JP2015224397A - 紡績機及び紡績方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】糸の糸端に形成される繊維束部の長さを調整することができる紡績機及び紡績方法を提供する。
【解決手段】紡績ユニット2は、繊維束Fをドラフトするドラフト装置6と、紡績位置、及び紡績位置よりもドラフト装置6から遠い退避位置に移動可能であり、紡績位置において紡績室に空気の旋回流を噴射することにより、ドラフト装置6でドラフトされた繊維束Fに撚りを与えて糸Yを生成する空気紡績装置7と、を備える。紡績ユニット2では、ドラフト装置によるドラフト動作が停止した場合に、空気の噴射を停止させる第1タイミング、及び紡績位置から退避位置への空気紡績装置7の移動を開始させる第2タイミングの少なくとも1つが調整される。
【選択図】図2
【解決手段】紡績ユニット2は、繊維束Fをドラフトするドラフト装置6と、紡績位置、及び紡績位置よりもドラフト装置6から遠い退避位置に移動可能であり、紡績位置において紡績室に空気の旋回流を噴射することにより、ドラフト装置6でドラフトされた繊維束Fに撚りを与えて糸Yを生成する空気紡績装置7と、を備える。紡績ユニット2では、ドラフト装置によるドラフト動作が停止した場合に、空気の噴射を停止させる第1タイミング、及び紡績位置から退避位置への空気紡績装置7の移動を開始させる第2タイミングの少なくとも1つが調整される。
【選択図】図2
Description
本発明は、紡績機及び紡績方法に関する。
従来の紡績機として、繊維束をドラフトするドラフト装置と、紡績位置において紡績室に空気を噴射することにより、ドラフト装置でドラフトされた繊維束に撚りを与えて糸を生成する空気紡績装置と、を備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このような紡績機では、例えば糸欠陥が検出された場合において、ドラフト装置によるドラフト動作が停止させられたときに、糸の糸端に、撚りが与えられていない繊維束部が形成される。
上述したような紡績機においては、繊維束部の長さが長すぎると、例えば糸貯留ローラを用いた糸貯留装置に糸を貯留する場合に、繊維束部が糸貯留ローラに残留するおそれがある。繊維束部の長さが短すぎると、糸継動作を行う場合に、巻取装置から糸の糸端を確実に捕捉することができないおそれがある。
そこで、本発明は、糸の糸端に形成される繊維束部の長さを調整することができる紡績機及び紡績方法を提供することを目的とする。
本発明の紡績機では、繊維束をドラフトするドラフト装置と、紡績位置、及び紡績位置よりもドラフト装置から遠い退避位置に移動可能であり、紡績位置において紡績室に空気を噴射することにより、ドラフト装置でドラフトされた繊維束に撚りを与えて糸を生成する空気紡績装置と、を備え、ドラフト装置によるドラフト動作が停止した場合に、空気の噴射を停止させる第1タイミング、及び紡績位置から退避位置への空気紡績装置の移動を開始させる第2タイミングの少なくとも1つが調整される。
ドラフト装置によるドラフト動作が停止した場合に、空気紡績装置において空気の噴射が停止させられると、空気紡績装置において糸の糸端に適切に撚りが与えられず、糸の糸端に繊維束部が形成される。また、ドラフト装置によるドラフト動作が停止した場合に、紡績位置から退避位置への空気紡績装置の移動が開始させられると、空気紡績装置において糸の糸端に適切に撚りが与えられず、糸の糸端に繊維束部が形成される。上記紡績機では、ドラフト装置によるドラフト動作が停止した場合に、空気の噴射を停止させる第1タイミング、及び紡績位置から退避位置への空気紡績装置の移動を開始させる第2タイミングの少なくとも1つが調整されるため、糸の糸端に形成される繊維束部の長さを調整することができる。
本発明の紡績機では、ドラフト装置を停止させるタイミングを基準として、第1タイミング及び第2タイミングの少なくとも1つが調整されてもよい。この構成によれば、糸の糸端に形成される繊維束部の長さを容易に且つ適切に調整することができる。
本発明の紡績機では、第1タイミングは、糸の糸端に形成される繊維束部の長さを短くする場合ほど遅くなるように、調整されてもよい。この構成によれば、糸の糸端に形成される繊維束部の長さを容易に調整することができる。
