JP2015223485A - 遊技機 - Google Patents

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雅 瀧澤
Masa Takizawa
雅 瀧澤
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Abstract

【課題】可動体を含む一体役物としての一体性を容易に確保でき、しかも可動体の装飾部の損傷による見栄えの低下を防止できるようにする。
【解決手段】当接部57同士が当接可能な複数の可動体45を有する可動演出手段30を備えている。可動体45は直線運動又は旋回運動可能であり、当接部57の他に、金属メッキ等が施された装飾部51と、当接部57の当接時の前後方向の位置ズレを防止する位置決め手段50とを備えている。当接部57は可動体45の装飾部51以外の部分に設けられている。
【選択図】図11

Description

本発明は、パチンコ機、アレンジボール機、スロットマシン等の遊技機に関するものである。
パチンコ機等の遊技機は、遊技盤の略中央に配置された液晶式等の画像表示手段と、この画像表示手段の前側で出退する可動演出手段とを備え、画像表示手段に表示される演出画像と可動演出手段の可動体の移動とを組み合わせて、特別遊技状態その他の遊技状態を演出する演出形態が採用される傾向にある。
この可動演出手段には、従来、左右一対の可動体を左右方向に直線的に出退移動可能に備えた直線移動式のもの(特許文献1)や、左右一対の可動体を前後方向の支軸廻りに出退回動可能に備えた回動式のもの(特許文献2)がある。
各可動体には合成樹脂製の本体部の表面に金メッキその他の二次加工を施した装飾部を有するものが使用されており、両者が画像表示手段の画像表示部から退避する第1位置から画像表示部の前側の第2位置へと移動したときに、その装飾部の対向端面同士が当接して、両可動体が合体して一つの合体役物として機能するようになっている。
特開2007−61487号公報 特開2013−111182号公報
従来の可動演出手段では、できるだけ両可動体の一体性を持たせる必要から、第2位置で両者の装飾部の対向端面同士を当接させているため、稼動期間が長期になれば、当接時の衝撃、摩擦等により装飾部の対向端面側のメッキが剥離する等の損傷が著しくなり、可動演出手段の見栄えが低下する問題がある。
そこで、両可動体が第2位置側に移動したときに、両者が所定の隙間を介して近接した状態で停止させることも考えられる。しかし、両可動体間の間隔を小さくすれば、各可動体の停止精度が要求される上に、可動体の動きが緩慢になる等の問題があり、また両可動体間の間隔を大にすれば、停止精度等の問題を容易に解消できるが、逆に両可動体による一体役物としての一体性に欠ける等の問題が生じることとなる。
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、可動体を含む一体役物としての一体性を容易に確保でき、しかも可動体の装飾部の損傷による見栄えの低下を防止できる遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、当接部が相手側に当接可能な可動体を含む可動演出手段を備えた遊技機において、前記当接部を前記可動体の装飾部以外の部分に備えたものである。
前記可動演出手段は前記当接部同士が当接可能な複数の前記可動体を備えたものでもよい。また前記可動体は直線運動又は旋回運動可能であってもよい。前記可動体は前記装飾部の後側に前記当接部を備えたものでもよい。
更に前記当接部は非直線状であってもよい。前記可動体の前後方向に位置決めする位置決め手段を備えたものでもよい。
本発明では、可動体を含む一体役物としての一体性を容易に確保でき、しかも可動体の装飾部の損傷による見栄えの低下を防止できる利点がある。
本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の正面図である。 同要部の縦断面図である。 同要部の横断面図である。 同可動演出手段の正面図である。 同可動演出手段の背面図である。 同可動演出手段の縦断面図である。 同図4のX矢示断面図である。 同図4のY矢示断面図である。 同図4のZ矢示断面図である。 (a)は位置決め手段の断面図、(b)はその正面図である。 同可動演出手段の分解斜視図である。 本発明の第2の実施形態を示す可動演出手段の正面図である。 同横断面図である。 本発明の第3の実施形態を示す可動演出手段の正面図である。 本発明の第4の実施形態を示す可動演出手段の一部破断正面図である。 同横断面図である。
