JP2015225498A - 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2015225498A
JP2015225498A JP2014109886A JP2014109886A JP2015225498A JP 2015225498 A JP2015225498 A JP 2015225498A JP 2014109886 A JP2014109886 A JP 2014109886A JP 2014109886 A JP2014109886 A JP 2014109886A JP 2015225498 A JP2015225498 A JP 2015225498A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acceleration
index
calculation unit
risk
behavior
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014109886A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6447990B2 (ja
Inventor
和義 安田
Kazuyoshi Yasuda
和義 安田
佐藤 雄一
Yuichi Sato
雄一 佐藤
貴宏 中野
Takahiro Nakano
貴宏 中野
遠藤 千秋
Chiaki Endo
千秋 遠藤
加藤 哲朗
Tetsuro Kato
哲朗 加藤
宏樹 東
Hiroki Azuma
宏樹 東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Financial Group Inc
Original Assignee
Sony Financial Holdings Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Financial Holdings Inc filed Critical Sony Financial Holdings Inc
Priority to JP2014109886A priority Critical patent/JP6447990B2/ja
Publication of JP2015225498A publication Critical patent/JP2015225498A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6447990B2 publication Critical patent/JP6447990B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Abstract

【課題】保険料を算出する場面において運転特性を詳細に反映させることが可能な、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】移動体の特定挙動を示す複数の挙動条件の各々に従って記録された当該移動体の特定挙動に関わる複数の情報間の関係を示す指標に応じた保険料を算出する保険料算出部、を備える、情報処理装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラムに関する。
近年、自動車保険料を算出するために、例えば運転者の年齢や、車種などの一般的なデータに加えて、運転者の運転特性を反映させる方法が提案されている。
例えば、特許文献1には、車載機により検出されたデータの中に、例えば制限速度の超過及びその継続時間、急激な加速及び減速等に関するデータが存在する場合には、基準値となる保険料に対して一定の割合で割り増しされた保険料を算出する技術が記載されている。
特開2002−259708号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、保険料を算出する際の運転特性の評価が粗い。例えば、特許文献1に記載の技術では、急激な加速及び減速が測定されたか否かによって、保険料を割り増しするか否かを判断する。このため、急激な加速及び減速が一回でも測定された場合には、例えば測定された加速度の分布が異なっている場合でも、算出される保険料は変化しない。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、保険料を算出する場面において運転特性を詳細に反映させることが可能な、新規かつ改良された情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、移動体の特定挙動を示す複数の挙動条件の各々に従って記録された当該移動体の特定挙動に関わる複数の情報間の関係を示す指標に応じた保険料を算出する保険料算出部、を備える、情報処理装置が提供される。
前記複数の挙動条件は、第1の挙動条件および第2の挙動条件を含み、前記指標は、前記第1の挙動条件に従って記録された前記移動体の特定挙動に関わる情報に対する前記第2の挙動条件に従って記録された前記移動体の特定挙動に関わる情報の相対値であってもよい。
前記情報は、前記移動体の加速度の積算値であってもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、移動体の特定挙動を示す複数の挙動条件に従って、当該移動体の特定挙動に関わる情報を前記挙動条件ごとに記録する記録部と、前記挙動条件ごとに記録された前記移動体の特定挙動に関わる情報間の関係を示す指標を算出する指標算出部と、算出された指標に応じた保険料を算出する保険料算出部と、を備える、情報処理システムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、移動体の特定挙動を示す複数の挙動条件の各々に従って記録された当該移動体の特定挙動に関わる複数の情報間の関係を示す指標に応じた保険料を算出するステップ、を備える、情報処理方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、移動体の特定挙動を示す複数の挙動条件の各々に従って記録された当該移動体の特定挙動に関わる複数の情報間の関係を示す指標に応じた保険料を算出する保険料算出部、として機能させるための、プログラムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、保険料を算出する場面において運転特性を詳細に反映させることができる。
本発明の各実施形態に共通する情報処理システムの構成例を示した説明図である。 同実施形態による割引保険料の算出の流れを示した説明図である。 同実施形態によるドライブカウンタ(登録商標)20の外観図を示した説明図である。 本発明の第1の実施形態によるドライブカウンタ20の構成を示した機能ブロック図である。 同実施形態による指標の算出例を示した説明図である。 同実施形態による指標1に対応するリスク量を算出するためのリスク関数の一例を示したグラフである。 同実施形態による指標2に対応するリスク量を算出するためのリスク関数の一例を示したグラフである。 同実施形態による評価点算出テーブル228の構成例を示した説明図である。 同実施形態による深夜運転加算テーブル230の構成例を示した説明図である。 同実施形態による保険料算出サーバ10の構成を示した機能ブロック図である。 同実施形態によるドライブカウンタテーブル124の構成例を示した説明図である。 同実施形態による適用料率テーブル126の構成例を示した説明図である。 同実施形態による全体的な動作を示したシーケンス図である。 同実施形態による評価点算出処理の動作を示したフローチャートである。 本発明の第2の実施形態によるドライブカウンタ20の構成を示した機能ブロック図である。 同実施形態による保険料算出サーバ10の構成を示した機能ブロック図である。 同実施形態による全体的な動作を示したシーケンス図である。 保険料算出サーバ10のハードウェア構成を示した説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。例えば、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成を、必要に応じて入力部224aおよび入力部224bのように区別する。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。例えば、入力部224aおよび入力部224bを特に区別する必要が無い場合には、単に入力部224と称する。
また、以下に示す項目順序に従って当該「発明を実施するための形態」を説明する。
1.情報処理システムの基本構成
2.実施形態の詳細な説明
2−1.第1の実施形態
2−2.第2の実施形態
3.ハードウェア構成
4.変形例
<<1.情報処理システムの基本構成>>
<1−1.基本構成>
本発明は、一例として「2−1.第1の実施形態」〜「2−2.第2の実施形態」において詳細に説明するように、多様な形態で実施され得る。最初に、本発明の各実施形態に共通する情報処理システムの基本構成について図1を参照して説明する。
図1に示したように、各実施形態に共通する情報処理システムは、保険料算出サーバ10、通信網12、自動車14、ドライブカウンタ20、およびユーザー端末30を含む。
[1−1−1.保険料算出サーバ10]
保険料算出サーバ10は、本発明における情報処理装置の一例である。この保険料算出サーバ10は、自動車保険に契約しているユーザーの保険料を算出するための装置である。例えば、保険料算出サーバ10は、後述するように、ドライブカウンタ20により測定された加速度などから生成されるカウンター値に基づいて、ユーザーの割引保険料を算出する。
ここで、図2を参照して、上記の割引保険料の算出の流れについてより具体的に説明する。図2に示したように、自動車保険の契約開始後に、ユーザーは、ドライブカウンタ20を自動車14内に配置し、そして、ドライブカウンタ20に例えば加速度などの測定を開始させる(S1)。そして、ユーザーは、例えば契約期間の半分などの所定の期間以上(以下、測定期間と称する)、ドライブカウンタ20に加速度などを測定させる。
その後、ドライブカウンタ20の結果表示ボタンをユーザーが押下した場合には、測定結果に基づいたカウンター値がドライブカウンタ20に表示される。そして、ユーザーは、表示されたカウンター値をユーザー端末30に入力し、そして、保険料算出サーバ10へ送信させる(S2)。
その後、保険料算出サーバ10は、ユーザー端末30から受信されたカウンター値に基づいて、当該契約期間におけるユーザーの自動車保険料に対する割引保険料を算出する(S3)。なお、算出された割引保険料は、例えば当該契約期間においてユーザーにキャッシュバックされる。
