JP2015225825A - Ledランプ、led点灯装置、及びこれらを用いたled照明システム - Google Patents

Ledランプ、led点灯装置、及びこれらを用いたled照明システム Download PDF

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Abstract

【課題】LEDランプとLED点灯装置の正しい組み合わせを認識する機能を有するLEDランプ、LED点灯装置、及びこれらを用いたLED照明システムの提供する。
【解決手段】LEDランプ200は、LED負荷201と第1分流手段202とを備え、該第1分流手段は、LED負荷201の定格電圧より低い電圧(以下、認識電圧)がLEDランプ200に印加されたときに、第1分流手段202に電流(以下、認識電流)が流れるように構成される。LED点灯装置100は、外部から入力される電源電圧を変換して出力する電力変換回路101と、該電力変換回路の出力を制御する制御回路102と、電力変換回路の出力を検出する検出手段103とを備え、制御回路102は、起動後に電力変換回路101より認識電圧を出力し、検出手段にて認識電流が流れたことを検出した後、電力変換回路101よりLEDランプ200に定格電流を出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、LEDランプ、LED点灯装置、及びこれらを用いたLED照明システム、に関する。
発光ダイオード(以下、LED:Light Emitting Diode)は、環境に優しい光源として注目されており、自動車の車内照明やヘッドライト、信号機、液晶ディスプレイのバックライト、一般照明など幅広い分野にて利用されている。また、オフィスや工場といったあらゆる施設において、省エネ施策としてLEDを用いたLED照明システムの導入が進んでいる。
LED照明システムの構成要素の一つにLED点灯装置がある。LED点灯装置は、電力変換回路を備えており、電源電圧を変換してLED負荷に給電する。電力変換回路の制御方式としては、電力変換回路がLED負荷の定格電流を出力するように、定電流動作させる方式が一般的である。
特開2010−273324号(特許文献1)には、LED点灯装置および電球形LEDランプが示されている。特許文献1の電球形LEDランプには、LED負荷とLED点灯装置が同じ筐体に内蔵される。特許文献1の電球形LEDランプは、白熱電球と同様の口金を備えており、既設の白熱電球用器具や配線を利用して簡単かつ低コストに取り付けられる。
特開2010−273324号公報
照明システムの中には、光源と点灯装置が離れた位置に設置されるものがある。例えば、水銀灯やメタルハライドランプといった放電ランプの照明システムがこれに当たり、放電ランプと点灯装置である安定器が離れた位置に設置される。放電ランプの中にはE39口金を備えるものがあり、E39口金用ソケットによって取り付けられる。E39口金用ソケットから離れた安定器に給電用の配線がなされている。
このような照明システムの光源をLEDに置き換える場合を考える。例えば、上記の放電ランプの照明システムでは、放電ランプと安定器をそれぞれLEDランプ(LEDが搭載された光源部)とLED点灯装置に置き換える構成が考えられる。この場合、LEDランプとLED点灯装置は、それぞれ別の筐体に搭載され、離れた位置に設置される。LEDランプがE39口金を備えていれば、既設のE39ソケットや配線を利用できるため、取り付け作業が簡単であり、これに必要なコストを低減できる。
しかし、このようなLED照明システムでは、光源部と点灯装置の誤った組み合わせが起こり得る。例えば、LED点灯装置に対して、誤って放電ランプが接続される場合である。このとき、LED点灯装置の定電流動作によって放電ランプが誤放電(誤点灯)し、LED点灯装置の定格電流によっては、放電ランプが損傷する恐れがある。LEDランプに対して、誤って安定器が接続される場合もある。この場合も、LEDランプまたは安定器が過電圧または過電流によって損傷する恐れがある。
さらに、LEDランプやLED点灯装置に複数の機種がある場合、各メーカが同様のLED照明システムを販売する場合、非対応LEDランプまたは非対応LED点灯装置が誤って接続される場合もある。例えば、定格電流の小さい非対応LEDランプが誤って接続された場合、過電流によって非対応LEDランプが損傷する恐れがある。(以下では、放電ランプなどの従来光源や非対応LEDランプをまとめて非対応光源、安定器などの従来光源用点灯装置や非対応LED点灯装置をまとめて非対応点灯装置と記す。)
以上より、LED点灯装置が定格電流を出力する前に、LEDランプとLED点灯装置の正しい組み合わせを認識する機能が必要である。なお、本発明は、E39口金を備える放電ランプ代替のLED照明システムに限らず、直管形蛍光ランプ代替のLED照明システムなど、他のシステムにも適用できる。
本発明は、LEDランプとLED点灯装置の正しい組み合わせを認識する機能を有するLEDランプ、LED点灯装置、及びこれらを用いたLED照明システムの提供を目的とする。
LEDランプとこれに給電するLED点灯装置とを備え、前記LEDランプは、LED負荷と第1分流手段とを備え、該第1分流手段は、前記LED負荷の定格電圧より低い電圧(以下、認識電圧)が前記LEDランプに印加されたときに、前記第1分流手段に電流(以下、認識電流)が流れるように構成され、前記LED点灯装置は、外部から入力される電源電圧を変換して出力する電力変換回路と、該電力変換回路の出力を制御する制御回路と、前記電力変換回路の出力を検出する検出手段とを備え、前記制御回路は、起動後に前記電力変換回路より前記認識電圧を出力し、前記検出手段にて前記認識電流が流れたことを検出した後、前記電力変換回路より前記LEDランプに定格電流を出力することを特徴とするLED照明システム。
LEDランプとこれに給電するLED点灯装置とを備えるLED照明システムにおいて、LEDランプとLED点灯装置の正しい組み合わせを認識する機能によって、非対応の光源または点灯装置が誤って接続された場合においてもLED照明システムの故障を防止する。
実施例1におけるLEDランプ、LED点灯装置、及びこれらを用いたLED照明システムのブロック図である。 実施例1の動作タイミングチャートである。 実施例1において、非対応光源が誤って接続された場合における動作タイミングチャートの一例である。 実施例1のLEDランプにおける分流手段の一例である。 実施例1のLEDランプにおける分流手段の別例である。 実施例1のLEDランプにおける分流手段の別例である。 実施例1のLEDランプにおける分流手段の別例である。 実施例1のLEDランプに整流回路を追加したものである。 実施例1におけるLED点灯装置の具体的構成例である。 実施例2におけるLED点灯装置のブロック図である。 実施例2におけるLED点灯装置のブロック図の別例である。 実施例2の動作タイミングチャートである。 実施例2において、非対応光源が誤って接続された場合における動作タイミングチャートの一例である。 実施例2におけるLED点灯装置の具体的構成例である。 実施例3の動作タイミングチャートである。 実施例3において、非対応光源が誤って接続された場合における動作タイミングチャートの一例である。 実施例3のLEDランプにおける切替回路の一例である。 実施例3のLEDランプにおける切替回路の別例である。 実施例3の動作タイミングチャートの別例である。 実施例4におけるLEDランプのブロック図である。 実施例4の動作タイミングチャートの一例である。 実施例4において、非対応点灯装置が誤って接続された場合における動作タイミングチャートの一例である。 実施例4におけるLEDランプの具体的構成例である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
(実施例1)
<ブロック図>
図1は、実施例1におけるLEDランプ、LED点灯装置、及びこれらを用いたLED照明システムのブロック図である。LED照明システムは、LEDランプ200とこれに給電するLED点灯装置100とを備える。
図1のLED点灯装置100は、LED照明システムの外部から入力される電源300の交流電圧を変換して直流電圧を生成し、LEDランプ200に出力(給電)する。図1では、電源300を交流電源としたが、直流電源であってもよい。図1のように、LED点灯装置100の出力端子に「+(正極)」と「−(負極)」の極性を定義する。この極性は、LED点灯装置100が出力する直流電圧の極性を示す。LED点灯装置100は、電源300の交流電圧を直流電圧に変換してLEDランプ200に出力する電力変換回路101と、電力変換回路101の出力を制御するための制御回路102と、電力変換回路101の出力を検出する検出手段(第1検出手段)103と、を備える。
図1では、検出手段(第1検出手段)103の構成として、電力変換回路101の出力電圧を検出する電圧検出回路104と、電力変換回路101の出力電流を検出する電流検出回路105を示した。ただし、電力変換回路101の出力電流を検出する場合、必ずしも図1の位置に電流検出回路105を設ける必要はない。例えば、電力変換回路101の部品に流れる電流を検出する位置に電流検出回路105を設け、この部品の電流から間接的に出力電流を検出してもよい。
制御回路102は、検出手段(第1検出手段)103によって検出した電力変換回路101の出力をフィードバックし、電力変換回路101の出力を所望の値に制御するために、電力変換回路101に制御信号を出力する。制御信号とは、電力変換回路101としてスイッチング電源を用いる場合、スイッチング電源回路の駆動信号(ゲート信号)と考えればよい。
LEDランプ200は、LED負荷201と分流手段(第1分流手段)202とを備える。LED負荷201は、少なくとも1個のLEDを備える。LED負荷201が複数のLEDを備えるとき、LEDの個数や接続形態は問わない。また、LED負荷201は保護用素子などを内蔵したLEDモジュールを含んでもよい。図1のように、LED負荷201の端子に「+(正極)」と「−(負極)」の極性を定義する。この極性は、LED負荷201の順方向電圧の極性を示す。LED負荷201の正極端子は、LEDのアノード端子に接続され、負極端子は、LEDのカソード端子に接続される。
LEDの電圧−電流特性から、LED負荷201に電流が流れるとき、LED負荷201の電圧はLED負荷201に流れる電流の大きさに依らずほぼ一定である。このときのLED負荷201の電圧は、LED負荷201に含まれるLEDの直列接続数によって決まる。この電圧が、LED照明システムの定格電圧となる。定格電圧の大きさ(すなわちLEDの直列接続数)は様々であるが、放電ランプとの置き換えを考える場合、100V〜250Vが妥当である。ただし、これは目安であり、定格電圧をこの範囲に設定する必要はない。
分流手段(第1分流手段)202は、LEDランプ200に印加される電圧が定格電圧より低い場合でも分流手段(第1分流手段)202に電流が流れるように構成される。仮に、図1のLEDランプ200から分流手段(第1分流手段)202を削除し、LED負荷201のみとした場合、このような低い電圧(定格電圧より低い電圧)に対して、LEDランプ200には電流が流れない。しかし、図1のように分流手段(第1分流手段)202を設けることで、LEDランプ200に印加される電圧が定格電圧より低い場合でも、分流手段(第1分流手段)202には電流が流れ、LEDランプ200に電流が流れることになる。また、分流手段(第1分流手段)202は、LEDランプ200に定格電圧が印加されたときに、分流手段(第1分流手段)202に流れる電流が略ゼロとなるように構成されることが望ましい。ここで、略ゼロとしたのは、以下に説明するように、分流手段(第1分流手段)202に制御上必要な微小電流が流れる場合を含めるためである。
上記の動作を実現するような分流手段(第1分流手段)202の構成例として、図1では、ダミー負荷203、スイッチ(第1スイッチ)204、切替回路(第1切替回路)205を示した。切替回路(第1切替回路)205は、スイッチ(第1スイッチ)204のオン・オフを切り替える。図1では、ダミー負荷203とスイッチ(第1スイッチ)204の直列体をLED負荷201と並列に接続し、切替回路(第1切替回路)205もまたLED負荷201と並列に接続しているが、これらの接続形態についてはこの限りではない。例えば、ダミー負荷203が抵抗であれば、LEDランプ200に印加される電圧が定格電圧より低い場合でも、分流手段(第1分流手段)202に電流が流れる。このときの電流は、ダミー負荷203の抵抗値(インピーダンス)によって調節できる。また、スイッチ(第1スイッチ)204によって、分流手段(第1分流手段)202に流れる電流を遮断できる。スイッチ(第1スイッチ)204として、MOSFETやバイポーラトランジスタなどの半導体素子を用いても、電磁リレーを用いてもよい。

