JP2015214090A - スクリーン印刷装置およびスクリーン印刷装置におけるクリーニングペーパのペーパ切れ検出方法 - Google Patents

スクリーン印刷装置およびスクリーン印刷装置におけるクリーニングペーパのペーパ切れ検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ペーパの最後端部が紙管に結合された貼着強度がばらついたタイプのペーパロールを対象とする場合にあっても、ペーパ切れを正しく検出することができるスクリーン印刷装置およびスクリーン印刷装置におけるクリーニングペーパのペーパ切れ検出方法を提供することを目的とする。【解決手段】ペーパ切れ検出において未使用のペーパロールの回転量を検出するスリット検出信号Sが反復して検出されない場合、さらにスリット検出信号Sが継続するオン時間および断絶するするオフ時間のそれぞれの時間幅を監視し、検出された時間幅の最大値と最小値から求めた最大・最小比Rを予め設定された第2のしきい値Rthを超えた場合のいずれかに該当したならば、ペーパロールにおけるペーパ切れが発生したと判断する。【選択図】図7

Description

本発明は、基板にクリーム半田や導電性ペーストなどのペーストを印刷するスクリーン印刷装置およびこのスクリーン印刷装置においてマスククリーニング用のクリーニングペーパのペーパ切れを検出するペーパ切れ検出方法に関するものである。
電子部品実装工程において、基板上にクリーム半田や導電性ペーストなどのペーストを印刷する方法としてスクリーン印刷が用いられている。この方法は、印刷対象部位に応じてパターン孔が設けられたマスクプレートを基板に当接させ、マスクプレート上にペーストを供給してスキージを摺動させることにより、パターン孔を介して基板上にペーストを印刷するものである。
印刷作業中には、マスクプレートの下面側には基板上で印刷部位からはみ出したクリーム半田が付着したり、基板上に完全に転写されなかったクリーム半田がマスクプレートの開口部に残留するなどの汚損が発生する。このようなクリーム半田による汚損は後続の基板への正常な印刷を妨げるため、これらのクリーム半田を除去するためのクリーニングを行う必要がある。
このため従来より、マスクプレートを下面側から専用のクリーニングぺーパ(以下単に「ペーパ」と略記する。)を用いて拭き取ることによって残余のクリーム半田を除去するクリーニング機構を備えたスクリーン印刷装置が知られている(例えば特許文献1参照)。このクリーニング機構においては、ぺーパは紙管に巻回されたペーパロールの形態で供給され、クリーニング動作の度毎にぺーパをペーパロールから引き出し、クリーニングに使用された後の使用済みペーパを巻取り機構によって巻き取って回収する構成が用いられる。そしてペーパロールに巻回収納されたペーパを全て使い切ると、新たなペーパロールと交換する必要があるため、クリーニング機構を備えたスクリーン印刷装置として、ペーパ切れを検出するペーパ切れ検出機能を備えたものが知られている(例えば特許文献1参照)。
この特許文献例に示す先行技術においては、未使用のペーパが巻回された第1のロール装着部の回転量を検出する回転量検出部を、外周部に複数のスリットが定ピッチで形成され回転軸に結合されてともに回転する回転円板と、この回転円板の外周部にスリットの形成範囲に検出光軸の位置を合わせて配置された光センサとを有する構成としている。そして光センサによるスリット検出信号が、ペーパ送りを開始した後にブレーキ機構を作動させてペーパ送りを停止するまでの時間で定義されるペーパ送り動作の1サイクル時間が動作遅延限界時間として設定されるしきい値を超えた場合、すなわちペーパーロールが回らずに停止した状態が所定時間を超えて継続した場合に、ペーパ切れが発生したと判断するようにしている。
特開2012−76431号公報
ところで現在一般に使用されているペーパロールでは、ペーパロールの芯となる紙管にペーパを巻き付けるため、ペーパの最後端部を紙管に貼り合わされて固着することが行われる。このペーパの紙管への貼着強度にはばらつきがあるため、使用済みペーパの巻取り機構のモータが駆動状態にあるにも拘わらず、巻き取られたペーパが紙管から分離されずに貼着された状態のままとなる場合が生じる。このような場合には、巻取り機構のモータは回転動作指令から逸脱した脱調状態となり、回転量検出部から出力されるスリット検出信号が不規則となって正常なペーパ切れ検出ができない。このように、スリットが設けられた回転円盤と光センサを組み合わせた回転量検出部を有する従来のクリーニングペーパのペーパ切れ検出方法においては、ペーパの紙管への貼着強度にばらつきがあることに起因して、クリーニングペーパのペーパ切れを正しく検出することができない場合があるという課題があった。
そこで本発明は、クリーニングペーパのペーパ切れを正しく検出することができるスクリーン印刷装置およびスクリーン印刷装置におけるクリーニングペーパのペーパ切れ検出方法を提供することを目的とする。
