JP2015210764A - 走行車線認識装置、走行車線認識方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の課題は、通行区分線が破線であるときの走行車線の認識精度を向上させることである。
《第1実施形態》
《構成》
走行車線認識装置11の構成を、図1に基づいて説明する。
本実施形態の走行車線認識装置11は、前方カメラ12Fと、左方カメラ12SLと、右方カメラ12SRと、コントローラ13と、を備える。
前方カメラ12Fは、自車両における前方の走行路を撮像し、前方画像を取得する。左方カメラ12SLは、自車両における左方の走行路を撮像し、左方画像を取得する。右方カメラ12SRは、自車両における右方の走行路を撮像し、右方画像を取得する。前方カメラ12、左方カメラ12SL、及び右方カメラ12SRは、夫々、魚眼レンズを用いている。前方カメラ12F、左方カメラ12SL、及び右方カメラ12SRは、夫々、撮像した画像データをコントローラ13に出力する。ここでは、魚眼レンズを用いているが、これに限定されるものではなく、夫々、予め定めた領域を撮像することができれば、任意のレンズを用いてよい。
前方カメラ12Fは、例えばフロントグリルに設けられており、その取付け位置は、レンズの位置が地面からh1の高さであり、取付け角度は、光軸が水平面に対して下向きにθ1だけ傾いている。
左方カメラ12SL及び右方カメラ12SRの配置を、図3に基づいて説明する。
左方カメラ12SLは、例えば左のドアミラーに設けられており、その取付け位置は、レンズの位置が地面からh2の高さにあり、取付け角度は、光軸が水平面に対して下向きにθ2だけ傾いている。右方カメラ12SRは、例えば右のドアミラーに設けられており、その取付け位置は、レンズの位置が地面からh3の高さにあり、取付け角度は、光軸が水平面に対して下向きにθ3だけ傾いている。なお、h2=h3、θ2=θ3とする。
何れも魚眼レンズを用いていることで、画像中央から外側に向かって膨らんだように見える樽型の歪曲収差(ディストーション)が生じ、被写体が近くにあるほど大きく写り、被写体が遠くにあるほど小さく写る。
ここでは、一方通行の二車線道路で、自車両が右車線を走行しているときの前方画像、左方画像、及び右方画像を示す。路面には通行区分線(白線)が標示されている。左車線における左側の通行区分線LLは実線で標示されている。左車線における右側(=右車線における左側)の通行区分線LSは破線で標示されており、右車線における右側の通行区分線LRは実線で標示されている。前方画像には、通行区分線LL、LS、LRが写っており、左方画像には、通行区分線LL、LSが写っており、右方画像には、通行区分線LS、LRが写っている。
車線モデル投影部21は、自車両の車線内での位置や姿勢を表す各パラメータに従い、前方画像、左方画像、及び右方画像の夫々に対して、予め定めた車線モデルを投影する。車線モデルは最適なパラメータを推定するため、前回推定結果から各パラメータを振った複数の車両モデルを用意する。前回推定結果の各パラメータは、車線認識部26から出力される。
図中の(a)は俯瞰図であり、図中の(b)は側面図である。車線モデルは、直線モデルとして四つのパラメータで与えられる。すなわち、車線幅wt、横位置xt、ヨー角θt、ピッチ角φtである。車線幅wtは、左側の通行区分線から右側の通行区分線までの車線幅方向の距離である。横位置xtは、車線幅wtの中心位置から例えば車体前端部における車幅中心位置までの車線幅方向の距離である。ヨー角θtは、車体を平面で見て、車線中心線と車体前後方向とがなす角度である。ピッチ角φtは、車体を側面で見て、水平面と車体前後方向とがなす角度である。
ここでは、各画像に投影した車線モデルを、便宜上、太い点線で表す。前方画像では、右車線における左側の通行区分線において、その右側のエッジに対応する車線モデルMSF、及び右車線における右側の通行区分線において、その左側のエッジに対応する車線モデルMRFを投影している。左方画像では、左車線における右側(=右車線における左側)の通行区分線において、その右側のエッジに対応する車両モデルMS1SLを投影している。右方画像では、右車線における右側の通行区分線において、その左側のエッジに対応する車線モデルMR1SRを投影している。
各画像でエッジを検出した様子を図7に示す。
