JP2015214200A - 軌陸両用車 - Google Patents

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Abstract

【課題】レバー操作の誤りを防止する機能を備えた軌陸両用掘削機の提供。
【解決手段】垂直方向に立設するリーダ20を備える上部旋回体120と、上部旋回体120を回動可能に保持しクローラ11と軌道用車輪12、13とを有する下部走行体110と、のアウトリガジャッキとを有する軌陸両用掘削機100において、軌道用車輪12、13は、軌道用車輪前輪12が第3油圧モータ321aで駆動され、軌道用車輪後輪13が第4油圧モータ322aで駆動され、下部走行体110を前進、後退させ、左操作レバー41と右操作レバー42でクローラ11と軌道用車輪12、13の操作を行い、軌道前進Li32と軌道前進Li62とを接続する第1バイパスLi11と、軌道後退Li42と軌道後退Li52とを接続する第2バイパスLi12とを備える。
【選択図】図8

Description

本発明は、運転席を備える掘削機本体と、軌道上を走行するための軌道用車輪と、陸上を走行するためのクローラと、を有する軌陸両用車に関するものであり、具体的には軌陸両用車が軌道上にある場合に、駆動系の油圧配管を工夫することでレバーの誤操作による不具合発生を抑える技術に関する。
杭打ち工事や地盤改良工事などが鉄道の路線付近で行われる場合、クローラだけを備えた掘削機では不便なこともある。クローラを備えた掘削機であっても線路付近での作業を行うことは可能だが、クローラでの移動によって軌道を傷つける虞があり、また、軌道の存在がクローラでの移動を妨げる為に、掘削作業性は著しく低下するからである。この問題を解決するために、特許文献1のような技術が開示されている。
特許文献1には、軌陸両用車に関する技術が開示されている。陸上走行手段を有する走行体に、昇降自在の軌道用車輪を備え、軌道用車輪の昇降によって陸上走行と軌道上走行との切り替えが可能な軌陸両用車で、軌道用車輪を上昇させた状況で、走行方向の両端部から突出しないように収納が可能な構成となっている。
特開平9−142116号公報
しかしながら、軌道上で軌陸両用車が移動する場合、軌道走行用の専用の操作パネルが設けられるわけではなく、陸上走行用のレバーを用いて操作する必要がある。そして、陸上走行用のレバーはクローラが左右で異なる方向に回転するように制御できるのに対して、軌道上走行用に用いる場合は、前後の車輪で同じ方向に回転するよう制御する必要があるなど、陸上走行時と軌道上走行時では操作方法が異なる。このため、操作ミスを防止するような技術が求められていた。
具体的には、軌道上走行時にはレバー操作は右側レバーと左側レバーで、それぞれ同じ方向に同じ角度だけ動かさなければならない。右側レバーと左側レバーで動かす角度が変わると、前、後輪の回転速度が異なる結果になる。これは、クローラも車輪も油圧モータで駆動させるケースが多く、レバーの倒し角度で油圧供給量を決定するため、左右で差がでると、軌道上走行時には前後の車輪で回転差が出てしまうためである。この結果、スリップを起したり、車輪やレールを痛めたり、負圧によるモータの損傷を生じたりする虞がある。又、誤って片側のレバーだけ操作すると、片側車輪をロックした状態で引き摺り、左右のレバーを逆方向に倒すと、前輪と後輪が逆回転し、車輪が空転した結果、車輪やレールを痛める虞がある。この様な課題は特許文献1には示されていない。
そこで本発明は、かかる課題を解決すべく、レバー操作の誤りを防止する機能を備えた軌陸両用車を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の一態様による軌陸両用車を、以下のような特徴を有する。