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて詳述する。
図1〜図11は本発明をパチンコ機に採用した第1の実施形態を例示する。パチンコ機1は図1〜図3に示すように矩形状の外枠2と、この外枠2の前側に装着された前枠3とを備えている。前枠3は左右一端側が上下一対の前枠3用のヒンジ4により外枠2に縦軸廻りに開閉自在に枢支されている。
外枠2と前枠3とにより遊技機本体が構成されている。前枠3には上部側の遊技盤装着部(図示省略)に遊技盤5が着脱自在に装着され、その遊技盤5の前側にガラス扉6が、ガラス扉6の下側に前面扉7が夫々配置されている。
ガラス扉6、前面扉7はヒンジ4と略同一軸心を有するヒンジ8により前枠3に開閉自在に枢着されている。なお、ガラス扉6と前面扉7とを一体化して、一つの開閉扉を構成するようにしても良い。
ガラス扉6は遊技盤5の遊技領域10に対応する窓孔11を有する扉枠12と、窓孔11を塞ぐように扉枠12の後側に着脱自在に装着されたガラス板ユニット13とを備え、扉枠12の上部に左右一対のスピーカ14が設けられている。ガラス板ユニット13は前後二枚のガラス板15と、このガラス板15を外周側で保持する保持部材(図示省略)とを備え、ガラス板15を介して遊技領域10を視認できるようになっている。
前面扉7の前側には、発射用の遊技球を貯留する球供給皿17と、余剰球を貯留する球受け皿18とが上下に配置され、その側方に遊技球を発射する発射手段(図示省略)の発射ハンドル19が設けられている。球供給皿17の前側にはチャンスボタン20、回転発光手段21が設けられている。発射ハンドル19は発射手段の作動用であって、この発射ハンドル19を操作したときに発射手段が作動して、球供給皿17から球送り手段(図示省略)を経て供給される遊技球を1個ずつ遊技盤5側へと発射するようになっている。
遊技盤5の前面には略円形状の遊技領域10があり、この遊技領域10はガイドレール16と前飾り部材とにより取り囲まれている。ガイドレール16は発射手段から発射された遊技球を遊技領域10の上部側へと案内するようになっている。
遊技領域10には、図1に示すように、画像表示手段22、普通図柄始動手段23、特別図柄始動手段24、可変入賞手段25、普通入賞手段26、普通図柄表示手段28、特別図柄表示手段29、可動演出手段30等の各種の遊技部品が配置されている。
画像表示手段22は遊技領域10の左右方向の略中央の上部に配置され、また、特別図柄始動手段24、可変入賞手段25は画像表示手段22の下側に上下に配置されている。普通図柄始動手段23は画像表示手段22とガイドレール16との間に配置されている。特別図柄始動手段24は非開閉式入賞口24aと開閉式入賞口24bとを有する。普通入賞手段26は可変入賞手段25の左右両側に設けられている。
画像表示手段22は、支持部材32を介して遊技盤5に裏側から装着された液晶式等の画像表示部33と、画像表示部33に対応する表示窓34を有し且つ遊技盤5に前側から装着された前飾り用の前構造体35とを備え、前構造体35の上部側の前面に普通図柄表示手段28と特別図柄表示手段29とが装着されている。画像表示部33、前構造体35は遊技盤5の開口5aに対応して前後両側に配置されている。
前構造体35の下部側には、遊技球の画像表示部33側への進入を阻止する板状の進入阻止部材36が左右方向に配置され、この進入阻止部材36の前側に前構造体35に装着された転動部37が設けられている。進入阻止部材36は透明板又は不透明板により構成されている。転動部37は前構造体35のワープ口38から誘導通路39を経て案内される遊技球を左右に転動させて、その案内部37aを経て遊技盤5の前側へと落下させるようになっている。
普通図柄表示手段28は普通図柄を変動表示するためのもので、複数種類の普通図柄(例えば二種類の「○」「×」)に対応する複数個の発光素子により構成されており、普通図柄始動手段23が遊技球を検出することを条件に2個の発光素子が交互に点灯するように所定時間点滅して、普通図柄始動手段23の遊技球の検出時に抽選した乱数値が予め定められた特定遊技判定値と一致した場合に特定態様の「○」側の発光素子が点灯し、それ以外の場合に非特定態様の「×」側の発光素子が点灯して停止する。
特別図柄表示手段29は発光部位の変化等で特別図柄を変動表示可能なセグメント式等により構成されており、特別図柄始動手段24が遊技球を検出することを条件に、特別図柄が所定時間変動して、特別図柄始動手段24の遊技球の検出時に抽選された乱数値が予め定められた特別遊技判定値と一致した場合に所定の特別遊技態様で、それ以外の場合に非特別遊技態様で停止するようになっている。
