JP2015217590A - 情報処理装置、画像形成装置、情報処理方法、情報処理プログラムおよび記憶媒体 - Google Patents

情報処理装置、画像形成装置、情報処理方法、情報処理プログラムおよび記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】給紙トレイが指定されたジョブに基づく出力が用紙切れにより停止することを抑止する情報処理装置を提供する。
【解決手段】情報処理装置は、取得部、判断部および決定部を有する。取得部は、出力に使用する給紙トレイが自動選択される設定である自動選択ジョブを取得する。判断部は、自動選択ジョブを出力する際に、自動選択ジョブよりも後に実行され、自動選択ジョブの出力用として選択された選択給紙トレイを使用するように指定されたユーザー指定ジョブがあるか否かを判断する。決定部は、判断部における判断結果に基づいて、ユーザー指定ジョブの出力に必要な枚数の用紙が選択給紙トレイに確保されるように、自動選択ジョブの出力に使用する給紙トレイを決定する。
【選択図】図7

Description

本発明は、情報処理装置、画像形成装置、情報処理方法、情報処理プログラムおよび記憶媒体に関する。
印刷において、出力に使用する用紙を限定したい場合、ユーザーは、所望の用紙が格納された給紙トレイを指定して、印刷ジョブを生成できる。一方、用紙サイズ等の条件さえ合えば特に使用する用紙を限定する必要がない場合、ユーザーは、給紙トレイが自動選択されるように、印刷ジョブを生成できる。以下では、出力に使用する給紙トレイが指定される設定である印刷ジョブを、ユーザー指定ジョブと呼び、出力に使用する給紙トレイが自動選択される設定である印刷ジョブを、自動選択ジョブと呼ぶ。
ユーザー指定ジョブに基づく印刷では、指定した給紙トレイに用紙がなくなると、印刷が停止される。一方、自動選択ジョブに基づく印刷では、自動選択された給紙トレイの用紙がなくなっても、同じ条件の用紙が格納された他の給紙トレイに切り替えて印刷を継続できる。
近年では、自動選択ジョブの印刷をより効率化するために、用紙がなくなってトレイの切り替えが発生する前に、切り替え先となるトレイのウォームアップを開始する技術も知られている(特許文献1参照)。この技術によれば、先立ってウォームアップを行うことにより、トレイ切り替え時のタイムラグ発生を抑止できる。
特開2007−112632号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の技術では、自動選択ジョブの印刷を行う際に、後続するジョブについては全く考慮されない。そのため、自動選択ジョブの後にユーザー指定ジョブが続く場合でも、自動選択された給紙トレイの用紙がなくなるまでは、その給紙トレイを使用して自動選択ジョブの印刷が行われる。その結果、自動選択ジョブの印刷において、後続するユーザー指定ジョブの印刷に必要な用紙を使ってしまい、ユーザー指定ジョブの印刷において用紙が足りなくなってしまうということが起こり得る。これでは、ユーザー指定ジョブの印刷が用紙切れにより停止してしまい、印刷作業の生産性が低下してしまうという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、給紙トレイが指定されたジョブの出力時の用紙切れを抑止することにより、印刷作業の生産性を向上させる情報処理装置、画像形成装置、情報処理方法、情報処理プログラムおよび記録媒体を提供することを目的とする。
上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)出力に使用する給紙トレイが自動選択される設定である自動選択ジョブを取得する取得部と、前記自動選択ジョブを出力する際に、前記自動選択ジョブよりも後に実行され、前記自動選択ジョブの出力用として選択された選択給紙トレイを使用するように指定されたユーザー指定ジョブがあるか否かを判断する判断部と、前記判断部における判断結果に基づいて、前記ユーザー指定ジョブの出力に必要な枚数の用紙が前記選択給紙トレイに確保されるように、前記自動選択ジョブの出力に使用する給紙トレイを決定する決定部と、を有する情報処理装置。