本発明のスクリーン印刷装置は、パターン孔が設けられたマスクプレートに基板を当接させ、ペーストが供給された前記マスクプレート上でスキージを摺動させることにより、前記パターン孔を介して基板にペーストを印刷するスクリーン印刷機構と、紙管に巻回されたペーパロールの状態で供給されるクリーニングペーパをクリーニングヘッドによって前記マスクプレートの下面に押しつけて拭き取ることによりこのマスクプレートを下面側からクリーニングするクリーニング機構とを有するスクリーン印刷装置であって、前記クリーニング機構は、未使用の前記ペーパロールが第1の回転軸廻りに回転自在に装着される第1のロール装着部と、前記第1の回転軸の回転を阻止するブレーキ機構と、前記第1の回転軸の回転量を検出する回転量検出部と、前記使用済みのクリーニングペーパを紙管に巻回して回収するための回収ロールが第2の回転軸廻りに回転自在に装着される第2のロール装着部と、前記第2のロール装着部に装着された紙管をステッピングモータを駆動源として回転駆動することにより前記クリーニングペーパを巻き取る巻取り駆動機構と、前記回転量検出部の検出結果に基づき、前記ブレーキ機構および前記巻取り駆動機構を制御することにより、前記クリーニング機構によるマスクプレートの下面のクリーニングのためのクリーニングペーパ送り動作を制御するペーパ送り制御部とを備え、前記回転量検出部は、外周部に複数のスリットが定ピッチで形成され前記第1の回転軸に結合されてともに回転する回転円板と、この回転円板の外周部に前記スリットの形成範囲に検出光軸の位置を合わせて配置された光センサと、前記光センサによるスリット検出信号をカウントしたカウント数により前記第1の回転軸の回転量を検出する検出処理部とを有し、前記ペーパ送り制御部は、前記スリット検出信号が反復して検出されない場合は、前記ペーパロールにおけるペーパ切れが発生したと判断し、さらに、前記スリット検出信号が継続するオン時間およびスリット検出信号が断絶するするオフ時間のそれぞれの時間幅を監視し、前記時間幅の最大値と最小値との比を予め設定された閾値と比較することにより、前記ペーパロールにおけるペーパ切れの発生の有無を判断する。
本発明のペーパ切れ検出方法は、パターン孔が設けられたマスクプレートに基板を当接させ、ペーストが供給された前記マスクプレート上でスキージを摺動させることにより、前記パターン孔を介して基板にペーストを印刷するスクリーン印刷機構と、紙管に巻回されたペーパロールの状態で供給されるクリーニングペーパをクリーニングヘッドによって前記マスクプレートの下面に押しつけて拭き取ることによりこのマスクプレートを下面側からクリーニングするクリーニング機構とを有し、前記クリーニング機構は、未使用の前記ペーパロールが第1の回転軸廻りに回転自在に装着される第1のロール装着部と、前記第1の回転軸の回転を阻止するブレーキ機構と、前記第1の回転軸の回転量を検出する回転量検出部と、前記使用済みのクリーニングペーパを紙管に巻回して回収するための回収ロールが第2の回転軸廻りに回転自在に装着される第2のロール装着部と、前記第2のロール装着部に装着された紙管をステッピングモータを駆動源として回転駆動することにより前記クリーニングペーパを巻き取る巻き取り駆動機構と、前記回転量検出部の検出結果に基づき、前記ブレーキ機構、前記巻き取り駆動機構を制御することにより、前記クリーニング機構によるマスクプレートの下面のクリーニングのためのクリーニングペーパ送り動作を制御するペーパ送り制御部とを備え、前記回転量検出部は、外周部に複数のスリットが定ピッチで形成され前記第1の回転軸に結合されてともに回転する回転円板と、この回転円板の外周部に前記スリットの形成範囲に検出光軸の位置を合わせて配置された光センサと、前記光センサによるスリット検出信号をカウントしたカウント数により前記第1の回転軸の回転量を検出する検出処理部とを有する構成のスクリーン印刷装置において、前記ペーパロールにおけるペーパ切れを検出するペーパ切れ検出方法であって、前記スリット検出信号が反復して検出されない場合は、前記ペーパロールにおけるペーパ切れが発生したと判断し、さらに、前記スリット検出信号が継続するオン時間およびスリット検出信号が断絶するするオフ時間のそれぞれの時間幅を監視し、前記時間幅の最大値と最小値との比を予め設定された閾値と比較することにより、前記ペーパロールにおけるペーパ切れの発生の有無を判断する。
本発明によれば、クリーニングペーパのペーパ切れを正しく検出することができる。
本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置の側面図 本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置の正面図 本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置の平面図 本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置のクリーニングユニットの構造説明図 本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置の動作説明図 本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置の制御系の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置において用いられるペーパ切れ検出アルゴリズムを示すタイムチャート 本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置におけるペーパ切れ検出処理のフロー図
