JP2015215613A - 相互に参照される光学的周波数コーム - Google Patents

相互に参照される光学的周波数コーム Download PDF

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Abstract

【課題】2つの相互に参照された光学的周波数コームに基いて光学的周波数リファレンスを提供する。
【解決手段】微細な光学的周波数コーム102および粗い光学的周波数コーム104を包含している光学的周波数リファレンスにおいて、微細なコーム102は、第1の歯110と無線周波数リファレンスの分数または整数倍数にロックされる歯の間の周波数間隔FCS106とを有する。粗いコーム104は、第1の歯110にロックされる第2の歯112とFCS106の整数倍数にロックされる歯間の周波数間隔CCS108とを有する。粗い光学的周波数コーム104の少なくとも一つの歯の絶対的な光学的周波数がセットされる。
【選択図】図1

Description

[関連出願についてのクロス・リファレンス]
[0001] この出願は、2014年5月7日に出願され、本願明細書に引用したものとする米国仮特許出願番号61/990,023の優先権の利益を有する。
[0002] 正確な、調整可能な光学合成は、膠着状態廃水特徴描写、広帯域のおよび安全な通信、光学分光学、ガス検知、LiDAR、光学的搬送装置原子時計および原子および光学機械式不活発なセンサの可能な用途を有する。現在の最新技術の光学的シンセサイザは、サイズ、コストおよびパワー要求のため研究室使用に限られている。
[0003] ワイドなレンジ(例えば1530―1565ナノメートルのC―バンド光通信レンジ)にわたる正確および安定光学出力を達成する光学的シンセサイザは、無線周波数(RF)領域のフィードバック制御を有する非常に安定および正確な光学参照にロックされる出力光を有する。大規模光学的シンセサイザに関して、チタン―サファイヤまたはファイバー―レーザー・ベースのフェムト秒モードロックレーザ・ソースに基づいて自動参照された光学的周波数コームがマイクロ波入力に基準光出力に用いられ、光学合成を可能にする。これらのデバイスは、商業的に利用できて、冷蔵庫と同じ大きさで、大量のパワーを使用する。
[0004] 微小共振器に基づいて自動参照された光学的周波数コームを開発するために、重要な効果は過去2、3年に得られ、伝統モードロックレーザが光学的周波数コームの基礎を形成したより非常に少ないパワーを、それは作動するために使用する。しかしながら、光学的周波数コームは、自己を光学干渉計において、参照しているものによって、作動する。同時に1ワットを上回るレーザー・パワーにより励起されると共に、微細なコーム歯間隔を有する微小共振器を制御することができないため、これは微小共振器を用いて達成されなかった。そして、自己言及に十分に広くコームを作製する(例えば、オクターブ高音にわたる)ために、それは用いられる。
[0005] 本願明細書において、実施形態は、微細な光学的周波数コームおよび粗い光学的周波数コームを包含している光学的周波数リファレンスを提供する。微細なコームは、第1の歯と無線周波数リファレンスの分数または整数倍数にロックされる歯の間の周波数間隔(FCS)とを有する。粗いコームは、第1の歯にロックされる第2の歯とFCSの整数倍数にロックされる歯間の周波数間隔(CCS)とを有する。粗い光学的周波数コームの少なくとも一つの歯の絶対的な光学的周波数がセットされる。
[0006] 図面は例示だけを表し、特許請求の範囲において、制限するとは考慮されず、例示は添付の図面を用いることにより付加的な特性および詳細により記載される。
[0007] 図1は、2つの相互に参照された光学的周波数コームの例示のを例示している図である。 [0008] 図2は、2つの光学的周波数コームを相互に参照する例示の方法のフロー図である。 [0009] 図3は、図1の相互に参照された光学的周波数コームを実装することに関し例示のシステムを例示している図である。 [0010] 図4は、図1の相互に参照された光学的周波数コームを実装することに関し他の例示のシステムを例示している図である。 [0011] 図5Aは、図1の微細なコームのいくつかの歯に関して図1の粗いコームに関し自由スペクトル・レンジを共振器から一掃する例示のを例示しているグラフである。 [0012] 粗いコームに関し共振器の自由スペクトル・レンジが掃除されるにつれて、図5Bは図1の粗いコームと図1の微細なコームの間にビートノートを例示しているグラフである。 [0013] 図6Aは、図1の相互に参照された光学的周波数コームを利用している例示の光学的周波数シンセサイザを例示している図である。 [0014] 図6Bは、一部の微細なコームおよび粗いコームに加えて図6Aの光学的周波数シンセサイザから光例示の出力を例示しているグラフである。
