JP2015215614A - 弦交換用の着脱式の治具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】弦を通す為の弦挿通孔30が上下に貫通した軟質樹脂製または弾性樹脂製の筒状の弦保持部を持つ弦支持用治具であって、前記弦挿通孔30は筒状に成型された軟質樹脂または弾性樹脂に穿孔する事で形成され、挿通孔内周面と、弦との摩擦により、弦を保持する。ギターに自由に着脱できるので、ギターの弦楽器としての音響的な特性に影響を与えない
【選択図】図1
Description
前記挿通孔は軟質樹脂または弾性樹脂を挿通孔を形成するように巻回した構造を有し、挿通孔内周面と、弦との摩擦により、弦を保持することで、弦の交換作業の間に一時的に弦を固定する着脱式の治具を用いることで課題を解決する。
a 弦5に約80度の形を付け折り曲げる。
b ギター本体6に装備されている弦巻7に弦5を折り曲げ部まで挿入する
c 治具本体1に弦5を挿入し糸巻き7に密着する位置まで移動させる。
d 治具本体1の開放端で弦5を弦巻7の巻取り方向と同じの右向きに約90度折り曲げ治具本体と弦巻との密着性を高める。
この状態で通常の通りに右巻きに巻いていけば、弦5は治具本体1を通して折り曲げ部で糸巻き7に固定され密着しているので、弦を滑らせあるいは抜出させることなくチューニングすることが出来、結果としてチューニングは安定し、また、弦の折り曲げは最低限で済むので、弦の強度の損失を抑える事が出来、弦の寿命を延長出来る。
e 弦の巻取り作業が完了した後、治具本体1を弦5から引き抜き弦5の余剰分を切断する。
このa,b,c,d,eの工程をもって、本発明の実施形態であるところの弦交換作業を終了するものとする。
あり、また安定したチューニングが出来る弦の巻き方を実現することを特徴とする弦交換
用の着脱式の治具を提供する。
ングを達成する方法を習得する為に熟練を要する手間のかかる作業であるので、弦の交換
作業の煩雑さから、初心者ほど弦交換に大きく時間を割かなければならない等、初心者の
上達の妨げになっていた。
切れたことによって発生した障害から復旧する事が必要とされている。
で提案されるような弦の固定機構を備えた弦巻があった。
ばならない等、生産に費用がかかり、また弦同士が弦巻上で交差するため、弦同士の接触
により、弦同士が弦巻上で交差している部分で腐食が発生しやすくなる事に加え、弦同士
の接触部位が弦の張力により圧迫される事で弦の強度が下がるという問題があった。また
、弦が交差している部分が弦の張力によって、弦巻上で弦の弛みがある程度以上に締めら
れるまではチューニングが安定しなかった。
常に複雑な構造を持つことから、生産工程は当然煩雑になり生産の費用がかかる事に加え
、ギターに装備されている弦巻と置換せねばならない。特にビンテージギターと呼ばれる
ような貴重な文化財としての側面を持つギターにおいて、弦楽器の音響的な特性から考え
て、弦と接触している部分を置換あるいは加工を加えることは望ましくない、という状況
がある。
ましくないという考え方は、上記したビンテージギターと呼ばれるような貴重なギターだ
けではなく、全ての弦楽器について共通して考えられるものである。
弦楽器の弦交換を簡単に行えるようにすることを課題とする。
来から一般的に使用されている弦を固定する手段を持たない弦巻において、図9に示すよ
うに弦が弦の持つ復元力により弦巻に穿孔された弦を通すための孔から弦が滑りあるいは
抜出してしまい、弦を巻き上げ始めると図10に示すように、弦が本来意図されていない
場所で折り曲げられることによりチューニングが安定せず、弦が本来意図されていない場
所で折り曲げられることにより弦の強度が低下し、弦が切れやすくなるという問題を有し
ており、弦を少なくとも交換作業中に正しい位置で保持する事が難しく、弦を交換する作
業を難しいものとしていた。
保持部と、前記弦保持部の外周面を覆うように硬質素材を筒状に形成した外殻部からなる
事を特徴とする弦支持用治具であって、前記挿通孔は筒状に成型された軟質樹脂または弾
性樹脂に穿孔する事で形成され、挿通孔内周面と、弦との摩擦により、弦を保持すること
で、弦の交換作業の間に一時的に弦を固定する着脱式の治具を用いることで課題を解決す
る。
前記弦保持部の外周面を覆うように硬質素材を筒状に形成した外殻部からなる事を特徴と
する弦支持用治具であって、
前記挿通孔は軟質樹脂または弾性樹脂を挿通孔を形成するように巻回した構造を有し、挿
通孔内周面と、弦との摩擦により、弦を保持することで、弦の交換作業の間に一時的に弦
を固定する着脱式の治具を用いることで課題を解決する。
前記弦保持部の外周面を覆うように硬質素材を筒状に形成した外殻部からなる事を特徴と
