JP2015225498A - 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】移動体の特定挙動を示す複数の挙動条件の各々に従って記録された当該移動体の特定挙動に関わる複数の情報間の関係を示す指標に応じた保険料を算出する保険料算出部、を備える、情報処理装置。
【選択図】図1
Description
1.情報処理システムの基本構成
2.実施形態の詳細な説明
2−1.第1の実施形態
2−2.第2の実施形態
3.ハードウェア構成
4.変形例
<1−1.基本構成>
本発明は、一例として「2−1.第1の実施形態」〜「2−2.第2の実施形態」において詳細に説明するように、多様な形態で実施され得る。最初に、本発明の各実施形態に共通する情報処理システムの基本構成について図1を参照して説明する。
保険料算出サーバ10は、本発明における情報処理装置の一例である。この保険料算出サーバ10は、自動車保険に契約しているユーザーの保険料を算出するための装置である。例えば、保険料算出サーバ10は、後述するように、ドライブカウンタ20により測定された加速度などから生成されるカウンター値に基づいて、ユーザーの割引保険料を算出する。
通信網12は、通信網12に接続されている装置から送信される情報の無線、または有線の伝送路である。例えば、通信網12は、インターネット、電話回線網、衛星通信網などの公衆回線網や、Ethernet(登録商標)を含む各種のLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などを含んでもよい。また、通信網12は、IP−VPN(Internet Protocol−Virtual Private Network)などの専用回線網を含んでもよい。
自動車14は、本発明における移動体の一例である。自動車14は、例えば自動車保険に加入している個人または法人(ユーザー)が所有している車である。
ドライブカウンタ20は、例えば加速度を測定可能な携帯型の装置である。このドライブカウンタ20は、図1に示したように、ユーザーにより、自動車14内に配置されることにより、自動車14の加速度を測定することが可能である。
なお、変形例として、ドライブカウンタ20は、測定開始ボタン224aを含む代わりに、例えばドライブカウンタ20の背面などに電源スイッチを含んでもよい。そして、例えばドライブカウンタ20が所定のホルダに装着されることにより、当該電源スイッチが押下された場合には、ドライブカウンタ20に自動的に電源が入り、そして、ドライブカウンタ20は、加速度の測定を自動的に開始することも可能である。
ユーザー端末30は、ドライブカウンタ20に表示されたカウンター値をユーザーが入力し、保険料算出サーバ10へ送信させるために利用される端末である。このユーザー端末30は、例えば、PC(Personal Computer)、タブレット端末、または、スマートフォンなどの携帯電話などであってもよい。
ところで、事故の発生リスクは運転の危険度に依存するので、自動車保険料は、運転の危険度に応じて算出されることが望ましい。運転の危険度を推定する方法としては、例えば急ブレーキや、急発進のような、加速度の大きさを用いる方法が考えられる。
<2−1.第1の実施形態>
[2−1−1.ドライブカウンタ20の構成]
まず、第1の実施形態による構成について詳細に説明する。図4は、第1の実施形態によるドライブカウンタ20の構成を示した機能ブロック図である。図4に示したように、ドライブカウンタ20は、制御部200、測定部220、表示部222、入力部224、および記憶部226を有する。
制御部200は、本発明における記録部の一例である。制御部200は、ドライブカウンタ20の動作を全般的に制御する。また、図4に示したように、制御部200は、指標算出部202、リスク量算出部204、運転時間測定部206、特定運転時間割合算出部208、評価点算出部210、暗号処理部212、および表示制御部214を有する。
指標算出部202は、記憶部226に記録されている、自動車14の特定挙動に関わる、挙動条件ごとの情報間の関係を示す指標を算出する。例えば、指標算出部202は、記憶部226に記録されている、第1の閾値を超える加速度についての評価値と第2の閾値を超える加速度についての評価値との関係を示す指標を複数算出する。ここで、上記の評価値は、例えば、自動車14の加速度が当該評価値に対応する閾値を超えた期間における自動車14の加速度の積算値である。より具体的には、第1の閾値を超える加速度についての評価値は、自動車14の加速度が第1の閾値を超えた期間における自動車14の加速度の積算値である。また、第2の閾値を超える加速度についての評価値は、自動車14の加速度が第2の閾値を超えた期間における自動車14の加速度の積算値である。
