JP2015215307A - コンベヤベルトの走行抵抗力測定方法 - Google Patents

コンベヤベルトの走行抵抗力測定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015215307A
JP2015215307A JP2014099798A JP2014099798A JP2015215307A JP 2015215307 A JP2015215307 A JP 2015215307A JP 2014099798 A JP2014099798 A JP 2014099798A JP 2014099798 A JP2014099798 A JP 2014099798A JP 2015215307 A JP2015215307 A JP 2015215307A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
roller
conveyor belt
measuring
running
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014099798A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6369121B2 (ja
Inventor
純 宮島
Jun Miyajima
純 宮島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP2014099798A priority Critical patent/JP6369121B2/ja
Publication of JP2015215307A publication Critical patent/JP2015215307A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6369121B2 publication Critical patent/JP6369121B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Conveyors (AREA)

Abstract

【課題】コンベヤベルトの走行抵抗力を高い精度で測定できるコンベヤベルトの走行抵抗力測定方法を提供する。
【解決手段】測定用ローラ1をコンベヤベルトCの下カバーゴムC1に接触させて転動させるとともに、測定用ローラ1が接触している位置のベルト走行方向前後の範囲の上カバーゴムC2を押圧ローラ2によって所定荷重で下カバーゴムC1側に向かって押圧した状態にして走行抵抗力Fを測定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンベヤベルトの走行抵抗力測定方法に関し、さらに詳しくは、コンベヤベルトの走行抵抗力を高い精度で測定できるコンベヤベルトの走行抵抗力測定方法に関するものである。
コンベヤベルトを駆動するための消費電力は、コンベヤベルトの種類や駆動ローラ等の周辺設備、さらにはコンベヤベルトに積載する運搬物の重量の変動等の影響を受けて変動することが知られている。ベルトコンベヤが長機長になると、コンベヤベルトを支持する支持ローラの数が増加するため、消費電力に関してはコンベヤベルトと支持ローラとの接触に起因する動力損失が支配的になる。そのため、この動力損失として、支持ローラの乗り越え抵抗力が主となる走行抵抗力を低減させることが重要な課題になっている。
支持ローラの乗り越え抵抗力を測定する方法としては、コンベヤベルトのカットサンプルを用いた方法、エンドレスに接続したコンベヤベルトを実際のベルトコンベヤ装置で走行させた状態で測定する方法など、種々提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。乗り越え抵抗力は、例えば、ロードセルによって支持ローラに作用する鉛直方向荷重および水平方向荷重を測定し、測定したデータに基づいて算出される。
しかしながら、搬送物が積載された実際のコンベヤベルトでは、支持ローラにより支持されているコンベヤベルトの範囲は、そのベルト走行方向前後の範囲よりも局部的に上方に突出した状態になる。換言すると、支持ローラにより下カバーゴムが支持されている範囲のベルト走行方向前後の範囲は、積載された搬送物の重量によって支持ローラにより支持されている範囲よりも下方に押圧された状態になる。