(2)前記判断部は、前記自動選択ジョブに含まれる印刷ページを出力する都度、前記ユーザー指定ジョブがあるか否かの判断を行い、前記決定部は、前記印刷ページ毎に、出力に使用する給紙トレイを決定する上記(1)に記載の情報処理装置。
(3)前記決定部は、前記自動選択ジョブの出力に使用される用紙と同じサイズの用紙が収容された、前記選択給紙トレイとは異なる別給紙トレイがあるか否かを判断し、前記別給紙トレイがある場合には、当該別給紙トレイを、前記ジョブの出力に使用する給紙トレイとして決定する上記(1)または(2)に記載の情報処理装置。
(4)前記自動選択ジョブの出力に使用する給紙トレイの切り替えを許容する設定を受け付ける受付部をさらに有する上記(1)〜(3)のいずれか一つに記載の情報処理装置。
(5)上記(1)〜(4)のいずれか一つに記載の情報処理装置と画像形成部とを有する画像形成装置。
(6)出力に使用する給紙トレイが自動選択される設定である自動選択ジョブを取得する取得ステップと、前記自動選択ジョブを出力する際に、前記自動選択ジョブよりも後に実行され、前記自動選択ジョブの出力用として選択された選択給紙トレイを使用するように指定されたユーザー指定ジョブがあるか否かを判断する判断ステップと、前記判断ステップにおける判断結果に基づいて、前記ユーザー指定ジョブの出力に必要な枚数の用紙が前記選択給紙トレイに確保されるように、前記自動選択ジョブの出力に使用する給紙トレイを決定する決定ステップと、を有する情報処理方法。
(7)出力に使用する給紙トレイが自動選択される設定である自動選択ジョブを取得する取得ステップと、前記自動選択ジョブを出力する際に、前記自動選択ジョブよりも後に実行され、前記自動選択ジョブの出力用として選択された選択給紙トレイを使用するように指定されたユーザー指定ジョブがあるか否かを判断する判断ステップと、前記判断ステップにおける判断結果に基づいて、前記ユーザー指定ジョブの出力に必要な枚数の用紙が前記選択給紙トレイに確保されるように、前記自動選択ジョブの出力に使用する給紙トレイを決定する決定ステップと、をコンピューターに実行させる情報処理プログラム。
(8)上記(7)に記載の情報処理プログラムを記録したコンピューター読み取り可能な記録媒体。
本発明の情報処理装置によれば、自動選択ジョブを出力する際に、後続するユーザー指定ジョブの出力に必要な枚数の用紙が選択された給紙トレイに確保されるように、自動選択ジョブの出力に使用する給紙トレイを決定する。したがって、後続するユーザー指定ジョブが用紙切れにより停止することを抑止でき、印刷作業の生産性を高められる。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置が適用される印刷システムの全体構成を示すブロック図である。 図1に示されるクライアント端末の概略構成を示すブロック図である。 図1に示される印刷装置の概略構成を示すブロック図である。 印刷装置により実行される処理の流れを示すフローチャートである。 印刷設定を受け付ける画面の一例を示す図である。 図4のステップS103に示される給紙トレイ決定処理の流れを示すフローチャートである。 給紙トレイ決定処理が行われる様子を説明する図である。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理装置が適用される印刷システムの全体構成を示すブロック図である。
図1に示すように、印刷システムは、クライアント端末100と、印刷装置200と、を備え、これらはネットワーク300を介して相互に通信可能に接続されている。
クライアント端末100は、ユーザーが使用するクライアントPC(Personal Computer)や、携帯電話やPDA等の携帯端末である。クライアント端末100は、本体部、ディスプレイおよび入力装置を有するコンピューター装置によって構成される。クライアント端末100の詳細な構成は、後述する。