(1)運転席を備える上部旋回体と、該上部旋回体を回動可能に保持し陸上を走行するクローラと軌道上を走行するために備える軌道用車輪とを有する下部走行体とを有する軌陸両用車において、前記下部走行体に備える前記クローラは、左側クローラと右側クローラを有し、前記左側クローラは第1油圧モータで駆動され、前記右側クローラは第2油圧モータで駆動され、前記下部走行体を前進、後退させ、前記軌道用車輪は、前側車輪が第3油圧モータで駆動され、後側車輪が第4油圧モータで駆動され、前記下部走行体を前進、後退させ、前記左側クローラ、前記右側クローラ、前記前側車輪、及び前記後側車輪の操作を、前記運転席に備えられる第1操縦桿と第2操縦桿で行い、前記第1操縦桿が前記左側クローラの制御を、前記第2操縦桿が前記右側クローラの制御を行い、前記第3油圧モータに接続する第1前進側油圧流路と前記第4油圧モータに接続する第2前進側油圧流路とを接続する第1バイパスと、前記第3油圧モータに接続する第1後退側油圧流路と前記第4油圧モータに接続する第2後退側油圧流路とを接続する第2バイパスとを備えていること、を特徴とする。
(2)(1)に記載の軌陸両用車において、前記クローラで移動する陸上走行モードでは、前記第1操縦桿を一方向に倒すことで、前記左側クローラを前進方向に回転させ、前記第2操縦桿を一方向に倒すことで、前記右側クローラを前進方向に回転させ、前記第1操縦桿を他方向に倒すことで、前記左側クローラを後退方向に回転させ、前記第2操縦桿を他方向に倒すことで、前記右側クローラを後退方向に回転させ、前記軌道用車輪で移動する軌道走行モードでは、前記第1操縦桿又は第2操縦桿を一方向に倒すことで、前記前側車輪及び前記後側車輪を前進方向に回転させ、前記第1操縦桿又は前記第2操縦桿を他方向に倒すことで、前記前側車輪及び前記後側車輪を後退方向に回転させること、が好ましい。
(3)(1)又は(2)に記載の軌陸両用車において、前記第1操縦桿又は前記第2操縦桿の何れかを倒すことで、前記前輪側車輪及び前記後輪側車輪を低速で回転させ、前記第1操縦桿及び前記第2操縦桿の何れも倒すことで、前記前輪側車輪及び前記後輪側車輪を高速で回転させる2速制御すること、が好ましい。
上記(1)乃至(3)に記載の態様により、第1バイパスにより軌道上走行に用いる第3油圧モータと第4油圧モータの前進側油圧系統を結ぶことで、左操作レバーと右操作レバーの何れを前側に倒しても下部走行体は前進できる。また、第2バイパスにより軌道上走行に用いる第3油圧モータと第4油圧モータの後退側油圧系統を結ぶことで、左操作レバーと右操作レバーの何れを後ろ側に倒しても後退側に移動できる。こうすることで、オペレータの誤操作を防ぐことが可能となり、オペレータの心理的負担を軽減することが可能となる。また、2速制御化が可能となることによって、オペレータの操作の幅が広がる。
本実施形態の、軌陸両用掘削機の左側側面図である。 本実施形態の、軌陸両用掘削機の平面図である。 本実施形態の、軌陸両用掘削機の正面図である。 本実施形態の、軌陸両用掘削機が軌道上を移動している状態を示す側面図である。 本実施形態の、運転台の内部の様子を示す側面図である。 本実施形態の、運転台の内部の様子を示す平面図である。 本実施形態の、運転台の内部の様子を示す正面図である。 本実施形態の、軌陸両用掘削機に用いる油圧回路である。
まず、本発明の実施形態について図面を用いて説明を行う。図1に、軌陸両用掘削機100の左側側面図を示す。図2に、軌陸両用掘削機100の平面図を示す。図3に、軌陸両用掘削機100の正面図を示す。なお、図1乃至図3に示す軌陸両用掘削機100は、陸上走行状態にあるものを示している。軌陸両用掘削機100は、下部走行体110と上部旋回体120を備えている。下部走行体110には、不整地を走行するクローラ11と、軌道上を走行する軌道用車輪前輪12及び軌道用車輪後輪13が備えられている。軌道用車輪前輪12は軌道前輪用油圧シリンダ14によって上下方向に移動し、軌道用車輪後輪13は軌道後輪用油圧シリンダ15によって上下方向に移動する。図1に示される状態は、軌道前輪用油圧シリンダ14及び軌道後輪用油圧シリンダ15が後退端にあり、軌道用車輪前輪12及び軌道用車輪後輪13が上昇している状態である。
