JP2015220952A - 充電装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電池が過充電になることを防ぐとともに、電池の充電完了が遅くなることを防ぐことができる充電装置を提供すること。【解決手段】高圧蓄電池6の充電及び空調装置4の駆動を行う充電器32と、高圧蓄電池6のセル電圧を検出する電圧センサ61と、空調装置4のブロワファンやコンプレッサのオン/オフを検出する空調駆動センサ41と、電圧センサ61の検出する電圧が過電圧閾値以上である状態が所定期間継続すると充電電力を所定電力分だけ低下させる保護制御処理を実行する充電制御部34と、を備え、充電制御部34は、空調駆動センサ41により空調装置4のブロワファンやコンプレッサ等のオフを検出すると、保護制御処理の実行を所定時間だけ停止させる。【選択図】図1
Description
本発明は、車両に搭載された電池を充電する充電装置に関する。
走行用の駆動源としてモータを搭載する車両が知られており、この種の車両ではモータに電力を供給する高圧蓄電池を搭載している。この高圧蓄電池は、過充電になると寿命が短くなるため、高圧蓄電池を充電する充電装置では、高圧蓄電池が過充電になることを防ぐ技術が使われている。
特許文献1には、モータを駆動する電力を供給するとともにモータが発電した電力で充電される高圧蓄電池と、高圧を所定の電圧値まで降圧して充電される低圧蓄電池及び低圧蓄電池により駆動される電装系などの補機類よりなる低圧消費系とを備えた車両において、高圧蓄電池の残容量が所定の閾値以上の時、低圧消費系の消費電力よりも低い制限値にモータの発電電力を制限することで、低圧消費系の消費電力をモータの発電電力と高圧蓄電池の放電電力との双方で賄うようにすることが記載されている。これにより、補機類の電力負荷(要求電力)がオフになった時点でも、モータの発電電力が通常時より制限された状態になっているので、過充電を防止する制御の遅れによって補機類の電力負荷分のモータの発電電力が一時的に高圧蓄電池に入力されることがなく、高圧蓄電池が過充電状態になることを防止する。
また、特許文献2には、モータを駆動する電力及び車載用機器を駆動する電力を供給する高圧蓄電池と、高圧蓄電池に外部電源からの電力を供給する外部電力供給手段とを備えた車両において、外部電力供給手段が外部電源に接続された状態で車載用機器を駆動する時に、検出された高圧蓄電池の端子間電圧が所定電圧以上の時には、高圧蓄電池から放電される電力と外部電力供給手段により供給される電力とにより車載用機器を駆動するよう外部電力供給手段を制御することが記載されている。これにより、高圧蓄電池が過充電されることを抑制しながら車載用機器を駆動させる。
この特許文献1、2に記載のものでは、高圧蓄電池への充電電力を低く制限するとともに車載用機器の駆動に高圧蓄電池の電力を使うようにしているため、車載用機器を駆動している間は高圧蓄電池の充電が完了しないという課題があった。
このような課題を解決するため、高圧蓄電池を一定電力で充電するとともに、高圧蓄電池の充電中に高圧畜電池のセル電圧が閾値以上である状態が所定時間継続すると、充電電力を低下させる電池の過充電保護制御を行う充電装置がある。これにより、高圧蓄電池が過充電されることを抑制しながら高圧蓄電池の充電を完了させることができる。
このような保護制御を行う充電装置にあっては、高圧畜電池の充電中に空調装置等の車載装置を駆動させる場合、車載装置がオンからオフに切り替わった時に、車載装置の消費電力が減少して高圧畜電池への充電電力が増える。この際、高圧畜電池が満充電に近い状態であると、高圧畜電池のセル電圧が一時的に増大し、充電装置が充電電力を低下させる保護制御を実行する場合がある。保護制御を実行した場合、充電装置は、充電電力を低下させるため、高圧畜電池の充電を完了させるのが遅くなるという問題があった。
そこで、本発明は、電池が過充電になることを防ぐとともに、電池の充電完了が遅くなることを防ぐことができる充電装置を提供することを目的としている。
本発明の第1の態様は、車両に搭載された電池を充電するとともに電力で駆動される車載装置に電力を供給する充電器を備える充電装置であって、電池の電圧を検出する電圧検出部と、この電圧検出部により検出された電圧が予め設定された閾値以上である状態が予め設定された時間継続された時に、電池に対する充電電力を保護電力分だけ低下させる保護制御を実行する充電制御部と、を備え、充電制御部は、車載装置の電力消費量が減少すると判定した時には、保護制御を実行しないようにすることを特徴とするものである。