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。まず図1、図2、図3を参照して、スクリーン印刷装置の構造を説明する。図1において、スクリーン印刷装置は、基板位置決め部1の上方にスクリーン印刷機構11を配設して構成されている。基板位置決め部1は、Y軸テーブル2、X軸テーブル3およびθ軸テーブル4を段積みし、更にその上に第1のZ軸テーブル5、第2のZ軸テーブル6を組み合わせて構成されている。
第1のZ軸テーブル5は、θ軸テーブル4の上面に設けられた水平なベースプレート4aの上面側にて、同様に水平なベースプレート5aを昇降させる構成となっている。ベースプレート5aには垂直フレームを介して基板搬送機構8が保持されている。基板搬送機構8は基板搬送方向(X方向−−図1において紙面垂直方向)に平行に配設された2条の搬送レールを備えており、これらの搬送レールによって印刷対象の基板10の両端部を支持して搬送する。第1のZ軸テーブル5を駆動することにより、基板搬送機構8によって保持された状態の基板10を、基板搬送機構8とともに後述するスクリーン印刷機構に対して昇降させることができる。
図2、図3に示すように、基板搬送機構8は上流側(図2、図3において左側)および下流側に延出し、上流側から搬入された基板10は基板搬送機構8によって搬送され、さらに基板位置決め部1によって位置決めされる。そして後述するスクリーン印刷機構11によって印刷が行われた後の基板10は、基板搬送機構8によって下流側に搬出される。
第2のZ軸テーブル6は、基板搬送機構8とベースプレート5aの中間に配設された水平なベースプレート6aを昇降させる。ベースプレート6aの上面には、上面に基板10を保持する下受け面が設けられた基板下受部7が配設されている。第2のZ軸テーブル6を駆動することにより、基板下受部7は基板搬送機構8に保持された状態の基板10に対して昇降する。そして基板下受部7の下受け面が基板10の下面に当接することにより、基板下受部7は基板10を下面側から支持する。基板搬送機構8の上面にはクランプ機構9が配設されている。クランプ機構9は、左右対向して配置された2つのクランプ部材9aを備えており、一方側のクランプ部材9aを駆動機構9bによって進退させることにより、基板10を両側からクランプして固定する。
次に基板位置決め部1の上方に配設されたスクリーン印刷機構11について説明する。図1,図2において、マスク枠12aにはマスクプレート12が展張されており、マスクプレート12には基板10において印刷対象となる電極10aの形状・位置(図3参照)に対応して、パターン孔12bが設けられている。マスクプレート12上にはスキージユニット13が配設されており、スキージユニット13は、水平なプレート14にスキージ16を昇降させるスキージ昇降機構15を配設した構成となっている。スキージ昇降機構15を駆動することによりスキージ16は昇降して、マスクプレート12の上面に当接する。
図2に示すように、縦フレーム25上にはスライドガイド機構26がY方向に配設されている。プレート14はスライドガイド機構26によって両端部を保持されてY方向にスライド自在となっており、プレート14は、スキージ移動用モータ(図示省略)によって駆動されるスキージ移動手段27によりY方向に水平移動する。
次にスクリーン印刷機構11による印刷動作について説明する。まず基板搬送機構8によって基板10が印刷位置に搬入されると、第2のZ軸テーブル6を駆動して基板下受部7を上昇させ、基板10の下面を下受けする。そしてこの状態で基板位置決め部1を駆動して基板10をマスクプレート12に対して位置合わせする。この後、第1のZ軸テーブル5を駆動して基板10を基板搬送機構8とともに上昇させてマスクプレート12の下面に当接させ、次いで基板10をクランプ機構9によってクランプする。これにより、スキージユニット13によるスキージングにおいて、基板10の水平位置が固定される。そしてこの状態で、ペーストであるクリーム半田が供給されたマスクプレート12上でスキージ16を摺動させることにより、パターン孔12bを介して基板10にはクリーム半田が印刷される。
次に、マスクプレート12の下面をクリーニングするクリーニング機構について説明する。このクリーニング機構は、スクリーン印刷動作を反復して実行する過程において、マスクプレート12の下面に付着したクリーム半田を予め定められた規定のインターバル毎にクリーニングペーパ21(図4参照、以下単にペーパ21と略記。)によって拭き取って除去する機能を有しており、マスクプレート12の下面の汚損に起因する印刷品質の低下を防止する役割を果たす。
