JP2007130945A - プリンタ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】印刷性能面におけるコスト低減と開発コスト面におけるコスト低減を図ることができるプリンタ装置を提供する。
【解決手段】ホスト4からプリンタ記述言語を受信してその言語を解釈し、各ページ毎にフレームバッファへビットマップデータを形成して、印刷実行する機能を持つプリンタ装置において、受信したデータをフレームバッファへ展開する際に、そのページに描画されるべきビットマップが描画されたかどうかをPDLコマンド解釈の時点で判断し、ページ上に描画されるべきビットマップイメージがないと判断された場合にそのページを出力しないようにする白紙印刷抑制機能を有する制御手段11を備えた。
【選択図】図1
【解決手段】ホスト4からプリンタ記述言語を受信してその言語を解釈し、各ページ毎にフレームバッファへビットマップデータを形成して、印刷実行する機能を持つプリンタ装置において、受信したデータをフレームバッファへ展開する際に、そのページに描画されるべきビットマップが描画されたかどうかをPDLコマンド解釈の時点で判断し、ページ上に描画されるべきビットマップイメージがないと判断された場合にそのページを出力しないようにする白紙印刷抑制機能を有する制御手段11を備えた。
【選択図】図1
Description
本発明は、ホストからプリンタ記述言語(PDL)を受信してその言語を解釈し、各ページ毎にフレームバッファへビットマップデータを形成して、印刷実行する機能を持つプリンタ装置に関する。
上記のプリンタ装置において、従来は、ホストから送られてくるデータを忠実にページデータへと展開し、印刷データの要求に従って全てのページを印刷していた。しかし、アプリケーションで指定されるコマンドによっては不要なページデータ(白紙のページデータ)を印刷要求してくることがあった。この白紙ページを印刷することで、不要の用紙が消費されることになり課金コストがかかってしまうという不具合が生じていた。
ここで、このようなデータを白紙ページとして印刷しないように抑制するためには、全てのページに対して印刷ページデータ(ページフレーム)としてビットマップ展開されたかどうかを調査しなければならずコストがかかっていた(ここで言うコストとは、性能面のコストもあり、ハードウェアにてチェックするとした場合の ASIC 開発といったコストも挙げられる)。
本発明は、印刷性能面におけるコスト低減と開発コスト面におけるコスト低減を図ることができるプリンタ装置を提供することを目的とする。
本発明は、印刷性能面におけるコスト低減と開発コスト面におけるコスト低減を図ることができるプリンタ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、ホストからプリンタ記述言語を受信してその言語を解釈し、各ページ毎にフレームバッファへビットマップデータを形成して、印刷実行する機能を持つプリンタ装置において、受信したデータをフレームバッファへ展開する展開手段と、そのページに描画されるべきビットマップが描画されたか否かをPDLコマンド解釈の時点で判断する判断手段と、制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記判断手段によりページ上に描画されるべきビットマップイメージがないと判断された場合には、そのページを出力しないように制御することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のプリンタ装置において、請求項1記載のプリンタ装置において、前記制御手段は、前記ページを出力しないように制御するか否かの設定入力を受け付けることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1記載のプリンタ装置において、前記ページを出力しないように制御するか否かの設定は受信するデータ内のコマンドによってなされることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のプリンタ装置において、請求項1記載のプリンタ装置において、前記制御手段は、前記ページを出力しないように制御するか否かの設定入力を受け付けることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1記載のプリンタ装置において、前記ページを出力しないように制御するか否かの設定は受信するデータ内のコマンドによってなされることを特徴とする。
本発明では、フレームバッファ上にビットマップが展開されたかどうかを全てチェックするのではなく、PDLが作成する中間言語(Display List)レベルでページフレーム上にビットマップ描画するかどうかを判断するため、印刷性能面におけるコスト低減と開発コスト面におけるコスト低減を図ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に従って説明する。