本発明の第2の態様としては、充電制御部は、車載装置の電力消費量が減少すると判定した時に、電池に対する充電電力を低下させることが好ましい。
本発明の第3の態様としては、充電制御部は、電池に対する充電電力の低下を、車載装置の電力消費量が増大するまで維持することが好ましい。
このように、上記の第1の態様によれば、車載装置の電力消費量が減少すると判断された場合、保護制御が実行されなくなるため、充電電力の低下を無くすことができ、電池の過充電を防ぐとともに、電池の充電完了が遅くなることを防ぐことができる。
上記の第2の態様によれば、車載装置の電力消費量が減少すると判断された場合、充電電力を低下させることにより、短時間であっても電池に対する充電電力の増大を防ぎ、電池の過充電を確実に防ぐことができる。
上記の第3の態様によれば、車載装置の電力消費量が減少するときに低下させた充電電力が、車載装置の電力消費量が増大するまで維持されるため、電池の過充電をより確実に防ぐことができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1に示すように、本発明の第1実施形態に係る充電装置を搭載した車両1は、駆動機構2と、充電装置3と、空調装置4とを含んで構成される。
(第1実施形態)
図1に示すように、本発明の第1実施形態に係る充電装置を搭載した車両1は、駆動機構2と、充電装置3と、空調装置4とを含んで構成される。
駆動機構2は、内燃機関型のエンジン21と、発電用モータ22と、駆動用モータ23と、トランスミッション24と、駆動軸25と、駆動輪26とを含んで構成される。
エンジン21は、吸気行程、圧縮行程、膨張行程及び排気行程からなる一連の4行程を行うとともに、圧縮行程及び膨張行程の間に点火を行う4サイクルのエンジンによって構成されている。
発電用モータ22は、例えば、複数の永久磁石が埋め込まれたロータと、ステータコイルが巻きつけられたステータと、を備えた同期型モータで構成される。発電用モータ22は、ロータが回転すると、ロータに埋め込まれた永久磁石によって回転磁界が形成され、この回転磁界によりステータのステータコイルに誘導電流が流れることにより、ステータコイルの両端に電力が発生する。発電用モータ22は、エンジン21により駆動されることにより電力を生成する。発電用モータ22は、インバータ5に接続されている。
駆動用モータ23は、例えば、複数の永久磁石が埋め込まれたロータと、ステータコイルが巻きつけられたステータと、を備えた同期型モータで構成される。駆動用モータ23は、ステータコイルに三相交流電圧が印加されることでステータに回転磁界が形成され、この回転磁界によりロータが回転して駆動力を生成する。駆動用モータ23の生成する駆動力は、トランスミッション24により変速され駆動軸25を介して駆動輪26に伝達され車両1を走行させる。また、駆動用モータ23は、車両1の減速時に、駆動輪26側から駆動用モータ23側に駆動力が伝達されると、発電機として機能して回生電力を発生する。駆動用モータ23は、インバータ5に接続されている。
インバータ5は、三相交流電圧を駆動用モータ23に供給して駆動用モータ23の駆動を制御する。また、インバータ5は、発電用モータ22及び駆動用モータ23から出力される三相交流電力を直流電力に変換して高圧蓄電池6を充電する。
空調装置4は、設定温度が設定される温度設定スイッチなどが設けられた操作パネルを備えており、操作パネルに入力された設定温度と、車両1の車室内の温度とが等しくなるように、車室内に吹き出させる空気の温度を調整する。空調装置4は、充電器32及び高圧蓄電池6と並列に接続されている。すなわち、空調装置4は、充電器32及び高圧蓄電池6から供給される電力によって駆動されるようになっている。空調装置4には、供給される電力によって駆動されるブロワファンやコンプレッサなどのオン/オフを検出して、空調装置4の電力消費の有無を検出する空調駆動センサ41が設けられている
高圧蓄電池6は、例えば、ニッケル蓄電池やリチウム蓄電池等からなり、出力電圧が200V程度であり、複数のセルを直列に接続して構成されている。高圧蓄電池6は、インバータ5を介して駆動用モータ23に電力を供給する。また、高圧蓄電池6は、空調装置4にも電力を供給する。高圧蓄電池6には、各セルのセル電圧を検出する電圧センサ61、高圧蓄電池6の温度を検出する温度センサ62、充電電流及び放電電流を検出する電流センサ63などが設けられている。すなわち、電圧センサ61は、本発明における電圧検出部を構成する。
