JP2015228163A - 印刷システム、印刷装置、印刷システムの制御方法、印刷装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】印刷ショップ等における印刷物の安全な取得と、印刷料金の支払いの簡素化を実現すること。【解決手段】印刷装置102の印刷要求受付部802が、NFCを用いて携帯端末装置104から端末識別子を取得する(S903)。この際、携帯端末装置のNFCを用いた精算機能が利用できない状態の場合には、印刷装置にログインさせないように制御し、高セキュリティを維持する。ログイン後、印刷要求受付部802が、上記NFCを用いて取得した端末識別子に対応する印刷データを入稿管理サーバ101から取得し、印刷制御部803の制御で印刷する(S904〜S910)。また、印刷要求受付部802は、印刷データの印刷料金を、NFCを用いた携帯端末装置104の精算機能で精算する(S911)。【選択図】図10
Description
本発明は、印刷システム、印刷装置、印刷システムの制御方法、印刷装置の制御方法、及びプログラムに関するものである。
従来より、印刷ショップというものが存在しており、そこでは顧客の印刷ジョブをオンラインで受信し、印刷結果を顧客に提供するという業務形態をとっている。この際、顧客が入稿した印刷ジョブに基づく印刷結果を印刷ショップにて引き取るためのパスワードを電子メール等で顧客に予め伝えておく方法が一般的であった。顧客は受信したパスワードを持って印刷ショップに赴き印刷結果を取得し、最後に印刷料金を現金やカードなどを使って支払うという方法が一般的であった。
しかし、この方法では、電子メールの情報が漏洩すると、第三者に印刷結果を横取りされてしまう可能性を否定できないという問題があった。さらに、印刷後に印刷した枚数に応じて支払いを行うという煩わしさもあった。
近年、携帯電話、スマートフォン等の携帯端末装置が普及してきている。
特許文献1には、携帯端末装置に格納された情報をパスワードの代わりに利用した印刷システムが提案されている。
特許文献1には、携帯端末装置に格納された情報をパスワードの代わりに利用した印刷システムが提案されている。
しかし、特許文献1では、印刷料金を印刷した枚数に応じて、最後に現金やカードなどを使って支払いを行うという行為自体にはなんら改善策を与えていない。
また、特許文献1では、文書の印刷を行うためには、印刷ジョブの投入に使用された携帯端末装置を印刷ショップ等に持参する必要がある。例えば、まとまった組織内の複数の顧客が各々の携帯端末装置を使って印刷ジョブを投入してから、組織の代表者がそれらの印刷結果をまとめて印刷ショップに引き取りに行くというケースが考えられる。しかし、このケースの場合、印刷ジョブの投入に使用された全ての携帯端末装置を代表者が持参しなければ、全ての印刷結果の引取りができないという問題もあった。
さらに、携帯端末を紛失したり、携帯端末が盗難にあってしまった場合等には、印刷結果を他人に横取りされてしまう可能性があるという問題もあった。
また、特許文献1では、文書の印刷を行うためには、印刷ジョブの投入に使用された携帯端末装置を印刷ショップ等に持参する必要がある。例えば、まとまった組織内の複数の顧客が各々の携帯端末装置を使って印刷ジョブを投入してから、組織の代表者がそれらの印刷結果をまとめて印刷ショップに引き取りに行くというケースが考えられる。しかし、このケースの場合、印刷ジョブの投入に使用された全ての携帯端末装置を代表者が持参しなければ、全ての印刷結果の引取りができないという問題もあった。
さらに、携帯端末を紛失したり、携帯端末が盗難にあってしまった場合等には、印刷結果を他人に横取りされてしまう可能性があるという問題もあった。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものである。本発明の目的は、印刷ショップ等における印刷物の安全な取得と、印刷料金の支払いの簡素化を実現することができる仕組みを提供することである。
本発明は、携帯端末装置に関連する端末識別子と印刷データの組み合わせを保持するサーバ装置と、前記サーバ装置から印刷データを取得して印刷する印刷装置とを有する印刷システムであって、前記携帯端末装置は、近距離無線通信を用いた精算機能を有し、前記印刷装置は、近距離無線通信を用いて携帯端末装置から端末識別子を取得する第1の取得手段と、前記第1の取得手段により取得した端末識別子に対応する印刷データを前記サーバ装置から取得する第2の取得手段と、前記第2の取得手段により取得した印刷データの印刷料金を、近距離無線通信を用いた前記携帯端末装置の精算機能で精算する精算手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、印刷ショップ等における印刷物の安全な取得と、印刷料金の支払いの簡素化を実現することができる。
はじめに、本発明で用いる携帯端末装置の端末識別子について説明する。
特許文献1における携帯端末装置の端末識別子は具体的には、近距離通信インターフェースであるブルートゥースのMACアドレスであった。
本発明では、例えば、NFC(Near Field Communication)を介して携帯端末装置から印刷装置に送信することの可能なさまざまな値を携帯端末装置の端末識別子として利用する。
特許文献1における携帯端末装置の端末識別子は具体的には、近距離通信インターフェースであるブルートゥースのMACアドレスであった。
本発明では、例えば、NFC(Near Field Communication)を介して携帯端末装置から印刷装置に送信することの可能なさまざまな値を携帯端末装置の端末識別子として利用する。
具体的には、NFCのIDm(NFCの動作を掌るICチップ固有のID値)、ブルートゥースインタフェースのMACアドレス、Wi−Fi(Wireless Fidelity)インタフェース(無線LANインタフェース)のMACアドレス、携帯端末装置に登録されている電子メールアドレス、携帯端末装置に登録されている電話番号、ICCID(携帯端末装置に装着するSIMカード(Subscriber Identity Module Card)の識別番号)、携帯端末装置固有のUUID(Universally Unique Identifier)、携帯端末装置に登録されているユーザ名+任意のパスワードなどを携帯端末装置の端末識別子として利用可能としている。
携帯端末装置が無いと容易に認識できない識別子(MACアドレスやICCIDなど)は、主に携帯端末装置の所有者が利用する。一方、携帯端末装置が無くても認識できる識別子(電子メールアドレスや電話番号)は、携帯端末装置の所有者以外のユーザが利用してもよい。例えば、まとまった組織内の複数の顧客が各々の印刷ジョブを投入してから、組織の代表者がそれらの印刷結果をまとめて印刷ショップに引き取りに行くというケースを考える。このケースでは、携帯端末装置の所有者でない複数のユーザは印刷ショップに引き取りに行く代表者の携帯端末装置の電子メールアドレスや電話番号を入稿時に端末識別子として設定すれば、代表者の携帯端末装置で印刷結果の取得が可能となる。
また、さらに、本発明では、入稿ジョブと端末識別子の関連付けを委譲処理で変更することも可能としている。入稿時に代表者の携帯端末装置で原稿の引取りを行うということを意識していなくとも、後から、組織の代表者が印刷結果をまとめて印刷ショップに引き取りに行くという運用を容易に実現できるようにしている。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
<システム構成>
以下、本実施例の元となるシステム構成について説明する。
図1は、本発明の一実施例を示す印刷システムの構成を例示する図である。
入稿管理サーバ101は、印刷ショップ側の設備であり、インターネット103を介して、印刷装置102や顧客の携帯端末装置104、PC105等とデータ交換可能なように接続されている。入稿管理サーバ101上では、後述する図5で示す入稿管理ソフト501が動作している。
以下、本実施例の元となるシステム構成について説明する。
図1は、本発明の一実施例を示す印刷システムの構成を例示する図である。
入稿管理サーバ101は、印刷ショップ側の設備であり、インターネット103を介して、印刷装置102や顧客の携帯端末装置104、PC105等とデータ交換可能なように接続されている。入稿管理サーバ101上では、後述する図5で示す入稿管理ソフト501が動作している。
印刷装置102には、少なくともNFCインターフェース(以下I/F)が備わっており、携帯端末装置104とNFCを介して情報交換が可能となっている。印刷装置102上では、後述する図8で示す印刷受付ソフト801が動作している。
インターネット103は、印刷ショップの入稿管理サーバ101および印刷装置102と、顧客の携帯端末装置104やPC105との間で印刷データや各種管理情報の交換を行うネットワークである。印刷ショップと顧客の間が広域に及ぶ場合にはインターネットを用いるが、閉じた環境内で本発明を適用する場合は、WANやLANであってもかまわない。
携帯端末装置104は、その内部に印刷する原稿を保持していてもよい。携帯端末装置104上では、後述する図9で示す入稿処理ソフト1301が動作し、原稿の入稿処理を行い、複数の携帯端末で入稿された印刷ジョブの委譲処理も行うことができる。携帯端末装置104は、スマートフォンやタブレット端末であってもよいし、携帯電話であってもよい。
PC105は、その内部に印刷する原稿を保持してもよい。また、PC105は、NFCの情報を読み取ることのできる読み取り装置106を備えてもよい。なお、この読み取り装置は、PC105に内包されていてもよい。ここでは、PC105とは個別に存在するものとして説明している。PC105上では、後述する図9で示す入稿処理ソフト1301の一部が動作し、原稿の入稿処理を行い、入稿された印刷ジョブの委譲処理も行うことができる。PC105は、パーソナルコンピュータであってもよいし、タブレット端末などの他の情報処理装置であってもよい。
図2は、携帯端末装置104のハードウェア構成を例示するブロック図である。
201は携帯端末装置のメインボードを示している。無線NW I/F202は、主にWi−Fi通信の制御を行う無線LANインタフェースである。また、無線NW I/F202は、電話通信のI/Fも包含している。さらに、無線NW I/F202の内部には、Wi−FiのMACアドレス情報が格納されている。
201は携帯端末装置のメインボードを示している。無線NW I/F202は、主にWi−Fi通信の制御を行う無線LANインタフェースである。また、無線NW I/F202は、電話通信のI/Fも包含している。さらに、無線NW I/F202の内部には、Wi−FiのMACアドレス情報が格納されている。
携帯端末装置104は、無線NW I/F202を使ってWi−Fi通信でインターネット103にアクセスすることができる。さらに、無線NW I/F202内に包含される電話通信のI/Fを使ってもインターネット103にアクセスすることができる。どちらを使ってインターネット103にアクセスするのかは、携帯端末装置104に備わっている表示部210で設定した内容に従う。
