JP2015221724A - 竪型無軸スクリュー搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の有軸スクリューコンベアに替わり、無軸スクリュー羽根によって紛体の垂直搬送を行える竪型無軸スクリューコンベア装置を提供する。
【解決手段】紛体を上方へ搬送するための竪型無軸スクリューコンベア装置1であって、無軸スクリュー羽根12と前記無軸スクリュー羽根をその内部に収納し、前記無軸スクリュー羽根の外形とその内壁面との間隔が2mm〜30mmである、断面円形状のケーシング14と、前記ケーシングの下部に設けられる紛体投入部16と、前記ケーシングの上部に設けられる紛体排出部18と、前記無軸スクリュー羽根の一方端に連結され、前記無軸スクリュー羽根を回転させる駆動部20とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、紛体を上方へ搬送するための竪型無軸スクリュー搬送装置に関する。
従来から知られている垂直に立設される竪型スクリューコンベアは、いずれも中心軸の周りにスクリュー羽根がついている、有軸スクリューコンベアである(特許文献1〜5)。
そして、垂直に立設させた状態で無軸スクリューコンベアを使用し紛体を垂直搬送することは、知られていない。
特開2010−111495 特開2010−180024 特開2000−264421 特開平6−72524 実開平6−80724
しかしながら、上記特許文献はいずれに有軸スクリューであり、モータが上部に設置され、一方、下方に軸受け(ベアリング)が必要である。しかし、長時間の使用で紛体がベアリングに入り込み摩耗する問題がある。
また、有軸スクリューコンベアのため、単位時間当たりの紛体搬送量(送り込み量)を上げるために、回転速度を上あげる必要があり、搬送量当たりのエネルギー消費量が高い。
また、有軸スクリューコンベアの場合、ケーシング内部で紛体がおしかためられることがあり、搬送途中で紛体の性状(圧縮熱で性状変形)が変わることが懸念される。
そこで、本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、従来の有軸スクリューコンベアに替わり、無軸スクリュー羽根によって紛体の垂直搬送を行える竪型無軸スクリューコンベア装置を提供することを目的とする。
本発明は、平均粒径が50μm以下である紛体を上方へ搬送するための竪型無軸スクリューコンベア装置であって、
無軸スクリュー羽根と、
前記無軸スクリュー羽根をその内部に収納し、前記無軸スクリュー羽根の外径とその内壁面との間隔(d)が2mm〜10mmである、断面円形状のケーシングと、
前記ケーシングの下部に設けられる紛体投入部と、
前記ケーシングの上部に設けられる紛体排出部と、
前記無軸スクリュー羽根の一方端に連結され、前記無軸スクリュー羽根を回転させる駆動部と、を備える。
この構成によれば、駆動部をスクリュー羽根の上部に設置した場合に、有軸スクリューコンベアのように下部に軸受けを設ける必要がないので軸受けの破損の心配がない。また、駆動部を下部に設置しても密閉性が高く(密閉構造)、紛体が入り込む心配がない。また、無軸スクリューコンベアのため、単位時間あたりの紛体搬送量(送り込み量)が多く、有軸スクリューコンベアに比べて、回転速度を下げられ(例えば、1/2〜1/10に減速でき)るため、搬送量当たりのエネルギー消費量も低くでき、省エネルギー効果が高い。また、有軸スクリューコンベアの場合に生じやすいケーシング内部での紛体のおしかたまりが、無軸スクリューコンベアでは生じないため、パウダー状態を維持して上方へ垂直搬送できる。そして、平均粒径が50μm以下である紛体を好適に垂直搬送できる。
