JP2015219468A - 撮像装置及び制御方法 - Google Patents

撮像装置及び制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015219468A
JP2015219468A JP2014104717A JP2014104717A JP2015219468A JP 2015219468 A JP2015219468 A JP 2015219468A JP 2014104717 A JP2014104717 A JP 2014104717A JP 2014104717 A JP2014104717 A JP 2014104717A JP 2015219468 A JP2015219468 A JP 2015219468A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
correction unit
camera shake
unit
driving
movement range
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014104717A
Other languages
English (en)
Inventor
良夫 和久井
Yoshio Wakui
良夫 和久井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Imaging Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Imaging Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Imaging Co Ltd filed Critical Ricoh Imaging Co Ltd
Priority to JP2014104717A priority Critical patent/JP2015219468A/ja
Publication of JP2015219468A publication Critical patent/JP2015219468A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

【課題】撮像素子に力を加え続けなくても、撮像素子が緩やかに周囲の部品に着地して、ユーザに不快感を与えない撮像装置及び制御方法を得る。
【解決手段】デジタルカメラ100は、CCD124が露光を完了すると、二軸加速度センサ112を用いてデジタルカメラ100の姿勢を検知する。そして、検知した姿勢に基づいて、現在の重力正方向へ可動部122を駆動し、固定部121に軟着陸させる。CPU23は、可動部122が移動範囲の限界、すなわち固定部121に突き当たるとき、可動部122と固定部121との衝突の衝撃が少なくなるように可動部122を駆動する。つまり、可動部122が固定部121に近づくにつれて可動部122の移動速度を緩やかにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、移動可能な撮像素子を備える撮像装置、及び撮像装置の制御方法に関する。
移動可能な撮像素子を備え、撮像装置に加えられた手ブレを相殺するように撮像素子を駆動して、撮影画像において被写体像がぶれてしまうことを防止する手ブレ補正機構を備える撮像装置が知られている。このような撮像装置は、撮像装置がスリープモードにされている間、手ブレ補正を行わない(特許文献1)。
特開2010−170103号公報
しかし、手ブレ補正機構を簡略化するため、撮像素子を駆動後に機械的に保持する機構を廃し、かつ手ブレ補正を行わない期間に撮像素子に力を加えないと、手ブレ補正を止めたときに、突然撮像素子に加えられる力が失われる。加えられる力を失った撮像素子は、重力によって自由落下し、周囲の部品に衝突する。衝突するときに大きな音と衝撃が生じ、これによりユーザに不快感を与えるおそれがある。
本発明はこれらの問題に鑑みてなされたものであり、撮像素子に力を加え続けなくても、撮像素子が緩やかに周囲の部品に着地して、ユーザに不快感を与えない撮像装置及び制御方法を得ることを目的とする。
本願第1の発明による撮像装置は、所定の移動範囲内で移動可能である補正部と、撮像装置の姿勢を検出する姿勢検出手段と、姿勢に基づいて補正部を駆動し、補正部の駆動を終了した後には補正部に力を加えない制御手段とを備え、制御手段は、姿勢に基づいて、重力正方向における補正部の移動範囲限界まで補正部を重力正方向に向けて駆動した後に、補正部の駆動を終了することを特徴とする。
制御手段は、補正部が移動範囲限界に近づくにつれて補正部の移動速度を緩やかにすることが好ましい。
撮像装置に加えられる手ブレを検出する手ブレ検出手段をさらに備え、制御手段は、手ブレ検出手段が検出した手ブレに基づいて、手ブレを相殺するように補正部を駆動することが好ましい。撮影した画像、あるいはライブビューが手ブレによりぶれてしまうことを防止できる。
制御手段は、手ブレを相殺するように補正部を駆動した後に、移動範囲限界まで補正部を重力正方向に向けて駆動し、その後に、補正部の駆動を終了することが好ましい。補正部が固定部に激突することを防止できる。
制御手段は、撮影動作を行っている期間に、手ブレを相殺するように補正部を駆動し、撮影動作を終了したときに、手ブレを相殺するように補正部を駆動することを終了し、その後に、移動範囲限界まで補正部を重力正方向に向けて駆動してもよい。撮影後に補正部が固定部に激突することを防止できる。
制御手段は、ライブビュー動作を行っている期間に、手ブレを相殺するように補正部を駆動し、ライブビュー動作を終了したときに、手ブレを相殺するように補正部を駆動することを終了し、その後に、移動範囲限界まで補正部を重力正方向に向けて駆動してもよい。ライブビュー終了後に補正部が固定部に激突することを防止できる。
補正部は撮像素子が好適である。
本願第2の発明による制御方法は、所定の移動範囲内で移動可能である撮像素子を備える撮像装置の制御方法であって、撮像装置の姿勢を検出するステップと、姿勢に基づいて、重力正方向における撮像素子の移動範囲限界まで撮像素子を重力正方向に向けて駆動するステップと、その後に撮像素子に力を加えないステップとを備えることを特徴とする。
