JP2005221669A - 光通信用レセプタクル及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ほこり等の侵入を防止して光通信用プラグ間の伝達の損失を回避できる光通信用レセプタクルを提供する。
【解決手段】 光通信用レセプタクル1は、ボディ2の前面に設けたプラグ挿入孔2a、ボディ2の後面に設けた光伝送用部品挿入孔、及びボディ2の内部空間とからなる収納部3に、一端にプラグ挿入孔2aから挿入される光通信用プラグのフェルールが着脱自在に嵌合され、他端に前記光伝送用部品挿入孔から挿入される光伝送用部品のフェルールが取り付けられるスリーブ8を備えるとともに、スリーブ8とレセプタクル1外部とを遮光するカバー4を備え、このカバー4と収納部3の内周面との間の隙間を保護カバー6により被覆している。
【選択図】図1
【解決手段】 光通信用レセプタクル1は、ボディ2の前面に設けたプラグ挿入孔2a、ボディ2の後面に設けた光伝送用部品挿入孔、及びボディ2の内部空間とからなる収納部3に、一端にプラグ挿入孔2aから挿入される光通信用プラグのフェルールが着脱自在に嵌合され、他端に前記光伝送用部品挿入孔から挿入される光伝送用部品のフェルールが取り付けられるスリーブ8を備えるとともに、スリーブ8とレセプタクル1外部とを遮光するカバー4を備え、このカバー4と収納部3の内周面との間の隙間を保護カバー6により被覆している。
【選択図】図1
Description
本発明は、光ファイバを備えた光通信用プラグを接続する光通信用レセプタクルに関する。
光ファイバを備えたプラグの相互接続に用いられるスリーブを略中央部に備えたコネクタに、コネクタの開口部とスリーブとの間に板ばねによりコネクタの開口部方向へ付勢された保護フラップを備えているものが提供されている(特許文献1)。
特開2002−156557号公報(第10図)
前記保護フラップは、コネクタにプラグが挿入されると、プラグの挿入方向へ倒れこんでプラグをスリーブに挿入可能とするものであり、また、スリーブの一方の側部に前記プラグが接続された際に、他方の側部からコネクタの外部へと、光、特にレーザ光が逃げないように設けられたものである。
しかし、このような保護フラップは、コネクタの外部とスリーブとを遮光することはできるものの、保護フラップとコネクタの内側面との間に隙間が生じているため、コネクタ内部へのほこり等の侵入を防ぐことができず、これにより、コネクタ内部のスリーブにほこり等が侵入してしまうという問題があった。すなわち、このような光通信用のプラグ間の接続は、両プラグに設けたフェルールをスリーブに挿入して互いに位置合わせして、フェルールの端面に露出する光ファイバの端面同士を互いに整合させることにより行なわれるため、スリーブ内にほこり等が入り込むと、ほこり等により光ファイバ間の光の伝達が妨げられてしまい、プラグ間の伝達の損失を引き起こすという問題を生じていた。
本発明は上述の点に鑑みて為されたもので、その目的は、ほこり等の侵入を防止してプラグ間の伝達の損失を回避できる光通信用レセプタクルを提供することである。
上述の課題を解決するために、請求項1の発明では、前面に光通信用プラグ挿入孔、及び後面に光伝送用部品挿入孔を有する中空のボディと、前記光通信用プラグ挿入孔、前記光伝送用部品挿入孔、及び前記ボディの内部空間をそれぞれ連通して形成された収納部と、前記収納部の前端角部に前記収納部の前後方向に回転自在に支持されて前記収納部を保護するカバーと、前記収納部の前端部の側部に位置して前記カバーを前記収納部の前方向に付勢する板ばねと、前記光通信用プラグ挿入孔より狭口に形成されて光通信用プラグを前記収納部に貫挿する孔部、及び前記収納部の前端部に位置して前記カバーを前記収納部から外部へ突出しないように前記収納部を塞ぐ位置に位置させるカバー止めを有して前記ボディの前面に被着される保護プレートと、前記収納部の後部に配置されて、一端に前記光通信用プラグ挿入孔から前記収納部に挿入される光通信用プラグのフェルールが着脱自在に嵌合され、他端に前記光伝送用部品挿入孔から前記収納部に挿入される光伝送用部品のフェルールが取り付けられるスリーブとを備えていることを特徴とする光通信用レセプタクルとした。