<動作タイミングチャート>
図2は、実施例1におけるLED照明システムの動作タイミングチャートである。具体的には、LED点灯装置100の出力電圧と出力電流、スイッチ(第1スイッチ)204のオン・オフ状態について動作波形を示した。LED点灯装置100の出力電圧及び出力電流は、それぞれLEDランプ200の入力電圧及び入力電流と記すこともできる。
LED点灯装置100は、起動後、定格電圧より低い電圧(以下、認識電圧)を出力する。制御回路102は、電力変換回路101が認識電圧を出力するように定電圧で動作させるように定電圧制御をおこなう。図2では、この動作を認識動作と記した。既に説明したように、LEDランプ200は分流手段(第1分流手段)202を備えているため、認識電圧の印加に対して所定の電流(以下、認識電流)が流れる。また、認識電流は分流手段(第1分流手段)202に流れており、LED負荷201には電流が流れないため、LED負荷201は開放状態と見なせる。図2では、スイッチ(第1スイッチ)204による認識電流の制御を想定しているため、認識動作においてスイッチ(第1スイッチ)204をオン状態とした。
ここで、認識電圧は、非対応光源(放電ランプなどの従来光源や非対応LEDランプ)が誤って接続された場合でも、これらを誤点灯、及び、故障させない程度の電圧であることが望ましい。例えば、放電ランプが誤接続された場合でも、認識電圧をその放電電圧より低く設定すれば、認識動作において放電ランプを誤放電(誤点灯)させることはない。認識電圧の数値例として、12V〜48Vに設定することが考えられる。ただし、これは目安であり、認識電圧をこの範囲に設定する必要はない。非対応光源が誤接続された場合の動作タイミングチャートについては、後で説明する。
LED点灯装置100は、検出手段(第1検出手段)103によって認識電流が流れたことを検出した後、定格電流を出力する。制御回路102は、電力変換回路101が定格電流を出力するように定電流制御をおこなう。定電流動作であれば、LED負荷201に電流が流れ、LED点灯装置100の出力電圧は定格電圧となる。また、分流手段(第1分流手段)202用のスイッチ(第1スイッチ)204をオフ状態にして分流手段(第1分流手段)202に流れる電流を遮断し、分流手段(第1分流手段)202で損失が発生しないようにする。LED点灯装置が出力する定格電流は、全てLED負荷201に流れる。図2では、この動作を定格動作と記した。
ここで、定格電流とは、LED負荷201を所定の明るさで点灯させるために必要な電流である。LED点灯装置100が調光機能を備える場合、定格電流の大きさは調光レベルによって変わる。その意味で、定格電流はLED負荷201の点灯電流と記すこともできる。以上から、本発明では、定格電流と認識電流の大小関係については問わない。定格電圧>認識電圧であればよく、定格電流>認識電流でなくてもよい。分流手段(第1分流手段)202を小型軽量・低コスト化することを考慮すれば、認識電流は、LED負荷201を100%の明るさで点灯させる場合の定格電流より小さいことが望ましい。なお、上記のように、LED負荷201に電流が流れるとき、LED負荷201の電圧はLED負荷201に流れる電流の大きさに依らずほぼ一定であるため、定格電圧については一つに定まる。
図2において、起動から認識電流が流れるまでの過渡現象については、十分短い時間の現象として省略した。また、認識動作から定格動作に移行する過渡現象についても、同様の理由につき省略した。実際には、LED点灯装置100が備えるコンデンサの影響などによって、LED点灯装置100の出力電圧は徐々に増大すると考えられる。また、図示上の都合により、認識電流が流れ始めてから定格動作に移行するまでに一定の時間を示したが、この時間については任意である。認識電流が流れ始めてから、すぐに定格動作に移行してもよい。
図3は、LEDランプ200以外の非対応光源が誤って接続された場合における動作タイミングチャートの一例である。非対応光源は、スイッチ(第1スイッチ)204を備えていないため、図3では図2と違ってそのオン・オフ状態を示していない。上記のように、認識電圧は、非対応光源を誤点灯、及び、故障させない程度の電圧である。このとき、認識電流は流れない(LED点灯装置100の出力電流はゼロ)。また、認識電圧より高い定格電圧の非対応LEDランプが接続された場合や、光源が接続されておらずLED点灯装置100の出力が開放状態である場合でも、認識電流は流れない。
図3のように、LED点灯装置100が認識電流を検出しない場合、LED点灯装置100は定格電流を出力せず、認識電圧を出力した状態を維持する。または、LED点灯装置100が認識電圧の出力自体を停止してもよい。また、認識電流に上限値と下限値を設定しておき、認識動作においてLEDランプ200に流れる電流がこの上限値より大きい場合、または、LEDランプ200に流れる電流がこの下限値より小さい場合、LED点灯装置は定格電流を出力しない機能を備えていてもよい。