特別図柄始動手段24の開閉式入賞口24bは、普通図柄表示手段28の変動後の停止図柄が特定態様となったときに所定時間(短時間)だけ開放するようになっている。可変入賞手段25は可変入賞口25aを開閉する開閉板25bを有し、特別図柄表示手段29の変動後の特別図柄が特別遊技態様となって特別遊技状態が発生したときに開閉板25bが前側に開放して、上方から落下する遊技球を入賞させるようになっている。
特別遊技状態中は開閉板25bの開放から所定時間(例えば30秒程度)が経過するか、その間に所定数(例えば10個)の遊技球が入賞したときに開閉板25bを閉じる動作を1ラウンドとし、この動作を所定回数(例えば16ラウンド)継続するようになっている。
画像表示部33は待機中にデモ画像を表示し、遊技中に特別図柄表示手段29の特別図柄に対応する演出図柄を変動表示する等、必要に応じて適宜タイミングで各種の演出画像を随時表示して画像演出を行うためのものである。
即ち、特別図柄表示手段29の特別図柄の変動に際しては、その特別図柄の変動に同期して1個又は複数個、例えば3個の演出図柄41a〜41cが画像表示部33に変動表示される。この演出図柄41a〜41cは特別図柄始動手段24の遊技球の検出を条件に、抽選により決定された所定の演出図柄変動パターンを経て所定時間変動した後、特別図柄の変動終了に同期して所定の順序(例えば左、右、中等の順序)で順次停止する。
演出図柄41a〜41cの変動後の停止図柄は、特別図柄が特別遊技態様で停止する場合には全てが揃う特別演出態様となり、特別図柄が非特別遊技態様で停止する場合には少なくとも一部が異なる非特別演出態様となる。
例えば、演出図柄41a〜41cには0〜9までの数字図柄が使用されており、特別図柄が特別遊技態様で停止する場合には演出図柄41a〜41cは「7・7・7」等の特別演出態様で停止し、特別図柄が非特別遊技態様で停止する場合には演出図柄41a〜41cは「2・3・4」等の非特別演出態様で停止する。
画像表示手段22は変動後の特別図柄が特別遊技態様となる信頼度の高い演出パターン(例えば可動予告演出を含む演出パターン)を抽選したとき等、遊技者に対して期待感を抱かせる所定の遊技状態、例えば1個の演出図柄41bを除く2個の演出図柄41a,41cが同じとなるリーチとなった場合に、画像表示部33の所定箇所にチャンスボタン20の操作を指示する操作指示画像42を表示する。
そして、例えば特別図柄始動手段24が遊技球を検出したときに特別遊技を抽選する等、変動後の特別図柄が特別遊技態様となった後に特別遊技状態が発生する信頼度が高い場合には、その操作指示画像42に従って図柄変動中に適宜タイミングでチャンスボタン20を操作すれば、チャンスボタン20の明滅発光演出、可動演出手段30の作動による可動演出、画像表示部33の画像による画像演出等が同期して実行されることになり、変動後の特別図柄が特別遊技態様となって特別遊技状態が発生する信頼度が高いことを予告するようになっている。なお、画像表示部33は可動演出手段30の可動演出に同期して演出画像を表示する。
可動演出手段30は、図4〜図11に示すように、画像表示部33の前下側で支持部材32と進入阻止部材36との間で左右方向の略中央に配置されており、画像表示部33の下側で進入阻止部材36の背後に退避する第1位置Aと、画像表示部33の前側に起立する第2位置Bとの間で前後方向の支軸44廻りに回動可能に枢支された左右一対の可動体45を備え、両可動体45が第2位置Bに起立したときに両者が一体役物46を構成するようになっている。
即ち、可動演出手段30は、下部側が支軸44により回動自在に枢支された縦長状の左右一対の可動体45と、この可動体45を支軸44廻りに正逆転可能に駆動する駆動手段58と、可動体45及び駆動手段58を支持する支持台47と、可動体45の下側で支持台47の前側に配置された下部装飾体48と、可動体45の第1位置Aへの復帰を検出する検出手段49と、第2位置Bでの両可動体45の前後位置を位置決めする位置決め手段50とを備えている。
各可動体45は両者で一体役物46を構成すべく所定意匠の装飾が施された装飾部51を有し、第2位置Bでの起立時に僅かな隙間52を介して相対向する対向端側には、起立時に相手側に当接して対向端側を所定の隙間52に保つための当接部57が装飾部51以外の部位に設けられている。