ここでは、各画像で検出したエッジを、便宜上、太い実線で表す。前方画像では、左車線における左側の通行区分線を構成する右側のエッジELF、左車線における右側(=右車線における左側)の通行区分線を構成する右側のエッジESF、及び右車線における右側の通行区分線を構成する左側のエッジERFを検出している。左方画像では、左車線における左側の通行区分線を構成する右側エッジELSL、並びに左車線における右側(=右車線における左側)の通行区分線を構成する左側のエッジES1SL、及び右側のエッジES2SLを検出している。右方画像では、右車線における右側の通行区分線を構成する左側のエッジER1SR、及び右側のエッジER2SRを検出している。
具体的には、エッジ画像に車線モデルを投影し、車線モデル上に乗る(一致する)エッジの画素数をカウントする。車線モデルの長さをLとし、車線モデルの長さLに対するエッジの画素数mの割合をr(=m/L)とし、この割合rが予め定めた閾値r1未満であるか否かを判定する。閾値r1は実験等から最適な値を設定する。ここで、割合rが閾値r1以上であるときには、通行区分線が破線ではない、つまり実線であると判定し、割合rが閾値r1未満であるときには、通行区分線が破線であると判定する。
各画像で検出したエッジに対して車線モデルは略一致するが、ここでは、便宜上、エッジに対して車線モデルを少しずらして描いている。前方画像では、右車線における左側の通行区分線において、領域AにはエッジESFが存在せず、車線モデルMSFの長さLに対するエッジESFの画素数mの割合rが低くなるため、通行区分線が破線であると判定する。一方、右車線における右側の通行区分において、エッジERFは全て車線モデルMRFに重なり、車線モデルMRFの長さL対するエッジERFの画素数mの割合rが高くなるため、通行区分線が実線であると判定する。
ここでは、車線モデルの長さLに対するエッジの画素数mの割合rに応じて、破線判定を行っているが、これに限定されるものではなく、例えば連続する画素数をカウントし、その長さに応じて破線判定を行ってもよい。要は、エッジの連続性を評価し、破線であるか否かを判定できればよい。
ここでは、左方画像に投影した車線モデルMSSLを例に説明する。
上記の式では、画素[xj,yj]において、車線モデルの伸びていく方向と画像中の輝度が変化する方向の一致度合いを求めている。数学的には、画素ごとに車線モデルの伸びていく方向と、輝度の変化する方向の内積を求めている。したがって、単純にエッジの重なりを評価する方法と比べると、ロバストにエッジとの一致度合いを評価することができる。
前方画像では、右車線における左側の通行区分線において、車線モデルMSFの評価値をeS_Fとして算出し、右車線における右側の通行区分線において、車線モデルMRFの評価値をeR_Fとして算出する。左方画像では、右車線における左側(左車線における右側)の通行区分線において、車線モデルMSSLの評価値をeS_SLとして算出する。右方画像では、右車線における右側の通行区分線において、車線モデルMRSRの評価値をeR_SRとして算出する。
1.eS_F=0、且つeS_SL>0の場合
前方画像に投影した車線モデルMSFの評価値eS_Fが0であり、且つ左方画像に投影した車線モデルMSSLの評価値eS_SLが0よりも大きい様子を図11に示す。
ここでは、前方カメラ12Fで破線を観測できず、左方カメラ12SLのみで破線を観測できているシーンである。このように、前方画像でエッジを全く検出できていないときには、破線の補完を行わない。
前方画像に投影した車線モデルMSFの評価値eS_Fが左方画像に投影した車線モデルMSSLの評価値eS_SLよりも大きく、且つその差分|eS_F−eS_SL|が予め定めた閾値ethよりも大きい様子を図12に示す。
ここでは、前方カメラ12F及び左方カメラ12SLの双方で破線を観測できており、左方カメラ12SLよりも前方カメラ12Fでより多く破線を観測できているシーンである。このように、左方画像で検出したエッジの検出度合よりも、前方画像で検出したエッジの検出度合の方が大きいときには、下記の式に示すように、前方画像に投影した車線モデルMSFの評価値eS_Fに応じて、左方画像に投影した車線モデルMSSLの評価値eS_SLを増加補正することにより、左方画像に投影した車線モデルMSSLを通行区分線として扱う。
eS_SL ← eS_SL+(α・eS_F)
前方画像に投影した車線モデルMSFの評価値eS_Fが左方画像に投影した車線モデルMSSLの評価値eS_SLと略同一である、つまり差分|eS_F−eS_SL|が予め定めた閾値eth以下である様子を図13に示す。