<分流手段の具体例1>
上記の動作を実現する限り、LEDランプ200の、特に分流手段(第1分流手段)202の具体的構成については問わない。図4から図7は、分流手段(第1分流手段)202の具体的な構成例である。
図4は、実施例1のLEDランプにおける分流手段の一例である。図4のダミー負荷203とスイッチ(第1スイッチ)204は、それぞれ抵抗(第1抵抗)206とMOSFET(第1MOSFET)207によって構成される。抵抗(第1抵抗)206とMOSFET(第1MOSFET)207の直列体が、LED負荷201と並列に接続される。抵抗206の一端がLED負荷201の正極端子と接続され、MOSFET207のソース端子がLED負荷201の負極端子と接続される。
切替回路(第1切替回路)205は、抵抗208〜210、ツェナーダイオード211〜213、MOSFET(第2MOSFET)214を備える。ツェナーダイオード(第1ツェナーダイオード)211と抵抗(第2抵抗)208と抵抗(第3抵抗)209は、この順番で直列に接続され、この直列体はLED負荷201と並列に接続される。ツェナーダイオード(第1ツェナーダイオード)211のカソード端子は、LED負荷201の正極端子と接続される。抵抗(第3抵抗)209の一端は、LED負荷201の負極端子と接続される。ツェナーダイオード(第2ツェナーダイオード)212は、抵抗(第3抵抗)209と並列に接続される。ツェナーダイオード(第2ツェナーダイオード)212のアノード端子は、LED負荷201の負極端子と接続される。
抵抗(第4抵抗)210とツェナーダイオード(第3ツェナーダイオード)213による直列体は、LED負荷201と並列に接続される。抵抗(第4抵抗)210の一端は、LED負荷201の正極端子と接続される。ツェナーダイオード(第3ツェナーダイオード)213のアノード端子は、LED負荷201の負極端子と接続される。
MOSFET(第2MOSFET)214のゲート端子は、ツェナーダイオード(第2ツェナーダイオード)212のカソード端子と接続される。MOSFET(第2MOSFET)214のドレイン端子は、ツェナーダイオード(第3ツェナーダイオード)213のカソード端子と接続される。MOSFET(第2MOSFET)214のソース端子は、LED負荷201の負極端子と接続される。
ツェナーダイード211のツェナー電圧は、認識電圧より高く、かつ、定格電圧より低く設定される。ツェナーダイオード213のツェナー電圧は、ツェナーダイオード213がブレーク状態となったときに、MOSFET207がオン状態となるように設定される。ツェナーダイオード212、213は、それぞれMOSFET214、207のゲートソース間に過電圧が印加されないよう保護する役割を担う。
認識動作において、LEDランプ200に認識電圧が印加されるとき、ツェナーダイード211はブレーク状態とはならず、開放状態となる。LEDランプ200に印加される認識電圧は、ツェナーダイード211にかかる。MOSFET214のゲートソース間電圧がゼロであるため、MOSFET214はオフ状態となる。一方、抵抗210を介してMOSFET207のゲートソース間容量が充電され、MOSFET207のゲートソース電圧はツェナーダイオード213のツェナー電圧まで上昇する。これによって、MOSFET207はオン状態なり、ダミー負荷203である抵抗(第1抵抗)206に認識電流が流れる。この構成では、ダミー負荷203は定抵抗特性となり、認識電圧と認識電流は比例関係となる。認識電流の大きさは、抵抗(第1抵抗)206の抵抗値によって調節できる。
例えば、LED点灯装置100において認識電圧を12Vに設定し、認識電流を0.1Aと設定したい場合、抵抗(第1抵抗)206の抵抗値を120Ωとすればよい。また、LED負荷201の定格電圧を200Vとした場合、ツェナーダイード211のツェナー電圧は、例えば100V(認識電圧12Vより高く、かつ、定格電圧200Vより低い電圧)に設定すればよい。
次に、認識動作から定格動作に移行し、LED点灯装置100が定格電流を出力すると、抵抗(第1抵抗)206の電圧が徐々に上昇する。すなわち、LEDランプ200に入力される電圧が徐々に上昇する。この電圧がツェナーダイード211のツェナー電圧より高くなると、ツェナーダイード211がブレーク状態となる。これによって、MOSFET214のゲートソース間電圧も増大し、MOSFET214がオン状態となる。MOSFET214がオン状態となると、MOSFET207がオフ状態となり、ダミー負荷203である抵抗(第1抵抗)206の電流が遮断される。定格電流は全てLED負荷101に流れ、LED点灯装置100の出力電圧は定格電圧となる。
なお、MOSFET207のオン・オフ状態によらず、切替回路(第1切替回路)205には微小な電流が流れるが、このような微小電流は無視する。MOSFETの代わりに、バイポーラトランジスタなど他種の半導体素子や、電磁リレーを用いる構成も考えられる。