図1に示すように、本実施の形態においてはクリーニング機構は、基板10およびマスクプレート12を撮像するカメラヘッドユニット17と一体的に移動するクリーニングヘッドユニット18を主体とした構成となっている。カメラヘッドユニット17は、基板10を上方から撮像する基板認識カメラとマスクプレート12を下面側から撮像するマスク認識カメラとを備えており、カメラヘッドユニット17を移動させることにより、基板10の認識とマスクプレート12の認識とを同時に行うことができる。
図3に示すように、クリーニングヘッドユニット18は水平なユニットベース18aに未使用のペーパ21を巻回したペーパロール35Aと、使用済みのペーパ21を巻回した回収ロール35Bおよびクリーニングヘッド36を配設した構成となっており、ペーパロール35Aから引き出されたペーパ21は、クリーニングヘッド36を経由して回収ロール35Bに回収される。カメラヘッドユニット17およびクリーニングヘッドユニット18は、ヘッドX軸テーブル19に装着されてY方向に一体的に移動する。
図2において縦フレーム25上には、スライドガイド機構28がY方向に沿って配設されている。スライドガイド機構28にはブラケット19aを介してヘッドX軸テーブル19が結合されており、ヘッドX軸テーブル19はY方向にスライド自在となっている。ヘッドX軸テーブル19は、ヘッド移動用モータ(図示省略)によって駆動されるヘッドY軸移動機構20によりY方向に水平移動する。ヘッドX軸テーブル19およびヘッドY軸移動機構20は、カメラヘッドユニット17およびクリーニングヘッドユニット18を一体的に水平移動させるヘッド移動手段を構成する。
次に図4を参照して、クリーニングヘッドユニット18の詳細構造を説明する。図4(a)は図3に示すクリーニングヘッドユニット18のY方向の断面を示しており、クリーニングヘッドユニット18には、それぞれ第1の回転軸37A、第2の回転軸37Bを備えた第1のロール装着部18b、第2のロール装着部18cが設けられている。第1のロール装着部18bには、未使用のペーパロール35Aが第1の回転軸37A廻りに回転自在に装着される。第2のロール装着部18cには、使用済みのペーパ21を紙管に巻回して回収するための回収ロール35Bが第2の回転軸37B廻りに回転自在に装着される。ペーパロール35A、回収ロール35Bはいずれも紙管35aにペーパ21を卷回して構成されており、紙管35a内に第1の回転軸37A、第2の回転軸37Bを挿通させ、係止機構(図示省略)によって紙管35aを第1の回転軸37A、第2の回転軸37Bに固着することにより、第1のロール装着部18b、第2のロール装着部18cに装着される。
ペーパロール35Aから引き出されたペーパ21は、クリーニングヘッド36の上面に設けられた押付面36bを周回して、回収ロール35Bに巻き取られる。クリーニングヘッド36はヘッド昇降機構36aによって昇降自在となっており(矢印a)、通常状態においてはクリーニングヘッド36は下降状態にある。そしてマスクプレート12の下面を清掃するマスククリーニング時には、ヘッド昇降機構36aを駆動してクリーニングヘッド36を上昇させ、ペーパ21をマスクプレート12の下面に押し当てる。
図4(b)の平面図に示すように、第1のロール装着部18bには第1の回転軸37Aの回転を阻止するブレーキ機構38と、第1の回転軸37Aの回転量を検出する回転量検出部41が設けられており、第2のロール装着部18cには、第2の回転軸37Bを回転駆動する巻き取り駆動機構42が設けられている。ペーパ21をクリーニングヘッド36によってマスクプレート12に押し付けて摺動させるマスククリーニング動作においては、マスクプレート12へのペーパ21の付着を防止するため、ブレーキ機構38を作動させてペーパロール35Aからペーパ21が引き出されるのを阻止する。そしてクリーニングにより汚損したペーパ21を回収ロール35Bに巻き取って新たな未使用のペーパ21をペーパロール35Aから引き出すテープ送り動作時には、ブレーキ機構38の作動を解除してペーパロール35Aからのペーパ21の引き出しを許容する。
巻き取り駆動機構42は、第2のロール装着部18cに装着された紙管35aをステッピングモータを駆動源として回転駆動することによりペーパ21を巻き取る機能を有している。すなわち巻き取り駆動機構42を駆動して第2の回転軸37Bを回転させることによりペーパ21が回収ロール35Bに巻き取られ、これにより押付面36bを周回するペーパ21は、回収ロール35Bに巻き取られた分だけペーパロール35Aから引き出される。そしてペーパロール35Aからペーパ21が引き出されることにより、第1の回転軸37Aはペーパ21の引き出し量に応じた回転量で回転する。したがって、第1の回転軸37Aの回転量を回転量検出部41で検出することにより、ペーパロール35Aから引き出されたペーパ21の引き出し量を検出することができる。
ここで、巻き取り駆動機構42は駆動源としてステッピングモータを用いていることから、通常のサーボモータを用いたサーボ駆動系において保証される正確な回転量制御が必ずしも実現されず、実際の回転量が制御装置から指令された回転量に正確に追従しない脱調現象が生じやすい。このためペーパロール35Aにてペーパ切れが発生した状態において、ペーパ21の最後端部が紙管35aに強固に固着されている場合には、巻き取り駆動機構42に対して回転指令が出力されているにもかかわらず第1の回転軸37Aは回転しない。またペーパ21の紙管35aへの貼着状態が弱い場合にはペーパ切れに際してペーパ21は紙管35aから容易に剥離され、この場合にも同様に第1の回転軸37Aは回転しない。