する弦支持用治具であって、前記挿通孔は軟質樹脂または弾性樹脂が挿通孔を形成するよ
うにトーラス状に成型され、挿通孔内周面と、弦との摩擦により、弦を保持することで、
弦の交換作業の間に一時的に弦を固定する着脱式の治具を用いることで課題を解決する。
ない事を特徴とする弦の交換作業の間に一時的に弦を固定する着脱式の治具を用いること
で課題を解決する。
前記弦保持部の外周面を覆うように硬質素材を筒状に形成した外殻部からなる事を特徴と
する弦支持用治具であって、弦の挿入時に前記弦保持部が前記外殻部より抜出させないた
めの、断面積の異なる部位を持つ外殻を有することを特徴とする、請求項1乃至2乃至3
のいずれかに記載の弦の交換作業の間に弦を一時的に固定する着脱式の治具を用いること
で課題を解決する。
前記弦保持部の外周面を覆うように硬質素材を筒状に形成した外殻部からなる事を特徴と
する弦支持用治具であって、弦支持用治具と弦巻との密着性を高めるために、錐状に突出
した形状を持つ弦保持部を持つことを特徴とする、請求項1乃至2乃至3乃至4乃至5の
いずれかに記載の弦の交換作業の間に弦を一時的に固定する着脱式の治具を用いることで
課題を解決する。
、弦が弦巻から滑ったり抜出して弛む事を防止あるいは低減する機構を有することで、弦
5の交換作業を簡単かつ早くすることを可能とし、弦の折リ曲げ回数を減らすことでチュ
ーニングの安定を実現し、弦の折り曲げ回数を減らす事で弦交換の作業を簡単かつ素早く
出来るようにする事を特徴とする。
な特性に影響を与えない事を特徴とする。
せ、弦を本発明の開放端で折り曲げた状態で弦巻に代表される弦巻を用いて弦を巻き上げ
ることで、弦保持部内周面と弦との摩擦により弦を保持し、安定した弦の巻き上げを簡単
にし、その結果として安定したチューニングを得る事を特徴とする。
または弾性樹脂製の筒状の弦保持材20を持つ事を特徴とする弦支持用治具であり、図2
のX-Y断面図で示されるような断面を持つ。
貫通させるために穿孔された挿通孔30を持つスポンジ等の軟質樹脂やゴム等の弾性材か
らなる弦保持材20、あるいは弦を貫通させる挿通孔33を形成するために、トーラス状
に成型されたスポンジ等の軟質樹脂やゴム等の弾性材からなる弦保持材23、あるいは弦
を貫通させるための挿通孔32を形成させる為に巻回したスポンジ等の軟質樹脂やゴム等
の弾性材からなる弦保持材22を有するか、あるいは外殻と弦保持材の明確な区分がなく
、挿通孔を形成するために、穿孔あるいはトーラス状に成型あるいは巻回された軟質樹脂
や弾性材からなる弦保持材による弦の固定機構を有する事を特徴とする。
の3倍から20倍程度を有することとし、弦保持部の弦を保持する為の軸方向の長さは弦保
持部の断面積の1倍以上有る事を特徴とする。
ことで、挿通孔30の内周面と弦5との摩擦により、弦5の交換中に弦5を一時的に弦巻
7に固定し、弦5が弦5の交換作業中に弦巻7から滑るあるいは抜出する事を防止あるい
は低減する機構を特徴とする。
響を与えない事を特徴とする。
例に挙げて表すものであり、その手順を右巻きの場合を例に取り、図面に従い説明すると
a 弦5に約80度の形を付け折り曲げる。
b ギター本体6に装備されている弦巻7に弦5を折り曲げ部まで挿入する
c 治具本体1に弦5を挿入し糸巻き7に密着する位置まで移動させる。
d 治具本体1の開放端で弦5を弦巻7の巻取り方向と同じの右向きに約90度折り曲げ
治具本体と弦巻との密着性を高める。
この状態で通常の通りに右巻きに巻いていけば、弦5は治具本体1を通して折り曲げ部で
糸巻き7に固定され密着しているので、弦を滑らせあるいは抜出させることなくチューニ
ングすることが出来、結果としてチューニングは安定し、また、弦の折り曲げは最低限で
済むので、弦の強度の損失を抑える事が出来、弦の寿命を延長出来る。
e 弦の巻取り作業が完了した後、治具本体1を弦5から引き抜き弦5の余剰分を切断す
る。
a,b,c,d,eの工程をもって、本発明の実施形態であるところの弦交換作業を
終了するものとする。
弦保持材22を外殻42の内部に有する事を特徴とするものである。
形し、外殻を有さない。
持部34を持ち、外殻を有さない。
してしまうのを防ぐ目的で、外殻の一部の挿通孔35方向の断面積を小さくしたものであ
る。
あり、簡単に綺麗に早く弦を交換する方法を、例えば特許文献1と特許文献2で示される
ような従来の方法より安価で簡単にかつギターの音響的な特性に影響を与えずに提供する
事を特徴とする。
:治具本体 20,21,22,23,24,25:弦保持材 30,31,32,33
,34,35:弦挿通孔 40,41,42,45:外殻
Claims (6)