請求項1の発明によれば、光通信用プラグがスリーブに接続されていない状態では、カバーにより収納部が塞がれて、光通信用プラグ挿入孔が閉じられているので、光伝送用部品をスリーブに接続したままでも光が漏洩しないため、安全性を確保することができる。また、保護プレートをボディの前面に被着して、光通信用プラグ挿入孔よりも狭口に形成された挿入孔と収納部を連通させ、挿入孔の縁部に設けたカバー止めを収納部の前端部に位置させてあるため、保護プレートにより、カバーと収納部の内側面との間の隙間を覆うことができる。これにより、カバーと収納部との間の隙間からほこり等が収納部内に侵入してスリーブに付着することを防止することができ、光通信用プラグと光伝送用部品間の伝達の損失を回避することができる。
請求項2の発明では、請求項1記載の光通信用レセプタクルの製造方法において、光通信用プラグ挿入孔、光伝送用部品挿入孔、及びボディの内部空間をそれぞれ連通して形成された収納部に、前記光通信用プラグ挿入孔から板ばねを挿入して前記収納部の前端部の側部に配置し、次に、カバーを、前記板ばねにより前記収納部の前方向に付勢させながら、前記光通信用プラグ挿入孔から前記収納部に挿入して前記収納部の前端角部に配置し、その後に保護プレートを前記ボディの前面に被着して、前記保護プレートのカバー止めを前記収納部の前端部に位置させ、前記カバー止めにより前記カバーを前記収納部から外部へ突出しないように、前記収納部を塞ぐ位置に位置させることを特徴とする光通信用レセプタクルの製造方法とした。
請求項2の発明によれば、弾性体、及びカバーを一方向から収納部に配置して、保護プレートをボディの前面に被着することで請求項1記載の光通信用レセプタクルを得ることができ、これにより、光通信用レセプタクルに必要な部品点数を減らして簡易な構造とすることができ、製造コストの削減を実現できる。
請求項3の発明では、請求項1記載の光通信用レセプタクルの製造方法において、ボディは、前面に保護プレートを一体に備えるとともに、前記ボディの上面前端部に、光通信用プラグ挿入孔、光伝送用部品挿入孔、及びボディの内部空間をそれぞれ連通して形成された収納部に連通する開口部を備えて形成されており、板ばねを前記開口部から前記収納部に挿入して前記収納部の前端部の側部に配置し、カバーを、前記板ばねにより前記収納部の前方向に付勢させながら、前記開口部から前記収納部に挿入して前記収納部の前端角部に配置し、その後に、開口部を閉鎖することを特徴とする光通信用レセプタクルの製造方法とした。
請求項3の発明によれば、保護プレートをボディと一体に形成し、弾性体及びカバーを、ボディに設けた開口部から収納部に配置して、その開口部を天井板で塞ぐことで請求項1記載の光通信用レセプタクルを得ることができ、これにより、光通信用レセプタクルに必要な部品点数を減らして簡易な構造とすることができ、製造コストの削減を実現できる。
本発明は、光通信用プラグがスリーブに接続されていない状態では、カバーにより光通信用プラグ挿入孔が閉じられているので、光伝送用部品をスリーブに接続したままでも光が漏洩しないため、安全性を確保することができるとともに、保護プレートをボディの前面に被着して、光通信用プラグ挿入孔よりも狭口に形成された挿入孔と収納部を連通させ、挿入孔の縁部に設けたカバー止めを収納部の前端部に位置させてあるため、保護プレートにより、カバーと収納部の内側面との間の隙間を覆うことができ、これにより、カバーと収納部との間の隙間からほこり等が内部に侵入してスリーブに付着することを防止することができ、光通信用プラグと光伝送用部品間の伝達の損失を回避することができるという効果がある。
(実施形態1)
