JP2015219151A - 照明情報計測装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】正確な照明情報を簡単に取得できる照明情報計測装置を提供する。
【解決手段】ドーム状部材20と、ドーム状部材20をそのドーム面を通る回転軸Cを中心に回転させる回転部40と、ドーム状部材20に照射される照明光の照明情報を計測する計測部(30,60,70,80)と、を備え、ドーム状部材20は、回転部40による回転軌跡が互いに交差しないように形成された複数の採光孔21を有し、計測部(30,60,70,80)は、回転部40によるドーム状部材20の回転周面上において複数の採光孔21からそれぞれ入射する光を受光して照明情報を計測する。
【選択図】図1

Description

本発明は、照明情報計測装置に関するものである。
例えば、テレビジョン番組制作や映画制作などの映像制作分野では、デジタル技術を駆使した映像加工や合成などが頻繁に行われている。特に、高度なCG(Computer Graphics)合成や多重合成を行うVFX(Visual Effects)制作では、自然な映像を生成するために照明情報が重要である。
従来、背景のCGに前景の実写映像を合成するに際して、背景のCGの照明量を把握して、前景の実写に対する照明位置及び照明量を決定し、決定した照明位置及び照明量を得るための照明装置(例えば、プロジェクタ)からの光線を割り出して前景の照明量を制御するようにした合成映像生成システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。この合成映像生成システムによると、背景の照明量と前景の照明量とを合致させることができるので、背景のCGと前景となる被写体の映像との違和感のない合成映像を生成することが可能となる。
一方、実写映像にCGを合成するに際しては、多くの場合、見た目の印象でCGの照明を調節して感覚的にはめ込むことが行われている。また、最近では、撮影現場に球状のミラーや灰色に塗装された球を持ち込み、これを被写体の位置に設置してデジタルカメラで撮影し、その撮影画像を後のポストプロダクション時の参考にするなどの方法も採られている。
また、建築分野においては、建物の設計の際にCAD(Computer Aided Design)を用いて照明器具の種類や配置等の照明環境をシミュレーションし、建物の完成後に照度計等を用いて照明状態を測定して照明情報を取得し、これにより完成後の建物の照明環境を評価することが行われている。
特開2010−268285号公報
しかしながら、映像制作分野において、見た目の印象やデジタルカメラによる撮影画像を参考にCGの照明を調節して、実写映像にCGを感覚的にはめ込む手法では、完成度の高い映像を制作するのは困難であり、効率も悪い。特に、最近の映像制作分野では、デジタル技術の目覚しい発展によって、実写では撮影できない精細なCGを制作することが可能になっていることから、このようなCGを実写映像に違和感なく、自然な映像として合成するのは、より困難であり、時間もかかることになる。
また、建築分野においては、建物の完成後に設計通りの照明施工ができているのか、所期の照明環境が得られているのか等を定量的に評価することが望まれている。こうした照明情報を容易に取得し蓄積することができれば、設計時のノウハウとして有効に役立てられるだけでなく、効率的な作業の実現に大きな効果が期待できる。しかし、照度計等を用いて測定される照明情報は部分的であるため、周囲環境全体の照明情報を得るには、複数個所で照明状態を測定する必要があり、測定が面倒となり、時間もかかる。
したがって、かかる観点に鑑みてなされた本発明の目的は、正確な照明情報を簡単に取得できる照明情報計測装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成する本発明に係る照明情報計測装置は、
ドーム状部材と、
該ドーム状部材をそのドーム面を通る回転軸を中心に回転させる回転部と、
前記ドーム状部材に照射される照明光の照明情報を計測する計測部と、を備え、
前記ドーム状部材は、前記回転部による回転軌跡が互いに交差しないように形成された複数の採光孔を有し、
前記計測部は、前記回転部による前記ドーム状部材の回転周面上において複数の前記採光孔からそれぞれ入射する光を受光して前記照明情報を計測する、ものである。
前記計測部は、