[0015] 一般の習慣に従って、さまざまな記載された特徴は、一定の縮尺で描かれず、例示に関連する特定の特徴を強調するように描かれる。さまざまな図面の同様の参照番号および呼称は、同じエレメントを示す。
[0016] 本願明細書において、記載される内容は、2つの相互に参照された光学的周波数コームに基づいて光学的周波数リファレンスを提供する。相互に参照された光学的周波数コームは、減少したレーザー・パワー要求を有するワイドチューニング・レンジの上の安定な光学的周波数参照を成し遂げることができる。
[0017] 図1は、かかる相互に参照された光学的周波数コーム100(また、本明細書において、単に「コーム100」と称する)を例示している図である。コーム100は、微細な光学的周波数コーム(FC)102および粗い光学的周波数コーム(CC)104を包含する。CC104が比較的粗い間隔を有すると共に、FC102は比較的微細な間隔を有する。パワーは、安定した高周波微細コームを生成するために必要な光パワーを低減できる微細コーム102に関連して、粗コーム104を使用して、歯の数が増加するにつれて光コームの増加を生成するために必要なので、単一の光周波数ためコームは、広い出力範囲と狭い歯の間隔の両方を達成するために必要とされない。特に、微細なコーム・ポンプレーザ122の波長が微細なコーム102の歯間隔より適切に演繹的に精度にとって公知でない場合であっても、微細なコーム歯の周波数が明白に確認されるのを、コーム100を相互に参照できる。
[0018] 図2は、FC102およびCC104を相互に参照する例示の方法200のブロック図である。方法200は、オーダー番号「p」の第1の歯110をロックして、第2の歯112またはオーダー番号「m」にFC102の周波数f(p)110を有して、CC 104(ブロック202)の周波数f(m)を有することを包含する。図3および4は、CC104の第2の歯112にロックされる第1の歯110を有しているFC102を生成する手段のそれぞれの例を例示する。
[0019] 図3に示される例において、ポンプレーザ304を有するCC104に関し共振器302(例えば、微小共振器)をポンプすることによって、CC104は、生成されることがありえる。FC102は、ポンプレーザ304から生成されることもありえる。図3に示される実装において、ポンプレーザ304を有するFC102に関し共振器306(例えば、微小共振器)をポンプすることによって、FC102は、生成される。代わりの実装において、ポンプレーザ304からモジュレータまで信号を提供することによって、FC102は、生成されることがありえる。他の代わりの実装において、ポンプレーザ304からモジュレータまで信号を提供して、モジュレータから共振器まで出力を提供することによって、FC102は、生成されることがありえる。いずれにせよ、同じポンプレーザ304を有するFC102およびCC104を生成することは、CC104の第2の歯112にロックされるFC102の第1の歯110を生じさせる。
[0020] 図4に示される他の例示において、第1のポンプレーザ404を有するCC104に関し、そして、第2のポンプレーザ406を有するFC102を生成することによって、共振器402(例えば、微小共振器)をポンプすることによって、CC104は、生成されることがありえる。図4に示される実装において、第2のポンプレーザ406を有するFC102に関し共振器408(例えば、微小共振器)をポンプすることによって、FC102は、生成される。代わりの実装において、第2のポンプレーザ406からモジュレータまで信号を提供することによって、FC102は、生成されることがありえる。他の代わりの実装において、第2のポンプレーザ406からモジュレータまで信号を提供して、モジュレータから共振器まで出力を提供することによって、FC102は、生成されることがありえる。いずれにせよ、第2のポンプレーザ406が第1のポンプレーザ404にロックされるように、第2のポンプレーザ406を制御することによって、図4に示される例示のCC104の第2の歯112に、FC102の第1の歯110はロックされることがありえる。特に、第1のポンプレーザ404と第2のポンプレーザ406の間に周波数の差分を検出して、第1のポンプレーザ404に第2のポンプレーザ406をロックするために、406がその上に基礎を形成した第2のポンプレーザを制御するために、適切な検出器と一緒の処理デバイス410は、構成されることがありえる。