本実施形態の光通信用レセプタクル(以下、レセプタクルという)1は、図1(a)に示すように、略直方体形状のボディ2に設けられた一対の収納部3と、各収納部3の両前端角部に収納部3の前後方向に回転自在に支持されて収納部3を遮光して保護する一対のカバー4と、各収納部3の前端部の両側部に位置して近接するカバー4を収納部3の前方向に付勢する板ばね5と、各収納部3とそれぞれ連通する一対の孔部6a、及び各収納部3の前端部に位置して両カバー4を収納部3から外部へ突出しないように、収納部3を塞ぐ位置に位置させるカバー止め7を有してボディ2の前面に被着される保護プレート6と、収納部3の後部に配置されて、一端にSC型の光通信用プラグのフェルールが着脱自在に嵌入され、他端に光通信用プラグ等の光伝送用部品のフェルールが取り付けられるスリーブ8を備えたスリーブ保持部9とから構成されている。
本実施形態の光通信用レセプタクル(以下、レセプタクルという)1は、図1(a)に示すように、略直方体形状のボディ2に設けられた一対の収納部3と、各収納部3の両前端角部に収納部3の前後方向に回転自在に支持されて収納部3を遮光して保護する一対のカバー4と、各収納部3の前端部の両側部に位置して近接するカバー4を収納部3の前方向に付勢する板ばね5と、各収納部3とそれぞれ連通する一対の孔部6a、及び各収納部3の前端部に位置して両カバー4を収納部3から外部へ突出しないように、収納部3を塞ぐ位置に位置させるカバー止め7を有してボディ2の前面に被着される保護プレート6と、収納部3の後部に配置されて、一端にSC型の光通信用プラグのフェルールが着脱自在に嵌入され、他端に光通信用プラグ等の光伝送用部品のフェルールが取り付けられるスリーブ8を備えたスリーブ保持部9とから構成されている。
ボディ2は、前面にプラグ挿入孔2a及び後面に光伝送用部品挿入孔(図示せず)が開口した中空の略直方体形状を有している。また、プラグ挿入孔2a及び前記光伝送用部品挿入孔は、ボディ2の内部空間と連通している。ボディ2は、隔壁2bによりその内部空間を左右に分割されている。而して、ボディ2には、プラグ挿入孔2a、前記光伝送用部品挿入孔、及びボディ2の左右に分けられた内部空間からなる一対の収納部3が設けられている。この収納部3の両前端角部の底面及び上面には、軸受け部10a、及びボディ2の長手方向に添って形成され、一端がボディ2の前面から外部へ開口し、他端が軸受け部10aに連通する溝部10bとからなる支持部10が形成され、収納部3の底面に形成された支持部10と収納部3の上面に形成された支持部10は、対向する各軸受け部10aが同軸上に位置するようにしてある。また、支持部10は、溝部10bが軸受け部10aより浅く形成されている。加えて、収納部3の前端部の底面及び上面の両側部からL字形のリブ11が突設されている。リブ11は、ボディ2の側面に所定の隙間を有して並行する縦辺部11aと、ボディ2の前面に並行する横辺部11b(図2(a)参照)とからなり、横辺部11bが収納部3の後端側に位置している。また、リブ11は、支持部10より収納部3の後端側に位置している。なお、収納部3の略中央部の底面及び上面には、スリーブ保持部9を係止する係止爪(図示せず)が突設されている。このようにしてボディ2は構成されており、ボディ2は合成樹脂により成形されている。
カバー4は、プラグ挿入孔2aの略半分を覆う程度の大きさの平板部4aと、平板部4aの一端から上下方向に同軸上に突出した軸部4bとを一体に備えて合成樹脂により成形されている。このように形成されたカバー4は、軸部4bを収納部3に形成した支持部10の軸受け部10aにより、収納部3の前後方向に回動自在に支持される。
板ばね5は、平板状の金属片からなる板部5aと、板部5aを一部切り起こして形成された片部5bとから構成されている。この板ばね5は、片部5bを収納部3の内側へ向けるとともに、板部5aをリブ11の縦辺部11aと該縦辺部11aに近接する収納部3の側部とで狭持して板部5aの一端をリブ11の横辺部11bに当接させて収納部3に配置されている。
