JP2015219267A - 光伝送モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】光ファイバと投光素子及び/又は受光素子との結合効率が高く、安価で小型の光伝送モジュールを提供する。
【解決手段】光伝送モジュールは、電気配線パターンが形成されたリードフレーム110と、リードフレーム110にインサート成形して形成された樹脂製のハウジング150とを有する基台100と、リードフレーム110上に実装され、光電変換のための投光素子を含む電子部品を備えている。リードフレーム110には、接続される光ファイバの位置決めを行うスリット112と、投光素子からの光を反射させて光ファイバへ集光させる反射ミラー116とが形成されている。
【選択図】図10

Description

本発明は、光伝送モジュールに関する。
光通信に用いられる光ファイバケーブルの末端部では、投光素子、受光素子と接続して光電変換するための光伝送モジュールが用いられている。近年、高速で大容量のデータを伝送できる光通信の利用が進んでおり、より安価で小型の光伝送モジュールの製造が望まれている。
従来、光ファイバを搭載するV溝や投光素子や受光素子等の電子部品を実装する基台としてシリコン・オプティカル・ベンチ(Silicon Optical Bench、以下SiOBと称する)が用いられていた。SiOBは放熱性に優れているため基台として一般に用いられているが高価であり、又、SiOBに上記の電子部品を実装するには、実装前に、SiOBの表面を酸化させて金属膜を形成した後にエッチングをして配線パターンを形成する必要があるため、大きな工数を要していた。これらの理由により、SiOBを用いた光伝送モジュールは高価なものとなっていた。
そこで、SiOBの代わりに、樹脂基板上に金属の配線パターンを形成して電子部品を実装した光伝送モジュール(特許文献1参照)や、金属のリードフレームをインサート成形して樹脂構造体を形成し露出しているリードフレームに電子部品を実装した光伝送モジュール(特許文献2参照)が提案されている。これらの光伝送モジュールはSiOBを用いていないので、SiOBを用いた光伝送モジュールより安価に製造することができる。
特開2013−152427号公報 特開2013−225011号公報
特許文献1の光伝送モジュールにおいては、SiOBを用いていないが、配線パターンや光を反射させる反射面を形成するために、樹脂基板上に複数の金属層を形成した後エッチングにより不要な金属層を除去する等の工程が必要となる。そのため、工数が増え、光伝送モジュールのコストアップにつながるおそれがあった。また、光ファイバを実装する収容部や反射面となる傾斜面をレーザ光の照射により形成しているため更に多くの工数が必要となり、この点からも安価に光伝送モジュールを提供することは困難であった。
特許文献2の光伝送モジュールにおいては、金属のリードフレームを用いているものの、それは面発光素子と面受光素子を実装する箇所のみであり、面発光素子と面受光素子以外の電子部品(例えば、ドライバIC)は別基板に実装されている。そして、その基板と樹脂構造体とが接着等の方法により接合されて光伝送モジュールが構成されている。従って、接合のための工数が必要になりコストアップにつながると共に、光伝送モジュール全体が大型化するおそれがあった。
また、特許文献2の光伝送モジュールにおいては、光ファイバを実装するV溝と光を反射させる反射面が樹脂構造体に成形により形成されているので、それらの位置精度が低くなり、光ファイバと面発光素子及び面受光素子との結合効率が低下するおそれがあった。
このように、光伝送モジュールの構造には更なる改善の余地があった。
上記問題に鑑み、本発明は、光ファイバと投光素子及び/又は受光素子との結合効率が高く、安価で小型の光伝送モジュールを提供することを課題とする。
本発明に係る光伝送モジュールの好適な実施形態の一つにおいては、電気配線パターンが形成されたリードフレームと、前記リードフレームにインサート成形して形成された樹脂製のハウジングと、前記リードフレーム上の一方の面に実装され、光電変換のための投光素子及び/又は受光素子を含む電子部品とを備え、前記リードフレームに、前記投光素子及び/又は前記受光素子と結合する光ファイバの位置決めを行うスリットと、前記投光素子からの光を前記光ファイバへ反射させると共に前記光ファイバからの光を前記受光素子へ反射させる反射ミラーとが形成されている。
このような実施形態であれば、従来用いられていたSiOBの代わりにリードフレームを用いたので、光伝送モジュールを安価に製造することができる。また、リードフレームに、光ファイバを位置決めするスリットと光信号を反射させる反射ミラーとを形成したので、樹脂に形成する場合と比較してスリットと反射ミラーの位置精度が高くなり、又、光ファイバの位置決めや反射ミラーの形成のために別途部品を用いる必要がない。更に、電子部品をリードフレーム上に直接実装したので、別途配線を行う必要がない。これらより、光ファイバと投光素子及び/又は受光素子との結合効率が高く、安価且つ小型の光伝送モジュールを製造することができる。