[0021] 図1に戻って参照すると、互いにロックされる一つのポンプレーザまたは2つのポンプされたレーザー装置を用いてFC102およびCC104が生成されるかどうかにかかわらず、FC102およびCC104の少なくとも一つの歯はポンプレーザ122、124の共通周波数126である。図1に示される例示において、それらの歯の2つは、FC102の第1の歯110およびCC104の第2の歯112である。
[0022] 歯周波数110のうちの2つをロックすることに加えて、方法200も、無線周波数(RF)リファレンス(ブロック204)の整数または分数の倍数までFC102の歯の間に周波数間隔(FCS)106をロックすることを包含する。ある例では、無線周波数参照は微細なコームポンプレーザ304、406を直接変調するために用いる。そして、FCS106を有するFC102をRFリファレンスの分数または整数倍数に等しく作る。他の例では、FCS106は、無線周波数エレクトロニクスを用いて検出されて、微細なコーム共振器自由スペクトル・レンジの閉ループ制御によって、無線周波数参照に安定化される。安定なRF参照にFCS106をロックすることに基づいて所望のエラー・レンジの中でFCS106があることがありえるように、FC102のFCS106は十分に小さく選択される。例示において、安定RFリファレンスは10MHzである。そして、FCS106は10MHz(例えば20GHz)の分数または整数倍数に基づいて生成される。
[0023] しかしながら、FCS106が公知の場合であっても、FC102のいかなる所与の歯の絶対の周波数も上記単独に基づいてわかっていない。したがって、相互にロックされたコーム102、104の他のアイテムは、CC104の歯間の周波数間隔(CCS)108がFCS106の整数倍数までロックされるということである。例示において、FCS106は20GHzである。そして、CCS108が1000GHzであるように、整数倍数は50である。FC102の歯がかかるロックを使用可能にするために少なくともCCS108にわたるように、FC102の幅およびCCS108は選択される。
[0024] FC102(ブロック206)のオーダー番号p+qの第4の歯118にCC104のオーダー番号m+1の第3の歯116をロックすることによって、CCS108は、FCS106の整数倍数までロックされることがありえる。第1の歯110に第2の歯112をロックすることと、ともに第4の歯118に第3の歯116をロックすることによって、CCS108は、FCS106の整数倍数までロックされる。例示において、第3の歯116がCCS108によって、第2の歯から分離されるように、第3の歯116は第2の歯108に対する隣接する歯である。かかる例示において、CCS108は、FCS106の整数倍数qまでロックされる。例示において、FC102の出力とCC104の出力間のビート周波数が第3の歯116および第4の歯118の周波数の一致を示すように、CC104に関し共振器の自由スペクトル・レンジ(FSR)をセットことによって、第3の歯116は第4の歯118にロックされる。
[0025] 例において、CC104に関しFSRを共振器305、405から一掃することによって、第3の歯116は、第4の歯118にロックされることがありえる。ロックすることができるようにするFC102のいかなる所望の歯からも第3の歯116まで、第4の歯118は、選択されることがありえる。例えば、キャビティ長を調整している温度によって、または、他の手段によって、共振器305、405のFSRは、掃除されることがありえる。共振器305、405のFSRが掃除されると共に、FC102とCC104間の光ビート注の無線周波数、f、ビートはモニタされる。
[0026] FC102のいくつかの歯に関するCC104に関し、図5Aは、FSRを共振器305、405から一掃する例を例示しているグラフである。示すように、FSRを共振器305、405から一掃することは、108が変えるCCSを生じさせる。FC102の歯p(例えば、第1の歯110)にロックされるCC104の歯m(例えば、第2の歯112)については、CC104のm+1歯(例えば、第3の歯116)は、FC102の歯にp+1、p+2、p+3などを横切らせる。CCS108がFC102に関して変化するにつれて、それから、m+1歯116はFC102とCC104の間にビート・ノートの周波数の変更のレートに基づいてFC102のいかなる歯(p+1、p+2、p+3)にもロックされることがありえる。特に、m+1歯116がFC102の歯全体に掃除するにつれて、ビート・ノートのレース・レート(RR)、