保護プレート6は、ボディ2の前面とほぼ同じ大きさの直方体形状を有し、長手方向に一対の孔部6aを並設されている。この孔部6aは、プラグ挿入孔2aより狭口、例えば、図2(b)及び図3(b)に示すように、保護プレート6をボディ2の前面に被着した際に収納部3の内周面とカバー4との間の隙間部を覆う程度の大きさ、かつ、光通信用プラグを挿通できる程度の大きさに形成してある。また、保護プレート6の短手方向の各孔部6aの両縁部には、保護プレート6の厚み方向に突出した略三角形状のカバー止め7を設けてある。カバー止め7は、保護プレート6をボディ2の前面に被着した際に収納部3の前端部に位置して、カバー4を収納部3から外部へ突出しないように、収納部3のプラグ挿入孔2aを塞ぐ位置に位置させるものである。また、保護プレート6は、ボディ2に被着された際に、ボディ2側の面が板ばね5の他端と当接し、板ばね5をリブ11の横辺部11bとでがたつくことなく狭持している。このようにして保護プレート6は構成されており、保護プレート6は合成樹脂により成形されている。
スリーブ保持部9は、光通信用プラグに設けたフェルールを一端から嵌入し、光伝送用部品に備えたフェルールを他端から嵌入して互いに位置合わせし、各フェルールの端面に露出する光ファイバの端面同士を互いに整合させるための円筒状のスリーブ8と、スリーブ8を内部に装着した円筒部12aを短手方向に貫設された長方形状の保持部12と、保持部12の前面の長手方向の両端部から弾性を有して円筒部12aに並行して突設され、先端部にスリーブ8側へ突出した係止爪13aを有する一対の係止片13と、保持部12の後面の長手方向の両端部から弾性を有して円筒部12aに並行して突設され、先端部にスリーブ8側へ突出した係止爪14aを有する一対の係止片14とから構成されている。係止片13は、収納部3のプラグ挿入孔2aから挿入される光通信用プラグに係止爪13aを係止して引掛保持するものであり、また、係止片14は、収納部3の前記光伝送用部品挿入孔から挿入される光伝送用部品に係止爪14aを係止して引掛保持するものである。このような保持部12、円筒部12a、係止片13、14は合成樹脂により一体に形成してあり、保持部12の長手方向の長さ寸法は、収納部3に嵌合する程度の長さ寸法に形成してある。
以上により本実施形態のレセプタクル1は構成されており、レセプタクル1は次のようにして組立てられる。まず、合成樹脂により上述のように形成したボディ2の収納部3に、スリーブ保持部9aを係止片14側からプラグ挿入孔2aより圧入し、収納部3の前記係止爪により係止して、係止片13を収納部3の前端側へ向け、係止片14を収納部3の後端側へ向けて収納部3に配置する。次に、板ばね5を、片部5bを収納部3の内側へ向けて、プラグ挿入孔2aから収納部3に挿入して、板部5aをリブ11の縦辺部11aと該縦辺部11aに近接する収納部3の側部とで狭持して板部5aの一端をリブ11の横辺部11bに当接させて収納部3に配置する。次に、カバー4を、板ばね5の片部5bにより平板部4が収納部3の前方向に付勢されながら、プラグ挿入孔2aから収納部3に挿入して、軸部4bを収納部3の前端角部の上面及び底面にそれぞれ対向して形成された支持部10の溝部10bに圧入し、カバー4を収納部3の後端側へ押し進めて軸部4bを軸受け部10aに嵌入させて収納部3に配置する。この後に、保護プレート6をボディ2の前面に被着して、カバー止め7によりカバー4を図2(a)、(b)に示すようにプラグ挿入孔2aを塞ぐ位置に位置させている。
このようにして、本実施形態のレセプタクル1はカバー4を取り付ける方向から一方向に組立てることができる。本実施形態のレセプタクル1は、収納部3の前記光伝送用部品挿入孔から挿入される光伝送用部品のフェルールをスリーブ8に嵌入するとともに、係止片14で保持させておき、通常時は、図2(a)、(b)に示すように、カバー4を板ばね5により付勢することでプラグ挿入孔2aを遮蔽してある。この状態では、図2(b)に示すように、カバー4と収納部3の内周面との間の隙間が保護プレート6により完全に被覆されているため、ほこり等がレセプタクル1内に侵入することを完全に防止することができる。そして、光通信用プラグを挿入する際には、該プラグにより図3(a)、(b)に示すようにカバー4を押し広げて、プラグ挿入孔2aから収納部3内に前記プラグを挿入する。そして、前記プラグのフェルールをスリーブ8に嵌入するとともに、前記プラグを係止片13で保持して、前記プラグと前記光伝送用部品とを接続するものである。