本発明の紡績機では、第2タイミングは、第1タイミングに連動するように設定されてもよい。この構成によれば、第2タイミングの調整を第1タイミングの調整とは別に行う必要がないため、糸の糸端に形成される繊維束部の長さを容易に調整することができる。
本発明の紡績機では、第1タイミング及び第2タイミングの少なくとも1つは、紡績位置において糸の糸端に撚りが与えられた後に紡績位置から退避位置への空気紡績装置の移動が開始するように、調整されてもよい。この構成によれば、紡績位置から退避位置への空気紡績装置の移動に阻害されることなく糸の糸端に確実に撚りが与えられるため、糸の糸端に形成される繊維束部の長さを適切に調整することができる。
本発明の紡績機では、ドラフト装置と空気紡績装置との間の領域に空気を噴射する噴射装置を更に備えてもよい。この構成によれば、噴射装置に空気を噴射させることで、繊維束を分断することができる。このため、噴射装置から空気を噴射するタイミングを調整することで、繊維束部の長さを適切に調整することができる。
本発明の紡績機では、第1タイミング及び第2タイミングの少なくとも1つの調整に関する動作を制御する制御部を更に備えてもよい。この構成によれば、条件に応じて、繊維束部の長さを自動的に調整することができる。
本発明の紡績方法は、繊維束をドラフトするドラフト装置と、紡績位置、及び紡績位置よりもドラフト装置から遠い退避位置に移動可能であり、紡績位置において紡績室に空気を噴射することにより、ドラフト装置でドラフトされた繊維束に撚りを与えて糸を生成する空気紡績装置と、を備える紡績機において実施される紡績方法であって、ドラフト装置によるドラフト動作が停止した場合に、空気の噴射を停止させる第1タイミング、及び紡績位置から退避位置への空気紡績装置の移動を開始させる第2タイミングの少なくとも1つが調整される。
ドラフト装置によるドラフト動作が停止した場合に、空気紡績装置において空気の噴射が停止させられると、空気紡績装置において糸の糸端に適切に撚りが与えられず、糸の糸端に繊維束部が形成される。また、ドラフト装置によるドラフト動作が停止した場合に、紡績位置から退避位置への空気紡績装置の移動が開始させられると、空気紡績装置において糸の糸端に適切に撚りが与えられず、糸の糸端に繊維束部が形成される。上記紡績方法では、ドラフト装置によるドラフト動作が停止した場合に、空気の噴射を停止させる第1タイミング、及び紡績位置から退避位置への空気紡績装置の移動を開始させる第2タイミングの少なくとも1つが調整されるため、糸の糸端に形成される繊維束部の長さを調整することができる。
本発明によれば、糸の糸端に形成される繊維束部の長さを調整することができる紡績機及び紡績方法を提供することが可能となる。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1に示されるように、紡績機1は、複数の紡績ユニット2と、糸継台車3と、ブロアボックス4と、原動機ボックス5と、を備えている。複数の紡績ユニット2は、一列に配列されており、各紡績ユニット2は、糸Yを生成してパッケージPに巻き取る。糸継台車3は、糸Yが切断された紡績ユニット2において糸継動作を行う。ブロアボックス4には、紡績ユニット2の各部において吸引流や旋回流等を発生させるための空気供給源等が収容されている。原動機ボックス5には、紡績ユニット2の各部に動力を供給するための原動機等が収容されている。
なお、以下の説明では、スライバS、繊維束F及び糸Yの走行方向における上流側を単に「上流側」といい、当該走行方向における下流側を単に「下流側」という。また、糸継台車3に対して糸Yの走行経路が位置する側を単に「前側」といい、その反対側を単に「後側」という。
図1及び図2に示されるように、各紡績ユニット2は、上流側から順に、ドラフト装置6と、噴射装置14と、吸引装置15と、空気紡績装置7と、糸監視装置8と、テンションセンサ9と、糸貯留装置50と、ワキシング装置11と、巻取装置12と、を備えている。これらの装置は、上流側が機台高さ方向において上側となるように(すなわち、下流側が機台高さ方向において下側となるように)、機台フレーム13によって直接的に又は間接的に支持されている。
