条件を採用可能である。
(3)基準領域RA1は、所定の領域ではなく、可変領域であってもよい。例えば、CPU410は、基準領域が配置される画像(例えば、右側スキャン画像)の解析結果に応じて、基準領域を決定してもよい。
(4)初期の探索領域は、所定の領域ではなく、可変領域であってもよい。例えば、CPU410は、探索領域が配置される画像(例えば、左側スキャン画像)の解析結果に応じて、初期の探索領域を決定してもよい。
(5)候補領域が基準領域に類似しているか否かを判定するための基準(例えば、閾値TH2)は、所定の値ではなく、可変値であってもよい。例えば、CPU410は、第1バラツキ条件の判定領域内のバラツキ画素の割合が高いほど類似度の基準として高い値を採用してもよい。
(6)基準領域と候補領域との間の類似度としては、上記実施例で説明した類似度に代えて、基準領域と候補領域との間の類似の度合いを表す他の種々の指標を採用可能である。例えば、候補領域内の注目画素と、注目画素に対応する基準領域内の画素と、の間の輝度値の差分の絶対値が所定の基準値以下である注目画素を、類似画素として採用可能である。そして、候補領域の画素数Ntに対する類似画素の数の割合を、類似度として採用可能である。
(7)対応領域決定処理としては、上記各実施例の処理に代えて、他の種々の処理を採用可能である。例えば、上記各実施例において、図7のS160を省略してもよい。図15のS300とS310との間で、バラツキ基準値が異なっていても良い。図16のS400とS410との間でバラツキ基準値が異なっていても良い。また、図14、図15、図16、図17、図18の実施例から任意に選択された複数の実施例を組み合わせてもよい(ただし、図15の実施例と図16の実施例との両方を含む組合せを除く)。
(8)2個のスキャンデータによって表される2個の画像を、第1の画像と、第2の画像とする。上記実施例では、第1の画像(具体的には、右側スキャン画像20R)の左端近傍と、第2の画像(具体的には、左側スキャン画像20L)の右端近傍と、が接合されるように、合成画像が生成されている。これに代えて、例えば、2個のスキャンデータの生成に用いられる一つの原稿に応じて、第1の画像の右端近傍と、第2の画像の左端近傍とが、接合されるように、合成画像が生成されてもよい。あるいは、第1の画像の下端近傍と、第2の画像の上端近傍とが、接合されるように、合成画像が生成されても良く、第1の画像の上端近傍と、第2の画像の下端近傍と、が接合されるように、合成画像が生成されてもよい。
そして、このような第1の画像と第2の画像との接合の態様は、予め決められていても良いし、上述した4個の接合の態様の全てについて、それぞれ、対応領域を決定しても良い。後者の場合には、基準領域と対応領域との類似度が最も高い接合の態様で、第1の画像と第2の画像とが接合された合成画像を表す合成画像データが生成されてもよい。
なお、4個の接合の態様の間で、基準領域と初期の探索領域が異なることが好ましい。例えば、第1の画像の下端近傍と第2の画像の上端近傍とが接合される場合には、例えば、第1の画像の下端近傍に基準領域が配置され、第2の画像の上端近傍に、探索領域が配置される。一般的には、一方の画像のうちの接合される部分に基準領域が配置され、他方の画像のうちの接合される部分に探索領域が配置されることが好ましい。
(9)上記実施例では、合成画像データの生成に用いられる2個のスキャンデータは、1つの原稿を読み取って得られる右側スキャンデータと左側スキャンデータである。これに代えて、2個のスキャンデータは、2個の原稿をそれぞれ読み取って得られる2個のスキャンデータであっても良い。
(10)上記実施例では、合成画像データの生成に用いられる2個の画像データは、複合機200のスキャナ部250によって原稿が読み取られることによって生成される2個のスキャンデータである。これに代えて、2個の画像データは、デジタルカメラによって原稿を撮影することによって生成される2個の画像データであってもよい。
(11)上記実施例では、2個の画像データを用いて2個の画像が合成された合成画像を表す合成画像データが生成されている。これに限らず、任意の個数の画像データを用いて合成画像データが生成されても良い。例えば、4個の画像データを用いて、4個の画像が合成された合成画像を表す合成画像データが生成されてもよい。
(12)上記実施例においてサーバ400のCPU410によって実行される処理(例えば、図2のS25〜S40の処理)は、例えば、複合機200のCPU210によって実行されても良い。この場合には、サーバ400は不要であり、複合機200が単体で図2の処理を実行すればよい。また、サーバ400のCPU410によって実行される処理は、複合機200に接続されたパーソナルコンピュータ500(図1)のCPU(図示省略)によって実行されても良い。例えば、パーソナルコンピュータ500のCPUは、パーソナルコンピュータ500にインストールされたスキャナドライバプログラムを実行することによって、これらの処理を実行しても良い。また、サーバ400は、図1の実施例のように1つの計算機で構成されても良く、複数個の計算機を含む計算システムによって構成されていても良い。
