JP3164590U - 組立箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】運搬性に優れるとともに、変形させることにより載置台として使用可能な組立箱を提供する。【解決手段】相対向する一組の側壁上辺にそれぞれ上蓋を介して把手を連設し、残り一組の相対向する側壁上辺に係止孔を備えるフラップを連設し、各上蓋によって閉塞した際に、上部開口中央部で折立接合させた各把手の両側部に係止部を形成する。上蓋を備える一組の側壁のいずれか一方の側壁は、その左右両側辺に、上辺に至る切込部がそれぞれ形成され、しかも、同切込部の下端同士を結ぶ仮想直線上に折曲部が形成され、同折曲部と側壁上辺との間を中折れ部とした中折れ壁である。【選択図】図1

Description

本考案は、物品を収容して搬送するための組立箱に関し、より詳細には、載置棚に変形可能な組立箱に関する。
従来、ボール紙やダンボールなどの紙により成形した組立箱が使用されている。
中でも、一般にキャリーカートンと呼ばれる上面部に把手を有する組立箱は、人手による搬送が容易であるため、ドーナツやケーキの食品輸送(テイクアウト用)などに用いられている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−059664号公報
しかしながら、上記従来の把手を有する組立箱は、食品分野では多く使用されているものの、一般的な商品を輸送する箱としての活用は未だ十分とは言い難いものであった。
そこで、本考案者らは、さらなる機能を付与することで付加価値を高め、把手付きの組立箱の利用頻度を向上させるべく鋭意研究を行った。
本考案は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、把手を有することで運搬性に優れるとともに、更なる付加価値を有する組立箱を提供する。
上記従来の課題を解決するために、本考案に係る組立箱では、相対向する一組の側壁上辺にそれぞれ上蓋を介して把手を連設し、残り一組の相対向する側壁上辺に係止孔を備えるフラップを連設し、前記各側壁により形成した箱体の上部開口を各上蓋によって閉塞した際に、前記上部開口中央部で折立接合させた各把手の両側部に形成した係止部を、前記各フラップの係止孔にそれぞれ係止させることにより、各上蓋の閉保持並びに各把手の起立保持を行う組立箱において、前記上蓋を備える一組の側壁のいずれか一方の側壁は、その左右両側辺に、同側壁の上下方向略中央部から前記上辺に至る切込部がそれぞれ形成され、しかも、同切込部の下端同士を結ぶ仮想直線上に折曲部が形成され、同折曲部と側壁上辺との間を中折れ部とした中折れ壁であり、同中折れ壁の折曲部から上部を箱体の内方へ向けて直角に折り込むとともに、前記各フラップを箱体の内方へ斜め下方へ向けて折り込み、前記上蓋を備える一組の側壁のいずれか他方の側壁に連設された上蓋で前記上部開口を閉塞しつつ、同上蓋に連設された把手を下方へ向けて折曲させて、同把手の係止部を前記各フラップの係止孔へ挿入することにより、前記中折れ壁の中折れ部を下段とし、前記いずれか他方の側壁の上蓋を上段とする上下二段の載置台に変形可能とした。
本考案によれば、把手を有するために運搬性に優れるとともに、更なる付加価値を有する組立箱を提供することができる。
また、上下二段の載置台に変形することができるため、例えば、収容物を展示するための雛壇として使用することができ、商品の販売促進と一般商品の包装資材としての2つの機能を持った箱とすることができる。
本実施形態に係る組立箱の概要を示した説明図である。 本実施形態に係る組立箱を展開した状態を示した説明図である。 本実施形態に係る組立箱を載置台に変形する過程を示した説明図である。 載置台の断面を示したした状態を示した説明図である。
本考案は、相対向する一組の側壁上辺にそれぞれ上蓋を介して把手を連設し、残り一組の相対向する側壁上辺に係止孔を備えるフラップを連設し、前記各側壁により形成した箱体の上部開口を各上蓋によって閉塞した際に、前記上部開口中央部で折立接合させた各把手の両側部に形成した係止部を、前記各フラップの係止孔にそれぞれ係止させることにより、各上蓋の閉保持並びに各把手の起立保持を行う組立箱に関し、変形させることにより、載置台として使用可能な組立箱に関するものである。
すなわち、本考案に係る組立箱は、従来のキャリーカートンでは実現し得なかった、把手による優れた運搬性と、雛壇形状による効率的な展示との両立を行うという課題を解決するためのものであるとも言える。