ドラフト装置6は、スライバSをドラフトして繊維束Fを生成する。ドラフト装置6は、上流側から順に、バックローラ対61と、サードローラ対62と、エプロンベルト63が各ローラに架けられたミドルローラ対64と、フロントローラ対65と、を有している。各ローラ対61,62,64,65は、ケンス(図示省略)から供給されたスライバSをドラフトしつつ上流側から下流側に送る。フロントローラ対65は、各ローラ対61,62,64,65のうち空気紡績装置7の最も近くに配置されている。フロントローラ対65は、ボトムローラ(駆動ローラ)61aと、トップローラ(従動ローラ)61bと、を有している。ボトムローラ61aは、駆動モータ(図示省略)から駆動力が付与されて回転する。トップローラ61bは、ボトムローラ61aに従動して回転する。
図3に示されるように、空気紡績装置7は、紡績位置において、ドラフト装置6でドラフトされた繊維束Fに空気を噴射し、撚りを与えて糸Yを生成する。紡績位置とは、紡績時に空気紡績装置7がドラフト装置6(具体的にはフロントローラ対65)に接近して配置され、ドラフト装置6から空気紡績装置7に繊維束Fが供給されるときの空気紡績装置7の位置である。空気紡績装置7は、ノズルブロック70と、中空ガイド軸体80と、を有している。中空ガイド軸体80は、下流側からノズルブロック70に挿入される。ノズルブロック70及び中空ガイド軸体80で形成される内部空間が、紡績室73である。
ノズルブロック70は、繊維案内部71と、旋回流発生部72と、を有している。繊維案内部71には、ドラフト装置6から供給される繊維束Fを紡績室73に案内する案内孔71aが設けられている。繊維案内部71には、ニードル75が設けられている。ニードル75の先端部75aは、紡績室73に位置している。ニードル75は、紡績室73よりも上流側に撚りが伝播することを抑制する機能を有している。旋回流発生部72には、紡績室73に連通する複数のノズル74が設けられている。複数のノズル74は、空気を噴射した際に紡績室73に旋回流が発生するように、配置されている。旋回流発生部72には、中空ガイド軸体80が挿入される穴部72aが設けられている。穴部72aは、上流側に向かって先細りとなる円錐台状に形成され、紡績室73と連通している。
中空ガイド軸体80は、旋回流発生部72の穴部72aに挿入可能である。中空ガイド軸体80の上端部80aは、上流側に向かって先細りとなる円錐台状に形成されている。中空ガイド軸体80には、中空ガイド軸体80の中心軸に沿って延在する通路81が設けられている。通路81の上流側は紡績室73と連通しており、通路81は下流側の出口83に向かって広がるように形成されている。回収部77は、中空ガイド軸体80の上端部80aと旋回流発生部72の穴部72aとの間に形成された隙間を介して、紡績室73と連通する。
空気紡績装置7は、支軸(図示省略)によって移動(回動)可能に支持されている。図4及び図5に示されるように、空気紡績装置7は、紡績位置よりもドラフト装置6から遠い退避位置に移動可能である。中空ガイド軸体80は、退避位置において、ノズルブロック70から更に移動可能である。紡績位置から退避位置へ空気紡績装置7が移動する場合、図4に示されるように、ノズルブロック70及び中空ガイド軸体80が、一体となってドラフト装置6から離間する。その後、図5に示されるように、ノズルブロック70のみが、所定の位置で停止する。中空ガイド軸体80は、移動を継続してノズルブロック70から離間する。その後、ノズルブロック70から離間した中空ガイド軸体80は、所定の位置で停止する。
図1及び図2に示されるように、糸監視装置8は、空気紡績装置7と糸貯留装置50との間において、走行する糸Yを監視し、糸欠陥を検出した場合、糸欠陥検出信号をユニットコントローラ(制御部)10に送信する。糸監視装置8は、糸欠陥として、例えば、糸Yの太さ異常及び/又は糸Yに含有されている異物を検出する。また、糸監視装置8は、糸Yの長さを検出し、長さ検出信号をユニットコントローラ10に送信する。テンションセンサ9は、空気紡績装置7と糸貯留装置50との間において、走行する糸Yのテンションを測定し、テンション測定信号をユニットコントローラ10に送信する。ワキシング装置11は、糸貯留装置50と巻取装置12との間において、走行する糸Yにワックスを付与する。