<分流手段の具体例2>
図5は、実施例1のLEDランプにおける分流手段の別例である。図5の分流手段(第1分流手段)202では、図4と比べて、抵抗(第1抵抗)206とMOSFET(第1MOSFET)207の接続順序が逆となる。すなわち、抵抗206の一端がLED負荷201の負極端子と接続され、MOSFET207のドレイン端子がLED負荷201の正極端子と接続される。以下では、図4の分流手段(第1分流手段)202と同様の点については、説明を省略する。
図5の分流手段(第1分流手段)202では、MOSFET207はダミー負荷203とスイッチ(第1スイッチ)204の役割を兼ねる。また、抵抗210とツェナーダイード213は、ダミー負荷203と切替回路(第1切替回路)205の役割を兼ねる。切替回路(第1切替回路)205の構成及び動作は、図4と図5で同じである。
抵抗206、MOSFET207、抵抗210、ツェナーダイード213は定電流特性のダミー負荷203を構成する。具体的には、MOSFET207、抵抗210、ツェナーダイード213がシリーズレギュレータ回路を構成し、その負荷として抵抗206が接続される。既に説明した通り、認識動作において、MOSFET214はオフ状態である。このとき、MOSFET207と抵抗206の直列体には、ツェナーダイード213のツェナー電圧と抵抗206の抵抗値によって決まる電流が、認識電流として流れる。認識電流の大きさは、認識電圧には依存しない。
例えば、LED点灯装置100において認識電圧を12Vに設定し、認識電流を0.1Aと設定したい場合を考える。シリーズレギュレータ回路におけるMOSFET207のゲートソース電圧降下を無視できるとして、ツェナーダイード213のツェナー電圧と抵抗206の抵抗値をそれぞれ10Vと100Ωに設定すればよい。
認識動作から定格動作に移行すると、LEDランプ200に入力される電圧が増大し、既に説明した要領でMOSFET214がオン状態となる。MOSFET214がオン状態となると、MOSFET207がオフ状態となり、ダミー負荷203の電流が遮断される。定格電流は全てLED負荷101に流れ、LED点灯装置100の出力電圧は定格電圧となる。
図4や図5の分流手段(第1分流手段)202は、ロジックICやマイクロコンピュータなどを利用せず、ディスクリート部品のみを利用して小型・低コストで実現できる。

<分流手段の具体例3>
図6は、実施例1のLEDランプにおける分流手段の別例である。図6の分流手段(第1分流手段)202では、図4と比べて、切替回路(第1切替回路)205の構成が異なる。図6の切替回路(第1切替回路)205は、抵抗215〜220、ツェナーダイオード221、MOSFET222、コンパレータ223を備える。コンパレータ223として、オープンコレクタ(またはオープンドレイン)式のICを想定した。ダミー負荷203とスイッチ(第1スイッチ)204の構成は図4と同様であり、それぞれに抵抗(第1抵抗)206とMOSFET(第1MOSFET)207を用いる。図6の切替回路(第1切替回路)205を、図5で示した定電流特性のダミー負荷203と組み合わせてもよい。
抵抗215、ツェナーダイオード221、MOSFET222は、図5でも説明したシリーズレギュレータ回路を構成する。このシリーズレギュレータ回路は、LEDランプ200に印加される電圧を変換して、ほぼ一定の直流電圧を生成する。シリーズレギュレータ回路の出力電圧は、コンパレータ223の電源電圧や、以下で説明する基準電圧を生成するための制御用電源電圧として利用される。
抵抗216と217は、レギュレータ回路の出力電圧を分圧し、コンパレータ223で利用される基準電圧を生成する。抵抗218と219は、LEDランプ200に印加される電圧を分圧して、コンパレータ223に出力する。このように、コンパレータ223は、LEDランプ200に印加される電圧と基準電圧を比較する。
認識動作でLEDランプ200に認識電圧が印加されるとき、コンパレータ223がH(ハイ)レベル出力となるように、抵抗216〜219を調整する。コンパレータ223がオープンコレクタ方式であれば、このときの出力はハイインピーダンス(開放)状態となる。レギュレータ回路の出力電圧から抵抗220を介して、MOSFET207のゲートソース間容量が充電され、MOSFET207がオン状態となる。抵抗206とMOSFET207の直列体に認識電流が流れる。
認識動作から定格動作に移行し、LEDランプ200に印加される電圧が定格電圧に達するまでに、コンパレータ223がL(ロー)レベル出力となるように、抵抗216〜219を調整する。これによって、MOSFET207がオフ状態となり、分流手段(第1分流手段)202への電流が遮断される。

<分流手段の具体例4>
図7は、実施例1のLEDランプにおける分流手段の別例である。図7に、ディジタル制御装置226を用いる場合の切替回路(第1切替回路)205のブロック図を示す。ディジタル制御装置とは、マイクロコンピュータ(マイコン)やディジタルシグナルプロセッサ(DSP)などを示す。図7の切替回路(第1切替回路)205は、ディジタル制御装置226の他に、電源装置224、電圧検出回路225、駆動回路227を備える。
電圧検出回路225は、LEDランプ200に印加される電圧を検出し、ディジタル制御装置226に出力する。ディジタル制御装置226は、検出した電圧をもとにスイッチ(第1スイッチ)204のオン・オフ状態を決定し、オン・オフ信号を駆動回路に出力する。既に説明した動作を実現するためには、検出した電圧が所定の基準電圧より低ければスイッチ(第1スイッチ)204をオフに、高ければオンにすればよい。基準電圧は、認識電圧より高く、定格電圧より低く設定する。このアルゴリズムは、ソフトウェアとしてディジタル制御装置226に実装される。
電源装置224は、ディジタル制御装置226と駆動回路227を動作させるための制御用電源電圧を生成する。電源装置224の例として、シリーズレギュレータ回路(図6で抵抗215、ツェナーダイオード221、MOSFET222で構成した回路)がある。その他に、シャントレギュレータ回路やスイッチング電源を用いてもよい。
電圧検出回路225の例として、抵抗分圧回路(図6にて抵抗218と219で構成した回路)がある。
ディジタル制御装置226とソフトウェアとして実装される認識動作によって、切替回路(第1切替回路)205における部品数が少なくなり、後に説明する複雑な認識動作を実現できる。

<LEDランプの追加構成>
図8は、図1に示したLEDランプ200に対して、整流回路228を追加したLEDランプである。整流回路228によって、LEDランプ200が備える2個の端子のうち、どちらをLED点灯装置100の正極端子と接続してもよい。特に、LEDランプ200とLED点灯装置100が離れた場所に設置されており、万一、接続を誤った場合でもLEDランプ200を故障させずに点灯させることができる。整流回路228の具体的構成として、ダイオードブリッジによる全波整流回路や、ダイオード1個による半波整流回路が考えられる。この他に、LEDランプ200が保護素子としてヒューズ、バリスタを備えていてもよい。なお、以上の追加構成は、本発明における全てのLEDランプ200に当てはまる。