一方、従来のコンベヤベルトの走行抵抗力測定は、張設されたコンベヤベルトの下カバーゴムを測定用ローラによって上方に押圧した状態でデータを測定している。即ち、従来の測定方法は、コンベヤベルトを一点支持した状態で測定を行なうものであり、測定用ローラにより支持された範囲がそのベルト走行方向前後の範囲に対して実質的にフラットな状態であった。コンベヤベルトはフラットな状態に比して、曲がっている状態で測定用ローラを乗り越える場合の方が走行抵抗力が増大する。即ち、従来の測定方法は実際のコンベヤベルトの状態を再現していないため、走行抵抗力を精度よく把握するには限界があった。
特開2006−292736号公報 特開2008−273718号公報
本発明の目的は、コンベヤベルトの走行抵抗力を高い精度で測定できるコンベヤベルトの走行抵抗力測定方法を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明のコンベヤベルトの走行抵抗力測定方法は、測定用ローラをコンベヤベルトの下カバーゴムに接触させて転動させることにより、この測定用ローラを乗り越える際のコンベヤベルトの走行抵抗力を測定するコンベヤベルトの走行抵抗力測定方法において、前記測定用ローラが接触している位置のベルト走行方向前後の範囲の上カバーゴムを押圧ローラによって所定荷重で下カバーゴム側に向かって押圧した状態にして前記測定用ローラおよび前記押圧ローラを前記コンベヤベルトに対してベルト長手方向に相対的に走行させて前記走行抵抗力を測定することを特徴とする。
本発明によれば、測定用ローラが接触して転動している下カバーゴムの位置のベルト走行方向前後の範囲の上カバーゴムを押圧ローラによって所定荷重で下カバーゴム側に向かって押圧した状態にして走行抵抗力を測定する。即ち、1つの測定用ローラおよび2つの押圧ローラによってコンベヤベルトを3点支持状態にして測定を行なう。このように実際のコンベヤベルトが支持ローラを乗り越える際の状態をより忠実に再現して測定を行なうので、コンベヤベルトの走行抵抗力を高い精度で測定するには有利になる。
ここで、例えば、それぞれの前記押圧ローラによって、前記測定用ローラが接触している位置のベルト走行方向前後の5cm〜150cmの範囲の上カバーゴムを押圧する。前記測定用ローラが接触している位置の上カバーゴムの表面から前記押圧ローラにより押圧されている上カバーゴムの表面までのベルト厚さ方向の間隔を例えば、0.3cm以上5cm以下にする。このようにすることで、実際のコンベヤベルトが支持ローラを乗り越える際の状態を一段と忠実に再現でき、測定精度が向上する。
前記走行抵抗力は、例えば、前記コンベヤベルトの前記測定用ローラに対してベルト走行方向前側の張力とベルト走行方向後側の張力とを検知し、この検知したデータの差に基づいて測定する。或いは、前記測定用ローラに作用するベルト走行方向荷重とベルト厚さ方向荷重とを検知して、この検知したデータに基づいて前記走行抵抗力を測定することもできる。
本発明のコンベヤベルトの走行抵抗力測定方法の概要を示す説明図である。 本発明に使用するコンベヤベルトの走行抵抗力測定装置を側面視で例示する説明図である。 走行抵抗力測定装置の別の例を側面視で示す説明図である。 走行抵抗力測定装置の別の例を側面視で示す説明図である。
以下、本発明のコンベヤベルトの走行抵抗力測定方法を図に示した実施形態に基づいて説明する。
本発明のコンベヤベルトの走行抵抗力測定方法は図1に例示するように、測定用ローラ1をコンベヤベルトCの下カバーゴムC1に接触させて転動させることにより、測定用ローラ1を乗り越える際のコンベヤベルトCの走行抵抗力Fを測定する。この際に、1つの測定用ローラ1が接触している位置のベルト走行方向前後の範囲の上カバーゴムC2をそれぞれの押圧ローラ2によって所定荷重で下カバーゴムC1側に向かって押圧した状態にする。この状態で測定用ローラ1および押圧ローラ2をコンベヤベルトCに対してベルト長手方向に相対的に走行させて走行抵抗力Fを測定する。
コンベヤベルトCとして、所定長さのカットサンプルやベルト長手方向端部どうしをエンドレス接合した環状のコンベヤベルトを用いることができる。コンベヤベルトCは所定張力で張設した状態にされる。この所定張力は例えば、このコンベヤベルトCがベルトコンベヤ装置に張設される場合と同等の張力にする。