上述のようにペーパ21の紙管35aへの貼着状態が異なるタイプのペーパロール35Aを対象としてペーパ切れを正しく検出することができるよう、本実施の形態に示すクリーニングヘッドユニット18においては、以下に説明する構成の回転量検出部41を採用し、回転量検出部41の検出結果に基づいてペーパロール35Aにおけるペーパ切れを簡易な方法で検出するようにしている。回転量検出部41は、第1の回転軸37Aに結合されてともに回転する回転円板39と、この回転円板39の外周部に配置された光センサ40とを組み合わせた構成となっている。図4(c)に示すように、回転円板39の外周部には、板部材を櫛歯状に切り欠いた複数のスリット39aが定ピッチで全周にわたって形成されており、光センサ40はスリット39aの形成範囲に検出光軸40cの位置を合わせて配置されている。
第1の回転軸37Aととともに回転円板39が回転する過程において、スリット39aが光センサ40の検出光軸の位置に一致することにより、投光部40aから投射される光が受光部40bによって受光される。これにより光センサ40はON状態となり、スリット検出信号Sを出力する。また非スリット部39bが光センサ40の検出光軸40cの位置にあって投光部40aから投射される光が遮光された状態では、光センサ40はOFF状態となりスリット検出信号Sは出力されない。したがって、このスリット検出信号Sを検出処理部41a(図6参照)によって受信してカウントすることにより、第1の回転軸37Aの回転量を検出することができる。そして本実施の形態においては、回転量検出部41の検出結果に基づき、ブレーキ機構38および巻き取り駆動機構42を制御することにより、クリーニングヘッドユニット18によるマスクプレート12の下面のクリーニングのためのペーパ送り動作を制御するようにしている。
次に図5を参照して、マスククリーニング動作の概略について説明する。カメラヘッドユニット17による基板10やマスクプレート12の認識を行わず、またクリーニングヘッドユニット18によるマスククリーニングを行わないときには、図5(a)に示すように、カメラヘッドユニット17、クリーニングヘッドユニット18はともに基板位置決め部1の上方から側方に退避する。そしてマスククリーニングを実行する際には、図5(b)に示すように、クリーニングヘッドユニット18をカメラヘッドユニット17とともにマスクプレート12の下方に進出させ、次いでクリーニングヘッド36を上昇させる。そしてクリーニングヘッド36によってペーパ21をマスクプレート12の下面に押し当てた状態で、クリーニングヘッドユニット18を水平移動させることにより、ペーパ21によってマスクプレート12の下面を拭き取ってクリーニングする。
したがって、クリーニングヘッドユニット18およびクリーニングヘッドユニット18を移動させるヘッド移動手段は、紙管35aに巻回されたペーパロール35Aの状態で供給されるペーパ21をクリーニングヘッド36によってマスクプレート12の下面に押しつけて拭き取ることにより、このマスクプレート12を下面側からクリーニングするクリーニング機構を構成する。
次に、図6を参照して、制御系の構成を説明する。制御部43はCPU機能であり、記憶部44に記憶された各種の演算・動作プログラムを作業実行用データに基づいて実行することのより、以下の各部の動作や処理を制御する。これにより、スクリーン印刷動作やマスククリーニング動作が実行される。記憶部44は上述の演算・動作プログラムや作業実行用データのほか、クリーニングヘッドユニット18におけるペーパ送り動作を制御するために用いられるしきい値についてのデータである第1のしきい値(Tth)44a、第2のしきい値(Rth)44bが記憶されている。
機構駆動部45は、制御部43によって制御されて、基板位置決め部1、スクリーン印刷機構11、クリーニングヘッドユニット18を駆動する。これにより、基板10を対象とするスクリーン印刷動作およびマスクプレート12を対象とするマスククリーニング動作が実行される。回転量検出部41は、光センサ40によるスリット検出信号Sを検出処理部41aが受信することにより、ペーパロール35Aとともに回転する第1の回転軸37Aの回転量を検出する。これにより、ペーパロール35Aから送り出されるペーパ21の長さを検出することができる。
ペーパ送り制御部46は、回転量検出部41の検出結果に基づき、ブレーキ機構38および巻き取り駆動機構42を制御することにより、クリーニングヘッドユニット18によるマスクプレート12の下面のクリーニングのためのペーパ送り動作を制御する。操作・入力部47はキーボードやタッチパネルスイッチなどの入力手段であり、スクリーン印刷装置の操作指令や各種データの入力などの操作を行う。表示部48は液晶パネルなどの表示装置であり、操作・入力部47による操作入力時の案内画面や、クリーニングヘッドユニット18におけるペーパ切れ検出時の報知画面など各種の画面を表示する。
