JP2015224728A - 直動案内装置 - Google Patents
直動案内装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015224728A JP2015224728A JP2014110231A JP2014110231A JP2015224728A JP 2015224728 A JP2015224728 A JP 2015224728A JP 2014110231 A JP2014110231 A JP 2014110231A JP 2014110231 A JP2014110231 A JP 2014110231A JP 2015224728 A JP2015224728 A JP 2015224728A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slider
- rolling
- linear motion
- guide rail
- motion guide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Abstract
【解決手段】案内レール1とスライダ2と複数の転動体とを有する直動案内装置10であり、スライダ2は、軌道面11および戻し通路が形成されたスライダ本体21と、スライダ本体21の移動方向両端に固定されたエンドキャップ22を有する。スライダ本体21の両側面に平行キー4が固定され、平行キー4の長手方向両端部41がスライダ本体21スライダ移動方向両端からはみ出している。
【選択図】図1
Description
従来は、機械の移動部をスライダ本体に固定した後に、スライダ本体にキーを固定し、このキーの変位を変位計測センサで計測することで、スライダの変位を計測している。
スライダに作用している各方向の荷重およびモーメント荷重を測定するためには、スライダの変位を複数箇所で計測する必要があるが、従来の方法では、キーの固定や変位計測センサとキーとの位置合わせに手間がかかるという問題点がある。
この発明の課題は、直動案内装置が組み込まれた機械(搬送装置等)の寿命予測試験で、スライダの変位を複数箇所で計測する作業にかかる手間を軽減することである。
(1) 案内レールと、スライダと、複数の転動体とを有する。前記案内レール及び前記スライダは、互いに対向する位置に、前記転動体の転動通路を形成する軌道面をそれぞれ有する。前記軌道面は前記案内レールの長手方向に延びている。前記転動体は前記転動通路に配置されている。前記転動体を介して前記案内レールに対して前記スライダが移動する。前記スライダは、前記軌道面および前記戻し通路が形成されたスライダ本体と、前記スライダ本体の移動方向両端に固定されたエンドキャップを有する。
(2) 前記スライダ本体の両側面に平行キーが固定され、前記平行キーの長手方向両端部が前記スライダ本体のスライダ移動方向両端からはみ出している。
(3) 前記スライダ本体の上面両角部に凹部を設け、前記凹部に平行キーが固定され、前記平行キーの長手方向両端部が前記スライダ本体のスライダ移動方向両端からはみ出している。
この態様の直動案内装置は、スライダ本体に平行キーが固定されているため、直動案内装置が組み込まれた機械の寿命予測試験でキーの変位計測を行なう際に、スライダ本体にキーを固定する作業が不要となる。
[第1実施形態]
図1に示すように、この実施形態の直動案内装置10は、案内レール1と、スライダ2と、図示されないボール(転動体)と、平行キー4とからなる。
案内レール1は金属製で、上側角部と各側面の二箇所に二対四個の転動溝(転動面)11が形成されている。案内レール1には、複数個の取付穴15が長手方向に等間隔で形成されている。スライダ2は、金属製のスライダ本体21と、その直動方向両端部に配置された合成樹脂製のエンドキャップ22と、さらにその両側に配置されたサイドシール23とからなる。
スライダ本体21には、二対四個の戻し通路が形成されている。各転動通路と各戻し通路は、エンドキャップ22内に形成された二対四個の方向転換路により接続されている。これらの転動通路、戻し通路、および方向転換路により、ボールの循環経路が構成されている。ボールを介して案内レール1に対してスライダ2が移動する。
この実施形態の直動案内装置10では、変位計測センサで平行キー4の端部41の変位を計測することで、スライダ2の変位を計測することができる。
図2に示すように、この実施形態の直動案内装置10は、案内レール1と、スライダ2と、図示されないローラ(転動体)と、平行キー4とからなる。
案内レール1は金属製で、両側面に二対四個の転動面12が形成されている。案内レール1には、複数個の取付穴15が長手方向に等間隔で形成されている。スライダ2は、金属製のスライダ本体21と、その直動方向両端部に配置された合成樹脂製のエンドキャップ22と、さらにその両側に配置されたサイドシール23とからなる。
スライダ本体21には、二対四個の戻し通路が形成されている。各転動通路と各戻し通路は、エンドキャップ22内に形成された二対四個の方向転換路により接続されている。これらの転動通路、戻し通路、および方向転換路により、ローラの循環経路が構成されている。ローラを介して案内レール1に対してスライダ2が移動する。
スライダ本体21の上面両角部に、平行キー4の断面形状に対応させた凹部21bが形成されている。これらの凹部21bに、平行キー4の長手方向中央部が接着剤で固定され、平行キー4の長手方向両端部41がスライダ2のスライダ移動方向両端からはみ出している。平行キー4は、上面がスライダ本体21の上面(最も高い面)と同じか少し低い面となり、側面がスライダ本体21の側面と同一面になっている。
また、この実施形態の直動案内装置10は、スライダ本体21に平行キー4が固定されているため、直動案内装置10が組み込まれた機械の寿命予測試験でキーの変位計測を行なう際に、スライダ本体21にキーを固定する作業が不要となる。よって、直動案内装置10が組み込まれた機械の寿命予測試験で、スライダ2の変位を複数箇所で計測する作業にかかる手間が軽減される。
第1および第2実施形態の直動案内装置が組み込まれた機械の寿命予測試験で、スライダ2の変位を計測する際には、例えば、図3に示すようにして計測を行なうことができる。