本発明によれば、撮像素子に力を加え続けなくても、撮像素子が緩やかに周囲の部品に着地して、ユーザに不快感を与えない撮像装置及び制御方法を得る。
本実施形態による撮像装置の背面斜視図である。 手ブレ補正機構を概略的に示した正面図である。 撮像装置のブロック図である。 手ブレ補正機構のブロック図である。 着地処理を示したタイミングチャートである。 着地処理を示したタイミングチャートである。 手ブレ補正処理を示したフローチャートである。 並進ブレ補正処理を示したフローチャートである。 ライブビュー撮影を行うときの手ブレ補正処理を示したフローチャートである。
以下、本願発明の一実施形態による撮像装置であるデジタルカメラ100について図を用いて説明する。まず、図1を用いてデジタルカメラ100の構成について説明する。
デジタルカメラ100は、撮像レンズ101と、カメラボディ110とを主に備える。
撮像レンズ101は、図示しない合焦レンズを備える。合焦レンズは、撮像レンズ101の光軸L上を進退し、これにより、撮像素子である後述するCCD124に被写体像を結像させる。
カメラボディ110は、手ブレ検出手段を成すX方向角速度センサ111X及びY方向角速度センサ111Yと、姿勢検出手段を成す二軸加速度センサ112と、手ブレ補正機構120と、レリーズボタン113と、主電源ボタン114と、手ブレ補正スイッチ115と、モニタ116とを主に備える。
ここで、撮像レンズ101の光軸Lに直交し、かつカメラボディ110を横位置で構えたときに水平面と平行な軸をカメラボディ110のX軸とし、撮像レンズ101の光軸Lに直交し、かつカメラボディ110を横位置で構えたときに水平面と直交する軸をカメラボディ110のY軸とする。
X方向角速度センサ111X及びY方向角速度センサ111Y、二軸加速度センサ112、並びに手ブレ補正機構120は、デジタルカメラ100の内部に固定され、レリーズボタン113は、デジタルカメラ100の頂面117に設けられ、ファインダ102、主電源ボタン114、手ブレ補正スイッチ115、及びモニタ116は、デジタルカメラ100の背面118に設けられる。
X方向角速度センサ111Xは、X軸回りに対するデジタルカメラ100の角速度を測定し、Y方向角速度センサ111Yは、Y軸回りに対するデジタルカメラ100の角速度を測定する。X軸回りに対するデジタルカメラ100の角速度をピッチング角速度といい、Y軸回りに対するデジタルカメラ100の角速度をヨーイング角速度という。
二軸加速度センサ112は、X軸方向及びY軸方向に対する重力加速度を検出する。二軸加速度センサ112がY軸方向に重力加速度を検出した場合、デジタルカメラ100は横位置にあると判断でき、X軸方向に重力加速度を検出した場合、デジタルカメラ100は縦位置にあると判断できる。
レリーズボタン113は、二段階スイッチであって、半押しされると、ピントが被写体像に合わされて固定され、露出が決定される。全押しされると、CCD124が被写体像を撮像して画像を出力する。
主電源ボタン114は、デジタルカメラ100の主電源を投入又は切断するモメンタリスイッチである。デジタルカメラ100の主電源が入っていないときに押圧されると、デジタルカメラ100の主電源が投入され、デジタルカメラ100の主電源が入っているときに押圧されると、デジタルカメラ100の主電源が切断される。
手ブレ補正スイッチ115は、手ブレ補正機能をオン又はオフするモメンタリスイッチである。手ブレ補正が機能していないときに押圧されると、手ブレ補正機能が実行され、手ブレ補正が機能しているときに押圧されると、手ブレ補正機能が中止される。
モニタ116は、CCD124から画像を受信して、表示する。また、モニタ116は、撮影済みの画像を表示、あるいはCCD124が連続的に撮像した画像を連続的に受信して表示するライブビューを行うことも可能である。
ファインダ103は、図示しないリターンミラーを介して撮像レンズ101から被写体像を受光する。ユーザはファインダ103を介して被写体像を視認する。
デジタルカメラ100の前面であって、X軸正方向に対する端部には、グリップ119が設けられる。ユーザはグリップ119に指等を掛けることにより、デジタルカメラ100を確実に把持する。
次に、図2を用いて手ブレ補正機構120について説明する。図2は、手ブレ補正機構120をデジタルカメラ100の背面118から見た図である。手ブレ補正機構120に設けられる各部品は、実際には、デジタルカメラ100の正面と同じ方向を向く手ブレ補正機構120の正面に設けられるが、図2では、説明のため、手ブレ補正機構120に設けられる各部品は、手ブレ補正機構120の背面118に実線で描かれる。
手ブレ補正機構120は、デジタルカメラ本体に固定される固定部121と、固定部121に対して移動可能に設けられる可動部122を備える。CCD124及び可動部122、あるいはCCD124が補正部を成す。
可動部122は、基板123、並びに、基板123上に設けられるCCD124、4つのコイル125XR、125XL、及び125YR、125YL、並びに3つのホールセンサ126X、126YR、及び126YLを主に備える。
CCD124は、基板123の略中央に配置される。CCD124の右側には、コイル125XR、左側にはコイル125XLが配置され、CCD124の下側には、CCD124の下辺に沿って右側にコイル125YR、左側にコイル125YLが直線上に並んで配置される。
ホールセンサ126X、126YR、及び126YLは、基板123の厚さ方向に対してコイル125XR、125YR、及び125YLと各々重なる位置に設けられ、固定部121に対する可動部122の変位を検出する。ホールセンサ126Xは、X軸方向に対する変位を示すX方向変位XCを出力し、ホールセンサ126YR及び126YLは、Y軸方向に対する変位を示すY方向変位YRC及びYLCを各々出力する。ヨーク127XR、127XL、127YR、及び127YLは、コイル125XR、125XL、125YR、及び125YLと各々対向する位置に設けられる。ヨーク127XR及び127XLは、後述するように、コイル125XR及び125XLとの間にX軸方向へ電磁力を生じさせ、固定部121に対してX軸方向に可動部122を移動させる。ヨーク127YR及び127YLは、後述するように、コイル125YR及び125YLとの間にY軸方向へ電磁力を生じさせ、固定部121に対してY軸方向に可動部122を移動させる。固定部121に対して可動部122が移動可能な範囲を、可動部122の移動範囲という。