近距離無線NW I/F203は、主にブルートゥース通信の制御を行うブルートゥースインタフェースである。近距離無線NW I/F203の内部に、ブルートゥースのMACアドレス情報が格納されている。
NFC I/F204は、NFC(Near Field Communication;近距離無線通信)規格に基づく通信制御を行う。NFC I/F204の内部にIDm(NFCの動作を掌るICチップ固有のID値)が格納されている。さらに、NFC I/F204は、電子マネー管理モジュールも内包しており、金銭情報はここで管理されている。該電子マネー管理モジュールは、NFCを用いた精算機能を実現するものである。通常、パスワードを用いて、NFCによる電子マネーの支払い可否設定(NFCによる精算機能の利用可否設定(利用可能/利用不可能))を変更することができる。
CPU206は、ROM・RAM207上にある制御プログラムを動作させて、携帯端末装置104全体の動作をコントロールする。後述する図9に示す入稿処理ソフト1301は、ROM・RAM207上に格納されてCPU206で動作させられる。ROM・RAM207の一部として、ICCID(携帯端末装置に装着するSIMカード(Subscriber Identity Module Card)の識別番号)を含む。ROM・RAM207の内部には、携帯端末装置固有のUUID(Universally Unique Identifier)、携帯端末装置に登録されているユーザ名+任意のパスワード、電子メールアドレスや電話番号が格納されて保存されている。
ユーザI/F208は、表示部210と入力部211の動きを制御する。表示部210は、携帯端末装置104の表示部であり、液晶パネルや有機ELパネルなどの表示装置である。入力部211は携帯端末装置104の入力部であり、キーボードやボタン、表示部210上面に備えつけられたタッチ式のセンサなどのことを示す。
加速度センサ209は、携帯端末装置104に加えられた物理的な重力加速度を検出する装置であり、XYZの3軸以上の加速度を検出することができる。
システムバス205は、メインボード201上の各種処理ブロック間の情報を相互に交換する。
なお、CPU206は、NFC I/F204を介した端末識別子の要求があった場合には、上述したような端末識別子をNFC I/F204を介して要求元に送信する。
システムバス205は、メインボード201上の各種処理ブロック間の情報を相互に交換する。
なお、CPU206は、NFC I/F204を介した端末識別子の要求があった場合には、上述したような端末識別子をNFC I/F204を介して要求元に送信する。
図3は、PC105のハードウェア構成を例示するブロック図である。
301はPCのマザーボードを示している。有線NW I/F302は、イーサネット(登録商標)に代表される有線通信ネットワークの通信の制御を行う。PC105は、有線NW I/F302を使ってインターネット103にアクセスすることができる。
301はPCのマザーボードを示している。有線NW I/F302は、イーサネット(登録商標)に代表される有線通信ネットワークの通信の制御を行う。PC105は、有線NW I/F302を使ってインターネット103にアクセスすることができる。
無線NW I/F303は、Wi−Fi通信の制御を行う。PC105は、無線NW I/F303を使ってインターネット103にアクセスすることができる。有線と無線のどちらを使ってインターネット103にアクセスするのかは、PC105に備わっている表示部311で設定した内容に従う。
近距離無線NW I/F304は、主にブルートゥース通信の制御を行う。システムバス305は、メインボード301上の各種処理ブロック間の情報を相互に交換する。
CPU306は、ROM・RAM307上にある制御プログラムを動作させて、PC105全体の動作をコントロールする。後述する図9に示す入稿処理ソフト1301は、後述する外部記憶装置310からROM・RAM307上に読み出されてCPU306で動作させられる。
Diskコントローラ308は、ハードディスクやSSD(Solid State Drive)に代表される外部記憶装置310を制御し他のブロックとの情報の受け渡しを行う。外部記憶装置310はドキュメントなどを格納しておく領域である。
ユーザI/F309は、表示部311と入力部312の動きを制御し、更にNFC I/F313の制御も行う。表示部311は液晶や有機ELに代表される表示装置で、ドキュメントを表示したり、印刷指示を出したりするために用いられる。入力部312はキーボードやマウスに代表されるデバイスを示し、ドキュメントを加工したり、印刷指示を出したりするために用いられる。
NFC I/F313は、NFCの情報をPC105に取り込むためのI/Fである。PC105の外部にあっても、内部にあってもよいが、図3ではPC105の外部にある例を示している。
図4は、入稿管理サーバ101のハードウェア構成を例示するブロック図である。
401は入稿管理サーバのマザーボードを示している。有線NW I/F402は、イーサネット(登録商標)に代表される有線通信ネットワークの通信の制御を行う。入稿管理サーバ101は、有線NW I/F402を使ってインターネット103にアクセスすることができる。
401は入稿管理サーバのマザーボードを示している。有線NW I/F402は、イーサネット(登録商標)に代表される有線通信ネットワークの通信の制御を行う。入稿管理サーバ101は、有線NW I/F402を使ってインターネット103にアクセスすることができる。
図4には無線NW I/Fや近距離無線NW I/F等図示されていないが、入稿管理サーバ101は、これらのI/Fを備えていてもかまわない。通常、サーバ装置ではこれらのI/Fは用いないので、ここでは図示していない。
システムバス403は、メインボード401上の各種処理ブロック間の情報を相互に交換する。CPU404は、ROM・RAM405上にある制御プログラムを動作させて、入稿管理サーバ101全体の動作をコントロールする。後述する図5に示す入稿管理ソフト501は、後述する外部記憶装置408からROM・RAM405上に読み出されてCPU404で動作させられる。
Diskコントローラ406は、ハードディスクやSSDに代表される外部記憶装置408を制御し他のブロックとの情報の受け渡しを行う。外部記憶装置408は、入稿されたジョブなどを格納しておく領域である。後述する図6に示す管理情報エントリも、外部記憶装置408に格納される。
ユーザI/F407は、表示部409と入力部410の動きを制御する。表示部409は液晶や有機ELに代表される表示装置で、サーバの情報を表示するのに用いられる。入力部410は、キーボードやマウスに代表されるデバイスを示している。入力部410は、サーバに対して何らかの指示を行なうために用いられる。
図5は、入稿管理サーバ101上で動作する入稿管理ソフト501を例示するブロック図である。なお、入稿管理ソフト501は、入稿管理サーバ101のCPU404が外部記憶装置408に格納されたプログラムをROM・RAM405に読み出して実行することにより、実現される。
図5に示すように、入稿管理ソフト501は、大きく分けて入稿管理部502、印刷管理部503、課金管理部504の3つのブロックで構成される。
入稿管理部502は、インターネット103を介して印刷ジョブを入稿する携帯端末装置104やPC105と通信を行い、それらのクライアント上で動作する入稿処理ソフト1301(図9)と通信し、クライアントからの印刷ジョブを管理する。クライアントからの印刷ジョブを受信すると、入稿管理部502は、後述する図6に示すような管理情報エントリを作成する。また、入稿管理部502は、印刷管理部503に対して印刷ジョブの指定を行い、印刷データの印刷装置102への配信を要求したり、課金管理部504と連携して印刷状態、支払い状態の管理を行う。
印刷管理部503は、入稿管理部502からの指示に基づいて、印刷ジョブを確定する。入稿された印刷ジョブが、印刷装置102でそのまま印刷可能なデータ形式でない場合には、印刷管理部503は、印刷装置102へ送信する前にそのまま印刷可能なデータ形式にデータ形式変換を行う。印刷管理部503は、印刷装置102が処理可能なデータ形式に関する情報を予め保持管理している。データ形式とは、例えば、PCL(Printer Control Language)に代表されるような各種PDL(Page Description Language)形式であったり、PDF(Portable Document Format)やXPS(XML Paper Specification)、JPEG(Joint Photographic Experts Group)などの形式のことを示す。そして、印刷管理部503は、確定した印刷ジョブに関する印刷データを印刷装置102に送信する。
課金管理部504は、ジョブの印刷が完了すると、印刷装置102からの指示に従い、図6で示すような管理情報エントリの更新を行い、印刷状態を印刷完了、集金完了の状態に設定する。なお、後述する実施例によっては、請求書情報を電子メールで送信することも行う。
図6は、入稿管理サーバ101上で管理される管理情報エントリのデータ構造の一例を示す図である。
601と608の各々は、1つの印刷ジョブのエントリを示す。入稿されたジョブの数に応じてエントリは増えてゆく。601と608は、同じ意味合いなのでここでは601についてのみ説明する。
601と608の各々は、1つの印刷ジョブのエントリを示す。入稿されたジョブの数に応じてエントリは増えてゆく。601と608は、同じ意味合いなのでここでは601についてのみ説明する。
ユーザID602は、携帯端末装置104やPC105で入稿処理ソフト1301を起動するときに指定したユーザIDである。このユーザID602により、ジョブの所有者を把握することが可能となる。
端末識別子603は、入稿処理ソフト1301でジョブを入稿するときに指定した端末識別子である。この端末識別子603には、NFCのIDmや携帯端末装置に登録されている電子メールアドレスなどさまざま種類の値がここに格納される。
端末識別子603は、入稿処理ソフト1301でジョブを入稿するときに指定した端末識別子である。この端末識別子603には、NFCのIDmや携帯端末装置に登録されている電子メールアドレスなどさまざま種類の値がここに格納される。
ジョブID604は、ジョブが入稿される毎に入稿管理ソフト501がアサインした各々個別の値を持つ。ジョブID604は、入稿管理ソフト501内で一意の値であり、ジョブID604の値がわかればジョブの特定は可能である。
印刷データ605は、携帯端末装置104やPC105で作成した印刷可能なデータ形式の印刷ジョブそのものである。1ページなら1ページ、10ページなら10ページ分のデータがここに格納される。
印刷データ605は、携帯端末装置104やPC105で作成した印刷可能なデータ形式の印刷ジョブそのものである。1ページなら1ページ、10ページなら10ページ分のデータがここに格納される。
印刷設定606は、携帯端末装置104やPC105で作成した印刷可能なデータ形式作成時に設定した印刷設定情報を保持する。印刷設定情報は、用紙サイズ、面付け設定、両面・片面印刷設定、カラー・白黒設定等、各種設定を保持する。