印刷装置200は、クライアント端末100から送信される印刷ジョブに基づいて、画像を形成する画像形成装置である。印刷装置200は、たとえば、コピー機能、プリンター機能およびスキャン機能を有するMFP(Multiple Function Peripheral 多機能周辺機器)である。印刷装置200の詳細な構成は、後述する。
ネットワーク300は、イーサネット(登録商標)、FDDI(Fiber Distributed Data Interface)、Wi−Fi(Wireless Fidelity)等の規格によりコンピューターやネットワーク機器同士を接続したLAN(Local Area Network)、あるいはLAN同士を専用線で接続したWAN(Wide Area Network)等からなる。なお、ネットワーク300に接続される機器の種類および台数は、図1に示す例に限定されない。
[クライアント端末100]
図2は、図1に示されるクライアント端末の概略構成を示すブロック図である。
図2に示すように、クライアント端末100は、CPU(Central Processing Unit)110、ROM(Read Only Memory)120、RAM(Random Access Memory)130、ハードディスク140、ネットワークインターフェース150、操作部160および表示部170を備えており、これらは信号をやり取りするためのバス180を介して相互に接続されている。
CPU110は、ROM120やハードディスク140に記録されているプログラムにしたがって、上記各部の制御や各種の演算処理を行う。CPU110は、たとえば、表示部170に各種入力画面を表示したり、操作部160を介してユーザーの入力を受け付けたりする。また、CPU110は、ネットワークインターフェース150を介して、印刷ジョブや、後続のジョブを考慮して給紙トレイを切り替えるための給紙トレイ切り替え指定等の各種指示を、印刷装置200へ送信する。
ROM120は、各種プログラムや各種データを格納する。RAM130は、作業領域として一時的にプログラムやデータを記憶する。
ハードディスク140は、オペレーティングシステムを含む各種プログラムや、各種データを格納する。また、ハードディスク140には、原稿データを印刷装置200が解釈可能なページ記述言語(PDL)で記述された印刷データに変換するためのプリンタードライバーがインストールされている。プリンタードライバーは、印刷装置200が対応可能な形式による印刷データを作成し、これを印刷ジョブとしてネットワーク300を介して印刷装置200に送信する。
印刷ジョブには、文書、図形、画像等の原稿に関する印刷データと、当該印刷データを記録媒体等に画像形成するための印刷設定を示す印刷設定情報とが含まれる。印刷設定には、印刷部数、用紙サイズ、用紙種類に関する設定等が含まれる。また、印刷設定には、使用する給紙トレイに関する設定である給紙トレイ設定も含まれる。
給紙トレイ設定には、ユーザー指定設定と、自動選択設定とが含まれる。ユーザー指定設定は、ロゴが印字された用紙や特別な種類の用紙等、特定の用紙を使用して印刷するために、特定の給紙トレイを指定して使用するための設定である。自動選択設定は、印刷ジョブに含まれる用紙サイズ等の情報に基づいて、印刷可能な用紙が格納された適切な給紙トレイを自動的に選択して使用するための設定である。
ネットワークインターフェース150は、ネットワーク300を介し他の機器と通信するためのインターフェースであり、イーサネット(登録商標)、FDDI、Wi−Fi等の規格が用いられる。
操作部160は、マウス等のポインティングデバイス、およびキーボードを含み、各種の入力を行うために使用される。
表示部170は、たとえば、液晶ディスプレイであり、各種の情報を表示する。
[印刷装置200]
図3は、図1に示される印刷装置の概略構成を示すブロック図である。なお、印刷装置200の構成のうち、クライアント端末100と同様の機能を有する部分については、その説明を省略する。
図3に示すように、印刷装置200は、CPU210、ROM220、RAM230、ハードディスク240、ネットワークインターフェース250、操作パネル部260、印刷部280を有する。各構成は、バス290を介して相互に通信可能に接続されている。