また、本発明に係る光伝送モジュールの他の好適な実施形態の一つにおいては、前記リードフレームの他方の面に、電気信号の入出力のためのコンタクトが設けられている。
このような実施形態であれば、別部材でコンタクトを形成したり、別途の配線をする必要がないので、光伝送モジュールを安価に且つ小型に製造することができる。
また、本発明に係る光伝送モジュールの他の好適な実施形態の一つにおいては、前記リードフレームはプレス加工により形成され、前記反射ミラーは、前記プレス加工のときに面打ち加工により形成される。
このような実施形態であれば、プレス加工でリードフレームを形成するので安価にリードフレームを製造することができ、又、このとき同時に反射ミラーを面打ち加工により形成するので、反射ミラーを精度高く形成することができると共に、反射ミラーを形成するためのレーザ光照射やダイシングといった別工程が不要となるため光伝送モジュールを安価に製造することができる。
また、本発明に係る光伝送モジュールの他の好適な実施形態の一つにおいては、前記リードフレームはプレス加工により形成され、前記反射ミラーは、前記プレス加工のときに曲げ加工により形成される。
このような実施形態であれば、プレス加工でリードフレームを形成するので安価にリードフレームを製造することができ、又、このとき同時に反射ミラーを曲げ加工により形成するので、リードフレームの板厚が薄いときにも反射ミラーを形成することができると共に、反射ミラーを形成するためのレーザ光照射やダイシングといった別工程が不要となるため光伝送モジュールを安価に製造することができる。
また、本発明に係る光伝送モジュールの他の好適な実施形態の一つにおいては、前記電子部品は、前記投光素子である面発光レーザ、前記受光素子であるフォトダイオード、前記面発光レーザを駆動させるドライバ、前記フォトダイオードの電流を電圧に変換して出力するトランスインピーダンスアンプを含む。
このような実施形態であれば、安価に光電変換の回路を構成することができる。
本実施形態に係る送信用光伝送モジュールに光ファイバが取り付けられた状態を表す表面から見た斜視図である。 送信用光伝送モジュールに光ファイバが取り付けられた状態を表す裏面から見た斜視図である。 送信用光伝送モジュールに光ファイバが取り付けられた状態を表す平面図である。 図3のIV-IV線断面図である。 図3のV-V線断面図である。 図3のVI-VI線断面図である。 キャリアの付いた状態で、プレス加工終了後のリードフレーム本体の構造を表す表面から見た斜視図である。 図7の部分拡大図である。 リードフレーム本体に対してインサート成形が終了した状態を表す(a)表面から見た斜視図、(b)平面図である。 基台を表す(a)表面から見た斜視図、(b)平面図である。 基台に対して電子部品を実装した状態を表す表面から見た斜視図である。 電子部品にワイヤをボンディングした状態を表す表面から見た斜視図である。 送信用光伝送モジュールを表す表面から見た斜視図である。 本実施形態に係る受信用光伝送モジュールに光ファイバが取り付けられた状態を表す表面から見た斜視図である。
1.送信用光伝送モジュールの構造
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。図1〜図3に示すように、本実施形態に係る送信用光伝送モジュール10は、基台100と、基台100に実装された電子部品200と、カバー300とを備えている。実使用時には、送信用光伝送モジュール10には、更に光ファイバ400が挿入、固定される。電子部品200には、投光素子としての面発光レーザ(以下、VCSELと称する)210、VCSEL210を駆動するドライバ230と、2個のデカップリング用コンデンサ(以下、コンデンサと称する)240、240が含まれる。また、本実施形態においては光ファイバ400が取り付けられた状態を表している。以後の説明において、上下左右前後は図1の表示に倣うものとする。すなわち、光ファイバ400が取り付けられた側を前側、電子部品200が実装された側を上側又は表面側とする。
基台100は、銅合金のような電気伝導率の高い金属薄板からなるリードフレーム110と、リードフレーム110をインサート成形することにより形成された樹脂製のハウジング150を有する。図1、図2に示すように、リードフレーム110は送信用光伝送モジュール10の長手方向(前後方向)に平行な両端がそれぞれ垂直に折り曲げられ、長手方向に垂直な断面が略U字状になっている。リードフレーム110は、このように両端を略U字状に折り曲げ、更にその周囲をハウジング150で覆うことにより、機械的強度を確保している。
