JP2015227199A - 成形容器及びその製造方法 - Google Patents

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虎幸 田畑
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Abstract

【解決課題】円滑な開閉が容易で、内容物の保護性・耐久性に優れた成形容器を提供する。【解決手段】合わせたときに所定の立体的形状を形成する少なくとも2つの面とそれらの面を連結するためのヒンジ部を有する容器であって、前記ヒンジ部が少なくとも3個の容器内側から見て凹な溝部を有する成形容器、特に前記ヒンジ部が容器内側から見て凸な少なくとも1個の折り曲げ構造とその両側に折り曲げ構造の折り曲げ線と並行に延びる、容器内側から見て凹な溝部をそれぞれ有し、前記両側の少なくとも一方の側において前記溝部が複数個存在する請求項1に記載の成形容器。【選択図】図4

Description

本発明は、成形容器及びその製造方法に関する。
折り曲げて合わせたときに所定の立体的形状を形成する成形容器は、卵や種々の製品の保護容器として広く使用されている。
このような成形容器は、基本的には、折り曲げて合わせたときに所定の立体的形状を形成する2つの面とそれらの面を連結するためのヒンジ部から構成される(図2最上段の図。図中2がヒンジ部)。ここで、ヒンジ部は、2つの面をつなぐという機能と屈曲(容器の開閉)を可能にするという機能とを有している。
ここで、折部が2つの面をつなぐ平坦な面であると、円滑な屈曲(容器の開閉)が実現できないため、通常、筋押し、ミシン目の形成などで屈曲を容易にしている。例えば、卵パック容器等では図2最下部のような湾曲構造を折部に用い、これにより、円滑な屈曲(容器の開閉)を実現している。しかし、卵パック容器のように容器が開閉される回数が極めて少なく最低限の保護を図るだけの肉薄な容器であればこれでも機能するが、一般的な製品の保護容器では、より確実な保護を果たすために保護部材がより肉厚である必要があり、また、開閉される回数も多数回に上る場合があり、従来構造では不十分である。
具体的には、従来構造の成形容器では円滑な開閉が難しかったり、屈曲部の疲労に耐えられず、使用しているうちにヒンジ部が断裂することがある。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであって、円滑な開閉が容易で、内容物の保護性・耐久性に優れた成形容器を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために本発明は、以下の成形容器及びその製造方法を提供する。
[1]合わせたときに所定の立体的形状を形成する少なくとも2つの面とそれらの面を連結するためのヒンジ部を有する容器であって、前記ヒンジ部が少なくとも3個の容器内側から見て凹な溝部を有する成形容器。
[2]前記ヒンジ部が容器内側から見て凸な少なくとも1個の折り曲げ構造とその両側に折り曲げ構造の折り曲げ線と並行に延びる、容器内側から見て凹な溝部をそれぞれ有し、前記両側の少なくとも一方の側において前記溝部が複数個存在する前記1に記載の成形容器。
[3]さらにヒンジ部と反対側の面に容器閉鎖時のヒンジ部と係合する突起を設けた前記1または2に記載の成形容器。
[4]さらに容器の上面/下面に互いに係合する凹/凸構造を設けた前記1〜3のいずれかに記載の成形容器。
[5]少なくともヒンジ部が熱可塑性樹脂であり、型内で加熱し真空成型または圧空成型して製造する前記1〜4のいずれかに記載の成形容器。
[6]少なくともヒンジ部が熱可塑性樹脂であり、型内で加熱し真空成型または圧空成型して製造する前記1〜4のいずれかに記載の成形容器の製造方法。
従来の筋押し、ミシンではヒンジ部が容易に曲がらなかったり断裂したりしてしまうのに対し、本発明の成形容器は円滑な開閉が容易で、内容物の保護性・耐久性に優れている。また、ヒンジ部を隣接する容器と係合させることにより、積載時の安定性が格段に向上する。
本発明の対象となる容器の概略図。 容器における存在位置とその形態を示す模式図。 本発明による容器の成形方法を示す模式図。 本発明による容器のヒンジ部の構造の一例を示す模式図。 本発明による容器のヒンジ部の係合状態を示す模式図。 本発明による容器の上下左右の積載状態を示す模式図。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
本発明の成形容器は、合わせたときに所定の立体的形状を形成する少なくとも2つの面とそれらの面を連結するためのヒンジ部を有する容器であって、前記ヒンジ部が少なくとも3個の容器内側から見て凹な溝部を有する成形容器である。
ここで、「合わせたときに所定の立体的形状を形成する」というのは、図1、特に最下段のように、ヒンジ部で折り曲げて合わせたときに所定の立体的形状を形成するという意味である。この図では、概ね四角い箱型(直方体)の空間が形成されているが、合わせたときになんらかの立体的形状が形成されればよく、この形状は球形、円筒形、角柱のみならず、例えば、製品の外形に合わせた形状でもよい。本発明の成形容器は透明とすることができるので、例えば、化粧品・薬剤・家電器具・おもちゃ・文房具・アクセサリー・携帯電話・飲食物(食品・菓子やその同梱物を含む)・食器・衛生用品・タオル・衣類等の一般消費者向けの商品やさらにその包装容器をパッケージングして保護するのに便利である。もちろん、一般消費者向けの商品のみならず、工業製品等の保護にも用い得る。