ユニットコントローラ10は、例えば、演算処理を行うCPU、及び記憶部として機能するROM及びRAMなどで構成され、紡績ユニット2ごとに設けられている。ユニットコントローラ10は、糸監視装置8から送信された糸欠陥検出信号を受信する。ユニットコントローラ10は、糸監視装置8から送信された糸Yの長さ検出信号に基づいて、巻取装置12に巻き取られた糸Yの長さを算出する。ユニットコントローラ10は、算出された結果に基づいて、パッケージPが満巻状態であるか否かを判断する。ユニットコントローラ10は、所定数の紡績ユニット2ごとに設けられていてもよい。また、紡績機1を統括して制御するコントローラを設け、当該コントローラにより全ての紡績ユニット2を制御してもよい。
図4に示されるように、噴射装置14は、紡績位置から退避位置へ空気紡績装置7の移動が開始された後に、ドラフト装置6と空気紡績装置7との間の領域Cに空気を噴射する。噴射装置14は、領域Cにおける繊維通路(繊維束Fが走行する経路)を横切るように空気を噴射するように配置されている。噴射装置14は、好ましくは繊維通路に垂直な方向に沿って空気を噴射するように配置されている。噴射装置14は、所望のタイミングで空気を噴射するように、ユニットコントローラ10によって制御される。吸引装置15は、領域Cを挟んで噴射装置14と対向するように配置されており、領域C及びその周辺に残留する繊維を吸引する。噴射装置14は、領域Cに対してトップローラ65b側に位置しており、吸引装置15は、領域Cに対してボトムローラ65a側に位置している。トップローラ65b側とは、フロントローラ対65の軸方向(図3の紙面貫通方向)からみたときに、繊維通路を基準にトップローラ65bが配置されている側の領域をいい、トップローラ65bよりも下流側の領域も含む。ボトムローラ65a側とは、フロントローラ対65の軸方向からみたときに、繊維通路を基準にボトムローラ65aが配置されている側の領域をいい、ボトムローラ65aよりも下流側の領域も含む。
図1及び図2に示されるように、糸貯留装置50は、走行する糸Yを糸貯留ローラに巻き付けることで、空気紡績装置7と巻取装置12との間において、走行する糸Yを貯留する。糸貯留装置50は、空気紡績装置7から糸Yを安定して引き出す機能、糸継台車3による糸継動作時等に空気紡績装置7から送り出される糸Yを滞留させて糸Yが弛むのを防止する機能、及び巻取装置12側における糸Yのテンションを調節して巻取装置12側における糸Yのテンションの変動が空気紡績装置7に伝わるのを防止する機能を有している。
巻取装置12は、空気紡績装置7で生成された糸YをボビンBに巻き取って、パッケージPを形成する。巻取装置12は、クレードルアーム21と、巻取ドラム22と、トラバース装置23と、を有している。クレードルアーム21は、支軸24によって揺動可能に支持されており、回転可能に支持するボビンB又はパッケージPの表面を巻取ドラム22の表面に適切な圧力で接触させる。巻取ドラム22は、紡績ユニット2ごとに設けられた電動モータ(図示省略)によって駆動されて、接触するボビンB又はパッケージPを回転させる。トラバース装置23は、複数の紡績ユニット2で共有されるシャフト25によって駆動されて、回転するボビンB又はパッケージPに対して糸Yを所定幅で綾振りする。
糸継台車3は、糸Yが切断された紡績ユニット2まで走行し、当該紡績ユニット2において糸継動作を行う。糸継台車3は、スプライサ26と、サクションパイプ27と、サクションマウス28と、を有している。サクションパイプ27は、支軸31によって回動可能に支持されており、空気紡績装置7からの糸Yの糸端を吸い込みつつ捕捉してスプライサ26に案内する。サクションマウス28は、支軸32によって回動可能に支持されており、巻取装置12からの糸Yの糸端を吸い込みつつ捕捉してスプライサ26に案内する。スプライサ26は、案内された糸端同士の糸継ぎを行う。
次に、糸Yの糸端に形成される繊維束部Y1の長さの調整に関する動作について説明する。なお、繊維束部Y1とは、図5に示されるように、パッケージPに連なる糸Yの糸端において撚りが与えられていない領域をいう。繊維束部Y1を形成する動作は、例えば、糸欠陥が検出されて紡績を中断する場合、又はパッケージPが満巻状態となって紡績を終了する場合に行われる。
紡績中、複数のノズル74は、紡績室73に供給された繊維束Fに対して空気を噴射し、紡績室73内に旋回流を発生させる。これにより、紡績室73に供給された繊維束Fに撚りが与えられ、糸Yが生成される。生成された糸Yは、通路81を通って出口83から排出される。糸Yとならなかった繊維は、回収部77に回収される。紡績中、空気紡績装置7は、紡績位置に位置している。