以下、本実施形態に係る組立箱Aについて図面を参照しながら具体的に説明する。図1は、本考案の概要を示した説明図である。
図1の上半部に示すように、本実施形態に係る組立箱Aは、前後左右の側面に配設される側壁部11と、同側壁部11により形成される下部開口を閉塞する底壁部12と、側壁部11により形成される上部開口を閉塞する蓋部13と、同蓋部13の前後方向略中央部に左右方向へ伸延させて配設された、指挿通孔17を備える把持部15とを有しており、所謂キャリーカートン状としている。
そして、本実施形態に係る組立箱Aに特徴的には、組立箱Aの一部に変形を施すことにより、図1の下半部に示すように、側壁部11の上辺部と略同じ高さの位置に形成される上段50と、側壁部11の略半分の高さの位置に形成される下段51との上下二段の載置部を有する載置台Bとして使用可能としている。
したがって、本実施形態に係る組立箱Aによれば、例えばある商品を展示するに際し、商品を組立箱Aに収容して販売店舗や見本市等へ輸送した後に、載置台Bに変形することで直ちにディスプレイ用ラックとして活用する事が可能であり、箱の持つ機能性により販売促進等の効果が期待できる。
組立箱Aに収容し、変形後の載置台Bに載置して展示する物品としては、例えば、玩具や人形、缶ジュース、化粧品、アクセサリー等の一般商材、お土産品やDVDセット等、あらゆる物を対象とすることができる。
例えば、本実施形態に係る組立箱Aを、玩具や人形等の包装資材として使用した場合には、販売時には載置台Bに変形してひな壇に展示することで、収容していた玩具や人形等を周囲の者に広く知らしめる事ができ、また、持ち帰る際や移動時には、再び組立箱Aの形状に変形可能であるため、手提げ箱として利用する事ができ、おもちゃ等の魅力を箱形状で更に高める事が可能になる。
また、組立箱Aにて、缶ジュースや化粧品やアクセサリー等のように、複数個より構成される一般商材を包装した場合には、載置台Bに変形することで店舗販売時にそれらの商品のディスプレイラックとして活用が可能であるため、ケース単位での販売促進を可能にするツールとして活用できる。
また、組立箱Aにて、お土産品やDVDセット等のように、複数多品種より構成される商材を包装した場合には、載置台Bに変形してこれらの商材を載置することで、内容物を効果的に展示即売を行う事が可能である。
また、組立箱Aの状態と載置台Bの状態との間で可逆的に変形可能としているため、人形や鉄道模型等のおもちゃの容器・化粧品類や飲食品の容器として、実物展示により消費者の購入意欲が左右される商材(果物やお土産品など)、露店(フリーマーケット)などは展示スペースが限定される場所による靴やアクセサリー等の展示包装資材としての活用が見込まれる。
特に、載置台Bの状態においては、上下二段構成としているため、前後方向に展示物が重複して見づらくなるのを防止できるため、効率的な展示を行うことができる。
このように、本実施形態に係る組立箱Aは、同組立箱Aの状態における一般商品の包装資材としての機能と、載置台Bの状態における商品の販売促進機能との2つの機能を持った組立箱となり、また、物量が制限される見本市や展示会の持ち込み資材箱としても役割を果たし、持ち込みから展示販売までの間の無駄が無く、環境負荷低減にも役立つ他、糊を使わない設計である為、不要時は平面状態で保存管理ができる点も大きな特徴であると言える。
次に、本実施形態に係る組立箱Aの構成について図面を参照しながら更に具体的に説明する。図2は、本実施形態に係る組立箱Aを展開した状態を示した説明図である。本図1において、破線部は折り目を示し、一点鎖線は切断部を示している。また、破線部において括弧内に記載の折向きは、組立箱Aを載置棚に変形する際の折向きを示している。なお、以下において組立箱A(載置台B)は、ダンボールを用いた紙製であるものとして説明するが、これに限定されるものではなく、例えば、ポリプロピレン等にて構成される厚手の樹脂シートにより形成しても良い。
図1に示すように、展開した状態において組立箱Aは、第1紙片10aと、第2紙片10bと、第3紙片10cと、第4紙片10dとで構成している。
第1紙片10aは、側壁板11aと、同側壁板11aの下辺に連設された底部板12aと、側壁板11aの上辺に連設された蓋部形成板13aと、同蓋部形成板13aの上辺に連結された把手片15aとを備えている。
