JP2015215614A - 弦交換用の着脱式の治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ギターの弦の交換作業の間に一時的に弦を固定する着脱式の治具を提供する。
【解決手段】弦を通す為の弦挿通孔30が上下に貫通した軟質樹脂製または弾性樹脂製の筒状の弦保持部を持つ弦支持用治具であって、前記弦挿通孔30は筒状に成型された軟質樹脂または弾性樹脂に穿孔する事で形成され、挿通孔内周面と、弦との摩擦により、弦を保持する。ギターに自由に着脱できるので、ギターの弦楽器としての音響的な特性に影響を与えない
【選択図】図1

Description

本発明は、ギターに代表される弦楽器の弦交換に供する治具に関する。
本発明は、ギターに代表される弦楽器の弦を簡単に早く交換することを特徴とするものであり、また安定したチューニングが出来る弦の巻き方を実現することを特徴とする弦交換用の着脱式の治具を提供する。
従来、ギターに代表される弦楽器の弦を交換する作業は時間がかかり、安定したチューニングを達成する方法を習得する為に熟練を要する手間のかかる作業であるので、弦の交換作業の煩雑さから、初心者ほど弦交換に大きく時間を割かなければならない等、初心者の上達の妨げになっていた。
また、演奏会等での演奏中の不慮の弦の切断の際には、可及的速やかに弦を交換し、弦が切れたことによって発生した障害から復旧する事が必要とされている。
この課題を解決する手段として、例えば特許文献2で提案されるような工具や特許文献1で提案されるような弦の固定機構を備えた弦巻があった。
特許文献2で提案されるような工具は金型の新規製作や型鍛造といった工程を取らなければならない等、生産に費用がかかり、また弦同士が弦巻上で交差するため、弦同士の接触により、弦同士が弦巻上で交差している部分で腐食が発生しやすくなる事に加え、弦同士の接触部位が弦の張力により圧迫される事で弦の強度が下がるという問題があった。また、弦が交差している部分が弦の張力によって、弦巻上で弦の弛みがある程度以上に締められるまではチューニングが安定しなかった。
また、特許文献1で提案されるような弦巻自体が弦の固定機構を有するような弦巻は、非常に複雑な構造を持つことから、生産工程は当然煩雑になり生産の費用がかかる事に加え、ギターに装備されている弦巻と置換せねばならない。特にビンテージギターと呼ばれるような貴重な文化財としての側面を持つギターにおいて、弦楽器の音響的な特性から考えて、弦と接触している部分を置換あるいは加工を加えることは望ましくない、という状況がある。
また、弦と接触している部分を変更することで、弦楽器の音響的な特性が変化するのが好ましくないという考え方は、上記したビンテージギターと呼ばれるような貴重なギターだけではなく、全ての弦楽器について共通して考えられるものである。
特開平5−119768号 広報 特開平11−212546号 広報
本発明は上述したような問題を解決しようとするものであり、ギターに代表されるような弦楽器の弦交換を簡単に行えるようにすることを課題とする。
ギターに代表されるような弦楽器の弦の交換作業において、例えば図8に示すように、従来から一般的に使用されている弦を固定する手段を持たない弦巻において、図9に示すように弦が弦の持つ復元力により弦巻に穿孔された弦を通すための孔から弦が滑りあるいは抜出してしまい、弦を巻き上げ始めると図10に示すように、弦が本来意図されていない場所で折り曲げられることによりチューニングが安定せず、弦が本来意図されていない場所で折り曲げられることにより弦の強度が低下し、弦が切れやすくなるという問題を有しており、弦を少なくとも交換作業中に正しい位置で保持する事が難しく、弦を交換する作業を難しいものとしていた。