CPU210は、ROM220やハードディスク240に記録されているプログラムにしたがって、上記各構成の制御や各種の演算処理を行う。CPU210は、プログラムを実行することによって、取得部、判断部、決定部および受付部として機能する。
ハードディスク240は、オペレーティングシステム(OS)を含む各種プログラムや、各種データを格納する。ハードディスク240は、受信した印刷ジョブを保存するためのプログラムや、印刷ジョブに含まれる印刷データを解析してビットマップ形式の画像データに展開するためのプログラムを格納する。
また、ハードディスク240は、印刷ジョブに実行順序を設定して管理するジョブキューを格納する。ジョブキューには、各印刷ジョブの実行順や実行状態を示す情報が含まれる。実行状態は、各印刷ジョブが処理中であるのか待機中であるのかといった各印刷ジョブのステータスを示す。また、ジョブキューは、各印刷ジョブが、給紙トレイ切り替え指定されたものであるか否かについても記憶している。
操作パネル部260は、ディスプレイ、タッチパネル、テンキー、スタートボタン、ストップボタン等を備えており、各種情報の表示および各種指示の入力に使用される。
給紙部270は、印刷に使用する用紙を収容する。給紙部270は、複数の給紙トレイを有しており、収容された用紙を1枚ずつ印刷部280に送り出す。各給紙トレイに格納されている用紙サイズや用紙種類等を示す情報は、用紙属性情報として予めハードディスク240に記憶されている。
印刷部280は、電子写真式プロセス等の周知の作像プロセスを用いて、画像データに基づく画像を用紙等の記録媒体に印刷する。
なお、クライアント端末100および印刷装置200は、それぞれ上記の構成要素以外の構成要素を含んでいてもよく、あるいは、上記の構成要素のうちの一部が含まれていなくてもよい。
[印刷システムの処理概要]
次に、本発明の実施形態に係る印刷システムにおける印刷処理の流れを説明する。
図4は印刷装置により実行される処理の流れを示すフローチャートである。図5は、印刷設定を受け付ける画面の一例を示す図である。なお、図4のフローチャートに示される処理は、印刷装置200のROM220またはハードディスク240にプログラムとして記憶されており、CPU210により実行される。
図4に示すように、印刷装置200は、実行対象となる印刷ジョブの内容を解析する(ステップS101)。具体的には、印刷装置200は、印刷ジョブに含まれる印刷設定情報を参照し、給紙トレイ切り替え指定が含まれているか否かを判断する。
給紙トレイ切り替え指定は、たとえば、ユーザーがクライアント端末100において印刷ジョブを生成する際に、図5に示すような印刷設定画面400を介して設定される。印刷設定画面400は、たとえば、クライアント端末100にインストールされたプリンタードライバーにより提供され、クライアント端末100の表示部170に表示される。
印刷設定画面400は、図5に示すように、用紙サイズ設定部410、用紙種類設定部420、給紙トレイ設定部430および給紙トレイ切り替え設定部440を有する。用紙サイズ設定部410、用紙種類設定部420および給紙トレイ設定部430には、それぞれ、印刷に使用する用紙のサイズ、用紙の種類および給紙トレイを選択するためのプルダウンリストが設けられている。給紙トレイ切り替え設定部440には、給紙トレイの切り替え処理を行うか否かを選択するためのチェックボックスが設けられている。クライアント端末100のユーザーは、マウス操作等によって、給紙トレイ切り替え設定部440のチェックボックスを選択することにより、印刷ジョブに給紙トレイ切り替え指定を設定できる。以下では、印刷ジョブには給紙トレイ切り替え指定が設定されているものとして説明する。
続いて、印刷装置200は、印刷ジョブに含まれる印刷データを解析し、印刷可能な画像データに変換する画像形成処理を行う(ステップS102)。具体的には、印刷装置200は、印刷設定に基づき印刷データにラスタライズ処理(RIP処理)を施して、ビットマップ形式の画像データを生成する。