処理状態607は、当該ジョブの2つの処理状態を保持する。処理状態607が保持する1つ目の処理状態は印刷・未印刷の情報を示し、2つ目の処理状態は支払い済みか否かの内容を示す。
処理状態607は、当該ジョブの2つの処理状態を保持する。処理状態607が保持する1つ目の処理状態は印刷・未印刷の情報を示し、2つ目の処理状態は支払い済みか否かの内容を示す。
図7は、印刷装置102のハードウェア構成を例示するブロック図である。
701は、印刷装置のコントローラボードを示している。有線NW I/F702は、イーサネット(登録商標)に代表される有線通信ネットワークの通信の制御を行う。印刷装置102は、有線NW I/F702を使ってインターネット103にアクセスすることができる。
701は、印刷装置のコントローラボードを示している。有線NW I/F702は、イーサネット(登録商標)に代表される有線通信ネットワークの通信の制御を行う。印刷装置102は、有線NW I/F702を使ってインターネット103にアクセスすることができる。
無線NW I/F703は、Wi−Fi通信の制御を行う。印刷装置102は、無線NW I/F703を使ってインターネット103にアクセスすることができる。有線と無線のどちらを使ってインターネット103にアクセスするのかは、印刷装置102に備わっている表示部712で設定した内容に従う。
近距離無線NW I/F704は、主にブルートゥース通信の制御を行う。システムバス705は、メインボード701上の各種処理ブロック間の情報を相互に交換する。
CPU706は、ROM・RAM707上にある制御プログラムを動作させて、印刷装置102全体の動作をコントロールする。後述する図8に示す印刷受付ソフト801は、ROM・RAM707上に格納されてCPU706で動作させられる。
Diskコントローラ708は、ハードディスクやSSDに代表される外部記憶装置711を制御し他のブロックとの情報の受け渡しを行う。外部記憶装置711は印刷すべきジョブなどを一時的に格納しておく領域である。
ユーザI/F709は、表示部712と入力部713およびNFC I/F714の動きを制御する。表示部712は、液晶や有機ELに代表される表示装置で、印刷装置102内の設定情報を表示したり、入稿済みジョブの一覧を表示したりするのに用いる。入力部713は、印刷装置102に付加されているキーボードや、表示部712の上面に貼り付けたタッチセンサなどを示している。入力部713は、印刷装置102に対する指示を行うのに用いられる。
印刷部I/F710は、印刷部715へ印刷データを引き渡す。印刷部715は、いわゆるプリンタエンジンであり、電子写真方式やインクジェット方式などさまざまな印刷方式による、印刷装置のことである。印刷部715には、複数種類の用紙を抱える給紙カセットや、両面印刷装置、白黒・カラー印刷、ステープル、製本機、複数の排紙トレイなども含まれている。
NFC I/F714は携帯端末装置104からNFCを用いてログインの為の端末識別子情報を受信したり、印刷料金の引き落としを行うのに用いられる。
図8は、印刷装置102上で動作する印刷受付ソフト801のブロック図である。なお、印刷受付ソフト801は、印刷装置102のCPU706がROM・RAM707に格納されたプログラムを読み出して実行することにより、実現される。
図8に示すように、印刷受付ソフト801は、大きく分けて、印刷要求受付部802、印刷制御部803、課金処理部804の3つのブロックで構成される。
印刷要求受付部802は、NFC I/F714を監視している。ユーザが携帯端末装置104をNFC I/F714にかざすと、印刷要求受付部802は、携帯端末装置104から、まずNFCを用いて携帯端末装置104が金銭の支払いが可能な状態であるか否かを判断するための情報を取得する。支払い可能な場合には、印刷要求受付部802は、次に取得可能な全ての端末識別子情報を取得して、該端末識別情報を用いて印刷装置102にログインする。金銭の支払いが可能な状態でない場合には、印刷要求受付部802は、印刷装置102へのログインは行わない。
ログインした場合には、印刷要求受付部802は、入稿管理サーバ101の入稿管理部502に取得した識別子を送付する。入稿管理部502は、それを受信後、図6の管理情報エントリを探索して、取得した全ての端末識別子で入稿されている全ての原稿の特定を行う。
印刷制御部803は、入稿管理サーバ101の印刷管理部503から送信されてくる印刷可能形式のデータを受信して、印刷を行う。
課金処理部804は、入稿管理サーバ101の入稿管理部502から提供される印刷ジョブ情報を元にして、印刷料金の計算を行い、入稿管理部502に返答する。この課金処理部804で印刷料金の計算を行うことで、印刷機個々に異なった印刷料金の設定を行うことが可能となる。
図9は、携帯端末装置104およびPC105上で動作する入稿処理ソフト1301の構成を例示するブロック図である。携帯端末装置104では、入稿処理ソフト1301は、携帯端末装置104のCPU206がROM・RAM207に格納されたプログラムを読み出して実行することにより、実現される。PC105では、PC105のCPU306が外部記憶装置310に格納されたプログラムをROM・RAM707に読み出して実行することにより、実現される。
図9に示すように、入稿処理ソフト1301は、大きく分けてサーバ通信部1302、ジョブ委譲処理部1303の2つのブロックで構成される。
サーバ通信部1302は、携帯端末装置104もしくはPC105上で作成したドキュメントを、インターネット103を介して、入稿管理サーバ101に送信(入稿)する。サーバ通信部1302が送信するドキュメントは、印刷装置102が印刷可能な、PDF,XPS形式もしくはPC105上で動作するプリンタドライバで処理を行った結果得ることのできるPDL形式のものである。サーバ通信部1302は、ドキュメントを送信するときに、携帯端末装置104の端末識別子情報も一緒に付加して送信する。携帯端末装置104から送信する場合には、サーバ通信部1302は、その携帯端末装置104で保持している端末識別子情報を選択もしくは、他の携帯端末装置104に関連する端末識別子情報を手動で設定して送信する。PC105から送信する場合には、サーバ通信部1302は、携帯端末装置104をNFC I/F106にかざした結果得ることのできる端末識別子情報を選択もしくは、他の携帯端末装置104に関連する端末識別子情報を手動で設定して送信する。ここで言う他の携帯端末装置104とは、印刷原稿の引き取り時に持参する予定の携帯端末装置104のことである。
ジョブ委譲処理部1303は、携帯端末装置104上で動作する場合には、NFC I/F204と加速度センサ209の動きを監視し、他の携帯端末装置104の近接を検出した場合には、ジョブの委譲処理を行う。PC105上で動作する場合には、ジョブ委譲処理部1303は、NFC I/F106を監視し、他の携帯端末装置104の近接を検出した場合には、ジョブの委譲処理を行う。
<実施例1の処理シーケンス>
図10は、本発明の実施例1における処理のシーケンス図の一例を示すものである。
実施例1では、NFCから読み取った端末識別子に基づき入稿管理サーバ101に蓄積されている印刷ジョブをユーザに選択させて印刷する。なお、実施例1では、NFCからの印刷料金引き落としを印刷後に実施する構成である。
前提条件として、予め携帯端末装置104もしくはPC105上でドキュメントを作成しておき、印刷装置102で印刷可能な印刷データを用意しておく。
図10は、本発明の実施例1における処理のシーケンス図の一例を示すものである。
実施例1では、NFCから読み取った端末識別子に基づき入稿管理サーバ101に蓄積されている印刷ジョブをユーザに選択させて印刷する。なお、実施例1では、NFCからの印刷料金引き落としを印刷後に実施する構成である。
前提条件として、予め携帯端末装置104もしくはPC105上でドキュメントを作成しておき、印刷装置102で印刷可能な印刷データを用意しておく。
S901では、ユーザが、携帯端末装置104もしくはPC105上で入稿処理ソフト1301を起動し、入稿するジョブを選択し、印刷原稿の引き取りに利用する端末識別子を選択もしくは設定して印刷データの入稿を指示する。入稿処理ソフト1301は、上記印刷データを上記端末識別子とセットにして、インターネット103を介して、入稿管理サーバ101で動作する入稿管理部502に送信(入稿)する。
入稿管理部502は、携帯端末装置104もしくはPC105から入稿されたデータを受信すると、図6の601に代表される管理情報エントリを入稿管理サーバ101上に作成する。さらに、入稿管理部502は、管理情報エントリに追加があったことを、課金管理部504に通知しておく(S902)。
ここまでがジョブの入稿である。
ここまでがジョブの入稿である。
その後、携帯端末装置104の所有者は、ジョブの印刷結果を引き取りに、携帯端末装置104を持参して印刷装置102の場所までやってくる。このとき、携帯端末装置104においてNFCによる電子マネーの支払い可否設定を予め支払い可能なように設定しておく。
S903では、携帯端末装置104の所有者は、携帯端末装置104を印刷装置102のNFC I/F714にかざす。印刷要求受付部802は、それを検知して、まず携帯端末装置104のNFCが金銭の支払いが可能な状態(NFCによる精算機能が利用可能な状態)であるか否かを示す情報を取得する。そして、金銭の支払い可能な場合には、印刷要求受付部802は、次に取得可能な全ての端末識別子情報を携帯端末装置104からNFCを介して取得して、該端末識別子情報を用いて印刷装置102にログインする。一方、金銭の支払いが可能でないと判定した場合には、印刷要求受付部802は、印刷装置102へのログインはせず、印刷装置102の表示部712にログインできない旨のメッセージを表示して、ここで処理を終了する。即ち、印刷要求受付部802は、NFCの精算機能を利用可能な状態であると判定した場合には印刷装置102の使用を許可し、NFCの精算機能を利用不可能な状態であると判定した場合には印刷装置102の使用を許可しないように制御する。
通常、NFCによる電子マネーの支払い可否設定の変更はパスワード等を用いて実施するので、その携帯端末装置104の所有者でしか実施し得ない。携帯端末装置104の所有者が必要なときにのみ、NFCによる電子マネーの支払い可否設定を可能なように変更して利用している限りにおいては、この条件が設定されていることにより携帯端末装置104を不正に入手したユーザは印刷装置102にログインできないため、不正に印刷原稿を取得することが困難になる。
ログインした後に、S904において、印刷要求受付部802は、携帯端末装置104から取得した全ての端末識別子情報を入稿管理サーバ101上で動作する入稿管理ソフト501の入稿管理部502に送信する。
入稿管理部502は、印刷要求受付部802から端末識別子情報を受信すると、S905において、図6の601に代表される管理情報エントリの中を上記受信した全ての端末識別子情報に関して検索し、それらの端末識別子に対応するジョブを抽出する。そして、入稿管理部502は、該抽出した各々のジョブの必要ページ数、カラー・白黒などの情報を、印刷受付ソフト801の課金処理部804に引き渡す。
