JP2015227819A - エアフロセンサ駆動制御方法及びホットフィルム式エアフロセンサ - Google Patents
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かかるエアフロセンサには、例えば、ホットフィルム式エアフロセンサ等、種々のタイプのものが提案、実用化されている(例えば、特許文献1等参照)。
かかるホットフィルム式エアフロセンサは、検出の解像度や精度を最適に維持するため、通常、ヒータの発熱量が一定となるように駆動制御される構成となっている。
ヒータの通電によって前記ヒータ近傍に生じた暖気が外部から流入する空気の流れによって移動する際の周辺の温度の変化を基に前記外部から流入する空気の量を検出可能に構成されてなる車両搭載のホットフィルム式エアフロセンサの駆動制御方法であって、
前記ヒータの通電状態を複数に区分し、その区分に応じた通電条件を外部から入力される動作モード信号に応じて選択可能とし、選択された通電条件に応じて前記ヒータの通電駆動を行うことで、前記ヒータの発熱温度を変更可能に構成されてなるものである。
また、上記本発明の目的を達成するため、本発明に係るホットフィルム式エアフロセンサは、
ヒータへの通電制御を行う制御回路と、前記制御回路による前記ヒータへ対する通電制御に基づいて前記ヒータへの通電を行うドライブ回路とを有してなり、車両の吸入空気量の検出に用いられる車両搭載のホットフィルム式エアフロセンサであって、
前記制御回路は、複数に区分された前記ヒータの通電状態に対応した通電条件が予め記憶せしめられ、外部から入力される動作モード信号に応じて前記通電条件が選択され、前記選択された通電条件に応じて前記ドライブ回路を介して前記ヒータを通電駆動可能に構成されてなり、前記ヒータの発熱温度を変更可能としてなるものである。
なお、以下に説明する部材、配置等は本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
最初に、本発明の実施の形態におけるホットフィルム式エアフロセンサ202の構成例について、図1を参照しつつ説明する。
本発明の実施の形態におけるホットフィルム式エアフロセンサ202は、例えば、車両に搭載されて、エンジンへの吸入空気量を検出するために用いられるものである。
かかるホットフィルム式エアフロセンサ202は、その内部に、半導体基板(図示せず)上にフィルム状に形成されたヒータ1を有すると共に、ヒータ1の通電を行うドライブ回路(図1においては「DRV」と表記)302と、ドライブ回路302を介してヒータ1の駆動制御を行う制御回路(図1においては「DSP」と表記)301とを有して構成されたものとなっている。かかる構成は、基本的に従来と同様であるが、本発明の実施の形態におけるホットフィルム式エアフロセンサ202は、後述するように、ヒータ1の通電駆動の手法が従来と異なるものとなっている。
ホットフィルム式エアフロセンサ202から出力される検出信号、すなわち、吸入空気量に相当する信号は、車両の動作制御を行う電子制御ユニット(図1においては「ECU」と表記)201へ入力され、燃料噴射制御処理等に供されるようになっている。
最初に、本発明の実施の形態におけるエアフロセンサ駆動制御処理について概括的に説明する。
まず、従来構成のホットフィルム式エアフロセンサは、ヒータ1の発熱温度が予め定められた1つの発熱温度となるようにフィードバック制御により通電駆動されるようになっている。
動作モード信号は、先に述べたホットフィルム式エアフロセンサ202の動作モードを定める信号で、電子制御ユニット201において車両の動作状態等を考慮して決定され、所定の信号形式で電子制御ユニット201から入力されるようになっているものである。
なお、動作モード信号の信号形式は、特定の信号形式に限定される必要はなく、任意に選定して良いものである。例えば、ディジタル信号を用いて、本発明の実施の形態のように、3つの動作モードを選択する場合には、2ビット信号を用いれば、3つの動作モードを指定することが可能である。
ステップS106においては、制御回路301の適宜な記憶領域に予め記憶されている通常モードでの通電駆動に必要な駆動データ(通電条件)の読み出しが行われ、ステップS108の処理へ進む。なお、通電条件は、ヒータ1を所望の発熱温度とするために必要とされる通電電流、電圧等を意味する。
この通電駆動は、基本的には、従来と同様に、通常モードでの所定温度T1となるように制御回路301によるフィードバック制御となっている。なお、かかる通電駆動は、他のモードでも同様である。
ステップS114においては、ステップS112で読み出された中消費モード駆動データに基づいて、制御回路301によるドライバ回路302を介してのヒータ1の通電駆動が行われる。
すなわち、ヒータ1の温度が、中消費モードでの所定温度T2(T1>T2)となるように制御回路301によるフィードバック制御に基づく通電駆動が行われる。
ステップS118においては、ステップS116で読み出された低消費モード駆動データに基づいて、制御回路301によるドライバ回路302を介してのヒータ1の通電駆動が行われる。
すなわち、ヒータ1の温度が、低消費モードでの所定温度T3(T1>T2>T3)となるように制御回路301によるフィードバック制御に基づく通電駆動が行われる。
本願発明においては、先の所定温度T1が、上述のように通常1つ定められる温度であり、この状態が最も検出信号の解像度、精度が高い状態である。
なお、上述した本発明の実施の形態においては、ホットフィルム式エアフロセンサ202の動作モードを、通常モード、中消費モード、及び、低消費モードの3つとしたが、この3つのモードに限定される必要はなく、車両の具体的な仕様等を考慮して、任意の複数の動作モードを設定して良いものである。例えば、最も簡素な例としては、通常モードと低消費モードの2つの動作モードを用いるようにしても良い。
201…電子制御ユニット
202…ホットフィルム式エアフロセンサ
301…制御回路
302…ドライブ回路
Claims (4)
- ヒータの通電によって前記ヒータ近傍に生じた暖気が外部から流入する空気の流れによって移動する際の周辺の温度の変化を基に前記外部から流入する空気の量を検出可能に構成されてなる車両搭載のホットフィルム式エアフロセンサの駆動制御方法であって、
前記ヒータの通電状態を複数に区分し、その区分に応じた通電条件を外部から入力される動作モード信号に応じて選択可能とし、選択された通電条件に応じて前記ヒータの通電駆動を行うことで、前記ヒータの発熱温度を変更可能としたことを特徴とするエアフロセンサ駆動制御方法。 - 前記動作モード信号は、車両の動作状態に応じて設定されるものであることを特徴とする請求項1記載のエアフロセンサ駆動制御方法。
- ヒータへの通電制御を行う制御回路と、前記制御回路による前記ヒータへ対する通電制御に基づいて前記ヒータへの通電を行うドライブ回路とを有してなり、車両の吸入空気量の検出に用いられる車両搭載のホットフィルム式エアフロセンサであって、
前記制御回路は、複数に区分された前記ヒータの通電状態に対応した通電条件が予め記憶せしめられ、外部から入力される動作モード信号に応じて前記通電条件が選択され、前記選択された通電条件に応じて前記ドライブ回路を介して前記ヒータを通電駆動可能に構成されてなり、前記ヒータの発熱温度を変更可能としたことを特徴とするホットフィルム式エアフロセンサ。 - 前記動作モード信号は、車両の動作状態に応じて設定されるものであることを特徴とする請求項3記載のホットフィルム式エアフロセンサ。
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