充電装置3は、充電コネクタ31と、充電器32と、DC/DCコンバータ33と、充電制御部34とを含んで構成される。
充電コネクタ31は、外部電源と充電器32とを接続するものである。充電器32は、充電コネクタ31に接続され、充電コネクタ31を介して外部電源から供給された交流電力を直流電力に変換するコンバータ及び直流電力を昇圧する昇圧回路を含んで構成される。DC/DCコンバータ33は、充電器32が変換した直流電力の電圧を変換して低圧蓄電池7に供給する。低圧蓄電池7は、例えば、鉛蓄電池からなり、出力電圧が12V程度であり、車両1の電装系などからなる各種の補機類8を駆動する電力を供給する。
充電制御部34は、CPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory)と、ROM(Read Only Memory)と、フラッシュメモリと、入力ポートと、出力ポートとを備えたコンピュータユニットによって構成されている。
充電制御部34のROMには、各種制御定数や各種マップ等とともに、当該コンピュータユニットを充電制御部34として機能させるためのプログラムが記憶されている。すなわち、充電制御部34において、CPUがROMに記憶されたプログラムを実行することにより、当該コンピュータユニットは、充電制御部34として機能する。
充電制御部34の入力ポートには、電圧センサ61と、温度センサ62と、電流センサ63とを含む各種センサ類が接続されている。一方、充電制御部34の出力ポートには、充電器32と、DC/DCコンバータ33とを含む各種制御対象類が接続されている。
充電制御部34は、例えば、高圧蓄電池6の電圧値と電流値と温度との関係を示す三次元マップ等から高圧蓄電池6の残容量SOC(State Of Charge)を演算するようになっている。充電制御部34は、充電コネクタ31が外部電源に接続されると、高圧蓄電池6の残容量SOCが予め設定された満充電閾値に達するまで、充電器32により予め設定された一定電力で充電を行う。
ここで、満充電閾値は、高圧蓄電池6が満充電に達しているか否かを判断するための閾値であり、実験等により求められ、充電制御部34のROMに記憶されている。また、一定電力は、高圧蓄電池6を充電するのに必要な電力であり、実験等により求められ、充電制御部34のROMに記憶されている。
また、充電制御部34は、充電コネクタ31が外部電源に接続されて商用電源からの電力で高圧蓄電池6が充電されているときに、電圧センサ61の検出する高圧蓄電池6のセル電圧が過電圧閾値以上である状態が予め設定された過電圧期間継続すると、高圧蓄電池6の充電電力を予め設定された保護電力分だけ低下させて高圧蓄電池6が過充電になることを防ぐ保護制御処理を実行する。その後、高圧蓄電池6の電圧が過電力閾値より小さくなると、充電制御部34は、充電電力を一定電力に戻す。ここで、過電圧閾値は、高圧蓄電池6が過充電状態となるか否かを判断するための閾値であり、実験等により求められ、充電制御部34のROMに記憶されている。
過電圧期間は、高圧蓄電池6のセル電圧が過電圧閾値以上の状態が継続したときに高圧蓄電池6が過充電状態にならない期間の最長値であり、実験等により求められ、充電制御部34のROMに記憶されている。保護電力は、高圧蓄電池6のセル電圧が過電圧閾値以上の状態のとき過充電となることを防ぐ事ができる充電電力の低下電力であり、実験等により求められ、充電制御部34のROMに記憶されている。このような保護制御処理により、高圧蓄電池6が過充電になることを防ぐことができる。
本実施形態の車両1は、充電コネクタ31が外部電源に接続されて商用電源からの電力供給が可能な状態において、空調装置4の操作パネルなどから設定された予約時刻に空調装置4を駆動させる予約空調機能を備えている。
充電制御部34は、予約空調機能の予約時刻になり空調装置4の電源がオンになると、高圧蓄電池6の残容量SOCが満充電閾値未満の間は、充電器32により高圧蓄電池6の充電及び空調装置4への電力供給を行わせる。高圧蓄電池6の残容量SOCが満充電閾値以上になると、充電制御部34は、充電器32の出力を停止させ、高圧蓄電池6により空調装置4への電力供給を行わせる。