側壁板11aは、組立箱Aを組み上げた際に、後述の各側壁板11b〜11dとともに側壁部11の一部(図1における組立箱Aの後側壁)を構成するものであり、図2中において矩形状としている。
底部板12aは、組立箱Aを組み上げた際に、後述の各底部板12b〜12dと噛み合わせることで底壁の一部を構成する部位であり、前述の側壁板11aの下辺部分に連設している。
また、蓋部形成板13aは、組立箱Aを組み上げた際に、蓋部13の一部として上部開口の略半部を閉塞する部位であり、側壁板11aの上辺部分に連設している。
また、把手片15aは、組立箱Aを組み上げた際に、後述の第3紙片10cの把手片15cと組み合わせて把持部15を形成する部位であり、蓋部形成板13aの上辺に連設している。すなわち、把手片15aは、側壁板11aに、蓋部形成板13aを介して連設している。
把手片15aには、蓋部形成板13aの上辺より逆U字状に切り込みを入れて形成した把手舌片17aが備えられており、組立箱Aを組み上げた際に、この把手舌片17aを折らずに上部開口の面に平行な状態を保つことで、指挿通孔17が形成されるよう構成している。
また、把手片15aの左右両側には、後述する係止孔18b,18dに挿入して、蓋部形成板13aの上部開口の閉保持及び把手片15aの起立を保持するための係止部16a,16aが配設されている。
この係止部16a,16aは、把手片15aの左右両側に突出させて形成した係止孔挿入片23a,23aと、同係止孔挿入片23a,23aの基部に凹状に切り込みを入れて形成した係止凹部24a,24aとで構成しており、係止孔18b,18dに係止孔挿入片23a,23aをそれぞれ挿入し、係止孔18b,18dの上端を係止凹部24a,24aに係合させることにより、蓋部形成板13aの上部開口の閉保持及び把手片15aの起立を保持できるようにしている。
また、第2紙片10bは、組立箱Aを組み上げた際に側壁部11の一部(図1における組立箱Aの左側壁)を成す側壁板11bと、同側壁板11bの下辺に連結され、組立箱Aの底部を形成する底部板12bと、側壁板11bの上辺に連結され、後述する把手の起立保持を行うフラップ14bとを備えている。
フラップ14bには、その略中央部に、前述の把手片15aに備えられた係止部16a、及び後述する第3紙片10cの把手片15cに形成された係止部16cを挿通させて係止する係止孔18bが穿設されている。
第3紙片10cは、前述の第1紙片10aと比較して若干形状が異なるものの、略同様の構成を有しており、側壁部11の一部(図1における組立箱Aの前側壁)を構成する側壁板11cと、同側壁板11cの底辺に連結された底部板12cと、側壁板11cの上辺に連結された蓋部形成板13cと、同蓋部形成板13cの上辺に連結された把手片15cとを備えている。また、把手片15cには、前述の第1紙片10aの把手舌片17aや係止部16a,16a、係止孔挿入片23a,23a、係止凹部24a,24aに相当する、把手舌片17cや係止部16c,16c、係止孔挿入片23c,23c、係止凹部24c,24cが備えられている。
また、第4紙片10dは、前述の第2紙片10bと略同様に、側壁部11の一部(図1における組立箱Aの右側壁)を構成する側壁板11dと、同側壁板11dの下辺に連結された底部板12dと、側壁板11dの上辺に連結されたフラップ14dとを備えており、更に、組立箱Aを組み上げた際に、側壁板11dと側壁板11aとの間に架け渡す連結片22を備えている。また、フラップ14bには、前述の第2紙片10bの係止孔18bに相当する係止孔18dが備えられている。
そして、展開状態における組立箱Aは、第1紙片10a〜第4紙片10dが、側壁板11a〜11dの側辺部分で互いに連結することで構成されている。具体的には、第1紙片10aは側壁板11aの一側辺で第2紙片10bの側壁板11bの一側辺と連結され、側壁板11bの他側辺は第3紙片10cの側壁板11cの一側辺と連結され、側壁板11cの他側辺は第4紙片10dの側壁板11dの一側辺と連結させて構成している。
このような組立箱Aにおいて、本考案に係る特徴としては、第3紙片10cの側壁板11cの左右両側辺に、同側壁板11cの上下方向略中央部から、側壁板11cの上辺に至る切込部20,20を形成し、同切込部20,20の下端同士を結ぶ仮想直線上に折曲部25を形成しており、側壁板11cの折曲部25よりも上部、すなわち、折曲部25と側壁板11cの上辺との間を、側壁板11cの下半部に対して折曲部25を中心に揺動可能な中折れ部19cとしている。