紛体が真球であれば粒径は直径を意味し、紛体が球状であれば粒径は最大値をとる外形サイズ(最大値外形サイズと称する場合もある)を意味し、紛体が角柱、円柱、錐形状、異形の他の形状であれば粒径は最大値をとる外形サイズを意味する。
紛体は、例えば、平均粒径、嵩密度、安息角、内部摩擦角、付着力、流動性、噴流性などで定義できる。紛体の平均粒径の上限値は、100μm以下、50μm以下、40μm以下、30μm以下、25μm以下、20μm以下、15μm以下、10μm以下、5μm以下、または1μm以下であって、紛体の平均粒径の下限値は0.1μm以上、0.4μm以上または0.8μm以上である。平均粒径が0.1μm以上〜50μm以下の紛体を搬送でき、0.1μm以上〜40μm以下の紛体でも搬送でき、0.1μm以上30μm以下の紛体でも搬送できる。
紛体の安息角は、25度〜65度、30度〜60度が例示できる。
紛体としては、例えば、小麦粉(メリケン粉)、うどん粉、化粧粉、タルク、石膏粉、顔料、染料、酸化チタン、活性炭、カーボンブラック、けいそう土、消石灰、シリカゲル、コーンスターチ、炭酸カルシウム、水酸化マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、テフロン(登録商標)、トナー、などである。
本発明の一実施形態において、無軸スクリュー羽根の外径(端部)とその内壁面との間隔(d)が、2mm〜30mmであり、好ましくは2mm〜10mm、より好ましくは3mm〜10mm、さらに好ましくは3mm〜8mm、特に好ましくは3mm〜6mmである。紛体の物性および/または単位時間あたりの搬送量(スクリューの回転速度)に応じて間隔(d)を設定する。
他の本発明は、被搬送物を上方へ搬送するための竪型無軸スクリューコンベア装置であって、
無軸スクリュー羽根と、
前記無軸スクリュー羽根をその内部に収納し、前記無軸スクリュー羽根の外径とその内壁面との間隔(d)が3mm〜10mmである、断面円形状のケーシングと、
前記ケーシングの下部に設けられる紛体投入部と、
前記ケーシングの上部に設けられる紛体排出部と、
前記無軸スクリュー羽根の一方端に連結され、前記無軸スクリュー羽根を回転させる駆動部と、を備える。
この構成によれば、被搬送物を好適に垂直搬送できる。被搬送物としては、例えば、最大値外形サイズが3mm未満の物質、泥(粒径1/16mm以下)、粘土(粒径が1/256mm以下)、シルト(砂より小さく年度よりも粗い砕屑物:粒径が1/16mm〜1/256mm)、砂(粒径が2mm〜1/16mm)の1種またはそれら2種以上の混合物である。また、それら被搬送物の内の1種が主成分(全成分内で最も重い成分であって、全重量中20重量%以上である)である混合物である。
また、被搬送物が水分を含む場合は、被搬送物の体積含水率が例えば、1%〜99%、10〜90%、20〜80%、30〜70%の範囲が挙げられ、飽和体積含水率(粘土の場合60%以上、砂は40%程度)の水分を含む被搬送物が例示される。水分を含む被搬送物であっても好適に垂直搬送できる。
また、被搬送物が、最大値外形サイズ0.5mm以上3mm未満の場合として例えば、再生物(例えばPET製品、ナイロン製品)を粉砕手段(あるいは切断手段)で所定サイズになるように構成した粉砕物(切断物)が挙げられる。粉砕物(切断物)は液体で濡れている状態であってもよく、被搬送物は粉砕物を主成分として他に液体および/または固体が混合された構成でもよい。最大値外形サイズは、被搬送物の最大値の直線距離である。例えば、直方体であれば、その内部を通って斜めに対向する2角間距離である。