Figure 2015215613
はモニタされる。
[0027] 図5Bは、レース・レートの例を例示しているグラフである。例において、レース・レートは、FCS106に小さい震えを適用することによって、モニタされることがありえる。FCS106の震えは、FC102とCC104の間に鼓動注502上の鋸歯状形状を生成する。レース・レート504は、ビート・ノート502の鋸歯状形状の下方へのエッジの傾斜である。p歯110とCC104のm+1歯116がビート・ノートを作成するために妨げていることをFCの歯(などp+1、p+2、p+3)の間に、比例して歯「q」の数に依存する値を、レース・レート504は、有する。特に、レースは無限に504の移動をより間近であると評価する(垂直傾斜)更に、CC104のm+1歯116を妨げているFC102の歯(p+1、p+2など)はp歯110から間隔をおいて配置される。この現象に基づいて、それは102までm+1歯をロックすることが望ましいFCの歯(第4の歯)118とCC104のm+1歯116が重複するときに、それは決定されることがありえる。特に、
Figure 2015215613
、FCS106をディザ処理する方法によるいくつかの定数bに関する。m+1歯116が所望の(第4の)歯118に重なるときに、レース・レートは第4の歯118に関し予め定められた値に等しい。そこで、CC104共振器305、405のFSRを保つサーボ・ループは、係合することがありえる、第4の歯118に第3の歯116をロックする。一旦これが発生すると、CC104の歯の全てはFCS106の整数倍数によって、間隔を置かれる。特に、CCS108の周波数を有しているビート・ノートを検出しなければならならず、これは、達成されることがありえる。
[0028] CC104の周波数オフセット120も、セットされる。例において、図1に示すようにCC104の2つの歯を自動参照することによって、周波数オフセット120は、セットされる。公知であるように、かかる自己参照を可能にするために、CC104は光学オクターブにわたる。かくして、自己参照干渉計(ブロック208)のCC104に関し周波数オフセット、fo、120をセットすることによって、CC104の歯の絶対の周波数は、セットされる。例えば、多くの対の歯(n1、n2)が、2*周波数(n1)が周波数(n2)にほぼ等しい関係を納得させるかもしれないCC104にある(すなわち、一対の歯が1オクターブ離れてある)。各歯の光学的周波数は、周波数(n1)=fo+n2*CCSと書かれることがある。非線形媒体および注がn2歯によって、されるヘテロダイン・ビートにおいて、n1歯が2倍になる場合、ビート・ノートは周波数オフセット120を確認するために処理されることができる。周波数オフセット120は、フォト受信機によって、直接検出するにはあまりに、周波数において、高でもよい最悪のケースのCCS/2と同じ大きさでありえる。したがって、自己参照ビート・ノート周波数が検出器のバンド幅の外側にある場合、ビート・ノートは観察されない。ビート・ノートが観察されない場合、FC102およびCC104に関しポンプレーザ114はビート・ノートを見つけるためにさっと払われることがありえる(上および/または下)が(1/2)*CCS108より掃除される必要がない。ビート・ノートは、処理デバイス128および適切な検出器で検出されることがありえる。それから、所望のポイントでオフセットされる周波数をセットためにポンプ124の周波数126を調整するために、処理デバイス128は、粗いコームに関しポンプ124に信号を送ることがありえる。他の例において、自己参照干渉計を使用する代わりに、他の十分に安定なレーザー(例えば光学的原子時計の出力)にポンプ124(すなわち、CC104のm歯)を参照することによって、オフセットされる周波数はセットされる。