ペーパ送り制御部46によるペーパ送り動作の制御について、図7を参照して説明する。図7は、クリーニングヘッドユニット18においてマスククリーニング動作実行後に行われるペーパ送り時の光センサ40の検出結果およびブレーキ機構38の動作状態をタイムチャートにて示している。図7(a)は、ペーパロール35Aからペーパ21が規定量だけ引き出されて正常にペーパ送りが行われている状態におけるタイムチャートを示している。
すなわちこの場合には、ブレーキ機構38の作動を解除してペーパロール35Aからのペーパ21の引き出しが許容される状態にした後、巻き取り駆動機構42を駆動して回収ロール35Bにペーパ21を巻き取る。このとき、巻き取り駆動機構42による巻き取り速度に追従して第1の回転軸37Aが回転することから、第1の回転軸37Aとともに回転する回転円板39のスリット39aが光センサ40によって検出され、スリット検出信号Sが出力される。
このとき、スリット検出信号Sは予め設定された規定のペーパ送り量に応じた所定回数(図7に示す例では3回)だけ反復して検出された後に、ブレーキ機構38を作動させてペーパロール35Aからのペーパ21の引き出しを停止することにより、ペーパ送り動作の1サイクルが完了する。したがって、スリット検出信号Sの検出回数が所定回数に満たない場合には、ペーパロール35Aからペーパ21が正常に引き出されていないこと、すなわちペーパ切れが発生したと判断される。このようなペーパ切れの発生は、ペーパロール35Aにてペーパ21の終端部の紙管35aへの貼着力が十分でなく、ペーパ21が巻き取りによって紙管35aから容易に剥離する結果、第1の回転軸37Aの回転が停止する場合や、その反対にペーパ21が紙管35aに強固に貼着されている場合のいずれにおいても、第1の回転軸37Aの正常な回転が停止することによって検出される。
またスリット検出信号Sの継続時間Tは、正常なペーパ送り動作時においては、巻き取り速度に対応した所定時間となる。したがって、スリット検出信号Sの継続時間Tを監視することにより、ペーパ送り動作の正常・異常を判断することができる。すなわち、図7(b)に示すように、スリット検出信号Sの継続時間Tを予め設定された第1のしきい値Tthと比較し、継続時間Tが第1のしきい値Tthを超えた場合には、ペーパロール35Aからのペーパ21の引き出しが正常に行われておらずペーパ切れが発生したと判断する。第1のしきい値Tthは、継続時間Tの正常な検出時間の上限として経験値に基づいて設定されるものであり(例えば200ms.)、記憶部44に記憶される。
さらに本実施の形態においては、巻き取り駆動機構42の駆動モータの脱調に起因するスリット検出信号Sの変動を監視して、ペーパ切れを検出する方法を併用するようにしている。すなわちブレーキ機構38を解除してペーパ送りを行う過程において、図7(b)に示すように、スリット検出信号Sが継続するオン時間およびスリット検出信号Sが断絶するするオフ時間のそれぞれの時間幅を監視する。ここでは、時間幅T1,T3,T5がオン時間であり、時間幅T2,T4がオフ時間に該当する。次いでこのようにして検出された時間幅の最大値、最小値を特定し、これら最大値と最小値との比で定義される最大・最小比Rを算出する。
最大・最小比Rは、ペーパロール35Aがセットされた第1の回転軸37Aの回転状態の変動度合いを示す指標値であり、この指標値が大きいほど第1の回転軸37Aが不規則な回転をしていることを示している。ペーパ切れ発生に際しては、ペーパ21の終端がペーパロール35Aから剥離せずに第1の回転軸37Aが回転停止する事態が生じたり、またペーパ21がペーパロール35Aから突然剥離する場合もあるなど、第1の回転軸37Aの回転状態の変動度合いが大きくなる傾向にある。したがって本実施の形態においては、上述の最大・最小比Rで定義される指標値が、予め設定された閾値(第2のしきい値Rth)を超えるか否かを判断することにより、ペーパ切れ発生を判断するようにしている。ここで第2のしきい値Rthは、ペーパロール35Aにペーパ21が巻回されていて第1の回転軸37Aの回転状態が正常である状態の限界値に設定され、記憶部44に記憶されている。
なお上述の実施例では、時間幅の最大値としてオン時間を、最小値としてオフ時間を採用して指標値としての最大・最小比Rを求めるようにしているが、指標値の使用目的から、この構成には限定されるものではない。すなわち、最大値、最小値としてオン時間のみを採用してもよく、またオフ時間のみを用いてもよい。また最大・最小比Rとして、本実施の形態では最小値で最大値を除した値を用いた例を示しているが、最小値を最大値で除した値を以て指標値を定義してもよい。この場合には、比較対象となる閾値は本実施の形態で示す第2のしきい値Rthの逆数であり、この閾値を超えない場合にペーパ切れと判断される。