また、立体的形状はひとつに限られず、例えば、ある製品の本体と附属品等のように、複数の形状が形成されるものでもよい。
以上のことから理解されるように、「少なくとも2つの面」とは平面ではなく、通常は平面と凹面、凸面の組み合わせである。
ヒンジ部は屈曲(容器の開閉)を可能にする部分であり、図2の2〜3段目の図に示すように、少なくとも3個の容器内側から見て凹な溝部を有する。
より好ましくは、少なくとも1個の折り曲げ構造とその両側に折り曲げ構造の折り曲げ線と並行に延びる溝部をそれぞれ有する。
ここで、折り曲げ構造とは、前述の「2つの面」の間に設けられる、容器内側から見たときに手前に(つまり、容器内側に向けて)凸な折り返し構造である。なお、「折り返し」と言っても、後述するように、製造上、折り返すことは不要であり、折り返した形になっているという意味である(以下同様)。
この凸な折り返し構造は、図では、断面がコの字形の屈曲構造となっているが、このコの字を構成する対辺の間の間隔はほとんどなくてもよいし、断面がU字形の湾曲構造でもよい。要するに前述の「2つの面」とつながる面が容器内側に向けて折り返されている構造である。折り返し構造は、図2の1段目の図に示すように通常、想定される折り曲げ線(これに沿って容器の開閉が行われる)に沿って直線状に伸びている。
少なくとも3個の「容器内側から見て凹な溝部」のうちの2つは、この折り返し構造を構成する前記折り返しの両側に存在する。すなわち、これらの溝部は、図2の3段目に示すようなものである。もっとも、本発明に置いては、この溝部は3個以上存在することが必須である。溝部を3個以上とすることにより、容器の開閉性が飛躍的に向上した。
溝部を3個以上とするためには、前述の折り返し構造を複数設けてもよいが、好ましくは図2の2段目のように、同3段目に示す溝の中にさらに入れ子で溝を形成する。図2の2段目のように、折り返し構造の両側の溝(大溝という)内にさらにそれぞれ2つ以上の溝部を有することが好ましいが、最少で、どちらか一方の大溝内に2つの溝部を有する。これにより、本発明では、少なくとも3個の溝部をヒンジ部に有することになる。大溝内の溝の数は限定されず、3つ以上でもよい。
このような構成を採ることにより、後述するように、ヒンジ部を成型で成形できるため耐久性が強くまた従来構造に比べ顕著に耐久性が向上する。また、図4に示すように、後述の成型時、21の距離にわたって溝が有ることにより材料を伸ばす距離が増え容器内容物の保護部分17に比べ溝の角7が薄くなる。また、20に比べ19がより薄くなることでよりヒンジ特性が出てくる。
さらに、このような構成を採ることにより、容器を閉じた際にヒンジ部が図5下図のように変形する。このため、ヒンジ部と反対側の面に容器閉鎖時のヒンジ部と係合する突起を設けることにより、この突起が隣接する容器のヒンジ部にはまる構造になっていて容器を並べると自然に連結する(図5上図)。
また、さらに、容器の上面/下面に互いに係合する凹/凸構造を設けることにより、容器を上下に重ねた際には、上下面も係合することになる。これにより、図6に示すように、容器は上下と左右で係合した状態になるため、パレットに容器を並べて積載した際に全体が連結することで荷崩れ、振動防止になる。
本発明の容器は図3に示すように、ヒーター12で熱可塑性樹脂シート13を加熱し型14内で真空成型または圧空成型することにより成形品16を得ることができる。この場合、前述のように、21の距離にわたって溝が有ることにより材料を伸ばす距離が増え容器内容物の保護部分17に比べ溝の角7が薄くなる。また、20に比べ19がより薄くなることでよりヒンジ特性が出てくる。
実施例
材料厚みが1.2mmでヒンジの長さが500mmとなるようにして図3に示すようにして図2の2段目に示す容器を製造した。一方、従来の製造方法により、図2の3段目、4段目のヒンジの製品及びミシン目によるヒンジ部を有する比較製品も製造した。この結果、成型で成形した本発明の成形容器は耐久性が強くまた従来品に比べ開閉が円滑であった。従来容器は、開閉を繰り返すうちにヒンジ部が破断するものが現れたが、本発明製品では全く破断なく円滑な開閉が可能であり、容器自体の耐久性も優れていた。

Claims (6)

  1. 合わせたときに所定の立体的形状を形成する少なくとも2つの面とそれらの面を連結するためのヒンジ部を有する容器であって、前記ヒンジ部が少なくとも3個の容器内側から見て凹な溝部を有する成形容器。
  2. 前記ヒンジ部が容器内側から見て凸な少なくとも1個の折り曲げ構造とその両側に折り曲げ構造の折り曲げ線と並行に延びる、容器内側から見て凹な溝部をそれぞれ有し、前記両側の少なくとも一方の側において前記溝部が複数個存在する請求項1に記載の成形容器。
  3. さらにヒンジ部と反対側の面に容器閉鎖時のヒンジ部と係合する突起を設けた請求項1または2に記載の成形容器。
  4. さらに容器の上面/下面に互いに係合する凹/凸構造を設けた請求項1〜3のいずれかに記載の成形容器。
  5. 少なくともヒンジ部が熱可塑性樹脂であり、型内で加熱し真空成型または圧空成型して製造する請求項1〜4のいずれかに記載の成形容器。
  6. 少なくともヒンジ部が熱可塑性樹脂であり、型内で加熱し真空成型または圧空成型して製造する請求項1〜4のいずれかに記載の成形容器の製造方法。
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