又、下部走行体110には旋回装置16を備えており、上部旋回体120を旋回自在に保持している。上部旋回体120には、ベース17の前方に前方アウトリガジャッキ23(右前ジャッキ23a、左前ジャッキ23b)と後方に後方アウトリガジャッキ25(右後ジャッキ25a、左後ジャッキ25b)がそれぞれ2つずつ備えられている。前方アウトリガジャッキ23及び後方アウトリガジャッキ25によって軌陸両用掘削機100の車体を持ち上げたり、軌陸両用掘削機100でオーガ22を用いて掘削する際に車体の振動を抑えるよう支持したりすることができる。ベース17の上部にはオペレータが搭乗する運転台18が備えられている。また、地面を掘削するオーガ22を昇降可能に保持するリーダ20が備えられている。リーダ20は、油圧シリンダ21によって起立・倒伏が可能な構成となっている。
図4に、軌陸両用掘削機100が軌道上を移動している状態を示す。軌陸両用掘削機100は、油圧シリンダ21が後退端にあり、リーダ20が倒伏した状態にある。又、軌道前輪用油圧シリンダ14及び軌道後輪用油圧シリンダ15が前進端にあり、軌道用車輪前輪12及び軌道用車輪後輪13が降りた状態で軌道上を走行可能な状況となっている。そして、軌道用車輪前輪12及び軌道用車輪後輪13は軌道Rの上端と係合されている。軌陸両用掘削機100は図4に示す様な状況で軌道上を自走することができる。図4の状態では、軌陸両用掘削機100の最大高さ及び最大幅は、鉄道会社で規定された車両限界(例えば、最大幅3000mm、最大高は4100mm)以内に納められている。
図5に、運転台18の内部の様子を側面図に示す。運転台18には、正面操作盤30や側面操作盤31が備えられており、複数の操作レバーやスイッチ類がそれぞれに配置されている。図6に、運転台18の内部の平面図を示す。図7に、運転台18内部の正面図を示す。正面操作盤30は第1操作盤32と第2操作盤33が備えられている。シート35にはオペレータが座る。そして、第2操作盤33には、左操作レバー41、右操作レバー42、及びオーガ回転レバー44が備えられる。オーガ回転レバー44はオーガ22を回転させる操作レバーである。左操作レバー41はクローラ11の左側、クローラ左側11bを操作する操作レバーであり、右操作レバー42はクローラ11の右側、クローラ右側11aを操作する操作レバーである。
図8に、軌陸両用掘削機100に用いる油圧回路図を示す。油圧回路300は、運転台18より軌陸フレーム上げLi1、軌陸フレーム下げLi2、左走行前進Li3、左走行後退Li4、右走行後退Li5、及び右走行前進Li6とドレーンDが、旋回装置16に備えられるスイベルジョイント27を介して下部走行体110側に接続されている。そして、クローラ走行用回路301と軌道上走行用回路302とにそれぞれ接続され、左側切替回路304と右側切換回路305とでそれぞれのモードが切り替えられる。
左側切替回路304には、左走行前進Li3の接続先をクローラ走行用回路301側か軌道上走行用回路302側に切り換える第1切換バルブ304aと、左走行後退Li4の接続先をクローラ走行用回路301側か軌道上走行用回路302側に切り換える第2切換バルブ304bが備えられる。第1切換バルブ304aは、左走行前進Li3をクローラ走行用回路301側に接続される左側前進Li31か、軌道上走行用回路302側に接続される軌道前進Li32に切り換える機能を有する。第2切換バルブ304bは、左走行後退Li4をクローラ走行用回路301側に接続される左側後退Li41か、軌道上走行用回路302側に接続される軌道後退Li42に切り換える機能を有する。
