JP2015222482A - 印刷データ処理システム、情報処理装置、及び、印刷装置 - Google Patents
印刷データ処理システム、情報処理装置、及び、印刷装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015222482A JP2015222482A JP2014106297A JP2014106297A JP2015222482A JP 2015222482 A JP2015222482 A JP 2015222482A JP 2014106297 A JP2014106297 A JP 2014106297A JP 2014106297 A JP2014106297 A JP 2014106297A JP 2015222482 A JP2015222482 A JP 2015222482A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- print data
- processing unit
- printer
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
Abstract
【課題】複数の印刷データ配信装置と、情報処理装置とを備える印刷データ処理システムについて、情報処理装置が、印刷データ配信装置から効率的に印刷データを受信できるようにする。
【解決手段】印刷データ処理システム1は、複数の印刷データ配信装置と、複数の印刷データ配信装置から印刷データを受信する情報処理装置とを備え、情報処理装置は、複数の印刷データ配信装置に応じて、複数の受信用処理部JSを起動し、受信用処理部JSは、印刷データ配信装置に印刷データの有無を問い合わせ、印刷データ配信装置に印刷データが存在する場合は受信し、受信した印刷データを、共通する印刷キューQに格納する。
【選択図】図5
【解決手段】印刷データ処理システム1は、複数の印刷データ配信装置と、複数の印刷データ配信装置から印刷データを受信する情報処理装置とを備え、情報処理装置は、複数の印刷データ配信装置に応じて、複数の受信用処理部JSを起動し、受信用処理部JSは、印刷データ配信装置に印刷データの有無を問い合わせ、印刷データ配信装置に印刷データが存在する場合は受信し、受信した印刷データを、共通する印刷キューQに格納する。
【選択図】図5
Description
本発明は、印刷データを処理する印刷データ処理システム、当該印刷データ処理システムに用いることが可能な情報処理装置、及び、当該印刷データ処理システムに用いることが可能な印刷装置に関する。
従来、1の装置と、他の装置とがネットワークを介して接続され、当該1の装置が、所定の手段で取得した設定情報に基づいて、配信対象のデータを、配信先である当該他の装置に、ネットワークを介して送信するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、上述したシステムと同様に、印刷データを送信する印刷データ配信装置と、印刷データ配信装置から印刷データを受信する情報処理装置とがネットワークを介して接続された印刷データ処理システムについて、情報処理装置に複数の印刷データ配信装置を接続する構成とする場合、当該構成に対応する処理を行って、情報処理装置が印刷データ配信装置から効率的に印刷データを受信できるようにしたいとするニーズがある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、複数の印刷データ配信装置と、情報処理装置とを備える印刷データ処理システムについて、情報処理装置が、印刷データ配信装置から効率的に印刷データを受信できるようにすることを目的とする。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、複数の印刷データ配信装置と、情報処理装置とを備える印刷データ処理システムについて、情報処理装置が、印刷データ配信装置から効率的に印刷データを受信できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の印刷データ処理システムは、複数の印刷データ配信装置と、複数の前記印刷データ配信装置から印刷データを受信する情報処理装置と、を備え前記情報処理装置は、複数の前記印刷データ配信装置に応じて、複数の受信用処理部を起動し、各前記受信用処理部は、対応する前記印刷データ配信装置に前記印刷データの有無を問い合わせ、前記印刷データ配信装置に前記印刷データが存在する場合は受信し、受信した前記印刷データを、共通する記憶領域に格納することを特徴とする。
本発明の構成によれば、情報処理装置は、複数の印刷データ配信装置に応じて、複数の受信用処理部を起動し、各受信用処理部は、印刷データ配信装置に印刷データの有無を問い合わせ、印刷データ配信装置に印刷データが存在する場合は受信し、受信した印刷データを、共通する記憶領域に格納する。このため、受信用処理部は、他の受信用処理部の処理に影響を受けることなく、また、他の受信用処理部の処理に影響を与えることなく、独立して対応する印刷データ配信装置から印刷データを受信することができ、情報処理装置は、複数の印刷データ配信装置が接続された構成を踏まえた効率的な印刷データの受信を行える。
本発明の構成によれば、情報処理装置は、複数の印刷データ配信装置に応じて、複数の受信用処理部を起動し、各受信用処理部は、印刷データ配信装置に印刷データの有無を問い合わせ、印刷データ配信装置に印刷データが存在する場合は受信し、受信した印刷データを、共通する記憶領域に格納する。このため、受信用処理部は、他の受信用処理部の処理に影響を受けることなく、また、他の受信用処理部の処理に影響を与えることなく、独立して対応する印刷データ配信装置から印刷データを受信することができ、情報処理装置は、複数の印刷データ配信装置が接続された構成を踏まえた効率的な印刷データの受信を行える。
また、本発明の印刷データ処理システムは、前記情報処理装置の前記受信用処理部は、前記印刷データ配信装置から受信した前記印刷データを前記記憶領域に格納する際に、他の前記受信用処理部による前記記憶領域への前記印刷データの格納を禁止することを特徴とする。
本発明の構成によれば、1の印刷データ配信装置から対応する受信用処理部によって受信した印刷データと、他の印刷データ配信装置から対応する受信用処理部によって受信した印刷データとが混在した状態で記憶領域に格納されることを防止でき、また、印刷データを受信した順番で記憶領域に格納できる。
本発明の構成によれば、1の印刷データ配信装置から対応する受信用処理部によって受信した印刷データと、他の印刷データ配信装置から対応する受信用処理部によって受信した印刷データとが混在した状態で記憶領域に格納されることを防止でき、また、印刷データを受信した順番で記憶領域に格納できる。
また、本発明の印刷データ処理システムは、前記情報処理装置の前記受信用処理部は、所定時間ごとに前記印刷データの問い合わせを行い、前記受信用処理部ごとに、前記所定時間の値を設定可能であることを特徴とする。
本発明の構成によれば、優先順位が高く、迅速な処理が求められる印刷データを配信する印刷データ配信装置に対する問い合わせの間隔ほど小さくする等、システムの仕様、ニーズに対応して、各印刷データ配信装置に対する問い合わせの間隔を設定できる。
本発明の構成によれば、優先順位が高く、迅速な処理が求められる印刷データを配信する印刷データ配信装置に対する問い合わせの間隔ほど小さくする等、システムの仕様、ニーズに対応して、各印刷データ配信装置に対する問い合わせの間隔を設定できる。
また、本発明の印刷データ処理システムは、前記情報処理装置は、外部装置に接続され、前記記憶領域に格納された前記印刷データのうち、前記外部装置の識別情報を含む前記印刷データを前記外部装置に配信することを特徴とする。
本発明の構成によれば、情報処理装置は、印刷データ配信装置から受信した印刷データを、対応する外部装置に送信できる。
本発明の構成によれば、情報処理装置は、印刷データ配信装置から受信した印刷データを、対応する外部装置に送信できる。
また、本発明の印刷データ処理システムは、前記情報処理装置は、前記印刷データに基づいて印刷する印刷部を有し、前記記憶領域に格納された前記印刷データのうち、前記情報処理装置の識別情報を含む前記印刷データに基づいて前記印刷部により印刷することを特徴とする。
本発明の構成によれば、情報処理装置は、印刷データ配信装置から受信した印刷データに基づいて印刷できる。
本発明の構成によれば、情報処理装置は、印刷データ配信装置から受信した印刷データに基づいて印刷できる。
また、上記目的を達成するために、本発明の情報処理装置は、外部機器に印刷データの有無を問い合わせ、前記外部機器に前記印刷データが存在する場合は受信し、受信した前記印刷データを、共通する記憶領域に格納する受信用処理部を、接続された前記外部機器ごとに有することを特徴とする。
本発明の構成によれば、情報処理装置に、外部機器としての印刷データ配信装置を複数接続して印刷データ処理システムを構築した場合に、情報処理装置は、複数の印刷データ配信装置が接続された構成を踏まえた効率的な印刷データの受信を行える。
本発明の構成によれば、情報処理装置に、外部機器としての印刷データ配信装置を複数接続して印刷データ処理システムを構築した場合に、情報処理装置は、複数の印刷データ配信装置が接続された構成を踏まえた効率的な印刷データの受信を行える。
また、上記目的を達成するために、本発明の印刷装置は、印刷データに基づいて印刷する印刷部を有し、外部機器に前記印刷データの有無を問い合わせ、前記外部機器に前記印刷データが存在する場合は受信し、受信した前記印刷データを、共通する記憶領域に格納する受信用処理部を、接続された前記外部機器ごとに有することを特徴とする。
本発明の構成によれば、情報処理装置としての印刷装置に、外部機器としての印刷データ配信装置を複数接続して印刷データ処理システムを構築した場合に、印刷装置は、複数の印刷データ配信装置が接続された構成を踏まえた効率的な印刷データの受信を行える。
本発明の構成によれば、情報処理装置としての印刷装置に、外部機器としての印刷データ配信装置を複数接続して印刷データ処理システムを構築した場合に、印刷装置は、複数の印刷データ配信装置が接続された構成を踏まえた効率的な印刷データの受信を行える。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る印刷データ処理システム1の一部の仕様態様の一例を示す図である。
図1は、来店した顧客に飲み物、及び、食べ物を提供する飲食店Tに印刷データ処理システム1(図2、図3参照。)が適用された様子を模式的に示す。
図1に示す飲食店Tは、ホールT1と、キッチンT2とに分かれている。
ホールT1は、来店した顧客が滞在し、ホールT1の担当者(以下、「ホール担当者」という。)が飲み物の提供等のサービスを顧客に提供するエリアである。ホールT1には、料理等を載置可能な複数のテーブルTBが設けられ、各テーブルTBに対応して顧客が着座可能なイスCHが設けられる。
ホール担当者には、顧客からの注文を受け付ける際に使用するタブレット端末10(図2、図3参照。)が、事前に、付与される。ホールT1において、顧客からの注文を受け付ける際、ホール担当者は、顧客の近くに行き、顧客から注文を聞き、タブレット端末10に注文に対応する入力を行う。タブレット端末10の構成、及び、処理については後述する。
また、ホールT1において、出入口DGの近傍には、顧客が会計を行う会計カウンターLCが設けられる。会計カウンターLCには、レシートを発行可能なプリンターである制御プリンターSP(情報処理装置、印刷装置)と、レシートを発行可能なプリンターである第1プリンターKP1(印刷機器)とが設けられる。会計カウンターLCには、制御プリンターSP、及び、第1プリンターKP1のそれぞれに対応して、第1POS端末PT1と、第2POS端末PT2とが設けられる。会計カウンターLCで、ホール担当者は、顧客の会計に応じて、第1POS端末PT1、又は、第2POS端末PT2に会計に対応する入力を行う。ホール担当者による会計に対応する入力に応じて、制御プリンターSP、又は、第1プリンターKP1から会計に関する情報が印刷されたレシートが発行される。ホール担当者は、制御プリンターSP、又は、第1プリンターKP1から発行されたレシートを、顧客に引き渡す。制御プリンターSP、第1プリンターKP1、第1POS端末PT1、及び、第2POS端末PT2の構成、及び、処理については後述する。
図1は、本実施形態に係る印刷データ処理システム1の一部の仕様態様の一例を示す図である。
図1は、来店した顧客に飲み物、及び、食べ物を提供する飲食店Tに印刷データ処理システム1(図2、図3参照。)が適用された様子を模式的に示す。
図1に示す飲食店Tは、ホールT1と、キッチンT2とに分かれている。
ホールT1は、来店した顧客が滞在し、ホールT1の担当者(以下、「ホール担当者」という。)が飲み物の提供等のサービスを顧客に提供するエリアである。ホールT1には、料理等を載置可能な複数のテーブルTBが設けられ、各テーブルTBに対応して顧客が着座可能なイスCHが設けられる。
ホール担当者には、顧客からの注文を受け付ける際に使用するタブレット端末10(図2、図3参照。)が、事前に、付与される。ホールT1において、顧客からの注文を受け付ける際、ホール担当者は、顧客の近くに行き、顧客から注文を聞き、タブレット端末10に注文に対応する入力を行う。タブレット端末10の構成、及び、処理については後述する。
また、ホールT1において、出入口DGの近傍には、顧客が会計を行う会計カウンターLCが設けられる。会計カウンターLCには、レシートを発行可能なプリンターである制御プリンターSP(情報処理装置、印刷装置)と、レシートを発行可能なプリンターである第1プリンターKP1(印刷機器)とが設けられる。会計カウンターLCには、制御プリンターSP、及び、第1プリンターKP1のそれぞれに対応して、第1POS端末PT1と、第2POS端末PT2とが設けられる。会計カウンターLCで、ホール担当者は、顧客の会計に応じて、第1POS端末PT1、又は、第2POS端末PT2に会計に対応する入力を行う。ホール担当者による会計に対応する入力に応じて、制御プリンターSP、又は、第1プリンターKP1から会計に関する情報が印刷されたレシートが発行される。ホール担当者は、制御プリンターSP、又は、第1プリンターKP1から発行されたレシートを、顧客に引き渡す。制御プリンターSP、第1プリンターKP1、第1POS端末PT1、及び、第2POS端末PT2の構成、及び、処理については後述する。
キッチンT2は、キッチンT2の担当者(以下、「キッチン担当者」という。)が飲み物や食べ物(以下、総称して「飲食物」という。)を作るエリアであり、ドリンクサーバーや、ガスコンロ、冷蔵庫等が設けられる。キッチンT2には、第2プリンターKP2(印刷機器)、及び、第3プリンターKP3(印刷機器)が設けられる。ホール担当者が、顧客の注文に応じて、タブレット端末10に注文に対応する入力を行った場合、第2プリンターKP2、又は、第3プリンターKP3から、注文された飲食物に関する情報が印刷された注文伝票が発行される。飲食物に関する情報は、注文された飲食物の種類や、注文された飲食物の数量を示す情報である。キッチン担当者は、第2プリンターKP2、又は、第3プリンターKP3が発行した注文伝票を参照して、顧客が注文した飲食物を作る。第2プリンターKP2、及び、第3プリンターKP3の構成、及び、処理については後述する。
図2は、本実施形態に係る印刷データ処理システム1のネットワーク図である。
図2に示すように、印刷データ処理システム1が備える制御プリンターSPは、インターネットや、電話網等のネットワークを含むワイドエリアネットワークWNと接続する。
また、ホール担当者に付与されるタブレット端末10は、ワイドエリアネットワークWNと接続する。
また、印刷データ処理システム1は、第1印刷データ配信サーバーSV1(印刷データ配信装置)、第2印刷データ配信サーバーSV2(印刷データ配信装置)、及び、第3印刷データ配信サーバーSV3(印刷データ配信装置)を備える。以下、第1印刷データ配信サーバーSV1、第2印刷データ配信サーバーSV2、及び、第3印刷データ配信サーバーSV3を区別せずに表現する場合、「印刷データ配信サーバーSV」と表現する。複数の印刷データ配信サーバーSVは、ワイドエリアネットワークWNと接続する。
制御プリンターSP、タブレット端末10、及び、印刷データ配信サーバーSVは、それぞれ、ワイドエリアネットワークWNを介して互いに通信可能である。
