JP2015223599A - 閉塞鍛造の前処理方法及び装置 - Google Patents

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和朗 神田
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英明 竹川
明彦 池田
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明彦 池田
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【課題】閉塞鍛造用粗材の加熱処理において加熱後の温度分布を均一又は所望の温度分布にできる閉塞鍛造の前処理方法及び前処理装置を提供する。【解決手段】閉塞鍛造を実施する前に、前記閉塞鍛造に供される粗材Mの所定部位M1,M2,M3ごとに、異なる加熱エネルギを与える加熱源11,12,13を用いて加熱処理する工程を有し、前記加熱源は、単一又は複数の誘導加熱コイル11を含み、前記粗材Mは前記誘導加熱コイル11に囲繞された状態で加熱され、前記誘導加熱コイル11は、単一のコイルからなり、前記粗材の所定部位に対応する部位111,112,113ごとにコイル巻数が異なる。【選択図】 図1

Description

本発明は、閉塞鍛造の前処理方法及び装置に関するものである。
バリの発生を抑え歩留まりを向上させるために、内燃機関のコネクティングロッド等の成形加工に閉塞鍛造法が採用されている(特許文献1)。この種の閉塞鍛造法では、型彫りに対するボリュームが最適化された閉塞鍛造用粗材が用いられ、閉塞鍛造用金型にセットする前にこの閉塞鍛造用粗材を所定温度に加熱処理することが行われている。以下、こうした加熱処理を含めて閉塞鍛造前に行う各種処理を前処理という。
特開2012−24770号公報
しかしながら、閉塞鍛造用粗材は製品形状に応じた形状とされるので、部位ごとに肉厚が異なる異径形状となることが少なくない。そのため、閉塞鍛造前の加熱処理を行った際に熱容量が異なる部位ごとに温度差が生じ、このように閉塞鍛造用粗材の温度が不均一であると、低温の部分では充填効率が低下し、欠肉不良が生じ易いという問題がある。また、高温の部分ではダイクエンチ時間が長くなるという問題がある。
本発明が解決しようとする課題は、閉塞鍛造用粗材の加熱処理において加熱後の温度分布を均一又は所望の温度分布にできる閉塞鍛造の前処理方法及び前処理装置を提供することである。
本発明は、閉塞鍛造用粗材の所定部位ごとに異なる加熱エネルギを与える加熱源を用いて加熱処理することにより、上記課題を解決する。
本発明によれば、閉塞鍛造用粗材に対し、加熱源を用いて所定部位ごとに異なる加熱エネルギを与えるので、熱容量が大きい部位には大きな加熱エネルギが与えられ、熱容量が小さい部位には小さい加熱エネルギが与えられることで、閉塞鍛造用粗材の加熱温度を均一にすることができる。また、閉塞鍛造用粗材の部位に応じて所望の加熱エネルギを与えることで閉塞鍛造用粗材を所望の温度分布とすることができる。
本発明に係る閉塞鍛造の前処理装置の一実施の形態を示す図である。 本発明に係る閉塞鍛造の前処理方法及び装置に適用される被前処理物の一例を示す斜視図及び側面図である。 図2の被前処理物を閉塞鍛造する第1工程を示す平面図及び側面図である。 図2の被前処理物を閉塞鍛造する第2工程を示す平面図である。 図2の被前処理物を閉塞鍛造して得られる鍛造品(コネクティングロッド)を示す平面図である。 本発明に係る閉塞鍛造の前処理装置の他の実施の形態を示す図である。 本発明に係る閉塞鍛造の前処理装置のさらに他の実施の形態を示す図である。 本発明に係る閉塞鍛造の前処理装置のさらに他の実施の形態を示す図である。 図1に示す前処理装置を用いて前処理を行った際の処理時間と被前処理物の温度との関係を示すグラフである。