[0029] 第1の歯110と第2の歯112間のロック、FCS106とRF参照間のロック、第3の歯116と第4の歯118間のロックおよびCC104に関しポンプ124のロックの全ては、相互に参照されたコームコーム10を提供するために、並行して維持される。第2の歯112に、そして、CCS108にFCS106をロックすることによって、第1の歯110をロックすることによって、FC102の中でオフセットされる周波数は、セットされることがありえ、FC102が設定によって、光学オクターブにわたらない場合であっても、周波数はCC104にロックされているFC102によって、FC102の中でオフセットされる周波数を自動的にセットするCC104のうちの120をオフセットした。特に、FC102およびCC104は、ポンプレーザ114と協力してスライド(上および/または下)出力する。それがFCS106の整数倍数までロックされるのでこれが発生するにつれて、CCS108は変化しない。このようにして、FC102が光学オクターブにわたることができない場合であっても、FC102の中でオフセットされる周波数はセットされる(例えば、調整される)。
[0030] 例示において、コーム100が、光学的シンセサイザに関し光学参照として用いられることがありえる。かかる光学的シンセサイザ600の例示は、図6Aに示される。FC102およびCC104に加えて、光学的シンセサイザ600は、処理デバイス(例えば、マイクロプロセッサ)602および出力レーザー604を包含することがありえる。処理デバイス602は出力レーザー604およびFC102に連結する。そうすると、処理デバイス602は出力レーザー604からの光606とFC102の選択された歯の間に周波数差分を検出することがありえる。出力レーザー604をそこから光の周波数を調整するために制御するために、処理デバイス602も、構成される。例示において、処理デバイス602は、外部のRF基準信号に基づいてマイクロ波バンドにおいて、作動するダイレクトデジタル・シンセサイザ(DDS)である。図3Bは、出力レーザー304から出力光606とともに相互にロックされたFC102およびCC104を例示している例示のグラフを示す。
[0031] 作動中、FC102およびCC104は、上記のように相互に参照される。処理デバイス602は、出力レーザー604から光606に関し所望の出力周波数を示している信号を受信する。この信号はいかなる適切なソース(例えばより高レベル・コンピュータ・システム)からも受信されることがありえる。そして、それは人間からの入力を受信する。処理デバイス602は、近くで所望の出力周波数であるFC102の歯608を選択する。例示において、処理デバイス602は、所望の出力周波数に最も近いFC102の歯608を選択する。それから、処理デバイス602は、FC102の選択された歯608と出力レーザー604からの光606の周波数の間に周波数差分を検出する。検出周波数差分に基づいて、光606が所望の出力周波数でセットように、処理デバイス602は出力レーザー装置604を制御する。特に、FC102(光学オフセットされた周波数が所望の出力周波数とFC102の選択された歯608の周波数の間に差分に等しい)の選択された歯608から間隔をおいて配置される光学オフセットされた周波数で光606がそこからセットように、処理デバイス602は出力レーザー装置604を制御する。特に、処理デバイス602は、出力レーザー604に送られる周波数信号を生成することがありえ、出力レーザー604により生成される光606の周波数は、処理デバイス602(例えば、DDS)から受信される信号の周波数に基づく。出力レーザー装置604を制御するために処理デバイス602(例えば、DDS)から送られる信号の周波数は、本明細書において、デルタ周波数と称される。
[0032] 入力に基づいて、出力光606(602がデルタ周波数を調整して光606の周波数を制御することがありえる処理デバイス)に関し、受信される信号は所望の出力周波数を示した、および/または、いずれがFC102の中でかみ合うかが選択される。例示において、チューニングによって、処理デバイス602(例えば、DDS)のレンジに適合させる20GHz以下に、FCS106はセットされる。例示において、デルタ周波数は0HzとFCS106の間の周波数にセットされ、それは処理デバイス602(例えば、DDS)を有する下位ヘルツの精度によって、されることがありえる。
[0033] 例示において、CCS108は、FCS106より少なくとも10倍大きい。周波数間隔のかかる差分は、光学的シンセサイザ600に関し比較的低いパワー要求を有するFCS106に基づいてCCS108および微細な周波数解像度に基づいて広く全体の周波数レンジを提供する。この例示の実装において、CCS108は、FCS106より少なくとも50倍大きい。