また、変形例1として、上記の評価値は、自動車14の加速度が当該評価値に対応する閾値を超えた回数として定められることも可能である。例えば、第1の閾値を超える加速度についての評価値は、自動車14の加速度が第1の閾値を超えた回数である。また、第2の閾値を超える加速度についての評価値は、自動車14の加速度が第2の閾値を超えた回数である。
また、別の変形例として、指標算出部202は、自動車14の前後方向の加速度に関する指標に加えて、測定部220により測定される自動車14の左右方向の加速度に関して、第1の閾値を超える加速度についての評価値および第2の閾値を超える加速度についての評価値の関係を示す指標を複数算出することも可能である。あるいは、指標算出部202は、自動車14の前後方向の加速度に関する指標を算出する代わりに、自動車14の左右方向の加速度に関する指標を算出することも可能である。
また、指標算出部202は、2個の閾値(第1の閾値、および第2の閾値)を超える加速度についての評価値ではなく、(第1の閾値、第2の閾値、および第3の閾値を含む)3個以上の閾値の各々を超える加速度についての各評価値間の関係を示す値を上記の指標として算出することも可能である。ここで、第3の閾値は、基本的には、第1の閾値よりも絶対値が大きく、かつ、第2の閾値よりも絶対値が小さい値として定められる。
また、指標算出部202は、例えば自動車14の特定挙動に関わる情報を制御部200が記憶部226に記録する時間間隔のような所定の時間間隔ごとに、指標1および指標2を算出することも可能である。
また、変形例として、指標算出部202は、(「第1の閾値を超える加速度についての評価値」の代わりに)走行に応じて比例的に増加する値に対する第2の閾値を超える加速度についての評価値の相対量を、上記の指標として算出することも可能である。なお、「走行に応じて比例的に増加する値」は、例えば走行距離や、走行時間などである。
また、別の変形例として、指標算出部202は、第1の閾値を超える加速度についての評価値に応じた値を、上記の指標として算出することも可能である。例えば、指標算出部202は、第1の閾値を超える加速度についての評価値に所定の係数を乗じた値を上記の指標として算出する。
リスク量算出部204は、指標算出部202により算出された複数の指標をそれぞれ所定のリスク関数に基づいて変換することにより、事故の発生に関するリスク量を算出する。なお、所定のリスク関数は、例えば、単調非減少関数である。また、所定のリスク関数は、2階微分係数が負の関数であってもよい。
ここで、図6を参照して、上記の機能についてより詳細に説明する。図6は、指標1に対応するリスク量(以下、リスクF量とも称する)を算出するためのリスク関数f(x)の一例を示したグラフである。図6に示したように、f(x)は例えば以下のような性質をもつ関数である。
また、図7は、指標2に対応するリスク量(以下、リスクG量とも称する)を算出するためのリスク関数g(y)の一例を示したグラフである。図7に示したように、g(y)は例えば以下のような性質をもつ関数である。
また、リスク量算出部204は、算出した複数のリスク量を所定の割合で合成することにより、リスク合成量を算出する。例えば、リスク量算出部204は、算出したリスクF量とリスクG量とを、以下の数式(4)のようなリスク合成関数h(x、y)により加重平均することにより、リスク合成量を算出する。
なお、変形例として、リスク量算出部204は、さらに、指標算出部202により算出される自動車14の左右方向の指標(つまり、指標3、および指標4)をそれぞれ所定のリスク関数に基づいて変換することにより、事故の発生に関するリスク量を算出することも可能である。例えば、リスク量算出部204は、算出された指標3に対応するリスク量(以下、リスクI量とも称する)を所定のリスク関数i(z)により算出する。また、リスク量算出部204は、算出された指標4に対応するリスク量(以下、リスクJ量とも称する)を所定のリスク関数j(w)により算出する。なお、i(z)およびj(w)は、例えば、単調非減少関数である。
運転時間測定部206は、例えば測定部220により加速度が0ではないことが測定された際の時刻を特定することにより、自動車14が運転されている時刻を測定する。また、運転時間測定部206は、測定した運転時刻(または運転時間帯)を記憶部226に記録する。
特定運転時間割合算出部208は、記憶部226に記録された運転時間の測定結果に基づいて、測定期間における運転総時間に対する、特定の時間帯における運転時間の割合を算出する。例えば、特定運転時間割合算出部208は、運転総時間に対する、深夜時間帯における運転時間の割合を算出する。ここで、深夜時間帯は、例えば午前0時から午前6時までの間である。
