JP2015219346A - Mu型光コネクタ用シャッタ付アダプタ - Google Patents

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Abstract

【課題】アダプタ全体の長さが小さくても、閉鎖回動時にアダプタ自体を略密閉型とするシャッタ板が、開放側回動時にラッチ片と干渉してしまうのを回避できるようにしたMU型光コネクタ用シャッタ付アダプタを提供するする。【解決手段】シャッタ板11は、ツマミの上部中央および下部左右両側に形成した方向判別用のガイドキーを案内させるための嵌合部Aの上部中央および下部左右両側に形成した挿入ガイド用のキー溝22、23a、23bに対応した形状を備えることで、シャッタ板11の閉鎖回動時にMU型光コネクタ用アダプタQ自体を略密閉型と成すと共に、シャッタ板11の上部左右両側には、当該シャッタ板11の開放側回動時にラッチ片との接触を回避できるよう切欠部33を形成して成る。【選択図】図1

Description

本発明は、一対の対向するMU型光コネクタ用プラグを相互接続する防塵シャッタ内蔵のMU型光コネクタ用シャッタ付アダプタに関する。
従来、図8(c)(本願の従来例)に示すように、コネクタハウジング1の嵌合部Aに斜め配置で当該嵌合部Aを内側から閉鎖するよう、下端に支軸15を一体的に有し、この支軸15両端をコネクタハウジング1の嵌合部Aの下部に回動可能に支承させてなるシャッタ板11と、このシャッタ板11を閉鎖方向へ付勢する板バネ18とを配設し、コネクタハウジング1の嵌合部Aに光コネクタプラグを嵌合させることによってシャッタ板11を板バネ18の押圧力に抗して開放させるように構成した光コネクタ用アダプタが提案されている。
また、本件出願人による先願である特許文献1に示すように、コネクタハウジングの上側壁の内側中央に光軸方向に沿って直線溝条となったキー溝が形成され、該キー溝に対応してシャッタ板の上端中央は凸部が突設され、シャッタ板が斜め配置となって嵌合部を閉鎖した際には、シャッタ板の凸部でキー溝を内側から密閉するようにし、このシャッタ板は、コネクタハウジングの嵌合部に嵌合する光コネクタをガイドすると共に、シャッタ板を水平位置に保持するよう当該シャッタ板の正面上方両側にガイド部材が付設されてなるSC型光コネクタ用プラグが提案されている。
さらに、本件出願人による先願である特許文献2に示すように、フェルールと、フェルールを先端に固定するホルダと、ホルダの後端に嵌合されるストップリングと、ホルダおよびストップリングを軸廻り方向へ回転自在に挿通、保持するツマミと、ホルダとストップリング間に介在しホルダと一体のフェルールを前方に付勢するコイルスプリングを備えたMU型光コネクタ用プラグが提案されている。
特許第4824608号公報 特開2004−184723号公報(図9参照)
ところで、上記した特許文献2によるMU型光コネクタ用プラグの一対を相互接続するために、双方向からのMU型光コネクタ用プラグを受け入れ可能となる両端開口の一体構造によるコネクタハウジングを備えたアダプタにおいて、当該コネクタハウジングに上記シャッタ板を内蔵した場合、MU型光コネクタ用プラグのツマミ自体に方向判別のキーとなる部分が多く存在していることから、上記板バネによってシャッタ板が閉鎖方向に付勢された状態でコネクタハウジング自体を略密閉型とすると、当該シャッタ板の形状が上記キーの形状に応じて複雑化するという問題があった。
すなわち、図8(a)、図8(b)、図8(c)に示すように、MU型光コネクタ用プラグP1をコネクタハウジング1の嵌合部A内に適正な方向姿勢となって案内させるために、ツマミ101の上部中央および左右両側には方向判別用の凸条のガイドキー102、103a、103bが存在する。これらガイドキー102、103a、103bに対応して、コネクタハウジング1の嵌合部Aの上部中央および左右両側には挿入ガイド用のキー溝22、23a、23bが形成されるため、これらキー溝22、23a、23bに対応してシャッタ板11の形状が複雑になるのである。