本発明の一実施形態において、無軸スクリュー羽根の外径とケーシングとの内壁面の間隔(d)(外径から内壁面までの最短距離)が5mm±2mmである。図1の側面視に示す左右それぞれの間隔(d)は、(5〜7)mm±2mmであることが好ましく、(5〜6)mm±2mmであることがより好ましく、5mm±2mmあることがさらに好ましい。平均粒径50μm以下の紛体を搬送する場合は、間隔(d)が5mm±1mmであることが好ましい。
本発明の一実施形態として、前記無軸スクリュー羽根の外径(r1)が、80mm〜600mmであり、前記無軸スクリュー羽根のピッチ(p)が、27mm〜480mmである。また、前記無軸スクリュー羽根の外径が、600mm〜800mmであり、前記無軸スクリュー羽根のピッチが、200mm〜533mmである。
本発明の一実施形態として、前記無軸スクリュー羽根の内径(r2)が、30mmから500mmの範囲である。実施形態としては、内径(r2)と羽根幅(w)との和が外径(r1)である。または(r2+w≒r1)であり、ここでwが径方向から垂直に伸びておらず傾斜している場合にはr1の方が小さい。別実施形態として、内径(r2)と羽根幅(w)の2倍との和が外径(r1)である。または(r2+w×2≒r1)であり、ここでwが径方向から垂直に伸びておらず傾斜している場合にはr1の方が小さい。
この構成によれば、上記外径(r1)80mm以上の無軸スクリュー羽根であっても垂直搬送できる。
本発明の一実施形態において、無軸スクリュー羽根の外径(r1)と前記無軸スクリュー羽根のピッチ(p)との関係は、外径1に対しピッチ1/3〜2/3であり、外径1に対しピッチ1/2〜2/3がより好ましい。
本発明の一実施形態において、無軸スクリュー羽根の外径(r1)が80mm以上〜160mm未満の場合に外径:ピッチの比が2/3〜1、外径が160mm以上〜320mm未満の場合に外径:ピッチの比が1:1/2〜2/3、外径が320mm以上〜600mm未満の場合に外径:ピッチの比が0.5〜0.6が好ましい。
本発明の一実施形態において、羽根は断面矩形であり、羽根の厚み(t)は例えば、10mm〜35mmの範囲であり、羽根幅(w)は例えば、30mm〜80mmの範囲である。スクリュー羽根の外径(r1)が大きくなるほど羽根幅(w)、羽根厚み(t)も大きい値に設定する。紛体、水分含有被搬送物、最大値外形サイズが3mm未満の物質の物性および/または単位時間あたりの搬送量(スクリューの回転速度)に応じて、スクリュー羽根外径およびピッチを設定する。
本発明の一実施形態において、平均粒径が50μm以下である紛体を搬送する場合、前記駆動部は、前記無軸スクリュー羽根を回転数5〜17rpmで回転することが好ましく、8〜12rpmがより好ましい。回転数が小さいほど単位時間当たり搬送量が小さく、滞留時間が長い、回転数が高いと搬送初期のケーシング上部に搬送物が達していない時にスクリュー羽根が横ブレしてケーシング内面と接触する。上記回転数の範囲内で無軸スクリュー羽根の外径(80mm〜600mm)が大きい程回転数を小さくし、外径が小さい程回転数を大きくすることが好ましい。周速を調整することで紛体が摩擦熱に反応して固まることを防止できる。駆動部は、モータ、変速ギア、連結手段、制御装置、電源などで構成される。
本発明の一実施形態において、無軸スクリュー羽根の外径の誤差(公差)は±5mm以内が好ましく、±4mm以内がさらに好ましい、±3mm以内がさらに好ましい。間隔(d)の2倍よりも外径の誤差は小さいことが好ましい。ケーシングの長手方向の直線誤差(公差)、内径の誤差(公差)は、±3mm以内が好ましく、±2mm以内がより好ましく、±1mm以内がさらに好ましい。無軸スクリュー羽根の外径の誤差およびケーシングの直線誤差、内径誤差があっても、実質的に間隔(d)の範囲は維持されるように構成される。