測定用ローラ1および押圧ローラ2はそれぞれの回転軸方向を、ベルト幅方向に向けて配置される。それぞれの押圧ローラ2は基本的に同じ仕様であり、測定用ローラ1に対する上下方向位置、幅方向位置は同じ設定にされる。
測定用ローラ1は例えば、このコンベヤベルトCが設置されるベルトコンベヤ装置に装着されている支持ローラと同等仕様にする。測定用ローラ1の外径は例えば、6cm〜15cmである。押圧ローラ2の外径は例えば、6cm〜30cmである。押圧ローラ2は測定用ローラ1に対して外径が同等の場合、小さい場合、大きい場合もある。
このように本発明では、1つの測定用ローラ1および2つの押圧ローラ2によってコンベヤベルトCを3点支持状態にして測定を行なう。即ち、実際のコンベヤベルトがベルトコンベヤ装置の支持ローラを乗り越える際の状態をより忠実に再現して測定を行なう。
実際のコンベヤベルトが支持ローラを乗り越える際の状態を一段と忠実に再現するために例えば、それぞれの押圧ローラ2によって、測定用ローラ1が接触している位置のベルト走行方向前後の5cm〜150cmの範囲の上カバーゴム2を押圧する。即ち、図1のd寸法を5cm〜150cmにする。d寸法をこの範囲に設定すると、実際のコンベヤベルトが支持ローラを乗り越える際の屈曲状態に近似させることができる。
或いは、測定用ローラ1が接触している位置の上カバーゴムC2の表面から押圧ローラ2により押圧されている上カバーゴムC2の表面までのベルト厚さ方向の間隔hを0.3cm以上5cm以下にする。間隔hをこの範囲に設定すると、実際のコンベヤベルトが支持ローラを乗り越える際の屈曲状態に近似させることができる。
上記のようにしてコンベヤベルトCを、そのたわみ角度が概ね0.2°〜5°の屈曲状態にする。尚、測定用ローラ1に対する押圧荷重(鉛直荷重)を正確に付与することが実際のコンベヤベルトが支持ローラを乗り越える際の屈曲状態をより忠実に再現するために重要なので、コンベヤベルトCのたわみ量を決定した後、測定用ローラ1に対して所定の押圧荷重が得られるようにコンベヤベルトCの張力を調整することもできる。
測定用ローラ1および押圧ローラ2をコンベヤベルトCに対してベルト長手方向に相対的に走行させる走行速度は、例えば1.5m/s〜8.5m/sであり、モータやシリンダ等の走行駆動手段を用いて一定速度で走行させる。走行速度を変化させて走行抵抗力Fのベルト速度依存性を把握することもできる。
走行抵抗力Fは例えば、コンベヤベルトCの測定用ローラ1に対してベルト走行方向前側の張力とベルト走行方向後側の張力とを検知し、この検知したデータの差に基づいて測定する。或いは、測定用ローラ1に作用するベルト走行方向荷重Hとベルト厚さ方向荷重Nとを検知して、この検知したデータに基づいて測定する。詳しくは後述する。
このように本発明は、実際のコンベヤベルトが支持ローラを乗り越える際の状態をより忠実に再現して測定を行なうので、従来の測定のようにコンベヤベルトが実質的にフラットな状態で測定を行なう場合に比して、走行抵抗力Fを高い精度で測定することが可能になる。
本発明は図2に例示するコンベヤベルトの走行抵抗力測定装置3(以下、測定装置3という)を用いて走行抵抗力Fを測定する。この測定装置3は、コンベヤベルトCの下カバーゴムC1に接触して転動する測定用ローラ1と一対の押圧ローラ2と、コンベヤベルト(カットサンプル)Cのベルト長手方向両端部を固定して張設する張設機構12とを備えている。押圧ローラ2は、測定用ローラ1が接触している位置のベルト走行方向前後の範囲の上カバーゴムC2を押圧する。
この測定装置3はさらに、測定用ローラ1に作用するベルト走行方向荷重H(水平方向荷重H)を検知するベルト走行方向荷重センサ(水平方向荷重センサ)7と、ベルト厚さ方向荷重N(鉛直方向荷重N)を検知するベルト厚さ方向荷重センサ(鉛直方向荷重センサ)8と、コンベヤベルトCの長手方向両端部での張力を検知するロードセル11a、11bと演算器15とを備えている。演算器15としてはパーソナルコンピュータ等を用いることができる。演算器15には、ベルト走行方向荷重センサ7と、ベルト厚さ方向荷重センサ8と、ロードセル11a、11bとによる検知データが入力される。これら入力された検知データに基づいて演算器15により走行抵抗力Fが算出、測定される。