続いて、印刷装置200は、画像データを用紙に印刷する際に、使用する給紙トレイを切り替える給紙トレイ決定処理を行う(ステップS103)。給紙トレイ決定処理の詳細については、後述する。印刷装置200は、給紙トレイ決定処理において、印刷ジョブに含まれる全てのページについて給紙トレイの決定および印刷を行い、印刷処理を終了する。
[ステップS103の給紙トレイ決定処理]
図6は、図4のステップS103に示される給紙トレイ決定処理の流れを示すフローチャートである。図6のフローチャートに示される処理は、印刷装置200のROM220またはハードディスク240にプログラムとして記憶されており、CPU210により実行される。
図6に示すように、印刷装置200は、実行する印刷ジョブが自動選択ジョブであるか否かを判断する(ステップS201)。具体的には、印刷装置200は、印刷ジョブに含まれる印刷設定情報を参照し、給紙トレイ設定が自動選択設定であるか否かを判断する。
自動選択ジョブでない場合(ステップS201:NO)、印刷装置200は、当該印刷ジョブは給紙トレイの切り替えを行う対象でないと判断し、指定された給紙トレイを使用して印刷ジョブに含まれる全てのページを印刷する(ステップS209)。
自動選択ジョブである場合(ステップS201:YES)、印刷装置200は、当該印刷ジョブを取得し、印刷に使用する給紙トレイを自動的に選択する(ステップS202)。具体的には、印刷装置200は、印刷ジョブの印刷設定情報や、ハードディスク240に保存された各給紙トレイの用紙属性情報等に基づいて、印刷可能な用紙が格納された適切な給紙トレイを選択する。
続いて、印刷装置200は、印刷ジョブのページを印刷する際に、選択された給紙トレイが、後続の印刷ジョブにおいて印刷に使用する給紙トレイとして指定されているか否かを判断する(ステップS203)。具体的には、印刷装置200は、ジョブキューに登録された後続印刷ジョブの印刷設定情報を参照し、選択された給紙トレイと同じトレイを使用するように指定された印刷ジョブの有無を判断する。
選択された給紙トレイが後続印刷ジョブにおいて指定されていない場合(ステップS203:NO)、印刷装置200は、給紙トレイの切り替えを行う必要はないと判断し、選択された給紙トレイの用紙を使用してページを印刷する(ステップS204)。
選択された給紙トレイが後続印刷ジョブにおいて指定されている場合(ステップS203:YES)、印刷装置200は、選択された給紙トレイの用紙残量と、当該給紙トレイを指定する後続印刷ジョブの印刷枚数の合計とを比較する(ステップS205)。
用紙残量が後続印刷ジョブの印刷枚数の合計よりも多い場合(ステップS205:YES)、印刷装置200は、後続印刷ジョブ用の用紙が確保されているため、給紙トレイの切り替えを行う必要はないと判断してステップS204の処理に進む。印刷装置200は、ステップS204の処理において、選択された給紙トレイの用紙を使用してページを印刷する。
用紙残量が後続印刷ジョブの印刷枚数の合計以下の場合(ステップS205:NO)、印刷装置200は、後続印刷ジョブ用の用紙が足りなくなると判断し、同じ条件の用紙が格納された別の給紙トレイがあるか否かを判断する(ステップS206)。具体的には、印刷装置200は、ハードディスク240に保存された各給紙トレイの用紙属性情報を参照し、選択された給紙トレイに格納された用紙と同じサイズの用紙を格納した別の給紙トレイがあるか否かを判断する。ここで、同じ条件の用紙か否かの判断は、用紙のサイズの他に、用紙の種類、色、坪量等を考慮して行ってもよい。
同じ条件の用紙が格納された別の給紙トレイがない場合(ステップS206:NO)、印刷装置200は、給紙トレイの切り替えができないと判断してステップS204の処理に進む。印刷装置200は、ステップS204の処理において、選択された給紙トレイの用紙を使用してページを印刷する。
同じ条件の用紙が格納された別の給紙トレイがある場合(ステップS206:YES)、印刷装置200は、当該別の給紙トレイを印刷に使用する給紙トレイとして選択し、給紙トレイの切り替えを行う(ステップS207)。
続いて、印刷装置200は、ステップS203の処理に戻り、ステップS207の処理において選択された給紙トレイが、後続印刷ジョブにおいて印刷に使用する給紙トレイとして指定されているか否かを判断する。