本発明の一実施形態において、最大値外形サイズが3mm未満の物質、水分を含む被搬送物あるいは最大値外形サイズ0.5mm〜3mm未満の被搬送物の場合、前記ケーシングが断面円状であり、前記駆動部は、前記無軸スクリュー羽根を回転数13〜17rpmで回転することが好ましい。ケーシングが断面正八角形の場合は、無軸スクリュー羽根の外径とケーシングの内壁面との間隔(断面視で正八角形の辺から垂直にスクリュー外径端まで引いたライン)が5mm±1mmとし、無軸スクリュー羽根の回転数が8〜12rpmで回転する構成であり、この構成よりも回転数を向上できる。
本発明のスクリュー羽根の原材料となる鋼材としては、例えば、一般構造用圧延鋼材(SS330、SS400、SS490、SS540など)、冷間圧延鋼板(SPCC、SPCD、SPCE、SPCF、SPCGなど)、炭素鋼鋼材(S25C、S30C、S35C、S45C、S50C、S55Cなど)、熱間または冷間圧延ステンレス鋼板(SUS304,SUS316,SUS430,SUS410など)、耐摩耗鋼板(スエーデンスチール社のハードックス(HARDOX(登録商標))、JFEスチール社のエバーハード(EVERHARD(登録商標))など)、高張力鋼板(SM570、SMA570Wなど)、TMCP型高張力鋼板(SM570TMC、SMA570WTMCなど)が挙げられる。
本発明のスクリュー羽根の原材料となる鋼材としては、一般構造用圧延鋼材(SS400)よりも高強度(高引張強度)の鋼材が好ましい。耐摩耗性、耐久性の観点で好ましい。SS400の場合、長時間使用(例えば6ケ月、7時間/日)でスクリュー羽根の全長が初期値と比較して10%〜15%程度縮むが、SS400よりも高強度(高引張強度)のステンレス鋼板、耐摩耗鋼板(スエーデンスチール社のハードックス(HARDOX(登録商標))、JFEスチール社のエバーハード(EVERHARD(登録商標))などは、縮みの程度が極めて小さい。
本発明の一実施形態として、前記紛体投入部は、紛体が前記無軸スクリュー羽根の1枚目に送り込まれるように配置される。
本発明の一実施形態として、竪型無軸スクリューコンベア装置は、前記紛体投入部に連結される自重送り込み式の紛体投入用タンクを備える。タンクから投入部までに送り込み用のスクリューを用いずに自重で紛体を投入できる。
本発明の一実施形態として、前記無軸スクリュー羽根の全長(L)が、2m以上であり、例えば、2m〜20m、2m〜10m、2m〜8mの範囲が例示される。垂直搬送距離が高くなるほど紛体搬送、水分含有の被搬送物、最大値外形サイズ0.5mm〜3mm未満の粉砕物の搬送が難しくなるが、本願発明では問題なく上方に搬送できる。
本発明の一実施形態として、前記ケーシングの下部に開放部を設ける。搬送の最後ではケーシングに紛体が残る(例えば、ケーシング高さの1/5〜1/3程度)が、開放部の蓋を開けることで、ケーシング内の残りの紛体を排出できる。
本発明の一実施形態として、ケーシングの下部の投入部と上部の排出部とをそれぞれ蓋部材で密閉構造にすることで、ケーシング内部に残った紛体を保管することができる。搬送を中断しているときに、紛体が吸湿しないように保管できる。密閉構造にすることで、汚泥などの臭いの拡散を防止できる。
竪型無軸スクリューコンベア装置の概略図である。
(実施形態1)