ハウジング150は、リードフレーム110全体を覆うように形成されており、その樹脂は、リードフレーム110の隙間にも入り込んでいる。ハウジング150の一部は窪んで第1凹部151を形成している。第1凹部151においてはリードフレーム110が露出している。リードフレーム110の第1凹部151に露出した部分には電子部品200がフリップチップボンディングにより実装されている。また、実装されたドライバ230とコンデンサ240の電極の一部はワイヤ250によるボンディングにより互いに相手方の電極又はリードフレーム110と接続されている。このようにして、リードフレーム110は、光電変換の電気回路を形成するための電気配線パターンとして機能する。
図3、図4に示すように、ハウジング150において第1凹部151より後方には表面から裏面に向けて貫通する第1孔161と第2孔162とが形成され、また、第1凹部151でリードフレーム110の露出している部分においてもリードフレーム110表面からハウジング150裏面に向けて貫通する第3孔163、第4孔164、第5孔165、第6孔166が形成されている。これらの詳細については後述する。
図2に示すように、基台100の裏面側においても、樹脂が充填されておらずに窪んでいて、リードフレーム110の一部が露出している第2凹部152と第3凹部153とがある。第2凹部152においては、リードフレーム110を構成する第1リード121の一部が第1コンタクト171として、第2リード122の一部が第2コンタクト172としてそれぞれ機能する。第3凹部153においては、リードフレーム110を構成する第3リード123の一部が第3コンタクト173及び第6コンタクト176として、第4リード124の一部が第4コンタクト174として、第5リード125の一部が第5コンタクト175として、それぞれ機能する。これら第1コンタクト171〜第6コンタクト176は、送信用光伝送モジュール10が嵌合される不図示のコネクタを構成するバネコンタクトと電気的に接続される。なお、第1コンタクト171〜第6コンタクト176はコンタクトの一例である。
図3〜図5に示すように、第1凹部151のリードフレーム110にはスリット112が形成されており、ハウジング150により一面が埋められ溝状になっている。ハウジング150はスリット112の端部から更に外方に延出した半円柱状の案内部分154を有する。案内部分154の中心はリードフレーム110の表面と面一になるように形成されており、内側には、スリット112の端部から外方に向けて拡がる半円錐状のテーパ部を有する。
第1凹部151の内側には、アクリル等の透明な樹脂からなるカバー300が、スリット112とVCSEL210を含んで第1凹部151の左右の幅方向全体を覆った状態でUV硬化性接着剤等により固定されている。図4に示すように、カバー300のうちVCSEL210が実装されている箇所を覆う部分は、リードフレーム110から離間してVCSEL210と接触しないようになっており、当該部分はハウジング150から第1凹部151に向けて突出した2箇所の凸部155に支持されている。また、上方から見たときのカバー300の中央近傍には、リードフレーム110まで貫通する貫通孔302が形成されている。更に、カバー300はハウジング150の端面から更に外方に延出した半円柱状の案内部分304を有する。案内部分304の中心はリードフレーム110の表面と面一になるように形成されており、案内部分304の内側には、スリット112の端部から外方に向けて拡がる半円錐状のテーパ部を有する。案内部分304は、ハウジング150の案内部分154に当接してそれぞれのテーパ部が一体となることにより、光ファイバ400を案内する円錐状の案内開口306が形成される。
案内開口306から連続して、カバー300とスリット112とハウジング150とにより、光ファイバ400が挿入されて位置決めされる案内穴114が形成されている。案内開口306の最外径は案内穴114の内寸よりも相当大きいので、光ファイバ400は案内開口306から案内穴114に確実に挿入される。挿入された光ファイバ400はUV硬化性接着剤等により案内穴114に対して固着される。
図4に示すように、光ファイバ400の端部は送信用光伝送モジュール10内において、リードフレーム110に形成された反射ミラー116と対向している。反射ミラー116の鉛直上方にはVCSEL210が配置されている。図6に示すように、反射ミラー116は、光ファイバ400の挿入方向に対して45度傾斜している。これにより、VCSEL210から出射した光を反射ミラー116で反射させて光ファイバ400のコア402に入射させることができる。
本実施形態においては、反射ミラー116は45度に傾斜した平坦な面を有しているが、これだけに限られるものではない。反射ミラー116が、その中央部を窪ませて凹面を形成することにより、光を反射させると同時に集光させる機能を有していてもよい。
次に送信用光伝送モジュール10の動作について説明する。送信用光伝送モジュール10の外部から送られてきた電気信号は第1コンタクト171〜第6コンタクト176の少なくともいずれか1つを介して送信用光伝送モジュール10に入力される。入力された該電気信号はVCSEL210で光信号に変換されて出射され、反射ミラー116で反射された後、光ファイバ400のコア402の内部を伝搬して外部に送信される。
