JP2015222837A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】切断面が良好であってかつ、実装が容易で小型化の可能な半導体装置を提供する。【解決手段】相対向して配置され、同一サイズの第1の基板20及び第2の基板30と、第1の基板20及び第2の基板30間に挟持され、少なくとも一方に電気的に接続された、複数段の半導体チップ11a〜11hの積層体と、第1の基板20及び第2の基板30間、積層体を構成する半導体チップ11a〜11h間、第1の基板20及び第2の基板20と積層体間を封止する、封止樹脂40とを含む、積層型半導体装置であり、封止樹脂40の外縁は、第1の基板20及び第2の基板30の外縁を結ぶ線上にある。【選択図】図1−1

Description

本発明の実施形態は、半導体装置に関する。
NAND型フラッシュメモリ等の高容量を要求されるデバイスを形成するに当たり、薄厚加工された半導体チップを多数積層して樹脂封止する方法、あるいは、予め半導体チップを樹脂封止したものを、多数積層する方法が提案されている。各半導体チップの信号の取り出しは、ワイヤボンディング法によることが一般的であるが、信号伝達速度をより高速化するために、TSV方式(Through Silicon VIA)による積層方式が提案されている(例えば特許文献1)。この積層方式では、封止材流出防止体を設けたメタル製の搬送基板に、チップを順次積層し、チップ間を樹脂で封止する。このとき最上段のインターフェースチップのバンプが露呈するように樹脂を充填する。そして、最上段のインターフェースチップの接続端子に個片の配線基板を接続する。そして周辺をモールド封止した後に、搬送基板とモールド樹脂を一括してダイシングする技術が開示されている。この方法は、極めて効率的な実装方法である。しかしながら、封止材流出防止体の分だけ搬送基板を大きくせざるを得ないため、パッケージが大型化する。加えて、ブレードにより切断する際、切断面の仕上がりが十分でないという問題があった。
特開2010−251408号公報
本発明の一つの実施形態は、小型化が可能で切断面の仕上がりが良好な半導体装置を提供することを目的とする。
本発明の一つの実施形態によれば、相対向して配置され、同一サイズの第1及び第2の基板と、第1及び第2の基板間に挟持され、少なくとも一方に電気的に接続された、複数段の半導体チップの積層体と、第1及び第2の基板間、積層体を構成する半導体チップ間、第1および第2の基板と積層体間を封止する、封止樹脂とを含む、積層型半導体装置であって、封止樹脂の外縁は、第1及び第2の基板の外縁を結ぶ線上にあることを特徴とする。
図1−1は、第1の実施形態の半導体装置を模式的に示す断面図である。 図1−2は、同半導体装置の要部拡大断面図である。 図1−3は、同半導体装置の要部拡大断面図である。 図2−1は、同半導体装置の製造工程を示す工程断面図である。 図2−2は、同半導体装置の製造工程を示す工程断面図である。 図2−3は、同半導体装置の製造工程を示す工程断面図である。 図2−4は、同半導体装置の製造工程を示す工程断面図である。 図2−5は、同半導体装置の製造工程を示す工程断面図である。 図2−6は、同半導体装置の製造工程を示す工程断面図である。 図2−7は、同半導体装置の製造工程を示す工程断面図である。 図2−8は、同半導体装置の製造工程を示す工程断面図である。 図3は、第2の実施形態の半導体装置の構成を模式的に示す断面図である。 図4−1は、同半導体装置の製造工程を示す工程断面図である。 図4−2は、同半導体装置の製造工程を示す工程断面図である。 図4−3は、同半導体装置の製造工程を示す工程断面図である。 図5は、比較例の半導体装置の構成の一例を模式的に示す断面図である。