図3を用いて、デジタルカメラ100の内部に設けられる回路について説明する。
回路は、制御手段の一部を成すCPU23と、CPU23に接続される複数の部材とを主に備える。
CPU23は、デジタルカメラ100の動作を制御する。主電源ボタン(メインSW)114が押圧されると、CPU23は、デジタルカメラ100が備える各部材に電力を供給する。
レリーズボタン113は、レリーズボタン113が半押しされたときにオン状態となる測光スイッチ(測光SW)113aと、全押しされたときにオン状態となるレリーズスイッチ(レリーズSW)113bとを備える。測光スイッチ113aはCPU23のポートP10に、レリーズスイッチ113bはCPU23のポートP11に各々接続される。
手ブレ補正スイッチ115(補正SW)115は、CPU23のポートP12に接続される。
AFブロック24、AEブロック25、撮像ブロック26、絞り制御部27、モニタ116、撮像メモリ28、レンズ駆動部29が、CPU23のポート2から8に各々接続される。測光スイッチ(測光SW)113aがオンにされると、CPU23は、AFブロック24からの信号に基づいてレンズ駆動部29を制御し自動焦点調節を行い、AEブロック25からの信号に基づいて絞り制御部27および撮像ブロック26を制御し、F値、シャッタ速度等を制御した自動露出制御を行う。撮像ブロック26は、CCD124を駆動し、例えば1/60秒間隔で撮像した画像をメモリ30に順次一時的に保存する。また撮像ブロック26は、CPU23からの指示に基づきメモリ30に保存されている画像を順次読み出してCPU23へと出力する。CPU23に入力された画像は、モニタ116に順次出力され例えばスルー画像として表示される。また、レリーズスイッチ(レリーズSW)113bがオンされると、メモリ30に最後に保存された画像が不揮発性の撮像メモリ28に保存される。
CPU23は、アナログ信号をデジタル信号に変換して受信するA/Dポート(A/D0〜A/D4)を備える。A/Dポート(A/D0及びA/D1)には、アナログハイパスフィルタ31X及び31Y、並びにアンプ32X及び32Yを各々介してX方向角速度センサ111X及びY方向角速度センサ111Yが各々接続される。一方、A/Dポート(A/D2〜A/D4)には、ホールセンサ信号処理回路33X、33YR、及び33YLを各々介して、ホールセンサ126X、126YR、及び126YLが接続される。
CPU23は、PWMポート(PWM0〜PWM2)を備え、PWMポート(PWM0〜PWM2)は、ドライバ回路34を介して、コイル125XR、125XL、125YR、及び125YLに接続される。固定部121には、コイル125XR、125XL、125YR、及び125YLの各々に対応してヨーク127XR、127XL、127YR、及び127YLが設けられる。コイル125XR、125XL、125YR、及び125YLへ供給する電流を制御することより、可動部122が固定部121に対して並進する。並進とは、X軸又はY軸に沿った移動である。なお、図3ではコイル125XLは省略されている。
手ブレ補正機能が実行されている間、CPU23は、X方向角速度センサ111X及びY方向角速度センサ111Yが出力した信号に基づき、手ブレの並進成分を所定時間(例えば1mS)毎に算出し、並進ブレに基づきドライバ回路34に信号を送信する。ここで、並進成分とは、手ブレにより生じる角速度のうち、X軸及びY軸周りの回動によって生じる角速度である並進ブレを意味する。ドライバ回路34は、CPU23から受信した信号に基づいて、コイル125XR、125XL、125YR、125YLに通電する。これにより、可動部及びCCD124が、並進ブレを相殺するように駆動される。併せて、ホールセンサ126X、126YR、及び126YLが、可動部122、すなわちCCD124の位置を検出する。CPU23は、検出した位置を用いて、並進ブレの補正をフィードバック制御する。
次に図3及び4を参照して、CPU23において実行される並進ブレ補正処理について説明する。なお図4は、並進ブレ補正処理に関する制御の流れを示すブロック図であり、破線で囲まれる領域内がCPU23において実行される処理である。これらの処理は、所定時間(例えば1mS)間隔の割り込み処理として実行される。
X方向角速度センサ111X及びY方向角速度センサ111Yが検出した信号は、アナログハイパスフィルタ31X及び31Yに入力される。アナログハイパスフィルタ31X及び31Yは、パンニングなどに起因する成分を信号から除去した後、アンプ32X及び32Yに出力する。アンプ32X及び32Yは、受信した信号を増幅して得られたピッチング角速度VX及びヨーイング角速度VYを、A/Dポート(A/D0及びA/D1)を介して、A/D35X及びA/D35Yに出力する。
A/D35X及びA/D35Yは、ピッチング角速度VX及びヨーイング角速度VYをA/D変換してHPF36X及びHPF36Yに出力する。HPF36X及びHPF36Yは、ピッチング角速度VX及びヨーイング角速度VYにデジタルハイパスフィルタ処理を施す。これにより、ピッチング角速度VX及びヨーイング角速度VYから手ブレに関わる情報のみが抽出される。そして、角度演算ブロック37X及び37Yは、ピッチング角速度VX及びヨーイング角速度VYに積分演算を施し、X軸周りの回転角度であるピッチング角θX、及びY軸周りの回転角度であるヨーイング角θYを求める。
駆動位置計算ブロック38X及び38Yは、ヨーイング角θY、ピッチング角θX、および焦点距離f等のレンズ情報を用いて、並進ブレ補正量を算出する。並進ブレ補正量は、手ブレの並進成分により静止被写体像が撮像面上で移動する距離であって、並進シフト量SXと、並進シフト量SYRと、並進シフト量SYLとから成る。算出された並進シフト量SX、SYR、及びSYLは、メモリ(不図示)に順次保持され、計算される毎に更新される。