課金処理部804は、入稿管理部502からジョブの情報を受け取ると、S906において、該ジョブの情報に基づいて印刷料金を計算し、印刷料金の情報を入稿管理部502に返答する。
入稿管理部502は、課金処理部804から印刷料金の情報を受け取ると、S907において、上記抽出した印刷ジョブと印刷料金の情報を、印刷要求受付部802に送信する。印刷要求受付部802は、印刷ジョブと印刷料金の情報を受け取ると、印刷ジョブと印刷料金の情報を表示部712に表示する。このとき、印刷要求受付部802は、携帯端末装置104のNFC I/F204から得ることのできる入金済みの金額(金銭情報)と印刷料金の比較を行い、入金額より大きい金額のジョブ(精算不可能なジョブ)は、精算可能なジョブと表示色を変えるなどして識別可能にし、料金不足が発生することを表示部712で通知する。ここで、複数のジョブが取得でき表示された場合には、印刷するジョブを上記表示で複数選択可能である。印刷要求受付部802は、ジョブが選択される度に、携帯端末装置104から取得した入金額情報を一時的に減算して表示し(表示だけであり実際このタイミングではNFCからの引き出しは行わない)、全てのジョブが入金額で印刷可能か、一部だけなら可能かを判断するようにする。
S908において、ユーザが、入力部713への操作で印刷するジョブを選択して印刷指示すると、印刷要求受付部802がこれを検知し、選択結果を印刷原稿指示(印刷するジョブを特定可能な情報を含む)として入稿管理部502に送信する。通常では、印刷要求受付部802は、NFCへの入金済みの金額で支払いきれるジョブしか選択できないように制御するが、後述する例外処理を加えてもよい。
入稿管理部502は、印刷要求受付部802から印刷原稿指示を受信すると、S909において、印刷指示のあったジョブの印刷データ送信を、印刷管理部503に対して行う。
印刷管理部503は、入稿管理部502から印刷指示のあったジョブの印刷データを受信すると、S910において、ジョブの印刷データを必要に応じて印刷装置102で印刷可能な形式に変換した後に、印刷制御部803に送信する。印刷制御部803は、印刷データを受信後、順次印刷してゆく。
S911において、印刷制御部803は、ジョブ単位で印刷が完了する度に、印刷要求受付部802に対して、NFC I/F204からの料金引き落としを依頼し、更には課金管理部504に対して、管理情報エントリの更新を依頼する。
印刷要求受付部802は、料金引き落としの依頼を受けたのち、NFC I/F204から印刷料金引き落としを行う。
課金管理部504は、管理情報エントリの更新依頼を受けたのち、管理情報エントリの更新を行う。なお、1枚の印刷が完了する度に、引き落としをおこなってもよい。
印刷要求受付部802は、料金引き落としの依頼を受けたのち、NFC I/F204から印刷料金引き落としを行う。
課金管理部504は、管理情報エントリの更新依頼を受けたのち、管理情報エントリの更新を行う。なお、1枚の印刷が完了する度に、引き落としをおこなってもよい。
<例外処理>
S908において、印刷要求受付部802は、ユーザが印刷するジョブを選択する場合に、NFCからの引き出しでは支払いきれないジョブの選択を、S903で電子メールアドレスを端末識別子として取得できた場合に限り、認めるようにしてもよい。この構成では、S911において、NFC I/F204から引き出せない印刷料金が発生する場合がある。この場合、その額(精算できなかった印刷料金)を含む請求情報を、印刷要求受付部802が課金管理部504に通知し、課金管理部504から、別途、電子メールを用いて上記取得した電子メールアドレスに対して請求書を送付することで、印刷を継続させてもよい。なお、例外処理を行うかどうかをユーザが表示部712等から選択可能にしてもよいし、予めユーザIDに対応して印刷受け付けソフト801等に設定しておいてもよい。
S908において、印刷要求受付部802は、ユーザが印刷するジョブを選択する場合に、NFCからの引き出しでは支払いきれないジョブの選択を、S903で電子メールアドレスを端末識別子として取得できた場合に限り、認めるようにしてもよい。この構成では、S911において、NFC I/F204から引き出せない印刷料金が発生する場合がある。この場合、その額(精算できなかった印刷料金)を含む請求情報を、印刷要求受付部802が課金管理部504に通知し、課金管理部504から、別途、電子メールを用いて上記取得した電子メールアドレスに対して請求書を送付することで、印刷を継続させてもよい。なお、例外処理を行うかどうかをユーザが表示部712等から選択可能にしてもよいし、予めユーザIDに対応して印刷受け付けソフト801等に設定しておいてもよい。
以上で説明したように、実施例1によれば、印刷機へのログイン条件に携帯端末装置104の正当な持ち主でしか設定し得ないNFCによる電子マネーの支払い可否設定を加えることにより、セキュリティを高めることが可能となる。
また、NFCによる電子マネーでの自動支払いが可能となり、支払い処理を非常に簡素化することができる。
さらに、万が一、入金額が不足していても、不足額の請求書を電子メールで送付することにより印刷を継続することが可能となるので、入金額不足の場合にも印刷を行うことができる。
また、NFCによる電子マネーでの自動支払いが可能となり、支払い処理を非常に簡素化することができる。
さらに、万が一、入金額が不足していても、不足額の請求書を電子メールで送付することにより印刷を継続することが可能となるので、入金額不足の場合にも印刷を行うことができる。
実施例2のシステム構成は、上述した実施例1と同じなので説明は省略する。本実施例では、実施例1と異なる部分のみ説明し、同一の部分については説明を省略する。
<実施例2の処理シーケンス>
図11は、本発明の実施例2における処理のシーケンス図の一例を示すものである。なお、図10と同一のステップには同一のステップ番号を付してある。
実施例2では、NFCから読み取った端末識別子に基づき入稿管理サーバ101に蓄積されている印刷ジョブの全てを印刷する。なお、実施例2では、NFCからの印刷料金引き落としを印刷後に実施する構成である。この構成により、印刷時に入稿したジョブをユーザの指定操作なしで全て印刷することが可能となる。入稿したジョブをユーザの指定なしで全て印刷することが可能なので、携帯端末装置104を印刷装置102のNFC I/F714にかざすだけで、その他の操作を行うことなく、全ての処理が完了してしまうところに特徴がある。
<実施例2の処理シーケンス>
図11は、本発明の実施例2における処理のシーケンス図の一例を示すものである。なお、図10と同一のステップには同一のステップ番号を付してある。
実施例2では、NFCから読み取った端末識別子に基づき入稿管理サーバ101に蓄積されている印刷ジョブの全てを印刷する。なお、実施例2では、NFCからの印刷料金引き落としを印刷後に実施する構成である。この構成により、印刷時に入稿したジョブをユーザの指定操作なしで全て印刷することが可能となる。入稿したジョブをユーザの指定なしで全て印刷することが可能なので、携帯端末装置104を印刷装置102のNFC I/F714にかざすだけで、その他の操作を行うことなく、全ての処理が完了してしまうところに特徴がある。
前提条件として、予め携帯端末装置104もしくはPC105上でドキュメントを作成しておき、印刷装置102で印刷可能な印刷データを用意しておく。なお、図11において、図10と同じステップ番号が付加されているステップは図10と同一の処理内容であるので、説明を省略する。即ち、S901〜S906は図10と同一であるので説明を省略する。以下、実施例1との差分についてのみ説明する。
入稿管理部502は、課金処理部804から印刷料金の情報を受け取ると、S1007では、抽出した印刷ジョブと印刷料金の情報を、印刷要求受付部802に送信する。印刷要求受付部802は、印刷ジョブと印刷料金の情報を受け取ると、印刷ジョブと印刷料金の情報を表示部712に表示する。このとき、印刷要求受付部802は、携帯端末装置104のNFC I/F204から得ることのできる入金済みの金額と、抽出したジョブの印刷料金を順番に引き当ててゆく。途中で金額不足で引き当てできなかたジョブは色を変えるなどして料金不足が発生していることがわかるように表示する(この時点では表示だけであり実際このタイミングではNFCからの引き出しは行わない)。
S1008では、入稿管理部502は、S905で抽出した印刷ジョブ全ての印刷を行なうために、印刷管理部503に対してジョブの印刷データ送信を指示する。
印刷管理部503は、入稿管理部502から抽出された全てのジョブの印刷データを受信すると、S1009において、該抽出された全てのジョブの印刷データを必要に応じて印刷装置102で印刷可能な形式に変換した後に、印刷制御部803に送信する。印刷制御部803は、印刷データを受信後、順次印刷してゆく。
印刷管理部503は、入稿管理部502から抽出された全てのジョブの印刷データを受信すると、S1009において、該抽出された全てのジョブの印刷データを必要に応じて印刷装置102で印刷可能な形式に変換した後に、印刷制御部803に送信する。印刷制御部803は、印刷データを受信後、順次印刷してゆく。
S1010において、印刷制御部803は、ジョブ単位で印刷が完了する度に、印刷要求受付部802に対して、NFC I/F204からの料金引き落としを依頼し、更には課金管理部504に対して、管理情報エントリの更新を依頼する。なお、1枚の印刷が完了する度に、引き落としをおこなってもよい。
印刷要求受付部802は、料金引き落としの依頼を受けたのち、NFC I/F204から印刷料金引き落としを行う。このとき入金額が不足している場合があり得る。その場合、もしS903で電子メールアドレスを端末識別子として取得できていれば不足額について、印刷要求受付部802が課金管理部504に通知する。そして、課金管理部504から、別途、電子メールを用いて当該電子メールアドレスに対して請求書を送付することで、印刷を継続させる。S903で電子メールアドレスを取得できていない場合には、印刷要求受付部802は、課金管理部504に通知するとともに、印刷制御部803に指示して、印刷結果の最後に請求書を印刷して、請求額を通知する。
課金管理部504は、管理情報エントリの更新依頼を受けたのち、管理情報エントリの更新を行う。
課金管理部504は、管理情報エントリの更新依頼を受けたのち、管理情報エントリの更新を行う。
以上で説明したように、実施例2によれば、実施例1のセキュリティ向上の効果及び電子マネーによる自動支払い効果に加え、さらに、以下のような効果を奏する。
実施例2では、万が一NFCの入金額が不足していて、且つ、電子メールの送信ができない場合でも、請求書が印刷結果の最後に印刷されて出てくるので、支払い金額の把握が容易になる。また、携帯端末装置104を印刷装置102のNFC I/F714にかざすだけで、ユーザによるジョブ選択操作等の他の操作なしに、全ての処理が完了してしまうという副次的な効果も期待することができる。