以下に添付図面を参照して、実施形態にかかる半導体装置及びその製造方法を詳細に説明する。なお、本実施形態では、半導体チップとして、NAND型フラッシュメモリなどのメモリチップを用いた半導体記憶装置について説明するが、これらの実施形態により本発明が限定されるものではない。また、以下に示す図面においては、理解の容易のため、各部材の縮尺が実際とは異なる場合がある。また、上下等の方向を表す場合は、図2における図面符号が正方向となる場合を基準とした相対的な方向を示し、実際の重力加速度方向を基準とした場合と異なる場合がある。
(第1の実施形態)
図1−1は、第1の実施形態の半導体記憶装置を構成する半導体装置模式的に示す断面図、図1−2及び図1−3は同要部拡大断面図である。図2−1から図2−8は、同半導体装置の製造工程を示す工程断面図である。本実施形態の半導体装置1は、相対向して配置され、同一サイズの第1及び第2の基板20,30と、第1及び第2の基板20,30間に挟持され、少なくとも一方に電気的に接続された、複数段の半導体チップ11a〜11hのチップ積層体10と、封止樹脂40とを備える。この封止樹脂40は、第1及び第2の基板20,30間、チップ積層体10を構成する半導体チップ11a〜11h間、第1および第2の基板20,30と前記チップ積層体10間を封止しており、この封止樹脂40の外縁は、第1及び第2の基板20,30の外縁を結ぶ線上にあることを特徴とする。
本実施形態では、第1の基板20として、切断の容易な樹脂基板などを用い、第1の基板20上に、半導体チップ11a〜11hを積層した後に、第1の基板20ごと切断してチップ積層体10を形成する。そしてこのチップ積層体10を第2の基板30(配線基板)上に接続し、液状の封止樹脂40を供給し硬化させる。このようにして、各半導体チップ11a〜11h間及びチップ積層体10と前記第2の基板30間を樹脂封止し、続いてダイシングブレードB1で切断して個片化することによって形成する。
第2の基板30は、樹脂基板31を有し、この樹脂基板31の第1の面31Aには、外部接続端子32が形成されている。半導体記憶装置をBGAパッケージとして使用する場合、外部接続端子32ははんだボール、はんだメッキ、Auメッキ等を有する突起端子で構成される。半導体記憶装置をLGAパッケージとして使用する場合には、外部接続端子32として金属ランドが設けられる。樹脂基板31の第2の面31Bには、内部接続端子33が設けられ、はんだボール34を介してチップ積層体10の電極パッド17に接続される。内部接続端子33は、チップ積層体10との接続時に接続部(接続パッド)として機能するものであり、第2の基板30の配線網(図示せず)を介して外部接続端子32と電気的に接続されている。樹脂基板31の第2の面31B上には、複数の半導体チップ11(11a〜11h)を有するチップ積層体10が固着されている。
次に、本実施形態の半導体装置の製造方法について説明する。まず、第1の基板20として、PI(ポリイミド)などの耐熱性を有する樹脂フィルム21を、たとえば金属フレームに貼り付けて保持した物を用意して、搬送可能とする。ここでは樹脂フィルム21上に熱硬化性の接着剤22を形成したものを第1の基板20として用いる。その第1の基板20上の所定の位置に、積層体の1段目となる半導体チップ11aを接着する。1段目の半導体チップ11aは、樹脂フィルム21の一平面上に、所定の間隔で複数配列して搭載される(図2−1)。実際には樹脂フィルム上に銅箔などのパターンを形成しておき、これを目印に半導体チップを搭載する。このパターンはダイシング時にも使用可能である。
その後に、各半導体チップ11aの上に所定の段数の半導体チップ(11b〜11h)を順次積層して、各チップ積層体10を形成する。このとき半導体チップ11a〜11hは、相互間の接続が(シリコン)貫通電極12の両面にそれぞれ形成されたパッド電極11pとバンプ電極13とが当接するように位置合わせをして積層され、チップ積層体10が形成される。そして積層する半導体チップ11a〜11hの片面には、電気的に接続するパッド電極11p以外の場所に接着剤14が、複数点在するように形成されており、半導体チップ11a〜11hを積層する際に、相手側の半導体チップの対応する面と接着されて固定される(図2−2)。