また、充電制御部34は、充電器32により高圧蓄電池6の充電及び空調装置4への電力供給を行わせているとき、空調装置4の電力消費量が減少するときには、保護制御処理を一時的に停止させる充電制御処理を実行する。
具体的には、充電制御部34は、空調駆動センサ41により空調装置4のブロワファンやコンプレッサ等のオフを検出すると、空調装置4の電力消費量が減少すると判断し、例えば、保護制御停止フラグに「1」を設定するなどして、保護制御処理を予め設定された停止時間だけ停止させる。
保護制御処理は、例えば、充電制御処理の設定する保護制御停止フラグを所定時間間隔で参照し、保護制御停止フラグに「1」が設定されていた場合、停止時間だけ保護制御処理の実行を停止し、その後、保護制御停止フラグに「0」を設定するようになっている。ここで、停止時間は、空調装置4の電力消費量が無くなった時に高圧蓄電池6のセル電圧が過電圧閾値を超えている時間よりも長い時間であり、実験等により求められ、充電制御部34のROMに記憶されている。
以上のように構成された本実施形態の充電装置3による充電制御処理について図2を参照して説明する。なお、以下に説明する充電制御処理は、充電コネクタ31が外部電源に接続されて商用電源からの電力供給が可能な状態において、空調装置4が予約空調機能により駆動されている間、繰り返し実行される。
まず、充電制御部34は、高圧蓄電池6の残容量SOCが満充電閾値未満であるか否かを判定する(ステップS11)。高圧蓄電池6の残容量SOCが満充電閾値未満でないと判定した場合、充電制御部34は、高圧畜電池6の充電が開始されていれば、一定電力による高圧蓄電池6の充電を停止させ(ステップS15)、充電制御処理を終了する。なお、充電制御処理の開始時点で高圧蓄電池6の残容量SOCが満充電閾値以上である場合は、高圧畜電池6の充電が開始されていないため、充電を停止させることなく充電制御処理を終了する。
一方、高圧蓄電池6の残容量SOCが満充電閾値未満であると判定した場合、充電制御部34は、一定電力による高圧蓄電池6の充電を開始させ(ステップS12)、空調装置4の電力消費量が減少するか否かを判定する(ステップS13)。空調装置4の電力消費量が減少しないと判定した場合、充電制御部34は、充電制御処理を終了する。
一方、空調装置4の電力消費量が減少すると判定した場合、充電制御部34は、保護制御停止フラグに「1」を設定するなどして保護制御処理の実行を停止時間だけ停止させる(ステップS14)。
このような充電制御処理により、図3に示すように、空調装置4の電力消費量が減少してセル電圧値が過電圧閾値を超える部分(図中に点線で囲んだ部分)で、保護制御処理が実行されず、充電電力が低下しないため、高圧蓄電池6の充電完了が遅くなることを防ぐことができる。
なお、本実施形態においては、空調装置4の電力消費量が減少すると判定したとき、保護制御処理を停止時間だけ停止させたが、過電圧閾値の値を所定の時間の間だけ大きくして保護制御処理を実行させないようにしてもよい。また、空調装置4の電力消費量が減少すると判定したとき、保護制御処理の過電圧期間の値を長くして保護制御処理を実行させないようにしてもよい。
また、本実施形態においては、空調装置4の電力消費量が減少するときに保護制御処理を停止したが、これに限定されるものではなく、電力で駆動される車載装置の電力消費量、例えば、DC/DCコンバータ33により電力供給される補機類8の電力消費量が減少した場合に保護制御処理を実行させないようにしてもよい。
(第2実施形態)
次に、図4〜図6は本発明の第2実施形態に係る充電装置を示す図である。ここで、本実施形態は上述の第1実施形態と略同様に構成されているので、図面を流用して同様な構成には同一の符号を付して特徴部分を説明する。
次に、図4〜図6は本発明の第2実施形態に係る充電装置を示す図である。ここで、本実施形態は上述の第1実施形態と略同様に構成されているので、図面を流用して同様な構成には同一の符号を付して特徴部分を説明する。
図1における充電制御部34は、空調装置4の電力消費量が減少することを検出すると、充電電力を低下させる充電制御処理を実行する。