本発明は、弦を通す為の挿通孔が上下に貫通した軟質樹脂製または弾性樹脂製の筒状の弦保持部と、前記弦保持部の外周面を覆うように硬質素材を筒状に形成した外殻部からなる事を特徴とする弦支持用治具であって、前記挿通孔は筒状に成型された軟質樹脂または弾性樹脂に穿孔する事で形成され、挿通孔内周面と、弦との摩擦により、弦を保持することで、弦の交換作業の間に一時的に弦を固定する着脱式の治具を用いることで課題を解決する。
弦を通す為の挿通孔が上下に貫通した軟質樹脂製または弾性樹脂製の筒状の弦保持部と、前記弦保持部の外周面を覆うように硬質素材を筒状に形成した外殻部からなる事を特徴とする弦支持用治具であって、
前記挿通孔は軟質樹脂または弾性樹脂を挿通孔を形成するように巻回した構造を有し、挿通孔内周面と、弦との摩擦により、弦を保持することで、弦の交換作業の間に一時的に弦を固定する着脱式の治具を用いることで課題を解決する。
弦を通す為の挿通孔が上下に貫通した軟質樹脂製または弾性樹脂製の筒状の弦保持部と、前記弦保持部の外周面を覆うように硬質素材を筒状に形成した外殻部からなる事を特徴とする弦支持用治具であって、前記挿通孔は軟質樹脂または弾性樹脂が挿通孔を形成するようにトーラス状に成型され、挿通孔内周面と、弦との摩擦により、弦を保持することで、弦の交換作業の間に一時的に弦を固定する着脱式の治具を用いることで課題を解決する。
請求項1乃至2乃至3のいずれかに記載の治具において、外周面を覆うような外殻を持たない事を特徴とする弦の交換作業の間に一時的に弦を固定する着脱式の治具を用いることで課題を解決する。。
弦を通す為の挿通孔が上下に貫通した軟質樹脂製または弾性樹脂製の筒状の弦保持部と、前記弦保持部の外周面を覆うように硬質素材を筒状に形成した外殻部からなる事を特徴とする弦支持用治具であって、弦の挿入時に前記弦保持部が前記外殻部より抜出させないための、断面積の異なる部位を持つ外殻を有することを特徴とする、請求項1乃至2乃至3のいずれかに記載の弦の交換作業の間に弦を一時的に固定する着脱式の治具を用いることで課題を解決する。
弦を通す為の挿通孔が上下に貫通した軟質樹脂製または弾性樹脂製の筒状の弦保持部と、前記弦保持部の外周面を覆うように硬質素材を筒状に形成した外殻部からなる事を特徴とする弦支持用治具であって、弦支持用治具と弦巻との密着性を高めるために、錐状に突出した形状を持つ弦保持部を持つことを特徴とする、請求項1乃至2乃至3乃至4乃至5のいずれかに記載の弦の交換作業の間に弦を一時的に固定する着脱式の治具を用いることで課題を解決する。
本発明に弦を通した後に弦を折り曲げることで、弦の交換中に弦を弦巻に一時的に固定し、弦が弦巻から滑ったり抜出して弛む事を防止あるいは低減する機構を有することで、弦5の交換作業を簡単かつ早くすることを可能とし、弦の折リ曲げ回数を減らすことでチューニングの安定を実現し、弦の折り曲げ回数を減らす事で弦交換の作業を簡単かつ素早く出来るようにする事を特徴とする。
また本発明はギターに自由に着脱できるものなのであるから、ギター等の弦楽器の音響的な特性に影響を与えない事を特徴とする。
本発明によれば、弦巻を通す前に弦を折りまげて弦を弦巻に挿入し、本発明に弦を貫通させ、弦を本発明の開放端で折り曲げた状態で弦巻に代表される弦巻を用いて弦を巻き上げることで、弦保持部内周面と弦との摩擦により弦を保持し、安定した弦の巻き上げを簡単にし、その結果として安定したチューニングを得る事を特徴とする。