‐算出方法1‐
評価点算出部210は、リスク量算出部204により算出されたリスク合計量に対応する評価点を、例えば後述する記憶部226に記憶されている評価点算出テーブル228を参照することにより算出する。ここで、評価点は、後述するように、保険料の割引率に対応づけられている値である。
また、評価点算出部210は、算出した評価点に対して、特定運転時間割合算出部208により算出された特定の時間帯における運転時間の割合に対応する加算点を加算することが可能である。例えば、評価点算出部210は、特定運転時間割合算出部208により算出された深夜運転時間の割合に対応する加算点を、記憶部226に記憶される深夜運転加算テーブル230から取得し、そして、算出した評価点に対して加算する。
なお、変形例として、評価点算出部210は、特定運転時間割合算出部208により算出される所定の時間帯別の運転時間の割合に基づいて加算点を決定し、そして、決定した加算点を、算出した評価点に対して加算することも可能である。例えば、評価点算出部210は、特定運転時間割合算出部208により算出される所定の時間帯別の運転時間の割合に対して、予め定められている所定の時間帯別の加算点をそれぞれ乗じた値を合計することにより、(最終的な)加算点を決定してもよい。
暗号処理部212は、評価点算出部210により算出された評価点、および例えば記憶部226に記憶されているドライブカウンタ20の機器IDを公知の暗号技術により暗号化することにより、カウンター値を生成する。
表示制御部214は、例えば入力部224に対するユーザーの入力に基づいて、暗号処理部212により暗号化されたカウンター値を表示部222に表示させる。
測定部220は、例えば3軸加速度センサーなどから構成される。この測定部220は、ドライブカウンタ20の移動に応じて例えばドライブカウンタ20のXYZ軸の3方向の加速度をそれぞれ測定する。
表示部222は、表示制御部214の制御に従って、例えばカウンター値を表示する。
入力部224は、ユーザーによるドライブカウンタ20に対する、例えば加速度の測定開始や、カウンター値の表示のための操作を受け付ける。
記憶部226は、例えばフラッシュメモリなどにより構成される。記憶部226は、例えば、評価点算出テーブル228、深夜運転加算テーブル230、およびドライブカウンタ20の機器IDなどの各種データを記憶する。また、記憶部226は、制御部200の制御により、測定部220による測定データの一部を記憶する。
また、図10は、第1の実施形態による保険料算出サーバ10の構成を示した機能ブロック図である。図10に示したように、保険料算出サーバ10は、制御部100、通信部120、および記憶部122を有する。
制御部100は、保険料算出サーバ10に内蔵される、後述するCPU(Central Processing Unit)150、RAM154などのハードウェアを用いて、保険料算出サーバ10の動作を全般的に制御する。また、図10に示したように、制御部100は、復号処理部102、および保険料算出部104を有する。
復号処理部102は、ユーザー端末30から受信されたカウンター値を、ドライブカウンタ20に実装されている暗号技術に対応する復号技術により復号する。
保険料算出部104は、復号処理部102により復号されたカウンター値に含まれる評価点に基づいて、保険料を算出する。例えば、保険料算出部104は、復号されたカウンター値に含まれる評価点に対応する割引率を、後述する記憶部122に記憶されている適用料率テーブル126から取得し、そして、取得された割引率を、ユーザーの当初の保険料に乗じることにより、割引保険料を算出する。
なお、適用料率テーブル126の変形例として、割引率の代わりに、割増率が評価点1260に対応づけて記録されていてもよい。例えば評価点が「60点〜69点」である場合には割増率が「5%」であり、評価点が「0点〜59点」である場合には割増率が「10%」であるように、適用料率テーブル126が記録されていてもよい。
また、別の変形例として、適用料率テーブル126では、割引率の代わりに、割引額が評価点1260に対応づけて記録されていてもよい。例えば、評価点が「90点〜100点」である場合には割引額が「15000円」であり、評価点が「80点〜89点」である場合には割引額が「10000円」であるように、適用料率テーブル126が記録されていてもよい。
通信部120は、例えば通信網12に接続された装置との間で情報を送受信する。例えば、通信部120は、ユーザー端末30からユーザーIDおよびカウンター値を受信する。
記憶部122は、例えば、ドライブカウンタテーブル124、および適用料率テーブル126などの各種データを記憶する。