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。本例は、図3Cに示す内燃機関のピストンピンとクランクピンとを連結するコネクティングロッドの主要部C(以下、単にコネクティングロッドCともいう。)を閉塞鍛造法により製造する際の前処理として、その閉塞鍛造用粗材Mを加熱処理する方法及び装置に関するものである。図3Cに示すコネクティングロッドCは、S45Cなどの機械構造用炭素鋼材等から構成され、クランクピンに連結される大端部C1(実際には大端部の半分)と、ピストンピンに連結される小端部C2と、これら大端部C1と小端部C2とを連結するI字状の連結部C3と、から構成されている。
こうした形状のコネクティングロッドCを閉塞鍛造法により成形する場合、大端部C1、小端部C2及び連結部C3のそれぞれの最終形状が相違するため、材料体積を最適化した形状の粗材が鍛造用粗材Mとして準備される。たとえば、図3Cに示す鍛造品たるコネクティングロッドCを得るために最適化した鍛造用粗材Mの一例を図2に示す。図示する鍛造用粗材Mは、コネクティングロッドCの大端部C1に対応する一方の端部M1と、小端部C2に対応する他方の端部M2と、連結部C3に対応する中央部M3とから構成されている。
図2に示す鍛造用粗材Mは、図3Aに示す第1の鍛造用金型2Aにより第1の鍛造が施された後、図3Bに示す第2の鍛造用金型2Bにより第2の鍛造が施され、これにより図3Cに示す鍛造品Cが製造される。なお、最終的なコネクティングロッドCは、図3Cに示す鍛造品の大端部C1及び小端部C2に対して、外周切断などのプレス加工や穴明けなどの機械加工を施すことにより製造されることになる。またこのような閉塞鍛造法は、特に限定されることはなく、たとえば上述した特許文献1に記載の閉塞鍛造法を用いることができる。
なおここで、図3Cに示す鍛造品Cの形状からすると、鍛造用粗材Mの両端部M1,M2の成形負荷が大きく、しかも鍛造後にプレス加工や機械加工を行う必要がある。これに対して、中央部M3については鍛造後の後加工が必要とされない。そのため、鍛造用粗材Mの中央部M3についてはダイクエンチを行って強度を確保するべく、たとえば850℃の加熱温度とする一方で、後加工が必要とされしかも成形負荷が大きい両端部M1,M2についてはダイクエンチを行わないで成形荷重を低減するべく、たとえば1200℃の加熱温度とする。
ちなみに、ダイクエンチとは、加熱した鋼材を金型で成形すると同時に、その金型と鋼材の接触による冷却を利用し鋼材の焼入れを行うことで、高強度プレス加工部品を製作する工法である。鋼材をオーステナイト組織が現れる温度(Ms点)以上に加熱し、金型による冷却にて焼入れを行い、マルテンサイト変態を引き起こすものである。ダイクエンチを行うと、ほぼ形状の成形が完了した後に組織変態が生じているため、成形時に生じる残留応力発生が少ない。この残留応力が少ないことの利点として、スプリングバックが少なく形状凍結性が良く、遅れ破壊の可能性が少ないといったことが挙げられる。その一方で、焼入れ完了後の状態では高強度であるため、追加の塑性加工やプレス加工による部品外周の切断が困難である。
図1は、本例の前処理装置1を示す図であり、図2に示す鍛造用粗材に加熱エネルギを与える誘導加熱コイル11と、当該誘導加熱コイル11に交流電力を供給する交流電源12と、当該交流電源12からの電力を制御する制御部13と、を備える。本例の誘導加熱コイル12は、電磁誘導原理を利用した加熱エネルギを与える加熱源であって、当該誘導コイル12に交流電流を流すと向き及び強度の変化する磁力線が生じ、この磁力線の影響により強磁性体及び導体である鍛造用粗材Mに渦電流が流れ、内部抵抗×(電流の二乗)のジュール熱が発生することにより、鍛造用粗材Mを加熱する。