図2に示すように、制御プリンターSPは、イーサネット(登録商標)に従ったローカルエリアネットワークLNと接続する。ローカルエリアネットワークLNには、第1プリンターKP1、第2プリンターKP2、及び、第3プリンターKP3が接続される。制御プリンターSPと、第1プリンターKP1、第2プリンターKP2、及び、第3プリンターKP3のそれぞれとは、ローカルエリアネットワークLNを介して互いに通信可能である。
図2に示すように、印刷データ処理システム1が備える制御プリンターSPは、インターネットや、電話網等のネットワークを含むワイドエリアネットワークWNと接続する。
また、ホール担当者に付与されるタブレット端末10は、ワイドエリアネットワークWNと接続する。
また、印刷データ処理システム1は、第1印刷データ配信サーバーSV1(印刷データ配信装置)、第2印刷データ配信サーバーSV2(印刷データ配信装置)、及び、第3印刷データ配信サーバーSV3(印刷データ配信装置)を備える。以下、第1印刷データ配信サーバーSV1、第2印刷データ配信サーバーSV2、及び、第3印刷データ配信サーバーSV3を区別せずに表現する場合、「印刷データ配信サーバーSV」と表現する。複数の印刷データ配信サーバーSVは、ワイドエリアネットワークWNと接続する。
制御プリンターSP、タブレット端末10、及び、印刷データ配信サーバーSVは、それぞれ、ワイドエリアネットワークWNを介して互いに通信可能である。
図2に示すように、制御プリンターSPは、イーサネット(登録商標)に従ったローカルエリアネットワークLNと接続する。ローカルエリアネットワークLNには、第1プリンターKP1、第2プリンターKP2、及び、第3プリンターKP3が接続される。制御プリンターSPと、第1プリンターKP1、第2プリンターKP2、及び、第3プリンターKP3のそれぞれとは、ローカルエリアネットワークLNを介して互いに通信可能である。
図3は、第1印刷データ配信サーバーSV1、第2印刷データ配信サーバーSV2、及び、第3印刷データ配信サーバーSV3、タブレット端末10、第1POS端末PT1、及び、第2POS端末PT2の機能的構成を示すブロック図である。
図3に示すように、第1印刷データ配信サーバーSV1は、第1サーバー制御部201と、第1サーバー通信部211と、第1サーバー記憶部221と、を備える。
第1サーバー制御部201は、CPUや、ROM、RAM等を備え、第1印刷データ配信サーバーSV1を制御する。
第1サーバー通信部211は、第1サーバー制御部201の制御で、所定の通信規格に従って、ワイドエリアネットワークWNに接続された他の機器と通信する。
第1サーバー記憶部221は、不揮発性メモリーを備え、データを記憶する。
第2印刷データ配信サーバーSV2、及び、第3印刷データ配信サーバーSV3の構成は、第1印刷データ配信サーバーSV1の構成と同様である。第2印刷データ配信サーバーSV2は、第2サーバー制御部202と、第2サーバー通信部212と、第2サーバー記憶部222と、を備える。第3印刷データ配信サーバーSV3は、第3サーバー制御部203と、第3サーバー通信部213と、第3サーバー記憶部223と、を備える。
本実施形態では、第1印刷データ配信サーバーSV1、第2印刷データ配信サーバーSV2、及び、第3印刷データ配信サーバーSV3は、それぞれ、独立したサーバー装置である。しかしながら、必ずしも、この構成である必要はなく、例えば、1台のサーバー装置に、印刷データ配信サーバーSVに応じてサーバーソフトウェアがインストールされて、1台のサーバー装置が、第1印刷データ配信サーバーSV1、第2印刷データ配信サーバーSV2、及び、第3印刷データ配信サーバーSV3として機能する構成であってもよい。
図3に示すように、第1印刷データ配信サーバーSV1は、第1サーバー制御部201と、第1サーバー通信部211と、第1サーバー記憶部221と、を備える。
第1サーバー制御部201は、CPUや、ROM、RAM等を備え、第1印刷データ配信サーバーSV1を制御する。
第1サーバー通信部211は、第1サーバー制御部201の制御で、所定の通信規格に従って、ワイドエリアネットワークWNに接続された他の機器と通信する。
第1サーバー記憶部221は、不揮発性メモリーを備え、データを記憶する。
第2印刷データ配信サーバーSV2、及び、第3印刷データ配信サーバーSV3の構成は、第1印刷データ配信サーバーSV1の構成と同様である。第2印刷データ配信サーバーSV2は、第2サーバー制御部202と、第2サーバー通信部212と、第2サーバー記憶部222と、を備える。第3印刷データ配信サーバーSV3は、第3サーバー制御部203と、第3サーバー通信部213と、第3サーバー記憶部223と、を備える。
本実施形態では、第1印刷データ配信サーバーSV1、第2印刷データ配信サーバーSV2、及び、第3印刷データ配信サーバーSV3は、それぞれ、独立したサーバー装置である。しかしながら、必ずしも、この構成である必要はなく、例えば、1台のサーバー装置に、印刷データ配信サーバーSVに応じてサーバーソフトウェアがインストールされて、1台のサーバー装置が、第1印刷データ配信サーバーSV1、第2印刷データ配信サーバーSV2、及び、第3印刷データ配信サーバーSV3として機能する構成であってもよい。
タブレット端末10は、前面にタッチパネル31が設けられたタブレット型のモバイルコンピューターである。
図3に示すように、タブレット端末10は、端末制御部30と、タッチパネル31と、端末記憶部32と、端末通信部33とを備える。
端末制御部30は、CPUや、ROM、RAM等を備え、タブレット端末10を制御する。端末制御部30は、機能ブロックとしてアプリケーション実行部30aを有する。アプリケーション実行部30aの機能については、後述する。
タッチパネル31は、表示パネル31aと、タッチセンサー31bとを備える。表示パネル31aは、液晶表示パネルや、有機EL表示パネル等を備え、端末制御部30の制御で、画像を表示する。タッチセンサー31bは、表示パネル31aに重ねて配置され、ユーザー(本例では、ホール担当者。)によるタッチ操作を検出し、端末制御部30に出力する。
端末記憶部32は、不揮発性メモリーを備え、データを記憶する。
端末通信部33は、端末制御部30の制御で、所定の通信規格に従って、ワイドエリアネットワークWNに接続された他の機器と通信する。
図3に示すように、タブレット端末10は、端末制御部30と、タッチパネル31と、端末記憶部32と、端末通信部33とを備える。
端末制御部30は、CPUや、ROM、RAM等を備え、タブレット端末10を制御する。端末制御部30は、機能ブロックとしてアプリケーション実行部30aを有する。アプリケーション実行部30aの機能については、後述する。
タッチパネル31は、表示パネル31aと、タッチセンサー31bとを備える。表示パネル31aは、液晶表示パネルや、有機EL表示パネル等を備え、端末制御部30の制御で、画像を表示する。タッチセンサー31bは、表示パネル31aに重ねて配置され、ユーザー(本例では、ホール担当者。)によるタッチ操作を検出し、端末制御部30に出力する。
端末記憶部32は、不揮発性メモリーを備え、データを記憶する。
端末通信部33は、端末制御部30の制御で、所定の通信規格に従って、ワイドエリアネットワークWNに接続された他の機器と通信する。
第1POS端末PT1、及び、第2POS端末PT2は、以下の機能を有するコンピューターである。第1POS端末PT1、及び、第2POS端末PT2は、ワイドエリアネットワークWNに接続された他の機器と通信する機能を備える。また、第1POS端末PT1、及び、第2POS端末PT2は、会計に対応する入力を受け付け、入力に基づいて、会計に関する情報を生成する機能を備える。
図4は、制御プリンターSP、第1プリンターKP1、第2プリンターKP2、及び、第3プリンターKP3の機能的構成を示すブロック図である。
制御プリンターSP、第1プリンターKP1、第2プリンターKP2、及び、第3プリンターKP3は、サーマル式のプリンターである。
図4に示すように、制御プリンターSPは、制御プリンター制御部40と、制御プリンター印刷部41(印刷部)と、制御プリンター記憶部42と、ワイドエリアネットワーク通信部43と、ローカルエリアネットワーク通信部44と、を備える。
制御プリンター制御部40は、CPUや、ROM、RAM等を備え、制御プリンターSPを制御する。制御プリンター制御部40は、機能ブロックとして、受信部40aと、出力部40bと、印刷制御部40cとを備える。これら機能ブロックについては後述する。
制御プリンター印刷部41は、感熱ロール紙を収容する収容部と、収容部に収容された感熱ロール紙を搬送する搬送部と、搬送部に搬送される感熱ロール紙にドットを形成するサーマルヘッドと、感熱ロール紙を切断する切断部とを備える。
制御プリンター記憶部42は、不揮発性メモリーを備え、データを記憶する。
ワイドエリアネットワーク通信部43は、制御プリンター制御部40の制御で、所定の通信規格に従って、ワイドエリアネットワークWNに接続された他の機器と通信する。
ローカルエリアネットワーク通信部44は、制御プリンター制御部40の制御で、所定の通信規格に従って、ローカルエリアネットワークLNに接続された第1プリンターKP1、第2プリンターKP2、及び、第3プリンターKP3と通信する。
制御プリンターSP、第1プリンターKP1、第2プリンターKP2、及び、第3プリンターKP3は、サーマル式のプリンターである。
図4に示すように、制御プリンターSPは、制御プリンター制御部40と、制御プリンター印刷部41(印刷部)と、制御プリンター記憶部42と、ワイドエリアネットワーク通信部43と、ローカルエリアネットワーク通信部44と、を備える。
制御プリンター制御部40は、CPUや、ROM、RAM等を備え、制御プリンターSPを制御する。制御プリンター制御部40は、機能ブロックとして、受信部40aと、出力部40bと、印刷制御部40cとを備える。これら機能ブロックについては後述する。
制御プリンター印刷部41は、感熱ロール紙を収容する収容部と、収容部に収容された感熱ロール紙を搬送する搬送部と、搬送部に搬送される感熱ロール紙にドットを形成するサーマルヘッドと、感熱ロール紙を切断する切断部とを備える。
制御プリンター記憶部42は、不揮発性メモリーを備え、データを記憶する。
ワイドエリアネットワーク通信部43は、制御プリンター制御部40の制御で、所定の通信規格に従って、ワイドエリアネットワークWNに接続された他の機器と通信する。
ローカルエリアネットワーク通信部44は、制御プリンター制御部40の制御で、所定の通信規格に従って、ローカルエリアネットワークLNに接続された第1プリンターKP1、第2プリンターKP2、及び、第3プリンターKP3と通信する。
第1プリンターKP1は、第1制御部501と、第1通信部511と、第1印刷部521と、を備える。
第1制御部501は、CPUや、ROM、RAM等を備え、第1プリンターKP1を制御する。
第1通信部511は、第1制御部501の制御で、所定の通信規格に従って、ローカルエリアネットワークLNに接続された制御プリンターSPと通信する。
第1印刷部521は、感熱ロール紙を収容する収容部と、収容部に収容された感熱ロール紙を搬送する搬送部と、搬送部に搬送される感熱ロール紙にドットを形成するサーマルヘッドと、感熱ロール紙を切断する切断部とを備える。
第2プリンターKP2、及び、第3プリンターKP3の構成は、第1プリンターKP1の構成と同様である。第2プリンターKP2は、第2制御部502と、第2通信部512と、第2印刷部522と、を備える。第3プリンターKP3は、第3制御部503と、第3通信部513と、第3印刷部523と、を備える。
第1制御部501は、CPUや、ROM、RAM等を備え、第1プリンターKP1を制御する。
第1通信部511は、第1制御部501の制御で、所定の通信規格に従って、ローカルエリアネットワークLNに接続された制御プリンターSPと通信する。
第1印刷部521は、感熱ロール紙を収容する収容部と、収容部に収容された感熱ロール紙を搬送する搬送部と、搬送部に搬送される感熱ロール紙にドットを形成するサーマルヘッドと、感熱ロール紙を切断する切断部とを備える。
第2プリンターKP2、及び、第3プリンターKP3の構成は、第1プリンターKP1の構成と同様である。第2プリンターKP2は、第2制御部502と、第2通信部512と、第2印刷部522と、を備える。第3プリンターKP3は、第3制御部503と、第3通信部513と、第3印刷部523と、を備える。
以下の説明では、第1プリンターKP1、第2プリンターKP2、及び、第3プリンターKP3を区別せずに表現する場合、「プリンターKP」と表現する。
次に、ユーザー(本例では、ホール担当者)が、顧客の会計に応じて、第1POS端末PT1に会計に対応する入力を行った場合の、第1POS端末PT1、及び、第1印刷データ配信サーバーSV1の動作について説明する。
第1POS端末PT1は、会計に対応する入力があった場合、入力に基づいて、会計に関する情報(以下、「会計関連情報」という。)を生成する。会計関連情報は、顧客が注文した飲食物の名称や、単価、注文数量、合計支払金額、お釣り、税に関する情報等のレシートに印刷される情報を含む。つまり、第1POS端末PT1は、会計が行われ、会計が確定する度に、会計関連情報を生成する。
次いで、第1POS端末PT1は、生成した会計関連情報、及び、制御プリンターSPの識別情報を、第1印刷データ配信サーバーSV1に送信する。制御プリンターSPの識別情報とは、制御プリンターSPの製造段階で制御プリンターSPに割り当てられるシリアル番号等の、制御プリンターSPを識別する情報である。上述したように、第1POS端末PT1に会計に対応する入力が行われた場合、制御プリンターSPにより対応するレシートが発行される。第1POS端末PT1は、会計関連情報を送信する場合、会計関連情報が印刷されたレシートを発行させるプリンター(本例では、制御プリンターSP)の識別情報を、会計関連情報と共に送信する。なお、第1印刷データ配信サーバーSV1のアドレスや、通信に用いる各種プロトコル、送信するデータのフォーマット等、第1POS端末PT1が、第1印刷データ配信サーバーSV1と通信するために必要な情報は、事前に、第1POS端末PT1に登録されている。第1POS端末PT1は、第1印刷データ配信サーバーSV1との間で所定の通信規格に従ったコネクションを確立し、コネクションを利用して、会計関連情報を送信する。
第1POS端末PT1は、会計に対応する入力があった場合、入力に基づいて、会計に関する情報(以下、「会計関連情報」という。)を生成する。会計関連情報は、顧客が注文した飲食物の名称や、単価、注文数量、合計支払金額、お釣り、税に関する情報等のレシートに印刷される情報を含む。つまり、第1POS端末PT1は、会計が行われ、会計が確定する度に、会計関連情報を生成する。
次いで、第1POS端末PT1は、生成した会計関連情報、及び、制御プリンターSPの識別情報を、第1印刷データ配信サーバーSV1に送信する。制御プリンターSPの識別情報とは、制御プリンターSPの製造段階で制御プリンターSPに割り当てられるシリアル番号等の、制御プリンターSPを識別する情報である。上述したように、第1POS端末PT1に会計に対応する入力が行われた場合、制御プリンターSPにより対応するレシートが発行される。第1POS端末PT1は、会計関連情報を送信する場合、会計関連情報が印刷されたレシートを発行させるプリンター(本例では、制御プリンターSP)の識別情報を、会計関連情報と共に送信する。なお、第1印刷データ配信サーバーSV1のアドレスや、通信に用いる各種プロトコル、送信するデータのフォーマット等、第1POS端末PT1が、第1印刷データ配信サーバーSV1と通信するために必要な情報は、事前に、第1POS端末PT1に登録されている。第1POS端末PT1は、第1印刷データ配信サーバーSV1との間で所定の通信規格に従ったコネクションを確立し、コネクションを利用して、会計関連情報を送信する。
第1印刷データ配信サーバーSV1の第1サーバー制御部201は、第1サーバー通信部211を制御して、会計関連情報、及び、制御プリンターSPの識別情報を受信する。
次いで、第1サーバー制御部201は、受信した会計関連情報、及び、制御プリンターSPの識別情報に基づいて、レシート印刷データ(印刷データ)を生成し、第1サーバー記憶部221に記憶する。
レシート印刷データは、会計関連情報が印刷されたレシートの発行を指示するXML(Extensible Markup Language)ファイルである。レシート印刷データは、XMLのプロトコルに従って、印刷を実行させるプリンターの識別情報や、会計関連情報、会計関連情報に含まれる情報を印刷する位置に関する情報、その他の必要な情報が記述される。
このように、第1印刷データ配信サーバーSV1は、第1POS端末PT1から会計関連情報を受信した場合、会計関連情報に基づいてレシート印刷データを生成し、記憶する。