また、コネクタハウジング1の内側には、図8(c)に示すように、円筒状の割りスリーブ24が装着保持された円筒25aが一方の嵌合部Aに向かって突設してあり、またMU型光コネクタ用シャッタ付アダプタの場合では、この円筒25aの正面視左右対称位置におけるコネクタハウジング1内側壁に、嵌合部A内に挿入されたMU型光コネクタ用プラグ(ツマミ101)の左右側面に形成された係止凹部104に係架させておくための正面視で左右一対のラッチ片26が互いに内方に向けて後向き傾斜状となって突設されていることから、プラグの嵌合によってシャッタ板11が開放方向に回動したとき、当該シャッタ板11は上記ラッチ片26の根元に干渉するという問題があった。
さらに、上記特許文献1に示すSC型光コネクタ用プラグの場合は、方向判別のガイドキー102がツマミ101の上面一部に突設されてだけでシンプルであり、これに応じてシャッタ板11の形状もシンプルにすることもできるが、これもまたプラグの嵌合によってシャッタ板11が開放方向に回動したとき、当該シャッタ板11がコネクタハウジング1の内側の円筒25aに干渉するという問題があった。
而して、このようなシャッタ板11とラッチ片26の根元との干渉を回避するためには、シャッタ板11の位置を前方側にするようコネクタハウジング1の嵌合部Aの長さを大きくしなくてはならず、MU型光コネクタ用アダプタ全体の長さが大きくなるという問題があった。
そこで、本発明は、叙上のような従来存した諸事情に鑑み案出されたもので、MU型光コネクタ用プラグのツマミの上部中央および左右両側に方向判別用の凸条のガイドキーに対応した形状を有し、閉鎖回動時にMU型光コネクタ用シャッタ付アダプタ自体を略密閉型とするシャッタ板において、MU型光コネクタ用アダプタ全体の長さが小さくても、シャッタ板の開放側回動時にラッチ片と干渉してしまうのを回避できるようにしたMU型光コネクタ用シャッタ付アダプタを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明にあっては、
一端にMU型光コネクタ用プラグの嵌合部を備え、当該嵌合部から挿入されるMU型光コネクタ用プラグのフェルール先端部を装着保持させ且つ割りスリーブの一端側を内装させる一方の円筒が前記一端の嵌合部に向かって突設され、前記嵌合部内に挿入されたMU型光コネクタ用プラグのツマミの左右側面に形成された係止凹部に係架させておくための左右一対のラッチ片が互いに内方に向けて傾斜状となって突設されて成るコネクタハウジングと、
前記コネクタハウジングの他端開口側から嵌挿されるパネル固定用の係止片を備えた筐体によって形成され、一端にMU型光コネクタ用プラグの嵌合部を備え、当該嵌合部から挿入されるMU型光コネクタ用プラグのフェルール先端部を装着保持させ且つ割りスリーブの他端側を内装させる他方の円筒が前記一端の嵌合部に向かって突設され、前記嵌合部内に挿入されたMU型光コネクタ用プラグのツマミの左右側面に形成された係止凹部に係架させておくための左右一対のラッチ片が互いに内方に向けて傾斜状となって突設されて成るスリーブホルダと、
前記コネクタハウジングの少なくとも一方の嵌合部内に斜め配置で当該嵌合部を閉鎖するよう板バネによって閉鎖方向へ付勢され、前記嵌合部からMU型光コネクタ用プラグを挿入して前記板バネの押圧力に抗して開放させるシャッタ板と、
を備えて成るMU型光コネクタ用シャッタ付アダプタであって、
前記シャッタ板は、前記ツマミの上部中央および下部左右両側に形成した方向判別用のガイドキーを案内させるための前記嵌合部の上部中央および下部左右両側に形成した挿入ガイド用のキー溝に対応すべく、当該シャッタ板の上部中央および下部左右両側に突部を形成することで、シャッタ板の閉鎖回動時にMU型光コネクタ用アダプタ自体を略密閉型とすると共に、前記シャッタ板の上部左右両側に切欠部を形成することで、当該シャッタ板の開放側回動時に前記ラッチ片との接触を回避できるようにして成ることを特徴とする。