図面を参照しながら本実施形態の竪型無軸スクリューコンベア装置を説明する。図1の竪型無軸スクリューコンベア装置1は、無軸スクリュー羽根12と、前記無軸スクリュー羽根12をその内部に収納し、前記無軸スクリュー羽根12の外径(外径端部)とその内壁面との間隔(断面視で円の接線から垂直に外径端部へ引いた直線ライン:d)が5mmである断面円形状のケーシング14と、前記ケーシング14の下部に設けられる紛体投入部16と、前記ケーシング14の上部に設けられる紛体排出部18と、前記無軸スクリュー羽根12の下端(フランジ)に連結され、無軸スクリュー羽根12を回転させる駆動部20とを備える。駆動部20は、上記フランジと連結された駆動軸21と、駆動軸21と連結された電動機付減速機22とを有する。駆動軸21は、シールユニット(不図示)を間に設置してケーシング14を貫通し、駆動軸21とケーシングとの密閉性を高めている。
本実施形態1では、平均粒径が50μm以下である紛体を垂直搬送する場合は、無軸スクリュー羽根を回転数8〜12rpmで回転する。
また、最大値外形サイズが3mm未満の物質、水分を含む被搬送物あるいは最大値外形サイズ0.5mm〜3mm未満の被搬送物の場合、無軸スクリュー羽根を回転数13〜17rpmで回転する。
本実施形態1では、無軸スクリュー羽根12の全長(L)が8mである。また、無軸スクリュー羽根12の外径(r1)が277mm、内径(r2)が67mmである。また、無軸スクリュー羽根12のピッチ(p)が184mmである。羽根幅(w)が65mm、羽根厚み(t)が20mmである。図1のスクリュー羽根は外径および内径の異なる2つのスクリュー羽根を径方向につなげたダブル羽根である。径方向外側のスクリュー羽根の内径が径方向内側のスクリュー羽根の外径と一致(略一致)しており、お互いを溶接で結合する。
本実施形態1では、紛体投入部16に自重送り込み式の紛体投入用タンク30が連結され、このタンク30から紛体投入部16へ向かって、自重で紛体が送り込まれ、紛体が無軸スクリュー羽根12の1枚目に送り込まれる。紛体投入部16は、斜め上方から傾斜した管がケーシング14の側壁開口部に連通する構造である。また、ケーシング14の下部に開放部40が設けられ、開放部40の蓋(不図示)を開けることで、例えば、搬送終了時の残紛体を排出するために機能する。
(別実施形態)
別実施形態として、無軸スクリュー羽根12の外径とその内壁面との間隔(d)が2mm〜30mmでもよい。また、無軸スクリュー羽根12の全長(L)が2m以上である。無軸スクリュー羽根12の外径(r1)が80mm〜600mmでもよい。無軸スクリュー羽根12のピッチ(p)が27mm〜480mmでもよい。また、無軸スクリュー羽根の外径(r1)が、600mm〜800mmであり、無軸スクリュー羽根のピッチ(p)が、200mm〜533mmである。また、無軸スクリュー羽根の外径(r1)と無軸スクリュー羽根のピッチ(p)との関係は、外径1に対しピッチ1/3〜2/3でもよい。
また、紛体排出部18は、ケーシング14の上部側壁から突出させる構造に限定されず、ケーシング14の上端部に形成した開口部が紛体排出部の機能を兼ねてもよい。
<実施例>
実施形態1の竪型無軸スクリューコンベア装置1を用いて、紛体(小麦粉(平均粒径16μm、安息角56度)、コーンスターチ(平均粒径16μm、安息角51度)、タルク(平均粒径4μm、安息角47度)、澱粉(平均粒径10〜50μm、安息角45度)、石膏粉、酸化チタン(平均粒径1μm未満、安息角45度))、粘土(体積水分率60%)、汚泥(体積水分率80%)を垂直搬送できたことを確かめた。
表1は、外径(r1)、内径(r2)、ピッチ(p)、間隔(d)を変えて各種被搬送物を垂直搬送した結果を示す。表1において、紛体は平均粒径50μm以下の小麦粉、コーンスターチ、タルク、澱粉、酸化チタンであり、水分含有の被搬送物は粘土、汚泥であり、最大値外形サイズ2mmのPETボトルの粉砕物についても確認した。実施例1〜8の条件において、上記各種紛体、粘土、汚泥、PETボトルの粉砕物を垂直搬送できたことを確認した。紛体搬送のときの回転数として、7、8、9、10、11、12rpm(13rpm未満)で確認し、それ以外のときの回転数は、12、13、14、15、16、17rpm(18rpm未満)で確認した。内径(r2)のシングルはシングル羽根と意味し、ダブルはダブル羽根(シングル羽根を径方向でつなげたスクリュー羽根)を意味している。実施例2では、2種類の内径で確認をした。