<LED点灯装置の具体例>
図9は、LED点灯装置100の具体的な構成例である。電力変換回路101は、整流回路106、力率改善回路107、DC−DC変換回路108を備える。これらの他に、ノイズフィルタなどを備えていてもよい。
整流回路106の具体的構成として、ダイオードブリッジによる全波整流回路が考えられる。図9の力率改善回路107は、チョークコイル109、MOSFET110、ダイオード111、コンデンサ112を備える昇圧チョッパである。整流回路106と力率改善回路107によって、電源300の交流電圧を整流して直流中間電圧を生成するとともに、電源300から入力される電流の高調波成分を低減して力率を改善する。なお、図9では、力率改善回路107の制御回路や突入電流防止回路を省略した。図9では、部品数が少なく済む昇圧チョッパを利用したが、昇降圧チョッパやフライバックコンバータなど、他の回路方式を用いてもよい。また、消費電力の小さい照明システムについては、力率改善回路107を省略することもできる。
DC−DC変換回路108は、MOSFET113、114、チョークコイル115、コンデンサ116、117、トランス118、ダイオード119、120を備える共振型コンバータである。MOSFET113と114の直列体は、インバータ回路を構成する。このインバータ回路は、力率改善回路107が生成する直流中間電圧から交流電圧を生成する。この交流電圧は、チョークコイル115、コンデンサ116、トランス118から構成される共振回路を介して、トランス118の1次側から2次側へと伝達される。ダイオード119、120は、トランス118の2次巻線に発生した交流電圧を整流し、直流電圧を生成する。DC−DC変換回路108が生成する直流電圧及び電流が、LED点灯装置100の出力電圧及び電流となる。共振型コンバータでは、トランスによってLED点灯装置の出力を電源300から絶縁することが可能であり、LED点灯装置100とLEDランプ200が離れて設置される状況において、安全性の確保に有効である。また、共振型コンバータは、このような絶縁型の回路において、小型・高効率化に有利な回路方式として知られている。共振型コンバータの他に、フライバックコンバータやフォワードコンバータなど、他の回路方式を用いてもよい。絶縁が不要であれば、部品数の少ない降圧チョッパを用いてもよい。
制御回路105は、LED点灯装置100の出力電圧及び電流がそれぞれ所定の値となるように、MOSFET113と114のゲートを駆動する。

<LED点灯装置の補足>
図示は省略するが、LED点灯装置100は、過電圧保護や過電流保護の機能を備えていてもよい。また、定格動作において定電流動作をしている場合では、出力電圧が低過ぎる場合に対する低電圧保護機能を備えていてもよい。定電圧動作をしている場合では、出力電流が過小である場合に対する小電流保護機能を備えていてもよい。これらの機能は、LED点灯装置100が備える制御回路102、検出手段(第1検出手段)103によって実現できる。
以上の機能のうち、低電圧保護機能について説明する。非対応光源、特に非対応LEDランプの中には、本発明の認識電圧と同等の定格電圧を有するものが存在し得る。このような非対応LEDランプがLED点灯装置100と誤って接続された場合、認識電圧に対して認識電流とほぼ同等の電流が流れ得る。しかし、この場合、LED点灯装置100が定格電流を出力した後でも、LED点灯装置100の出力電圧は変化しない(LEDランプ200が接続されていれば、LED点灯装置100の出力電圧は認識電圧から定格電圧まで増大する)。
したがって、定格動作において、LED点灯装置100の出力電圧が所定の基準電圧(第1基準電圧)より低い場合には、LED点灯装置100が定格電流の出力を停止する機能によって、上記のような非対応LEDランプの損傷を防止できる。このときの基準電圧(第1基準電圧)は、LEDランプ200の定格電圧に基づいて設定され、これより少し低い(80%〜90%)程度の電圧であることが望ましい。
このように、定格動作における低電圧保護は、認識機能において識別可能である非対応光源の範囲を広げる点で有効である。なお、以上の追加構成は、本発明における全てのLED点灯装置に当てはまる。
以上の実施例1によれば、LEDランプ200とこれに給電するLED点灯装置100とを備えるLED照明システムにおいて、LEDランプ200とLED点灯装置100の正しい組み合わせを認識する機能によって、非対応の光源または点灯装置が誤って接続された場合においても接続されたLED点灯装置100またはLEDランプ200の故障を防止できる。例えば、放電ランプの照明システムと置き換えられるLED照明システムであるとして、LEDランプ200が既存のE39口金を備えていれば、既設のE39ソケットや配線を利用できるため、取り付け作業が簡単であり、これに必要なコストを低減できる。実施例1の認識動作は、既設のE39ソケットと配線によってLEDランプ200とLED点灯装置100を接続するだけで実現可能であり、別の通信線などを設置する必要はない。さらに、LEDランプ200は、LED負荷に給電するための電力変換回路を必要としないため、小型軽量かつ低コストに実現できる。実施例1に限らず、本発明は、LED負荷の定格電圧より低い電圧をLEDランプ200に印加しても、LED負荷には電流が流れず、開放状態と見なせるというLEDの特性を利用した認識動作である。

(実施例2)
<ブロック図>
実施例2として、実施例1と比べて、認識動作におけるLED点灯装置の動作や、認識電流の検出方法を変更した構成について説明する。また、これに必要となるLED点灯装置の追加構成についても説明する。実施例1と同様の点については、説明を省略する。
図10は、実施例2におけるLED点灯装置121のブロック図である。LED点灯装置121は、図1のLED点灯装置100と比べて、分流手段(第2分流手段)122を追加したものである。
分流手段(第2分流手段)122は、LED点灯装置121が出力する電圧が定格電圧より低い場合でも分流手段(第2分流手段)122に電流が流れるように構成される。また、分流手段(第2分流手段)122は、LED点灯装置121が定格電圧を出力する場合では分流手段(第2分流手段)122に電流が流れないように構成されることが望ましい。ただし、分流手段(第2分流手段)122に制御上必要な微小電流が流れることについては例外として許容する。分流手段(第2分流手段)122は、上記の動作を実現するために、図1の分流手段(第1分流手段)202と同様に構成され、ダミー負荷123、スイッチ(第2スイッチ)124、切替回路(第2切替回路)125を備える。
実施例2におけるLED点灯装置として、図11のLED点灯装置126を利用してもよい。LED点灯装置126が備える制御回路127は、電力変換回路101だけでなく、分流手段(第2分流手段)122に対しても制御信号を出力する。この構成は、制御回路102が電力変換回路101の出力電圧を把握できることを利用したものである。切替回路128は、制御信号に基づいてスイッチ(第2スイッチ)124をオン・オフ制御する。制御回路102がスイッチ(第2スイッチ)124の駆動機能を備える場合、切替回路128は不要である。LED点灯装置126では、LED点灯装置121と比べて、分流手段(第2分流手段)122を簡単に構成できる。