実施例2では、万が一NFCの入金額が不足していて、且つ、電子メールの送信ができない場合でも、請求書が印刷結果の最後に印刷されて出てくるので、支払い金額の把握が容易になる。また、携帯端末装置104を印刷装置102のNFC I/F714にかざすだけで、ユーザによるジョブ選択操作等の他の操作なしに、全ての処理が完了してしまうという副次的な効果も期待することができる。
実施例3のシステム構成は、上述した実施例1と同じなので説明は省略する。本実施例では、実施例1と異なる部分のみ説明し、同一の部分については説明を省略する。
<実施例3の処理シーケンス>
図12は、本発明の実施例3における処理のシーケンス図の一例を示すものである。なお、図10と同一のステップには同一のステップ番号を付してある。
実施例3では、実施例1と同様に、NFCから読み取った端末識別子に基づき入稿管理サーバ101に蓄積されている印刷ジョブをユーザに選択させて印刷する。ただし、実施例3では、NFCからの印刷料金引き落としを、印刷前(印刷指示時)に実施する構成である。
<実施例3の処理シーケンス>
図12は、本発明の実施例3における処理のシーケンス図の一例を示すものである。なお、図10と同一のステップには同一のステップ番号を付してある。
実施例3では、実施例1と同様に、NFCから読み取った端末識別子に基づき入稿管理サーバ101に蓄積されている印刷ジョブをユーザに選択させて印刷する。ただし、実施例3では、NFCからの印刷料金引き落としを、印刷前(印刷指示時)に実施する構成である。
前提条件として、予め携帯端末装置104もしくはPC105上でドキュメントを作成しておき、印刷装置102で印刷可能な印刷データを用意しておく。なお、図12において、図10と同じステップ番号が付加されているステップは図10と同一の処理内容であるので、説明を省略する。即ち、S901〜S906は図10と同一であるので説明を省略する。以下、実施例1との差分についてのみ説明する。
入稿管理部502は、課金処理部804から印刷料金の情報を受け取ると、S1107では、抽出した印刷ジョブと、印刷料金の情報を、印刷要求受付部802に送信する。印刷要求受付部802は、印刷ジョブと印刷料金の情報を受け取ると、印刷ジョブと印刷料金の情報を表示部712に表示する。このとき、印刷要求受付部802は、携帯端末装置104のNFC I/F204から得ることのできる入金済みの金額と、印刷料金の比較を行い、入金額より大きい金額のジョブは色を変えるなどして、料金不足が発生することを表示部712で通知する。ここで、複数のジョブが取得でき表示された場合には、印刷するジョブを上記表示で選択可能である。印刷要求受付部802は、ジョブが選択される度に、携帯端末装置104から取得した入金額情報を一時的に減算して表示し(表示だけであり実際このタイミングではNFCからの引き出しは行わない)、全てのジョブが入金額で印刷可能か、一部だけなら可能かを判断するようにする。
S1108では、ユーザが、入力部713への操作で印刷するジョブを選択して印刷指示すると、印刷要求受付部802がこれを検知し、選択結果を印刷原稿指示(印刷するジョブを特定可能な情報を含む)として入稿管理部502に送信する。同時に、印刷要求受付部802は、上記選択されたジョブの印刷料金をNFC I/F204から引き落とす。通常では、印刷要求受付部802は、NFCへの入金済みの金額で支払いきれるジョブしか選択できないように制御するが、後述する例外処理を加えてもよい。
入稿管理部502は、印刷要求受付部802から印刷原稿指示を受信すると、S1109において、印刷指示のあったジョブの印刷データ送信を、印刷管理部503に対して行う。
印刷管理部503は、入稿管理部502から印刷指示のあったジョブの印刷データを受信すると、S910において、ジョブの印刷データを必要に応じて印刷装置102で印刷可能な形式に変換した後に、印刷制御部803に送信する。印刷制御部803は、印刷データを受信後、順次印刷してゆく。
S1111において、印刷制御部803は、ジョブ単位で印刷が完了する度に、課金管理部504に対して、管理情報エントリの更新を依頼する。
課金管理部504は、管理情報エントリの更新依頼を受けたのち、管理情報エントリの更新を行う。
課金管理部504は、管理情報エントリの更新依頼を受けたのち、管理情報エントリの更新を行う。
<例外処理>
S1108において、印刷要求受付部802は、ユーザが印刷するジョブを選択する場合に、NFCからの引き出しでは支払いきれないジョブの選択を、S903で電子メールアドレスを端末識別子として取得できた場合に限り、認めるようにしてもよい。この構成では、S1108において、NFC I/F204から引き出せない印刷料金が発生する場合がある。この場合、その額については、印刷要求受付部802が課金管理部504に通知し、課金管理部504から、別途、電子メールを用いて上記取得した電子メールアドレスに対して請求書を送付することで、印刷を継続させてもよい。なお、例外処理を行うかどうかをユーザが表示部712等から選択可能にしてもよいし、予めユーザIDに対応して印刷受け付けソフト801等に設定しておいてもよい。
S1108において、印刷要求受付部802は、ユーザが印刷するジョブを選択する場合に、NFCからの引き出しでは支払いきれないジョブの選択を、S903で電子メールアドレスを端末識別子として取得できた場合に限り、認めるようにしてもよい。この構成では、S1108において、NFC I/F204から引き出せない印刷料金が発生する場合がある。この場合、その額については、印刷要求受付部802が課金管理部504に通知し、課金管理部504から、別途、電子メールを用いて上記取得した電子メールアドレスに対して請求書を送付することで、印刷を継続させてもよい。なお、例外処理を行うかどうかをユーザが表示部712等から選択可能にしてもよいし、予めユーザIDに対応して印刷受け付けソフト801等に設定しておいてもよい。
以上で説明したように、実施例3によれば、実施例1と同様の効果に加え、NFCからの印刷料金引き落としを印刷前に実施することにより、確実に料金を引き落とすことができる等の効果を奏する。
実施例4のシステム構成は、上述した実施例1と同じなので説明は省略する。本実施例では、実施例1と異なる部分のみ説明し、同一の部分については説明を省略する。
<実施例4の処理シーケンス>
図13は、本発明の実施例4における処理のシーケンス図の一例を示すものである。なお、図10と同一のステップには同一のステップ番号を付してある。
実施例4では、実施例2と同様に、NFCから読み取った端末識別子に基づき入稿管理サーバ101に蓄積されている印刷ジョブの全てを印刷する。ただし、実施例4では、NFCからの印刷料金引き落としを印刷前(ジョブ表示時)に実施する構成である。この構成により、印刷時に入稿したジョブをユーザの指定操作なしで全て印刷することが可能となる。入稿したジョブをユーザの指定なしで全て印刷することが可能なので、携帯端末装置104を印刷装置102のNFC I/F714にかざすだけで、その他の操作を行うことなく、全ての処理が完了してしまうところに特徴がある。
<実施例4の処理シーケンス>
図13は、本発明の実施例4における処理のシーケンス図の一例を示すものである。なお、図10と同一のステップには同一のステップ番号を付してある。
実施例4では、実施例2と同様に、NFCから読み取った端末識別子に基づき入稿管理サーバ101に蓄積されている印刷ジョブの全てを印刷する。ただし、実施例4では、NFCからの印刷料金引き落としを印刷前(ジョブ表示時)に実施する構成である。この構成により、印刷時に入稿したジョブをユーザの指定操作なしで全て印刷することが可能となる。入稿したジョブをユーザの指定なしで全て印刷することが可能なので、携帯端末装置104を印刷装置102のNFC I/F714にかざすだけで、その他の操作を行うことなく、全ての処理が完了してしまうところに特徴がある。
前提条件として、予め携帯端末装置104もしくはPC105上でドキュメントを作成しておき、印刷装置102で印刷可能な印刷データを用意しておく。なお、図13において、図10と同じステップ番号が付加されているステップは図10と同一の処理内容であるので、説明を省略する。即ち、S901〜S906は図10と同一であるので説明を省略する。以下、実施例1との差分についてのみ説明する。
入稿管理部502は、課金処理部804から印刷料金の情報を受け取ると、S1207では、抽出した印刷ジョブと印刷料金の情報を、印刷要求受付部802に送信する。印刷要求受付部802は、印刷ジョブと印刷料金の情報を受け取ると、印刷ジョブと印刷料金の情報を表示部712に表示する。このとき、印刷要求受付部802は、携帯端末装置104のNFC I/F204から得ることのできる入金済みの金額と、抽出したジョブの印刷料金を順番に引き当ててゆく。途中で金額不足で引き当てできなかたジョブは色を変えるなどして料金不足が発生していることがわかるように表示する。印刷要求受付部802は、この時点で、NFCからの料金の引き落としを実施する。
しかし、このとき入金額が不足している場合があり得る。この場合、印刷要求受付部802は、もしS903で電子メールアドレスを端末識別子として取得できていれば不足額について、印刷要求受付部802が課金管理部504に通知する。そして、課金管理部504から、別途、電子メールを用いて当該電子メールアドレスに対して請求書を送付することで、印刷可能にする。一方、S903で電子メールアドレスを取得できていない場合には、印刷要求受付部802は、課金管理部504に通知するとともに、印刷制御部803に指示して、後述するS1210で実行される印刷結果の最後に請求書を印刷して、請求額を通知するようにする。
S1208では、入稿管理部502は、S905で抽出した印刷ジョブ全ての印刷を行なうために、印刷管理部503に対してジョブの印刷データ送信を指示する。
印刷管理部503は、入稿管理部502から抽出された全てのジョブの印刷データを受信すると、S1209において、該抽出された全てのジョブの印刷データを必要に応じて印刷装置102で印刷可能な形式に変換した後に、印刷制御部803に送信する。印刷制御部803は、印刷データを受信後、順次印刷してゆく。
印刷管理部503は、入稿管理部502から抽出された全てのジョブの印刷データを受信すると、S1209において、該抽出された全てのジョブの印刷データを必要に応じて印刷装置102で印刷可能な形式に変換した後に、印刷制御部803に送信する。印刷制御部803は、印刷データを受信後、順次印刷してゆく。
S1210において、印刷制御部803は、ジョブ単位で印刷が完了する度に、課金管理部504に対して、管理情報エントリの更新を依頼する。
以上で説明したように、実施例4によれば、実施例2と同様の効果に加え、NFCからの印刷料金引き落としを印刷前に実施することにより、確実に料金を引き落とすことができる等の効果を奏する。
実施例5のシステム構成は、上述した実施例1と同じなので説明は省略する。本実施例では、実施例1と異なる部分のみ説明し、同一の部分については説明を省略する。
<実施例5の処理シーケンス>