[1−1−2.通信網12]
通信網12は、通信網12に接続されている装置から送信される情報の無線、または有線の伝送路である。例えば、通信網12は、インターネット、電話回線網、衛星通信網などの公衆回線網や、Ethernet(登録商標)を含む各種のLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などを含んでもよい。また、通信網12は、IP−VPN(Internet Protocol−Virtual Private Network)などの専用回線網を含んでもよい。
[1−1−3.自動車14]
自動車14は、本発明における移動体の一例である。自動車14は、例えば自動車保険に加入している個人または法人(ユーザー)が所有している車である。
[1−1−4.ドライブカウンタ20]
ドライブカウンタ20は、例えば加速度を測定可能な携帯型の装置である。このドライブカウンタ20は、図1に示したように、ユーザーにより、自動車14内に配置されることにより、自動車14の加速度を測定することが可能である。
図3は、ドライブカウンタ20の外観の一例を示した説明図である。図3に示したように、ドライブカウンタ20は、例えば加速度などの測定結果に基づいたカウンター値を表示するための表示部222、測定開始ボタン224a、結果表示ボタン224bを含む。ここで、測定開始ボタン224aは、ユーザーがドライブカウンタ20に測定を開始させるためのボタンである。なお、詳細については後述するが、ドライブカウンタ20は、測定を開始すると、例えば数時間などの所定の時間ごとに測定結果を記憶する。
また、結果表示ボタン224bは、ドライブカウンタ20による測定をユーザーが終了させ、そして、カウンター値を表示部222に表示させるためのボタンである。
(1−1−4−1.変形例)
なお、変形例として、ドライブカウンタ20は、測定開始ボタン224aを含む代わりに、例えばドライブカウンタ20の背面などに電源スイッチを含んでもよい。そして、例えばドライブカウンタ20が所定のホルダに装着されることにより、当該電源スイッチが押下された場合には、ドライブカウンタ20に自動的に電源が入り、そして、ドライブカウンタ20は、加速度の測定を自動的に開始することも可能である。
この変形例によれば、ユーザーが測定開始ボタン224aを押す作業が不要になるので、測定開始ボタン224aの押し忘れによる加速度の測定漏れが発生することを防止できる。
[1−1−5.ユーザー端末30]
ユーザー端末30は、ドライブカウンタ20に表示されたカウンター値をユーザーが入力し、保険料算出サーバ10へ送信させるために利用される端末である。このユーザー端末30は、例えば、PC(Personal Computer)、タブレット端末、または、スマートフォンなどの携帯電話などであってもよい。
<1−2.課題の整理>
ところで、事故の発生リスクは運転の危険度に依存するので、自動車保険料は、運転の危険度に応じて算出されることが望ましい。運転の危険度を推定する方法としては、例えば急ブレーキや、急発進のような、加速度の大きさを用いる方法が考えられる。
しかしながら、仮に加速度が同じであっても、運転環境によって、運転の危険度は異なる。例えば、一般的に、下り坂の運転では、頻繁に減速が必要となるので、ブレーキの頻度は多い。一方、平地の運転では、あまり減速が必要とならないので、ブレーキの頻度は少ない。このため、平地での急ブレーキの方が、山道での急ブレーキよりも危険な運転であると考えられる。
そこで、上記事情を一着眼点にして本発明の各実施形態による保険料算出サーバ10を創作するに至った。本発明の各実施形態による保険料算出サーバ10は、保険料を算出する場面において運転特性を詳細に反映させることができる。以下、このような本発明の各実施形態について詳細に説明する。
<<2.実施形態の詳細な説明>>
<2−1.第1の実施形態>
[2−1−1.ドライブカウンタ20の構成]
まず、第1の実施形態による構成について詳細に説明する。図4は、第1の実施形態によるドライブカウンタ20の構成を示した機能ブロック図である。図4に示したように、ドライブカウンタ20は、制御部200、測定部220、表示部222、入力部224、および記憶部226を有する。
(2−1−1−1.制御部200)
制御部200は、本発明における記録部の一例である。制御部200は、ドライブカウンタ20の動作を全般的に制御する。また、図4に示したように、制御部200は、指標算出部202、リスク量算出部204、運転時間測定部206、特定運転時間割合算出部208、評価点算出部210、暗号処理部212、および表示制御部214を有する。
また、制御部200は、自動車14の特定挙動を示す複数の挙動条件に従って、自動車14の特定挙動に関わる情報を挙動条件ごとに記憶部226に記録する。ここで、挙動条件は、例えば、急加速、急減速、または急ハンドルといった急挙動の条件などである。また、自動車14の特定挙動に関わる情報は、例えば、測定部220による測定結果のうち急挙動の条件を満たすような測定結果などである。より具体的には、当該情報は、測定部220により測定された加速度のうち所定の閾値を超えた加速度の積算値であったり、または、測定された加速度のうち所定の閾値を超えた回数などである。
また、制御部200は、自動車14の特定挙動に関わる情報を所定の時間間隔で記憶部226に記録することも可能である。例えば、制御部200は、まず、測定部220により測定された加速度が所定の複数の閾値のうち1以上を超えている場合には、当該加速度の測定値を閾値毎に、内蔵されているRAM(Random Access Memory)に記録する。そして、制御部200は、数時間などの所定時間ごとに、RAMに記録されている加速度の積算値を閾値毎に計算し、そして、計算した加速度の積算値を記憶部226に記録する。その後、制御部200は、RAMの記録内容を消去し、そして、測定部220による新たな測定結果をRAMに記録する。
(2−1−1−2.指標算出部202)
指標算出部202は、記憶部226に記録されている、自動車14の特定挙動に関わる、挙動条件ごとの情報間の関係を示す指標を算出する。例えば、指標算出部202は、記憶部226に記録されている、第1の閾値を超える加速度についての評価値と第2の閾値を超える加速度についての評価値との関係を示す指標を複数算出する。ここで、上記の評価値は、例えば、自動車14の加速度が当該評価値に対応する閾値を超えた期間における自動車14の加速度の積算値である。より具体的には、第1の閾値を超える加速度についての評価値は、自動車14の加速度が第1の閾値を超えた期間における自動車14の加速度の積算値である。また、第2の閾値を超える加速度についての評価値は、自動車14の加速度が第2の閾値を超えた期間における自動車14の加速度の積算値である。
なお、第1の閾値、および第2の閾値は、例えば、複数の指標の各々に対応づけて予め定められている値である。また、第2の閾値は、基本的には、第1の閾値よりも絶対値が大きい値として定められる。但し、かかる例に限定されず、第2の閾値は、第1の閾値よりも絶対値が小さい値として定められることも可能である。
上記の機能についてより詳細に説明すると、指標算出部202は、まず、記憶部226に記録されている、測定開始時から直近の記録時までの、所定の時間ごとの測定データに基づいて、測定された加速度が、負の値である第1の閾値(以下、第1の減速閾値と称する)を超えた期間(以下、第1の減速期間と称する)、および、測定された加速度が、負の値である第2の閾値(以下、第2の減速閾値と称する)を超えた期間(以下、第2の減速期間と称する)をそれぞれ特定する。そして、指標算出部202は、上記の測定データに基づいて、第1の減速期間における自動車14の加速度の積算値、および第2の減速期間における自動車14の加速度の積算値をそれぞれ算出する。なお、測定期間の途中において例えばドライブカウンタ20がユーザーの手で動かされた等、何らかの理由により、(保険料を算出する上で)相応しくない加速度が測定されている場合には、指標算出部202は、該当の測定データを除外した上で、自動車14の加速度の積算値を算出することも可能である。
そして、指標算出部202は、第1の減速期間における自動車14の加速度の積算値に対する、第2の減速期間における自動車14の加速度の積算値の割合を、急減速に関する指標(以下、指標1とも称する)として算出する。
また、指標算出部202は、測定された加速度が、正の値である第1の閾値(以下、第1の加速閾値と称する)を超えた期間(以下、第1の加速期間と称する)、および、測定された加速度が、正の値である第2の閾値(以下、第2の加速閾値と称する)を超えた期間(以下、第2の加速期間と称する)をそれぞれ特定する。そして、指標算出部202は、第1の加速期間における自動車14の加速度の積算値、および第2の加速期間における自動車14の加速度の積算値をそれぞれ算出する。そして、指標算出部202は、第1の加速期間における自動車14の加速度の積算値に対する、第2の加速期間における自動車14の加速度の積算値の割合を、急加速に関する指標(以下、指標2とも称する)として算出する。
ここで、図5を参照して、上記の機能についてさらに詳細に説明する。図5は、測定部220により測定された自動車14の前後方向の加速度の時間変化を示したグラフである。例えば、図5に示したように、第1の減速閾値が「−0.25G」、第2の減速閾値が「−0.4G」に設定された場合には、指標算出部202は、まず、測定された加速度が「−0.25G」を超えた間(つまり時刻がt1〜t4の間、およびt11〜t14の間)、および、測定された加速度が「−0.4G」を超えた間(つまり時刻がt2〜t3の間、およびt12〜t13の間)を特定する。そして、指標算出部202は、測定された加速度が「−0.25G」を超えた間における加速度の積算値に対する、測定された加速度が「−0.4G」を超えた間における加速度の積算値の割合を指標1として算出する。
なお、図5に示した例では、加速度が「−0.4G」を超えた間における加速度の積算値は、時刻がt2〜t3の間、およびt12〜t13の間における網掛けで示した領域の面積に相当する。
また、図5に示したように、第1の加速閾値が「0.25G」、第2の加速閾値が「0.4G」に設定された場合には、指標算出部202は、まず、測定された加速度が「0.25G」を超えた間(つまり時刻がt5〜t8の間)、および、測定された加速度が「0.4G」を超えた間(つまり時刻がt6〜t7の間)を特定する。そして、指標算出部202は、測定された加速度が「0.25G」を超えた間における加速度の積算値に対する、測定された加速度が「0.4G」を超えた間における加速度の積算値の割合を指標2として算出する。