2.送信用光伝送モジュールの組立方法
次に、送信用光伝送モジュール10の組立方法について、図面を用いて詳細に説明する。図7に示すように、リードフレーム110は、順送プレス金型により、長尺状の金属薄板の両端にパイロット孔182付きのキャリア180を形成した状態で加工される。図7では、リードフレーム110は両側のキャリア180から内側に向けて形成された4本の腕部184で保持され、ハウジング150のインサート成形のために2個単位で切断された状態を表している。
図8に示すように、リードフレーム110は、リードフレーム本体120に対して不図示の順送プレス金型によりプレス加工を行うことにより形成されている。リードフレーム本体120に対して抜き加工を行うことにより、第1リード121〜第5リード125、VCSEL210が実装される第6リード126、及び、スリット112が形成される。
第1リード121、第2リード122、第4リード124〜第6リード126は、最終的にはリードフレーム本体120から電気的に絶縁された状態になるが、インサート成形前であるこの時点では、第1リード121、第2リード122、第4リード124〜第6リード126は部分的にリードフレーム本体120と繋がった状態にある。具体的には、第1リード121及び第2リード122は、それぞれ一方の端部が第1保持部131、第2保持部132によりリードフレーム本体120の他の部分と繋がった状態で保持されており、他方の端部が第3保持部133により、第4リード124、第5リード125の中央部分と繋がった状態で保持されている。第4リード124、第5リード125の両端部はそれぞれ第4保持部134、第5保持部135によりリードフレーム110の他の部分と繋がった状態で保持されている。第6リード126は一方の端部が第6保持部136によりリードフレーム本体120と繋がった状態で保持されている。
第6リード126の第6保持部136と反対側の端部には、不図示のパンチによる面打ちで反射ミラー116が形成されている。反射ミラー116はスリット112と対向している。本実施形態においては、反射ミラー116は面打ちにより形成されているが、曲げ加工により形成されてもよい。
図8に示すように、リードフレーム本体120の長手方向に沿う両端は、第1リード121、第2リード122を構成する箇所を除いて、それぞれ垂直に折り曲げられており、リードフレーム本体120の長手方向に垂直な断面は略U字状になっている。
次に、図7のようなキャリア180と繋がった状態でリードフレーム本体120は射出成形金型内に載置され、インサート成形によりハウジング150が形成される。図9(a)、(b)に示すように、このインサート成形により、第1凹部151、第2凹部152、第3凹部153、第1孔161、第2孔162は形成されるが、第3孔163〜第6孔166は未だ形成されていない。また、第1リード121、第2リード122、第4リード124〜第6リード126は、いずれもリードフレーム本体120の他の部分と繋がった状態のままである。
次に、ハウジング150に覆われたリードフレーム110は、図9(a)、(b)に示すようにキャリア180と繋がった状態で不図示の単発プレス金型に載置される。そして、金型のパンチにより、第1保持部131〜第6保持部136を抜き落とす。これにより、第3孔163〜第6孔166が形成されると共に、第1リード121、第2リード122、第4リード124〜第6リード126がリードフレーム本体120と電気的に絶縁された状態になる。これにより、リードフレーム110が完成する。このとき同時にリードフレーム本体120と腕部184との間が切断され、基台100はキャリア180から切り離される。これにより、図10(a)、(b)に示すように、基台100が完成する。第1リード121、第2リード122、第4リード124〜第6リード126は、第1保持部131〜第6保持部136がなくても、他の箇所がハウジング150により固定されているので、動いたり、脱落したりすることはない。
次に、図11に示すように、VCSEL210、ドライバ230、コンデンサ240、240をフリップチップボンディングにより、リードフレーム110に実装する。次に、図12に示すように、ドライバ230とコンデンサ240、240の表面側の電極の一部をワイヤ250によるボンディングにより互いに相手方の電極又はリードフレーム110に接続する。次いで、図13に示すように、カバー300を第1凹部151内のスリット112を覆うようにUV硬化性接着剤等により固定する。これにより、送信用光伝送モジュール10が完成した。実使用時には、図1に示すように、更に光ファイバ400を案内穴114に挿入し、UV硬化性接着剤等により固定する。