また、シャッタ板の前面には、前記嵌合部からMU型光コネクタ用プラグを挿入してシャッタ板を開放させる際に、当該MU型光コネクタ用プラグのフェルール先端に接触させないための凹条部を形成して成るることを特徴とする。
本発明によれば、MU型光コネクタ用プラグのツマミの上部中央および左右両側に方向判別用の凸条のガイドキーに対応した形状を有し、閉鎖回動時にMU型光コネクタ用シャッタ付アダプタ自体を略密閉型とするシャッタ板において、MU型光コネクタ用アダプタ全体の長さが小さくても、シャッタ板の開放側回動時にラッチ片と干渉してしまうのを回避することができる。
すなわち、本発明では、シャッタ板の上部左右両側には、当該シャッタ板の開放側回動時にラッチ片との接触を回避できるよう切欠部を形成して成るので、シャッタ板の開放側回動時には、この切欠部によってシャッタ板とラッチ片とが接触せずに当該シャッタ板を回動させることができ、これによりMU型光コネクタ用シャッタ付アダプタ全体の長さが小さくても、ラッチ片との干渉を未然に回避することができる。
また、シャッタ板の前面には、前記嵌合部からMU型光コネクタ用プラグを挿入してシャッタ板を開放させる際に、当該MU型光コネクタ用プラグのフェルール先端に接触させないための凹条部を形成して成るので、MU型光コネクタ用プラグの挿入時にシャッタ板の前面にゴミ等が付着しないようにすることができる。
本発明を実施するための一形態を示すMU型光コネクタ用シャッタ付アダプタの分解斜視図である。 同じくMU型光コネクタ用シャッタ付アダプタのコネクタハウジング、スリーブホルダ、シャッタ板それぞれを組立てた状態を示すもので、(a)は斜視図、(b)は縦断面図である。 同じくMU型光コネクタ用シャッタ付アダプタのコネクタハウジング、スリーブホルダ、シャッタ板それぞれを組立てた状態を示すもので、(a)は右側面図、(b)は横断面図である。 コネクタハウジングの構成の一例を示すもので、(a)は右側面図、(b)は横断面図である。 スリーブホルダの構成の一例を示すもので、(a)は右側面図、(b)は横断面図である。 シャッタ板の構成の一例を示すもので、(a)は斜視図、(b)は正面図、(c)は右側面図、(d)は背面図、(e)は(b)のA−A断面図である。 同じくMU型光コネクタ用シャッタ付アダプタへの光コネクタの挿入過程を説明するもので、(a)は挿入前の状態の中央縦断面図、(b)は挿入によりシャッタ板が押されて傾倒している状態の中央縦断面図である。 さらに、MU型光コネクタ用シャッタ付アダプタへの光コネクタの挿入過程を説明するもので、(c)は挿入している状態の中央縦断面図、(d)は挿入後の状態の中央縦断面図である。 従来例を示すもので、(a)はMU型光コネクタ用プラグの斜視図、(b)はMU型光コネクタ用プラグの正面図、(c)はMU型光コネクタ用シャッタ付アダプタの中央縦断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の一形態を詳細に説明する。
本実施形態においては、図7に示すように、一対の対向するMU型光コネクタ用プラグP1(以後、プラグ本体と略称する)を相互接続するためのMU型光コネクタ用シャッタ付アダプタQ(以後、アダプタ本体と略称する)を構成するもので、図1乃至図5に示すように、アダプタ本体Qは、一端に一方のプラグ本体P1の嵌合部Aを備えたコネクタハウジング1と、一端に他方のプラグ本体P1(図示せず)の嵌合部Bを備えたスリーブホルダ21と、前記嵌合部Aからプラグ本体P1を挿入して後述する板バネ18の押圧力に抗して開放させるシャッタ板11と、を備えている。