後続印刷ジョブの給紙トレイとして指定されている場合、印刷装置200は、再度ステップS205の処理に進み、給紙トレイ切り替え処理の実施要否について判断する。ここで、ステップS207の給紙トレイ切り替え処理において、既に一度選択されたことがある給紙トレイは、切り替え先の候補から除外されるようにしてもよい。
後続印刷ジョブの給紙トレイとして指定されていない場合、印刷装置200は、後続印刷ジョブの実行に影響を与えず、さらなる給紙トレイの切り替えを行う必要はないと判断し、ステップS204の処理に進む。印刷装置200は、ステップS204の処理において、ステップS207の処理において選択された給紙トレイの用紙を使用してページを印刷する。
続いて、印刷装置200は、印刷ジョブの全ページについて印刷が完了しているか否かを判断する(ステップS208)。
全ページについて印刷が完了していない場合(ステップS208:NO)、印刷装置200は、ステップS203の処理に戻り、次のページの給紙トレイ決定処理を行う。
全ページについて印刷が完了している場合(ステップS208:YES)、印刷装置200は、給紙トレイ決定処理を終了する。
次に、図6のフローチャートに示す給紙トレイ決定処理について、具体的な動作の例を説明する。
図7は、給紙トレイ決定処理が行われる様子を説明する図である。
図7の右側に示すように、印刷装置200の給紙部270には、給紙トレイとしてトレイ1およびトレイ2が備えられている。トレイ1に格納されている用紙の残量は50枚であり、用紙サイズはA4である。トレイ1に格納されている用紙には、予めロゴが印字されているものとする。一方、トレイ2に格納されている用紙の残量は100枚であり、用紙サイズはA4である。トレイ2に格納されている用紙には、ロゴが印字されていないものとする。
図7の左側に示すように、印刷装置200のジョブキューには、ジョブ1、ジョブ2およびジョブ3が登録されている。ジョブ1は、実行対象の印刷ジョブであり、ジョブ2およびジョブ3は待機中の印刷ジョブである。ジョブ1、ジョブ2およびジョブ3の印刷枚数は、それぞれ、50枚、10枚および20枚である。ジョブ1は、給紙トレイ設定が自動選択設定であり、各種判断条件によってトレイ1が自動選択されるものとする。各種判断条件とは、たとえば、各トレイに格納された用紙のサイズや各トレイに設定された優先順位等である。ジョブ2およびジョブ3は、給紙トレイ設定がユーザー指定設定であり、トレイ1がユーザーから指定されている。ここで、ジョブ1は、給紙トレイ設定が自動選択設定であるため、トレイ1以外の給紙トレイを使用することも許容されている。一方、ジョブ2およびジョブ3は、ロゴが印字されている用紙に印刷するためにユーザーからトレイ1が指定されており、トレイ1を使用して印刷することが必須となっている。
まず、図6のステップS201の処理において、実行する印刷ジョブであるジョブ1が、自動選択ジョブであるか否かが判断される。図7の例では、ジョブ1は自動選択ジョブであるため、ステップS202の処理が実行され、給紙トレイとしてトレイ1が自動選択される。
続いて、ステップS203の処理において、選択されたトレイ1が、後続印刷ジョブの給紙トレイとして指定されているか否かが判断される。図7の例では、トレイ1は、後続印刷ジョブであるジョブ2およびジョブ3において指定されているため、ステップS205の処理が実行される。
続いて、ステップS205の処理において、選択されたトレイ1の用紙残量と、トレイ1を指定する後続ジョブであるジョブ2およびジョブ3の印刷枚数の合計とが比較される。図7の例では、トレイ1の用紙残量は50枚であり、1ページ印刷される毎に1枚減少する。ジョブ2およびジョブ3の印刷枚数の合計は30枚である。したがって、トレイ1の用紙残量が30枚となるまでは、トレイ1の用紙残量の方が多いと判断される。すなわち、ジョブ1の前半の20ページ(20枚)が印刷されるまでは、トレイ1の用紙残量の方が多いと判断される。この場合、ステップS204の処理が実行され、ジョブ1はトレイ1を使用して印刷される。一方、ジョブ1の後半の30ページ(30枚)を印刷するときには、トレイ1の用紙残量は30枚以下となっており、トレイ1の用紙残量は、ジョブ2およびジョブ3の印刷枚数の合計以下と判断される。この場合、ステップS206の処理が実行される。以下では、ジョブ1の後半の30ページを印刷する場合について説明する。