例示の実施形態
[0034] 例1は、光学的周波数リファレンスを包含し、
無線周波数リファレンスの分数または整数倍数にロックされる歯の間の周波数間隔(FCS)と第1の歯を有している微細な光学的周波数コームと、
第1の歯にロックされる第2の歯と、FCSの整数倍数にロックされる歯の間の周波数間隔(CCS)とを有している粗い光学的周波数コームと、
を有し、
粗い光学的周波数コームの少なくとも一つの歯の絶対的な光学的周波数がセットされることを特徴とする。
[0035] 例2は例1の光学的周波数リファレンスを包含し、CCSはFCSより少なくとも10倍大きい。
[0036] 例3は例1―2のいずれかの光学的周波数リファレンスを包含し、微細な光学的周波数コームは1オクターブにわたらない。
[0037] 例4は例1―3のいずれかの光学的周波数リファレンスを包含し、微細な光学的周波数コームの第4の歯に粗い光学的周波数コームの第3の歯をロックすることによって、CCSはFCSの整数倍数にロックされる。
[0038] 例5は例4の光学的周波数リファレンスを包含し、第3の歯がCCSによって、第2の歯から分離されるように、第3の歯は第2の歯に対する隣接する歯である。
[0039] 例6は実施形態4―5のいずれかの光学的周波数リファレンスを包含し、粗い光学的周波数コームに関し共振器の自由スペクトル・レンジ(FSR)をセットすることによって、第3の歯は第4の歯にロックされ、微細な光学的周波数コームの混合と粗い光学的周波数コームとの間のビート周波数は、第4の歯に合わせられている第3の歯に対応する。
[0040] 例7は例1―6のいずれかの光学的周波数リファレンスを包含し、無線周波数リファレンスは、閉ループ・サーボ制御または共振器のパラメータ播種の一つから得られる。
[0041] 例8は例1―7のいずれかの光学的周波数リファレンスを包含し、微細な光学的周波数コームをポンプするために一般のポンプレーザを使用する一つのおよび粗い光学的周波数コームによって、または、微細な光学的周波数コームに関し第1のポンプレーザおよび粗い光学的周波数コームに関し第2のポンプレーザを用いて、第2の歯は第1の歯にロックされ、第1のポンプレーザおよび第2のポンプレーザは互いにロックされる。
[0042] 例9は例1―8のいずれかの光学的周波数リファレンスを包含し、自動ヘテロダイン効果を起こすインターフェロメトリの一つによって、または、十分に安定なレーザーに少なくとも一つの歯を参照することによって、少なくとも一つの歯の絶対の光学的周波数がセットされる。
[0043] 例10は2つの光学的周波数コームを相互に参照することに関する方法を包含し、
粗い光学的周波数コームの第2の歯に微細な光学的周波数コームの第1の歯をロックするステップと、
無線周波数参照の分数または整数倍数まで微細な光学的周波数コームの周波数間隔をロックするステップと、
微細な光学的周波数コームの周波数間隔の整数倍数まで粗い光学的周波数コームの周波数間隔をロックするステップと、
粗い光学的周波数コームの周波数オフセットをセットするステップと、
を有する。
[0044] 例11は方法の例10を包含し、微細な光学的周波数コームの周波数間隔の整数倍数に粗い光学的周波数コームの周波数間隔をロックすることは微細な光学的周波数コームの第4の歯に粗い光学的周波数コームの第3の歯をロックすることを包含する。
[0045] 例12は例11の方法を包含し、第3の歯が粗い光学的周波数コームの周波数間隔によって、第2の歯から分離されるように、第3の歯は第2の歯に対する隣接する歯である。
[0046] 例13は例11―12のいずれかの方法を包含し、
第4の歯に第3の歯をロックすることは粗い光学的周波数コームに関し共振器の自由スペクトル・レンジ(FSR)をセットすることを包含し、微細な光学的周波数コームの出力と粗い光学的周波数コームの出力間のビート周波数は、第4の歯に合わせられている第3の歯に対応する。
[0047] 例14は例10―13のいずれかの方法を包含し、無線周波数リファレンスは共振器のパラメータ播種または共振器の閉ループ・サーボ制御の一つから得られる。
[0048] 例15は例10―14のいずれかの方法を包含し、第2の歯に第1の歯をロックするステップは以下のステップの一つを包含する:微細な光学的周波数コームおよび一般のポンプレーザを有する粗い光学的周波数コームをポンプし、または、第1のポンプレーザを有する微細な光学的周波数コームをポンプし、および、第2のポンプレーザを有する粗い光学的周波数コームをポンプし、第2のポンプレーザに第1のポンプレーザをロックすること。