以上、第1の実施形態による構成について説明した。続いて、第1の実施形態による動作について説明する。
図13は、第1の実施形態による全体的な動作を示したシーケンス図である。図13に示したように、まず、例えばドライブカウンタ20の測定開始ボタン224aがユーザーにより押下された後、測定部220は、自動車14の加速度を測定する。そして、制御部200は、例えば数時間ごとに、測定された加速度のうち、所定の複数の閾値に関して、各閾値を超えた測定データを記憶部226に記録する(S101)。
次に、S104における「評価点算出処理」の動作について、図14を参照して説明する。図14に示したように、まず、指標算出部202は、記憶部226に記録されている測定データに基づいて、測定期間における、第1の減速期間、および第2の減速期間をそれぞれ特定する。そして、指標算出部202は、第1の減速期間における自動車14の加速度の積算値、および、第2の減速期間における自動車14の加速度の積算値をそれぞれ算出する。そして、指標算出部202は、第1の減速期間における自動車14の加速度の積算値に対する、第2の減速期間における自動車14の加速度の積算値の割合を指標1として算出する(S151)。
以上、例えば図4、図10、図13および図14等を参照して説明したように、第1の実施形態による保険料算出サーバ10は、測定期間においてドライブカウンタ20により算出された、第1の閾値を超える加速度についての評価値および第2の閾値を超える加速度についての評価値の関係を示す指標に対応する評価点を取得し、そして、取得した評価点に対応する保険料を算出する。このため、測定期間において測定された加速度の分布に応じて保険料を算出することができる。
以上、第1の実施形態について説明した。続いて、第2の実施形態について説明する。上述したように、第1の実施形態では、ドライブカウンタ20が例えば指標1、指標2、リスク量、および評価点を算出する。後述するように、第2の実施形態によれば、保険料算出サーバ10が、指標1、指標2、リスク量、および評価点を算出することが可能である。
図15は、第2の実施形態によるドライブカウンタ20の構成を示した機能ブロック図である。図15に示したように、ドライブカウンタ20は、第1の実施形態と比較して、指標算出部202、リスク量算出部204、特定運転時間割合算出部208、評価点算出部210、評価点算出テーブル228、および深夜運転加算テーブル230を含まない。以下では、第1の実施形態と異なる機能を有する構成要素についてのみ説明を行う。
暗号処理部212は、記憶部226に記憶されている加速度の測定結果、運転時間、およびドライブカウンタ20の機器IDを公知の暗号技術により暗号化することにより、カウンター値を生成する。
また、図16は、第2の実施形態による保険料算出サーバ10の構成を示した機能ブロック図である。図16に示したように、保険料算出サーバ10は、第1の実施形態と比較して、指標算出部106、リスク量算出部108、特定運転時間割合算出部110、評価点算出部112、評価点算出テーブル228、および深夜運転加算テーブル230をさらに含む。なお、評価点算出テーブル228、および深夜運転加算テーブル230は、第1の実施形態と同様である。以下では、第1の実施形態と異なる機能を有する構成要素についてのみ説明を行う。
指標算出部106は、復号処理部102により復号されたカウンター値に含まれる加速度の測定結果に基づいて、例えば指標1および指標2などの複数の指標を算出する。なお、具体的な算出方法については、第1の実施形態の指標算出部202による算出方法と概略同様である。
リスク量算出部108は、指標算出部106により算出された複数の指標に基づいてリスク量を算出する。なお、具体的な算出方法については、第1の実施形態のリスク量算出部204による算出方法と概略同様である。
特定運転時間割合算出部110は、復号処理部102により復号されたカウンター値に含まれる運転時間の測定結果に基づいて、測定期間における運転総時間に対する、特定の時間帯における運転時間の割合を算出する。なお、具体的な算出方法については、第1の実施形態の特定運転時間割合算出部208による算出方法と概略同様である。
評価点算出部112は、リスク量算出部108により算出されたリスク合計量に対応する評価点を、例えば記憶部122に記憶されている評価点算出テーブル228を参照することにより算出する。また、評価点算出部112は、算出した評価点に対して、特定運転時間割合算出部110により算出された特定の時間帯における運転時間の割合に対応する加算点を加算する。なお、具体的な算出方法については、第1の実施形態の評価点算出部210による算出方法と概略同様である。