紡績中に糸監視装置8によって糸欠陥が検出されると、糸欠陥検出信号がユニットコントローラ10に送信される。ユニットコントローラ10は、糸欠陥検出信号を受信すると、バックローラ対61の駆動(ドラフト装置6によるドラフト動作)が停止するように、ドラフト装置6を制御する。フロントローラ対65はバックローラ対61とは異なる駆動源(他の紡績ユニット2のフロントローラ対と共通の駆動源)に接続されているため、フロントローラ対65の駆動は継続される。この結果、繊維束Fは、バックローラ対61とフロントローラ対65との間で分断される。上記のように、ユニットコントローラ10がドラフト装置6を制御するタイミングを「ドラフト装置6によるドラフト動作を停止させるタイミングK」という。
その後、ユニットコントローラ10は、複数のノズル74による空気の噴射を停止させるように、空気紡績装置7を制御する。複数のノズル74による空気の噴射が停止させられると、紡績室73の旋回流が消失し、糸Yの糸端に撚りが与えられなくなる。この結果、糸Yの糸端に、撚りが与えられていない繊維束部Y1が形成される。上記のように、ユニットコントローラ10が空気紡績装置7を制御するタイミングを「空気の噴射を停止させる第1タイミングL」という。当該第1タイミングLは、ドラフト装置6によるドラフト動作を停止させるタイミングKを基準として、ユニットコントローラ10によって設定されている。ユニットコントローラ10は、第1タイミングLの設定部としての機能を有している。
その後、ユニットコントローラ10は、紡績位置から退避位置への空気紡績装置7の移動を開始させるように、空気紡績装置7を制御する(移動工程)。上記のように、ユニットコントローラ10が空気紡績装置7を制御するタイミングを「紡績位置から退避位置への空気紡績装置7の移動を開始させる第2タイミングM」という。当該第2タイミングMは、ユニットコントローラ10によって、空気の噴射を停止させる第1タイミングLに連動するように、第1タイミングLから所定時間の経過時に設定されている。ユニットコントローラ10は、第2タイミングMの設定部としての機能を有している。第2タイミングMは、紡績位置において糸Yの糸端に撚りが与えられた後に紡績位置から退避位置への空気紡績装置7の移動が開始するように、設定されている。
その後、ユニットコントローラ10は、紡績位置から退避位置への空気紡績装置7の移動を開始した後(第2タイミングMの後)に空気を噴射するように、噴射装置14を制御する(噴射工程)。上記のように、ユニットコントローラ10が噴射装置14を制御するタイミングを、「空気を噴射する第3タイミングN」という。当該第3タイミングNは、ユニットコントローラ10によって、紡績位置から退避位置への空気紡績装置7の移動を開始させる第2タイミングMに連動するように、第2タイミングMから所定時間の経過時に設定されている。ユニットコントローラ10は、第3タイミングNの設定部としての機能を有している。紡績位置から退避位置への空気紡績装置7の移動を開始した後に、当該空気は、ドラフト装置6と空気紡績装置7との間の領域Cを通過する繊維束Fに噴射される。繊維束Fは、噴射された空気によって分断される。このように、繊維束Fは、バックローラ対61とフロントローラ対65との間で分断されると共に、噴射装置14によって更に分断される。
繊維束Fが分断された際に発生する繊維は、吸引装置15によって吸引される。その後、ユニットコントローラ10は、退避位置に空気紡績装置7が到達する前に空気の噴射を停止するように、噴射装置14を制御する。
ユニットコントローラ10は、第1タイミングLの調整部としての機能も有している。ユニットコントローラ10は、オペレータによって入力部(図示省略)を介して選択されたデータを記憶部に格納し、選択された当該データに応じて制御プログラムを実行することで、第1タイミングLを調整することができる。繊維束部Y1の長さを長くする場合には、図6(a)に示されるように、第1タイミングLは、相対的に早くなるように(例えば、図6(b)に示される第1タイミングLよりも早くなるように)調整される。これにより、糸Yの糸端に十分に撚りが与えられないので、繊維束部Y1の長さが長くなる。繊維束部Y1の長さを長くする場合とは、例えば、糸継動作を行う際に、糸Yの糸端が確実に捕捉されるようにする場合などがある。