次いで、第1サーバー制御部201は、受信した会計関連情報、及び、制御プリンターSPの識別情報に基づいて、レシート印刷データ(印刷データ)を生成し、第1サーバー記憶部221に記憶する。
レシート印刷データは、会計関連情報が印刷されたレシートの発行を指示するXML(Extensible Markup Language)ファイルである。レシート印刷データは、XMLのプロトコルに従って、印刷を実行させるプリンターの識別情報や、会計関連情報、会計関連情報に含まれる情報を印刷する位置に関する情報、その他の必要な情報が記述される。
このように、第1印刷データ配信サーバーSV1は、第1POS端末PT1から会計関連情報を受信した場合、会計関連情報に基づいてレシート印刷データを生成し、記憶する。
ユーザー(本例では、ホール担当者)が、顧客の会計に応じて、第2POS端末PT2に会計に対応する入力を行った場合の、第2POS端末PT2、及び、第1印刷データ配信サーバーSV1の動作も同様である。
すなわち、第2POS端末PT2は、会計に応じて会計関連情報を生成し、生成した会計関連情報と、レシートを発行させるプリンターである第1プリンターKP1の識別情報とを第1印刷データ配信サーバーSV1に送信する。第1印刷データ配信サーバーSV1は、受信した会計関連情報、及び、第1プリンターKP1の識別情報に基づいてレシート印刷データを生成し、第1サーバー記憶部221に記憶する。レシート印刷データには、第1プリンターKP1の識別情報が含まれている。
以上のように、第1POS端末PT1、及び、第2POS端末PT2は、会計に応じて、会計関連情報を生成し、第1印刷データ配信サーバーSV1に送信する。
なお、第1サーバー記憶部221に記憶されたレシート印刷データの利用方法については後述する。
すなわち、第2POS端末PT2は、会計に応じて会計関連情報を生成し、生成した会計関連情報と、レシートを発行させるプリンターである第1プリンターKP1の識別情報とを第1印刷データ配信サーバーSV1に送信する。第1印刷データ配信サーバーSV1は、受信した会計関連情報、及び、第1プリンターKP1の識別情報に基づいてレシート印刷データを生成し、第1サーバー記憶部221に記憶する。レシート印刷データには、第1プリンターKP1の識別情報が含まれている。
以上のように、第1POS端末PT1、及び、第2POS端末PT2は、会計に応じて、会計関連情報を生成し、第1印刷データ配信サーバーSV1に送信する。
なお、第1サーバー記憶部221に記憶されたレシート印刷データの利用方法については後述する。
次に、ユーザー(本例では、ホール担当者)が、タブレット端末10に顧客の注文に対応する入力を行った場合の、タブレット端末10、及び、第2印刷データ配信サーバーSV2、及び、第3印刷データ配信サーバーSV3の動作について説明する。
本実施形態では、複数のホール担当者に、複数のタブレット端末10が付与される。タブレット端末10には、専用のアプリケーションAPが事前にインストールされる。ホール担当者は、顧客から注文を聞く前に、アプリケーションAPを起動する。
タブレット端末10の端末制御部30のアプリケーション実行部30aは、CPU等のハードウェア資源がアプリケーションAPを読み出して実行することにより、その機能が実現される機能ブロックである。
タブレット端末10の端末制御部30のアプリケーション実行部30aは、ユーザーが注文に対応する入力を行うユーザーインターフェース(以下、「注文UI」という。)を表示パネル31aに表示する。注文UIは、顧客が注文した飲食物を選択するエリアや、注文された飲食物の数量を選択するエリアが設けられており、ユーザーは、タッチパネル31をタッチ操作して、顧客が注文した飲食物、及び、数量を入力できる。
注文UIに注文に対応する入力があった場合、アプリケーション実行部30aは、入力に基づいて、注文に関する情報(以下、「注文関連情報」という。)を生成する。注文関連情報は、少なくとも、顧客が注文した1又は複数の飲食物について、飲食物の名称を示す情報と、注文数量とを含む。
本実施形態では、複数のホール担当者に、複数のタブレット端末10が付与される。タブレット端末10には、専用のアプリケーションAPが事前にインストールされる。ホール担当者は、顧客から注文を聞く前に、アプリケーションAPを起動する。
タブレット端末10の端末制御部30のアプリケーション実行部30aは、CPU等のハードウェア資源がアプリケーションAPを読み出して実行することにより、その機能が実現される機能ブロックである。
タブレット端末10の端末制御部30のアプリケーション実行部30aは、ユーザーが注文に対応する入力を行うユーザーインターフェース(以下、「注文UI」という。)を表示パネル31aに表示する。注文UIは、顧客が注文した飲食物を選択するエリアや、注文された飲食物の数量を選択するエリアが設けられており、ユーザーは、タッチパネル31をタッチ操作して、顧客が注文した飲食物、及び、数量を入力できる。
注文UIに注文に対応する入力があった場合、アプリケーション実行部30aは、入力に基づいて、注文に関する情報(以下、「注文関連情報」という。)を生成する。注文関連情報は、少なくとも、顧客が注文した1又は複数の飲食物について、飲食物の名称を示す情報と、注文数量とを含む。
次いで、アプリケーション実行部30aは、生成した注文関連情報、及び、注文関連情報に基づいて注文伝票を発行させるプリンターの識別情報を、第2印刷データ配信サーバーSV2、及び、第3印刷データ配信サーバーSV3のうち、予め設定された一方の印刷データ配信サーバーSVに送信する。
ここで、アプリケーション実行部30aは、注文関連情報の内容に基づいて、第2プリンターKP2、及び、第3プリンターKP3のいずれに注文伝票を発行させるのかを決定する。アプリケーション実行部30aは、決定したプリンターの識別情報を、注文関連情報と共に送信する。このほか、タブレット端末10ごとに、注文伝票を発行させるプリンターを予め定める構成であってもよく、また、プリンターの状態を所定の手段で取得し、プリンターの状態に応じて、注文伝票を発行させるプリンターを決定する構成であってもよい。
また、本実施形態では、タブレット端末10ごとに、生成した注文関連情報を、第2印刷データ配信サーバーSV2、及び、第3印刷データ配信サーバーSV3のいずれに送信するのかが予め設定される。そして、タブレット端末10には、設定された方の印刷データ配信サーバーSVと通信するために必要な情報(アドレス等)が事前に登録される。
設定された印刷データ配信サーバーSVが第2印刷データ配信サーバーSV2である場合、第2サーバー制御部202は、第2サーバー通信部212を制御して、タブレット端末10が送信した注文関連情報、及び、プリンターの識別情報を受信する。
ここで、アプリケーション実行部30aは、注文関連情報の内容に基づいて、第2プリンターKP2、及び、第3プリンターKP3のいずれに注文伝票を発行させるのかを決定する。アプリケーション実行部30aは、決定したプリンターの識別情報を、注文関連情報と共に送信する。このほか、タブレット端末10ごとに、注文伝票を発行させるプリンターを予め定める構成であってもよく、また、プリンターの状態を所定の手段で取得し、プリンターの状態に応じて、注文伝票を発行させるプリンターを決定する構成であってもよい。
また、本実施形態では、タブレット端末10ごとに、生成した注文関連情報を、第2印刷データ配信サーバーSV2、及び、第3印刷データ配信サーバーSV3のいずれに送信するのかが予め設定される。そして、タブレット端末10には、設定された方の印刷データ配信サーバーSVと通信するために必要な情報(アドレス等)が事前に登録される。
設定された印刷データ配信サーバーSVが第2印刷データ配信サーバーSV2である場合、第2サーバー制御部202は、第2サーバー通信部212を制御して、タブレット端末10が送信した注文関連情報、及び、プリンターの識別情報を受信する。
次いで、第2サーバー制御部202は、受信した注文関連情報、及び、プリンターの識別情報に基づいて、注文伝票印刷データ(印刷データ)を生成し、第2サーバー記憶部222に記憶する。
注文伝票印刷データは、注文関連情報が印刷された注文伝票の発行を指示するXMLファイルである。注文伝票印刷データは、XMLのプロトコルに従って、注文伝票を発行させるプリンターの識別情報や、注文関連情報、注文関連情報に含まれる情報を印刷する位置に関する情報、その他の必要な情報が記述される。
このように、第2印刷データ配信サーバーSV2は、タブレット端末10から注文関連情報を受信した場合、注文関連情報に基づいて注文伝票印刷データを生成し、記憶する。
設定された印刷データ配信サーバーSVが第3印刷データ配信サーバーSV3であり、第3印刷データ配信サーバーSV3が、タブレット端末10から注文関連情報を受信した場合も、第3印刷データ配信サーバーSV3により同様の処理が行われる。すなわち、第3印刷データ配信サーバーSV3は、受信した注文関連情報、及び、プリンターの識別情報に基づいて注文伝票印刷データを生成し、第3サーバー記憶部223に記憶する。
注文伝票印刷データは、注文関連情報が印刷された注文伝票の発行を指示するXMLファイルである。注文伝票印刷データは、XMLのプロトコルに従って、注文伝票を発行させるプリンターの識別情報や、注文関連情報、注文関連情報に含まれる情報を印刷する位置に関する情報、その他の必要な情報が記述される。
このように、第2印刷データ配信サーバーSV2は、タブレット端末10から注文関連情報を受信した場合、注文関連情報に基づいて注文伝票印刷データを生成し、記憶する。
設定された印刷データ配信サーバーSVが第3印刷データ配信サーバーSV3であり、第3印刷データ配信サーバーSV3が、タブレット端末10から注文関連情報を受信した場合も、第3印刷データ配信サーバーSV3により同様の処理が行われる。すなわち、第3印刷データ配信サーバーSV3は、受信した注文関連情報、及び、プリンターの識別情報に基づいて注文伝票印刷データを生成し、第3サーバー記憶部223に記憶する。
以下の説明で、レシート印刷データ、及び、注文伝票印刷データを区別せずに表現する場合、「印刷データ」と表現する。印刷データは、XMLファイルである。
次に、制御プリンターSPの制御プリンター制御部40が備える機能ブロックについて詳細に説明する。
図5は、制御プリンター制御部40の構成を詳細に示す図である。
図5に示すように、制御プリンター制御部40は、機能ブロックとして、受信部40aと、出力部40bと、印刷制御部40cとを備える。
受信部40aは、第1受信用処理部JS1(受信用処理部)と、第2受信用処理部JS2(受信用処理部)と、第3受信用処理部JS3(受信用処理部)と、を備える。
本実施形態では、制御プリンターSPが、電源の投入やリセットにより起動されたときに、タスク(スレッド、又は、プロセスであってもよい。)として、第1受信用タスク、第2受信用タスク、及び、第3受信用タスクが起動される。そして、第1受信用処理部JS1は、CPUによる第1受信用タスクの実行に基づく処理を行う機能ブロックである。また、第2受信用処理部JS2は、CPUによる第2受信用タスクの実行に基づく処理を行う機能ブロックである。また、第3受信用処理部JS3は、CPUによる第3受信用タスクの実行に基づく処理を行う機能ブロックである。つまり、第1受信用処理部JS1、第2受信用処理部JS2、及び、第3受信用処理部JS3は、制御プリンターSPが起動されたときに、起動する。第1受信用処理部JS1、第2受信用処理部JS2、及び、第3受信用処理部JS3が実行する処理については後述する。
以下、第1受信用処理部JS1、第2受信用処理部JS2、及び、第3受信用処理部JS3を区別しない場合、「受信用処理部JS」と表現する。
図5は、制御プリンター制御部40の構成を詳細に示す図である。
図5に示すように、制御プリンター制御部40は、機能ブロックとして、受信部40aと、出力部40bと、印刷制御部40cとを備える。
受信部40aは、第1受信用処理部JS1(受信用処理部)と、第2受信用処理部JS2(受信用処理部)と、第3受信用処理部JS3(受信用処理部)と、を備える。
本実施形態では、制御プリンターSPが、電源の投入やリセットにより起動されたときに、タスク(スレッド、又は、プロセスであってもよい。)として、第1受信用タスク、第2受信用タスク、及び、第3受信用タスクが起動される。そして、第1受信用処理部JS1は、CPUによる第1受信用タスクの実行に基づく処理を行う機能ブロックである。また、第2受信用処理部JS2は、CPUによる第2受信用タスクの実行に基づく処理を行う機能ブロックである。また、第3受信用処理部JS3は、CPUによる第3受信用タスクの実行に基づく処理を行う機能ブロックである。つまり、第1受信用処理部JS1、第2受信用処理部JS2、及び、第3受信用処理部JS3は、制御プリンターSPが起動されたときに、起動する。第1受信用処理部JS1、第2受信用処理部JS2、及び、第3受信用処理部JS3が実行する処理については後述する。
以下、第1受信用処理部JS1、第2受信用処理部JS2、及び、第3受信用処理部JS3を区別しない場合、「受信用処理部JS」と表現する。
図5に示すように、出力部40bは、管理部KBと、第1出力用処理部SS1(出力用処理部)と、第2出力用処理部SS2(出力用処理部)と、第3出力用処理部SS3(出力用処理部)と、印刷出力用処理部SS4(出力用処理部)と、を備える。
管理部KBは、制御プリンターSPが起動されたときに起動する管理タスクに対応する機能ブロックである。すなわち、管理部KBは、CPUによる管理タスクの実行に基づく処理を行う。後述するように、管理部KBは、所定の条件が成立した場合に、タスク(スレッド、又は、プロセスであってもよい。)として、第1出力用タスク、第2出力用タスク、第3出力用タスク、又は、印刷出力用タスクを起動する。そして、第1出力用処理部SS1は、CPUによる第1出力用タスクの実行に基づく処理を行う機能ブロックである。また、第2出力用処理部SS2は、CPUによる第2出力用タスクの実行に基づく処理を行う機能ブロックである。また、第3出力用処理部SS3は、CPUによる第3出力用タスクの実行に基づく処理を行う機能ブロックである。また、印刷出力用処理部SS4は、CPUによる印刷出力用タスクの実行に基づく処理を行う機能ブロックである。管理部KB、第1出力用処理部SS1、第2出力用処理部SS2、第3出力用処理部SS3、及び、印刷出力用処理部SS4が実行する処理については後述する。
以下、第1出力用処理部SS1、第2出力用処理部SS2、及び、第3出力用処理部SS3を区別しない場合「送信処理部S」と表現する。また、第1出力用処理部SS1、第2出力用処理部SS2、第3出力用処理部SS3、及び、印刷出力用処理部SS4を区別しない場合「出力用処理部SS」と表現する。
管理部KBは、制御プリンターSPが起動されたときに起動する管理タスクに対応する機能ブロックである。すなわち、管理部KBは、CPUによる管理タスクの実行に基づく処理を行う。後述するように、管理部KBは、所定の条件が成立した場合に、タスク(スレッド、又は、プロセスであってもよい。)として、第1出力用タスク、第2出力用タスク、第3出力用タスク、又は、印刷出力用タスクを起動する。そして、第1出力用処理部SS1は、CPUによる第1出力用タスクの実行に基づく処理を行う機能ブロックである。また、第2出力用処理部SS2は、CPUによる第2出力用タスクの実行に基づく処理を行う機能ブロックである。また、第3出力用処理部SS3は、CPUによる第3出力用タスクの実行に基づく処理を行う機能ブロックである。また、印刷出力用処理部SS4は、CPUによる印刷出力用タスクの実行に基づく処理を行う機能ブロックである。管理部KB、第1出力用処理部SS1、第2出力用処理部SS2、第3出力用処理部SS3、及び、印刷出力用処理部SS4が実行する処理については後述する。
以下、第1出力用処理部SS1、第2出力用処理部SS2、及び、第3出力用処理部SS3を区別しない場合「送信処理部S」と表現する。また、第1出力用処理部SS1、第2出力用処理部SS2、第3出力用処理部SS3、及び、印刷出力用処理部SS4を区別しない場合「出力用処理部SS」と表現する。
受信部40aが備える機能ブロック、及び、出力部40bが備える機能ブロックは、印刷キューQ(記憶領域)にデータを書き込むことができ、また、印刷キューQに書き込まれたデータを読み出すことができる。
印刷キューQは、RAM等の一時記憶領域のワークエリアに形成されたバッファーである。
印刷キューQは、RAM等の一時記憶領域のワークエリアに形成されたバッファーである。