複数の前記採光孔にそれぞれ入射端部が結合され、対応する前記採光孔から入射する光を導光する複数の光ファイバと、
複数の前記光ファイバから導光される光を順次選択する光選択部と、
該光選択部で選択された光を受光する光センサと、を備えるとよい。
複数の前記光ファイバは、各々の射出端部が前記ドーム状部材の前記回転軸を中心とする同一円周上に配列されて前記ドーム状部材に保持されており、
前記光選択部は、
光選択孔を有する遮光板と、
該遮光板を前記ドーム状部材の前記回転軸を中心として回転させて、複数の前記光ファイバから導光される光を前記光選択孔から順次射出させる遮光板回転部と、を備えるとよい。
前記計測部は、
複数の前記採光孔からそれぞれ入射する光を受光するように前記ドーム状部材に保持された複数の光センサを備えてもよい。
前記回転部は、超音波モータにより前記ドーム状部材を回転させるとよい。
前記遮光板回転部は、超音波モータにより前記遮光板を回転させるとよい。
前記ドーム状部材は、表面にミラー面を有し、
前記計測部は、前記ミラー面を撮像するデジタルカメラをさらに備えるとよい。
前記計測部は、前記デジタルカメラにより撮像される前記ミラー面の画像情報と前記照明情報とを相関させる情報処理制御部をさらに備えてもよい。
前記計測部は、前記ドーム状部材から被写体までの距離を計測する測距センサをさらに備えてもよい。
前記情報処理制御部は、前記デジタルカメラにより撮像される前記ミラー面の画像情報と、前記照明情報と、前記測距センサにより計測される測距情報とを相関させるとよい。
本発明によれば、正確な照明情報を簡単に取得できる照明情報計測装置を提供することができる。
第1実施の形態に係る照明情報計測装置の要部の概略構成を示す側面図である。 図1のドーム状部材の平面図である。 図1の底面部材の平面図である。 図1の遮光板の平面図である。 図1の光センサの概略構成を示す図である。 図1の照明情報計測装置の回路構成を示す機能ブロック図である。 第2実施の形態に係る照明情報計測装置の要部の概略構成を示す図である。 図7の照明情報計測装置の回路構成を示す機能ブロック図である。 第3実施の形態に係る照明情報計測装置の要部の概略構成を示す側面図である。 図9の照明情報計測装置により取得される情報の使用例を説明するための図である。 第4実施の形態に係る照明情報計測装置の要部の概略構成を示す側面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して説明する。
(第1実施の形態)
図1は、第1実施の形態に係る照明情報計測装置の要部の概略構成を示す側面図である。照明情報計測装置10は、ドーム状部材20を備える。ドーム状部材20は、例えば透明又は不透明なプラスチック等で半球面状に形成され、頂点を通る回転軸Cを中心に回転可能である。ドーム状部材20には、それぞれ照明光の測定位置となる複数の採光孔21が形成されている。複数の採光孔21は、ドーム状部材20の回転による回転軌跡が互いに交差しないように形成されている。本実施の形態では、図2にドーム状部材20の平面図をも示すように、10個の採光孔21を螺旋状に形成した場合を例示している。なお、複数の採光孔21は、螺旋状に限らず、一本又は複数本の経線に沿って形成してもよい。また、採光孔21は、10個に限らず、ドーム状部材20の大きさ等に応じて適宜の個数とすることができる。採光孔21の個数は、多いほどより精細に照明情報を取得することが可能となる。
各採光孔21には、ドーム状部材20の内面側において、当該採光孔21から入射する照明光を導光する光ファイバ30の入射端部31aが結合されている。なお、図1では、図を明瞭とするため、一部の光ファイバ30及び入射端部31aを示している。入射端部31aには、対応する採光孔21から採光する照明エリアを調整するレンズが設けられてもよい。各光ファイバ30の射出端部31bは、ドーム状部材20の底面部材22に保持される。底面部材22は、例えば不透明な金属等からなり、図3に平面図を示すように、ドーム状部材20の回転軸Cを中心とする同一円周上に光ファイバ30の数に対応する複数の開口23が形成され、その各開口23に光ファイバ30の射出端部31bが結合されている。
ドーム状部材20は、超音波モータ40により回転軸Cを中心に回転される。超音波モータ40は、回転部を構成するもので、対向するリング状のロータ41とリング状のステータ42とを有する。ロータ41には、ドーム状部材20の底面部材22が結合される。ステータ42は、円筒状の支持部材43を介して筐体50の上面51に支持される。なお、ロータ41及びステータ42の内径は、ドーム状部材20の底面部材22に形成された開口23の全てが、ロータ41及びステータ42の内径に入る大きさを有している。