次いで、チップ積層体10の最上段に位置するメモリチップ11h上には、表面に再配線15が形成されており、インターフェースチップ(IFチップ)18が搭載される。再配線15は、図1−3に要部拡大断面図を示すように、最上段の半導体チップ11h表面に形成された絶縁膜15aと配線層15bとで構成され、IFチップ18との接続位置及び、第2の基板30である配線基板との接続位置に電極パッド17が形成されている。このIFチップ18は、チップ積層体10を構成する複数のメモリチップである半導体チップ11a〜11hと外部デバイスとの間でデータ通信を行うためのインターフェース(IF)回路を備える。IFチップ18は、チップ積層体10に対してフリップチップ接続(FC接続)され、チップ積層体10との間には液状樹脂が充填され、封止樹脂40の一部を構成する(図2−3)。
次に各積層体のチップよりも大きくなる位置で、積層体周辺の樹脂フィルムを、切断して個別の積層体を形成する(図2−4)。切断の方法は、金型を使用する方法、刃物を使用する方法、ブレードダイシングにより行なう方法など、いずれを用いても良い。予めチップよりも大きな形状となる位置にスリット等を設けた形状を用意しておき、その位置で切断しても良い。
次に、個別のチップ積層体10を、配線基板である第2の基板30に対してチップ側の内部接続端子(電極パッド)33が見える向きに、すなわち、チップ積層体10の貼着された第1の基板(樹脂フィルム)20側が第2の基板30から遠い側になるように、チップ積層体10と第2の基板30の対応する内部接続端子33の位置合わせを行なってから、予め塗布した仮固定材により仮接着を行なう。その後に蟻酸雰囲気などの還元雰囲気中で加熱する(リフロー)ことで、チップ積層体10と第2の基板30とは、電気的に接続される(図2−5)。電極パッド17(内部接続端子33)は、はんだ材料やAuを主成分とする、積層体の半導体チップ11a〜11h相互の間とチップ積層体10の最上段の半導体チップ11h〜第2の基板30間の電気的な接続を同時に行なう。また、チップ積層体10の最上段の半導体チップ11h〜第2の基板30間の電気的な接続は、別に行ってもよい。ここで還元雰囲気を用いるのは、電気的接続を確実にするために、表面に形成された酸化膜などを還元し、除去するためである。積層された各半導体チップ11a〜11h間は、Cuを主成分とする貫通電極12を、各電極パッド(内部接続端子33)と対応する位置に形成された物を、使用する。また、必要に応じて、積層された複数の半導体チップとは、サイズの異なる半導体チップを、搭載する構造も適用可能である。
次に、チップ積層体10の各半導体チップ11a〜11h間と積層体最上段の半導体チップ11hと第2の基板30の間を、一括で液状樹脂を充填し封止樹脂40を形成する(図2−6)。
最後に、ダイシングテープTに貼着し、チップ積層体10の第1の基板20(樹脂フィルム)側から、基板上の認識マークを基準に位置合わせして、ダイシングブレードB1を用いたブレードダイシングで個片のパッケージ化を行う(図2−7)。このとき第1の基板20としての樹脂フィルムの下側には、各半導体チップ11a〜11h間を封止した封止樹脂40が存在する。そして、ブレードダイシングを行う際は、ダイシングテープT1に貼着してばらばらにならないようにしておき、樹脂フィルムからなる第1の基板20、封止樹脂40、第2の基板30を同時に切断することで、最大限に小型化が可能であるとともに切断面が揃った構造を得ることができる(図2−8)。そして配線基板への搭載に際しては、ダイシングテープT1から個片となった半導体装置1をコレット(図示せず)などでつかみ、トレイなどに収納する。このようにして図1−1に示した積層型半導体装置1が完成する。