<動作タイミングチャート>
図12は、実施例2におけるLED照明システムの動作タイミングチャートである。図12では、LED点灯装置として図10のLED点灯装置121を想定したが、図11のLED点灯装置126であっても同様に動作する。また、図12では、LEDランプとして実施例1のLEDランプ200を想定した。図12には、LED点灯装置121の出力電圧と出力電流、スイッチ(第2スイッチ)124とスイッチ(第1スイッチ)204のオン・オフ状態について動作波形を示した。
起動後の認識動作において、制御回路102は、電力変換回路101が所定の電流を出力するように定電流動作させる。LEDランプ200が接続されているとき、この電流はLED点灯装置121の分流手段(第2分流手段)122とLEDランプ200の分流手段(第1分流手段)202に分流する。すなわち、電力変換回路101の出力電流(図12にて点線で示した)とLED点灯装置121の出力電流は異なり、後者は前者に比べて小さくなる。LED点灯装置121の出力電流(言い換えれば、ランプ200に流れる電流)が、実施例1でも説明した認識電流に当たる。LED点灯装置121が出力する認識電圧の大きさは、電力変換回路101の出力電流と2つの分流手段(分流手段(第2分流手段)122と分流手段(第1分流手段)202)のインピーダンスによって決まる。
ここで、光源が接続されておらず、LED点灯装置121の出力が開放状態である場合、LED点灯装置121の出力電流(認識電流)はゼロである。電力変換回路101が出力する電流は、全て分流手段(第2分流手段)122に流れる。また、LEDランプ200(分流手段(第1分流手段)202)がある場合と比べて、電力変換回路101の負荷インピーダンスが大きい状態となる。電力変換回路101は一定の電流を出力するため、この場合のLED点灯装置121の出力電圧(図12では、これを開放電圧として点線で示した)は、電力変換回路101の出力電流と分流手段(第2分流手段)122のインピーダンスによって決まり、上記の認識電圧と比べて高くなる。
開放電圧は、LEDランプ200以外の非対応光源(放電ランプなどの従来光源や非対応LEDランプ)が誤って接続された場合でも、これらに電流が流れない、すなわち、これらを誤点灯、及び、故障させない程度の電圧に設定する。例えば、放電ランプが誤接続された場合でも、開放電圧をその放電電圧より低く設定すれば、放電ランプには電流が流れない。この場合も、上記のように光源を何も接続しない場合と同様に、認識電流は流れない(LED点灯装置121の出力電流はゼロである)。また、LED点灯装置121は開放電圧を出力する。
以上から、LEDランプ200が接続され、LEDランプ200に認識電流が流れたことをLED点灯装置121の出力電圧によって間接的に検出できる。検出手段(第1検出手段)103(特に電圧検出回路104)によってLED点灯装置121の出力電圧を検出し、これを認識電圧と判定したとき、認識電流が流れたものとして定格動作に移行する。または、LED点灯装置121の出力電圧が所定の基準電圧(第2基準電圧)より低い場合に、認識電流が流れたものとして定格動作に移行してもよい。この基準電圧(第2基準電圧)は、認識電圧より高く、かつ、開放電圧より低く設定される。このように、本発明の全ての実施例において、認識電流が流れたことを検出するための手段は問わない(直接電流を検出する必要はない)。
定格動作において、電力変換回路101は定電流動作のまま、定格電流を出力する。また、スイッチ(第2スイッチ)124をオフ状態にして分流手段(第2分流手段)122に流れる電流を遮断し、分流手段(第2分流手段)122で電力損失が発生しないようにする。LEDランプ200では、スイッチ(第1スイッチ)204をオフ状態にして分流手段(第1分流手段)202に流れる電流を遮断し、分流手段(第1分流手段)202で電力損失が発生しないようにする。
図13は、非対応光源が誤って接続された場合における動作タイミングチャートの一例である。図13のように、LED点灯装置121が認識電流を検出しない場合、LED点灯装置121は定格電流を出力せず、開放電圧を出力した状態を維持する。または、LED点灯装置121が出力を停止してもよい。また、認識電流に上限値を設定しておき、認識動作においてLEDランプ200に流れる電流がこの上限値より大きい場合、LED点灯装置は定格電流を出力しない機能を備えていてもよい。

<LED点灯装置の具体例>
図14は、図11に示したLED点灯装置126の具体的な構成例である。電力変換回路101と検出手段(第1検出手段)103の構成要素については、図9にて説明した通りである。分流手段(第2分流手段)122におけるダミー負荷123とスイッチ(第2スイッチ)124をそれぞれ抵抗(第5抵抗)129とMOSFET130で構成した。このとき、分流手段(第2分流手段)122は、定抵抗特性を有する。図11にて説明した通り、制御回路127はMOSFET130の駆動機能を備えているとして、分流手段(第2分流手段)122における切替回路128は省略した。
DC−DC変換回路108の共振型コンバータの制御方式として、MOSFET113と114のスイッチング周波数を可変する方式が一般的である。出力電圧が低く、かつ、負荷インピーダンスが高い(出力電流が小さい)条件では、スイッチング周波数が過大となり、部品の発熱が問題となる。分流手段(第2分流手段)122は、認識動作における共振型コンバータの負荷インピーダンスを低減し、現実的なスイッチング周波数にて認識動作を行う上で有効である。
実施例1と比較した場合の実施例2の効果について説明する。実施例2では、認識動作と定格動作の両方において、電力変換回路101は定電流動作する。そのため、認識動作から定格動作への移行に際して、電力変換回路101の動作切替は必要なく、出力電流の設定値を変更するだけでよい。これによって、電力変換回路制御用ドライバICとディスクリート部品だけで低コストの制御回路102または制御回路127を構成できる。また、認識電流を定格電流より十分小さく設定すれば、非対応光源の中で極端に定格電圧の低いものがあったとしても、認識動作においてこれを過電流で故障させずに済む。

(実施例3)
<動作タイミングチャート>
実施例3として、実施例1と比べて、動作タイミングチャートを変更した構成について説明する。実施例1と同様の点については、説明を省略する。
図15は、実施例3の動作タイミングチャートである。図15では、実施例1で示したLED点灯装置100とLEDランプ200を用いることを想定した。ただし、実施例3は、本発明における全てのLED点灯装置とLEDランプに適用できる。
認識動作において、LED点灯装置100が認識電圧を出力してから、スイッチ(第1スイッチ)204がオン状態となって認識電流が流れるまでに意図的な遅延がある。LED点灯装置100、特に制御回路102は、認識電流の有無だけでなく、起動から認識電流が流れ始めるまでの時間によって、LEDランプを認識する。このような動作を実現するための制御回路102は、マイコンなどのディジタル制御装置を用いれば簡単に実現できる。
非対応光源、特に非対応LEDランプの中には、本発明の認識電圧と同等の定格電圧を有するものが存在し得る。このような非対応LEDランプがLED点灯装置100と誤って接続され、認識電圧に対して認識電流と同等の電流が流れる場合を考える。図16は、この場合における動作タイミングチャートである。このとき、電流が流れ始めるタイミングは、LED点灯装置100が認識電圧を出力した直後である。LED点灯装置100は、認識電圧を出力した直後に電流が流れ始めた場合、図16のように出力を停止する。なお、出力を停止してから、所定の時間が経過した後に認識動作を再開してもよい。

<切替回路の具体例>
実施例3における動作タイミングチャートは、実施例1で示したLED点灯装置100とLEDランプ200によって実現できるが、LEDランプ200における切替回路(第1切替回路)205について追加構成が必要である。以下では、実施例3における切替回路の具体例を説明する。
図17は、図4に示した切替回路(第1切替回路)205ついて、遅延要素であるコンデンサ229を追加したものである。図17のLEDランプ200に認識電圧が印加されると、MOSFET(第1MOSFET)207のゲートソース電圧は、抵抗(第4抵抗)210とコンデンサ229で決まる時定数で徐々に増大する。これによって、MOSFET(第1MOSFET)207がオン状態となり、認識電流が流れ始めるまでに遅れが発生する。
図18は、図6に示した切替回路(第1切替回路)205について、遅延要素であるコンデンサ230を追加したものである。詳細な説明は省略するが、実施例3における動作タイミングチャートを実現できる。このように、実施例3における切替回路は、実施例1の切替回路対して簡単な追加を施すだけで実現できる。
また、図7に示したように、マイコンなどのディジタル制御装置を用いた切替回路であれば、実施例3における動作タイミングチャートを簡単に実現できる。

<動作タイミングチャートの別例>
図19は、実施例3における動作タイミングチャートの別例であり、図15に示した動作タイミングチャートをさらに応用したものである。認識動作において、スイッチ(第1スイッチ)204のオン・オフ動作によって、パルス状の認識電流を発生させる。LED点灯装置100、特に制御回路102は、認識電流のパルスパターン(パルス数やパルス幅)によって、LEDランプを認識する。すなわち、パルスパターンによる暗号を利用する。
LED点灯装置100は、予め設定される所定のパルスパターンを有する認識電流を検出しない場合、出力を停止する。なお、出力を停止してから、所定の時間が経過した後に認識動作を再開してもよい。
このような動作を実現するための制御回路102は、マイコンなどのディジタル制御装置を用いれば簡単に実現できる。図7に示したように、マイクロコンピュータなどのディジタル制御装置を用いた切替回路であれば、図15に示した動作タイミングチャートを簡単に実現できる。
以上の実施例3は、実施例1で説明した低電圧検出と同様に、認識機能において識別可能である非対応光源の範囲を広げる点で有効である。また、認識電流が流れるまでの時間や認識電流のパルスパターンを用いることによって、認識機能の信頼性が向上する。