プラグ本体P1は、上記した従来例における図8(a)、図8(b)に示すように、後端にホルダを嵌合固定させてあるフェルール105と、コイルスプリング(図示せず)と、ストップリング(図示せず)と、ツマミ101を主要部材として構成されている。前記フェルール105は、軸心に貫通して形成した微小孔に、光ファイバケーブル先端の被覆を剥離した光ファイバを挿通して接着固定させてある。また、嵌合部A内に挿入されたプラグ本体P1のツマミ101の左右側面には、コネクタハウジング1の後述する左右一対のラッチ片26を各係架させるための係止凹部104が形成されている(図8(a)参照)。さらにツマミ101の上部中央および下部左右両側には、コネクタハウジング1への装着嵌合時における方向判別用のガイドキー102、103a、103bが形成されている(図8(a)、図8(b)参照)。
このようにツマミ101を形成することにより、ホルダ先端に固定されたフェルール105は、ツマミ101の嵌合孔内の軸心位置において、先端部が前方へ突出される。すなわち、前記ツマミ101の2個の嵌合孔間には、前記ホルダの鍔部用係止段部(図示せず)が形成され、他端がストップリングの係止鍔に係止された状態で、ホルダ後端の案内筒に外挿、保持されたコイルスプリングの弾発力によりフェルール105が前方へ突出するよう、鍔部が係止段部に係止される一方、アダプタ本体Qを介しての接続時にフェルール105が他方のフェルール105と接触して押圧力を受けた際、コイルスプリングの弾発力に抗してホルダと共にフェルール105がツマミ101の嵌合孔内を後退するようになっている。
コネクタハウジング1は、図1、図2、図3、図4に示すように、上側壁1aと左右の側壁1bと底壁1cとで箱枠状となって一体に形成されると共に、一方のプラグ本体P1を挿入可能とする嵌合部Aを一端に備えている。なお、底壁1cの一部は、後述するシャッタ板11が取付けられるよう左右の側壁1b嵌着されている。また、コネクタハウジング1の他端は、パネル固定用の係止片Kを備えた矩形状の筐体によって形成されたスリーブホルダ21を内挿するための矩形筒状の開口部Dとなっており、この開口部Dの端部から左右両側にかけては、スリーブホルダ21の前記係止片Kを挿通するための横長のスリット部Sが形成されている。また、コネクタハウジング1の前記嵌合部Aの上部中央および下部左右両側には、前記プラグ本体P1に有するツマミ101の上部中央および下部左右両側に形成した方向判別用のガイドキー102、103a、103bを案内させるための挿入ガイド用のキー溝22、23a、23bが形成されている。なお、コネクタハウジング1の左右の側壁1bの中間部には、中央に取付孔を有する取付フランジLが形成されている。
さらに、コネクタハウジング1の中央部には一方の接合端壁部3aが配されており、この接合端壁部3aには、前記嵌合部Aから挿入されるプラグ本体P1のフェルール105先端部を外嵌状に装着保持し且つ内側に円筒状の割りスリーブ24の一端側(全長の半分)を収容するための一方の円筒25aが一方の嵌合部Aに向かって突設してある。さらにまた、コネクタハウジング1の左右内壁には、前記嵌合部A内に挿入されたプラグ本体P1のツマミ101の左右側面に形成された係止凹部104に係架させるための左右一対のラッチ片26が互いに内方に向けて傾斜状となって突設されている。
スリーブホルダ21は、図1、図2、図3、図5に示すように、上側壁21aと左右の側壁21bと底壁21cとで正面視略コ字枠状となって一体に形成されると共に、他方のプラグ本体P1(図示せず)を挿入可能とする嵌合部Bを一端に備えている。また、スリーブホルダ21の左右側面には、パネル固定用のバネ片状となった係止片Kを備え、この係止片Kの付け根から嵌合部Bにかけては、前記コネクタハウジング1のスリット部Sに挿入し係合させるための略矩形状となった上下一対の突起27が形成されている。また、上記した前記コネクタハウジング1の嵌合部Aと同様に、前記コネクタハウジング1の嵌合部Bの上部中央および下部左右両側には、前記プラグ本体P1に有するツマミ101の上部中央および下部左右両側に形成した方向判別用のガイドキー102、103a、103bを案内させるための挿入ガイド用のキー溝22、23a、23bが形成されている。