ここでは、前方カメラ12F及び左方カメラ12SLの双方で破線を観測できており、夫々の観測量が同程度となるシーンである。このように、前方画像と左方画像とで、エッジの検出度合に優劣がないときには、破線の補完を行わない。
左方画像に投影した車線モデルMSSLの評価値eS_SLが前方画像に投影した車線モデルMSFの評価値eS_Fよりも大きく、且つその差分|eS_F−eS_SL|が予め定めた閾値ethよりも大きい様子を図14に示す。
ここでは、前方カメラ12F及び左方カメラ12SLの双方で破線を観測できており、前方カメラ12Fよりも左方カメラ12SLでより多く破線を観測できているシーンである。このように、前方画像で検出したエッジの検出度合よりも、左方画像で検出したエッジの検出度合の方が大きいときには、下記の式に示すように、左方画像に投影した車線モデルMSSLの評価値eS_SLに応じて、前方画像に投影した車線モデルMSFの評価値eS_Fを増加補正することにより、前方画像に投影した車線モデルMSFを通行区分線として扱う。αについては、前述の場合と同様である。
eS_F ← eS_F+(α・eS_SL)
左方画像に投影した車線モデルMSSLの評価値eS_SLが0であり、且つ前方画像に投影した車線モデルMSFの評価値eS_Fが0よりも大きい様子を図15に示す。
ここでは、左方カメラ12SLで破線を観測できず、前方カメラ12Fのみで破線を観測できているシーンである。このように、左方画像でエッジを全く検出できていないときには、破線の補完を行わない。
上記が破線補完部25の処理である。
先ずステップS101では、前方カメラ12Fで撮像した前方画像、左方カメラ12SLで撮像した左方画像、及び右方カメラ12SRで撮像した右方画像を取得する。
続くステップS102は、エッジ検出部22での処理に対応し、前方画像、左方画像、及び右方画像で、エッジを検出する。
続くステップS104は、モデル評価部24での処理に対応し、エッジと車線モデルとの一致度合を、下記の式に示すように、車線モデルの評価値eiとして算出する。
続くステップS105は、破線判定部23での処理に対応し、通行区分線が破線であるか否かを判定する。
続くステップS107は、車線認識部26での処理に対応し、破線を補完した際の評価値を用いて、車線モデルの四つのパラメータを推定してから所定のメインプログラムに復帰する。
上記が走行車線認識処理である。
次に、第1実施形態の作用について説明する。
本実施形態では、自車両における前方及び側方の走行路を個別に撮像し(ステップS101)、撮像した前方画像及び側方画像で、路面に標示された通行区分線のエッジを検出する(ステップS102)。そして、エッジの連続性に応じて、通行区分線が破線であるか否かを判定する(ステップS105)。また、前方画像及び側方画像に対して、予め定めた車線モデルを投影し(ステップS103)、通行区分線が破線であるときに、その車線モデルを通行区分線として認識することにより、破線の補完を行う(ステップS106)。
先ず、前方画像で検出したエッジの検出度合よりも、側方画像で検出したエッジの検出度合の方が大きいときは、側方画像で検出したエッジの検出度合に応じて、前方画像で補完を行う。一方、側方画像で検出したエッジの検出度合よりも、前方画像で検出したエッジの検出度合の方が大きいときには、前方画像で検出したエッジの検出度合に応じて、側方画像で補完を行う。このように、視点の異なる二つのカメラを用い、相互に補い合う構成としたことで、走行車線の認識精度を向上させることができる。
それで、前方画像に投影した車線モデルの評価値eFよりも、側方画像に投影した車線モデルの評価値eSの方が大きいときには、側方画像に投影した車線モデルの評価値eSに応じて、前方画像に投影した車線モデルの評価値eFを増加補正することにより、前方画像に投影した車線モデルを通行区分線として扱う。具体的には、αに評価値eSを乗算した値(α・eS)を、評価値eFに加算して増加補正を行う。このαは、前方画像における車線モデルとエッジとが、モデル勾配及び輝度勾配という指標で、どれだけ一致しているかを評価した値である。このように、前方画像における車線モデルとエッジとの一致度合も考慮することにより、走行車線の認識精度を向上させることができる。
本実施形態では、前方カメラ12F、左方カメラ12SL、及び右方カメラ12SRが「撮像部」に対応する。エッジ検出部22、ステップS102の処理が「エッジ検出部」に対応する。破線判定部23、ステップS105の処理が「破線判定部」に対応する。車線モデル投影部21、ステップS103の処理が「車線モデル投影部」に対応する。破線補完部25、ステップS106の処理が「破線補完部」に対応する。モデル評価部24、ステップS104の処理が「モデル評価部」に対応する。車線認識部26、ステップS107の処理が「車線認識部」に対応する。
次に、第1実施形態における主要部の効果を記す。
(1)本実施形態に係る走行車線認識装置は、自車両における前方及び側方の走行路を撮像し、その前方画像及び側方画像で、路面に標示された通行区分線のエッジを検出し、エッジの連続性に応じて、通行区分線が破線であるか否かを判定する。また、通行区分線が破線であると判定したときに、前方画像で検出したエッジの検出度合、及び側方画像で検出したエッジの検出度合の大小関係に応じて、破線の補完を行う。
このように、通行区分線が破線であるときに、前方画像で検出したエッジの検出度合、及び側方画像で検出したエッジの検出度合の大小関係に応じて、破線を補完できることにより、走行車線の認識精度を向上させることができる。
このように、側方画像で検出したエッジの検出度合が相対的に大きいときには、その検出度合を用いて、前方画像で補完を行うことにより、破線の補完精度を向上させることができる。
このように、前方画像で検出したエッジの検出度合が相対的に大きいときには、その検出度合を用いて、側方画像で補完を行うことにより、破線の補完精度を向上させることができる。
このように、エッジと車線モデルとの一致度合を表す車線モデルの評価値を、エッジの検出度合として利用することにより、破線の補完精度を向上させることができる。
このように、側方画像に投影した車線モデルの評価値が相対的に大きいときには、その評価値を用いて、前方画像で補完を行うことにより、破線の補完精度を向上させることができる。
このように、前方画像に投影した車線モデルの評価値が相対的に大きいときには、その評価値を用いて、側方画像で補完を行うことにより、破線の補完精度を向上させることができる。
このように、通行区分線が破線であるときに、前方画像で検出したエッジの検出度合、及び側方画像で検出したエッジの検出度合の大小関係に応じて、破線を補完できることにより、走行車線の認識精度を向上させることができる。
《構成》
本実施形態は、より簡易的に補完を行うものである。
装置構成は、前述した第1実施形態と同様である。
ここでは、破線補完部25での処理について説明する。なお、他の処理については、前述した第1実施形態と同様であり、共通部分については詳細な説明を省略する。
前方画像に投影した車線モデルの評価値eFと、側方画像に投影した車線モデルの評価値eSとの大小関係については、下記に示すように、3つの場合に分ける。ここでは、前方画像に投影した車線モデルMSFの評価値eS_Fと、左方画像に投影した車線モデルMSSLの評価値eS_SLとを用い、右車線における左側の通行区分線を例にして説明する。
前方画像に投影した車線モデルMSFの評価値eS_Fが左方画像に投影した車線モデルMSSLの評価値eS_SLよりも大きい場合であり(図12)、評価値eS_SLは略0であってもよい(図15)。すなわち、左方カメラ12SLよりも前方カメラ12Fでより多く破線を観測できているシーンである。このように、左方画像で検出したエッジの検出度合よりも、前方画像で検出したエッジの検出度合の方が大きいときには、下記の式に示すように、前方画像に投影した車線モデルMSFの評価値eS_Fに応じて、左方画像に投影した車線モデルMSSLの評価値eS_SLを増加補正することにより、左方画像に投影した車線モデルMSSLを通行区分線として扱う。
eS_SL ← eS_SL+eS_F
前方画像に投影した車線モデルMSFの評価値eS_Fが左方画像に投影した車線モデルMSSLの評価値eS_SLと略同一である、つまり差分|eS_F−eS_SL|が予め定めた閾値eth以下である場合である(図13)。すなわち、前方カメラ12F及び左方カメラ12SLの双方で破線を観測できており、夫々の観測量が同程度となるシーンである。このように、前方画像と左方画像とで、エッジの検出度合に優劣がないときには、破線の補完を行わない。
左方画像に投影した車線モデルMSSLの評価値eS_SLが前方画像に投影した車線モデルMSFの評価値eS_Fよりも大きい場合であり(図14)、評価値eS_Fは略0であってもよい(図11)。すなわち、前方カメラ12Fよりも左方カメラ12SLでより多く破線を観測できているシーンである。このように、前方画像で検出したエッジの検出度合よりも、左方画像で検出したエッジの検出度合の方が大きいときには、下記の式に示すように、左方画像に投影した車線モデルMSSLの評価値eS_SLに応じて、前方画像に投影した車線モデルMSFの評価値eS_Fを増加補正することにより、前方画像に投影した車線モデルMSFを通行区分線として扱う。