これらの算出例によれば、自動車14の運転者の急ブレーキや急アクセルに関する傾向を特定することができる。
‐変形例1‐
また、変形例1として、上記の評価値は、自動車14の加速度が当該評価値に対応する閾値を超えた回数として定められることも可能である。例えば、第1の閾値を超える加速度についての評価値は、自動車14の加速度が第1の閾値を超えた回数である。また、第2の閾値を超える加速度についての評価値は、自動車14の加速度が第2の閾値を超えた回数である。
この変形例1についてより具体的に説明すると、指標算出部202は、測定された加速度が第1の減速閾値を超えた回数に対する、測定された加速度が第2の減速閾値を超えた回数の割合を指標1として算出する。また、指標算出部202は、測定された加速度が第1の加速閾値を超えた回数に対する、測定された加速度が第2の加速閾値を超えた回数の割合を指標2として算出する。
例えば、図5に示した例では、指標算出部202は、測定された加速度が「−0.25G」を超えた回数に対する、測定された加速度が「−0.4G」を超えた回数の割合を指標1として算出する。
また、指標算出部202は、測定された加速度が「0.25G」を超えた回数に対する、測定された加速度が「0.4G」を超えた回数の割合を指標2として算出する。
‐変形例2‐
また、別の変形例として、指標算出部202は、自動車14の前後方向の加速度に関する指標に加えて、測定部220により測定される自動車14の左右方向の加速度に関して、第1の閾値を超える加速度についての評価値および第2の閾値を超える加速度についての評価値の関係を示す指標を複数算出することも可能である。あるいは、指標算出部202は、自動車14の前後方向の加速度に関する指標を算出する代わりに、自動車14の左右方向の加速度に関する指標を算出することも可能である。
例えば、指標算出部202は、自動車14の右方向に関して、まず、測定された加速度が、例えば「0.25G」などの、右方向の第1の閾値(以下、第1の右挙動閾値と称する)を超えた期間(以下、第1の右挙動期間と称する)、および、測定された加速度が、例えば「0.4G」などの、右方向の第2の閾値(以下、第2の右挙動閾値と称する)を超えた期間(以下、第2の右挙動期間と称する)をそれぞれ特定する。そして、指標算出部202は、第1の右挙動期間における自動車14の(右方向の)加速度の積算値、および第2の右挙動期間における自動車14の(右方向の)加速度の積算値をそれぞれ算出する。そして、指標算出部202は、第1の右挙動期間における自動車14の加速度の積算値に対する、第2の右挙動期間における自動車14の加速度の積算値の割合を、右方向の急挙動に関する指標(以下、指標3とも称する)として算出する。
また、指標算出部202は、自動車14の左方向に関して、まず、測定された加速度が、例えば「0.25G」などの、左方向の第1の閾値(以下、第1の左挙動閾値と称する)を超えた期間(以下、第1の左挙動期間と称する)、および、測定された加速度が、例えば「0.4G」などの、左方向の第2の閾値(以下、第2の左挙動閾値と称する)を超えた期間(以下、第2の左挙動期間と称する)をそれぞれ特定する。そして、指標算出部202は、第1の左挙動期間における自動車14の(左方向の)加速度の積算値、および第2の左挙動期間における自動車14の(左方向の)加速度の積算値をそれぞれ算出する。そして、指標算出部202は、第1の左挙動期間における自動車14の加速度の積算値に対する、第2の左挙動期間における自動車14の加速度の積算値の割合を、左方向の急挙動に関する指標(以下、指標4とも称する)として算出する。
この変形例2によれば、自動車14の左右方向の加速度に関する指標を算出することにより、自動車14の運転者の急ハンドルに関する傾向を特定することが可能になる。
‐変形例3‐
また、指標算出部202は、2個の閾値(第1の閾値、および第2の閾値)を超える加速度についての評価値ではなく、(第1の閾値、第2の閾値、および第3の閾値を含む)3個以上の閾値の各々を超える加速度についての各評価値間の関係を示す値を上記の指標として算出することも可能である。ここで、第3の閾値は、基本的には、第1の閾値よりも絶対値が大きく、かつ、第2の閾値よりも絶対値が小さい値として定められる。
例えば、指標算出部202は、まず、第1の減速期間、第2の減速期間、および、測定された加速度が、負の値である第3の閾値(以下、第3の減速閾値と称する)を超えた期間(以下、第3の減速期間と称する)をそれぞれ特定する。そして、指標算出部202は、第1の減速期間における自動車14の加速度の積算値、第2の減速期間における自動車14の加速度の積算値、および第3の減速期間における自動車14の加速度の積算値をそれぞれ算出する。そして、指標算出部202は、第2の減速期間における自動車14の加速度の積算値、および第3の減速期間における自動車14の加速度の積算値を所定の割合で合成し、そして、第1の減速期間における自動車14の加速度の積算値に対する当該合成した値の割合を、指標1(急減速に関する指標)として算出することが可能である。
一例として、第1の減速閾値が「−0.25G」、第2の減速閾値が「−0.4G」、および第3の減速閾値が「−0.325G」(つまり、第1の減速閾値と第2の減速閾値との中間の値)に設定されている場合には、指標算出部202は、例えば以下の数式(1)により指標1を算出する。
Figure 2015225498
なお、数式(1)におけるaは加速度の測定値である。また、p、qはともに定数であり、例えば事故の実績データに基づいて、事前に回帰分析により算出された値である。
また、指標算出部202は、指標2、つまり急加速に関する指標に関しても、3個の閾値を用いて、上記の算出方法と概略同様に算出することが可能である。
‐変形例4‐
また、指標算出部202は、例えば自動車14の特定挙動に関わる情報を制御部200が記憶部226に記録する時間間隔のような所定の時間間隔ごとに、指標1および指標2を算出することも可能である。
通常、数時間以上運転すると、例えば山道から平地のように、運転環境は大きく変化することが多い。このため、例えば数時間ごとに指標が算出されることにより、算出された個々の指標に基づいてユーザーの運転特性をより詳細に評価することが可能となる。
‐変形例5‐
また、変形例として、指標算出部202は、(「第1の閾値を超える加速度についての評価値」の代わりに)走行に応じて比例的に増加する値に対する第2の閾値を超える加速度についての評価値の相対量を、上記の指標として算出することも可能である。なお、「走行に応じて比例的に増加する値」は、例えば走行距離や、走行時間などである。
‐変形例6‐
また、別の変形例として、指標算出部202は、第1の閾値を超える加速度についての評価値に応じた値を、上記の指標として算出することも可能である。例えば、指標算出部202は、第1の閾値を超える加速度についての評価値に所定の係数を乗じた値を上記の指標として算出する。
このように、変形例5、または変形例6によれば、(2個の閾値ではなく)1個の閾値だけを用いて、急減速または急加速に関する指標を算出することが可能である。
(2−1−1−3.リスク量算出部204)
リスク量算出部204は、指標算出部202により算出された複数の指標をそれぞれ所定のリスク関数に基づいて変換することにより、事故の発生に関するリスク量を算出する。なお、所定のリスク関数は、例えば、単調非減少関数である。また、所定のリスク関数は、2階微分係数が負の関数であってもよい。
‐リスクF量‐
ここで、図6を参照して、上記の機能についてより詳細に説明する。図6は、指標1に対応するリスク量(以下、リスクF量とも称する)を算出するためのリスク関数f(x)の一例を示したグラフである。図6に示したように、f(x)は例えば以下のような性質をもつ関数である。
Figure 2015225498
また、k1≦x≦k2におけるf(x)は、例えば、以下の数式(2)のような3次関数であってもよい。
Figure 2015225498
なお、数式(2)におけるa、b、c、dは全て定数であり、例えば事故の実績データに基づいて、事前に回帰分析により算出された値である。
例えば、図6に示した例では、リスク量算出部204は、指標1(=x)の値が「8.60%」である場合には、f(x)によりリスクF量を「6.92%」と算出する。
図6に示したように、k1≦x≦k2におけるf(x)は、指標1の値が大きくなるほど、つまり加速度の分布の偏りが小さくなるほど、リスクF量の増加率は逓減する。一般的に、通常のブレーキに対する急ブレーキの割合が小さい場合ほど、急ブレーキの回数が少し増加すると、事故の発生リスクは大幅に増加する。一方、急ブレーキの割合が大きい場合には、急ブレーキの回数が少し増加しても、事故の発生リスクはあまり増加しない。このため、f(x)は、急ブレーキの相対的な割合に応じてリスクF量を適切に算出することができる。
‐リスクG量‐
また、図7は、指標2に対応するリスク量(以下、リスクG量とも称する)を算出するためのリスク関数g(y)の一例を示したグラフである。図7に示したように、g(y)は例えば以下のような性質をもつ関数である。
Figure 2015225498
また、y≦kにおけるg(y)は、例えば、以下の数式(3)のような3次関数であってもよい。
Figure 2015225498
なお、数式(3)におけるe、f、g、hは全て定数であり、例えば事故の実績データに基づいて、事前に回帰分析により算出された値である。
例えば、図7に示した例では、リスク量算出部204は、指標2の値(=y)が「13.00%」である場合には、g(y)によりリスクG量を「8.12%」と算出する。
図7に示したように、x≦kにおけるg(y)は、指標2の値が大きくなるほど、つまり加速度の分布の偏りが小さくなるほど、リスクG量の増加率は逓減する。一般的に、通常の加速に対する急加速の割合が小さい場合ほど、急加速の回数が少し増加すると、事故の発生リスクは大幅に増加する。一方、急加速の割合が大きい場合には、急加速の回数が少し増加しても、事故の発生リスクはあまり増加しない。このため、g(y)は、急加速の相対的な割合に応じてリスクG量を適切に算出することができる。
‐リスク量の合成‐
また、リスク量算出部204は、算出した複数のリスク量を所定の割合で合成することにより、リスク合成量を算出する。例えば、リスク量算出部204は、算出したリスクF量とリスクG量とを、以下の数式(4)のようなリスク合成関数h(x、y)により加重平均することにより、リスク合成量を算出する。
Figure 2015225498
なお、数式(4)におけるα、βは、α≧0、およびβ≧0を満たすような定数である。このα、βは、例えば事故の実績データに基づいて、事前に回帰分析により算出された値である。