繊維束部Y1の長さを短くする場合には、図6(b)に示されるように、第1タイミングLは、相対的に遅くなるように(例えば、図6(a)に示される第1タイミングLよりも遅くなるように)調整される。これにより、糸Yの糸端に十分に撚りが与えられるので、繊維束部Y1の長さが短くなる。繊維束部Y1の長さを短くする場合には、例えば、糸貯留装置50の糸貯留ローラに繊維束部Y1が残留しないようにする場合がある。このように、第1タイミングLは、繊維束部Y1の長さを短くする場合ほど遅くなるように、ユニットコントローラ10によって調整される。
上記では、糸欠陥が検出されて紡績を中断する場合について説明したが、パッケージPが満巻状態と判断されて紡績を終了する場合も同様の動作を行う。但し、この場合は、次工程でパッケージPをワーパーにかける際に結び目が切れないように、繊維束部Y1の長さを短くする、又は繊維束部Y1を形成させないことが好ましい。したがって、第1タイミングLは、例えば図6(b)に示されるように、遅めのタイミング又は更に遅めのタイミングに調整されることが好ましい。
以上説明したように、紡績機1及び紡績機1において実施される紡績方法では、ドラフト装置6によるドラフト動作が停止した場合に、空気紡績装置7において空気の噴射が停止させられると、空気紡績装置7において糸Yの糸端に適切に撚りが与えられず、糸Yの糸端に繊維束部Y1が形成される。紡績機1及びその紡績方法では、ドラフト装置6によるドラフト動作が停止した場合に、空気の噴射を停止させる第1タイミングLが調整されるため、糸Yの糸端に形成される繊維束部Y1の長さを調整することができる。「糸Yの糸端に適切に撚りが与えられない」とは、糸Yの糸端に紡績時とは異なる撚りが付与される又は糸Yの糸端に撚りが付与されないことを意味する。
これにより、例えば、空気紡績装置7の下流側に位置する糸貯留装置50の糸貯留ローラに繊維束部Y1が残留しないように、繊維束部Y1の長さを調整することができる。また、糸継動作を行う際に、糸Yの糸端が確実に捕捉されるように、繊維束部Y1の長さを調整することができる。一方で、次工程でパッケージPをワーパーにかける際に結び目が切れないように、パッケージPが満巻状態となった際には繊維束部Y1の長さを短くすることができる。
紡績機1では、ドラフト装置6によるドラフト動作を停止させるタイミングKを基準として、第1タイミングLが調整される。この構成によれば、糸Yの糸端に形成される繊維束部Y1の長さを容易に且つ適切に調整することができる。
紡績機1では、第1タイミングLは、糸Yの糸端に形成される繊維束部Y1の長さを短くする場合ほど遅くなるように、調整されている。この構成によれば、第1タイミングLと繊維束部Y1の長さとの関係が明確になるため、糸Yの糸端に形成される繊維束部Y1の長さを容易に調整することができる。
紡績機1では、第2タイミングMは、第1タイミングLに連動するように設定されている。この構成によれば、第2タイミングMの調整を第1タイミングLの調整とは別に行う必要がないため、糸Yの糸端に形成される繊維束部Y1の長さを容易に調整することができる。
第2タイミングMは、紡績位置において糸Yの糸端に撚りが与えられた後に紡績位置から退避位置への空気紡績装置7の移動が開始するように、設定されている。この構成によれば、紡績位置から退避位置への空気紡績装置7の移動に阻害されることなく糸Yの糸端に確実に撚りが与えられるため、糸Yの糸端に形成される繊維束部Y1の長さを適切に調整することができる。なお、第1タイミング及び第2タイミングの少なくとも1つが、紡績位置において糸Yの糸端に撚りが与えられた後に紡績位置から退避位置への空気紡績装置7の移動が開始するように、調整されてもよい。
紡績機1では、ドラフト装置6と空気紡績装置7との間の領域Cに空気を噴射する噴射装置14を備える。この構成によれば、噴射装置14に空気を噴射させることで、繊維束Fを分断することができる。このため、噴射装置14から空気を噴射する第3タイミングNを調整することで、繊維束部Y1の長さを適切に調整することができる。
紡績機1では、第1タイミングLの調整に関する動作を制御するユニットコントローラ10を備える。この構成によれば、糸欠陥が検出されて紡績を中断する場合、又はパッケージPが満巻状態と判断されて紡績を終了する場合等の条件に応じて、繊維束部Y1の長さを自動的に調整することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。