さらに、スリーブホルダ21の他端は、他方の接合端壁部3bによって閉塞されており、この接合端壁部3bには、前記嵌合部Bから挿入される他方のプラグ本体P1のフェルール105先端部を外嵌状に装着保持し且つ内側に円筒状の割りスリーブ24の他端側(全長の他の半分)を収容するための他方の円筒25bが他方の嵌合部Bに向かって突設してある。また、上記したコネクタハウジング1と同様に、スリーブホルダ21の左右内壁には、前記嵌合部B内に挿入された他方のプラグ本体P1(図示せず)のツマミ101の左右側面に形成された係止凹部104に係架させるための左右一対のラッチ片26が互いに内方に向けて傾斜状となって突設されている。
なお、図1に示すように、既述した実施形態で採用されているコネクタハウジング1の一方の嵌合部Aの上端には、上向き傾斜の傾斜部1dを形成してある。また、他方の嵌合部BもMU型光コネクタ用プラグ(上記プラグ本体P1)を挿入するものとなっている。
シャッタ板11は、コネクタハウジング1の一方の嵌合部Aに前記傾斜部1dに適合するよう斜め配置で当該嵌合部Aを内側で開閉可能となるように配置されている。すなわち、このシャッタ板11は、その下端水平位置に支軸15を一体突設し、該支軸15両端の対称位置に設けられた突部15aを、前記コネクタハウジング1の嵌合部Aの嵌合端下部の左右対向位置における底壁1c、左右の側壁1bそれぞれに跨って形成された軸孔16に回動可能に支承させてある。
そして、これらシャッタ板11下端と支軸15とが連設されている略中央には矩形状の開口部17が形成され、該開口部17を介して、略L字形状に折曲して形成された金属製の板バネ18を支軸15中央に外嵌合させるとともに、この板バネ18の一端を底壁1c内面に形成されている矩形状の凹部11a(シャッタ板11の全面に対応する大きさと厚みを有している)に圧接させ、板バネ18の他端をシャッタ板11の内側面(裏面)に圧接させることで当該シャッタ板11を閉鎖方向に付勢している。
前記シャッタ板11には、プラグ本体P1がコネクタハウジング1の嵌合部A手前において若干斜め上方向側から挿入される際に、フェルール105(図7参照)先端部がシャッタ板11前面に接触しないよう窪み状の逃げ部30が形成されている。すなわち、この逃げ部30は、フェルール105先端側を非接触状態で受け入れるためにシャッタ板11の開口部17上側に前面側から内側に向けて略台形状に窪ませた状態(シャッタ板11の後面では略台形状に突出する)となって形成されている。而して、シャッタ板11の逃げ部30はフェルール105先端部を非接触状態で受け入れると同時に、プラグ本体P1のフェルール105周囲を覆うよう備えられた円筒状のツマミ101の先端開口縁部によってシャッタ板11が押し退けられて開放されるものとしてある。
また、図6に詳示するように、シャッタ板11の前面における左右両側および中央上側には、前記嵌合部Aからプラグ本体P1を挿入してシャッタ板11を開放させる際に、当該シャッタ板11正面に付着した塵芥等がコネクタハウジング1内部に侵入するのを防止するための矩形窪み状となった凹条部31を形成してある。すなわち、シャッタ板11正面が平坦に形成されている場合と比べてこのような凹条部31をシャッタ板11の正面に設ければコネクタハウジング内部への塵芥等が凹条部31に留る分コネクタハウジング1内部への侵入防止機能が大幅にアップするものである。そして、前記ツマミ101の上部中央および下部左右両側に形成した方向判別用の凸条のガイドキー102、103a、103bを案内させるための前記嵌合部Aの上部中央および下部左右両側に形成した挿入ガイド用の凹条のキー溝22、22a、22bに対応すべく、シャッタ板11の上部中央および下部左右両側に突部32が形成されていることで、当該シャッタ板11の閉鎖回動時にアダプタ本体P1自体を略密閉型と成してある。さらに、シャッタ板11の上部左右両側(上部中央の突部32を介しての左右肩側)には、上部中央の突部32と連続するように切欠部33が形成され、シャッタ板11の開放側回動時に前記ラッチ片26との接触を回避できるようにしてある。