支持部材43内で、筐体50の上面51と超音波モータ40との間には、光選択部を構成する遮光板60と超音波モータ70とが配置されている。超音波モータ70は、遮光板60を回転させる遮光板回転部を構成するもので、対向するリング状のロータ71とリング状のステータ72とを有し、超音波モータ40と同心状に配置される。遮光板60はロータ71に支持され、ステータ72は筐体50の上面51に支持される。なお、ロータ71及びステータ72の内径は、超音波モータ40と同様に、ドーム状部材20の底面部材22に形成された開口23の全てが、ロータ71及びステータ72の内径に入る大きさを有している。
遮光板60には、図4に平面図を示すように、一つの光選択孔61が形成されている。光選択孔61は、ドーム状部材20の底面部材22に形成された開口23とほぼ同じ大きさで、ドーム状部材20の回転軸Cから開口23と同じ距離を隔てた位置に形成される。これにより、遮光板60が超音波モータ70によりドーム状部材20の回転軸Cを中心に回転されると、光選択孔61がドーム状部材20の底面部材22の複数の開口23に順次対向して、各光ファイバ30から導光される照明光が光選択孔61から順次選択されて射出される。
筐体50には、上面51に遮光板60の光選択孔61を経て射出される照明光を通過させる開口52が形成されており、内部に開口52を経て入射する照明光を受光する一つの光センサ80が配置されている。また、超音波モータ70のステータ72の内周側には、必要に応じて遮光板60の光選択孔61を透過した照明光を光センサ80に導く反射ミラーやプリズム等の光偏向部材90が配置される。なお、遮光板60の光選択孔61には、開口23を経て入射する照明光を光センサ80に集光させるレンズが装着されてもよい。
図5は、光センサ80の概略構成を示す図である。光センサ80は、白色フィルタ81、レンズ群82、ビームスプリッタ83、受光素子84、分光器85及び信号処理部86を備える。光センサ80は、入射する照明光を白色フィルタ81及びレンズ群82を経てビームスプリッタ83に入射させて透過光と反射光とに分離し、透過光を受光素子84で受光し、反射光を分光器85に入射させる。
受光素子84及び分光器85の出力は、それぞれ信号処理部86に入力される。信号処理部86は、受光素子84の出力に基づいて入射した照明光の輝度(照度)を計測し、分光器85から得られる照明光の波長成分ごとのスペクトル出力に基づいて照明光の色彩(色温度)を計測する。
図1に示す照明情報計測装置10は、光センサ80に、ドーム状部材20の各採光孔21から採光される照明光のみが入射するように、適宜、遮光処理が施される。
図6は、本実施の形態に係る照明情報計測装置10の回路構成を示す機能ブロック図である。照明情報計測装置10は、超音波モータ40の駆動を制御するモータ制御部101と、超音波モータ70の駆動を制御するモータ制御部102と、光センサ80のインターフェース(IF)回路103と、全体の動作を制御する情報処理制御部104とを備える。情報処理制御部104は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)を用いてPC上で実行されるソフトウェアとして構成したり、専用のプロセッサ(例えば、DSP(デジタルシグナルプロセッサ))によって構成したりすることができる。
情報処理制御部104は、ドーム状部材20を所定角度ごと、例えば10度ごと間欠的に回動させるように、モータ制御部101により超音波モータ40を駆動制御して、ドーム状部材20を1回転させる。また、情報処理制御部104は、超音波モータ40によるドーム状部材20の各間欠回動停止位置において、遮光板60を1回転させるように、モータ制御部102により超音波モータ70を駆動制御する。これにより、複数の光ファイバ30から導光される照明光が順次選択して光センサ80に入射される。なお、報処理制御部104は、遮光板60の光選択孔61がドーム状部材20の底面部材22に形成された同一円周上の複数の開口23に順次対向するように、超音波モータ70を間欠的に回動させてもよいし、連続的に回転させてもよい。