すなわち、ペーパ送り制御部46は、スリット検出信号Sが所定回数だけ反復して検出されない場合、スリット検出信号Sの継続時間Tが正常な検出時間の上限として設定される第1のしきい値Tthを超えた場合のいずれかに該当するならば、ペーパロール35Aにおけるペーパ切れが発生したと判断する。さらに本実施の形態においては、スリット検出信号Sが継続するオン時間およびスリット検出信号Sが断絶するするオフ時間のそれぞれの時間幅を監視し、時間幅の最大値と最小値との比を予め設定された閾値と比較することによりペーパ切れ発生の有無を判断する。そして上述のいずれかに該当するならば、ペーパロール35Aにおけるペーパ切れが発生したと判断し、その旨を表示部48によって報知する処理を行う。
次に図8を参照して、スクリーン印刷におけるペーパ切れ検出処理について、時系列的に説明する。このペーパ切れ検出処理は、クリーニングヘッドユニット18に装着されるペーパロール35Aにおけるペーパ21のペーパ切れを検出するために実行されるものである。まず、スクリーン印刷動作を反復する過程で実行されるクリーニング動作が終了すると、その後にペーパ送り動作が開始される(ST1)。このペーパ送り動作では、まずブレーキ機構38の作動を解除する(ST2)。これにより、ペーパロール35Aからのペーパ21の引き出しが可能な状態となる。
次いで巻き取り駆動機構42の作動を開始し(ST3)、回収ロール35Bによってペーパ21を巻き取ることにより、ペーパロール35Aからペーパ21を引き出す。そしてこのテープ巻き取りの過程において、スリット検出信号Sが反復検出されるか否かを監視する(ST4)。ここで、反復して検出されない場合にはペーパ切れ発生と判断し、表示部48を介してその旨報知する(ST9)。そして(ST4)にてスリット検出信号Sが反復して検出されている場合において、スリット検出信号Sの継続時間Tが第1のしきい値Tthを超えるか否かを判定する(ST5)。ここでスリット検出信号Sが反復して検出されるものの、継続時間Tが第1のしきい値Tthを超える場合にはペーパ切れ発生と判断し、表示部48を介してその旨報知する(ST9)。
ここで、スリット検出信号Sが所定回数検出されたか否かを監視し(ST6)、所定回数に達していなければ(ST4)に戻って監視を継続する。そして(ST6)にてスリット検出信号Sが所定回数検出されたことが確認されたならば、規定量のペーパ21が送られたと判断して、ブレーキ機構38を作動させ(ST7)、これによりペーパ送り動作の1サイクルが終了する。
さらに本実施の形態では、上述のテープ切れ発生判断に加えて、予め検出されたスリット検出信号Sのオン時間、オフ時間の最大・最小比Rが第2のしきい値Rthを超えるか否かを判断し(ST8)、最大・最小比Rが第2のしきい値Rthを超える場合にはペーパ切れ発生と判断し、表示部48を介してその旨報知する(ST9)。すなわち、スリット検出信号Sが継続するオン時間およびスリット検出信号Sが断絶するするオフ時間のそれぞれの時間幅を監視し、時間幅の最大値と最小値との比を予め設定された第2のしきい値Rth(閾値)と比較することにより、ペーパロール35Aにおけるペーパ切れの発生の有無を判断するようにしている。そして(ST8)にて、最大・最小比Rが第2のしきい値Rthを超えない場合には、ペーパロール35Aにてテープ切れを生じることなくテープ送りが正常に行われたと判断して、次のクリーニング動作まで待機する(ST10)。
上記説明したように、本実施の形態に示すスクリーン印刷装置におけるペーパのペーパ切れ検出においては、未使用のペーパロール35Aの回転量を検出するスリット検出信号Sが反復して検出されない場合、スリット検出信号Sの継続時間Tが正常な検出時間の上限として設定される第1のしきい値Tthを超えた場合、スリット検出信号Sのオン時間、オフ時間の最大・最小比Rが第2のしきい値Rthを超えた場合のいずれかに該当するか否かを監視し、いずれかに該当したならばペーパロール35Aにおけるペーパ切れが発生したと判断するようにしたものである。これにより、ペーパ21の最後端部が紙管35aに結合された貼着強度がばらついたタイプのペーパロール35Aを対象とする場合、すなわちペーパ21が紙管35aに強固に結合されて巻き取り力によってペーパ21が剥離されない場合、あるいはペーパ21が紙管35aから容易に剥離する場合にあっても、ペーパロール35Aにおけるペーパ切れを正しく検出することができる。
本発明のスクリーン印刷装置およびスクリーン印刷装置におけるクリーニングペーパのペーパ切れ検出方法は、ペーパの最後端部が紙管に結合された貼着強度がばらついたタイプのペーパロールを対象とする場合にあっても、ペーパ切れを正しく検出することができるという効果を有し、基板にクリーム半田や導電性ペーストなどのペーストを印刷するスクリーン印刷の分野に有用である。
1 基板位置決め部
10 基板
12 マスクプレート
12b パターン孔
13 スキージユニット
16 スキージ
18 クリーニングヘッドユニット
18b 第1のロール装着部
18c 第2のロール装着部
19 ヘッドX軸テーブル
20 ヘッドY軸移動機構
21 ペーパ(クリーニングペーパ)
35A ペーパロール
35B 回収ロール
36 クリーニングヘッド
37A 第1の回転軸
37B 第2の回転軸
38 ブレーキ機構
39 回転円板
39a スリット
40 光センサ
41 回転量検出部
42 巻き取り駆動機構
S スリット検出信号