右側切換回路305には、右走行後退Li5の接続先をクローラ走行用回路301側か軌道上走行用回路302側に切り換える第3切換バルブ305aと、右走行前進Li6の接続先をクローラ走行用回路301側か軌道上走行用回路302側に切り換える第4切換バルブ305bが備えられる。第3切換バルブ305aは、右走行後退Li5をクローラ走行用回路301側に接続される右側後退Li51か、軌道上走行用回路302側に接続される軌道後退Li52に切り換える機能を有する。第4切換バルブ305bは、右走行前進Li6をクローラ走行用回路301側に接続される右側前進Li61か、軌道上走行用回路302側に接続される軌道前進Li62に切り換える機能を有する。つまり、左側切替回路304及び右側切換回路305を切り替えることで、陸上走行モードと軌道走行モードとを切り替えることができる。
クローラ走行用回路301には、クローラ右側11aを制御する右制御回路312とクローラ左側11bを制御する左制御回路311を備える。左制御回路311では、左走行前進Li3が第1切換バルブ304aを介して左側前進Li31に接続され、左走行後退Li4が第2切換バルブ304bを介して左側後退Li41に接続される。右制御回路312では、右走行後退Li5が第3切換バルブ305aを介して右側後退Li51に接続され、右走行前進Li6が第4切換バルブ305bを介して右側前進Li61に接続される。
陸上走行モードでは、左操作レバー41が前に倒されることで左走行前進Li3に油圧が供給され、左制御回路311に備える第1油圧モータ311aがクローラ左側11bを前進する方向に駆動する。左操作レバー41が後ろに倒されることで左走行後退Li4に油圧が供給され左制御回路311に備える第1油圧モータ311aがクローラ左側11bを後退する方向に駆動する。一方、右操作レバー42が前に倒されることで右走行前進Li6に油圧が供給され、右制御回路312に備える第2油圧モータ312aがクローラ右側11aを前進する方向に駆動する。右操作レバー42が後ろに倒されることで右走行後退Li5に油圧が供給され、右制御回路312に備える第2油圧モータ312aがクローラ右側11aを後退する方向に駆動する。
軌道上走行用回路302には、軌道用車輪前輪12を制御する前輪制御回路321と軌道用車輪後輪13を制御する後輪制御回路322を備える。前輪制御回路321では、左走行前進Li3が第1切換バルブ304aを介して軌道前進Li32に接続され、左走行後退Li4が第2切換バルブ304bを介して軌道後退Li42に接続される。後輪制御回路322では、右走行後退Li5が第4切換バルブ305bを介して軌道後退Li52と接続され、右走行前進Li6が第4切換バルブ305bを介して軌道前進Li62に接続される。ただし、軌道前進Li32と軌道前進Li62は、第1バイパスLi11で結ばれており、軌道後退Li42と軌道後退Li52は、第2バイパスLi12で結ばれている。
この結果、軌道走行モードでは左操作レバー41又は右操作レバー42が前に倒されることで、左走行前進Li3に油圧が供給され、第3油圧モータ321aが軌道用車輪前輪12の前進方向に駆動すると共に、右走行前進Li6に油圧が供給され、第4油圧モータ322aが軌道用車輪後輪13の前進方向に駆動する。一方で、左操作レバー41又は右操作レバー42が後ろに倒されることで、左走行後退Li4に油圧が供給され、第3油圧モータ321aが軌道用車輪前輪12の後退方向に駆動すると共に、右走行後退Li5に油圧が供給され、第4油圧モータ322aが軌道用車輪後輪13の後退方向に駆動する。
軌陸フレーム上げLi1は、軌陸フレーム前回路341に作用し軌道前輪用油圧シリンダ14を動作させ、軌陸フレーム下げLi2は、軌陸フレーム後回路342に作用し軌道後輪用油圧シリンダ15を動作させる。ブレーキユニット回路330は、軌道上走行用回路302により作用し、軌道用車輪前輪12及び軌道用車輪後輪13の図示しない車軸に装備されたディスクブレーキに対して、操作レバーを動かしたときに開放、戻したときには軌陸両用掘削機100が減速又は停止するように作用する。