Figure 2015221724
比較例として、紛体搬送の場合において、回転数を7rpm未満では単位時間当たりの搬送量が少なく、13rpmを以上の場合は、搬送初期における羽根の横ブレによるケーシング内面への接触や、回転数を高くすると羽根への負荷が大きくなり長時間使用で劣る。水分含有の被搬送物および最大値外形サイズ2mmのPETボトルの粉砕物の搬送の場合において、回転数を12rpm未満では単位時間当たりの搬送量が少なく、18rpm以上の場合、搬送初期における羽根の横ブレによるケーシング内面への接触や、回転数を高くすると羽根への負荷が大きくなり長時間使用で劣る。
別実施例として、間隔dを7mm、8mmにして確認をしたところ、垂直搬送できたことを確認した。
1 竪型無軸スクリューコンベア装置
12 無軸スクリュー羽根
14 ケーシング
16 紛体投入部
18 紛体排出部
20 駆動部

Claims (8)

  1. 平均粒径が50μm以下である紛体を上方へ搬送するための竪型無軸スクリューコンベア装置であって、
    無軸スクリュー羽根と、
    前記無軸スクリュー羽根をその内部に収納し、前記無軸スクリュー羽根の外径とその内壁面との間隔(d)が2mm〜10mmである、断面円形状のケーシングと、
    前記ケーシングの下部に設けられる紛体投入部と、
    前記ケーシングの上部に設けられる紛体排出部と、
    前記無軸スクリュー羽根の一方端に連結され、前記無軸スクリュー羽根を回転させる駆動部と、を備える竪型無軸スクリューコンベア装置。
  2. 被搬送物を上方へ搬送するための竪型無軸スクリューコンベア装置であって、
    無軸スクリュー羽根と、
    前記無軸スクリュー羽根をその内部に収納し、前記無軸スクリュー羽根の外径とその内壁面との間隔(d)が3mm〜10mmである、断面円形状のケーシングと、
    前記ケーシングの下部に設けられる紛体投入部と、
    前記ケーシングの上部に設けられる紛体排出部と、
    前記無軸スクリュー羽根の一方端に連結され、前記無軸スクリュー羽根を回転させる駆動部と、を備える竪型無軸スクリューコンベア装置。
  3. 無軸スクリュー羽根の外径と前記無軸スクリュー羽根のピッチとの関係は、外径1に対しピッチ1/3〜2/3である、請求項1または2に記載の竪型無軸スクリューコンベア装置。
  4. 前記無軸スクリュー羽根の外径とその内壁面との間隔(d)が5mm±2mmである、請求項1または2に記載の竪型無軸スクリューコンベア装置。
  5. 前記無軸スクリュー羽根の外径とその内壁面との間隔(d)が5mm±1mmである、請求項1に記載の竪型無軸スクリューコンベア装置。
  6. 前記駆動部は、前記無軸スクリュー羽根を回転数5〜15rpmで回転する、請求項1に記載の竪型無軸スクリューコンベア装置。
  7. 前記駆動部は、前記無軸スクリュー羽根を回転数13〜17rpmで回転する、請求項2に記載の竪型無軸スクリューコンベア装置。
  8. 前記被搬送物は、水分を含む被搬送部または最大値外形サイズが0.5mm以上〜3mm未満の被搬送物である請求項2に記載の竪型無軸スクリューコンベア装置。
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