第2の実施形態による保険料算出部104は、評価点算出部112により算出された評価点に基づいて、保険料を算出する。なお、具体的な算出方法については、第1の実施形態と概略同様である。
以上、第2の実施形態による構成について説明した。続いて、第2の実施形態による動作について説明する。
以上、図15〜図17を参照して説明したように、第2の実施形態による保険料算出サーバ10は、測定期間におけるドライブカウンタ20による加速度の測定結果を取得し、取得された測定結果から、第1の閾値を超える加速度についての評価値および第2の閾値を超える加速度についての評価値の関係を示す指標を算出し、そして、算出した指標に対応する保険料を算出する。このため、第1の実施形態と同様に、測定期間において測定された加速度の分布に応じて保険料を算出することができる。
以上、本発明の各実施形態について説明した。次に、本発明の各実施形態に共通する保険料算出サーバ10のハードウェア構成について、図18を参照して説明する。図18に示したように、保険料算出サーバ10は、CPU150、ROM(Read Only Memory)152、RAM154、内部バス156、インターフェース158、ストレージ装置160、および通信装置162を備える。
CPU150は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従って保険料算出サーバ10内の動作全般を制御する。また、CPU150は、保険料算出サーバ10において制御部100の機能を実現する。なお、CPU150は、マイクロプロセッサなどのプロセッサにより構成される。
ROM152は、CPU150が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。
RAM154は、CPU150の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。
内部バス156は、CPUバスなどから構成される。この内部バス156は、CPU150、ROM152、およびRAM154を相互に接続する。
インターフェース158は、ストレージ装置160、および通信装置162を、内部バス156と接続する。例えばストレージ装置160は、このインターフェース158および内部バス156を介して、RAM154などとの間でデータをやり取りする。
ストレージ装置160は、記憶部122として機能する、データ格納用の装置である。このストレージ装置160は、例えば、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置、および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置などを含む。また、ストレージ装置160は、CPU150が実行するプログラムや各種データを格納する。
通信装置162は、例えばインターネットなどの通信網に接続するための通信デバイス等で構成された通信インターフェースである。この通信装置162は、通信部120として機能する。なお、通信装置162は、無線LAN(Local Area Network)対応通信装置、LTE(Long Term Evolution)対応通信装置、または有線による通信を行うワイヤー通信装置であってもよい。
なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記の説明では、ドライブカウンタ20は、図3に示した結果表示ボタン224bがユーザーにより押下された場合に評価点を算出し、そして、算出された評価点に応じたカウンター値を表示部222に表示させる例について説明したが、かかる例に限定されない。例えば、ドライブカウンタ20は、結果表示ボタン224bがユーザーにより押下される前、つまり評価点の確定前において、例えば数時間などの所定時間ごとに、記憶部226に記録されている測定データに基づいて、評価点を自動的に算出してもよい。そして、ドライブカウンタ20は、算出した評価点を表示部222に自動的に表示してもよい。
また、上記の説明では、第1の実施形態による評価点算出部210(または第2の実施形態による評価点算出部112)は、リスク量算出部204(またはリスク量算出部108)により算出されたリスク合成量に対応する評価点を算出する例について説明したが、かかる例に限定されない。例えば、評価点算出部210(または評価点算出部112)は、リスク量算出部204(またはリスク量算出部108)により算出されたリスクF量に対応する評価点と、リスクG量に対応する評価点とをそれぞれ別々に算出し、そして、算出した2個の評価点を所定の割合で足し合わせてもよい。