図14は、本発明の実施例5における処理のシーケンス図の一例を示すものである。この処理は、複数の携帯端末装置104もしくはPC105から入稿した印刷ジョブを代表して1台の携帯端末で引き出す(印刷結果を得る)ための処理である。
実施例5では、ジョブの委譲側、受信側を明確に指定する構成である。
前提条件として、予め携帯端末装置104もしくはPC105上でドキュメントを作成しておき、印刷装置102で印刷可能な印刷データを、ユーザID及び任意の端末識別子とセットにして、入稿管理サーバ101に入稿しておく。
<実施例5の処理シーケンス>
図14は、本発明の実施例5における処理のシーケンス図の一例を示すものである。この処理は、複数の携帯端末装置104もしくはPC105から入稿した印刷ジョブを代表して1台の携帯端末で引き出す(印刷結果を得る)ための処理である。
実施例5では、ジョブの委譲側、受信側を明確に指定する構成である。
前提条件として、予め携帯端末装置104もしくはPC105上でドキュメントを作成しておき、印刷装置102で印刷可能な印刷データを、ユーザID及び任意の端末識別子とセットにして、入稿管理サーバ101に入稿しておく。
S1401では、ユーザが、まずジョブを委譲しようとする携帯端末装置104もしくはPC105上で入稿処理ソフト1301を起動し、自分が入稿したジョブの問い合わせを指示する。この指示に応じて、入稿処理ソフト1301のサーバ通信部1302は、問い合わせの情報を入稿管理部502に送信する。この時、問い合わせのために入稿管理部502に送信する情報はユーザIDを用いるものとする。入稿管理部502は、ユーザIDを用いて当該携帯端末装置104もしくはPC105から入稿した全てのジョブの情報を取得可能である。
入稿管理部502は、サーバ通信部1302から、問い合わせの情報を受信すると、S1402において、上記受信したユーザIDに関連する全てのジョブ情報を問い合わせ元のサーバ通信部1302に返答する。
ジョブ委譲側の携帯端末装置104もしくはPC105は、入稿管理部502からの返答を受信すると、S1403において、委譲するジョブのユーザによる選択を受け付け、入稿管理部502を委譲するという状態に設定して、サーバ通信部1302から入稿管理部502に、上記選択したジョブのジョブIDを通知する。
同時に、ジョブ受信側の携帯端末装置104では、S1408において、入稿処理ソフト1301を起動した後に受信状態にし、受信状態である旨をサーバ通信部1302から入稿管理部502に通知する。
S1404およびS1409では、ユーザが、委譲側の携帯端末装置104と受信側の携帯端末装置104のNFC I/F204同士をNFCで通信のできる距離まで近づける。なお、ジョブ委譲側がPC105の場合、ユーザが、委譲側のPC105のNFC I/F106に、受信側の携帯端末装置104のNFC I/F204を、NFCで通信のできる距離まで近づける。
ジョブ受信側の携帯端末装置104で動作している入稿処理ソフト1301のジョブ委譲処理部1303は、委譲側の携帯端末装置104のNFC I/F204と通信可能であることを検出すると、S1405の処理を実行する。S1405では、ジョブ受信側の携帯端末装置104のジョブ委譲処理部1303は、自分の全ての端末識別子を委譲側の携帯端末装置104もしくはPC105にNFC I/F204を経由して送信する。
ジョブ委譲側の携帯端末装置104もしくはPC105で動作している入稿処理ソフト1301のジョブ委譲処理部1303は、受信側の携帯端末装置104から送信された端末識別子を受信すると、S1406の処理を実行する。S1406では、ジョブ委譲側の携帯端末装置104で動作している入稿処理ソフト1301のジョブ委譲処理部1303は、委譲するジョブに関連する端末識別子情報を、ジョブ受信側の端末識別子の情報に更新するように、サーバ通信部1302に依頼する。具体的には、入稿処理ソフト1301は、上記受信した受信側の携帯端末装置104の端末識別子を含む更新依頼情報をサーバ通信部1302に送信する。
サーバ通信部1302は、ジョブ委譲処理部1303からジョブに関連する端末識別子情報の更新依頼(更新依頼情報)を受けると、S1407において、該受けた更新依頼情報を、そのまま入稿管理部502に提供する。入稿管理部502は、ジョブ委譲側の携帯端末装置104のジョブ委譲処理部1303から、ジョブに関連する端末識別子情報の更新依頼内容を受信すると、該受信した内容に従い、ジョブの管理情報エントリの端末識別子情報の更新を行う。即ち、入稿管理部502は、更新依頼情報に含まれる端末識別子を用いて、上記S1403で受信したジョブID604(611)を含む印刷ジョブの図6の管理情報エントリの端末識別子603(610)を更新する。この結果、委譲対象ジョブの端末識別子情報が受信する携帯端末装置104の端末識別子情報に更新されて、委譲処理が完了する。
以上で説明したように、実施例5によれば、携帯端末装置104やPC105から、別の携帯端末装置104にジョブの委譲が可能となり、複数の携帯端末装置104に関連する端末識別子で入稿されたジョブを特定の携帯端末装置104で原稿の引き出しができるように権限の委譲が行えるようになる。
なお、上記説明では、S1401では、ユーザIDを用いて携帯端末装置104もしくはPC105から入稿した全てのジョブの情報を取得する構成について説明した。しかし、委譲側として携帯端末装置104を用いる場合、ユーザIDではなく、該携帯端末装置104の全ての端末識別子を用いて、自分が入稿したジョブの問い合わせを行うようにしてもよい。また、委譲側としてPC105を用いる場合、ジョブを入稿する際に使用した全ての端末識別子を用いて、自分が入稿したジョブの問い合わせを行うようにしてもよい。
実施例6のシステム構成は、上述した実施例1と同じなので説明は省略する。本実施例では、実施例1と異なる部分のみ説明し、同一の部分については説明を省略する。
<実施例6の処理シーケンス>
図15は、本発明の実施例6における処理のシーケンス図の一例を示すものである。この処理は、複数の携帯端末装置104から入稿した印刷ジョブを代表して1台の携帯端末で引き出す(印刷結果を得る)ための処理である。
なお、実施例6では、ジョブを選択した側の携帯端末装置がジョブの委譲側になる構成であり、双方でジョブを選択した場合、2台の携帯端末装置104が相互にジョブの委譲側となる構成である。
前提条件として、予め携帯端末装置104もしくはPC105上でドキュメントを作成しておき、印刷装置102で印刷可能な印刷データを、ユーザID及び任意の端末識別子とセットにして、入稿管理サーバ101に入稿しておく。
<実施例6の処理シーケンス>
図15は、本発明の実施例6における処理のシーケンス図の一例を示すものである。この処理は、複数の携帯端末装置104から入稿した印刷ジョブを代表して1台の携帯端末で引き出す(印刷結果を得る)ための処理である。
なお、実施例6では、ジョブを選択した側の携帯端末装置がジョブの委譲側になる構成であり、双方でジョブを選択した場合、2台の携帯端末装置104が相互にジョブの委譲側となる構成である。
前提条件として、予め携帯端末装置104もしくはPC105上でドキュメントを作成しておき、印刷装置102で印刷可能な印刷データを、ユーザID及び任意の端末識別子とセットにして、入稿管理サーバ101に入稿しておく。
S1501及びS1508では、ユーザが、まずジョブを委譲しようとする携帯端末装置104において、入稿処理ソフト1301を起動し、自分が入稿したジョブの問い合わせを指示する。指示を行った各々の携帯端末装置104で入稿処理ソフト1301のサーバ通信部1302が、問い合わせの情報を入稿管理部502に送信する。この時、問い合わせのために入稿管理部502に送信する情報は、携帯端末装置104に関連する全ての端末識別子の情報を用いるものとする。
入稿管理部502は、サーバ通信部1302から、問い合わせの情報を受信すると、S1502及びS1509において、上記受信した端末識別子に関連する全てのジョブを調べた後、問い合わせ元の携帯端末装置104で動作するサーバ通信部1302に返答する。
上記問い合わせを行ったジョブ委譲元の携帯端末装置104は、入稿管理部502からの返答を受信すると、S1503及びS1510において、委譲するジョブのユーザによる選択を受け付け、入稿管理部502を委譲するという状態に設定して、サーバ通信部1302から入稿管理部502に、上記選択したジョブのジョブIDを通知する。
S1504及びS1511では、ユーザが、携帯端末装置104ともう1つの携帯端末装置104のNFC I/F204同士をNFCで通信のできる距離まで近づける。
S1505及びS1512では、入稿処理ソフト1301の中のジョブ委譲処理部1303が、携帯端末装置104同士のNFC間による接触を検出して、相互に自分の全ての端末識別子を委譲する相手側の携帯端末装置104にNFC I/F204を経由して送信する。このとき、片方だけの携帯端末装置104がジョブの委譲状態であった場合には、委譲側から受信側に端末識別子を送信する。双方の携帯端末装置104がジョブの委譲状態であった場合には、端末識別子の送信処理を交互に行う。
S1506及びS1513では、端末識別子を受信した側の携帯端末装置104で動作している、入稿処理ソフト1301の中のジョブ委譲処理部1303が、S1503及びS1510で選択した委譲するジョブに関連する端末識別子情報を、受信した端末識別氏情報にて更新するように、サーバ通信部1302に依頼する。具体的には、入稿処理ソフト1301は、上記受信した端末識別子を含む更新依頼情報をサーバ通信部1302に送信する。この処理は、端末識別子を受信した携帯端末装置104相互で行う。
相互のサーバ通信部1302は、ジョブ委譲処理部1303からジョブに関連する端末識別子情報の更新依頼(更新依頼情報)を受けると、S1507及びS1514において、該受けた更新依頼情報を、そのまま入稿管理部502に提供する。この処理は、端末識別子を受信した携帯端末装置104相互で行う。
入稿管理部502は、ジョブ委譲側の携帯端末装置104のジョブ委譲処理部1303から、ジョブに関連する端末識別子情報の更新依頼内容を受信すると、該受信した内容に従い、ジョブの管理情報エントリの端末識別子情報の更新を行う。即ち、入稿管理部502は、更新依頼情報に含まれる端末識別子を用いて、上記S1503及びS1510で受信したジョブID604(611)を含む印刷ジョブの図6の管理情報エントリの端末識別子603(610)を更新する。この結果、委譲対象ジョブの端末識別子情報が受信する携帯端末装置104の端末識別子情報に更新されて、委譲処理が完了する。この処理は、端末識別子を受信した側相互で行う。
以上で説明したように、実施例6によれば、携帯端末装置104から別の携帯端末装置104にジョブの委譲が可能となる。なお、複数の携帯端末装置104で相互にジョブを選択しておけば、複数の携帯端末装置104間で相互にジョブの委譲が可能となる。このように、複数の携帯端末装置104に関連する端末識別子で入稿されたジョブを特定の携帯端末装置104で原稿の引き出しができるように権限の委譲が行えるようになる。
実施例7のシステム構成は、上述した実施例1と同じなので説明は省略する。本実施例では、実施例1と異なる部分のみ説明し、同一の部分については説明を省略する。