各可動体45は発光部53aを有する透明な合成樹脂製の本体部53と、この本体部53の前側に配置された前カバー部54と、本体部53の裏側に配置された裏カバー部55と、本体部53と裏カバー部55との間に介装された発光基板56とを前後方向に着脱自在に備え、発光基板56のLED等の発光体56aにより、各発光部53aを発光させるようになっている。
本体部53は前面から前側に突出する複数の発光部53aを有し、また外周側の周壁部53bの内、第2位置Bで可動体45が相対向するときの対向端側は、上下方向にジグザグ状に屈曲する非直線状の屈曲部53cを有し、その屈曲部53cの一部に当接部57が形成されている。なお、可動体45の対向端側は直線状でもよい。
各可動体45の屈曲部53cは左右に相対応するジグザグ状の凹凸形状であり、その中間の当接部57は屈曲部53cのジグザグ状の凹凸形状に合わせてく字状の凹凸形状になっている。各当接部57は屈曲部53cよりも相手側へと僅かに突出しており、両可動体45が第2位置Bへと移動したときに当接部57同士が当接して、屈曲部53c間に僅かな隙間52がジグザグ状にできるようになっている。なお、当接部57は周壁部53bの前後幅の後側に形成されており、前側の屈曲部53cは当接せずに所定の隙間52で相対向するようになっている。
前カバー部54は本体部53を前側から覆う形状であって、前面部54a及び周壁部54bには本体部53の発光部53a、屈曲部53cに対応して適宜形状の切り欠き部54cが形成され、本体部53の発光部53a、屈曲部53cがその切り欠き部54cに位置するようになっている。この前カバー部54の前面部54a等の遊技者から視認可能な表面には、金属メッキ等の二次加工が施されている。
この本体部53と前カバー部54は前後に結合したときに、その発光部53a及び屈曲部53cが本体部53の切り欠き部54cに位置して、この発光部53a、屈曲部53c及び前カバー部54の組み合わせにより可動体45の装飾部51が構成されている。従って、当接部57は可動体45の装飾部51以外の位置に設けられている。
なお、前カバー部54の周壁部54bには相対向側の上下に直線部54dが形成され、屈曲部53cの上下両側で直線部54dが所定の隙間52をおいて対向するようになっている。また、本体部53は前カバー部54の切り欠き部54cに対応する突部を設け、その突部に発光部53aを開口状に形成してもよい。この場合には、本体部53の突部、屈曲部53cは、メッキその他の二次加工を施してもよい。従って、必要に応じて本体部53側に二次加工の装飾部51があってもよい。本体部53及び前カバー部54は一体でもよい。
裏カバー部55は本体部53との間で発光基板56を覆うようになっており、この裏カバー部55の下部には略同心状に軸挿通部59aを有するギヤー部59が着脱自在に固定されている。発光基板56は各発光部53aに対応するLED等の発光体56aを有する。なお、前カバー部54と裏カバー部55とがネジ62aによって着脱自在に結合され、その間に本体部53、発光基板56が介在されている。
支持台47は前側に略平行に突出する2本の支軸44を有する後支持部60と、この後支持部60の前側に着脱自在に装着された前支持部61とを有する。各ギヤー部59は両支持部60,61に配置されており、その軸挿通部59aに各支軸44が相対回転自在に挿通されている。なお、各支軸44等の前端側には前支持部61がネジ62により着脱自在に固定されている。
各可動体45のギヤー部59は互いに回動自在に噛合すると共に、その一方のギヤー部59に下側から駆動ギヤー64が噛合されている。駆動ギヤー64は駆動手段58を構成する駆動モータ65の回転軸67上に設けられている。駆動モータ65はステッピングモータ、減速機付きモータ等により構成され、支持台47の後側に装着されている。回転軸67は支持台47の通孔を貫通しており、その支持台47の前側に駆動ギヤー64が設けられている。
検出手段49はフォトセンサ等により構成された非接触式であり、駆動ギヤー64が噛合するギヤー部59と反対側のギヤー部59に対応して支持台47の後支持部60等に設けられ、ギヤー部59から突出する被検出部59bの有無を感知するようになっている。支持台47にはその後支持部60等に可動体45を第1位置Aに規制するストッパー部68が設けられ、各可動体45が第1位置A側に復帰するときに、第1位置Aを越え過ぎないように停止位置を規制している。