本例の誘導加熱コイル11は、太さが一様な1本の導電性線材をコイル状に巻回したものであり、その円筒形の内部空間14に鍛造用粗材Mが収容され、この状態で加熱処理が行われる。上述したとおり、閉塞鍛造前の加熱条件として、鍛造用粗材Mの中央部M3については850℃の加熱温度とされる一方で、両端部M1,M2については1200℃の加熱温度とされるため、特に本例の誘導加熱コイル11は、鍛造用粗材Mの部位ごとに異なる加熱エネルギを与える構成とされている。以下、鍛造用粗材Mの部位M1,M2,M3ごとに異なる加熱エネルギを与える構成例を説明する。
図1に示す第1例の誘導加熱コイル11は、内部空間14に収容された鍛造用粗材Mの軸方向に対し、一方の端部M1に対応する誘電加熱コイル11の部位111は、内径D2の1巻と内径D1(>D2)の3巻のコイルとし、他方の端部M2に対応する部位112は、内径D1の3巻とし、中央部M3に対応する部位113は、内径D1の2巻としたものである。
つまり、部位111の内径D2の1巻を除き、コイル径D1が同じでコイルの巻き数により異なる加熱エネルギを与えるものである。誘導加熱コイル11からの電磁誘導によって鍛造用粗材Mに流れる電流は誘導加熱コイル11の巻き数に比例することから、加熱温度の高い両端部M1,M2に対しては巻き数を相対的に多くし、加熱温度の低い中央部M3に対しては巻き数を相対的に少なくする。また、加熱温度が等しい両端部M1,M2については、その熱容量が他方の端部M2に比べて一方の端部M1の方が大きいので、部位111は内径D2が小さい1巻を追加する。
図1に示す第1例の誘導加熱コイル11は、主としてコイルの巻き数を異ならしめることで鍛造用粗材Mの部位ごとに異なる加熱エネルギを与える構成としたが、これに代えて又はこれに加えてコイル径(内径)を異ならしめることで鍛造用粗材Mの部位ごとに異なる加熱エネルギを与える構成としてもよい。図4の右図に示す第2例の誘導加熱コイル11は、太さが一様な1本の導電性線材をコイル状に巻回したものであり、左図に示す鍛造用粗材Mの軸方向に対し、一方の端部M1に対応する誘電加熱コイル11の部位111は、内径D2の3巻のコイルとされ、他方の端部M2に対応する部位112は、内径D1(>D2)の3巻とされ、中央部M3に対応する部位113は、内径D1の2巻とされている。
つまり、加熱温度が等しい両端部M1,M2については、その熱容量が他方の端部M2に比べて一方の端部M1の方が大きいので、巻き数が同じでコイル径D1,D2により異なる加熱エネルギを与えるものである。誘導加熱コイル11からの電磁誘導によって鍛造用粗材Mに流れる電流は誘導加熱コイル11の磁界の強さに比例し磁界の強さは誘電加熱コイル11と鍛造用粗材Mとの距離の二乗に反比例することから、加熱温度は等しいが熱容量の大きい一方の端部M1に対してはコイル径D2を相対的に小さくし、熱容量の小さい他方の端部M2に対してはコイル径D1を相対的に大きくする。なお、加熱温度の高い他方の端部M2に対してはコイル径D1を等しくして巻き数(3巻)を相対的に多くし、加熱温度の低い中央部M3に対してはコイル径D1を等しくして巻き数(2巻)を相対的に少なくする。また、加熱温度の高い一方の端部M1に対してはコイル径D2を相対的に小さくするとともに巻き数(3巻)を相対的に多くし、加熱温度の低い中央部M3に対してはコイル径D1を相対的に大きくするとともに巻き数(2巻)を相対的に少なくする。
図1及び図4に示す第1例及び第2例の誘導加熱コイル11は、図2に示す鍛造用粗材Mの形状に応じた構成とされているが、鍛造用粗材Mの形状が異なればその形状に応じて誘導加熱コイル11の構成も異ならしめることができる。図5の左図は第3例の誘導加熱コイル11を示し、右図は第4例の誘導加熱コイル11を示す。鍛造用粗材Mの形状によっては、第3例の誘導加熱コイル11のように、太さが一様な1本の導電性線材をコイル状に巻回し、一方の端部M1に対応する誘電加熱コイル11の部位111は、内径D1の3巻のコイルとし、他方の端部M2に対応する部位112は、内径D2(<D1)の3巻とし、中央部M3に対応する部位113は、0巻としてもよい。この第3例の誘導加熱コイル11によれば、他方の端部M2に対する加熱エネルギが最も大きく、次に一方の端部M1に対する加熱エネルギが大きくなり、中央部M3に対する加熱エネルギを極端に小さくすることができる。