並進シフト量SXは、コイル125XR及び125XLによるシフト量であって、ホールセンサ126Xの基準位置からのX軸方向へのシフト量に対応する。並進シフト量SYRは、コイル125YRによるY軸方向へのシフト量であって、ホールセンサ126YRの基準位置からのY軸方向へのシフト量に対応する。並進シフト量SYLは、コイル125YLによるY軸方向へのシフト量であって、ホールセンサ126YLの基準位置からのY軸方向へのシフト量に対応する。ホールセンサ126X、126YR、及び126YLの基準位置は、可動部122を標準位置に置いたときの、ヨーク127XR、127YR、及び127YLに対するホールセンサ126X、126YR、及び126YLの位置である。可動部122の標準位置とは、CCD124の各辺がX軸又はY軸のいずれかに対して平行であって、かつCCD124の有効画素領域の中心が光軸Lと一致するような位置をいう。なお、本実施形態では、コイル125XR及び125XLは、X軸に沿って直列的に配置され、かつX軸に沿った可動部122の並進運動のみに寄与するため、コイル125XR及び125XLによる可動部122のシフト量は同じ並進シフト量SXとして表される。
手ブレ補正機能が機能している場合、並進シフト量SX、並進シフト量SYR、及び並進シフト量SYLは、例えば1mS毎に算出される。手ブレ補正機能が機能していない場合、並進シフト量SX、並進シフト量SYR、及び並進シフト量SYLは0に設定される。並進シフト量SX、並進シフト量SYR、及び並進シフト量SYLが0であるとき、ホールセンサ126X、126YR、及び126YLが基準位置にある。すなわち、並進シフト量SX、並進シフト量SYR、及び並進シフト量SYLを0に設定することにより、CCD124は、CCD124の有効画素領域の中心が光学中心と一致するように配置される。
一方、ホールセンサ126X、126YR、及び126YLが検出した信号は、ホールセンサ信号処理回路33X、33YR、33YLに入力される。ホールセンサ信号処理回路33X、33YR、33YLは、受信した信号を、基準位置からのシフト量SXC、YRC、及びYLCに対応する信号に変換し、A/Dポート(A/D2、A/D3、及びA/D4)を介してCPU23に入力する。CPU23は、A/Dポート(A/D2、A/D3、及びA/D4)に各々接続されるA/Dブロック43X、43YR、及び43YLを備える。A/Dブロック43X、43YR、及び43YLは、受信した信号をデジタル信号にA/D変換する。
CPU23は、シフト量SXC、YRC、及びYLCをそれぞれフィードバックする。すなわち、制御演算ブロック45X、45YR、及び45YLが、制御目標値に設定された並進シフト量SX、並進シフト量SYR、及び並進シフト量SYLとの間の偏差を求め、各偏差にPID制御等の自動制御演算を施す。そして、これにより得られた信号を各々パルス変調し、得られた信号を操作量DX、DYR、及びDYLとしてPWMポート(PWM0、PWM1、及びPWM2)を介してドライバ回路34に出力する。ドライバ回路34は、操作量DX、DYR、及びDYLに基づいてコイル125XR、125YL、及び125YRに電流を供給する。これにより、コイル125XR、125YL、及び125YRは、操作量DX、DYR、及びDYLに対応する駆動力で可動部122を駆動する。以上の構成により、可動部122は、手ブレ補正機能が機能している場合には並進ブレを相殺するように駆動され、手ブレ補正機能が機能していない場合には標準位置に保持される。
デジタルカメラ100は、撮影後に、二軸加速度センサ112を用いて自らの姿勢を検知し、検知した姿勢に基づいて、可動部122を駆動する。そして、可動部122を移動範囲の限界まで重力正方向(重力下方方向)に移動させた後、可動部122の駆動を終了する。この処理を着地処理という。
次に、図5及び6を用いて、着地処理について説明する。着地処理は、撮影を終了したときから可動部122の駆動を終了する前までに実行される処理である。
まず、撮影を開始するときから可動部122の駆動を終了するまでに、デジタルカメラ100の姿勢が横位置に維持されて変化しない場合について図5を用いて説明する。
撮影を行っていない期間において、CPU23は、コイル125XR、125YL、及び125YRに通電しない。これにより、可動部122は、デジタルカメラ100の動きによる加速度や重力以外の力を受けず、移動範囲の限界まで重力正方向に移動している。
ここで、CCD124の有効画素領域の中心が、X軸方向において0点にあり、Y軸負方向において移動範囲の限界にあるとする。この状態においてレリーズスイッチ113bがオンにされると、CPU23は、CCD124の現在位置を初期位置として記憶した後、コイル125XR、125YL、及び125YRに通電して、CCD124の有効画素領域の中心を光軸Lと一致させる。初期位置は、撮影を行っていない期間から撮影を行う期間に移行する度に、あるいは、コイル125XR、125YL、及び125YRに通電しない期間から通電する期間に移行する度に、あるいは、レリーズスイッチ113bがオンにされる度に記憶される。CCD124の有効画素領域の中心を光軸Lと一致させる動作を中心駆動動作という。中心駆動動作が完了すると、CCD124の有効画素領域の中心が、X軸方向及びY軸方向において0点と一致、すなわち可動部122が標準位置に置かれ、その後に手ブレ補正が行われる。中心駆動動作が行われているとき、可動部122はX軸方向に対して移動せず、ホールセンサ126Xからの出力電圧は変化しない。他方、可動部122は、Y軸正方向に対して移動するため、ホールセンサ126YR及び126YLからの出力電圧が変化する。
前述のようにデジタルカメラ100の姿勢が横位置に維持されて変化しない。そのため、中心駆動動作が完了すると、可動部122はX軸方向及びY軸方向に対して移動せず、ホールセンサ126X、126YR、及び126YLからの出力電圧は、一定の値に維持されて変化しない。