また、情報処理制御部104は、光センサ80から得られる各光ファイバ30からの照明光、すなわち各測定位置に対応する照明光の輝度データ及び色彩データを、IF回路103を経て取り込んで内蔵メモリやSDメモリカード等の可搬性の外部メモリに記憶する。あるいは、情報処理制御部104からネットワークを介して所定のサーバに送信して記憶させる。
情報処理制御部104は、上述のように、ドーム状部材20を所定角度ごと間欠的に回動させて1回転させ、その各間欠回動停止位置において遮光板60を1回転させることにより、ドーム状部材20の回転周面上における各方向からの照明光の情報を得ることができる。したがって、本実施の形態において、計測部は、光ファイバ30、遮光板60、超音波モータ70、光センサ80及び情報処理制御部104を含んで構成される。
本実施の形態に係る照明情報計測装置10は、例えばテレビジョン番組制作や映画制作などの撮影現場において、被写体位置又はその近傍に設置される。これにより、実空間での被写体周囲の正確な照明情報を簡単に取得することができる。したがって、ポストプロダクションにおいてCG合成を行う場合、CGソフトウェア上でオブジェクトに照射される照明条件を、照明情報計測装置10により取得した照明情報に基づいて実空間と同様に設定することが可能となり、VFX映像制作などにおいて、実写映像にCGを違和感なく、自然な映像として効率よく短時間で緻密に合成することができる。したがって、生成される映像のクオリティを著しく向上することができるので、ドラマ番組や情報番組、報道番組など、様々な番組において効果的な映像を制作できるようになり、視聴者本位の魅力ある番組作りに大きく貢献することができる。
また、建築分野における照明環境の評価に適用することもできる。例えば、建物が完成して照明施工が終了した後に、建物内の所望の空間に照明情報計測装置10を配置することで、周囲の正確な照明情報を得ることができる。これにより、設計通りの照明施工ができているか、所期の照明環境が得られているか等を定量的に評価することができる。また、建物の設計データと完成後に実測された照明情報とを関連して蓄積することで、蓄積情報を次の設計時のノウハウとして有効に役立てることができ、効率的な作業の実現に寄与することができる。
(第2実施の形態)
図7(a)、(b)及び(c)は、第2実施の形態に係る照明情報計測装置の要部の概略構成を示す正面図、平面図及び右側面図である。以下、第1実施の形態と異なる点について主として説明する。本実施の形態に係る照明情報計測装置11は、ドーム状部材20が複数枚の板状部材24と、それらを支持する半円形部材25とによりアーチ状に形成されている。図7は、6枚の板状部材24を有する場合を例示している。各板状部材24には、それぞれ採光孔21が形成されているとともに、採光孔21を透過した照明光を受光する光センサ80が取り付けられている。なお、採光孔21は、第1実施の形態の場合と同様に、ドーム状部材20の回転による回転軌跡が互いに交差しないように形成されている。また、各採光孔21から採光する照明エリアは、対応する各光センサ80のレンズ群82(図5参照)により調整することができる。
ドーム状部材20は、支持部材26を介して超音波モータ40のロータ41に支持される。超音波モータ40のステータ42は、基台110に固定される。
図8は、本実施の形態に係る照明情報計測装置11の回路構成を示す機能ブロック図である。複数の光センサ80は、IF回路103を介して情報処理制御部104に接続される。また、超音波モータ40は、モータ制御部101を介して情報処理制御部104により駆動が制御される。したがって、本実施の形態において、計測部は、複数の光センサ80及び情報処理制御部104を含んで構成される。
本実施の形態に係る照明情報計測装置11は、ドーム状部材20を所定角度ごと、例えば10度ごとに間欠的に回動させながら1回転させる。そして、各間欠回動停止位置において、複数の光センサ80により対応する採光孔21から入射した照明光の輝度及び色彩の照明情報を同時に測定し、それらの測定データを情報処理制御部104に取り込む。したがって、本実施の形態によれば、第1実施の形態による効果に加えて、ドーム状部材20の回転周面上における各方向からの照明光の情報をよりも迅速に得ることができる。
(第3実施の形態)
図9は、第3実施の形態に係る照明情報計測装置の要部の概略構成を示す側面図である。本実施の形態に係る照明情報計測装置12は、第1実施の形態の照明情報計測装置10において、ドーム状部材20の表面をミラー面27として形成し、そのミラー面27に写る周囲像をドーム状部材20の上方からデジタルカメラ120で撮像する。デジタルカメラ120は、ステー部材121を介して筐体50に支持される。