また、図5の右図に示す第4例の誘導加熱コイル11は、太さが一様な1本の導電性線材をコイル状に巻回したものであり、一方の端部M1に対応する誘電加熱コイル11の部位111は、内径D1の3巻のコイルとし、他方の端部M2に対応する部位112は、内径D2(<D1)の3巻とし、中央部M3に対応する部位113は、内径D2の3巻としたものである。この第3例の誘導加熱コイル11によれば、他方の端部M2に対する加熱エネルギと中央部M3に対する加熱エネルギを大きくし、一方の端部M1に対する加熱エネルギを小さくすることができる。
図1、図4及び図5に示す第1例〜第4例の誘導加熱コイル11は、太さが一様な1本の導電性線材をコイル状に巻回したものであるが、これに代えて複数の誘導加熱コイル11A,11B,11Cから構成し、各誘電加熱コイル11A,11B,11Cに供給する電力を異ならしめることで鍛造用粗材Mの部位ごとに異なる加熱エネルギを与える構成としてもよい。図6に示す第5例の前処理装置1は、3つの誘電加熱コイル11A,11B,11Cと、当該3つの誘導加熱コイル11A,11B,11Cのそれぞれに交流電力を供給する交流電源12A,12B,12Cと、当該3つの交流電源12A,12B,12Cからの電力をそれぞれ制御する制御部13A,13B,13Cと、を備える。各誘電加熱コイル11A,11B,11Cの導電性線材の太さ、コイル内径D、及び巻き数はいずれも等しくされている。
そして、鍛造用粗材Mの加熱温度が、第1例のように鍛造用粗材Mの中央部M3については850℃の加熱温度とされる一方で、両端部M1,M2については1200℃の加熱温度とされる場合には、各制御部13A,13B,13Cにより、誘導加熱コイル11Aに供給する電力を最も大きく、次に誘導加熱コイル11Bに供給する電力を大きくし、誘導加熱コイル11Cに供給する電力を最も小さくする。
またはこれに代えて、3つの誘導加熱コイル11A,11B,11Cの導電性線材の太さを異ならせてもよい。線材が太いほど大きな電流が流れるので加熱エネルギを大きくすることができる。したがって、加熱温度が高い部位や熱容量が大きい部位に対しては相対的に太い線材からなる誘導加熱コイル11を用いればよい。
図7は、図1に示す前処理装置1を用いて、鍛造用粗材Mの中央部M3については850℃の加熱温度、両端部M1,M2については1200℃の加熱温度となるように制御部13を調整し、加熱処理を行った場合の鍛造用粗材Mの内部温度を測定した実験データである。同図に示すように、加熱開始T1から両端部M1,M2及び中央部M3の温度は急激に上昇するが、中央部M3については途中で昇温速度が低下し、その後、両端部M1,M2が1200℃に達するのと前後して中央部M3が850℃に達する(加熱終了T2)。ここで加熱処理を終了し、誘導加熱コイル11の内部空間14から鍛造用粗材Mを取り出し、図3に示す閉塞鍛造用金型に搬送してセットする(閉塞鍛造開始T3)。この鍛造開始により中央部M3は850℃から冷却されることでダイクエンチが行われる。これに対して、両端部M1,M2については、閉塞鍛造開始時においても1100℃を超える温度が維持され、これにより変形が容易となり欠肉不良を低減できることが理解される。
以上のように、本例の閉塞鍛造の前処理方法及び前処理装置によれば、閉塞鍛造に供される鍛造用粗材Mの所定部位M1,M2,M3ごとに、異なる加熱エネルギを与える部位111,112,113を有する誘導加熱コイル11を用いて加熱処理を行うので、加熱温度を低くしてダイクエンチを行う所定部位M2に対しては加熱温度を低くすることができる一方、加熱温度を高くして成形荷重を下げ成形性を高めるともに後加工のためにダイクエンチは行わない温度まで加熱することができる。