ステップS206の処理において、トレイ1と同じ条件の用紙が格納された別の給紙トレイがあるか否かが判断される。図7の例では、同じサイズの用紙がトレイ2に格納されている。したがって、ステップS207の処理に進み、給紙トレイとして、トレイ2が選択される。
続いて、ステップS203の処理に戻り、トレイ2が後続印刷ジョブにおいて印刷に使用する給紙トレイとして指定されているか否かが判断される。図7の例では、トレイ2は後続印刷ジョブにおいて指定されていない。したがって、ジョブ1の後半の30ページは、ステップS204の処理において、トレイ2の用紙を使用して印刷される。ジョブ1の後半の30ページの各ページについて、ステップS203〜ステップS207の処理が行われ、ジョブ1の印刷が完了する。その後、ジョブ2およびジョブ3について、用紙切れで停止することなく、ユーザーの指定通りトレイ1に格納された用紙を使用して印刷が行われる。
以上のように、本実施形態の印刷装置200によれば、自動選択ジョブを出力する際に、後続するユーザー指定ジョブの出力に必要な枚数の用紙が選択された給紙トレイに確保されるように、自動選択ジョブの出力に使用する給紙トレイを決定する。これにより、後続するユーザー指定ジョブが用紙切れにより停止することを抑止でき、印刷作業の生産性を高められる。
また、印刷装置200は、印刷ジョブのページを出力する都度、後続するユーザー指定ジョブがあるか否かの判断を行い、ページ毎に出力に使用する給紙トレイを決定する。これにより、ページを出力する都度という細かいタイミングにおいて、後続するユーザー指定ジョブの有無を確認して給紙トレイを決定できる。したがって、用紙切れによる停止をより効果的に抑止して、印刷作業の生産性を高められる。
また、印刷装置200は、自動選択ジョブの出力に使用される用紙と同じサイズの用紙が収容された他の給紙トレイがあるか否かを判断して給紙トレイを決定する。これにより、自動選択ジョブの出力を確実に継続でき、印刷作業の生産性を高められる。
なお、上記の実施形態において、給紙トレイ決定処理は、ページ単位で行うものとして説明したが、これに限定されない。給紙トレイ決定処理は、ジョブ単位で行ってもよい。この場合、図6のステップS205の処理においては、選択されたトレイの用紙残量と、実行中の印刷ジョブおよびユーザー指定ジョブの印刷枚数の合計とが比較される。また、ステップS207の処理においては、実行中の印刷ジョブ全体について給紙トレイが切り替えられる。
また、上記の実施形態において、印刷ジョブを実行する場合を例に挙げて説明したが、これに限定されない。上記の実施形態に係る処理は、コピージョブを実行する場合にも適用される。
また、上記の実施形態において、印刷装置200と一体的に設けられた情報処理装置によって、給紙トレイ決定処理が行われるものとして説明したが、これに限定されない。情報処理装置は、印刷装置200とは別体として設けられてもよい。
また、上記の実施形態において、給紙トレイ切り替え指定は、クライアント端末100に表示される設定画面を介して受け付けられるものとして説明したが、これに限定されない。給紙トレイ切り替え指定は、印刷装置200の操作パネル部260を介して受け付けられてもよい。また、情報処理装置が印刷装置200とは別体のプリンターコントローラー等として設けられる場合には、当該プリンターコントローラー等の操作部を介して受け付けられてもよい。
上述した実施形態に係る印刷システムにおける各種処理を行う手段および方法は、専用のハードウエア回路、またはプログラムされたコンピューターのいずれによっても実現することが可能である。上記プログラムは、たとえば、フレキシブルディスクおよびCD−ROM等のコンピューター読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ハードディスク等の記憶部に転送され記憶される。また、上記プログラムは、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、印刷システムの一機能としてその装置のソフトウエアに組み込まれてもよい。