(実施例4)
<ブロック図>
図20は、実施例4におけるLEDランプ231のブロック図である。LEDランプ231は、図1で示したLEDランプ200に対して、検出手段(第2検出手段)232とスイッチ(第3スイッチ)235を追加したものである。図20のLEDランプ231には、図9のLEDランプ100に示した整流回路228を追加したが、整流回路228の追加については任意である。
検出手段(第2検出手段)232は、LEDランプ231に入力される電圧や電流を検出し、切替回路(第3切替回路)236に出力する。図20では、検出手段(第2検出手段)232の構成として、LEDランプ231の入力電圧を検出する電圧検出回路233と入力電流を検出する電流検出回路234を示した。スイッチ(第3スイッチ)235は、LED負荷201と直列に接続され、LED負荷201をLEDランプ231に対して接続または遮断できる。切替回路(第3切替回路)236は、スイッチ(第1スイッチ)204及びスイッチ(第3スイッチ)235のオン・オフ状態を切り替える。

<動作タイミングチャート>
検出手段(第2検出手段)232、スイッチ(第3スイッチ)235、切替回路(第3切替回路)236によって、LEDランプ231自体に過電圧検出及び過電流検出の機能を持たせることができる。
図21は、実施例4におけるLED照明システムの動作タイミングチャートの一例である。図21では、LED点灯装置として図1のLED点灯装置100を想定した。図21には、LED点灯装置100の出力電圧と出力電流(LEDランプ231の入力電圧と入力電流)、スイッチ(第1スイッチ)204とスイッチ(第3スイッチ)235のオン・オフ状態について動作波形を示した。なお、図21では、LEDランプ231の過電圧保護について説明する。過電流保護についてもほぼ同様であるため、説明を省略する。
認識動作において、LEDランプ231は過電圧保護のための基準電圧(第3基準電圧)を設ける。認識動作における過電圧保護の基準電圧(第3基準電圧)は、認識電圧より高くする必要があるが、LED負荷201の定格電圧より低くてもよい。LED点灯装置100が接続されており、LEDランプ231に認識電圧が印加されていれば、過電圧保護機能は動作しない。
図21では、認識動作において、スイッチ(第3スイッチ)235をオフ状態として、LED負荷201を遮断状態とする。すなわち、LEDランプ231は、本発明のLED点灯装置を認識した後(定格動作に移行してから)、LED負荷201をLEDランプ231に接続する。定格動作に移行した後については、過電圧保護の閾値を定格電圧より高い電圧に変更するか、過電圧保護の機能自体を停止すればよい。図21では、後者について示した。
非対応点灯装置の中には、放電ランプの安定器のように、LED負荷201の定格電圧よりも高い電圧を出力するものがある。図22は、このような非対応点灯装置が誤って接続された場合の動作タイミングチャートの一例である。LEDランプ231は、認識動作において過電圧を検出すると、スイッチ(第1スイッチ)204とスイッチ(第3スイッチ)235を共にオフ状態として、LEDランプ231に流れる電流を遮断する。これによって、LED負荷201や分流手段(第1分流手段)202を過電流から保護できる。スイッチ(第1スイッチ)204とスイッチ(第3スイッチ)235を共にオフ状態とした後、所定の時間が経過してから再びオン状態としてもよい。
なお、以上の動作が実現できる限り、切替回路236の詳細な構成については問わない。

<LEDランプの具体例>
図23は、実施例4におけるLEDランプ231の具体的構成例である。図23において、分流手段(第1分流手段)202は、図5に示したものと同じである。電源装置251は、後に説明するコンパレータやラッチ回路などのために、制御用電源電圧を生成する。検出手段(第2検出手段)232として、抵抗240と抵抗241から構成される電圧検出回路を示した。スイッチ(第3スイッチ)235は、MOSFET252である。
抵抗237〜239、コンデンサ246、コンパレータ248は、タイマー回路を構成する。コンパレータ248として、オープンコレクタ(またはオープンドレイン)式のICを想定した。コンパレータ248は、起動後の所定の時間、Lレベル出力となる。このとき、MOSFET252はオフ状態となり、LED負荷201はLEDランプ231から遮断される。これによって、認識動作が完了するまでの間、LED負荷201に過電流が流れることを防止できる。
抵抗242〜244、コンパレータ249、ラッチ回路250は、過電圧検出回路を構成する。抵抗242〜244で構成される分圧回路の分圧比によって、過電圧保護における基準電圧(第3基準電圧)が決まる。この基準電圧は、コンパレータ248の出力によって変化する。コンパレータ248の出力がLレベルの場合、これがHレベルの場合と比べて基準電圧(第3基準電圧)は低くなる。これによって、図21に示したように、認識動作における過電圧保護の基準電圧を、定格動作と比べて低くできる。
過電圧を検出すると、コンパレータ249の出力はHレベルとなる。ラッチ回路250は、コンパレータ249の出力がHレベルになったことを検出すると、Lレベルを出力してMOSFET252をオフ状態とするように構成される。これによって、過電圧検出時にLED負荷201をLEDランプ231から遮断し、過電流による故障を防止できる。
以上の実施例4は、非対応点灯装置が誤って接続された場合に、LEDランプの故障を防止できる。
100 LED点灯装置(121、126も同様)
101 電力変換回路
102 制御回路(127も同様)
103 検出手段(232も同様)
104 電圧検出回路(225、233も同様)
105 電流検出回路(234も同様)
106 整流回路(228も同様)
107 力率改善回路
108 DC−DC変換回路
109 チョークコイル(115も同様)
110 MOSFET(113、114、130、207、214、222、252も同様)
111 ダイオード(119、120も同様)
112 コンデンサ(116、117、229、230、246も同様)
118 トランス
122 分流手段(202も同様)
123 ダミー負荷(203も同様)
124 スイッチ(204、235も同様)
125 切替回路(128、205、236も同様)
129 抵抗(206、208〜210、215〜220、237〜245も同様)
200 LEDランプ(231も同様)
201 LED負荷
211 ツェナーダイオード(212、213、221、247も同様)
223 コンパレータ(248、249も同様)
224 電源装置(251も同様)
226 ディジタル制御装置
227 駆動回路
250 ラッチ回路
300 LED照明システムの外部から入力される電源

Claims (15)