以上のように、薄板である第1の基板20の下から液状樹脂を塗布して半導体チップ11a〜11h間及びチップ積層体10の最上層の半導体チップ11h〜第2の基板30(配線基板)間の封止を行うことができる。またこのとき、半導体チップよりも大きなサイズとした第1の基板20の下に封止樹脂40が存在するため、半導体チップに近い位置でブレードダイシングすることが出来る。したがって、安定した切断工程により、チップスケールに近いパッケージを製作することができる。また、このように切断でき、再度全体をモールド封止する必要が無いため、樹脂を1種類にでき、製造作業性が向上する。また、リフローの工程も1回で済むため、製造工程での熱ストレスを削減出来、信頼性が向上する。すなわち、パッケージの小型化とコストダウンと工程の合理化と信頼性の向上を実現出来る。封止樹脂40は液状樹脂を硬化させて得られるものである。さらに、チップ積層体部のバンプ接続は基板への仮接続後となるため、チップ積層体を基板に搭載するときの応力などでバンプ接続部を破断することはない。
なお、第2の基板30は、例えば絶縁樹脂基板の表面および内部に配線網(図示せず)を設けたものであり、具体的にはガラス−エポキシ樹脂やBT樹脂(ビスマレイミド・トリアジン樹脂)等の絶縁樹脂を使用したプリント配線板(多層プリント基板等)が適用される。
チップ積層体10は、最下段の半導体チップ11aの下面(非回路面)を熱硬化性の接着剤22で第1の基板20を構成する樹脂フィルム21に接着することによって、第1の基板20上に実装されている。チップ積層体10の積層順における最下段の半導体チップ11aは、絶縁性樹脂等からなる接着剤22で接着されているだけであって、第1の基板20と直接的には電気的に接続されていない。最下段の半導体チップ11aは、複数の半導体チップ11b〜11hを経由して、第2の基板30に設けられた配線と電気的に接続されている。
チップ積層体10は、2段目から最上段までの半導体チップ11b〜11hの内部にそれぞれ設けられた貫通電極(Through Silicon Via:TSV)12と、これら貫通電極12間を接続するバンプ電極13とを介して、それぞれ隣接する半導体チップ11a〜11h間が電気的に接続されている。半導体チップ11b〜11hは、第1の基板20に接着されたメモリチップである半導体チップ11a上に順に積層される。最下段の半導体チップ11aは、第1の基板20とは接着剤22で接着されているだけであって、2段目の半導体チップ11bのみと電気的に接続される。このため、最下段の半導体チップ11aは貫通電極12を有してない。必要に応じて最下段の半導体チップ11aに貫通電極12を形成し、配線の引き回しに利用することも可能である。
以上のように、複数の半導体チップ11a〜11hは、最下段の半導体チップ11aを除く半導体チップ11b〜11hに設けられた貫通電極12とバンプ電極13とを介して電気的に接続されている。図1−1では隣接する半導体チップ間の電気的な接続構造を簡素化して示している。具体的には、下段側の半導体チップの上面(回路面)に貫通電極12と電気的に接続するように形成されたパッド電極11pと、上段側の半導体チップの下面(非回路面)に貫通電極12と電気的に接続するように形成されたバンプ電極13とを接触させ、少なくとも一方の電極端子を溶融して一体化することによって、隣接する半導体チップ11a〜11h間が電気的に接続される。図1−2に要部拡大断面図を示すようにバンプ電極13は、図1−1ではパッド電極11pとの接続体として記載されている。半導体チップ11b〜11hは、隣接する半導体チップ11間をパッド電極11pの接続体であるバンプ電極13を介して電気的に接続しつつ、第1の基板20に接着された半導体チップ11a上に順に積層される。
パッド電極11pの形成材料としては、SnにCu、Ag、Bi、In等を添加したSn合金を用いたはんだ材料や、Au、Cu、Ni、Sn、Pd、Ag等の金属材料が挙げられる。はんだ材料(Pbフリーはんだ)の具体例としては、Sn−Cu合金、Sn−Ag合金、Sn−Ag−Cu合金等が挙げられる。金属材料は単層膜に限らず、Ni/AuやNi/Pd/Au等の複数の金属膜の積層膜であってもよい。さらに、金属材料は上記したような金属を含む合金であってもよい。パッド電極11pとバンプ電極13の組合せとしては、はんだ/はんだ、金属/はんだ、はんだ/金属、金属/金属等が挙げられる。パッド電極11pとバンプ電極13の形状としては、半球状や柱状等の突起形状同士の組合せ、突起形状とパッドのような平坦形状との組合せが挙げられる。