この算出例によれば、保険成績と相関の高い例えば急減速および急加速などに関する複数の指標を用いてリスク量を合成するので、(一つの指標だけを用いる場合と比較して)事故の発生リスクをより正確に算出することが可能となる。
なお、所定の割合は、リスクF量の割合がリスクG量の割合よりも大きくなるように定められることも可能である。つまり、α>βを満たすようにα、βの値が定められることが可能である。一般的に、急減速の方が急加速よりも保険成績との相関が高い。このため、上記のように割合が定められることにより、事故の発生リスクをさらに正確に算出することが可能となる。
‐変形例‐
なお、変形例として、リスク量算出部204は、さらに、指標算出部202により算出される自動車14の左右方向の指標(つまり、指標3、および指標4)をそれぞれ所定のリスク関数に基づいて変換することにより、事故の発生に関するリスク量を算出することも可能である。例えば、リスク量算出部204は、算出された指標3に対応するリスク量(以下、リスクI量とも称する)を所定のリスク関数i(z)により算出する。また、リスク量算出部204は、算出された指標4に対応するリスク量(以下、リスクJ量とも称する)を所定のリスク関数j(w)により算出する。なお、i(z)およびj(w)は、例えば、単調非減少関数である。
さらに、リスク量算出部204は、算出したリスクF量、リスクG量、リスクI量、およびリスクJ量を所定の割合で合成することにより、リスク合成量を算出することも可能である。例えば、リスク量算出部204は、算出したリスクF量、リスクG量、リスクI量、およびリスクJ量を、以下の数式(5)のようなリスク合成関数k(x、y、z、w)により加重平均することにより、リスク合成量を算出する。
Figure 2015225498
なお、数式(5)におけるα、β、γ、δは、α≧0、β≧0、γ≧0、およびδ≧0を満たすような定数である。このα、β、γ、δは、例えば事故の実績データに基づいて、事前に回帰分析により算出された値である。
この算出例によれば、急減速や急加速に関する指標に加えて、急ハンドルに関する指標を用いてリスク量を合成するので、(例えば数式(4)による算出例と比較して)事故の発生リスクをさらに正確に算出することが可能となる。
なお、所定の割合は、リスクF量およびリスクG量の割合が、リスクI量およびリスクJ量の割合よりも大きくなるように定められることも可能である。つまり、α>γ、δ、およびβ>γ、δを満たすようにα、β、γ、δの値が定められることが可能である。一般的に、急減速または急加速の方が急ハンドルよりも保険成績との相関が高い。このため、上記のように割合が定められることにより、事故の発生リスクをさらに正確に算出することが可能となる。
(2−1−1−4.運転時間測定部206)
運転時間測定部206は、例えば測定部220により加速度が0ではないことが測定された際の時刻を特定することにより、自動車14が運転されている時刻を測定する。また、運転時間測定部206は、測定した運転時刻(または運転時間帯)を記憶部226に記録する。
(2−1−1−5.特定運転時間割合算出部208)
特定運転時間割合算出部208は、記憶部226に記録された運転時間の測定結果に基づいて、測定期間における運転総時間に対する、特定の時間帯における運転時間の割合を算出する。例えば、特定運転時間割合算出部208は、運転総時間に対する、深夜時間帯における運転時間の割合を算出する。ここで、深夜時間帯は、例えば午前0時から午前6時までの間である。
また、変形例として、特定運転時間割合算出部208は、運転総時間に対する、所定の時間帯別の運転時間の割合を算出することも可能である。ここで、所定の時間帯別とは、例えば1時間ごとであったり、あるいは「早朝」「日中」「夕方」「夜間」「深夜」といった区別などである。
(2−1−1−6.評価点算出部210)
‐算出方法1‐
評価点算出部210は、リスク量算出部204により算出されたリスク合計量に対応する評価点を、例えば後述する記憶部226に記憶されている評価点算出テーブル228を参照することにより算出する。ここで、評価点は、後述するように、保険料の割引率に対応づけられている値である。
ここで、図8を参照して、評価点算出テーブル228の構成例について説明する。図8に示したように、評価点算出テーブル228では、リスク量2280と、評価点2282とが対応づけて記録される。なお、評価点2282には、例えば、算出されたリスク合計量から評価点を算出するための数式が記録される。また、図8におけるa0、a1、a2、a3、およびa4はそれぞれ、a0<a1<a2<a3<a4を満たすような定数である。
例えば、図8の2レコード目に示したデータは、リスク量が「a0%以上a1%未満」である場合には、評価点は「100−10(h(x、y)−a0)/(a1−a0)」により算出されることを示している。図8に示したように、この評価点算出テーブル228では、リスク合計量の値が大きいほど、評価点が小さくなるように評価点が算出される。
‐算出方法2‐
また、評価点算出部210は、算出した評価点に対して、特定運転時間割合算出部208により算出された特定の時間帯における運転時間の割合に対応する加算点を加算することが可能である。例えば、評価点算出部210は、特定運転時間割合算出部208により算出された深夜運転時間の割合に対応する加算点を、記憶部226に記憶される深夜運転加算テーブル230から取得し、そして、算出した評価点に対して加算する。
ここで、図9を参照して、深夜運転加算テーブル230の構成例について説明する。図9に示したように、深夜運転加算テーブル230では、深夜運転時間割合2300と、加算点2302とが対応づけて記録される。例えば、図9の1レコード目に示したデータは、深夜運転時間の割合が「5%未満」である場合には、加算点は「10点」であることを示している。
一般的に、深夜時間帯では、運転環境が暗く、運転者の視認性が低下するので、事故の発生率は増加する。このため、深夜運転加算テーブル230では、図9に示したように、深夜運転時間割合が高いほど、加算点が小さくなるように加算点が定められる。
この算出例によれば、事故の発生リスクの大きさをさらに正確に反映させて、(最終的な)評価点を算出することができる。
‐変形例‐
なお、変形例として、評価点算出部210は、特定運転時間割合算出部208により算出される所定の時間帯別の運転時間の割合に基づいて加算点を決定し、そして、決定した加算点を、算出した評価点に対して加算することも可能である。例えば、評価点算出部210は、特定運転時間割合算出部208により算出される所定の時間帯別の運転時間の割合に対して、予め定められている所定の時間帯別の加算点をそれぞれ乗じた値を合計することにより、(最終的な)加算点を決定してもよい。
(2−1−1−7.暗号処理部212)
暗号処理部212は、評価点算出部210により算出された評価点、および例えば記憶部226に記憶されているドライブカウンタ20の機器IDを公知の暗号技術により暗号化することにより、カウンター値を生成する。
なお、暗号処理部212は、さらに、リスク量算出部204により算出されたリスク量や、特定運転時間割合算出部208により算出された特定の時間帯における運転時間の割合を含めて暗号化することにより、カウンター値を生成することも可能である。
(2−1−1−8.表示制御部214)
表示制御部214は、例えば入力部224に対するユーザーの入力に基づいて、暗号処理部212により暗号化されたカウンター値を表示部222に表示させる。
(2−1−1−9.測定部220)
測定部220は、例えば3軸加速度センサーなどから構成される。この測定部220は、ドライブカウンタ20の移動に応じて例えばドライブカウンタ20のXYZ軸の3方向の加速度をそれぞれ測定する。
なお、変形例として、測定部220は、ドライブカウンタ20の加速度を測定する代わりに、自動車14から取得される自動車14の速度情報に基づいて自動車14の加速度を測定することも可能である。例えば、測定部220は、自動車14自体により測定される自動車14の速度を例えば無線通信により、所定の時間間隔ごとに自動車14から受信し、そして、受信された速度の変位量を受信時刻の間隔で除算することにより、自動車14の加速度を測定することも可能である。
(2−1−1−10.表示部222)
表示部222は、表示制御部214の制御に従って、例えばカウンター値を表示する。
(2−1−1−11.入力部224)
入力部224は、ユーザーによるドライブカウンタ20に対する、例えば加速度の測定開始や、カウンター値の表示のための操作を受け付ける。
(2−1−1−12.記憶部226)
記憶部226は、例えばフラッシュメモリなどにより構成される。記憶部226は、例えば、評価点算出テーブル228、深夜運転加算テーブル230、およびドライブカウンタ20の機器IDなどの各種データを記憶する。また、記憶部226は、制御部200の制御により、測定部220による測定データの一部を記憶する。
[2−1−2.保険料算出サーバ10の構成]
また、図10は、第1の実施形態による保険料算出サーバ10の構成を示した機能ブロック図である。図10に示したように、保険料算出サーバ10は、制御部100、通信部120、および記憶部122を有する。
(2−1−2−1.制御部100)
制御部100は、保険料算出サーバ10に内蔵される、後述するCPU(Central Processing Unit)150、RAM154などのハードウェアを用いて、保険料算出サーバ10の動作を全般的に制御する。また、図10に示したように、制御部100は、復号処理部102、および保険料算出部104を有する。
(2−1−2−2.復号処理部102)
復号処理部102は、ユーザー端末30から受信されたカウンター値を、ドライブカウンタ20に実装されている暗号技術に対応する復号技術により復号する。
また、復号処理部102は、カウンター値が正当であるか否かを認証する。例えば、復号処理部102は、まず、ユーザー端末30から受信されたユーザーIDに対応するドライブカウンタ20の機器IDを、後述する記憶部122に記憶されているドライブカウンタテーブル124から取得する。そして、復号処理部102は、取得した機器IDと、復号したカウンター値に含まれる機器IDと比較することにより、カウンター値を認証する。なお、機器IDの比較方法は、機器IDに含まれる全ての文字が一致するか否かを比較してもよいし、または、機器IDに含まれる一部の桁の文字が一致するか否かを比較してもよい。