スリーブホルダ21のコネクタハウジング1への組付けに際し、先ず、割りスリーブ24の一端側を両円筒25a、25bのいずれか一方に内装しておき、コネクタハウジング1の開口部Dよりスリーブホルダ21が挿入され、スリット部Sに突起27が係合されると同時に、一方の接合端壁部3aが他方の接合端壁部3bと接合する。このとき、割りスリーブ24の他端側が円筒25a、25bのいずれか他方に内装された状態となって接合端壁部3a、3bを介して両円筒25a、25bが後端面を当接し、当該両円筒25a、25bがそれぞれ反対向きに突出配置された状態となる。これにより、隣接する両円筒25a、25b内に、一個の割りスリーブ24が内挿された状態となって配置される。そして、シャッタ板11の開口部17を介して、板バネ18を支軸15中央に外嵌合させてから、当該シャッタ板11の支軸15両端の突部15aを底壁1cの軸孔16に載せ、底壁1c上に、正面視略コ字状の上側壁1aの左右に配設された一対の側壁1bをそれぞれ組み込む。
このとき、図2に示すように、板バネ18の一端が底壁1cの凹部11aに圧接され、他端がシャッタ板11の逃げ部30後壁面に圧接されることで、当該シャッタ板11を、一方の嵌合部Aにおける嵌合端を閉鎖する方向に略傾斜状態で付勢する。なお、シャッタ板11の開放時では、板バネ18の一端が逃げ部30の後壁面と底壁1cの凹部11aとによって挟持される。
次に、以上のように構成された形態についての使用の一例について説明する。
アダプタ本体Qの使用に際し、先ず、図7(a)に示すように、コネクタハウジング1の一方の嵌合部Aに一方のプラグ本体P1を嵌合させる前では、シャッタ板11は、略L字型の板バネ18の拡開方向への弾発力により、一方の嵌合部Aにおける嵌合端を閉鎖している。このとき、シャッタ板11の上部中央の突部32は、コネクタハウジング1の上部内壁によって係止されている。
図7(b)に示すように、シャッタ板11に対してプラグ本体P1がコネクタハウジング1の嵌合部A手前から挿入されると、逃げ部30はフェルール105先端部をシャッタ板11前面に接触させずに、フェルール105周囲を覆う円筒状のツマミ101の先端開口縁部によって、閉鎖中のシャッタ板11が押され、板バネ18の弾発力に抗して嵌合端内側に当該シャッタ板11が傾倒する。
このとき、シャッタ板11の可動部側面(上部肩側の切欠部33と、下部左右両側の突部32と、を含む側面)は、各2段となった左右の扇型の窪み部11b内に係合しつつシャッタ板11自体を開方向(下側)に揺動するが、シャッタ板11の上部左右両側(上部中央の突部32を介しての左右肩側)には、上部中央の突部32と連続するように切欠部33が形成されているため、シャッタ板11の開放側回動時に前記ラッチ片26との接触が回避される。すなわち、開放側回動時にシャッタ板11の切欠部33はラッチ片26の根元箇所を通過させるため、アダプタ本体Q全体の長さが小さくても、シャッタ板11の開放側回動時にシャッタ板11自体は前記ラッチ片26と干渉しないものとなる。
図7(c)に示すように、プラグ本体P1をコネクタハウジング1の嵌合部A内へ更に押し込むと、上記したコネクタハウジング1の嵌合部Aのキー溝22、23a、23bの存在により、挿入過程に伴ってプラグ本体P1自体が自然に水平状態となって挿入される。