上記各実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部あるいは全部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。
また、本発明の機能の一部または全部がコンピュータプログラムで実現される場合には、そのプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体(例えば、一時的ではない記録媒体)に格納された形で提供することができる。プログラムは、提供時と同一または異なる記録媒体(コンピュータ読み取り可能な記録媒体)に格納された状態で、使用され得る。「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」は、メモリーカードやCD−ROMのような携帯型の記録媒体に限らず、各種ROM等のコンピュータ内の内部記憶装置や、ハードディスクドライブ等のコンピュータに接続されている外部記憶装置も含んでいる。
以上、実施例、変形例に基づき本発明について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれる。
10、10x...原稿、10L、10xL、10R、10xR...領域、20L、20xL...左側スキャン画像、20R、20xR...右側スキャン画像、30...合成画像、70...インターネット、200...複合機、210...CPU、220...揮発性記憶装置、221...バッファ領域、230...不揮発性記憶装置、231...制御プログラム、240...プリンタ部、250...スキャナ部、260...操作部、270...表示部、280...通信部、400...サーバ、410...CPU、420...揮発性記憶装置、421...バッファ領域、430...不揮発性記憶装置、431...コンピュータプログラム、480...通信部、500...パーソナルコンピュータ、1000...画像処理システム、HIL、HIxL...左側原稿画像、HIR、HIxR...右側原稿画像、WBL、WBxL、WBR、WBxR...余白、SPT、SPTx...特定部分画像、w...処理済距離、W1...所定幅、A1...処理済領域、CA、CAx...中央部、PA、PA2...処理領域、SB...スキャンボタン、CB...キャンセルボタン、CP、CPx...対応領域、TP...注目画素、Pa、Pb、Pc、Pd...画素、Sr、Srx...辺(接合辺)、SA1...初期探索領域、SA2...修正済探索領域、RA1...基準領域、SC1...第1候補領域、SC2...第2候補領域、PF1...最遠部分、BL2...直線、MS1...メッセージ、UPA...未処理領域、CIL、CIR...画像、NP、NPa、NPb、NPc、NPd...枠

Claims (8)

  1. 画像処理装置であって、
    第1の画像を表す第1の画像データと、第2の画像を表す第2の画像データと、を取得する取得部と、
    前記第2の画像内の探索領域の中から前記第2の画像内の一部の領域である候補領域を選択して、前記第1の画像内の一部の領域である基準領域と、前記第2の画像内の選択された前記候補領域と、の間の類似度を算出することによって、前記類似度が基準以上である特定の候補領域を、前記基準領域に対応する対応領域として決定する決定部と、
    前記第1の画像データと前記第2の画像データとを用いて、前記基準領域の画像が前記対応領域の画像と同じ位置に配置されるように前記第1の画像と前記第2の画像とが合成された合成画像を表す合成画像データを生成する生成部と、
    を備え、
    (A)前記探索領域および前記基準領域を含む特定領域のうちの判定領域が、画素値のバラツキが大きいことを示す第1バラツキ条件を満たす第1の場合には、
    前記決定部は、
    前記類似度が前記基準以上である1つの前記特定の候補領域が見つかるまで、他の候補領域の選択と、前記他の候補領域に関する前記類似度の算出と、を実行し、
    前記類似度が前記基準以上である前記特定の候補領域を、前記対応領域として決定し、
    (B)前記判定領域が前記第1バラツキ条件を満たさない第2の場合には、
    前記決定部は、
    複数の前記候補領域の選択と、前記複数の候補領域に関する複数の前記類似度の算出と、を実行し、
    前記類似度が前記基準以上である2以上の候補領域のうち、前記類似度が最も高い前記特定の候補領域を前記対応領域として決定する、
    画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置であって、