印刷制御部40cは、後述する所定の場合に印刷データが入力される。印刷制御部40cは、入力された印刷データ(XMLファイル)を、制御プリンター印刷部41のコマンド体系に従った制御コマンドに変換し、制御コマンドに基づいて、制御プリンター印刷部41に処理を実行させる。
次に、制御プリンターSPの設定について説明する。
上述したように、制御プリンターSPの起動時に、第1受信用処理部JS1、第2受信用処理部JS2、及び、第3受信用処理部JS3が起動する。本実施形態では、ブラウザーがインストールされた装置から、ワイドエリアネットワークWNを介して、制御プリンターSPにアクセスし、各受信用処理部JSに関する設定をできる構成となっている。
本実施形態では、制御プリンターSPには、ウェブサーバーソフトウェア(例えば、Apache HTTP Server)がインストールされている。制御プリンターSPは、クライアントからの要求に応じて、HTTP等の所定のプロトコルに従った表示データを生成し、送信するウェブサーバーとしての機能を有する。
また、タブレット端末10にはブラウザーがインストールされている。
以下、タブレット端末10から制御プリンターSPにアクセスして、受信用処理部JSの設定を行う場合を例にして説明する。
上述したように、制御プリンターSPの起動時に、第1受信用処理部JS1、第2受信用処理部JS2、及び、第3受信用処理部JS3が起動する。本実施形態では、ブラウザーがインストールされた装置から、ワイドエリアネットワークWNを介して、制御プリンターSPにアクセスし、各受信用処理部JSに関する設定をできる構成となっている。
本実施形態では、制御プリンターSPには、ウェブサーバーソフトウェア(例えば、Apache HTTP Server)がインストールされている。制御プリンターSPは、クライアントからの要求に応じて、HTTP等の所定のプロトコルに従った表示データを生成し、送信するウェブサーバーとしての機能を有する。
また、タブレット端末10にはブラウザーがインストールされている。
以下、タブレット端末10から制御プリンターSPにアクセスして、受信用処理部JSの設定を行う場合を例にして説明する。
ユーザーは、タブレット端末10のブラウザーを起動し、制御プリンターSPが管理する所定のURLにアクセスする。所定のURLへのアクセスに応じて、制御プリンターSPの制御プリンター制御部40は、受信用処理部JSの設定用のユーザーインターフェース(以下、「設定UI」という。)を表示させる表示ファイルを生成し、送信する。タブレット端末10の端末制御部30は、表示ファイルに基づいて、表示パネル31aに、設定UIを表示する。
図6は、設定UIの一例を示す図である。
図6に示すように、設定UIは、サーバーダイレクトプリントの有効/無効を設定するダイレクト設定欄R1を有する。サーバーダイレクトプリントとは、印刷データ配信サーバーSVから制御プリンターSPに対して印刷データを配信することをいう。
また、設定UIは、ID/パスワード入力欄R2を有する。ID/パスワード入力欄R2は、制御プリンターSPの識別情報を入力する欄と、制御プリンターSPの識別情報と対応付けて設定するパスワードを入力する欄とを有する。ID/パスワード入力欄R2に入力された情報は、制御プリンターSPの識別や、認証に用いられる。
また、設定UIは、第1サーバー設定欄R3を有する。
第1サーバー設定欄R3は、第1受信用処理部JS1に関する設定を行う欄である。
第1サーバー設定欄R3は、第1URL入力欄R31を有する。後述するように、第1受信用処理部JS1は、第1印刷データ配信サーバーSV1から印刷データを受信する処理を実行する。そして、第1URL入力欄R31は、第1受信用処理部JS1が印刷データを受信するときにアクセスするサーバー(本実施形態では、第1印刷データ配信サーバーSV1)のURLを入力する欄である。
第1サーバー設定欄R3は、第1間隔入力欄R32を有する。後述するように、第1受信用処理部JS1は、第1印刷データ配信サーバーSV1から印刷データを受信する際、所定の間隔で(所定時間ごとに)、当該サーバーにおける印刷データの有無を問い合わせる。第1間隔入力欄R32は、当該間隔を入力する欄である。
第1URL入力欄R31、及び、第1間隔入力欄R32に入力された情報は、第1受信用処理部JS1の機能を実現するプログラムが参照する設定ファイルに書き込まれたり、当該プログラムに定義された所定の変数に格納されたりして、設定される。
図6は、設定UIの一例を示す図である。
図6に示すように、設定UIは、サーバーダイレクトプリントの有効/無効を設定するダイレクト設定欄R1を有する。サーバーダイレクトプリントとは、印刷データ配信サーバーSVから制御プリンターSPに対して印刷データを配信することをいう。
また、設定UIは、ID/パスワード入力欄R2を有する。ID/パスワード入力欄R2は、制御プリンターSPの識別情報を入力する欄と、制御プリンターSPの識別情報と対応付けて設定するパスワードを入力する欄とを有する。ID/パスワード入力欄R2に入力された情報は、制御プリンターSPの識別や、認証に用いられる。
また、設定UIは、第1サーバー設定欄R3を有する。
第1サーバー設定欄R3は、第1受信用処理部JS1に関する設定を行う欄である。
第1サーバー設定欄R3は、第1URL入力欄R31を有する。後述するように、第1受信用処理部JS1は、第1印刷データ配信サーバーSV1から印刷データを受信する処理を実行する。そして、第1URL入力欄R31は、第1受信用処理部JS1が印刷データを受信するときにアクセスするサーバー(本実施形態では、第1印刷データ配信サーバーSV1)のURLを入力する欄である。
第1サーバー設定欄R3は、第1間隔入力欄R32を有する。後述するように、第1受信用処理部JS1は、第1印刷データ配信サーバーSV1から印刷データを受信する際、所定の間隔で(所定時間ごとに)、当該サーバーにおける印刷データの有無を問い合わせる。第1間隔入力欄R32は、当該間隔を入力する欄である。
第1URL入力欄R31、及び、第1間隔入力欄R32に入力された情報は、第1受信用処理部JS1の機能を実現するプログラムが参照する設定ファイルに書き込まれたり、当該プログラムに定義された所定の変数に格納されたりして、設定される。
また、設定UIは、第2サーバー設定欄R4を有する。
第2サーバー設定欄R4は、第2受信用処理部JS2に関する設定を行う欄である。第2サーバー設定欄R4は、第2URL入力欄R41と、第2間隔入力欄R42とを有する。後述するように、第2受信用処理部JS2は、第2印刷データ配信サーバーSV2から印刷データを受信する処理を実行する。そして、第2URL入力欄R41は、第2受信用処理部JS2が印刷データを受信するときにアクセスするサーバー(本実施形態では、第2印刷データ配信サーバーSV2)のURLを入力する欄である。また、第2間隔入力欄R42は、第2受信用処理部JS2が第2印刷データ配信サーバーSV2に印刷データの有無を問い合わせるときの間隔を入力する欄である。
また、設定UIは、第3サーバー設定欄R5を有する。
第3サーバー設定欄R5は、第3受信用処理部JS3に関する設定を行う欄である。第3サーバー設定欄R5は、第3URL入力欄R51と、第3間隔入力欄R52とを有する。後述するように、第3受信用処理部JS3は、第3印刷データ配信サーバーSV3から印刷データを受信する処理を実行する。そして、第3URL入力欄R51は、第3受信用処理部JS3が印刷データを受信するときにアクセスするサーバー(本実施形態では、第3印刷データ配信サーバーSV3)のURLを入力する欄である。また、第3間隔入力欄R52は、第3受信用処理部JS3が第3印刷データ配信サーバーSV3に印刷データの有無を問い合わせるときの間隔を入力する欄である。
このように、本実施形態では、受信用処理部JSは、所定時間ごとに印刷データの有無を問い合わせ、各受信用処理部JSについて、所定時間を設定できる。
なお、本例では、制御プリンターSPと通信する印刷データ配信サーバーSVが3台であるため、対応する設定用の欄の数は3つであるが、通信するサーバーの数に応じて対応する設定用の欄の数を増減させることができる。
第2サーバー設定欄R4は、第2受信用処理部JS2に関する設定を行う欄である。第2サーバー設定欄R4は、第2URL入力欄R41と、第2間隔入力欄R42とを有する。後述するように、第2受信用処理部JS2は、第2印刷データ配信サーバーSV2から印刷データを受信する処理を実行する。そして、第2URL入力欄R41は、第2受信用処理部JS2が印刷データを受信するときにアクセスするサーバー(本実施形態では、第2印刷データ配信サーバーSV2)のURLを入力する欄である。また、第2間隔入力欄R42は、第2受信用処理部JS2が第2印刷データ配信サーバーSV2に印刷データの有無を問い合わせるときの間隔を入力する欄である。
また、設定UIは、第3サーバー設定欄R5を有する。
第3サーバー設定欄R5は、第3受信用処理部JS3に関する設定を行う欄である。第3サーバー設定欄R5は、第3URL入力欄R51と、第3間隔入力欄R52とを有する。後述するように、第3受信用処理部JS3は、第3印刷データ配信サーバーSV3から印刷データを受信する処理を実行する。そして、第3URL入力欄R51は、第3受信用処理部JS3が印刷データを受信するときにアクセスするサーバー(本実施形態では、第3印刷データ配信サーバーSV3)のURLを入力する欄である。また、第3間隔入力欄R52は、第3受信用処理部JS3が第3印刷データ配信サーバーSV3に印刷データの有無を問い合わせるときの間隔を入力する欄である。
このように、本実施形態では、受信用処理部JSは、所定時間ごとに印刷データの有無を問い合わせ、各受信用処理部JSについて、所定時間を設定できる。
なお、本例では、制御プリンターSPと通信する印刷データ配信サーバーSVが3台であるため、対応する設定用の欄の数は3つであるが、通信するサーバーの数に応じて対応する設定用の欄の数を増減させることができる。
また、設定UIは、サーバー認証欄R6を有する。
サーバー認証欄R6は、印刷データ配信サーバーSVとコネクションを確立する際に、制御プリンターSP側でサーバーの認証を行うか否かを設定する欄である。
また、設定UIは、適用ボタンB1を有する。
適用ボタンB1が選択された場合、設定UIへの入力が確定し、入力された情報が、制御プリンターSPに送信される。制御プリンターSPは受信した情報に基づいて、入力を反映する。
サーバー認証欄R6は、印刷データ配信サーバーSVとコネクションを確立する際に、制御プリンターSP側でサーバーの認証を行うか否かを設定する欄である。
また、設定UIは、適用ボタンB1を有する。
適用ボタンB1が選択された場合、設定UIへの入力が確定し、入力された情報が、制御プリンターSPに送信される。制御プリンターSPは受信した情報に基づいて、入力を反映する。
次に、制御プリンターSPの動作について詳細に説明する。
制御プリンターSPは、印刷データ配信サーバーSVから印刷データを受信し、受信した印刷データに応じて、受信した印刷データを対応するプリンターKPに送信し、又は、印刷データに基づく印刷を行う。
まず、制御プリンターSPの印刷データの受信に関する処理について説明する。
図7は、制御プリンターSPが印刷データ配信サーバーSVから印刷データを受信するときの制御プリンターSP、及び、第1印刷データ配信サーバーSV1の動作を示すフローチャートであり、(A)は制御プリンターSPの動作を、(B)は第1印刷データ配信サーバーSV1の動作を示す。
上述したように、制御プリンターSPの起動時に、第1受信用処理部JS1、第2受信用処理部JS2、及び、第3受信用処理部JS3が起動する。
そして、第1受信用処理部JS1は、3台の印刷データ配信サーバーSVのうち、第1印刷データ配信サーバーSV1から印刷データを受信する処理を実行する。また、第2受信用処理部JS2は、第2印刷データ配信サーバーSV2から印刷データを受信する処理を実行する。また、第3受信用処理部JS3は、第3印刷データ配信サーバーSV3から印刷データを受信する処理を実行する。
以下、第1受信用処理部JS1の処理について図7のフローチャートを用いて説明する。第2受信用処理部JS2、及び、第3受信用処理部JS3の処理の詳細な説明は省略するが、第2受信用処理部JS2は、第2印刷データ配信サーバーSV2に対して、図7のフローチャートで説明する処理と同様の処理を実行する。また、第3受信用処理部JS3は、第3印刷データ配信サーバーSV3に対して、図7のフローチャートで説明する処理と同様の処理を実行する。
制御プリンターSPは、印刷データ配信サーバーSVから印刷データを受信し、受信した印刷データに応じて、受信した印刷データを対応するプリンターKPに送信し、又は、印刷データに基づく印刷を行う。
まず、制御プリンターSPの印刷データの受信に関する処理について説明する。
図7は、制御プリンターSPが印刷データ配信サーバーSVから印刷データを受信するときの制御プリンターSP、及び、第1印刷データ配信サーバーSV1の動作を示すフローチャートであり、(A)は制御プリンターSPの動作を、(B)は第1印刷データ配信サーバーSV1の動作を示す。
上述したように、制御プリンターSPの起動時に、第1受信用処理部JS1、第2受信用処理部JS2、及び、第3受信用処理部JS3が起動する。
そして、第1受信用処理部JS1は、3台の印刷データ配信サーバーSVのうち、第1印刷データ配信サーバーSV1から印刷データを受信する処理を実行する。また、第2受信用処理部JS2は、第2印刷データ配信サーバーSV2から印刷データを受信する処理を実行する。また、第3受信用処理部JS3は、第3印刷データ配信サーバーSV3から印刷データを受信する処理を実行する。
以下、第1受信用処理部JS1の処理について図7のフローチャートを用いて説明する。第2受信用処理部JS2、及び、第3受信用処理部JS3の処理の詳細な説明は省略するが、第2受信用処理部JS2は、第2印刷データ配信サーバーSV2に対して、図7のフローチャートで説明する処理と同様の処理を実行する。また、第3受信用処理部JS3は、第3印刷データ配信サーバーSV3に対して、図7のフローチャートで説明する処理と同様の処理を実行する。
図7(A)に示すように、制御プリンターSPの制御プリンター制御部40の受信部40aの第1受信用処理部JS1は、第1印刷データ配信サーバーSV1に対して、印刷データの有無を問い合わせるタイミングとなったか否かを監視する(ステップSA1)。
第1受信用処理部JS1は、後述する印刷データ処理期間を除き、設定UIの第1サーバー設定欄R3の第1間隔入力欄R32に入力された間隔(所定時間)で、第1印刷データ配信サーバーSV1に、印刷データの有無を問い合わせる。ステップSA1で、第1受信用処理部JS1は、前回、問い合わせを行ってから、設定された間隔に対応する時間(所定時間)が経過したか否かを監視し、経過した場合、印刷データの有無を問い合わせるタイミングとなったと判別する。
タイミングとなった場合(ステップSA1:YES)、第1受信用処理部JS1は、印刷データの有無を問い合わせるデータを生成し、ワイドエリアネットワーク通信部43を制御して、当該データを第1印刷データ配信サーバーSV1に送信する(ステップSA2)。
上述したように、第1サーバー設定欄R3の第1URL入力欄R31に入力されたURL(第1印刷データ配信サーバーSV1のURL)は、設定ファイルに書き込まれる等しており、第1受信用処理部JS1は、当該URLを管理する。ステップSA2で、第1受信用処理部JS1は、管理するURLに基づいて、第1印刷データ配信サーバーSV1にアクセスし、所定の通信規格に従ってコネクションを確立し、コネクションを利用してデータを送信する。
第1受信用処理部JS1は、後述する印刷データ処理期間を除き、設定UIの第1サーバー設定欄R3の第1間隔入力欄R32に入力された間隔(所定時間)で、第1印刷データ配信サーバーSV1に、印刷データの有無を問い合わせる。ステップSA1で、第1受信用処理部JS1は、前回、問い合わせを行ってから、設定された間隔に対応する時間(所定時間)が経過したか否かを監視し、経過した場合、印刷データの有無を問い合わせるタイミングとなったと判別する。
タイミングとなった場合(ステップSA1:YES)、第1受信用処理部JS1は、印刷データの有無を問い合わせるデータを生成し、ワイドエリアネットワーク通信部43を制御して、当該データを第1印刷データ配信サーバーSV1に送信する(ステップSA2)。
上述したように、第1サーバー設定欄R3の第1URL入力欄R31に入力されたURL(第1印刷データ配信サーバーSV1のURL)は、設定ファイルに書き込まれる等しており、第1受信用処理部JS1は、当該URLを管理する。ステップSA2で、第1受信用処理部JS1は、管理するURLに基づいて、第1印刷データ配信サーバーSV1にアクセスし、所定の通信規格に従ってコネクションを確立し、コネクションを利用してデータを送信する。