中心駆動動作が完了した後、絞りが駆動され、シャッタ幕が走査され、CCD124が露光を行う。CCD124が露光を完了すると、手ブレ補正も終了し、二軸加速度センサ112はデジタルカメラ100の姿勢を検知する。そして、CPU23は、検知した姿勢に基づいて、現在の重力正方向へ可動部122を駆動し、固定部121に軟着陸させる。現在の重力正方向へ可動部122を駆動し、固定部121に軟着陸させる処理を、着地処理という。このときCPU23は、可動部122が移動範囲の限界、すなわち固定部121に突き当たるとき、可動部122と固定部121との衝突の衝撃が少なくなるように可動部122を駆動する。つまり、可動部122が固定部121に近づくにつれて可動部122の移動速度を緩やかにする。このように可動部122を駆動する制御パターンは、CPU23のプログラム領域(不図示)に記憶される。より詳しく説明すると、可動部122がX軸方向に対して0点の位置に維持されるような電流をコイル125XRに流し、可動部122がY軸負方向において移動範囲の限界に移動するような電流をコイル125YL及び125YRに流す。これにより、可動部122はX軸方向に対して移動せず、ホールセンサ126Xからの出力電圧は変化しない。他方、可動部122は、Y軸負方向に対して移動するため、ホールセンサ126YR及び126YLからの出力電圧が変化する。着地処理が終了すると、コイル125XR、125YL、及び125YRに通電されない。
次に、撮影を開始するときから可動部122の駆動を終了するまでに、デジタルカメラ100の姿勢が変化する場合について図6を用いて説明する。
中心駆動動作が完了するまでの動作については、図5に示す構成と同様であるため、説明を省略する。中心駆動動作が完了した後、絞りが駆動され、シャッタ幕が走査され、CCD124が露光を行う。中心駆動動作が完了してからCCD124が露光を終了するまでの期間において、デジタルカメラ100の姿勢が横位置から縦位置に変化する。
連写を行うとき、デジタルカメラ100は、連写が終了するまで可動部122を駆動しつづけており、1枚の画像を撮影する毎に可動部122の駆動を中止することはない。初期位置は、レリーズスイッチ113bがオンにされる度に記憶されるため、連写を行っている期間では、CCD124の初期位置は更新されない。連写を行っている期間にデジタルカメラ100の姿勢が変化した場合、連写終了後の重力正方向と、初期位置を記憶したときの重力正方向とが異なる方向になる。そのため、連写を行っている期間にデジタルカメラ100の姿勢が変化した場合、連写終了後に初期位置へ可動部122を駆動すると、可動部122は重力正方向に落ちて、固定部121に激突するおそれがある。他方、シャッタ速度が長秒である期間にデジタルカメラ100の姿勢が変化した場合も同様に、連写終了後の重力正方向と、初期位置を記憶したときの重力正方向とが異なる方向となって、連写終了後に可動部122が重力正方向に落ちて、固定部121に激突するおそれがある。そこで、デジタルカメラ100は、CCD124が露光を完了すると、二軸加速度センサ112を用いてデジタルカメラ100の姿勢を検知する。そして、検知した姿勢に基づいて、現在の重力正方向へ可動部122を駆動し、固定部121に軟着陸させる。CPU23は、可動部122が移動範囲の限界、すなわち固定部121に突き当たるとき、可動部122と固定部121との衝突の衝撃が少なくなるように可動部122を駆動する。つまり、可動部122が固定部121に近づくにつれて可動部122の移動速度を緩やかにする。ここで、デジタルカメラ100の姿勢が横位置から縦位置に変化したとすると、可動部122がX軸負方向において移動範囲の限界に移動するような電流をコイル125XRに流し、可動部122がY軸方向に対して現在の位置、すなわちY軸方向に対して0点の位置に維持されるような電流をコイル125YL及び125YRに流す。これにより、可動部122はX軸負方向に対して移動して、ホールセンサ126Xからの出力電圧が変化する。他方、可動部122は、Y軸方向に対して移動しないため、ホールセンサ126YR及び126YLからの出力電圧が変化しない。着地処理が終了すると、コイル125XR、125YL、及び125YRに通電されない。
これにより、コイル125XR、125YL、及び125YRへの通電を切断しても、可動部122が固定部121に激突しない。そのため、可動部122が固定部121に激突する場合に発生する衝撃が、デジタルカメラ100を保持するユーザに伝わらず、ユーザに不快感を持たせることがない。
次に図7を用いて、手ブレ補正処理について説明する。手ブレ補正処理は、主電源ボタン(メインSW)114がオンにされたときに実行される。
始めのステップS200では、X方向角速度センサ111X及びY方向角速度センサ111Yを起動する。より詳しく説明すると、X方向角速度センサ111X及びY方向角速度センサ111Yが備えるジャイロを起動する。
次のステップS202では、並進ブレ補正処理を実行する。これにより、手ブレ補正機能がオンである場合には、手ブレを相殺するように可動部122が駆動され、手ブレ補正機能がオフである場合には、可動部122が所定位置に固定される。
次のステップS204では、測光スイッチ113aがオンされたか否かの判定を行う。測光スイッチ113aがオンにされていない場合、再度ステップS204を実行する。測光スイッチ113aがオンにされた場合、ステップS206に進む。
ステップS206では、補正スイッチがオンにされているか否かを判断する。補正スイッチがオンにされている場合にはステップ210に進み、補正スイッチがオンにされていない場合にはステップ209に進む。
ステップS210では、補正フラグSRを1(真)に設定する。ステップS209では、補正フラグSRを0(偽)に設定する。
次のステップS212では、測光処理が実行される。測光処理は、CCD124、あるいは図示しない測光素子を用いて、被写体像の明るさを測定する処理である。
次のステップS214では、AF処理が実行される。AF処理は、CCD124、あるいは図示しない測距素子を用いて、被写体像に撮像レンズ101のピントを合わせる処理である。
次のステップS216では、レリーズスイッチ113bがオンされたか否かを判断する。レリーズスイッチ113bがオンされている場合、処理はステップS218からステップS242を実行し、レリーズスイッチ113bがオンされていない場合、処理はステップS204に戻る。
ステップS218では、絞り駆動処理を実行する。絞り駆動処理は、測光処理で求めた値に基づいて、絞り値を決定し、絞り値に基づいて絞り羽根を駆動する処理である。
次のステップS219では、中心駆動動作を実行し、CCD124の有効画素領域の中心を光軸Lと一致させる。