本実施形態の軌陸両用掘削機100は上記構成であるので、以下に示すような作用及び効果を奏する。
例えば、オペレータの操作ミスなどで軌道走行モードの際に左操作レバー41と右操作レバー42とを異なる角度に操作、又は何れか1つだけを操作、或いは逆方向への操作を行った場合にも、軌陸両用掘削機100の誤動作を引き起こすようなことを防ぐことができる。これは軌陸両用掘削機100が下記構成となっている為である。
軌陸両用掘削機100の構成は、垂直方向に立設するリーダ20を備える上部旋回体120と、上部旋回体120を回動可能に保持し陸上を走行するクローラ11と軌道上を走行するために備える軌道用車輪12、13とを有する下部走行体110と、掘削により発生するモーメントを受ける為のアウトリガジャッキとを有する軌陸両用掘削機100において、下部走行体110に備えるクローラ11は、クローラ右側11aとクローラ左側11bを有し、クローラ右側11aは第2油圧モータ312aで駆動され、クローラ左側11bは第1油圧モータ311aで駆動され、下部走行体110を前進、後退させ、軌道用車輪12、13は、軌道用車輪前輪12が第3油圧モータ321aで駆動され、軌道用車輪後輪13が第4油圧モータ322aで駆動され、下部走行体110を前進、後退させる。
そして、クローラ右側11a、クローラ左側11b、軌道用車輪前輪12、及び軌道用車輪後輪13の操作を、第1操縦桿である左操作レバー41と第2操縦桿である右操作レバー42で行い、左操作レバー41がクローラ左側11bの制御を、右操作レバー42がクローラ右側11aの制御を行い、第3油圧モータ321aに接続する第1前進側油圧流路である軌道前進Li32と第4油圧モータ322aに接続する第2前進側油圧流路である軌道前進Li62とを接続する第1バイパスLi11と、第3油圧モータ321aに接続する第1後退側油圧流路である軌道後退Li42と第4油圧モータ322aに接続する第2後退側油圧流路である軌道後退Li52とを接続する第2バイパスLi12とを備える。
また、クローラ11で移動する陸上走行モードでは、左操作レバー41を一方向に倒すことで、クローラ左側11bを前進方向に回転させ、右操作レバー42を一方向に倒すことで、クローラ右側11aを前進方向に回転させ、左操作レバー41を他方向に倒すことで、クローラ左側11bを後退方向に回転させ、右操作レバー42を他方向に倒すことで、クローラ右側11aを後退方向に回転させ、軌道用車輪12、13で移動する軌道走行モードでは、左操作レバー41又は右操作レバー42を一方向に倒すことで、軌道用車輪前輪12及び軌道用車輪後輪13を前進方向に回転させ、左操作レバー41又は右操作レバー42を他方向に倒すことで、軌道用車輪前輪12及び軌道用車輪後輪13を後退方向に回転させる
具体的には、軌道走行モードの際に、運転台18に備える左操作レバー41又は右操作レバー42の何れを前進方向(陸上走行モードでも軌陸両用掘削機100が前進する方向)に倒しても、軌道用車輪前輪12及び軌道用車輪後輪13は、軌陸両用掘削機100が前進する方向に回転する。これは、第1バイパスLi11によって、軌道前進Li32と軌道前進Li62が接続されている為、左走行前進Li3から作動油が供給されても、右走行前進Li6から作動油が供給されても、第3油圧モータ321a及び第4油圧モータ322aの前進側に作動油が供給される結果となる。この為、軌陸両用掘削機100は前進する結果になる。一方、軌陸両用掘削機100の後退に関しても、第2バイパスLi12によって、軌道後退Li42と軌道後退Li52が接続されていることで、左走行後退Li4又は右走行後退Li5の何れにも作動油が供給されるので、第3油圧モータ321a及び第4油圧モータ322aの後退側に作動油が供給される結果となる。