また、上記の各実施形態では、ドライブカウンタ20に表示されたカウンター値をユーザーがユーザー端末30に入力し、保険料算出サーバ10へ送信させる例について説明したが、かかる例に限定されない。例えば、ドライブカウンタ20が無線通信機能を備えている場合には、ユーザーにより送信指示がなされた場合または所定の期間が経過した場合には、ドライブカウンタ20は、生成したカウンター値をユーザー端末30へ送信してもよい。そして、ユーザー端末30は受信したカウンター値を自動的に保険料算出サーバ10へ送信してもよい。
また、上記の各実施形態では、保険料算出サーバ10は、契約当初の保険料に対する割引保険料を算出する例について説明したが、かかる例に限定されない。例えば、保険料算出サーバ10は、ドライブカウンタ20または保険料算出サーバ10により算出された評価点に基づいて、次契約期間における保険料の算出時において、保険料を割り引いて算出することも可能である。
また、上記の各実施形態では、本発明における保険料算出部が保険料算出サーバ10に含まれる例について説明したが、かかる例に限定されず、ドライブカウンタ20に含まれてもよい。
また、上記の各実施形態では、本発明における移動体が自動車14である例を中心として説明したが、かかる例に限定されない。本発明における移動体は、例えば自動二輪車、自転車、列車、船舶、飛行機、または人などであってもよい。
なお、本発明の各実施形態によれば、CPU150、ROM152、およびRAM154などのハードウェアを、上述した保険料算出サーバ10の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも提供可能である。また、該コンピュータプログラムが記録された記録媒体も提供される。
12 通信網
14 自動車
20 ドライブカウンタ
30 ユーザー端末
100 制御部
102 復号処理部
104 保険料算出部
106 指標算出部
108 リスク量算出部
110 特定運転時間割合算出部
112 評価点算出部
120 通信部
122 記憶部
124 ドライブカウンタテーブル
126 適用料率テーブル
150 CPU
152 ROM
154 RAM
156 内部バス
158 インターフェース
160 ストレージ装置
162 通信装置
200 制御部
202 指標算出部
204 リスク量算出部
206 運転時間測定部
208 特定運転時間割合算出部
210 評価点算出部
212 暗号処理部
214 表示制御部
220 測定部
222 表示部
224 入力部
226 記憶部
228 評価点算出テーブル
230 深夜運転加算テーブル
Claims (6)
- 移動体の特定挙動を示す複数の挙動条件の各々に従って記録された当該移動体の特定挙動に関わる複数の情報間の関係を示す指標に応じた保険料を算出する保険料算出部、
を備える、情報処理装置。 - 前記複数の挙動条件は、第1の挙動条件および第2の挙動条件を含み、
前記指標は、前記第1の挙動条件に従って記録された前記移動体の特定挙動に関わる情報に対する前記第2の挙動条件に従って記録された前記移動体の特定挙動に関わる情報の相対値である、請求項1記載の情報処理装置。 - 前記情報は、前記移動体の加速度の積算値である、請求項1または2記載の情報処理装置。
- 移動体の特定挙動を示す複数の挙動条件に従って、当該移動体の特定挙動に関わる情報を前記挙動条件ごとに記録する記録部と、
前記挙動条件ごとに記録された前記移動体の特定挙動に関わる情報間の関係を示す指標を算出する指標算出部と、
算出された指標に応じた保険料を算出する保険料算出部と、
を備える、情報処理システム。 - 移動体の特定挙動を示す複数の挙動条件の各々に従って記録された当該移動体の特定挙動に関わる複数の情報間の関係を示す指標に応じた保険料を算出するステップ、
を備える、情報処理方法。 - コンピュータを、
移動体の特定挙動を示す複数の挙動条件の各々に従って記録された当該移動体の特定挙動に関わる複数の情報間の関係を示す指標に応じた保険料を算出する保険料算出部、
として機能させるための、プログラム。
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Applications Claiming Priority (1)
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- 2014-05-28 JP JP2014109886A patent/JP6447990B2/ja active Active
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JP6447990B2 (ja) | 2019-01-09 |
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