ここで、図11を参照して、ドライブカウンタテーブル124の構成例について説明する。図11に示したように、ドライブカウンタテーブル124では、ユーザーID1240と、機器ID1242とが対応づけて記録される。例えば、図11の1レコード目に示したデータでは、ユーザーIDが「abc」であるユーザーは、機器IDが「123456」であるドライブカウンタ20を所持していることを示している。
(2−1−2−3.保険料算出部104)
保険料算出部104は、復号処理部102により復号されたカウンター値に含まれる評価点に基づいて、保険料を算出する。例えば、保険料算出部104は、復号されたカウンター値に含まれる評価点に対応する割引率を、後述する記憶部122に記憶されている適用料率テーブル126から取得し、そして、取得された割引率を、ユーザーの当初の保険料に乗じることにより、割引保険料を算出する。
ここで、図12を参照して、適用料率テーブル126の構成例について説明する。図12に示したように、適用料率テーブル126では、評価点1260と、割引率1262とが対応づけて記録される。例えば、図12の1レコード目に示したデータは、評価点が「90点〜100点」である場合には、保険料の割引率は「20%」であることを示している。
図12に示したように、適用料率テーブル126では、評価点が高いほど、割引率が大きくなるように割引率が定められている。このため、保険料算出部104は、適用料率テーブル126を参照することにより、運転の危険度が低いユーザーほど、保険料の割引率が大きくなるように割引保険料を算出する。
‐変形例1‐
なお、適用料率テーブル126の変形例として、割引率の代わりに、割増率が評価点1260に対応づけて記録されていてもよい。例えば評価点が「60点〜69点」である場合には割増率が「5%」であり、評価点が「0点〜59点」である場合には割増率が「10%」であるように、適用料率テーブル126が記録されていてもよい。
また、適用料率テーブル126には、割引率と割増率とが混在して記録されていてもよい。例えば評価点が「90点〜100点」である場合には割引率が「20%」であり、評価点が「0点〜59点」である場合には割増率が「10%」であるように記録されていてもよい。
‐変形例2‐
また、別の変形例として、適用料率テーブル126では、割引率の代わりに、割引額が評価点1260に対応づけて記録されていてもよい。例えば、評価点が「90点〜100点」である場合には割引額が「15000円」であり、評価点が「80点〜89点」である場合には割引額が「10000円」であるように、適用料率テーブル126が記録されていてもよい。
(2−1−2−4.通信部120)
通信部120は、例えば通信網12に接続された装置との間で情報を送受信する。例えば、通信部120は、ユーザー端末30からユーザーIDおよびカウンター値を受信する。
(2−1−2−5.記憶部122)
記憶部122は、例えば、ドライブカウンタテーブル124、および適用料率テーブル126などの各種データを記憶する。
[2−1−3.動作]
以上、第1の実施形態による構成について説明した。続いて、第1の実施形態による動作について説明する。
(2−1−3−1.全体的な動作)
図13は、第1の実施形態による全体的な動作を示したシーケンス図である。図13に示したように、まず、例えばドライブカウンタ20の測定開始ボタン224aがユーザーにより押下された後、測定部220は、自動車14の加速度を測定する。そして、制御部200は、例えば数時間ごとに、測定された加速度のうち、所定の複数の閾値に関して、各閾値を超えた測定データを記憶部226に記録する(S101)。
また、運転時間測定部206は、例えば測定部220による測定結果に基づいて、自動車14の運転時刻を測定する(S102)。
そして、制御部200は、結果表示ボタン224bが押下されたか否かを監視する(S103)。結果表示ボタン224bが押下されていない場合には(S103:No)、測定部220は、S101〜S102の動作を繰り返す。
一方、結果表示ボタン224bが押下された場合には(S103:Yes)、制御部200は、後述する「評価点算出処理」を行う(S104)。なお、S103の変形例として、さらに計測開始後例えば6ヶ月などの所定の期間が経過した場合に限り、制御部200は、S104の動作を行うようにしてもよい。
続いて、暗号処理部212は、例えば、S104で算出されたリスク量、算出された深夜運転時間割合、算出された評価点、およびドライブカウンタ20の機器IDなどを暗号化することにより、カウンター値を生成する(S105)。
そして、表示制御部214は、生成されたカウンター値を表示部222に表示させる(S106)。
その後、ユーザーは、ユーザー端末30に対して、ユーザーID、およびS106で表示されたカウンター値を入力し(S107)、そして、入力したユーザーIDおよびカウンター値を保険料算出サーバ10へ送信させる(S108)。
その後、保険料算出サーバ10の復号処理部102は、ユーザー端末30から受信されたカウンター値を復号する。次に、復号処理部102は、ユーザー端末30から受信されたユーザーIDに対応する機器IDをドライブカウンタテーブル124から取得する。そして、復号処理部102は、取得した機器IDと、復号したカウンター値に含まれる機器IDとを比較することにより、カウンター値が正当であるか否かを認証する(S109)。
カウンター値が正当であることが認証された場合には、保険料算出部104は、復号したカウンター値に含まれる評価点に対応する割引率を適用料率テーブル126から取得し、そして、取得された割引率を、ユーザーの当初の保険料に乗じることにより、割引保険料を算出する(S110)。
(2−1−3−2.評価点算出処理)
次に、S104における「評価点算出処理」の動作について、図14を参照して説明する。図14に示したように、まず、指標算出部202は、記憶部226に記録されている測定データに基づいて、測定期間における、第1の減速期間、および第2の減速期間をそれぞれ特定する。そして、指標算出部202は、第1の減速期間における自動車14の加速度の積算値、および、第2の減速期間における自動車14の加速度の積算値をそれぞれ算出する。そして、指標算出部202は、第1の減速期間における自動車14の加速度の積算値に対する、第2の減速期間における自動車14の加速度の積算値の割合を指標1として算出する(S151)。
続いて、指標算出部202は、記憶部226に記録されている測定データに基づいて、測定期間における、第1の加速期間、および第2の加速期間をそれぞれ特定する。そして、指標算出部202は、第1の加速期間における自動車14の加速度の積算値、および、第2の加速期間における自動車14の加速度の積算値をそれぞれ算出する。そして、指標算出部202は、第1の加速期間における自動車14の加速度の積算値に対する、第2の加速期間における自動車14の加速度の積算値の割合を指標2として算出する(S152)。
続いて、リスク量算出部204は、S151で算出された指標1を所定のリスク関数f(x)に基づいて変換することにより、リスクF量を算出する(S153)。
続いて、リスク量算出部204は、S152で算出された指標2を所定のリスク関数g(y)に基づいて変換することにより、リスクG量を算出する(S154)。
そして、リスク量算出部204は、S153で算出したリスクF量とS154で算出したリスクG量とを所定の割合で合成することにより、リスク合成量を算出する(S155)。
続いて、評価点算出部210は、評価点算出テーブル228を参照することにより、S155で算出されたリスク合計量に対応する評価点を算出する(S156)。
続いて、特定運転時間割合算出部208は、記憶部226に記録されている運転時間の測定結果に基づいて、測定期間における深夜運転時間の割合を算出する。そして、評価点算出部210は、算出された深夜運転時間の割合に対応する加算点を深夜運転加算テーブル230を参照することにより算出し、そして、算出した加算点を、S156で算出した評価点に対して加算する(S157)。
[2−1−4.効果]
以上、例えば図4、図10、図13および図14等を参照して説明したように、第1の実施形態による保険料算出サーバ10は、測定期間においてドライブカウンタ20により算出された、第1の閾値を超える加速度についての評価値および第2の閾値を超える加速度についての評価値の関係を示す指標に対応する評価点を取得し、そして、取得した評価点に対応する保険料を算出する。このため、測定期間において測定された加速度の分布に応じて保険料を算出することができる。
例えば、一般的に、平地の運転時の方が下り坂の運転時よりもブレーキの頻度が少ないので、仮に平地の運転時および下り坂の運転時において、第2の閾値を超える加速度が同じだけ測定されたと仮定すると、ドライブカウンタ20は、指標1の値を、平地の運転時の方が、下り坂の運転時よりも大きくなるように算出し、そして、保険料算出サーバ10は、割引保険料を小さく算出する。
通常、平地での急ブレーキの方が、下り坂での急ブレーキよりも運転の危険度が高くなるので、上記の算出方法により、保険料算出サーバ10は、ユーザーの運転の危険度に応じて適切な割引保険料を算出することができる。
<2−2.第2の実施形態>
以上、第1の実施形態について説明した。続いて、第2の実施形態について説明する。上述したように、第1の実施形態では、ドライブカウンタ20が例えば指標1、指標2、リスク量、および評価点を算出する。後述するように、第2の実施形態によれば、保険料算出サーバ10が、指標1、指標2、リスク量、および評価点を算出することが可能である。
[2−2−1.ドライブカウンタ20の構成]
図15は、第2の実施形態によるドライブカウンタ20の構成を示した機能ブロック図である。図15に示したように、ドライブカウンタ20は、第1の実施形態と比較して、指標算出部202、リスク量算出部204、特定運転時間割合算出部208、評価点算出部210、評価点算出テーブル228、および深夜運転加算テーブル230を含まない。以下では、第1の実施形態と異なる機能を有する構成要素についてのみ説明を行う。
(2−2−1−1.暗号処理部212)
暗号処理部212は、記憶部226に記憶されている加速度の測定結果、運転時間、およびドライブカウンタ20の機器IDを公知の暗号技術により暗号化することにより、カウンター値を生成する。
[2−2−2.保険料算出サーバ10の構成]
また、図16は、第2の実施形態による保険料算出サーバ10の構成を示した機能ブロック図である。図16に示したように、保険料算出サーバ10は、第1の実施形態と比較して、指標算出部106、リスク量算出部108、特定運転時間割合算出部110、評価点算出部112、評価点算出テーブル228、および深夜運転加算テーブル230をさらに含む。なお、評価点算出テーブル228、および深夜運転加算テーブル230は、第1の実施形態と同様である。以下では、第1の実施形態と異なる機能を有する構成要素についてのみ説明を行う。