このようにして、本実施形態のレセプタクル1はカバー4を取り付ける方向から一方向に組立てることができる。本実施形態のレセプタクル1は、収納部3の前記光伝送用部品挿入孔から挿入される光伝送用部品のフェルールをスリーブ8に嵌入するとともに、係止片14で保持させておき、通常時は、図2(a)、(b)に示すように、カバー4を板ばね5により付勢することでプラグ挿入孔2aを遮蔽してある。この状態では、図2(b)に示すように、カバー4と収納部3の内周面との間の隙間が保護プレート6により完全に被覆されているため、ほこり等がレセプタクル1内に侵入することを完全に防止することができる。そして、光通信用プラグを挿入する際には、該プラグにより図3(a)、(b)に示すようにカバー4を押し広げて、プラグ挿入孔2aから収納部3内に前記プラグを挿入する。そして、前記プラグのフェルールをスリーブ8に嵌入するとともに、前記プラグを係止片13で保持して、前記プラグと前記光伝送用部品とを接続するものである。
本実施形態によれば、光通信用プラグがスリーブ8に接続されていない状態では、カバー4によりプラグ挿入孔2aが閉じられているので、光伝送用部品をスリーブ8に接続したままでも光が漏洩しないため、安全性を確保することができる。さらに、収納部3の前端角部にカバー4を設けるとともに、保護プレート6をボディ2の前面に被着して、収納部3のプラグ挿入孔2aよりも狭口に形成された孔部6aと収納部3を連通させ、孔部6aの縁部に設けたカバー止め7を収納部3の前端部に位置させてあるため、保護プレート6により、カバー4と収納部3の内側面との間の隙間を覆い、かつ、保護プレート6に設けたカバー止め7が、ほこりの侵入を防止する土手の役割を果たすことになる。そのため、カバー4と収納部3との間の隙間からほこり等がレセプタクル1内部に侵入してスリーブ8に付着することを防止することができ、光通信用プラグと光伝送用部品間の伝達の損失、すなわち、それぞれに備えられた光ファイバー間の伝達の損失を回避することができる。さらに、上述したように、レセプタクル1をボディ2の収納部3のプラグ挿入孔2aからスリーブ保持部9、板ばね5、及びカバー4を一方向から、スリーブ保持部9、板ばね5、カバー4の順番に収納部3に配置して、最後に保護プレート6をボディ2の前面に被着して組立てることができる。これにより、レセプタクル1に必要な部品点数を減らして簡易な構造とすることができ、製造コストの削減を実現できる。
(実施形態2)
また、保護プレート6をボディ2に一体に形成してボディ18とするとともに、ボディ18の上面前端部に収納部3と連通する開口部19を形成し、この開口部19からカバー4、板ばね5を収納部3に配置可能とすることができる。
(実施形態2)
また、保護プレート6をボディ2に一体に形成してボディ18とするとともに、ボディ18の上面前端部に収納部3と連通する開口部19を形成し、この開口部19からカバー4、板ばね5を収納部3に配置可能とすることができる。
この場合、ボディ18は、図4(a)に示すように、上述の実施形態1のボディ2の前面に保護プレート6を一体に形成することで、カバー止め7を収納部3の前端部に一体に備えるとともに、ボディ18の前面が、上述の保護プレート6と同様に、カバー4と収納部3との間の隙間を覆うようになっている。