<実施例7の処理シーケンス>
図16は、本発明の実施例7における処理のシーケンス図の一例を示すものである。この処理は、複数の携帯端末装置104から入稿した印刷ジョブを代表して1台の携帯端末で引き出す(印刷結果を得る)ための処理である。
なお、実施例7では、加速度を検出した携帯端末装置104から他の携帯端末装置104へジョブを委譲する構成である。
前提条件として、予め携帯端末装置104もしくはPC105上でドキュメントを作成しておき、印刷装置102で印刷可能な印刷データを、ユーザID及び任意の端末識別子とセットにして、入稿管理サーバ101に入稿しておく。
<実施例7の処理シーケンス>
図16は、本発明の実施例7における処理のシーケンス図の一例を示すものである。この処理は、複数の携帯端末装置104から入稿した印刷ジョブを代表して1台の携帯端末で引き出す(印刷結果を得る)ための処理である。
なお、実施例7では、加速度を検出した携帯端末装置104から他の携帯端末装置104へジョブを委譲する構成である。
前提条件として、予め携帯端末装置104もしくはPC105上でドキュメントを作成しておき、印刷装置102で印刷可能な印刷データを、ユーザID及び任意の端末識別子とセットにして、入稿管理サーバ101に入稿しておく。
S1601及びS1607では、ユーザが、まずジョブを委譲しようとする携帯端末装置104において、入稿処理ソフト1301を起動し、自分が入稿したジョブの問い合わせを指示する。指示を行った各々の携帯端末装置104で入稿処理ソフト1301のサーバ通信部1302が、問い合わせの情報を入稿管理部502に送信する。この時、問い合わせのために入稿管理部502に送信する情報は、携帯端末装置104に関連する全ての端末識別子の情報を用いるものとする。
入稿管理部502は、サーバ通信部1302から、問い合わせの情報を受信すると、S1602及びS1608において、上記受信した端末識別子に関連する全てのジョブを調べた後、問い合わせ元の携帯端末装置104で動作するサーバ通信部1302に返答する。
上記問い合わせを行ったジョブ委譲元の携帯端末装置104は、入稿管理部502からの返答を受信すると、S1603及びS1609において、委譲するジョブのユーザによる選択を受け付け、入稿管理部502を委譲するという状態に設定して、サーバ通信部1302から入稿管理部502に通知する。
S1604及びS1610では、ユーザが、携帯端末装置104ともう1つの携帯端末装置104のNFC I/F204同士をNFCで通信のできる距離まで近づける。ここでは、ジョブの受信側となる携帯端末装置104は固定したままにしておき、ジョブを委譲する(送信する)側の携帯端末装置104を相手側に近づけるような動作をさせることを想定する。なお、相互にジョブを委譲する場合には、両方の携帯端末装置104を動かして近づけるものとする。
S1611では、ジョブを委譲する(送信する)側の携帯端末装置104で動作している、入稿処理ソフト1301の中のジョブ委譲処理部1303が携帯端末装置104同士のNFC間による接触を検出する。このとき、ジョブ委譲処理部1303は、当該携帯端末装置104に加速度の検出があったか否かを加速度センサ209の出力により判断する。そして、加速度があった場合には、ジョブ委譲処理部1303は、携帯端末装置104で委譲状態に選択されているジョブIDを、もう一方の携帯端末装置104に送信する。
S1605では、ジョブIDを受信した側の携帯端末装置104におけるジョブ委譲処理部1303は、受信したジョブIDの端末識別子情報を、自分の端末識別子情報で更新するようにサーバ通信部1302に依頼する。具体的には、入稿処理ソフト1301は、上記受信したジョブID及び自分の全ての端末識別子を含む更新依頼情報をサーバ通信部1302に送信する。
ジョブIDを受信した側の携帯端末装置104のサーバ通信部1302は、ジョブ委譲処理部1303から更新依頼情報を受けると、S1606において、該受けた更新依頼情報を、そのまま入稿管理部502に提供する。
入稿管理部502は、受信側の携帯端末装置104のジョブ委譲処理部1303から、更新依頼情報を受信すると、該受信した内容に従い、図6で示したジョブの管理情報エントリの端末識別子情報の更新を行う。即ち、入稿管理部502は、更新依頼情報に含まれるジョブIDを含む印刷ジョブの図6の管理情報エントリの端末識別子603(610)を、更新依頼情報に含まれる端末識別子を用いて更新する。この結果、委譲対象ジョブの端末識別子情報が受信する携帯端末装置104の端末識別子情報に更新されて、委譲処理が完了する。実施例7では、加速度を検出したほうの携帯端末装置104で選択したジョブの端末識別子情報が、相手側の携帯端末装置104のもので置き換わるので、結果としてジョブの委譲処理が実施されることになる。
なお、S1604及びS1610において両方の携帯端末装置104を動かし、S1611以降の処理を、双方の携帯端末装置104で実施すれば、相互のジョブの委譲が可能となる。
以上で説明したように、実施例7によれば、携帯端末装置104から別の携帯端末装置104に加速度を利用してジョブの委譲が可能となる。なお、相互にジョブを選択しておき、相互に携帯端末装置104に加速度を検出させれば、複数の携帯端末装置104間で相互にジョブの委譲が可能である。このように、複数の携帯端末装置104に関連する端末識別子で入稿されたジョブを特定の携帯端末装置104で原稿の引き出しができるように権限の委譲が行えるようになる。
以上説明したように、本発明によれば、印刷装置へのログイン条件に電子マネーの支払い機能利用可否を加えることによりセキュリティを高め、携帯端末装置の端末識別子を用いた印刷物の取得を安全に実施可能にする。また、電子マネー等の携帯端末装置の近距離無線通信を用いた精算機能を使った印刷料金の支払いを可能にし、支払い処理を簡素化することができる。従って、印刷ショップ等における印刷物の安全な取得と、印刷料金の支払いの簡素化を実現することができる。
さらに、代表者がまとめて複数の印刷結果を引き取るための処理を容易に実施することが可能となる。
さらに、代表者がまとめて複数の印刷結果を引き取るための処理を容易に実施することが可能となる。
なお、NFCを用いた精算機能は、プリペイド型の電子マネーのみではなく、ポストペイ型の電子マネーであってもよい。
また、図10のS903では、印刷要求受付部802が、携帯端末104のNFCの精算機能が利用可能な状態か否かで印刷装置102へのログインの可否を制御する構成を説明した。しかし、印刷要求受付部802が、携帯端末104のロック画面の解除状態をNFC通信で取得し、携帯端末104のロック画面が解除されている場合に印刷装置102へのログインを許可し、携帯端末104のロック画面が解除されていない場合に印刷装置102へのログインを許可しないように制御してもよい。
また、図10のS903では、印刷要求受付部802が、携帯端末104のNFCの精算機能が利用可能な状態か否かで印刷装置102へのログインの可否を制御する構成を説明した。しかし、印刷要求受付部802が、携帯端末104のロック画面の解除状態をNFC通信で取得し、携帯端末104のロック画面が解除されている場合に印刷装置102へのログインを許可し、携帯端末104のロック画面が解除されていない場合に印刷装置102へのログインを許可しないように制御してもよい。
通常、携帯端末104のロック画面の解除はパスワード等を用いて実施するので、その携帯端末装置104の所有者でしか実施し得ない。携帯端末装置104の所有者が必要なときにのみ、ロック画面を解除して利用している限りにおいては、この条件が設定されていることにより携帯端末装置104を不正に入手したユーザは印刷装置102にログインできないため、不正に印刷原稿を取得することが困難になる。
なお、NFCの代わりに、FeliCa(登録商標)やMIFARE(登録商標)等の他の近距離無線通信の規格を採用してもよいし、これらを組み合わせてもよい。さらに、一部の通信にブルートゥースを用いてもよい。
なお、上述した各種データの構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されることは言うまでもない。
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、上記各実施例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、上記各実施例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
(他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施例の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。即ち、上述した各実施例及びその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施例の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。即ち、上述した各実施例及びその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
101 入稿管理サーバ
102 印刷装置
104 携帯端末装置
105 PC
106 NFC読み取り装置
102 印刷装置
104 携帯端末装置
105 PC
106 NFC読み取り装置
Claims (34)
- 携帯端末装置に関連する端末識別子と印刷データの組み合わせを保持するサーバ装置と、前記サーバ装置から印刷データを取得して印刷する印刷装置とを有する印刷システムであって、
前記携帯端末装置は、近距離無線通信を用いた精算機能を有し、
前記印刷装置は、
近距離無線通信を用いて携帯端末装置から端末識別子を取得する第1の取得手段と、
前記第1の取得手段により取得した端末識別子に対応する印刷データを前記サーバ装置から取得する第2の取得手段と、
前記第2の取得手段により取得した印刷データの印刷料金を、近距離無線通信を用いた前記携帯端末装置の精算機能で精算する精算手段と、
を有することを特徴とする印刷システム。 - 前記印刷装置は、
近距離無線通信を用いて前記携帯端末装置と通信し、前記携帯端末装置が前記精算機能を利用可能な状態か否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により、前記精算機能を利用可能な状態であると判定した場合には当該印刷装置の使用を許可し、前記精算機能を利用不可能な状態であると判定した場合には当該印刷装置の使用を許可しないことを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。 - 前記精算手段は、前記印刷データの印刷後に、前記精算を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷システム。
- 前記精算手段は、印刷データの単位で印刷が完了する毎に、前記精算を行うことを特徴とする請求項3に記載の印刷システム。