(2−2−2−1.指標算出部106)
指標算出部106は、復号処理部102により復号されたカウンター値に含まれる加速度の測定結果に基づいて、例えば指標1および指標2などの複数の指標を算出する。なお、具体的な算出方法については、第1の実施形態の指標算出部202による算出方法と概略同様である。
(2−2−2−2.リスク量算出部108)
リスク量算出部108は、指標算出部106により算出された複数の指標に基づいてリスク量を算出する。なお、具体的な算出方法については、第1の実施形態のリスク量算出部204による算出方法と概略同様である。
(2−2−2−3.特定運転時間割合算出部110)
特定運転時間割合算出部110は、復号処理部102により復号されたカウンター値に含まれる運転時間の測定結果に基づいて、測定期間における運転総時間に対する、特定の時間帯における運転時間の割合を算出する。なお、具体的な算出方法については、第1の実施形態の特定運転時間割合算出部208による算出方法と概略同様である。
(2−2−2−4.評価点算出部112)
評価点算出部112は、リスク量算出部108により算出されたリスク合計量に対応する評価点を、例えば記憶部122に記憶されている評価点算出テーブル228を参照することにより算出する。また、評価点算出部112は、算出した評価点に対して、特定運転時間割合算出部110により算出された特定の時間帯における運転時間の割合に対応する加算点を加算する。なお、具体的な算出方法については、第1の実施形態の評価点算出部210による算出方法と概略同様である。
(2−2−2−5.保険料算出部104)
第2の実施形態による保険料算出部104は、評価点算出部112により算出された評価点に基づいて、保険料を算出する。なお、具体的な算出方法については、第1の実施形態と概略同様である。
[2−2−3.動作]
以上、第2の実施形態による構成について説明した。続いて、第2の実施形態による動作について説明する。
図17は、第2の実施形態による全体的な動作を示したシーケンス図である。なお、S201〜S203の動作は、第1の実施形態によるS101〜S103の動作と同様である。
図17に示したように、S203において、結果表示ボタン224bが押下された場合には(S203:Yes)、ドライブカウンタ20の暗号処理部212は、例えば、記憶部226に記録されている加速度の測定結果、運転時間、およびドライブカウンタ20の機器IDなどを暗号化することにより、カウンター値を生成する(S204)。
なお、S205〜S208の動作は、第1の実施形態によるS106〜S109の動作と同様である。
S208の後、制御部100は、「評価点算出処理」を行う(S209)。なお、具体的な処理内容については、第1の実施形態によるS104と概略同様である。
その後、保険料算出部104は、S209で算出された評価点に基づいて、割引保険料を算出する(S210)。
[2−2−4.効果]
以上、図15〜図17を参照して説明したように、第2の実施形態による保険料算出サーバ10は、測定期間におけるドライブカウンタ20による加速度の測定結果を取得し、取得された測定結果から、第1の閾値を超える加速度についての評価値および第2の閾値を超える加速度についての評価値の関係を示す指標を算出し、そして、算出した指標に対応する保険料を算出する。このため、第1の実施形態と同様に、測定期間において測定された加速度の分布に応じて保険料を算出することができる。
<<3.ハードウェア構成>>
以上、本発明の各実施形態について説明した。次に、本発明の各実施形態に共通する保険料算出サーバ10のハードウェア構成について、図18を参照して説明する。図18に示したように、保険料算出サーバ10は、CPU150、ROM(Read Only Memory)152、RAM154、内部バス156、インターフェース158、ストレージ装置160、および通信装置162を備える。
<3−1.CPU150>
CPU150は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従って保険料算出サーバ10内の動作全般を制御する。また、CPU150は、保険料算出サーバ10において制御部100の機能を実現する。なお、CPU150は、マイクロプロセッサなどのプロセッサにより構成される。
<3−2.ROM152>
ROM152は、CPU150が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。
<3−3.RAM154>
RAM154は、CPU150の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。
<3−4.内部バス156>
内部バス156は、CPUバスなどから構成される。この内部バス156は、CPU150、ROM152、およびRAM154を相互に接続する。
<3−5.インターフェース158>
インターフェース158は、ストレージ装置160、および通信装置162を、内部バス156と接続する。例えばストレージ装置160は、このインターフェース158および内部バス156を介して、RAM154などとの間でデータをやり取りする。
<3−6.ストレージ装置160>
ストレージ装置160は、記憶部122として機能する、データ格納用の装置である。このストレージ装置160は、例えば、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置、および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置などを含む。また、ストレージ装置160は、CPU150が実行するプログラムや各種データを格納する。
<3−7.通信装置162>
通信装置162は、例えばインターネットなどの通信網に接続するための通信デバイス等で構成された通信インターフェースである。この通信装置162は、通信部120として機能する。なお、通信装置162は、無線LAN(Local Area Network)対応通信装置、LTE(Long Term Evolution)対応通信装置、または有線による通信を行うワイヤー通信装置であってもよい。
<<4.変形例>>
なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
<4−1.変形例1>
例えば、上記の説明では、ドライブカウンタ20は、図3に示した結果表示ボタン224bがユーザーにより押下された場合に評価点を算出し、そして、算出された評価点に応じたカウンター値を表示部222に表示させる例について説明したが、かかる例に限定されない。例えば、ドライブカウンタ20は、結果表示ボタン224bがユーザーにより押下される前、つまり評価点の確定前において、例えば数時間などの所定時間ごとに、記憶部226に記録されている測定データに基づいて、評価点を自動的に算出してもよい。そして、ドライブカウンタ20は、算出した評価点を表示部222に自動的に表示してもよい。
この変形例によれば、ドライブカウンタ20は、測定期間の途中において、評価点の参考値をユーザーに知らせることが可能になる。
<4−2.変形例2>
また、上記の説明では、第1の実施形態による評価点算出部210(または第2の実施形態による評価点算出部112)は、リスク量算出部204(またはリスク量算出部108)により算出されたリスク合成量に対応する評価点を算出する例について説明したが、かかる例に限定されない。例えば、評価点算出部210(または評価点算出部112)は、リスク量算出部204(またはリスク量算出部108)により算出されたリスクF量に対応する評価点と、リスクG量に対応する評価点とをそれぞれ別々に算出し、そして、算出した2個の評価点を所定の割合で足し合わせてもよい。
<4−3.変形例3>
また、上記の各実施形態では、ドライブカウンタ20に表示されたカウンター値をユーザーがユーザー端末30に入力し、保険料算出サーバ10へ送信させる例について説明したが、かかる例に限定されない。例えば、ドライブカウンタ20が無線通信機能を備えている場合には、ユーザーにより送信指示がなされた場合または所定の期間が経過した場合には、ドライブカウンタ20は、生成したカウンター値をユーザー端末30へ送信してもよい。そして、ユーザー端末30は受信したカウンター値を自動的に保険料算出サーバ10へ送信してもよい。
あるいは、ドライブカウンタ20は、生成したカウンター値を(ユーザー端末30を介さずに)直接、保険料算出サーバ10へ送信してもよい。
<4−4.変形例4>
また、上記の各実施形態では、保険料算出サーバ10は、契約当初の保険料に対する割引保険料を算出する例について説明したが、かかる例に限定されない。例えば、保険料算出サーバ10は、ドライブカウンタ20または保険料算出サーバ10により算出された評価点に基づいて、次契約期間における保険料の算出時において、保険料を割り引いて算出することも可能である。
<4−5.変形例5>
また、上記の各実施形態では、本発明における保険料算出部が保険料算出サーバ10に含まれる例について説明したが、かかる例に限定されず、ドライブカウンタ20に含まれてもよい。
<4−6.変形例6>
また、上記の各実施形態では、本発明における移動体が自動車14である例を中心として説明したが、かかる例に限定されない。本発明における移動体は、例えば自動二輪車、自転車、列車、船舶、飛行機、または人などであってもよい。
<4−7.変形例7>
なお、本発明の各実施形態によれば、CPU150、ROM152、およびRAM154などのハードウェアを、上述した保険料算出サーバ10の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも提供可能である。また、該コンピュータプログラムが記録された記録媒体も提供される。
10 保険料算出サーバ
12 通信網
14 自動車
20 ドライブカウンタ
30 ユーザー端末
100 制御部
102 復号処理部
104 保険料算出部
106 指標算出部
108 リスク量算出部
110 特定運転時間割合算出部
112 評価点算出部
120 通信部
122 記憶部
124 ドライブカウンタテーブル
126 適用料率テーブル
150 CPU
152 ROM
154 RAM
156 内部バス
158 インターフェース
160 ストレージ装置
162 通信装置
200 制御部
202 指標算出部
204 リスク量算出部
206 運転時間測定部
208 特定運転時間割合算出部
210 評価点算出部
212 暗号処理部
214 表示制御部
220 測定部
222 表示部
224 入力部
226 記憶部
228 評価点算出テーブル
230 深夜運転加算テーブル