図1は本発明の実施形態に係るプリンタ装置において、プリンタコントローラを詳細に示すブロック図である。本プリンタ装置は、プリンタコントローラ1とプリンタパネル2とプリンタエンジン3とを備えている。
プリンタコントローラ1は、CPU11、ハードディスク12、ホスト4に接続されるホストインターフェース13、ROM14、RAM15、プリンタパネル2に接続されるパネルインターフェース16、プリンタエンジン3に接続されるエンジンインターフェース17を備える。
図2はプリンタパネルの構成図である。プリンタパネル2上には、メニュー表示LCD21と各種の設定ボタン22が装備されており、メニュー表示LCD21上にて、以下の白紙印刷抑制機能の設定有無を決定できる。図2においては本発明の機能である白紙印刷抑制機能を、Blank Pagesの設定項目とし、設定選択肢としては、機能無効(白紙印刷抑制しない:設定値としてはPrint)、と機能有効(白紙印刷抑制する:設定値としてはDo not Print)の設定選択肢を持つ。
図1は本発明の実施形態に係るプリンタ装置において、プリンタコントローラを詳細に示すブロック図である。本プリンタ装置は、プリンタコントローラ1とプリンタパネル2とプリンタエンジン3とを備えている。
プリンタコントローラ1は、CPU11、ハードディスク12、ホスト4に接続されるホストインターフェース13、ROM14、RAM15、プリンタパネル2に接続されるパネルインターフェース16、プリンタエンジン3に接続されるエンジンインターフェース17を備える。
図2はプリンタパネルの構成図である。プリンタパネル2上には、メニュー表示LCD21と各種の設定ボタン22が装備されており、メニュー表示LCD21上にて、以下の白紙印刷抑制機能の設定有無を決定できる。図2においては本発明の機能である白紙印刷抑制機能を、Blank Pagesの設定項目とし、設定選択肢としては、機能無効(白紙印刷抑制しない:設定値としてはPrint)、と機能有効(白紙印刷抑制する:設定値としてはDo not Print)の設定選択肢を持つ。
図3はコマンドレベルで白紙印刷抑制機能の有効/無効の設定をする際のプリントデータコマンド構成を示す図である。プリントデータは301:PJL Command、302:PCL Command、303:PJL Commandにて構成される。PJL Commandにおいては JOBにまつわるコマンド指定が設定される(例えば、印刷給紙トレイ、排紙トレイ、印刷部数の指定、印刷解像度の設定、フィニッシング機能の設定等)。
ここで、304:@PJL WHITEPAPERSUPPRESS ONまたは、@PJL WHITEPAPERSUPPRESS OFFというPJL Commandを付加することで、本白紙印刷抑制機能の有効(@PJL WHITEPAPERSUPPRESS ON)、無効(@PJL WHITEPAPERSUPPRESS OFF)が指定できる。なお、302:PCL Commandにてはページ描画にまつわるコマンドが指定される。以下に述べる デイスプレイリストへ展開されるコマンドデータがここで記述される。最後に303:PJL Commandが付加されるがここでは、JOB END(ジョブの終了)を示すコマンドが付加される。
ここで、304:@PJL WHITEPAPERSUPPRESS ONまたは、@PJL WHITEPAPERSUPPRESS OFFというPJL Commandを付加することで、本白紙印刷抑制機能の有効(@PJL WHITEPAPERSUPPRESS ON)、無効(@PJL WHITEPAPERSUPPRESS OFF)が指定できる。なお、302:PCL Commandにてはページ描画にまつわるコマンドが指定される。以下に述べる デイスプレイリストへ展開されるコマンドデータがここで記述される。最後に303:PJL Commandが付加されるがここでは、JOB END(ジョブの終了)を示すコマンドが付加される。
図4はPDL処理概要図である。図4の上部にて、プリンタコントローラが401:データ受信してから、405:ページフレームへ展開し、プリンタエンジン3へ印刷要求するまでの流れを図示している。401:データ受信したデータはPDLによって402:コマンド解釈され、403:Display Listへ展開される。
ここでDisplay Listとは、テキスト、グラフィックス、イメージといった各描画オブジェクト毎の情報をオブジェクトタイプ毎に保持するものであり、ここで保持された各オブジェクトタイプ毎の情報は、各オブジェクト毎の描画モジュールによって、404:ビットマップ展開され、405:ページフレームへ展開される。
図4の下部にその概念を示す。406:PDLデータ受信すると、各コマンドを各ページ毎にDisplay Listというものに展開する。407:1ページ目のDisplay Listと、408:2ページ目のDisplay Listは描画内容によって当然Display Listの内容も個数も変わってくる。ここでDisplay List化された各オブジェクトタイプによって、各オブジェクトタイプ毎の描画モジュールがDisplay List情報を読み取って、409:ページフレーム上にビットマップ展開する。