このようなボディ18は、前面に光通信用プラグ挿入孔18a及び後面に光伝送用部品挿入孔(図示せず)が開口した中空の略直方体形状を有している。また、プラグ挿入孔18a及び前記光伝送用部品挿入孔は、ボディ18の内部空間と連通している。ボディ18は、隔壁18bによりその内部空間を左右に分割されている。而してボディ18は、プラグ挿入孔18a、前記光伝送用部品挿入孔、及びボディ18の左右に分けられた内部空間からなる一対の収納部3が設けられている。この収納部3の両前端角部の底面には、カバー4の軸部4bを嵌入されてカバー4を収納部3の前後方向に回転自在に支持する軸受け部16を形成してある。加えて、収納部3の前端部の両側部に、ボディ2の側面に所定の隙間を有して並行する縦辺部17aとボディ2の前面に並行する横辺部17bとを有するL字形のリブ17を突設してある。このリブ17は、横辺部17bを外側に向けて互いに対向するようにして、各側部の上部及び下部に一対ずつ合計4つ設けられている。このように設けられたリブ17により、板ばね5は収納部3内に配置されることになる。また、いずれのリブ17も、軸受け部16より収納部3の後端側に位置している。なお、収納部3の略中央部の底面及び上面には、スリーブ保持部9を係止する係止爪(図示せず)が突設されている。そして、カバー4及び板ばね5を収納部3に配置するために、ボディ18の上面前端部に開口部19を設けてあり、開口部19は、開口部19とほぼ同じ大きさの平板状の天井板15が被着される。天井板15は、開口部19に被着された際に、収納部3に形成した軸受け部16と同軸上になる位置に軸受け部15aが形成されている。
以上により本実施形態のレセプタクル1は構成されており、レセプタクル1は次のようにして組立てられる。まず、合成樹脂により、上述のように形成したボディ18の収納部3に、スリーブ保持部9aを係止片13側から前記光伝送用部品挿入孔より圧入し、収納部3の係止爪により係止して、係止片13を収納部3の前端側へ向け、係止片14を収納部3の後端側へ向けて収納部3に配置する。次に、板ばね5を、片部5bを収納部3の内側へ向けながら開口部19から収納部3に挿入して、板部5aをリブ17の縦辺部17aとリブ17に近接する収納部3の側部とで狭持して板部5aの両端をリブ17の横辺部17bに当接させて収納部3に配置する。そして、板ばね5の片部5bにより平板部4aが収納部3の前方向に付勢されながら、カバー4を開口部19より収納部3に挿入して、カバー4の下部の軸部4bを収納部3の前端角部に形成した軸受け部16に支持させて収納部3に配置する。この後に、天井板15をボディ18の開口部19に被着して、天井板15の軸受け部15aでカバー4の上部の軸部4b支持させる。
このようにして本実施形態のレセプタクル1は、ボディ18の上方向から一方向に組立てることができる。本実施形態のレセプタクル1は、ボディ18の前面部の構造を、ボディ2と保護カバー6を一体に形成した形状としてあるので、上述の実施形態1と同様に、カバー4と収納部3の内周面との間の隙間が完全に被覆されており、ほこり等がレセプタクル1内に侵入することを完全に防止することができる。
本実施形態によれば、ボディ18は、前面に保護プレート6を一体に備えるとともに、上面前端部に、収納部3と連通する開口部19を備えて形成されているので、上述の実施形態1と同様に、カバー4と収納部3の内側面との間の隙間を覆うことができる。これにより、カバー4と収納部3との間の隙間からほこり等がレセプタクル1内部に侵入してスリーブ8に付着することを防止することができ、光通信用プラグと光伝送用部品間の伝達の損失を回避することができる。さらに、ボディ2の開口部19から、板ばね5、及びカバー4を収納部3に配置して、レセプタクル1を得ることができるため、レセプタクル1に必要な部品点数を減らして簡易な構造とすることができ、製造コストの削減を実現できる。
なお、本実施形態及び上述の実施形態1は、SC型の光通信用プラグに限られるものではなく、用途に応じてさまざまな光通信用プラグに適応するようにしても本発明の主旨を逸脱することなく実施できる。加えて、カバー4の枚数も2枚に限られるものではなく、一枚のカバー4により収納部3を遮蔽する構成としてもよい。
1 レセプタクル
2 ボディ
2a プラグ挿入孔
2b 隔壁
3 収納部
4 カバー