図7(B)に示すように、第1印刷データ配信サーバーSV1の第1サーバー制御部201は、第1サーバー通信部211を制御して、データを受信する(ステップSB1)。
次いで、第1サーバー制御部201は、送信していない印刷データの有無を判別する(ステップSB2)。
詳述すると、上述したように、第1サーバー制御部201は、第1POS端末PT1、又は、第2POS端末PT2から会計関連情報、及び、レシートを発行させるプリンターの識別情報を受信した場合、これら情報に基づいて、レシート印刷データ(印刷データ)を生成し、第1サーバー記憶部221に記憶する。そして、ステップSB2で、第1サーバー制御部201は、第1サーバー記憶部221に記憶した印刷データであって、制御プリンターSPに送信していない印刷データが存在するか否かを判別する。つまり、ステップSB2で、第1サーバー制御部201は、前回、印刷データを送信した後に、新たに生成されて記憶された印刷データの有無を判別する。
次いで、第1サーバー制御部201は、判別結果に基づいて、送信していない印刷データの有無を示す情報を含むデータを、第1サーバー通信部211を制御して、ステップSA2で確立したコネクションを利用して送信する(ステップSB3)。
次いで、第1サーバー制御部201は、送信していない印刷データの有無を判別する(ステップSB2)。
詳述すると、上述したように、第1サーバー制御部201は、第1POS端末PT1、又は、第2POS端末PT2から会計関連情報、及び、レシートを発行させるプリンターの識別情報を受信した場合、これら情報に基づいて、レシート印刷データ(印刷データ)を生成し、第1サーバー記憶部221に記憶する。そして、ステップSB2で、第1サーバー制御部201は、第1サーバー記憶部221に記憶した印刷データであって、制御プリンターSPに送信していない印刷データが存在するか否かを判別する。つまり、ステップSB2で、第1サーバー制御部201は、前回、印刷データを送信した後に、新たに生成されて記憶された印刷データの有無を判別する。
次いで、第1サーバー制御部201は、判別結果に基づいて、送信していない印刷データの有無を示す情報を含むデータを、第1サーバー通信部211を制御して、ステップSA2で確立したコネクションを利用して送信する(ステップSB3)。
図7(A)に示すように、制御プリンターSPの第1受信用処理部JS1は、ワイドエリアネットワーク通信部43を制御して、第1印刷データ配信サーバーSV1が送信したデータを受信する(ステップSA3)。
次いで、第1受信用処理部JS1は、受信したデータが、送信していない印刷データが無いことを示す情報を含む場合(ステップSA4:NO)、処理手順をステップSA1へ戻す。
受信したデータが、送信していない印刷データがあることを示す情報を含む場合(ステップSA4:YES)、第1受信用処理部JS1は、確立したコネクションを利用して、印刷データの送信を要求するデータを送信する(ステップSA5)。
次いで、第1受信用処理部JS1は、受信したデータが、送信していない印刷データが無いことを示す情報を含む場合(ステップSA4:NO)、処理手順をステップSA1へ戻す。
受信したデータが、送信していない印刷データがあることを示す情報を含む場合(ステップSA4:YES)、第1受信用処理部JS1は、確立したコネクションを利用して、印刷データの送信を要求するデータを送信する(ステップSA5)。
図7(B)に示すように、第1印刷データ配信サーバーSV1の第1サーバー制御部201は、データを受信する(ステップSB4)。
次いで、第1サーバー制御部201は、確立したコネクションを利用して、送信していない印刷データを送信する(ステップSB5)。送信していない印刷データが複数ある場合、第1サーバー制御部201は、複数の印刷データを、順次、送信する。
次いで、第1サーバー制御部201は、確立したコネクションを利用して、送信していない印刷データを送信する(ステップSB5)。送信していない印刷データが複数ある場合、第1サーバー制御部201は、複数の印刷データを、順次、送信する。
図7(A)に示すように、第1印刷データ配信サーバーSV1による印刷データの送信に応じて、制御プリンターSPの第1受信用処理部JS1は、印刷データの受信を開始する(ステップSA6)。第1受信用処理部JS1は、印刷データを受信中、受信したデータを、順次、RAM等のワークエリアに形成された受信バッファーに格納する。
印刷データの受信の開始後、第1受信用処理部JS1は、印刷データの受信が完了したか否かを監視する(ステップSA7)。受信する印刷データが複数ある場合、ステップSA7で、第1受信用処理部JS1は、複数の印刷データの全てについて、受信が完了したか否かを監視する。
印刷データの受信が完了した場合(ステップSA7:YES)、第1受信用処理部JS1は、印刷キューQへのデータの書き込み(格納)が禁止されているか否かを判別する(ステップSA8)。後に明らかとなるとおり、第1受信用処理部JS1、第2受信用処理部JS2、及び、第3受信用処理部JS3は、それぞれ、データを印刷キューQに書き込んでいる間、他の受信用処理部JSがデータを印刷キューQに書き込むことを禁止する。また、1の受信用処理部JSは、他の2つの第1受信用処理部JS1による書き込みを禁止する場合、他の2つの受信用処理部JSにその旨の通知を行い、また、禁止を解除する場合、他の2つの受信用処理部JSにその旨の通知を行う。ステップSA8で、第1受信用処理部JS1は、他の受信用処理部JSからデータの書き込みを禁止する旨の通知を受けてから、禁止を解除する旨の受けていない状態の場合、データの書き込みが禁止されていると判別する。
印刷キューQへのデータの書き込みが禁止されている場合(ステップSA8:YES)、第1受信用処理部JS1は、書き込みの禁止が解除されたか否かを監視し(ステップSA9)、解除された場合(ステップSA9:YES)、処理手順をステップSA10へ移行する。
印刷キューQへのデータの書き込みが禁止されていない場合(ステップSA8:YES)、第1受信用処理部JS1は、処理手順をステップSA10へ移行する。
印刷データの受信の開始後、第1受信用処理部JS1は、印刷データの受信が完了したか否かを監視する(ステップSA7)。受信する印刷データが複数ある場合、ステップSA7で、第1受信用処理部JS1は、複数の印刷データの全てについて、受信が完了したか否かを監視する。
印刷データの受信が完了した場合(ステップSA7:YES)、第1受信用処理部JS1は、印刷キューQへのデータの書き込み(格納)が禁止されているか否かを判別する(ステップSA8)。後に明らかとなるとおり、第1受信用処理部JS1、第2受信用処理部JS2、及び、第3受信用処理部JS3は、それぞれ、データを印刷キューQに書き込んでいる間、他の受信用処理部JSがデータを印刷キューQに書き込むことを禁止する。また、1の受信用処理部JSは、他の2つの第1受信用処理部JS1による書き込みを禁止する場合、他の2つの受信用処理部JSにその旨の通知を行い、また、禁止を解除する場合、他の2つの受信用処理部JSにその旨の通知を行う。ステップSA8で、第1受信用処理部JS1は、他の受信用処理部JSからデータの書き込みを禁止する旨の通知を受けてから、禁止を解除する旨の受けていない状態の場合、データの書き込みが禁止されていると判別する。
印刷キューQへのデータの書き込みが禁止されている場合(ステップSA8:YES)、第1受信用処理部JS1は、書き込みの禁止が解除されたか否かを監視し(ステップSA9)、解除された場合(ステップSA9:YES)、処理手順をステップSA10へ移行する。
印刷キューQへのデータの書き込みが禁止されていない場合(ステップSA8:YES)、第1受信用処理部JS1は、処理手順をステップSA10へ移行する。
ステップSA10において、第1受信用処理部JS1は、他の2つの受信用処理部JSによる印刷キューQへのデータの書き込みを禁止する。具体的には、第1受信用処理部JS1は、割り込み信号の送信等の手段により、他の2つの受信用処理部JSにデータの書き込みを禁止する旨の通知を行う。
次いで、第1受信用処理部JS1は、受信バッファーに格納した印刷データ(印刷データが複数ある場合は複数の印刷データ。)の、印刷キューQへの書き込み(格納)を開始する(ステップSA11)。
次いで、第1受信用処理部JS1は、受信バッファーに格納した印刷データの印刷キューQへの書き込みが完了したか否かを監視する(ステップSA12)。
書き込みが完了した場合(ステップSA12:YES)、第1受信用処理部JS1は、他の受信用処理部JSによるデータの書き込みの禁止を解除する(ステップSA13)。具体的には、第1受信用処理部JS1は、割り込み信号の送信等の手段により、他の2つの受信用処理部JSにデータの書き込みの禁止を解除する旨の通知を行う。
次いで、第1受信用処理部JS1は、受信バッファーに格納した印刷データ(印刷データが複数ある場合は複数の印刷データ。)の、印刷キューQへの書き込み(格納)を開始する(ステップSA11)。
次いで、第1受信用処理部JS1は、受信バッファーに格納した印刷データの印刷キューQへの書き込みが完了したか否かを監視する(ステップSA12)。
書き込みが完了した場合(ステップSA12:YES)、第1受信用処理部JS1は、他の受信用処理部JSによるデータの書き込みの禁止を解除する(ステップSA13)。具体的には、第1受信用処理部JS1は、割り込み信号の送信等の手段により、他の2つの受信用処理部JSにデータの書き込みの禁止を解除する旨の通知を行う。
次いで、第1受信用処理部JS1は、印刷処理完了通知が入力されたか否かを監視する(ステップSA14)。
印刷処理完了通知とは、後に明らかとなるとおり、第1印刷データ配信サーバーSV1から受信した印刷データ(複数の印刷データを受信した場合は複数の印刷データ)に基づく印刷が完了した場合に、管理部KBから入力される通知である。
印刷処理完了通知が入力された場合(ステップSA14:YES)、第1受信用処理部JS1は、処理手順をステップSA1へ戻す。
このように、第1受信用処理部JS1は、第1印刷データ配信サーバーSV1から印刷データの受信を開始してから、受信した印刷データに基づく印刷が完了するまでの間(印刷データ処理期間)は、印刷データの有無の問い合わせを行わない。
印刷処理完了通知とは、後に明らかとなるとおり、第1印刷データ配信サーバーSV1から受信した印刷データ(複数の印刷データを受信した場合は複数の印刷データ)に基づく印刷が完了した場合に、管理部KBから入力される通知である。
印刷処理完了通知が入力された場合(ステップSA14:YES)、第1受信用処理部JS1は、処理手順をステップSA1へ戻す。
このように、第1受信用処理部JS1は、第1印刷データ配信サーバーSV1から印刷データの受信を開始してから、受信した印刷データに基づく印刷が完了するまでの間(印刷データ処理期間)は、印刷データの有無の問い合わせを行わない。
以上のように、本実施形態では、制御プリンターSPに複数の印刷データ配信サーバーSVが接続される。そして、制御プリンターSPでは、印刷データ配信サーバーSVに対応して、複数の受信用処理部JSが起動される。受信用処理部JSは、他の受信用処理部JSとは独立して、図7で説明した処理を行って、対応する印刷データ配信サーバーSVから印刷データを受信し、共通する印刷キューQに印刷データを格納する。この構成のため、受信用処理部JSは、他の受信用処理部JSの処理に影響を受けることなく、また、他の受信用処理部JSの処理に影響を与えることなく、独立して対応する印刷データ配信サーバーSVから印刷データを受信することができ、制御プリンターSPに複数の印刷データ配信サーバーSVが接続された構成を踏まえた効率的な印刷データの受信を実現できる。例えば、制御プリンターSPに1台の印刷データ配信サーバーSVが接続されている場合において、制御プリンターSPが、当該サーバーから印刷データを受信し、受信した印刷データに基づく印刷が完了してから、印刷データの有無を問い合わせるという構成とした場合と比較して、印刷データの受信に係る処理のスループットを向上できる。
また、本実施形態では、複数の受信用処理部JSのうち、1の受信用処理部JSが印刷データを印刷キューQに格納する際、他の受信用処理部JSの印刷キューQへのデータの格納を禁止する。この構成のため、印刷データを受信した順番に印刷キューQに格納できる。
例えば、第2受信用処理部JS2が、第2印刷データ配信サーバーSV2から印刷データD1と、印刷データD2とを受信を開始する。印刷データD1と、印刷データD2とは、共に、第2プリンターKP2の識別情報を含む印刷データ(=第2プリンターKP2に処理させる印刷データ)である。同時に、第3受信用処理部JS3が、第3印刷データ配信サーバーSV3から印刷データD3を受信する。印刷データD3は、第2プリンターKP2の識別情報を含む印刷データ(=第2プリンターKP2に処理させる印刷データ)である。そして、第2受信用処理部JS2の受信が完了したタイミングが、第3受信用処理部JS3の受信が完了したタイミングより少し早い。この場合、印刷キューQには、印刷データD1、印刷データD2、印刷データD3の順番で格納されることが求められる。なぜなら、印刷データは受信が完了した順番で処理されることが求められ、印刷キューQにこの順番で印刷データが格納されることにより、後述するように、この順番で印刷データが処理されるからである。そして、本実施形態の構成によれば、印刷データを印刷キューQにこの順番で格納できる。一方、1の受信用処理部JSによる印刷キューQへのデータの格納時に、他の受信用処理部JSによる印刷キューQへのデータの格納の禁止を行わない構成の場合、必ずしも受信した順番に印刷データが格納されず、例えば、印刷データD1、印刷データD3、印刷データD2の順番で印刷キューQに印刷データが格納され得る。
例えば、第2受信用処理部JS2が、第2印刷データ配信サーバーSV2から印刷データD1と、印刷データD2とを受信を開始する。印刷データD1と、印刷データD2とは、共に、第2プリンターKP2の識別情報を含む印刷データ(=第2プリンターKP2に処理させる印刷データ)である。同時に、第3受信用処理部JS3が、第3印刷データ配信サーバーSV3から印刷データD3を受信する。印刷データD3は、第2プリンターKP2の識別情報を含む印刷データ(=第2プリンターKP2に処理させる印刷データ)である。そして、第2受信用処理部JS2の受信が完了したタイミングが、第3受信用処理部JS3の受信が完了したタイミングより少し早い。この場合、印刷キューQには、印刷データD1、印刷データD2、印刷データD3の順番で格納されることが求められる。なぜなら、印刷データは受信が完了した順番で処理されることが求められ、印刷キューQにこの順番で印刷データが格納されることにより、後述するように、この順番で印刷データが処理されるからである。そして、本実施形態の構成によれば、印刷データを印刷キューQにこの順番で格納できる。一方、1の受信用処理部JSによる印刷キューQへのデータの格納時に、他の受信用処理部JSによる印刷キューQへのデータの格納の禁止を行わない構成の場合、必ずしも受信した順番に印刷データが格納されず、例えば、印刷データD1、印刷データD3、印刷データD2の順番で印刷キューQに印刷データが格納され得る。
次に、制御プリンターSPによる受信した印刷データの処理について説明する。
上述したように、第1出力用処理部SS1、第2出力用処理部SS2、及び、第3出力用処理部SS3を区別しない場合、「送信処理部S」と表現する。また、第1出力用処理部SS1、第2出力用処理部SS2、第3出力用処理部SS3、及び、印刷出力用処理部SS4を区別しない場合、「出力用処理部SS」と表現する。
上述したように、管理部KBは、所定の条件が成立した場合に、第1出力用処理部SS1、第2出力用処理部SS2、第3出力用処理部SS3、又は、印刷出力用処理部SS4を起動する。そして、送信処理部S(第1出力用処理部SS1、第2出力用処理部SS2、及び、第3出力用処理部SS3)が実行する処理と、印刷出力用処理部SS4が実行する処理とは、異なっている。
以下、図8を用いて、第1出力用処理部SS1の処理を説明し、次いで、図9を用いて、印刷出力用処理部SS4の処理を説明する。
上述したように、第1出力用処理部SS1、第2出力用処理部SS2、及び、第3出力用処理部SS3を区別しない場合、「送信処理部S」と表現する。また、第1出力用処理部SS1、第2出力用処理部SS2、第3出力用処理部SS3、及び、印刷出力用処理部SS4を区別しない場合、「出力用処理部SS」と表現する。