T 継続時間

Claims (2)

  1. パターン孔が設けられたマスクプレートに基板を当接させ、ペーストが供給された前記マスクプレート上でスキージを摺動させることにより、前記パターン孔を介して基板にペーストを印刷するスクリーン印刷機構と、紙管に巻回されたペーパロールの状態で供給されるクリーニングペーパをクリーニングヘッドによって前記マスクプレートの下面に押しつけて拭き取ることによりこのマスクプレートを下面側からクリーニングするクリーニング機構とを有するスクリーン印刷装置であって、
    前記クリーニング機構は、未使用の前記ペーパロールが第1の回転軸廻りに回転自在に装着される第1のロール装着部と、前記第1の回転軸の回転を阻止するブレーキ機構と、前記第1の回転軸の回転量を検出する回転量検出部と、
    前記使用済みのクリーニングペーパを紙管に巻回して回収するための回収ロールが第2の回転軸廻りに回転自在に装着される第2のロール装着部と、
    前記第2のロール装着部に装着された紙管をステッピングモータを駆動源として回転駆動することにより前記クリーニングペーパを巻き取る巻取り駆動機構と、
    前記回転量検出部の検出結果に基づき、前記ブレーキ機構および前記巻取り駆動機構を制御することにより、前記クリーニング機構によるマスクプレートの下面のクリーニングのためのクリーニングペーパ送り動作を制御するペーパ送り制御部とを備え、
    前記回転量検出部は、外周部に複数のスリットが定ピッチで形成され前記第1の回転軸に結合されてともに回転する回転円板と、この回転円板の外周部に前記スリットの形成範囲に検出光軸の位置を合わせて配置された光センサと、前記光センサによるスリット検出信号をカウントしたカウント数により前記第1の回転軸の回転量を検出する検出処理部とを有し、
    前記ペーパ送り制御部は、
    前記スリット検出信号が反復して検出されない場合は、前記ペーパロールにおけるペーパ切れが発生したと判断し、
    さらに、前記スリット検出信号が継続するオン時間およびスリット検出信号が断絶するするオフ時間のそれぞれの時間幅を監視し、前記時間幅の最大値と最小値との比を予め設定された閾値と比較することにより、前記ペーパロールにおけるペーパ切れの発生の有無を判断することを特徴とするスクリーン印刷装置。
  2. パターン孔が設けられたマスクプレートに基板を当接させ、ペーストが供給された前記マスクプレート上でスキージを摺動させることにより、前記パターン孔を介して基板にペーストを印刷するスクリーン印刷機構と、紙管に巻回されたペーパロールの状態で供給されるクリーニングペーパをクリーニングヘッドによって前記マスクプレートの下面に押しつけて拭き取ることによりこのマスクプレートを下面側からクリーニングするクリーニング機構とを有し、前記クリーニング機構は、未使用の前記ペーパロールが第1の回転軸廻りに回転自在に装着される第1のロール装着部と、前記第1の回転軸の回転を阻止するブレーキ機構と、前記第1の回転軸の回転量を検出する回転量検出部と、前記使用済みのクリーニングペーパを紙管に巻回して回収するための回収ロールが第2の回転軸廻りに回転自在に装着される第2のロール装着部と、前記第2のロール装着部に装着された紙管をステッピングモータを駆動源として回転駆動することにより前記クリーニングペーパを巻き取る巻き取り駆動機構と、前記回転量検出部の検出結果に基づき、前記ブレーキ機構、前記巻き取り駆動機構を制御することにより、前記クリーニング機構によるマスクプレートの下面のクリーニングのためのクリーニングペーパ送り動作を制御するペーパ送り制御部とを備え、前記回転量検出部は、外周部に複数のスリットが定ピッチで形成され前記第1の回転軸に結合されてともに回転する回転円板と、この回転円板の外周部に前記スリットの形成範囲に検出光軸の位置を合わせて配置された光センサと、前記光センサによるスリット検出信号をカウントしたカウント数により前記第1の回転軸の回転量を検出する検出処理部とを有する構成のスクリーン印刷装置において、前記ペーパロールにおけるペーパ切れを検出するペーパ切れ検出方法であって、
    前記スリット検出信号が反復して検出されない場合は、前記ペーパロールにおけるペーパ切れが発生したと判断し、
    さらに、前記スリット検出信号が継続するオン時間およびスリット検出信号が断絶するするオフ時間のそれぞれの時間幅を監視し、前記時間幅の最大値と最小値との比を予め設定された閾値と比較することにより、前記ペーパロールにおけるペーパ切れの発生の有無を判断することを特徴とするペーパ切れ検出方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018167455A (ja) * 2017-03-29 2018-11-01 ヤマハ発動機株式会社 クリーニング装置および同装置を備えたスクリーン印刷装置
CN116100935A (zh) * 2023-04-10 2023-05-12 莱阳银通纸业有限公司 一种具有识别功能的高效丝网印刷机

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