この例では、二個のスライダ2を有する直動案内装置が二台組み込まれた搬送装置の寿命予測試験について説明する。二台の直動案内装置の案内レール1が、各取付穴15を貫通するボルト51で基台5に固定されている。二対四個のスライダ2の上面に移動部6がボルト61で固定されている。各ボルト61は、各スライダ2のスライダ本体21の上面に形成された雌ねじ穴21aに螺合されている。
第一のリニアゲージ71は、二台の直動案内装置の内側に位置する平行キー4の変位を計測するものであり、平行キー4の移動部6からはみ出している端部の下面に測定子が接触するように、本体が基台5に固定されている。第二のリニアゲージ72は、二台の直動案内装置の外側に位置する平行キー4の変位を計測するものであり、平行キー4の移動部6からはみ出している端部の下面に測定子が接触するように、本体が基台5に固定されている。
したがって、この例では、第一のリニアゲージ71による変位計測値と第二のリニアゲージ72による変位計測値から、各スライダ2に作用しているローリング方向のモーメント荷重が算出できる。第三のリニアゲージ73による変位計測値と第二のリニアゲージ72による変位計測値から、各スライダ2に作用しているピッチング方向のモーメント荷重が算出できる。
また、第四のリニアゲージ74による変位計測値と第五のリニアゲージ75による変位計測値とから、各スライダ2に作用しているヨーイング方向のモーメント荷重が算出できる。また、第四のリニアゲージ74による変位計測値または第五のリニアゲージ75による変位計測値から、各スライダ2に作用している左右方向の荷重が算出できる。
なお、第一乃至第五のリニアゲージ71〜75の本体が、基台5に対して各スライダ2とともに移動可能に設置されていれば、移動部6の移動中にスライダ2の変位が計測できるため、移動部6の移動中に連続してスライダ2にかかる荷重およびモーメント荷重を測定することができる。
10 直動案内装置
11 案内レールの転動溝(転動面)
12 案内レールの転動面
15 取付穴
2 スライダ
21 スライダ本体
21a 雌ねじ穴
21b 凹部
22 エンドキャップ
23 サイドシール
4 平行キー
41 平行キーの端部
5 基台
51 ボルト
6 移動部
61 ボルト
71 第一のリニアゲージ
72 第二のリニアゲージ
73 第三のリニアゲージ
74 第四のリニアゲージ
75 第五のリニアゲージ
Claims (2)
- 案内レールと、スライダと、複数の転動体とを有し、
前記案内レール及び前記スライダは、互いに対向する位置に、前記転動体の転動通路を形成する軌道面をそれぞれ有し、
前記軌道面は前記案内レールの長手方向に延び、
前記転動体は前記転動通路に配置され、
前記転動体を介して前記案内レールに対して前記スライダが移動し、
前記スライダは、前記軌道面および前記戻し通路が形成されたスライダ本体と、前記スライダ本体の移動方向両端に固定されたエンドキャップを有し、
前記スライダ本体の両側面に平行キーが固定され、前記平行キーの長手方向両端部が前記スライダ本体のスライダ移動方向両端からはみ出している直動案内装置。 - 案内レールと、スライダと、複数の転動体とを有し、
前記案内レール及び前記スライダは、互いに対向する位置に、前記転動体の転動通路を形成する軌道面をそれぞれ有し、
前記軌道面は前記案内レールの長手方向に延び、
前記転動体は前記転動通路に配置され、
前記転動体を介して前記案内レールに対して前記スライダが移動し、
前記スライダは、前記軌道面および前記戻し通路が形成されたスライダ本体と、前記スライダ本体の移動方向両端に固定されたエンドキャップを有し、
前記スライダ本体の上面両角部に凹部を設け、前記凹部に平行キーが固定され、前記平行キーの長手方向両端部が前記スライダ本体のスライダ移動方向両端からはみ出している直動案内装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014110231A JP6398327B2 (ja) | 2014-05-28 | 2014-05-28 | 直動案内装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014110231A JP6398327B2 (ja) | 2014-05-28 | 2014-05-28 | 直動案内装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015224728A true JP2015224728A (ja) | 2015-12-14 |
JP6398327B2 JP6398327B2 (ja) | 2018-10-03 |
Family
ID=54841648
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014110231A Active JP6398327B2 (ja) | 2014-05-28 | 2014-05-28 | 直動案内装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6398327B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017129519A (ja) * | 2016-01-22 | 2017-07-27 | Thk株式会社 | 運動案内装置の荷重計測システム及び荷重計測方法、並びに運動案内装置の寿命算出方法 |
WO2018123802A1 (ja) * | 2016-12-28 | 2018-07-05 | Thk株式会社 | 運動案内装置の寿命診断装置、方法、プログラムおよびシステム |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05288216A (ja) * | 1992-04-09 | 1993-11-02 | Yotaro Hatamura | 力検出手段付き直線運動用案内装置 |
-
2014