図7(d)に示すように、プラグ本体P1が嵌合部A内へ完全に押し込まれ、フェルール105が一方の円筒25aに嵌合した際には、板バネ18の弾発力によって、シャッタ板11と、コネクタハウジング1の上側壁1aとの間でプラグ本体P1がしっかりと挟持された状態となって接続作業が完了する。このとき、板バネ18の一端は、逃げ部30の後壁面と底壁1cの凹部11aとによって挟持された状態となる。而して、プラグ本体P1のフェルール105と、アダプタ本体Q内に、他方の開口部から嵌合されている他のプラグ本体P1(図示せず)のフェルール105とがアダプタ本体Q内にて突き合わされ、両コア同志が突き合わせ接続される。
P1 プラグ本体
Q アダプタ本体
A 一方の嵌合部
B 他方の嵌合部
D 開口部
K 係止片
S スリット部
L 取付フランジ
1 コネクタハウジング
1a 上側壁
1b 左右の側壁
1c 底壁
1d 傾斜部
3a、3b 接合端壁部
11 シャッタ板
11a 凹部
11b 窪み部
15 支軸
15a 突部
16 軸孔
17 開口部
18 板バネ
21 スリーブホルダ
21a 上側壁
21b 左右の側壁
21c 底壁
22、23a、23b キー溝
24 割りスリーブ
25a 一方の円筒
25b 他方の円筒
26 ラッチ片
27 突起
30 逃げ部
31 凹条部
32 突部
33 切欠部
101 ツマミ
102、103a、103b ガイドキー
104 係止凹部
105 フェルール

Claims (2)

  1. 一端にMU型光コネクタ用プラグの嵌合部を備え、当該嵌合部から挿入されるMU型光コネクタ用プラグのフェルール先端部を装着保持させ且つ割りスリーブの一端側を内装させる一方の円筒が前記一端の嵌合部に向かって突設され、前記嵌合部内に挿入されたMU型光コネクタ用プラグのツマミの左右側面に形成された係止凹部に係架させておくための左右一対のラッチ片が互いに内方に向けて傾斜状となって突設されて成るコネクタハウジングと、
    前記コネクタハウジングの他端開口側から嵌挿されるパネル固定用の係止片を備えた筐体によって形成され、一端にMU型光コネクタ用プラグの嵌合部を備え、当該嵌合部から挿入されるMU型光コネクタ用プラグのフェルール先端部を装着保持させ且つ割りスリーブの他端側を内装させる他方の円筒が前記一端の嵌合部に向かって突設され、前記嵌合部内に挿入されたMU型光コネクタ用プラグのツマミの左右側面に形成された係止凹部に係架させておくための左右一対のラッチ片が互いに内方に向けて傾斜状となって突設されて成るスリーブホルダと、
    前記コネクタハウジングの少なくとも一方の嵌合部内に斜め配置で当該嵌合部を閉鎖するよう板バネによって閉鎖方向へ付勢され、前記嵌合部からMU型光コネクタ用プラグを挿入して前記板バネの押圧力に抗して開放させるシャッタ板と、
    を備えて成るMU型光コネクタ用シャッタ付アダプタであって、
    前記シャッタ板は、前記ツマミの上部中央および下部左右両側に形成した方向判別用のガイドキーを案内させるための前記嵌合部の上部中央および下部左右両側に形成した挿入ガイド用のキー溝に対応すべく、当該シャッタ板の上部中央および下部左右両側に突部を形成することで、シャッタ板の閉鎖回動時にMU型光コネクタ用アダプタ自体を略密閉型とすると共に、前記シャッタ板の上部左右両側に切欠部を形成することで、当該シャッタ板の開放側回動時に前記ラッチ片との接触を回避できるようにして成ることを特徴とするMU型光コネクタ用シャッタ付アダプタ。
  2. シャッタ板の前面には、前記嵌合部からMU型光コネクタ用プラグを挿入してシャッタ板を開放させる際に、当該MU型光コネクタ用プラグのフェルール先端に接触させないための凹条部を形成して成ることを特徴とする請求項1記載のMU型光コネクタ用シャッタ付アダプタ。
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