パッド電極11pとバンプ電極13の少なくとも一方は、はんだ材料で構成することが好ましい。さらに、チップ積層体10を作製する際の半導体チップのハンドリング性等を考慮すると、半導体チップの上面(回路面)にNi/AuやNi/Pd/Au等の金属材料を用いたパッド電極を形成し、半導体チップの下面(非回路面)にSn−Cu合金、Sn−Ag合金、Sn−Ag−Cu合金等のはんだ材料を用いたパッド電極11p及びバンプ電極13の積層体を形成することが好ましい。なお、表裏面のバンプ材料は逆になっても構わない。この場合、金属材料を用いたパッド電極11pは平坦形状とし、はんだ材料を用いたバンプ電極13は突起形状とすることが好ましい。平坦なパッド電極11pを有する面を保持することで半導体チップのハンドリング性が向上し、これにより半導体チップ間の位置合せ精度やバンプ電極13による接続性を高めることができる。
チップ積層体10を構成する半導体チップ11a〜11hの外形は、同一の矩形状としている。半導体チップ11a〜11hの厚さに関しては、それぞれ同一の厚さとしてもよいが、最下段の半導体チップ11aの厚さを他の半導体チップ11b〜11hの厚さより厚くすることが好ましい。最下段の半導体チップ11aの厚さを厚くすることによって、配線基板である第2の基板30と半導体チップとの熱膨張係数の差により発生する応力、半導体チップの反り、それらに基づく半導体チップ間の接続不良(バンプ電極13による接続不良)を抑制することができる。
最下段の半導体チップ11aを除く半導体チップ11b〜11hは、チップ積層体10の厚さ、ひいては積層型半導体装置1の厚さを低減する上で、薄厚化加工したものであることが好ましい。具体的には、厚さ50μm以下の半導体チップ11b〜11hを使用することが好ましい。最下段の半導体チップ11aの厚さを厚くしすぎると、チップ積層体10の厚さが厚くなり、さらには積層型半導体装置1のサイズが大きくなりすぎる。半導体チップ11aの厚さは300μm以下とすることが好ましい。最下段の半導体チップ11aは貫通電極12が不要であるため、容易にチップ厚を厚くすることができる。
最上段の半導体チップ11hの表面には、図1−3に要部拡大断面図を示すように、再配線15が形成されている。再配線15は、最上段の半導体チップ11h表面に形成された絶縁膜15aと配線層15bとで構成され、IFチップ18との接続位置及び、第2の基板20である配線基板との接続位置に電極パッド17が形成されている。半導体チップ11h表面は再配線15表面を覆う保護膜16で覆われている。
本実施形態ではチップ積層体10上にIF回路を備えるIFチップ18を搭載した例について説明したが、チップ積層体10上に搭載する半導体チップはIF回路のみを搭載したIFチップ18に限定されるものではない。チップ積層体10と外部デバイスとの間でデータ通信を行うためのIFチップ18は、IF回路に加えてコントローラ回路が搭載されたものであってもよい。チップ積層体10上には、IF回路とコントローラ回路との混載チップ、すなわちコントローラ兼IFチップを搭載してもよい。また、コントローラとIF回路の両方のチップを搭載してもよい。これらは積層型半導体装置1の使用用途や外部デバイスの構成等に基づいて適宜に選択される。
チップ積層体10を構成する半導体チップ間、さらには最上段の半導体チップ11hとIFチップ18との間の隙間には、封止樹脂(アンダーフィル)40が充填されている。
第1の実施形態の積層型半導体装置1では、IF回路を半導体チップとは別のチップ(IFチップ18)に設け、そのチップをチップ積層体10上に搭載している。したがって、複数の半導体チップ11a〜11hの外形形状を同一とすることができるため、例えば最下段のメモリチップにIF回路を搭載した場合に比べて、複数の半導体チップ11a〜11hを積層したチップ積層体10、ひいてはチップ積層体10を具備する積層型半導体装置1のパッケージサイズを小型化することができる。さらに、複数の半導体チップ11a〜11hには、最下段の半導体チップ11aが貫通電極12を有しないことを除いて、同一構造の半導体チップが使用されるため、開発効率の向上や製造コストの低減等を図ることが可能となる。