次のステップS220では、撮像処理を実行する。撮像処理は、測光処理で求めた値に基づいて、シャッタ速度を決定し、決定したシャッタ速度を用いて、CCD124が撮像を行う処理である。
次のステップS222では、画像記録処理を実行する。画像記録処理は、CCD124が撮像した画像を撮像メモリ28に記録する処理である。
ステップS224からステップS242までが、着地処理を構成する。ステップS224では、加速度センサ処理を実行する。加速度センサ処理は、二軸加速度センサ112がデジタルカメラ100におけるX軸方向及びY軸方向に対する重力加速度を検知し、CPU23に送信する処理である。
次のステップS226では、姿勢計算処理を実行する。姿勢計算処理は、CPU23が、受信した重力加速度を用いて、デジタルカメラ100の位置を算出する処理である。デジタルカメラ100の位置は、横位置かつ正立位置、横位置かつ逆立位置、縦位置かつグリップ119が重力上方向位置、又は縦位置かつグリップ119が重力下方向位置の4つの位置のいずれかである。
次のステップS228では、CPU23が、受信した重力加速度を用いて、デジタルカメラ100が横位置かつ正立位置にあるか否かを判断する。横位置かつ正立位置にある場合、処理はステップS230に進み、横位置かつ正立位置にない場合、処理はステップS232に進む。
ステップS230では、デジタルカメラ100が横位置かつ正立位置にあるとして、着地処理によって可動部122が着地すべき位置を、移動範囲内においてY軸負方向の限界値に設定する。着地処理によって可動部122が着地すべき位置を、目標位置という。そして、処理はステップS242に進む。
ステップS232では、CPU23が、受信した重力加速度を用いて、デジタルカメラ100が横位置かつ逆立位置にあるか否かを判断する。横位置かつ逆立位置にある場合、処理はステップS234に進み、横位置かつ逆立位置にない場合、処理はステップS236に進む。
ステップS234では、デジタルカメラ100が横位置かつ逆立位置にあるとして、着地処理によって可動部122が着地すべき位置を、移動範囲内においてY軸正方向の限界値に設定する。そして、処理はステップS242に進む。
ステップS236では、CPU23が、受信した重力加速度を用いて、デジタルカメラ100が縦位置であり、かつグリップ119が重力上方向位置にあるか否かを判断する。縦位置であり、かつグリップ119が重力上方向位置にある場合、処理はステップS238に進み、縦位置であり、かつグリップ119が重力上方向位置にない場合、処理はステップS240に進む。
ステップS238では、デジタルカメラ100が縦位置であり、かつグリップ119が重力上方向位置にあるとして、着地処理によって可動部122が着地すべき位置を、移動範囲内においてX軸負方向の限界値に設定する。そして、処理はステップS242に進む。
ステップS240では、デジタルカメラ100が縦位置であり、かつグリップ119が重力下方向位置にあるとして、着地処理によって可動部122が着地すべき位置を、移動範囲内においてX軸正方向の限界値に設定する。そして、処理はステップS242に進む。
次のステップS242では、可動部122を着地すべき位置に駆動し、処理はステップS202に戻る。これにより、CCD124を含む可動部122が、重力正方向における可動部122の移動範囲限界まで駆動される。
手ブレ補正処理を実行することにより、撮影終了後に可動部122に対する駆動力が切断されても、可動部122が固定部121に激突して、ユーザに不快感を与えることがない。
次に図8を用いて、並進ブレ補正処理について説明する。並進ブレ補正処理は、所定時間(1mS)毎にタイマ割り込みが発生する度にCPU23によって実行される処理であって、手ブレ補正処理のステップS202において実行される。
始めのステップS101では、着地処理を実行するか否かを判断する。着地処理を実行するようにデジタルカメラ100が設定されている場合、処理はステップS102に進み、設定されていない場合、処理はステップS103に進む。
ステップS102では、着地処理によって可動部122が着地すべき目標位置を設定する。
他方、ステップS103では、X方向角速度センサ111X及びY方向角速度センサ111Yが測定したピッチング角速度VX及びヨーイング角速度VYをCPU23が読み込む。
次のステップS104では、ホールセンサ126X、126YR、及び126YLから現在位置をCPU23が取得する。現在位置は、現時点におけるヨーク127XR、127YR、及び127YLに対するホールセンサ126X、126YR、及び126YLの位置であって、ホールセンサ126X、126YR、及び126YLの基準位置からのX軸及びY軸方向に対するシフト量XC、YRC、及びYLCによって表される。
次のステップS105では、手ブレ補正機能がオン状態であるか否かを判断する。手ブレ補正機能がオン状態であるか否かは、補正フラグSRが1であるか0であるかによって判断される。補正フラグSRが1である場合、手ブレ補正機能がオンであると判断され、0である場合、オンでないと判断される。手ブレ補正機能がオンである場合、処理はステップS107に進み、オンでない場合、処理はステップS106に進む。
まず、手ブレ補正機能がオンでない、すなわちオフである場合について説明する。ステップS106では、並進シフト量SXと、並進シフト量SYRと、並進シフト量SYLが0に設定される。次のステップS109では、ステップS104で得られたシフト量XC、YRC、及びYLCと、ステップS106で得られた並進シフト量SX、並進シフト量SYR、及び並進シフト量SYLとの偏差に対して自動制御演算を施す。次のステップS110では、自動制御演算により得られた操作量DX、DYR、及びDYLに基づき手ブレ補正機構120を駆動する。ここで、並進シフト量SXと、並進シフト量SYRと、並進シフト量SYLが0であることから、可動部122は現在位置に保持される。その後、処理は終了する。