ここでは、1ページ目のページとして描画データが存在し、2ページ目のページは描画データを含まないとした場合のケースについて述べる。図4の408:2ページ目のDisplay Listを各オブジェクトタイプ毎の各描画モジュールにてビットマップ展開し、ページフレーム2を生成する際に、各描画モジュールがDisplay List情報からのデータをビットマップ展開したかどうかの情報を保持しており、ビットマップ展開された際にその情報を立ててやることでページフレームにビットマップ描画があったかどうかを判断する。例えばビットマップ展開したかどうかの情報が立っていなければ、そのページフレームはビットマップ描画が存在しなかったという判定がなされ、白紙ページであるという判断がなされる。
ここでDisplay Listとは、テキスト、グラフィックス、イメージといった各描画オブジェクト毎の情報をオブジェクトタイプ毎に保持するものであり、ここで保持された各オブジェクトタイプ毎の情報は、各オブジェクト毎の描画モジュールによって、404:ビットマップ展開され、405:ページフレームへ展開される。
図4の下部にその概念を示す。406:PDLデータ受信すると、各コマンドを各ページ毎にDisplay Listというものに展開する。407:1ページ目のDisplay Listと、408:2ページ目のDisplay Listは描画内容によって当然Display Listの内容も個数も変わってくる。ここでDisplay List化された各オブジェクトタイプによって、各オブジェクトタイプ毎の描画モジュールがDisplay List情報を読み取って、409:ページフレーム上にビットマップ展開する。
ここでは、1ページ目のページとして描画データが存在し、2ページ目のページは描画データを含まないとした場合のケースについて述べる。図4の408:2ページ目のDisplay Listを各オブジェクトタイプ毎の各描画モジュールにてビットマップ展開し、ページフレーム2を生成する際に、各描画モジュールがDisplay List情報からのデータをビットマップ展開したかどうかの情報を保持しており、ビットマップ展開された際にその情報を立ててやることでページフレームにビットマップ描画があったかどうかを判断する。例えばビットマップ展開したかどうかの情報が立っていなければ、そのページフレームはビットマップ描画が存在しなかったという判定がなされ、白紙ページであるという判断がなされる。
図5はPDL処理概略フローチャート(白紙抑制印刷処理フローチャート)である。本発明におけるプリンタコントローラ1によるPDLの処理としては、501:コマンド受信したデータを502:コマンド解釈し、503:Display List生成し、504:1ページ分の Display List生成したか?またはEOF(ファイルの終端)を検知したか?を判別し、本条件に合致した場合に、505:各Display Listを各描画モジュールにて描画する。
504の判別にて、条件に達していないと判別された場合は、次のDisplay List生成の処理503:Display List生成に戻る。また、505の処理実行後に、結果的に描画イメージが存在すると判断された場合は、506:そのページフレームを作成し、507:プリンタエンジン3へページフレームの印刷要求を実行する。それに対して505の処理実行後に、結果的に描画イメージが存在しないと判断された場合は、508:そのページフレームを破棄する。
なお、描画有無の判断については、Display List化された各オブジェクトを描画する各描画モジュール内にて、フレームバッファ上にビットマップを展開したかどうかによって、描画の有無を判断する。これは、白黒プリンタの場合は、Kプレーンのみのフレームバッファへ描画したかどうかのみで判断し、カラープリンタの場合は、C、M、Y、K各プレーンのうち、どこかひとつのプレーンにビットマップ描画があればそこで描画されたこととして判断する。
その後、509:最終ページのDisplay List処理完了したか?どうかによって、処理完了していれば、510:終了となり、最終ページのDisplay List処理完了していなければ次の503:Display List生成処理を実行する。
504の判別にて、条件に達していないと判別された場合は、次のDisplay List生成の処理503:Display List生成に戻る。また、505の処理実行後に、結果的に描画イメージが存在すると判断された場合は、506:そのページフレームを作成し、507:プリンタエンジン3へページフレームの印刷要求を実行する。それに対して505の処理実行後に、結果的に描画イメージが存在しないと判断された場合は、508:そのページフレームを破棄する。