100 クライアント端末、
110 CPU、
120 ROM、
130 RAM、
140 ハードディスク、
150 ネットワークインターフェース、
160 操作部、
170 表示部、
180 バス、
200 印刷装置、
210 CPU、
220 ROM、
230 RAM、
240 ハードディスク、
250 ネットワークインターフェース、
260 操作パネル部、
270 給紙部、
280 印刷部、
290 バス、
300 ネットワーク。

Claims (8)

  1. 出力に使用する給紙トレイが自動選択される設定である自動選択ジョブを取得する取得部と、
    前記自動選択ジョブを出力する際に、前記自動選択ジョブよりも後に実行され、前記自動選択ジョブの出力用として選択された選択給紙トレイを使用するように指定されたユーザー指定ジョブがあるか否かを判断する判断部と、
    前記判断部における判断結果に基づいて、前記ユーザー指定ジョブの出力に必要な枚数の用紙が前記選択給紙トレイに確保されるように、前記自動選択ジョブの出力に使用する給紙トレイを決定する決定部と、
    を有する情報処理装置。
  2. 前記判断部は、前記自動選択ジョブに含まれる印刷ページを出力する都度、前記ユーザー指定ジョブがあるか否かの判断を行い、
    前記決定部は、前記印刷ページ毎に、出力に使用する給紙トレイを決定する請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記決定部は、前記自動選択ジョブの出力に使用される用紙と同じサイズの用紙が収容された、前記選択給紙トレイとは異なる別給紙トレイがあるか否かを判断し、前記別給紙トレイがある場合には、当該別給紙トレイを、前記ジョブの出力に使用する給紙トレイとして決定する請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記自動選択ジョブの出力に使用する給紙トレイの切り換えを許容する設定を受け付ける受付部をさらに有する請求項1〜3に記載の情報処理装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の情報処理装置と画像形成部とを有する画像形成装置。
  6. 出力に使用する給紙トレイが自動選択される設定である自動選択ジョブを取得する取得ステップと、
    前記自動選択ジョブを出力する際に、前記自動選択ジョブよりも後に実行され、前記自動選択ジョブの出力用として選択された選択給紙トレイを使用するように指定されたユーザー指定ジョブがあるか否かを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップにおける判断結果に基づいて、前記ユーザー指定ジョブの出力に必要な枚数の用紙が前記選択給紙トレイに確保されるように、前記自動選択ジョブの出力に使用する給紙トレイを決定する決定ステップと、
    を有する情報処理方法。
  7. 出力に使用する給紙トレイが自動選択される設定である自動選択ジョブを取得する取得ステップと、
    前記自動選択ジョブを出力する際に、前記自動選択ジョブよりも後に実行され、前記自動選択ジョブの出力用として選択された選択給紙トレイを使用するように指定されたユーザー指定ジョブがあるか否かを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップにおける判断結果に基づいて、前記ユーザー指定ジョブの出力に必要な枚数の用紙が前記選択給紙トレイに確保されるように、前記自動選択ジョブの出力に使用する給紙トレイを決定する決定ステップと、
    をコンピューターに実行させる情報処理プログラム。
  8. 請求項7に記載の情報処理プログラムを記録したコンピューター読み取り可能な記録媒体。
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