このように、本実施形態に係る送信用光伝送モジュール10においては、SiOBの代わりにリードフレーム110を用いたので、送信用光伝送モジュール10を安価に製造することができる。また、プレス加工により、光ファイバ400を位置決めするスリット112と光信号を反射させる反射ミラー116とを含むリードフレーム110を形成したので、樹脂に形成する場合と比較してスリット112と反射ミラー116の位置精度が高くなる。また、光ファイバ400の位置決めや反射ミラー116の形成のために別途部品を用いる必要がない。更に、電子部品200をリードフレーム110上に直接実装したので、別途配線を行う必要がない。これらより、光ファイバ400とVCSEL210の結合効率が高く、安価且つ小型の送信用光伝送モジュール10を製造することができる。また、外部と電気信号の入出力を行う第1コンタクト171〜第6コンタクト176をリードフレーム110で形成したので、別部材で第1コンタクト171〜第6コンタクト176を形成したり、別途の配線をする必要がなく、送信用光伝送モジュール10を更に安価に製造することができる。また、反射ミラー116の角度を45度にしたことによりリードフレーム110への面打ち又は曲げ加工による形成が可能となったので、反射ミラー116を形成するためのレーザ光照射やダイシングといった別工程が不要となり、更に送信用光伝送モジュール10を安価に製造することができる。
本実施形態に係る送信用光伝送モジュール10においては、リードフレーム110の両端を略U字状に折り曲げた状態でインサート成形を行ってハウジング150を形成することにより基台100が構成されているので、製品として必要十分な機械的強度を確保することができる。
3.受信用光伝送モジュールの構造
次に、本発明に係る受信用光伝送モジュール20の構造について、図面を用いて説明する。図14に示すように、受信用光伝送モジュール20の構造は、送信用光伝送モジュール10の構造とほぼ同じである。受信用光伝送モジュール20においては、VCSEL210の代わりに受光素子としてのフォトダイオード(以下、PDと称する)220が実装され、ドライバ230の代わりにPD220の電流を電圧に変換して出力するトランスインピーダンスアンプ260が実装されている。それ以外の構造は送信用光伝送モジュール10の構造と同じである。受信用光伝送モジュール20の組立方法についても、上述した送信用光伝送モジュール10の組立方法と同じである。
受信用光伝送モジュール20においては、光ファイバ400のコア402を伝搬して出射した外部からの光信号を反射ミラー116で反射させてPD220の受光面に入射させる。入射した光信号はPD220で電気信号に変換される。変換された該電気信号はトランスインピーダンスアンプ260で増幅され、第1コンタクト171〜第6コンタクト176の少なくともいずれか1つを介して受信用光伝送モジュール20の外部に出力される。
上記の実施形態の説明においては、送信用光伝送モジュール10と受信用光伝送モジュール20のような単方向通信に用いる光電素モジュールについて説明したがこれに限られるものではない。VCSEL210とPD220が一つのパッケージに封入され、ドライバ230とトランスインピーダンスアンプ260が一つのパッケージに封入された部品を用いて双方向通信用の光伝送モジュールを構成することも当然ながら可能である。
本発明は、光伝送モジュールに利用することが可能である。
100 基台
110 リードフレーム
112 スリット
116 反射ミラー
150 ハウジング
171〜176 第1コンタクト〜第6コンタクト(コンタクト)
200 電子部品
210 面発光レーザ(VCSEL、投光素子)
220 フォトダイオード(PD、受光素子)
230 ドライバ
260 トランスインピーダンスアンプ

Claims (5)

  1. 電気配線パターンが形成されたリードフレームと、
    前記リードフレームにインサート成形して形成された樹脂製のハウジングと、
    前記リードフレーム上の一方の面に実装され、光電変換のための投光素子及び/又は受光素子を含む電子部品とを備え、
    前記リードフレームに、前記投光素子及び/又は前記受光素子と結合する光ファイバの位置決めを行うスリットと、前記投光素子からの光を前記光ファイバへ反射させると共に前記光ファイバからの光を前記受光素子へ反射させる反射ミラーとが形成された光伝送モジュール。
  2. 前記リードフレームの他方の面に、電気信号の入出力のためのコンタクトが設けられている請求項1に記載の光伝送モジュール。
  3. 前記リードフレームはプレス加工により形成され、前記反射ミラーは、前記プレス加工のときに面打ち加工により形成される請求項1又は2に記載の光伝送モジュール。
  4. 前記リードフレームはプレス加工により形成され、前記反射ミラーは、前記プレス加工のときに曲げ加工により形成される請求項1又は2に記載の光伝送モジュール。
  5. 前記電子部品は、前記投光素子である面発光レーザ、前記受光素子であるフォトダイオード、前記面発光レーザを駆動させるドライバ、前記フォトダイオードの電流を電圧に変換して出力するトランスインピーダンスアンプを含む請求項1〜4のいずれか一項に記載の光伝送モジュール。
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