上述したように、管理部KBは、所定の条件が成立した場合に、第1出力用処理部SS1、第2出力用処理部SS2、第3出力用処理部SS3、又は、印刷出力用処理部SS4を起動する。そして、送信処理部S(第1出力用処理部SS1、第2出力用処理部SS2、及び、第3出力用処理部SS3)が実行する処理と、印刷出力用処理部SS4が実行する処理とは、異なっている。
以下、図8を用いて、第1出力用処理部SS1の処理を説明し、次いで、図9を用いて、印刷出力用処理部SS4の処理を説明する。
図8(A)は管理部KBの動作を示すフローチャートであり、図8(B)は第1出力用処理部SS1の動作を示すフローチャートであり、図8(C)は第1プリンターKP1の動作を示すフローチャートである。
図8(A)に示すように、管理部KBは、いずれかの受信用処理部JSにより、印刷データの印刷キューQへの書き込みが行われたか否かを監視する(ステップSC1)。印刷データの書き込みが行われたとは、印刷キューQへの書き込みが開始された後、一連の印刷データの書き込みが完了したことをいい、複数の印刷データの書き込みが行われる場合は、複数の印刷データの書き込みが完了したことをいう。
印刷キューQへの印刷データの書き込みが行われた場合(ステップSC1:YES)、管理部KBは、印刷データの内容を参照し、印刷データに含まれるプリンターの識別情報を取得する(ステップSC2)。複数の印刷データが書き込まれた場合は、管理部KBは、複数の印刷データに含まれるプリンターの識別情報を取得する。
次いで、管理部KBは、取得したプリンターの識別情報に対応する出力用処理部SS(送信処理部S、又は、印刷出力用処理部SS4)が起動しているか否かを判別する(ステップSC3)。ステップSC2で取得したプリンターの識別情報が複数ある場合、管理部KBは、複数のプリンターの識別情報のそれぞれについて、対応する出力用処理部SSが起動しているか否かを判別する。
図8(A)に示すように、管理部KBは、いずれかの受信用処理部JSにより、印刷データの印刷キューQへの書き込みが行われたか否かを監視する(ステップSC1)。印刷データの書き込みが行われたとは、印刷キューQへの書き込みが開始された後、一連の印刷データの書き込みが完了したことをいい、複数の印刷データの書き込みが行われる場合は、複数の印刷データの書き込みが完了したことをいう。
印刷キューQへの印刷データの書き込みが行われた場合(ステップSC1:YES)、管理部KBは、印刷データの内容を参照し、印刷データに含まれるプリンターの識別情報を取得する(ステップSC2)。複数の印刷データが書き込まれた場合は、管理部KBは、複数の印刷データに含まれるプリンターの識別情報を取得する。
次いで、管理部KBは、取得したプリンターの識別情報に対応する出力用処理部SS(送信処理部S、又は、印刷出力用処理部SS4)が起動しているか否かを判別する(ステップSC3)。ステップSC2で取得したプリンターの識別情報が複数ある場合、管理部KBは、複数のプリンターの識別情報のそれぞれについて、対応する出力用処理部SSが起動しているか否かを判別する。
ここで、第1プリンターKP1の識別情報に対応する出力用処理部SSは、第1出力用処理部SS1である。第2プリンターKP2の識別情報に対応する出力用処理部SSは、第2出力用処理部SS2である。第3プリンターKP3の識別情報に対応する出力用処理部SSは、第3出力用処理部SS3である。また、制御プリンターSPの識別情報に対応する出力用処理部SSは、印刷出力用処理部SS4である。
ステップSC2で取得したプリンターの識別情報に対応する出力用処理部SSが起動している場合(ステップSC3:YES)、管理部KBは、処理手順をステップSC1に戻す。この場合、後に明らかとなるとおり、既に起動している出力用処理部SSによって、印刷キューQに書き込まれた印刷データが処理される。
ステップSC2で取得したプリンターの識別情報に対応する出力用処理部SSについて、起動していないものが1つでもある場合(ステップSC3:NO)、管理部KBは、起動していない出力用処理部SSの識別情報に対応する出力用処理部SSを起動する(ステップSC4)。例えば、取得したプリンターの識別情報が、第1プリンターKP1の識別情報であり、第1出力用処理部SS1が起動していない場合、管理部KBは、第1出力用タスクを起動することにより、第1出力用処理部SS1を起動する。
以下の図8を用いた説明では、ステップSC4で管理部KBが第1出力用処理部SS1を起動したものとして、第1出力用処理部SS1の処理について説明する。第2出力用処理部SS2、及び、第3出力用処理部SS3の処理についての詳細な説明は省略するが、これら出力用処理部SSは、起動後、以下で説明する処理と同様の処理を実行する。
ステップSC2で取得したプリンターの識別情報に対応する出力用処理部SSが起動している場合(ステップSC3:YES)、管理部KBは、処理手順をステップSC1に戻す。この場合、後に明らかとなるとおり、既に起動している出力用処理部SSによって、印刷キューQに書き込まれた印刷データが処理される。
ステップSC2で取得したプリンターの識別情報に対応する出力用処理部SSについて、起動していないものが1つでもある場合(ステップSC3:NO)、管理部KBは、起動していない出力用処理部SSの識別情報に対応する出力用処理部SSを起動する(ステップSC4)。例えば、取得したプリンターの識別情報が、第1プリンターKP1の識別情報であり、第1出力用処理部SS1が起動していない場合、管理部KBは、第1出力用タスクを起動することにより、第1出力用処理部SS1を起動する。
以下の図8を用いた説明では、ステップSC4で管理部KBが第1出力用処理部SS1を起動したものとして、第1出力用処理部SS1の処理について説明する。第2出力用処理部SS2、及び、第3出力用処理部SS3の処理についての詳細な説明は省略するが、これら出力用処理部SSは、起動後、以下で説明する処理と同様の処理を実行する。
図8(B)に示すように、第1出力用処理部SS1は、印刷キューQに格納された印刷データであって、読み出しが行われていない印刷データのうち、時間的に最も早く書き込まれた印刷データの内容を参照し、印刷データに含まれるプリンターの識別情報を取得する(ステップSD1)。
次いで、第1出力用処理部SS1は、取得したプリンターの識別情報と、第1プリンターKP1の識別情報(対応する識別情報)とが一致するか否かを判別する(ステップSD2)。ここで、ステップSD2に対応する処理において、第2出力用処理部SS2は、取得したプリンターの識別情報が第2プリンターKP2の識別情報と一致するか否かを判別し、また、第3出力用処理部SS3は、取得したプリンターの識別情報が第3プリンターKP3の識別情報と一致するか否かを判別する。
一致しない場合(ステップSD2:NO)、第1出力用処理部SS1は、印刷キューQに、読み出しが行われていない印刷データであって、ステップSD2の識別情報の取得、及び、比較を行っていない印刷データがあるか否かを判別する(ステップSD3)。
印刷データがある場合(ステップSD3:YES)、第1出力用処理部SS1は、読み出しが行われていない印刷データのうち、前回、識別情報の取得、及び、比較を行った印刷データの次に格納されている印刷データの識別情報を取得し(ステップSD4)、処理手順をステップSD2へ移行する。
印刷データがない場合(ステップSD3:NO)、第1出力用処理部SS1は、第1出力用タスクを停止することにより、停止する(ステップSD5)。
次いで、第1出力用処理部SS1は、取得したプリンターの識別情報と、第1プリンターKP1の識別情報(対応する識別情報)とが一致するか否かを判別する(ステップSD2)。ここで、ステップSD2に対応する処理において、第2出力用処理部SS2は、取得したプリンターの識別情報が第2プリンターKP2の識別情報と一致するか否かを判別し、また、第3出力用処理部SS3は、取得したプリンターの識別情報が第3プリンターKP3の識別情報と一致するか否かを判別する。
一致しない場合(ステップSD2:NO)、第1出力用処理部SS1は、印刷キューQに、読み出しが行われていない印刷データであって、ステップSD2の識別情報の取得、及び、比較を行っていない印刷データがあるか否かを判別する(ステップSD3)。
印刷データがある場合(ステップSD3:YES)、第1出力用処理部SS1は、読み出しが行われていない印刷データのうち、前回、識別情報の取得、及び、比較を行った印刷データの次に格納されている印刷データの識別情報を取得し(ステップSD4)、処理手順をステップSD2へ移行する。
印刷データがない場合(ステップSD3:NO)、第1出力用処理部SS1は、第1出力用タスクを停止することにより、停止する(ステップSD5)。
一方、ステップSD2で、取得したプリンターの識別情報と、第1プリンターKP1の識別情報とが一致する場合(ステップSD2:YES)、第1出力用処理部SS1は、プリンターの識別情報を取得した印刷データを、印刷キューQから読み出す(ステップSD6)。
次いで、第1出力用処理部SS1は、ローカルエリアネットワーク通信部44を制御して、読み出した印刷データを、第1プリンターKP1に送信(出力)する(ステップSD7)。第1出力用処理部SS1は、第1プリンターKP1のIPアドレスや、マックアドレス等の第1プリンターKP1にデータを送信するために必要な情報を、事前に取得し、管理する。
次いで、第1出力用処理部SS1は、ローカルエリアネットワーク通信部44を制御して、読み出した印刷データを、第1プリンターKP1に送信(出力)する(ステップSD7)。第1出力用処理部SS1は、第1プリンターKP1のIPアドレスや、マックアドレス等の第1プリンターKP1にデータを送信するために必要な情報を、事前に取得し、管理する。
図8(C)に示すように、第1プリンターKP1の第1制御部501は、第1通信部511を制御して、印刷データを受信する(ステップSE1)。
次いで、第1制御部501は、受信した印刷データを、第1印刷部521のコマンド体系に従った制御コマンドに変換し、制御コマンドに基づいて、第1印刷部521に制御コマンドに基づく処理を実行させる(ステップSE2)。印刷データは、レシート印刷データであるため、ステップSE2の処理の結果、第1プリンターKP1によりレシートが発行される。
次いで、第1制御部501は、印刷データの処理結果を示すデータ(以下、「処理結果通知データ」という。)を生成し、第1通信部511を制御して、制御プリンターSPに送信する(ステップSE3)。
次いで、第1制御部501は、受信した印刷データを、第1印刷部521のコマンド体系に従った制御コマンドに変換し、制御コマンドに基づいて、第1印刷部521に制御コマンドに基づく処理を実行させる(ステップSE2)。印刷データは、レシート印刷データであるため、ステップSE2の処理の結果、第1プリンターKP1によりレシートが発行される。
次いで、第1制御部501は、印刷データの処理結果を示すデータ(以下、「処理結果通知データ」という。)を生成し、第1通信部511を制御して、制御プリンターSPに送信する(ステップSE3)。
図8(B)に示すように、制御プリンターSPの第1出力用処理部SS1は、印刷データの送信後、処理結果通知データを受信したか否かを監視する(ステップSD8)。
処理結果通知データを受信した場合(ステップSD8:YES)、第1出力用処理部SS1は、割り込み等の手段により、処理結果を示す情報を管理部KBに出力する(ステップSD9)。管理部KBによる処理結果を示す情報の利用方法については、後述する。
次いで、第1出力用処理部SS1は、処理手順をステップSD3へ移行する。
処理結果通知データを受信した場合(ステップSD8:YES)、第1出力用処理部SS1は、割り込み等の手段により、処理結果を示す情報を管理部KBに出力する(ステップSD9)。管理部KBによる処理結果を示す情報の利用方法については、後述する。
次いで、第1出力用処理部SS1は、処理手順をステップSD3へ移行する。
以上のように、第1出力用処理部SS1は、第1プリンターKP1に対して、印刷データを送信する機能を有する機能ブロックである。第1出力用処理部SS1は、第1プリンターKP1の識別情報を含む印刷データの印刷キューQへの格納をトリガーとして起動される。第1出力用処理部SS1は、起動後、印刷キューQに格納されている印刷データのうち、読み出されていない印刷データについて、格納された順番に、換言すれば、受信した順番に、印刷データに含まれる識別情報が第1プリンターKP1の識別情報と一致するか否かを判別する。そして、第1出力用処理部SS1は、識別情報が一致する場合、識別情報が一致する印刷データを読み出して、第1プリンターKP1に送信する。
このような構成のため、第1出力用処理部SS1は、第1プリンターKP1の処理対象の印刷データについて、印刷キューQに格納された順番に、換言すれば、受信した順番に送信することができる。例えば、第1プリンターKP1に対応して印刷データを送信する機能を有する複数の処理部を起動し、複数の処理部が独立して、印刷データの読み出し、送信を実行する構成とした場合、印刷データを受信した順番に、印刷データの送信が行われないという事態が発生し得る。一方、本実施形態によれば、当該事態の発生を防止できる。
また、第1出力用処理部SS1は、印刷キューQに、第1プリンターKP1の処理対象の印刷データであって、読み出されていない印刷データが無くなった場合、停止する。つまり、第1出力用処理部SS1は、処理を行う必要がなくなった場合、停止する。この構成のため、第1出力用処理部SS1が不必要に起動された状態が維持されることを抑制でき、CPU等のハードウェア資源、その他の資源の有効活用を実現できる。
以上のことは、第2出力用処理部SS2、及び、第3出力用処理部SS3についても同様である。
このような構成のため、第1出力用処理部SS1は、第1プリンターKP1の処理対象の印刷データについて、印刷キューQに格納された順番に、換言すれば、受信した順番に送信することができる。例えば、第1プリンターKP1に対応して印刷データを送信する機能を有する複数の処理部を起動し、複数の処理部が独立して、印刷データの読み出し、送信を実行する構成とした場合、印刷データを受信した順番に、印刷データの送信が行われないという事態が発生し得る。一方、本実施形態によれば、当該事態の発生を防止できる。
また、第1出力用処理部SS1は、印刷キューQに、第1プリンターKP1の処理対象の印刷データであって、読み出されていない印刷データが無くなった場合、停止する。つまり、第1出力用処理部SS1は、処理を行う必要がなくなった場合、停止する。この構成のため、第1出力用処理部SS1が不必要に起動された状態が維持されることを抑制でき、CPU等のハードウェア資源、その他の資源の有効活用を実現できる。
以上のことは、第2出力用処理部SS2、及び、第3出力用処理部SS3についても同様である。
次に、管理部KBが印刷出力用処理部SS4を起動した後の印刷出力用処理部SS4、及び、印刷制御部40cの動作について説明する。
図9(A)は印刷出力用処理部SS4の動作を示すフローチャートであり、(B)は印刷制御部40cの動作を示すフローチャートである。
管理部KBは、制御プリンターSPの識別情報が含まれた印刷データが印刷キューQに格納された場合であって、印刷出力用処理部SS4が起動していない場合、印刷出力用タスクを起動することにより、印刷出力用処理部SS4を起動する(ステップSX1)。
図9(A)に示すように、印刷出力用処理部SS4は、印刷キューQに格納された印刷データであって、読み出しが行われていない印刷データのうち、時間的に最も早く書き込まれた印刷データの内容を参照し、印刷データに含まれるプリンターの識別情報を取得する(ステップSF1)。
印刷出力用処理部SS4は、取得したプリンターの識別情報と、制御プリンターSPの識別情報(対応する識別情報)とが一致するか否かを判別する(ステップSF2)。
一致しない場合(ステップSF2:NO)、印刷出力用処理部SS4は、印刷キューQに、読み出しが行われていない印刷データであって、ステップSF2の識別情報の取得、及び、比較を行っていない印刷データがあるか否かを判別する(ステップSF3)。
印刷データがある場合(ステップSF3:YES)、印刷出力用処理部SS4は、読み出しが行われていない印刷データのうち、前回、識別情報の取得、及び、比較を行った印刷データの次に格納されている印刷データを読み出し(ステップSF4)、処理手順をステップSF2へ移行する。
印刷データがない場合(ステップSF3:NO)、印刷出力用処理部SS4は、印刷出力用タスクを停止することにより、停止する(ステップSF5)。
図9(A)は印刷出力用処理部SS4の動作を示すフローチャートであり、(B)は印刷制御部40cの動作を示すフローチャートである。