なお、描画有無の判断については、Display List化された各オブジェクトを描画する各描画モジュール内にて、フレームバッファ上にビットマップを展開したかどうかによって、描画の有無を判断する。これは、白黒プリンタの場合は、Kプレーンのみのフレームバッファへ描画したかどうかのみで判断し、カラープリンタの場合は、C、M、Y、K各プレーンのうち、どこかひとつのプレーンにビットマップ描画があればそこで描画されたこととして判断する。
その後、509:最終ページのDisplay List処理完了したか?どうかによって、処理完了していれば、510:終了となり、最終ページのDisplay List処理完了していなければ次の503:Display List生成処理を実行する。
図6は白紙抑制印刷機能を有効とした時の両面印刷時の出力結果イメージを示す図である。図6において、(1)の印刷結果イメージが、3ページ目が白紙と判定されたときにそのページを次のページで詰めずに印刷する方式の印刷結果イメージである。また(2)の印刷結果イメージが、3ページ目が白紙と判定された時にそのページを次のページで詰めて印刷する方式の印刷結果イメージである。
つまりこの時、白紙ページの印刷は抑制されて次のページによって詰められて印刷されることとなり、例えばユーザーが表面と意識して作成したページが裏面に印刷されるということが発生しうることもあるが、無駄な白紙ページの印刷を防ぐという本機能本来の目的を実現している。
つまりこの時、白紙ページの印刷は抑制されて次のページによって詰められて印刷されることとなり、例えばユーザーが表面と意識して作成したページが裏面に印刷されるということが発生しうることもあるが、無駄な白紙ページの印刷を防ぐという本機能本来の目的を実現している。
1 プリンタコントローラ
2 プリンタパネル
3 プリンタエンジン
4 ホスト
11 CPU(制御手段)
2 プリンタパネル
3 プリンタエンジン
4 ホスト
11 CPU(制御手段)
Claims (3)
- ホストからプリンタ記述言語を受信してその言語を解釈し、各ページ毎にフレームバッファへビットマップデータを形成して、印刷実行する機能を持つプリンタ装置において、受信したデータをフレームバッファへ展開する展開手段と、そのページに描画されるべきビットマップが描画されたか否かをPDLコマンド解釈の時点で判断する判断手段と、制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記判断手段によりページ上に描画されるべきビットマップイメージがないと判断された場合には、そのページを出力しないように制御することを特徴とするプリンタ装置。 - 請求項1記載のプリンタ装置において、前記制御手段は、前記ページを出力しないように制御するか否かの設定入力を受け付けることを特徴とするプリンタ装置。
- 請求項1記載のプリンタ装置において、前記ページを出力しないように制御するか否かの設定は受信するデータ内のコマンドによってなされることを特徴とするプリンタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005328177A JP2007130945A (ja) | 2005-11-11 | 2005-11-11 | プリンタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005328177A JP2007130945A (ja) | 2005-11-11 | 2005-11-11 | プリンタ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007130945A true JP2007130945A (ja) | 2007-05-31 |
Family
ID=38152993
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005328177A Pending JP2007130945A (ja) | 2005-11-11 | 2005-11-11 | プリンタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007130945A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009172925A (ja) * | 2008-01-25 | 2009-08-06 | Ricoh Co Ltd | 白紙排紙抑制機能を有する画像形成装置、白紙排紙抑制方法、白紙排紙抑制プログラム |
JP2015174408A (ja) * | 2014-03-17 | 2015-10-05 | 株式会社リコー | 画像処理装置および画像処理方法 |
-
2005
- 2005-11-11 JP JP2005328177A patent/JP2007130945A/ja active Pending
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