本発明の斜視図である。 本発明のX-Y断面図である。 (a)、(b)、(c)、(d)、(e)は本発明の実施形態の手順を示した部分正面図である。 別の実施形態における本発明の斜視図である。 別の実施形態における本発明の斜視図である。 別の実施形態における本発明の斜視図である。 別の実施形態における本発明の斜視図である。 従来技術における弦交換機構を示した部分正面図である。 従来技術における弦交換機構を示した部分正面図である。 従来技術における弦交換機構を示した部分正面図である。
この発明の一実施形態を示す。
本発明は図1で示されるような、弦5を通す為の挿通孔30が上下に貫通した軟質樹脂製または弾性樹脂製の筒状の弦保持材20を持つ事を特徴とする弦支持用治具であり、図2のX-Y断面図で示されるような断面を持つ。
本発明では、金属あるいは樹脂等の硬質素材で作られた筒状の外殻40の内部に、弦5を貫通させるために穿孔された挿通孔30を持つスポンジ等の軟質樹脂やゴム等の弾性材からなる弦保持材20、あるいは弦を貫通させる挿通孔33を形成するために、トーラス状に成型されたスポンジ等の軟質樹脂やゴム等の弾性材からなる弦保持材23、あるいは弦を貫通させるための挿通孔32を形成させる為に巻回したスポンジ等の軟質樹脂やゴム等の弾性材からなる弦保持材22を有するか、あるいは外殻と弦保持材の明確な区分がなく、挿通孔を形成するために、穿孔あるいはトーラス状に成型あるいは巻回された軟質樹脂や弾性材からなる弦保持材による弦の固定機構を有する事を特徴とする。
本発明によって保持されている部分の弦の断面積を1とした場合に弦保持部の断面積はその3倍から20倍程度を有することとし、弦保持部の弦を保持する為の軸方向の長さは弦保持部の断面積の1倍以上有る事を特徴とする。
弦5を折り曲げ治具本体1に弦5を通した後に弦5を治具本体1の自由端側で折り曲げることで、挿通孔30の内周面と弦5との摩擦により、弦5の交換中に弦5を一時的に弦巻7に固定し、弦5が弦5の交換作業中に弦巻7から滑るあるいは抜出する事を防止あるいは低減する機構を特徴とする。
また本発明は弦楽器に自由に着脱できるものなのであるから、弦楽器の音響的な特性に影響を与えない事を特徴とする。
図3に示すa、b、c、d、eの平面図は本発明の実施よる弦の交換作業の手順をギターを例に挙げて表すものであり、その手順を右巻きの場合を例に取り、図面に従い説明すると
a 弦5に約80度の形を付け折り曲げる。
b ギター本体6に装備されている弦巻7に弦5を折り曲げ部まで挿入する
c 治具本体1に弦5を挿入し糸巻き7に密着する位置まで移動させる。
d 治具本体1の開放端で弦5を弦巻7の巻取り方向と同じの右向きに約90度折り曲げ治具本体と弦巻との密着性を高める。
この状態で通常の通りに右巻きに巻いていけば、弦5は治具本体1を通して折り曲げ部で糸巻き7に固定され密着しているので、弦を滑らせあるいは抜出させることなくチューニングすることが出来、結果としてチューニングは安定し、また、弦の折り曲げは最低限で済むので、弦の強度の損失を抑える事が出来、弦の寿命を延長出来る。
e 弦の巻取り作業が完了した後、治具本体1を弦5から引き抜き弦5の余剰分を切断する。
このa,b,c,d,eの工程をもって、本発明の実施形態であるところの弦交換作業を終了するものとする。
図4は弦5の挿通孔32を形成するために、軟質樹脂あるいは弾性樹脂を巻回した構造の弦保持材22を外殻42の内部に有する事を特徴とするものである。
図5は弦5の挿通孔23を形成するために、軟質樹脂あるいは弾性樹脂をトーラス状に成形し、外殻を有さない。
図6は治具本体1Eと弦巻7との密着性を高めるために、弦巻7側に錐状に突出した弦保持部34を持ち、外殻を有さない。
図7は治具本体1Fに弦5を挿通させようとした時に、弦保持部25が外殻45から抜出してしまうのを防ぐ目的で、外殻の一部の挿通孔35方向の断面積を小さくしたものである。
本発明において外殻は必ずしも必要とされない。