- 前記精算手段は、前記印刷データの印刷前に、前記精算を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷システム。
- 前記印刷装置は、
前記第1の取得手段により取得した端末識別子に対応する印刷データの情報を前記サーバ装置から取得する第3の取得手段と、
前記第3の取得手段により取得した印刷データの情報を表示し、ユーザによる選択を受け付ける選択手段を有し、
前記選択手段により選択された印刷データを印刷することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の印刷システム。 - 前記第2の取得手段は、前記選択手段により選択された印刷データを取得することを特徴とする請求項6に記載の印刷システム。
- 前記印刷装置は、
近距離無線通信を用いて前記携帯端末の精算機能で管理されている金銭情報を取得し、該金銭情報と前記第3の取得手段により取得した印刷データの情報に基づいて、前記精算手段により印刷料金を精算可能な印刷データと精算不可能な印刷データを識別する識別手段を有し、
前記選択手段は、精算可能と識別された印刷データの選択を受け付け、精算不可能と識別された印刷データの選択を受け付けないことを特徴とする請求項6又は7に記載の印刷システム。 - 前記選択手段は、表示された全ての印刷データの選択を受け付け可能であり、
前記印刷装置は、前記精算手段により精算できなかった印刷料金の請求情報をユーザに通知する通知手段を有することを特徴とする請求項6又は7に記載の印刷システム。 - 前記印刷装置は、前記第1の取得手段により取得した端末識別子に対応する印刷データを全て印刷するものであり、
前記精算手段により精算できなかった印刷料金の請求情報をユーザに通知する通知手段を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の印刷システム。 - 前記通知手段は、前記請求情報を電子メールにより通知する、又は、前記請求情報を印刷することを特徴とする請求項9又は10に記載の印刷システム。
- 第1の携帯端末装置は、近距離無線通信を用いて、第2の携帯端末装置から端末識別子を取得し、前記第1の携帯端末装置の端末識別子に対応する印刷データを前記第2の携帯端末装置の端末識別子に対応させるように前記サーバ装置に依頼する依頼手段を有し、
前記サーバ装置は、前記第1の携帯端末装置からの依頼に応じて、前記第1の携帯端末装置の端末識別子に対応する印刷データを、依頼された端末識別子に対応させるように変更する変更手段を有することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の印刷システム。 - 前記依頼手段は、前記第1の携帯端末装置において選択された前記第1の携帯端末装置の端末識別子に対応する印刷データを前記第2の携帯端末装置の端末識別子に対応させるように前記サーバ装置に依頼することを特徴とする請求項12に記載の印刷システム。
- 第1の携帯端末装置は、近距離無線通信を用いて、第2の携帯端末装置から前記第2の携帯端末装置の端末識別子に対応する印刷データの識別情報を取得し、該取得した識別情報の印刷データを前記第1の携帯端末装置の端末識別子に対応させるように前記サーバ装置に依頼する依頼手段を有し、
前記サーバ装置は、前記第1の携帯端末装置からの依頼に応じて、前記依頼された識別情報の印刷データを前記第1の携帯端末装置の端末識別子に対応させるように変更する変更手段を有することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の印刷システム。 - 前記第2の携帯端末装置は、
前記第2の携帯端末装置に加えられた加速度を検出する検出手段と、
前記検出手段が加速度を検出した場合に、前記第2の携帯端末装置の端末識別子に対応する印刷データの識別情報を、前記第1の携帯端末に送信する送信手段と、
を有することを特徴とする請求項14に記載の印刷システム。 - 前記送信手段は、前記第2の携帯端末装置において選択された前記第2の携帯端末装置の端末識別子に対応する印刷データの識別情報を送信することを特徴とする請求項15に記載の印刷システム。
- 前記サーバ装置は、前記印刷データをユーザIDにも対応させて保持するものであり、
近距離無線通信を用いて、携帯端末装置から端末識別子を取得し、指定のユーザIDに対応する印刷データを、前記取得した端末識別子に対応させるように前記サーバ装置に依頼する依頼手段を有する情報処理装置を有し、
前記サーバ装置は、前記情報処理装置からの依頼に応じて、前記依頼されたユーザIDに対応する印刷データを依頼された端末識別子に対応させるように変更する変更手段を有することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の印刷システム。 - 前記情報処理装置は、前記ユーザIDを用いて前記サーバ装置から前記ユーザIDに対応する印刷データの情報を受信する受信手段を有し、
前記依頼手段は、前記情報処理において前記受信手段で受信した情報に基づいて選択された前記ユーザIDに対応する印刷データを前記携帯端末装置の端末識別子に対応させるように前記サーバ装置に依頼することを特徴とする請求項17に記載の印刷システム。 - 前記端末識別子は、近距離無線通信の動作を掌るICチップ固有のID値、ブルートゥースインタフェースのMACアドレス、無線LANインタフェースのMACアドレス、携帯端末装置に登録されている電子メールアドレス、携帯端末装置に登録されている電話番号、携帯端末装置に装着するSIMカードの識別番号、携帯端末装置固有のUUID、又は、携帯端末装置に登録されているユーザ名及びパスワードの少なくともいずれかであることを特徴とする請求項1乃至18のいずれか1項に記載の印刷システム。
- 携帯端末装置に関連する端末識別子と印刷データの組み合わせを保持するサーバ装置から印刷データを取得して印刷する印刷装置であって、
近距離無線通信を用いて携帯端末装置から端末識別子を取得する第1の取得手段と、
前記第1の取得手段により取得した端末識別子に対応する印刷データを前記サーバ装置から取得する第2の取得手段と、
前記第2の取得手段により取得した印刷データの印刷料金を、近距離無線通信を用いた前記携帯端末装置の精算機能で精算する精算手段と、
を有することを特徴とする印刷装置。 - 近距離無線通信を用いて前記携帯端末装置と通信し、前記携帯端末装置が前記精算機能を利用可能な状態か否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により、前記精算機能を利用可能な状態であると判定した場合には当該印刷装置の使用を許可し、前記精算機能を利用不可能な状態であると判定した場合には当該印刷装置の使用を許可しないことを特徴とする請求項20に記載の印刷装置。 - 前記精算手段は、前記印刷データの印刷後に、前記精算を行うことを特徴とする請求項20又は21に記載の印刷装置。
- 前記精算手段は、印刷データの単位で印刷が完了する毎に、前記精算を行うことを特徴とする請求項22に記載の印刷装置。
- 前記精算手段は、前記印刷データの印刷前に、前記精算を行うことを特徴とする請求項20又は21に記載の印刷装置。
- 前記第1の取得手段により取得した端末識別子に対応する印刷データの情報を前記サーバ装置から取得する第3の取得手段と、
前記第3の取得手段により取得した印刷データの情報を表示し、ユーザによる選択を受け付ける選択手段を有し、
前記選択手段により選択された印刷データを印刷することを特徴とする請求項20乃至24のいずれか1項に記載の印刷装置。 - 前記第2の取得手段は、前記選択手段により選択された印刷データを取得することを特徴とする請求項25に記載の印刷装置。
- 近距離無線通信を用いて前記携帯端末の精算機能で管理されている金銭情報を取得し、該金銭情報と前記第3の取得手段により取得した印刷データの情報に基づいて、前記精算手段により印刷料金を精算可能な印刷データと精算不可能な印刷データを識別する識別手段を有し、
前記選択手段は、精算可能と識別された印刷データの選択を受け付け、精算不可能と識別された印刷データの選択を受け付けないことを特徴とする請求項6又は7に記載の印刷システム。 - 前記選択手段は、表示された全ての印刷データの選択を受け付け可能であり、
前記精算手段により精算できなかった印刷料金の請求情報をユーザに通知する通知手段を有することを特徴とする請求項25又は26に記載の印刷装置。 - 前記第1の取得手段により取得した端末識別子に対応する印刷データを全て印刷するものであり、
前記精算手段により精算できなかった印刷料金の請求情報をユーザに通知する通知手段を有することを特徴とする請求項20乃至24のいずれか1項に記載の印刷装置。 - 前記通知手段は、前記請求情報を電子メールにより通知する、又は、前記請求情報を印刷することを特徴とする請求項28又は29に記載の印刷システム。
- 前記端末識別子は、近距離無線通信の動作を掌るICチップ固有のID値、ブルートゥースインタフェースのMACアドレス、無線LANインタフェースのMACアドレス、携帯端末装置に登録されている電子メールアドレス、携帯端末装置に登録されている電話番号、携帯端末装置に装着するSIMカードの識別番号、携帯端末装置固有のUUID、又は、携帯端末装置に登録されているユーザ名及びパスワードの少なくともいずれかであることを特徴とする請求項20乃至30のいずれか1項に記載の印刷装置。
- 携帯端末装置に関連する端末識別子と印刷データの組み合わせを保持するサーバ装置と、前記サーバ装置から印刷データを取得して印刷する印刷装置とを有する印刷システムの制御方法であって、
前記印刷装置が実行する、
近距離無線通信を用いて携帯端末装置から端末識別子を取得する第1の取得ステップと、
前記第1の取得ステップにより取得した端末識別子に対応する印刷データを前記サーバ装置から取得する第2の取得ステップと、
前記第2の取得ステップにより取得した印刷データの印刷料金を、近距離無線通信を用いた前記携帯端末装置の精算機能で精算する精算ステップと、
を有することを特徴とする印刷システムの制御方法。 - 携帯端末装置に関連する端末識別子と印刷データの組み合わせを保持するサーバ装置から印刷データを取得して印刷する印刷装置の制御方法であって、
近距離無線通信を用いて携帯端末装置から端末識別子を取得する第1の取得ステップと、
前記第1の取得ステップにより取得した端末識別子に対応する印刷データを前記サーバ装置から取得する第2の取得ステップと、
前記第2の取得ステップにより取得した印刷データの印刷料金を、近距離無線通信を用いた前記携帯端末装置の精算機能で精算する精算ステップと、
を有することを特徴とする印刷装置の制御方法。 - コンピュータを、請求項20乃至31のいずれか1項に記載された手段として機能させるためのプログラム。
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- 2014-06-02 JP JP2014114033A patent/JP2015228163A/ja active Pending
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