切込部20,20は、組立箱Aを組み立てた際に、既に切り離された状態であっても良いが、強度的な観点を重視する場合には、例えばミシン目を入れることにより、載置台Bへ変形する際に切り離し可能な状態としても良い。すなわち、切込部20,20は、切り離した状態と、ミシン目の如く手で容易に切り離せる状態とのいずれであっても良い。勿論、切り離した状態であれば、載置台Bへの変形の際に、切込部20,20を切り離す手間を省くことができ、組立箱Aから載置台Bへ速やかに変形させることができる。
また、切込部20,20の長さL1は、側壁板11bの横幅L2の長さの半分から、横幅L2の長さの半分×1.3程度の長さとしている。L1の長さが横幅L2の半分の長さよりも下回ると、載置台Bの下段51の奥行きが短すぎて好ましくない。また、L1の長さを、横幅L2の長さの半分×1.3程度の長さよりも長くしても、下段51の奥行きの増長は望めない。但し、展示する物品が長身である場合には、下段51の形成位置を低くするために、L1の長さを、横幅L2の長さの半分×1.7程度まで長くしても良い。L1の長さを、横幅L2の長さの半分×1.7よりも長くすると、載置台Bの状態から再び組立箱Aの状態へ戻した際に、側壁板11cと側壁板11b、及び、側壁板11cと側壁板11dとの連結が弱くなるため強度上好ましくない。
次に、本実施形態に係る組立箱Aの、載置台Bへの変形過程について図1〜図4を参照しながら説明する。なお、図2に示す展開図の状態から図1(a)に示す組立箱Aへの組立は、公知のキャリーカートンの組立てと同様に行うことができるため、説明は省略する。また、図4は、図1(b)におけるX−X’方向への断面図を示している。
まず、図1(a)に示す組立箱Aの状態において、係止孔18b,18dに挿入した係止部16a,16a及び係止部16c,16cを外し、図3(a)に示すように、蓋部形成板13a,13cにより閉塞されていた上部開口を開放する。
次に、図3(b)に示すように、第3紙片10cの折曲部25を山折りにし(箱内方に折曲し)、中折れ部19cを底壁部12と平行にする。このとき、図2にて示したL1の長さと蓋部形成板13cの長さL3との和が、L2よりも短い場合は、中折れ部19cと蓋部形成板13cとを面一とし、把手片15cのみを山折りにして、箱体内部に収容しても良い。
また、側壁板11cの下半部の長さL4と蓋部形成板13cの長さL3とが等しい場合には、図4(a)や図3(b)において破線で示すように、中折れ部19cを底壁部12と平行にするとともに、側壁板11cの上辺を直角に箱内部の下方へ向けて山折りにし、把手片15cを山折り(又は、図示しないが谷折り)とすることで、蓋部形成板13c及び把手片15cを箱体内部に収容しても良い。この場合、中折れ部19cを側壁板11cの下半部と蓋部形成板13cとで支えることができ、下段51の耐荷重性を向上させることができる。
また、この際、図4(b)に示すように、把手片15cを直角に山折りとしつつ、把手舌片17cの部分は直角に谷折りとすることにより、蓋部形成板13cをより安定させることができ、下段51の耐荷重性をさらに向上させることができる。
また、図4(c)に示すように、蓋部形成板13cの長さL3が側壁板11cの下半部の長さL4よりも短い場合には、中折れ部19cを底壁部12と平行にするとともに、同中折れ部19cと、蓋部形成板13cと、把手片15cとの三者を側面視略Z字状に形成して、蓋部形成板13c及び把手片15cを箱体内部に収容しても良い。この場合、前記Z字状に配置した蓋部形成板13cと把手片15cが、中折れ部19cの支えバネの役割を果たし、中折れ部19cに物品を載置して下段51として使用した際に、下段51が箱内部下方へ向けて撓むのを可及的防止することができる。
次に、図3(c)に示すように、二つのフラップ14b,14dを箱体の内方へ向けて鋭角に山折りにし、斜め下方へ向けて折り込む。
次に、図3(d)に示すように、第1紙片10aの蓋部形成板13aを底壁部12に対して平行に山折りにして、上部開口の半部を閉塞するとともに、把手片15aを箱体内部の下方へ向けて直角に山折りとする。このとき、把手片15aの係止部16a,16aは、予め箱体内方へ折り込んでいた二つのフラップ14b,14dの係止孔18b,18dにそれぞれ係止させて固定する。