上記実施形態では、第2タイミングMは、第1タイミングLから所定時間の経過時に設定されているが、ユニットコントローラ10によって調整可能であってもよい。繊維束部Y1の長さを長くする場合には、図7(a)に示されるように、第2タイミングMは、相対的に早くなるように(例えば、図7(b)に示される第2タイミングMよりも早くなるように)調整される。これにより、糸Yの糸端に十分に撚りが与えられないので、繊維束部Y1の長さが長くなる。繊維束部Y1の長さを長くする場合とは、例えば、糸継動作を行う際に、糸Yの糸端が確実に捕捉されるようにする場合などがある。一方で、繊維束部Y1の長さを短くする場合には、図7(b)に示されるように、第2タイミングMは、相対的に遅くなるように(例えば、図7(a)に示される第2タイミングMよりも遅くなるように)調整される。これにより、糸Yの糸端に十分に撚りが与えられるので、繊維束部Y1の長さが短くなる。繊維束部Y1の長さを短くする場合には、例えば、糸貯留装置50の糸貯留ローラに繊維束部Y1が残留しないようにする場合がある。このように、第2タイミングMは、繊維束部Y1の長さを短くする場合ほど遅くなるように、ユニットコントローラ10によって調整されてもよい。
上記変形例の紡績機1及び紡績機1において実施される紡績方法では、ドラフト装置6によるドラフト動作が停止した場合に、紡績位置から退避位置への空気紡績装置7の移動が開始させられると、空気紡績装置7において糸Yの糸端に適切に撚りが与えられず、糸Yの糸端に繊維束部Y1が形成される。紡績機1及びその紡績方法では、ドラフト装置6によるドラフト動作が停止した場合に、紡績位置から退避位置への空気紡績装置7の移動を開始させる第2タイミングが調整されるため、糸Yの糸端に形成される繊維束部Y1の長さを調整することができる。なお、ドラフト装置によるドラフト動作が停止した場合に、空気の噴射を停止させる第1タイミング、及び紡績位置から退避位置への空気紡績装置の移動を開始させる第2タイミングの両方が調整されてもよい。
上記実施形態では、第3タイミングNは、第2タイミングMから所定時間の経過時に設定されているが、ユニットコントローラ10によって調整可能であってもよい。繊維束部Y1の長さを短くする場合には、図8(a)に示されるように、第3タイミングNは、相対的に早くなるように(例えば、図8(b)に示される第3タイミングNよりも早くなるように)調整される。これにより、噴射装置14によって切断される糸Yの糸端の長さが長くなるため、繊維束部Y1の長さが短くなる。繊維束部Y1の長さを短くする場合とは、例えば、糸継動作を行う際に、糸Yの糸端が確実に捕捉されるようにする場合などがある。一方で、繊維束部Y1の長さを長くする場合には、図8(b)に示されるように、第3タイミングNは、相対的に遅くなるように(例えば、図8(a)に示される第3タイミングNよりも遅くなるように)調整される。これにより、噴射装置14によって切断される糸Yの糸端の長さが短くなるため、繊維束部Y1の長さが長くなる。繊維束部Y1の長さを長くする場合には、例えば、糸貯留装置50の糸貯留ローラに繊維束部Y1が残留しないようにする場合がある。このように、第3タイミングNは、繊維束部Y1の長さを短くする場合ほど早くなるように、ユニットコントローラ10によって調整されてもよい。
上記実施形態及び上記変形例では、ユニットコントローラ10が第1タイミングL、第2タイミングM、及び第3タイミングNの調整に関する動作を制御しているが、第1タイミングL、第2タイミングM、及び第3タイミングNの少なくとも何れかを調整するための調整機構を別に設け、ユニットコントローラ10を介さず、オペレータが当該調整機構によって第1タイミングL、第2タイミングM、及び第3タイミングNの少なくとも何れかを直接調整してもよい。例えば、複数のノズル74と連通する空気経路の長さを調整できる空気紡績装置において、当該空気経路の長さをオペレータに調整させてもよい。当該空気経路の長さを調整することにより、複数のノズル74から空気が噴射されるタイミングが変化するので、第1タイミングLを調整することができる。また、例えば、紡績位置及び退避位置に空気紡績装置7を移動させるアクチュエータ(例えばエアシリンダ)と空気紡績装置7との位置関係を調整できる紡績機1において、当該位置関係をオペレータに調整させてもよい。当該位置関係を調整することにより、アクチュエータが空気紡績装置7に作用し始めるタイミングが変化するので、第2タイミングMを調整することができる。このように、ユニットコントローラ10を介さず、第1タイミングL、第2タイミングM、及び第3タイミングNの少なくとも何れかを直接調整する構成であってもよい。