[0049] 例16は例10―15のいずれかの方法を包含し、粗い光学的周波数コームの周波数間隔は微細な光学的周波数コームの周波数間隔より少なくとも10倍大きい。
[0050] 例17は例10―16のいずれかの方法を包含し、微細な光学的周波数コームは1オクターブにわたらない。
[0051] 例18は方法の例10を包含し、オフセットされる周波数をセットするステップが、粗い光学的周波数コームの2つの歯を自動参照するか、または、十分に安定なレーザーに粗い光学的周波数コームの少なくとも一つの歯を参照することの一つを包含する。
[0052] 例19は、光学的シンセサイザを包含し、第1の歯および第2の歯と、無線周波数リファレンスの分数または整数倍数にロックされる歯の間の周波数間隔(FCS)とを有している微細な光学的周波数コームと、第3の歯および第4の歯を有する粗い光学的周波数コームであって、第3の歯は第1の歯にロックされ、第4の歯は第2の歯にロックされ、粗い光学的周波数コームの2つの歯を自動参照することによって、粗い光学的周波数コームおよび微細な光学的周波数コームに関しオフセットされる周波数がセットされる、ことを特徴とする粗い光学的周波数コームと、出力レーザーと、マイクロ波バンドにおいて、作動しているダイレクトデジタル・シンセサイザ(DDS)と、を有し、
前記DDSは、微細な光学的周波数コームの選択された歯と出力レーザーの間に周波数の差分を検出するように構成され、検出差分に基づいて出力レーザーが望ましい周波数に出力レーザーをセットするように調整するように構成される。
[0053] 例20は、例19の光学的シンセサイザを包含し、
第4の歯が粗い光学的周波数コームの周波数間隔によって、第3の歯から分離されるように、第4の歯は第3の歯に対する隣接する歯であり、
第4の歯は、粗い光学的周波数コームに関し共振器の自由スペクトル・レンジ(FSR)をセットすることによって、第2の歯にロックされ、
微細な光学的周波数コームの出力と粗い光学的周波数コームの出力との間のビート周波数は、第2の歯に合わせられている第4の歯に対応し、
第3の歯は、微細な光学的周波数コームおよび粗い光学的周波数コームをポンプするために一般のポンプレーザを使用すること、または、微細な光学的周波数コームに関し第1のポンプレーザおよび粗い光学的周波数コームに関し第2のポンプレーザを用いて第1の歯にロックされ、
第1のポンプレーザおよび第2のポンプレーザは、互いにロックされることを特徴とする。

Claims (3)

  1. 無線周波数リファレンスの分数または整数倍数にロックされる歯の間の周波数間隔(FCS)(106)と第1の歯(110)とを有している微細な光学的周波数コーム(102)と、
    第1の歯(110)にロックされる第2の歯(112)と、FCS(106)の整数倍数にロックされる歯の間の周波数間隔(CCS)(108)とを有している粗い光学的周波数コーム(104)であって、粗い光学的周波数コームの少なくとも一つの歯の絶対的な光学的周波数がセットされることを特徴とする、粗い光学的周波数コーム(104)と
    を有することを特徴とする光学的周波数リファレンス(100)。
  2. CCS(108)が、微細な光学的周波数コーム(102)の第4の歯(118)に粗い光学的周波数コーム(104)の第3の歯(116)をロックすることによって、FCS(106)の整数倍数にロックされることを特徴とする、請求項1に記載の光学的周波数リファレンス(100)。
  3. 2つの光学的周波数コームを相互に参照するための方法(200)であって、
    粗い光学的周波数コームの第2の歯に微細な光学的周波数コームの第1の歯をロックする(202)ステップと、
    無線周波数参照の分数または整数倍数に微細な光学的周波数コームの周波数間隔をロックする(204)ステップと、
    微細な光学的周波数コームの周波数間隔の整数倍数に粗い光学的周波数コームの周波数間隔をロックする(206)ステップと、
    粗い光学的周波数コームの周波数オフセットをセットする(208)ステップであって、粗い光学的周波数コームの2つの歯を自動参照するかまたは十分に安定なレーザーに粗い光学的周波数コームの少なくとも一つの歯を参照することの一つを包含することを特徴とする、周波数オフセットをセットするステップと
    を有することを特徴とする方法。
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