デジタルカメラ120は、図6に示した情報処理制御部104により撮影動作が制御されて、撮像された画像の画像情報が情報処理制御部104に取り込まれる。したがって、本実施の形態において、計測部はデジタルカメラ120を含んで構成される。その他の構成及び動作は第1実施の形態と同様であるので説明を省略する。
本実施の形態に係る照明情報計測装置12は、光センサ80による照明情報の計測時刻に応じて、ドーム状部材20の表面に写る周囲像をデジタルカメラ120で撮像して、照明情報と画像情報とを相関させる。このようにすれば、画像情報に基づいて、照明情報の計測時間と対応する時間における実空間での被写体周囲の環境及び照明光源の位置を把握することができる。ドーム状部材20に形成される採光孔21は、図では誇張して大径に示しているが、実際には小径であるので、周囲環境を判別することに支障はなく、照明光源の位置を正確に特定することが可能である。
したがって、ポストプロダクションにおいてCG合成を行う場合、実空間での原点を照明情報計測装置10の設置位置と仮定すると、照明光源の位置は、図10(a)に示すように極座標系xyzにおいて方位角θ、仰角φの位置Pで表すことができる。また、図10(b)に示すように、仮想空間xyzでの照明光源の位置は、仮想空間xyzでの原点を実空間での原点に一致させれば、同様に方位角θ、仰角φの位置Pで表される。これにより、CGソフトウェア上でオブジェクトに照射される照明条件を、照明情報計測装置12により取得した照明情報に基づいて実空間と同様に設定することが可能となり、VFX映像制作などにおいて、実写映像にCGをより違和感なく、より自然な映像として合成することができる。
(第4実施の形態)
図11は、第4実施の形態に係る照明情報計測装置の要部の概略構成を示す側面図である。本実施の形態に係る照明情報計測装置13は、被写体130から離れた位置(例えば、テレビジョンカメラの位置)に設置されるもので、第3実施の形態の照明情報計測装置12において、ドーム状部材20から被写体130までの距離を計測する測距センサ140をさらに備える。測距センサ140は、光学式や超音波式等の公知の構成のものが使用可能であり、デジタルカメラ120によるドーム状部材20の撮影に支障とならない位置に設置される。図11は、ドーム状部材20を支持する支持部材43に測距センサ140を設置した場合を例示している。
測距センサ140は、図6に示した情報処理制御部104により計測動作が制御されて、計測された測距情報が情報処理制御部104に取り込まれる。したがって、本実施の形態において、計測部は測距センサ140を含んで構成される。その他の構成及び動作は第3実施の形態と同様であるので説明を省略する。
本実施の形態に係る照明情報計測装置13は、光センサ80による照明情報の計測時刻に応じて、ドーム状部材20の表面に写る周囲像をデジタルカメラ120で撮像するとともに、測距センサ140により被写体130までの距離を計測して、照明情報、画像情報及び測距データとを相関させる。このようにすれば、光センサ80から設置位置周囲の実空間での正確な照明情報を簡単に取得でき、デジタルカメラ120による画像情報から周囲の環境及び照明光源150の位置を把握することができる。また、測距センサ140から、照明情報の計測時間及び画像情報の取得時間と対応する時間における計測点(設置位置)から被写体130までの距離Dの測距情報(奥行き情報)を取得することができる。
したがって、ポストプロダクションにおいてCG合成を行う場合、主な照明光源150の高さHを別途計測し、変換係数として予めCGソフトウェアに入力しておけば、計測点と対象点(被写体130の位置)とが離れている場合においても、照明情報を計算によって求めることができる。これにより、第1実施の形態の場合と同様の効果が得られる。また、本実施の形態による照明情報計測装置13は、測距センサ140を有することから、任意の位置に設置でき、設置の自由度を向上できる利点もある。