そして、従来、コネクティングロッドのような高強度材料からなる複雑な形状の部品は、素材を1200℃程度に熱し、これを切断し、潰したのち、荒地鍛造し、仕上げ鍛造及びバリ取りをし、最後にトリミングするといった熱間鍛造法により製造されることが多いが、本例では閉塞鍛造法により製造するので、バリが少なく歩留まりが向上する。
また本例の閉塞鍛造の前処理方法及び前処理装置によれば、誘導加熱コイル11を単一のコイルから構成し、部位111,112,113ごとに異なるコイル数としたため、簡単な構成で鍛造用粗材Mの所定部位M1,M2,M3ごとに加熱温度を異ならしめることができる。
また本例の閉塞鍛造の前処理方法及び前処理装置によれば、誘導加熱コイル11を単一のコイルから構成し、部位111,112,113ごとに異なるコイル径としたため、簡単な構成で鍛造用粗材Mの所定部位M1,M2,M3ごとに加熱温度を異ならしめることができる。
また本例の閉塞鍛造の前処理方法及び前処理装置によれば、誘導加熱コイル11を複数のコイルから構成し、部位111,112,113ごとに異なる加熱エネルギとしたため、鍛造用粗材Mの形状が相違しても汎用することができるとともに、所定部位M1,M2,M3ごとに加熱温度を異ならしめることができる。
上記誘導加熱コイル11,交流電源12及び制御部13は本発明に係る加熱源及び加熱部に相当し、上記鍛造用粗材Mの部位M1,M2、M3は本発明に係る粗材の所定部位に相当し、上記誘導加熱コイル11の部位111,112,113は本発明に係る粗材の所定部位に対応する部位に相当する。
1…前処理装置
11,11A,11B,11C…誘導加熱コイル
111,112,113…コイルの部位
12,12A,12B,12C…交流電源
13,13A,13B,13C…制御部
M…鍛造用粗材
M1…一方の端部
M2…他方の端部
M3…中央部
C…コネクティングロッド
C1…大端部
C2…小端部
C3…連結部
2A…第1の鍛造用金型
2B…第2の鍛造用金型

Claims (10)

  1. 閉塞鍛造を実施する前に、前記閉塞鍛造に供される粗材の所定部位ごとに、異なる加熱エネルギを与える加熱源を用いて加熱処理する工程を有する閉塞鍛造の前処理方法。
  2. 前記加熱源は、単一又は複数の誘導加熱コイルを含み、前記粗材は前記誘導加熱コイルに囲繞された状態で加熱される請求項1に記載の閉塞鍛造の前処理方法。
  3. 前記誘導加熱コイルは、単一のコイルからなり、前記粗材の所定部位に対応する部位ごとにコイル巻数が異なる請求項2に記載の閉塞鍛造の前処理方法。
  4. 前記誘導加熱コイルは、単一のコイルからなり、前記粗材の所定部位に対応する部位ごとにコイル径が異なる請求項2又は3に記載の閉塞鍛造の前処理方法。
  5. 前記加熱源は、前記粗材の所定部位に対応する複数のコイルからなり、これらコイルごとに出力する加熱エネルギが異なる請求項2に記載の閉塞鍛造の前処理方法。
  6. 閉塞鍛造を実施する前に当該閉塞鍛造に供される粗材を加熱する前処理装置において、
    前記粗材の所定部位ごとに、異なる加熱エネルギを与える加熱部を有する閉塞鍛造の前処理装置。
  7. 前記加熱部は、前記粗材を囲繞して収容する内部空間を有する、単一又は複数の誘導加熱コイルを含む請求項6に記載の閉塞鍛造の前処理装置。
  8. 前記誘導加熱コイルは、単一のコイルからなり、前記粗材の所定部位に対応する部位ごとにコイル巻数が異なる請求項7に記載の閉塞鍛造の前処理装置。
  9. 前記誘導加熱コイルは、単一のコイルからなり、前記粗材の所定部位に対応する部位ごとにコイル径が異なる請求項7又は8に記載の閉塞鍛造の前処理装置。
  10. 前記加熱部は、前記粗材の所定部位に対応する複数のコイルからなり、これらコイルごとに出力する加熱エネルギが異なる請求項7に記載の閉塞鍛造の前処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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