    前記判定領域は、前記基準領域を含む、画像処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像処理装置であって、
    前記第1バラツキ条件は、前記探索領域の少なくとも一部の領域の内の画素値のバラツキと、前記基準領域の内の画素値のバラツキと、を用いる条件である、画像処理装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の画像処理装置であって、
    前記第2の場合に、前記決定部は、
    前記類似度が前記基準以上である候補領域が見つかった場合に、前記見つかった候補領域の前記類似度よりも高い類似度を有する前記特定の候補領域が見つかるまで、他の候補領域の選択と、前記他の候補領域に関する前記類似度の算出と、を実行し、
    前記特定の候補領域を前記対応領域として決定する、
    画像処理装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の画像処理装置であって、
    前記第2の画像の矩形状の輪郭を形成する4本の辺のうちの前記第1の画像に接合される辺を接合辺とし、
    前記探索領域のうち前記接合辺から最も遠い部分と前記接合辺との間の距離を探索距離とし、
    前記類似度が前記基準以上である候補領域が見つかるよりも先に前記候補領域として選択された領域のうち前記接合辺から最も遠い部分と前記接合辺との間の距離を処理済距離とする場合に、
    前記決定部は、前記探索距離が、前記処理済距離よりも大きく、かつ、前記処理済距離の3倍以下となるように、前記探索領域を修正する、画像処理装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の画像処理装置であって、
    前記決定部は、前記第2の場合に、
    前記類似度が前記基準以上である候補領域が見つかり、かつ、前記探索領域のうちの未だ前記候補領域として選択されていない領域である未処理領域が、画素値のバラツキが大きいことを示す第2バラツキ条件を満たす場合には、前記未処理領域の中からは候補領域を選択せずに、
    前記類似度が前記基準以上である候補領域が見つかり、かつ、前記未処理領域が前記第2バラツキ条件を満たさない場合には、前記未処理領域の中からの他の候補領域の選択と、前記他の候補領域に関する前記類似度の算出と、を実行する、
    画像処理装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の画像処理装置であって、
    前記類似度の前記基準を第1基準とする場合に、
    前記決定部は、
    前記第1の場合には、前記対応領域として、前記第1基準以上の前記類似度を有する候補領域を決定し、
    前記第2の場合には、前記対応領域として、前記第1基準よりも高い第2基準以上の前記類似度を有する候補領域を決定する、
    画像処理装置。
  8. コンピュータプログラムであって、
    第1の画像を表す第1の画像データと、第2の画像を表す第2の画像データと、を取得する取得機能と、
    前記第2の画像内の探索領域の中から前記第2の画像内の一部の領域である候補領域を選択して、前記第1の画像内の一部の領域である基準領域と、前記第2の画像内の選択された前記候補領域と、の間の類似度を算出することによって、前記類似度が基準以上である特定の候補領域を、前記基準領域に対応する対応領域として決定する決定機能と、
    前記第1の画像データと前記第2の画像データとを用いて、前記基準領域の画像が前記対応領域の画像と同じ位置に配置されるように前記第1の画像と前記第2の画像とが合成された合成画像を表す合成画像データを生成する生成機能と、
    をコンピュータに実現させ、
    (A)前記探索領域および前記基準領域を含む特定領域のうちの判定領域が、画素値のバラツキが大きいことを示す第1バラツキ条件を満たす第1の場合には、
    前記決定機能は、
    前記類似度が前記基準以上である1つの前記特定の候補領域が見つかるまで、他の候補領域の選択と、前記他の候補領域に関する前記類似度の算出と、を実行し、
    前記類似度が前記基準以上である前記特定の候補領域を、前記対応領域として決定し、
    (B)前記判定領域が前記第1バラツキ条件を満たさない第2の場合には、
    前記決定機能は、
    複数の前記候補領域の選択と、前記複数の候補領域に関する複数の前記類似度の算出と、を実行し、
    前記類似度が前記基準以上である2以上の候補領域のうち、前記類似度が最も高い前記特定の候補領域を前記対応領域として決定する、
    コンピュータプログラム。
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