上記したように、本発明は以上の構成よりなる非常に簡単な構造を持った着脱式の治具であり、簡単に綺麗に早く弦を交換する方法を、例えば特許文献1と特許文献2で示されるような従来の方法より安価で簡単にかつギターの音響的な特性に影響を与えずに提供する事を特徴とする。
1:治具本体 5:弦 6:ギターヘッド 7:弦巻 1A,1B,1C,1D,1E,1F:治具本体 20,21,22,23,24,25:弦保持材 30,31,32,33,34,35:弦挿通孔 40,41,42,45:外殻


本発明は、ギターに代表される弦楽器の弦交換に供する治具に関する。
本発明は、ギターに代表される弦楽器の弦を簡単に早く交換することを特徴とするもので
あり、また安定したチューニングが出来る弦の巻き方を実現することを特徴とする弦交換
用の着脱式の治具を提供する。
従来、ギターに代表される弦楽器の弦を交換する作業は時間がかかり、安定したチューニ
ングを達成する方法を習得する為に熟練を要する手間のかかる作業であるので、弦の交換
作業の煩雑さから、初心者ほど弦交換に大きく時間を割かなければならない等、初心者の
上達の妨げになっていた。
また、演奏会等での演奏中の不慮の弦の切断の際には、可及的速やかに弦を交換し、弦が
切れたことによって発生した障害から復旧する事が必要とされている。
この課題を解決する手段として、例えば特許文献2で提案されるような工具や特許文献1
で提案されるような弦の固定機構を備えた弦巻があった。
特許文献2で提案されるような工具は金型の新規製作や型鍛造といった工程を取らなけれ
ばならない等、生産に費用がかかり、また弦同士が弦巻上で交差するため、弦同士の接触
により、弦同士が弦巻上で交差している部分で腐食が発生しやすくなる事に加え、弦同士
の接触部位が弦の張力により圧迫される事で弦の強度が下がるという問題があった。また
、弦が交差している部分が弦の張力によって、弦巻上で弦の弛みがある程度以上に締めら
れるまではチューニングが安定しなかった。
また、特許文献1で提案されるような弦巻自体が弦の固定機構を有するような弦巻は、非
常に複雑な構造を持つことから、生産工程は当然煩雑になり生産の費用がかかる事に加え
、ギターに装備されている弦巻と置換せねばならない。特にビンテージギターと呼ばれる
ような貴重な文化財としての側面を持つギターにおいて、弦楽器の音響的な特性から考え
て、弦と接触している部分を置換あるいは加工を加えることは望ましくない、という状況
がある。
また、弦と接触している部分を変更することで、弦楽器の音響的な特性が変化するのが好
ましくないという考え方は、上記したビンテージギターと呼ばれるような貴重なギターだ
けではなく、全ての弦楽器について共通して考えられるものである。
特開平5−119768号 公報 特開平11−212546号 公報
本発明は上述したような問題を解決しようとするものであり、ギターに代表されるような
弦楽器の弦交換を簡単に行えるようにすることを課題とする。
ギターに代表されるような弦楽器の弦の交換作業において、例えば図8に示すように、従
来から一般的に使用されている弦を固定する手段を持たない弦巻において、図9に示すよ
うに弦が弦の持つ復元力により弦巻に穿孔された弦を通すための孔から弦が滑りあるいは
抜出してしまい、弦を巻き上げ始めると図10に示すように、弦が本来意図されていない
場所で折り曲げられることによりチューニングが安定せず、弦が本来意図されていない場
所で折り曲げられることにより弦の強度が低下し、弦が切れやすくなるという問題を有し
ており、弦を少なくとも交換作業中に正しい位置で保持する事が難しく、弦を交換する作
業を難しいものとしていた。
本発明は、弦を通す為の挿通孔が上下に貫通した軟質樹脂製または弾性樹脂製の筒状の弦