それぞれの押圧ローラ2はベルト長手方向に間隔をあけてユニットフレーム6に固定されている。測定用ローラ1はアーム部を介してユニットフレーム6に固定されている。測定用ローラ1は、それぞれの押圧ローラ2の下方でこれら押圧ローラ2の間に配置されている。このように測定用ローラ1と押圧ローラ2とをユニットフレーム6に固定して、測定用ローラ1を下カバーゴムC1に接触させるとともに、押圧ローラ2を所定荷重で下カバーゴムC1側に向かって押圧した状態にして測定用ローラ1と押圧ローラ2とを一体化した測定ユニット5が形成されている。
測定用ローラ1をユニットフレーム6に固定するアーム部には、ベルト走行方向荷重センサ7と、ベルト厚さ方向荷重センサ8とが設けられている。測定用ローラ1と押圧ローラ2の少なくとも一方が上下にスライド可能なっていて、測定用ローラ1と押圧ローラ2とのベルト厚さ方向距離(上下間隔)を任意に設定できる構成になっている。
コンベヤベルトCはベースフレーム9に固定されていて、ベルト長手方向両端部がベースフレーム9に設けられた張設機構12に保持されて水平方向に張設されている。張設機構12にはアジャスタが備わっていて、アジャスタを操作することでコンベヤベルトCを張設する張力を調整することが可能になっている。張設機構12にはロードセル11a、11bが備わっている。ベースフレーム9の下部にはスライドガイド10がベルト長手方向に延設されている。
測定ユニット5はスライドガイド10に沿って滑らかにベルト長手方向にスライドして走行できる構成になっている。即ち、この測定装置3は、コンベヤベルトCを所定位置に固定して測定ユニット5を走行させる構成である。測定ユニット5をコンベヤベルトCにセッティングしてベルト長手方向に走行させると、測定用ローラ1が下カバーゴムC1に接触して転動するとともに、測定用ローラ1が接触している位置のベルト走行方向前後の範囲の上カバーゴムC2を押圧ローラ2が所定荷重で下カバーゴムC1側に向かって押圧した状態で転動する。この状態で走行抵抗力Fを測定する。
この走行抵抗力Fは、例えば、コンベヤベルトCのベルト長手方向一端部での張力とベルト長手方向他端部での張力との差に基づいて測定する。即ち、一方のロードセル11aにより検知した張力から他方のロードセル11bにより検知した張力を差し引いた値を走行抵抗力Fとして算出する。
或いは、ベルト走行方向荷重センサ7およびベルト厚さ方向荷重センサ8の検知データに基づいて走行抵抗力Fを測定する。この場合、ベルト走行方向荷重センサ7の検知データが走行抵抗力Fとなるが、この走行抵抗力Fは押圧ローラ2がコンベヤベルトCを押圧する荷重によって変化する。したがって、検知されたベルト走行方向荷重Hおよびベルト厚さ方向荷重Nに基づいて、例えば、等価摩擦係数X(=H/N)を算出し、この等価摩擦係数XをコンベヤベルトCの走行抵抗力を示す一指標とすることもできる。
本発明は図3に例示する測定装置3を用いて走行抵抗力Fを測定することもできる。この測定装置3は、図2に例示した測定装置3に対してコンベヤベルトCを張設する形態を異ならせたものなので、その相違点を説明する。
この測定装置3では、ベースフレーム9の一端部に回転ローラ4を設けている。ベースフレーム6の他端部は先の実施形態と同様に張設機構12が設けられている。この回転ローラ4は、コンベヤベルトCの長手方向一端部を支持する。そして、コンベヤベルトCの長手方向一端に取り付けられる錘13が備わっている。この錘13を吊り下げることによりコンベヤベルトCには所定の張力が付与される。
この測定装置3では、コンベヤベルトCに付与する張力を変更、調整する作業が容易に行えて所望の張力を簡便に付与することができる。また、錘13の重さを変えるだけで、レンジの大きく異なる張力を付与することができる。例えば、10N程度から1000N程度の張力を付与することが可能である。
尚、コンベヤベルトCと測定ユニット5とを相対的にベルト長手方向に走行させればよく、いずれか一方を所定位置に固定して、いずれか他方を走行させればよい。測定ユニット5を固定してコンベヤベルトCを走行させると、測定結果に、測定ユニット5の測定用ローラ1や押圧ローラ2の振動ノイズが入ることを回避できる。また、コンベヤベルトCは水平方向に張設することも鉛直方向に張設することもできる。