つまり、軌陸両用掘削機100のオペレータは、陸上走行モードでクローラ11を用いて前進・後退するときと同じ感覚で、軌道走行モードの操作を行い、軌道用車輪前輪12及び軌道用車輪後輪13を操作することができる。この際に、左操作レバー41又は右操作レバー42の両方、異なる角度、或いはどちらか一方を操作する場合でも、同様にして軌陸両用掘削機100を前進又は後退させることができる。つまり、左操作レバー41又は右操作レバー42のどちらかだけを操作してしまい、軌道用車輪前輪12又は軌道用車輪後輪13の何れかを引き摺って軌陸両用掘削機100が移動するような事態を防ぐことができる。更に、左操作レバー41と右操作レバー42を逆方向に操作した場合でも、同様に誤動作を防ぐことができる。このことは、軌陸両用掘削機100を操作するオペレータにとって、操作負担を軽減に繋がるので好ましい。また、オペレータの心理的負担が軽減することで、作業効率の向上が期待出来る。
更に、左操作レバー41又は右操作レバー42の何れかを操作する場合と、左操作レバー41及び右操作レバー42の両方を同じ方向に操作する場合とでは、異なる働きが期待出来る。つまり、第3油圧モータ321a及び第4油圧モータ322aに供給される作動油の量が、左操作レバー41又は右操作レバー42の何れかを操作した場合と、左操作レバー41及び右操作レバー42の両方を同じ方向に操作する場合とで異なる。この為、左操作レバー41又は右操作レバー42の何れかを操作した場合よりも、左操作レバー41及び右操作レバー42の両方を同じ方向に操作した場合の方が、作動油の供給量が多くなり、結果的に軌陸両用掘削機100の移動速度を速める結果になる。
つまり、左操作レバー41又は右操作レバー42の何れかを操作する場合と、左操作レバー41及び右操作レバー42の両方を同じ方向に操作する場合とで、軌陸両用掘削機100の速度を変化させることができ、軌道用走行モードの1速・2速制御を実現することが可能となる。そして、左操作レバー41だけ倒した場合と比べ、左操作レバー41と右操作レバー42を両方倒した場合には第3油圧モータ321aと第4油圧モータ322aに供給される作動油の量は倍になる。つまり、第3油圧モータ321aと第4油圧モータ322aの回転数も倍になり、軌陸両用掘削機100の移動速度を変化させることができる。つまり、軌陸両用掘削機100の操作のバリエーションを増やすことが可能となる。
この場合、第1バイパスLi11と第2バイパスLi12が設けられているため、課題に示したような、左操作レバー41と右操作レバー42の倒す角度の違いによる軌道用車輪前輪12と軌道用車輪後輪13との回転速度差は発生しない。これは、左側切替回路304と右側切換回路305への油圧供給量に差が出ても、第1バイパスLi11又は第2バイパスLi12を介して油が分配されることで、同量の作動油が第3油圧モータ321aと第4油圧モータ322aに供給されることになるためである。この結果、軌道用車輪12、13を空転させて痛めたり軌道Rを痛めたりすることがない。
また、例えば軌道走行モードで操作を誤り、左操作レバー41を前側に倒し、右操作レバー42を後ろ側に倒すなど、左操作レバー41と右操作レバー42とで倒す方向が異なっていた場合でも、軌道用車輪12、13を空転させて痛めたり軌道Rを痛めたりすることを防ぐことができる。これは、左操作レバー41と右操作レバー42が異なった方向に倒された場合には、第1バイパスLi11と第2バイパスLi12が設けられていることで、作動油が回路内を循環する結果となり、第3油圧モータ321a及び第4油圧モータ322aは動かない。無論、左操作レバー41と右操作レバー42の倒れる角度が異なれば、より倒れている側、例えば左操作レバー41が前進側により倒れていれば、軌陸両用掘削機100は前進側に動くことになる。が、この場合も第3油圧モータ321aと第4油圧モータ322aは同一方向に回る。結果的に、軌道用車輪12、13や軌道Rの損傷を防ぐこととなる。