保持部と、前記弦保持部の外周面を覆うように硬質素材を筒状に形成した外殻部からなる
事を特徴とする弦支持用治具であって、前記挿通孔は筒状に成型された軟質樹脂または弾
性樹脂に穿孔する事で形成され、挿通孔内周面と、弦との摩擦により、弦を保持すること
で、弦の交換作業の間に一時的に弦を固定する着脱式の治具を用いることで課題を解決す
る。
弦を通す為の挿通孔が上下に貫通した軟質樹脂製または弾性樹脂製の筒状の弦保持部と、
前記弦保持部の外周面を覆うように硬質素材を筒状に形成した外殻部からなる事を特徴と
する弦支持用治具であって、
前記挿通孔は軟質樹脂または弾性樹脂を挿通孔を形成するように巻回した構造を有し、挿
通孔内周面と、弦との摩擦により、弦を保持することで、弦の交換作業の間に一時的に弦
を固定する着脱式の治具を用いることで課題を解決する。
弦を通す為の挿通孔が上下に貫通した軟質樹脂製または弾性樹脂製の筒状の弦保持部と、
前記弦保持部の外周面を覆うように硬質素材を筒状に形成した外殻部からなる事を特徴と
する弦支持用治具であって、前記挿通孔は軟質樹脂または弾性樹脂が挿通孔を形成するよ
うにトーラス状に成型され、挿通孔内周面と、弦との摩擦により、弦を保持することで、
弦の交換作業の間に一時的に弦を固定する着脱式の治具を用いることで課題を解決する。
請求項1乃至2乃至3のいずれかに記載の治具において、外周面を覆うような外殻を持た
ない事を特徴とする弦の交換作業の間に一時的に弦を固定する着脱式の治具を用いること
で課題を解決する。
弦を通す為の挿通孔が上下に貫通した軟質樹脂製または弾性樹脂製の筒状の弦保持部と、
前記弦保持部の外周面を覆うように硬質素材を筒状に形成した外殻部からなる事を特徴と
する弦支持用治具であって、弦の挿入時に前記弦保持部が前記外殻部より抜出させないた
めの、断面積の異なる部位を持つ外殻を有することを特徴とする、請求項1乃至2乃至3
のいずれかに記載の弦の交換作業の間に弦を一時的に固定する着脱式の治具を用いること
で課題を解決する。
弦を通す為の挿通孔が上下に貫通した軟質樹脂製または弾性樹脂製の筒状の弦保持部と、
前記弦保持部の外周面を覆うように硬質素材を筒状に形成した外殻部からなる事を特徴と
する弦支持用治具であって、弦支持用治具と弦巻との密着性を高めるために、錐状に突出
した形状を持つ弦保持部を持つことを特徴とする、請求項1乃至2乃至3乃至4乃至5の
いずれかに記載の弦の交換作業の間に弦を一時的に固定する着脱式の治具を用いることで
課題を解決する。
本発明に弦を通した後に弦を折り曲げることで、弦の交換中に弦を弦巻に一時的に固定し
、弦が弦巻から滑ったり抜出して弛む事を防止あるいは低減する機構を有することで、弦
5の交換作業を簡単かつ早くすることを可能とし、弦の折リ曲げ回数を減らすことでチュ
ーニングの安定を実現し、弦の折り曲げ回数を減らす事で弦交換の作業を簡単かつ素早く
出来るようにする事を特徴とする。
また本発明はギターに自由に着脱できるものなのであるから、ギター等の弦楽器の音響的
な特性に影響を与えない事を特徴とする。
本発明によれば、弦巻を通す前に弦を折りまげて弦を弦巻に挿入し、本発明に弦を貫通さ
せ、弦を本発明の開放端で折り曲げた状態で弦巻に代表される弦巻を用いて弦を巻き上げ
ることで、弦保持部内周面と弦との摩擦により弦を保持し、安定した弦の巻き上げを簡単
にし、その結果として安定したチューニングを得る事を特徴とする。