図2、図3に例示する測定装置3のように、コンベヤベルトCとしてカットサンプルを用いる場合は、測定に大きなスペースが不要になる利点がある。また、エンドレス加工された環状のコンベヤベルトでは、エンドレス部が他の部分に比して曲げ剛性が高くなるため、環状のコンベヤベルトを使用すると測定結果にエンドレス部に起因するノイズが入る。ところが、カットサンプルを用いるとエンドレス部による影響が排除されるので、純粋な走行抵抗力Fを測定できる利点がある。
本発明は図4に例示する測定装置3を用いて走行抵抗力Fを測定することもできる。この測定装置3は、コンベヤベルトCの下カバーゴムC1に接触して転動する測定用ローラ1と一対の押圧ローラ2とを備えている。コンベヤベルトCはプーリ14a、14b間で水平方向に張設されている。いずれか一方のプーリ14a、14bのアジャスタを操作することでコンベヤベルトCを張設する張力を調整することが可能になっている。押圧ローラ2は、測定用ローラ1が接触している位置のベルト走行方向前後の範囲の上カバーゴムC2を押圧する。
この測定装置3はさらに、測定用ローラ1に作用するベルト走行方向荷重H(水平方向荷重H)を検知するベルト走行方向荷重センサ(水平方向荷重センサ)7と、ベルト厚さ方向荷重N(鉛直方向荷重N)を検知するベルト厚さ方向荷重センサ(鉛直方向荷重センサ)8と演算器15とを備えている。演算器15としてはパーソナルコンピュータ等を用いることができる。演算器15には、ベルト走行方向荷重センサ7と、ベルト厚さ方向荷重センサ8とによる検知データが入力される。これら入力された検知データに基づいて演算器15により走行抵抗力Fが算出、測定される。
それぞれの押圧ローラ2はベルト長手方向に間隔をあけてユニットフレーム6に固定されている。測定用ローラ1はアーム部を介してユニットフレーム6に固定されている。測定用ローラ1は、それぞれの押圧ローラ2の下方でこれら押圧ローラ2の間に配置されている。このように測定用ローラ1と押圧ローラ2とをユニットフレーム6に固定して、測定用ローラ1を下カバーゴムC1に接触させるとともに、押圧ローラ2を所定荷重で下カバーゴムC1側に向かって押圧した状態にして測定用ローラ1と押圧ローラ2とを一体化した測定ユニット5が形成されている。測定ユニット5(ユニットフレーム6)は所定位置に固定される。
測定用ローラ1をユニットフレーム6に固定するアーム部には、ベルト走行方向荷重センサ7と、ベルト厚さ方向荷重センサ8とが設けられている。測定用ローラ1と押圧ローラ2の少なくとも一方が上下にスライド可能なっていて、測定用ローラ1と押圧ローラ2とのベルト厚さ方向距離(上下間隔)を任意に設定できる構成になっている。
測定ユニット5を所定位置に固定してコンベヤベルトCをベルト長手方向に走行させると、測定用ローラ1が下カバーゴムC1に接触して転動するとともに、測定用ローラ1が接触している位置のベルト走行方向前後の範囲の上カバーゴムC2を押圧ローラ2が所定荷重で下カバーゴムC1側に向かって押圧した状態で転動する。この状態で走行抵抗力Fを測定する。
この走行抵抗力Fは、ベルト走行方向荷重センサ7およびベルト厚さ方向荷重センサ8の検知データに基づいて走行抵抗力Fを測定する。この走行抵抗力Fの算出方法は上述したとおりである。
図2〜図4に例示した測定装置3のように測定用ローラ1および押圧ローラ2を測定ユニット5にすると、測定用ローラ1と押圧ローラ2とを一体的に搬送できるので、測定のセッティングや測定作業が容易になる。
エンドレス加工された環状のコンベヤベルトCでは、エンドレス部が他の部分に比して曲げ剛性が高くなるため、環状のコンベヤベルトCを使用すると測定結果にエンドレス部に起因する張力変動が生じる。この張力変動に伴って走行抵抗力Fも変動する。それ故、例示した測定装置3を用いると走行抵抗力Fに対するエンドレス部による影響も把握することができる。
1 測定用ローラ
2 押圧ローラ
3 測定装置
4 回転ローラ
5 測定ユニット
6 ユニットフレーム
7 ベルト走行方向荷重センサ
8 ベルト厚さ方向荷重センサ
9 ベースフレーム
10 スライドガイド
11a、11b ロードセル
12 張設機構
13 錘
14a、14b プーリ
15 演算器
C コンベヤベルト
C1 下カバーゴム
C2 上カバーゴム