Claims (6)

  1. 移動体の特定挙動を示す複数の挙動条件の各々に従って記録された当該移動体の特定挙動に関わる複数の情報間の関係を示す指標に応じた保険料を算出する保険料算出部、
    を備える、情報処理装置。
  2. 前記複数の挙動条件は、第1の挙動条件および第2の挙動条件を含み、
    前記指標は、前記第1の挙動条件に従って記録された前記移動体の特定挙動に関わる情報に対する前記第2の挙動条件に従って記録された前記移動体の特定挙動に関わる情報の相対値である、請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記情報は、前記移動体の加速度の積算値である、請求項1または2記載の情報処理装置。
  4. 移動体の特定挙動を示す複数の挙動条件に従って、当該移動体の特定挙動に関わる情報を前記挙動条件ごとに記録する記録部と、
    前記挙動条件ごとに記録された前記移動体の特定挙動に関わる情報間の関係を示す指標を算出する指標算出部と、
    算出された指標に応じた保険料を算出する保険料算出部と、
    を備える、情報処理システム。
  5. 移動体の特定挙動を示す複数の挙動条件の各々に従って記録された当該移動体の特定挙動に関わる複数の情報間の関係を示す指標に応じた保険料を算出するステップ、
    を備える、情報処理方法。
  6. コンピュータを、
    移動体の特定挙動を示す複数の挙動条件の各々に従って記録された当該移動体の特定挙動に関わる複数の情報間の関係を示す指標に応じた保険料を算出する保険料算出部、
    として機能させるための、プログラム。
JP2014109886A 2014-05-28 2014-05-28 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム Active JP6447990B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014109886A JP6447990B2 (ja) 2014-05-28 2014-05-28 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014109886A JP6447990B2 (ja) 2014-05-28 2014-05-28 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015225498A true JP2015225498A (ja) 2015-12-14
JP6447990B2 JP6447990B2 (ja) 2019-01-09