4a 平板部
4b 軸部
5 板ばね
5a 板部
5b 片部
6 保護プレート
6a 孔部
7 カバー止め
8 スリーブ
9 スリーブ保持部
10 支持部
10a 軸受け部
10b 溝部
11 リブ
11a 縦辺部
11b 横辺部
12 保持部
12a 円筒部
13、14 係止片
13a、14a 係止爪
2 ボディ
2a プラグ挿入孔
2b 隔壁
3 収納部
4 カバー
4a 平板部
4b 軸部
5 板ばね
5a 板部
5b 片部
6 保護プレート
6a 孔部
7 カバー止め
8 スリーブ
9 スリーブ保持部
10 支持部
10a 軸受け部
10b 溝部
11 リブ
11a 縦辺部
11b 横辺部
12 保持部
12a 円筒部
13、14 係止片
13a、14a 係止爪
Claims (3)
- 前面に光通信用プラグ挿入孔、及び後面に光伝送用部品挿入孔を有する中空のボディと、前記光通信用プラグ挿入孔、前記光伝送用部品挿入孔、及び前記ボディの内部空間をそれぞれ連通して形成された収納部と、前記収納部の前端角部に前記収納部の前後方向に回転自在に支持されて前記収納部を保護するカバーと、前記収納部の前端部の側部に位置して前記カバーを前記収納部の前方向に付勢する板ばねと、前記光通信用プラグ挿入孔より狭口に形成されて光通信用プラグを前記収納部に貫挿する孔部、及び前記収納部の前端部に位置して前記カバーを前記収納部から外部へ突出しないように前記収納部を塞ぐ位置に位置させるカバー止めを有して前記ボディの前面に被着される保護プレートと、前記収納部の後部に配置されて、一端に前記光通信用プラグ挿入孔から前記収納部に挿入される光通信用プラグのフェルールが着脱自在に嵌合され、他端に前記光伝送用部品挿入孔から前記収納部に挿入される光伝送用部品のフェルールが取り付けられるスリーブとを備えていることを特徴とする光通信用レセプタクル。
- 請求項1記載の光通信用レセプタクルの製造方法において、光通信用プラグ挿入孔、光伝送用部品挿入孔、及びボディの内部空間をそれぞれ連通して形成された収納部に、前記光通信用プラグ挿入孔から板ばねを挿入して前記収納部の前端部の側部に配置し、次に、カバーを、前記板ばねにより前記収納部の前方向に付勢させながら、前記光通信用プラグ挿入孔から前記収納部に挿入して前記収納部の前端角部に配置し、その後に保護プレートを前記ボディの前面に被着して、前記保護プレートのカバー止めを前記収納部の前端部に位置させ、前記カバー止めにより前記カバーを前記収納部から外部へ突出しないように、前記収納部を塞ぐ位置に位置させることを特徴とする光通信用レセプタクルの製造方法。
- 請求項1記載の光通信用レセプタクルの製造方法において、ボディは、前面に保護プレートを一体に備えるとともに、前記ボディの上面前端部に、光通信用プラグ挿入孔、光伝送用部品挿入孔、及びボディの内部空間をそれぞれ連通して形成された収納部に連通する開口部を備えて形成されており、板ばねを前記開口部から前記収納部に挿入して前記収納部の前端部の側部に配置し、カバーを、前記板ばねにより前記収納部の前方向に付勢させながら、前記開口部から前記収納部に挿入して前記収納部の前端角部に配置し、その後に、開口部を閉鎖することを特徴とする光通信用レセプタクルの製造方法。
Priority Applications (1)
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JP2004028493A JP2005221669A (ja) | 2004-02-04 | 2004-02-04 | 光通信用レセプタクル及びその製造方法 |
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- 2004-02-04 JP JP2004028493A patent/JP2005221669A/ja not_active Withdrawn
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