なお、本発明は、上記実施の形態にのみ限定されるものではなく、幾多の変形または変更が可能である。例えば、光センサ80で計測する照明情報は、輝度のみ又は色彩のみであってもよい。また、ドーム状部材20を回転させる回転部は、超音波モータ40に限らず静電モータや電磁モータを用いて構成してもよい。例えば、ドーム状部材20の底部外周にギアを設け、このギアに電磁モータの出力軸に取り付けたピニオンギアを噛合させてドーム状部材20を回転させるように構成してもよい。遮光板60を回転させる遮光板回転部についても同様である。また、第2実施の形態においては、ドーム状部材20を電磁モータの回転軸に結合してもよい。また、第3実施の形態において取得される照明情報及び画像情報や、第4実施の形態で取得される照明情報、画像情報及び測距情報は、照明情報計測装置側で必ずしも相関させる必要はなく、各情報を取得した時間情報と対応させることで、CGソフトウェア上で相関させるようにしてもよい。
10、11、12、13 照明情報計測装置
20 ドーム状部材
21 採光孔
27 ミラー面
30 光ファイバ
40 超音波モータ
60 遮光板
61 光選択孔
70 超音波モータ
80 光センサ
104 情報処理制御部
120 デジタルカメラ
140 測距センサ

Claims (10)

  1. ドーム状部材と、
    該ドーム状部材をそのドーム面を通る回転軸を中心に回転させる回転部と、
    前記ドーム状部材に照射される照明光の照明情報を計測する計測部と、を備え、
    前記ドーム状部材は、前記回転部による回転軌跡が互いに交差しないように形成された複数の採光孔を有し、
    前記計測部は、前記回転部による前記ドーム状部材の回転周面上において複数の前記採光孔からそれぞれ入射する光を受光して前記照明情報を計測する、
    照明情報計測装置。
  2. 請求項1に記載の照明情報計測装置において、
    前記計測部は、
    複数の前記採光孔にそれぞれ入射端部が結合され、対応する前記採光孔から入射する光を導光する複数の光ファイバと、
    複数の前記光ファイバから導光される光を順次選択する光選択部と、
    該光選択部で選択された光を受光する光センサと、を備える、ことを特徴とする照明情報計測装置。
  3. 請求項2に記載の照明情報計測装置において、
    複数の前記光ファイバは、各々の射出端部が前記ドーム状部材の前記回転軸を中心とする同一円周上に配列されて前記ドーム状部材に保持されており、
    前記光選択部は、
    光選択孔を有する遮光板と、
    該遮光板を前記ドーム状部材の前記回転軸を中心として回転させて、複数の前記光ファイバから導光される光を前記光選択孔から順次射出させる遮光板回転部と、を備える、ことを特徴とする照明情報計測装置。
  4. 請求項1に記載の照明情報計測装置において、
    前記計測部は、
    複数の前記採光孔からそれぞれ入射する光を受光するように前記ドーム状部材に保持された複数の光センサを備える、ことを特徴とする照明情報計測装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の照明情報計測装置において、
    前記回転部は、超音波モータにより前記ドーム状部材を回転させる、ことを特徴とする照明情報計測装置。
  6. 請求項3に記載の照明情報計測装置において、
    前記遮光板回転部は、超音波モータにより前記遮光板を回転させる、ことを特徴とする照明情報計測装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の照明情報計測装置において、
    前記ドーム状部材は、表面にミラー面を有し、
    前記計測部は、前記ミラー面を撮像するデジタルカメラをさらに備える、ことを特徴とする照明情報計測装置。
  8. 請求項7に記載の照明情報計測装置において、
    前記計測部は、前記デジタルカメラにより撮像される前記ミラー面の画像情報と前記照明情報とを相関させる情報処理制御部をさらに備える、ことを特徴とする照明情報計測装置。
  9. 請求項8に記載の照明情報計測装置において、
    前記計測部は、前記ドーム状部材から被写体までの距離を計測する測距センサをさらに備える、ことを特徴とする照明情報計測装置。
  10. 請求項9に記載の照明情報計測装置において、
    前記情報処理制御部は、前記デジタルカメラにより撮像される前記ミラー面の画像情報と、前記照明情報と、前記測距センサにより計測される測距情報とを相関させる、ことを特徴とする照明情報計測装置。
JP2014103574A 2014-05-19 2014-05-19 照明情報計測装置 Active JP6510767B2 (ja)

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