チップ積層体10は、内部の電極パッド17、内部接続端子33、はんだボール34を介して第2の基板30と電気的に接続されている。言い換えると、チップ積層体10は第2の基板30の第2の面31Bに対して接着されているだけであるため、チップ積層体10の実装に要するコストを低減することができる。加えて、最下段の半導体チップ11aに貫通電極12を形成する必要がないため、最下段の半導体チップ11aの厚さを容易に厚くすることができる。このため、チップ積層体10を第2の基板30と接着するにあたって、最下段の半導体チップ11aと第2の基板30を構成する樹脂基板31との熱膨張差に基づく応力の影響や半導体チップ11aの反りが抑制される。これらによって、半導体チップ間の電気的な接続信頼性、特に最下段の半導体チップ11aと2段目の半導体チップ11bとの電気的な接続信頼性を高めることが可能となる。
さらに、チップ積層体10と外部デバイスとの間でデータ通信を行うIFチップ18は、最上段の半導体チップ11hに形成された再配線15と内部接続端子33とを介して第2の基板30とフリップチップ接続により電気的に接続されている。このように、IFチップ18と第2の基板30との接続構造が簡素化されているため、メモリチップ内にIFチップ18と第2の基板30とを接続するための貫通電極12等を設ける場合に比べて、IFチップ18を含むチップ積層体10の製造工数や製造コストを低減することができる。すなわち、小型で信頼性に優れる半導体記憶装置を低コストで提供することが可能となる。加えて、IFチップ18と第2の基板30との接続構造を簡素化することで、チップ積層体10と外部デバイスとのデータ通信速度の向上等を図ることが可能となる。
比較例の半導体装置について説明する。図5は、比較例の半導体装置の構成の一例を模式的に示す断面図である。この例では、封止材流出防止体を設けたメタル製の搬送基板120上に、チップを順次積層してチップ積層体210を形成している。そして、チップ間チップ間を樹脂140aで封止する。最上段のインターフェースチップのバンプは露出するようにしておく。この後に、最上段チップの上に個片の再配線を備えた配線基板115を接続する。そして周辺をモールド樹脂140bで封止した後に、モールド樹脂140bをダイシングしたものである。135は外部接続用のはんだボールである。図5と図1−1との比較からも、本実施形態の積層型半導体装置によれば、極めて製造が容易であり、大幅な小型化を図ることが可能となることがわかる。
以上のように、上記構成によれば、多くの効果を有するが、特に、切断の容易な樹脂基板を用い、第1及び第2の基板を封止樹脂とともに一括して切断しているため、切断面が良好であってかつ、小型化が可能となるという極めて有効な効果を呈する。
(第2の実施形態)
図3は、第2の実施形態の半導体記憶装置を構成する、積層型半導体装置の構成を模式的に示す断面図である。図4−1〜図4−3は、同積層型半導体装置の製造工程を示す工程断面図である。本実施形態の積層型半導体装置2は、ダイシング工程で個片分割する直前つまり図2−6に示した工程までは前記第1の実施形態の積層型半導体装置1と同様に形成する。そして、個片分割に先立ち、チップ積層体10側をフィラー入りのエポキシ樹脂などの第2の封止樹脂40bで金型(図示せず)を用いて成型を行い、封止する。その後に、配線基板である第2の基板30の裏面側にはんだボール35を搭載して、その後に第2の基板30側からブレードB2を用いたブレードダイシングにより、個片のパッケージ(半導体装置)を形成したものである。