次に、手ブレ補正機能がオンである場合について説明する。ステップS107では、ステップS103において取得したピッチング角速度VX及びヨーイング角速度VYに基づいて、ピッチング角度θX及びヨーイング角度θYを算出する。次のステップS108では、撮像レンズ101の焦点距離等のレンズ情報とピッチング角度θX及びヨーイング角度θYとを用いて、並進シフト量SXと、並進シフト量SYRと、並進シフト量SYLを算出する。次のステップS109では、ステップS104で得られたシフト量XC、YRC、及びYLCと、並進シフト量SX、並進シフト量SYR、及び並進シフト量SYLとの偏差に対して自動制御演算を施す。次のステップS110では、自動制御演算により得られた操作量DX、DYR、及びDYLに基づき手ブレ補正機構120を駆動する。これにより、ピッチング角速度VX及びヨーイング角速度VYに基づいて可動部122が駆動され、手ブレが補正される。その後、処理は終了する。
次に図9を用いて、ライブビュー撮影時における手ブレ補正処理について説明する。ライブビュー撮影とは、ユーザがモニタ116に表示されている画像を見ながら撮影を行う撮影手法である。ライブビュー撮影時における手ブレ補正処理は、ファインダ103又は図示しないリターンミラーを備えないカメラ、例えばミラーレス一眼カメラにおいて実行される。この手ブレ補正処理は、図7に示す手ブレ補正処理に対して、中心駆動動作を行う時期、及び着地処理を実行する時期が異なる。よって、図7に示す手ブレ補正処理と同じ処理に対しては同じ符号を付して説明を省略し、異なる処理について主に説明する。
ステップS202において並進ブレ補正処理を実行した後、ステップS251において、中心駆動動作を実行する。これにより、CCD124の有効画素領域の中心が光軸Lと一致する。そしてステップS206に進み、補正スイッチがオンにされているか否かを判断する。ステップS206からS214までの処理については、図7に示す手ブレ補正処理と同様であるため、説明を省略する。
ステップS214が終了すると、処理はステップS252に進む。ステップS252では、ライブビューが終了しているか否かを判断する。ライブビューが終了している場合、処理はステップS224に進み、着地処理を実行する。ライブビューが終了していない場合、処理はステップS216、S218、S220、及びS222を実行し、撮影を行う。
以降の処理は、図7に示す手ブレ補正処理と同様であるため、説明を省略する。
ライブビュー撮影時における手ブレ補正処理を実行することにより、ミラーレス一眼カメラにおいて、撮影終了後に可動部122に対する駆動力が切断されても、可動部122が固定部121に激突して、ユーザに不快感を与えることがない。
本実施形態によれば、可動部122に対する駆動力を切断しても、可動部122が固定部121に激突しない。そのため、可動部122が固定部121に激突する場合に発生する衝撃が、デジタルカメラ100を保持するユーザに伝わらず、ユーザに不快感を持たせることがない。
なお、着地処理において、CPU23は、CCD124の現在位置を初期位置として記憶しなくてもよい。初期位置を記憶しておかなくても、着地処理を実行することが可能である。
なお、着地処理を撮影終了後に実行する構成について説明したが、ライブビューを終了したときに着地処理を実行してもよい。すなわち、ライブビューを行っている期間に、手ブレを相殺するように可動部122を駆動し、ライブビューを終了したときに、手ブレを相殺するようにCCD124を駆動することを終了して、その後に、着地処理を実行する。
また、デジタルカメラ100は、いわゆるコンパクトカメラ、一眼レフカメラ、ミラーレス一眼カメラのいずれかであってもよい。
CCD124の代わりに、CMOS(相補型金属酸化物半導体)撮像素子等の固体撮像素子を用いてもよい。
なお、CCD124を駆動して手ブレを補正する構成について説明したが、撮像レンズ101が備えるレンズ群の一部を駆動して手ブレを補正してもよい。このとき、前述したいずれの処理においても、CCD124の代わりにレンズ群の一部が駆動される。
23 CPU
24 AFブロック
25 AEブロック
26 撮像ブロック
27 絞り制御部
28 撮像メモリ
29 レンズ駆動部
30 メモリ
31X アナログハイパスフィルタ
32X アンプ
33X ホールセンサ信号処理回路
34 ドライバ回路
35X A/D
35Y A/D
36X HPF
36Y HPF
37X 角度演算ブロック
38X 駆動位置計算ブロック
43X A/Dブロック
45X 制御演算ブロック
100 デジタルカメラ
101 撮像レンズ
110 カメラボディ
111X X方向角速度センサ
111Y Y方向角速度センサ
112 二軸加速度センサ
113 レリーズボタン
113a 測光スイッチ
113b レリーズスイッチ
114 主電源ボタン
115 手ブレ補正スイッチ
116 モニタ
117 頂面
118 背面
119 グリップ
120 手ブレ補正機構
121 固定部
122 可動部
123 基板
124 CCD
125XL コイル
125XR コイル
125YL コイル
125YR コイル
126X ホールセンサ
126YL ホールセンサ
126YR ホールセンサ
127XR ヨーク
127XL ヨーク
127YR ヨーク
127YL ヨーク

Claims (8)

  1. 所定の移動範囲内で移動可能である補正部と、
    前記撮像装置の姿勢を検出する姿勢検出手段と、
    前記姿勢に基づいて前記補正部を駆動し、前記補正部の駆動を終了した後には前記補正部に力を加えない制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記姿勢に基づいて、重力正方向における前記補正部の移動範囲限界まで前記補正部を重力正方向に向けて駆動した後に、前記補正部の駆動を終了する撮像装置。