  1. LEDランプとこれに給電するLED点灯装置とを備え、
    前記LEDランプは、LED負荷と第1分流手段とを備え、
    該第1分流手段は、前記LED負荷の定格電圧より低い電圧(以下、認識電圧)が前記LEDランプに印加されたときに、前記第1分流手段に電流(以下、認識電流)が流れるように構成され、
    前記LED点灯装置は、外部から入力される電源電圧を変換して出力する電力変換回路と、該電力変換回路の出力を制御する制御回路と、前記電力変換回路の出力を検出する第1検出手段とを備え、
    前記制御回路は、起動後に前記電力変換回路より前記認識電圧を出力し、前記第1検出手段にて前記認識電流が流れたことを検出した後、前記電力変換回路より前記LEDランプに定格電流を出力することを特徴とするLED照明システム。
  2. 請求項1に記載のLED照明システムにおいて、
    該第1分流手段は、前記LED負荷の定格電圧が前記LEDランプに印加されたときに、前記第1分流手段に流れる電流が略ゼロとなるように構成されることを特徴とするLED照明システム。
  3. 請求項2に記載のLED照明システムにおいて、
    前記第1分流手段は、第1スイッチと第1切替回路とを備え、
    該第1切替回路は、前記LEDランプに前記認識電圧が印加されたときには前記第1スイッチをオンにして前記第1分流回路に認識電流を流し、前記LEDランプに前記定格電圧が印加されたときには前記第1スイッチをオフにして前記第1分流回路に流れる電流を遮断することを特徴とするLED照明システム。
  4. 請求項3に記載のLED照明システムにおいて、
    前記第1分流手段は、前記LED負荷と並列に接続される第1抵抗と第1スイッチの直列体を備え、
    第1スイッチは、第1MOSFETであり、
    前記第1切替回路は、第2抵抗、第3抵抗、第4抵抗、第1ツェナーダイオード、第2ツェナーダイオード、第3ツェナーダイオード、第2MOSFETを備え、
    前記第1ツェナーダイオードと前記第2抵抗と前記第3抵抗がこの順番で直列に接続された直列体は、前記LED負荷と並列に接続され、前記第1ツェナーダイオードのカソード端子は、前記LED負荷の正極端子と接続され、前記第3抵抗の一端は、前記LED負荷の負極端子と接続され、
    前記第2ツェナーダイオードは、前記第3抵抗と並列に接続され、前記第2ツェナーダイオードのアノード端子は、前記LED負荷の負極端子と接続され、
    前記第4抵抗と前記第3ツェナーダイオードの直列体は、前記LED負荷と並列に接続され、前記第4抵抗の一端は、前記LED負荷の正極端子と接続され、前記第3ツェナーダイオードのアノード端子は、前記LED負荷の負極端子と接続され、
    前記第2MOSFETのゲート端子は、前記第2ツェナーダイオードのカソード端子と接続され、前記第2MOSFETのドレイン端子は、前記第3ツェナーダイオードのカソード端子と接続され、前記第2MOSFETのソース端子は、前記LED負荷の負極端子と接続されることを特徴とするLED照明システム。
  5. 請求項1乃至4の何れか1項に記載のLED照明システムにおいて、
    前記制御回路は、前記電力変換回路が前記認識電圧を出力するとき、前記電力変換回路を定電圧動作させ、前記電力変換回路が前記定格電流を出力するとき、前記電力変換回路を定電流動作させることを特徴とするLED照明システム。
  6. 請求項5に記載のLED照明システムにおいて、
    前記制御回路は、前記電力変換回路が前記定格電流の出力を開始した後、前記電力変換回路の出力電圧が所定の第1基準電圧より低い場合、前記定格電流の出力を停止し、
    前記第1基準電圧は、前記定格電圧より低い電圧であることを特徴とするLED照明システム。
  7. 請求項1乃至6の何れか1項に記載のLED照明システムにおいて、
    前記LED点灯装置は、前記電力変換回路が出力する電流を分流させるための第2分流手段を備え、
    前記制御回路は、前記電力変換回路が前記認識電圧を出力するとき、前記電力変換回路が前記認識電流より大きな電流を出力するように定電流動作させ、前記電力変換回路の出力電圧が所定の第2基準電圧より低いことを検出した後、前記電力変換回路より前記LEDランプに定格電流を出力し、
    前記第2基準電圧は、前記認識電圧より高い電圧であることを特徴とするLED照明システム。
  8. 請求項7に記載のLED照明システムにおいて、
    前記第2分流手段は、第2スイッチと第2切替回路とを備え、
    該第2切替回路は、前記電力変換回路が前記認識電圧を出力するときには前記第2スイッチをオンにして前記第2分流回路に認識電流を流し、前記電力変換回路が前記定格電圧を出力するときには前記第2スイッチをオフにして前記第2分流回路に流れる電流を遮断することを特徴とするLED照明システム。
  9. 請求項8に記載のLED照明システムにおいて、
    前記第2分流手段は、前記電力変換回路の出力端子間に接続される第5抵抗と第3MOSFETの直列体であることを特徴とするLED照明システム。
  10. 請求項1乃至9の何れか1項に記載のLED照明システムにおいて、
    前記第1分流手段は、前記LEDランプに前記認識電圧が印加されてから、所定の時間が経過した後で前記LEDランプに認識電流が流れるように構成され、
    前記制御回路は、起動から前記認識電流を検出するまでの時間が所定の範囲内である場合に、前記電力変換回路より前記LEDランプに定格電流を出力することを特徴とするLED照明システム。
  11. 請求項1乃至10の何れか1項に記載のLED照明システムにおいて、
    前記第1分流手段は、前記LEDランプに前記認識電圧が印加されてから、パルス状の認識電流が流れるように構成され、
    前記制御回路は、パルス状の前記認識電流を検出し、前記認識電流のパルスパターンによって前記LEDランプを認識した後、前記電力変換回路より前記LEDランプに定格電流を出力することを特徴とするLED照明システム。
  12. 請求項1乃至11の何れか1項に記載のLED照明システムにおいて、
    前記LEDランプは、前記LED負荷と直列に接続される第3スイッチと、第3切替回路と、前記LEDランプの入力を検出する第2検出手段とを備え、
    前記第3切替回路は、LEDランプに入力される電圧が所定の第3基準電圧より高いことを検出した場合、第3スイッチをオフにすることを特徴とするLED照明システム。
  13. 請求項1乃至12の何れか1項に記載のLED照明システムにおいて、
    前記電力変換回路は、外部から入力される交流電圧を整流して整流電圧を生成する整流回路と、前記整流電圧を直流中間電圧に変換しつつ、外部から入力される交流電流の高調波成分を低減する力率改善回路と、前記直流中間電圧を変換して直流電圧を出力するDC−DC変換回路とを備えることを特徴とするLED照明システム。
  14. 光源と接続し、該光源に給電するLED点灯装置において、
    前記LED点灯装置は、外部から入力される電源電圧を変換して出力する電力変換回路と、該電力変換回路の出力を制御する制御回路と、前記電力変換回路の出力を検出する第1検出手段とを備え、
    前記制御回路は、起動後に前記電力変換回路より所定の電圧より低い電圧(認識電圧)を出力し、
    前記第1検出手段にて所定の電流(認識電流)が流れたことを検出した場合、前記電力変換回路より定格電流を出力し、
    前記第1検出手段にて電流を検出しない場合、前記電力変換回路より定格電流を出力しない、
    ことを特徴とするLED点灯装置。
  15. LEDランプにおいて、
    前記LEDランプは、LED負荷と第1分流手段とを備え、
    該第1分流手段は、
    前記LED負荷の定格電圧より低い電圧(以下、認識電圧)が前記LEDランプに印加されたときに、前記第1分流手段に電流(以下、認識電流)が流れ、前記LED負荷には電流が流れず、
    前記LED負荷の定格電圧が前記LEDランプに印加されたときに、前記LED負荷に電流が流れ、前記第1分流手段に流れる電流が略ゼロとなる、
    構成としたことを特徴とするLEDランプ。
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