第2の実施形態の積層型半導体装置の製造方法について説明する。第1の実施形態では、最も簡略的にはチップ−チップ間及びチップ−第2の基板間の電極接続や樹脂封止を一括で行うことができることが特徴であった。本実施形態でも、図2−1〜図2−6の工程までは、第1の実施形態と同様であるが、図2−7の個片に分割するダイシング工程を実施することなく、図4−1に示すように第2の封止樹脂40bで樹脂封止を行う。
この後、第2の基板(配線基板)30の裏面側の外部接続端子32にはんだボール35を搭載する(図4−2)。
そして、その後にダイシングテープTに貼着し第2の基板30の裏面側からブレードB2を用いたブレードダイシング(図4−3)により分割し、個片のパッケージを形成する。
他の構成については前記第1の実施形態の積層型半導体装置1と同様である。この積層型半導体装置2は、相対向して配置され、同一サイズの第1及び第2の基板20,30と、第1及び第2の基板20,30間に挟持され、少なくとも一方に電気的に接続された、複数段の半導体チップ11a〜11hのチップ積層体10と、第1及び第2の封止樹脂40a,40bとで構成される。この第1の封止樹脂40aは、第1及び第2の基板20,30間、積層体を構成する半導体チップ間、第1および第2の基板20,30と前記積層体間を封止しており、この第1及び第2の封止樹脂40a,40bの外縁は、第1及び第2の基板20,30の外縁を結ぶ線上にあり、封止樹脂の外縁および前記第1及び第2の基板の外縁は、ブレードダイシングで得られたダイシング面を構成している。
この方法によれば、工程が増えることと、封止樹脂が液状樹脂を硬化させた第1の封止樹脂40aと成型による第2の封止樹脂40bの2種類必要であるが、外部接続端子としてはんだボール35を形成出来るというメリットがある。また、図3に示すように、樹脂フィルムを用いた第1の基板20上がフィラー入りのモールド樹脂からなる第2の封止樹脂40bで被覆されているため、耐湿性が向上する。また、樹脂フィルムからなる第1の基板20表面には、レーザマーキングができないという問題があったが、表面をフィラー入りのモールド樹脂で被覆されているため、マーキングを容易に行うことができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1,2 積層型半導体装置、10 チップ積層体、11a〜11h 半導体チップ、12 貫通電極、13 バンプ電極、14 接着剤、15 再配線、16 保護膜、17 電極パッド、18 IFチップ、20 第1の基板、21 樹脂フィルム、22 接着剤、30 第2の基板、31 樹脂基板、32 外部接続端子、33 内部接続端子、34,35 はんだボール、40 封止樹脂、40a 第1の封止樹脂、40b 第2の封止樹脂。

Claims (4)

  1. 相対向して配置され、同一サイズの第1及び第2の基板と、
    前記第1及び第2の基板間に挟持され、少なくとも一方に電気的に接続された、複数段の半導体チップの積層体と、
    前記第1及び第2の基板間、前記積層体を構成する前記半導体チップ間、前記第1および第2の基板と前記積層体間を封止する、封止樹脂とを含む、積層型半導体装置であって、
    前記封止樹脂の外縁は、前記第1及び第2の基板の外縁を結ぶ線上にあることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第1の基板は樹脂基板である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第1の基板は、前記第2の基板と反対側の表面が露呈された、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記第1の基板は、前記第2の基板と反対側の表面を第2の封止樹脂で被覆されており、
    前記封止樹脂および前記第2の封止樹脂の外縁は、前記第1の基板および第2の基板の外縁を結ぶ線上にあることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
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