Family

ID=54842195

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014109886A Active JP6447990B2 (ja) 2014-05-28 2014-05-28 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6447990B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018131480A1 (ja) 2017-01-10 2018-07-19 日本電気株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及び、情報処理プログラムが記録された記録媒体
WO2018146870A1 (ja) 2017-02-13 2018-08-16 ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
WO2019202707A1 (ja) 2018-04-19 2019-10-24 ソニー株式会社 情報処理装置及び情報処理方法
JP7253171B2 (ja) 2021-04-27 2023-04-06 株式会社スマートドライブ 情報処理方法、情報処理装置、及び、プログラム

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002225586A (ja) * 2001-02-05 2002-08-14 Nissan Motor Co Ltd 車両の安全運転度記録装置
JP2004030190A (ja) * 2002-06-25 2004-01-29 Hitachi Ltd 自動車保険の保険料設定システム
JP2009126503A (ja) * 2007-11-28 2009-06-11 Sumitomo Electric Ind Ltd 運転評価装置、運転評価システム、コンピュータプログラム及び運転評価方法
JP2010257486A (ja) * 2004-02-26 2010-11-11 Aioi Insurance Co Ltd 走行コスト算出システム
US20130274955A1 (en) * 2012-04-13 2013-10-17 Walter Steven Rosenbaum Method for analyzing operation characteristics of a vehicle driver

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002225586A (ja) * 2001-02-05 2002-08-14 Nissan Motor Co Ltd 車両の安全運転度記録装置
JP2004030190A (ja) * 2002-06-25 2004-01-29 Hitachi Ltd 自動車保険の保険料設定システム
JP2010257486A (ja) * 2004-02-26 2010-11-11 Aioi Insurance Co Ltd 走行コスト算出システム
JP2009126503A (ja) * 2007-11-28 2009-06-11 Sumitomo Electric Ind Ltd 運転評価装置、運転評価システム、コンピュータプログラム及び運転評価方法
US20130274955A1 (en) * 2012-04-13 2013-10-17 Walter Steven Rosenbaum Method for analyzing operation characteristics of a vehicle driver

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018131480A1 (ja) 2017-01-10 2018-07-19 日本電気株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及び、情報処理プログラムが記録された記録媒体
WO2018146870A1 (ja) 2017-02-13 2018-08-16 ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
WO2019202707A1 (ja) 2018-04-19 2019-10-24 ソニー株式会社 情報処理装置及び情報処理方法
JP7253171B2 (ja) 2021-04-27 2023-04-06 株式会社スマートドライブ 情報処理方法、情報処理装置、及び、プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6447990B2 (ja) 2019-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6447990B2 (ja) 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム
US10717444B1 (en) Technology for assessing emotional state of vehicle operator
JP6502148B2 (ja) 運転診断方法および運転診断装置
WO2017216245A3 (en) Vehicle usage-based pricing alerts
US9430886B2 (en) Driving diagnosis device, driving diagnosis system and driving diagnosis method
US20210300385A1 (en) Methods and systems for presenting collected driving data
US20180066959A1 (en) Wearable sensor data to improve map and navigation data
WO2015134428A1 (en) User-managed evidentiary record of driving behavior and risk rating
US10812457B1 (en) Cryptographically protecting data transferred between spatially distributed computing devices using an intermediary database
CA2882086A1 (en) Apparatus and method for detecting driving performance data
RU2015110684A (ru) Устройство обработки информации, способ управления устройством отображения и программа
CN103337028B (zh) 一种推荐方法、装置
JP6158859B2 (ja) 予測装置、端末、予測方法及び予測プログラム
JP6375873B2 (ja) ドライバ状態診断装置
TW201638857A (zh) 車輛的保險費用計算系統及方法
JP2008276316A (ja) 可搬型gps受信装置及び移動体の移動分析診断システム
US10371535B1 (en) Automatic map generation
US11361379B1 (en) Transmitting driving data to an insurance platform
CN110222557B (zh) 路况的实时检测方法、装置、系统和存储介质
CN105528705A (zh) 用于确定用户操作信息的方法及装置
US20230120138A1 (en) Systems and methods for improving driver safety using uplift modeling
WO2018146870A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
JP6504031B2 (ja) リスク情報蓄積装置
US20210233183A1 (en) Information processing device, information processing method, and non-transitory storage medium storing program
US20220351614A1 (en) Accident risk diagnosis method, accident risk diagnosis apparatus, and accident risk diagnosis system

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170511

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180522

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180629

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181113

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181127

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6447990

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250