上述のように操作することにより、本実施形態に係る組立箱Aを、図1(b)に示したような載置台Bに変形することができる。すなわち、中折れ部19cを下段51とし、蓋部形成板13aを上段50とする上下二段の載置台Bとして使用することができる。
上述してきたように、本実施形態に係る組立箱Aによれば、相対向する一組の側壁(側壁板11a,11c)上辺にそれぞれ上蓋(蓋部形成板13a,13c)を介して把手(把手片15a,15c)を連設し、残り一組の相対向する側壁(側壁板11b,11d)上辺に係止孔(係止孔18b,18d)を備えるフラップ(フラップ14b,14d)を連設し、前記各側壁(側壁板11a〜11d)により形成した箱体の上部開口を各上蓋によって閉塞した際に、前記上部開口中央部で折立接合させた各把手の両側部に形成した係止部(係止部16a,16a,16c,16c)を、前記各フラップの係止孔にそれぞれ係止させることにより、各上蓋の閉保持並びに各把手の起立保持を行う組立箱(組立箱A)において、前記上蓋を備える一組の側壁のいずれか一方の側壁(側壁板11c)は、その左右両側辺に、同側壁の上下方向略中央部から前記上辺に至る切込部(切込部20,20)がそれぞれ形成され、しかも、同切込部の下端同士を結ぶ仮想直線上に折曲部(折曲部25)が形成され、同折曲部と側壁上辺との間を中折れ部(中折れ部19c)とした中折れ壁であり、同中折れ壁の折曲部から上部を箱体の内方へ向けて直角に折り込むとともに、前記各フラップを箱体の内方へ斜め下方へ向けて折り込み、前記上蓋を備える一組の側壁のいずれか他方の側壁(側壁板11a)に連設された上蓋(蓋部形成板13a)で前記上部開口を閉塞しつつ、同上蓋に連設された把手(把手片15a)を下方へ向けて折曲させて、同把手の係止部(係止部16a,16a)を前記各フラップの係止孔(係止孔18b,18d)へ挿入することにより、前記中折れ壁の中折れ部を下段(下段51)とし、前記いずれか他方の側壁の上蓋を上段(上段50)とする上下二段の載置台(載置台B)に変形可能としたため、把手を有するために運搬性に優れるとともに、更なる付加価値を有する組立箱を提供することができる。
また、上下二段の載置台に変形することができるため、例えば、収容物を展示するための雛壇としてすることができ、商品の販売促進と一般商品の包装資材としての2つの機能を持った箱とすることができる。
最後に、上述した各実施の形態の説明は本考案の一例であり、本考案は上述の実施の形態に限定されることはない。このため、上述した各実施の形態以外であっても、本考案に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
11 側壁部
11a 側壁板
11c 側壁板
12 底壁部
13 蓋部
13a 蓋部形成板
13c 蓋部形成板
14b フラップ
14d フラップ
15 把持部
15a 把手片
15c 把手片
16a 係止部
16c 係止部
18b 係止孔
18d 係止孔
19c 中折れ部
20 切込部
25 折曲部
50 上段
51 下段
A 組立箱
B 載置台

Claims (1)

  1. 相対向する一組の側壁上辺にそれぞれ上蓋を介して把手を連設し、残り一組の相対向する側壁上辺に係止孔を備えるフラップを連設し、前記各側壁により形成した箱体の上部開口を各上蓋によって閉塞した際に、前記上部開口中央部で折立接合させた各把手の両側部に形成した係止部を、前記各フラップの係止孔にそれぞれ係止させることにより、各上蓋の閉保持並びに各把手の起立保持を行う組立箱において、
    前記上蓋を備える一組の側壁のいずれか一方の側壁は、その左右両側辺に、同側壁の上下方向略中央部から前記上辺に至る切込部がそれぞれ形成され、しかも、同切込部の下端同士を結ぶ仮想直線上に折曲部が形成され、同折曲部と側壁上辺との間を中折れ部とした中折れ壁であり、
    同中折れ壁の折曲部から上部を箱体の内方へ向けて直角に折り込むとともに、前記各フラップを箱体の内方へ斜め下方へ向けて折り込み、前記上蓋を備える一組の側壁のいずれか他方の側壁に連設された上蓋で前記上部開口を閉塞しつつ、同上蓋に連設された把手を下方へ向けて折曲させて、同把手の係止部を前記各フラップの係止孔へ挿入することにより、前記中折れ壁の中折れ部を下段とし、前記いずれか他方の側壁の上蓋を上段とする上下二段の載置台に変形可能としたことを特徴とする組立箱。
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