本発明の斜視図である。 本発明のX-Y断面図である。 (a)、(b)、(c)、(d)、(e)は本発明の実施形態の手順を示した部分正面図である。 別の実施形態における本発明の斜視図である。 別の実施形態における本発明の斜視図である。 別の実施形態における本発明の斜視図である。 別の実施形態における本発明の斜視図である。 従来技術における弦交換機構を示した部分正面図である。 従来技術における弦交換機構を示した部分正面図である。 従来技術における弦交換機構を示した部分正面図である。
この発明の一実施形態を示す。
本発明は図1で示されるような、弦5を通す為の挿通孔30が上下に貫通した軟質樹脂製
または弾性樹脂製の筒状の弦保持材20を持つ事を特徴とする弦支持用治具であり、図2
のX-Y断面図で示されるような断面を持つ。
本発明では、金属あるいは樹脂等の硬質素材で作られた筒状の外殻40の内部に、弦5を
貫通させるために穿孔された挿通孔30を持つスポンジ等の軟質樹脂やゴム等の弾性材か
らなる弦保持材20、あるいは弦を貫通させる挿通孔33を形成するために、トーラス状
に成型されたスポンジ等の軟質樹脂やゴム等の弾性材からなる弦保持材23、あるいは弦
を貫通させるための挿通孔32を形成させる為に巻回したスポンジ等の軟質樹脂やゴム等
の弾性材からなる弦保持材22を有するか、あるいは外殻と弦保持材の明確な区分がなく
、挿通孔を形成するために、穿孔あるいはトーラス状に成型あるいは巻回された軟質樹脂
や弾性材からなる弦保持材による弦の固定機構を有する事を特徴とする。
本発明によって保持されている部分の弦の断面積を1とした場合に弦保持部の断面積はそ
の3倍から20倍程度を有することとし、弦保持部の弦を保持する為の軸方向の長さは弦保
持部の断面積の1倍以上有る事を特徴とする。
弦5を折り曲げ治具本体1に弦5を通した後に弦5を治具本体1の自由端側で折り曲げる
ことで、挿通孔30の内周面と弦5との摩擦により、弦5の交換中に弦5を一時的に弦巻
7に固定し、弦5が弦5の交換作業中に弦巻7から滑るあるいは抜出する事を防止あるい
は低減する機構を特徴とする。
また本発明は弦楽器に自由に着脱できるものなのであるから、弦楽器の音響的な特性に影
響を与えない事を特徴とする。
図3に示すa、b、c、d、eの平面図は本発明の実施よる弦の交換作業の手順をギターを
例に挙げて表すものであり、その手順を右巻きの場合を例に取り、図面に従い説明すると
a 弦5に約80度の形を付け折り曲げる。
b ギター本体6に装備されている弦巻7に弦5を折り曲げ部まで挿入する
c 治具本体1に弦5を挿入し糸巻き7に密着する位置まで移動させる。
d 治具本体1の開放端で弦5を弦巻7の巻取り方向と同じの右向きに約90度折り曲げ
治具本体と弦巻との密着性を高める。
この状態で通常の通りに右巻きに巻いていけば、弦5は治具本体1を通して折り曲げ部で
糸巻き7に固定され密着しているので、弦を滑らせあるいは抜出させることなくチューニ
ングすることが出来、結果としてチューニングは安定し、また、弦の折り曲げは最低限で
済むので、弦の強度の損失を抑える事が出来、弦の寿命を延長出来る。
e 弦の巻取り作業が完了した後、治具本体1を弦5から引き抜き弦5の余剰分を切断す
る。
a,b,c,d,eの工程をもって、本発明の実施形態であるところの弦交換作業を
終了するものとする。
図4は弦5の挿通孔32を形成するために、軟質樹脂あるいは弾性樹脂を巻回した構造の
弦保持材22を外殻42の内部に有する事を特徴とするものである。
図5は弦5の挿通孔23を形成するために、軟質樹脂あるいは弾性樹脂をトーラス状に成
形し、外殻を有さない。
図6は治具本体1Eと弦巻7との密着性を高めるために、弦巻7側に錐状に突出した弦保
持部34を持ち、外殻を有さない。
図7は治具本体1Fに弦5を挿通させようとした時に、弦保持部25が外殻45から抜出
してしまうのを防ぐ目的で、外殻の一部の挿通孔35方向の断面積を小さくしたものであ
る。
本発明において外殻は必ずしも必要とされない。