以上、本発明に係る軌陸両用掘削機100の実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されるわけではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。例えば、軌陸両用掘削機100の構成について、前方アウトリガジャッキ23や後方アウトリガジャッキ25の位置や構成を変更すること妨げない。また、軌陸両用掘削機100のようにリーダ20を備えて掘削するタイプの建設機械ではなく、バックホーやクレーン車又はクローラダンプなどの機能を備えた軌陸両用車に発明を適用することを妨げない。
11 クローラ
12、13 軌道用車輪前輪、後輪
18 運転台
27 スイベルジョイント
41、42 左、右操作レバー
50 キャップ
60 連結ブラケット
100 軌陸両用掘削機
110 下部走行体
120 上部旋回体
300 油圧回路
301 クローラ走行用回路
302 軌道上走行用回路
304、305 左側、右側切換回路
311、312 左制御、右制御回路
321、322 前輪、後輪制御回路
330 ブレーキユニット回路
341、342 軌陸フレーム前回路、後回路
CL 中心線
KK 回転中心
L1 軌道間距離
L2 可動距離
L4 旋回半径
R 軌道

Claims (3)

  1. 運転席を備える上部旋回体と、該上部旋回体を回動可能に保持し陸上を走行するクローラと軌道上を走行するために備える軌道用車輪とを有する下部走行体とを有する軌陸両用車において、
    前記下部走行体に備える前記クローラは、左側クローラと右側クローラを有し、
    前記左側クローラは第1油圧モータで駆動され、前記右側クローラは第2油圧モータで駆動され、前記下部走行体を前進、後退させ、
    前記軌道用車輪は、前側車輪が第3油圧モータで駆動され、後側車輪が第4油圧モータで駆動され、前記下部走行体を前進、後退させ、
    前記左側クローラ、前記右側クローラ、前記前側車輪、及び前記後側車輪の操作を、前記運転席に備えられる第1操縦桿と第2操縦桿で行い、前記第1操縦桿が前記左側クローラの制御を、前記第2操縦桿が前記右側クローラの制御を行い、
    前記第3油圧モータに接続する第1前進側油圧流路と前記第4油圧モータに接続する第2前進側油圧流路とを接続する第1バイパスと、前記第3油圧モータに接続する第1後退側油圧流路と前記第4油圧モータに接続する第2後退側油圧流路とを接続する第2バイパスとを備えていること、
    を特徴とする軌陸両用車。
  2. 請求項1に記載の軌陸両用車において、
    前記クローラで移動する陸上走行モードでは、
    前記第1操縦桿を一方向に倒すことで、前記左側クローラを前進方向に回転させ、
    前記第2操縦桿を一方向に倒すことで、前記右側クローラを前進方向に回転させ、
    前記第1操縦桿を他方向に倒すことで、前記左側クローラを後退方向に回転させ、
    前記第2操縦桿を他方向に倒すことで、前記右側クローラを後退方向に回転させ、
    前記軌道用車輪で移動する軌道走行モードでは、
    前記第1操縦桿又は第2操縦桿を一方向に倒すことで、前記前側車輪及び前記後側車輪を前進方向に回転させ、
    前記第1操縦桿又は前記第2操縦桿を他方向に倒すことで、前記前側車輪及び前記後側車輪を後退方向に回転させること、
    を特徴とする軌陸両用車。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の軌陸両用車において、
    前記第1操縦桿又は前記第2操縦桿の何れかを倒すことで、前記前輪側車輪及び前記後輪側車輪を低速で回転させ、
    前記第1操縦桿及び前記第2操縦桿の何れも倒すことで、前記前輪側車輪及び前記後輪側車輪を高速で回転させる2速制御すること、
    を特徴とする軌陸両用車。
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