具体的には、充電制御部34は、空調駆動センサ41により空調装置4のブロワファンやコンプレッサ等のオフを検出すると、空調装置4の電力消費量が減少すると判断し、充電器32の出力する充電電力を予め設定された減算時間の間、予め設定された過充電回避電力だけ減算して出力させる。ここで、過充電回避電力は、空調装置4の電力消費量が無くなった時でも高圧蓄電池6のセル電圧が過充電とならないような充電電力となる電力であり、実験等により求められ、充電制御部34のROMに記憶されている。この過充電回避電力は、保護制御処理における保護電力よりも小さい電力であり、高圧蓄電池6の充電完了までの時間への影響が少ない電力が好ましい。
また、減算時間は、空調装置4の電力消費量が無くなった時に高圧蓄電池6のセル電圧が過電圧閾値を超える時間よりも長い時間であり、実験等により求められ、充電制御部34のROMに記憶されている。
なお、本実施形態の保護制御処理は、保護制御処理の実行を停止する必要はなく、高圧蓄電池6のセル電圧が過電圧閾値以上である状態が過電圧期間継続すると、高圧蓄電池6の充電電力を保護電力分だけ低下させる処理を所定の時間間隔で繰り返し実行する。このような保護制御処理により、高圧蓄電池6が過充電になることを防ぐことができる。
以上のように構成された本実施形態の充電装置3による充電制御処理について図4を参照して説明する。なお、以下に説明する充電制御処理は、充電コネクタ31が外部電源に接続されて商用電源からの電力供給が可能な状態において、空調装置4が予約空調機能により駆動されている間、繰り返し実行される。
まず、充電制御部34は、上述の第1実施形態と同様に、高圧蓄電池6の残容量SOCが満充電閾値未満であるか否かを判定し(ステップS11)、高圧蓄電池6の残容量SOCが満充電閾値未満でないと判定した場合、高圧畜電池6の充電が開始されていれば、一定電力による高圧蓄電池6の充電を停止させ(ステップS15)、充電制御処理を終了する。
一方、高圧蓄電池6の残容量SOCが満充電閾値未満であると判定した場合、充電制御部34は、一定電力による高圧蓄電池6の充電を開始させ(ステップS12)、空調装置4の電力消費量が減少するか否かを判定し(ステップS13)、空調装置4の電力の消費量が減少しないと判定した場合、充電制御処理を終了する。
一方、空調装置4の電力の消費量が減少すると判定した場合、充電制御部34は、充電電力を過充電回避電力だけ減算する(ステップS21)。そして、充電制御部34は、充電電力を減算してから減算時間が経過したか否かを判定し(ステップS22)、減算時間が経過していないと判定した場合、減算時間が経過するのを待つ。
一方、減算時間が経過したと判定した場合、充電制御部34は、充電電力を一定電力に戻し(ステップS23)、充電制御処理を終了する。
このような充電制御処理により、図5に示すように、空調装置4の電力消費量が減少する時に、充電電力が減算され、短時間であっても電池に対する充電電力の増大を防ぎ、電池の過充電を確実に防ぐことができる。
なお、本実施形態においては、充電電力を減算してから減算時間が経過したときに、充電電力を直ぐに一定電力に戻したが、図6に示すように、減算時間経過後に徐々に一定電力まで戻すようにしてもよい。
(第3実施形態)
次に、図7、図8は本発明の第3実施形態に係る充電装置を示す図である。ここで、本実施形態は上述の第1実施形態と略同様に構成されているので、図面を流用して同様な構成には同一の符号を付して特徴部分を説明する。
次に、図7、図8は本発明の第3実施形態に係る充電装置を示す図である。ここで、本実施形態は上述の第1実施形態と略同様に構成されているので、図面を流用して同様な構成には同一の符号を付して特徴部分を説明する。
図1における充電制御部34は、空調装置4の電力消費量が減少することを検出してから増大することを検出するまで、充電電力を過充電回避電力だけ減算する充電制御処理を実行する。
充電制御部34は、空調駆動センサ41により空調装置4のブロワファンやコンプレッサ等のオフを検出すると、空調装置4の電力消費量が減少すると判断し、充電器32の出力する充電電力を予め設定された過充電回避電力だけ減算して出力させる。その後、充電制御部34は、空調装置4のブロワファンやコンプレッサ等のオンを検出すると、空調装置4の電力消費量が増大すると判断し、充電器32の出力する充電電力を一定電力に戻す。
なお、本実施形態の保護制御処理は、保護制御処理の実行を停止する必要はなく、高圧蓄電池6のセル電圧が過電圧閾値以上である状態が過電圧期間継続すると、高圧蓄電池6の充電電力を保護電力分だけ低下させる処理を所定の時間間隔で繰り返し実行する。このような保護制御処理により、高圧蓄電池6が過充電になることを防ぐことができる。