上記したように、本発明は以上の構成よりなる非常に簡単な構造を持った着脱式の治具で
あり、簡単に綺麗に早く弦を交換する方法を、例えば特許文献1と特許文献2で示される
ような従来の方法より安価で簡単にかつギターの音響的な特性に影響を与えずに提供する
事を特徴とする。
1:治具本体 5:弦 6:ギターヘッド 7:弦巻 1A,1B,1C,1D,1E,1F
:治具本体 20,21,22,23,24,25:弦保持材 30,31,32,33
,34,35:弦挿通孔 40,41,42,45:外殻

Claims (6)

  1. 弦を通す為の挿通孔が上下に貫通した軟質樹脂製または弾性樹脂製の筒状の弦保持部と、前記弦保持部の外周面を覆うように硬質素材を筒状に形成した外殻部からなる事を特徴とする弦支持用治具であって、前記挿通孔は筒状に成型された軟質樹脂または弾性樹脂に穿孔する事で形成され、挿通孔内周面と、弦との摩擦により、弦を保持することで、弦の交換作業の間に一時的に弦を固定する着脱式の治具。
  2. 弦を通す為の挿通孔が上下に貫通した軟質樹脂製または弾性樹脂製の筒状の弦保持部と、前記弦保持部の外周面を覆うように硬質素材を筒状に形成した外殻部からなる事を特徴とする弦支持用治具であって、
    前記挿通孔は軟質樹脂または弾性樹脂を挿通孔を形成するように巻回した構造を有し、挿通孔内周面と、弦との摩擦により、弦を保持することで、弦の交換作業の間に一時的に弦を固定する着脱式の治具。
  3. 弦を通す為の挿通孔が上下に貫通した軟質樹脂製または弾性樹脂製の筒状の弦保持部と、前記弦保持部の外周面を覆うように硬質素材を筒状に形成した外殻部からなる事を特徴とする弦支持用治具であって、前記挿通孔は軟質樹脂または弾性樹脂が挿通孔を形成するようにトーラス状に成型され、挿通孔内周面と、弦との摩擦により、弦を保持することで、弦の交換作業の間に一時的に弦を固定する着脱式の治具。
  4. 請求項1乃至2乃至3のいずれかに記載の治具において、外周面を覆うような外殻を持たない事を特徴とする弦の交換作業の間に一時的に弦を固定する着脱式の治具。
  5. 弦を通す為の挿通孔が上下に貫通した軟質樹脂製または弾性樹脂製の筒状の弦保持部と、前記弦保持部の外周面を覆うように硬質素材を筒状に形成した外殻部からなる事を特徴とする弦支持用治具であって、弦の挿入時に前記弦保持部が前記外殻部より抜出させないための、断面積の異なる部位を持つ外殻を有することを特徴とする、請求項1乃至2乃至3のいずれかに記載の弦の交換作業の間に弦を一時的に固定する着脱式の治具
  6. 弦を通す為の挿通孔が上下に貫通した軟質樹脂製または弾性樹脂製の筒状の弦保持部と、前記弦保持部の外周面を覆うように硬質素材を筒状に形成した外殻部からなる事を特徴とする弦支持用治具であって、弦支持用治具と弦巻との密着性を高めるために、錐状に突出した形状を持つ弦保持部を持つことを特徴とする、請求項1乃至2乃至3乃至4乃至5のいずれかに記載の弦の交換作業の間に弦を一時的に固定する着脱式の治具


JP2015093864A 2015-05-01 2015-05-01 弦交換用の着脱式の治具 Active JP6030702B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0615845A (ja) * 1992-06-30 1994-01-25 Canon Inc インクジェット記録用のインクタンク
JP2008000110A (ja) * 2006-06-26 2008-01-10 Shimano Inc 釣用係止具

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