上記実施形態では、タイミングKを基準として第1タイミングLが調整されたが、例えば、糸監視装置8から糸欠陥検出信号が入力されるタイミングを基準として、第1タイミングLが調整されてもよい。第2タイミングMも同様で、糸監視装置8から糸欠陥検出信号が入力されるタイミングを基準として、第2タイミングMが調整されてもよい。
上記実施形態では、噴射装置14は領域Cに対してトップローラ65b側に位置し、吸引装置15は領域Cに対してボトムローラ65a側に位置しているが、噴射装置14と吸引装置15との位置を入れ替えてもよい。
上記実施形態では、噴射装置14の空気の噴射によって繊維束Fを分断しているが、噴射装置14による空気の噴射は行わなくてもよい。
紡績機1の各構成の材料及び形状には、上述した材料及び形状に限らず、様々な材料及び形状を適用することができる。ニードル75を省略し、繊維案内部71の下流側端部がニードル75の機能を有するようにしてもよい。また、フロントローラ対65は、他の紡績ユニット2のフロントローラ対65と共通の駆動源に接続されている必要は無く、個別の駆動源から各々に駆動力が付与されていてもよい。フロントローラ対65に限らず、他の各ローラ対61,62,64も同様で、個別の駆動源から各々に駆動力が付与されていてもよい。
1…紡績機、6…ドラフト装置、7…空気紡績装置、10…ユニットコントローラ(制御部)、14…噴射装置、73…紡績室、L…第1タイミング、M…第2タイミング、F…繊維束、Y…糸。
Claims (8)
- 繊維束をドラフトするドラフト装置と、
紡績位置、及び前記紡績位置よりも前記ドラフト装置から遠い退避位置に移動可能であり、前記紡績位置において紡績室に空気を噴射することにより、前記ドラフト装置でドラフトされた前記繊維束に撚りを与えて糸を生成する空気紡績装置と、を備え、
前記ドラフト装置によるドラフト動作が停止した場合に、空気の噴射を停止させる第1タイミング、及び前記紡績位置から前記退避位置への前記空気紡績装置の移動を開始させる第2タイミングの少なくとも1つが調整される、紡績機。 - 前記ドラフト装置を停止させるタイミングを基準として、前記第1タイミング及び前記第2タイミングの少なくとも1つが調整される、請求項1記載の紡績機。
- 前記第1タイミングは、前記糸の糸端に形成される繊維束部の長さを短くする場合ほど遅くなるように、調整される、請求項1又は2記載の紡績機。
- 前記第2タイミングは、前記第1タイミングに連動するように設定される、請求項3記載の紡績機。
- 前記第1タイミング及び前記第2タイミングの少なくとも1つは、前記紡績位置において前記糸の糸端に撚りが与えられた後に前記紡績位置から前記退避位置への前記空気紡績装置の移動が開始するように、調整される、請求項1〜4のいずれか一項記載の紡績機。
- 前記ドラフト装置と前記空気紡績装置との間の領域に空気を噴射する噴射装置を更に備える、請求項1〜5のいずれか一項記載の紡績機。
- 前記第1タイミング及び前記第2タイミングの少なくとも1つの調整に関する動作を制御する制御部を更に備える、請求項1〜6のいずれか一項記載の紡績機。
- 繊維束をドラフトするドラフト装置と、紡績位置、及び前記紡績位置よりも前記ドラフト装置から遠い退避位置に移動可能であり、前記紡績位置において紡績室に空気を噴射することにより、前記ドラフト装置でドラフトされた前記繊維束に撚りを与えて糸を生成する空気紡績装置と、を備える紡績機において実施される紡績方法であって、
前記ドラフト装置によるドラフト動作が停止した場合に、空気の噴射を停止させる第1タイミング、及び前記紡績位置から前記退避位置への前記空気紡績装置の移動を開始させる第2タイミングの少なくとも1つが調整される、紡績方法。
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