以上のように構成された本実施形態の充電装置3による充電制御処理について図7を参照して説明する。なお、以下に説明する充電制御処理は、充電コネクタ31が外部電源に接続されて商用電源からの電力供給が可能な状態において、空調装置4が予約空調機能により駆動されている間、繰り返し実行される。
まず、充電制御部34は、上述の第1実施形態と同様に、高圧蓄電池6の残容量SOCが満充電閾値未満であるか否かを判定し(ステップS11)、高圧蓄電池6の残容量SOCが満充電閾値未満でないと判定した場合、高圧畜電池6の充電が開始されていれば、一定電力による高圧蓄電池6の充電を停止させ(ステップS15)、充電制御処理を終了する。
一方、高圧蓄電池6の残容量SOCが満充電閾値未満であると判定した場合、充電制御部34は、一定電力による高圧蓄電池6の充電を開始させ(ステップS12)、空調装置4の電力の消費量が減少するか否かを判定し(ステップS13)、空調装置4の電力の消費量が減少しないと判定した場合、充電制御処理を終了する。
一方、空調装置4の電力の消費量が減少すると判定した場合、充電制御部34は、上述の第2実施形態と同様に充電電力を過充電回避電力だけ減算する(ステップS21)。そして、充電制御部34は、空調装置4の電力の消費量が増大するか否かを判定し(ステップS31)、空調装置4の電力の消費量が増大しないと判定した場合、電力の消費量が増大するのを待つ。
一方、空調装置4の電力の消費量が増大すると判定した場合、充電制御部34は、上述の第2実施形態と同様に充電電力を一定電力に戻し(ステップS23)、充電制御処理を終了する。
このような充電制御処理により、図8に示すように、空調装置4の電力消費量が減少する時に、充電電力が減算され、高圧蓄電池6のセル電圧値が過電圧閾値を超えないため、短時間であっても電池に対する充電電力の増大を防ぎ、電池の過充電を確実に防ぐことができる。
また、図8に示すように、空調装置4の電力消費量が減少する時に減算させた充電電力を空調装置4の電力消費量が増大するまで維持しているため、高圧蓄電池6の過充電を確実に防ぐことができる。
本発明の実施形態を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正及び等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
1 車両
2 駆動機構
3 充電装置
31 充電コネクタ
32 充電器
33 DC/DCコンバータ
34 充電制御部
4 空調装置(車載装置)
41 空調駆動センサ
5 インバータ
6 高圧蓄電池(電池)
61 電圧センサ(電圧検出部)
7 低圧蓄電池
8 補機類(車載装置)
2 駆動機構
3 充電装置
31 充電コネクタ
32 充電器
33 DC/DCコンバータ
34 充電制御部
4 空調装置(車載装置)
41 空調駆動センサ
5 インバータ
6 高圧蓄電池(電池)
61 電圧センサ(電圧検出部)
7 低圧蓄電池
8 補機類(車載装置)
Claims (3)
- 車両に搭載された電池を充電するとともに電力で駆動される車載装置に電力を供給する充電器を備える充電装置であって、
前記電池の電圧を検出する電圧検出部と、
前記電圧検出部により検出された電圧が予め設定された閾値以上である状態が予め設定された時間継続された時に、前記電池に対する充電電力を保護電力分だけ低下させる保護制御を実行する充電制御部と、を備え、
前記充電制御部は、前記車載装置の電力消費量が減少すると判定した時には、前記保護制御を実行しないようにすることを特徴とする充電装置。 - 前記充電制御部は、前記車載装置の電力消費量が減少すると判定した時に、前記電池に対する充電電力を低下させることを特徴とする請求項1に記載の充電装置。
- 前記充電制御部は、前記電池に対する充電電力の低下を、前記車載装置の電力消費量が増大するまで維持することを特徴とする請求項2に記載の充電装置。
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Cited By (5)
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- 2014-05-21 JP JP2014105227A patent/JP2015220952A/ja active Pending
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