管理部KBは、制御プリンターSPの識別情報が含まれた印刷データが印刷キューQに格納された場合であって、印刷出力用処理部SS4が起動していない場合、印刷出力用タスクを起動することにより、印刷出力用処理部SS4を起動する(ステップSX1)。
図9(A)に示すように、印刷出力用処理部SS4は、印刷キューQに格納された印刷データであって、読み出しが行われていない印刷データのうち、時間的に最も早く書き込まれた印刷データの内容を参照し、印刷データに含まれるプリンターの識別情報を取得する(ステップSF1)。
印刷出力用処理部SS4は、取得したプリンターの識別情報と、制御プリンターSPの識別情報(対応する識別情報)とが一致するか否かを判別する(ステップSF2)。
一致しない場合(ステップSF2:NO)、印刷出力用処理部SS4は、印刷キューQに、読み出しが行われていない印刷データであって、ステップSF2の識別情報の取得、及び、比較を行っていない印刷データがあるか否かを判別する(ステップSF3)。
印刷データがある場合(ステップSF3:YES)、印刷出力用処理部SS4は、読み出しが行われていない印刷データのうち、前回、識別情報の取得、及び、比較を行った印刷データの次に格納されている印刷データを読み出し(ステップSF4)、処理手順をステップSF2へ移行する。
印刷データがない場合(ステップSF3:NO)、印刷出力用処理部SS4は、印刷出力用タスクを停止することにより、停止する(ステップSF5)。
一方、ステップSF2で、取得したプリンターの識別情報と、制御プリンターSPの識別情報とが一致する場合(ステップSF2:YES)、印刷出力用処理部SS4は、プリンターの識別情報を取得した印刷データを、印刷キューQから読み出す(ステップSF6)。
次いで、印刷出力用処理部SS4は、読み出した印刷データを、印刷制御部40cに出力する(ステップSF7)。
次いで、印刷出力用処理部SS4は、読み出した印刷データを、印刷制御部40cに出力する(ステップSF7)。
図9(B)に示すように、印刷制御部40cは、印刷データを、制御プリンター印刷部41のコマンド体系に従った制御コマンドに変換し、制御コマンドに基づいて、制御プリンター印刷部41に制御コマンドに基づく処理を実行させる(ステップSG1)。印刷データは、レシート印刷データであるため、ステップSG1の処理の結果、制御プリンターSPによりレシートが発行される。
次いで、印刷制御部40cは、印刷データの処理結果を示す情報を印刷出力用処理部SS4に出力する(ステップSG2)。
次いで、印刷制御部40cは、印刷データの処理結果を示す情報を印刷出力用処理部SS4に出力する(ステップSG2)。
図9(A)に示すように、印刷出力用処理部SS4は、印刷データの出力後、処理結果を示す情報が入力されたか否かを監視する(ステップSF8)。
処理結果を示す情報が入力された場合(ステップSF8:YES)、印刷出力用処理部SS4は、割り込み等の手段により、処理結果を示す情報を管理部KBに出力する(ステップSF9)。管理部KBによる処理結果を示す情報の利用方法については、後述する。
次いで、印刷出力用処理部SS4は、処理手順をステップSF3へ移行する。
処理結果を示す情報が入力された場合(ステップSF8:YES)、印刷出力用処理部SS4は、割り込み等の手段により、処理結果を示す情報を管理部KBに出力する(ステップSF9)。管理部KBによる処理結果を示す情報の利用方法については、後述する。
次いで、印刷出力用処理部SS4は、処理手順をステップSF3へ移行する。
以上のように、印刷出力用処理部SS4は、制御プリンターSPの識別情報を含む印刷データの印刷キューQへの格納をトリガーとして起動される。印刷出力用処理部SS4は、起動後、印刷キューQに格納されている印刷データのうち、読み出されていない印刷データについて、格納された順番に、換言すれば、受信した順番に、印刷データに含まれる識別情報が制御プリンターSPの識別情報と一致するか否かを判別する。そして、印刷出力用処理部SS4は、識別情報が一致する場合、識別情報が一致する印刷データを読み出して、印刷制御部40cに出力する。印刷制御部40cは、印刷データに基づいて印刷する。
このような構成のため、印刷出力用処理部SS4は、制御プリンターSPの処理対象の印刷データについて、印刷キューQに格納された順番に、換言すれば、受信した順番に処理することができる。また、印刷出力用処理部SS4は、印刷キューQに、制御プリンターSPの処理対象の印刷データであって、読み出されていない印刷データが無くなった場合、停止する。つまり、印刷出力用処理部SS4は、処理を行う必要がなくなった場合、停止する。この構成のため、印刷出力用処理部SS4が不必要に起動された状態が維持されることを抑制でき、CPU等のハードウェア資源、その他の資源の有効活用を実現できる。
このような構成のため、印刷出力用処理部SS4は、制御プリンターSPの処理対象の印刷データについて、印刷キューQに格納された順番に、換言すれば、受信した順番に処理することができる。また、印刷出力用処理部SS4は、印刷キューQに、制御プリンターSPの処理対象の印刷データであって、読み出されていない印刷データが無くなった場合、停止する。つまり、印刷出力用処理部SS4は、処理を行う必要がなくなった場合、停止する。この構成のため、印刷出力用処理部SS4が不必要に起動された状態が維持されることを抑制でき、CPU等のハードウェア資源、その他の資源の有効活用を実現できる。
次に、管理部KBの別の処理について説明する。
図10は、管理部KBの動作を示すフローチャートである。
管理部KBは、処理結果を示す情報が入力されたか否かを監視する(ステップSH1)。
処理結果を示す情報が入力された場合(ステップSH1)、管理部KBは、入力された情報に基づいて、いずれかの受信用処理部JSにより印刷キューQに格納された一連の印刷データについて、印刷データに基づく処理が完了したか否かを判別する(ステップSH2)。一連の印刷データとは、1の受信用処理部JSが1つの印刷データを受信し格納した場合は、当該1つの印刷データを意味し、1の受信用処理部JSが複数の印刷データを受信し、格納した場合は、当該複数の印刷データを意味する。
いずれかの一連の印刷データについて、処理が完了したものが無い場合(ステップSH2:NO)、管理部KBは、処理手順をステップSH1へ戻す。
いずれかの一連の印刷データについて、処理が完了したものがある場合(ステップSH2:YES)、管理部KBは、一連の印刷データを印刷キューQに格納した受信用処理部JSに対して、一連の印刷データに基づく印刷が完了したことを通知する印刷処理完了通知を出力する(ステップSH3)。
図7のステップSA14で説明したように、受信用処理部JSは、印刷完了通知が入力されたことをトリガーとして、処理手順をステップSA1へ戻し、対応する印刷データ配信サーバーSVに対して、印刷データの有無の問い合わせを開始する。
図10は、管理部KBの動作を示すフローチャートである。
管理部KBは、処理結果を示す情報が入力されたか否かを監視する(ステップSH1)。
処理結果を示す情報が入力された場合(ステップSH1)、管理部KBは、入力された情報に基づいて、いずれかの受信用処理部JSにより印刷キューQに格納された一連の印刷データについて、印刷データに基づく処理が完了したか否かを判別する(ステップSH2)。一連の印刷データとは、1の受信用処理部JSが1つの印刷データを受信し格納した場合は、当該1つの印刷データを意味し、1の受信用処理部JSが複数の印刷データを受信し、格納した場合は、当該複数の印刷データを意味する。
いずれかの一連の印刷データについて、処理が完了したものが無い場合(ステップSH2:NO)、管理部KBは、処理手順をステップSH1へ戻す。
いずれかの一連の印刷データについて、処理が完了したものがある場合(ステップSH2:YES)、管理部KBは、一連の印刷データを印刷キューQに格納した受信用処理部JSに対して、一連の印刷データに基づく印刷が完了したことを通知する印刷処理完了通知を出力する(ステップSH3)。
図7のステップSA14で説明したように、受信用処理部JSは、印刷完了通知が入力されたことをトリガーとして、処理手順をステップSA1へ戻し、対応する印刷データ配信サーバーSVに対して、印刷データの有無の問い合わせを開始する。
以上説明したように、本実施形態に係る印刷データ処理システム1は、複数の印刷データ配信サーバーSV(印刷データ配信装置)と、複数の印刷データ配信サーバーSVから印刷データを受信する制御プリンターSP(情報処理装置)と、を備える。
制御プリンターSPは、複数の印刷データ配信サーバーSVに応じて、複数の受信用処理部JSを起動する。受信用処理部JSは、印刷データ配信サーバーSVに印刷データの有無を問い合わせ、印刷データ配信サーバーSVに印刷データが存在する場合は受信し、受信した印刷データを、共通する印刷キューQ(記憶領域)に格納する。
この構成によれば、受信用処理部JSは、他の受信用処理部JSの処理に影響を受けることなく、また、他の受信用処理部JSの処理に影響を与えることなく、独立して対応する印刷データ配信サーバーSVから印刷データを受信することができ、制御プリンターSPは、複数の印刷データ配信サーバーSVが接続された構成を踏まえた効率的な印刷データの受信を行える。
制御プリンターSPは、複数の印刷データ配信サーバーSVに応じて、複数の受信用処理部JSを起動する。受信用処理部JSは、印刷データ配信サーバーSVに印刷データの有無を問い合わせ、印刷データ配信サーバーSVに印刷データが存在する場合は受信し、受信した印刷データを、共通する印刷キューQ(記憶領域)に格納する。
この構成によれば、受信用処理部JSは、他の受信用処理部JSの処理に影響を受けることなく、また、他の受信用処理部JSの処理に影響を与えることなく、独立して対応する印刷データ配信サーバーSVから印刷データを受信することができ、制御プリンターSPは、複数の印刷データ配信サーバーSVが接続された構成を踏まえた効率的な印刷データの受信を行える。
また、本実施形態では、受信用処理部JSは、印刷データ配信サーバーSVから受信した印刷データを印刷キューQに格納する際に、他の受信用処理部JSによる印刷キューQへの印刷データの格納を禁止する。
この構成によれば、1の印刷データ配信サーバーSVから対応する受信用処理部JSによって受信した印刷データと、他の印刷データ配信サーバーSVから対応する受信用処理部JSによって受信した印刷データとが混在した状態で印刷キューQに格納されることを防止でき、また、印刷データを受信した順番で印刷キューQに格納できる。
この構成によれば、1の印刷データ配信サーバーSVから対応する受信用処理部JSによって受信した印刷データと、他の印刷データ配信サーバーSVから対応する受信用処理部JSによって受信した印刷データとが混在した状態で印刷キューQに格納されることを防止でき、また、印刷データを受信した順番で印刷キューQに格納できる。
また、本実施形態では、受信用処理部JSは、所定時間ごとに印刷データの問い合わせを行い、受信用処理部JSごとに、所定時間の値を設定可能である。
この構成によれば、優先順位が高く、迅速な処理が求められる印刷データを配信する印刷データ配信サーバーSVに対する問い合わせの間隔ほど小さくする等、システムの仕様、ニーズに対応して、各印刷データ配信サーバーSVに対する問い合わせの間隔を設定できる。
この構成によれば、優先順位が高く、迅速な処理が求められる印刷データを配信する印刷データ配信サーバーSVに対する問い合わせの間隔ほど小さくする等、システムの仕様、ニーズに対応して、各印刷データ配信サーバーSVに対する問い合わせの間隔を設定できる。
また、本実施形態に係る印刷データ処理システム1は、印刷データ配信サーバーSVと、少なくとも1台のプリンターKP(印刷機器)に接続され、印刷データ配信サーバーSVからプリンターKPの識別情報を含む印刷データを受信する制御プリンターSPと、を備える。
制御プリンターSPは、印刷データ配信サーバーSVから印刷データを受信し、受信した順に印刷キューQに格納する受信部40aと、印刷キューQに格納された印刷データに含まれる識別情報に基づいて、識別情報に対応する出力用処理部SSを起動する管理部KBと、を有する。
出力用処理部SSは、印刷キューQに格納された印刷データのうち、対応する識別情報が含まれる印刷データを受信した順に読み出して、対応する識別情報のプリンターKPに出力する。
この構成によれば、出力用処理部SSは、対応するプリンターKPに対して、受信した順番に印刷データを送信することとなり、制御プリンターSPが、印刷データ配信サーバーSVから受信した印刷データをプリンターKPに送信する場合に、印刷データ配信サーバーSVから受信した順番で送信できる。
制御プリンターSPは、印刷データ配信サーバーSVから印刷データを受信し、受信した順に印刷キューQに格納する受信部40aと、印刷キューQに格納された印刷データに含まれる識別情報に基づいて、識別情報に対応する出力用処理部SSを起動する管理部KBと、を有する。
出力用処理部SSは、印刷キューQに格納された印刷データのうち、対応する識別情報が含まれる印刷データを受信した順に読み出して、対応する識別情報のプリンターKPに出力する。
この構成によれば、出力用処理部SSは、対応するプリンターKPに対して、受信した順番に印刷データを送信することとなり、制御プリンターSPが、印刷データ配信サーバーSVから受信した印刷データをプリンターKPに送信する場合に、印刷データ配信サーバーSVから受信した順番で送信できる。
また、本実施形態では、管理部KBは、印刷データに含まれる識別情報に対応する出力用処理部SSが存在しない場合に新たに出力用処理部SSを起動し、存在する場合は出力用処理部SSを起動しない。
この構成によれば、1のプリンターKPに対応して、複数の出力用処理部SSが重複して起動されることを防止できる。
この構成によれば、1のプリンターKPに対応して、複数の出力用処理部SSが重複して起動されることを防止できる。
また、本実施形態では、出力用処理部SSは、印刷キューQに、対応する識別情報を含む印刷データであって、読み出しが完了していない印刷データが無い場合、停止する。
この構成によれば、1の出力用処理部SSについて、印刷キューQからの印刷データの読み出しが完了し、当該1の出力用処理部SSによる処理が必要なくなった場合に、当該1の出力用処理部SSについて不必要に起動された状態が維持されることを抑制できる。
この構成によれば、1の出力用処理部SSについて、印刷キューQからの印刷データの読み出しが完了し、当該1の出力用処理部SSによる処理が必要なくなった場合に、当該1の出力用処理部SSについて不必要に起動された状態が維持されることを抑制できる。
また、本実施形態では、印刷データには、プリンターKPの識別情報、又は、制御プリンターSPの識別情報が含まれる。制御プリンターSPは、制御プリンター印刷部41(印刷部)と、印刷データに基づいて印刷部を制御する印刷制御部40cと、を有する。
管理部KBは、受信部40aにより制御プリンターSPの識別情報を含む印刷データが印刷キューQに格納された場合、制御プリンターSPの識別情報に対応する出力用処理部SSである印刷出力用処理部SS4を起動する。印刷出力用処理部SS4は、印刷キューQに格納された印刷データのうち、制御プリンターSPの識別情報が含まれる印刷データを受信した順に読み出して印刷制御部40cに出力する。
この構成によれば、制御プリンターSPは、自身が処理すべき印刷データについて、受信した順番に処理して印刷を実行できる。
管理部KBは、受信部40aにより制御プリンターSPの識別情報を含む印刷データが印刷キューQに格納された場合、制御プリンターSPの識別情報に対応する出力用処理部SSである印刷出力用処理部SS4を起動する。印刷出力用処理部SS4は、印刷キューQに格納された印刷データのうち、制御プリンターSPの識別情報が含まれる印刷データを受信した順に読み出して印刷制御部40cに出力する。
この構成によれば、制御プリンターSPは、自身が処理すべき印刷データについて、受信した順番に処理して印刷を実行できる。
<変形例>
次いで、変形例について説明する。
変形例では、管理部KB、及び、出力用処理部SSの処理が異なっている。
上述した実施形態では、出力用処理部SSが、印刷キューQから印刷データを読み出していた。
一方で、管理部KBが印刷データを読み出す構成であってもよい。
詳述すると、管理部KBは、印刷データが格納された場合、印刷データに含まれる識別情報を取得し、取得した識別情報に対応する出力用処理部SSが存在しない場合、取得した識別情報に対応する出力用処理部SSを起動する。より詳細には、管理部KBは、印刷データに含まれる識別情報が、プリンターKPの識別情報である場合、送信処理部Sを起動し、制御プリンターSPの識別情報である場合、印刷出力用処理部SS4を起動する。