  2. 前記制御手段は、前記補正部が移動範囲限界に近づくにつれて前記補正部の移動速度を緩やかにする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記撮像装置に加えられる手ブレを検出する手ブレ検出手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記手ブレ検出手段が検出した手ブレに基づいて、前記手ブレを相殺するように前記補正部を駆動する請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記制御手段は、前記手ブレを相殺するように前記補正部を駆動した後に、前記移動範囲限界まで前記補正部を重力正方向に向けて駆動し、その後に、前記補正部の駆動を終了する請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記制御手段は、撮影動作を行っている期間に、前記手ブレを相殺するように前記補正部を駆動し、撮影動作を終了したときに、前記手ブレを相殺するように前記補正部を駆動することを終了し、その後に、前記移動範囲限界まで前記補正部を重力正方向に向けて駆動する請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記制御手段は、ライブビュー動作を行っている期間に、前記手ブレを相殺するように前記補正部を駆動し、ライブビュー動作を終了したときに、前記手ブレを相殺するように前記補正部を駆動することを終了し、その後に、前記移動範囲限界まで前記補正部を重力正方向に向けて駆動する請求項4又は5に記載の撮像装置。
  7. 前記補正部は撮像素子である請求項1に記載の撮像装置。
  8. 所定の移動範囲内で移動可能である補正部を備える撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像装置の姿勢を検出するステップと、
    前記姿勢に基づいて、重力正方向における前記補正部の移動範囲限界まで前記補正部を重力正方向に向けて駆動するステップと、
    その後に前記補正部に力を加えないステップと
    を備える制御方法。
JP2014104717A 2014-05-20 2014-05-20 撮像装置及び制御方法 Pending JP2015219468A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014104717A JP2015219468A (ja) 2014-05-20 2014-05-20 撮像装置及び制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014104717A JP2015219468A (ja) 2014-05-20 2014-05-20 撮像装置及び制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015219468A true JP2015219468A (ja) 2015-12-07

Family

ID=54778861

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014104717A Pending JP2015219468A (ja) 2014-05-20 2014-05-20 撮像装置及び制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015219468A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019008214A (ja) * 2017-06-27 2019-01-17 ローム株式会社 撮像装置およびそのキャリブレーション方法
CN111327830A (zh) * 2020-03-27 2020-06-23 苏州科达科技股份有限公司 图像采集组件的架设参数获取系统、方法、装置和存储介质

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019008214A (ja) * 2017-06-27 2019-01-17 ローム株式会社 撮像装置およびそのキャリブレーション方法
CN111327830A (zh) * 2020-03-27 2020-06-23 苏州科达科技股份有限公司 图像采集组件的架设参数获取系统、方法、装置和存储介质
CN111327830B (zh) * 2020-03-27 2021-08-20 苏州科达科技股份有限公司 图像采集组件的架设参数获取系统、方法、装置和存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6381433B2 (ja) カメラシステム及びそのブレ補正方法
CN107135338B (zh) 摄像系统及其控制方法、摄像设备和镜头装置
JP4981325B2 (ja) カメラシステム
US10122922B2 (en) Image pickup apparatus and image stabilization method
JP2017211487A (ja) 撮像装置及び自動焦点調節方法
JP2010091792A (ja) カメラ本体、レンズ鏡筒およびカメラシステム
JP2004295027A (ja) ブレ補正装置
JP6516032B2 (ja) レンズ鏡筒及びカメラシステム
JP5932410B2 (ja) 撮像装置
JP2021060483A (ja) 撮像装置およびその制御方法
KR20110058518A (ko) 손떨림 보정 방법 및 이를 적용한 촬영 장치
JP6501021B2 (ja) レンズ鏡筒
CN108737698B (zh) 图像稳定设备和方法、摄像设备、摄像系统和存储介质
JP5979837B2 (ja) 交換レンズ、及びそれを有するカメラシステム
JP2008197209A (ja) カメラ
JP2015219468A (ja) 撮像装置及び制御方法
US10999509B2 (en) Systems, methods, and mediums for controlling image stabilization based on imaging condition
JP2009139724A (ja) 撮像装置
JP6702737B2 (ja) 像ブレ補正装置、および、像ブレ補正装置の制御方法
JP6765875B2 (ja) 焦点調節装置及び焦点調節方法
JP2015145901A (ja) 撮像装置
JP2008209849A (ja) 撮像装置および一眼レフレックスカメラ
JP7277302B2 (ja) レンズ装置、カメラ、カメラシステム、制御方法
JP6746972B2 (ja) 撮影装置及び撮影方法
JP7387351B2 (ja) レンズ装置、カメラおよび制御方法、プログラム