Claims (5)

  1. 測定用ローラをコンベヤベルトの下カバーゴムに接触させて転動させることにより、この測定用ローラを乗り越える際のコンベヤベルトの走行抵抗力を測定するコンベヤベルトの走行抵抗力測定方法において、
    前記測定用ローラが接触している位置のベルト走行方向前後の範囲の上カバーゴムを押圧ローラによって所定荷重で下カバーゴム側に向かって押圧した状態にして前記測定用ローラおよび前記押圧ローラを前記コンベヤベルトに対してベルト長手方向に相対的に走行させて前記走行抵抗力を測定することを特徴とするコンベヤベルトの走行抵抗力測定方法。
  2. それぞれの前記押圧ローラによって、前記測定用ローラが接触している位置のベルト走行方向前後の5cm〜150cmの範囲の上カバーゴムを押圧する請求項1に記載のコンベヤベルトの走行抵抗力測定方法。
  3. 前記測定用ローラが接触している位置の上カバーゴムの表面から前記押圧ローラにより押圧されている上カバーゴムの表面までのベルト厚さ方向の間隔を0.3cm以上5cm以下にする請求項1または2に記載のコンベヤベルトの走行抵抗力測定方法。
  4. 前記コンベヤベルトの前記測定用ローラに対してベルト走行方向前側の張力とベルト走行方向後側の張力とを検知し、この検知したデータの差に基づいて前記走行抵抗力を測定する請求項1〜3のいずれかに記載のコンベヤベルトの走行抵抗力測定方法。
  5. 前記測定用ローラに作用するベルト走行方向荷重とベルト厚さ方向荷重とを検知して、この検知したデータに基づいて前記走行抵抗力を測定する請求項1〜3のいずれかに記載のコンベヤベルトの走行抵抗力測定方法。
JP2014099798A 2014-05-13 2014-05-13 コンベヤベルトの走行抵抗力測定方法 Active JP6369121B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014099798A JP6369121B2 (ja) 2014-05-13 2014-05-13 コンベヤベルトの走行抵抗力測定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014099798A JP6369121B2 (ja) 2014-05-13 2014-05-13 コンベヤベルトの走行抵抗力測定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015215307A true JP2015215307A (ja) 2015-12-03
JP6369121B2 JP6369121B2 (ja) 2018-08-08