位置決め手段50は第2位置Bでの両可動体45の前後方向の位置ズレを防止するためのもので、図10に示すように、一方の可動体45の裏カバー部55の相対向側に設けられた位置決め突起70と、他方の可動体45の裏カバー部55の相対向側に設けられた位置決め凹部71とを相対向側に備え、両可動体45が第2位置B側に移動したときに位置決め突起70と位置決め凹部71との間で両可動体45の前後方向の相対位置を位置決めして、両可動体45の位置ズレを防止するようになっている。
位置決め凹部71は前後両側に規制部70aを有し、この規制部70aで位置決め突起70を前後両側から規制して両可動体45を位置決めするようになっている。位置決め突起70は規制部70aを案内する傾斜案内部70bを前後両側に有する。なお、位置決め突起70は位置決め凹部71への挿脱時に位置決め凹部71の上側及び下側と干渉しないように上下両側に除去部70cが傾斜状に設けられている。
下部装飾体48は可動体45の下部側で支持台47の前側に固定されている。進入阻止部材36は下部装飾体48を前側から視認できるようになっている。なお、進入阻止部材36は下部装飾体48の左右両側の第1位置Aに位置する可動体45を視認できるようにしてもよいし、視認できないようにしてもよい。
このパチンコ機1では、遊技盤5の遊技領域10に打ち込まれた遊技球が特別図柄始動手段24に入賞すると、特別図柄表示手段29の特別図柄が所定時間変動すると共に、その特別図柄の変動に同期して画像表示部33の演出図柄41a〜41cが所定時間変動する。
特別図柄始動手段24への遊技球の入賞を契機に、特別図柄が所定の特別態様で停止するか又は所定の特別態様で停止する可能性の高い、可動予告演出を含む演出パターンを抽選した場合には、画像表示部33の演出図柄41a〜41cの変動中にリーチとなったときに、画像表示部33に操作指示画像42を表示する。
そして、その操作指示画像42に従って図柄変動中に適宜タイミングでチャンスボタン20を操作すれば、チャンスボタン20の明滅発光演出、可動演出手段30の可動演出、画像表示部33の画像演出等による予告演出が実行され、変動後の特別図柄が特別遊技態様となって特別遊技状態が発生する信頼度が高いことを遊技者に対して予告する。例えば、画像表示部33に表示される所定の演出画像に同期して、可動演出手段30の可動体45が第1位置Aから第2位置Bへと回動する。
なお、特別図柄表示手段29の変動後の停止図柄が特別態様となれば、特別図柄の停止後に可変入賞手段25が所定ラウンド数開閉する等の特別遊技状態となるが、可動演出手段30が可動体45の回動、発光部53aの発光等により、このときの遊技状態を演出するようにしてもよい。
可動体45による可動演出に際して、可動演出手段30は次のように作動する。各可動体45は通常、画像表示部33の下側で進入阻止部材36の背後の第1位置Aに退避した状態にある。
可動演出手段30の可動演出制御手段に可動演出指令が入れば、駆動手段58の駆動モータ65が正転方向に回転し、駆動ギヤー64の駆動により、一方のギヤー部59、他方のギヤー部59を介して各可動体45がその支軸44廻りに第2位置Bへと起立方向に夫々回動する。即ち、駆動ギヤー64が正転すると、この駆動ギヤー64と噛合する一方のギヤー部59が起立方向に正転し、また一方のギヤー部59と噛合する他方のギヤー部59が起立方向に逆転するため、各可動体45が各支軸44廻りに逆方向に回動して第2位置Bへと起立する。そして、両可動体45は第2位置B側では相対向した状態で起立してひとつの一体役物46を構成する。
一方、発光基板56の各発光体56aが適宜タイミングで点滅発光又は連続発光して、その各発光体56aからの光により各可動体45の発光部53aが発光する。
各可動体45が第2位置Bまで回動して起立状態となれば、各可動体45の対向端側の当接部57同士が当接して、対向端側に所定の隙間52ができた状態で各可動体45を停止させることができる。
また各可動体45の当接部57が第2位置Bで当接する前に、一方の可動体45の位置決め突起70が他方の可動体45の位置決め凹部71内に入り、その位置決め突起70と位置決め凹部71とにより構成される位置決め手段50によって両可動体45の前後方向の位置ズレを防止することができる。
なお、各可動体45の回動量は、ステッピングモータの場合にはその駆動パルス数、他のモータの場合には負荷電流の変化等によって制御すればよい。
各可動体45が第2位置Bで起立して一体役物46として機能した後は、駆動モータ65が逆転して各可動体45が支軸44廻りに第1位置Aへと回動する。そして、可動体45が第1位置Aに復帰すれば、検出手段49がその復帰を検出して駆動モータ65を停止させる。