- 2014-05-28 JP JP2014110231A patent/JP6398327B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05288216A (ja) * | 1992-04-09 | 1993-11-02 | Yotaro Hatamura | 力検出手段付き直線運動用案内装置 |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017129519A (ja) * | 2016-01-22 | 2017-07-27 | Thk株式会社 | 運動案内装置の荷重計測システム及び荷重計測方法、並びに運動案内装置の寿命算出方法 |
WO2017126489A1 (ja) * | 2016-01-22 | 2017-07-27 | Thk株式会社 | 運動案内装置の荷重計測システム及び荷重計測方法、並びに運動案内装置の寿命算出方法 |
US10920825B2 (en) | 2016-01-22 | 2021-02-16 | Thk Co., Ltd. | Motion guide device load measuring system and load measuring method, and motion guide device service life calculating method |
WO2018123802A1 (ja) * | 2016-12-28 | 2018-07-05 | Thk株式会社 | 運動案内装置の寿命診断装置、方法、プログラムおよびシステム |
JP2018109538A (ja) * | 2016-12-28 | 2018-07-12 | Thk株式会社 | 運動案内装置の寿命診断装置、方法、プログラムおよびシステム |
KR20190103243A (ko) * | 2016-12-28 | 2019-09-04 | 티에치케이 가부시끼가이샤 | 운동 안내 장치의 수명 진단 장치, 방법, 프로그램 및 시스템 |
KR102382244B1 (ko) | 2016-12-28 | 2022-04-05 | 티에치케이 가부시끼가이샤 | 운동 안내 장치의 수명 진단 장치, 방법, 프로그램 및 시스템 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6398327B2 (ja) | 2018-10-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4435104B2 (ja) | 直動案内ユニットおよび直動案内ユニットの荷重判別方法 | |
TWI710750B (zh) | 運動導引裝置之荷重量測系統及運動導引裝置之壽命計算方法 | |
US11371909B2 (en) | Lifespan diagnosis device, method, non-transitory storage medium, and system for motion guidance device | |
JP6398327B2 (ja) | 直動案内装置 | |
CN104075886B (zh) | 模块化滚动直线导轨副结合部静刚度测试方法与装置 | |
JP2012193803A (ja) | 破損予知機能を備えた転がり案内装置 | |
JP6402490B2 (ja) | 直動案内装置 | |
CN103499436A (zh) | 滚动直线导轨副综合性能对比测试的实验台 | |
JP2015055313A (ja) | 直動案内装置 | |
CN104374243A (zh) | 新型游标卡尺 | |
JP2016044700A (ja) | 直動案内装置、寿命予測試験方法 | |
KR20160122474A (ko) | 연속성 확보 및 횡력 저항성을 가지는 자기부상철도용 가이드 레일의 이음구조 및 이에 의한 이음부를 구비한 자기부상철도용 가이드 레일 | |
CN106061638B (zh) | 弯扳机 | |
KR102304101B1 (ko) | 구름 안내 장치의 센서 설치 부재 및 센서 설치 방법 | |
JP7255367B2 (ja) | 直動案内装置 | |
US11131340B2 (en) | Linear guideway with embedded sensor | |
JP2022189279A (ja) | 直動案内ユニットおよび直動案内ユニットの荷重測定方法 | |
CN105823580A (zh) | 带有过载保护功能的开口型大横向刚度剪切式载荷传感器 | |
JP6504574B2 (ja) | かごドア点検治具およびかごドア点検方法 | |
KR100516335B1 (ko) | 비접촉식 좌굴모드 측정장치 | |
JP5494850B2 (ja) | 直動装置 | |
CN103913104A (zh) | 小型端盖端面高度导轨检具 | |
JP6654334B2 (ja) | 計測装置 | |
CN102967231A (zh) | 一种交叉孔间距检具 | |
KR20140010625A (ko) | 무단각도 용접 각장게이지 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170525 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180302 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180306 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180426 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180807 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180820 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6398327 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |