JP2015211765A - 可動範囲測定装置、可動範囲測定方法及び可動範囲測定プログラム - Google Patents

可動範囲測定装置、可動範囲測定方法及び可動範囲測定プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】センサ位置から見て測定対象物の可動部位が測定対象物の他の部位に重ならずに精度の高い測定を実現すること。【解決手段】可動範囲測定装置は、第1方向から測定対象物の第1距離画像と、第2方向から測定対象物の第2距離画像とを取得するセンサであって、第1方向は、第1方向に測定対象物を視たときに測定対象物の関節のXY平面内の可動範囲に関する第1測定項目に係る可動範囲の全体にわたって測定対象物の可動部位が測定対象物の他の部位に重ならないように設定され、第2方向は、第2方向に測定対象物を視たときに測定対象物の関節のXY平面内の可動範囲に関する第2測定項目に係る可動範囲の全体にわたって測定対象物の可動部位が測定対象物の他の部位に重ならないように設定されるセンサと、第1距離画像に基づいて第1測定項目に係る可動範囲を算出し、第2距離画像に基づいて第2測定項目に係る可動範囲を算出する処理装置とを含む。【選択図】図1

Description

本開示は、可動範囲測定装置、可動範囲測定方法及び可動範囲測定プログラムに関する。
マーカがそれぞれ取り付けられた複数の身体部位の位置を測定し、測定した各位置から対応する関節の角度を求め、求めた関節角度から関節の可動域を求める関節可動域検査訓練システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002-000584号公報
近年、能動型のアクティブステレオ方式/Time-of-Flight(TOF)方式を用いた距離画像センサによって空間全体の距離情報を取得し、距離情報から機械学習を用いた3次元身体部位位置推定手法により関節位置を求める手法が実用化されている。かかる手法によれば、距離画像センサのみで被験者にマーカを貼りつけることなく容易に関節位置の取得が可能となる。
しかしながら、被験者の人体のように測定対象物が可動部位を有する場合、距離画像センサのセンサ位置によっては、測定中に、センサ位置から見て測定対象物の可動部位が測定対象物の他の部位に重なる場合がある。かかる場合には、正確な測定が実現できない虞がある。
そこで、開示の技術は、センサ位置から見て測定対象物の可動部位が測定対象物の他の部位に重ならずに精度の高い測定を実現することが可能な可動範囲測定装置、可動範囲測定方法及び可動範囲測定プログラムの提供を目的とする。
本開示の一局面によれば、XY平面に対して第1方向から測定対象物の第1距離画像と、XY平面に対して前記第1方向とは異なる第2方向から前記測定対象物の第2距離画像とを取得するセンサであって、前記第1方向は、前記第1方向に前記測定対象物を視たときに前記測定対象物の関節のXY平面内の可動範囲に関する第1測定項目に係る可動範囲の全体にわたって前記測定対象物の可動部位が前記測定対象物の他の部位に重ならないように設定され、前記第2方向は、前記第2方向に前記測定対象物を視たときに前記測定対象物の関節のXY平面内の可動範囲に関する第2測定項目であって前記第1測定項目とは異なる第2測定項目に係る可動範囲の全体にわたって前記測定対象物の可動部位が前記測定対象物の他の部位に重ならないように設定されるセンサと、
前記第1距離画像に基づいて前記第1測定項目に係る可動範囲を算出し、前記第2距離画像に基づいて前記第2測定項目に係る可動範囲を算出する処理装置とを含む、可動範囲測定装置が提供される。
本開示の技術によれば、センサ位置から見て測定対象物の可動部位が測定対象物の他の部位に重ならずに精度の高い測定を実現することが可能な可動範囲測定装置、可動範囲測定方法及び可動範囲測定プログラムが得られる。
一例による可動範囲測定装置1の概略構成を模式的に示す斜視図。 処理装置100のハードウェア構成の一例を示す図。 可動範囲測定装置1の機能ブロック図。 股関節に関する測定項目の説明図。 右股関節の外旋/内旋に対する第2方向の設定方法の説明図。 右股関節の外旋/内旋に対する第2方向の設定方法の説明図。 右股関節の外旋/内旋に対する第2方向の設定方法の説明図。 左股関節の外転/内転に対する第2方向の設定方法の説明図。 他の一例による可動範囲測定装置2の概略構成を模式的に示す正面図。 可動範囲測定装置2の機能ブロック図。 可動範囲測定装置2の関節可動域測定装置全体制御部162により実行される処理フローの一例。 身体部位サイズ取得処理の処理フローの一例。 図12のステップ1206の処理フローの一例。 図13の処理フローの説明図。 図13のステップ1302の処理フローの一例。 図13のステップ1304の処理フローの一例。 センサ角度算出・保存処理の処理フローの一例。 センサ角度・位置制御部156により実行される処理フローの一例。
以下、添付図面を参照しながら各実施例について詳細に説明する。
図1は、一例による可動範囲測定装置1の概略構成を模式的に示す図である。図1には、説明用に、ベッド上に仰向けで横たわった状態の被験者Sが示されている。以下では、説明の都合上、水平面をXY平面とし、被験者Sの足が伸びる方向をY方向、左右方向をX方向とし、上下方向をZ方向とする。
可動範囲測定装置1は、第1距離画像センサ21と、第2距離画像センサ22と、処理装置100とを含む。
第1距離画像センサ21は、被験者Sにとって右上方に設けられる。第1距離画像センサ21は、XY平面に対して第1方向R1から被験者Sの距離情報を含む第1距離画像を取得する。以下の説明において、第1方向R1を表すとき、第1方向R1が水平面に対してなす角度(鋭角)を用いる場合がある。
第1距離画像センサ21は、3次元画像センサであり、センサを用いて空間全体のセンシングを行って距離を計測し、デジタル画像のように画素単位でセンサからの距離の情報を持った距離画像を取得する。距離情報の取得方式は任意である。例えば、距離情報の取得方式は、特定のパターンを対象に投影してそれをイメージセンサで読み取り、投影パターンの幾何学的な歪みから三角測量の方式により距離を取得するアクティブステレオ方式であってもよい。また、レーザー光を照射してイメージセンサで反射光を読み取り、その位相のずれから距離を計測するTOF方式であってもよい。第1方向R1の設定方法等について後述する。
第2距離画像センサ22は、被験者Sにとって左上方に設けられる。第2距離画像センサ22は、XY平面に対して第2方向R2から被験者Sの距離情報を含む第2距離画像を取得する。以下の説明において、第2方向R2を表すとき、第2方向R2が水平面に対してなす角度(鋭角)を用いる場合がある。第2距離画像センサ22のセンサ構成自体は第1距離画像センサ21と同様であってよい。第2方向R2の設定方法等について後述する。尚、以下では、特に第1距離画像と第2距離画像とを区別する必要がないときは、単に「距離画像」とも称する。
図2は、処理装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。
図2に示す例では、処理装置100は、制御部101、主記憶部102、補助記憶部103、ドライブ装置104、ネットワークI/F部106、入力部107を含む。
制御部101は、主記憶部102や補助記憶部103に記憶されたプログラムを実行する演算装置であり、入力部107や記憶装置からデータを受け取り、演算、加工した上で、記憶装置などに出力する。
主記憶部102は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などであり、制御部101が実行する基本ソフトウェアであるOSやアプリケーションソフトウェアなどのプログラムやデータを記憶又は一時保存する記憶装置である。
補助記憶部103は、HDD(Hard Disk Drive)などであり、アプリケーションソフトウェアなどに関連するデータを記憶する記憶装置である。
ドライブ装置104は、記録媒体105、例えばフレキシブルディスクからプログラムを読み出し、記憶装置にインストールする。
記録媒体105は、所定のプログラムを格納する。この記録媒体105に格納されたプログラムは、ドライブ装置104を介して処理装置100にインストールされる。インストールされた所定のプログラムは、処理装置100により実行可能となる。
ネットワークI/F部106は、有線及び/又は無線回線などのデータ伝送路により構築されたネットワークを介して接続された通信機能を有する周辺機器と処理装置100とのインターフェースである。
入力部107は、カーソルキー、数字入力及び各種機能キー等を備えたキーボード、マウスやスライスパット等を有する。入力部107は、音声入力やジェスチャー等の他の入力方法に対応してもよい。
尚、図2に示す例において、以下で説明する各種処理等は、プログラムを処理装置100に実行させることで実現することができる。また、プログラムを記録媒体105に記録し、このプログラムが記録された記録媒体105を処理装置100に読み取らせて、以下で説明する各種処理等を実現させることも可能である。なお、記録媒体105は、様々なタイプの記録媒体を用いることができる。例えば、CD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等の様に情報を光学的,電気的或いは磁気的に記録する記録媒体、ROM、フラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等であってよい。なお、記録媒体105には、搬送波は含まれない。
図3は、可動範囲測定装置1の機能ブロック図である。
図3に示す例では、可動範囲測定装置1は、第1身体部位位置計測装置210と、第2身体部位位置計測装置220と、処理装置100とを含む。
第1身体部位位置計測装置210は、第1距離画像センサ21と、距離画像保持部212と、関節位置推定部214と、学習データ保持部216とを含む。尚、距離画像保持部212、関節位置推定部214及び学習データ保持部216は、ハードウェアにより実現されてもよいし、ソフトウェアにより実現されてもよいし、双方で実現されてもよい。
距離画像保持部212は、第1距離画像センサ21により取得された第1距離画像を保存する。関節位置推定部214は、学習データ保持部216内の学習データと、第1距離画像とに基づいて、被験者Sの関節位置(座標)を表す関節位置情報を生成する。
第2身体部位位置計測装置220は、第2距離画像センサ22と、距離画像保持部222と、関節位置推定部224と、学習データ保持部226とを含む。距離画像保持部222、関節位置推定部224及び学習データ保持部226は、ハードウェアにより実現されてもよいし、ソフトウェアにより実現されてもよいし、双方で実現されてもよい。
距離画像保持部222は、第2距離画像センサ22により取得された第2距離画像を保存する。関節位置推定部224は、学習データ保持部226内の学習データと、第2距離画像とに基づいて、被験者Sの関節位置(座標)を表す関節位置情報を生成する。例えば、関節位置推定部224は、機械学習を用いた3次元身体部位位置推定手法により関節位置を推定し、関節位置情報を生成する。
尚、距離画像保持部212、関節位置推定部214、学習データ保持部216、距離画像保持部222、関節位置推定部224及び学習データ保持部226の一部又は全部は処理装置100により実現されてもよい。
処理装置100は、身体部位位置計測装置切り替え部130と、関節角度算出部132と、関節角度保持部134と、可動域算出部136と、出力部138と、測定項目指定部140と、関節角度算出式保持部142と、可動域算出条件保持部144とを含む。
身体部位位置計測装置切り替え部130は、測定項目指定部140によって指定された測定項目に応じて、動作させる身体部位位置計測装置の切り替え処理を行う。即ち、身体部位位置計測装置切り替え部130は、測定項目指定部140によって指定された測定項目に応じて、第1身体部位位置計測装置210及び第2身体部位位置計測装置220のうちの一方を動作させる。これについては後述する。
関節角度算出部132は、第1身体部位位置計測装置210又は第2身体部位位置計測装置220から得られる関節位置情報に基づいて、関節角度を算出する。関節角度保持部134は、関節角度算出部132により算出された関節角度を保存する。可動域算出部136は、関節角度保持部134に保存された関節角度に基づいて関節の可動域(可動範囲)を算出する。
出力部138は、可動域算出部136により算出された関節の可動域を表す情報を表示部(図示せず)に出力する。尚、表示部は、CRT(Cathode-Ray Tube)ディスプレイや液晶ディスプレイ等の表示装置により実現されてよい。
測定項目指定部140は、入力部107からの測定項目に関する入力に従って、測定項目を指定する。ここでは、測定項目は、左右のそれぞれの股関節に関する外転/内転及び外旋/内旋を含む。
関節角度算出式保持部142は、関節角度算出部132で関節角度を算出する際に用いる関節角度算出式を保存する。関節角度算出式は、測定項目毎に予め用意されてよい。可動域算出条件保持部144は、関節の可動域に関する条件を保存する。可動域算出部136は、可動域算出条件保持部144で保存された条件を満たす範囲内の関節の可動域を算出する。関節の可動域に関する条件は、例えばXY平面内で動く等の条件であってよい。
図4は、股関節に関する測定項目の説明図であり、(A)は、外転/内転の説明図であり、(B)は、外旋/内旋の説明図である。尚、図4においては、被験者Sは、仰向け状態の上面視で、下半身のみが模式的に図示されている。ここでは、右股関節の外転/内転及び外旋/内旋について説明するが、左股関節の外転/内転及び外旋/内旋についても同様である。
股関節に関する測定項目は、図4(A)に示すように、右足を伸ばした状態で左右に開く角度(外転/内転)と、図4(B)に示すように、右膝を直角に曲げて固定し、右膝より先の部分(可動部位の一例)を左右に動かした際の角度(外旋/内旋)とを含む。外転/内転に係る測定項目は、左足と右足のそれぞれ別であるとする。外旋/内旋に係る測定項目は、左足と右足のそれぞれ別であるとする。尚、以下では、可動域の角度の基準は、図4に示すように、Y方向に平行な方向(足の方向)とする。即ち、可動域の角度の原点は、図4に示すように、外旋/内旋や外転/内転の角度が0°の位置である。尚、図4に示すような測定項目は、日本整形外科学会および日本リハビリテーション医学会により示された「関節可動域表示ならびに測定法」内の測定項目として示されている。
身体部位位置計測装置切り替え部130は、右股関節の外転/内転および左股関節の外旋/内旋については、被験者から見て右上方の第1距離画像センサ21を持つ第1身体部位位置計測装置210を動作させる。他方、身体部位位置計測装置切り替え部130は、左股関節の外転/内転および右股関節の外旋/内旋については、被験者から見て左上方の第2距離画像センサ22を持つ第2身体部位位置計測装置220を動作させる。
ここで、外転/内転については、足を伸ばした状態で内側に動かす内転の際、内側に動かす足(可動部位の一例)を他方の足を上げて下を通すため、上面視(Z方向)で、内側に動かす足が他方の足と重なる。また、外旋/内旋については、膝を曲げて内側に動かす外旋の際、上面視で、内側に動かす足の膝より先の部分(可動部位の一例)が他方の足(下の足)と重なる。このような重なりが発生すると、関節位置推定部214,224での推定精度が悪化し、距離画像から精度の高い関節位置情報を得ることが困難となる。この結果、股関節の可動域の測定を正確に実現するのが困難となる。
尚、肩、肘等の立った姿勢で測定可能な項目については、被験者が第1身体部位位置計測装置210又は第2身体部位位置計測装置220に対する向きを変えることで重なりを無くすことが一応は可能である。これに対して、股関節の測定は寝た姿勢で行う必要があり、被験者が自由に向きを変えられないため、上述の如く、股関節の可動域の測定を正確に実現するのが困難となる。
この点、本実施例では、上述の如く、測定項目に応じて第1身体部位位置計測装置210及び第2身体部位位置計測装置220を切り替えて用いるので、上述のような重なりが生じ難い態様で計測を行うことができる。
更に、本実施例では、第1距離画像センサ21及び第2距離画像センサ22のそれぞれは、以下で説明するように、上述のような重なりが可動域の全体にわたって生じない向きに配置される。即ち、第1方向及び第2方向のそれぞれは、その方向で被験者を視たときに外転/内転や外旋/内旋の測定中に足の重なりが可動域の全体にわたって生じないように設定される。以下、この構成について説明する。
図5は、右股関節の外旋/内旋に対する第2方向の設定方法の説明図であり、(A)は、上面視であり、(B)は、被験者の足裏方向から視た正面視である。尚、図5においては、被験者の足のみが模式的に図示されている。ここでは、右股関節の外旋/内旋に対する第2方向の設定方法について説明するが、左股関節の外旋/内旋に対する第1方向の設定方法については左右対称になるだけで実質的に同様である。
図5において、P1は、右足の膝の関節を表し、P2は、右足の爪先部分(例えば足首の関節)を表す。ここで、左右の股関節間の長さをw、正面視での股関節から膝までの長さ(Z方向)をh、膝から爪先までの長さをlshin、重なる方向(外旋方向)の限界可動角度をθrmaxとする。また、爪先部分が下側の足(左足)からどれだけ重なる方向にはみ出しているかをdとする。即ち、dは、外旋時に右足の爪先部分が左足の外に出る距離を表す。
限界可動角度θrmaxでの爪先と膝から下した直線からの距離はlshin×sinθrmaxとなるため、dは、以下の式で表すことができる。尚、限界可動角度θrmaxは、所定の固定値が使用されてもよいし、被験者に応じた値が使用されてもよい。被験者に応じた値を使用する場合は、事前に限界可動角度θrmaxが別の方法で測定されてもよい。
d=lshin×sinθrmax−w
この時の足の裏方向から視た場合の位置関係XZ平面上に表すと図6のようになり、下側の足の領域を表す円の中心を原点O(0,0)とすると、上側の足の領域を示す円の中心の座標はA(d,h)となる。
両方の円に接する直線の式は、z=mx+n、すなわちmx-z+n=0となる。
ここで、mは、直線の傾きであり、第2方向の最大角度θsensorを表す。具体的には、θsensor=tan−1mである。
円の半径をrとすると、円の中心と直線との距離がrとなるため、点と直線の距離の公式から以下の2式が得られる。
数1の式から、|n|は、以下のとおりである。
|n|=r√(m+1) 式1
また、数2の式から、以下の関係が得られる。
|md−h+n|=r√(m+1)
よって、|md-h+n|=|n|となる。従って、
±n=md-h+nとなる。
ここで、md-h=0の場合は、m=h/dとなり、mはO(0,0)とA(d,h)を通る直線の傾きと同じで、2つの円の共通外接線の傾きとなっているため対象外とする。
md-h+2n=0の場合は、上記式1より、以下の通りとなる。
|(h-md)/2|=r√(m+1)
この式から、以下の二次方程式が得られる。尚、記号“^”は、べき乗を表す。
(d^2-4r^2 ) m^2-2dhm+h^2-4r^2=0 式2
これを解くと、以下の解mが得られる。
数3の解について、センサ位置(第2方向)を示す接線は共通内接線の片方で、図7に示すようにdとrの関係によって解のどちらの値を使用するか異なってくるため、以下のそれぞれの場合で考える。
d>2rの場合は、図7(A)に示すように、両方の共通内接線の傾きが正であるため、目的となる接線の傾きは、数3で求められるmの値の小さい方となる。
d=2rの場合は、図7(B)に示すように、片方の接線は傾きが垂直となるため、目的の接線の傾きは、式2からd=2rとした場合の垂直でない方の値となり、具体的には以下の通りとなる。
m=(h^2-4r^2)/4hr
-2r<d<2rの場合は、図7(C)に示すように、片方の共通内接線の傾きが正で、もう片方が負となり、目的となる接線は正の方なので、数3で求められるmの値の正の方となる。
d≦-2rの場合は、図7(D)に示すように、d=-2rの時にちょうど上側の足の外側と下側の足の内側の境界が接する状態となり、それより内側ではセンサを真上に設置しても重ならないため、この場合のセンサ位置(第2方向)は真上(θsensor=90°)となる。
図8は、左股関節の外転/内転に対する第2方向の設定方法の説明図であり、(A)は、上面視であり、(B)は、足裏方向から視た断面図である。尚、図8においては、被験者の足のみが模式的に図示されている。ここでは、左股関節の外転/内転に対する第2方向の設定方法について説明するが、右股関節の外転/内転に対する第1方向の設定方法については左右対称になるだけで実質的に同様である。
図8において、P1は、右足の膝を表し、P2は、右足の爪先部分(例えば足首)を表す。また、P3は、左股関節を表し、P4は、左足の爪先部分(例えば足首)を表す。
左股関節の外転/内転に対する第2方向の設定方法は、上述した右股関節の外旋/内旋に対する第2方向の設定方法と実質的に同じであり、パラメータのみが異なる。具体的には、dの算出方法だけが異なる。外転/内転の際に足が重なる境界を考える場合、上側の膝から爪先部分の先端付近で切った断面における上下の足の位置関係(図8(B)参照)を考えればよい。従って、dを求める際は上側の足(右足)の爪先部分を通る水平線L1と下側の伸ばした足(左足)の交点P6の位置を計算すればよい。
ここで、重なる方向(内転方向)の限界可動角度をθamaxとする。交点P6と左足股関節から下した垂線の距離は、lshin×tanθamaxとなるため、dは、以下の式で表すことができる。尚、限界可動角度θamaxは、所定の固定値が使用されてもよいし、被験者に応じた値が使用されてもよい。被験者に応じた値を使用する場合は、事前に限界可動角度θamaxが別の方法で測定されてもよい。
d=lshin×tanθamax−w
この後は、図6を参照して上述した態様で、下側の足を示す円をO(0,0)、上側の足を示す円をA(d,h)として同じ手順で計算を行うことにより、外転/内転時の第2方向の最大角度θsensorを算出することができる。
ここで、第2方向の最大角度θsensorは、足が重ならないぎりぎりの角度であり、従って、第2方向は、0よりも大きく最大角度θsensor以下の範囲内に設定されればよい。これにより、第2距離画像センサ22を、足の重なりが可動域の全体にわたって生じない向きに配置することができ、股関節の可動域の測定精度を高めることができる。尚、このとき、限界可動角度θrmaxについては、考えられる最大値が考慮されてもよい。第2距離画像センサ22の位置(第2方向)が基本的に固定である場合は、第2方向は、測定項目毎に異なる各第2方向の最大角度θsensorのうちの最小値以下の範囲内に設定されればよい。また、各身体サイズ(h等)は、平均的な値が使用されてもよいし、最大角度θsensorを最小化するような最大値/最小値が使用されてもよい。
このように本実施例1によれば、第1距離画像センサ21及び第2距離画像センサ22を用いることで、被験者にマーカを貼りつけることなく容易に関節位置の取得が可能である。また、第1距離画像センサ21及び第2距離画像センサ22を測定項目に応じて切り替えることで、測定項目に応じて適切な距離画像を取得することができ、精度の高い関節位置情報を取得することができる。また、第1距離画像センサ21及び第2距離画像センサ22を、足の重なりが可動域の全体にわたって生じない向きに配置することで、例えば上面視等では足の重なりが生じるような可動域の測定時においても、精度の高い関節位置情報を取得することができる。この結果、例えば上面視等では足の重なりが生じるような可動域の測定時においても、精度の高い測定結果を得ることができる。
図9は、他の一例による可動範囲測定装置2の概略構成を模式的に示す正面図である。図9には、説明用に、ベッドに仰向けで横たわった状態の被験者Sが、足裏方向から視た正面視で示されている。
可動範囲測定装置2は、距離画像センサ24と、処理装置100A(図9には図示されず)とを含む。
距離画像センサ24は、被験者Sの距離情報を含む距離画像を取得する。距離画像センサ24は、上述した第1距離画像センサ21及び第2距離画像センサ22に対して、センサとしての構成自体は同様であってよい。
距離画像センサ24は、位置(向き)を可変制御可能である。即ち、第2方向に係る角度θs(以下、この角度を「センサ角度」とも称する)が可変である。この構成は任意であるが、図9に示す例では、距離画像センサ24は、XZ面内の円弧状(被験者Sを中心とした円弧状)のレール26上を移動可能な可動部25に設けられる。距離画像センサ24は、レール26に沿って可動部25が移動することで位置が変化される。尚、距離画像センサ24の移動のための動力は、可動部25における任意のアクチュエータ(図示せず)により生成されてよい。アクチュエータは、電気モータ等であってよい。
図10は、可動範囲測定装置2の機能ブロック図である。
図10に示す例では、可動範囲測定装置2は、身体部位位置計測装置240と、処理装置100Aとを含む。
身体部位位置計測装置240は、距離画像センサ24と、可動部25と、距離画像保持部242と、関節位置推定部244と、学習データ保持部246と、可動部制御部248とを含む。距離画像保持部242、関節位置推定部244、学習データ保持部246及び可動部制御部248は、ハードウェアにより実現されてもよいし、ソフトウェアにより実現されてもよいし、双方で実現されてもよい。
距離画像保持部242は、距離画像センサ24により取得された距離画像を保存する。関節位置推定部244は、学習データ保持部246内の学習データと、距離画像とに基づいて、被験者Sの関節位置を表す関節位置情報を生成する。
可動部制御部248は、可動部25を制御して距離画像センサ24の位置(図9のセンサ角度θs)を変化させる。可動部制御部248は、例えば移動する方向と移動距離を可動部25に入力することにより、可動部25を目標位置へ移動させる。或いは、可動部25に加速度センサを搭載し、その値を可動部制御部248が読み出して角度を算出し、目標位置となるよう可動部25を制御する構成であってもよい。この場合、加速度センサからは加速度情報を可動部制御部248に送り、可動部制御部248からは移動方向と移動のON/OFFの情報を可動部25に入力することにより移動制御を行うこととしてよい。
尚、距離画像保持部242、関節位置推定部244、学習データ保持部246及び可動部制御部248の一部又は全部は処理装置100Aにより実現されてもよい。
処理装置100Aのハードウェア構成自体は、図2を参照した説明した処理装置100のハードウェア構成と同様であってよい。
処理装置100Aは、測定項目指定部140と、身体部位サイズ取得部150と、センサ角度算出部152と、センサ角度保持部154と、センサ角度・位置制御部156と、関節角度/可動域算出・出力部158と、センサ角度算出完了フラグ保持部160と、関節可動域測定装置全体制御部162とを含む。これらの各部については後述する。
身体部位サイズ取得部150は、距離画像、関節位置からセンサ角度の算出に必要な身体部位のサイズを取得する。センサ角度算出部152は、各身体部位のサイズから足が重ならない(境界が接する)角度θsensorを算出し、センサ角度をセンサ角度保持部154に保存する。センサ角度・位置制御部156は測定項目の変更が発生した際、センサ角度保持部154からセンサ角度を読み出して可動部25の移動方向・移動距離を算出して可動部制御部248に出力する。センサ角度算出完了フラグ保持部160はセンサ角度の算出が完了したかどうかを示すフラグを保持する。関節可動域測定装置全体制御部162はセンサ位置の算出、関節角度の算出等の装置全体の制御を行う関節角度/可動域算出・出力部158は関節角度の算出・出力処理を行う。関節角度/可動域算出・出力部158は、図3に示した関節角度算出部132、関節角度保持部134、可動域算出部136及び出力部138と同様の機能を有してよい。
図11は、可動範囲測定装置2の関節可動域測定装置全体制御部162により実行される処理フローの一例を示す。この処理フローは、例えば、距離画像及び関節位置が更新される毎に1回行われる。例えば毎秒30フレーム分の距離画像及び関節位置が身体部位位置計測装置240から出力される場合、関節可動域測定装置全体制御部162は、このフローを1秒間に30回実行することとなる。
ステップ1100では、関節可動域測定装置全体制御部162は、センサ角度算出完了フラグを読み出してセンサ角度算出が完了しているか否かを判定する。センサ角度算出が完了している場合は、ステップ1110に進み、それ以外の場合は、ステップ1102に進む。
ステップ1102では、関節可動域測定装置全体制御部162は、身体部位サイズ取得部150に身体部位サイズ取得処理を実行させる。身体部位サイズ取得処理については後述する。
ステップ1104では、関節可動域測定装置全体制御部162は、センサ角度算出部152にセンサ角度算出処理を実行させる。センサ角度算出処理については後述する。
ステップ1106では、関節可動域測定装置全体制御部162は、センサ角度算出部152に算出したセンサ角度をセンサ角度保持部154に保存させる。
ステップ1108では、関節可動域測定装置全体制御部162は、センサ角度算出完了フラグをセットする。
ステップ1108では、関節可動域測定装置全体制御部162は、関節角度/可動域算出・出力部158に関節角度/可動域算出・出力処理を実行させる。例えば、関節可動域測定装置全体制御部162は、身体部位位置計測装置240から得られる関節位置情報に基づいて、所定の関節角度算出式により関節角度を算出する。関節可動域測定装置全体制御部162は、今回の測定項目に関して算出した関節角度の最大値に基づいて、関節の可動域(可動範囲)を算出する。関節可動域測定装置全体制御部162は、算出した関節の可動域を表す情報を表示部(図示せず)に出力する。
図12は、身体部位サイズ取得処理の処理フローの一例を示す。
ステップ1200では、身体部位サイズ取得部150は、関節位置推定部244から関節位置情報を取得する。
ステップ1202では、身体部位サイズ取得部150は、センサ位置の算出に必要な関節間のサイズを算出する。例えば、図5で示した股関節の外旋/内旋の場合、身体部位サイズ取得部150は、股関節間のサイズw、股関節から膝までのサイズh及び膝から爪先までのサイズlshinを両端の2つの関節の座標から算出する。
ステップ1204では、身体部位サイズ取得部150は、必要な関節間のサイズをすべて算出したか否かを判定する。必要な関節間のサイズをすべて算出した場合は、ステップ1206に進み、それ以外の場合はステップ1202に戻る。
ステップ1206では、身体部位サイズ取得部150は、関節位置情報を用いて足の半径rを算出する。この処理については後述する。
図12に示す処理によれば、関節の可動域を求めるのに使用する距離画像から得られる関節位置情報を用いて、センサ角度の算出に必要な身体部位サイズ(股関節間のサイズ等)を算出することができる。この身体部位サイズは、被験者本人の距離画像を用いて算出されるので、被験者毎に最適なセンサ角度の算出が可能となる。
図13は、図12のステップ1206の処理フローの一例を示す。図14は、図13の処理フローの説明図であり、(A)は、距離画像の一例を示し、(B)は、輪郭フラグデータの一例を示し、(C)は、垂線フラグデータの一例を示し、(D)は、交点の一例を示す。
ステップ1300では、身体部位サイズ取得部150は、距離画像を取得する。図14(A)に示す例では、距離画像は、手を挙げている被験者の距離画像である。
ステップ1302では、身体部位サイズ取得部150は、距離画像から輪郭を算出して輪郭フラグデータにセットする。即ち、身体部位サイズ取得部150は、距離画像から被験者の輪郭を算出し、図14(B)に示すように、輪郭を示す輪郭フラグデータに保存する。輪郭フラグデータは距離画像と同じ画素数の2次元配列を有し、距離画像の画素と1対1で対応するフラグを保持する。
ステップ1304では、身体部位サイズ取得部150は、足の骨の垂線上の点のフラグを垂線フラグデータ上にセットする。即ち、身体部位サイズ取得部150は、足の骨と垂直に交わる直線の式を算出し、垂線フラグデータ内のその直線上の画素のフラグをセットする。垂線フラグデータは、同様に、距離画像と同じ画素数の2次元配列を有し、距離画像の画素と1対1で対応するフラグを保持する。尚、図14(C)に示す例では、説明のために骨格も示されているが、実際は直線上の画素のみフラグがセットされる。直線の算出については、垂線フラグデータの左下の画素を原点としたx-y平面を考え、まず足の関節2点を結ぶ直線(足骨の直線)を求める。そしてその直線と直交する直線の式y=ax+bを算出して、垂線フラグデータ上の各画素の位置を代入して式を満たす場合のみその画素のフラグをセットする。
ステップ1306では、身体部位サイズ取得部150は、上記ステップ1302で得た輪郭フラグデータと上記ステップ1304で得た垂線フラグデータの同じ位置の画素を1つずつ読みだす。
ステップ1308では、身体部位サイズ取得部150は、輪郭フラグデータと垂線フラグデータに基づいて、上記ステップ1306で読み出した画素について、輪郭フラグ及び垂線フラグの両方のフラグがセットされているか否かを判定する。輪郭フラグ及び垂線フラグの両方のフラグがセットされている場合は、ステップ1310に進み、それ以外の場合(片方のみにセット又は双方とも未セットの場合)、ステップ1312に進む。
ステップ1310では、身体部位サイズ取得部150は、上記ステップ1306で読み出した画素の座標を保存する。即ち、身体部位サイズ取得部150は、輪郭フラグ及び垂線フラグの両方のフラグがセットされている画素の座標(以下、「交点座標」とも称する)を保存する。
ステップ1312では、身体部位サイズ取得部150は、全ての画素について輪郭フラグ及び垂線フラグの有無のチェックを行ったか否かを判定する。全ての画素についてフラグのチェックを行った場合は、ステップ1314に進み、それ以外の場合は、ステップ1306に戻り、新たな画素について処理を繰り返す。
ステップ1314では、身体部位サイズ取得部150は、保存された交点座標を1つずつ読み出す。
ステップ1316では、身体部位サイズ取得部150は、上記ステップ1314で読み出した交点座標について、足骨の直線からの距離を求め、左右のいずれか側で距離が最小か否かを判定する。即ち、身体部位サイズ取得部150は、今回読み出した交点座標が左右のどちらかの側で足骨に最も近いか否かを判定する。読み出した交点座標がどちらかの側で足骨に最も近い場合は、ステップ1318に進み、それ以外の場合は、ステップ1320に進む。
ステップ1318では、身体部位サイズ取得部150は、足骨に最も近い交点座標(最近の交点座標)を左右の近い側について更新する。例えば、今回読み出した交点座標が左側で足骨に最も近い場合は、左側の最近の交点座標を、今回読み出した交点座標により更新(置換)する。
ステップ1320では、身体部位サイズ取得部150は、全ての交点座標を読み出したか否かを判定する。全ての交点座標を読み出した場合は、ステップ1322に進み、それ以外の場合は、ステップ1314に戻り、新たな交点座標を読み出して処理を繰り返す。
ステップ1322では、身体部位サイズ取得部150は、左右の最近の交点座標の間の距離を求め、求めた距離を2で割った値を足の半径rとする。例えば、図14(D)に示す例では、交点座標A,Bが、右足の骨に対するそれぞれ左右の最近の交点座標であり、交点座標A,B間の距離の半分が足の半径rとして算出される。尚、交点座標C,Dはここでは用いられない。左足の半径を求めるときは、左足の骨に対する垂線を別途求めることとしてよい。
図13に示す処理によれば、関節の可動域を求めるのに使用する距離画像を用いて、センサ角度の算出に必要な身体部位サイズ(足の半径r)を算出することができる。この身体部位サイズは、被験者本人の距離画像を用いて算出されるので、被験者毎に最適なセンサ角度の算出が可能となる。
図15は、図13のステップ1302の処理フローの一例を示す。
ステップ1500では、身体部位サイズ取得部150は、距離画像からチェック対象の1画素と、その周辺の画素(上下左右、右上、左上、右下、左下)を読み出す。
ステップ1502では、身体部位サイズ取得部150は、読み出した周辺の画素の距離とチェック対象画素の距離と比較し、距離の差が閾値以上であるか否かを判定する。距離の差が閾値以上である場合は、ステップ1504に進み、それ以外の場合は、ステップ1500に戻り、新たなチェック対象の1画素を選択して、処理を繰り返す。
ステップ1504では、身体部位サイズ取得部150は、比較した2つの画素のうち、距離が遠い方の画素を輪郭線としてフラグをセットする。これは、被験者の輪郭となる画素で距離が急変するためである。
ステップ1506では、身体部位サイズ取得部150は、全ての画素についてチェックを完了したか否かを判定する。全ての画素についてチェックを完了した場合は、終了となり、それ以外の場合は、ステップ1500に戻り、新たなチェック対象の1画素を選択して、処理を繰り返す。このようにして、すべての画素に対して実行することで、輪郭線(輪郭フラグデータ)が得られる。
図16は、図13のステップ1304の処理フローの一例を示す。
ステップ1600では、身体部位サイズ取得部150は、足の骨に垂直な直線の式を求める。直線の算出については、垂線フラグデータの左下の画素を原点としたx-y平面を考え、まず足の関節2点を結ぶ直線(足骨の直線)を求める。そしてその直線と直交する直線の式y=ax+bを算出する。
ステップ1602では、身体部位サイズ取得部150は、距離画像から画素を1つずつ読み出す。
ステップ1604では、身体部位サイズ取得部150は、上記ステップ1602で読み出した画素が、足の骨に垂直な直線上にあるか否かを判定する。具体的には、身体部位サイズ取得部150は、上記ステップ1602で読み出した画素の位置を上記ステップ1600で求めた式に代入し、式が満たされるか否かを判定する。上記ステップ1602で読み出した画素が、足の骨に垂直な直線上にある場合は、ステップ1606に進み、それ以外の場合は、ステップ1602に戻り、新たな画素を読み出して処理を繰り返す。
ステップ1606では、身体部位サイズ取得部150は、上記ステップ1602で読み出した画素のフラグをセットする。
ステップ1608では、身体部位サイズ取得部150は、全ての画素についてチェックを完了したか否かを判定する。全ての画素についてチェックを完了した場合は、終了となり、それ以外の場合は、ステップ1602に戻り、新たなチェック対象の1画素を選択して、処理を繰り返す。このようにして、すべての画素に対して実行することで、足骨の垂線(垂線フラグデータ)が得られる。
図17は、センサ角度算出・保存処理(図11のステップ1106及びステップ1108)の処理フローの一例を示す。
ステップ1700では、センサ角度算出部152は、ステップ1102で得た関節間のサイズ及び足の半径rを読み出す。
ステップ1702では、センサ角度算出部152は、前述の計算式(数3の式)と、dとrの関係から最大角度θsensorを算出し、算出した最大角度θsensorに基づいて、センサ角度θsを算出する。本例では、センサ角度算出部152は、最大角度θsensorをセンサ角度θsを算出する(即ちθs=θsensor)。
ステップ1704では、センサ角度算出部152は、ステップ1702で算出したセンサ角度θsをセンサ角度保持部154に保存する。
図18は、センサ角度・位置制御部156により実行される処理フローの一例を示す。このフローは測定項目指定部140により測定項目が変更される毎に実行されてよい。
ステップ1800では、センサ角度・位置制御部156は、指定された測定項目情報を取得する。
ステップ1802では、センサ角度・位置制御部156は、距離画像センサ24の現在位置に対して変更が必要であるか否かを判定する。距離画像センサ24の現在位置に対して変更が必要であるか否かは、前回の測定項目と今回の測定項目の関係に基づいて判定されてよい。例えば、前回の測定項目が、右股関節の外転/内転又は左股関節の外旋/内旋であり、今回の測定項目が、左股関節の外転/内転又は右股関節の外旋/内旋である場合は、変更が必要であると判定してよい。同様に、前回の測定項目が、左股関節の外転/内転又は右股関節の外旋/内旋であり、今回の測定項目が、右股関節の外転/内転又は左股関節の外旋/内旋である場合は、変更が必要であると判定してよい。距離画像センサ24の位置に対して変更が必要である場合は、ステップ1804に進み、必要でない場合は、そのまま終了する。
ステップ1804では、センサ角度・位置制御部156は、センサ角度保持部154からセンサ角度θsを読み出し、距離画像センサ24の現在位置から移動方向と移動距離を算出する。即ち、センサ角度・位置制御部156は、センサ角度θsを実現するための距離画像センサ24の移動方向と移動距離(移動角度)であって、現在位置から移動方向と移動距離を算出する。尚、この際、例えば、あらかじめ変化角度と対応する移動距離を示すテーブルを用意しておき、変化角度に応じた移動距離を算出してもよい。尚、変化角度とは、今回実現すべきセンサ角度θsと現在位置に係るセンサ角度θsとの差である。
ステップ1806では、センサ角度・位置制御部156は、上記ステップ1804で算出した移動方向及び移動距離を可動部制御部248に出力する。これに応じて、可動部制御部248は、可動部25を制御して、指示された移動方向及び移動距離を実現する。
ステップ1806では、センサ角度・位置制御部156は、距離画像センサ24の現在位置を更新する。
本実施例2によれば、距離画像センサ24を用いることで、被験者にマーカを貼りつけることなく容易に関節位置の取得が可能である。また、距離画像センサ24の位置(センサ角度θs)を測定項目に応じて切り替えることで、測定項目に応じて適切な距離画像を取得することができ、精度の高い関節位置情報を取得することができる。また、距離画像センサ24の位置を、足の重なりが可動域の全体にわたって生じない位置に移動させることで、例えば上面視等では足の重なりが生じるような可動域の測定時においても、精度の高い関節位置情報を取得することができる。この結果、例えば上面視等では足の重なりが生じるような可動域の測定時においても、精度の高い測定結果を得ることができる。
尚、本実施例2における図11に示した処理フローは、上述した実施例1におけるセンサ角度の設定時に利用されてもよい。
以上、各実施例について詳述したが、特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。また、前述した実施例の構成要素を全部又は複数を組み合わせることも可能である。
例えば、上述した実施例では、測定対象は人体の関節の可動域であるが、ロボットのような人体以外の関節を有する測定対象物に適用されてもよい。この場合は、測定対象は、同様に、例えばロボットの、関節の可動域であってよい。
また、上述した実施例では、XY平面は水平面であるが、測定対象によっては、XY平面は、他の面(例えば鉛直面や斜めの面)であってもよい。
また、上述した実施例において、身体部位サイズ取得部150は、h、d、r等の身体部位サイズを別のセンサからの取得した情報を用いて算出してもよい。別のセンサは、例えば、被験者の立った姿勢での測定用に設けられるセンサであってよい。
なお、以上の実施例に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
XY平面に対して第1方向から測定対象物の第1距離画像と、XY平面に対して前記第1方向とは異なる第2方向から前記測定対象物の第2距離画像とを取得するセンサであって、前記第1方向は、前記第1方向に前記測定対象物を視たときに前記測定対象物の関節のXY平面内の可動範囲に関する第1測定項目に係る可動範囲の全体にわたって前記測定対象物の可動部位が前記測定対象物の他の部位に重ならないように設定され、前記第2方向は、前記第2方向に前記測定対象物を視たときに前記測定対象物の関節のXY平面内の可動範囲に関する第2測定項目であって前記第1測定項目とは異なる第2測定項目に係る可動範囲の全体にわたって前記測定対象物の可動部位が前記測定対象物の他の部位に重ならないように設定されるセンサと、
前記第1距離画像に基づいて前記第1測定項目に係る可動範囲を算出し、前記第2距離画像に基づいて前記第2測定項目に係る可動範囲を算出する処理装置とを含む、可動範囲測定装置。
(付記2)
前記センサは、前記第1距離画像を取得する第1センサと、前記第1センサとは異なる第2センサであって前記第2距離画像を取得する第2センサとを含み、
前記処理装置は、前記第1測定項目に係る可動範囲を測定するときと、前記第2測定項目に係る可動範囲を測定するときとで、前記第1センサと前記第2センサとを切り替えて用いる、付記1に記載の可動範囲測定装置。
(付記3)
前記センサは、前記第1距離画像を取得する第1位置と、前記第2距離画像を取得する第2位置との間で移動可能であり、
前記処理装置は、前記第1測定項目に係る可動範囲を測定するときと、前記第2測定項目に係る可動範囲を測定するときとで、前記センサの位置を前記第1位置と前記第2位置の間で切り替える、付記1に記載の可動範囲測定装置。
(付記4)
前記測定対象物は、被験者の人体であり、
前記第1方向は、XY平面上で仰向け状態の前記被験者を基準としたとき右上方から前記被験者に向かう方向であり、前記第2方向は、左上方から前記被験者に向かう方向であり、
第1測定項目は、右股関節の外転/内転時の可動範囲であって、まっすぐ伸ばした状態の右足の股関節を中心として右足を左右方向に動かすときの可動範囲、及び、左股関節の外旋/内旋時の可動範囲であって、膝を曲げた状態の左足の膝を中心とした膝から先を左右方向に動かすときの可動範囲、のうちの少なくともいずれか1つであり、
第2測定項目は、左股関節の外転/内転時の可動範囲であって、まっすぐ伸ばした状態の左足の股関節を中心として左足を左右方向に動かすときの可動範囲、及び、右股関節の外旋/内旋時の可動範囲であって、膝を曲げた状態の右足の膝を中心とした膝から先を左右方向に動かすときの可動範囲、のうちの少なくともいずれか1つである、付記1〜3のうちのいずれか1項に記載の可動範囲測定装置。
(付記5)
前記第1測定項目は、右股関節の外転/内転時の可動範囲であり、
前記第2測定項目は、左股関節の外転/内転時の可動範囲であり、
前記第1方向及び前記第2方向のそれぞれは、XY平面に対してなす角度θ1が以下の関係を満たし、
0<θ1≦tan−1
mは、上記の数3の式であり、
hはXY平面に対して垂直なZ方向における股関節から膝までの距離を表し、dはZ方向に視た平面視で内転時に一方の足が他方の足の外に出る距離を表し、rは被験者の足の断面の径を表す、付記4に記載の可動範囲測定装置。
(付記6)
前記第1測定項目は、左股関節の外旋/内旋時の可動範囲であり、
前記第2測定項目は、右股関節の外旋/内旋時の可動範囲であり、
前記第1方向及び前記第2方向のそれぞれは、XY平面に対してなす角度θ2が以下の関係を満たし、
0<θ2≦tan−1
mは、上記の数3の式であり、
hはXY平面に対して垂直なZ方向における股関節から膝までの距離を表し、dはZ方向に視た平面視で外旋時に一方の足が他方の足の外に出る距離を表し、rは被験者の足の断面の径を表す、付記4に記載の可動範囲測定装置。
(付記7)
前記処理装置は、前記被験者の関節位置情報と、前記第1距離画像又は前記第2距離画像とに基づいて、h、d及びrを算出する、付記5又は6に記載の可動範囲測定装置。
(付記8)
前記処理装置は、前記第1距離画像又は前記第2距離画像から前記被験者の輪郭を検出すると共に、前記関節位置情報から前記被験者の足の骨と垂直に交わる直線を算出し、前記直線と前記輪郭との交点のうち、前記足の骨に最も近い交点を、前記足の骨の両側でそれぞれ探索し、前記足の骨に最も近い交点間の距離に基づいて、rを算出する、付記7に記載の可動範囲測定装置。
(付記9)
前記測定対象物は、被験者の人体であり、
前記処理装置は、前記第1距離画像に基づいて得られる前記被験者の関節位置を表す第1関節位置情報に基づいて、前記第1測定項目に係る可動範囲を算出し、前記第2距離画像に基づいて得られる前記被験者の関節位置を表す第2関節位置情報に基づいて、前記第2測定項目に係る可動範囲を算出する、付記1に記載の可動範囲測定装置。
(付記10)
測定対象物の関節のXY平面内の可動範囲に関する第1測定項目を測定するときに、XY平面に対して第1方向に視たときの前記測定対象物の第1距離画像であって、前記第1方向が、前記第1方向に前記測定対象物を視たときに前記第1測定項目に係る可動範囲の全体にわたって前記測定対象物の可動部位が前記測定対象物の他の部位に重ならないように設定された第1距離画像を取得し、
前記取得した第1距離画像に基づいて前記第1測定項目に係る可動範囲を測定し、
前記測定対象物の関節のXY平面内の可動範囲に関する第2測定項目であって、前記第1測定項目とは異なる第2測定項目を測定するときに、XY平面に対して第2方向に視たときの前記測定対象物の第2距離画像であって、前記第2方向が、前記第2方向に前記測定対象物を視たときに前記第2測定項目に係る可動範囲の全体にわたって前記測定対象物の可動部位が前記測定対象物の他の部位に重ならないように設定された第2距離画像を取得し、
前記取得した第2距離画像に基づいて前記第2測定項目に係る可動範囲を測定することを含む、可動範囲測定方法。
(付記11)
測定対象物の関節のXY平面内の可動範囲に関する第1測定項目を測定するときに、XY平面に対して第1方向に視たときの前記測定対象物の第1距離画像であって、前記第1方向が、前記第1方向に前記測定対象物を視たときに前記第1測定項目に係る可動範囲の全体にわたって前記測定対象物の可動部位が前記測定対象物の他の部位に重ならないように設定された第1距離画像を取得し、
前記取得した第1距離画像に基づいて前記第1測定項目に係る可動範囲を測定し、
前記測定対象物の関節のXY平面内の可動範囲に関する第2測定項目であって、前記第1測定項目とは異なる第2測定項目を測定するときに、XY平面に対して第2方向に視たときの前記測定対象物の第2距離画像であって、前記第2方向が、前記第2方向に前記測定対象物を視たときに前記第2測定項目に係る可動範囲の全体にわたって前記測定対象物の可動部位が前記測定対象物の他の部位に重ならないように設定された第2距離画像を取得し、
前記取得した第2距離画像に基づいて前記第2測定項目に係る可動範囲を測定する、
処理をコンピューターに実行させる可動範囲測定プログラム。
1,2 可動範囲測定装置
21 第1距離画像センサ
22 第2距離画像センサ
24 距離画像センサ
100,100A 処理装置

Claims (9)

  1. XY平面に対して第1方向から測定対象物の第1距離画像と、XY平面に対して前記第1方向とは異なる第2方向から前記測定対象物の第2距離画像とを取得するセンサであって、前記第1方向は、前記第1方向に前記測定対象物を視たときに前記測定対象物の関節のXY平面内の可動範囲に関する第1測定項目に係る可動範囲の全体にわたって前記測定対象物の可動部位が前記測定対象物の他の部位に重ならないように設定され、前記第2方向は、前記第2方向に前記測定対象物を視たときに前記測定対象物の関節のXY平面内の可動範囲に関する第2測定項目であって前記第1測定項目とは異なる第2測定項目に係る可動範囲の全体にわたって前記測定対象物の可動部位が前記測定対象物の他の部位に重ならないように設定されるセンサと、
    前記第1距離画像に基づいて前記第1測定項目に係る可動範囲を算出し、前記第2距離画像に基づいて前記第2測定項目に係る可動範囲を算出する処理装置とを含む、可動範囲測定装置。
  2. 前記センサは、前記第1距離画像を取得する第1センサと、前記第1センサとは異なる第2センサであって前記第2距離画像を取得する第2センサとを含み、
    前記処理装置は、前記第1測定項目に係る可動範囲を測定するときと、前記第2測定項目に係る可動範囲を測定するときとで、前記第1センサと前記第2センサとを切り替えて用いる、請求項1に記載の可動範囲測定装置。
  3. 前記センサは、前記第1距離画像を取得する第1位置と、前記第2距離画像を取得する第2位置との間で移動可能であり、
    前記処理装置は、前記第1測定項目に係る可動範囲を測定するときと、前記第2測定項目に係る可動範囲を測定するときとで、前記センサの位置を前記第1位置と前記第2位置の間で切り替える、請求項1に記載の可動範囲測定装置。
  4. 前記測定対象物は、被験者の人体であり、
    前記第1方向は、XY平面上で仰向け状態の前記被験者を基準としたとき右上方から前記被験者に向かう方向であり、前記第2方向は、左上方から前記被験者に向かう方向であり、
    第1測定項目は、右股関節の外転/内転時の可動範囲であって、まっすぐ伸ばした状態の右足の股関節を中心として右足を左右方向に動かすときの可動範囲、及び、左股関節の外旋/内旋時の可動範囲であって、膝を曲げた状態の左足の膝を中心とした膝から先を左右方向に動かすときの可動範囲、のうちの少なくともいずれか1つであり、
    第2測定項目は、左股関節の外転/内転時の可動範囲であって、まっすぐ伸ばした状態の左足の股関節を中心として左足を左右方向に動かすときの可動範囲、及び、右股関節の外旋/内旋時の可動範囲であって、膝を曲げた状態の右足の膝を中心とした膝から先を左右方向に動かすときの可動範囲、のうちの少なくともいずれか1つである、請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の可動範囲測定装置。
  5. 前記第1測定項目は、右股関節の外転/内転時の可動範囲であり、
    前記第2測定項目は、左股関節の外転/内転時の可動範囲であり、
    前記第1方向及び前記第2方向のそれぞれは、XY平面に対してなす角度θ1が以下の関係を満たし、
    0<θ1≦tan−1
    hはXY平面に対して垂直なZ方向における股関節から膝までの距離を表し、dはZ方向に視た平面視で内転時に一方の足が他方の足の外に出る距離を表し、rは被験者の足の断面の径を表す、請求項4に記載の可動範囲測定装置。
  6. 前記第1測定項目は、左股関節の外旋/内旋時の可動範囲であり、
    前記第2測定項目は、右股関節の外旋/内旋時の可動範囲であり、
    前記第1方向及び前記第2方向のそれぞれは、XY平面に対してなす角度θ2が以下の関係を満たし、
    0<θ2≦tan−1
    hはXY平面に対して垂直なZ方向における股関節から膝までの距離を表し、dはZ方向に視た平面視で外旋時に一方の足が他方の足の外に出る距離を表し、rは被験者の足の断面の径を表す、請求項4に記載の可動範囲測定装置。
  7. 前記処理装置は、前記被験者の関節位置情報と、前記第1距離画像又は前記第2距離画像とに基づいて、h、d及びrを算出する、請求項5又は6に記載の可動範囲測定装置。
  8. 測定対象物の関節のXY平面内の可動範囲に関する第1測定項目を測定するときに、XY平面に対して第1方向に視たときの前記測定対象物の第1距離画像であって、前記第1方向が、前記第1方向に前記測定対象物を視たときに前記第1測定項目に係る可動範囲の全体にわたって前記測定対象物の可動部位が前記測定対象物の他の部位に重ならないように設定された第1距離画像を取得し、
    前記取得した第1距離画像に基づいて前記第1測定項目に係る可動範囲を測定し、
    前記測定対象物の関節のXY平面内の可動範囲に関する第2測定項目であって、前記第1測定項目とは異なる第2測定項目を測定するときに、XY平面に対して第2方向に視たときの前記測定対象物の第2距離画像であって、前記第2方向が、前記第2方向に前記測定対象物を視たときに前記第2測定項目に係る可動範囲の全体にわたって前記測定対象物の可動部位が前記測定対象物の他の部位に重ならないように設定された第2距離画像を取得し、
    前記取得した第2距離画像に基づいて前記第2測定項目に係る可動範囲を測定することを含む、可動範囲測定方法。
  9. 測定対象物の関節のXY平面内の可動範囲に関する第1測定項目を測定するときに、XY平面に対して第1方向に視たときの前記測定対象物の第1距離画像であって、前記第1方向が、前記第1方向に前記測定対象物を視たときに前記第1測定項目に係る可動範囲の全体にわたって前記測定対象物の可動部位が前記測定対象物の他の部位に重ならないように設定された第1距離画像を取得し、
    前記取得した第1距離画像に基づいて前記第1測定項目に係る可動範囲を測定し、
    前記測定対象物の関節のXY平面内の可動範囲に関する第2測定項目であって、前記第1測定項目とは異なる第2測定項目を測定するときに、XY平面に対して第2方向に視たときの前記測定対象物の第2距離画像であって、前記第2方向が、前記第2方向に前記測定対象物を視たときに前記第2測定項目に係る可動範囲の全体にわたって前記測定対象物の可動部位が前記測定対象物の他の部位に重ならないように設定された第2距離画像を取得し、
    前記取得した第2距離画像に基づいて前記第2測定項目に係る可動範囲を測定する、
    処理をコンピューターに実行させる可動範囲測定プログラム。
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