eS_F ← eS_F+eS_SL
上記が本実施形態の構成である。
次に、第2実施形態の作用について説明する。
前方画像に投影した車線モデルの評価値eFよりも、側方画像に投影した車線モデルの評価値eSの方が大きいときには、側方画像に投影した車線モデルの評価値eSに応じて、前方画像に投影した車線モデルの評価値eFを増加補正することにより、前方画像に投影した車線モデルを通行区分線として扱う。具体的には、評価値eSを評価値eFに加算して増加補正を行う。すなわち、前述した第1実施形態と比べて、αの算出を省略している。したがって、より簡易的に前方画像で破線の補完を行うことができる。
本実施形態において、その他、前述した第1実施形態と共通する部分については、同様の作用効果が得られるものとし、詳細な説明は省略する。
12F 前方カメラ
12SL 左方カメラ
12SR 右方カメラ
13 コントローラ
21 車線モデル投影部
22 エッジ検出部
23 破線判定部
24 モデル評価部
25 破線補完部
26 車線認識部
Claims (7)
- 自車両における前方及び側方の走行路を撮像する撮像部と、
前記撮像部で撮像した前方画像及び側方画像で、路面に標示された通行区分線のエッジを検出するエッジ検出部と、
前記エッジ検出部で検出したエッジの連続性に応じて、前記通行区分線が破線であるか否かを判定する破線判定部と、
前記破線判定部で前記通行区分線が破線であると判定したときに、前記前方画像で検出した前記エッジの検出度合、及び前記側方画像で検出した前記エッジの検出度合の大小関係に応じて、破線の補完を行う破線補完部と、
前記破線の補完結果により車線を認識する車線認識部と、を備えたことを特徴とする走行車線認識装置。 - 前記破線補完部は、
前記前方画像で検出した前記エッジの検出度合よりも、前記側方画像で検出した前記エッジの検出度合の方が大きいときには、前記側方画像で検出した前記エッジの検出度合に応じて、前記前方画像で前記補完を行うことを特徴とする請求項1に記載の走行車線認識装置。 - 前記破線補完部は、
前記側方画像で検出した前記エッジの検出度合よりも、前記前方画像で検出した前記エッジの検出度合の方が大きいときには、前記前方画像で検出した前記エッジの検出度合に応じて、前記側方画像で前記補完を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の走行車線認識装置。 - 前記前方画像及び前記側方画像に対して、予め定めた車線モデルを投影する車線モデル投影部と、
前記エッジと前記車線モデルとの一致度合を、前記車線モデルの評価値として算出するモデル評価部と、を備え、
前記エッジの検出度合は、前記モデル評価部で算出した評価値であることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の走行車線認識装置。 - 前記破線補完部は、
前記前方画像に投影した前記車線モデルの評価値よりも、前記側方画像に投影した前記車線モデルの評価値の方が大きいときには、前記側方画像に投影した前記車線モデルの評価値に応じて、前記前方画像に投影した前記車線モデルの評価値を増加補正することにより、前記前方画像に投影した前記車線モデルを前記通行区分線として扱うことを特徴とする請求項4に記載の走行車線認識装置。 - 前記破線補完部は、
前記側方画像に投影した前記車線モデルの評価値よりも、前記前方画像に投影した前記車線モデルの評価値の方が大きいときには、前記前方画像に投影した前記車線モデルの評価値に応じて、前記側方画像に投影した前記車線モデルの評価値を増加補正することにより、前記側方画像に投影した前記車線モデルを前記通行区分線として扱うことを特徴とする請求項4又は5に記載の走行車線認識装置。 - 自車両における前方及び側方の走行路を個別に撮像し、
撮像した前方画像及び側方画像で、路面に標示された通行区分線のエッジを検出し、
検出した前記エッジの連続性に応じて、前記通行区分線が破線であるか否かを判定し、
前記通行区分線が破線であるときに、前記前方画像で検出した前記エッジの検出度合、及び前記側方画像で検出した前記エッジの検出度合の大小関係に応じて、破線の補完を行い、前記破線の補完結果により車線を認識することを特徴とする走行車線認識方法。
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