このように各可動体45の対向端側に当接部57を設けて、第2位置Bで各可動体45の当接部57同士を当接させることによって、両可動体45の対向端側を所定の隙間52に維持することができ、両可動体45を含む一体役物46としての一体性を容易に確保できる。
しかも各可動体45の当接部57を屈曲部53cから突出させる等により装飾部51以外の部分に設けることにより、装飾部51同士の接触による損傷を防止できるので、各可動体45を含む可動演出手段30の耐久性が向上し、また各可動体45の損傷による見栄えの低下を防止することができる。
また各可動体45相互間に位置決め突起70と位置決め凹部71とを含む位置決め手段50を設けることにより、両可動体45の前後方向の相対位置を一定に維持できるだけでなく、各可動体45の当接部57同士を確実に当接させることができる。そのため両可動体45の前後方向の位置ズレ等により、当接部57が他の装飾部51に接触する等の問題も防止することができる。
更に各当接部57の内、その一方の当接部57を上下方向に長い正面視く字状等の突状とし、他方の当接部57をそれに対応する凹状としているので、両者の接触面積を十分に確保でき、両当接部57が当接したときの面圧を小さくして摩耗等を少なくできる。そのため当接部57が摩耗する等の損傷により、当接部57以外の装飾部51が当接する等の問題も未然に防止することができる。
また両可動体45の対向端側は当接部57の前側及び上下両側がジグザグ状の屈曲部53cとなっており、その屈曲部53cの中間の後部側に当接部57を設けているため、平坦面に当接部57を設ける場合に比較して当接部57を目立ち難くすることができる。
更に可動体45等の遊技部品には透明な合成樹脂材料を使用し、所定の形状に成型した後に金属メッキ等の二次加工を施す場合が多いが、当接部57を二次加工なしの透明な合成樹脂製とすることにより、金属メッキ等が施された装飾部51に比較してより目立ち難くできる利点がある。
また各可動体45に透明な合成樹脂部分がある場合でも、その部分を発光可能な発光部53aとすることにより、装飾性の向上、及び両可動体45の一体性を演出することができる。
図12及び図13は本発明の第2の実施形態を例示する。この実施形態の可動演出手段30は、下側の案内手段74に沿って左右方向に直線移動可能な左右一対の可動体45を備えており、その各可動体45の対向端側の装飾部51以外の部分に当接部57が設けられている。
両可動体45は左右一対で山状の一体役物46を構成するものであり、画像表示手段22の画像表示部33の左右両側に退避する第1位置Aと、画像表示部33の前側の第2位置Bとの間で左右方向に直線移動可能である。
なお、各可動体45は第1位置Aでは前構造体35の裏側に収容されるようになっている。また案内手段74は前構造体35の裏側に設けられている。各可動体45は駆動手段58の駆動により逆方向に移動可能である。その他の構成は第1の実施形態と同様である。
このように各可動体45が左右方向に直線移動するような場合にも、その対向端側に当接部57を設けることにより、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
図14は本発明の第3の実施形態を例示する。この実施形態の可動演出手段30は、固定体75と可動体45とを備え、その固定体75と可動体45との対向端側の装飾部51以外の部分に当接部57が設けられている。
固定体75は画像表示部33の上側で前構造体35に固定されている。可動体45は画像表示部33から退避する第1位置Aと画像表示部33の前側に突出して固定体75に当接する第2位置Bとの間で支軸44廻りに回動可能である。当接部57は固定体75と可動体45との対向端側において、その装飾部51以外の部分に設けられている。他の構成は各実施形態と同様である。
このように可動体45が第2位置Bで固定体75に当接して一体役物46を構成するような場合にも、その両者の対向端側の装飾部51以外の部分に当接部57を設けることにより、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。従って、可動演出手段30は可動体45同士の組み合わせの他、固定体75と可動体45とを組み合わせたものでもよい。
図15及び図16は本発明の第4の実施形態を例示する。この実施形態の可動演出手段30は、左右方向に移動可能な左右一対の可動体45を備えている。各可動体45はその対向端側の裏側に当接部57を有し、第2位置Bでその当接部57同士が当接することによって、両者の前側の対向端側が所定の隙間52で前後、左右に対向するようになっている。