出力用処理部SSの起動後、管理部KBは、印刷キューQに格納された印刷データであって、読み出しが行われていない印刷データについて、格納された順番に、印刷データに含まれる識別情報と、取得した識別情報とを比較する。管理部KBは、識別情報が一致した場合、印刷データを読み出し、起動した出力用処理部SSに出力する。印刷データの出力後、管理部KBは、処理結果を示す情報が入力されるまで、起動した出力用処理部SSへの印刷データの出力を停止する。
出力用処理部SSは、入力された印刷データを処理する。より詳細には、出力用処理部SSが送信処理部Sである場合は、出力用処理部SSは、印刷データを対応するプリンターKPに送信する。出力用処理部SSが印刷出力用処理部SS4である場合は、出力用処理部SSは、印刷データを印刷制御部40cに出力する。そして、出力用処理部SSは、処理結果を示す情報を、管理部KBに出力する。
処理結果を示す情報が入力された場合、管理部KBは、前回、読み出した印刷データの次に格納されている印刷データについて、識別情報の比較を行い、一致する場合は、印刷データの読み出し、出力を行う。識別情報が一致しない場合は、管理部KBは、次に格納されている印刷データについて、識別情報の比較、及び、比較結果に基づく処理を行う。
管理部KBは、印刷キューQに、読み出しが行われていない印刷データであって、識別情報の比較が行われていない印刷データが無くなった場合、対応するタスクを停止することにより、起動した出力用処理部SSを停止する。
次いで、変形例について説明する。
変形例では、管理部KB、及び、出力用処理部SSの処理が異なっている。
上述した実施形態では、出力用処理部SSが、印刷キューQから印刷データを読み出していた。
一方で、管理部KBが印刷データを読み出す構成であってもよい。
詳述すると、管理部KBは、印刷データが格納された場合、印刷データに含まれる識別情報を取得し、取得した識別情報に対応する出力用処理部SSが存在しない場合、取得した識別情報に対応する出力用処理部SSを起動する。より詳細には、管理部KBは、印刷データに含まれる識別情報が、プリンターKPの識別情報である場合、送信処理部Sを起動し、制御プリンターSPの識別情報である場合、印刷出力用処理部SS4を起動する。
出力用処理部SSの起動後、管理部KBは、印刷キューQに格納された印刷データであって、読み出しが行われていない印刷データについて、格納された順番に、印刷データに含まれる識別情報と、取得した識別情報とを比較する。管理部KBは、識別情報が一致した場合、印刷データを読み出し、起動した出力用処理部SSに出力する。印刷データの出力後、管理部KBは、処理結果を示す情報が入力されるまで、起動した出力用処理部SSへの印刷データの出力を停止する。
出力用処理部SSは、入力された印刷データを処理する。より詳細には、出力用処理部SSが送信処理部Sである場合は、出力用処理部SSは、印刷データを対応するプリンターKPに送信する。出力用処理部SSが印刷出力用処理部SS4である場合は、出力用処理部SSは、印刷データを印刷制御部40cに出力する。そして、出力用処理部SSは、処理結果を示す情報を、管理部KBに出力する。
処理結果を示す情報が入力された場合、管理部KBは、前回、読み出した印刷データの次に格納されている印刷データについて、識別情報の比較を行い、一致する場合は、印刷データの読み出し、出力を行う。識別情報が一致しない場合は、管理部KBは、次に格納されている印刷データについて、識別情報の比較、及び、比較結果に基づく処理を行う。
管理部KBは、印刷キューQに、読み出しが行われていない印刷データであって、識別情報の比較が行われていない印刷データが無くなった場合、対応するタスクを停止することにより、起動した出力用処理部SSを停止する。
この構成であっても、上述した実施形態と同様の効果を奏することができる。
例えば、管理部KBは、起動した出力用処理部SSに対して、出力用処理部SSが処理対象とする印刷データを受信した順番に出力する。このため、プリンターKPに受信した順番で印刷データを処理させることができ、また、制御プリンターSPにより受信した順番で印刷データを処理できる。
例えば、管理部KBは、起動した出力用処理部SSに対して、出力用処理部SSが処理対象とする印刷データを受信した順番に出力する。このため、プリンターKPに受信した順番で印刷データを処理させることができ、また、制御プリンターSPにより受信した順番で印刷データを処理できる。
以上説明したように変形例では、管理部KBは、印刷キューQに格納された印刷データを受信した順に読み出し、読み出した印刷データに含まれる識別情報に対応する出力用処理部SSに、読み出した印刷データを出力する。出力用処理部SSは、管理部KBから入力された印刷データを、対応する識別情報のプリンターKPに出力する。
この構成によれば、出力用処理部SSは、対応するプリンターKPに対して、受信した順番に印刷データを送信することとなり、制御プリンターSPが、印刷データ配信サーバーSVから受信した印刷データをプリンターKPに送信する場合に、印刷データ配信サーバーSVから受信した順番で送信できる。
この構成によれば、出力用処理部SSは、対応するプリンターKPに対して、受信した順番に印刷データを送信することとなり、制御プリンターSPが、印刷データ配信サーバーSVから受信した印刷データをプリンターKPに送信する場合に、印刷データ配信サーバーSVから受信した順番で送信できる。
また、変形例では、管理部KBは、1の識別情報に対応する出力用処理部SSに印刷データを出力してから、出力した印刷データに基づくプリンターKPの処理が完了するまでの間、次の印刷データを当該1の識別情報に対応する出力用処理部SSに出力しない。
この構成によれば、管理部KBは、出力用処理部SSに対して、印刷データに基づく印刷が完了した後に、次の印刷データを送信できる。
この構成によれば、管理部KBは、出力用処理部SSに対して、印刷データに基づく印刷が完了した後に、次の印刷データを送信できる。
また、変形例では、管理部KBは、印刷データに含まれる識別情報に対応する出力用処理部SSが存在しない場合に新たに出力用処理部SSを起動し、存在する場合は出力用処理部SSを起動しない。
この構成によれば、1のプリンターKPに対応して、複数の出力用処理部SSが重複して起動されることを防止できる。
この構成によれば、1のプリンターKPに対応して、複数の出力用処理部SSが重複して起動されることを防止できる。
また、変形例では、管理部KBは、1の識別情報に対応する出力用処理部SSを起動した後、印刷キューQに読み出しの完了していない当該1の識別情報を含む印刷データが無くなった場合、当該1の識別情報に対応する出力用処理部SSを停止する。
この構成によれば、1の出力用処理部SSについて、処理が必要なくなった場合に、当該1の出力用処理部SSが不必要に起動された状態が維持されることを抑制できる。
この構成によれば、1の出力用処理部SSについて、処理が必要なくなった場合に、当該1の出力用処理部SSが不必要に起動された状態が維持されることを抑制できる。
また、変形例では、管理部KBは、受信部40aにより制御プリンターSPの識別情報を含む印刷データが印刷キューQに格納された場合、印刷出力用処理部SS4を起動し、印刷キューQから制御プリンターSPの識別情報を含む印刷データを読み出した場合、読み出した印刷データを、印刷出力用処理部SS4に出力する。印刷出力用処理部SS4は、入力された印刷データを、印刷制御部40cに出力する。
この構成によれば、制御プリンターSPは、自身が処理すべき印刷データについて、受信した順番に処理して印刷を実行できる。
この構成によれば、制御プリンターSPは、自身が処理すべき印刷データについて、受信した順番に処理して印刷を実行できる。
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
例えば、上述した実施形態では、印刷データ処理システム1が、飲食物を提供する店舗に用いられた場合を例にしたが、他の施設に設けられてもよい。
また、図3、4、5に示す各機能ブロックはハードウェアとソフトウェアにより任意に実現可能であり、特定のハードウェア構成を示唆するものではない。
例えば、上述した実施形態では、印刷データ処理システム1が、飲食物を提供する店舗に用いられた場合を例にしたが、他の施設に設けられてもよい。
また、図3、4、5に示す各機能ブロックはハードウェアとソフトウェアにより任意に実現可能であり、特定のハードウェア構成を示唆するものではない。
1…印刷データ処理システム、40a…受信部、40c…印刷制御部、41…制御プリンター印刷部(印刷部)、SV…印刷データ配信サーバー(印刷データ配信装置)、SP…制御プリンター(情報処理装置)、JS1…第1受信用処理部(受信用処理部)、JS2…第2受信用処理部(受信用処理部)、JS3…第3受信用処理部(受信用処理部)、SS1…第1出力用処理部(出力用処理部)、SS2…第2出力用処理部(出力用処理部)、SS3…第3出力用処理部(出力用処理部)、SS4…印刷出力用処理部(出力用処理部)、Q…印刷キュー(記憶領域)、KB…管理部。
Claims (7)
- 複数の印刷データ配信装置と、
複数の前記印刷データ配信装置から印刷データを受信する情報処理装置と、を備え
前記情報処理装置は、
複数の前記印刷データ配信装置に応じて、複数の受信用処理部を起動し、
各前記受信用処理部は、
対応する前記印刷データ配信装置に前記印刷データの有無を問い合わせ、前記印刷データ配信装置に前記印刷データが存在する場合は受信し、受信した前記印刷データを、共通する記憶領域に格納する
ことを特徴とする印刷データ処理システム。 - 前記情報処理装置の前記受信用処理部は、
前記印刷データ配信装置から受信した前記印刷データを前記記憶領域に格納する際に、他の前記受信用処理部による前記記憶領域への前記印刷データの格納を禁止することを特徴とする請求項1に記載の印刷データ処理システム。 - 前記情報処理装置の前記受信用処理部は、
所定時間ごとに前記印刷データの問い合わせを行い、
前記受信用処理部ごとに、前記所定時間の値を設定可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷データ処理システム。 - 前記情報処理装置は、
外部装置に接続され、前記記憶領域に格納された前記印刷データのうち、前記外部装置の識別情報を含む前記印刷データを前記外部装置に配信することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の印刷データ処理システム。 - 前記情報処理装置は、
前記印刷データに基づいて印刷する印刷部を有し、前記記憶領域に格納された前記印刷データのうち、前記情報処理装置の識別情報を含む前記印刷データに基づいて前記印刷部により印刷することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の印刷データ処理システム。 - 外部機器に印刷データの有無を問い合わせ、前記外部機器に前記印刷データが存在する場合は受信し、受信した前記印刷データを、共通する記憶領域に格納する受信用処理部を、接続された前記外部機器ごとに起動することを特徴とする情報処理装置。
- 印刷データに基づいて印刷する印刷部を有し、
外部機器に前記印刷データの有無を問い合わせ、前記外部機器に前記印刷データが存在する場合は受信し、受信した前記印刷データを、共通する記憶領域に格納する受信用処理部を、接続された前記外部機器ごとに起動することを特徴とする印刷装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014106297A JP2015222482A (ja) | 2014-05-22 | 2014-05-22 | 印刷データ処理システム、情報処理装置、及び、印刷装置 |
CN201510258092.8A CN105094714B (zh) | 2014-05-22 | 2015-05-20 | 打印数据处理系统、信息处理装置以及打印装置 |
US14/718,848 US10210437B2 (en) | 2014-05-22 | 2015-05-21 | Print data processing system, information processing device and to a printing device for storing print data to a shared memory |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014106297A JP2015222482A (ja) | 2014-05-22 | 2014-05-22 | 印刷データ処理システム、情報処理装置、及び、印刷装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015222482A true JP2015222482A (ja) | 2015-12-10 |
Family
ID=54785453
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014106297A Pending JP2015222482A (ja) | 2014-05-22 | 2014-05-22 | 印刷データ処理システム、情報処理装置、及び、印刷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015222482A (ja) |
-
2014
- 2014-05-22 JP JP2014106297A patent/JP2015222482A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6443057B2 (ja) | 制御装置、及び、制御装置の制御方法 | |
JP6116729B1 (ja) | クーポン配信システム | |
US10210437B2 (en) | Print data processing system, information processing device and to a printing device for storing print data to a shared memory | |
KR101772781B1 (ko) | Pos 제어 시스템, pos 제어 시스템의 제어 방법, 및, 제어 장치 | |
JP6424661B2 (ja) | 制御装置、制御システム、及び、制御装置の制御方法 | |
JP6060708B2 (ja) | 制御システムの制御方法、及び、制御装置の制御方法 | |
JP2011059745A (ja) | 受付管理装置、顧客受付端末及びそれらを用いた顧客受付システム | |
KR101832617B1 (ko) | 배달주문 중계시스템 및 그 제공방법 | |
JP6182880B2 (ja) | 制御システム、及び、制御システムの制御方法 | |
JP6442870B2 (ja) | 印刷データ処理システム、情報処理装置、及び、印刷装置 | |
JP2017054545A (ja) | 端末、及び端末の制御方法 | |
JP2015222482A (ja) | 印刷データ処理システム、情報処理装置、及び、印刷装置 | |
JP2016212491A (ja) | ネットワークシステム、ネットワークシステムの制御方法、及び、制御装置 | |
JP2015179451A (ja) | 在庫情報閲覧システム、サーバ装置および制御プログラム | |
JP2017004198A (ja) | ネットワークシステム、ネットワークシステムの制御方法、及び、制御装置 | |
JP2016049723A (ja) | 記録装置、記録装置の制御方法、及び、記録システム | |
JP2014147045A (ja) | 制御システム、及び、制御システムの制御方法 | |
JP2020155018A (ja) | 交流支援装置及びプログラム | |
KR101614616B1 (ko) | 이벤트 권리의 승인 방법 및 시스템 | |
JP6175988B2 (ja) | 受付番号発行システムおよび受付番号発行方法 | |
JP2017117491A (ja) | 売上データ処理装置及びプログラム | |
US20180165041A1 (en) | Order receiving system and printer | |
JP6344152B2 (ja) | 記録装置、及び、記録装置の制御方法 | |
WO2021084624A1 (ja) | 商品購入支援装置、商品購入支援システム、および商品購入支援プログラム | |
JP2016071614A (ja) | 記録システム、及び、情報処理方法 |