- 弦を通す為の挿通孔が上下に貫通した軟質樹脂製または弾性樹脂製の筒状の弦保持部と、前記弦保持部の外周面を覆うように硬質素材を筒状に形成した外殻部からなる事を特徴とする弦支持用治具であって、前記挿通孔は筒状に成型された軟質樹脂または弾性樹脂に穿孔する事で形成され、挿通孔内周面と、弦との摩擦により、弦を保持することで、弦の交換作業の間に一時的に弦を固定する着脱式の治具。
- 弦を通す為の挿通孔が上下に貫通した軟質樹脂製または弾性樹脂製の筒状の弦保持部と、前記弦保持部の外周面を覆うように硬質素材を筒状に形成した外殻部からなる事を特徴とする弦支持用治具であって、
前記挿通孔は軟質樹脂または弾性樹脂を挿通孔を形成するように巻回した構造を有し、挿通孔内周面と、弦との摩擦により、弦を保持することで、弦の交換作業の間に一時的に弦を固定する着脱式の治具。
- 弦を通す為の挿通孔が上下に貫通した軟質樹脂製または弾性樹脂製の筒状の弦保持部と、前記弦保持部の外周面を覆うように硬質素材を筒状に形成した外殻部からなる事を特徴とする弦支持用治具であって、前記挿通孔は軟質樹脂または弾性樹脂が挿通孔を形成するようにトーラス状に成型され、挿通孔内周面と、弦との摩擦により、弦を保持することで、弦の交換作業の間に一時的に弦を固定する着脱式の治具。
- 請求項1乃至2乃至3のいずれかに記載の治具において、外周面を覆うような外殻を持たない事を特徴とする弦の交換作業の間に一時的に弦を固定する着脱式の治具。
- 弦を通す為の挿通孔が上下に貫通した軟質樹脂製または弾性樹脂製の筒状の弦保持部と、前記弦保持部の外周面を覆うように硬質素材を筒状に形成した外殻部からなる事を特徴とする弦支持用治具であって、弦の挿入時に前記弦保持部が前記外殻部より抜出させないための、断面積の異なる部位を持つ外殻を有することを特徴とする、請求項1乃至2乃至3のいずれかに記載の弦の交換作業の間に弦を一時的に固定する着脱式の治具
- 弦を通す為の挿通孔が上下に貫通した軟質樹脂製または弾性樹脂製の筒状の弦保持部と、前記弦保持部の外周面を覆うように硬質素材を筒状に形成した外殻部からなる事を特徴とする弦支持用治具であって、弦支持用治具と弦巻との密着性を高めるために、錐状に突出した形状を持つ弦保持部を持つことを特徴とする、請求項1乃至2乃至3乃至4乃至5のいずれかに記載の弦の交換作業の間に弦を一時的に固定する着脱式の治具
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015093864A JP6030702B2 (ja) | 2015-05-01 | 2015-05-01 | 弦交換用の着脱式の治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015093864A JP6030702B2 (ja) | 2015-05-01 | 2015-05-01 | 弦交換用の着脱式の治具 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2015215614A true JP2015215614A (ja) | 2015-12-03 |
JP6030702B2 JP6030702B2 (ja) | 2016-11-24 |
Family
ID=54752502
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015093864A Active JP6030702B2 (ja) | 2015-05-01 | 2015-05-01 | 弦交換用の着脱式の治具 |
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Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0615845A (ja) * | 1992-06-30 | 1994-01-25 | Canon Inc | インクジェット記録用のインクタンク |
JP2008000110A (ja) * | 2006-06-26 | 2008-01-10 | Shimano Inc | 釣用係止具 |
-
2015
- 2015-05-01 JP JP2015093864A patent/JP6030702B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0615845A (ja) * | 1992-06-30 | 1994-01-25 | Canon Inc | インクジェット記録用のインクタンク |
JP2008000110A (ja) * | 2006-06-26 | 2008-01-10 | Shimano Inc | 釣用係止具 |
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