Family

ID=54752310

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014099798A Active JP6369121B2 (ja) 2014-05-13 2014-05-13 コンベヤベルトの走行抵抗力測定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6369121B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003048609A (ja) * 2001-08-03 2003-02-21 Bando Chem Ind Ltd コンベヤベルト
JP2004018202A (ja) * 2002-06-18 2004-01-22 Bando Chem Ind Ltd コンベヤベルト
JP2006292736A (ja) * 2005-03-17 2006-10-26 Yokohama Rubber Co Ltd:The コンベヤベルトのコンベヤローラ乗り越え抵抗力測定方法およびその装置並びにコンベヤベルトの動力損失の評価方法
JP2008273718A (ja) * 2007-05-02 2008-11-13 Yokohama Rubber Co Ltd:The コンベヤベルトのローラ乗り越え抵抗力測定装置
JP2014001978A (ja) * 2012-06-15 2014-01-09 Yokohama Rubber Co Ltd:The コンベヤベルトの支持ローラ乗り越え抵抗力測定方法およびその装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003048609A (ja) * 2001-08-03 2003-02-21 Bando Chem Ind Ltd コンベヤベルト
JP2004018202A (ja) * 2002-06-18 2004-01-22 Bando Chem Ind Ltd コンベヤベルト
JP2006292736A (ja) * 2005-03-17 2006-10-26 Yokohama Rubber Co Ltd:The コンベヤベルトのコンベヤローラ乗り越え抵抗力測定方法およびその装置並びにコンベヤベルトの動力損失の評価方法
JP2008273718A (ja) * 2007-05-02 2008-11-13 Yokohama Rubber Co Ltd:The コンベヤベルトのローラ乗り越え抵抗力測定装置
JP2014001978A (ja) * 2012-06-15 2014-01-09 Yokohama Rubber Co Ltd:The コンベヤベルトの支持ローラ乗り越え抵抗力測定方法およびその装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6369121B2 (ja) 2018-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5991404B1 (ja) 引っ掻き摩耗試験装置および方法
JP6002462B2 (ja) コンベヤベルトの支持ローラ乗り越え抵抗力測定方法およびその装置
JP6217127B2 (ja) コンベヤベルトの支持ローラ接触状態測定装置
WO2016075981A1 (ja) コンベヤベルトの摩耗モニタリングシステム
JP6394295B2 (ja) 摩耗試験装置および方法
JP6314642B2 (ja) コンベヤベルトの走行抵抗力測定装置および方法
JP6135295B2 (ja) コンベヤベルトの支持ローラ乗り越え抵抗力測定装置
JP6369121B2 (ja) コンベヤベルトの走行抵抗力測定方法
JP6331675B2 (ja) コンベヤベルトの走行抵抗力測定装置および方法
JP6326952B2 (ja) コンベヤベルトの走行抵抗力測定装置および方法
JP6314622B2 (ja) コンベヤベルトの走行抵抗力測定装置
JP6314623B2 (ja) コンベヤベルトの走行性能評価方法
CN105806537A (zh) 一种带式输送机传送带的压陷阻力试验台
RU2476851C1 (ru) Стенд для исследования параметров промежуточного линейного привода ленточного конвейера
JP2011174835A (ja) 厚さ連続測定器、厚さ連続測定装置及び厚さ連続測定方法
RU176564U1 (ru) Стенд для исследования параметров управляющего воздействия промежуточного ленточного привода ленточного конвейера
RU2468349C1 (ru) Стенд для исследования параметров амортизирующего устройства при загрузке ленточного конвейера крупнокусковым грузом
KR101355911B1 (ko) 고무 벨트의 센터 마킹장치
JPH0825514A (ja) タイヤ構成部材の連続張力測定方法および装置
JP2021094803A (ja) 複合シート材料の製造装置
WO2015104843A1 (ja) 連続ファスナーチェーン測長装置
KR20170143078A (ko) 진동방지용 스틸벨트를 채용한 검사장치
JP2017129499A (ja) ベルトコンベアのベルト残厚の評価方法、装置及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170510

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180403

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180612

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180625

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6369121

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250