一方の可動体45の対向端側の前側には、前側から相手側に突出する前突出部77と、この前突出部77の裏側で周壁部78から相手側に突出する当接部57とを有する。他方の可動体45の対向端側の前側には、相手側の前突出部77に対応する前段部79と、この前段部79の後側で相手側に突出する後突出部80と、この後突出部80の裏側に当接部57に対応して設けられた当接部57とを有する。
この可動体45には、当接部57を含む前面側及び外周側の全部又は一部に金属メッキが施されている。従って、両可動体45は遊技者が視認可能な範囲に金属メッキによる装飾部51が設けられ、その装飾部51を除く裏側に当接部57が設けられた構成になっている。なお、金属メッキ以外の二次加工により装飾部51を構成してもよい。他の構成は各実施形態と同様である。
この実施形態では、当接部57同士が当接したときには、可動体45の前突出部77が可動体45の後突出部80の前側に重なった状態となる。また各可動体45の当接部57は、突出部77,80の裏側にあって視認不能である。
この実施形態に例示するように、可動体45の装飾部51に金属メッキ等による二次加工を施す場合、可動体45の装飾部51以外の部分にも同様の二次加工を行い、その二次加工部分を当接部57としてもよい。
以上、本発明の各実施形態について詳述したが、本発明はこの各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、各実施形態では、遊技機として弾球遊技機の一つであるパチンコ機1について例示しているが、パチンコ機1以外のアレンジボール機等の弾球遊技機は勿論のこと、スロットマシンを含む各種の遊技機においても同様に実施可能であることは云うまでもない。
また可動演出手段30は可動体45を備えたものであればよく、可動体45の数、構造等は可動演出手段30の演出テーマに沿って適宜決定すればよい。また可動体45同士の組み合わせ、可動体45と固定体75との組み合わせの何れの場合でも、その可動体45の移動方向は適宜決定すればよい。例えば、可動体45が直線移動する場合には、その移動方向は左右方向の他、上下方向、斜め方向に移動するようにしてもよい。回転運動等の場合も同様である。
複数の可動体45を備えた可動演出手段30の場合、その可動体45の組み合わせにより一体役物46を構成できるものであれば、各可動体45は対称形状でもよいし、非対称形状でもよい。各可動体45の対向端側は、第2位置Bでは所定の隙間52で或る長さ部分が対向するようにしてもよいし、可動体45の先端側等の長手方向の一部が対向するようにしてもよい。
当接部57は二次加工部分以外の箇所に設けるのが一般的であるが、遊技者が視認し難いか、又は視認不能な箇所であれば、二次加工部分に設けてもよい。また各当接部57はく字状等の非直線状にして、当接部57同士で位置決め機能を奏するように構成してもよい。また実施形態では、可動体45に位置決め手段50と当接部57とを別々に設けているが、位置決め手段50に当接部的な機能を持たせてもよいし、当接部57に位置決め手段的な機能を持たせてもよい。
30 可動演出手段
33 画像表示部
35 前構造体
45 可動体
46 一体役物
50 位置決め手段
51 装飾部
52 隙間
57 当接部
58 駆動手段

Claims (6)

  1. 当接部が相手側に当接可能な可動体を含む可動演出手段を備えた遊技機において、
    前記当接部を前記可動体の装飾部以外の部分に備えた
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記可動演出手段は前記当接部同士が当接可能な複数の前記可動体を備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記可動体は直線運動又は旋回運動可能である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記可動体は前記装飾部の後側に前記当接部を備えた
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の遊技機。
  5. 前記当接部は非直線状である
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の遊技機。
  6. 前記可動体の前後方向に位置決めする位置決め手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の遊技機。
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